● 巷では話題になっていたようですが、noisy はしばらく様子見・・で、ついに手を出してしまいました。
非常にナチュラルで穏やか、しかもピュア!・・・
「あ~・・揮発酸だらけなのかと思ったら、全く無いわ!」
「ん・・以前は高アルコールらしかったけど、ピッタリな度数で良いじゃん!」
みたいなところから・・
「何となくピエール・ボージェを思わせる優しさが有るかな~!」
と言うことで、noisy的には、
「ロワール・アンジュのピエール・ボージェ!」と呼んでみることにしました!
まぁ飲まれてみて・・
「ん?・・似てるのは王冠打ってあるとこだけじゃん!」
と言うようなオチだけにはならないようにしないと・・!
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| 「ブドウを観察する事こそが、ブドウの想いを感じる最良の方法」 グザヴィエ マルシェ |

| ロワール地方 アンジュ地区、才能溢れる様々な生産者が密集するフランス自然派ワインのホットスポットです。恵まれたテロワール、シュナン ブランを筆頭とした挑戦しがいのある様々な品種、そして畑の取得が比較的容易である点など、様々な理由がワイン生産者を志す若者たちを惹きつけます。元システム エンジニアという異色の経歴を持つグザヴィエ マルシェもその一人。自然に向き合い、その向き合った分だけ結果として返ってくる仕事をしたいとこの地でヴィニュロン(ブドウ・ワイン生産者)としてのキャリアをスタートさせました。 |

| もちろん、親の代からのワイン生産者というわけではない彼が、ワイン造りを新たにスタートさせるというのは容易な挑戦ではありません。畑の取得や設備の購入などにはある程度まとまった費用が必要となり、ワイン造りを始めても最初の収入が得られるのは数年先。グザヴィエ マルシェも例に漏れず、貧しい中での挑戦となりました。 |

| 彼の醸造所を訪問すると、簡素な建物の中に古い木製の圧搾機があり、後は熟成を待つ樽が並べられているだけ。醸造中に電気を用いるのは瓶詰め時に樽からワインを組み上げるポンプ程度というだけあって、特別な機械や設備はありません。そして、ワイン造りも至ってシンプル、良いブドウを収穫し、優しく圧搾した後は木樽でゆっくりと熟成を待つだけと言います。そんなシンプルな造りにもかかわらず彼のワインは圧倒的なまでの個性と魅力を備えています。 |

| 彼にその理由を尋ねたところ、「畑に行こう」と誘われました。
彼の畑は砂地やシスト土壌の台地にあり、この土壌は熱を蓄える性質があるためにブドウが早く熟すと言います。この地で良いブドウ、良いワインを生み出す為にはとにかく頻繁に畑に足を運ぶことがまず大切と言い、彼は毎朝畑に来てはブドウ樹たちが喜んでいるかどうか観察すると言います。 |

| 「ブドウの声が聴こえるのですか」 そう尋ねてみたところ、 「ブドウは言葉を話すことはないけれど、怒っているのか喜んでいるのかを僕らが感じることはできるよ」 と教えてくれました。とにかくこの仕事は「感性」が大切だとも。感性を解き放って、ブドウそのものをとにかく観察することこそが、畑での仕事だと言います。そのため彼は、手作業に徹底的にこだわります。収穫は勿論のこと畑を耕す際にも機械は用いず、馬の力を借りて耕して行きます。 |

| 「機械を使ってしまうと何も考えなくて済む、ただただ作業になるんだ。そうなってしまうとブドウを観察すること、ブドウの想いを感じることを忘れてしまうだろ。」
「そして何より、こうして畑で働いていると虫もやって来れば、動物もやって来る。鳥はブドウの実を食べちゃうしウサギも沢山食べるけど、それでもこんな環境で働くこと自体が楽しいんだよ。」 |

| ちょうど訪れた時期は剪定のタイミング。幾つかの区画は既に剪定が済んでおり、その幾つかを案内してくれました。畑を歩きながらグザヴィエは
「そして畑での仕事でも特に大切なのが剪定なんだ。」 と言います。
|

| グザヴィエいわく、剪定の段階でブドウの品質のかなりの部分が決まり、そのため剪定の段階でどこまでリスクを取れるか、どこまで品質を追求した栽培に踏み込めるかが最終的なワインの品質を決める事になると言います。霜の被害や雹(ひょう)の被害、その他の病害や挙句には鹿などの獣害まで、ブドウを失うリスクは収穫のその日まで多数あります。それでも剪定という栽培の最初の段階で、どこまで一房のブドウ、一粒のブドウに力を込めることができるかを考えた剪定が最も大切なのだと彼は断言します。 |

| 剪定作業は、その年のブドウの品質だけを決めるわけではなく将来のブドウ樹の成長や品質に関わる仕事であり、そのためグザヴィエは、1年後、2年後のブドウの成長を考えて剪定を行います。
「剪定って言うのは広いキャンバスに絵を描くようにするんだ。自分の感性を信じてね。」 |

| 自然を愛し、手作業にこだわるナチュラリストのグザヴィエ マルシェ。そのこだわりはワイン出荷前の最後の作業であるエチケットの貼付作業でも発揮されます。 エチケットは全て1枚1枚手貼りされ、その際に使用される糊はなんと彼の地元で生産された小麦から作られるもの。2012年ヴィンテージから採用されたデザインは、彼の友人でやはりこの地域に住むデザイナーに依頼したと言います。地元を愛し、自然を愛する、そんなグザヴィエマルシェの人柄がきっと彼のワインの味わいから感じられるはずです。 |

| 【各種ワインのラベルダメージ・ボトル汚れに関して】 2014年度に日本初入荷となった2011年および2012年の各種ワインですが、入荷時の検品にてほぼ全てのボトルにラベルダメージやボトル汚れなどが見られました。おそらく、日本向けのまとまった数量の出荷に際し、先述した地元の小麦で作られた糊で手貼り作業を急ピッチで行ったため、糊が完全に乾ききる前に箱詰めしたことが原因と考えられます。また引き続き入荷しました2013年の各種ワインに関しましても、それ以前と比較すると改善が見られたものの糊を用いて手貼りした際の指の跡などが見られます。ワインの味わい自体は非常に魅力的なものとなっており、手作業や地元産の材料にこだわる生産者の想いも鑑みまして、これらのワインをラベルダメージの状態のまま販売をしております。お買い上げをご検討のお客様におきましては、この点予めご理解およびご了承頂きますようお願い申し上げます。 |
■エージェント情報
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またもや全品ラベル不良!でも昨年よりは改善!? アンジュの鬼才グザヴィエマルシェの新ヴィンテージはアルコール度数 11-11.5%とガラリと印象が変わりましたが、芯にあるメッセージは不変です!!!
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ロワール地方アンジュ地区。このエリアからはどうして鬼才と呼びたくなるような新進気鋭の若手生産者がどんどんと現れるのでしょうか…昨年、個人的に最も驚かれたワインの生産者、グザヴィエ マルシェもアンジュ地区でワイン造りを行っています。彼のワインの魅力は、何と言ってもその圧倒的なオリジナリティ。
個人的には、ワインをセレクトすることにおいて、この「何にも代えがたい魅力」というのは最大の美点だと思っています。その土地、その年、その人と唯一無二のものが揃った上でしたか表現出来ない味わいこそ本物なのかなと。
さて、そんな才気あふれるグザヴィエ マルシェの待望の新ヴィンテージが入荷してきました。まず驚かされた(そして皆さんも驚くであろう)ことは、今回入荷の各ワイン達のアルコール度数が2011や2012年と比較してぐっと低いこと。13-14%程度あった各ワインのアルコール度数が、今回は軒並み11.5%前後となっています。
当然味わいも「ガラッ」と違います。以前の彼の白ワインは、濃密な果実味とヴァンジョーヌのような酸化的な風味が混在するスタイルでしたが、今回入荷して来てた各ワインは非常に爽快でいわゆる酸化のニュアンスはなし!それでいて、軽いとか薄いということではなく芯の部分にグザヴィエマルシェならではの強烈なメッセージを秘めているのです。
2013年とそれ以前、非常に印象的なほどの味わいの違いだったので本人にその理由聞いてみました。
ふ「アルコール度数が凄い低いけど、これって当然ヴィンテージの影響だよね?」
ぐ「そうだね、2013年は非常に”変な”年だったからね。寒かったし、雨もあったし、ブドウが熟すのにとても時間がかかった年だったよ。まあでも最終的にはとても”興味深い”ワインになったと個人的には思ってるんだ。特にシュナンに顕著だけど、最終的にはしっかりと骨格というか構成というかそういうのも備わっているし、飲み心地に関しては最高だしね!かねてからアルコール度数は品質には関係ないとは思ってたけど、今回でそれは確信できたかな。ちゃんとブドウの声を聞いてあげると、困難をちゃんと克服してくれる。あとやっぱり大切だとわかったのは、自分が一番好きな味わいのイメージにワインを縛り付けようとしないで、自然から与えられたものを尊重するってことだね。」
ふ「ジュヴォンスもオニリックもこれまであった酸化的なニュアンスが無いけど、熟成方法とかを変えたの?」
ぐ「酸化的な味わいが無いことに関しては理由は2つあるかな。ひとつは、そういう風味を備えるようになるには結構時間が必要だってこと。今実は1樽だけシュナンを酸化的な熟成をさせながら残しているんだけど、18ヶ月してやっとそういうニュアンスが出てきたんだ。他のヴィンテージだと6-8ヶ月でそうなるっていうのにね。もうひとつは、酸化熟成を促す酵母がだいたい12%くらいのアルコール度数を超えた辺りから活発に働き始めること。ということで2013年は、そういうニュアンスが少ないワインになってるんだ。」
「なるほど~」ですよね。思わず唸ってしまいます。
実際テイスティングしてみると。
オニリックは、細やかな泡立ちと優しい果実味。青リンゴの雰囲気すらも感じさせてくれる爽快なペティヤン。かなりご機嫌です。
ジュヴォンスは、ミネラリックで清らかで、みずみずしい酸。相当な飲み心地があるのにちゃんと芯に意志を感じるというか、メッセージがあります。ボトルによってすぐ飛ぶレベルの軽い還元があります。
カベルネ フランから造られるロング ヴィに関しては、これは本当にフランなの!?と言いたくなるスルスルとした飲み心地と妖艶な風味。ちょっとエロティックな秘密めいた不思議さ。
それぞれがそれぞれに個性的!さすがグザヴィエ マルシェ!
ということで待望の新ヴィンテージです。ぜひ皆様お早めにお試しくださいませ。
【素晴らしいロワールワイン!・・どこかオーヴェルニュのあの鬼才、ピエール・ボージェを彷彿とさせてくれます!!】

・・・言いたくないが・・
「暑い!」
「・・でも実は震えるほど滅茶苦茶寒い!」
noisy の店にいらしたことのあるお客様はご存知かもしれません。・・・寒いんです・・と言うか、「痛い」に近い・・。
これだけ暑いとね・・昼間はまだお客様のご来店で自動ドアが何度も開きますから、外からの熱風が何度もnoisyの居るレジのそばの空間に入ってきますんで(・・そこにはワインは無いですよ)、さほどはね・・。
でも夕方になって陽が落ちてくると、外からの熱風も無くなり、ただただ冷えてくると、ほとんどセラーの温度(13度)と変わらない体感温度になってくるんですよね。
なので、新着を書くために避難室でPCに向かっていても、また、ご来店でお客様と話しなどをしていても、夕方以降は・・
「寒い・・痛い・・」
を感じ続けています。
で、日も変わる頃に帰宅のために外に出てからは、延々と・・
「暑~~い!!!!」

そんな日常をど~ですかね・・20年近くも繰り返してきています。(もっともそんな環境も少しずつ変化してきて今があるわけですが・・)
でも、一日も欠勤することなく、大きく体調を崩すことなくやっていられるのは、やはり・・
「良いミネラリティをたっぷり持ったコンディションの良いワインを常々飲んでいるから・・」
と言うことだと思っています。
で、今回のグザヴィエ・マルシェですが・・その良いミネラリティをたっぷり持ったコンディションの良いワイン・・そのものなんですよ。
上の写真ですがジュヴォンスです。シュナン・ブラン100%の、基本スティルワインと思ってください。ほんの僅かにガスが有りますが、熟れていて、少しだけオイリー、蜜が有ってミネラリティが半端無く高く、ドライでほんのり柔らかさが有り、樽などの化粧ッ気が全く無く、揮発酸も無い、ニュートラルな味わいのスグレモノです。
「どこかにピエール・ボージェ・・隠れてないか?」
と思わせるような、優しくも分厚さのある酒躯をしています。とても旨いです。瓶詰め時のSo2も無しです。ピュアです!
2番目の写真はレリクシール・オニリク、ペティアンです。・・ですが、これ・・ペティアンにしては・・
「凄いポテンシャル!」
です。
ペティアンは、どうしても葡萄自身の糖分をガス(+アルコール)に変えていますんで、クレマンやシャンパーニュに比べると、ナチュラルでは有るが中途半端になりやすいんですね。
ところがですね・・完全にガスを飛ばしても・・つまりスティルにしても、白ワインとしてのポテンシャルが素晴らしい!・・実にエキスが綺麗に出ているし、美しい酸と旨みが有って旨いんですよ。
勿論ですが、泡を感じつつのんでも、この暑さを忘れさせてくれるような優しい味わいが好ましいし、旨いです。これは是非飲んでみて欲しいな~!と思うワインでした。
エージェントさんは「ほのかな甘みが心地良く・・」と書かれていましたが、まぁ・・ジュヴォンスとの比較話しかと思います。甘くないです。・・まぁ、個体差は有る程度あるとは思います。
非常に素晴らしいグザヴィエ・マルシェの白ですが、
すべてのエチケットに薄汚れが有ります。 ピエール・ボージェも自分で印刷したようなエチケットで、摺れや剥げが有って難儀しましたが、グザヴィエ・マルシェもそんな部分も似ています。是非飲んで欲しいんですが、その辺もご了承ください。
若干高目かな?とお思いかもしれませんが、品質・満足度を考えればドンピシャか安いか・・だと思います。この夏超お奨めのグザヴィエ・マルシェ・・ご検討くださいませ。
【ピエール・ボージェのヴィトリヨルを思い出します!】

・・・言いたくないが・・
「暑い!」
「・・でも実は震えるほど滅茶苦茶寒い!」
noisy の店にいらしたことのあるお客様はご存知かもしれません。・・・寒いんです・・と言うか、「痛い」に近い・・。
これだけ暑いとね・・昼間はまだお客様のご来店で自動ドアが何度も開きますから、外からの熱風が何度もnoisyの居るレジのそばの空間に入ってきますんで(・・そこにはワインは無いですよ)、さほどはね・・。
でも夕方になって陽が落ちてくると、外からの熱風も無くなり、ただただ冷えてくると、ほとんどセラーの温度(13度)と変わらない体感温度になってくるんですよね。
なので、新着を書くために避難室でPCに向かっていても、また、ご来店でお客様と話しなどをしていても、夕方以降は・・
「寒い・・痛い・・」
を感じ続けています。
で、日も変わる頃に帰宅のために外に出てからは、延々と・・
「暑~~い!!!!」

そんな日常をど~ですかね・・20年近くも繰り返してきています。(もっともそんな環境も少しずつ変化してきて今があるわけですが・・)
でも、一日も欠勤することなく、大きく体調を崩すことなくやっていられるのは、やはり・・
「良いミネラリティをたっぷり持ったコンディションの良いワインを常々飲んでいるから・・」
と言うことだと思っています。
で、今回のグザヴィエ・マルシェですが・・その良いミネラリティをたっぷり持ったコンディションの良いワイン・・そのものなんですよ。
上の写真ですがジュヴォンスです。シュナン・ブラン100%の、基本スティルワインと思ってください。ほんの僅かにガスが有りますが、熟れていて、少しだけオイリー、蜜が有ってミネラリティが半端無く高く、ドライでほんのり柔らかさが有り、樽などの化粧ッ気が全く無く、揮発酸も無い、ニュートラルな味わいのスグレモノです。
「どこかにピエール・ボージェ・・隠れてないか?」
と思わせるような、優しくも分厚さのある酒躯をしています。とても旨いです。瓶詰め時のSo2も無しです。ピュアです!
2番目の写真はレリクシール・オニリク、ペティアンです。・・ですが、これ・・ペティアンにしては・・
「凄いポテンシャル!」
です。
ペティアンは、どうしても葡萄自身の糖分をガス(+アルコール)に変えていますんで、クレマンやシャンパーニュに比べると、ナチュラルでは有るが中途半端になりやすいんですね。
ところがですね・・完全にガスを飛ばしても・・つまりスティルにしても、白ワインとしてのポテンシャルが素晴らしい!・・実にエキスが綺麗に出ているし、美しい酸と旨みが有って旨いんですよ。
勿論ですが、泡を感じつつのんでも、この暑さを忘れさせてくれるような優しい味わいが好ましいし、旨いです。これは是非飲んでみて欲しいな~!と思うワインでした。
エージェントさんは「ほのかな甘みが心地良く・・」と書かれていましたが、まぁ・・ジュヴォンスとの比較話しかと思います。甘くないです。・・まぁ、個体差は有る程度あるとは思います。
非常に素晴らしいグザヴィエ・マルシェの白ですが、
すべてのエチケットに薄汚れが有ります。 ピエール・ボージェも自分で印刷したようなエチケットで、摺れや剥げが有って難儀しましたが、グザヴィエ・マルシェもそんな部分も似ています。是非飲んで欲しいんですが、その辺もご了承ください。
若干高目かな?とお思いかもしれませんが、品質・満足度を考えればドンピシャか安いか・・だと思います。この夏超お奨めのグザヴィエ・マルシェ・・ご検討くださいませ。