ドメーヌ・スクラヴォス
スクラヴォス
ギリシャ Domaine Sklavos ケファロニア
● ギリシャの自然派ワインです。地中海の青い海のニュアンスがきっとどこかに感じられるでしょう!価格もとてもリーズナブルです!

■歴史
スクラヴォス家は十三代前から、ウクライナでワイナリーを持っていたが、現在の当主エヴリヴィアディス(ヴラディスの本名)の曽祖父の代に戦争で家を失い、親類が住んでいたケファロニア島に移り住んだ。
■土地
曽祖父が選んだ土地リクスーリのある半島は、ワイン畑しかないというほど、ブドウ栽培が盛んであった。が、政府がワイン畑をつぶしてホテル用地に当てることを奨励したため、大部分の畑が失われてしまい、現在では荒地となっているか、オリーブの木が植わっている。エヴリヴィアディス(ヴラディス)の父、スピロスが畑を買い始め、耕作を始めるが、次第に自然志向になっていき、ビオディナミ農法にたどり着く。そして二十年ほど前からワインを家の裏で造りはじめ、現在に至る。

■現在
全体で約10ha分のブドウの収量があるが、ヴラディスが所有する畑は1.5haのみ。借地としては、働き手不在の古い畑の手入れを任せてもらっている分が2ha。両方の畑は、ヴラディスの思いどおりにビオディナミで手入れをしている。その他の畑からの買いブドウは、必ずしもビオ栽培ではないが、剪定以外は何もしなかったり、働き手がいなくて半分放置されているような畑もある。
● N.V.(2016) Vin de Table Rouge Alchymiste
ヴァン・ド・ターブル・ルージュ・アルシミスト
● N.V.(2016) (Alchymiste )Rouge Bag in Box
(アルシミスト・)ルージュ・バッグ・イン・ボックス
【ピュア&ナチュラル!・・ナチュラル感も有りつつ危険なニュアンス無し!充実した果実感と思いの外の高いポテンシャル!3L のBIBも嬉しい!】

とても健康的な葡萄の樹、葉、実が目に浮かぶようです。アプローチはビオに限りなく近いんじゃないかと思いますが、ビオ的にネガティヴな要素はほとんど感じられません。揮発酸無し・・有っても表情の一部分と言うことが理解できるピュア感です。
南国らしく、とても充実した果実感で、ジューシーでも有り、そこにピュアさがバッチリ乗っていますので、とてもスムーズに飲めてしまいます。中域も適度な膨らみが有り、中盤以降、石灰的なミネラリティを感じさせながら綺麗に収束して行きます。
また、これで「甘い」と・・評判良く無い訳ですが、全く甘く無い・・残糖ゼロ・・とは言えないものの、全く甘く無いで通るレベルです。
しかもですね・・これ、スクラヴォスのヌーボーにも言えることですが、熟してくるとこれ、かなり複雑な表情を出してくるんですね・・。おそらくビックリされると思いますよ。樹齢の高い葡萄と陽の近さが育んだポテンシャルなのかな・・と思います。
また、3Lのバッグ・イン・ボックスも有りまして、これがまたとてもリーズナブルです。世界的にBIB人気だそうで、今までリーズナブルだったものが、かなりの値上がりに成って来ています。カザーレの3L B.I.B. も人気なんですが、大分値上がってしまいまして、それでも何とかしようと努力していますが、今までの価格を維持するのが非常に困難な状況です。
好みも有りますんでね。カザーレB.I.B. はもう、普通に旨いですから・・。クスラヴォスはピュアですがよりナチュラルですんで、もし良ければボトルをお試しになり、美味しいと思われたらB.I.B.も試してみる・・と言うパターンが良いかと思います。
因みにラシーヌさんの伝票ではどちらも「アルシミスト・ルージュ」になっていますが、B.I.B.の方には「アルシミスト」のクレジットは見当たりませんので、(アルシミスト)とカッコを付けさせていただいてます。ご検討くださいませ!
● 2013 Neos Oinos Erithros
ネオス・イーノス・エリュトロス(赤)
● 2014 Neos Oinos Leikos by Air
ネオス・イーノス・レウコス(白)
【地中海に突き出たギリシャ!そして神々のいらっしゃる天国に近い島!?抜群の天候から素晴らしい新酒に!】
昨年より扱うことになりました、ギリシャのヌーボーです。何しろ南国なので、まず天候は心配ないかと思いますし、以前にスクラヴォスのワインはご紹介させていただきまして、中々の評判をいただいています。何しろギリシャですから・・・・
お客さん 「ギリシャのワイン、くださ~い!」
ワイン屋 「は~い!」
のようには、中々行かないんですよね。余りにも出回っていない・・・(でも品質は確かですよ)。
自然派のワインの輸入に掛けては当代随一のラシーヌさんの輸入です。「ギリシャのヌーボー(新酒)」というだけでもテンションが上げられるんじゃないかなと思いますし、何より円安で高くなってしまったフレンチワインよりもかなりリーズナブルです。
実は昨年のこの白ワイン、すばらくピュアで、目が詰まっていて、ドライに仕上がっているのに旨みがビッチリ詰まっていて、とても旨かったんです!甘くないパイナップルやリンゴのニュアンスのアロマティックさと、滑らかな舌触り、そして嬉しいことに・・ちゃんと複雑性も備わっていたんですね。
地中海の青い海、乾いた空気、輝く太陽の光を浴びた素晴らしいヌーボーになるかと思います。白はザキンティノ種です。noisyもこのワインのご紹介に当たって、ギリシャ語で思いっきり悩んでしまいましたが、難しいことは考えず、ピュアで健康的なヴァン・ナチュールのヌーボーをお楽しみくださいませ!
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