テヌータ・デル・オルネライア
テヌータ・デル・オルネライア
イタリア Tenuta dell Ornellaia トスカーナ
● 本当に久々、テヌータ・デル・オルネライアをご紹介させていただきます。
イタリアワインがブームになり始めの頃は本当にリーズナブルでして、あのサッシカイアもティニャネッロも数千円、ソライアも1万数千円で買えましたし、2千円のワインが滅茶濃密でしたから、リーズナブルなクラスのボルドーワインが貧相に思えたものです。
ですが、もう2~3年の間にどんどん価格が上昇して行きまして、それまで数千円も出せばかなりなワインが入手できたものが、2万円オーバーは当たり前!・・みたいな状況になってしまいますと、浮かれたブームは穏やかになって行きました。
ボルゲリのオルネライアをリリースしていたロドヴィコ・アンティノリさんも、スーパー・メルロの「マッセート」を発売、これもブームになりましたよね。・・ただし、これもま~・・呆れるほど高くなっちゃいまして・・いや、調べましたら90年だいのマッセートは1万7~8千円で販売していた記録が有りますが、今や何倍ですかね・・
「・・んなもん、売れるかいな!」
と、扱いを止めてしまってました。
で、そんな話しを・・その時はまだTQ百貨店にいらしたH君(・・多分、ワインファンはほとんどの方がご存じでしょう)にしたところ、
「いや~・・マッセートの発売日は凄いんですよ。一人の方が3本、6本、12本と購入されるんですね。なので、十何ケースが1日で捌けちゃうんです。」
なんて話しを聞かされて・・
「(・・ぎゃふん・・)」
となっちゃいました。
そもそもマッセートは入手も難しいところに加えて、売れそうも無いし・・などと考えていたのが甘かったんですかね・・。世の中、有るところには有るし、桁違いの販売力に唖然としたのを覚えてます。・・ま、彼はメルロが大好きですから・・関係無かったですね。
しかしながら、独特の高貴さと完成度の高い味わいは、オルネライアやマッセートに限らず、ベースのレ・ヴォルテにも感じられますし、いきなりリリースして止めてしまった白ワイン、ポッジオ・アッレ・ガッツェも旨かったので、リーズナブルだしまた扱いたいな・・とは思っておりまして、時折入手できるとご案内はさせていただいてました。
今回は正規品でリーズナブルにご案内できるようになりましたので、数は多くは無いですがご紹介させていただきます。流石、セカンドのメルロの多い「レ・セッレ・ヌオーヴェ」も、素晴らしい出来でした。流石にマッセートほどの充実さは無いものの、メルロの分厚い旨さを感じさせてくれます。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Poggio alle Gazze I.G.T Toscana Bianco
ポッジョ・アッレ・ガッツェ・I.G.T. トスカーナ・ビアンコ
【こちらはすみません・・少なくて割り当てになってしまいましたのでテイスティングできませんでした。希少なソーヴィニヨン主体の白です!】---以前のレヴューを使用しています。
折に触れてはご案内させていただいておりましたので、覚えておいでのお客様もいらっしゃるかと思います。アンティノリ系のエレガンスをしっかり感じさせてくれつつ、結構に大柄な、ダイナミックな味わいを出してくれるポッジョ・アッレ・ガッツェです。・・まぁ、この辺の捉え方はエージェントさんの文章とは大いに異なりますが・・、その noisy の印象は今までのこのワインのものです。
どういうわけなのか良く判りませんが、このポッジョ・アッレ・ガッツェだけ割り当てになってしまいまして、非常に半端な数が届きました。人気なんでしょうか?・・判りませんが、以前は一度、生産中止になったことが有りましたし、それが復活して、ソーヴィニヨンだけになったりブレンドされたりと、結構な変遷をしたワインでも有ります。詳しいことは忘れてしまいましたが、カンティーナを買収して始めたはず・・です。
新樽によるバレルファルメンテーションが1/4、古樽が1/4、セメントタンクやイノックスタンクが1/2の通常発酵ですから、結構にバラエティに富んだ発酵をさせるようです。そして、基本はマロラクティックをやらない・・と言う、
「・・へ~・・ちょっと想像つかないけど・・へ~・・そうなんだ・・」
と言いたくなるような複雑な工程を経るようです。ちょっと、それぞれを舐めてみたいですよね~。
なので、今回は久々に飲め・・いや、チェックできると期待していたんですが少なくて申し訳ありません。面白い存在だと思いますので、是非トライしてみてください。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【復活したポッジオ・アッレ・ガッツェ!ド太く厚みのあるソーヴィニヨンです!!】
30%ほどの新樽を使用して造られた、オルネライアはトスカーナのソーヴィニヨンです。マセト、オルネライアと、赤ワインばかりが目立っていますが、実は希少なこの白ワインも人気のアイテムでした。しばらくリリースが無かったのですが、いつの間にか復活してました!
デパートさんではガッツリ手に入るのですが、ワイン屋ルートには余り出てきませんで・・、それにコンディションも心配ですのでこちらは正規では有りません。また非常に少ないので飲んでません・・・。
そもそもはソーヴィニヨンのみでしたが、現在はその年の葡萄の出来次第で他の種(ヴィオニエとか・・)をブレンドすることが有るようです。前回ご紹介の2010年ものはソーヴィニヨンのみの年でした。
まぁ、イタリアの白ワインですと、基本、バリックの香りは付かないですが、ピエモンテのバローロ・ボーイズ系やバリック使用派、そしてフレンチ系の葡萄を使用することに抵抗の無い造り手は、ある程度のバリックからの要素を取り込みます。
樽無しの葡萄のみのニュートラルな味わいも良いですが、凝縮感の有る優れた葡萄でバリック掛けをした白もとても美味しいですよね。余り入手できないので・・お奨めしたいと思います。イタリアでの高級ワインがどのように形成されてきたか、どんな考え方だったのか、そして、今はどうなのか・・などと興味深い味わいです。またワンクラス上のエレガンスをお楽しみください。
● 2019 Le Serre Nuove Bolgheri Rosso D.O.C.
レ・セッレ・ヌオーヴェ・ボルゲリ・ロッソ
【これは脱帽!・・メルロの深~い粘土由来の風味に包まれちゃいます!素晴らしく緻密なバランス、横にも縦にも伸びて居座る凄い味わいです!】---以前のレヴューです。

美味しいメルロって・・人それぞれ好みは有るかと思いますが、やっぱり深~い粘土由来の、少しこってりしてて、でもしつこく無くて、濃密なんだけど甘く無くて、しなやかで硬く無くて、明るくなり過ぎないでドライで質感高いの・・が良いですよね~・・(^^;;
まぁ、そんなメルロ100%はおそらくとんでもなく高いワインになっちゃいますが、メルロ100%じゃなくてもそんな美味しさを感じさせてくれるのがこのオルネライアのセカンド、レ・セッレ・ヌオーヴェです。
いや~・・1回だけ飲ませてもらったことの有るマッセート的ニュアンスもしっかり有りますよ。めっちゃくちゃ高級なチョコレート・・いや、フレンチ的にショコラと言いたくなるような、そんなニュアンスを持ちつつも、
「グラデュエーションの構成的には難しいんじゃないの?」
と思えるくらいに美しい果実が有ったりするんですね。
そして、どうやってるんだろう?・・と思えるほどに創り込みがキッチリ出来ているエレガンス・・。高貴さと言うべきでしょうか。「上流階級的?」な感じと言うんだろうか?・・小さいリビングに顔を突き合わせて飲んでいるのが似合わないような気がしてくるのは単にヒガミなのか?・・などと思いつつ、我が息子とテイスティングしていました。
「今、ワインを飲んでいるんだぞ!」
と意識させない感じ・・なんですね。そしてもしかしたら、決して酒を飲んでいるとか、そんな意識も忘れさせてしまうとか、ワインの抑揚に気を取られることも無い・・と言うか、それほどまでに
「仕上げられている」
と総括しなくてはならない感じに追い込まれてしまう・・ワイン屋、テイスターとしたら・・ですが。
ですんで、気分は高揚して行くと言うよりも落ち着きを取り戻して行く感じが有って、それがこのワイン、もしくはアンティノリ系のワインには時折感じる表情かと思うんですね。
勿論、味わいはめっちゃ・・美味しいですよ。何しろマッセートの味わいを思い出したくらいですから。なのにこの心の平静はどこから来るんだろう?・・と思ってしまいました。
素晴らしいメルロ・・・いや、多品種のブレンドですが、メルロの存在感の凄いワインです。安いので・・是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2019 Ornellaia Bolgheri Superiore Art Label
オルネライア・ボルゲリ・スペリオーレ・アート・ラベル
● 2019 Ornellaia Bolgheri Superiore
オルネライア・ボルゲリ・スペリオーレ
【イタリアを代表するトスカーナのワイン、フレンチ・セパージュの凄いワインです!正規品の特売です!2019年ものはザ・ワイン・インディペンデントで100点満点!】
オルネライアです。昔はサッシカイアやソライアに後れを取っていた感も有りましたが、今ではどうでしょう。そこの立ち位置からは、前を行くものはいないようにも思われます。もっともサッシカイアもソライアも一族っちゃぁ・・一族ですから、お互いに切磋琢磨、協力し合っているのでしょう。
2016年ものは見事なほどに98点が揃ってます。96点の方もいらっしゃいますが少数派ですね。因みに2016年のマッセートは、アドヴォケイト、ジェームス・サックリングさんとも、
「100点!」
です。
ま~・・それは売れちゃうでしょう・・。見事ですね・・メルロ100%で100点!・・(^^;;
因みに2016年はオルネライア・ビアンコをリリースしていて、これがまた・・ビックリの評価!
99 points James Suckling
98 points Jeb Dunnuck
95 points Robert Parker's Wine Advocate
これについてはnoisy も全然知りませんで、今後の課題とさせていただきます・・
2011年もののオルネライア(ロッソ・・です)は、
97 points Vinous
96 points Decanter
96 points Wine Spectator
94 points Robert Parker's Wine Advocate
94 points Stephen Tanzer's International Wine Cellar
94 points Wine Enthusiast
と、2016年ものほどまでは評価されていないようです。でもそろそろ飲んでも良い感じですよね?
まぁ、テヌータ・デル・オルネライアの他のコラムに書きましたが、ネット上ではさほどでもないように見えるオルネライア、マッセートの人気も、ネットで買わない方々の間では、かなりの人気になっている(いた?)ようで、しかも値引き一切無しのプロパーな価格でマッセート発売日に6本、12本とお一人の方が購入して行く・・と言う、とても信じられない話しを、その現場責任者本人に聞きました。ほんと、世の中って不公平・・!・・
それは置いておくとして、やはり常に上昇志向でここまで来たオルネライアです。価格としましたら結構リーズナブルに仕上がっていると思います。是非ご検討くださいませ。
● 2018 Le Serre Nuove Bolgheri Rosso D.O.C.
レ・セッレ・ヌオーヴェ・ボルゲリ・ロッソ
【これは脱帽!・・メルロの深~い粘土由来の風味に包まれちゃいます!素晴らしく緻密なバランス、横にも縦にも伸びて居座る凄い味わいです!】---2016年もののレヴューです。

美味しいメルロって・・人それぞれ好みは有るかと思いますが、やっぱり深~い粘土由来の、少しこってりしてて、でもしつこく無くて、濃密なんだけど甘く無くて、しなやかで硬く無くて、明るくなり過ぎないでドライで質感高いの・・が良いですよね~・・(^^;;
まぁ、そんなメルロ100%はおそらくとんでもなく高いワインになっちゃいますが、メルロ100%じゃなくてもそんな美味しさを感じさせてくれるのがこのオルネライアのセカンド、レ・セッレ・ヌオーヴェです。
いや~・・1回だけ飲ませてもらったことの有るマッセート的ニュアンスもしっかり有りますよ。めっちゃくちゃ高級なチョコレート・・いや、フレンチ的にショコラと言いたくなるような、そんなニュアンスを持ちつつも、
「グラデュエーションの構成的には難しいんじゃないの?」
と思えるくらいに美しい果実が有ったりするんですね。
そして、どうやってるんだろう?・・と思えるほどに創り込みがキッチリ出来ているエレガンス・・。高貴さと言うべきでしょうか。「上流階級的?」な感じと言うんだろうか?・・小さいリビングに顔を突き合わせて飲んでいるのが似合わないような気がしてくるのは単にヒガミなのか?・・などと思いつつ、我が息子とテイスティングしていました。
「今、ワインを飲んでいるんだぞ!」
と意識させない感じ・・なんですね。そしてもしかしたら、決して酒を飲んでいるとか、そんな意識も忘れさせてしまうとか、ワインの抑揚に気を取られることも無い・・と言うか、それほどまでに
「仕上げられている」
と総括しなくてはならない感じに追い込まれてしまう・・ワイン屋、テイスターとしたら・・ですが。
ですんで、気分は高揚して行くと言うよりも落ち着きを取り戻して行く感じが有って、それがこのワイン、もしくはアンティノリ系のワインには時折感じる表情かと思うんですね。
勿論、味わいはめっちゃ・・美味しいですよ。何しろマッセートの味わいを思い出したくらいですから。なのにこの心の平静はどこから来るんだろう?・・と思ってしまいました。
素晴らしいメルロ・・・いや、多品種のブレンドですが、メルロの存在感の凄いワインです。安いので・・是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2018 Ornellaia Bolgheri Superiore
オルネライア・ボルゲリ・スペリオーレ
【イタリアを代表するトスカーナのワイン、フレンチ・セパージュの凄いワインです!正規品の特売です!】
オルネライアです。昔はサッシカイアやソライアに後れを取っていた感も有りましたが、今ではどうでしょう。そこの立ち位置からは、前を行くものはいないようにも思われます。もっともサッシカイアもソライアも一族っちゃぁ・・一族ですから、お互いに切磋琢磨、協力し合っているのでしょう。
2016年ものは見事なほどに98点が揃ってます。96点の方もいらっしゃいますが少数派ですね。因みに2016年のマッセートは、アドヴォケイト、ジェームス・サックリングさんとも、
「100点!」
です。
ま~・・それは売れちゃうでしょう・・。見事ですね・・メルロ100%で100点!・・(^^;;
因みに2016年はオルネライア・ビアンコをリリースしていて、これがまた・・ビックリの評価!
99 points James Suckling
98 points Jeb Dunnuck
95 points Robert Parker's Wine Advocate
これについてはnoisy も全然知りませんで、今後の課題とさせていただきます・・
2011年もののオルネライア(ロッソ・・です)は、
97 points Vinous
96 points Decanter
96 points Wine Spectator
94 points Robert Parker's Wine Advocate
94 points Stephen Tanzer's International Wine Cellar
94 points Wine Enthusiast
と、2016年ものほどまでは評価されていないようです。でもそろそろ飲んでも良い感じですよね?
まぁ、テヌータ・デル・オルネライアの他のコラムに書きましたが、ネット上ではさほどでもないように見えるオルネライア、マッセートの人気も、ネットで買わない方々の間では、かなりの人気になっている(いた?)ようで、しかも値引き一切無しのプロパーな価格でマッセート発売日に6本、12本とお一人の方が購入して行く・・と言う、とても信じられない話しを、その現場責任者本人に聞きました。ほんと、世の中って不公平・・!・・
それは置いておくとして、やはり常に上昇志向でここまで来たオルネライアです。価格としましたら結構リーズナブルに仕上がっていると思います。是非ご検討くださいませ。
● 2019 Poggio alle Gazze I.G.T Toscana Rosso
レ・ヴォルテ・デル・オルネライア・I.G.T. トスカーナ・ロッソ
【・・・この出来は・・ちょっとズルいな~・・少しも悪く言える部分なんて、全く存在しないじゃないですか・・】

いや・・参りました。2017年、2018年と扱わせていただいて、この2019年がそれなりの値上げになったんですね。・・そう、20%も仕入値が上がった上に、ボリュームディスカウントもまともに出来ないとおっしゃる・・。
なので、2千円台で販売していたものが3千円を超えての値付けになってしまうので、
「価格競争力も低下。ある程度大きな造り手だし・・扱いはどうしたものか・・」
と悩んでいまして、でもそこそこリーズナブルで扱いやすさは抜群なので、
「まぁ・・少し仕入れてみて、20%アップ分の魅力が有ったら続けようか・・」
と言うことにしたんですね。で、この年末も年末、押し詰まったのにまだまだ新着を出さないと年を超えられないNoisy wine のテイスティングに無理矢理出した訳です。
で、開けたてをグラスに注ぎ、ノーズにグラスを近づけると・・何ともまろやかな、素晴らしいメルロが放つ高級ショコラ的アロマと、そこにトッピングされた、ちょっとお高い高級フルーツ専門店ならではの、一粒「ん百円か、ん千円?」みたいなベリーをジャムにしたような・・それでいて口に含むと見事にドライで、まんまるなパレット・・いや、違うな・・球体に近い立体感を持ったパレットを、余分なトゲが全く見当たらないがごとくに、描き切ります。

マイルドだし、甘く無いし、でもフルーツやケーキさえ彷彿させるし、中域の膨らみ方も実に上品で、しっかりと長く持続する余韻がまた・・少しだけビター感を添えてくれるものだから、その高質感を助長してくれちゃうんですね。
「・・これ・・ズ、ズル~い!」
思わず言葉に出ちゃいましたよ。まるで、ワンクラス上のキュヴェ、レ・セッレ・ヌォーヴェにかなり近いポテンシャルまで、ブラッシュアップして来ているようにさえ感じました。
「・・どこにもツッコミどころが無いじゃん・・」
もしどこかをツッコめる・・と言うか、ネガティヴなことを言えるポイントが有るか?・・とするなら、それは、
「完璧過ぎて・・何とか」
しか無いように思います。
まぁ、二枚目や美人さんは3日で飽きる・・などと揶揄されますが、そんな系統でしょうかね。
しっかり濃度が有るのにダレず、キレもちゃんとあるので次のグラスにもついつい・・なので、ゆっくり味わいながらも、それなりにクイクイ行っても、そのどちらにも対応できる懐の深さも有ります。
なので、しばらく様子見で・・販売を持続することにしました。それでも他社さんよりリーズナブルなんじゃないかと思います。是非ご検討くださいませ。ホント、「ズル~いワイン」です。
以下は以前のレヴューです。
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【オルネライアを小さくしたような・・見事な味わいです!しかも非常にリーズナブル!】
セカンドワインのレ・セッレ・ヌオーヴェの下・・と言うことは、サードワイン的存在なのがこのレ・ヴォルテなんですが、どうでしょう・・飲んだ印象だと、
「確かにサード(3番目)的な格では有るが、オルネライアの風味をそのままイメージさせてくれるのはレ・ヴォルテ!」
と感じてしまいます。
セカンドのレ・セッレ・ヌオーヴェはボルゲリの良いメルロが多い分も有ると思いますが、オルネライアと言うよりはマッセートを強くイメージさせます。
まぁ、どこかのエノロゴさんは、メルロの聖地とも言うべきボルドーのポムロルの粘土を、
「ん?・・大したことないよ。こちらに比べれば砂・・だね・・」
と言ってのけた位ですんで、粘土を好むメルロの深~い表情を出せるのはイタリア・トスカーナの大地だと言わんばかりだったのを覚えています。
そんな粘土系の深いメルロの味わいを奥底に持ちつつ、サンジョヴェーゼのしなやかさが繫ぎになり、赤く華やかなカベルネのアロマと明るさを見事にマッチさせ、
「流石!」
と言ってしまいたくなるほどの
「高貴さ」「エレガンス」
の創り込みの上手さには、思わず唸ってしまいますよ。
しかもこれ、結構にリーズナブルでしょう?・・この位のプライスで、オルネライア的エレガンスや存在感の端っこでも覗ける訳ですから、とても面白い存在だと思います。
今回は正規品です。ちゃんと入れました・・(^^;; そして価格交渉もして、頑張ってロープライスを実現していますので、是非ともイタリアワインも飲んでみていただけますと幸いです。特に断わるほどの自然に配慮した造りでは無いですが、伸びやかで良く香り、存在感の有る味わいです。お勧めします!
● 2018 Poggio alle Gazze I.G.T Toscana Rosso
レ・ヴォルテ・デル・オルネライア・I.G.T. トスカーナ・ロッソ
【オルネライアを小さくしたような・・見事な味わいです!しかも非常にリーズナブル!】

セカンドワインのレ・セッレ・ヌオーヴェの下・・と言うことは、サードワイン的存在なのがこのレ・ヴォルテなんですが、どうでしょう・・飲んだ印象だと、
「確かにサード(3番目)的な格では有るが、オルネライアの風味をそのままイメージさせてくれるのはレ・ヴォルテ!」
と感じてしまいます。
セカンドのレ・セッレ・ヌオーヴェはボルゲリの良いメルロが多い分も有ると思いますが、オルネライアと言うよりはマッセートを強くイメージさせます。
まぁ、どこかのエノロゴさんは、メルロの聖地とも言うべきボルドーのポムロルの粘土を、
「ん?・・大したことないよ。こちらに比べれば砂・・だね・・」
と言ってのけた位ですんで、粘土を好むメルロの深~い表情を出せるのはイタリア・トスカーナの大地だと言わんばかりだったのを覚えています。
そんな粘土系の深いメルロの味わいを奥底に持ちつつ、サンジョヴェーゼのしなやかさが繫ぎになり、赤く華やかなカベルネのアロマと明るさを見事にマッチさせ、
「流石!」
と言ってしまいたくなるほどの
「高貴さ」「エレガンス」
の創り込みの上手さには、思わず唸ってしまいますよ。
しかもこれ、結構にリーズナブルでしょう?・・この位のプライスで、オルネライア的エレガンスや存在感の端っこでも覗ける訳ですから、とても面白い存在だと思います。
今回は正規品です。ちゃんと入れました・・(^^;; そして価格交渉もして、頑張ってロープライスを実現していますので、是非ともイタリアワインも飲んでみていただけますと幸いです。特に断わるほどの自然に配慮した造りでは無いですが、伸びやかで良く香り、存在感の有る味わいです。お勧めします!
● 2017 Le Serre Nuove Bolgheri Rosso D.O.C.
レ・セッレ・ヌオーヴェ・ボルゲリ・ロッソ
【これは脱帽!・・メルロの深~い粘土由来の風味に包まれちゃいます!素晴らしく緻密なバランス、横にも縦にも伸びて居座る凄い味わいです!】---2016年もののレヴューです。

美味しいメルロって・・人それぞれ好みは有るかと思いますが、やっぱり深~い粘土由来の、少しこってりしてて、でもしつこく無くて、濃密なんだけど甘く無くて、しなやかで硬く無くて、明るくなり過ぎないでドライで質感高いの・・が良いですよね~・・(^^;;
まぁ、そんなメルロ100%はおそらくとんでもなく高いワインになっちゃいますが、メルロ100%じゃなくてもそんな美味しさを感じさせてくれるのがこのオルネライアのセカンド、レ・セッレ・ヌオーヴェです。
いや~・・1回だけ飲ませてもらったことの有るマッセート的ニュアンスもしっかり有りますよ。めっちゃくちゃ高級なチョコレート・・いや、フレンチ的にショコラと言いたくなるような、そんなニュアンスを持ちつつも、
「グラデュエーションの構成的には難しいんじゃないの?」
と思えるくらいに美しい果実が有ったりするんですね。
そして、どうやってるんだろう?・・と思えるほどに創り込みがキッチリ出来ているエレガンス・・。高貴さと言うべきでしょうか。「上流階級的?」な感じと言うんだろうか?・・小さいリビングに顔を突き合わせて飲んでいるのが似合わないような気がしてくるのは単にヒガミなのか?・・などと思いつつ、我が息子とテイスティングしていました。
「今、ワインを飲んでいるんだぞ!」
と意識させない感じ・・なんですね。そしてもしかしたら、決して酒を飲んでいるとか、そんな意識も忘れさせてしまうとか、ワインの抑揚に気を取られることも無い・・と言うか、それほどまでに
「仕上げられている」
と総括しなくてはならない感じに追い込まれてしまう・・ワイン屋、テイスターとしたら・・ですが。
ですんで、気分は高揚して行くと言うよりも落ち着きを取り戻して行く感じが有って、それがこのワイン、もしくはアンティノリ系のワインには時折感じる表情かと思うんですね。
勿論、味わいはめっちゃ・・美味しいですよ。何しろマッセートの味わいを思い出したくらいですから。なのにこの心の平静はどこから来るんだろう?・・と思ってしまいました。
素晴らしいメルロ・・・いや、多品種のブレンドですが、メルロの存在感の凄いワインです。安いので・・是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2017 Poggio alle Gazze I.G.T Toscana Bianco
ポッジョ・アッレ・ガッツェ・I.G.T. トスカーナ・ビアンコ
【こちらはすみません・・少なくて割り当てになってしまいましたのでテイスティングできませんでした。希少なソーヴィニヨン主体の白です!】
折に触れてはご案内させていただいておりましたので、覚えておいでのお客様もいらっしゃるかと思います。アンティノリ系のエレガンスをしっかり感じさせてくれつつ、結構に大柄な、ダイナミックな味わいを出してくれるポッジョ・アッレ・ガッツェです。・・まぁ、この辺の捉え方はエージェントさんの文章とは大いに異なりますが・・、その noisy の印象は今までのこのワインのものです。
どういうわけなのか良く判りませんが、このポッジョ・アッレ・ガッツェだけ割り当てになってしまいまして、非常に半端な数が届きました。人気なんでしょうか?・・判りませんが、以前は一度、生産中止になったことが有りましたし、それが復活して、ソーヴィニヨンだけになったりブレンドされたりと、結構な変遷をしたワインでも有ります。詳しいことは忘れてしまいましたが、カンティーナを買収して始めたはず・・です。
新樽によるバレルファルメンテーションが1/4、古樽が1/4、セメントタンクやイノックスタンクが1/2の通常発酵ですから、結構にバラエティに富んだ発酵をさせるようです。そして、基本はマロラクティックをやらない・・と言う、
「・・へ~・・ちょっと想像つかないけど・・へ~・・そうなんだ・・」
と言いたくなるような複雑な工程を経るようです。ちょっと、それぞれを舐めてみたいですよね~。
なので、今回は久々に飲め・・いや、チェックできると期待していたんですが少なくて申し訳ありません。面白い存在だと思いますので、是非トライしてみてください。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【復活したポッジオ・アッレ・ガッツェ!ド太く厚みのあるソーヴィニヨンです!!】
30%ほどの新樽を使用して造られた、オルネライアはトスカーナのソーヴィニヨンです。マセト、オルネライアと、赤ワインばかりが目立っていますが、実は希少なこの白ワインも人気のアイテムでした。しばらくリリースが無かったのですが、いつの間にか復活してました!
デパートさんではガッツリ手に入るのですが、ワイン屋ルートには余り出てきませんで・・、それにコンディションも心配ですのでこちらは正規では有りません。また非常に少ないので飲んでません・・・。
そもそもはソーヴィニヨンのみでしたが、現在はその年の葡萄の出来次第で他の種(ヴィオニエとか・・)をブレンドすることが有るようです。前回ご紹介の2010年ものはソーヴィニヨンのみの年でした。
まぁ、イタリアの白ワインですと、基本、バリックの香りは付かないですが、ピエモンテのバローロ・ボーイズ系やバリック使用派、そしてフレンチ系の葡萄を使用することに抵抗の無い造り手は、ある程度のバリックからの要素を取り込みます。
樽無しの葡萄のみのニュートラルな味わいも良いですが、凝縮感の有る優れた葡萄でバリック掛けをした白もとても美味しいですよね。余り入手できないので・・お奨めしたいと思います。イタリアでの高級ワインがどのように形成されてきたか、どんな考え方だったのか、そして、今はどうなのか・・などと興味深い味わいです。またワンクラス上のエレガンスをお楽しみください。
● 2016 Le Serre Nuove Bolgheri Rosso D.O.C.
レ・セッレ・ヌオーヴェ・ボルゲリ・ロッソ
【これは脱帽!・・メルロの深~い粘土由来の風味に包まれちゃいます!素晴らしく緻密なバランス、横にも縦にも伸びて居座る凄い味わいです!】

美味しいメルロって・・人それぞれ好みは有るかと思いますが、やっぱり深~い粘土由来の、少しこってりしてて、でもしつこく無くて、濃密なんだけど甘く無くて、しなやかで硬く無くて、明るくなり過ぎないでドライで質感高いの・・が良いですよね~・・(^^;;
まぁ、そんなメルロ100%はおそらくとんでもなく高いワインになっちゃいますが、メルロ100%じゃなくてもそんな美味しさを感じさせてくれるのがこのオルネライアのセカンド、レ・セッレ・ヌオーヴェです。
いや~・・1回だけ飲ませてもらったことの有るマッセート的ニュアンスもしっかり有りますよ。めっちゃくちゃ高級なチョコレート・・いや、フレンチ的にショコラと言いたくなるような、そんなニュアンスを持ちつつも、
「グラデュエーションの構成的には難しいんじゃないの?」
と思えるくらいに美しい果実が有ったりするんですね。
そして、どうやってるんだろう?・・と思えるほどに創り込みがキッチリ出来ているエレガンス・・。高貴さと言うべきでしょうか。「上流階級的?」な感じと言うんだろうか?・・小さいリビングに顔を突き合わせて飲んでいるのが似合わないような気がしてくるのは単にヒガミなのか?・・などと思いつつ、我が息子とテイスティングしていました。
「今、ワインを飲んでいるんだぞ!」
と意識させない感じ・・なんですね。そしてもしかしたら、決して酒を飲んでいるとか、そんな意識も忘れさせてしまうとか、ワインの抑揚に気を取られることも無い・・と言うか、それほどまでに
「仕上げられている」
と総括しなくてはならない感じに追い込まれてしまう・・ワイン屋、テイスターとしたら・・ですが。
ですんで、気分は高揚して行くと言うよりも落ち着きを取り戻して行く感じが有って、それがこのワイン、もしくはアンティノリ系のワインには時折感じる表情かと思うんですね。
勿論、味わいはめっちゃ・・美味しいですよ。何しろマッセートの味わいを思い出したくらいですから。なのにこの心の平静はどこから来るんだろう?・・と思ってしまいました。
素晴らしいメルロ・・・いや、多品種のブレンドですが、メルロの存在感の凄いワインです。安いので・・是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2017 Poggio alle Gazze I.G.T Toscana Rosso
レ・ヴォルテ・デル・オルネライア・I.G.T. トスカーナ・ロッソ
【オルネライアを小さくしたような・・見事な味わいです!しかも非常にリーズナブル!】

セカンドワインのレ・セッレ・ヌオーヴェの下・・と言うことは、サードワイン的存在なのがこのレ・ヴォルテなんですが、どうでしょう・・飲んだ印象だと、
「確かにサード(3番目)的な格では有るが、オルネライアの風味をそのままイメージさせてくれるのはレ・ヴォルテ!」
と感じてしまいます。
セカンドのレ・セッレ・ヌオーヴェはボルゲリの良いメルロが多い分も有ると思いますが、オルネライアと言うよりはマッセートを強くイメージさせます。
まぁ、どこかのエノロゴさんは、メルロの聖地とも言うべきボルドーのポムロルの粘土を、
「ん?・・大したことないよ。こちらに比べれば砂・・だね・・」
と言ってのけた位ですんで、粘土を好むメルロの深~い表情を出せるのはイタリア・トスカーナの大地だと言わんばかりだったのを覚えています。
そんな粘土系の深いメルロの味わいを奥底に持ちつつ、サンジョヴェーゼのしなやかさが繫ぎになり、赤く華やかなカベルネのアロマと明るさを見事にマッチさせ、
「流石!」
と言ってしまいたくなるほどの
「高貴さ」「エレガンス」
の創り込みの上手さには、思わず唸ってしまいますよ。
しかもこれ、結構にリーズナブルでしょう?・・この位のプライスで、オルネライア的エレガンスや存在感の端っこでも覗ける訳ですから、とても面白い存在だと思います。
今回は正規品です。ちゃんと入れました・・(^^;; そして価格交渉もして、頑張ってロープライスを実現していますので、是非ともイタリアワインも飲んでみていただけますと幸いです。特に断わるほどの自然に配慮した造りでは無いですが、伸びやかで良く香り、存在感の有る味わいです。お勧めします!
● 2011 Ornellaia Bolgheri Superiore
オルネライア・ボルゲリ・スペリオーレ
【イタリアを代表するトスカーナのワイン、フレンチ・セパージュの凄いワインです!正規品の特売です!】
オルネライアです。昔はサッシカイアやソライアに後れを取っていた感も有りましたが、今ではどうでしょう。そこの立ち位置からは、前を行くものはいないようにも思われます。もっともサッシカイアもソライアも一族っちゃぁ・・一族ですから、お互いに切磋琢磨、協力し合っているのでしょう。
2016年ものは見事なほどに98点が揃ってます。96点の方もいらっしゃいますが少数派ですね。因みに2016年のマッセートは、アドヴォケイト、ジェームス・サックリングさんとも、
「100点!」
です。
ま~・・それは売れちゃうでしょう・・。見事ですね・・メルロ100%で100点!・・(^^;;
因みに2016年はオルネライア・ビアンコをリリースしていて、これがまた・・ビックリの評価!
99 points James Suckling
98 points Jeb Dunnuck
95 points Robert Parker's Wine Advocate
これについてはnoisy も全然知りませんで、今後の課題とさせていただきます・・
2011年もののオルネライア(ロッソ・・です)は、
97 points Vinous
96 points Decanter
96 points Wine Spectator
94 points Robert Parker's Wine Advocate
94 points Stephen Tanzer's International Wine Cellar
94 points Wine Enthusiast
と、2016年ものほどまでは評価されていないようです。でもそろそろ飲んでも良い感じですよね?
まぁ、テヌータ・デル・オルネライアの他のコラムに書きましたが、ネット上ではさほどでもないように見えるオルネライア、マッセートの人気も、ネットで買わない方々の間では、かなりの人気になっている(いた?)ようで、しかも値引き一切無しのプロパーな価格でマッセート発売日に6本、12本とお一人の方が購入して行く・・と言う、とても信じられない話しを、その現場責任者本人に聞きました。ほんと、世の中って不公平・・!・・
それは置いておくとして、やはり常に上昇志向でここまで来たオルネライアです。価格としましたら結構リーズナブルに仕上がっていると思います。是非ご検討くださいませ。
● 2016 Masseto
マッセート
【アドヴォケイトで2年続けての100点満点!そしてファルスタッフ・マガジンも100点!・・最後の?特売です!多分最安値です!】
2015年、2016年とアドヴォケイトで100点。ファルスタッフ・マガジンも2015年、2016年と連続で100点と言う、凄い評価のメルロです。
まぁ、マッセートと言えば今や泣く子も黙る存在ですが・・何せ高い・・。それにブルゴーニュの強烈なワインファンが飲んでも惚れてしまうエレガンスと完成度・・と来れば、もはや独壇場の世界かと思われます。
とは言っても、マッセートの仕入れは・・・以前も少し書かせていただきましたが、結構にムズイんですね。今回は何故か!・・いや、おそらくは世界情勢も影響していると思われますが、かなり勉強していただいたプライスですので、noisy も今回のみは・・と思って、
「国内最安値!」
を・・ネットを一生懸命検索して出してみました。今の時点では間違い無いと思われます。・・が、違っていても、これ以上は流石に下げられません。
誰かきっと飲ませてくれるに違い無い・・そう信じてお待ちしています。少量につきお早めにご検討くださいませ!
● 2016 Ornellaia Bolgheri Superiore
オルネライア・ボルゲリ・スペリオーレ
【イタリアを代表するトスカーナのワイン、フレンチ・セパージュの凄いワインです!正規品の特売です!】
オルネライアです。昔はサッシカイアやソライアに後れを取っていた感も有りましたが、今ではどうでしょう。そこの立ち位置からは、前を行くものはいないようにも思われます。もっともサッシカイアもソライアも一族っちゃぁ・・一族ですから、お互いに切磋琢磨、協力し合っているのでしょう。
2016年ものは見事なほどに98点が揃ってます。96点の方もいらっしゃいますが少数派ですね。因みに2016年のマッセートは、アドヴォケイト、ジェームス・サックリングさんとも、
「100点!」
です。
ま~・・それは売れちゃうでしょう・・。見事ですね・・メルロ100%で100点!・・(^^;;
因みに2016年はオルネライア・ビアンコをリリースしていて、これがまた・・ビックリの評価!
99 points James Suckling
98 points Jeb Dunnuck
95 points Robert Parker's Wine Advocate
これについてはnoisy も全然知りませんで、今後の課題とさせていただきます・・
2011年もののオルネライア(ロッソ・・です)は、
97 points Vinous
96 points Decanter
96 points Wine Spectator
94 points Robert Parker's Wine Advocate
94 points Stephen Tanzer's International Wine Cellar
94 points Wine Enthusiast
と、2016年ものほどまでは評価されていないようです。でもそろそろ飲んでも良い感じですよね?
まぁ、テヌータ・デル・オルネライアの他のコラムに書きましたが、ネット上ではさほどでもないように見えるオルネライア、マッセートの人気も、ネットで買わない方々の間では、かなりの人気になっている(いた?)ようで、しかも値引き一切無しのプロパーな価格でマッセート発売日に6本、12本とお一人の方が購入して行く・・と言う、とても信じられない話しを、その現場責任者本人に聞きました。ほんと、世の中って不公平・・!・・
それは置いておくとして、やはり常に上昇志向でここまで来たオルネライアです。価格としましたら結構リーズナブルに仕上がっていると思います。是非ご検討くださいませ。
● 2014 Poggio alle Gazze I.G.T Bianco
ポッジョ・アッレ・ガッツェ・I.G.T. ビアンコ
【復活したポッジオ・アッレ・ガッツェ!ド太く厚みのあるソーヴィニヨンです!!】
30%ほどの新樽を使用して造られたオルネライアはボルゲリのソーヴィニヨンです。マセト、オルネライアと、赤ワインばかりが目立っていますが、実は希少なこの白ワインも人気のアイテムでした。しばらくリリースが無かったのですが、いつの間にか復活してました!
デパートさんではガッツリ手に入るのですが、ワイン屋ルートには余り出てきませんで・・、それにコンディションも心配ですのでこちらは正規では有りません。また非常に少ないので飲んでません・・・。
そもそもはソーヴィニヨンのみでしたが、現在はその年の葡萄の出来次第で他の種(ヴィオニエとか・・)をブレンドすることが有るようです。前回ご紹介の2010年ものはソーヴィニヨンのみの年でした。
まぁ、イタリアの白ワインですと、基本、バリックの香りは付かないですが、ピエモンテのバローロ・ボーイズ系やバリック使用派、そしてフレンチ系の葡萄を使用することに抵抗の無い造り手は、ある程度のバリックからの要素を取り込みます。
樽無しの葡萄のみのニュートラルな味わいも良いですが、凝縮感の有る優れた葡萄でバリック掛けをした白もとても美味しいですよね。余り入手できないので・・お奨めしたいと思います。イタリアでの高級ワインがどのように形成されてきたか、どんな考え方だったのか、そして、今はどうなのか・・などと興味深い味わいです。またワンクラス上のエレガンスをお楽しみください。
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