【 マンモス素晴らしいです!!ブルゴーニュの気高さを持った南仏のフルーツモンスター!ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランスは19.5ポイントです!】

久しぶりのクーム・ジネステ、ゴビーさんちのトップ白ワインですが、ラシーヌさんから条件がいただけましたのでそれを反映させていただきました。これがまぁ・・トロットロな状況ながらも、ブルゴーニュの偉大な畑のシャルドネのように、気高いニュアンスをバッチリ持っていたのにはビックリしました。
甘味はほぼ無く、非常にドライです。完全エキスのワインで、浮いた感じは全く在りません。樽は結構掛かっていたのでしょう・・僅かにトースティさが感じられますが、ほぼ溶け切っています。
分子の内側から外側に向けてのパワーは非常に強く、しかしその分子の膜のようなもので遮られているかのように感じます。そのパワーと言うか、振動と言うか・・振幅を感じ、決して破綻しない、拡がってしまわないエレガンス・・言葉は難しいですね。
普通ならどんどんと膨張拡大して行って、最後にはダラ~っとしてしまうと思うんですが、どんなに待ってもそうはならないんですよ。ボーヌの偉大なシャルドネの姿を思い浮かべていただけると、まさにその姿をしています。
その上で、ボーヌのシャルドネには感じられない、様々な種類の果実のアロマが受け取れます。緑、赤、黄、白、茶と言った色合いのフルーツです。はち切れんばかりにムチムチしているんですが、拡がり切らないんです。緩慢にならないと言うか、そこが気高さとして感じられるのかな・・と思います。
プライスもかなりリーズナブルかと思いますし、アドヴォケイトも93ポイントと高い評価をしています。・・まぁ・・個人的にはもう少し高くするのが良いかな・・と思いますけどね。何しろ、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス(La Revue du Vin de France)は、19.5/20 Points と完全に弾けちゃってますしね!
きっとそれを感じていただけるでしょう!モンスターワインでした!・・アドヴォケイトが高評価しなかったのが吉!是非飲んでみてください!張り詰めています!
以下は大昔に書いたクーム・ジネステ、ムンタダのレヴューです。
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実際、赤も白も旨いです。南仏からこんなにエレガントで、まるでボーヌの高級白ワインを思わせるようなアロマと密度を持ったワインが生まれるとは仰天してしまいます。
もっともお客様もその辺りは体験しているようで..クーム・ジネステはホント、「あっ」という間に無くなってしまいます。「南仏のモンラッシェ」もしくは「南仏のバタール=モンラッシェ」と言われているようですが、noisy的には、バタールというよりはシュヴァリエかな?と勝手に解釈しています。
今回ご紹介の白ワインですが、クーム・ジネステを除いて飲んでいます。いや、レ・カルチネールで充分納得です、ヴィエイユ・ヴィーニュを飲みさえしなければ..。なお、品種は年により違うようです。シャルドネ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ヴィオニエなどをセパージュしています。
■ヴィエイユ・ヴィーニュ・ブラン こちらは二次発酵をきっちり行った滑らかタイプ。明らかにクーム・ジネステの弟分のような滑らかさを持つ。粘性が有り濃密で複雑だが、高い酸度によりしつこくない。若い白桃やアプリコット、白~やや赤み掛かったフルーツまで。今はまだ若干閉じている部分があるが、時間を掛けて楽しむか、2~3カ月寝かせた方がより美味しい。将来がとても楽しみなタイプ。
■クーム・ジネステ このワイン狙いの人はかなりいらっしゃるでしょう。要素のひとつひとつに気品が満ち、大きな構成を埋めている。もっとも2002年を飲んだわけじゃないので判りませんが、おそらく購入しておいて損は無いでしょう。
実際に、どのワインも「ビオ臭」を思わせる違和感は全く有りません。それでいて真っ直ぐに立ち上がるミネラルに混じったアロマは美しいです。飲んでみてください。お奨めです。