メゾン・フレデリック・コサール
フレデリック・コサール
フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● おそらくお客様の中には、ド・シャソルネイとフレデリック・コサールの2022年ものの案内が Noisy wine から届かないことを訝しげに・・もしくは、
「一体どうしたんだろう?」
と思われた方もいらしたんじゃないかと思います。お詫び申し上げます。
しかしながら Noisy wine でもテイスティングだけは行っていました。ドメーヌもののド・シャソルネイに関しましては、誠に遺憾ながら20年もの長きに渡った扱いをいったん終了させていただくことにしました。
理由としましては、メゾンもののフレデリック・コサール2022年が、半端無く凄い仕上がりであるのに対し、2022年ものからオーレリアン・ヴェルデが造ることになったドメーヌ・ド・シャソルネイのワインが Noisy wine の取り扱いとしての許容範囲に無かったと判断したことにあります。この詳細につきましては申し訳ありませんがネットで上げる訳には行きませんので、もしどうしても知りたい方がいらっしゃいましたら個別にご連絡ください。

また、2022年からドメーヌものをオーレリアン・ヴェルデが醸造することになった理由ですが、推測で申し訳ありません・・おそらく、フレデリック・コサール自身も、この先・・何度ワインの仕込みが出来るか、また、その醸造家人生で格上の畑のワイン・・と言いますか・・こう言うことだと思います。
「最高のワインを造ってリリースしてから引退したい!」
と思い、それを実行したのでしょう。
その想いが伝わって来るほどに2022年のメゾン・フレデリック・コサールがリリースしたワインは、活き活きとして大きく、ピュアながらもナチュール感高く、高いレベルの驚くべき味わいで、まさにコサール自身が言うように、
「魂を揺さぶられるワイン」
に仕上がっています。
この数年トライを続けていた新樽不使用、古樽からも脱却し、So2 を使用せずにホメオパシー、ビオディナミの世界から最高のワインを造る試みは、2022年、大きく花を開かせたんじゃないか・・noisy はそのように感じています。
ドメーヌものの扱いが無くなったことは非常に残念で痛手でもありますが、フレデリック・コサールは持てる全ての時間をメゾンものに費やすことが可能になったからこそ、この半端無い出来の2022年が生まれたんだと思います。
Noisy wine はメゾン・フレデリック・コサールの2022年ものを大プッシュさせていただきます。しかしドメーヌ・ド・シャソルネイの2022年ものはご案内いたしません。その辺り、申し訳ございませんがご容赦とご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。

■ インポーター情報
◇ちょっと一言、独り言
フレデリック・コサールが私とワインを試飲する時、よく口に含んだ後「ブルルルル」と体を震わせたり、あるいは「ン…」と深くうなずきながら、後で「ウマイ!」と叫ぶことがある。「ウマイ!」と日本語で叫ぶのは我々日本人に対する愛嬌だとしても、その前の感動の動作は、まさに彼が美味しいワインに出会った時のリアクションそのもので、これが彼の提唱する[Vin Vivant]すなわち活きたワインのエネルギーなのだ!「たとえグラン・ヴァンであっても、口にした瞬間心の底からこみ上げてくるような波動がなければ、それはワインが死んだも同然だ!」と語るコサール。確かに、彼のワインは試飲を進めていく度に互いのヴォルテージが上がっていくので、思わず私も「おぉ…」と知らず知らずのうちにうなり声を上げてしまう…非の打ち所のないすばらしいワインだ。
Vin Vivantという言葉は、初めてコサールから耳にしたのだが、最初に聞いた時は妙に納得し感動してしまった。なるほど、確かに美味しいワインにはしびれるような感動がある。Vin Vivantとは、すなわち、美しいワインには必ず良い波動やエネルギーがあり、たとえワインが無名であっても、そのワインを味わったときに心揺さぶられるような感動ある。そして、その震えるような振動が伝われば、それは紛れもなくすばらしいワインだということだ。彼は言う、「ワインは頭で考えるな!良いワインは口に含んだ瞬間必ず魂が揺さぶられるような感動がある!それは、テロワールやミネラルの波動がブドウに変化し、そのブドウの波動がワインに変化し、そしてワインの波動が人間に伝わっている証拠だ!」と。ワインを飲むときは頭で飲むのではなく感覚を信じて飲め!と彼は提唱する。
彼がVin Vivantという考えに行き着いたのは決して偶然ではなく、その境地にたどり着くまでには長い経験と下積みがあった。ドメーヌを立ち上げる前に10年間ワインのクルティエとしてブルゴーニュ中を奔走し、そのクルティエ時代にブルゴーニュのワイン全てを飲み尽くし、ノートに書いて頭に叩き込んだそうだ。ワイナリーの家系でもない、醸造の輝かしいディプロムを持っていたわけでもない彼にとって、頼りは彼独自のワイン分析と経験だけであった。「たとえばルイ・ジャドはフィネス、ドルーアンは少し樽を利かせた熟成タイプ、ボワセはまず値段…等々、自分の感覚でワインを分析し、ドメーヌや畑に足蹴く通いテイスティングしながら10年かけて自分の理想のワイン像を収斂していった」と彼は言う。
そして、経験の中でたどり着いたひとつの結論はブドウの品質だった。すなわち、ブドウがテロワールやミネラルの波動をワインに集約し、私たちに伝えるということだった。
「ブドウが全てを包み隠さずに伝える。だから、我々は、ブドウがその土地のエネルギーを100%集約できるような環境を用意してあげなければならない」。
彼が土を耕すのも、散布剤を減らしてホメオパシーを取り入れるのも、全てはテロワールのエネルギーをブドウに最大限吸収させるためだ。醸造も同様に、ブドウのエネルギーを壊さずに如何にワインに集約するかというその一点に全神経を注ぐ。彼にとっては、たとえ健全なブドウでも、醸造で酵母や酵素添加、SO2、補糖、捕酸、逆浸透膜フィルター、ミクロオキシジェナシオン等々、下手に人が手を加えることは、ブドウのエネルギーの遮断につながり、結果、波動が伝わらない死んだワインと同然なのだ。
「私は、クルティエ時代にこのようなワインをたくさん口にした。名のあるグラン・ヴァンでさえ波動の伝わらないワインがたくさんある…。これらワインは最終的にいつも味わいが似たり寄ったりで、感動が全くない…」
と本当に残念がるフレデリック。それもそのはず、彼の将来の目標は、ブルゴーニュワインの救世主たるべく、グラン・ヴァンでVin Vivantを仕込むことだからだ。自分のやり方で畑を甦らせ、自分の手でブドウを摘み、そして仕込む。この目標に向かって彼は今着々とまい進している。2009年10月に長男シャルルが誕生してますます気合いの入ったコサール。彼がいたずらな子供のような顔をして
「どうして長男にシャルルと名付けたか教えてやろうか?」
と私に問いかけてきた。さっそく理由を聞くと
「それはな、俺の尊敬するおじいちゃんがシャルルという名前で、俺がまだ幼少の時に親に内緒でこっそりとワインを教えてくれたのが彼なんだよ!おじいちゃんがいつも内緒で俺をカーヴに連れて行き、自分のつくったどぶろくワインを飲ませてくれていた!今の自分があるのはおじいちゃんのおかげで、俺も息子のシャルルが大きくなった時に、シャルルおじいちゃんのようでありたい!」
と笑顔で語ってくれた。
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「2021年もののフレデリック・コサール、ド・シャソルネイは完成形を見せた!」
と題してお届けいたします。
圧巻でした・・2021年だからこそ、このフレッドのワインが完成したと言えたのかもしれません。何しろ収量が半端無く低いです。
「15hl/ha がザラ」
です。通常は40ha/ha 位ですから・・1/3ほどです。
この4年ほど、フレデリック・コサールが何を考えているのか、どうしたいのかが・・何となくは伝わって来ても、ハッキリは判らなかったんですね。
でも2021年ものを10アイテムほどテイスティングさせていただきまして、
「余りの凄さ!」
に感嘆しました。
「葡萄の力を少しも欠損させずに、ピュアにワインにした2021年」
とお伝えしたいです。
そして今回は「白のみ」のご案内になりますが、A.C.ブルのブドーの素晴らしさ・・半端無いです。滅茶ピュアです!
サン=ロマン・コンブ・バザンも素晴らしい・・あ、色を是非ご覧くださいね。
そして2021年ものはアルザスからも葡萄を仕入れたんですね。これがアルザス北部のグラン・クリュの葡萄でして、これまた半端無い美しさ、美味しさを感じさせてくれました。
ただしこのキュヴェは2種類有りまして、通常キュヴェとスキン・コンタクトしたキュヴェ・・非常に面白い結果になったと思います。コラムに詳細を書かせていただきましたので是非ご覧ください。
また、1級レ・ガレンヌを混ぜた村名ピュリニーも、トップ・キュヴェのレ・フォラティエールも有りますが、すみません・・毎度のことですがとても飲める数量では有りませんでした。
「フレデリック・コサールの完成形」とも言うべき2021年ものです。それについてもアチコチで書かせていただきましたので、是非ご覧くださいませ。超お勧めいたします。
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2020年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。何ともアイテムが多いですが入荷数は少なく、しかも巷では、
「転売屋さんがド・シャソルネイ、フレデリック・コサールのワインに目を付け買い漁っている」
との噂・・。
噂と言ってますが、実際にNoisy wine もホームページ上のワインをすべて一括で買われてしまったので・・その被害者?でも有ります。販売するためにページに掲載している訳でして、転売屋さんと判ったら売らない・・とは言っていませんでしたし、シャソルネイの全部のワインを掲載していた訳では無く一部でしたので、販売させていただきましたが、
「・・えっ?・・まさか!・・コサールが目を付けられたの?」
と・・調べてみますと、お仲間のショップさんも軒並み・・Noisy wine 以上に在庫をさらわれたようです。
で、海外を調べてみますと、フランスはそうでも無いですが、他の地域は価格が高いですね。香港ではニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット・クヴェグリ2019が22000~23000円、他のユーロ圏ではサン=ロマンのスキンコンタクト2016が82.88ユーロですから12000円以上します。もちろん、転売屋さん経由のものはとんでも無く高いのでしょうが、どうやら東南アジアに直接持って行ってるのか、情報を掴むことはできませんでした。
2020年もののテイスティングも、今までで一番少ないかもしれません・・今のところ19アイテムのテイスティングをさせていただきました。全てで37アイテムですので、ほぼ半数です。
また、インポーターのヴァンクゥールさんでも9月の末に東京で試飲会をやられたようです。noisy はいつものように出席は出来ませんで、サンプルを購入してのテイスティングです。
で・・驚きました!とんでも無いワインをフレッドは2020年に造ってしまいました!noisy 的には確信が有りますが、ヴァンクールさんの試飲会に参加されたショップさん、飲食店さんも滅茶驚かれたことと思います。まぁ・・インポーターさんの試飲会では特殊な環境も有りますから、中々素直に理解できたかどうかは微妙でしょう。ですが、これだけは言えると思います。
「とんでもないほどのエネルギー・熱量を詰め込み、途方も無い繊細さと複雑膨大な表現をタイムカプセルにしたワイン!」だと感じました。
いやはや・・これを試飲会で飲まされても、理解は相当に難しいでしょう。なんでって・・
「ほとんどのワインがまだその内包する膨大なエネルギーを持て余してて、仕上がり切っていない」から・・です。
ですから、どうしても直近の振る舞いに目を奪われてしまうテイスターの方には、もしかするとネガティヴに捉えられてしまう場合も出てくると思います。
しかしながらこの20年近くの間、フレデリック・コサールのワインを飲み続けて来ましたから・・この、ある意味の未完ゆえの不安定さは noisy にとっては、
「まるでコサールの頭の中を覗き見た感じ!」
がしたんですね。
それなら・・判る・・と、なんでそうなったのかが伝わってくる感じがしたんです。
彼はやはり・・ホメオパシーに心酔するビオディナミストなんですね。それも、余りそのようには見せませんが、結構にルドルフ・シュタイナー的な考察をしていると感じます。そのレベルは、半端なビオディナミを採用している生産者は、まったく追いつけないようなものだと思います。そのうえで、
「自然でとても綺麗、化粧を施さない美しいワインに仕上げる」
ことを実践しているのでしょう。
この途方もない量の熱量が香り・味わいに姿を変えた時、彼のワインがようやく仕上がりを迎えたことになります。彼の多くの2020年のワインは未完成ですが、もちろん・・飲めない訳では在りません。ただ、好きか嫌いかだけでアプローチしたり、直近の姿だけを見るようであれば、今は好意的には思えないことも有るかと思います。
そう、2020年もののド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは、新樽も全く使わずに樽さえ使わず、卵型セメントタンクとクヴェグリだけで仕上げています。
樽は緩やかな酸化を促進し、ワインの酸化熟成に関与しますが、コサールはそれを嫌った訳です。ですから、
「酸化で無駄なエネルギーを使わない、ビオディナミ栽培のブドウの滅茶ピュアな味わいを目指した2020年!」
と言うことになります。
なので、「飲むタイミング」を計って飲む・・ワイン本来の飲み方で楽しむワインになっています。
2020年ものはジュヴレやモレのごく狭い地域で、収穫の直前に20~30mlほどの雨が降ったそうです。それまではずっと灼熱の夏だったということで、非常に凝縮した素晴らしい葡萄が出来たということです。
しかし、わずかな「恵みの雨」をいただけたジュヴレやモレのワインは、その凝縮したがゆえに・・さらには樽を使わないがゆえに厳しさのある味わいが「やや和み」、素晴らしいエレガンスがすでに見えているアイテムが有ります。ですので、A.C.ブルやジュヴレ、モレのワインは、今飲んでもその素晴らしさを受け取ることが可能です。
ヴォルネイ(ドメーヌもの)のワインは、畑によって相当に味わいが異なります。ぜひコラムをご参考にされてください。
またやはりいつも素晴らしい上級キュヴェは・・いや、2020年ものは余り飲めなかったんですが、モレ=サン=ドニ・モン=リュイザンの素晴らしさ、図抜けたポテンシャルを見る限り健在でしょう。
面白いことに、まだピノ・ノワールの方が安定していまして、シャルドネ、白は不安定なキュヴェが多いように思います。色合いにもまだ濁りが有り、綺麗になっていません。透明感が出て来ますと飲んでも良い状態になるかと思います。
しかし・・凄い味わいでした!・・ある意味、頭を「ガンっ」と一発殴られたような感じがしました。ですが、
「コサールって・・ちょっとふざけたように見えるが、実は超真面目な人?」
じゃないかと思いました。まぁ・・会ったことは有るんですが、話しは出来なかったので・・。
この凄い2020年ものを是非仕上げていただいて、有り余るエナジーのピュアな味わいをお楽しみください。
「途方もないほどのエナジーのワイン!」です。
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2019年のドメーヌ・ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。いやはや・・やはりなぁ・・・とは判っていたものの、
「・・本当にやりやがった!」
と言う気がしています。もう大変な世界に身を置いてしまった・・?・・とさえ感じます。今回は30アイテム以上のリリースですが、少ない2019年ものでは有っても何とか15アイテムを開けさせていただきました。
ハッキリ言いまして、2019年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは必ず買うべき・・もしくは興味が薄くても飲んでみるべきとお勧めいたします。
2018年もので大きく変化した彼のワインですが、
「ピュアなワイン・・ただそれだけを目指す!」
と言う意思を感じました。
そして2019年はその完成度を90%ほどにまで高めたと感じます。
白ワインはもう、半端無い出来栄えですし、赤も滅茶美しい・・プロ好みの味わいです。どこまでも透き通っていて、フラワリーなアロマがノーズを満たし、ピュア果実が味わいの中にほとばしっています。
余りに綺麗なので・・ワイン初心者の方は、
「美味しいね~・・」
で終わってしまうかもしれません。しかし、その本性は・・物凄いポテンシャルを秘めている・・その表情がちゃんと出ているのに、非常にバランス良く美しいので、むしろその素晴らしさが判り辛い・・と言うような感じに思えます。
また、クヴェグリのキュヴェのまろやかな表現には驚きました。クヴェグリ本家のジョージアのワインに感じる蜜蝋臭さなどは全く無く、ただただ美しくまろやかです。
卵型のセメントタンク仕立てのキュヴェは、より鮮烈な印象を残します。フレッシュで華やか・・こちらも非常に美しいです!
そして、シャサーニュ1級アビ・ド・モルジョには、仕方なく新樽を使うしか無かったそうで・・その辺も含め、「90%」とさせていただきましたが、いや・・もう半端無い、凄い世界に行ってしまった感覚が有ります。彼が、
「樽の要素で汚したくない・・」
と言う意味も良く判る、凄い仕上がりだと感じました。
また、今回は余りに少なくて飲めなかったジュラやローヌのキュヴェも、このブルゴーニュワインの仕上がりを見ると、相当に良いんじゃないかと想像しています。しかも、
「クヴェグリ、スキン・コンタックト&卵型」
と言う3つの仕立て違いのキュヴェも存在していますので、もはや、
「ド・シャソルネイ&フレデリック・コサールを一言で表すのは不可能?」
かとも思えます。
異常なまでに美しく、しかも完成度の高いワインに仕上がった2019年です。是非どれか1本でも・・飲まれてみることをお薦め致します。
■■ エージェント情報
■ 太陽を感じるふくよかな果実味、そして芳醇でしなやかなエキスが渾然一体となる、試練を乗り越えた魅惑のヴィンテージ!樽熟成から「クヴェヴリ」「卵型タンク」熟成にほぼ完全移行!!
● 2022 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ
【今飲んでも行けます!ピュアさとナチュール感がせめぎ合う・・そのニュアンスは、おそらくフレデリック・コサールが追い求めるホメオパシーによる姿が実現したと言えるものなのでしょう!】

モレ=サン=ドニなのか、ジュヴレっぽいのか・・その中間的な姿なのか・・そう言ったニュアンスの2022年モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュのクヴェグリ+炻器熟成です。頑張って飲ませていただきました。
淡い色彩ですが・・しっかりと物を言いたそうな存在感のある見事な出来栄えです。幾分揮発酸が生成されていますがしっかり抑え込まれており、菌そのものも生きていませんし、酵素の活動も止まっていて・・いずれ完全に溶け込むでしょう。
しかしながら、揮発酸の表情は多くは有りませんので、検出できない方もいらっしゃるかと思えるレベルです。
まぁ・・テロワール的にはこの2022年もの、どんな感じなのか?・・と言いますと、むしろジュヴレ的な表情が多いかな?・・と・・そこにモレの野性味が少々入り込んで来る感じに、シャンボール的な白い石灰もやや混じる・・イメージです。
ここの畑は、本当にジュヴレがすぐそこですから、ジュヴレっぽいのは当たり前なのかもしれません。しかし2022年ものは、シャンボールっぽい石灰と、僅かな揮発酸の成分による複雑なニュアンスが交じり合い、2021年ものよりもナチュール感が・・
「現状は高い」
と感じました。
おそらくその辺りがフレデリック・コサールが狙っているラインなんじゃないかと思うんですね。ナチュールな飲み心地とポテンシャルのバランスです。以前は「マロラクティック」で色々やっていたものを止め・・だからこそ新樽の使用も当然止まり、想定外の味わいの変化、香りにならないようにクヴェグリ、卵型セメントタンク、炻器の使用に変わって来たと言うことなのでしょう。
フレデリック・コサールの上級キュヴェです。ぜひ飲んでみてください。お薦めします!
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ-->炻器使用の村名モレ=サン=ドニ!・・確かにモン・リュイザン的なニュアンスも有りました!】 今回は飲めずにとても残念です。ある意味・・とてもリーズナブルと言える村名のモレです。畑は国道の下にあるので、さほどポテンシャルは無いかと考えがちですが、以前にテイスティングした時には、単なる村名とは思えないほどの感覚を得たと思い出します。
このレ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュはモレの北側に有り、最北のスヴレと言うリューディの南に接します。ジュヴレ側にもレ・スヴレと言う区画が有って隣り合っていますが、上部はマゾワイエール(シャルム)です。
ですので、シャルム=シャンベルタン的なのかな?・・と思うと・・そんなニュアンスは余り無く、極論を言うならモレとシャンボールを半々・・なイメージに、コサールの1級モンリュイザンを少々加えた感じ・・が近いかと。
2021年の半端無いエナジーがこのワインをどう変化させているか、また2021年もので炻器が大活躍していますので、この影響も楽しみです。
因みに・・フレッドは2022年以降も炻器を使い続けるようでして、すでに特注の・・密閉できる炻器を特注して使い始めているとのことで、これはnoisyの勝手な推測ですが・・
「特注のクヴェグリにも満足しきれていないフレッドが次なるマジックの道具として導入する炻器を2021年で使い始め、その効果を確認出来た!」
と言うことなのでしょう。
noisy 的には2021年で「フレデリック・コサールが目指すワインの完成形」を見たと思っていますが、それは単純に「見えただけ」で有って、さらに素晴らしい世界を見せてくれるのも間違い無いようです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【テイスティング用購入も拒否されるほど少なかった超希少なキュヴェですが、おそらく・・もっとも早く美味しくなる上級キュヴェだと思います!】 おそらく、最も入荷の無かったキュヴェでしょう。サンプル提供(買うんですが・・)もダメとのことで、また飲めませんでした。もし残る様ならお正月に・・と言うような淡い期待を持っていますが、
「このキュヴェは、おそらくもっともエレガントで、一番最初に美味しくなるに違いない上級キュヴェのひとつ!」
じゃないかと想像しています。
なぜって・・クヴェグリ仕上げでベクトル変換出来ているでしょうし、少雨の影響を受けたに違いないんですが、
「なんとアルコール分が11.5パーセント!」
と、2020年もののシャソルネイ、コサールのキュヴェの中で最低のアルコール度数なんですね。
「劇的なエレガンスが待っているかもしれない!」
2020年ものです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはクヴェグリ使用の村名!】 未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。
古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。
畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】
何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2022 Gevrey-Chambertin les Genevrieres Qvevri
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ
【非常に少ないです!クヴェグリ熟成のルニアールです。飲めなくて申し訳ありません。】
非常に少ないので・・飲めずにすみません。ですが、1級畑並みの仕上がりは期待できると思います。飲めなかったので雑学をひとつ・・
マセラシオン・カルボニックには基本的に2種類あります。マセラシオンとは醸造のこと、カルボニックは炭酸ガス・・なので、略してM.C.などとして、日本語では「炭酸ガス浸漬法」と言います。
通常のマセラシオン・カルボニックは、密閉タンクに葡萄を入れ、ガスの炭酸ガスやドライアイスなどを使用し、炭酸ガスで満たします。
もう一つはセミマセラシオン・カルボニック、房のままの葡萄を密閉タンクに入れます・・で、それだけです。マセラシオン・ナチュールなどとも言われますが、タンク下部で葡萄が潰れて自然酵母で徐々に発酵が進み、いずれ炭酸ガスで満たされる訳ですね。こちらは温度管理をするのが普通で、やり方によっては低温で漬け込んだ形にもなり、アンリ・ジャイエの低温浸漬法にも寄せられるかと思います。
こちらのジュヴレのクヴェグリは、セミマセラシオン・カルボニック、マセラシオン・ナチュールです。発酵方法でかなり味わいも異なりますし、保存容器でももちろん変わって来ます。昔のフレデリック・コサールは、途中のマロラクティック発酵(これは純然な発酵ではありませんが)で、かなり意欲的な独自方法をやっていたと・・noisy は勝手に思っています。
良い出来になっていると思われる2022年ものです。ぜひご検討くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ使用のジュヴレ=シャンベルタン村名レ・ジュヌヴリエール!・・2020年は滅茶旨でした!】 ジュヴレのレ・ジュヌヴリエールはレ・ルニアールの中に有ります。現在は一緒になっているようですが、以前からレ・ジュヌヴリエールでリリースしていると、そのまま使用できるそうです。
クヴェグリ使用でベクトル変換されていると思いますので、比較的若いうちから美味しく飲めるはず・・すみません・・確かめようが無いので申し訳ありません。
言ってしまえば、
「コート・ド・ニュイでクヴェグリ全使用の村名以上のワインはこれだけ!」
です。
それに・・もしかしますと2022年以降、いずれクヴェグリも無くなってしまうかもしれません。他のコラムでも書かせていただきましたが、炻器の密閉容器を特注してセラーのズラリと並んでいるようですので・・まぁ・・まだ判りませんけどね。
10年も持っていたら超お宝でしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に希少なニュイ村名のクヴェグリです!・・そして唯一、今飲んで滅茶旨いクヴェグリ!素晴らしい仕上がりです!】
このジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール2020年を飲んで、ようやっとフレデリック・コサールがクヴェグリにこだわっている理由が判ったような気がしました!・・このキュヴェは今から飲んでも美味しさが最も伝わって来る唯一のクヴェグリのキュヴェです。
ようやっと飲めたジュヴレのクヴェグリですが、このレ・ジュヌヴリエールと言うリューディは、地図上をいくら探しても出て来ません。それもそのはず・・今は「ルニアール」の名前で統一されているんですね。
で、ルニアールと言いますと・・ギイヤール・・ですよね?・・面白い結果が出て来そうな気がするでしょう?
このレ・ジュヌヴリエール(ルニアール)は、1級プティ・シャペルの下部に有ります(接してはいない)。グラスの色彩を見ますとやや淡いルビーで、まだ完全には落ち着いていないようにも見えると思いますが、意外や意外・・このジュヴレのクヴェグリ2020..めっちゃ美味しいんですよ!
どうやら収穫の直前に僅かな雨が降った性で、それまでの酷暑による凝縮度が幾分弱まったようなんですね。
通常ですと・・
「・・薄まっちゃったのか~・・」
とガッカリするところでは有りますが、8月28日が収穫日ですから・・まだ8月ですよ・・よほど日照がキツイ夏だったと想像されます。
なので、
「普通の考え方だと、雨で薄まったら乾いた後、しばらくは時を置く」
可能性も有りますよね。
でも・・それじゃダメ・・と言うことなんでしょう。仮に若干薄まったとしても収穫時期は「ただの一点」しかない・・そう考えていたと思います。だからむしろ、
「恵みの雨」
と思ったはずです。

味わいの密度は、やはり他の上級キュヴェよりは僅かに劣りますが、その分・・
「充実したピュアな果実のエレガンスを今でもたっぷり感じられる!」
ので、
「・・美味しい・・」
と思わされてしまう訳です。
しかも、この数日の寒さの安定が有ります。ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020の整い方を確認させていただきましたから、
「今から飲んでも良いのは、クヴェグリではこのジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール!」
でしょう。
もちろん、ポテンシャルも素晴らしいです!・・是非トライしてみてください。お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【非常に希少なコート・ド・ニュイの村名のクヴェグリ!・・激レアです!】 すみません・・飲めていません。ですが、コサールは、葡萄のポテンシャルや畑の個性により、
「クヴェグリと卵型コンクリートタンクを使い分けている」
と感じます。
パワフルだと思われる葡萄にはクヴェグリを、エレガント+チャーミングだと思われる葡萄には卵型コンクリートタンクを・・使用していると想像しています。違っていたら申し訳ありませんが、もしそうだとするなら、
「このジュヴレはパワフル系・・」
と言うことになりますよね。
残念ながら確かめることは叶いませんでした。お客様ご自身で是非、お確かめいただきたい・・そう願っています。
以下は以前のレヴューです。
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【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)のクヴェグリです!】 こちらはクヴェグリです。ベクトル変換が出来ているはずです・・が、飲むタイミングはそれだけでは決まらないので、やはり少し休めてからが良いかと思います。
なお、コサールのクヴェグリワインですが、ジョージアのワインのような蜜蝋(みつろう)のちょっと違和感の在る香りは皆無です。そもそも蜜蝋は使用していないとのこと・・・そりゃそうですよね・・変な香りや味わいを付けたくないからクヴェグリを使用し始めたんですから・・ご検討くださいませ。
以下は2017年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。(クヴェグリではありません。)
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2011 Savigny-les-Beaune les Gollardes / Domaine
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】-----リリース当時のレヴューを掲載しています。
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】
少し濃い目のやや暗いルビー。程好く質の良いジャミーさ、端正な赤さと深み・・実に旨い。綺麗に出たエキス。これからどんどんまとまってくるだろう。素晴らしい出来!
美味しいですね・・。時折新着で売り切れないことがあるのが不思議です。濃度が出ない、桜のようなサヴィニーを連想されているとしたら大間違いですよ。価格から見ても判るように、オーセの上級なんですよね・・。つまり、フレッド自身もオーセより美味しいと判断している訳です。・・そこんとこ是非よろしく・・です!
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【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】
深く厚いアロマ。甘ったるくは無いのに、甘く官能的でジューシー!紫のニュアンスが強く、濃厚で旨い。若さも有るにせよ、ピュアなニュアンスが絶妙!
このワインに関して、飲んだ事が無い方は・・飲んだほうが良いです。通常のサヴィニー・・特に、ルイ・シュニュさん辺りを思い浮かべると、全く違う地域のワインに思えるかもしれません。
エージェント情報
レ・ゴラルドは区画名。99年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが100%管理。畑面積は0.44ha。収穫日は2010年9月26日。収量は30hl/ha!新樽は30%、残りの70%は2~3年樽を使用!
グロゼイユ等赤い果実の香りが華やか!横に広がるふくよかな果実味と細かいタンニンの収斂味が相舞いワインの味わいを複雑にする!
以下は2009年のコラムより転載です。
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【滅茶苦茶旨い!素晴らしい!言う事無し!!】
これは今から滅茶苦茶旨いです!凝縮し、果実味が濃厚です!早めに飲むならこれが一番でしょうか。ドメーヌ・ミレーヌ・フレール名になっています。
赤を積み上げたイメージ。凝縮感有り。深くて落ち着いたアロマ。ジューシーでとても深い。適度に膨らみ余韻もとても長い。気品も素晴らしい!絶好調だ。これは大穴。酸の美しさも絶妙!
毎年、このワインは素晴らしいんですが、この2009を飲むとコサール2009の全体像を見渡せます。勿論ですが、上級キュヴェはさらに素晴らしいとしても、このワインは外せないでしょう。超お奨めです!
エージェント情報
レ・ゴラルドは区画名。99年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが100%管理。面積は0.44ha。収穫日は2009年9月15日。収量は35hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
グロゼイユ等赤い果実の香りが華やか!横に広がるふくよかな果実味と細かいタンニンの収斂味が相舞いワインの味わいを複雑にする!
以下は2008年のコメントです。
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【半端な味わいでは有りません。2007年も絶妙に旨かったが2008年も素晴らしい!熟した果実!】
これだけベタで褒めてしまうと、
「おいおい、本当かよ・・」
という気持ちがお客様に芽生えやしないかと、ちょっと心配な部分も無きにしも非ずですが、素晴らしい出来のものを少しでも悪いとは、noisy
の場合はなかなか出来ないので・・・申し訳有りませんがお見苦しい点、ご容赦ください。
なかなかこのご時勢は、誰が本当のことを言い、誰がうそを言っているのか、もしくは真実も嘘も興味が無く、ただ利潤を追求しているだけなのかの判断をする時間さえ無く、またそれを判断するだけのスキルも得にくい情勢です。
ある大手の組織小売業は、このご時勢に大幅な自社輸入のワインの増加を達成したとの情報が有りました。勿論、それはグッドニュースなのかもしれませんし、その組織小売業に勤める方もnoisyのお客様になっている可能性さえ有りますので、世の中、回りまわって上手く行くみたいな状況なのかもしれません。やっぱり、急がば回れで愚直にやるしかないかと・・・いつもながらにそのように思い直しています。
昨年、2007年のこのレ・ゴラルドの余りの美味しさに、一推し印を付けたnoisyですが、2008年もそれは変りません・・・というよりも、全てのアイテムが想像以上の出来栄えでしたので、どこを見てもお奨め常態で、
「一体、何を購入してよいやら判らん!」
とお冠かもしれませんが、
「どれを購入されても充実した味わいにご納得いただけるもの」
と信じている次第であります。
やや還元、やや深い色合いのルビーから明るさと暗さの対比が見える深遠さ。純粋なエキスの味わいでかなりの美味しさを感じる。とても充実し、とても奥深い仕上がりで、とても綺麗。スパイシーな紫~赤のアロマでハツラツとしたフレッシュさと滑らかさが有る。ほんのちょっとだけ時間が必要。
サヴィニーというワインは一般的には、桜っぽい、軽やかな、エレガントな味わいに仕上がりますが、このゴラルドは全く違います。構造はより深く重さも持ち、さりとて鈍重にはなりません。充実した味わいです。僅かに早いと言えますが、もうすでに入荷から20日ほど経過していますから、充分落ち着いている頃だと思います。昨年の2007年のゴラルドの華やかさ全開の味わいよりも、より熟し、まろやかさと深みを持っています。
「2008年のブルゴーニュって、本当に悪い年なの?」
と、疑問を持たずにはいられないでしょう。素晴らしいピノです。超お奨めアイテム、是非飲んでみてください。
● 2011 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノアール・ブドー
【10年ほど寝かせたブドーです!】
今回は2011年もののド・シャソルネイを中心にご案内させていただいておりますが、何せ数が少ないので、飲めたのは、
2010年サン=ロマン・スー・ロッシュ(赤)
2011年サン=ロマン・コンブ・バザン(白)
のみです。
2010年のサン=ロマン・スー・ロッシュは実に良い熟成をしていまして、まさに「コサール香」ともいうべきシャンピニオンのブケが素晴らしかったです。
流石にサン=ロマンほどはポテンシャルは無いでしょうが、良い感じに熟しているものと思われます。ご検討くださいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【良いときのパカレのようなドライな味わい!】
やや暗めのルビー。一瞬昔のパカレのような梅かつを。ジャミーな味わいの奥に深いアロマ。熟れと若さが交錯する。いつもより少しドライ目な仕上がりで、とてもバランス良く旨い。
コサールの赤ワインは、パカレから見ると少し甘みが有るように感じることが多いですが、2011年のこのブドーに関しては、パカレっぽい仕上がりですね・・。これはこれでとても美味しいです。何しろそれでも飲み終えた後には、
「・・・あ、コサール・・・ここに居たのか」
と感じさせてくれますから・・。
優れた造り手は、やはりテロワールと造り手自身をちゃんと感じさせてくれます。お奨めします!
【2008年以前のシャソルネイに戻ったかのようです!とても美味しい!】
チェリー、ベリー、深みの有る味わい。シャソルネイらしく昔のブドーのように、熟しているのにハツラツとした味わいに戻ったかのよう。現在はまだ少しタイトだがすぐにバランスしてくるだろう。軽やかさと深さがある。
どうでしょう?2009年がシャソルネイらしくなかったのか?・・・それとも、新たな境地に向かったのか?と云うところをどのように判断するかですが、noisy的には完全に後者です。素晴らしいピノだと思います。徐々に味わいを深めて行くでしょう!何よりもマグナムを仕込んでいますんで、自信もあるでしょうね。超お奨めです!
エージェント情報
ブドーは「カトリック司祭の案内係」という意味で、オート・コート・ド・ボーヌのPuitsde Chauxの区画1haと、ピュリニーとサシャーニュの間の教会の近くに1haのブドウ畑がある。収穫日は9月20日。収量は19hl/ha!新樽は25%、残りの75%は2~3年樽!
グロゼイユやザクロ、アニスの香り。繊細な酸、スレンダーな果実味ときれいに溶け込んだ旨味とのバランスが良く、後から収斂したミネラルがワインを引き締める!
以下は2009年のコラムより転載です。
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【ピチピチのギャル的?!コサールにしてはちょっと珍しい仕上がりか?】
とても柔らかく、香りが出やすいピノがコサールの特徴かと思ってきたんですが、2009年のブドーに限ってはむしろ、「フィリップ・パカレ的」でした・・・!などと書いてしまうとクレームが来るかな??でもとても美味しいのでご安心ください。いつもよりも若々しい果実が中心だという事です。
ジューシーでフレッシュな果実とアロマティックな石灰。いつもの年よりも凝縮感がたっぷりで紫の印象が強い。膨らみは今ひとつだが、お客様に届く頃には問題無いだろう。いつもよりも少し硬めな仕上がりなのは事実。健康的な葡萄とピュアな美味しさが光る。
どうでしょう・・・そう、パカレ的なんて言ってしまうから難しいかもしれないですね。むしろ、
「マルセル・ラピエール的」
と言えば良いでしょうか。・・そうピュアで真っ直ぐな果実の感じです。コサールの場合はやや色が暗く、官能的になってくるのが普通ですが、2009は少しラピエール的だと理解してください。いずれにしてもとても旨い!超お奨めです!
エージェント情報
ブドーは「カトリック司祭の案内係」という意味で、ピュリニーとシャサーニュの間にある教会の近くに1.2haのブドウ畑がある。収穫日は2009年9月19日と23日。収量は40hl/ha。1~3年樽を使用。
カカオやミネラル、フランボワーズなどの香り。豊かで骨格のある果実と酸とのバランスが良く、余韻に若いタンニンの収斂味が残る!
以下は2008年のブドーのコラムよりです。
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【熟度と鮮度の融合!素晴らしいバランスです!これは一推し!・・・青い色は危険な色、の巻!】
良く「色合い」のことを noisy は書いていると思いますが、やはりこの色というものは実に重要なファクターです。ある程度長い期間、ワインに親しんで来た方なら、グラスに注いで色を見れば、仮に香りを嗅がなくても、口にしなくても、ある程度、どのようなワインかは判るでしょう。その程度というのは、その方がどれだけ情報を得ようとされてきたか、という気持ちが「気付き」を得ますので、人に寄る部分が多いかもしれません。
単にワインの色・・・ということだけでは無く、もっと広い意味合いでの「色」も有ります。いつ頃でしたか、そろそろ季節も近くなってきましたが、「アジサイ」を料理の付け合せ、もしくは彩りに、お皿に載せてお客さんに出してしまい、食中毒になってしまった・・ということが有りました。アジサイには毒になる成分がありますから、決して口にしてはいけないんですが、そのことを知らない方が、そのようにしてしまったのかと思います。最低でも、口にしたらストレートに毒になる食材をお皿にしてはいけませんよね。
でも、人間は気付かないうちに、
「これは・・・食べちゃいけないだろうな・・」
というものを判断しているんですね。例えば、道端の石を食べよう・・・とは誰も思わないでしょう。如何に美しい輝きを放っていたとしても、その場合は歯が欠けてしまいますモンね。
色の場合、良く「毒々しい」などと表現しますが、あんまり「派手な」色合いが組み合わさった物は、
「・・・これを口にしたら・・・やばいかな?」
と、普通はお考えになるでしょう。
では、アジサイはどうでしょうか。もし蕾だけだったら・・・食べてしまいますか?それとも花が咲いているのを見たとして、毒性が有ると知らなければ口にしてしまうでしょうか。
例えば土(つち)は・・・土色をしています。これは、病原菌や虫がいない状況で、しかも「きれい」なら・・・、不味いしジャリジャリとテクスチュアが悪いとは思いますが、栄養分も有り、食せ無いことも無いですよね。
赤はどうでしょうか。真っ赤なリンゴ・・これは美味しそうです。真っ赤なバラの花・・・まあ、美味しいのかな?判りませんがおそらくは食べられると思います。
黄色はどうですか?余り毒々しいのはどうかと思いますが、レモンしかり、黄桃しかり・・・ちょっと美味しそうですね。ひまわりの花弁・・・これは判りませんが、菊の花は食します。
緑は・・・まあ、これは植物ですから、この色だけは普通・・・は食せると考えてしまいます。アジサイは葉っぱが緑ですから・・・食べられると思ったのでしょう。
ところで、青はどうでしょうか。
「青リンゴが有るくらいだから・・・大丈夫じゃない?」
と思われるかもしれませんが、青リンゴの色は「黄緑」「薄緑」ですよね?青い色の食べ物って・・・有りますか?
「そりゃあ有るでしょ?ゼリーとかブルーハワイ・・なんて飲み物も有るし」
と思われるかもしれませんが、それは・・・着色料で染まっているだけですよね。
まあ、言ってみれば、信号機の場合の「青」は安全ですが、自然界では毒性を持つ場合もかなり有る・・・ということなんですね。シアン化カリウムとは青酸カリのことで、シアンとは明るい青色の事を言います。シアン化カリウムはご存知の通り・・・猛毒ですよね。
アジサイは青い花やピンク、その他も有ると思いますが、
「青系」の色はちょっと危険な色・・・なんです。朝顔もそうですよ。綺麗な淡い色の青い花を咲かせる事も有りますが、種には結構な毒性が有ります。茄子も、食用に改良されたものはOKですが、原種では毒性がありますし、ケシとかトリカブトなんてのは、青だけじゃなくてピンクなどの花も咲かせますが、猛毒性のある部分が有る訳です。人間にとって青く見える植物・食材は、自然界の人間には通常不必要な成分を吸収したものである確率が高いものです。(勿論例外はあるでしょう。)
その「青い部分が見えない、想像できないから」なのでしょうか、それとも普段から色など全く気にしていないから、全く食材になることのない「青い色」のものも普通に食せると考えてしまって、間違って食材に使用してしまうのかもしれません・・・で、ようやっと本題です。
ワインの場合、専門家以外の普通のワインファンでしたら、「今現在・もしくは比較的近い時期の味わい」のみの判断がほとんどだと言っても良いかもしれません。・・・そりゃあそうです。普通は、
「無いものは無いから無いのだ」
「今美味しいからこのワインは美味しい」
「今好きじゃない味だからこのワインは駄目なワイン」
勿論、それで良いんです。それが普通の感性と言うものですから、何も悪くは有りません。でも、このことはとても危険性を孕んでいることは、上記の「青い色」のことを気にかけることがないとすると・・・お判りですよね。そこには実際に無いもの、これから生まれてくるもの・変化しようとしているもの、元々持っていたもの・・・これを想像できないと、いや、想像してみることによって、その繰り返しで身に付くものなのかもしれません。青い色は周波数が高く、波長がとても短いものです。普通の人間は、その周波数帯に対応できない・・・・もしくは、自然界には余り多くは存在しないものだから慣れていないと言えるかもしれません。
noisy は、比較的麻酔が効きにくい変態体質のようで、2年ほど前に歯が痛くてお医者さんに行った所、
「これでもか!」
というほど・・・、口から打った麻酔薬がジャバジャバ流れ出してくるほど・・・(T.T 数えられないほど何本も打たれてしまいました。いつだか、手の腱を断裂してしまった時も、麻酔を打ったはずなのに、全く効かず、縫合を激痛の中、涙をジャバジャバ流しつつ耐えた記憶が有ります・・・・(T.T まあ、noisyの個人的なことはどうでも良いんですが。
この、その場・その時に無いものを想像する力が、ワインの成長を想像でき、それが可能だから先を見通せてしまって、
「このワイン、滅茶苦茶旨い!」
と、他の人が顔をしかめていたとしても、その人だけが笑っている・・・そんなシュチュエーションが生まれるのでしょう。それは、淡い色しかついていないアジサイの蕾に、何を感じる事ができるのか、ということに似ているような気がするのです。
ですが、2008年のこのブドーには・・・そんな「想像力」も「気付き」さえも必要有りません。実に享楽的で素晴らしいピノです。薄いルビーのグラデュエーション確かな色合いこそ、このワインの美味しさを表現しています。
チェリーやプラム、ワイルドベリー。柔らかなミネラルのアロマ。ふわっと膨らんで後を引く繊細な長い余韻。奥にある芯の硬さを包み込む優しい膨らみと果実味。とても印象的だ。すべてが一体となった美しい仕上がり。エキスがキッチリと出た無駄の無い締まったボディ。ただし、時間と共にやや締まって行く傾向にあるようだ。
どうでしょうか。新樽は20%ほど使用したようですが、樽の影響を見分けるとか、醸造由来のものを見つけるとか、そのような気にはなかなかさせてもらえない・・・それほど完成度の高いピノだと思います。やや硬くなって行く傾向に有りますが、これから暖かくなってきますので、そのスピードも遅くなると思います。是非とも飲んでみてください。超お奨めです!
● 2007 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Argillieres D.L.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ザルジリエール
【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2004 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Argillieres D.L.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ザルジリエール
【さてさてお立合い!・・2004年のクロ・デ・ザルジリエールは一体どうなっちゃってるでしょうか・・!】
いや~・・こういうの、やりたかったんですよね~。まぁ、ただ、「やぶへび」とか、「商売的には相当に逆効果」なことではあるんですけどね。
例えばリアルワインガイドの2006年SUMMER第14号(・・若っ)には、このような評価になっていますよ。
今飲んで 90 ポテンシャル 92 飲み頃予想 2007~2023
シャソルネイは長く持たない、自然派は熟成しない、2004年は悪い年だから云々・・
さぁ・・どうなんでしょうね。
このワインも、今回の新着でブルゴーニュの赤の新着が少ないので、「何か無いかな?」と探し出したものです。
1級クロ・デ・ザルジリエールは、すでにシャソルネイも手放してしまっています。かのプリューレ・ロックさんが入手しましたが、ロックさんもすでに亡く・・やはり、「クロ・デ・コルヴェ」のお隣の「クロ・デ・ザルジリエール」は、何としても手に入れたかったのでしょう。
因みにクロ・デ・ザルジリエ-ル(&レ・ザルジリエール)は、北にオ・コルヴェとオ・ペルドリ、南にクロ・ザルロ(クロ・ド・ラルロ)に挟まれるロケーションに有り、マット・クレイマーさんによれば、
「レ・カイユ、レ・ヴォークランと同格の、プレモー最上の畑ではあるまいか?」
ブルゴーニュワインが判る 白水社
と申されております。
それに、プリューレ・ロックさんのクロ・デ・ザルジリエールは・・やはりとんでもない価格になっちゃってますので・・もう中々手が出せない状況です。
自然派は持たないのか?
2004年はダメなのか?
などなど、興味を惹かれるんじゃないかと思います。古酒ですので、責任は持てませんが、
「色合い-->良し」
「液量-->良し」
「キャプスュル-->破れたら困るので回していないが透明なので良く見える・・漏れも上がりも見えず」
です。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は2006年の新着に書いた文章を引っ張り出して来ました!
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【ただ骨太だけじゃあ無い!フィネスたっぷりのモンスター級です】
2002、2003年とテイスティングしていますが、2004年はさらに飛躍しているように思います。果実味たっぷりだがややオークのニュアンスが突出していたため、時間が掛かるワインなのかな?と思った2003年に比較し、むしろクラシックな仕上がりで、とても引き締まったボディをしています。30分ほどでボディが膨れてきたかな?と思った途端、とても綺麗な土のニュアンスに動物の毛皮、スパイスに溢れてゆきます。透明感たっぷりなミネラルに優しく包まれた柔らかな酒肉から、紫や赤、黒の小さな果実も出てきます。その出現の仕方にエレガンスがしっかり出ているんですね。特に、繊細な赤い果実の真裏にある ド太く力強い要素にびっくりしながら鑑賞していただけると思います。
きっちりと発酵され、とてもドライで、美しいスタイルをしています。今飲まれたとしても、少しの時間お待ちいただくだけで、そのポテンシャルを拾うことが可能ですし、
「美味しい!」
と思わせる感動が押し寄せてくるでしょう。
また、フレドリック・コサール率いるドメーヌ・ド・シャソルネイのトップ・キュヴェとして、その格を見せ付けてくれますから、今回ご案内の価格も決して高くは無いと思います。きっと将来、(飲んでしまわなければ..)お宝として存在するに違いないでしょう。おそらく次号のリアルワインガイドには載る..?のかな?自然派特集のようですので期待しましょう。お奨めいたします。
● 2022 Zizifredo Skin-Contact V.d.F.Blanc
ズィズィフレッド・スキン=コンタクト V.d.F.ブラン
【特別にあつらえた砂岩で作った陶器ボトルに詰めたスペシャル・キュヴェ!・・白葡萄を黒葡萄の造り方で、葡萄のパワーを全て引き出したそうです!】
少な過ぎて・・と言うよりも、テイスティングすると販売分が無い・・と言う、極めて理不尽なことになってしまいますので飲めていません。ヴァンクゥールさんの試飲会では飲めたのかな?・・まぁ・・試飲会に行けば良いのでしょうが、行って飲めたところで詳細な部分は判らないでしょうから・・中々微妙なところです。来年からは手下を向かわせようかとも思っています。
何か相当気合が入ったボトルに詰めたスキンコンタクトのローヌ系白ワインです。コサールのワインですから、ローヌの白ワインに有り勝ちな、
「酸が弱く暑苦しい」
感じは全く無く、
「美しい酸が冷ややかに感じられ、しかし糖度が載った葡萄をスキンコンタクトで果皮のアロマと種のタンインを引き出し、深い味わいに仕上げた」
と言うことかと思います。
あとは、このスペシャルボトルがどのように作用するか・・ですね。
M.C.とのことですので酸化具合は良好で、以前の写真のように美しい黄色が基本・・のところ、砂岩陶器による熟成がどこへ向かうか・・と言う部分は、結構に大事なところです。
noisy も昔、ワインでは無く日本酒やウイスキーなどで色々と陶器熟成を見て来ました。比較高温で焼いた陶器と低温のもの、そして素焼きか釉薬有りか、もしくは信楽焼のように釉薬無しで仕上げながら、高温で長く焼くことにより、部分的に釉薬が掛かった様?になったものでは・・それぞれ異なる熟成になると思います。
ましてや砂岩とのことですので・・信楽焼はケイ石や長石が土に混ざっていて、独特の風味を出しますが、釉薬風になるのもそれらが関係しているとなりますと・・砂岩の成分は石英や長石が主でしょうから、
「信楽焼のボトルに詰めたのと近い熟成?」
なのかもしれず、ちょっと先が楽しみな試みじゃないか・・と感じています。
ただし、砂岩の陶器ボトル自体は釉薬がかかったように結構に「つるつる」していますので、どのように焼いたのかは不明です。ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【少な過ぎて飲めませんでした。こちらも卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ローヌからの葡萄を表現していると思います。】 スキンコンタクトしたローヌの白・・とだけ言って良いかどうかは判りませんが、敢えてフレッドがローヌの葡萄を入手している意味は在る・・と思います。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2022 Fleurie
フルーリー
【ファーストヴィンテージで激旨!・・コサールもガメの扱いが非常に上手いと感じる見事な出来!・・スイスイ飲めて、深い味わいがしっかり還って来る、果実しっかりなフルーリーです!】

2022年のラピエールのモルゴンが滅茶美味しくて・・あれ、まさに果皮の純粋重厚な味わいがモルゴン的なミネラリティとしっとりとマッチして、最高に美味しいと思うんですが・・まぁ・・扱っていらっしゃるショップも多いんでしょうか、当初はバンバン売れたんですが、最近は今一つ、伸び悩んでいるんですよね。ガメよりピノだと思っていらっしゃる方が多いのも有りますが、いや~・・サクッと飲んで感動するのはラピエールのモルゴン2022でしょう!・・と言いたいところでは有ります。でも店頭では売れているんで良いんですけどね。
で、コサールの2022年のフルーリーです。いや、フルーリーでここまで集中しているのには久々に・・と言うか、初めて?・・に近い感覚で驚きました。それに、コサールの2022年の上級キュヴェとも、少し異なる感じもするんですね。
そもそもフルーリーは、エレガントなクリュ・ボージョレで通っているように、ミネラリティに富んでいるが故に、果実が伴わない?・・すみません・・根が正直なもので。
なので、リリース直後はやや果実は抑えめで淡い感じでエレガント..と言う評価なんですね。ま、ルジェの息子さんが大活躍しているドメーヌ・ド・ヴェルニュスのフルーリー・ラ・ディムは、その辺、しっかりはしていてめちゃ旨いですけど。
でも、ここまできっちりフレーヴァーが出ているのは、中々無いと思うんですね。ラピエールの2022年モルゴンにも、勝るとも劣らない仕上がりで、しかも、
「フレデリック・コサールがそこにいると感じられる」
のが良いですね。

濃密で、完全エキス化した見事な味わいを感じます。ミネラリティもしっかり、そしてモルゴンよりも軽やかです。
赤いカラント、ベリー、ほんのりチェリーが香り、味わえます。酸の出来が美しく丸く伸びやかで、卵型セメントタンクの影響でしょうか、ミネラリティの多いワインが陥りがちな「内向的になる症状」には陥らず、非常に外向的で八方美人的です。
ジューシーと言うには甘く無く、しかしジューシーに美味しいのも事実かなと思います。飲み進めるにつけ、チェリーが肥大化してくる感覚で、おそらく最後まで短期間に美味しく飲めてしまうんじゃないでしょうか。
また、この完全エキスのフルーリーは、長く寝かせるのも一興かと思うんですね。果実感が一旦弱くなり、閉じた感じになった後にこそ・・ガメの凄さ、ボージョレの凄さが有ると・・noisy は経験しています。まあ・・目の前のワインを20~30年も寝かせて・・と言うのは酷ですけどね。
素晴らしい出来のクリュ・ボージョレ、フルーリーです。もう・・普通以上に旨いです!飲んでみてください。お薦めします。
● 2022 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【10年ほど前までのコサールのサン=ロマンを少しピュアにしたようなニュアンス。豊かなミネラリティと梅昆布茶的な・・果実と出汁の効いた見事なバランスです!】

たしかに2021年までのコサールのサン=ロマン赤は、質感がかなり向上して大きなワインになっていましたよね。樽を使用していた数年前までと2020~2021年とは、イメージがだいぶ変化していました。
それまでは、
「梅キノコ」「梅昆布茶」みたいな・・フレデリック・コサール特有の味わいを見せてくれていたはずですし、
「そうそう・・コサール、ド・シャソルネイはこの感じ!」
みたいに思われていたはずです。リアルワインガイドでも散々そのように書かれていたように記憶しています。
しかし、いつの間にかこの何年かは、そんな「梅キノコ」も言われなくなり、よりピュアになったサン=ロマン赤でした。ミネラリティが美しく出て来て、ややツヤツヤとしたテクスチュアでした。
その、「梅キノコ」「梅昆布茶」的な頃のサン=ロマン・スー・ロッシュを彷彿させるのがこの2022年のブドーでして、ほんのりとプラムっぽいアロマと充実してバランスの良い酸、そして柔らかさを持ったミネラリティがなせる業でしょうか。往年のサン=ロマン・スー・ロッシュを思い出してしまいました。
実は・・コサール作では無くなった2022年のサン=ロマン・スー・ロッシュも飲ませていただいてますが、ん~・・そこにはフレデリック・コサールの姿は影すらもなく、noisy の心の中には冷たい風が吹いていました。
なので、このブドー2022年を飲んだ時、何故か・・
「・・良かった・・」
と、安心感が伝わって来たんですね。
まぁ・・白のビゴット2022年のコラムにも書かせていただきましたが、おそらくフレデリック・コサールがドメーヌものを手放したのは、幾つかの理由が有ったと思いますが、息子さんがまだ小さく、ドメーヌを継いでくれるかどうかも判らないこと、自分はこの先何年仕込みが出来るかを思った時に、より上級の畑の葡萄を丹精込めて仕上げたいこと、そして、
「ブドーやビゴットでサン=ロマン並みの味わいを実現できる自信が有ったこと」
が有るんじゃないかと邪推させるほどに、ブドー、ビゴットの仕上がりがピュアでナチュール度が高くなり、そしてより上級クラスのポテンシャルを感じさせてくれました。
素晴らしい出来だと思います。ぜひサン=ロマン代わりにいかがでしょうか。超お薦めします・・ちょっと目頭が熱くなるような味わいです。
以下は以前のレヴューです。
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【微細な差と言えるかもしれませんが、これはきっとコサールにとっては大きな差なのでしょう!・・これは面白い!・・激エレガントでエキスは濃くて複雑・・ただ、違うのは??・・】

長年コサールのピノ・ノワールを飲ませていただいて来ました。
昨年の2020年もののこの「ブドー」もとんでもなく美味しく、
「今までで最高」
と書いたんじゃないかな?・・と思います・・すみません・・読み返している時間が無い・・(^^
ですがすみません、2021年もので・・ちょっと覆します。
「2021年もののフレデリック・コサールのピノが一番好き!」
です・・(^^;;
まぁ・・最高と・・好きは微妙に異なりますんで、そこんところは忖度して下さいね。でも「2021年ものが今までで最高だ!」と言いたいのも間違いありません。
1枚目の写真はクヴェグリでは無いブドーです。濾過も清澄もしない、おまけにSo2も入れない、到着間もないワインですから・・幾分、濁ったような色彩に見えると思います。
その濁った部分の影響はほぼ無く、非常に・・美しく、しかもとんでもないエナジーが詰め込まれているんですね。
一口すすっただけで・・それは感じられます。しかもエキスはドライながら・・滅茶美味しいんですね。

で、2枚目。これはクヴェグリです。
「ニュアンスは一緒」
ではあるんですが・・いや~・・何度も言いますがすみません・・ベクトルの向きが・・飲む人に向いてますから、
「そのエナジーが飲む人自身に向かってくる!」
と思える感じで・・太いんですね・・。
これは比べないと判らないと思います。味わいの印象を言葉にすると同じです。
「ベリーとチェリーの赤系果実、ふっくらと伸びやかに感じられ、ドライでエキシー、余韻も長く可憐で美しい!」
そんな感じでしょうか。
ところが、2021年もののフレッドのワインが持つ、半端無いエナジー感、そのエネルギーの束の太さが違うんですね・・。だから果実感がより強いのか?・・と一瞬思うんですが、
「・・・いや・・待てよ・・?」
と。
樽を捨てたフレデリック・コサールがたどり着いた、卵型セメントタンクとクヴェグリですが、2021年ものはそこに「炻器」が入って・・さらなる・・
「何も余計なものを加えない、葡萄のポテンシャル・姿、そのまんまのワイン!」
を造ろうとしています。
そしてそれが結実したのが2021年のフレッドのワインだと思います。是非飲んでみてください。過去最高!・・あれ?・・すみません・・(^^;;
以下は以前のレヴューです。
-----
【これは旨い!・・ド・シャソルネイ時代のキュヴェを通しても最高の出来でしょう!】
凄く良かったです~!・・ドすっぴんのブルゴーニュ・ピノ・ノワールが、凄いレベルのエナジーを持って迎えてくれます!・・しかも、今飲んでも結構に美味しく飲めるんですね・・。
で、この2020年のブドーの出来だけを言いますと、
「史上最高の出来!?」
と言っても良いんじゃないか・・と思えるんですね。
この3年ほどは一貫して、ピュアでナチュラルな味わいを、何の化粧もさせないようにして来たフレデリック・コサールですが、ようやく集大成として・・と言いますか、2017年以前の自身のワインを否定するかのような・・?・・素晴らしい出来になったとも感じています。
noisy 的には・・このブドーがドメーヌものでは無くなった時から・・でしょうか。ピュアなフレーヴァーが少し減少し、マロラクティックでちょっと弄り回す・・そんなイメージが合った訳です。
ですので、リリース直後はいつもそんなニュアンスが受け取れましたので、
「もっと・・直球で良いんじゃないのかなぁ・・」
と思っていたんですね。

2018年もの頃からは、そんなイメージは払しょくされた感じがします。
「そう言えば・・リアルワインガイドも、梅こぶ茶風味・・なんて言わなくなったなぁ・・」
と思うでしょう?
まぁ・・梅はプルーンだとするとその風味は無くは無いですが、
「少なくとも・・こぶ茶・・は無くなった!」
ことは言えます。めっちゃピュアです!
価格もほぼ、昔の村名並みになっていますが、
「品質はそれに確実に見合う!」
と言って良いと思います。
ちょっと見辛いかもしれませんが、「昔のブドー」のグラス写真と比較してみてください。昔のはちょっと「どんより」していると思うんですね。2020年は「活き活き」としているように見えました。
もちろんですが、今飲んでも美味しいです・・が、今が最高の到達ポイントでは在りません。ただし、この冬到来で・・ワインが整い始めていますので、
「さらに美味しさを増している」
とも思います。是非飲んでみてください!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】
今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2022 Bourgogne Pinot Noir Bedeau Qvevri
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー・クヴェヴリ
【非常に少ない・・クヴェグリ仕上げのブドー!・・おそらく卵型セメントタンクでエルヴァージュしたキュヴェよりも、よりピュアに、テクスチュア滑らかに仕上がっていると想像されます!】
余りに無いのでテイスティングは諦めました。普通のキュヴェでも充分に旨いですが、クヴェグリにこだわっている現在のフレデリック・コサールを知るにはこちらのキュヴェと言うことになるのかもしれません。
葡萄はピュリニーとシャサーニュの境界あたりにある教会・・(^^;; のすぐ近くと言うことで、少しばかり調べてみました。シャサーニュの南東に「サン =ピエール・サン=モール教会」と言う名前の協会があるのを見つけまして、そこかなぁ・・などと思っています。そもそもピュリニーもシャサーニュも、畑のある村の境界辺りには・・畑以外は無いですから・・。国道の東側では有りますが、その辺りは緩やか目では有りますが斜度がついて、美しい畑が拡がっています。その辺りの葡萄かな・・と・・いや、それは洒落ではありません。
まぁ・・飲めるほど無いと言うのは残念では有りますが、年々厳しくなる買い葡萄の世界で残りの醸造家人生を過ごそうと決めたようですので、卵型セメントタンク熟成のブドー同様に、相当気合が入っているはずです。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は以前のレヴューです。
-----
【微細な差と言えるかもしれませんが、これはきっとコサールにとっては大きな差なのでしょう!・・これは面白い!・・激エレガントでエキスは濃くて複雑・・ただ、違うのは??・・】

長年コサールのピノ・ノワールを飲ませていただいて来ました。
昨年の2020年もののこの「ブドー」もとんでもなく美味しく、
「今までで最高」
と書いたんじゃないかな?・・と思います・・すみません・・読み返している時間が無い・・(^^
ですがすみません、2021年もので・・ちょっと覆します。
「2021年もののフレデリック・コサールのピノが一番好き!」
です・・(^^;;
まぁ・・最高と・・好きは微妙に異なりますんで、そこんところは忖度して下さいね。でも「2021年ものが今までで最高だ!」と言いたいのも間違いありません。
1枚目の写真はクヴェグリでは無いブドーです。濾過も清澄もしない、おまけにSo2も入れない、到着間もないワインですから・・幾分、濁ったような色彩に見えると思います。
その濁った部分の影響はほぼ無く、非常に・・美しく、しかもとんでもないエナジーが詰め込まれているんですね。
一口すすっただけで・・それは感じられます。しかもエキスはドライながら・・滅茶美味しいんですね。

で、2枚目。これはクヴェグリです。
「ニュアンスは一緒」
ではあるんですが・・いや~・・何度も言いますがすみません・・ベクトルの向きが・・飲む人に向いてますから、
「そのエナジーが飲む人自身に向かってくる!」
と思える感じで・・太いんですね・・。
これは比べないと判らないと思います。味わいの印象を言葉にすると同じです。
「ベリーとチェリーの赤系果実、ふっくらと伸びやかに感じられ、ドライでエキシー、余韻も長く可憐で美しい!」
そんな感じでしょうか。
ところが、2021年もののフレッドのワインが持つ、半端無いエナジー感、そのエネルギーの束の太さが違うんですね・・。だから果実感がより強いのか?・・と一瞬思うんですが、
「・・・いや・・待てよ・・?」
と。
樽を捨てたフレデリック・コサールがたどり着いた、卵型セメントタンクとクヴェグリですが、2021年ものはそこに「炻器」が入って・・さらなる・・
「何も余計なものを加えない、葡萄のポテンシャル・姿、そのまんまのワイン!」
を造ろうとしています。
そしてそれが結実したのが2021年のフレッドのワインだと思います。是非飲んでみてください。過去最高!・・あれ?・・すみません・・(^^;;
以下は以前のレヴューです。
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【ブドーのクヴェグリは少し寝かしましょう!・・でも、「すでに整った疑惑」も考えられます!】
まぁ・・単に「ブドー」と言うことですと、2019年ものがピュアで滅茶美味しくて、それまでの根暗な味わいからの見事な脱却を喜んだことを思い出します。
2020年もののクヴェグリでは無いブドーは、2019年ものの路線そのものをさらに発展させたかのような見事な味わいで、今飲んでも美味しいですし、今後10年以上の熟成も期待できます。
で、このクヴェグリですが・・今はちょっと硬いですね。2020年物の写真は余り寄った写真が撮れなかったので判りにくいかもしれませんが、やや「くすんで」見えるんじゃないかと思います。
そう、ちょっとまだ出て来ていないんですね・・
ただし、
「とんでもなくピュアでミネラリティが半端無い!」
のが良く判る状態です。
この「くすんだように見える」色彩が、ちょっと「抜けるように」なって来た段階で、
「飲み始める!」
のが良いと思うんですね。
そうすれば、クヴェグリにこだわり、ミネラリティの出にこだわるコサールの気持ちが良く伝わってくると思う訳です。

で・・お決まりになってしまうんですが、この何日かの寒い日が安定して来た時期、
「多くのワインが整い始めた!」
のを確認しています。
noisy は時折コラムで書いていると思いますが、
「夏の暑い時期が終わって寒くなってきた頃からが飲んで良いタイミング」
みたいなことを言っています。
で・・ド・シャソルネイ&コサールのご案内が2度(もしかしたら3度)に分かれてしまった、たった4日ほどの間が・・その「切り替え時期」にハマってしまったんですね・・。
なので、お客様も・・
「飲んでいいのかダメなのか、ハッキリせい!」
とお困りかもしれませんが、noisy もまた・・
「二度に分けることになってしまって・・まさか、このタイミングで整ってしまうとは!」
と、困ってしまったんですね。
まぁ・・判った以上は書かない訳には行かないので、
「エナジー溢れる2020年のド・シャソルネイ&コサールのワイン、一応・・もう飲めなくは無いです!」
と言っておきたいと思います。
ただし成長具合はキュヴェによります。
卵型セメントタンク仕上げはOK、クヴェグリ仕上げは・・慎重に・・。そして、白は意外に思えるかもしれませんが、下級キュヴェはOKですが上級キュヴェは成長が遅い・・そう思ってください。
素晴らしい出来になった分、やや閉じていたクヴェグリのブドーです。この先はお客様にご確認いただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】
今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2022 Mercurey Rouge les Vignes Blanches Qvevri
メルキュレイ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・ブランシュ・クヴェヴリ
【・・おかしいな・・調べるとこのレ・ヴィーニュ・ブランシュ、1級畑なんですね・・これ、滅茶ピュアで濃密!・・フカフカ感を内部に留め、ツルツルなテクスチュアの極上の味わいでした!】

少ないんですが無理やり飲んでしまいました・・。コート=ドールの南端にひっついたサントネイから南にブーズロン、リュリーと来てメルキュレイです。
肉厚でテクスチュアが滑らか、果実感しっかりありつつミネラリティのコートも充分に感じる素晴らしいピノ・ノワールでした。余りに良く出来ているので、余り知られていない「メルキュレイ」の格付けを調べてみると・・
「レ・ヴィーニュ・ブランシュは1級格付け」
であることが判ったんですね。
まぁ・・「いつから」と言うのまでは判らなかったんですが、すでに1級畑となっているのは間違い無いです。
以前のフレデリック・コサールのピノ・ノワールに感じた「梅昆布茶」系の味わいでは無く、最近の・・2020~2021年もののように、より精緻でミネラリティの高い、「すなおな」味わいの括りの方に仕上がっています。
ベリー系とチェリー系の果実がしっかり有り、く無いですが旨味はしっかり、とてもピュアに感じます。石灰系のミネラリティがたっぷりあるのでシャンボールのニュアンスに取れるんじゃないかと思います。

もしまだ1級畑になっていない年だとすると・・いや、それは無いかな?・・もしかすると、
「レ・ヴィーニュ・ブランシュの1級を名乗れない部分が有る?」
のかもしれませんが、飲んだ感じのポテンシャル的には1級を名乗って良いんじゃないかと思える味わいでした。
PKさんも、「メルキュレイは安定して高品質」と・・珍しく褒めているんですが、まぁ・・なかなか認知されているとは言えません。
しかし、能力のある者が仕上げたワインは、やはり違うんですね・・価格もそこまで高くないので、
「(メルキュレイ)1級並みで・・クヴェグリのピノ・ノワール!・・しかも今飲み始めても旨いのは確認済!」
ですので、是非ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ使用のシャサーニュ辺りから引っ付いたシャロネーズの中心アペラシオン、メルキュレです!】 コート=ドールどんけつに近いサントネイとは丘違いで右のお隣、コート=シャロネーズ最高のアペラシオンと言えるメルキュレです。ここはコート=ドールよりもやや軽くはなりますが、美しいベリーやチェリーが香る素晴らしいピノ・ノワールが出来る村です。
ん・・ちょっと飲めないので辛いところですが、2021年のエナジー溢れるフレッドのワインが、このメルキュレと言うアペラシオンと非常にマッチすると思うんですね。
ガメのモルゴンとシルーブルは飲めたんですが、ま~・・滅茶苦茶美味しかったですよ。幾分軽い・・と言う点ではモルゴン、シルーブルも同様でしょう?・・すみません・・少ないのでご容赦くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリで仕込んだ貴重なピノ・ノワールです。クヴェグリのキュヴェは生産が非常に少なく、申し訳ありません・・飲めませんでした。】 テイスティング用の供給も断られてしまったメルキュレのクヴェグリです。2019年も、2020年も飲めないような数なら2021年はどうなってしまうのかと、ちょっと心配です。
テイスティングを終え、1週間ほど経過した noisy の今のところの感触では、
「この2~3日の冬を思わせるような冷え込みが安定して来たタイミングで、急激にド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの2020年ものの味わいが安定感を増して来た!」
と感じていて、だいぶ美味しく飲めるようになって来ています。
と言いますのは、19本のテイスティングと申し上げていたんですが、そこからさらに2本、3本と・・追加で開けていまして、
「昨日開けた・・いや、余りに誰も買ってくれないニュイ=サン=ジョルジュのレ・シャルモットとレ・ダモードの存在が有るので、レ・シャルモット2020をテイスティングしてみると滅茶旨かった!」
んですね。
詳細はレ・シャルモットのコラムをお読みいただきたいんですが、こちらは卵型セメントタンクの仕上げですので、この仕上げの方は、飲んでもOK・・いや、もちろんですが、今が最高と言う意味ではありません。美味しく飲める・・と言う意味合いです。
レ・シャルモットの「整い方」には・・noisy もびっくりしました。やはり季節の変わり目の変化の影響は凄いですね・・まだ暑さを感じていた時のテイスティイングと、かなり冷え込んできた時のテイスティングがたった1週間しか離れていなくても・・整い方が全然違うんですから。
ですが、こちらは「クヴェグリ仕上げ」ですんで、それでもまだ早いと思います。来春から・・かな・・(^^;;・・コサールがこだわるクヴェグリ仕上げにどんな意味が有るか、是非お確かめください。
以下は以前のレヴューです。
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【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】--->飲めていませんので以前のレヴューそのままです。すみません。
見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。
コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。
また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、
「古樽でも古樽のニュアンスが付く」
と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。
今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;
● 2022 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【テイスティングできた村名以上では、今現在・・モレの村名と共に最高に旨い状態です!2022年のフレデリック・コサール赤の美味しさの指標!?是非飲んでみてください!】

先日、電話をいただいたお客様・・昔から電話で相談される方で(・・今は新規で電話ご相談はお断りしているんですが)、ひょんなことでヴァーゼンハウスの話しになったんですね。
で、数年前に話題になるからと・・何本か送らせていただきました。少し経ってから、
「ヴァーゼンハウス、飲まれました?・・いかがでしたか?」
とお尋ねしたところ、
「ん・・余り好みじゃないから・・今後はもういらない」
と言われていたんですね。
その後に、アドヴォケイトが物凄い評価をしたものですから・・ヴァーゼンハウス推しだった Noisy wine としては、有難いような・・危険な香りがしはじめたような、何とも居心地の良く無い数年を経て今にいたるんです。
それで・・先日の話しですが、
「あ・・ヴァーゼンハウスはいらなかったんですよね?」
と、一応お尋ねしたんですね。何故って・・そろそろ入荷予定なので・・(^^ テイスティングはまだ先になりますが。そうしましたら、こうおっしゃったんです。
「少し前に残っていたヴァーゼンハウスを持ち込んで飲んだんだけど、凄く美味しくなってて・・ヴォーヌ=ロマネのど真ん中風のニュアンスがして・・びっくりしちゃった」
と。
「・・だから私・・そのまんまを言ってたじゃないですか・・(^^;;」
と・・。
まぁ・・ヴァーゼンハウスは飲まれるタイミングで結構違いも有ります。樹齢がそこまで上がってませんでしたから。特にファーストヴィンテージとかセカンドヴィンテージの頃はそうでしたので、早い段階だと先が見通しにくかったんですね。
なのでオルヴォーさんも11~12月には届いていたヴァーゼンハウスをこの数年は1~3月まで寝かせるようにしていたんです。
ですが、昨年の2021年ものはだいぶ仕上がりが良かったと判断されたのでしょう。今年は早めに出て来そうです。
なんでそのような話しをしたかと言いますと、このレ・ダモード2022年、まさに今飲んでも充分に美味しさが出た味わいなんですね。そしてそれも・・かなり美味しいんです。
仲間とテイスティングした時の写真ですが、淡い色彩から美しいエキスが出て、ミネラリティもしっかり・・非常にピュアな味わいだったんです。出来としましては、モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ2022 にはポテンシャルではギリギリ及ばないとしても、現在の味わいでは・・上回るか、同程度か・・と言う判断だったんですね。
ですので、ヴァーゼンハウスも樹齢が上がって来て、到着時のバランスも良くなってきたと言えますし、コサールのワインも、村名クラスは現在の卵型セメントタンク熟成、クヴェグリ熟成ともども、ほぼほぼ仕上がって来ている・・しかし、モレの1級モン・リュイザンになりますと、まだ仕上がり切っていないイメージが感じられたのは、
「現在のコサールのワインは、ポテンシャルが高いほど・・仕上がりきらないで届く」
と言う感じかと思います。
ですので、このヴォーヌ=ロマネに引っ付いた「レ・ダモード2022」、滅茶美味しいです。早めに飲みたい方はこのレ・ダモードをお薦めします。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません。予算不足で飲めませんでした。ニュイの2つのキュヴェはアルコール分13.5度と通常年と変わらない仕上がりです。】 以下は以前のレヴューです。
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【毎年、ヴォーヌ=ロマネやシャンボールなどの他の村名から置いて行かれてましたが、2019年ものはエレガンスが備わった比較パワフルタイプで一段と地力を見せつけています!】 必死に撮った写真を探したんですが見当たらず・・・申し訳ありません。テイスティング済みです。
2019年もののレ・ダモードは、1級にならない部分の村名の畑の、真の姿を透けて見せている・・しかも、相当にヴォーヌ=ロマネっぽさと、シャンボール=ミュジニーが持つフラワリーな香水のようなアロマをも持っていて、土っぽいニュイ=サン=ジョルジュと言うのは、
「もしかしたら、造り手が力業に持って行ってしまった証拠?」
とさえ思えるような、上品で軽やかなニュアンスも同時に持っている・・と感じました!・・これ、相当美味しいです!・・写真が無くて申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】
美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2022 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【激少!・・毎年、いつも美味しかったシャンボール村名!お早めにどうぞ!】
2016年もの以来、飲めていないシャンボール村名です。
フレデリック・コサールがメゾンものを造り始めて、いつも最高に旨く、トップの出来を争ったのがヴォーヌ=ロマネとシャンボールでした。これらのワインのテイスティングは実に楽しかった!・・ですが、物凄いアイテム量なので、この2つにたどりつくまで長い時間が掛かり、仲間の中には完全に寝落ちしている方もいて・・懐かしいですね。
で、その後にモレのモン=リュイザン1級が入って来て、ヴォーヌ=ロマネが抜ける形になったのかな?と思い出します。やはりモン=リュイザンは凄かったです。
なので、このシャンボール・レ・ゼルビュは二番目のピノ・ノワールと言うことになりますでしょうか。セミM.C.、古樽で発酵し、卵型セメントタンクで熟成、その後ステンレスタンクで味わいを馴染ませる・・そんな形の、今のフレデリック・コサールの常とう手段で仕上げています。
こちらは少し置いた方が良いかと思っています。ご検討くださいませ。
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【シャンボールの・・レ・ビュシエールの真下です。・・モレのクロ・ド・ラ・ビュシエールでは有りませんが・・ちょっと似ているかもしれません。】 いつも滅茶美味しいシャンボールです。価格もヴォーヌ=ロマネと同じですから・・そう言う判断を造り手はしている・・と言うことです。
ここはちょっと面白くて、ルーミエさんの単独所有のモレ=サン=ドニ1級クロ・ド・ラ・ビュシエールと言う素晴らしいワインが有りますが、ここの畑のシャンボール側がレ・ビュシエールでして、その下部に接するのがこの「レ・ゼルビュ」なんですね。
ルーミエさんの1級クロ・ド・ラ・ビュシエールも、長く不人気なワインでしたが・・この6年ほどはまぁ・・ビックリするような素晴らしいワインに変貌していまして、人気も完全に回復しています。古くからのブルゴーニュワインファンの方は中々信じられないかもしれませんが・・(^^;;
で、最近のクロ・ド・ラ・ビュッシエールに、シャンボール的な強い石灰のニュアンスを加え、少しエレガントさを助長させ、ピュアさを加えた感じ・・がこのワインかな・・と思っています。
そしてフレッドの2021年らしい半端無いエナジーをも加えているでしょう。大きに期待できるワインです。是非飲んでみてください。激・・少ないです。
以下は以前のレヴューです。
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【2020年ものも飲めませんでした・・が、こちらもアルコール分11.5パーセントで早飲みを狙うなら狙い目です!】「灼熱のコート・ド・ニュイ、シャンボールが劇的にエレガント!」
だったら・・・これはもう、涎が出て来てしまいますよね。
ジュヴレからモレ辺りに掛けて8月下旬に振った雨の性で、それまでギッチギチに凝縮していた葡萄に、わずかに緩みが出たそうです。これはモレ村名にも同様ですが、アルコール分が11.5%ほどと高く出なかったキュヴェです。
昨今は温暖化の性で12.5度なんて低いアルコール分には中々出会えなくなって来ていますが、11.5度ですから・・相当にエレガントな仕上がりになっているはずでして、完全には仕上がっていないにせよ、
「早く仕上がるに違いないタイプ」
であると思います。
もちろん、エキスの充実度は半端ないことは、ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ 2020のテイスティングで確認できていますので、モレ村名と共に早飲みが可能かと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【飲めていません・・すみません。】 毎年、ヴォーヌ=ロマネと出来を争うシャンボール村名です。
2019年ものは出来が半端無いので、こちらも相当に凄いと予想しています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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こちらも2~3年古樽です。何も足さない、何も引かない・・の精神の表れがワインに出ていると思います。古樽ですので、余計な味わいは乗って来ないと思います。コサールの村名ワインって、滅茶美味しいですが、シャンボール村名はいつもトップ3~5には必ず入っていたワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】
もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2006 Meursault 1er Cru Perrierre
ムルソー・プルミエ・クリュ・ペリエール
【ル・クロマンの仕上がり具合を鑑みて、ようやっと販売させていただく決断をしました。フレッドの最高の白ワイン・・でも有ります!】
もしかしたら若干だけは販売したかもしれません。流石にこのペリエール2006年、9本も飲んじゃいませんから・・。そもそも何本仕入れたかも、今となってはハッキリしませんので・・もしかしたら割り当てで6本だったかも。
で、このワインは2008年頃に仕入れて・・4~6年後に、コスモジュンさんの後を引き継ぐことになったヴァンクゥールさんの社長さんがいらした時に、確か開けたのかな?・・その時は、まだまだ揮発酸が結構に効いたエキセントリックな香りでした。

左は2006年のル・クロマンですが・・凄い色彩をしていますよね。まさに・・
「まるでマセラシオンしたかのようなオレンジ系のワイン」
に見えます。
しかしながらもしそうだとしたら、もっと暗い色彩なんじゃないかな・・と想像します。こちらは黄金系で、照りもしっかり有り、また見える人には、やや酢酸による浸食の痕跡も見えるかもしれません。
で、4~6年後に飲んだ後は10年後くらいかな・・もう1本は開けているはずです。
「・・だいぶこなれては来た・・けれど、まだまだ時間が必要・・」
と感じたのを何となく覚えています。
で、今回はル・クロマンを開けたので、このムルソー・ペリエールとシャサーニュ=モルジョは開けてはいないんですね。流石にこれ以上は減らせませんので・・。
なので、あくまで予想ですが、立てて静置してから飲んでいただければ、今でもかなり美味しくいただけるかと想像しています。
ワインの不思議ですよね。あれほどまでに・・ワインのプロたちが腰が引けてしまうほどに強かった揮発酸です。それが、
「年月と還元と酸化が相反する要素を結びつける!」
訳です。
ですから、
「ポテンシャルが高いワインほど、長い時間を乗り切れる」
訳で・・まさにこのムルソー=ペリエール2006は、その証拠にさえなりえるワインかと思います。
ル・クロマン2006年のコラムにも近いようなことを書かせていただきましたが、
「20年も掛かるのなら、キャンセルした方が良かった」
と思うか、
「20年掛けて真実を見極められ、何となくでも自身のスキルを高めることが出来た」
と感じたか・・どっちだったのでしょうか。
2008年当時なら・・気持ちは前者に近かったかもしれませんが、結局キャンセルせずに仕入を起こした訳です。noisy としては、
「自身の予想を数年後~10年後に確かめられる」
と言うような気持ちだったかもしれません。
今となっては入手は超困難です。一番欲しているのは・・フレデリック・コサール本人かもしれませんが・・(^^ でもすみません、全部販売する予定です。少しでも回収しないと・・どうぞよろしくお願いします。
● 2022 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【飲みました!・・フレデリック・コサール2022年、ピノ・ノワールのトップ・キュヴェです!】

「こう・・来たか~!」
と・・ある意味、とても嬉しく、また別の意味では微妙な気持ちにもなった1級モン=リュイザンです。
まぁ・・フレッドは「プリューレ=ロックのクロ・ド・ベズを少し軽くした感じ」と言っているようですが、どうだろう・・それって随分前の彼のイメージじゃないかと・・思えます。
ただし、もしこのモン=リュイザン2022年が数年の熟成を得たので有れば、そんな姿も多少は持っていると言えるとは思いますし・・でも正直、noisy 的には、
「プリューレ=ロックのクロ・ド・ベズ?・・いや、ビゾのエシェゾーの間違いだろ!?」
と・・(^^;; 突っ込んでやりたいところではあります。
非常に意欲的な仕上がりを感じます。そうか、これがやりたかったんだな?と思わされます。そのためにドメーヌ・ド・シャソルネイを止めたんだなとも。
だからこそ、このモン=リュイザン2022年はぜひとも飲んでみるべきでしょう!
しかし!・・
今すぐに手をだすのは止めましょう。どんなに短くてもあと半年。出来ることなら3年ほどは寝かせてください。そうすると、
「・・おお!」
と・・きっと仕上がったモン=リュイザン2022年を飲んで、言葉が出てくると思います。
2022年フレデリック・コサールのどこかのコラムで、ヴァーゼンハウスの話しを書いたと思いますが、本当にあのワイン、今では誰もが飲みたいと思っているワインになったと思いますが、ファーストヴィンテージが届いてお披露目をされた時、ほとんどだれも買ってくれなかったと・・オルヴォーさんが嘆いたワインの味わいだった訳です。プロが試飲会で飲んでも、売れたのは2~3本だけだったと聞いています。noisy も、確かにあの時のあの状態のヴァーゼンハウスをテイスティングして、自身の感覚に自信は有ったにせよ、上級キュヴェが12000円だと聞いて少し怖気づいたのも事実なんですね。ですがそれを乗り越えて・・今が有る訳です。
どうしても人は直近の、目の前の出来事に集中しがちです。先行きどうなるのかを見通すのは大変です。なので、やはりこのビゾのエシェゾー並み、もしくはそれを少しシンプルにしたもののようだとも思えるようなモン=リュイザン2022年は、
「しっかり成長させてから楽しむべき」
だと感じます。
まぁ・・少し早いだけですが、この冬に飲まれるのは早過ぎると申し上げておきましょう。ポテンシャルの高い、またフレデリック・コサールが何をどうしたいのか、良く判るアイテムです。どうぞよろしくお願いいたします。
【まるで仕上がって無いグラン・クリュのような振る舞い・・ですが、繊細さとピュアさがせめぎ合ってポテンシャルを抑え込んでいるような・・今飲むならある意味、物凄いシュチュエーションに出会えます!】

例えば発酵途中のワインの味わいだったり、マロラクティック前の酸が尖がって暴れている味わいだったり、マロ中の何とも不思議な乳酸っぽさの有る味わいとちょっとすえたようなアロマだったり・・は、そう簡単には味わえないものですよね。
その昔は色々な生産者さんがおられまして、物凄いワインにする人もいれば、
「・・なんだこれ・・」
みたいな・・ちょっと醸造の腕に不安を覚えるようなことにも出くわしました。案の定では有りますが、
「・・あ、あの造り手・・止めたそうです。」
と・・誰とは言いませんが、何度かそんな場面に出くわしています。
noisy もまた・・日本酒を造りに行ったりしてましたが、何をするにも「頭と感性」が必要なんだな・・と思うことばかりで、次に何をやるかも頭に入れておきながら、目の前の大桶の状態の変化を気にしつつ・・みたいな、物凄い経験でした。
グラスの写真を見ていただくと判りやすいかと思いますが、
「これでも結構長くセラーの中で立てて置いた」
んですね。それでも「不透明感」が有り、内に籠った感じがバリバリに出ているように見えます。

ですが・・
「(うわ~・・すっごい!)」
と、思わず声が出そうになってしまうほどのエネルギー感です。しかも繊細さもしっかり伝わって来ますし、クロ・ド・ラ・ロシュ的な「ハードな岩」・・ハード・ロックですね・・つやつやしたテクスチュアも感じられます。ミネラリティも凄いんですが、これだけエキスの凝縮感が有りつつ、未完ゆえの荒れも有りつつ、それでもエレガンスをしっかり感じさせるのは・・滅多に出会えないかと思います。
他のワインと比較しますと、2019年ものと比較しても色合いがそれほど強さを持っていないですよね?
そうなんですよ・・冒頭にも書かせていただきましたが、おそらくこのキュヴェは、収穫の3日前ほどに20~30mlほどの少雨に合ったそうです。ですので、
「水分を吸収して僅かに緩んだ」
んですね。
通常のヴィンテージなら、薄まるのを嫌がるものですが・・おそらくコサールは、
「これ幸い」
とばかりに・・雨が上がって、葡萄の粒に付いた水分が乾いたら・・早々に仕込んだんだと思います。結果的には良かったのか悪かったのか、中々判断が難しいですが、
「とんでも無いポテンシャルを隠しているヴェールが少し和らぎ、その本性を判りやすくした!」
のは間違い在りません。なので、すでにエレガンスが感じられるのでしょう。因みにアルコール度は12.5度でした。
素晴らしかった最高の出来の2019年ものを凌ぐに違いない・・化け物的モン=リュイザン2020です。早々に飲んでも良いですがちょっと勿体ないかと思います。ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【2019年、大きく進化したフレデリック・コサールの代表作です!】
圧巻の味わいでした。ミネラリティに満ち・・しかし、全く嫌味のない美しさが感じられます。これでモレ1級だとは思えないほどの美しさです!
2018年以前も美味しかったんですが、2019年ものには全く適わない・・そう感じてしまいます。
こちらはクヴェグリではなく卵型ですが、非常に滑らかで美しい・・です。クヴェグリにするとどうなるのか・・が気になってしょうがなかったんですが、さすがにもう一方のクヴェグリのモレ=サン=ドニまでは開けられず・・すみません。
飲めた方は幸せだと思います。このとことんまで美しい姿を、コサールは追求していきたいのだと思い知らされました。是非飲んでみて下さい!超お勧め・・です。
以下は以前のレヴューです。
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【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。
2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。
しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・
「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」
と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。
ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。
「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」
なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、
「早くからの官能さは取り辛い」
と思ってください。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】
物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2006 Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アベイ・ド・モルジョ
【ムルソー、ムルソー=ペリエール、モルジョ・・この中では、比較的揮発酸は軽めだったと記憶しています。今はほぼ溶け込んでいることでしょう!】
リリース時のトラブルの仔細につきましては「2006 ムルソー・ル・クロマン」のコラムをお読み下さい。
結局17年間も寝かせる事になってしまったシャサーニュ1級モルジョの白です。途中何本かテイスティングしましたので写真を1日かけて探したんですが、
「そもそも10年ほど前まではグラスの写真はほぼ撮って無かった」
んですね。
その性も有ってか、もしかしたら見落としか判りませんが、このモルジョの写真は無かったです。

左はもちろん、2006ムルソー・ル・クロマンです。開けたのは2025年2月16日です。
ル・クロマンもこのモルジョも澱は少々なりとも出ています。なので、ル・クロマンの方も完全には透明にすることが出来ずにテイスティングしていますので、幾分濁って見えると思います。
そもそもリリース時の2008年は、
「こんな高級白ワインが、これほどまでに酢酸臭くて良いのか?」
「揮発酸が要素をマスキングしたままでポテンシャルを測れるのか?」
「お客さんにどのように説明するのか?」
などなど、ワイン屋にしてみると・・ちょっと怖い気持ちが有ったと思うんですね。多くの仲間と一緒にお披露目会で飲みましたので・・あ、そうそう・・思い出しました。
何しろあのフレッドが来る・・と言うことで、その飯田橋のワインバーさんは身動きも出来ない状況でした。なので、仲間と店の外に出て・・グラスを振り回しながらワイワイとやっていましたら、おそらくご近所さんから苦情の電話が入ったのでしょう。パトカーが2度ほどいらしてました・・迷惑をかけてしまって申し訳ありませんでした。決してさほどうるさくしていないつもりでも、煩かったんでしょう。多分・・フレッドの時だったかと。
で、その時も、
「この状態のワインを引き取ると言うことはリスクが大きい」
とは思っていました。
ですが一方で、
「順子さんが言うように、将来的にはすべて溶け込んでひとつの形になるだろう」
と言うような気持ちも有ったんですね。でも、それが・・
「いったいいつになるのか?」
と言う問題も含んでいました。
ムルソーやシャサーニュ1級畑と言うような高級シャルドネが、アヴァンギャルドに仕上がったと言う・・稀有な状況(その頃は)になった訳です。言ってしまえば、
「あのヤン・ドゥリューでも、G.C.クラスになると揮発酸ぷんぷん状態は無い」
訳です。
悩んだ挙句に結局のところは引き取ったんですが、興味は尽きないものの・・厳しいには厳しいですよね。
ですが、20年近く経過して改めてル・クロマン2006年を開けてみて・・
「・・お~・・ついにここまで到達したか?」
と。
「テロワールもしっかり内包しつつ、果実・柑橘の・・大いなる歓喜さえ呼び起こすようなアロマと味わいを発揮している!」
と思える素晴らしい感覚を得られるようになった訳です。
このモルジョも2本は飲んでいると思いますが、10年以内だと思いますので写真は見当たりませんでした。技術の進歩は驚くほどで、結局のところスマホを持ち歩くと言うことは、
「性能の良いカメラでいつでも写真を撮ることが可能!」
と言うことですが、
「それに気付いたのがこの10年ほど前」
なんですね。
まぁ・・それにしてはワイン屋さんの販売サイトには余りグラスの写真は無いのは不思議です。
と言う訳で、こちらの詳細は中々言い辛いところでは有りますが、
「2006 ムルソー・ル・クロマンとほぼ同じような熟成具合」
と想像します。
今となっては入手困難でありますし、
「揮発酸もワインの表情のひとつ」
であり、
「過剰なまでも揮発酸生成も、ポテンシャルの高い葡萄であれば、また、長い時間を掛けられるのであれば結局ひとつの完成した形を造り出すほどに溶け込む」
と理解できると思います。
しかしながら、それが・・
「いつになったらそうなるか?」
を想定するのは中々に難しく、noisy も最近になってようやっと・・
「当たらずとも遠からず」
のスキルを得られたかと考えています。
いや・・ワインって、本当に奥深い・・。これにシュタイナーの論理を理解しようとしたら、死ぬまでやっても無理かもしれません。ぜひご検討くださいませ。凄いワインになっていると思います。
以下は以前の?(以後の2019年ものの?)レヴューです。
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【2019年もので唯一、(古)樽を使用したキュヴェです!】 2019年ものは収穫できた葡萄はとても良かったようですが、全く収穫できないとか、収穫できてもキュヴェに仕立てられるほどの量が無いとか、かなり大変だったようです。
こちらは300L 分ほどは収穫できた・・と言うことかと思います。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも古樽使用に変更したアベイ・ド・モルジョ1級です!】 こちらも余裕が全く無い・・と言うことで、テイスティング出来なかったキュヴェです。ですが、今までの円形のパレットを描くような豪奢な味わいから、縦伸び系のピュアな質実剛健タイプに変身しているはず・・なんですね。
そもそもここは、モルジョ修道院の周りの区画で、モルジョとシャペルの両区画にまたがっています。モルジョ自体はそこそこに広い区画ですし、買い葡萄で仕上げるネゴシアンの競演で力量の差がハッキリ出るところでも有ります。ご検討くださいませ。
以下は2014年以前のレヴューを掲載しますので是非ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【どちらが白眉か・・・】 少し熟したリンゴ、蜂蜜、柑橘系果実。ピュリニー=モンラッシェ・ボワットをよりエレガントにした色合い。シャサーニュらしい押し代の強くない、しかし確実に高いポテンシャルを持つもの。香りはボワットに軍配だが味わいはモルジョが優位。とても複雑で精緻な佇まい。素晴らしい。
久々に素晴らしい仕上がりになったモルジョです。とても大きいです・・ぷんぷんと匂う・・と言うよりも、おしとやかに・・でも隠そうとはしていないです。隠し切れない・・と言うべきか。非常に良いです。お勧めです!
以下は昨年のコメントです。
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え?・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
わずかに還元・・しかし非常に構造の大きさを感じさせてくれるワイン。緻密な酸、構成自体が大きい。
エレガンスならガレンヌ、大きさならこちらのモルジョと言えるだろう。厚みの有る偉大なワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
この深い深い・・色の構造も見て取れると思います・・・単純な色じゃないですよね?
● 2006 Meursault le Cromin
ムルソー・ル・クロマン
【19年もののムルソー・ル・クロマン!!最近?・・順子さんが残っているものをリリースしたようですが、こちらは noisy のセラーで熟成させたものです!・・これが何とも・・良いんですね・・】

随分と掛かりました。約17年間、Noisy wine のセラーで大人しくしておいていただきました。まぁ・・そうは言っても、これよりも下のキュヴェや幾つかのアイテムには、
「リリース当時から何の問題も無し」
だったので、リリース当時、そして7~8年経過してから販売させていただいたように思います。
「何が問題だったの?」
と言われると思いますし、ご存じない方もいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきます。
2008年(だったと思います)にフレデリック・コサールさんが来日されると言うことで、メゾンものを初めて造った2006年ものを都内でお披露目がなされたんですが、そこで・・フレッドもいるワインバーさんで、
「・・これ、大丈夫か?」
と・・大勢集まった(50名くらい?)ワイン屋や飲食さんの間で、ヒソヒソと相談がなされていたんですね。noisy は少し遅れて行ったんですが、
「・・お、ようやっと来た・・おい、これ、どう思うよ?」
と・・目の前のボトルから注がれた白ワインを数アイテム、
「(さあ・・飲め!)」
とばかりに出されたんですね。
長くなるので端折りますが、そのワインはムルソーやペリエール、そしてシャサーニュ・モルジョと言った上級ワインでした。そして、
「かなりの酢酸が出ていた!」
んですね。まぁ・・揮発酸が超臭いと・・ムルソー、いや、ペリエールがそんなんで良いのか?・・と言うことです。価格も高いし、品格も備わるキュヴェに、揮発酸がめちゃ出ていた・・大丈夫か?・・と言うことなんです。

ですから、しばらく真剣に向き合いました。フレッドも上機嫌で赤い顔をしながらワイワイやってました。
結論から言いますと、余りに揮発酸が高いと言うことで話し合いになり、揮発酸値も調べたり・・大変でしたが、返品希望を受けてもらえることになったんですね。
まぁ・・ムルソー=ペリエールが揮発酸ムンムン・・まだようやっと自然派ワインが根付き始めた頃でしたから、
「こりゃ・・どうやって販売するの?・・そもそも売れるの?」
と思ってしまって尻込みしても仕方が無かったでしょう。
noisy 的には、
「(・・面倒なことになったなぁ・・まぁ、少し寝かせれば一体化して一つの形になるとは思うが、これほどに出ているとなると、いつになるか想像もつかない)」
と言うことで、仕入れたものに関しては引き受け、仕入れていなかった未着のものはキャンセルした・・ように思い出します。
で、それから17年ほど経過する中で、何本も開けさせていただき、チェックを繰り返したと言うことになります。
果たして何本目かのル・クロマン2006です。サントノ・デュ・ミリューもすぐソコに見える、ヴォルネイにほど近い粘土の混ざった石灰土壌です。
開けた途端に凄いアロマが出て来ました。完熟したネクター、マーマレードかオレンジのコンフィか、ビワやマンゴー・・凄い香りです。口に含むとそれらの果実や柑橘を含み、マッタリとした味わいが長く続く・・適度な膨らみと長い余韻・・
「・・お、これ・・残念ながら・・旨いじゃん・・(^^;;」
そう・・残念ながら・・と言う言葉には様々な感情が混じってはいますが・・
「最後の最後に・・まだ酢酸系の、シュッと一瞬で切れ上がる酸の味わい・・残渣が感じられる」
んですね・・。
で、翌日もう一度、飲みなおした訳ですが・・いやはや・・その酢酸系の成分は、ほぼ99%ほどの還元熟成から解放された勢いで酸素を一生懸命に取り入れた性でしょうか・・
「完全に一体化してどこかに消えたか・・内部に溶け込んだ!」
と感じました!・・
まぁ・・愚息にも意見を聞きましたが、
「ん~・・何か・・凄く美味しいんだよなぁ・・」
とのことでした。
フレデリック・コサールですから・・So2 は使いたくないんですね。で、noisy も散々今まで申し上げて来たはずなんですが、彼は・・
「マロラクティックで帳尻を合わせて仕上げるスタイル」
だと。
なので、2006年ものは結果的にマロラクティックに長い時間を取れなかった・・その性で、上級キュヴェの白が揮発酸ぷんぷんな状況になったと・・あくまで推測ですが、そんな感じなのかと思っています。
そして、欲を言うなら・・
「ル・クロマンはあと1年!」
寝かせますとバッチリ仕上がるんじゃないかと思います。なので、
「収穫からちょうど20年!」
と言うことです。
このフルーツの表情は半端無いです。けっして揮発酸臭くはないです。そして、翌日には・・
「我はムルソー・ル・クロマンなり!」
と、その素性をしっかりアピールしてくれます。
前日は、
「ムルソー・ル・クロマンたる素性を隠している表情が存在する・・しかし、それは飲まれる方によって異なる」
とも思います。
いや~~・・ワインって、ホント凄いですね。フレデリック・コサールも、ヤン・ドゥリューも・・根っこは同じだったと・・考えさせられました。もっとも現在のフレッドのワインは、
「とんでもなく美しい!」
方向へと向かっているとも感じます。
是非飲んでみてください。まったく儲かりません・・と言うか、完全に大赤字はとっくに確定していますが、リリース当時のほぼ定価でご案内させていただきます。
「・・ムルソー村名でこれかよ!」
と、良い意味で驚かれると思います。お薦めです。
以下は2008年ものの「ムルソー」(区画名無し)のレヴューです。
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【これぞムルソー!】 区画は、ナルヴォーに隣接する、地元では「Petit Narvaux(プティ・ナルヴォー)」と呼ばれるところの買いブドウ!畑は0.25ha。収穫日は2008年9月29日。樽は2~3年樽を使用。
とても低い重心の位置から「ぐわっ」と湧き上がってくるマグマのように、漲るパワーを感じる事が出来る素晴らしいムルソーです。蜜、黄色の果実のアロマ、酸の構造がかなり深い。上質さと濃密さ、味わいの構造が多重だ。素晴らしい。ミネラルの芯のエッジがしっかり感じられる現在では珍しくなった真のムルソー。現在飲んでも良い。
あっけに取られるような、迫力を持ったムルソーです。それでいて少しも野暮な部分を持たないのが素晴らしい!真のムルソーとは、プルミエ級のポテンシャルを持っており、ただAOCとして村名の格付けをされているだけ・・ということを理解できるでしょう。これもお奨め・・・是非飲んでみてください!
● 2022 Bain de Bulles Guy Wurtz V.d.F.
バン・ド・ビュル・ギィ・ヴュルツ V.d.F.
【入荷僅少につき飲めていません・・申し訳ありません!・・でも何と、ゲヴェによるクレマンです!シャソルナードの美味しさを見れば・・飲みたくなるはず!2本だけです。】
インポーターさんの資料では、以下のようなテイスティングコメントが出ています。
「色合いは濁りのあるレモン色。ライチ、パッションフルーツ、ジャスミンの香り。ワインはフレッシュかつクリスピーで泡立ちは優しく、ネクターのようなほんのり甘くまったりとしたエキスに線の細い強かな酸、滋味深くチョーキーなミネラルが溶け込む!」
2022年のコサールは、非常にピュアながらナチュール感は倍増・・しています。なので、ほのかな官能感と味わい深さが育まれているんですね・・。これは実は凄いことでして、赤ワインのコラムに書くつもりですが少しだけ。
一般的に自然派ワイン、特に野生酵母で仕込むワインは、必ず・・揮発酸は生成されます。まったくゼロは無く、かなり出る場合も有りますが、止まっていないともう・・ちょっとワインとは呼びたくないほどの酸っぱさ、サワーのような余韻でどんどんお酢臭くなります。
ですが、僅かに出る・・その僅かがどの位か、どのタイミングで出たか・・などのバランスで、表情がさらに複雑になり、味わいを深くします。
ですので揮発酸の生成は、「悪」では無い・・んですね。
で、その辺りをコントロールする術を得たことを、2022年のコサールは見事に生み出したワインで教えてくれます。だから、まるで新樽で緩やかな酸化を得て官能さを得たルジェのワインのような表情を、新樽を使わずに表情にしていると言えます。
コサールのアルザスは今回、飲めませんでしたが、ピュアさは相変わらず、ナチュール度は上がっているはずですが・・危険性は無いと思われます。ご検討くださいませ。
● 2022 Petillant la Chassornade Blanc
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【「まさにバール辺りの若きナチュール系生産者が造る、柔らかく細かな起伏を感じさせる見事な出来のシャンパーニュ!」・・そう言いたくなる驚くべき出来映えです!】

激旨です!・・過去一番も間違い無しながらも、クレマンとしても、
「トップクラス!!」
と言いたくなりますし、
「シャンパーニュ南部のコート・デ・バールで造られる、昨今大人気のシャンパーニュ?」
と勘違いするほどに・・見事としか言いようの無い仕上がりです。
泡もめちゃ細やかで持続性が高く、しかし・・ガス圧が高くて辛い・・とか、すぐゲップが出る・・みたいな状況に陥りません。
ふんわりと柔らかでビオ的と言いますか、ナチュール的なフカフカ感、しかしピュアさと同居しつつ・・
「・・え~っ!・・これ、アリゴテなの~~?」
と、誰もが驚くような見事にシャンパーニュ的なバランスを持っています。
果実感、柑橘感に質感が見事に載り、密度の高さが肌理の細やかさを感じさせます。

「・・過去最高、間違い無し・・どころか、2022年のコサール、凄いんじゃない?」
ときっと感じていただけると確信しました。
あ・・そうそう、底の方には重みのある成分が溜まりますが、これがまた・・ほんのりと甘みと官能さを持っていまして、絶妙に旨いんですね・・澱まで旨いシャソルナードに仕上がっています。
元々はこのシャソルナード、「モエ(エ・シャンドン)」をもじった「ポエ」で始まっています。その頃も美味しかったですが、ここまで素晴らしいと・・今やその・・単なるフレンチ・ジョークも、ここまで来ると、
「げげっ・・フレッド、マジでそうなりたい、そうしたいと思って造っていたんだ!」
と・・思わされました!
2022年のフレデリック・コサール、凄いです!・・ドメーヌものは忘れてください・・フレッド作ではありませんので・・。シャンパーニュ並みだと思います。そしてそこには、「フレッドの魂の叫び」みたいなものを感じさせます。ぜひ飲んでみてください。超お薦めです!激旨!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらは以前の造りをほぼ踏襲しているはず!・・価格的には頑張ってリーズナブルにしています!】
ナチュラルで小気味良い味わいのシャソルナードです。シャンパーニュも4千円以下で購入できる時代ですが、今回のシャソルナードを普通に値付けすると4500円ほどになってしまいます。
それでは手が出し辛い・・部分も有るかと思いまして、ここは頑張って何とかギリギリ3千円台でご案内させていただきます。
コサールの心地良くも深い味わいのシャソルナード・・是非飲んでみて下さい。内容は以前のレヴューをご参考にされてください。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】
初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2022 UGM Qvevri Van de France
ウー・ジェー・エンム・クヴェグリ V.d.F.
【ファーストヴィンテージです!樹齢の高いユニ・ブランの高密度が質感の高さと・・さらに官能さとブ厚さを感じさせます!めちゃ旨いです!】

ユニ・ブランは70年超とのことです。この品種はフランスではコニャックやアルマニャックなどのブランデーに使用される分が多いです。イタリアですと・・トレッビアーノです・・が、これも結構すぐ分岐してしまうので、トレッビアーノなんとか・・と色んな名前になっていたりします。
そこに幾つかのローヌ品種を加えて仕上がったのがこの「UJM」です。「U ユ」ニ・ブラン、「G グ」ルナッシュ・ブラン、「M ミ」ュスカ・アレクサンドリの頭文字だそうです・・非常にフランス人っぽいです。仲間とのテイスティングで、まず最初にテイスティングしたのがこのUJMです。ファーストヴィンテージなので、
「とにかく飲んでみないと・・」
と思ったんですね。
で、まず思ったのは・・
「ん~ん・・やっぱりこれはフレデリック・コサールだぁ・・!」
と・・もの凄く安心しました。ドメーヌものを飲んだ時は・・あ、いや、それを言っちゃまずい・・止めておきましょう。
安心したのは、やはり高濃度であること、密度がしっかり高いこと、ピュアであること・・です・白の場合。赤の場合は・・昔だと「梅きのこ」なんて言ってましたが最近は余り出ないですよね・・でも、2022年ものの中にはその頃のニュアンスが有ったアイテムも在りました。それはまたそのコラムで。
この写真はまぁまぁ・・何とか見えるかな?・・少しガスが有り、不透明な感じを目に出来ますが、
「透明な膜を何層にも重ねた結果、そうなった」
みたいな純度の高さが有ります。
言ってみれば、「鉛(なまり)」のような鈍い銀色のイメージです。
重みのある存在感の高いアロマがじっくりと湧き上がって来ます。一般的なローヌの白ワインのような、ある種の「賑やかさ」と「尻軽さ」は無く、とてもブルゴーニュワイン的です。何しろフレデリック・コサールらしいです。
それでいて、やや太めのフレッシュなハーブやスパイスがしっとり、柑橘もほのかに漂います。瑞々しいです。
口に含むとやや重厚で、言われなければ普通にシャルドネに近いニュアンスのバランスです。透明感の高いミネラリティも深く、そこに僅かに舌先をチリチリとさせるガス、ドライながらも辛さを感じさせない絶妙な残糖度、一体感のあるエキスは酸のバランスが良く、真円を感じます。余韻もややマッタリとしつつ・・長さが充分あるものでした。
noisy 的には、ブルゴーニュに特化すればよいのに・・などとも思った時期もあるんですが、このようにリーズナブルな価格帯を充実させる意味では、他の地域も重要なのかなと・・思っています。一般ウケもしやすいでしょうし、ワインマニアのウケも良いんじゃないかと思います。
「重量感もしっかりあるローヌの白ワインのブルゴーニュワイン風!」
かな?・・(^^;; ぜひご検討くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
● 2022 Chardonney Van de France(Jura)
シャルドネ V.d.F.(ジュラ)
【ブルゴーニュの村名シャルドネが平凡に思えてしまうほど複雑性高く、ねっとりとした温かみを含む・・冷涼な味わい!・・旨いです!】

いつも少ないジュラのシャルドネです。この数年は飲めておらず、2022年ものは仕入れ前に単独で分けていただけたので・・テイスティングが可能になったんですね。なので久しぶり・・6年振りのテイスティングになりました。仲間とNoisy wine の店頭で行いましたので、写真がイマイチで申し訳ありません。
総体としてはブルゴーニュのシャルドネとイメージは異ならないと思います。ですが・・なんて言いますか・・
「内部に灯火を持ち、フリンティな膜に覆われた複雑なニュアンスを持つブルゴーニュ・シャルドネ」
でしょうか。
ジュラとかサヴォワとか・・良く出来たワインって、冷ややかさの中に暖かさ・・いや、暑さかな?・・を感じる場合が多いです。このジュラのシャルドネも同様で、
「密度と熟度が高いジュラの葡萄を、まさにフレデリック・コサールが仕込んだ・・からこうなった!」
と思える見事なノーズ、見事に深い味わいです。
マッタリとしつつエキスがびっちりで、柑橘がしっかり感じられ・・しかし、「エナジーが漲る感」が有るんですね。魂の味わい・・?・・魂に味があるのか?・・と突っ込まれそうですが、造り手の意思みたいなものを「ぶわ~っ」と感じる訳です。
「そうそう・・これが無きゃコサールじゃないよ」
と・・何せ四半世紀近くも扱って来た訳ですから。
そりゃぁ・・その間も、色々ありましたよ。もう・・ワイン屋で集まって、
「なんじゃこの出来は!」
と・・にらみ合いになったことさえ在ります。それを乗り越えて今がある訳です・・いや、Noisy wine からドメーヌものの新ヴィンテージの案内はありませんが。
熱量の凄さと、そのバランスの良さ、飲み応えがたっぷり有るのに美しささえ感じるんですね。2022年ものはさらにパワーアップし、ナチュール度も高く、しかしピュアさを失っていません。素晴らしい出来です!是非飲んでみてください。超お薦めです!
以下は以前のレヴューです。
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【台風の目!ジュラのシャルドネとサヴァニャン!!】
2016年コサールの目玉のひとつ、ジュラのサヴァニャン、シャルドネ、ピノ・ノワールです。サヴァニャンにはスキン・コンタクト品も有ります。
しかしながら、こちらの「ノーマル品」には、スキン・コンタクトのアイテムのような、ある種特殊な要素、香り、味わいは・・
「有りません!めちゃ普通に旨い!」
です・・(^^;;
なので、ある種特殊な・・実際には全然普通なんですが、そっちがお望みならば、スキン・コンタクトをご選択ください。特にサヴァニャンのノーマルは、
「むちむちしつつ表情深く、少しだけ黄色が強く、瑞々しい長い余韻にくらくらさせられる」
と思いますよ。
かなり素晴らしい仕上がりです。

シャルドネの方もサヴァニャンに似たニュアンスでは有りますが、やはりサヴァニャンの深さ、濃密さには及ばないですね。むしろ、
「すっきりした美味しさを追求したい」
と思われるようでしたら、シャルドネを選ばれると良いと思います。
2016年、コサールは面白い命題をくれたと思います。是非ともご検討くださいませ!
● 2022 Feel Good Van de France(Jura Savagnin)
フィール・グッド V.d.F.(ジュラ・サヴァニャン)
【濃密なサヴァニャンの、火を内部に閉じ込めたかのような熱量と精妙なエロス!「・・サヴァニャン、万歳!」と叫びたくなる見事な味わいです!】

いや・・旨いです。ムッチリ、ムチムチと膨張感を感じる見事なサヴァニャンですが、これがまた膨らんで来るんですね~・・そして、酸素を内部に引き込みますと、果実もまるで完熟して発酵し始めたかのような官能感を見せ始めるように感じます・・凄いです。
そもそもサヴァニャンこそは、ワインファンの究極の品種じゃないかと・・noisy は思っていまして、サヴァニャンに目覚めると、寝ても覚めてもサヴァニャン、サヴァニャン・・にゃんこじゃないんだからと言いたくなりますが、世の中に少しずつ確実にサヴァニャニストは増殖していると感じています。
「フレデリック・コサールが造るとサヴァニャンはこうなる!」
と言いたくなる出来栄えで、コサールらしいと言えば・・そうです・・。
平凡な造り手さんが造るサヴァニャンは、硬くて・・普通で、ちっとも面白くも無い場合が有りますが、コサールのような非凡な造り手にサヴァニャンが渡りますと・・こうなる訳です。
今回の写真は個人で開けましたので、様子がしっかり映っているはずです。
ちょっとへそ曲がり・・ですよね・・見た感じが。ちょっとフン詰まったように見える部分と、透明感が半端無い右上部、濃い黄色に僅かにオレンジが差したような左下部分・・。
これ、そのまんま・・味わいを表しているように思います。そのまんま・・です。

非常に良く熟していて、まるでオレンジとか・・その果皮などのニュアンスさえ有りますが、黄色の柑橘、白い果実、そして瑞々しいのに「めちゃムッチリ」しています。
巨人の星の飛雄馬さんの目のように、メラメラと燃える火を内部に宿しているかのようなエナジーを感じます。そしてそれは仄かに中心分に温かみを与えているようにも感じます。
非常に充実していて、口内に長くとどまり、そのエキスの味わいを長く感じさせます。さりとて・・いつまでもその余韻を想像させますが、実体は綺麗に去るようにも感じます。
サヴァニャンって・・ホント、そんな感じでしょう?・・そして最高のサヴァニャンは、多くを天使の分け前として空気中に与えてしまう産膜酵母を使用した「シャトー・シャロン」です。これは凄いワインですが、その本当の実力を知るには、長い期間、待たなければなりません。
このコサールのフィール・グッドは、今飲んでもめちゃ美味しく、10年経過してポテンシャルを完全に開花させるワインです。飲んでみてください。凄いワインです。
以下は以前のレヴューです。
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【エナジーをワインに昇華し物凄く成長して来ました!マリアージュが優しい最高の食中酒だと思います。ポテンシャルも素晴らしいです!】
寒い時期が安定して来て、ちょうどニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットをテイスティングして、余りの大変化を目の当たりにした・・その前日に開けたのがこれ、サヴァニャンのフィール・グッドだったんですね。
全19アイテムのテイスティングをしたのが10月16日で、こちらが10月21日(実際は日が変わって22日)なので、5日しか経過していませんでした。
しかしながら、このフィール・グッドをテイスティングして・・
「・・あれ?・・」
と思ったのを覚えています。16日の19アイテムのテイスティング時の、コサールの白ワインの状況とちょっと違っていまして、結構・・落ち着いていたんですよ。グラスの色彩を見ていただいても、まだ少し安定し切ってはいない感じが見えると思いますが、16日の段階では白は相当・・仕上がって無い感がバリバリでした。
「(ジュラ系は・・仕上がりが早いのかな?)」
と、その時は余り深くは考えませんでしたが、翌日にニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020をさらにテイスティングして・・驚いた訳です。
「・・あ、そうか・・ちょうどそういうタイミングだったんだ・・」
とようやく理解したんですね。寒かったですよね・・。

で、開けたては少々締まり気味でした。香りはふんわりと濃密さを少々感じさせてくれました。終盤にちょっと酢酸系の香りが有るものの、味わいの方はほとんど浸食していない状況です。
少し時間が経って温まって来ますと・・いや、良いじゃないですか!・・ほのかなオレンジ、黄色い柑橘、ほんの僅かに蜜っぽさ・・。そして滅茶ドライな味わいながら、何とも妖艶なニュアンスも出て来ます。
驚いたのは・・食とのマリアージュです。凄く包容力が有るんですね。繊細なもの、オイリーなもの、パワーのあるもの・・すべてにマッチしてくれる感じがしました。
まあ・・noisy の場合は、お漬物にもオリーブオイルを少々振ってしまいますんで・・あ、これ、美味しいんですよ。ワインにも凄く合いますし、和食の漬物が状況によって美味しいマリネ風になったりします。
またこれはサヴァニャンと言う力のある葡萄だからこそ・・フレッドの秀逸な感性が有ってこそなのでしょうが、
「果実を生臭くしない」
感じがまた、和食系の食にもマッチしているんじゃないかと思います。
さらに日が経過していますので、そろそろ飲み始めても良いんじゃないかと思います。少し品温が上がり始めた頃が実に良いです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
----
【少量に付きテイスティング不能でした。ですが、通常の醸造-->卵型セメントタンク、スキンコンタクト、クヴェグリと、高樹齢のサヴァニャンをやりたい放題!・・飲んでみたい!】
このサヴァニャン3種は滅茶興味があります・・飲んでみたいと思いませんか?・・あのシャトー・シャロンの葡萄、サヴァニャンを、
「煮てさ、焼いてさ・・」
の世界です。
ただし、ご紹介させていただく方としましても、35アイテムもキュヴェが存在する・・しかも、
「全く手抜き無し!」
で造っているのが、飲めばヒシヒシと伝わって来るので、ある意味、とても辛い・・(^^;; しかし、滅茶ピュアだと思います。3種を比較して飲めたらきっと楽しいでしょう!ご検討くださいませ!
● 2022 Feel Good Qvevri Van de France(Jura Savagnin)
フィール・グッド・クヴェグリ V.d.F.(ジュラ・サヴァニャン)
【申し訳ありません・・予算の都合と数で飲めませんでした!フィール・グッドの卵型セメントタンク熟成のコラムをご参考にしてください。】
まぁ・・そもそもフレッドは、このサヴァニャンをマセラシオンして醸造していたはずです。2022年はサヴァニャンの2アイテムとも、マセラシオンせず(果皮漬け込みせず)に仕上げています。
なので、2022年という良年で・・マセラシオンしなかったと言うことは、マセラシオン有りは余りお気に召した訳では無かったのかな?・・と、何となく思っています。
その方がまぁ・・普通に美味しい訳ですから良いのかな?・・でも2022年の普通の方のフィール・グッドが滅茶旨いので、このクヴェグリも飲みたかったんですが数も無く、予算も無くで申し訳ありません。
よりピュアさに長けたサヴァニャンに仕上がっているんじゃないかと思います。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は2022年のクヴェグリでは無い・・フィール・グッドのレヴューです。
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【濃密なサヴァニャンの、火を内部に閉じ込めたかのような熱量と精妙なエロス!「・・サヴァニャン、万歳!」と叫びたくなる見事な味わいです!】
いや・・旨いです。ムッチリ、ムチムチと膨張感を感じる見事なサヴァニャンですが、これがまた膨らんで来るんですね~・・そして、酸素を内部に引き込みますと、果実もまるで完熟して発酵し始めたかのような官能感を見せ始めるように感じます・・凄いです。
そもそもサヴァニャンこそは、ワインファンの究極の品種じゃないかと・・noisy は思っていまして、サヴァニャンに目覚めると、寝ても覚めてもサヴァニャン、サヴァニャン・・にゃんこじゃないんだからと言いたくなりますが、世の中に少しずつ確実にサヴァニャニストは増殖していると感じています。
「フレデリック・コサールが造るとサヴァニャンはこうなる!」
と言いたくなる出来栄えで、コサールらしいと言えば・・そうです・・。
平凡な造り手さんが造るサヴァニャンは、硬くて・・普通で、ちっとも面白くも無い場合が有りますが、コサールのような非凡な造り手にサヴァニャンが渡りますと・・こうなる訳です。
今回の写真は個人で開けましたので、様子がしっかり映っているはずです。
ちょっとへそ曲がり・・ですよね・・見た感じが。ちょっとフン詰まったように見える部分と、透明感が半端無い右上部、濃い黄色に僅かにオレンジが差したような左下部分・・。
これ、そのまんま・・味わいを表しているように思います。そのまんま・・です。

非常に良く熟していて、まるでオレンジとか・・その果皮などのニュアンスさえ有りますが、黄色の柑橘、白い果実、そして瑞々しいのに「めちゃムッチリ」しています。
巨人の星の飛雄馬さんの目のように、メラメラと燃える火を内部に宿しているかのようなエナジーを感じます。そしてそれは仄かに中心分に温かみを与えているようにも感じます。
非常に充実していて、口内に長くとどまり、そのエキスの味わいを長く感じさせます。さりとて・・いつまでもその余韻を想像させますが、実体は綺麗に去るようにも感じます。
サヴァニャンって・・ホント、そんな感じでしょう?・・そして最高のサヴァニャンは、多くを天使の分け前として空気中に与えてしまう産膜酵母を使用した「シャトー・シャロン」です。これは凄いワインですが、その本当の実力を知るには、長い期間、待たなければなりません。
このコサールのフィール・グッドは、今飲んでもめちゃ美味しく、10年経過してポテンシャルを完全に開花させるワインです。飲んでみてください。凄いワインです。
以下は以前のレヴューです。
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【エナジーをワインに昇華し物凄く成長して来ました!マリアージュが優しい最高の食中酒だと思います。ポテンシャルも素晴らしいです!】
寒い時期が安定して来て、ちょうどニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットをテイスティングして、余りの大変化を目の当たりにした・・その前日に開けたのがこれ、サヴァニャンのフィール・グッドだったんですね。
全19アイテムのテイスティングをしたのが10月16日で、こちらが10月21日(実際は日が変わって22日)なので、5日しか経過していませんでした。
しかしながら、このフィール・グッドをテイスティングして・・
「・・あれ?・・」
と思ったのを覚えています。16日の19アイテムのテイスティング時の、コサールの白ワインの状況とちょっと違っていまして、結構・・落ち着いていたんですよ。グラスの色彩を見ていただいても、まだ少し安定し切ってはいない感じが見えると思いますが、16日の段階では白は相当・・仕上がって無い感がバリバリでした。
「(ジュラ系は・・仕上がりが早いのかな?)」
と、その時は余り深くは考えませんでしたが、翌日にニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020をさらにテイスティングして・・驚いた訳です。
「・・あ、そうか・・ちょうどそういうタイミングだったんだ・・」
とようやく理解したんですね。寒かったですよね・・。

で、開けたては少々締まり気味でした。香りはふんわりと濃密さを少々感じさせてくれました。終盤にちょっと酢酸系の香りが有るものの、味わいの方はほとんど浸食していない状況です。
少し時間が経って温まって来ますと・・いや、良いじゃないですか!・・ほのかなオレンジ、黄色い柑橘、ほんの僅かに蜜っぽさ・・。そして滅茶ドライな味わいながら、何とも妖艶なニュアンスも出て来ます。
驚いたのは・・食とのマリアージュです。凄く包容力が有るんですね。繊細なもの、オイリーなもの、パワーのあるもの・・すべてにマッチしてくれる感じがしました。
まあ・・noisy の場合は、お漬物にもオリーブオイルを少々振ってしまいますんで・・あ、これ、美味しいんですよ。ワインにも凄く合いますし、和食の漬物が状況によって美味しいマリネ風になったりします。
またこれはサヴァニャンと言う力のある葡萄だからこそ・・フレッドの秀逸な感性が有ってこそなのでしょうが、
「果実を生臭くしない」
感じがまた、和食系の食にもマッチしているんじゃないかと思います。
さらに日が経過していますので、そろそろ飲み始めても良いんじゃないかと思います。少し品温が上がり始めた頃が実に良いです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【少量に付きテイスティング不能でした。ですが、通常の醸造-->卵型セメントタンク、スキンコンタクト、クヴェグリと、高樹齢のサヴァニャンをやりたい放題!・・飲んでみたい!】
このサヴァニャン3種は滅茶興味があります・・飲んでみたいと思いませんか?・・あのシャトー・シャロンの葡萄、サヴァニャンを、
「煮てさ、焼いてさ・・」
の世界です。
ただし、ご紹介させていただく方としましても、35アイテムもキュヴェが存在する・・しかも、
「全く手抜き無し!」
で造っているのが、飲めばヒシヒシと伝わって来るので、ある意味、とても辛い・・(^^;; しかし、滅茶ピュアだと思います。3種を比較して飲めたらきっと楽しいでしょう!ご検討くださいませ!
● 2022 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【超本格ナチュールで有りながらもブルゴーニュワインとしてのテロワール、質、品格、そしてシャルドネの美味しさ、素晴らしさを見事に表している逸品です!!】

過去一番、間違い無しの見事な仕上がり、2022年ビゴットです。ドメーヌもので無くて良かった・・(^^;; フレッドの本気、魂の叫びが伝わって来るような凄い味わいです。
写真がイマイチで申し訳ありません。仲間と一緒に店頭で開けたので、余り良くは映っていません。
黄色味がしっかり入った色彩です。ほんのりと濁りが見える状況では有りますが、味わいに濁りはありません。
テイスティングは白から、そして下のクラスから行いますので、このビゴットは3番目でした。最初はローヌのUJM クヴェグリ、2番目はジュラのシャルドネでしたが、これらも驚くような凄いビッグな味わいでしたが、このビゴットは・・
「クラスで言うと、以前のサン=ロマン・ブラン・コンブ・バザンにかなり近い!」
と感じます。
ただしフレッドのサン=ロマン・コンブ・バザンのようなややタイトに締まった感じではなく、もう少しワイドで深い感覚・・ピュリニーとかのアロマを持ちつつ、ムルソー北の下部辺りの、少し粘土も混ざった感じのテロワールに感じます。豊かでふんわり・・です。
フレデリック・コサールが造るシャルドネはご存じの通り、いつも素晴らしいですよね。ですが、2022年ものに関しましては、
「今までのものとは単純には比較できない」
と思えるほどに異なると思います。
それは質感がより高い、構造がより大きい、密度が高く、バランスに優れる・・と言うような、総体とすればそのようになります。
しかしながら、以前のピュアさはそのままに、ナチュール感が増大しています。
こういうことを言いますと勘違いされるかもしれませんが敢えて申し上げます。どんなワインでも・・自然酵母で醸造する場合には特に、揮発酸は出ます。コサールの場合は、ワインのバランスが素晴らしく良いので、普段は余り気付かない・・訳です。
で、2022年ものはその揮発酸を味わいバランスの中にきちんと整理されて存在しており、またそのレベルは、決してワイン自体の美しさやポテンシャルを大きく欠損させるほどには、全くならない程度・・と言うことになります。
ですので、本当に・・noisy のように「揮発酸検知器」みたいな方は、その存在に気が付くでしょう。ですが・・
「美しさ、エナジーの凄さに触れて、まったくネガティヴな感情を呼び起こさない」
んですね。
ドメーヌものを・・ある意味捨て、メゾンものに全てを賭けたからこそ、実現出来た凄いエナジーの成れの果てが・・ここに有ります。触れてみてください。素晴らしいです!
以下は以前のレヴューです。
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【造り手たちがヤキモチを焼くに違いない、半端無いディテール表現!・・それはピュアな葡萄を何も失わずにワインに昇華したピュアせ超繊細、そして高質なブルゴーニュ・シャルドネだから!】
驚きました・・。いきなりこんなにノーズで黙らされ、一口啜って・・口内を占拠される感覚・・は、滅多にお目には掛かれません。
それはまだ荒々しさも含んでいるのでしょう。それでも味蕾は複雑に絡み合う要素と表情を受け取って脳に送り、脳は最大の心地良さとして理解する・・
そんなワイン・・A.C.ブルって、飲んだこと有ります?・・
仕上がっていると思えば・・そうだし、まだまだ全く出来上がっていないと思えば・・その通りなのでしょう。でも自分自身は、
「すっげ~・・!」
と思っているんですよね。
この感覚は・・最近では「ギルベール・ジレ」です。全く同じじゃなくて・・彼の場合は新樽をしっかり使いますから・・ワンテンポ遅れて・・そう感じたはずです。フレッドのこのワインの場合は、香りを除いても・・口に入れた瞬間・・です。遅れようが有りません・・(^^;;
10月にも入ろうかと言う9月30日の収穫。そして収量はたったの15hl/ha。モンラッシェだって・・そんなになりゃしません・・まぁ・・厳しい年は格上の畑の方が大抵の場合、収量は多めになります。
「・・でも・・少し高いんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
因みに2020年ものの収量は・・あの素晴らしい出来で 45hl/ha です。ですので、
「収量は三分の一!」
です。
2020年ものは5590円の新着価格でしたから、2021年ものは確かに・・20パーセントの値上げです。
でも、ユーロ円は昨年から20パーセント以上・・上げてますよね?ですので、
「ある意味、フレッドはほぼ値上げ無し?」
なんですね。
まぁ、インポーターさんはおそらく3年前に支払いを終えているはずなので、値上げ無しは無いと思いますが、結果的にはそうなっちゃってます。
今日、有る有名人の方がおっしゃってましたが、ニューヨークは現在の時給3千円でも生活できないからとストライキが起こっているので大変なようです。時給9千円代の人も、そこに乗っかっていると・・。noisy も・・時給3千円で良いから頂けないかなぁ・・などと羨ましいですが、無理なのはわかっています。棒給のインフレ・・恐ろしいですね。日本もガラパゴス状態脱却をしないといけませんが、しばらくは追いつけそうも有りません。
あ、素晴らしいシャルドネです!・・今飲んで・・是非、
「ヤキモチを焼く方の気持ち」
になってみてください。
激ピュア、激繊細、半端無いエナジー・・感じてみてください。超お勧めします!激旨です!
以下は以前のレヴューです。
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【ナチュラルな白ブドウのイエローにそこそこのガスがディテールを運んで来る、丸裸のシャルドネのピュアな味わい!】
旨いです!・・それなりに感じるガスの存在が有って、そのガスが内部奥深くに有る要素を運んできてくれるような・・そんなイメージで滅茶美味しく飲めます。
今のところは軽快なニュアンスでの美味しさですが、繊細さはすでに芽生えていますので、酒格としても安いシャルドネとは段違いでは有ります。
で、このガスが収まる半年後くらいから、滅茶美味しい「スティル状態」に入って行くと思われますが、
「この、ガスが有る状態でも、凄いエネルギーを感じることが出来てかなり美味しい!」
と思うんですね。
なので、
「今飲んでも充分に旨いからすぐ飲む!」
「少し我慢して来春、気温が上がって来たと感じたら飲み始める!」
の二本立てでいかがでしょうか。
あ、因みに今回リリースの無かった「ビゴット・クヴェグリ」ですが、インポーターさんの段階で、
「まだ全然落ち着いていないので今回のリリースを諦めた」
と連絡が来ました。・・ん~・・良く判る!・・偉い!頑張ってる!・・そう思います。是非飲んでみてください。2020年のド・シャソルネイ&コサールは半端無い熱量を閉じ込めた凄いワインを造りました!
以下は以前のレヴューです。
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【卵型セメントタンクとクヴェグリ...どちらも滅茶ピュアで心底素晴らしいと思います!でもクヴェグリの優しい「響き」には・・参った!】
時間が余り無いので・・さっさと結論してしまいます。上の写真が卵型セメント、下の写真がクヴェグリです。
2018年までの姿は、ここには有りません。また2017年までのビゴットの姿も無いです。
とことんまで美しく、ピュアで・・でも実はとても「分厚い」です。
そして、確実に「村名クラスの上出来のシャルドネの味わい」と言っても過言では無いと思っています。ここまでピュアで・・でも実は滅茶ナチュラルなのに、そこは見えない・・見え辛いんですね。noisy 的には、むしろその方が有難い・・(^^;;

相当にナチュラルなのに、まったく
「ビオビオしていない!」
んです。もしかしたら、コサールがやりたかったのは
「こう言う事か?」
と、思っている次第です。
味わいもアロマも半端無く素晴らしいんですが、飲んで感じた以上に・・ポテンシャルは高いと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらは卵型セメントタンクによるエルヴァージュが施されたビゴットです!】
果皮浸漬はやってないとのことですが、やはり無濾過無清澄の影響か、けっこうな「不透明感」が目に見える出来かと思います。
でも、目で見る程、2017年以前のビゴットと「全く違う感」は少ないと思います。今までと同様にバリックを使用したとしても、ここまででは無いにせよ、無濾過無清澄だと、結構に濁りは出るはずです。
また、テクニカルには書いてはいないですが、
「なぜ、そのようなことをしているのか?」
に気が向かえば、書いていないことも同様に、
「やっているに違いない・・」
と考えられる訳で・・例えばラッキングなどについても、ワイン自体の扱いにしても、出来うる限り自然な重力を利用し、ワインに負荷を掛けないようにしているはずです。
その積み重ねによって、この・・
「今まで以上に分厚いボディ!」
が形成されていますし、
「今まで以上にリアルな果実のアロマと味わい!」
が生まれていると言えます。
人に寄っては、
「・・・ワインって、こんなに奥深い味わいや香りがするものだったんだ!」
と、ある意味、新樽由来のネガティヴなポイントに気付かずとも、その自由な味わいに喜びを感じていただけるやもしれません。
フレデリック・コサールが思うブルゴーニュ・ワインの真の姿の先駆けが、このワインたちに反映されています。是非飲んでみていただきたい!お勧めします!
以下は2017年の通常のビゴット(新樽20%)のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2022 Bourgogne Chardonney Bigotes Qvevri
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット・クヴェヴリ
【2022年ものもクヴェグリ仕様は飲めませんでしたが、UJMクヴェグリを飲んだ印象からは、クヴェグリの使い方をマスターしたんじゃないか?・・と思わされました。】
すみません・・飲めませんで・・。テイスティングの予算も有りますし、何より・・
「仕入れ前にそのアイテムが単独ボトルで分けていただけるかどうか?」
も・・有るんですね。
仕入れてからですとそのアイテムを減らしてテイスティングするか、テイスティングを諦めるかの二択になりますので、もし全てのキュヴェをテイスティングするとなりますと、その造り手さんのその年のワインを全て販売したと仮定しても利益を出せなくなってしまう訳です。
なので想像になります。ご容赦ください。
UJMクヴェグリをテイスティングしましたが、ミネラリティがより際立ち、しかも以前のヴィンテージでは少し感じていたクヴェグリの癖・・みたいなものを、特段・・感じませんでした。
まぁ・・ビゴットは、通常のキュヴェもクヴェグリも葡萄は同じようですので、エルヴァージュの仕方が異なると言うことになります。通常のキュヴェは卵型のセメントタンクですが、これも・・以前とはだいぶ異なると齧るほどエネルギッシュで、そのエナジーを内に秘めた凄みが有りました。
クヴェグリも似たような感覚かと思いますが、そのエナジーのベクトルをより外向きに変換しつつ、ミネラリティがより目立つ・・みたいな感覚でとらえられると思います。違っていたらすみません。
まぁ・・フレッドがドメーヌのサン=ロマンを手放した(一時的に?)のは、ビゴットでほぼ同格のものを造れると踏んでのことなのかもしれません。希少なビゴット・クヴェグリです。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ仕様のビゴットは飲めませんでしたが、様子は何となく・・想像出来ます。通常バージョンの凄さを鑑みますと、よりフレンドリーな仕上がりになっているかと思います!】
2021年もののド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは数量が滅茶減ってしまいまして、テイスティングも儘ならない状況に陥ってしまいました。
しかも・・少ない数のテイスティングアイテムを飲み進めれば進めるほどに・・
「・・いや・・あのキュヴェも・・是非飲みたい!」
と思い詰めてしまうほどに・・2021年の彼のワインは魅力的でした。
思い返せば2000年過ぎでしょうか・・。それ以前にもド・シャソルネイのワインは何かで飲んだことは有ったんですが、酸っぱいし・・硬いし・・で、あまり好ましく思えませんでした。
ですが改めて飲んでみるとワイン自体がとてもピュアで活き活きとしていたのに気付き、扱わせていただくようになったんですね。
2006年以降の彼のワインは、目を見張るほどに美味しくなりました。ですが、ピュアさと言う点では昔の方が「よりピュア」だったんじゃないかとも思えます。
そして・・noisy 的には彼は、「マロラクティックの魔術師」みたいな感覚で見ていまして、時に・・
「ちょっと弄り過ぎ・・じゃん?・・美味しいけど・・」
と。
おそらくお客様はそんな noisy のコラムを読んでいただいているはずなんですね。
ところが2018年・・事件は起こります。そう・・
「新樽を使わない宣言-->古樽、クヴェグリ使用」
です。
ワインは昔のようなピュアさを取り戻し始めました。弄り過ぎでスケールダウンした部分を補い始めたように思いました。
そして今度は、
「古樽も使わない・・卵型タンクとクヴェグリのみ使用」
と変わり、2021年ものでは、
「その完成形と思える出来と、さらなるピュア化への布石」
を感じさせてくれた訳です。
ですから、2021年のフレッドのワインは、スケールが滅茶苦茶大きく、エネルギーの膨大さに圧倒されます。一口すすれば・・誰でも理解できる凄い表情を持っています。
ですので、このクヴェグリのビゴットは飲めていませんが、通常キュヴェを飲んでいますので、より近寄りやすいまろやかなスタイルだと想像しています。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ使用のビゴット!・・個人的には非常に好きです!・・って、クヴェグリって何?って?】
そもそもクヴェグリって何よ?・・と言うような質問も有ろうかと思いますので、少しだけ・・。まぁ、素焼きの壺の一種ですので、「アンフォラ・アンフォール」の仲間ですね。
ジョージア産が有名ですが、ジョージアの粘土を積み重ねるようにして壺の形に成形したものを1000度以上ほどの高温で長い期間焼いたものです。ジョージアでは、その焼けた壺の内側に、漏れないようにするため「蜜蝋」を塗ります。外側も石灰などで固めます。
ただし、蜜蝋のアロマは結構にキツイ方も多いので、蜜蝋無しで購入する造り手も多いようですが、今回のド・シャソルネイのクヴェグリも「蜜蝋無しタイプ」です。
どうでしょう?・・実に良い感じの色合いでは無いかと思いますが?・・いや、拒否感の在る方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に「純」なアロマで膨らみのある「ピュア」な味わいですよ。
クヴェグリ使用より、無使用の方がやや閉じ気味ですがピュアさに長けていると言えます。クヴェグリの方が、やはりパワーの向きが外向きになると感じますので、
「より豊かな表情を早い段階からやや柔らかめに見せてくれる」
と感じました。
非常に深い・・縦伸び系の見事な構造です。
酸化防止剤も無し、無濾過、無清澄、樽の使用無し・・です。
そして・・勿論、以前の通りに美味しいビゴットのニュアンスも感じられます。
こんな自然そのもののブルゴーニュワインが飲めるようになったことこそが、初めての体験でも有る訳です。是非、この瞬間に立ち会ってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は2017年ものの新樽使用時代のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2022 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【2本だけ!・・ボーヌの北寄り西側の丘にある、優れたシャルドネを多く産する石灰の強い畑です・・狙い目だと思います。】
ボーヌの西の丘は優れたシャルドネが生まれます。noisy もしょっちゅう言ってますのでミミタコかもしれませんが、まだ余り知られていないんですね。
フレッドも昔、この西の丘近辺で、他のドメーヌから任されてシャルドネを造ってました。あのパカレもまたそうしていたんですね。なので、自然派の造り手さんは良くご存じじゃないかと思いますが、何せ・・
「メディアが取り上げない」
ので・・まだ価格が上がらないのでしょう。これで存在とそのポテンシャルがバレてしまえば、こんな価格では済まなくなってしまうと思います。あのサン=トーバンのように・・です。10年ほど前までは、
「サン=トーバン?・・知らん」
か、
「知ってるけど余り興味ない・・」
かのどちらかでした。
たった2本と言う数ですので飲めませんでしたが、いつも気にしているワインです。
2022年もののフレデリック・コサールは半端無い出来なので、おそらくピュアでナチュラル、構造深くエナジーに満ちた味わいかと思います。おそらくですが今飲んでも美味しいと想像しています・・ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【少なすぎて飲めませんでした・・が、整っている可能性も有ります!】
詳しくはニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット(赤)のコラムをお読みください・・この数日、関東はだいぶ冷え込んで来ましたが、この期間に・・
「ワインは大きく変化した!・・と人は感じる」
状況になっています。
ですので、飲めないのは残念では有りますが、
「卵型セメントタンク仕上げのキュヴェはこの数日でいきなり整った可能性有り!」
と思ってください。その場合、来春位までは大丈夫です。ご検討くださいませ!凄い出来の2020年、フレデリック・コサールです。
以下は以前のレヴューです。
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【村の西にある丘の村名ですが、常に1級並みの味わいを見せるワインです。】--以前のレヴューです。古樽ではなく卵型セメントタンクです。すみません。 こちらも古樽仕上げです。今までにも何度か同じようなことを書いてはいるんですが、このワインも実は・・結構にミステリーなんですよね。
基本的にボーヌ・レ・ブレッサンドは1級畑です。ちょうど村の西側の丘の麓から斜面になっている辺りです。相当に「岩壁」を思わせる地形です・・。
でもこのワインは「村名」です・・不思議でしょう?
考えられるのは2つ。1つは「格下げ」です。でも畑名が入っての村名ですので、他の畑のものは混ぜられないので、純然たるレ・ブレッサンドであれば1級ですから、これは無いかと思います。
2つ目は、新たに開墾した土地で1級の認証が取れていないパターンです。これだと以前の地図には無い畑が相当しますが、実はこれは見つけています。高い位置では無いんですが、元々は何らかの理由で Bois(森) とか Friches(荒地)にしかならなかった、ほとんどが人力での開墾が難しかった土地です。現在のパワーショベルとか・・で、ようやく開墾できるような感じの土地です。
ですが・・結構にそんな土地のシャルドネが美味しいことは、皆さんも経験済みですよね?・・ショーム・ド・ペリエールとか・・言ってしまえば、かのクロパラも・・ピノでは有りますが、葡萄が植わっていた訳では有りません。
今までの経験から、このワインは非常にポテンシャルが有り、しかも価格がリーズナブルなことは判っています。古樽仕上げのピュアな味わいに、ホメオパシーならではのナチュラルさが加わった超熟なシャルドネに仕上がっているはずです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】 申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
━━━━━

え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2022 Puligny-Montrachet
ピュリニー=モンラッシェ
【卵型セメントタンクによるエルヴァージュで、新樽使用の「緩やかな酸化」「樽の化粧」をさせずにピュリニーの締まった美しい魅力を引き出したナチュールの逸品!】

いや~・・こうなるんだ・・と、7Lの卵型セメントタンク熟成からのステンレスタンクで落ち着かせたキュヴェの姿を・・まざまざと見せつけられた noisy です。これは素晴らしい・・
まぁ・・1級のレ・ガレンヌ(フォラティエールも近くです)も入っているそうですから、それだけでもよりポテンシャルが上がるのは間違いないんですが、自然派の生産者さんたちが最近良く使用している「卵型セメントタンク」の力、そしてその姿も・・noisy は少し理解出来た気がしています。なんでそこに拘るかも含めて。
新樽を使いますと、早い段階からより美味しく飲めますし、緩やかな酸化が生む「官能さ」・・と言いますか、熟成促進の姿が、より飲む者に深い感動を与える訳です。
しかしながらフレデリック・コサール、自身で新樽を使用しながら、
「樽臭さが嫌いだ。美しいワインの姿を汚してしまう!」
と言う訳ですね。
noisy 的には・・そこまでは考えてはおらず、
「新樽を使おうが使うまいが・・旨けりゃ良いじゃん・・」
などと軽い考えでいる訳です。
フレデリック・コサールには、その美しい姿を完成させる「術(すべ)」が見えていたのでしょう。それがこの「ピュリニー2022年」で・・ほぼ確実に見ることが出来ます。
「今飲んでもめっちゃ美味しい!」
んです!
そもそも以前のように・・新樽を使わず、古樽で仕上げていたら・・硬くて酸っぱくて・・その対処を別にしなくてはならなかったでしょう。残糖をより残す形で対処すれば甘くなります。以前はマロラクティックで何とかならないか?・・と考えていたフシが有りますが、それではできないことが判ったのかもしれません。
一体化したシームレスで引き締まった、でもエナジーに満ち溢れた「膨張感」「密度感」が凄い液体です。むっちりとしたアロマには、瑞々しくも香りのスピード高く、ふんわりとしたニュアンスに溢れています。
まさに引き締まったピュリニー1級を感じさせるノーズで、しかし、バキバキと硬いミネラリティのコートは感じず、内部に留めたマンモス級の美しいミネラリティが有ります。
ピュアな果実と熟した果実、柑橘がピュアに感じられ、ナチュール度もかなり上がっているものの、アヴァンギャルドな感じはしません。まったく欠損したニュアンスは無く、クラス感も1級クラスが妥当と思えるほどの質感です。
ナチュール感は、味わいの深さにも影響を与えているようです。僅かに生成された揮発酸は、このワインの複雑性と表情に寄与するのみで、単独で認識することが困難なほどに隠されていますので、いずれ・・完全に溶け込み、全く検出できなくなるでしょう。因みにnoisy は、喧々諤々の論争になった、コサールの2006年のムルソー=ペリエールをまだ保管しており、いつか・・
「あの時の真実」
を暴いてみようと・・シツコク思っています・・何のことか判らない方もいらっしゃるかもしれませんが・・そこは判る人だけ・・余り掘らないでください。
今飲んでも・・
「コサール...すっげ~・・」
と感心されることと思います。超お薦めです・・テイスティング出来て良かった!どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい1級、レ・フォラティエールに接するレ・ガレンヌをブレンドしたクラヴァイヨン下部のレ・ヴォワット!グラン・クリュ並みの収量20hl/haです!】
2021年と言うヴィンテージが引き起こした凄い事件・・なのかもしれません。ブドーもサン=ロマン・コンブ・バザンも・・半端無いエナジーを感じさせるワインでした。
飲み頃は難しいですが、
「さっさと開けてもポテンシャルと凄さはしっかり判る。でもその時美味しいと感じるかどうかは別の話し。」
だと思います。
どうしてもすぐ飲みたい方は、その辺りを鑑みて・・自分に合うかを合わせてお考え下さい。マンモスなポテンシャル・・美しい葡萄と畑が織りなす素晴らしい世界が2021年のフレデリック・コサールのワインで感じることが出来ます。
基本的には3~5年経過で飲み始めて良いと思います。じっくりと・・向き合わされると思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【柔らかで滑らか!・・滅茶美味しいオーセ=デュレッス白の激変を見れば、元々豪奢なピュリニーの味わいがどうなったのか・・と!】--すみません、ごく少量です。以前のレヴューを掲載しています。
デクラッセして1級ガレンヌの葡萄も入っているようです。それに村名ボワットとバッティングしていると思われます。お買い得でしょう!
----以前のレヴューです。
【王道のシャルドネ、ここに在り!・・な見事な味わいです!】
見事にピュア、見事なナチュラルさです。これを飲めばフレデリック・コサールが何を考えているか、良く判るんじゃないかと思います。
もう・・見るからにフィルターしていない感じの色合いが伺えますでしょうか?・・どこかちょっと不透明な感じですよね。仕上がり切っていないようにも見えるかもしれません。
しかしながら口内でのパフォーマンスが凄いです。縦伸びしますし、ブリッブリの柑橘がムッチリと・・感じられます。
これ、本当に素晴らしいと思います・・が、直近の美味しさだけを求める方には難しいワインなのかもしれません。
まだ熟していない果実を食べて、「酸っぱい!・・おいしくない!」と言うのとは根本的に異なりますが、現代のソフィスティケイトされた・・もしくは早い段階でも美味しく飲めるように工夫された・・極端な言い方をすれば、「やや軟弱」なワインとは根本的に異なるものです。
なので、その辺りを重々ご勘案の上、「王道のシャルドネ」が何たるものなのか・・を楽しんでいただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2022 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【新生フレデリック・コサールのトップ・キュヴェです!】
葡萄を買う契約は年々厳しくなっているはずですが、その修羅の道?・・にフレデリック・コサールは敢えて歩み出したようです。ドメーヌを任せ、より質の高い葡萄を得て、自身もまだ見ぬ高みへと向かうために。
そんな彼の姿が良く判る2022年ものでした。明らかに2021年もの以前とは異なる「構造の深さ」と「密度」と「熟度」、そして2020年~2021年ものでは無しえなかった・・
「ほぼリリース時には開放的になっている、外向的スタイル」
を、新樽と言うマジック無しに完成させたと感じます。
このレ・フォラティエールも、おそらくですが卵型セメントタンク熟成なのかな?・・と思います。ピュアでナチュラルな凄いワインになっていることでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、凄いシャルドネワインになっている可能性が有ります!・・・2021年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールを飲めば誰でもそのように想像するでしょう!】 2021年もので・・ついにフレデリック・コサールとして目指して来たワインの姿、その本性が「完成形」を見せたと思っています。本当に心から素晴らしいと・・感じました。このようなワインを造れるのはフレデリック・コサールしかいないと・・思わせます。
その姿は、収穫された珠玉の葡萄のポテンシャル・・と言いますか、裸の葡萄の姿を何も損なうことなく、スケールダウンすることなく、ピュアな姿でワインに変えた・・ただそれだけです。
一嗅しただけ、一口すすっただけ・・で、口内の味蕾は全てその姿を受け取ります。強弱も含め、硬軟、五味六味・・溌溂として、ピュアです。
このワインがどのような姿なのかは判りませんが、もしすぐに開けたとしても、その凄さは受け取ることが可能でしょう。もしその時最初は不安定さが有ったとしても、すぐにこのワインがピュアで凄い味わいを見せてくれることを理解出来るでしょう。
飲める方は幸せだなぁ・・と思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【コサールの白のトップ・キュヴェです!・・もちろん、激レアです!】 レア過ぎて飲みようの無いワインです。すみません。条件付きですがどうぞよろしくお願いいたします。
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【飲めませんでした。】 2019年のコサールの白は、おそらく誰が飲んでも・・素晴らしさを感じると思います。赤の方も素晴らしいんですが、余りのバランスの良さが災いして、むしろ「凄さが隠れて」感じられる可能性も有ります。なのでこのトップ・キュヴェ・・物凄いはずだと思います。飲めなかったので・・すみません。
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【2018年、フレデリック・コサールが造った最高ランクのシャルドネはこれ!・・偉大なワインに違いないはず・・】 何にせよ、ずっと全く変わらずにいられることは、この世界には有り得ないんだ・・との再確認を植え付けられていることを、今、このコロナ渦の状態で噛みしめていることはとても残念なことです。ついこの間までは普通に、さして何も考えずに生きてこられたのが不思議でも有ります。あの東北大震災から9年、まさかこんなことになるとは・・。
フレデリック・コサールも2017年ものまでは「新樽」を多くは無いにせよ使用していました。2018年ものからは「一切」新樽を使用しないワイン造りへと変化していたんですね。
本来で有れば、
「これ幸い!」
とばかりに、31アイテムと言うような物凄いアイテム数でも出来る限りのテイスティングで、彼の意思の反映されたピノとシャルドネを確認しているはずでした。
まぁ、仮にもし実行していたら何十万円分かの経費を計上せざるを得なくなる訳ですが、とても
「直接の利益を生むことはないテイスティング」
に、それだけ費やすことは難しいので、毎年仲間で集まって経費を按分しつつ、間接的な利益を生むかもしれない行動をしていた訳です。
それすらも、このコロナの影響で出来なくなってしまったことは、本当に残念でなりません。お客様にも、おそらく楽しみにされていらした方が多くいらっしゃったと思うと、期待を裏切ることになってしまったと・・思っています。
しかしながらそれでも何とか3分の1強のアイテムは何とかテイスティングにこぎつけ、2018年の大変化を確認出来たと思っています。
彼の2018年のシャルドネのトップ・キュヴェはこの「ピュリニー=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」になります。以前はバタール=モンラッシェもリリースしていました。しかしながらもう・・葡萄の価格、畑の持ち主の言う価格が高騰してしまい、どうやら買う予定で畑の世話はしていたものの、手放さざるを得なくなったそうです。
このレ・フォラティエールにしましても上代設定は33350円と相当に高いように感じますが、それでもコサールが言うには利益度外視とのことのようですよ。
他の2018年の古樽仕上げのシャルドネの出来を鑑みますと、ビックリするようなピュアさと深遠さを持った純な味わいだと想像出来ます。
新樽による「緩やかな酸素供給」をしない・・・酸素との結合を許さない「純な」液体は、とんでも無く長い寿命を持っているはずです。
美味しく飲みたいと思うのであれば、決して早飲みは厳禁です。買おうと思っても入手できないワインです。ご興味がございましたら是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・飲めませんでした!】 圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2021 Nuits-Saint-Georges Blanc Aux Croix Rouge
ニュイ=サン=ジョルジュ・ブラン・オー・クロワ・ルージュ
【すみません・・少なくて飲めませんでした!・・2020年ものでnoisyも「たまげてしまった」シャルドネです。】
大抵の場合、ピノよりもシャルドネの方が収量が密度に影響する割合は少ないので、30hl/haと言うのは・・驚愕に値する収量です。
因みに物凄かった2020年のこのワインの収量は 40hl/ha ですから、33%減です。
これは2021年の遅霜がそうさせた・・と思われますが、その少ない収量が・・ピノ・ノワールほどは影響しないとは言え、このワインの密度を上げたとも言えます。
まぁ・・ニュイのシャルドネと言ってもお客様は余りピンと来ないかもしれませんが、例えばド・ラルロのクロ・ド・ラルロ・ブランを5年以上寝かせたものは「絶品」と言える部類に入ります。
そしてこのオ・クロワ・ルージュはニコラ・フォールでご存じの「オ・ゼルビュ」の南に接します・・接すると言うよりも、
「オ・ゼルビュの一部じゃん?」
みたいな小さな部分だけ・・です。
ですから・・ヴォーヌ=ロマネ側で・・すぐ北・・オ・ゼルビュの北がヴォーヌ=ロマネの村です。ドメーヌ・ビゾの希少な白、レ・ヴィオレットがヴォーヌ=ロマネ最北の白ですから、ニュイ=サン=ジョルジュ最北のこの白との対比も面白いですね・・と言ってもビゾはもう入手が厳しいですが!
前回のご案内で漏れてしまいました。こちらは白です。どうぞよろしくお願いいたします。
是非ご検討いただけましたら幸いです。
以下は以前のレヴューです。
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【・・ニュイのシャルドネでこれほどまでにドライで集中したエキスに出会ったことは・・まずありません!】
凄いですね・・化け物でした。ですが全然・・こっちを向いてくれませんでした。僅かに緊張感が漲ったようなニュアンスが伝わってくるのみです。
それでもグラスを振っていると僅かに漏れてくるアロマがまた・・。
ピノ・ノワールよりも、ガメよりも、2020年のド・シャソルネイ&コサールは白の方が硬いです。
ですが、
「エネジーが物凄い!」
んですね・・。ここまで集中、密度が高い感じで感じられたニュイの白と言いますと、
「植え替え前のミュジニー・ブラン」
でしょうか。92年ものだったか?・・と思い出しますが、その頃のミュジニー・ブランは非常にリーズナブルでして・・今じゃ考えられませんが、どちらかと言うと、皆、ちょっと小ばかにしたような部分も有って、
「ニュイの白だから・・ね・・」
みたいな風潮が普通に有ったんですね。

なので、
「・・んなことを言うなら・・飲んでやろうじゃないか!」
とばかりに・・80年台後半、そして90年台前半のミュジニー・ブランを飲ませていただきました。なので、改植前の超V.V.のミュジニー・ブラン..滅茶集中していて、黄色い果実が満載!・・感動しました・・(^^;;
で、この「オー・クロワ・ルージュ」は、ヴォーヌ=ロマネのすぐそこ・・ニュイの「オ・ゼルビュ」の南に接する、本当に小さい畑なんですね。「ルージュ」と付いているのにシャルドネなんて間違えるので止めて欲しい・・とは思ってしまうんですが、おそらく昔から白ブドウが植わっていたと思います。
しかもピノ・ブランじゃなくてシャルドネ!・・なんですね。
滅茶緊張感のある味わいで、これがほどけ始めたらすごく旨いんじゃないかと想像できるエナジー感です。
また、この数日で急に整い始めましたので・・もしかすると・・
「すでに仕上がっている」
かもしれませんが・・まだ硬い部分も有るかと思います。その分、
「エナジーとして感じ取れるパワーが有る」
と感じます。ですので、2年ほど寝かせるのが正当なんじゃないかと思います。是非ご検討くださいませ。
● 2021 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
● 2021 Bourgogne Pinot Noir Bedeau Qvevri
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー・クヴェヴリ
【微細な差と言えるかもしれませんが、これはきっとコサールにとっては大きな差なのでしょう!・・これは面白い!・・激エレガントでエキスは濃くて複雑・・ただ、違うのは??・・】

長年コサールのピノ・ノワールを飲ませていただいて来ました。
昨年の2020年もののこの「ブドー」もとんでもなく美味しく、
「今までで最高」
と書いたんじゃないかな?・・と思います・・すみません・・読み返している時間が無い・・(^^
ですがすみません、2021年もので・・ちょっと覆します。
「2021年もののフレデリック・コサールのピノが一番好き!」
です・・(^^;;
まぁ・・最高と・・好きは微妙に異なりますんで、そこんところは忖度して下さいね。でも「2021年ものが今までで最高だ!」と言いたいのも間違いありません。
1枚目の写真はクヴェグリでは無いブドーです。濾過も清澄もしない、おまけにSo2も入れない、到着間もないワインですから・・幾分、濁ったような色彩に見えると思います。
その濁った部分の影響はほぼ無く、非常に・・美しく、しかもとんでもないエナジーが詰め込まれているんですね。
一口すすっただけで・・それは感じられます。しかもエキスはドライながら・・滅茶美味しいんですね。

で、2枚目。これはクヴェグリです。
「ニュアンスは一緒」
ではあるんですが・・いや~・・何度も言いますがすみません・・ベクトルの向きが・・飲む人に向いてますから、
「そのエナジーが飲む人自身に向かってくる!」
と思える感じで・・太いんですね・・。
これは比べないと判らないと思います。味わいの印象を言葉にすると同じです。
「ベリーとチェリーの赤系果実、ふっくらと伸びやかに感じられ、ドライでエキシー、余韻も長く可憐で美しい!」
そんな感じでしょうか。
ところが、2021年もののフレッドのワインが持つ、半端無いエナジー感、そのエネルギーの束の太さが違うんですね・・。だから果実感がより強いのか?・・と一瞬思うんですが、
「・・・いや・・待てよ・・?」
と。
樽を捨てたフレデリック・コサールがたどり着いた、卵型セメントタンクとクヴェグリですが、2021年ものはそこに「炻器」が入って・・さらなる・・
「何も余計なものを加えない、葡萄のポテンシャル・姿、そのまんまのワイン!」
を造ろうとしています。
そしてそれが結実したのが2021年のフレッドのワインだと思います。是非飲んでみてください。過去最高!・・あれ?・・すみません・・(^^;;
以下は以前のレヴューです。
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【ブドーのクヴェグリは少し寝かしましょう!・・でも、「すでに整った疑惑」も考えられます!】
まぁ・・単に「ブドー」と言うことですと、2019年ものがピュアで滅茶美味しくて、それまでの根暗な味わいからの見事な脱却を喜んだことを思い出します。
2020年もののクヴェグリでは無いブドーは、2019年ものの路線そのものをさらに発展させたかのような見事な味わいで、今飲んでも美味しいですし、今後10年以上の熟成も期待できます。
で、このクヴェグリですが・・今はちょっと硬いですね。2020年物の写真は余り寄った写真が撮れなかったので判りにくいかもしれませんが、やや「くすんで」見えるんじゃないかと思います。
そう、ちょっとまだ出て来ていないんですね・・
ただし、
「とんでもなくピュアでミネラリティが半端無い!」
のが良く判る状態です。
この「くすんだように見える」色彩が、ちょっと「抜けるように」なって来た段階で、
「飲み始める!」
のが良いと思うんですね。
そうすれば、クヴェグリにこだわり、ミネラリティの出にこだわるコサールの気持ちが良く伝わってくると思う訳です。

で・・お決まりになってしまうんですが、この何日かの寒い日が安定して来た時期、
「多くのワインが整い始めた!」
のを確認しています。
noisy は時折コラムで書いていると思いますが、
「夏の暑い時期が終わって寒くなってきた頃からが飲んで良いタイミング」
みたいなことを言っています。
で・・ド・シャソルネイ&コサールのご案内が2度(もしかしたら3度)に分かれてしまった、たった4日ほどの間が・・その「切り替え時期」にハマってしまったんですね・・。
なので、お客様も・・
「飲んでいいのかダメなのか、ハッキリせい!」
とお困りかもしれませんが、noisy もまた・・
「二度に分けることになってしまって・・まさか、このタイミングで整ってしまうとは!」
と、困ってしまったんですね。
まぁ・・判った以上は書かない訳には行かないので、
「エナジー溢れる2020年のド・シャソルネイ&コサールのワイン、一応・・もう飲めなくは無いです!」
と言っておきたいと思います。
ただし成長具合はキュヴェによります。
卵型セメントタンク仕上げはOK、クヴェグリ仕上げは・・慎重に・・。そして、白は意外に思えるかもしれませんが、下級キュヴェはOKですが上級キュヴェは成長が遅い・・そう思ってください。
素晴らしい出来になった分、やや閉じていたクヴェグリのブドーです。この先はお客様にご確認いただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】
今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2021 Chiroubles les un Hauts
シルーブル・レ・ザン・オー
● 2021 Morgon Cote du Py les un Hauts
モルゴン・コート・デュ・ピィ・レ・ザンオー
【モルゴンはモレ=サン=ドニ、シルーブルはシャンボール!!・・そう思ってしまうほど素晴らしい出来でした!2021年のコサールのガメ、滅茶旨いです!・・が、ラストヴィンテージ?】

サン=ロマンとこのモルゴン...どっちが濃いかと言ったら・・モルゴンかもしれません。
このモルゴンのグラスの写真は良く撮れたかな・・と思います。店内は光がアチコチから交錯するのと、人が数人いますので陰になったりならなかったり・・なので、綺麗に撮るのは滅茶難しいんですね。
ですが・・ピノのサン=ロマンにも劣らない、見事な美味しさを見せてくれたのがガメのモルゴンとシルーブルです。
「エレガント系のモレ?」
と思えるほどの・・低域からの持ち上げ、中域の膨れ具合、高域~超高域へと伸びて行こうとするアロマが滅茶上質で、ちょっとモレ=サン=ドニのワイン風にも・・ヴォーヌ=ロマネっぽくも有ります。
まったくドライなのが不思議なくらいの味わい深さとバランスを感じます。モルゴンは酸のバランスが素晴らしいんですね・・。シルーブルは幾分、タイトな仕上がりですが・・その分、白っぽい石灰が多分に感じられまして・・これはモレでは有り得ず、シャンボールかな・・と思います。
まぁ・・モレじゃなくてジュヴレかな?・・と言う考えもあろうかと思いますが、ジーンと痺れるような重い鉄分と言うよりも、やはりチリチリとやや高域で感じますから・・鉄とは違うからジュヴレでは無いかな?・・と言うイメージです。
非常に香りますから、モルゴンは今でも飲んでいて楽しいです。ほんの幾分・・シルーブルの成長が遅いかもしれませんが、石灰系の縦延び感が有り、そのタイトな美味しさも実に良いです。
どちらも非常に素晴らしい出来でした・・2021年と言う奇跡のヴィンテージで、奇跡の出来だと言えるかもしれません。是非飲んでみてください!もしかしたらラストヴィンテージです。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【レ・ザン・オーによる100年超の古木のモルゴン・コート・デュ・ピィ!・・これはピノ・ノワール・ファンも簡単には見過ごせないでしょう!】
「レ・ザン・オー」と言うのはフレデリック・コサールと、ジョルジュ・デコンブを義父に持つ、若きダミアン・コクレが立ち上げたネゴスだと言うことなんですね。ジョルジュ・デコンブはマルセル・ラピエールの直弟子ですからその直系・・いつの間にか、
「人類・・皆兄弟!」
みたいな CM を思い出してしまいました。今の時代背景を思うとちょっとシュールに思えます。
で、御多分に漏れず、凄いパワーでした。エナジー、エネルギー・・です。
「葡萄の精をすっかりワインに閉じ込めた」
ようなニュアンスですが、
「ハッキリ言って・・バキバキに硬かった」
です。
その硬い殻を通り抜けて、黒っぽい果実にスパイス・・例えば炒ったコーヒー豆とか、紫色の極小果実の群生・・などが感じられ、グラスを振ると・・紫色が赤っぽく変化して行く感じがしました。
モルゴン・コート・デュ・ピィは、noisy も数えられないほど飲んで来ていますが、ここまで締まっているヴィエイユ・ヴィーニュは初めてでした。

で・・昨日のテイスティングで「卵型セメントタンク仕上げ」ものが整い始めた・・と言うか、
「相当、整っていた!」
のを確認しまして、余りの激変ぶりに驚いた訳です。
もちろんですよ、noisy も・・
「1カ月くらいで開いてくるはず!」
と書くつもりでは有ったんです。ですが1週間で整ってしまうのを目前で確認しますと・・
「季節の変わり目・・恐ろしい!」
と思わざるを得ませんでした。ビオ的に根の日とか・・も有りますが、そんなニュアンスでは無かったと思います。
ですので、
「そろそろ飲み始めても良い・・かな?」
と言うことで、このピュアでエナジー溢れる100年超のV.V.のコート・デュ・ピィ・・飲んでみてください。これ、完全に開いたら物凄いことになると思います!
● 2021 Mercurey Rouge les Vignes Branches Qvevri
メルキュレイ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・ブランシュ・クヴェヴリ
【クヴェグリ使用のシャサーニュ辺りから引っ付いたシャロネーズの中心アペラシオン、メルキュレです!】
コート=ドールどんけつに近いサントネイとは丘違いで右のお隣、コート=シャロネーズ最高のアペラシオンと言えるメルキュレです。ここはコート=ドールよりもやや軽くはなりますが、美しいベリーやチェリーが香る素晴らしいピノ・ノワールが出来る村です。
ん・・ちょっと飲めないので辛いところですが、2021年のエナジー溢れるフレッドのワインが、このメルキュレと言うアペラシオンと非常にマッチすると思うんですね。
ガメのモルゴンとシルーブルは飲めたんですが、ま~・・滅茶苦茶美味しかったですよ。幾分軽い・・と言う点ではモルゴン、シルーブルも同様でしょう?・・すみません・・少ないのでご容赦くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリで仕込んだ貴重なピノ・ノワールです。クヴェグリのキュヴェは生産が非常に少なく、申し訳ありません・・飲めませんでした。】 テイスティング用の供給も断られてしまったメルキュレのクヴェグリです。2019年も、2020年も飲めないような数なら2021年はどうなってしまうのかと、ちょっと心配です。
テイスティングを終え、1週間ほど経過した noisy の今のところの感触では、
「この2~3日の冬を思わせるような冷え込みが安定して来たタイミングで、急激にド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの2020年ものの味わいが安定感を増して来た!」
と感じていて、だいぶ美味しく飲めるようになって来ています。
と言いますのは、19本のテイスティングと申し上げていたんですが、そこからさらに2本、3本と・・追加で開けていまして、
「昨日開けた・・いや、余りに誰も買ってくれないニュイ=サン=ジョルジュのレ・シャルモットとレ・ダモードの存在が有るので、レ・シャルモット2020をテイスティングしてみると滅茶旨かった!」
んですね。
詳細はレ・シャルモットのコラムをお読みいただきたいんですが、こちらは卵型セメントタンクの仕上げですので、この仕上げの方は、飲んでもOK・・いや、もちろんですが、今が最高と言う意味ではありません。美味しく飲める・・と言う意味合いです。
レ・シャルモットの「整い方」には・・noisy もびっくりしました。やはり季節の変わり目の変化の影響は凄いですね・・まだ暑さを感じていた時のテイスティイングと、かなり冷え込んできた時のテイスティングがたった1週間しか離れていなくても・・整い方が全然違うんですから。
ですが、こちらは「クヴェグリ仕上げ」ですんで、それでもまだ早いと思います。来春から・・かな・・(^^;;・・コサールがこだわるクヴェグリ仕上げにどんな意味が有るか、是非お確かめください。
以下は以前のレヴューです。
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【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】--->飲めていませんので以前のレヴューそのままです。すみません。
見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。
コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。
また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、
「古樽でも古樽のニュアンスが付く」
と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。
今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;
● 2021 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【古くからのフレデリック・コサール・ファンの方にこそ、このサン=ロマン・スー・ロシュ2021を飲んでいただきたい・・惚れ惚れするエレガンスです!】

2020年ものと比較しますと・・
「・・えっ?・・」
と声が出そうですよね?・・そりゃぁ・・そうです。相当淡く見えてしまいますから。
でも、いつもと違って店頭でテイスティングしましたので、光源が当たる関係で余計そう見えるかもしれません。2020年ものの写真の明るい部分と比較していただくと良いかと思うんですね。それに2021年ものは画角を上から・・にしましたので・・。
で、ま~・・良く香る素晴らしいピノです。アロマのふんわり、しかもエネルギッシュに香りながらも滅茶エレガントで、花から果実までを連続写真のように感じさせてくれます。
言ってしまえば・・薔薇とか・・そういう系統のゴージャスささえ感じさせる高級感のある昇華したアロマと、滅茶瑞々しさを感じさせるさわやかなアロマが交錯。その上で果実感を口内からノーズへとエレガントに感じさせてくれるんですね。
2021年もののサン=ロマン・スー・ロッシュが noisy にとっては過去最高のスー・ロッシュだと・・感じました。ワインって・・強さじゃない・・弱さでも無い・・でも香りと味わい、そしてハーモニーなんだと思わせてくれるワインです。是非飲んでみてください・・6本だけ・・すみません。
以下は以前のレヴューです。
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【今や数年前のサン=ロマンとは別もの!美しいディテールを是非ご覧ください!】
この写真はちょっとマシに撮れたかと思います。良い感じに思います。
「他のキュヴェに比較すると透明感が出て来ている」
のが良く判るんじゃないかと思うんですね。
やはり味わいの方も、開いているというんじゃないんですが、
「明るく抜けて行く美しさを見せる」
ものですから、ついつい・・気持ち良くなってしまう訳です。
2019年ものは「シャンボールか?」と書いていますが、2020年ものは、
「エキスが綺麗に出たコルトンタイプ?」
みたいな感覚が有りました。
コルトンとは言っても・・まぁ・・色んなタイプが有りますが、ド・シャソルネイのサン=ロマン・ルージュが、これほどまでに「球体」のようなパレットを描くのは初めてのような気がします。
今まではもっと横には拡がる感じで、その上で良く出来たヴィンテージには、
「やや扁平な球体」
と思ったことはあったと思います。
なにせ透明系のミネラリティが半端なくあるんですが、それがそんなにハードなイメージでは無くて、少しソフトな・・柔らかさを感じる訳です。決して要素の周りをハードコーティングしたような、キャンディ風な組成では無く、もっと全体に溶け込んでいるようなイメージです。

そしてアロマはちょっと香水っぽい感じで、超高域に伸びて行くバラの花のアロマのように感じる部分さえ取れました。
ですから・・ピュアでとても美しいんですよ。ビオなのに・・余りビオを感じさせないのがコサールの腕では有るのかもしれませんが、
「2020年もののド・シャソルネイ&コサールはエナジーが半端ない」
と各キュヴェを飲むほどに感じるので、
「今でもこのサン=ロマン・ルージュは美味しく飲めるものの、本領発揮はかなり先!・・かもしれない・・」
とも感じます。
美しい色彩でしょう?・・素晴らしい出来でした!卵型セメントタンク仕上げのサン=ロマン・ルージュ、是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】
素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。
これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、
「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」
と感じられるほど、繊細な表情をしています。
で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。
クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。
異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。
クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。
確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。
2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】
すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2021 Savigny-les-Beaune les Gollardes
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【60年超の古木から20ヘクトリットル/ヘクタールと言うミュジニー並み低収量!・・エナジー溢れる2021年の炻器仕上げのピュアさを是非!】
2021年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールのテイスティング自体は不完全燃焼で幕を降ろさざるを得ませんでしたが、驚くほどに確信が持てる結果になったと・・noisy 的には感じています。
余りに少ない入荷量になり、値上げは有ったもののその分を見ても30パーセントも減っていますから・・まぁ・・2020年ものの半分の数しか来ていない訳でして、普通なら・・
「飲めていないので多くを語り切れない・・」
と締めるところです。
しかしながら、今までに無いほどにスケールの大きなワインに仕上がっていると感じさせる物凄くピュアで大量のエナジーを閉じ込め、しかも、フレッドが考えていることが、ワインもまたしっかりそれを伝えていると・・感じさせてくれる訳です。
人気と言うククリではサヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルドは、さほどでは無かったと思いますが、飲まれた方ならきっと・・
「このワインのポテンシャルは相当高い」
とお感じのはずなんですね。
少なくとも赤くて淡くて薄辛いサヴィニーでは無く、良く熟させた、比較的「フルな」ピノ・ノワールだったはずです。
それを・・おそらく、超エレガントなエキスでピュアさと畑の描写を自然に・・そして大きなスケールで感じさせてくれるワインになっていると思われます。是非飲んでみてください。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・2本だけの入荷でした。】 以下は以前のレヴューです。
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【すみません..飲めていません。】 コサールのワインで最も濃密だったワインですので飲みたかったんですが、相当・・数が無いようです。エージェントのヴァンクゥールさんも、
「2019はホント、無いんです・・」
と言ってました・・無いと言われると欲しくなるのが人情・・そして、サン=ロマンの赤の素晴らしさを知ってしまうと、以前のコサールのトップ・キュヴェだったこのワインが気になっています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【コサールのラインナップの中では1~2位を争う濃い目の味わいです!】 こちらも飲めずにすみません・・昔は2ケースとか..少なくとも1ケース、来ていましたが、2018年ものの入荷はなんと・・
「2本」
です。
なのでテイスティングするのも憚られてしまうんですね・・。申し訳ありません。こちらは新樽20%から古樽100%へ、新樽不使用になっています。
以下は以前のレヴューです。
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いつも美味しい・・とてもサヴィニークラスとは思えない出来でビックリさせられるワインですが、エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!】

やや黒味を「帯びた果実。少し濃いめの美しいトーン。サンーロマン同様とても純でピュア。やや重量感が備わる。とても健康的でやや大柄。黒系有機物の表情がやがて出て来るだろう。瑞々しく力強い。13.5%
これは美味しいです!かなり仕上がっています・・がやはり1カ月ほど休ませてあげてください。皆さんが思っているような、
「桜のような印象のサヴィニー」
とは全く違います。お勧めです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【大変身の2014年!・・素晴らしい仕上がりになったゴラルドです!ピュアです!】 実はこのワイン、コサールの大変身を確信したワインです。ブルゴーニュ・・オート=コート・・サン=ロマン・・オーセ=デュレッスと飲んできてのサヴィニー・ゴラルドです。
本来は非常に熟度が高く、まったりとした深い味わいの・・そしてもう少し色が「暗い」方向に行ってました。それが、
「ビックリするほどピュアな赤紫」
だったんですね。それも、ブル、サン=ロマンとは全く違うんです。サン=ロマンはいつものコサールですが、このゴラルド、オーセ以上は、
「生まれ変わったコサールのワイン」
です。
仕上がりが良い年は、誰もが欲しいので・・・どうしても取り合いになってしまいますが、数量は限られ、基本前予約のような形になっているため、我々ワイン屋も苦労します。反面良く無いと判断した年は・・判りますよね・・。で、2014年シャソルネイは「買い」の素晴らしい味わいでした。
例年よりも淡い色合い。収穫を少し早めたはず。透明感のあるミネラリティがたっぷり有り、総熱量は例年よりも少ないが非常な美しい酸がある。エキスがたっぷりでピュア。まるで他人が造ったようである意味新鮮。とても驚いたワイン。
どうでしょう?・・変身したピュアなコサールのワインを是非お確かめください。お奨めします!
以下は2012年のコメントです。
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【毎年旨いが2012年も磐石!!】
柔らかさのある酸味が特徴の2012年、シャソルネイ・コサールのワインにあって、ゴラルドはハツラツ感満載の美しい冷ややかな酸がたっぷり。若くもバランス良く、しかもキッチリ熟した葡萄の味わいがとても良く、美味しい感を増幅させる。将来的にワイルド感が出てきそうな雰囲気が奥にある。
何故か今ひとつの人気のゴラルドですが、毎年とても旨いです。薄く桜色をしているサヴィニーでは有りません。
● 2021 Volnay
ヴォルネイ
【色は淡いがエキスが物凄い!・・今飲んでもこのエナジー溢れて美しい2021年ものヴォルネイは滅茶美味しいです!】

この村名ヴォルネイ..是非飲んでみていただきたい傑作です。そして、
「フレッドが何を考えていたのか?」
が・・良く判ると思うんですね。
こちらは卵型のセメントタンク仕込みですが、呆れるほどにピュア・・エキスは濃密だが、甘く無く・・とことんドライなのにエキスの美味しさに酔いしれる・・そんな感じなんですね。
滅茶淡いでしょう?・・でも・・そうですね・・これで伝わるかどうか微妙ですが、2013年のアメリー・ベルトーが仕込んだ奇跡のA.C.ブルのような・・愛らしく愛しい味わいが、物凄いエナジーを持って現れます。
赤いチェリーの美味しさとヴォルネイらしいバランスの良い粘土由来の深み・・堪らなく美味しいです。noisy が飲めたコサールの赤では最も上級キュヴェでしたが、
「上のクラスになればなるほど洗練されてくる」
のが判ります。
まぁ・・A.C.ブルの「ブドー」で充分っちゃ・・充分ですが、やはり上のクラスの美味しさは半端ありません。是非!・・飲んでみてください。非常に旨いです!
以下は以前のレヴューです。
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【これは旨い!エレガンスとエナジーが釣り合った・・もっとも仕上がっているキュヴェのひとつです!】
ヴォルネイって美味しいですよね・・と言われるようになってきました。なんだか隔世の感が有ります。昔は売れなかったですよ・・本当に!ざっくり言ってしまえば・・やや軽めのヴォーヌ=ロマネ..と言いますか、ヴォーヌ=ロマネをエレガントにした感じ・・に思えなく無いでしょうか。細かいことを言いますと・・
「全然違う!」
と言うことになってしまいますが・・それでもブルゴーニュワインファンの方々が、コート・ド・ボーヌのヴォルネイやポマールに興味を持つようになって下さって嬉しいです。
で、このマンモス級の2020年のド・シャソルネイのワインに有って、
「セメントタンクものとクヴェグリの比較が出来る、比較的リーズナブルなワイン」
がこのヴォルネイですね。サン=ロマンも出来ますが、よりメジャーなアペラシオンですから・・受けもよいかと思います。

積層感のある、少し暗めで濃い目の色彩です。味わいはむしろ、あっけらかんとした明るいヴォルネイの特性を感じさせています。
しかし、2020年もののド・シャソルネイのエナジー感は半端なく、エレガンスと相反するはずのエナジーの強さが両立しているように感じる訳ですね。
ですが結局はまだ、完全には仕上がっていない・・と言うのが正直なところです。他のキュヴェに比較しますと、
「とんでもなく飲みやすい!」
ことに気付かれると思います。
ですので、ド・シャソルネイの2020年の他のキュヴェも、
「このヴォルネイのような方向性を持っている!」
と感じる訳です。
凄い出来になったと思います。可能でしたら是非、クヴェグリと比較してみてください。旨いです!
以下は以前のレヴューです。
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【ヴォルネイの村名が持っている明るさ、赤い果実のエレガンスを最高の状態で表現できていると思います!】
以前のコサールのヴォルネイは・・もう忘れてください・・(^^;;・・すみません。それ位、素晴らしいヴォルネイ村名です!
中域がふっくらとした美味しいヴォルネイに、まるでシャンボール=ミュジニーのワインのような、高域に伸びて行く香水のようなアロマが有ります。シャンボールはもっと黒が強かったり、白っぽいミネラリティが載っていたりしますが、このワインは「赤系の香水」に感じられます。
ただし・・2019年のコサールの赤ワインは、この「シャンボールのような」と言う表現を全品に付けたいほど、高域に伸びて行く素晴らしいアロマがあります。それは、クヴェグリも卵型も同様なんですね。テクスチュアと柔らかさが異なるとは思います。
これがやりたかったんだと、スッピンのブルゴーニュ・ピノ・ノワールの美味しさ、是非感じてみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】 ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2021 Pommard
ポマール
【1級レ・ペズロールを三分の二、村名を三分の一で仕上げた・・ポテンシャルも高くお買い得な村名です!】
2020年もので最高に美味しかったレ・ペズロールですが、2021年ものは収量が一樽にも満たなかったのか?・・多くても二樽ほどでしょう・・ポマール村名を混ぜて、村名としてリリースしています。
66パーセントが1級レ・ペズロールですから・・
「・・おっと・・ヴォルネイではそんな造りをしている人がいるぞ?」
と思い出さないでしょうか?・・そう・・ベルナール・エ・ティエリー・グラントネさんですね。
ですが・・彼の造りとは全く違いますよね。グラントネはある意味、滅茶クラシックです。
フレデリック・コサールは超最新と超クラシックが同居した感じですから・・両方をブレンドすると・・「普通」なのかもしれません。・・いや、やらないですよ・・そんなことは。
ですが、1級うレ・ペズロールはnoisy も大好きなリューディなので・・これは飲みたいですね。赤い果実が綺麗に出たエレガントでピュアな味わいだと想像します。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のポマール1級レ・ペズロールのレヴューです。
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【数あるキュヴェの中で、もっとも仕上がっているのがこれ!・・今飲んでも素晴らしさを判っていただけるでしょう!】
ドメーヌものだから・・なのか、雨が降らなかったからか、それとも何らかの要因が関係したのか判りませんが、2020年もののキュヴェの中では最も仕上がっているひとつ・・と思われるのがこのレ・ペズロールです。
そもそも・・ほとんどのキュヴェが、まだ発酵に由来するアロマに支配されがちなんですが、このレ・ペズロールは、エキスから赤い果実のジャミーなニュアンスと肌理のこまやかなテクスチュア、高域への伸びの良さなど、
「テロワールを感じさせる」
ほどに成長してきていました。
色合いはまだ完全には「抜けて」来てはいませんが、これもまた、
「マンモス・ポテンシャル!」
を持った、
「物凄いエナジー!」
の証拠なのかもしれません。

もし早めに飲まれるようでしたら、しっかり立てて澱を落とし、のんびりとお楽しみください。
途方もないほどのエキスの充実さから、ぶどうのパワー、エネルギー、天と地・・と言いますか、宇宙の不思議みたいなものも包括して放出してくれているような感覚を受けます。凄い出来だと!・・是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【未テイスティングにつき・・申し訳ありません。】 もし売れ残るようでしたら、真っ先に飲みたいのがこのワイン!・・です。決して重くならない・・軽やかさに真っ赤な果実がスパイシーにエレガントに香る(はず!)のペズロールです。もし飲まれましたらご感想などお寄せくださいませ。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】 非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2021 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【フレデリック・コサールの2021年ものの中では糖度が一番上がったキュヴェ!?・・14度弱まで出たそうです!】
ん~・・このキュヴェは写真が全く無いですね・・飲めば良かったかなと残念に思っていますが2本しか入荷していないのでどうしようもありません。
当初はネゴスもので始めたこのワインも、畑を購入してドメーヌものになっています。
ですが・・まぁ・・子弟のように思っているらしいオーレリアン・ヴェルデがフレッドのドメーヌものを担当するようなので、もしかしたらフレッドが仕込んだ最後のヴィンテージになるかもしれませんね。飲めてないので申し訳ありませんが・・ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらもレ・ロンスレ同様、アルコール分15パーセントと言う化け物です!すみません、少なくて飲めていないのでレ・ロンスレのコラムを参考にされてください。】
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも飲めていません!】
ヴォルネイ系は何か1本、飲む予定ではいたんですが・・すみません、今のところは間に合っていませんでした。何しろ・・
「30アイテム以上!」
有りますので、毎日1本のテイスティングだと1カ月掛かっちゃう訳ですね。なので、
「12本まとめてテイスティング!」
させていただきましたが、味わいの傾向はしっかり掴んでいます。
それでもドメーヌもののヴォルネイ系は1本は飲まねば・・ご検討くださいませ。
以下は以前(2014年もの)のレヴューです。
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【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】
深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。
ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2021 Volnay 1er Cru les Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・ロンスレ
【2020年もののアルコール分15度から14度未満へと・・エレガントになったレ・ロンスレです。】
昨年ご案内させていただいた2020年もののレ・ロンスレは、
「アルコール度15%(未満)」
と言うことで・・飲んでみましたらまぁ・・途方も無いほどのボリューミーさと濃密なカシスで驚きましたが、2021年ものは14度未満で・・
「ある意味、2021年で14度近くまで上がった!」
ことに・・驚いています。
相当・・葡萄のポテンシャルが高いんでしょうね。
それでもアルコホリックな強いイメージは抱かなかったですから、その辺りも造り手の器量なんでしょうね。
2021年ものはドメーヌものでは有っても割り当てが2本・・と非常に少なく、申し訳ありません。2021年のフレデリック・コサールの上級キュヴェは、余程じゃないと入手し辛いかもしれません。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・まさに化け物そのもの!・・フィリップ・パカレのレ・ザンディジェーヌ2005年のピノ・ノワール版!・・圧巻です!】
いや~・・凄いです。・・余りこういうのは基本的には好きじゃないんですが、これは・・飲みたい!・・と思いました。もちろんテイスティングですから飲まずにスピットしています。
濃密なカシス!・・積層感が物凄く、超小粒の果実が繊細に、エレガントに存在しています。余りに圧倒されるので・・裏エチケットを確認すると・・なんと、
「アルコール分15度」
ですよ・・。マジですか・・?
noisy の場合、普通ですとまず拒否感が出て来てしまうようなアルコールの強さなんですが、それが実に「しっとり」していて、むしろエレガンスを感じるんですね。
言ってしまえば、
「物凄く高級に仕上げたカシス・リキュール」
と言っても過言では無いんじゃないかと。

でもこれ、5年ほど熟成させたらどんな表情が出てくるんだろう?と思えるようなポテンシャルを感じまして、思い出したのがパカレのレ・ザンディジェーヌ2005年です。
元々はコルトン=シャルルマーニュを名乗るはずだったのが、同じように15度と言うアルコール分でINAOに拒否された、あのイワク付きのグラン・クリュです。
確かにリリース直後のテイスティングでは、
「・・こりゃぁ・・10年は飲めないよ」
と言ってました。
で、10年経過して・・飲んでみたらもう・・びっくり!・・凄い味わいでした。お客様も同様で、
「ザンディジェーヌ2005年・・凄かったです!」
と、エージェントさんに残っていた分を販売させていただき、喜んでいただいたんですね。
ある意味、すでにまとまっている味わいでは有ります。でもこれは5年!・・我慢してください。半端ない世界が見られるかもしれません。
以下は以前のレヴューです。
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【新樽0%から卵型セメントタンク仕込みへと進化した、新フレデリック・コサールの真価が現れているだろう・・ドメーヌワインです!】 数が無いので・・すみません、飲めませんでした。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも飲めていません。新樽20%-->新樽0%へ変更になったドメーヌものです。】 未テイスティングにつき申し訳ありません。このコラム下の「以前のレヴュー」と、2018年ものポマール・ペズロールなどの文章をご参考にご検討くださいませ。ヴォルネイ=シャンパン直下でエレガント系の味わいのようです。
以下は以前のレヴューです。
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【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】
深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。
ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。
以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】 フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2021 Gevrey-Chambertin les Genevrieres Qvevri
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ
【クヴェグリ使用のジュヴレ=シャンベルタン村名レ・ジュヌヴリエール!・・2020年は滅茶旨でした!】
ジュヴレのレ・ジュヌヴリエールはレ・ルニアールの中に有ります。現在は一緒になっているようですが、以前からレ・ジュヌヴリエールでリリースしていると、そのまま使用できるそうです。
クヴェグリ使用でベクトル変換されていると思いますので、比較的若いうちから美味しく飲めるはず・・すみません・・確かめようが無いので申し訳ありません。
言ってしまえば、
「コート・ド・ニュイでクヴェグリ全使用の村名以上のワインはこれだけ!」
です。
それに・・もしかしますと2022年以降、いずれクヴェグリも無くなってしまうかもしれません。他のコラムでも書かせていただきましたが、炻器の密閉容器を特注してセラーのズラリと並んでいるようですので・・まぁ・・まだ判りませんけどね。
10年も持っていたら超お宝でしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に希少なニュイ村名のクヴェグリです!・・そして唯一、今飲んで滅茶旨いクヴェグリ!素晴らしい仕上がりです!】
このジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール2020年を飲んで、ようやっとフレデリック・コサールがクヴェグリにこだわっている理由が判ったような気がしました!・・このキュヴェは今から飲んでも美味しさが最も伝わって来る唯一のクヴェグリのキュヴェです。
ようやっと飲めたジュヴレのクヴェグリですが、このレ・ジュヌヴリエールと言うリューディは、地図上をいくら探しても出て来ません。それもそのはず・・今は「ルニアール」の名前で統一されているんですね。
で、ルニアールと言いますと・・ギイヤール・・ですよね?・・面白い結果が出て来そうな気がするでしょう?
このレ・ジュヌヴリエール(ルニアール)は、1級プティ・シャペルの下部に有ります(接してはいない)。グラスの色彩を見ますとやや淡いルビーで、まだ完全には落ち着いていないようにも見えると思いますが、意外や意外・・このジュヴレのクヴェグリ2020..めっちゃ美味しいんですよ!
どうやら収穫の直前に僅かな雨が降った性で、それまでの酷暑による凝縮度が幾分弱まったようなんですね。
通常ですと・・
「・・薄まっちゃったのか~・・」
とガッカリするところでは有りますが、8月28日が収穫日ですから・・まだ8月ですよ・・よほど日照がキツイ夏だったと想像されます。
なので、
「普通の考え方だと、雨で薄まったら乾いた後、しばらくは時を置く」
可能性も有りますよね。
でも・・それじゃダメ・・と言うことなんでしょう。仮に若干薄まったとしても収穫時期は「ただの一点」しかない・・そう考えていたと思います。だからむしろ、
「恵みの雨」
と思ったはずです。

味わいの密度は、やはり他の上級キュヴェよりは僅かに劣りますが、その分・・
「充実したピュアな果実のエレガンスを今でもたっぷり感じられる!」
ので、
「・・美味しい・・」
と思わされてしまう訳です。
しかも、この数日の寒さの安定が有ります。ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020の整い方を確認させていただきましたから、
「今から飲んでも良いのは、クヴェグリではこのジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール!」
でしょう。
もちろん、ポテンシャルも素晴らしいです!・・是非トライしてみてください。お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【非常に希少なコート・ド・ニュイの村名のクヴェグリ!・・激レアです!】 すみません・・飲めていません。ですが、コサールは、葡萄のポテンシャルや畑の個性により、
「クヴェグリと卵型コンクリートタンクを使い分けている」
と感じます。
パワフルだと思われる葡萄にはクヴェグリを、エレガント+チャーミングだと思われる葡萄には卵型コンクリートタンクを・・使用していると想像しています。違っていたら申し訳ありませんが、もしそうだとするなら、
「このジュヴレはパワフル系・・」
と言うことになりますよね。
残念ながら確かめることは叶いませんでした。お客様ご自身で是非、お確かめいただきたい・・そう願っています。
以下は以前のレヴューです。
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【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)のクヴェグリです!】 こちらはクヴェグリです。ベクトル変換が出来ているはずです・・が、飲むタイミングはそれだけでは決まらないので、やはり少し休めてからが良いかと思います。
なお、コサールのクヴェグリワインですが、ジョージアのワインのような蜜蝋(みつろう)のちょっと違和感の在る香りは皆無です。そもそも蜜蝋は使用していないとのこと・・・そりゃそうですよね・・変な香りや味わいを付けたくないからクヴェグリを使用し始めたんですから・・ご検討くださいませ。
以下は2017年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。(クヴェグリではありません。)
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2021 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【シャンボールの・・レ・ビュシエールの真下です。・・モレのクロ・ド・ラ・ビュシエールでは有りませんが・・ちょっと似ているかもしれません。】
いつも滅茶美味しいシャンボールです。価格もヴォーヌ=ロマネと同じですから・・そう言う判断を造り手はしている・・と言うことです。
ここはちょっと面白くて、ルーミエさんの単独所有のモレ=サン=ドニ1級クロ・ド・ラ・ビュシエールと言う素晴らしいワインが有りますが、ここの畑のシャンボール側がレ・ビュシエールでして、その下部に接するのがこの「レ・ゼルビュ」なんですね。
ルーミエさんの1級クロ・ド・ラ・ビュシエールも、長く不人気なワインでしたが・・この6年ほどはまぁ・・ビックリするような素晴らしいワインに変貌していまして、人気も完全に回復しています。古くからのブルゴーニュワインファンの方は中々信じられないかもしれませんが・・(^^;;
で、最近のクロ・ド・ラ・ビュッシエールに、シャンボール的な強い石灰のニュアンスを加え、少しエレガントさを助長させ、ピュアさを加えた感じ・・がこのワインかな・・と思っています。
そしてフレッドの2021年らしい半端無いエナジーをも加えているでしょう。大きに期待できるワインです。是非飲んでみてください。激・・少ないです。
以下は以前のレヴューです。
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【2020年ものも飲めませんでした・・が、こちらもアルコール分11.5パーセントで早飲みを狙うなら狙い目です!】「灼熱のコート・ド・ニュイ、シャンボールが劇的にエレガント!」
だったら・・・これはもう、涎が出て来てしまいますよね。
ジュヴレからモレ辺りに掛けて8月下旬に振った雨の性で、それまでギッチギチに凝縮していた葡萄に、わずかに緩みが出たそうです。これはモレ村名にも同様ですが、アルコール分が11.5%ほどと高く出なかったキュヴェです。
昨今は温暖化の性で12.5度なんて低いアルコール分には中々出会えなくなって来ていますが、11.5度ですから・・相当にエレガントな仕上がりになっているはずでして、完全には仕上がっていないにせよ、
「早く仕上がるに違いないタイプ」
であると思います。
もちろん、エキスの充実度は半端ないことは、ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ 2020のテイスティングで確認できていますので、モレ村名と共に早飲みが可能かと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【飲めていません・・すみません。】 毎年、ヴォーヌ=ロマネと出来を争うシャンボール村名です。
2019年ものは出来が半端無いので、こちらも相当に凄いと予想しています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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こちらも2~3年古樽です。何も足さない、何も引かない・・の精神の表れがワインに出ていると思います。古樽ですので、余計な味わいは乗って来ないと思います。コサールの村名ワインって、滅茶美味しいですが、シャンボール村名はいつもトップ3~5には必ず入っていたワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】
もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2021 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ
【クヴェグリ-->炻器使用の村名モレ=サン=ドニ!・・確かにモン・リュイザン的なニュアンスも有りました!】
今回は飲めずにとても残念です。ある意味・・とてもリーズナブルと言える村名のモレです。畑は国道の下にあるので、さほどポテンシャルは無いかと考えがちですが、以前にテイスティングした時には、単なる村名とは思えないほどの感覚を得たと思い出します。
このレ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュはモレの北側に有り、最北のスヴレと言うリューディの南に接します。ジュヴレ側にもレ・スヴレと言う区画が有って隣り合っていますが、上部はマゾワイエール(シャルム)です。
ですので、シャルム=シャンベルタン的なのかな?・・と思うと・・そんなニュアンスは余り無く、極論を言うならモレとシャンボールを半々・・なイメージに、コサールの1級モンリュイザンを少々加えた感じ・・が近いかと。
2021年の半端無いエナジーがこのワインをどう変化させているか、また2021年もので炻器が大活躍していますので、この影響も楽しみです。
因みに・・フレッドは2022年以降も炻器を使い続けるようでして、すでに特注の・・密閉できる炻器を特注して使い始めているとのことで、これはnoisyの勝手な推測ですが・・
「特注のクヴェグリにも満足しきれていないフレッドが次なるマジックの道具として導入する炻器を2021年で使い始め、その効果を確認出来た!」
と言うことなのでしょう。
noisy 的には2021年で「フレデリック・コサールが目指すワインの完成形」を見たと思っていますが、それは単純に「見えただけ」で有って、さらに素晴らしい世界を見せてくれるのも間違い無いようです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【テイスティング用購入も拒否されるほど少なかった超希少なキュヴェですが、おそらく・・もっとも早く美味しくなる上級キュヴェだと思います!】 おそらく、最も入荷の無かったキュヴェでしょう。サンプル提供(買うんですが・・)もダメとのことで、また飲めませんでした。もし残る様ならお正月に・・と言うような淡い期待を持っていますが、
「このキュヴェは、おそらくもっともエレガントで、一番最初に美味しくなるに違いない上級キュヴェのひとつ!」
じゃないかと想像しています。
なぜって・・クヴェグリ仕上げでベクトル変換出来ているでしょうし、少雨の影響を受けたに違いないんですが、
「なんとアルコール分が11.5パーセント!」
と、2020年もののシャソルネイ、コサールのキュヴェの中で最低のアルコール度数なんですね。
「劇的なエレガンスが待っているかもしれない!」
2020年ものです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはクヴェグリ使用の村名!】 未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。
古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。
畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】
何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2021 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
G.C.ラ・グランド・リュとラ・ターシュ(レ・ゴーディショ)の真上、1級オ・レイニョの南と言う絶好のロケーション!・・毎年、美味しさをモン・リュイザン、シャンボールと競う素晴らしいワインです!】
長年に渡り全数テイスティング・・からの限定テイスティングを続けて来まして、やはり最高の愉しみだったのはこのレ・シャン・ペルドリとシャンボール=ミュジニー、モン・リュイザンだったんですね。レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュを造り始めたのは最近ですから余り飲めてはおらず、毎回・・どのアイテムが白眉かと・・仲間同士で言い合ったものです。
やはりこの畑は素性が良くて、それを引き出せる能力が高い造り手の場合、村名とは思えないような素晴らしいエレガンスを感じさせてくれます。
「ロケーションが良い畑だから」
と、余りにその気になってしまって造りますと、根底は村名ですから・・失敗すると思います。でも、
「グラン・クリュを造るつもりで」
畑仕事から醸造までを一貫して関与出来るとするなら、素晴らしいワインが出来る可能性が有ります。
やはりラ・グランド・リュとラ・ターシュの真上と言うロケーションは、グラン・クリュと村名ですから・・普通にやったら収量の関係で上手く行きません。グラン・クリュは元々収量が低いですから。ですので、土壌については冬から、葡萄については春から・・芽をどうするのか?、グリーンハーヴェストするのか?など・・相当、計画通りにやらないといけないと思います。
その上で毎年、白眉を競うこのワイン・・2021年ものが奇跡の低収量をもたらした恩恵を、フレッドがどう料理したのか・・是非ご覧いただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【毎年素晴らしい味わいを見せてくれた、村名とは思えないレ・シャン・ペルドリですが2020年ものはテイスティングがついに途切れました・・】 2018年ものも飲めなかったんですが、それでも・・noisy 本人は「どうしても飲みたいキュヴェ」のひとつだったんですね。ですが、サンプルで購入できる資金が少なく、またどうしても飲みたい「モレ=サン=ドニ・モン=リュイザン」との関係で・・
「赤のトップ・キュヴェを選ぶしかなかった」
と言う訳です。
テイスティング出来なかったので一般論ですが、いつも凄くバランスの良い見事な味わいに仕上がりますので、
「比較的早めに飲んでもそれなりには行けるはず」
では有ります。
ですが、新樽による酸化熟成が回避されていることで、しばらく寝かせることが前提です。非常に希少です。是非お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・2018年までのコサールのヴォーヌ=ロマネはもう・・忘れてください。】
圧巻です。滅茶美しい!・・そして、エレガンスが物凄いです!
2017年までのコサールのヴォーヌ=ロマネ(2018年ものは飲めなかったので)とは、もう全く異なります。
どちらかと言いますと、2017年まではしっかりパワーのある味わいだったかと思うんですね。
しかしながら2019年ものは、「エレガンスが物凄い!」と感じてしまいました。
これなら・・このシャン・ペルドリと言う畑が、あのラ・ターシュ(レ・ゴーディショ)の上部に接していると言うことが判る・・と言うか、かなり近くに感じるんですね。
圧巻でした・・これはまた飲みたい・・(^^;; コサールのシャンボール以上のワインは、本当に半端無いです。お早めにゲットされてください!
以下は以前のレヴューです。
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【あの素晴らしいヴォーヌ=ロマネがどうなっているのか・・こちらも2~3年古樽、未テイスティングです。】 まぁ、コサールのヴォーヌ=ロマネを飲んだことが有る方は、余りのテッカテカな美味しさにビックリされたことと思います。
でもコサールにとっては、それでも、
「余分なものが付加された味わい」
だったのだと想像します。
その「余分なモノ」の無いピュアな味わいがする・・はずです。
以下は以前のレヴューです。
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【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】
写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2021 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【まるで仕上がって無いグラン・クリュのような振る舞い・・ですが、繊細さとピュアさがせめぎ合ってポテンシャルを抑え込んでいるような・・今飲むならある意味、物凄いシュチュエーションに出会えます!】

例えば発酵途中のワインの味わいだったり、マロラクティック前の酸が尖がって暴れている味わいだったり、マロ中の何とも不思議な乳酸っぽさの有る味わいとちょっとすえたようなアロマだったり・・は、そう簡単には味わえないものですよね。
その昔は色々な生産者さんがおられまして、物凄いワインにする人もいれば、
「・・なんだこれ・・」
みたいな・・ちょっと醸造の腕に不安を覚えるようなことにも出くわしました。案の定では有りますが、
「・・あ、あの造り手・・止めたそうです。」
と・・誰とは言いませんが、何度かそんな場面に出くわしています。
noisy もまた・・日本酒を造りに行ったりしてましたが、何をするにも「頭と感性」が必要なんだな・・と思うことばかりで、次に何をやるかも頭に入れておきながら、目の前の大桶の状態の変化を気にしつつ・・みたいな、物凄い経験でした。
グラスの写真を見ていただくと判りやすいかと思いますが、
「これでも結構長くセラーの中で立てて置いた」
んですね。それでも「不透明感」が有り、内に籠った感じがバリバリに出ているように見えます。

ですが・・
「(うわ~・・すっごい!)」
と、思わず声が出そうになってしまうほどのエネルギー感です。しかも繊細さもしっかり伝わって来ますし、クロ・ド・ラ・ロシュ的な「ハードな岩」・・ハード・ロックですね・・つやつやしたテクスチュアも感じられます。ミネラリティも凄いんですが、これだけエキスの凝縮感が有りつつ、未完ゆえの荒れも有りつつ、それでもエレガンスをしっかり感じさせるのは・・滅多に出会えないかと思います。
他のワインと比較しますと、2019年ものと比較しても色合いがそれほど強さを持っていないですよね?
そうなんですよ・・冒頭にも書かせていただきましたが、おそらくこのキュヴェは、収穫の3日前ほどに20~30mlほどの少雨に合ったそうです。ですので、
「水分を吸収して僅かに緩んだ」
んですね。
通常のヴィンテージなら、薄まるのを嫌がるものですが・・おそらくコサールは、
「これ幸い」
とばかりに・・雨が上がって、葡萄の粒に付いた水分が乾いたら・・早々に仕込んだんだと思います。結果的には良かったのか悪かったのか、中々判断が難しいですが、
「とんでも無いポテンシャルを隠しているヴェールが少し和らぎ、その本性を判りやすくした!」
のは間違い在りません。なので、すでにエレガンスが感じられるのでしょう。因みにアルコール度は12.5度でした。
素晴らしかった最高の出来の2019年ものを凌ぐに違いない・・化け物的モン=リュイザン2020です。早々に飲んでも良いですがちょっと勿体ないかと思います。ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【2019年、大きく進化したフレデリック・コサールの代表作です!】
圧巻の味わいでした。ミネラリティに満ち・・しかし、全く嫌味のない美しさが感じられます。これでモレ1級だとは思えないほどの美しさです!
2018年以前も美味しかったんですが、2019年ものには全く適わない・・そう感じてしまいます。
こちらはクヴェグリではなく卵型ですが、非常に滑らかで美しい・・です。クヴェグリにするとどうなるのか・・が気になってしょうがなかったんですが、さすがにもう一方のクヴェグリのモレ=サン=ドニまでは開けられず・・すみません。
飲めた方は幸せだと思います。このとことんまで美しい姿を、コサールは追求していきたいのだと思い知らされました。是非飲んでみて下さい!超お勧め・・です。
以下は以前のレヴューです。
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【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。
2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。
しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・
「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」
と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。
ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。
「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」
なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、
「早くからの官能さは取り辛い」
と思ってください。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】
物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2014 Volnay
ヴォルネイ
【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】
赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2012 Nuits-Saint-Georges les Damodes / Negos
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【これも村名とはとても思えない仕上がり!エレガントなニュイ・サン=ジョルジュ???】
奥にスパイスの芽、エレガントでまったく土臭くないニュイ。とても良い。チリチリとしたスパイスが口内でしとやかに弾ける。とても印象的な香り。躍動感と言う言葉が不釣合いな珍しいニュイ。しかし穏やかだがワイルドな要素も奥に潜む。これほどの複雑性が村名に存在するとはとても思えない。
● 2021 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【こちらは以前の造りをほぼ踏襲しているはず!・・価格的には頑張ってリーズナブルにしています!】----入荷僅少につき以前のレヴューを掲載しています。

ナチュラルで小気味良い味わいのシャソルナードです。シャンパーニュも4千円以下で購入できる時代ですが、今回のシャソルナードを普通に値付けすると4500円ほどになってしまいます。
それでは手が出し辛い・・部分も有るかと思いまして、ここは頑張って何とかギリギリ3千円台でご案内させていただきます。
コサールの心地良くも深い味わいのシャソルナード・・是非飲んでみて下さい。内容は以前のレヴューをご参考にされてください。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】
初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2021 Zizifredo Skin-Contact V.d.F.Blanc
ズィズィフレッド・スキン=コンタクト V.d.F.ブラン
【少な過ぎて飲めませんでした。こちらも卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ローヌからの葡萄を表現していると思います。】
スキンコンタクトしたローヌの白・・とだけ言って良いかどうかは判りませんが、敢えてフレッドがローヌの葡萄を入手している意味は在る・・と思います。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2021 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【造り手たちがヤキモチを焼くに違いない、半端無いディテール表現!・・それはピュアな葡萄を何も失わずにワインに昇華したピュアせ超繊細、そして高質なブルゴーニュ・シャルドネだから!】

驚きました・・。いきなりこんなにノーズで黙らされ、一口啜って・・口内を占拠される感覚・・は、滅多にお目には掛かれません。
それはまだ荒々しさも含んでいるのでしょう。それでも味蕾は複雑に絡み合う要素と表情を受け取って脳に送り、脳は最大の心地良さとして理解する・・
そんなワイン・・A.C.ブルって、飲んだこと有ります?・・
仕上がっていると思えば・・そうだし、まだまだ全く出来上がっていないと思えば・・その通りなのでしょう。でも自分自身は、
「すっげ~・・!」
と思っているんですよね。
この感覚は・・最近では「ギルベール・ジレ」です。全く同じじゃなくて・・彼の場合は新樽をしっかり使いますから・・ワンテンポ遅れて・・そう感じたはずです。フレッドのこのワインの場合は、香りを除いても・・口に入れた瞬間・・です。遅れようが有りません・・(^^;;
10月にも入ろうかと言う9月30日の収穫。そして収量はたったの15hl/ha。モンラッシェだって・・そんなになりゃしません・・まぁ・・厳しい年は格上の畑の方が大抵の場合、収量は多めになります。
「・・でも・・少し高いんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
因みに2020年ものの収量は・・あの素晴らしい出来で 45hl/ha です。ですので、
「収量は三分の一!」
です。
2020年ものは5590円の新着価格でしたから、2021年ものは確かに・・20パーセントの値上げです。
でも、ユーロ円は昨年から20パーセント以上・・上げてますよね?ですので、
「ある意味、フレッドはほぼ値上げ無し?」
なんですね。
まぁ、インポーターさんはおそらく3年前に支払いを終えているはずなので、値上げ無しは無いと思いますが、結果的にはそうなっちゃってます。
今日、有る有名人の方がおっしゃってましたが、ニューヨークは現在の時給3千円でも生活できないからとストライキが起こっているので大変なようです。時給9千円代の人も、そこに乗っかっていると・・。noisy も・・時給3千円で良いから頂けないかなぁ・・などと羨ましいですが、無理なのはわかっています。棒給のインフレ・・恐ろしいですね。日本もガラパゴス状態脱却をしないといけませんが、しばらくは追いつけそうも有りません。
あ、素晴らしいシャルドネです!・・今飲んで・・是非、
「ヤキモチを焼く方の気持ち」
になってみてください。
激ピュア、激繊細、半端無いエナジー・・感じてみてください。超お勧めします!激旨です!
以下は以前のレヴューです。
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【ナチュラルな白ブドウのイエローにそこそこのガスがディテールを運んで来る、丸裸のシャルドネのピュアな味わい!】
旨いです!・・それなりに感じるガスの存在が有って、そのガスが内部奥深くに有る要素を運んできてくれるような・・そんなイメージで滅茶美味しく飲めます。
今のところは軽快なニュアンスでの美味しさですが、繊細さはすでに芽生えていますので、酒格としても安いシャルドネとは段違いでは有ります。
で、このガスが収まる半年後くらいから、滅茶美味しい「スティル状態」に入って行くと思われますが、
「この、ガスが有る状態でも、凄いエネルギーを感じることが出来てかなり美味しい!」
と思うんですね。
なので、
「今飲んでも充分に旨いからすぐ飲む!」
「少し我慢して来春、気温が上がって来たと感じたら飲み始める!」
の二本立てでいかがでしょうか。
あ、因みに今回リリースの無かった「ビゴット・クヴェグリ」ですが、インポーターさんの段階で、
「まだ全然落ち着いていないので今回のリリースを諦めた」
と連絡が来ました。・・ん~・・良く判る!・・偉い!頑張ってる!・・そう思います。是非飲んでみてください。2020年のド・シャソルネイ&コサールは半端無い熱量を閉じ込めた凄いワインを造りました!
以下は以前のレヴューです。
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【卵型セメントタンクとクヴェグリ...どちらも滅茶ピュアで心底素晴らしいと思います!でもクヴェグリの優しい「響き」には・・参った!】
時間が余り無いので・・さっさと結論してしまいます。上の写真が卵型セメント、下の写真がクヴェグリです。
2018年までの姿は、ここには有りません。また2017年までのビゴットの姿も無いです。
とことんまで美しく、ピュアで・・でも実はとても「分厚い」です。
そして、確実に「村名クラスの上出来のシャルドネの味わい」と言っても過言では無いと思っています。ここまでピュアで・・でも実は滅茶ナチュラルなのに、そこは見えない・・見え辛いんですね。noisy 的には、むしろその方が有難い・・(^^;;

相当にナチュラルなのに、まったく
「ビオビオしていない!」
んです。もしかしたら、コサールがやりたかったのは
「こう言う事か?」
と、思っている次第です。
味わいもアロマも半端無く素晴らしいんですが、飲んで感じた以上に・・ポテンシャルは高いと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらは卵型セメントタンクによるエルヴァージュが施されたビゴットです!】
果皮浸漬はやってないとのことですが、やはり無濾過無清澄の影響か、けっこうな「不透明感」が目に見える出来かと思います。
でも、目で見る程、2017年以前のビゴットと「全く違う感」は少ないと思います。今までと同様にバリックを使用したとしても、ここまででは無いにせよ、無濾過無清澄だと、結構に濁りは出るはずです。
また、テクニカルには書いてはいないですが、
「なぜ、そのようなことをしているのか?」
に気が向かえば、書いていないことも同様に、
「やっているに違いない・・」
と考えられる訳で・・例えばラッキングなどについても、ワイン自体の扱いにしても、出来うる限り自然な重力を利用し、ワインに負荷を掛けないようにしているはずです。
その積み重ねによって、この・・
「今まで以上に分厚いボディ!」
が形成されていますし、
「今まで以上にリアルな果実のアロマと味わい!」
が生まれていると言えます。
人に寄っては、
「・・・ワインって、こんなに奥深い味わいや香りがするものだったんだ!」
と、ある意味、新樽由来のネガティヴなポイントに気付かずとも、その自由な味わいに喜びを感じていただけるやもしれません。
フレデリック・コサールが思うブルゴーニュ・ワインの真の姿の先駆けが、このワインたちに反映されています。是非飲んでみていただきたい!お勧めします!
以下は2017年の通常のビゴット(新樽20%)のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2021 Bourgogne Chardonney Bigotes Qvevri
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット・クヴェヴリ
【クヴェグリ仕様のビゴットは飲めませんでしたが、様子は何となく・・想像出来ます。通常バージョンの凄さを鑑みますと、よりフレンドリーな仕上がりになっているかと思います!】
2021年もののド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは数量が滅茶減ってしまいまして、テイスティングも儘ならない状況に陥ってしまいました。
しかも・・少ない数のテイスティングアイテムを飲み進めれば進めるほどに・・
「・・いや・・あのキュヴェも・・是非飲みたい!」
と思い詰めてしまうほどに・・2021年の彼のワインは魅力的でした。
思い返せば2000年過ぎでしょうか・・。それ以前にもド・シャソルネイのワインは何かで飲んだことは有ったんですが、酸っぱいし・・硬いし・・で、あまり好ましく思えませんでした。
ですが改めて飲んでみるとワイン自体がとてもピュアで活き活きとしていたのに気付き、扱わせていただくようになったんですね。
2006年以降の彼のワインは、目を見張るほどに美味しくなりました。ですが、ピュアさと言う点では昔の方が「よりピュア」だったんじゃないかとも思えます。
そして・・noisy 的には彼は、「マロラクティックの魔術師」みたいな感覚で見ていまして、時に・・
「ちょっと弄り過ぎ・・じゃん?・・美味しいけど・・」
と。
おそらくお客様はそんな noisy のコラムを読んでいただいているはずなんですね。
ところが2018年・・事件は起こります。そう・・
「新樽を使わない宣言-->古樽、クヴェグリ使用」
です。
ワインは昔のようなピュアさを取り戻し始めました。弄り過ぎでスケールダウンした部分を補い始めたように思いました。
そして今度は、
「古樽も使わない・・卵型タンクとクヴェグリのみ使用」
と変わり、2021年ものでは、
「その完成形と思える出来と、さらなるピュア化への布石」
を感じさせてくれた訳です。
ですから、2021年のフレッドのワインは、スケールが滅茶苦茶大きく、エネルギーの膨大さに圧倒されます。一口すすれば・・誰でも理解できる凄い表情を持っています。
ですので、このクヴェグリのビゴットは飲めていませんが、通常キュヴェを飲んでいますので、より近寄りやすいまろやかなスタイルだと想像しています。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ使用のビゴット!・・個人的には非常に好きです!・・って、クヴェグリって何?って?】
そもそもクヴェグリって何よ?・・と言うような質問も有ろうかと思いますので、少しだけ・・。まぁ、素焼きの壺の一種ですので、「アンフォラ・アンフォール」の仲間ですね。
ジョージア産が有名ですが、ジョージアの粘土を積み重ねるようにして壺の形に成形したものを1000度以上ほどの高温で長い期間焼いたものです。ジョージアでは、その焼けた壺の内側に、漏れないようにするため「蜜蝋」を塗ります。外側も石灰などで固めます。
ただし、蜜蝋のアロマは結構にキツイ方も多いので、蜜蝋無しで購入する造り手も多いようですが、今回のド・シャソルネイのクヴェグリも「蜜蝋無しタイプ」です。
どうでしょう?・・実に良い感じの色合いでは無いかと思いますが?・・いや、拒否感の在る方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に「純」なアロマで膨らみのある「ピュア」な味わいですよ。
クヴェグリ使用より、無使用の方がやや閉じ気味ですがピュアさに長けていると言えます。クヴェグリの方が、やはりパワーの向きが外向きになると感じますので、
「より豊かな表情を早い段階からやや柔らかめに見せてくれる」
と感じました。
非常に深い・・縦伸び系の見事な構造です。
酸化防止剤も無し、無濾過、無清澄、樽の使用無し・・です。
そして・・勿論、以前の通りに美味しいビゴットのニュアンスも感じられます。
こんな自然そのもののブルゴーニュワインが飲めるようになったことこそが、初めての体験でも有る訳です。是非、この瞬間に立ち会ってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は2017年ものの新樽使用時代のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2021 Savigny-les-Beaune Blanc les Vermots
サヴィニー=レ=ボーヌ・ブラン・レ・ヴェルモ
【すみません・・新しい作品ですが2本だけの入荷でした・・飲みたかったのですが・・実はこのワイン、2022年以降のフレッドのワインを示唆していると思います。】
「この2021年ものでフレデリック・コサールは完成形を迎えた」とお伝えしました。それは受け取る側・・飲む側として、コサールの目指すワインの原型を2021年ものが見せている・・と言うことなんですね。
もちろん、フレッドの理想を全て詳細な部分まで知ることは不可能ですが、ようやく飲み手、売り手として、彼のワインがその原型・・ひな形をまじまじと見せた・・と言うところだと思います。
2022年ものからはオーレリアン・ヴェルデがド・シャソルネイのドメーヌものの醸造等を担当するようです。オーレリアンもフレッドをリスペクトしていて、フレッドのスタイルをそのままに醸造するようです。勿論醸造所もすでに新設したそうです。
ですが、オーレリアン・ヴェルデが如何に凄くてもフレデリック・コサールと「イコール」にはならないでしょう?・・なので、2021年もののドメーヌものがフレデリック・コサール作の最後・・?・・と言うことで有れば、フレッド本人も、
「ドメーヌもので出来ることは全てやった」
と言うことになり、自由に得ることが出来るネゴスもので、これからの自身の表現をして行く・・と言うことかなと・・考えています。
そしてこのワイン、「炻器タンク」を使用しているんですね・・これ、フレッドの新しい道具です。彼はどうやらこの炻器タンクを秘密兵器としているようです。
炻器(せっき)は、磁器と陶器の中間の性質を持つ陶磁器で、日本で言うところの信楽焼、備前焼、常滑焼などが該当します。陶器は水分を透過しますが磁器と炻器は水分を通しません。
また、磁器は染付などを行いますが、ご存じのように信楽焼などは素焼きで・・磁器に次ぐ高い温度(1100度以上?)で焼成し、釉薬を使わない代わりに自然釉が掛かります(部分的に?)。
クヴェグリにしても卵型タンクにしても・・本人はまだ完全では無い・・と考えているようで、磁器のポテンシャルに期待しているのでしょう・・その辺りを考慮しますとこのワイン、その将来のフレッドのワインを想像できる仕上がりになっているとも感じています。是非興味のある方、ご検討いただけましたら幸いです。
● 2021 Rafling V.d.F.Blanc
ラフリング V.d.F.ブラン
【激旨!・・いや~・・何が何でもスキン・コンタクトのラフリングと比較して欲しい・・ワインの不思議を山盛りに教えてくれる稀有なアイテムです!しかもアルザス北部のG.Cブリュデルタールです!】

良く買えたなぁ・・と思いますよ・・グラン・クリュ・ブリュデルタールはバ=ライン..フランス語の発音だと「バ・ラハン」なのかな?・・
アルザスは北部は「バ=ラハン」、マルセス・ダイスでご存じかもしれませんが「サン=イポリット」辺りで分けられて南部が「オ=ラハン」になります。
noisy 的には・・あくまで自身の感覚では、北部の方がより繊細、南部の方が豊満で力強い・・そんなイメージを持っています・・勿論、大雑把に言っての話しです。
この、本来はグラン・クリュであるブリュデルタールをドメーヌに持ち込んでの醸造になるのでしょうから、A.O.C.は表示できずにヴァン・ド・フランスになっていると思いますが、いや~・・めっちゃ美味しいです!
ドイツワイン的・・ザール的にやや金属的、滅茶苦茶細い金属製の糸を撚り合わせたかのような感覚を覚えます。フレーヴァーも実に多彩。黄色、白、そしい熟してやや色付いた果実・・。滅茶気品高い繊細な「ペトロール」・・。緊張感の中に有る優しさとふんわり感・・。旨いです!凄いですね・・。
そして・・ここでは余り書けませんが、スキン・コンタクトしたラフリングがまた・・絶対、世の中を騒がせるような予想をせざるを得ない「臭い」を持っているんですね~・・。
で、noisy としてはそれは全く問題無いと・・思っているんですよ。その先に有るものが・・飲んでいると伝わってくるから・・です。
ただし、このワインは今から飲んでも全く大丈夫・・と言いますか、滅茶美味しいんですが、スキンコンタクトした方は3~5年、置くべきなんですね。
なので、この通常ものと両方を購入された方は、3年後以降にようやっと比較で飲める・・と言うことになります・・ちょっと気の長い話しでしょうか?
ま~・・恐ろしいワインの世界です。目の前のものをどう感じるか?・・どう判断するか?・・を求められます。・・ただしこのワインは全く何も問題など有りません。そして滅茶苦茶美味しい訳ですね・・。是非挑戦してみてください。アルザスの誰より素晴らしいんじゃないか?・・と疑いを持ちたくなるヴァン・ド・フランスでした。お勧めします!
● 2021 Skin-Contact Rafling V.d.F.Blanc
スキン・コンタクト・ラフリング V.d.F.ブラン
【・・なんじゃこりゃ~!!】

・・・すみません・・興奮してます。1枚目の写真がスキン・コンタクトで10月12日収穫、2枚目の写真がノン・スキン・コンタクトの通常キュヴェで10月18日収穫です。
まぁ・・緯度の高いアルザスですから収穫日が10月になっても驚きはしません。でもこの見た目の余りの違いに・・まず驚いてください。スキン・コンタクトしたこのキュヴェは、やや赤みが有り、濁っているようにも・・感じられます。
通常は・・いや、普通の方ならここから「清澄」と言う作業をします。濁りを取るために・・昔は卵白を入れて吸着させましたし、昨今は薬品でやることが多いです・・いや、茹でてない奴で・・です・・(^^;;
言ってしまえば・・そうすれば2枚目の写真以上に・・綺麗になりますが、So2 も清澄もしないと・・こうなっちゃうんですね。それだけ密度がギッシリで高いということなんでしょう。
まぁ・・色は・・全然良いです・・そういうものだと思いこめば何の問題も無い・・。ですがこのワイン、開けたてはちょっと問題が有ります。それは・・
「漬かったぬか漬け!」
の匂いがするんですね~・・3人でテイスティングに臨んだんですが・・あ、いつもと写真の撮れ方が異なるのは、Noisy wine の店頭で夜7時過ぎからテイスティングを開始しました。お客さんがいらっしゃれば一緒にテイスティングも出来たんですけどね・・
で、その内の1人によれば、
「沢庵漬けの匂い」
だそうです。
noisy 的には「漬かっている最中のぬか漬け」・・です・・(^^

その状態でテイスティングしますと、ちょっと匂いが気になってしまいます。何せ・・お漬物ですからね。
ですが・・少しすると落ち着いてくるんです。そして5分ほどしますと・・その先に「光明」が見え始めます。さらに少ししますと、前に飲んだノン・スキン・コンタクトの、あの素晴らしいグラン・クリュ・ブリュデルタールをさらに輝かせたかのような、繊細にして荘厳な味わいが見えてくるんですね・・。
ですから・・すべてのテイスティングが終わって、そのアイテムをどう分けるか?・・でひと悶着。
「・・どうしてもこのスキン・コンタクト・ラフリングが欲しい!」
と言うメンバーがおりまして・・「あみだくじ」までやって決めたんですが・・その決意に負けて、お持ち帰りいただきました。
noisy もその気持ち、凄い良く判りました。
「・・間違い無く・・物凄いワイン!」
だと確信したから・・です。
ですので、このワインを飲まれる場合、3~5年ほど寝かせるべきだと思います。そしてちゃんと・・このオレンジ色をした色彩がワインから抜け、澱として(多分、ちょっと粘っこいはず)下がっているのを確認してから・・飲むべきだと思います。
もしくは、温度管理しているところで、
「延々と立てて」
置き、このオレンジ色の色彩が抜けて澱として下がっているのをペンライト等で確認してから・・飲んだ方が良いでしょう。
もしくは!・・フィルターしていない、清澄していない白ワインの澱がらみの姿を見てみたいので有れば・・
「止めはしませんので、さっさとそのまま開ける」
と言うことで良いかと思います。勿論、止めはしませんが、そんな飲み方はお薦めしてはおりませんのでお客様の責任においてお願いいたします。
まぁ・・これでも数日、立てて置いたんですけどね。それでこの状態ですから・・はい。
ワインって・・面白いでしょう?・・ショップで何も伝えられずに購入して、持ち帰ってすぐに飲んだら・・
「クレームもの」
だと思いますよ。
noisy は必ずその旨、お伝えしましたので・・クレームされても右から左に受け流しますんで・・どうぞよろしくお願いいたします。
素晴らしいグラン・クリュを名乗れない、凄いアルザスのリースリングです。激推しですが・・どう飲まれるかはお任せいたします。ご検討くださいませ。
● 2021 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【何と9月30日の収穫!・・おそらく葡萄の果皮まで「緑からグリに」だいぶ変わっていたんじゃないかと思います。葡萄の半端無いエナジーをピュアにナチュラルにストレート変換した凄いシャルドネです!】

この・・ちょっと赤い色彩・・独特ですね・・こんなシャルドネ、見たこと有りますか?
でも異彩を放つ色彩とは裏腹に・・ワインは物凄いエナジーを含んでいます。2020年ものも凄かったが2021年もののリアリティ有る存在感、そしてこれを「エナジー溢れる」と表現しないでどうする?・・と感じさせるポテンシャルです。
伸びの良い・・頻繁にその姿を明るくして行く変化ぶりを見せますから、もしかしたら状況によっては、抜栓直後に「ふらふら」するかもしれません。
しかし5分もしますと、その先に明るさが見えて来て・・途端に、滅茶美しくなって行きます!どこまでも純粋な姿に変化して行こうとするんですね。
まぁ・・ド・シャソルネイのワインはSo2を使わないですから、時間の経過でさらに色は落ちて行くことでしょう。それでもフレーヴァーはしっかり、味わいもキリリとしているはずです。
「こんなワイン・・飲んだことない!」
そんなお客様の言葉が聞こえて来るようです。
「これぞホンマモンのホメオパシーのシャルドネ!」
と・・思います。
ちょっと赤さを感じる色に、不透明に見えて・・とても透明な部分が感じられます。是非飲んでみてください。1ヘクタールからたったの15ヘクトリットルしか採れなかった、半端無い密度を持ったシャルドネ!・・だと思います。
以下は以前のレヴューです。
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【しばらく立てて置いてのテイスティングでもこの色彩・・しかし味わいは素晴らしい!・・静寂の中にエナジーが漲っています!】

のんびり書いていたら時間が無くなってしまったので、短く行きます。
こちらのサン=ロマン・ブランのノーマルですが、美味しくいただけます。写真を撮ったテイスティング時は、それでもこんな・・ちょっとまだ不安定な色彩です。
しかしながら僅かにガスが有り、それがむしろ繊細な表情を運んでくるかのようなニュアンスで、このワインの本当の力を判らせてくれた感じです。
で、しかもニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットを一昨日開けたんですが、たったの4日で・・テイスティング時のどのワインよりも仕上がった・・整った感バッチリの凄い味わいに出会いまして、
「この寒くなって、寒気が居座るようになったタイミングで、ワインの味わいが大きく変化した。そんなタイミング!」
だと思います。
まぁ・・そんな「街角の噂」程度の話しを、まさに実況中継のようにお話しできるとは思いませんでしたが、
「このサン=ロマン...卵型セメントタンク仕上げの方は滅茶美味しく飲める!」
と思ってください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】
コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【あのモンラッシェに繋がる道が見える・・!?】
どうでしょう?・・随分と粗っぽい写真では有りますが、リアリティに溢れる色合いじゃないかと思っています。
むしろ2017年ものの写真のワインの色合いが「綺麗過ぎる」とも・・思いませんか?
無濾過、無清澄、So2無添加で造られる、「モンラッシェと同じ地層」の上に在るサン=ロマン・コンブ・バザン、古樽仕上げです。
そう言われてみれば・・いや、以前のサン=ロマン白からは想像し辛いかと思いますが、この古樽仕上げのサン=ロマンからは、モンラッシェに繋がるイメージは出来ますよ。
むしろベクトル変換されていると思われるクヴェグリからは、少しだけ遠くなるかもしれません。
これ、やや硬い質ですが、ミネラリティに溢れ、硬く締まった・・でも適度に熟した柑橘果実のフレーヴァーの中に、希少な金属由来のミネラリティも感じられます。さすがにモンラッシェと同じだとは言えませんが。
今までのド・シャソルネイのサン=ロマンを飲みなれた方は、きっとビックリされると思います。
そしてこのワインが、5~8年後に見せる姿を想像してみると・・ゾクゾクしてしまいます。これ、飲んでみる価値は相当有ると思いますよ。是非優先順位を大きく上げることをお薦め致します。ご検討くださいませ。
以下は2017年もののレヴューです。(新樽20%使用時)
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【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】
ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2021 Saint-Romain Combe Bazin Qvevri Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・クヴェヴリ・ブラン
【2020年ものは収量40hl/haだったものが・・2021年もので何と、15hl/ha まで低下!ほぼ三分の一の収量で造ったクヴェグリです!】
クヴェグリは飲めていませんが、卵型タンクで仕上げたコンブ・バザンを飲んでいます。凄い・・パワーでした!・・色彩は・・多分、完熟した葡萄の果皮の色が色濃く出ていると思われ、やや変色しているように思いますが、味わいは見事でした。
基本的には3~5年、寝かせた方が良いと想像しています。勿論・・その凄さを見たい方は止めません・・(^^;; 数日掛けてお楽しみください。お勧めします。!
以下は以前のレヴューです。
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【鬼気迫るようなエナジーでした!】
外界に出ようとしているノーマルのサン=ロマンに対し、こちらのクヴェグリはまだ・・内側に閉じこもっています。
まぁ・・ヨクヨク調べてみたらサン=ロマンはモンラッシェ同様の地層・・とのことなので、
「これだけ集中していれば・・この先は相当楽しめるかも!」
と思います。
ですが、この数日で整い始めたとは言え、流石になぁ・・あの状態を思えば、まだ手を付けるべきでは無いかと思いますので、
「2~3年、我慢しましょう!」
とお伝えしておきたいと思います。
ただし物凄いエナジーを感じます。2020年のフレデリック・コサール・・楽しみにされてください。短くてすみません!
以下は以前のレヴューです。
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【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】
コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはジョージア産のクヴェグリを使用してベクトル変換が行われた(と思われる?)馴染みやすいピュア&ナチュラルなサン=ロマン白です!】

何しろ30アイテム以上もご紹介するとなると、書くだけでも・・いや、エージェントさんの資料を掲載するだけでも、相当な労力になって来ます。まして全て試飲するとなれば尚更・・ですが、流石に30アイテム以上は無かったですが、十数年の長きに渡り、ド・シャソルネイのテイスティングを続けて来たことも、そしてご紹介をしてきたことも、奇跡と言えるようになるのかもしれません。
2018年は彼にとっても大きな転換点となるヴィンテージになりました。2017年ものの「クリアな」色合いと、2018年ものの「やや乳白なものが混じったような色合い」は、飲む者にとっても全く異なる印象を与えます。
しかし実際に飲んでみると、やや思いつめた内向さのようなものを感じるが超ピュアな「ノン・クヴェグリ」と、外観からは予想もつかないが、より外向さを感じさせる自然な膨らみを感じさせる「クヴェグリ」・・と言う点を置いては、現時点では・・
「さほどは違いは無い」
と言えるかもしれません。
もっとも、クヴェグリ入りのこのワインは、時間を置くとオレンジ色に変化して行く度合いやスピードがやや速いようにも感じます。
仲間の中でビオ嫌いの者は、余り気に入らなかったようにコメントしていますが、大方は好印象の者で占められたのげ現実でした。ワイン屋同士での話しです。
なので、もしビオが嫌いだと自認する方は、クヴェグリは厳しいかな・・と思いますし、若干なりとも許容できる方でしたら、おそらくほとんど気にならないレベルだと思います。
また、時間が経過しますとオレンジ系へと変わって来ますが、その変化も実は楽しいものの、嫌いな方にはシャットアウトされてしまうと思いますので、
「ご自身の好みで飲み方を決めるのが吉!」
とするのが良いかと思います。
しかしながら・・これも、「モンラッシェと同じ土壌」のワインですから・・古代の良質な白ワインがどのようであったか・・とか、ピュアで上質なワインの本質はどうか・・とか、
「すっぴん美人のシャルドネとはどういうものか?」
など、中々に答えを見つけられない難問の回答に成り得るワインかと思います。
美味しいと思える方には、とんでもなく美味しいワインでしょう。ご検討くださいませ。
【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】

ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2021 Puligny-Montrachet
ピュリニー=モンラッシェ
【素晴らしい1級、レ・フォラティエールに接するレ・ガレンヌをブレンドしたクラヴァイヨン下部のレ・ヴォワット!グラン・クリュ並みの収量20hl/haです!】
2021年と言うヴィンテージが引き起こした凄い事件・・なのかもしれません。ブドーもサン=ロマン・コンブ・バザンも・・半端無いエナジーを感じさせるワインでした。
飲み頃は難しいですが、
「さっさと開けてもポテンシャルと凄さはしっかり判る。でもその時美味しいと感じるかどうかは別の話し。」
だと思います。
どうしてもすぐ飲みたい方は、その辺りを鑑みて・・自分に合うかを合わせてお考え下さい。マンモスなポテンシャル・・美しい葡萄と畑が織りなす素晴らしい世界が2021年のフレデリック・コサールのワインで感じることが出来ます。
基本的には3~5年経過で飲み始めて良いと思います。じっくりと・・向き合わされると思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【柔らかで滑らか!・・滅茶美味しいオーセ=デュレッス白の激変を見れば、元々豪奢なピュリニーの味わいがどうなったのか・・と!】--すみません、ごく少量です。以前のレヴューを掲載しています。
デクラッセして1級ガレンヌの葡萄も入っているようです。それに村名ボワットとバッティングしていると思われます。お買い得でしょう!
----以前のレヴューです。
【王道のシャルドネ、ここに在り!・・な見事な味わいです!】
見事にピュア、見事なナチュラルさです。これを飲めばフレデリック・コサールが何を考えているか、良く判るんじゃないかと思います。
もう・・見るからにフィルターしていない感じの色合いが伺えますでしょうか?・・どこかちょっと不透明な感じですよね。仕上がり切っていないようにも見えるかもしれません。
しかしながら口内でのパフォーマンスが凄いです。縦伸びしますし、ブリッブリの柑橘がムッチリと・・感じられます。
これ、本当に素晴らしいと思います・・が、直近の美味しさだけを求める方には難しいワインなのかもしれません。
まだ熟していない果実を食べて、「酸っぱい!・・おいしくない!」と言うのとは根本的に異なりますが、現代のソフィスティケイトされた・・もしくは早い段階でも美味しく飲めるように工夫された・・極端な言い方をすれば、「やや軟弱」なワインとは根本的に異なるものです。
なので、その辺りを重々ご勘案の上、「王道のシャルドネ」が何たるものなのか・・を楽しんでいただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
━━━━━
【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2021 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【相当、凄いシャルドネワインになっている可能性が有ります!・・・2021年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールを飲めば誰でもそのように想像するでしょう!】
2021年もので・・ついにフレデリック・コサールとして目指して来たワインの姿、その本性が「完成形」を見せたと思っています。本当に心から素晴らしいと・・感じました。このようなワインを造れるのはフレデリック・コサールしかいないと・・思わせます。
その姿は、収穫された珠玉の葡萄のポテンシャル・・と言いますか、裸の葡萄の姿を何も損なうことなく、スケールダウンすることなく、ピュアな姿でワインに変えた・・ただそれだけです。
一嗅しただけ、一口すすっただけ・・で、口内の味蕾は全てその姿を受け取ります。強弱も含め、硬軟、五味六味・・溌溂として、ピュアです。
このワインがどのような姿なのかは判りませんが、もしすぐに開けたとしても、その凄さは受け取ることが可能でしょう。もしその時最初は不安定さが有ったとしても、すぐにこのワインがピュアで凄い味わいを見せてくれることを理解出来るでしょう。
飲める方は幸せだなぁ・・と思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【コサールの白のトップ・キュヴェです!・・もちろん、激レアです!】 レア過ぎて飲みようの無いワインです。すみません。条件付きですがどうぞよろしくお願いいたします。
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【飲めませんでした。】 2019年のコサールの白は、おそらく誰が飲んでも・・素晴らしさを感じると思います。赤の方も素晴らしいんですが、余りのバランスの良さが災いして、むしろ「凄さが隠れて」感じられる可能性も有ります。なのでこのトップ・キュヴェ・・物凄いはずだと思います。飲めなかったので・・すみません。
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【2018年、フレデリック・コサールが造った最高ランクのシャルドネはこれ!・・偉大なワインに違いないはず・・】 何にせよ、ずっと全く変わらずにいられることは、この世界には有り得ないんだ・・との再確認を植え付けられていることを、今、このコロナ渦の状態で噛みしめていることはとても残念なことです。ついこの間までは普通に、さして何も考えずに生きてこられたのが不思議でも有ります。あの東北大震災から9年、まさかこんなことになるとは・・。
フレデリック・コサールも2017年ものまでは「新樽」を多くは無いにせよ使用していました。2018年ものからは「一切」新樽を使用しないワイン造りへと変化していたんですね。
本来で有れば、
「これ幸い!」
とばかりに、31アイテムと言うような物凄いアイテム数でも出来る限りのテイスティングで、彼の意思の反映されたピノとシャルドネを確認しているはずでした。
まぁ、仮にもし実行していたら何十万円分かの経費を計上せざるを得なくなる訳ですが、とても
「直接の利益を生むことはないテイスティング」
に、それだけ費やすことは難しいので、毎年仲間で集まって経費を按分しつつ、間接的な利益を生むかもしれない行動をしていた訳です。
それすらも、このコロナの影響で出来なくなってしまったことは、本当に残念でなりません。お客様にも、おそらく楽しみにされていらした方が多くいらっしゃったと思うと、期待を裏切ることになってしまったと・・思っています。
しかしながらそれでも何とか3分の1強のアイテムは何とかテイスティングにこぎつけ、2018年の大変化を確認出来たと思っています。
彼の2018年のシャルドネのトップ・キュヴェはこの「ピュリニー=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」になります。以前はバタール=モンラッシェもリリースしていました。しかしながらもう・・葡萄の価格、畑の持ち主の言う価格が高騰してしまい、どうやら買う予定で畑の世話はしていたものの、手放さざるを得なくなったそうです。
このレ・フォラティエールにしましても上代設定は33350円と相当に高いように感じますが、それでもコサールが言うには利益度外視とのことのようですよ。
他の2018年の古樽仕上げのシャルドネの出来を鑑みますと、ビックリするようなピュアさと深遠さを持った純な味わいだと想像出来ます。
新樽による「緩やかな酸素供給」をしない・・・酸素との結合を許さない「純な」液体は、とんでも無く長い寿命を持っているはずです。
美味しく飲みたいと思うのであれば、決して早飲みは厳禁です。買おうと思っても入手できないワインです。ご興味がございましたら是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・飲めませんでした!】 圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2020 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【しばらく立てて置いてのテイスティングでもこの色彩・・しかし味わいは素晴らしい!・・静寂の中にエナジーが漲っています!】

のんびり書いていたら時間が無くなってしまったので、短く行きます。
こちらのサン=ロマン・ブランのノーマルですが、美味しくいただけます。写真を撮ったテイスティング時は、それでもこんな・・ちょっとまだ不安定な色彩です。
しかしながら僅かにガスが有り、それがむしろ繊細な表情を運んでくるかのようなニュアンスで、このワインの本当の力を判らせてくれた感じです。
で、しかもニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットを一昨日開けたんですが、たったの4日で・・テイスティング時のどのワインよりも仕上がった・・整った感バッチリの凄い味わいに出会いまして、
「この寒くなって、寒気が居座るようになったタイミングで、ワインの味わいが大きく変化した。そんなタイミング!」
だと思います。
まぁ・・そんな「街角の噂」程度の話しを、まさに実況中継のようにお話しできるとは思いませんでしたが、
「このサン=ロマン...卵型セメントタンク仕上げの方は滅茶美味しく飲める!」
と思ってください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】
コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【あのモンラッシェに繋がる道が見える・・!?】
どうでしょう?・・随分と粗っぽい写真では有りますが、リアリティに溢れる色合いじゃないかと思っています。
むしろ2017年ものの写真のワインの色合いが「綺麗過ぎる」とも・・思いませんか?
無濾過、無清澄、So2無添加で造られる、「モンラッシェと同じ地層」の上に在るサン=ロマン・コンブ・バザン、古樽仕上げです。
そう言われてみれば・・いや、以前のサン=ロマン白からは想像し辛いかと思いますが、この古樽仕上げのサン=ロマンからは、モンラッシェに繋がるイメージは出来ますよ。
むしろベクトル変換されていると思われるクヴェグリからは、少しだけ遠くなるかもしれません。
これ、やや硬い質ですが、ミネラリティに溢れ、硬く締まった・・でも適度に熟した柑橘果実のフレーヴァーの中に、希少な金属由来のミネラリティも感じられます。さすがにモンラッシェと同じだとは言えませんが。
今までのド・シャソルネイのサン=ロマンを飲みなれた方は、きっとビックリされると思います。
そしてこのワインが、5~8年後に見せる姿を想像してみると・・ゾクゾクしてしまいます。これ、飲んでみる価値は相当有ると思いますよ。是非優先順位を大きく上げることをお薦め致します。ご検討くださいませ。
以下は2017年もののレヴューです。(新樽20%使用時)
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【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】
ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【コサールの白のトップ・キュヴェです!・・もちろん、激レアです!】
レア過ぎて飲みようの無いワインです。すみません。条件付きですがどうぞよろしくお願いいたします。
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【飲めませんでした。】 2019年のコサールの白は、おそらく誰が飲んでも・・素晴らしさを感じると思います。赤の方も素晴らしいんですが、余りのバランスの良さが災いして、むしろ「凄さが隠れて」感じられる可能性も有ります。なのでこのトップ・キュヴェ・・物凄いはずだと思います。飲めなかったので・・すみません。
---
【2018年、フレデリック・コサールが造った最高ランクのシャルドネはこれ!・・偉大なワインに違いないはず・・】 何にせよ、ずっと全く変わらずにいられることは、この世界には有り得ないんだ・・との再確認を植え付けられていることを、今、このコロナ渦の状態で噛みしめていることはとても残念なことです。ついこの間までは普通に、さして何も考えずに生きてこられたのが不思議でも有ります。あの東北大震災から9年、まさかこんなことになるとは・・。
フレデリック・コサールも2017年ものまでは「新樽」を多くは無いにせよ使用していました。2018年ものからは「一切」新樽を使用しないワイン造りへと変化していたんですね。
本来で有れば、
「これ幸い!」
とばかりに、31アイテムと言うような物凄いアイテム数でも出来る限りのテイスティングで、彼の意思の反映されたピノとシャルドネを確認しているはずでした。
まぁ、仮にもし実行していたら何十万円分かの経費を計上せざるを得なくなる訳ですが、とても
「直接の利益を生むことはないテイスティング」
に、それだけ費やすことは難しいので、毎年仲間で集まって経費を按分しつつ、間接的な利益を生むかもしれない行動をしていた訳です。
それすらも、このコロナの影響で出来なくなってしまったことは、本当に残念でなりません。お客様にも、おそらく楽しみにされていらした方が多くいらっしゃったと思うと、期待を裏切ることになってしまったと・・思っています。
しかしながらそれでも何とか3分の1強のアイテムは何とかテイスティングにこぎつけ、2018年の大変化を確認出来たと思っています。
彼の2018年のシャルドネのトップ・キュヴェはこの「ピュリニー=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」になります。以前はバタール=モンラッシェもリリースしていました。しかしながらもう・・葡萄の価格、畑の持ち主の言う価格が高騰してしまい、どうやら買う予定で畑の世話はしていたものの、手放さざるを得なくなったそうです。
このレ・フォラティエールにしましても上代設定は33350円と相当に高いように感じますが、それでもコサールが言うには利益度外視とのことのようですよ。
他の2018年の古樽仕上げのシャルドネの出来を鑑みますと、ビックリするようなピュアさと深遠さを持った純な味わいだと想像出来ます。
新樽による「緩やかな酸素供給」をしない・・・酸素との結合を許さない「純な」液体は、とんでも無く長い寿命を持っているはずです。
美味しく飲みたいと思うのであれば、決して早飲みは厳禁です。買おうと思っても入手できないワインです。ご興味がございましたら是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・飲めませんでした!】 圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2020 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【ナチュラルな白ブドウのイエローにそこそこのガスがディテールを運んで来る、丸裸のシャルドネのピュアな味わい!】

旨いです!・・それなりに感じるガスの存在が有って、そのガスが内部奥深くに有る要素を運んできてくれるような・・そんなイメージで滅茶美味しく飲めます。
今のところは軽快なニュアンスでの美味しさですが、繊細さはすでに芽生えていますので、酒格としても安いシャルドネとは段違いでは有ります。
で、このガスが収まる半年後くらいから、滅茶美味しい「スティル状態」に入って行くと思われますが、
「この、ガスが有る状態でも、凄いエネルギーを感じることが出来てかなり美味しい!」
と思うんですね。
なので、
「今飲んでも充分に旨いからすぐ飲む!」
「少し我慢して来春、気温が上がって来たと感じたら飲み始める!」
の二本立てでいかがでしょうか。
あ、因みに今回リリースの無かった「ビゴット・クヴェグリ」ですが、インポーターさんの段階で、
「まだ全然落ち着いていないので今回のリリースを諦めた」
と連絡が来ました。・・ん~・・良く判る!・・偉い!頑張ってる!・・そう思います。是非飲んでみてください。2020年のド・シャソルネイ&コサールは半端無い熱量を閉じ込めた凄いワインを造りました!
以下は以前のレヴューです。
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【卵型セメントタンクとクヴェグリ...どちらも滅茶ピュアで心底素晴らしいと思います!でもクヴェグリの優しい「響き」には・・参った!】
時間が余り無いので・・さっさと結論してしまいます。上の写真が卵型セメント、下の写真がクヴェグリです。
2018年までの姿は、ここには有りません。また2017年までのビゴットの姿も無いです。
とことんまで美しく、ピュアで・・でも実はとても「分厚い」です。
そして、確実に「村名クラスの上出来のシャルドネの味わい」と言っても過言では無いと思っています。ここまでピュアで・・でも実は滅茶ナチュラルなのに、そこは見えない・・見え辛いんですね。noisy 的には、むしろその方が有難い・・(^^;;

相当にナチュラルなのに、まったく
「ビオビオしていない!」
んです。もしかしたら、コサールがやりたかったのは
「こう言う事か?」
と、思っている次第です。
味わいもアロマも半端無く素晴らしいんですが、飲んで感じた以上に・・ポテンシャルは高いと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらは卵型セメントタンクによるエルヴァージュが施されたビゴットです!】
果皮浸漬はやってないとのことですが、やはり無濾過無清澄の影響か、けっこうな「不透明感」が目に見える出来かと思います。
でも、目で見る程、2017年以前のビゴットと「全く違う感」は少ないと思います。今までと同様にバリックを使用したとしても、ここまででは無いにせよ、無濾過無清澄だと、結構に濁りは出るはずです。
また、テクニカルには書いてはいないですが、
「なぜ、そのようなことをしているのか?」
に気が向かえば、書いていないことも同様に、
「やっているに違いない・・」
と考えられる訳で・・例えばラッキングなどについても、ワイン自体の扱いにしても、出来うる限り自然な重力を利用し、ワインに負荷を掛けないようにしているはずです。
その積み重ねによって、この・・
「今まで以上に分厚いボディ!」
が形成されていますし、
「今まで以上にリアルな果実のアロマと味わい!」
が生まれていると言えます。
人に寄っては、
「・・・ワインって、こんなに奥深い味わいや香りがするものだったんだ!」
と、ある意味、新樽由来のネガティヴなポイントに気付かずとも、その自由な味わいに喜びを感じていただけるやもしれません。
フレデリック・コサールが思うブルゴーニュ・ワインの真の姿の先駆けが、このワインたちに反映されています。是非飲んでみていただきたい!お勧めします!
以下は2017年の通常のビゴット(新樽20%)のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2020 Puligny-Montrachet
ピュリニー=モンラッシェ
【柔らかで滑らか!・・滅茶美味しいオーセ=デュレッス白の激変を見れば、元々豪奢なピュリニーの味わいがどうなったのか・・と!】--すみません、ごく少量です。以前のレヴューを掲載しています。
デクラッセして1級ガレンヌの葡萄も入っているようです。それに村名ボワットとバッティングしていると思われます。お買い得でしょう!
----以前のレヴューです。
【王道のシャルドネ、ここに在り!・・な見事な味わいです!】
見事にピュア、見事なナチュラルさです。これを飲めばフレデリック・コサールが何を考えているか、良く判るんじゃないかと思います。
もう・・見るからにフィルターしていない感じの色合いが伺えますでしょうか?・・どこかちょっと不透明な感じですよね。仕上がり切っていないようにも見えるかもしれません。
しかしながら口内でのパフォーマンスが凄いです。縦伸びしますし、ブリッブリの柑橘がムッチリと・・感じられます。
これ、本当に素晴らしいと思います・・が、直近の美味しさだけを求める方には難しいワインなのかもしれません。
まだ熟していない果実を食べて、「酸っぱい!・・おいしくない!」と言うのとは根本的に異なりますが、現代のソフィスティケイトされた・・もしくは早い段階でも美味しく飲めるように工夫された・・極端な言い方をすれば、「やや軟弱」なワインとは根本的に異なるものです。
なので、その辺りを重々ご勘案の上、「王道のシャルドネ」が何たるものなのか・・を楽しんでいただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2020 Zizifredo Skin-Contact V.d.F.Blanc
ズィズィフレッド・スキン=コンタクト V.d.F.ブラン
【少な過ぎて飲めませんでした。こちらも卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ローヌからの葡萄を表現していると思います。】
スキンコンタクトしたローヌの白・・とだけ言って良いかどうかは判りませんが、敢えてフレッドがローヌの葡萄を入手している意味は在る・・と思います。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【こちらは以前の造りをほぼ踏襲しているはず!・・価格的には頑張ってリーズナブルにしています!】----入荷僅少につき以前のレヴューを掲載しています。

ナチュラルで小気味良い味わいのシャソルナードです。シャンパーニュも4千円以下で購入できる時代ですが、今回のシャソルナードを普通に値付けすると4500円ほどになってしまいます。
それでは手が出し辛い・・部分も有るかと思いまして、ここは頑張って何とかギリギリ3千円台でご案内させていただきます。
コサールの心地良くも深い味わいのシャソルナード・・是非飲んでみて下さい。内容は以前のレヴューをご参考にされてください。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】
初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2020 Nuits-Saint-Georges Blanc Aux Croix Rouge
ニュイ=サン=ジョルジュ・ブラン・オー・クロワ・ルージュ
【・・ニュイのシャルドネでこれほどまでにドライで集中したエキスに出会ったことは・・まずありません!】

凄いですね・・化け物でした。ですが全然・・こっちを向いてくれませんでした。僅かに緊張感が漲ったようなニュアンスが伝わってくるのみです。
それでもグラスを振っていると僅かに漏れてくるアロマがまた・・。
ピノ・ノワールよりも、ガメよりも、2020年のド・シャソルネイ&コサールは白の方が硬いです。
ですが、
「エネジーが物凄い!」
んですね・・。ここまで集中、密度が高い感じで感じられたニュイの白と言いますと、
「植え替え前のミュジニー・ブラン」
でしょうか。92年ものだったか?・・と思い出しますが、その頃のミュジニー・ブランは非常にリーズナブルでして・・今じゃ考えられませんが、どちらかと言うと、皆、ちょっと小ばかにしたような部分も有って、
「ニュイの白だから・・ね・・」
みたいな風潮が普通に有ったんですね。

なので、
「・・んなことを言うなら・・飲んでやろうじゃないか!」
とばかりに・・80年台後半、そして90年台前半のミュジニー・ブランを飲ませていただきました。なので、改植前の超V.V.のミュジニー・ブラン..滅茶集中していて、黄色い果実が満載!・・感動しました・・(^^;;
で、この「オー・クロワ・ルージュ」は、ヴォーヌ=ロマネのすぐそこ・・ニュイの「オ・ゼルビュ」の南に接する、本当に小さい畑なんですね。「ルージュ」と付いているのにシャルドネなんて間違えるので止めて欲しい・・とは思ってしまうんですが、おそらく昔から白ブドウが植わっていたと思います。
しかもピノ・ブランじゃなくてシャルドネ!・・なんですね。
滅茶緊張感のある味わいで、これがほどけ始めたらすごく旨いんじゃないかと想像できるエナジー感です。
また、この数日で急に整い始めましたので・・もしかすると・・
「すでに仕上がっている」
かもしれませんが・・まだ硬い部分も有るかと思います。その分、
「エナジーとして感じ取れるパワーが有る」
と感じます。ですので、2年ほど寝かせるのが正当なんじゃないかと思います。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【少なすぎて飲めませんでした・・が、整っている可能性も有ります!】
詳しくはニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット(赤)のコラムをお読みください・・この数日、関東はだいぶ冷え込んで来ましたが、この期間に・・
「ワインは大きく変化した!・・と人は感じる」
状況になっています。
ですので、飲めないのは残念では有りますが、
「卵型セメントタンク仕上げのキュヴェはこの数日でいきなり整った可能性有り!」
と思ってください。その場合、来春位までは大丈夫です。ご検討くださいませ!凄い出来の2020年、フレデリック・コサールです。
以下は以前のレヴューです。
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【村の西にある丘の村名ですが、常に1級並みの味わいを見せるワインです。】--以前のレヴューです。古樽ではなく卵型セメントタンクです。すみません。 こちらも古樽仕上げです。今までにも何度か同じようなことを書いてはいるんですが、このワインも実は・・結構にミステリーなんですよね。
基本的にボーヌ・レ・ブレッサンドは1級畑です。ちょうど村の西側の丘の麓から斜面になっている辺りです。相当に「岩壁」を思わせる地形です・・。
でもこのワインは「村名」です・・不思議でしょう?
考えられるのは2つ。1つは「格下げ」です。でも畑名が入っての村名ですので、他の畑のものは混ぜられないので、純然たるレ・ブレッサンドであれば1級ですから、これは無いかと思います。
2つ目は、新たに開墾した土地で1級の認証が取れていないパターンです。これだと以前の地図には無い畑が相当しますが、実はこれは見つけています。高い位置では無いんですが、元々は何らかの理由で Bois(森) とか Friches(荒地)にしかならなかった、ほとんどが人力での開墾が難しかった土地です。現在のパワーショベルとか・・で、ようやく開墾できるような感じの土地です。
ですが・・結構にそんな土地のシャルドネが美味しいことは、皆さんも経験済みですよね?・・ショーム・ド・ペリエールとか・・言ってしまえば、かのクロパラも・・ピノでは有りますが、葡萄が植わっていた訳では有りません。
今までの経験から、このワインは非常にポテンシャルが有り、しかも価格がリーズナブルなことは判っています。古樽仕上げのピュアな味わいに、ホメオパシーならではのナチュラルさが加わった超熟なシャルドネに仕上がっているはずです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】 申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
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え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2020 Auxey-Duresses les Crais Rouge
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ルージュ
【素晴らしいです!・・これは今でも飲めるはず!91年と樹齢の高いヴィエイユ・ヴィーニュのピュアな味わいが楽しめます!】

やや締まって内向的な表情が多めに見えるクヴェグリの各キュヴェとは異なり、まだ硬さも残ってはいるものの・・しかも、
「石灰の強いレ・クレ」
が・・ですよ。これほどまでに艶々とした美しさを前面に出し、エレガンスをも見せてくれるとは・・
まぁ、思い返せば2019年ものもそうでした。リリースの最初から飲めちゃったんですよね・・美味しく!
2020年ものも同様に美味しく飲めると思います。ただし1年ほど経過してしまいますと締まって来てしまうんじゃないかと思いますので、
「飲むなら寒いうち!」
もしくは、
「やや暖かくなって来たなぁ・・と感じてきた頃まで」
にされると、この滅茶美しいディテールに出会えると思います。

まぁ、それでもこのグラスの写真は、ちょっとまだ落ち着いていない、閉じこもり気味な色彩をしているとは思いますが、テイスティング当時でも他のキュヴェと比べて、
「美しさが際立って出ていた!」
と思います。
他のコラムでも書いていますが、前回飲まずのご紹介したニュイ=サン=ジョルジュ2020の2アイテムがお客様に見事に敬遠されていたので、
「こりゃぁ・・やはりどっちか飲まなければ!」
と思いましてニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットを開けてみたところ、ものの見事に整っていたのでビックリ・・。
まぁ・・やはり「バイオリズム」なんですよね。ワインにもそれは当てはまる・・もしくは、
「飲む人間の方が整ってくる」
とも言えます。
どちらが真理なのかは noisy には判りませんが、経験則として・・
「季節の変わり目はワインの味わいの変わり目・・もしくはワインが変化する時」
と言うのが身に染みついています。
「まさかなぁ・・あれだけ硬かったレ・クレが最初から美味しい!・・と言える日が来るとは!」
ですが、新樽による化粧をしない分-->(緩やかな)酸化を促進させない
と言うことで、酸化熟成が抑えられている・・と考えるなら、
「今までのワインと比較するなら、その分ピュアに仕上がり、熟成も長くなる」
と思いますので、
「現在の美しい姿は、今まで誰も味わったことの無いもの」
に近いと言えるんじゃないかとも思います。素晴らしい出来でした!是非ご賞味くださいませ。数は有りません。
以下は以前のレヴューです。
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【・・あのタイトでミネラリティバッチリ、硬い性質のオーセ=デュレッスが何と!】
激エレガントなオーセ・レ・クレです。以前のように硬質さは有りますが、もう全然別のワインのような柔らかさも持っているんですね。
こう言えばお判りいただけるかな?・・と思うんですが、
「タイ焼きの中身が果実表現、皮が石灰系ミネラリティ-->2017年まで」
だったのが、
「タイ焼きの中身がミネラリティ、皮が果実主体の表現-->2019年」
となり、2018年はこのワインを飲んではいませんが、全体の傾向としては、2018年ものは物凄くピュアだったが・・まだ硬さが残っていたんですね。
それが・・これです!・・しなやかさを得たオーセは、・・実に旨いです!・・そして高域まで伸びて行くフラワリーなアロマが実にそそります!・・是非飲んでみて下さい。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【少量です!テイスティングは出来ませんでした!・・新樽未使用のピュアでナチュラルな味わいかと思います。】 以下は以前のコメントです。
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【よりスタイリッシュに、より美しい酸に、よりエキシーになったオーセ=デュレッス・レ・クレ!】 いつもコルトン系の味わいになるオーセ赤です。2014年のオーセの白は何故か余りコルトン=シャルルマーニュっぽく無かったんですね・・まぁ、それはそのコラムで書きますが・・。
しかしこちらはコルトン系で、しかも「変身したコサールのピュア系な味わい」に仕上げた方ですので、非常に・・綺麗でエキスがバッチリで旨いです。変な小細工はしていません・・・が、その影響も有ります。
ミネラリティが高いこのレ・クレは、そのピュアに仕上げる手法のお陰で、少し硬くなっちゃったんですね。より時間の掛かるワインになった・・と言えますが、元々このレ・クレはやや硬いタイプですから・・少し伸びたとお考え下さると良いかなと思います。
少しカッチリと硬い感じのアロマ。熟しているが硬めのチェリーの果実味。スタイリッシュでタイト、しかしエキス感が半端無く、バランスは良い。高級感も生まれた。少し置くべき。
テイスティング中のメモですので、どうしても簡便な言葉になっていますが、「非常に良い」と感じている部分は2014年ド・シャソルネイのどのキュヴェにしても同じです。変化した部分を中心にコメントを書き残していますので・・。とても旨かったです。
1~2カ月の間にさっさと飲むか5年置くと良いかと思います。非常に美しいエキシーなワインでした。お奨めします!
以下は以前のコメントです。
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【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2020 Auxey-Duresses les Crais Blanc
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ブラン
【ピュアさ倍増!集中感が凄いです!】

2019年のこのレ・クレ・ブランをお飲みの方は、必ずや購入したくなるはず・・です。
テイスティング時、このようにやや曇った感じでクリアさは出ていませんでした。それでも、
「滅茶ピュア!・・エネルギー感が半端無い!・・超ドライながら繊細な旨味で美味しく飲めてしまう!」
と感じました。
ですが・・実は先週はこのように書こうと思っていたんです。
「もう少し寒さが安定してきたらガラッと変わる可能性が有るので、早めに飲まれるのでしたらそれからにしてください。」
と。
ですが・・余りに売れなかったニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットやダモードを、
「・・じゃ、開けてみよう・・」
と開けたら・・ビックリです。すっかり整ってしまっているじゃないですか!・・いや、恐ろしいですね~・・ほとんどタイミングは一緒なんですよ。4~5日ほどしか経過してないんですから。
ですので、おそらく2019年もの同様に美味しく飲めるはずです。そして2019年ものを凌ぐ可能性が大・・です。飲んでみてください。こんな自然な黄色が目立つ色彩だったので、写真を一枚しか撮りませんで申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【誰もが想像しえない味わいになっていると思います!素晴らしい!】
あの硬くタイトな味わいのオーセの白・・・まるで「コルシャルか?」などと言っていたオーセですが、いまやもう・・その姿はどこにも有りません。
ソフトでしなやかな、ふんわりと少し襞を感じる・・もうビックリです。しかも、以前時折感じた、
「小手先の技術で弄りたがる感じ」
は全く皆無です。是非驚いてください!超お勧めです。(コメントが短くてすみません・・)
以下は以前のレヴューです。
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【同じドメーヌものでもサン=ロマンのようにクヴェグリにはしなかったオーセ白です。】「ワインとはどう在るべきか?」
おそらくフレデリック・コサールは常にそう、自身に問いかけ続けていたと思います。ホメオパシーによるワイン造りは、造っている本人ですら、
「何がどうなっているからこのようにすべきである」
のように詳細には・・おそらくは理解していない・・できてはいないと思います。noisy も、かのルドルフ・シュタイナーの著作を何冊も目を通しましたが、何度読み返しても理解はさして深まりません。余りに抽象過ぎたり、余りに詳細過ぎて、全体像が見えてこないんですね。
結局は、
「ハンドパワーです!」
みたいな・・超能力とか、神秘な世界とか、この世の真相とかに触れることになり、結局のところは良く判らない訳です。
ですので、「根の日だから瓶詰しよう・・」とか・・ビオ・カレンダーに沿って、禁忌を破らないようにとか、去年そのようにして上手く行ったから・・とかの経験による裏付けを吟味しつつ、変化させてきたものと推測します。
いや・もしかしたら彼は超能力者なのかもしれませんが。
まるでコルトン=シャルルマーニュ風な味わいを見せるオーセ=デュレッス・レ・クラですが、新樽不使用により、より果実の味わいに長けたピュアな味わいに仕上がっていると思われます。
さらには、あれだけ美味しかったこのワインの味わいは新樽30%によるものだったので、古樽のみの2018年ものは相当に変化しているものと思われます。
ですので、もし残るようでしたら、お正月にでもこのワインを飲んで確認したいと思っています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【「えっ?・・これ、オーセデュレッスなの!?」と思われるに違いありません!・・勿体なく無ければ今すぐ飲んでみるべき!!】
いや~・・驚きました。こんなことは今まで無かった・・オフコースの小田さんの歌声が聞こえて来てしまいました・・♪♪
まぁ、もうどうでしょう・・十数年に渡って毎年ド・シャソルネイのワインをテイスティングしている訳ですから、ある意味、ある程度想像をしてからテイスティングに臨んでいる訳です。
なので、その予想を大きく裏切られると驚いてしまうんですね。
で、何に驚いたかと言いますと、
「柔らかなテクスチュアと表情をしっかり放出している姿にビックリ!」
したんです。
昨年の2016年ものの時もそうです。「現状はやや硬め!3年置いて・・云々」と書いてます。ですが、noisy のテイスティングメモには、
「例年の硬さは無い。やや柔らかなテクスチュアから見事な果実感が目立つように感じられる。」
と書かれています。
だから、こんなことは今まで無かった♪♪ んです。どうしちゃったの?・・と言う感情なんですね。
勿論、そんな姿がいつまでも続くとは思えません。今のうち・・でしょう。そしてやがて裏側、奥で支えに回っていたミネラリティが、各要素をコーティングするようになるでしょうから・・そうですね・・暖かいうちは大丈夫かと思います。2018年の10月以降はもう硬くなり始めるかもしれません。
なので、勿体ないと思われるかもしれませんが、今飲んで滅茶美味しいので・・飲めるようならトライしてみてください。新鮮な果実のピュアでナチュラルな姿、これを「チビリチビリ」とやるのも非常に「オツ」なものです。十数年やっててこんなことは初めてなんですから、今後も有るかどうかは判りませんよ。
しかも出来栄えは相当良いと言えます。例年のようにコルシャル風と言うよりは、サン=ロマンを濃密に、そしてややスレンダーに、僅かに硬質にした美しい姿をしています。是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【現状はやや硬め!3年置いて飲みましょう!出来は良いです!】
毎年、緊張しつつコサールのテイスティングをしています。もう何年になるでしょうか。おそらく15年ほどに渡り、毎年20~30アイテムほどをテイスティングして来ました。
そして2016年、やはり緊張しました・・どんな仕上がりなんだろうと心配なのはいつものことではありますが、それでもさらに・・と言うことでした。
で、ACブル、サン=ロマン、オーセ=デュレッスと進んでくると・・安心するんですね。
「・・あぁ・・今年もこれでシャソルネイの巨大アソートが買える・・」
と。
まぁ、今では巨大と言うほどではないですけどね。それでも結構な負担と、時間を掛けての結果、扱う、扱わないを決めています。
オーセ=デュレッスは、赤はリリース無し、白のみになりました。毎年硬いですから・・今年も少し硬めでしたね。ややオイリーでサン=ロマンより大柄、シトラス系のフラワリーなアロマ、レモン、洋ナシなどのフルーツ、全体として涼し気で繊細なテクスチュア。まだ膨らんでこない。超硬質なイメージ。
まぁ、若いコルトン=シャルルマーニュを想像していただければ、その通りのニュアンスです。ご検討くださいませ。
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【ドメーヌ定番のオーセも収量激減・・】 こちらも全く数がありません。昨年の2014年のコメントをご参考にしてください。
以下は2014年もののコメントです。
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【素晴らしい!味わい1級、香りはグランクリュ並?】
旨いですね・・これは飲んでしまいます・・って、持って帰って飲んだので写真が有るんですが!
で、しっかりとシャソルネイ/コサールの成長を見させていただきました。2014年のコサールは、
「今まで最高の仕上がり!」
と言って良いでしょう。
テイスティング中も楽しくて仕方が無かったんですが、持って帰ってから数日間・・物の見事なこのシャルドネの「旨みのエキス」に触れるたび、
「むふふ・・」
と思わずにっこりしてしまうんですね~・・旨いですよ~!
高級感バッチリ!まるでGC並みの表情を見せてくれるアロマ。ただし例年のコルシャルのような「白く細やかな石灰的ミネラリティ」では無く、ピュリニーからムルソーに掛けての中間的ニュアンス。かなり旨い。白っぽくなく、透明感に満ちたミネラリティが凄い。味わいはすでに1級並。
非常に素晴らしいです!・・数は無いです!お早めにどうぞ!大変身したコサールの味わいは、このオーセの透明なミネラリティにも出ていると思います。
● 2020 Saint-Romain Combe Bazin Qvevri Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・クヴェヴリ・ブラン
【鬼気迫るようなエナジーでした!】

外界に出ようとしているノーマルのサン=ロマンに対し、こちらのクヴェグリはまだ・・内側に閉じこもっています。
まぁ・・ヨクヨク調べてみたらサン=ロマンはモンラッシェ同様の地層・・とのことなので、
「これだけ集中していれば・・この先は相当楽しめるかも!」
と思います。
ですが、この数日で整い始めたとは言え、流石になぁ・・あの状態を思えば、まだ手を付けるべきでは無いかと思いますので、
「2~3年、我慢しましょう!」
とお伝えしておきたいと思います。
ただし物凄いエナジーを感じます。2020年のフレデリック・コサール・・楽しみにされてください。短くてすみません!
以下は以前のレヴューです。
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【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】
コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはジョージア産のクヴェグリを使用してベクトル変換が行われた(と思われる?)馴染みやすいピュア&ナチュラルなサン=ロマン白です!】

何しろ30アイテム以上もご紹介するとなると、書くだけでも・・いや、エージェントさんの資料を掲載するだけでも、相当な労力になって来ます。まして全て試飲するとなれば尚更・・ですが、流石に30アイテム以上は無かったですが、十数年の長きに渡り、ド・シャソルネイのテイスティングを続けて来たことも、そしてご紹介をしてきたことも、奇跡と言えるようになるのかもしれません。
2018年は彼にとっても大きな転換点となるヴィンテージになりました。2017年ものの「クリアな」色合いと、2018年ものの「やや乳白なものが混じったような色合い」は、飲む者にとっても全く異なる印象を与えます。
しかし実際に飲んでみると、やや思いつめた内向さのようなものを感じるが超ピュアな「ノン・クヴェグリ」と、外観からは予想もつかないが、より外向さを感じさせる自然な膨らみを感じさせる「クヴェグリ」・・と言う点を置いては、現時点では・・
「さほどは違いは無い」
と言えるかもしれません。
もっとも、クヴェグリ入りのこのワインは、時間を置くとオレンジ色に変化して行く度合いやスピードがやや速いようにも感じます。
仲間の中でビオ嫌いの者は、余り気に入らなかったようにコメントしていますが、大方は好印象の者で占められたのげ現実でした。ワイン屋同士での話しです。
なので、もしビオが嫌いだと自認する方は、クヴェグリは厳しいかな・・と思いますし、若干なりとも許容できる方でしたら、おそらくほとんど気にならないレベルだと思います。
また、時間が経過しますとオレンジ系へと変わって来ますが、その変化も実は楽しいものの、嫌いな方にはシャットアウトされてしまうと思いますので、
「ご自身の好みで飲み方を決めるのが吉!」
とするのが良いかと思います。
しかしながら・・これも、「モンラッシェと同じ土壌」のワインですから・・古代の良質な白ワインがどのようであったか・・とか、ピュアで上質なワインの本質はどうか・・とか、
「すっぴん美人のシャルドネとはどういうものか?」
など、中々に答えを見つけられない難問の回答に成り得るワインかと思います。
美味しいと思える方には、とんでもなく美味しいワインでしょう。ご検討くださいませ。
【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】

ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Saint-Romain Sous Roche Qvevri Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・クヴェヴリ・ルージュ
【卵型セメントタンク仕上げのノーマルに比べると「無言」。でも・・この寒さの安定で整い始めたか??】

ノーマルのサン=ロマンの滅茶美しいディテールにため息が出ましたが、反対に・・
「物凄いエナジーと、物凄く良いワインだとは伝わってくるものの、今は会話を拒絶中?」
のような感じのクヴェグリでした。
まぁ・・夫婦でもくだらないことで喧嘩して・・なんてことは良くあることなのかもしれませんが、ワインには関係が無いですよね。
ですが、基本的に同じ葡萄、・・樹齢72年平均の超V.V.のサン=ロマンですから、
「木桶で発酵--> ・・・で12カ月貯蔵 -->ステンレスタンクで3カ月」
の、
「・・・で12カ月貯蔵」
の部分だけが、
「ノーマル --> 卵型セメントタンク仕上げ」
「クヴェグリ -->クヴェグリ仕上げ」
と異なる訳です。
で、この途中の12カ月の
「入れ物の違い!」
だけで、テイスティング現在時の味わい、開き方、状態が全く異なるんですね。

ですが!・・
この「無言」「沈黙」の状態の方が判りやすいことが有ります。それが・・
「物凄いエナジーが内包されている!」
と言う、飲んだワインにのしかかられているような感覚がするんですね。
スルスルとは入ってくるんですが、その何とも言えない
「凄み!」
と言うべきでしょうか・・。これはノーマルのサン=ロマンが美味しいだけに、その「無言の凄み」が半端無い・・と感じられたのかもしれません。
そう遠く無く、徐々に饒舌になってくると思います。ノーマルのサン=ロマンを超える味わいになるでしょう。是非飲んでみてください・・少なくて申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】
素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。
これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、
「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」
と感じられるほど、繊細な表情をしています。
で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。
クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。
異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。
クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。
確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。
2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】
すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。

すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2020 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【今や数年前のサン=ロマンとは別もの!美しいディテールを是非ご覧ください!】

この写真はちょっとマシに撮れたかと思います。良い感じに思います。
「他のキュヴェに比較すると透明感が出て来ている」
のが良く判るんじゃないかと思うんですね。
やはり味わいの方も、開いているというんじゃないんですが、
「明るく抜けて行く美しさを見せる」
ものですから、ついつい・・気持ち良くなってしまう訳です。
2019年ものは「シャンボールか?」と書いていますが、2020年ものは、
「エキスが綺麗に出たコルトンタイプ?」
みたいな感覚が有りました。
コルトンとは言っても・・まぁ・・色んなタイプが有りますが、ド・シャソルネイのサン=ロマン・ルージュが、これほどまでに「球体」のようなパレットを描くのは初めてのような気がします。
今まではもっと横には拡がる感じで、その上で良く出来たヴィンテージには、
「やや扁平な球体」
と思ったことはあったと思います。
なにせ透明系のミネラリティが半端なくあるんですが、それがそんなにハードなイメージでは無くて、少しソフトな・・柔らかさを感じる訳です。決して要素の周りをハードコーティングしたような、キャンディ風な組成では無く、もっと全体に溶け込んでいるようなイメージです。

そしてアロマはちょっと香水っぽい感じで、超高域に伸びて行くバラの花のアロマのように感じる部分さえ取れました。
ですから・・ピュアでとても美しいんですよ。ビオなのに・・余りビオを感じさせないのがコサールの腕では有るのかもしれませんが、
「2020年もののド・シャソルネイ&コサールはエナジーが半端ない」
と各キュヴェを飲むほどに感じるので、
「今でもこのサン=ロマン・ルージュは美味しく飲めるものの、本領発揮はかなり先!・・かもしれない・・」
とも感じます。
美しい色彩でしょう?・・素晴らしい出来でした!卵型セメントタンク仕上げのサン=ロマン・ルージュ、是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】
素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。
これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、
「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」
と感じられるほど、繊細な表情をしています。
で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。
クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。
異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。
クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。
確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。
2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】
すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2020 Beaune les Chardonnereux
ボーヌ・レ・シャルドヌロー・クヴェグリ・ルージュ
【希少なコート・ド・ボーヌのクヴェグリ!・・むしろコート・ド・ニュイのジュヴレ=シャンベルタンよりも密度は高く、高質で硬質な透明感の高いミネラリティが感じられます!】

これもどちらかと言いますと「例外的に落ち着いているキュヴェ」のひとつでは有ります。ですが、ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエールが余りに美味しいので、やや透明感のあるミネラリティのコーティングが強めのこのボーヌ・レ・シャルドヌロー・クヴェグリは、
「美味しく飲めるものの果実感やその他の表情が強いミネラリティにコートされている感じ。」
に思います。
そもそも村名ボーヌの赤って、コサールはリリースしていましたっけ?・・最近は物忘れが激しい(ような気がする)ので、余り迂闊には言いだせないんですが、余り記憶に無い・・最も、ボーヌの赤も昔は他のドメーヌの醸造者として造っていましたから、何も問題は無かったのでしょう。
そして余りのマンモスなミネラリティに、
「(もしかして・・村の西側の丘辺りなのかな?・・それでも少し中域の出方が違うような気もするが・・)」
と思いながらテイスティングしていましたが、後になって調べてみると・・なんと真逆の・・村の東側、ボーヌの街の南西からすぐのところでした。言ってみれば・・裾野みたいな場所です。

ある種、
「ちょっとシャンボールにも似たような感じ」
と思っていただけるとイメージが沸きやすいかな・・と思いますが、ミネラリティはめっちゃ強めです。このミネラルの強さを出したいがためのクヴェグリ使用と言うことなので、
「大成功」
と言うことなのでしょう。
おそらく結構長く持つワインだと思います。そして、この2022年の冬の到来で・・ワインが整い始めましたから、
「ジュヴレほどのまとまりは得られないかもしれないが、飲み始めても良い」
可能性が高くなったと思います。
コサールのクヴェグリ使用の意味を知るにも手の出しやすいワインかと思います。是非ご検討くださいませ!
● 2020 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【こちらもレ・ロンスレ同様、アルコール分15パーセントと言う化け物です!すみません、少なくて飲めていないのでレ・ロンスレのコラムを参考にされてください。】
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも飲めていません!】
ヴォルネイ系は何か1本、飲む予定ではいたんですが・・すみません、今のところは間に合っていませんでした。何しろ・・
「30アイテム以上!」
有りますので、毎日1本のテイスティングだと1カ月掛かっちゃう訳ですね。なので、
「12本まとめてテイスティング!」
させていただきましたが、味わいの傾向はしっかり掴んでいます。
それでもドメーヌもののヴォルネイ系は1本は飲まねば・・ご検討くださいませ。
以下は以前(2014年もの)のレヴューです。
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【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】
深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。
ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。
━━━━━
黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2020 Poulsard Vin de France (Jura)
プールサール V.d.F.(ジュラ)
【4本のみ!・・ちょっとブルゴーニュのピノ・ノワールにも似たエレガントなワインです。少なくて飲めませんでした!】
最後まで飲むかどうか迷っていましたが、すでに相当予算がオーバーしていまして、結局自粛しました。ニュイ=サン=ジョルジュの村名が全く以て売れずに残っていたので、レ・シャルモットを追加で開けたところ、余りの激旨にビックリ・・!・・その旨を該当コラムに書かせていただきましたが、レ・シャルモットは売り切れたもののレ・ダモードは残っていると言う・・。
いや・・レ・ダモードも同じように行ける(はず)でしょう?・・流石にもう開けられませんよ。3本ずつ、計6本しかないところを開けてますんで・・。むしろレ・シャルモットを開けたがために、こちらが飲めなくなったんですね。
まぁ・・余りのこの10月後半からの冷え込みが、
「ワインを成長させた」
もしくは、
「人のバイオリズムを大きく変えた」
と言えますが、見えるワインの色彩まで大きく変わっているのには・・驚きました。
ですので、こちらのプールサールもだいぶ整いつつ有るかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ブルゴーニュワインの幻影を捨て自由に羽ばたいて仕上げた、見事に官能的で歓喜を呼び起こす味わいです!】
もう・・この写真、一枚だけでも判る方には伝わるんじゃないかと思います。
ジュラやサヴォワの主要品種の一つでもある「プールサール」と言う葡萄です。noisy 的には、ジュラ・サヴォワのピノ・ノワールよりもプールサールの方が、ブルゴーニュのピノ・ノワールやガメ(が熟した時)の姿に酷似しているような感覚を持っています。
どうでしょう?・・見事に官能的な色彩を持っている・・と思いませんか?
何となくオレンジ色や黄色も含む淡い赤がとてもそそられます。決して時間が経って熟した訳でも無いのに・・このような色彩なんですね。
言ってみれば、かの「ピエール・ボージェ」が、「失敗した」と言った滅茶苦茶美味しかった「ガメ」にも似たニュアンスを持っていると感じます。そのうえで、ふんわりとした柔らかさ、酸の多彩さ、ナチュラル感は半端無いです。果実も良く熟していて、エキスの濃~い・・その濃さゆえに「甘み」さえ感じさせてくれます。
透明感と官能感が交錯する香り・味わいの向こう側に、何となくコサールの感情が見えたような気がしました。
「そう・・自由になりたかったんだよ・・」
と。
ブルゴーニュでは出来ないことをやりたかったんだな・・と感じました。A.O.C.に縛られず、その土地や葡萄の個性を自分なりに引き出す・・ブルゴーニュでは買い葡萄も高価ですし、高い評価のアペラシオンではとてもできることでは無いのでしょう。
しかしピエール・ボージェは、そんなことにはお構いなく、本当に自分のやりたいようにワインを造っているんですね。きっと相当、羨ましかったんじゃないかと・・思います。
フレデリック・コサールは、新樽の使用を止め、古樽とクヴェグリ使用に舵を切りました。そして、So2 も使用したくない、その時、今を表現したい・・そんな感情がワインに溢れています。
そのワインの味わいは、自由でエナジーに溢れ、生き生きとしています。勿論、揮発酸も若干有りますが、
「むしろこの味わいには必要不可欠なものだ!」
と思えるほど自然です。
いや~・・これは・・是非飲んでいただきたいですね~・・ほとんどの方が「美味しい!」と言っていただけるに違いないと確信しています。でも、そんな自由さが許容できない方も必ずやある程度はいらっしゃるとは思いますが、
「これほどに自由で官能的なワイン、それも相当完成度が高いビオワインはザラには無い!」
と言わせていただきたいと思います。
おそらくですが・・飲めていないので・・推測になりますが、この古樽のプールサールと同じ傾向の延長上にすべての2018年ジュラ系ワインが有ると思います。ご自分の感覚で是非お選びいただきたい・・ご検討くださいませ。大いにお勧めいたします。
● 2020 Morgon Cote du Py les un Hauts
モルゴン・コート・デュ・ピィ・レ・ザンオー
【レ・ザン・オーによる100年超の古木のモルゴン・コート・デュ・ピィ!・・これはピノ・ノワール・ファンも簡単には見過ごせないでしょう!】

「レ・ザン・オー」と言うのはフレデリック・コサールと、ジョルジュ・デコンブを義父に持つ、若きダミアン・コクレが立ち上げたネゴスだと言うことなんですね。ジョルジュ・デコンブはマルセル・ラピエールの直弟子ですからその直系・・いつの間にか、
「人類・・皆兄弟!」
みたいな CM を思い出してしまいました。今の時代背景を思うとちょっとシュールに思えます。
で、御多分に漏れず、凄いパワーでした。エナジー、エネルギー・・です。
「葡萄の精をすっかりワインに閉じ込めた」
ようなニュアンスですが、
「ハッキリ言って・・バキバキに硬かった」
です。
その硬い殻を通り抜けて、黒っぽい果実にスパイス・・例えば炒ったコーヒー豆とか、紫色の極小果実の群生・・などが感じられ、グラスを振ると・・紫色が赤っぽく変化して行く感じがしました。
モルゴン・コート・デュ・ピィは、noisy も数えられないほど飲んで来ていますが、ここまで締まっているヴィエイユ・ヴィーニュは初めてでした。

で・・昨日のテイスティングで「卵型セメントタンク仕上げ」ものが整い始めた・・と言うか、
「相当、整っていた!」
のを確認しまして、余りの激変ぶりに驚いた訳です。
もちろんですよ、noisy も・・
「1カ月くらいで開いてくるはず!」
と書くつもりでは有ったんです。ですが1週間で整ってしまうのを目前で確認しますと・・
「季節の変わり目・・恐ろしい!」
と思わざるを得ませんでした。ビオ的に根の日とか・・も有りますが、そんなニュアンスでは無かったと思います。
ですので、
「そろそろ飲み始めても良い・・かな?」
と言うことで、このピュアでエナジー溢れる100年超のV.V.のコート・デュ・ピィ・・飲んでみてください。これ、完全に開いたら物凄いことになると思います!
● 2020 Pinot Noir Vin de France (Jura)
ピノ・ノワール V.d.F.(ジュラ)
【2本のみです。ジュラですが、ブルゴーニュファンの方も余り意識しないで飲めるはずです。セメントタンク仕込み!】
昨今はお客様から非常に引きが強くなっているジュラのワインです。人気が凄いから後で何とか飲もう・・なんて思っていたデ・ミロワールの鏡さんのワインなど、もういただけないような感じになっちゃってます。
こちらはクヴェグリでは無いので、そろそろ行けるような感じになって来ていると思います。とは言え、2020年ものは集中力が凄いので・・飲まれるタイミングを計りつつ飲んでみてください。
以下は以前のレヴューです。
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【少な過ぎて飲めませんでした。昨今は非常に引きの強い、ジュラのピノ・ノワールを卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ジュラのテロワールを表現しているはずです!】 飲めないのでコメントできません。しかし、2018年のピュア路線、超エキスな味わいを踏襲し、しかも卵型セメントタンクでベクトル変換(半分くらい?)、なめらかな味わいを持ちつつもジュラのテロワールをはっきりと表現しているんじゃないかと想像しています。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。プールサールのコラムをお読みくださいませ。】 昨年のレヴューとエージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にピュアです!ジュラのピノ・ノワール!!】

サヴァニャンやシャルドネとともに、2016年リリースとなったジュラのピノ・ノワールです。
ジュラのワインと言えば、産膜酵母が働き、独特のアロマを形成する場合が有りますが、
「こちらにはそのようなニュアンスは一切無し!」
です。
まぁ、ピノ・ノワールですしね。美しく、やや淡く輝くルビーから、おそらく全房発酵系のアロマ、イチゴのニュアンス。やや暖かめに感じるニュアンスがジュラらしさを感じさせるわずかな証拠か。中盤にはほんのりとタンニン。若いが非常に良い造り。
上記が簡易では有りますがテイスティング時のメモです。ブドーよりもほんのり暖かく、その分、フレーヴァーが載っています。良い出来たと思います。ご検討くださいませ。
● 2020 Chiroubles les un Hauts
シルーブル・レ・ザンオー
【そろそろボージョレ・ヌーヴォーの季節ですが、直近の2020年コサールの再テイスティングで卵型セメントタンク仕上げものが整って来ましたので・・解禁日頃に飲んでみるのも在りかもしれません!】

余り色々な情報を混ぜ込んでしまうと判断が難しくなりますので、まずは8日ほど前の最初のテイスティングで、このシルーブル・レ・ザンオーを飲んだ時の判断をお知らせしますね。
あ、その前に・・この葡萄の供給先は「ダミアン・コクレ」から・・と言うことなんですが、彼はまだ若き・・新進のドメーヌです。
何と、あのジョルジュ・デコンブが義父だと言うことなんですね。なので、バリバリのビオの正当な継承者の一人・・と言うことになります。義父ジョルジュ・デコンブもまたマルセル・ラピエールがお師匠さんですから。その彼、ダミアン・コクレの造った葡萄をフレデリック・コサールがワインにした・・と言うことになります。
やはりエネルギーに満ちた味わいでした。まだ完全には仕上がっていない・・写真も少し閉じたような色彩に見えます。
アロマはとてもピュアで、2020年の他のコート・ドールのピノ・ノワールほどまでは集中はしていないものの、シルーブルのガメとしますと、相当なエキスの凝縮感と軽やかながらもとても充実したミネラリティを感じます。
フラワリーな上方に伸びて行くアロマに、ベリーやチェリーの美しいアロマ、非常にドライながら質感は良く、中盤以降はやや閉じた感じの硬めなニュアンスを感じさせながら収束していきます。

ですが!
どうでしょうね・・やはりこの冷え込んで来て、それが安定しつつある「季節の変わり目」を迎えて、いきなり・・本当にいきなりですよ・・判ってはいたものの、
「・・おい・・こんな短時間で、どんだけ変わって行くのか!」
と言うくらいに・・整い始めました。
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットの美味しいことったら・・!
ですが、クドイようですがレ・シャルモットだって、ポテンシャルの30~40%の表情も出してはいないと思います。それでも美しくて雅びで、甘く無いのに甘美さを感じさせてくれます。
こちらも卵型セメントタンク仕上げですから・・またガメと言うこともあって、ほんの少し重量感が軽めですので、
「そろそろ飲み始めても良いかもしれない!」
と感じています。是非飲んでみてください!お勧めします!
● 2020 Feel Good Skin-Contact V.d.F.(Savagnin)
フィール・グッド・スキン=コンタクト V.d.F.(サヴァニャン)
【ある意味、白葡萄で最高の品種とも言える「サヴァニャンを醸し」で造った、フレッドが最も気合を入れて仕上げた(はず)のキュヴェです。】
ある意味・・物凄い「へそ曲がり」・・じゃないかとも思っちゃいます。
あの・・世界一とも思われる凄い白ワイン・・世界で唯一、チーズに合うドライワイン・・シャトー・シャロンとは真逆に近い醸造法・・ですよね?
シャトー・シャロンは補酒をせずに「産膜酵母」を繁殖させ、かなりのワインを蒸発させることによって出来る「物凄い濃密・・で複雑」なワインですが、産膜酵母が動くことによってのみ・・ワインの酸化を防いでいる訳です。
ところがフレッドはあれだけ樽の影響を嫌っていながら、古い手法に回帰する気なの?と思いきや・・イノックス(ステンレス)タンクは使うんですね。しかも、そのイノックスの密閉性とCo2を使用することで、ワインの酸化を防ぎ、
「シャトー・シャロンとは違う方法で酸素の取り込みを抑え、滅茶苦茶ピュアなサヴァニャンをワインにした!」
はずなんです。
まぁ・・どれほどの揮発酸が生成されたかにもよりますが・・そこのところが確かめられなかったのが残念・・。あとひとつ、これは無いとは思うんですが、イノックス内で産膜酵母が動く?・・ん~・・無いだろう・・。ワインの酵母はほとんどが嫌気性なので、可能性は無くは無い・・などと思っていると開けたくなってしまいます。
思い切り頭を使わされますが、飲んでスッキリしたいものです。気になりましたら是非!・・・ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【少量に付きテイスティング不能でした。ですが、通常の醸造-->卵型セメントタンク、スキンコンタクト、クヴェグリと、高樹齢のサヴァニャンをやりたい放題!・・飲んでみたい!】
このサヴァニャン3種は滅茶興味があります・・飲んでみたいと思いませんか?・・あのシャトー・シャロンの葡萄、サヴァニャンを、
「煮てさ、焼いてさ・・」
の世界です。
ただし、ご紹介させていただく方としましても、35アイテムもキュヴェが存在する・・しかも、
「全く手抜き無し!」
で造っているのが、飲めばヒシヒシと伝わって来るので、ある意味、とても辛い・・(^^;; しかし、滅茶ピュアだと思います。3種を比較して飲めたらきっと楽しいでしょう!ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2020 Volnay 1er Cru Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・ロンスレ
【・・まさに化け物そのもの!・・フィリップ・パカレのレ・ザンディジェーヌ2005年のピノ・ノワール版!・・圧巻です!】

いや~・・凄いです。・・余りこういうのは基本的には好きじゃないんですが、これは・・飲みたい!・・と思いました。もちろんテイスティングですから飲まずにスピットしています。
濃密なカシス!・・積層感が物凄く、超小粒の果実が繊細に、エレガントに存在しています。余りに圧倒されるので・・裏エチケットを確認すると・・なんと、
「アルコール分15度」
ですよ・・。マジですか・・?
noisy の場合、普通ですとまず拒否感が出て来てしまうようなアルコールの強さなんですが、それが実に「しっとり」していて、むしろエレガンスを感じるんですね。
言ってしまえば、
「物凄く高級に仕上げたカシス・リキュール」
と言っても過言では無いんじゃないかと。

でもこれ、5年ほど熟成させたらどんな表情が出てくるんだろう?と思えるようなポテンシャルを感じまして、思い出したのがパカレのレ・ザンディジェーヌ2005年です。
元々はコルトン=シャルルマーニュを名乗るはずだったのが、同じように15度と言うアルコール分でINAOに拒否された、あのイワク付きのグラン・クリュです。
確かにリリース直後のテイスティングでは、
「・・こりゃぁ・・10年は飲めないよ」
と言ってました。
で、10年経過して・・飲んでみたらもう・・びっくり!・・凄い味わいでした。お客様も同様で、
「ザンディジェーヌ2005年・・凄かったです!」
と、エージェントさんに残っていた分を販売させていただき、喜んでいただいたんですね。
ある意味、すでにまとまっている味わいでは有ります。でもこれは5年!・・我慢してください。半端ない世界が見られるかもしれません。
以下は以前のレヴューです。
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【新樽0%から卵型セメントタンク仕込みへと進化した、新フレデリック・コサールの真価が現れているだろう・・ドメーヌワインです!】 数が無いので・・すみません、飲めませんでした。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも飲めていません。新樽20%-->新樽0%へ変更になったドメーヌものです。】 未テイスティングにつき申し訳ありません。このコラム下の「以前のレヴュー」と、2018年ものポマール・ペズロールなどの文章をご参考にご検討くださいませ。ヴォルネイ=シャンパン直下でエレガント系の味わいのようです。
以下は以前のレヴューです。
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【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】
深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。
ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。
以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】 フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2020 Mercurey Rouge les Vignes Franches Qvevri
メルキュレ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・フランシュ・クヴェヴリ
【クヴェグリで仕込んだ貴重なピノ・ノワールです。クヴェグリのキュヴェは生産が非常に少なく、申し訳ありません・・飲めませんでした。】
テイスティング用の供給も断られてしまったメルキュレのクヴェグリです。2019年も、2020年も飲めないような数なら2021年はどうなってしまうのかと、ちょっと心配です。
テイスティングを終え、1週間ほど経過した noisy の今のところの感触では、
「この2~3日の冬を思わせるような冷え込みが安定して来たタイミングで、急激にド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの2020年ものの味わいが安定感を増して来た!」
と感じていて、だいぶ美味しく飲めるようになって来ています。
と言いますのは、19本のテイスティングと申し上げていたんですが、そこからさらに2本、3本と・・追加で開けていまして、
「昨日開けた・・いや、余りに誰も買ってくれないニュイ=サン=ジョルジュのレ・シャルモットとレ・ダモードの存在が有るので、レ・シャルモット2020をテイスティングしてみると滅茶旨かった!」
んですね。
詳細はレ・シャルモットのコラムをお読みいただきたいんですが、こちらは卵型セメントタンクの仕上げですので、この仕上げの方は、飲んでもOK・・いや、もちろんですが、今が最高と言う意味ではありません。美味しく飲める・・と言う意味合いです。
レ・シャルモットの「整い方」には・・noisy もびっくりしました。やはり季節の変わり目の変化の影響は凄いですね・・まだ暑さを感じていた時のテイスティイングと、かなり冷え込んできた時のテイスティングがたった1週間しか離れていなくても・・整い方が全然違うんですから。
ですが、こちらは「クヴェグリ仕上げ」ですんで、それでもまだ早いと思います。来春から・・かな・・(^^;;・・コサールがこだわるクヴェグリ仕上げにどんな意味が有るか、是非お確かめください。
以下は以前のレヴューです。
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【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】--->飲めていませんので以前のレヴューそのままです。すみません。
見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。
コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。
また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、
「古樽でも古樽のニュアンスが付く」
と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。
今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;
● 2020 Nuits-Saint-Georges les Charmottes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット
【試飲分を確保できず飲めていません。2019年はクヴェグリでしたが、ピュアさを出すべくの卵型セメントタンク熟成です。】・・と書いてましたが全く動かないので飲んでみましたら何と!・・めっちゃくちゃ旨いです!

え・・レ・シャルモットを飲ませていただいたのは2022年10月22日です。余りに誰も手を出してくれないので、さらなる経費の出動を決意しました・・(^^;;
で、・・これですよこれ・・この色彩です。
「マジですか?・・前回のテイスティングは2022年10月16日ですよ・・この短期間に、これだけ整ってしまうって・・!」
まぁ、判っちゃいたんですよ・・そろそろだって・・。そろそろ寒くなってきて、寒気が居座ってくるようになってくると・・
「ワインはめっちゃ成長する!」
もしくは、
「人間のバイオリズムが切り替わるからワインの味わいが大きく変化する」
と。
まぁ、あれだけ「不安定な色彩」を見せられましたらね・・
「ん・・とりあえず・・保留」
と、数が少ないワインだとしても躊躇されるのは判るんですよね。noisy だって同じです。エージェントさんが如何に素晴らしい言葉を並べようが、自分の鼻と舌と目と・・で確かめない限り、お客様には自信を持ってお勧めなんぞ出来ませんから。

しかもですよ・・今回のように、
「いきなり1週間弱で良い方向に切り替わった!」
みたいな「良化」なら良いですが、今年も某ドメーヌのシャンボール=ミュジニーなんぞは、
「さっさと飲んでいただいたお客様には大喜びされたものの、少し寝かされたお客様にはクエスチョンマークをいただいた」
のも記憶に新しいです。そう、
「締まってしまった!」
んですね・・しまった・・。
ですが、この・・少なくともレ・シャルモットは年内、滅茶美味しく飲めるでしょう。エナジーもバッチリ・・イメージ的には、
「どこかメオ=カミュゼのNSGを1級並みに滅茶綺麗にした感じ」
にも・・取れます・・(^^;;
ですので、少しタイプは違いますが、このコラムの下辺りにあるはずの「レ・ダモード2020」にも同じことが言えると思います。
いや・・この色彩はちょっとショックです!
「こんなに整ってしまうの?・・あの荒れたように見える色彩が!?」
・・飲むしか無いでしょう!激ウマいです!超お勧めします・・が飲んだので1本減りました。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません・・飲めておりません。】 コサールの上級キュヴェは入荷数が非常に少ないので、飲めるアイテムが限られます。
しかしながら、こちらはニュイのクヴェグリ・・です。ブルゴーニュのど真ん中でここまでやった方は・・noisy は知りません。そしてその出来栄えが気になって仕方が有りません。レ・ダモード2019年の出来を知っていますので余計です。ご検討くださいませ。
以下はレ・ダモードの以前のレヴューです。お間違いの無きようお願いいたします。
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【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】

美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2020 Pommard 1er Cru les Pezerolles
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール
【数あるキュヴェの中で、もっとも仕上がっているのがこれ!・・今飲んでも素晴らしさを判っていただけるでしょう!】

ドメーヌものだから・・なのか、雨が降らなかったからか、それとも何らかの要因が関係したのか判りませんが、2020年もののキュヴェの中では最も仕上がっているひとつ・・と思われるのがこのレ・ペズロールです。
そもそも・・ほとんどのキュヴェが、まだ発酵に由来するアロマに支配されがちなんですが、このレ・ペズロールは、エキスから赤い果実のジャミーなニュアンスと肌理のこまやかなテクスチュア、高域への伸びの良さなど、
「テロワールを感じさせる」
ほどに成長してきていました。
色合いはまだ完全には「抜けて」来てはいませんが、これもまた、
「マンモス・ポテンシャル!」
を持った、
「物凄いエナジー!」
の証拠なのかもしれません。

もし早めに飲まれるようでしたら、しっかり立てて澱を落とし、のんびりとお楽しみください。
途方もないほどのエキスの充実さから、ぶどうのパワー、エネルギー、天と地・・と言いますか、宇宙の不思議みたいなものも包括して放出してくれているような感覚を受けます。凄い出来だと!・・是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【未テイスティングにつき・・申し訳ありません。】 もし売れ残るようでしたら、真っ先に飲みたいのがこのワイン!・・です。決して重くならない・・軽やかさに真っ赤な果実がスパイシーにエレガントに香る(はず!)のペズロールです。もし飲まれましたらご感想などお寄せくださいませ。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】 非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2020 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
【毎年素晴らしい味わいを見せてくれた、村名とは思えないレ・シャン・ペルドリですが2020年ものはテイスティングがついに途切れました・・】
2018年ものも飲めなかったんですが、それでも・・noisy 本人は「どうしても飲みたいキュヴェ」のひとつだったんですね。ですが、サンプルで購入できる資金が少なく、またどうしても飲みたい「モレ=サン=ドニ・モン=リュイザン」との関係で・・
「赤のトップ・キュヴェを選ぶしかなかった」
と言う訳です。
テイスティング出来なかったので一般論ですが、いつも凄くバランスの良い見事な味わいに仕上がりますので、
「比較的早めに飲んでもそれなりには行けるはず」
では有ります。
ですが、新樽による酸化熟成が回避されていることで、しばらく寝かせることが前提です。非常に希少です。是非お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・2018年までのコサールのヴォーヌ=ロマネはもう・・忘れてください。】
圧巻です。滅茶美しい!・・そして、エレガンスが物凄いです!
2017年までのコサールのヴォーヌ=ロマネ(2018年ものは飲めなかったので)とは、もう全く異なります。
どちらかと言いますと、2017年まではしっかりパワーのある味わいだったかと思うんですね。
しかしながら2019年ものは、「エレガンスが物凄い!」と感じてしまいました。
これなら・・このシャン・ペルドリと言う畑が、あのラ・ターシュ(レ・ゴーディショ)の上部に接していると言うことが判る・・と言うか、かなり近くに感じるんですね。
圧巻でした・・これはまた飲みたい・・(^^;; コサールのシャンボール以上のワインは、本当に半端無いです。お早めにゲットされてください!
以下は以前のレヴューです。
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【あの素晴らしいヴォーヌ=ロマネがどうなっているのか・・こちらも2~3年古樽、未テイスティングです。】 まぁ、コサールのヴォーヌ=ロマネを飲んだことが有る方は、余りのテッカテカな美味しさにビックリされたことと思います。
でもコサールにとっては、それでも、
「余分なものが付加された味わい」
だったのだと想像します。
その「余分なモノ」の無いピュアな味わいがする・・はずです。
以下は以前のレヴューです。
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【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】
写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2020 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【申し訳ありません。予算不足で飲めませんでした。ニュイの2つのキュヴェはアルコール分13.5度と通常年と変わらない仕上がりです。】
以下は以前のレヴューです。
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【毎年、ヴォーヌ=ロマネやシャンボールなどの他の村名から置いて行かれてましたが、2019年ものはエレガンスが備わった比較パワフルタイプで一段と地力を見せつけています!】 必死に撮った写真を探したんですが見当たらず・・・申し訳ありません。テイスティング済みです。
2019年もののレ・ダモードは、1級にならない部分の村名の畑の、真の姿を透けて見せている・・しかも、相当にヴォーヌ=ロマネっぽさと、シャンボール=ミュジニーが持つフラワリーな香水のようなアロマをも持っていて、土っぽいニュイ=サン=ジョルジュと言うのは、
「もしかしたら、造り手が力業に持って行ってしまった証拠?」
とさえ思えるような、上品で軽やかなニュアンスも同時に持っている・・と感じました!・・これ、相当美味しいです!・・写真が無くて申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】
美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2020 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【2020年ものも飲めませんでした・・が、こちらもアルコール分11.5パーセントで早飲みを狙うなら狙い目です!】
「灼熱のコート・ド・ニュイ、シャンボールが劇的にエレガント!」
だったら・・・これはもう、涎が出て来てしまいますよね。
ジュヴレからモレ辺りに掛けて8月下旬に振った雨の性で、それまでギッチギチに凝縮していた葡萄に、わずかに緩みが出たそうです。これはモレ村名にも同様ですが、アルコール分が11.5%ほどと高く出なかったキュヴェです。
昨今は温暖化の性で12.5度なんて低いアルコール分には中々出会えなくなって来ていますが、11.5度ですから・・相当にエレガントな仕上がりになっているはずでして、完全には仕上がっていないにせよ、
「早く仕上がるに違いないタイプ」
であると思います。
もちろん、エキスの充実度は半端ないことは、ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ 2020のテイスティングで確認できていますので、モレ村名と共に早飲みが可能かと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【飲めていません・・すみません。】 毎年、ヴォーヌ=ロマネと出来を争うシャンボール村名です。
2019年ものは出来が半端無いので、こちらも相当に凄いと予想しています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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こちらも2~3年古樽です。何も足さない、何も引かない・・の精神の表れがワインに出ていると思います。古樽ですので、余計な味わいは乗って来ないと思います。コサールの村名ワインって、滅茶美味しいですが、シャンボール村名はいつもトップ3~5には必ず入っていたワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】
もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2020 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ
【テイスティング用購入も拒否されるほど少なかった超希少なキュヴェですが、おそらく・・もっとも早く美味しくなる上級キュヴェだと思います!】
おそらく、最も入荷の無かったキュヴェでしょう。サンプル提供(買うんですが・・)もダメとのことで、また飲めませんでした。もし残る様ならお正月に・・と言うような淡い期待を持っていますが、
「このキュヴェは、おそらくもっともエレガントで、一番最初に美味しくなるに違いない上級キュヴェのひとつ!」
じゃないかと想像しています。
なぜって・・クヴェグリ仕上げでベクトル変換出来ているでしょうし、少雨の影響を受けたに違いないんですが、
「なんとアルコール分が11.5パーセント!」
と、2020年もののシャソルネイ、コサールのキュヴェの中で最低のアルコール度数なんですね。
「劇的なエレガンスが待っているかもしれない!」
2020年ものです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはクヴェグリ使用の村名!】 未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。
古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。
畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】
何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2020 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【まるで仕上がって無いグラン・クリュのような振る舞い・・ですが、繊細さとピュアさがせめぎ合ってポテンシャルを抑え込んでいるような・・今飲むならある意味、物凄いシュチュエーションに出会えます!】

例えば発酵途中のワインの味わいだったり、マロラクティック前の酸が尖がって暴れている味わいだったり、マロ中の何とも不思議な乳酸っぽさの有る味わいとちょっとすえたようなアロマだったり・・は、そう簡単には味わえないものですよね。
その昔は色々な生産者さんがおられまして、物凄いワインにする人もいれば、
「・・なんだこれ・・」
みたいな・・ちょっと醸造の腕に不安を覚えるようなことにも出くわしました。案の定では有りますが、
「・・あ、あの造り手・・止めたそうです。」
と・・誰とは言いませんが、何度かそんな場面に出くわしています。
noisy もまた・・日本酒を造りに行ったりしてましたが、何をするにも「頭と感性」が必要なんだな・・と思うことばかりで、次に何をやるかも頭に入れておきながら、目の前の大桶の状態の変化を気にしつつ・・みたいな、物凄い経験でした。
グラスの写真を見ていただくと判りやすいかと思いますが、
「これでも結構長くセラーの中で立てて置いた」
んですね。それでも「不透明感」が有り、内に籠った感じがバリバリに出ているように見えます。

ですが・・
「(うわ~・・すっごい!)」
と、思わず声が出そうになってしまうほどのエネルギー感です。しかも繊細さもしっかり伝わって来ますし、クロ・ド・ラ・ロシュ的な「ハードな岩」・・ハード・ロックですね・・つやつやしたテクスチュアも感じられます。ミネラリティも凄いんですが、これだけエキスの凝縮感が有りつつ、未完ゆえの荒れも有りつつ、それでもエレガンスをしっかり感じさせるのは・・滅多に出会えないかと思います。
他のワインと比較しますと、2019年ものと比較しても色合いがそれほど強さを持っていないですよね?
そうなんですよ・・冒頭にも書かせていただきましたが、おそらくこのキュヴェは、収穫の3日前ほどに20~30mlほどの少雨に合ったそうです。ですので、
「水分を吸収して僅かに緩んだ」
んですね。
通常のヴィンテージなら、薄まるのを嫌がるものですが・・おそらくコサールは、
「これ幸い」
とばかりに・・雨が上がって、葡萄の粒に付いた水分が乾いたら・・早々に仕込んだんだと思います。結果的には良かったのか悪かったのか、中々判断が難しいですが、
「とんでも無いポテンシャルを隠しているヴェールが少し和らぎ、その本性を判りやすくした!」
のは間違い在りません。なので、すでにエレガンスが感じられるのでしょう。因みにアルコール度は12.5度でした。
素晴らしかった最高の出来の2019年ものを凌ぐに違いない・・化け物的モン=リュイザン2020です。早々に飲んでも良いですがちょっと勿体ないかと思います。ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【2019年、大きく進化したフレデリック・コサールの代表作です!】
圧巻の味わいでした。ミネラリティに満ち・・しかし、全く嫌味のない美しさが感じられます。これでモレ1級だとは思えないほどの美しさです!
2018年以前も美味しかったんですが、2019年ものには全く適わない・・そう感じてしまいます。
こちらはクヴェグリではなく卵型ですが、非常に滑らかで美しい・・です。クヴェグリにするとどうなるのか・・が気になってしょうがなかったんですが、さすがにもう一方のクヴェグリのモレ=サン=ドニまでは開けられず・・すみません。
飲めた方は幸せだと思います。このとことんまで美しい姿を、コサールは追求していきたいのだと思い知らされました。是非飲んでみて下さい!超お勧め・・です。
以下は以前のレヴューです。
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【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。
2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。
しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・
「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」
と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。
ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。
「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」
なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、
「早くからの官能さは取り辛い」
と思ってください。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】
物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2020 Volnay
ヴォルネイ
【これは旨い!エレガンスとエナジーが釣り合った・・もっとも仕上がっているキュヴェのひとつです!】

ヴォルネイって美味しいですよね・・と言われるようになってきました。なんだか隔世の感が有ります。昔は売れなかったですよ・・本当に!ざっくり言ってしまえば・・やや軽めのヴォーヌ=ロマネ..と言いますか、ヴォーヌ=ロマネをエレガントにした感じ・・に思えなく無いでしょうか。細かいことを言いますと・・
「全然違う!」
と言うことになってしまいますが・・それでもブルゴーニュワインファンの方々が、コート・ド・ボーヌのヴォルネイやポマールに興味を持つようになって下さって嬉しいです。
で、このマンモス級の2020年のド・シャソルネイのワインに有って、
「セメントタンクものとクヴェグリの比較が出来る、比較的リーズナブルなワイン」
がこのヴォルネイですね。サン=ロマンも出来ますが、よりメジャーなアペラシオンですから・・受けもよいかと思います。

積層感のある、少し暗めで濃い目の色彩です。味わいはむしろ、あっけらかんとした明るいヴォルネイの特性を感じさせています。
しかし、2020年もののド・シャソルネイのエナジー感は半端なく、エレガンスと相反するはずのエナジーの強さが両立しているように感じる訳ですね。
ですが結局はまだ、完全には仕上がっていない・・と言うのが正直なところです。他のキュヴェに比較しますと、
「とんでもなく飲みやすい!」
ことに気付かれると思います。
ですので、ド・シャソルネイの2020年の他のキュヴェも、
「このヴォルネイのような方向性を持っている!」
と感じる訳です。
凄い出来になったと思います。可能でしたら是非、クヴェグリと比較してみてください。旨いです!
以下は以前のレヴューです。
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【ヴォルネイの村名が持っている明るさ、赤い果実のエレガンスを最高の状態で表現できていると思います!】
以前のコサールのヴォルネイは・・もう忘れてください・・(^^;;・・すみません。それ位、素晴らしいヴォルネイ村名です!
中域がふっくらとした美味しいヴォルネイに、まるでシャンボール=ミュジニーのワインのような、高域に伸びて行く香水のようなアロマが有ります。シャンボールはもっと黒が強かったり、白っぽいミネラリティが載っていたりしますが、このワインは「赤系の香水」に感じられます。
ただし・・2019年のコサールの赤ワインは、この「シャンボールのような」と言う表現を全品に付けたいほど、高域に伸びて行く素晴らしいアロマがあります。それは、クヴェグリも卵型も同様なんですね。テクスチュアと柔らかさが異なるとは思います。
これがやりたかったんだと、スッピンのブルゴーニュ・ピノ・ノワールの美味しさ、是非感じてみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】 ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2020 Volnay Qvevri
ヴォルネイ・クヴェヴリ
【とてもエレガントで今も美味しい村名ヴォルネイとは裏腹・・まだ仕上がってはいません。もう少し待ちましょう!】

まだ仕上がって無いです。ですが・・
「凄いパワー感!漲るエナジー感を閉じ込めている!でもエレガントな液体!」
と言うような、ちょっと普通だと有り得ない・・両立しない表現をしなくてはならなくなります。
ですが、そんな何年も・・と言うよりは、半年くらいか・・もしくは1年ほどで、ある程度出てくるんじゃないかと思います。
まさに閉じたような・・暗い色彩ですよね。
もし飲まれるのでしたら、あっけらかんとして飲めるクヴェグリじゃない方のヴォルネイからお楽しみください。

クヴェグリは今のところ未達・・ですが、それでもこの「凄さ」「ピュアさ」と共に、もしかしたら、コサールの考えていることが伝わってくるかもしれません。noisy 的には、村名ヴォルネイの通常キュヴェ(セメントタンク)とクヴェグリの比較が非常に面白かったです。ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【飲めていません。申し訳ありません。】すみません、こちらも飲めていません。ですが、クヴェグリの使用で、エレガンスと柔らかさが出てくると、その畑の個性が丸裸になる・・と言いますか、元の葡萄の姿をそのままに映し出してくれているような気がします。
サン=ロマン赤のクヴェグリと卵型でも良いので・・比較してみると、良く判るかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】 ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2020 Gevrey-Chambertin les Genevrieres Qvevri
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ
【非常に希少なニュイ村名のクヴェグリです!・・そして唯一、今飲んで滅茶旨いクヴェグリ!素晴らしい仕上がりです!】

このジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール2020年を飲んで、ようやっとフレデリック・コサールがクヴェグリにこだわっている理由が判ったような気がしました!・・このキュヴェは今から飲んでも美味しさが最も伝わって来る唯一のクヴェグリのキュヴェです。
ようやっと飲めたジュヴレのクヴェグリですが、このレ・ジュヌヴリエールと言うリューディは、地図上をいくら探しても出て来ません。それもそのはず・・今は「ルニアール」の名前で統一されているんですね。
で、ルニアールと言いますと・・ギイヤール・・ですよね?・・面白い結果が出て来そうな気がするでしょう?
このレ・ジュヌヴリエール(ルニアール)は、1級プティ・シャペルの下部に有ります(接してはいない)。グラスの色彩を見ますとやや淡いルビーで、まだ完全には落ち着いていないようにも見えると思いますが、意外や意外・・このジュヴレのクヴェグリ2020..めっちゃ美味しいんですよ!
どうやら収穫の直前に僅かな雨が降った性で、それまでの酷暑による凝縮度が幾分弱まったようなんですね。
通常ですと・・
「・・薄まっちゃったのか~・・」
とガッカリするところでは有りますが、8月28日が収穫日ですから・・まだ8月ですよ・・よほど日照がキツイ夏だったと想像されます。
なので、
「普通の考え方だと、雨で薄まったら乾いた後、しばらくは時を置く」
可能性も有りますよね。
でも・・それじゃダメ・・と言うことなんでしょう。仮に若干薄まったとしても収穫時期は「ただの一点」しかない・・そう考えていたと思います。だからむしろ、
「恵みの雨」
と思ったはずです。

味わいの密度は、やはり他の上級キュヴェよりは僅かに劣りますが、その分・・
「充実したピュアな果実のエレガンスを今でもたっぷり感じられる!」
ので、
「・・美味しい・・」
と思わされてしまう訳です。
しかも、この数日の寒さの安定が有ります。ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020の整い方を確認させていただきましたから、
「今から飲んでも良いのは、クヴェグリではこのジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール!」
でしょう。
もちろん、ポテンシャルも素晴らしいです!・・是非トライしてみてください。お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【非常に希少なコート・ド・ニュイの村名のクヴェグリ!・・激レアです!】 すみません・・飲めていません。ですが、コサールは、葡萄のポテンシャルや畑の個性により、
「クヴェグリと卵型コンクリートタンクを使い分けている」
と感じます。
パワフルだと思われる葡萄にはクヴェグリを、エレガント+チャーミングだと思われる葡萄には卵型コンクリートタンクを・・使用していると想像しています。違っていたら申し訳ありませんが、もしそうだとするなら、
「このジュヴレはパワフル系・・」
と言うことになりますよね。
残念ながら確かめることは叶いませんでした。お客様ご自身で是非、お確かめいただきたい・・そう願っています。
以下は以前のレヴューです。
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【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)のクヴェグリです!】 こちらはクヴェグリです。ベクトル変換が出来ているはずです・・が、飲むタイミングはそれだけでは決まらないので、やはり少し休めてからが良いかと思います。
なお、コサールのクヴェグリワインですが、ジョージアのワインのような蜜蝋(みつろう)のちょっと違和感の在る香りは皆無です。そもそも蜜蝋は使用していないとのこと・・・そりゃそうですよね・・変な香りや味わいを付けたくないからクヴェグリを使用し始めたんですから・・ご検討くださいませ。
以下は2017年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。(クヴェグリではありません。)
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2020 Savigny-les-Beaune les Gollardes
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【すみません・・2本だけの入荷でした。】
以下は以前のレヴューです。
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【すみません..飲めていません。】 コサールのワインで最も濃密だったワインですので飲みたかったんですが、相当・・数が無いようです。エージェントのヴァンクゥールさんも、
「2019はホント、無いんです・・」
と言ってました・・無いと言われると欲しくなるのが人情・・そして、サン=ロマンの赤の素晴らしさを知ってしまうと、以前のコサールのトップ・キュヴェだったこのワインが気になっています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【コサールのラインナップの中では1~2位を争う濃い目の味わいです!】 こちらも飲めずにすみません・・昔は2ケースとか..少なくとも1ケース、来ていましたが、2018年ものの入荷はなんと・・
「2本」
です。
なのでテイスティングするのも憚られてしまうんですね・・。申し訳ありません。こちらは新樽20%から古樽100%へ、新樽不使用になっています。
以下は以前のレヴューです。
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いつも美味しい・・とてもサヴィニークラスとは思えない出来でビックリさせられるワインですが、エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!】

やや黒味を「帯びた果実。少し濃いめの美しいトーン。サンーロマン同様とても純でピュア。やや重量感が備わる。とても健康的でやや大柄。黒系有機物の表情がやがて出て来るだろう。瑞々しく力強い。13.5%
これは美味しいです!かなり仕上がっています・・がやはり1カ月ほど休ませてあげてください。皆さんが思っているような、
「桜のような印象のサヴィニー」
とは全く違います。お勧めです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【大変身の2014年!・・素晴らしい仕上がりになったゴラルドです!ピュアです!】 実はこのワイン、コサールの大変身を確信したワインです。ブルゴーニュ・・オート=コート・・サン=ロマン・・オーセ=デュレッスと飲んできてのサヴィニー・ゴラルドです。
本来は非常に熟度が高く、まったりとした深い味わいの・・そしてもう少し色が「暗い」方向に行ってました。それが、
「ビックリするほどピュアな赤紫」
だったんですね。それも、ブル、サン=ロマンとは全く違うんです。サン=ロマンはいつものコサールですが、このゴラルド、オーセ以上は、
「生まれ変わったコサールのワイン」
です。
仕上がりが良い年は、誰もが欲しいので・・・どうしても取り合いになってしまいますが、数量は限られ、基本前予約のような形になっているため、我々ワイン屋も苦労します。反面良く無いと判断した年は・・判りますよね・・。で、2014年シャソルネイは「買い」の素晴らしい味わいでした。
例年よりも淡い色合い。収穫を少し早めたはず。透明感のあるミネラリティがたっぷり有り、総熱量は例年よりも少ないが非常な美しい酸がある。エキスがたっぷりでピュア。まるで他人が造ったようである意味新鮮。とても驚いたワイン。
どうでしょう?・・変身したピュアなコサールのワインを是非お確かめください。お奨めします!
以下は2012年のコメントです。
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【毎年旨いが2012年も磐石!!】
柔らかさのある酸味が特徴の2012年、シャソルネイ・コサールのワインにあって、ゴラルドはハツラツ感満載の美しい冷ややかな酸がたっぷり。若くもバランス良く、しかもキッチリ熟した葡萄の味わいがとても良く、美味しい感を増幅させる。将来的にワイルド感が出てきそうな雰囲気が奥にある。
何故か今ひとつの人気のゴラルドですが、毎年とても旨いです。薄く桜色をしているサヴィニーでは有りません。
● 2020 Bourgogne Pinot Noir Bedeau Qvevri
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー・クヴェヴリ
【ブドーのクヴェグリは少し寝かしましょう!・・でも、「すでに整った疑惑」も考えられます!】

まぁ・・単に「ブドー」と言うことですと、2019年ものがピュアで滅茶美味しくて、それまでの根暗な味わいからの見事な脱却を喜んだことを思い出します。
2020年もののクヴェグリでは無いブドーは、2019年ものの路線そのものをさらに発展させたかのような見事な味わいで、今飲んでも美味しいですし、今後10年以上の熟成も期待できます。
で、このクヴェグリですが・・今はちょっと硬いですね。2020年物の写真は余り寄った写真が撮れなかったので判りにくいかもしれませんが、やや「くすんで」見えるんじゃないかと思います。
そう、ちょっとまだ出て来ていないんですね・・
ただし、
「とんでもなくピュアでミネラリティが半端無い!」
のが良く判る状態です。
この「くすんだように見える」色彩が、ちょっと「抜けるように」なって来た段階で、
「飲み始める!」
のが良いと思うんですね。
そうすれば、クヴェグリにこだわり、ミネラリティの出にこだわるコサールの気持ちが良く伝わってくると思う訳です。

で・・お決まりになってしまうんですが、この何日かの寒い日が安定して来た時期、
「多くのワインが整い始めた!」
のを確認しています。
noisy は時折コラムで書いていると思いますが、
「夏の暑い時期が終わって寒くなってきた頃からが飲んで良いタイミング」
みたいなことを言っています。
で・・ド・シャソルネイ&コサールのご案内が2度(もしかしたら3度)に分かれてしまった、たった4日ほどの間が・・その「切り替え時期」にハマってしまったんですね・・。
なので、お客様も・・
「飲んでいいのかダメなのか、ハッキリせい!」
とお困りかもしれませんが、noisy もまた・・
「二度に分けることになってしまって・・まさか、このタイミングで整ってしまうとは!」
と、困ってしまったんですね。
まぁ・・判った以上は書かない訳には行かないので、
「エナジー溢れる2020年のド・シャソルネイ&コサールのワイン、一応・・もう飲めなくは無いです!」
と言っておきたいと思います。
ただし成長具合はキュヴェによります。
卵型セメントタンク仕上げはOK、クヴェグリ仕上げは・・慎重に・・。そして、白は意外に思えるかもしれませんが、下級キュヴェはOKですが上級キュヴェは成長が遅い・・そう思ってください。
素晴らしい出来になった分、やや閉じていたクヴェグリのブドーです。この先はお客様にご確認いただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】
今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2020 Feel Good Van de France(Jura Savagnin)
フィール・グッド V.d.F.(ジュラ・サヴァニャン)
【エナジーをワインに昇華し物凄く成長して来ました!マリアージュが優しい最高の食中酒だと思います。ポテンシャルも素晴らしいです!】

寒い時期が安定して来て、ちょうどニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモットをテイスティングして、余りの大変化を目の当たりにした・・その前日に開けたのがこれ、サヴァニャンのフィール・グッドだったんですね。
全19アイテムのテイスティングをしたのが10月16日で、こちらが10月21日(実際は日が変わって22日)なので、5日しか経過していませんでした。
しかしながら、このフィール・グッドをテイスティングして・・
「・・あれ?・・」
と思ったのを覚えています。16日の19アイテムのテイスティング時の、コサールの白ワインの状況とちょっと違っていまして、結構・・落ち着いていたんですよ。グラスの色彩を見ていただいても、まだ少し安定し切ってはいない感じが見えると思いますが、16日の段階では白は相当・・仕上がって無い感がバリバリでした。
「(ジュラ系は・・仕上がりが早いのかな?)」
と、その時は余り深くは考えませんでしたが、翌日にニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット2020をさらにテイスティングして・・驚いた訳です。
「・・あ、そうか・・ちょうどそういうタイミングだったんだ・・」
とようやく理解したんですね。寒かったですよね・・。

で、開けたては少々締まり気味でした。香りはふんわりと濃密さを少々感じさせてくれました。終盤にちょっと酢酸系の香りが有るものの、味わいの方はほとんど浸食していない状況です。
少し時間が経って温まって来ますと・・いや、良いじゃないですか!・・ほのかなオレンジ、黄色い柑橘、ほんの僅かに蜜っぽさ・・。そして滅茶ドライな味わいながら、何とも妖艶なニュアンスも出て来ます。
驚いたのは・・食とのマリアージュです。凄く包容力が有るんですね。繊細なもの、オイリーなもの、パワーのあるもの・・すべてにマッチしてくれる感じがしました。
まあ・・noisy の場合は、お漬物にもオリーブオイルを少々振ってしまいますんで・・あ、これ、美味しいんですよ。ワインにも凄く合いますし、和食の漬物が状況によって美味しいマリネ風になったりします。
またこれはサヴァニャンと言う力のある葡萄だからこそ・・フレッドの秀逸な感性が有ってこそなのでしょうが、
「果実を生臭くしない」
感じがまた、和食系の食にもマッチしているんじゃないかと思います。
さらに日が経過していますので、そろそろ飲み始めても良いんじゃないかと思います。少し品温が上がり始めた頃が実に良いです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【少量に付きテイスティング不能でした。ですが、通常の醸造-->卵型セメントタンク、スキンコンタクト、クヴェグリと、高樹齢のサヴァニャンをやりたい放題!・・飲んでみたい!】
このサヴァニャン3種は滅茶興味があります・・飲んでみたいと思いませんか?・・あのシャトー・シャロンの葡萄、サヴァニャンを、
「煮てさ、焼いてさ・・」
の世界です。
ただし、ご紹介させていただく方としましても、35アイテムもキュヴェが存在する・・しかも、
「全く手抜き無し!」
で造っているのが、飲めばヒシヒシと伝わって来るので、ある意味、とても辛い・・(^^;; しかし、滅茶ピュアだと思います。3種を比較して飲めたらきっと楽しいでしょう!ご検討くださいませ!
● 2020 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【これは旨い!・・ド・シャソルネイ時代のキュヴェを通しても最高の出来でしょう!】

凄く良かったです~!・・ドすっぴんのブルゴーニュ・ピノ・ノワールが、凄いレベルのエナジーを持って迎えてくれます!・・しかも、今飲んでも結構に美味しく飲めるんですね・・。
で、この2020年のブドーの出来だけを言いますと、
「史上最高の出来!?」
と言っても良いんじゃないか・・と思えるんですね。
この3年ほどは一貫して、ピュアでナチュラルな味わいを、何の化粧もさせないようにして来たフレデリック・コサールですが、ようやく集大成として・・と言いますか、2017年以前の自身のワインを否定するかのような・・?・・素晴らしい出来になったとも感じています。
noisy 的には・・このブドーがドメーヌものでは無くなった時から・・でしょうか。ピュアなフレーヴァーが少し減少し、マロラクティックでちょっと弄り回す・・そんなイメージが合った訳です。
ですので、リリース直後はいつもそんなニュアンスが受け取れましたので、
「もっと・・直球で良いんじゃないのかなぁ・・」
と思っていたんですね。

2018年もの頃からは、そんなイメージは払しょくされた感じがします。
「そう言えば・・リアルワインガイドも、梅こぶ茶風味・・なんて言わなくなったなぁ・・」
と思うでしょう?
まぁ・・梅はプルーンだとするとその風味は無くは無いですが、
「少なくとも・・こぶ茶・・は無くなった!」
ことは言えます。めっちゃピュアです!
価格もほぼ、昔の村名並みになっていますが、
「品質はそれに確実に見合う!」
と言って良いと思います。
ちょっと見辛いかもしれませんが、「昔のブドー」のグラス写真と比較してみてください。昔のはちょっと「どんより」していると思うんですね。2020年は「活き活き」としているように見えました。
もちろんですが、今飲んでも美味しいです・・が、今が最高の到達ポイントでは在りません。ただし、この冬到来で・・ワインが整い始めていますので、
「さらに美味しさを増している」
とも思います。是非飲んでみてください!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】
今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2020 Chardonney Van de France(Jura)
シャルドネ V.d.F.(ジュラ)
【申し訳ありません、入荷僅少に付きテイスティング不能でした。ブルゴーニュならグラン・クリュ並みの反収の葡萄です!】
こちらも飲めませんでした。卵型セメントタンク仕上げですので、超マイルド+超ピュアな味わいかと思います。
● 2019 Zizifredo Skin-Contact V.d.F.Blanc
ズィズィフレッド・スキン=コンタクト V.d.F.ブラン
【少な過ぎて飲めませんでした。こちらも卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ローヌからの葡萄を表現していると思います。】
スキンコンタクトしたローヌの白・・とだけ言って良いかどうかは判りませんが、敢えてフレッドがローヌの葡萄を入手している意味は在る・・と思います。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2019 Saint-Romain Combe Bazin Qvevri Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・クヴェヴリ・ブラン
【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】

コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【こちらはジョージア産のクヴェグリを使用してベクトル変換が行われた(と思われる?)馴染みやすいピュア&ナチュラルなサン=ロマン白です!】

何しろ30アイテム以上もご紹介するとなると、書くだけでも・・いや、エージェントさんの資料を掲載するだけでも、相当な労力になって来ます。まして全て試飲するとなれば尚更・・ですが、流石に30アイテム以上は無かったですが、十数年の長きに渡り、ド・シャソルネイのテイスティングを続けて来たことも、そしてご紹介をしてきたことも、奇跡と言えるようになるのかもしれません。
2018年は彼にとっても大きな転換点となるヴィンテージになりました。2017年ものの「クリアな」色合いと、2018年ものの「やや乳白なものが混じったような色合い」は、飲む者にとっても全く異なる印象を与えます。
しかし実際に飲んでみると、やや思いつめた内向さのようなものを感じるが超ピュアな「ノン・クヴェグリ」と、外観からは予想もつかないが、より外向さを感じさせる自然な膨らみを感じさせる「クヴェグリ」・・と言う点を置いては、現時点では・・
「さほどは違いは無い」
と言えるかもしれません。
もっとも、クヴェグリ入りのこのワインは、時間を置くとオレンジ色に変化して行く度合いやスピードがやや速いようにも感じます。
仲間の中でビオ嫌いの者は、余り気に入らなかったようにコメントしていますが、大方は好印象の者で占められたのげ現実でした。ワイン屋同士での話しです。
なので、もしビオが嫌いだと自認する方は、クヴェグリは厳しいかな・・と思いますし、若干なりとも許容できる方でしたら、おそらくほとんど気にならないレベルだと思います。
また、時間が経過しますとオレンジ系へと変わって来ますが、その変化も実は楽しいものの、嫌いな方にはシャットアウトされてしまうと思いますので、
「ご自身の好みで飲み方を決めるのが吉!」
とするのが良いかと思います。
しかしながら・・これも、「モンラッシェと同じ土壌」のワインですから・・古代の良質な白ワインがどのようであったか・・とか、ピュアで上質なワインの本質はどうか・・とか、
「すっぴん美人のシャルドネとはどういうものか?」
など、中々に答えを見つけられない難問の回答に成り得るワインかと思います。
美味しいと思える方には、とんでもなく美味しいワインでしょう。ご検討くださいませ。
【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】

ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2019 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【村の西にある丘の村名ですが、常に1級並みの味わいを見せるワインです。】--以前のレヴューです。古樽ではなく卵型セメントタンクです。すみません。
こちらも古樽仕上げです。今までにも何度か同じようなことを書いてはいるんですが、このワインも実は・・結構にミステリーなんですよね。
基本的にボーヌ・レ・ブレッサンドは1級畑です。ちょうど村の西側の丘の麓から斜面になっている辺りです。相当に「岩壁」を思わせる地形です・・。
でもこのワインは「村名」です・・不思議でしょう?
考えられるのは2つ。1つは「格下げ」です。でも畑名が入っての村名ですので、他の畑のものは混ぜられないので、純然たるレ・ブレッサンドであれば1級ですから、これは無いかと思います。
2つ目は、新たに開墾した土地で1級の認証が取れていないパターンです。これだと以前の地図には無い畑が相当しますが、実はこれは見つけています。高い位置では無いんですが、元々は何らかの理由で Bois(森) とか Friches(荒地)にしかならなかった、ほとんどが人力での開墾が難しかった土地です。現在のパワーショベルとか・・で、ようやく開墾できるような感じの土地です。
ですが・・結構にそんな土地のシャルドネが美味しいことは、皆さんも経験済みですよね?・・ショーム・ド・ペリエールとか・・言ってしまえば、かのクロパラも・・ピノでは有りますが、葡萄が植わっていた訳では有りません。
今までの経験から、このワインは非常にポテンシャルが有り、しかも価格がリーズナブルなことは判っています。古樽仕上げのピュアな味わいに、ホメオパシーならではのナチュラルさが加わった超熟なシャルドネに仕上がっているはずです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】 申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
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え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2019 Auxey-Duresses les Crais Blanc
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ブラン
【誰もが想像しえない味わいになっていると思います!素晴らしい!】

あの硬くタイトな味わいのオーセの白・・・まるで「コルシャルか?」などと言っていたオーセですが、いまやもう・・その姿はどこにも有りません。
ソフトでしなやかな、ふんわりと少し襞を感じる・・もうビックリです。しかも、以前時折感じた、
「小手先の技術で弄りたがる感じ」
は全く皆無です。是非驚いてください!超お勧めです。(コメントが短くてすみません・・)
以下は以前のレヴューです。
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【同じドメーヌものでもサン=ロマンのようにクヴェグリにはしなかったオーセ白です。】「ワインとはどう在るべきか?」
おそらくフレデリック・コサールは常にそう、自身に問いかけ続けていたと思います。ホメオパシーによるワイン造りは、造っている本人ですら、
「何がどうなっているからこのようにすべきである」
のように詳細には・・おそらくは理解していない・・できてはいないと思います。noisy も、かのルドルフ・シュタイナーの著作を何冊も目を通しましたが、何度読み返しても理解はさして深まりません。余りに抽象過ぎたり、余りに詳細過ぎて、全体像が見えてこないんですね。
結局は、
「ハンドパワーです!」
みたいな・・超能力とか、神秘な世界とか、この世の真相とかに触れることになり、結局のところは良く判らない訳です。
ですので、「根の日だから瓶詰しよう・・」とか・・ビオ・カレンダーに沿って、禁忌を破らないようにとか、去年そのようにして上手く行ったから・・とかの経験による裏付けを吟味しつつ、変化させてきたものと推測します。
いや・もしかしたら彼は超能力者なのかもしれませんが。
まるでコルトン=シャルルマーニュ風な味わいを見せるオーセ=デュレッス・レ・クラですが、新樽不使用により、より果実の味わいに長けたピュアな味わいに仕上がっていると思われます。
さらには、あれだけ美味しかったこのワインの味わいは新樽30%によるものだったので、古樽のみの2018年ものは相当に変化しているものと思われます。
ですので、もし残るようでしたら、お正月にでもこのワインを飲んで確認したいと思っています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【「えっ?・・これ、オーセデュレッスなの!?」と思われるに違いありません!・・勿体なく無ければ今すぐ飲んでみるべき!!】
いや~・・驚きました。こんなことは今まで無かった・・オフコースの小田さんの歌声が聞こえて来てしまいました・・♪♪
まぁ、もうどうでしょう・・十数年に渡って毎年ド・シャソルネイのワインをテイスティングしている訳ですから、ある意味、ある程度想像をしてからテイスティングに臨んでいる訳です。
なので、その予想を大きく裏切られると驚いてしまうんですね。
で、何に驚いたかと言いますと、
「柔らかなテクスチュアと表情をしっかり放出している姿にビックリ!」
したんです。
昨年の2016年ものの時もそうです。「現状はやや硬め!3年置いて・・云々」と書いてます。ですが、noisy のテイスティングメモには、
「例年の硬さは無い。やや柔らかなテクスチュアから見事な果実感が目立つように感じられる。」
と書かれています。
だから、こんなことは今まで無かった♪♪ んです。どうしちゃったの?・・と言う感情なんですね。
勿論、そんな姿がいつまでも続くとは思えません。今のうち・・でしょう。そしてやがて裏側、奥で支えに回っていたミネラリティが、各要素をコーティングするようになるでしょうから・・そうですね・・暖かいうちは大丈夫かと思います。2018年の10月以降はもう硬くなり始めるかもしれません。
なので、勿体ないと思われるかもしれませんが、今飲んで滅茶美味しいので・・飲めるようならトライしてみてください。新鮮な果実のピュアでナチュラルな姿、これを「チビリチビリ」とやるのも非常に「オツ」なものです。十数年やっててこんなことは初めてなんですから、今後も有るかどうかは判りませんよ。
しかも出来栄えは相当良いと言えます。例年のようにコルシャル風と言うよりは、サン=ロマンを濃密に、そしてややスレンダーに、僅かに硬質にした美しい姿をしています。是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【現状はやや硬め!3年置いて飲みましょう!出来は良いです!】
毎年、緊張しつつコサールのテイスティングをしています。もう何年になるでしょうか。おそらく15年ほどに渡り、毎年20~30アイテムほどをテイスティングして来ました。
そして2016年、やはり緊張しました・・どんな仕上がりなんだろうと心配なのはいつものことではありますが、それでもさらに・・と言うことでした。
で、ACブル、サン=ロマン、オーセ=デュレッスと進んでくると・・安心するんですね。
「・・あぁ・・今年もこれでシャソルネイの巨大アソートが買える・・」
と。
まぁ、今では巨大と言うほどではないですけどね。それでも結構な負担と、時間を掛けての結果、扱う、扱わないを決めています。
オーセ=デュレッスは、赤はリリース無し、白のみになりました。毎年硬いですから・・今年も少し硬めでしたね。ややオイリーでサン=ロマンより大柄、シトラス系のフラワリーなアロマ、レモン、洋ナシなどのフルーツ、全体として涼し気で繊細なテクスチュア。まだ膨らんでこない。超硬質なイメージ。
まぁ、若いコルトン=シャルルマーニュを想像していただければ、その通りのニュアンスです。ご検討くださいませ。
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【ドメーヌ定番のオーセも収量激減・・】 こちらも全く数がありません。昨年の2014年のコメントをご参考にしてください。
以下は2014年もののコメントです。
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【素晴らしい!味わい1級、香りはグランクリュ並?】
旨いですね・・これは飲んでしまいます・・って、持って帰って飲んだので写真が有るんですが!
で、しっかりとシャソルネイ/コサールの成長を見させていただきました。2014年のコサールは、
「今まで最高の仕上がり!」
と言って良いでしょう。
テイスティング中も楽しくて仕方が無かったんですが、持って帰ってから数日間・・物の見事なこのシャルドネの「旨みのエキス」に触れるたび、
「むふふ・・」
と思わずにっこりしてしまうんですね~・・旨いですよ~!
高級感バッチリ!まるでGC並みの表情を見せてくれるアロマ。ただし例年のコルシャルのような「白く細やかな石灰的ミネラリティ」では無く、ピュリニーからムルソーに掛けての中間的ニュアンス。かなり旨い。白っぽくなく、透明感に満ちたミネラリティが凄い。味わいはすでに1級並。
非常に素晴らしいです!・・数は無いです!お早めにどうぞ!大変身したコサールの味わいは、このオーセの透明なミネラリティにも出ていると思います。
● 2019 Puligny-Montrachet
ピュリニー=モンラッシェ
【柔らかで滑らか!・・滅茶美味しいオーセ=デュレッス白の激変を見れば、元々豪奢なピュリニーの味わいがどうなったのか・・と!】
デクラッセして1級ガレンヌの葡萄も入っているようです。それに村名ボワットとバッティングしていると思われます。お買い得でしょう!
----以前のレヴューです。
【王道のシャルドネ、ここに在り!・・な見事な味わいです!】
見事にピュア、見事なナチュラルさです。これを飲めばフレデリック・コサールが何を考えているか、良く判るんじゃないかと思います。
もう・・見るからにフィルターしていない感じの色合いが伺えますでしょうか?・・どこかちょっと不透明な感じですよね。仕上がり切っていないようにも見えるかもしれません。
しかしながら口内でのパフォーマンスが凄いです。縦伸びしますし、ブリッブリの柑橘がムッチリと・・感じられます。
これ、本当に素晴らしいと思います・・が、直近の美味しさだけを求める方には難しいワインなのかもしれません。
まだ熟していない果実を食べて、「酸っぱい!・・おいしくない!」と言うのとは根本的に異なりますが、現代のソフィスティケイトされた・・もしくは早い段階でも美味しく飲めるように工夫された・・極端な言い方をすれば、「やや軟弱」なワインとは根本的に異なるものです。
なので、その辺りを重々ご勘案の上、「王道のシャルドネ」が何たるものなのか・・を楽しんでいただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2019 Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アベイ・ド・モルジョ
【2019年もので唯一、(古)樽を使用したキュヴェです!】
2019年ものは収穫できた葡萄はとても良かったようですが、全く収穫できないとか、収穫できてもキュヴェに仕立てられるほどの量が無いとか、かなり大変だったようです。
こちらは300L 分ほどは収穫できた・・と言うことかと思います。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも古樽使用に変更したアベイ・ド・モルジョ1級です!】 こちらも余裕が全く無い・・と言うことで、テイスティング出来なかったキュヴェです。ですが、今までの円形のパレットを描くような豪奢な味わいから、縦伸び系のピュアな質実剛健タイプに変身しているはず・・なんですね。
そもそもここは、モルジョ修道院の周りの区画で、モルジョとシャペルの両区画にまたがっています。モルジョ自体はそこそこに広い区画ですし、買い葡萄で仕上げるネゴシアンの競演で力量の差がハッキリ出るところでも有ります。ご検討くださいませ。
以下は2014年以前のレヴューを掲載しますので是非ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【どちらが白眉か・・・】 少し熟したリンゴ、蜂蜜、柑橘系果実。ピュリニー=モンラッシェ・ボワットをよりエレガントにした色合い。シャサーニュらしい押し代の強くない、しかし確実に高いポテンシャルを持つもの。香りはボワットに軍配だが味わいはモルジョが優位。とても複雑で精緻な佇まい。素晴らしい。
久々に素晴らしい仕上がりになったモルジョです。とても大きいです・・ぷんぷんと匂う・・と言うよりも、おしとやかに・・でも隠そうとはしていないです。隠し切れない・・と言うべきか。非常に良いです。お勧めです!
以下は昨年のコメントです。
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え?・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
わずかに還元・・しかし非常に構造の大きさを感じさせてくれるワイン。緻密な酸、構成自体が大きい。
エレガンスならガレンヌ、大きさならこちらのモルジョと言えるだろう。厚みの有る偉大なワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
この深い深い・・色の構造も見て取れると思います・・・単純な色じゃないですよね?
● 2019 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【飲めませんでした。】
2019年のコサールの白は、おそらく誰が飲んでも・・素晴らしさを感じると思います。赤の方も素晴らしいんですが、余りのバランスの良さが災いして、むしろ「凄さが隠れて」感じられる可能性も有ります。なのでこのトップ・キュヴェ・・物凄いはずだと思います。飲めなかったので・・すみません。
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【2018年、フレデリック・コサールが造った最高ランクのシャルドネはこれ!・・偉大なワインに違いないはず・・】 何にせよ、ずっと全く変わらずにいられることは、この世界には有り得ないんだ・・との再確認を植え付けられていることを、今、このコロナ渦の状態で噛みしめていることはとても残念なことです。ついこの間までは普通に、さして何も考えずに生きてこられたのが不思議でも有ります。あの東北大震災から9年、まさかこんなことになるとは・・。
フレデリック・コサールも2017年ものまでは「新樽」を多くは無いにせよ使用していました。2018年ものからは「一切」新樽を使用しないワイン造りへと変化していたんですね。
本来で有れば、
「これ幸い!」
とばかりに、31アイテムと言うような物凄いアイテム数でも出来る限りのテイスティングで、彼の意思の反映されたピノとシャルドネを確認しているはずでした。
まぁ、仮にもし実行していたら何十万円分かの経費を計上せざるを得なくなる訳ですが、とても
「直接の利益を生むことはないテイスティング」
に、それだけ費やすことは難しいので、毎年仲間で集まって経費を按分しつつ、間接的な利益を生むかもしれない行動をしていた訳です。
それすらも、このコロナの影響で出来なくなってしまったことは、本当に残念でなりません。お客様にも、おそらく楽しみにされていらした方が多くいらっしゃったと思うと、期待を裏切ることになってしまったと・・思っています。
しかしながらそれでも何とか3分の1強のアイテムは何とかテイスティングにこぎつけ、2018年の大変化を確認出来たと思っています。
彼の2018年のシャルドネのトップ・キュヴェはこの「ピュリニー=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」になります。以前はバタール=モンラッシェもリリースしていました。しかしながらもう・・葡萄の価格、畑の持ち主の言う価格が高騰してしまい、どうやら買う予定で畑の世話はしていたものの、手放さざるを得なくなったそうです。
このレ・フォラティエールにしましても上代設定は33350円と相当に高いように感じますが、それでもコサールが言うには利益度外視とのことのようですよ。
他の2018年の古樽仕上げのシャルドネの出来を鑑みますと、ビックリするようなピュアさと深遠さを持った純な味わいだと想像出来ます。
新樽による「緩やかな酸素供給」をしない・・・酸素との結合を許さない「純な」液体は、とんでも無く長い寿命を持っているはずです。
美味しく飲みたいと思うのであれば、決して早飲みは厳禁です。買おうと思っても入手できないワインです。ご興味がございましたら是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・飲めませんでした!】 圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2019 Pinot Noir Vin de France (Jura)
ピノ・ノワール V.d.F.(ジュラ)
【少な過ぎて飲めませんでした。昨今は非常に引きの強い、ジュラのピノ・ノワールを卵型セメントタンクで(おそらく)超マイルドに、ジュラのテロワールを表現しているはずです!】
飲めないのでコメントできません。しかし、2018年のピュア路線、超エキスな味わいを踏襲し、しかも卵型セメントタンクでベクトル変換(半分くらい?)、なめらかな味わいを持ちつつもジュラのテロワールをはっきりと表現しているんじゃないかと想像しています。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。プールサールのコラムをお読みくださいませ。】 昨年のレヴューとエージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にピュアです!ジュラのピノ・ノワール!!】

サヴァニャンやシャルドネとともに、2016年リリースとなったジュラのピノ・ノワールです。
ジュラのワインと言えば、産膜酵母が働き、独特のアロマを形成する場合が有りますが、
「こちらにはそのようなニュアンスは一切無し!」
です。
まぁ、ピノ・ノワールですしね。美しく、やや淡く輝くルビーから、おそらく全房発酵系のアロマ、イチゴのニュアンス。やや暖かめに感じるニュアンスがジュラらしさを感じさせるわずかな証拠か。中盤にはほんのりとタンニン。若いが非常に良い造り。
上記が簡易では有りますがテイスティング時のメモです。ブドーよりもほんのり暖かく、その分、フレーヴァーが載っています。良い出来たと思います。ご検討くださいませ。
● 2019 Chardonney Van de France(Jura)
シャルドネ V.d.F.(ジュラ)
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
こちらも飲めませんでした。卵型セメントタンク仕上げですので、超マイルド+超ピュアな味わいかと思います。
● 2019 Feel Good Van de France(Jura Savagnin)
フィール・グッド V.d.F.(ジュラ・サヴァニャン)
● 2019 Feel Good Qvevri V.d.F.(Savagnin)
フィール・グッド・クヴェグリ V.d.F.(サヴァニャン)
● 2019 Feel Good Skin-Contact V.d.F.(Savagnin)
フィール・グッド・スキン=コンタクト V.d.F.(サヴァニャン)
【少量に付きテイスティング不能でした。ですが、通常の醸造-->卵型セメントタンク、スキンコンタクト、クヴェグリと、高樹齢のサヴァニャンをやりたい放題!・・飲んでみたい!】
このサヴァニャン3種は滅茶興味があります・・飲んでみたいと思いませんか?・・あのシャトー・シャロンの葡萄、サヴァニャンを、
「煮てさ、焼いてさ・・」
の世界です。
ただし、ご紹介させていただく方としましても、35アイテムもキュヴェが存在する・・しかも、
「全く手抜き無し!」
で造っているのが、飲めばヒシヒシと伝わって来るので、ある意味、とても辛い・・(^^;; しかし、滅茶ピュアだと思います。3種を比較して飲めたらきっと楽しいでしょう!ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【???】 すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2019 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【これはもう・・ピュリニーの上出来な村名並み・・以上です!】

コサールのサン=ロマン白と言えば、5年も経過すると熟して相当美味しいワインで有ったと思います。若いうちは硬い年も有りました。また、2018年ものは、
「とてもピュアだがタイト」
と感じる瞬間も在ったかとおもいます。
しかし2019年ものは、クヴェグリも卵型も・・最初から、滅茶美味しいんですよ・・。そして、よもやサン=ロマンだとは思えないほどのエレガンスをまとっているんです!・・驚きました。
そして、卵型はフレッシュさにフラワリーなアロマ、味わいには黄色や白の柑橘果実を脳裏に浮かばせてくれます。
クヴェグリは・・それをさらに柔らかに、マイルドに、ふわっとさせたかのようなテクスチュアを持ち、ちょっとピュリニーっぽさまで感じさせ、しかも相当に良いクラスのシャルドネだと判断してしまいそうなエレガンスを感じさせてくれます。

おそらくこれが、「サン=ロマン」と言う畑の本性なのでしょう・・。そう思わずにはいられない・・是非比べて飲んでみていただきたい!・・そう願っています。決して高く無いです!
以下は以前のレヴューです。
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【あのモンラッシェに繋がる道が見える・・!?】
どうでしょう?・・随分と粗っぽい写真では有りますが、リアリティに溢れる色合いじゃないかと思っています。
むしろ2017年ものの写真のワインの色合いが「綺麗過ぎる」とも・・思いませんか?
無濾過、無清澄、So2無添加で造られる、「モンラッシェと同じ地層」の上に在るサン=ロマン・コンブ・バザン、古樽仕上げです。
そう言われてみれば・・いや、以前のサン=ロマン白からは想像し辛いかと思いますが、この古樽仕上げのサン=ロマンからは、モンラッシェに繋がるイメージは出来ますよ。
むしろベクトル変換されていると思われるクヴェグリからは、少しだけ遠くなるかもしれません。
これ、やや硬い質ですが、ミネラリティに溢れ、硬く締まった・・でも適度に熟した柑橘果実のフレーヴァーの中に、希少な金属由来のミネラリティも感じられます。さすがにモンラッシェと同じだとは言えませんが。
今までのド・シャソルネイのサン=ロマンを飲みなれた方は、きっとビックリされると思います。
そしてこのワインが、5~8年後に見せる姿を想像してみると・・ゾクゾクしてしまいます。これ、飲んでみる価値は相当有ると思いますよ。是非優先順位を大きく上げることをお薦め致します。ご検討くださいませ。
以下は2017年もののレヴューです。(新樽20%使用時)
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【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】
ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2019 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
● 2019 Bourgogne Pinot Noir Bedeau Qvevri
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー・クヴェヴリ
【凄い進化を遂げたブドー!・・これは是非飲んでみて下さい!超お勧めです!】

今までブドーは人気が今ひとつ・・では有りました。まぁ、ちょっと陽気な感じが無いと言いますか、外向さが無く、内向きでぶっきらぼうな性格だったと思っています。
でもそれは2018年ものでだいぶ解消され、ネガティヴさの少ない味わいになったと思っています。ところが・・です。
「2019年はこのブドーが大激変!・・A.C.ブルの範疇を超えたかのような美味しさを見せつけてくれる!」
と感じてしまったんですね。もう「ん十年」にも渡って・・いや、20年位では有りますが・・飲み続けてきたnoisy がそう思うんです。そりゃぁフレッドも色々有りました。お陰でこのブドーも「ドメーヌもの」じゃ無くなってしまった訳です。
ところがどうでしょう。2019年の葡萄の出来が良かった性なのか、もしくは、この「樽を使わないこと」の良さをちゃんと表現できるようになった性でしょうか・・それは不明では有りますが、
「ブドーが滅茶苦茶美味しい!」
んですよ。本当にそう思っています・・。

上の写真が「卵型」、下の写真が「クヴェグリ」です。
以前のブドーは、もっと暗い色の、ちょっと小豆色をしていたと思うんですね。でも2019年ものは・・どうです?・・結構に赤い感じが見て取れないですか?
勿論、写真ですから照度の違いなども有って、一概に比較ができない部分では有ります。しかしながら2019年もののブドーは、
「葡萄のポテンシャル自体が相当にアップしたか?」
とまで疑う?ほどに、
「以前のブドーとは比較してはいけない・・」
と感じています。
実はこの感覚は、2017年以前のコサールのワインと、2018年のコサールのワイン、そして2019年のこれらのコサールのワインは、同じにしては語れないんじゃないかと思えるほどの違いを感じています。
あっけらかんとした明るい味わいはミネラリティに満ち、かたや滑らかで柔らかいクヴェグリと、フレッシュで鮮烈さをオブラートで包んだようなニュアンスの「卵型」との違いこそあれ、「ブドーの美味しさ」は格別なものだと感じられます。
どうかこの2019年もののブドー、是非飲んでみていただきたいと思います。実は超お勧め・・です。A.C.ブルですが、村名並みと言って良いポテンシャルと思います・・。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】
上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2019 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
● 2019 Saint-Romain Sous Roche Qvevri Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・クヴェヴリ・ルージュ
【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】

素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。
これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、
「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」
と感じられるほど、繊細な表情をしています。
で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。
クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。
異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。
クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。
確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。
2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】
すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。

すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2019 Mercurey Rouge les Vignes Franches Qvevri
メルキュレ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・フランシュ・クヴェヴリ
【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】--->飲めていませんので以前のレヴューそのままです。すみません。

見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。
コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。
また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、
「古樽でも古樽のニュアンスが付く」
と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。
今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;
● 2019 Auxey-Duresses les Crais Rouge
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ルージュ
【・・あのタイトでミネラリティバッチリ、硬い性質のオーセ=デュレッスが何と!】

激エレガントなオーセ・レ・クレです。以前のように硬質さは有りますが、もう全然別のワインのような柔らかさも持っているんですね。
こう言えばお判りいただけるかな?・・と思うんですが、
「タイ焼きの中身が果実表現、皮が石灰系ミネラリティ-->2017年まで」
だったのが、
「タイ焼きの中身がミネラリティ、皮が果実主体の表現-->2019年」
となり、2018年はこのワインを飲んではいませんが、全体の傾向としては、2018年ものは物凄くピュアだったが・・まだ硬さが残っていたんですね。
それが・・これです!・・しなやかさを得たオーセは、・・実に旨いです!・・そして高域まで伸びて行くフラワリーなアロマが実にそそります!・・是非飲んでみて下さい。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【少量です!テイスティングは出来ませんでした!・・新樽未使用のピュアでナチュラルな味わいかと思います。】 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【よりスタイリッシュに、より美しい酸に、よりエキシーになったオーセ=デュレッス・レ・クレ!】 いつもコルトン系の味わいになるオーセ赤です。2014年のオーセの白は何故か余りコルトン=シャルルマーニュっぽく無かったんですね・・まぁ、それはそのコラムで書きますが・・。
しかしこちらはコルトン系で、しかも「変身したコサールのピュア系な味わい」に仕上げた方ですので、非常に・・綺麗でエキスがバッチリで旨いです。変な小細工はしていません・・・が、その影響も有ります。
ミネラリティが高いこのレ・クレは、そのピュアに仕上げる手法のお陰で、少し硬くなっちゃったんですね。より時間の掛かるワインになった・・と言えますが、元々このレ・クレはやや硬いタイプですから・・少し伸びたとお考え下さると良いかなと思います。
少しカッチリと硬い感じのアロマ。熟しているが硬めのチェリーの果実味。スタイリッシュでタイト、しかしエキス感が半端無く、バランスは良い。高級感も生まれた。少し置くべき。
テイスティング中のメモですので、どうしても簡便な言葉になっていますが、「非常に良い」と感じている部分は2014年ド・シャソルネイのどのキュヴェにしても同じです。変化した部分を中心にコメントを書き残していますので・・。とても旨かったです。
1~2カ月の間にさっさと飲むか5年置くと良いかと思います。非常に美しいエキシーなワインでした。お奨めします!
以下は以前のコメントです。
━━━━━
【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2019 Savigny-les-Beaune les Gollardes
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【すみません..飲めていません。】
コサールのワインで最も濃密だったワインですので飲みたかったんですが、相当・・数が無いようです。エージェントのヴァンクゥールさんも、
「2019はホント、無いんです・・」
と言ってました・・無いと言われると欲しくなるのが人情・・そして、サン=ロマンの赤の素晴らしさを知ってしまうと、以前のコサールのトップ・キュヴェだったこのワインが気になっています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【コサールのラインナップの中では1~2位を争う濃い目の味わいです!】 こちらも飲めずにすみません・・昔は2ケースとか..少なくとも1ケース、来ていましたが、2018年ものの入荷はなんと・・
「2本」
です。
なのでテイスティングするのも憚られてしまうんですね・・。申し訳ありません。こちらは新樽20%から古樽100%へ、新樽不使用になっています。
以下は以前のレヴューです。
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いつも美味しい・・とてもサヴィニークラスとは思えない出来でビックリさせられるワインですが、エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!】

やや黒味を「帯びた果実。少し濃いめの美しいトーン。サンーロマン同様とても純でピュア。やや重量感が備わる。とても健康的でやや大柄。黒系有機物の表情がやがて出て来るだろう。瑞々しく力強い。13.5%
これは美味しいです!かなり仕上がっています・・がやはり1カ月ほど休ませてあげてください。皆さんが思っているような、
「桜のような印象のサヴィニー」
とは全く違います。お勧めです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【大変身の2014年!・・素晴らしい仕上がりになったゴラルドです!ピュアです!】 実はこのワイン、コサールの大変身を確信したワインです。ブルゴーニュ・・オート=コート・・サン=ロマン・・オーセ=デュレッスと飲んできてのサヴィニー・ゴラルドです。
本来は非常に熟度が高く、まったりとした深い味わいの・・そしてもう少し色が「暗い」方向に行ってました。それが、
「ビックリするほどピュアな赤紫」
だったんですね。それも、ブル、サン=ロマンとは全く違うんです。サン=ロマンはいつものコサールですが、このゴラルド、オーセ以上は、
「生まれ変わったコサールのワイン」
です。
仕上がりが良い年は、誰もが欲しいので・・・どうしても取り合いになってしまいますが、数量は限られ、基本前予約のような形になっているため、我々ワイン屋も苦労します。反面良く無いと判断した年は・・判りますよね・・。で、2014年シャソルネイは「買い」の素晴らしい味わいでした。
例年よりも淡い色合い。収穫を少し早めたはず。透明感のあるミネラリティがたっぷり有り、総熱量は例年よりも少ないが非常な美しい酸がある。エキスがたっぷりでピュア。まるで他人が造ったようである意味新鮮。とても驚いたワイン。
どうでしょう?・・変身したピュアなコサールのワインを是非お確かめください。お奨めします!
以下は2012年のコメントです。
━━━━━
【毎年旨いが2012年も磐石!!】
柔らかさのある酸味が特徴の2012年、シャソルネイ・コサールのワインにあって、ゴラルドはハツラツ感満載の美しい冷ややかな酸がたっぷり。若くもバランス良く、しかもキッチリ熟した葡萄の味わいがとても良く、美味しい感を増幅させる。将来的にワイルド感が出てきそうな雰囲気が奥にある。
何故か今ひとつの人気のゴラルドですが、毎年とても旨いです。薄く桜色をしているサヴィニーでは有りません。
● 2019 Volnay
ヴォルネイ
【ヴォルネイの村名が持っている明るさ、赤い果実のエレガンスを最高の状態で表現できていると思います!】

以前のコサールのヴォルネイは・・もう忘れてください・・(^^;;・・すみません。それ位、素晴らしいヴォルネイ村名です!
中域がふっくらとした美味しいヴォルネイに、まるでシャンボール=ミュジニーのワインのような、高域に伸びて行く香水のようなアロマが有ります。シャンボールはもっと黒が強かったり、白っぽいミネラリティが載っていたりしますが、このワインは「赤系の香水」に感じられます。
ただし・・2019年のコサールの赤ワインは、この「シャンボールのような」と言う表現を全品に付けたいほど、高域に伸びて行く素晴らしいアロマがあります。それは、クヴェグリも卵型も同様なんですね。テクスチュアと柔らかさが異なるとは思います。
これがやりたかったんだと、スッピンのブルゴーニュ・ピノ・ノワールの美味しさ、是非感じてみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】 ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2019 Volnay Qvevri
ヴォルネイ・クヴェヴリ
【飲めていません。申し訳ありません。】
すみません、こちらも飲めていません。ですが、クヴェグリの使用で、エレガンスと柔らかさが出てくると、その畑の個性が丸裸になる・・と言いますか、元の葡萄の姿をそのままに映し出してくれているような気がします。
サン=ロマン赤のクヴェグリと卵型でも良いので・・比較してみると、良く判るかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】 ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2019 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【こちらも飲めていません!】
ヴォルネイ系は何か1本、飲む予定ではいたんですが・・すみません、今のところは間に合っていませんでした。何しろ・・
「30アイテム以上!」
有りますので、毎日1本のテイスティングだと1カ月掛かっちゃう訳ですね。なので、
「12本まとめてテイスティング!」
させていただきましたが、味わいの傾向はしっかり掴んでいます。
それでもドメーヌもののヴォルネイ系は1本は飲まねば・・ご検討くださいませ。
以下は以前(2014年もの)のレヴューです。
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【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】
深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。
ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。
━━━━━
黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2019 Volnay 1er Cru Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・ロンスレ
【新樽0%から卵型セメントタンク仕込みへと進化した、新フレデリック・コサールの真価が現れているだろう・・ドメーヌワインです!】
数が無いので・・すみません、飲めませんでした。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも飲めていません。新樽20%-->新樽0%へ変更になったドメーヌものです。】
未テイスティングにつき申し訳ありません。このコラム下の「以前のレヴュー」と、2018年ものポマール・ペズロールなどの文章をご参考にご検討くださいませ。ヴォルネイ=シャンパン直下でエレガント系の味わいのようです。
以下は以前のレヴューです。
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【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】
深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。
ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。
以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2019 Pommard 1er Cru les Pezerolles
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール
【未テイスティングにつき・・申し訳ありません。】
もし売れ残るようでしたら、真っ先に飲みたいのがこのワイン!・・です。決して重くならない・・軽やかさに真っ赤な果実がスパイシーにエレガントに香る(はず!)のペズロールです。もし飲まれましたらご感想などお寄せくださいませ。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】
非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2019 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【毎年、ヴォーヌ=ロマネやシャンボールなどの他の村名から置いて行かれてましたが、2019年ものはエレガンスが備わった比較パワフルタイプで一段と地力を見せつけています!】
必死に撮った写真を探したんですが見当たらず・・・申し訳ありません。テイスティング済みです。
2019年もののレ・ダモードは、1級にならない部分の村名の畑の、真の姿を透けて見せている・・しかも、相当にヴォーヌ=ロマネっぽさと、シャンボール=ミュジニーが持つフラワリーな香水のようなアロマをも持っていて、土っぽいニュイ=サン=ジョルジュと言うのは、
「もしかしたら、造り手が力業に持って行ってしまった証拠?」
とさえ思えるような、上品で軽やかなニュアンスも同時に持っている・・と感じました!・・これ、相当美味しいです!・・写真が無くて申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】
美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2019 Nuits-Saint-Georges les Charmottes Qvevri
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット・クヴェヴリ
【申し訳ありません・・飲めておりません。】
コサールの上級キュヴェは入荷数が非常に少ないので、飲めるアイテムが限られます。
しかしながら、こちらはニュイのクヴェグリ・・です。ブルゴーニュのど真ん中でここまでやった方は・・noisy は知りません。そしてその出来栄えが気になって仕方が有りません。レ・ダモード2019年の出来を知っていますので余計です。ご検討くださいませ。
以下はレ・ダモードの以前のレヴューです。お間違いの無きようお願いいたします。
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【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】

美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2019 Gevrey-Chambertin les Genevrieres Qvevri
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ
【非常に希少なコート・ド・ニュイの村名のクヴェグリ!・・激レアです!】
すみません・・飲めていません。ですが、コサールは、葡萄のポテンシャルや畑の個性により、
「クヴェグリと卵型コンクリートタンクを使い分けている」
と感じます。
パワフルだと思われる葡萄にはクヴェグリを、エレガント+チャーミングだと思われる葡萄には卵型コンクリートタンクを・・使用していると想像しています。違っていたら申し訳ありませんが、もしそうだとするなら、
「このジュヴレはパワフル系・・」
と言うことになりますよね。
残念ながら確かめることは叶いませんでした。お客様ご自身で是非、お確かめいただきたい・・そう願っています。
以下は以前のレヴューです。
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【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)のクヴェグリです!】 こちらはクヴェグリです。ベクトル変換が出来ているはずです・・が、飲むタイミングはそれだけでは決まらないので、やはり少し休めてからが良いかと思います。
なお、コサールのクヴェグリワインですが、ジョージアのワインのような蜜蝋(みつろう)のちょっと違和感の在る香りは皆無です。そもそも蜜蝋は使用していないとのこと・・・そりゃそうですよね・・変な香りや味わいを付けたくないからクヴェグリを使用し始めたんですから・・ご検討くださいませ。
以下は2017年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。(クヴェグリではありません。)
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2019 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【飲めていません・・すみません。】
毎年、ヴォーヌ=ロマネと出来を争うシャンボール村名です。
2019年ものは出来が半端無いので、こちらも相当に凄いと予想しています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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こちらも2~3年古樽です。何も足さない、何も引かない・・の精神の表れがワインに出ていると思います。古樽ですので、余計な味わいは乗って来ないと思います。コサールの村名ワインって、滅茶美味しいですが、シャンボール村名はいつもトップ3~5には必ず入っていたワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】
もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2019 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
【・・2018年までのコサールのヴォーヌ=ロマネはもう・・忘れてください。】

圧巻です。滅茶美しい!・・そして、エレガンスが物凄いです!
2017年までのコサールのヴォーヌ=ロマネ(2018年ものは飲めなかったので)とは、もう全く異なります。
どちらかと言いますと、2017年まではしっかりパワーのある味わいだったかと思うんですね。
しかしながら2019年ものは、「エレガンスが物凄い!」と感じてしまいました。
これなら・・このシャン・ペルドリと言う畑が、あのラ・ターシュ(レ・ゴーディショ)の上部に接していると言うことが判る・・と言うか、かなり近くに感じるんですね。
圧巻でした・・これはまた飲みたい・・(^^;; コサールのシャンボール以上のワインは、本当に半端無いです。お早めにゲットされてください!
以下は以前のレヴューです。
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【あの素晴らしいヴォーヌ=ロマネがどうなっているのか・・こちらも2~3年古樽、未テイスティングです。】 まぁ、コサールのヴォーヌ=ロマネを飲んだことが有る方は、余りのテッカテカな美味しさにビックリされたことと思います。
でもコサールにとっては、それでも、
「余分なものが付加された味わい」
だったのだと想像します。
その「余分なモノ」の無いピュアな味わいがする・・はずです。
以下は以前のレヴューです。
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【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】
写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2019 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ
【こちらはクヴェグリ使用の村名!】
未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。
古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。
畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】
何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2019 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【2019年、大きく進化したフレデリック・コサールの代表作です!】

圧巻の味わいでした。ミネラリティに満ち・・しかし、全く嫌味のない美しさが感じられます。これでモレ1級だとは思えないほどの美しさです!
2018年以前も美味しかったんですが、2019年ものには全く適わない・・そう感じてしまいます。
こちらはクヴェグリではなく卵型ですが、非常に滑らかで美しい・・です。クヴェグリにするとどうなるのか・・が気になってしょうがなかったんですが、さすがにもう一方のクヴェグリのモレ=サン=ドニまでは開けられず・・すみません。
飲めた方は幸せだと思います。このとことんまで美しい姿を、コサールは追求していきたいのだと思い知らされました。是非飲んでみて下さい!超お勧め・・です。
以下は以前のレヴューです。
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【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。
2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。
しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・
「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」
と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。
ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。
「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」
なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、
「早くからの官能さは取り辛い」
と思ってください。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】
物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
━━━━━
【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2019 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【こちらは以前の造りをほぼ踏襲しているはず!・・価格的には頑張ってリーズナブルにしています!】

ナチュラルで小気味良い味わいのシャソルナードです。シャンパーニュも4千円以下で購入できる時代ですが、今回のシャソルナードを普通に値付けすると4500円ほどになってしまいます。
それでは手が出し辛い・・部分も有るかと思いまして、ここは頑張って何とかギリギリ3千円台でご案内させていただきます。
コサールの心地良くも深い味わいのシャソルナード・・是非飲んでみて下さい。内容は以前のレヴューをご参考にされてください。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】
初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2019 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
● 2019 Bourgogne Chardonney Bigotes Qvevri
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット・クヴェヴリ
【卵型セメントタンクとクヴェグリ...どちらも滅茶ピュアで心底素晴らしいと思います!でもクヴェグリの優しい「響き」には・・参った!】

時間が余り無いので・・さっさと結論してしまいます。上の写真が卵型セメント、下の写真がクヴェグリです。
2018年までの姿は、ここには有りません。また2017年までのビゴットの姿も無いです。
とことんまで美しく、ピュアで・・でも実はとても「分厚い」です。
そして、確実に「村名クラスの上出来のシャルドネの味わい」と言っても過言では無いと思っています。ここまでピュアで・・でも実は滅茶ナチュラルなのに、そこは見えない・・見え辛いんですね。noisy 的には、むしろその方が有難い・・(^^;;

相当にナチュラルなのに、まったく
「ビオビオしていない!」
んです。もしかしたら、コサールがやりたかったのは
「こう言う事か?」
と、思っている次第です。
味わいもアロマも半端無く素晴らしいんですが、飲んで感じた以上に・・ポテンシャルは高いと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【クヴェグリ使用のビゴット!・・個人的には非常に好きです!・・って、クヴェグリって何?って?】

そもそもクヴェグリって何よ?・・と言うような質問も有ろうかと思いますので、少しだけ・・。まぁ、素焼きの壺の一種ですので、「アンフォラ・アンフォール」の仲間ですね。
ジョージア産が有名ですが、ジョージアの粘土を積み重ねるようにして壺の形に成形したものを1000度以上ほどの高温で長い期間焼いたものです。ジョージアでは、その焼けた壺の内側に、漏れないようにするため「蜜蝋」を塗ります。外側も石灰などで固めます。
ただし、蜜蝋のアロマは結構にキツイ方も多いので、蜜蝋無しで購入する造り手も多いようですが、今回のド・シャソルネイのクヴェグリも「蜜蝋無しタイプ」です。
どうでしょう?・・実に良い感じの色合いでは無いかと思いますが?・・いや、拒否感の在る方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に「純」なアロマで膨らみのある「ピュア」な味わいですよ。
クヴェグリ使用より、無使用の方がやや閉じ気味ですがピュアさに長けていると言えます。クヴェグリの方が、やはりパワーの向きが外向きになると感じますので、
「より豊かな表情を早い段階からやや柔らかめに見せてくれる」
と感じました。
非常に深い・・縦伸び系の見事な構造です。
酸化防止剤も無し、無濾過、無清澄、樽の使用無し・・です。
そして・・勿論、以前の通りに美味しいビゴットのニュアンスも感じられます。
こんな自然そのもののブルゴーニュワインが飲めるようになったことこそが、初めての体験でも有る訳です。是非、この瞬間に立ち会ってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は2017年ものの新樽使用時代のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2018 Volnay 1er Cru Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・ロンスレ
【こちらも飲めていません。新樽20%-->新樽0%へ変更になったドメーヌものです。】
未テイスティングにつき申し訳ありません。このコラム下の「以前のレヴュー」と、2018年ものポマール・ペズロールなどの文章をご参考にご検討くださいませ。ヴォルネイ=シャンパン直下でエレガント系の味わいのようです。
以下は以前のレヴューです。
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【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】
深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。
ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。
以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2018 Volnay
ヴォルネイ
● 2018 Volnay Qvevri
ヴォルネイ・クヴェヴリ
【村名ヴォルネイは古樽使用とクヴェグリ使用の2アイテムリリース!・・でも申し訳ありません、未テイスティングです。】
ドメーヌもののヴォルネイを、古樽とクヴェグリの2アイテム、仕込んだ2018年です。ここの比較は面白いかと思います。
noisy は、ブルゴーニュ・ブドー2018 で古樽とクヴェグリを比較テイスティングしています。やはりこのクヴェグリは、内部に留まろうとする表情を外部に向ける、ベクトル変換の意味合いが大きいと感じています。
ただし、そうだからと言って、
「いつも美味しいはず?」
と言うことにはならないんですね。
その辺が難しいところでは有りますが、
「硬くてパッキパキ!」
と言うことは無くなるかと思います。可能でしたら古樽のアイテムと一緒に開ける・・などしていただけますと・・、もしくは2017年ものとの垂直などもお勧めです。
以下は以前のレヴューです。
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【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】
全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2018 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【こちらも飲めていません!】
ヴォルネイ系は何か1本、飲む予定ではいたんですが・・すみません、今のところは間に合っていませんでした。何しろ・・
「30アイテム以上!」
有りますので、毎日1本のテイスティングだと1カ月掛かっちゃう訳ですね。なので、
「12本まとめてテイスティング!」
させていただきましたが、味わいの傾向はしっかり掴んでいます。
それでもドメーヌもののヴォルネイ系は1本は飲まねば・・ご検討くださいませ。
以下は以前(2014年もの)のレヴューです。
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【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】
深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。
ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2018 Savigny-les-Beaune les Gollardes
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【コサールのラインナップの中では1~2位を争う濃い目の味わいです!】
こちらも飲めずにすみません・・昔は2ケースとか..少なくとも1ケース、来ていましたが、2018年ものの入荷はなんと・・
「2本」
です。
なのでテイスティングするのも憚られてしまうんですね・・。申し訳ありません。こちらは新樽20%から古樽100%へ、新樽不使用になっています。
以下は以前のレヴューです。
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いつも美味しい・・とてもサヴィニークラスとは思えない出来でビックリさせられるワインですが、エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!】

やや黒味を「帯びた果実。少し濃いめの美しいトーン。サンーロマン同様とても純でピュア。やや重量感が備わる。とても健康的でやや大柄。黒系有機物の表情がやがて出て来るだろう。瑞々しく力強い。13.5%
これは美味しいです!かなり仕上がっています・・がやはり1カ月ほど休ませてあげてください。皆さんが思っているような、
「桜のような印象のサヴィニー」
とは全く違います。お勧めです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【大変身の2014年!・・素晴らしい仕上がりになったゴラルドです!ピュアです!】 実はこのワイン、コサールの大変身を確信したワインです。ブルゴーニュ・・オート=コート・・サン=ロマン・・オーセ=デュレッスと飲んできてのサヴィニー・ゴラルドです。
本来は非常に熟度が高く、まったりとした深い味わいの・・そしてもう少し色が「暗い」方向に行ってました。それが、
「ビックリするほどピュアな赤紫」
だったんですね。それも、ブル、サン=ロマンとは全く違うんです。サン=ロマンはいつものコサールですが、このゴラルド、オーセ以上は、
「生まれ変わったコサールのワイン」
です。
仕上がりが良い年は、誰もが欲しいので・・・どうしても取り合いになってしまいますが、数量は限られ、基本前予約のような形になっているため、我々ワイン屋も苦労します。反面良く無いと判断した年は・・判りますよね・・。で、2014年シャソルネイは「買い」の素晴らしい味わいでした。
例年よりも淡い色合い。収穫を少し早めたはず。透明感のあるミネラリティがたっぷり有り、総熱量は例年よりも少ないが非常な美しい酸がある。エキスがたっぷりでピュア。まるで他人が造ったようである意味新鮮。とても驚いたワイン。
どうでしょう?・・変身したピュアなコサールのワインを是非お確かめください。お奨めします!
以下は2012年のコメントです。
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【毎年旨いが2012年も磐石!!】
柔らかさのある酸味が特徴の2012年、シャソルネイ・コサールのワインにあって、ゴラルドはハツラツ感満載の美しい冷ややかな酸がたっぷり。若くもバランス良く、しかもキッチリ熟した葡萄の味わいがとても良く、美味しい感を増幅させる。将来的にワイルド感が出てきそうな雰囲気が奥にある。
何故か今ひとつの人気のゴラルドですが、毎年とても旨いです。薄く桜色をしているサヴィニーでは有りません。
● 2018 Pommard 1er Cru les Pezerolles
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール
【未テイスティングにつき・・申し訳ありません。】
もし売れ残るようでしたら、真っ先に飲みたいのがこのワイン!・・です。決して重くならない・・軽やかさに真っ赤な果実がスパイシーにエレガントに香る(はず!)のペズロールです。もし飲まれましたらご感想などお寄せくださいませ。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】
非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2018 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】

美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。
あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。
ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・
もしできましたらこうしてください。
開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】
2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2018 Gevrey-Chambertin les Genevrieres
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール
【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)の2~3年古樽です!】
おそらく思いっきりピュアな美しいスタイルかと思います。ただし、やや硬い時期がバリック使用のワインよりも長くなりますので、今は閉じているかもしれません。
以下は以前のレヴューです。
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】 
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2018 Gevrey-Chambertin les Genevrieres Qvevri
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール・クヴェヴリ
【ジュヴレ=シャンベルタン村名ジュヌヴリエール(ルニアール)のクヴェグリです!】
こちらはクヴェグリです。ベクトル変換が出来ているはずです・・が、飲むタイミングはそれだけでは決まらないので、やはり少し休めてからが良いかと思います。
なお、コサールのクヴェグリワインですが、ジョージアのワインのような蜜蝋(みつろう)のちょっと違和感の在る香りは皆無です。そもそも蜜蝋は使用していないとのこと・・・そりゃそうですよね・・変な香りや味わいを付けたくないからクヴェグリを使用し始めたんですから・・ご検討くださいませ。
以下は2017年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。(クヴェグリではありません。)
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【とても良い出来ですが、少しおいてください。】
エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2018 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
こちらも2~3年古樽です。何も足さない、何も引かない・・の精神の表れがワインに出ていると思います。古樽ですので、余計な味わいは乗って来ないと思います。コサールの村名ワインって、滅茶美味しいですが、シャンボール村名はいつもトップ3~5には必ず入っていたワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】
もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2018 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
【あの素晴らしいヴォーヌ=ロマネがどうなっているのか・・こちらも2~3年古樽、未テイスティングです。】
まぁ、コサールのヴォーヌ=ロマネを飲んだことが有る方は、余りのテッカテカな美味しさにビックリされたことと思います。
でもコサールにとっては、それでも、
「余分なものが付加された味わい」
だったのだと想像します。
その「余分なモノ」の無いピュアな味わいがする・・はずです。
以下は以前のレヴューです。
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【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】
写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2018 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ
【こちらはクヴェグリ使用の村名!】
未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。
古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。
畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】
何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2018 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。
2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。
しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・
「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」
と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。
ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。
「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」
なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、
「早くからの官能さは取り辛い」
と思ってください。少量です。
以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】
物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2018 Poulsard Vin de France (Jura)
プールサール V.d.F.(ジュラ)
【ブルゴーニュワインの幻影を捨て自由に羽ばたいて仕上げた、見事に官能的で歓喜を呼び起こす味わいです!】

もう・・この写真、一枚だけでも判る方には伝わるんじゃないかと思います。
ジュラやサヴォワの主要品種の一つでもある「プールサール」と言う葡萄です。noisy 的には、ジュラ・サヴォワのピノ・ノワールよりもプールサールの方が、ブルゴーニュのピノ・ノワールやガメ(が熟した時)の姿に酷似しているような感覚を持っています。
どうでしょう?・・見事に官能的な色彩を持っている・・と思いませんか?
何となくオレンジ色や黄色も含む淡い赤がとてもそそられます。決して時間が経って熟した訳でも無いのに・・このような色彩なんですね。
言ってみれば、かの「ピエール・ボージェ」が、「失敗した」と言った滅茶苦茶美味しかった「ガメ」にも似たニュアンスを持っていると感じます。そのうえで、ふんわりとした柔らかさ、酸の多彩さ、ナチュラル感は半端無いです。果実も良く熟していて、エキスの濃~い・・その濃さゆえに「甘み」さえ感じさせてくれます。
透明感と官能感が交錯する香り・味わいの向こう側に、何となくコサールの感情が見えたような気がしました。
「そう・・自由になりたかったんだよ・・」
と。
ブルゴーニュでは出来ないことをやりたかったんだな・・と感じました。A.O.C.に縛られず、その土地や葡萄の個性を自分なりに引き出す・・ブルゴーニュでは買い葡萄も高価ですし、高い評価のアペラシオンではとてもできることでは無いのでしょう。
しかしピエール・ボージェは、そんなことにはお構いなく、本当に自分のやりたいようにワインを造っているんですね。きっと相当、羨ましかったんじゃないかと・・思います。
フレデリック・コサールは、新樽の使用を止め、古樽とクヴェグリ使用に舵を切りました。そして、So2 も使用したくない、その時、今を表現したい・・そんな感情がワインに溢れています。
そのワインの味わいは、自由でエナジーに溢れ、生き生きとしています。勿論、揮発酸も若干有りますが、
「むしろこの味わいには必要不可欠なものだ!」
と思えるほど自然です。
いや~・・これは・・是非飲んでいただきたいですね~・・ほとんどの方が「美味しい!」と言っていただけるに違いないと確信しています。でも、そんな自由さが許容できない方も必ずやある程度はいらっしゃるとは思いますが、
「これほどに自由で官能的なワイン、それも相当完成度が高いビオワインはザラには無い!」
と言わせていただきたいと思います。
おそらくですが・・飲めていないので・・推測になりますが、この古樽のプールサールと同じ傾向の延長上にすべての2018年ジュラ系ワインが有ると思います。ご自分の感覚で是非お選びいただきたい・・ご検討くださいませ。大いにお勧めいたします。
● 2018 Pinot Noir Vin de France (Jura)
ピノ・ノワール V.d.F.(ジュラ)
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。プールサールのコラムをお読みくださいませ。】
昨年のレヴューとエージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にピュアです!ジュラのピノ・ノワール!!】

サヴァニャンやシャルドネとともに、2016年リリースとなったジュラのピノ・ノワールです。
ジュラのワインと言えば、産膜酵母が働き、独特のアロマを形成する場合が有りますが、
「こちらにはそのようなニュアンスは一切無し!」
です。
まぁ、ピノ・ノワールですしね。美しく、やや淡く輝くルビーから、おそらく全房発酵系のアロマ、イチゴのニュアンス。やや暖かめに感じるニュアンスがジュラらしさを感じさせるわずかな証拠か。中盤にはほんのりとタンニン。若いが非常に良い造り。
上記が簡易では有りますがテイスティング時のメモです。ブドーよりもほんのり暖かく、その分、フレーヴァーが載っています。良い出来たと思います。ご検討くださいませ。
● 2018 Chardonney Van de France(Jura)
シャルドネ V.d.F.(ジュラ)
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報、またはプールサールのコラムにてご確認ください。申し訳ありません。
● 2018 Poulsard Qvevri Vin de France(Jura)
プールサール・クヴェヴリ V.d.F.(ジュラ)
【プールサールをクヴェグリ使用で造ったトップ・キュヴェです!】
まぁ・・あれだけノーマル(古樽仕上げ)が美味かったんですから・・
「何のニュアンスもつけたくない」
そんな気持ちで自分用の特性クヴェグリをオーダーし調達した訳で、その結果・答えがこのキュヴェにきっとある・・いや、必ず有るはずだと思います。入荷数が非常に少なく検証できませんでしたが、
「ブルゴーニュでは実践できなかった自由な醸造!」
をしているはずです。ご検討くださいませ。
● 2018 Skin-Contact Blanc Zizifredo V.d.F.
スキン=コンタクト・ブラン・ズィズィフレッド V.d.F.
【???】
すみません・・飲めていません。ローヌとブルゴーニュの葡萄のブレンドの様です。仔細は「プールサール」他のコラムをご確認くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2018 Feelgood Savagnin Blanc V.d.F.
フィール・グット・サヴァニャン・ブラン V.d.F.
【こちらは古樽仕上げのサヴァニャン!】
シャトー・シャロンなどの超素晴らしい白ワインを生むサヴァニャンを古樽で仕上げたアイテムです。飲めていないので、商品写真下の商品説明コラム、またプールサールのコラムをご参考にされてください。
● 2018 Feelgood Savagnin Blanc Qvevri V.d.F.(Jura)
フィール・グット・サヴァニャン・ブラン・クヴェヴリ V.d.F.(ジュラ)
【ジュラの高貴種、サヴァニャンです!・・あのヴァン・ジョーヌを生む凄い葡萄をコサールがどう仕上げたのでしょう!】
エージェント情報、またはプールサールのコラムにてご確認ください。申し訳ありません。
それでもサヴァニャンですから・・(それにこれはクヴェグリですし・・)。滅茶苦茶興味が有りますが2本のみの割り当てです。お早めにどうぞ!
● 2018 Skin-Contact Blanc Feelgood Savagnin V.d.F.(Jura)
スキン=コンタクト・ブラン・フィール・グット・サヴァニャン V.d.F.(ジュラ)
【スキンコンタクトした(オレンジ系の?)サヴァニャン!・・ノーマルよりも重厚さが出ているでしょうか!?】
そもそもはこの辺り、レヴュー文を書くならしっかり飲まないといけないんですが、飲みもせず、ただ想像だけで書くのは性に合わないですね。でも、スキンコンタクト(果皮浸漬)した・・つまり、「白葡萄を黒葡萄の仕込みで行った」のとほぼ同様な訳でして、果皮や果梗・種からもエキスを抽出しているとするなら、そんな味わいになっていると想像します。3種を並べて飲むのが正解なのかもしれませんが、noisyもこの先、一生出来ないかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】
すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2018 Bourgogne Chardonney Bigotes Qvevri
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット・クヴェヴリ
【クヴェグリ使用のビゴット!・・個人的には非常に好きです!・・って、クヴェグリって何?って?】

そもそもクヴェグリって何よ?・・と言うような質問も有ろうかと思いますので、少しだけ・・。まぁ、素焼きの壺の一種ですので、「アンフォラ・アンフォール」の仲間ですね。
ジョージア産が有名ですが、ジョージアの粘土を積み重ねるようにして壺の形に成形したものを1000度以上ほどの高温で長い期間焼いたものです。ジョージアでは、その焼けた壺の内側に、漏れないようにするため「蜜蝋」を塗ります。外側も石灰などで固めます。
ただし、蜜蝋のアロマは結構にキツイ方も多いので、蜜蝋無しで購入する造り手も多いようですが、今回のド・シャソルネイのクヴェグリも「蜜蝋無しタイプ」です。
どうでしょう?・・実に良い感じの色合いでは無いかと思いますが?・・いや、拒否感の在る方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に「純」なアロマで膨らみのある「ピュア」な味わいですよ。
クヴェグリ使用より、無使用の方がやや閉じ気味ですがピュアさに長けていると言えます。クヴェグリの方が、やはりパワーの向きが外向きになると感じますので、
「より豊かな表情を早い段階からやや柔らかめに見せてくれる」
と感じました。
非常に深い・・縦伸び系の見事な構造です。
酸化防止剤も無し、無濾過、無清澄、樽の使用無し・・です。
そして・・勿論、以前の通りに美味しいビゴットのニュアンスも感じられます。
こんな自然そのもののブルゴーニュワインが飲めるようになったことこそが、初めての体験でも有る訳です。是非、この瞬間に立ち会ってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は2017年ものの新樽使用時代のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2018 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【こちらは卵型セメントタンクによるエルヴァージュが施されたビゴットです!】

果皮浸漬はやってないとのことですが、やはり無濾過無清澄の影響か、けっこうな「不透明感」が目に見える出来かと思います。
でも、目で見る程、2017年以前のビゴットと「全く違う感」は少ないと思います。今までと同様にバリックを使用したとしても、ここまででは無いにせよ、無濾過無清澄だと、結構に濁りは出るはずです。
また、テクニカルには書いてはいないですが、
「なぜ、そのようなことをしているのか?」
に気が向かえば、書いていないことも同様に、
「やっているに違いない・・」
と考えられる訳で・・例えばラッキングなどについても、ワイン自体の扱いにしても、出来うる限り自然な重力を利用し、ワインに負荷を掛けないようにしているはずです。
その積み重ねによって、この・・
「今まで以上に分厚いボディ!」
が形成されていますし、
「今まで以上にリアルな果実のアロマと味わい!」
が生まれていると言えます。
人に寄っては、
「・・・ワインって、こんなに奥深い味わいや香りがするものだったんだ!」
と、ある意味、新樽由来のネガティヴなポイントに気付かずとも、その自由な味わいに喜びを感じていただけるやもしれません。
フレデリック・コサールが思うブルゴーニュ・ワインの真の姿の先駆けが、このワインたちに反映されています。是非飲んでみていただきたい!お勧めします!
以下は2017年の通常のビゴット(新樽20%)のレヴューです。
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【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】
写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
● 2018 Saint-Romain Combe Bazin Qvevri Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・クヴェヴリ・ブラン
【こちらはジョージア産のクヴェグリを使用してベクトル変換が行われた(と思われる?)馴染みやすいピュア&ナチュラルなサン=ロマン白です!】

何しろ30アイテム以上もご紹介するとなると、書くだけでも・・いや、エージェントさんの資料を掲載するだけでも、相当な労力になって来ます。まして全て試飲するとなれば尚更・・ですが、流石に30アイテム以上は無かったですが、十数年の長きに渡り、ド・シャソルネイのテイスティングを続けて来たことも、そしてご紹介をしてきたことも、奇跡と言えるようになるのかもしれません。
2018年は彼にとっても大きな転換点となるヴィンテージになりました。2017年ものの「クリアな」色合いと、2018年ものの「やや乳白なものが混じったような色合い」は、飲む者にとっても全く異なる印象を与えます。
しかし実際に飲んでみると、やや思いつめた内向さのようなものを感じるが超ピュアな「ノン・クヴェグリ」と、外観からは予想もつかないが、より外向さを感じさせる自然な膨らみを感じさせる「クヴェグリ」・・と言う点を置いては、現時点では・・
「さほどは違いは無い」
と言えるかもしれません。
もっとも、クヴェグリ入りのこのワインは、時間を置くとオレンジ色に変化して行く度合いやスピードがやや速いようにも感じます。
仲間の中でビオ嫌いの者は、余り気に入らなかったようにコメントしていますが、大方は好印象の者で占められたのげ現実でした。ワイン屋同士での話しです。
なので、もしビオが嫌いだと自認する方は、クヴェグリは厳しいかな・・と思いますし、若干なりとも許容できる方でしたら、おそらくほとんど気にならないレベルだと思います。
また、時間が経過しますとオレンジ系へと変わって来ますが、その変化も実は楽しいものの、嫌いな方にはシャットアウトされてしまうと思いますので、
「ご自身の好みで飲み方を決めるのが吉!」
とするのが良いかと思います。
しかしながら・・これも、「モンラッシェと同じ土壌」のワインですから・・古代の良質な白ワインがどのようであったか・・とか、ピュアで上質なワインの本質はどうか・・とか、
「すっぴん美人のシャルドネとはどういうものか?」
など、中々に答えを見つけられない難問の回答に成り得るワインかと思います。
美味しいと思える方には、とんでもなく美味しいワインでしょう。ご検討くださいませ。
【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】

ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2018 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【あのモンラッシェに繋がる道が見える・・!?】

どうでしょう?・・随分と粗っぽい写真では有りますが、リアリティに溢れる色合いじゃないかと思っています。
むしろ2017年ものの写真のワインの色合いが「綺麗過ぎる」とも・・思いませんか?
無濾過、無清澄、So2無添加で造られる、「モンラッシェと同じ地層」の上に在るサン=ロマン・コンブ・バザン、古樽仕上げです。
そう言われてみれば・・いや、以前のサン=ロマン白からは想像し辛いかと思いますが、この古樽仕上げのサン=ロマンからは、モンラッシェに繋がるイメージは出来ますよ。
むしろベクトル変換されていると思われるクヴェグリからは、少しだけ遠くなるかもしれません。
これ、やや硬い質ですが、ミネラリティに溢れ、硬く締まった・・でも適度に熟した柑橘果実のフレーヴァーの中に、希少な金属由来のミネラリティも感じられます。さすがにモンラッシェと同じだとは言えませんが。
今までのド・シャソルネイのサン=ロマンを飲みなれた方は、きっとビックリされると思います。
そしてこのワインが、5~8年後に見せる姿を想像してみると・・ゾクゾクしてしまいます。これ、飲んでみる価値は相当有ると思いますよ。是非優先順位を大きく上げることをお薦め致します。ご検討くださいませ。
以下は2017年もののレヴューです。(新樽20%使用時)
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【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】
ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
● 2018 Auxey-Duresses les Crais Blanc
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ブラン
【同じドメーヌものでもサン=ロマンのようにクヴェグリにはしなかったオーセ白です。】
「ワインとはどう在るべきか?」
おそらくフレデリック・コサールは常にそう、自身に問いかけ続けていたと思います。ホメオパシーによるワイン造りは、造っている本人ですら、
「何がどうなっているからこのようにすべきである」
のように詳細には・・おそらくは理解していない・・できてはいないと思います。noisy も、かのルドルフ・シュタイナーの著作を何冊も目を通しましたが、何度読み返しても理解はさして深まりません。余りに抽象過ぎたり、余りに詳細過ぎて、全体像が見えてこないんですね。
結局は、
「ハンドパワーです!」
みたいな・・超能力とか、神秘な世界とか、この世の真相とかに触れることになり、結局のところは良く判らない訳です。
ですので、「根の日だから瓶詰しよう・・」とか・・ビオ・カレンダーに沿って、禁忌を破らないようにとか、去年そのようにして上手く行ったから・・とかの経験による裏付けを吟味しつつ、変化させてきたものと推測します。
いや・もしかしたら彼は超能力者なのかもしれませんが。
まるでコルトン=シャルルマーニュ風な味わいを見せるオーセ=デュレッス・レ・クラですが、新樽不使用により、より果実の味わいに長けたピュアな味わいに仕上がっていると思われます。
さらには、あれだけ美味しかったこのワインの味わいは新樽30%によるものだったので、古樽のみの2018年ものは相当に変化しているものと思われます。
ですので、もし残るようでしたら、お正月にでもこのワインを飲んで確認したいと思っています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【「えっ?・・これ、オーセデュレッスなの!?」と思われるに違いありません!・・勿体なく無ければ今すぐ飲んでみるべき!!】
いや~・・驚きました。こんなことは今まで無かった・・オフコースの小田さんの歌声が聞こえて来てしまいました・・♪♪
まぁ、もうどうでしょう・・十数年に渡って毎年ド・シャソルネイのワインをテイスティングしている訳ですから、ある意味、ある程度想像をしてからテイスティングに臨んでいる訳です。
なので、その予想を大きく裏切られると驚いてしまうんですね。
で、何に驚いたかと言いますと、
「柔らかなテクスチュアと表情をしっかり放出している姿にビックリ!」
したんです。
昨年の2016年ものの時もそうです。「現状はやや硬め!3年置いて・・云々」と書いてます。ですが、noisy のテイスティングメモには、
「例年の硬さは無い。やや柔らかなテクスチュアから見事な果実感が目立つように感じられる。」
と書かれています。
だから、こんなことは今まで無かった♪♪ んです。どうしちゃったの?・・と言う感情なんですね。
勿論、そんな姿がいつまでも続くとは思えません。今のうち・・でしょう。そしてやがて裏側、奥で支えに回っていたミネラリティが、各要素をコーティングするようになるでしょうから・・そうですね・・暖かいうちは大丈夫かと思います。2018年の10月以降はもう硬くなり始めるかもしれません。
なので、勿体ないと思われるかもしれませんが、今飲んで滅茶美味しいので・・飲めるようならトライしてみてください。新鮮な果実のピュアでナチュラルな姿、これを「チビリチビリ」とやるのも非常に「オツ」なものです。十数年やっててこんなことは初めてなんですから、今後も有るかどうかは判りませんよ。
しかも出来栄えは相当良いと言えます。例年のようにコルシャル風と言うよりは、サン=ロマンを濃密に、そしてややスレンダーに、僅かに硬質にした美しい姿をしています。是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【現状はやや硬め!3年置いて飲みましょう!出来は良いです!】
毎年、緊張しつつコサールのテイスティングをしています。もう何年になるでしょうか。おそらく15年ほどに渡り、毎年20~30アイテムほどをテイスティングして来ました。
そして2016年、やはり緊張しました・・どんな仕上がりなんだろうと心配なのはいつものことではありますが、それでもさらに・・と言うことでした。
で、ACブル、サン=ロマン、オーセ=デュレッスと進んでくると・・安心するんですね。
「・・あぁ・・今年もこれでシャソルネイの巨大アソートが買える・・」
と。
まぁ、今では巨大と言うほどではないですけどね。それでも結構な負担と、時間を掛けての結果、扱う、扱わないを決めています。
オーセ=デュレッスは、赤はリリース無し、白のみになりました。毎年硬いですから・・今年も少し硬めでしたね。ややオイリーでサン=ロマンより大柄、シトラス系のフラワリーなアロマ、レモン、洋ナシなどのフルーツ、全体として涼し気で繊細なテクスチュア。まだ膨らんでこない。超硬質なイメージ。
まぁ、若いコルトン=シャルルマーニュを想像していただければ、その通りのニュアンスです。ご検討くださいませ。
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【ドメーヌ定番のオーセも収量激減・・】 こちらも全く数がありません。昨年の2014年のコメントをご参考にしてください。
以下は2014年もののコメントです。
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【素晴らしい!味わい1級、香りはグランクリュ並?】
旨いですね・・これは飲んでしまいます・・って、持って帰って飲んだので写真が有るんですが!
で、しっかりとシャソルネイ/コサールの成長を見させていただきました。2014年のコサールは、
「今まで最高の仕上がり!」
と言って良いでしょう。
テイスティング中も楽しくて仕方が無かったんですが、持って帰ってから数日間・・物の見事なこのシャルドネの「旨みのエキス」に触れるたび、
「むふふ・・」
と思わずにっこりしてしまうんですね~・・旨いですよ~!
高級感バッチリ!まるでGC並みの表情を見せてくれるアロマ。ただし例年のコルシャルのような「白く細やかな石灰的ミネラリティ」では無く、ピュリニーからムルソーに掛けての中間的ニュアンス。かなり旨い。白っぽくなく、透明感に満ちたミネラリティが凄い。味わいはすでに1級並。
非常に素晴らしいです!・・数は無いです!お早めにどうぞ!大変身したコサールの味わいは、このオーセの透明なミネラリティにも出ていると思います。
● 2018 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【村の西にある丘の村名ですが、常に1級並みの味わいを見せるワインです。】
こちらも古樽仕上げです。今までにも何度か同じようなことを書いてはいるんですが、このワインも実は・・結構にミステリーなんですよね。
基本的にボーヌ・レ・ブレッサンドは1級畑です。ちょうど村の西側の丘の麓から斜面になっている辺りです。相当に「岩壁」を思わせる地形です・・。
でもこのワインは「村名」です・・不思議でしょう?
考えられるのは2つ。1つは「格下げ」です。でも畑名が入っての村名ですので、他の畑のものは混ぜられないので、純然たるレ・ブレッサンドであれば1級ですから、これは無いかと思います。
2つ目は、新たに開墾した土地で1級の認証が取れていないパターンです。これだと以前の地図には無い畑が相当しますが、実はこれは見つけています。高い位置では無いんですが、元々は何らかの理由で Bois(森) とか Friches(荒地)にしかならなかった、ほとんどが人力での開墾が難しかった土地です。現在のパワーショベルとか・・で、ようやく開墾できるような感じの土地です。
ですが・・結構にそんな土地のシャルドネが美味しいことは、皆さんも経験済みですよね?・・ショーム・ド・ペリエールとか・・言ってしまえば、かのクロパラも・・ピノでは有りますが、葡萄が植わっていた訳では有りません。
今までの経験から、このワインは非常にポテンシャルが有り、しかも価格がリーズナブルなことは判っています。古樽仕上げのピュアな味わいに、ホメオパシーならではのナチュラルさが加わった超熟なシャルドネに仕上がっているはずです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】 申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
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え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2018 Puligny-Montrachet Voitte
ピュリニー=モンラッシェ・ヴォワット
【王道のシャルドネ、ここに在り!・・な見事な味わいです!】

見事にピュア、見事なナチュラルさです。これを飲めばフレデリック・コサールが何を考えているか、良く判るんじゃないかと思います。
もう・・見るからにフィルターしていない感じの色合いが伺えますでしょうか?・・どこかちょっと不透明な感じですよね。仕上がり切っていないようにも見えるかもしれません。
しかしながら口内でのパフォーマンスが凄いです。縦伸びしますし、ブリッブリの柑橘がムッチリと・・感じられます。
これ、本当に素晴らしいと思います・・が、直近の美味しさだけを求める方には難しいワインなのかもしれません。
まだ熟していない果実を食べて、「酸っぱい!・・おいしくない!」と言うのとは根本的に異なりますが、現代のソフィスティケイトされた・・もしくは早い段階でも美味しく飲めるように工夫された・・極端な言い方をすれば、「やや軟弱」なワインとは根本的に異なるものです。
なので、その辺りを重々ご勘案の上、「王道のシャルドネ」が何たるものなのか・・を楽しんでいただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】 エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2018 Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アベイ・ド・モルジョ
【こちらも古樽使用に変更したアベイ・ド・モルジョ1級です!】
こちらも余裕が全く無い・・と言うことで、テイスティング出来なかったキュヴェです。ですが、今までの円形のパレットを描くような豪奢な味わいから、縦伸び系のピュアな質実剛健タイプに変身しているはず・・なんですね。
そもそもここは、モルジョ修道院の周りの区画で、モルジョとシャペルの両区画にまたがっています。モルジョ自体はそこそこに広い区画ですし、買い葡萄で仕上げるネゴシアンの競演で力量の差がハッキリ出るところでも有ります。ご検討くださいませ。
以下は2014年以前のレヴューを掲載しますので是非ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【どちらが白眉か・・・】 少し熟したリンゴ、蜂蜜、柑橘系果実。ピュリニー=モンラッシェ・ボワットをよりエレガントにした色合い。シャサーニュらしい押し代の強くない、しかし確実に高いポテンシャルを持つもの。香りはボワットに軍配だが味わいはモルジョが優位。とても複雑で精緻な佇まい。素晴らしい。
久々に素晴らしい仕上がりになったモルジョです。とても大きいです・・ぷんぷんと匂う・・と言うよりも、おしとやかに・・でも隠そうとはしていないです。隠し切れない・・と言うべきか。非常に良いです。お勧めです!
以下は昨年のコメントです。
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え?・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
わずかに還元・・しかし非常に構造の大きさを感じさせてくれるワイン。緻密な酸、構成自体が大きい。
エレガンスならガレンヌ、大きさならこちらのモルジョと言えるだろう。厚みの有る偉大なワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
この深い深い・・色の構造も見て取れると思います・・・単純な色じゃないですよね?
● 2018 Puligny-Montrachet 1er Cru les Garennes
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ガレンヌ
● 2018 Puligny-Montrachet 1er Cru les Champ Canet Clos de la Garenne
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャン・カネ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ
【2018年ものガレンヌは、「シャン=カネ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ」と「レ・ガレンヌ」の2アイテム・・希少です。】
「ガレンヌ」と付くからクロ・ド・ラ・ガレンヌはガレンヌの一部だろう・・と思ってしまうかもしれませんが、基本的に別の畑です。一帯の葡萄を一緒にしてリリースしていた歴史なんでしょうが、クロ・ド・ラ・ガレンヌは結構離れていますが古区画のシャン・カネの一部で、フォラティエールに接する畑です。
スュール・ラ・ガレンヌ(コサールのクレジットはレ・ガレンヌ)はもっと上方の畑で、レ・フォラティエールを通し越して、シャン=ガンも通り越したブラニー村に近い畑です。ただし、狭義の古区画シャン・カネの周りにも忘れ去られた名前の区画がある可能性も有ります。エージェントさんの説明だと、レ・ガレンヌとクロ・ド・ラ・ガレンヌは5メートルしか離れていないがレ・フォラティエールとは50メートル離れているとしているように受けますが、クロ・ド・ラ・ガレンヌはレ・フォラティエールの道を挟んだ向かいの畑ですので、5メートルと50メートルが両立しえないのでは?・・との懸念が消えません。ここは調べていただいてますので・・来年にはきっと・・(^^;;
なので・・相当に違うはず・・確かめられないのはとても残念です。
そもそもクロ・ド・ラ・ガレンヌはデュック・ド・マジェンダで有名になったワインです。造り手はルイ・ジャドですね。勿論、ラ・ガレンヌも有りますし・・・アベイ・ド・モルジョも・・と言うことは、供給元はその辺・・と言うことになるのかな?・・だとしますと、コサールのガレンヌが滅茶美味しかった裏付けにもなりそうですね。
昔の記事で、ジャドのガレンヌを開けたらコルクにクロ・ド・ラ・ガレンヌの焼き印が有ったことを書いた記憶が有りますが、現代のように細分化された名前でリリースされる前は、普通にブレンドされていたんでしょうね。
ですので、クロ・ド・ラ・ガレンヌはレ・フォラティエール寄りの豪奢な味わい、レ・ガレンヌはシャン=ガン寄りの切れの良い繊細な味わい・・かと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【旨い!!】
べらぼうに旨いです!・・コサールならではの非常に上質な仕上がりです。
何と言いますか、コサールのワインと言うのは、どこか「人たらし」的な部分が有りまして、
「・・どうしてそんな風に仕上げられるの?」
と、ある程度ワインを知っていればいるほど、深みに入り込ませるような味わいや表情をしているんですね・・。
実に高品位で、クロ・ド・ラ・ガレンヌらしい暑さと超冷涼さを持ち、ピュリニーならではのゴージャスさと、ピュリニーの良い畑ならでは緊張感の両方を感じさせてくれます。素晴らしいです。
確かに・・少し早いとは思わせますが、今飲んでもこのワインの質感、存在感にはビックリされるでしょう。お勧めします!
以下は以前のレヴューです
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【晴れてクロ・ド・ラ・ガレンヌを名乗った1級シャン・カネです!】
今までと同じキュヴェのようですが、晴れて、
「クロ・ド・ラ・ガレンヌ」
と名乗れるようになったようです。
大柄でオイリー、非常にドライながら旨味もバッチリ乗っています。現状はやや硬さも見られますが、角は丸く太さも有ります。複雑性は2015年よりも感じますし、何と言ってもボリューム感が凄い!
あのルイ・ジャドが造るデュック・ド・マジェンタのクロ・ド・ラ・ガレンヌも美味いですが、単に凝縮感だけ見てもこちらが上です。
今飲んでも飲めますが、ここはやはり3年ほど寝かせるのが「吉」。是非ともご検討くださいませ!
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【2年ぶりのテイスティングで・・はしゃいでしまいました!素晴らしいシャルドネです!】
最高ですね・・。どっしりとした重厚さではフォラティエールに分が有りますが、
「ピカピカな金の延べ棒」
的な凄さが伝わって来ます。
もし・・アイテムを迷われて、これが残っているようでしたらサクッと・・行っちゃってください。
非常に高質。「ボワット」をさらに磨きに磨いたような感じ。余韻から表情がジワジワと還って来るようなイメージ。非常に美しい果実酸。ムルソー=ペリエールを軽やかに、エレガントにしたようなイメージ。バランスが物凄い。白眉!
これも圧巻でした。今飲むならこれ・・が最高。フォラティエールも白眉ですが、こちらはちょっと置いた方が良い・・と言われているような気配が漂ってます。ご検討ください。
以下は2014年以前のコメントです。(2013年ですね・・)
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【間違い無く素晴らしいはずですが?!】 2014年ものガレンヌはほぼ入荷無しです。よって飲めませんでしたので、2013年のコメントをご参考にお願いします。
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【白眉!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
ガレンヌ
これはもう・・素晴らしいの一言に尽きる。マンモスワイン!可憐さを持ちつつ雅。素晴らしい美しさとエレガンス、美しい果実酸・・・ヴォワットも旨いがさすが1級!・・大きさと冷涼感が備わる。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。圧巻のワインです!白眉です。
フォラティエール
これは余りに数が無く、飲めませんでした。
● 2018 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【2018年、フレデリック・コサールが造った最高ランクのシャルドネはこれ!・・偉大なワインに違いないはず・・】
何にせよ、ずっと全く変わらずにいられることは、この世界には有り得ないんだ・・との再確認を植え付けられていることを、今、このコロナ渦の状態で噛みしめていることはとても残念なことです。ついこの間までは普通に、さして何も考えずに生きてこられたのが不思議でも有ります。あの東北大震災から9年、まさかこんなことになるとは・・。
フレデリック・コサールも2017年ものまでは「新樽」を多くは無いにせよ使用していました。2018年ものからは「一切」新樽を使用しないワイン造りへと変化していたんですね。
本来で有れば、
「これ幸い!」
とばかりに、31アイテムと言うような物凄いアイテム数でも出来る限りのテイスティングで、彼の意思の反映されたピノとシャルドネを確認しているはずでした。
まぁ、仮にもし実行していたら何十万円分かの経費を計上せざるを得なくなる訳ですが、とても
「直接の利益を生むことはないテイスティング」
に、それだけ費やすことは難しいので、毎年仲間で集まって経費を按分しつつ、間接的な利益を生むかもしれない行動をしていた訳です。
それすらも、このコロナの影響で出来なくなってしまったことは、本当に残念でなりません。お客様にも、おそらく楽しみにされていらした方が多くいらっしゃったと思うと、期待を裏切ることになってしまったと・・思っています。
しかしながらそれでも何とか3分の1強のアイテムは何とかテイスティングにこぎつけ、2018年の大変化を確認出来たと思っています。
彼の2018年のシャルドネのトップ・キュヴェはこの「ピュリニー=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」になります。以前はバタール=モンラッシェもリリースしていました。しかしながらもう・・葡萄の価格、畑の持ち主の言う価格が高騰してしまい、どうやら買う予定で畑の世話はしていたものの、手放さざるを得なくなったそうです。
このレ・フォラティエールにしましても上代設定は33350円と相当に高いように感じますが、それでもコサールが言うには利益度外視とのことのようですよ。
他の2018年の古樽仕上げのシャルドネの出来を鑑みますと、ビックリするようなピュアさと深遠さを持った純な味わいだと想像出来ます。
新樽による「緩やかな酸素供給」をしない・・・酸素との結合を許さない「純な」液体は、とんでも無く長い寿命を持っているはずです。
美味しく飲みたいと思うのであれば、決して早飲みは厳禁です。買おうと思っても入手できないワインです。ご興味がございましたら是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・飲めませんでした!】 圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2018 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
● 2018 Bourgogne Pinot Noir Bedeau Qvevri
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー・クヴェヴリ
【ここでの比較は楽し・・くなって行きます!新生フレデリック・コサールのベースの姿を是非ご覧くださいませ!】

上がクヴェグリ、下が古樽です。全く変わらないように思えますよね?
また、以前の写真と比較しても、さして違わないように見えるかもしれません。
ですが、本当に大きく異なります。まずはどちらも非常にドライです。そして、おそらくマロラクティックの動きが異なるんじゃないかと思いますが、この二つ自体、結構に異なります。やはりクヴェグリの方がやや解放的で有り、古樽の方は閉じ気味です。

まぁ、それは良いのですが、この「ブドー」2アイテムについては、
「やや荒れ気味」
です。
落ち着いてない・・と言って良いかと思います。長い船旅の疲れが癒されていない感じで、おそらく、美しい果実感が前面に出るはずのところ、ちょっとギスギスしたテクスチュアで、フラワリーなアロマが主体です。
フラワリーと言えば・・カベルネ系でしょうか。なので、ピノ・ノワールなのに・・・そっち系に思えてしまうほど、果皮のニュアンスが浮いてしまっているように感じます。
ですので、出来ましたら1カ月ほどは休めていただけましたら良いかと思います。半年ほど寝かせるとさらに良いかと思います。
新たなスタートを切った、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの姿を是非ご覧いただきたいと思います・・・もし早めにチェックしたいようでしたら、サン=ロマンが良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
● 2018 Mercurey Rouge les Vignes Franches
メルキュレ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・フランシュ
【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】

見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。
コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。
また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、
「古樽でも古樽のニュアンスが付く」
と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。
今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;
● 2018 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
● 2018 Saint-Romain Sous Roche Qvevri Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・クヴェヴリ・ルージュ
【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】

すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2018 Auxey-Duresses les Crais Rouge
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ルージュ
【少量です!テイスティングは出来ませんでした!・・新樽未使用のピュアでナチュラルな味わいかと思います。】
以下は以前のコメントです。
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【よりスタイリッシュに、より美しい酸に、よりエキシーになったオーセ=デュレッス・レ・クレ!】
いつもコルトン系の味わいになるオーセ赤です。2014年のオーセの白は何故か余りコルトン=シャルルマーニュっぽく無かったんですね・・まぁ、それはそのコラムで書きますが・・。
しかしこちらはコルトン系で、しかも「変身したコサールのピュア系な味わい」に仕上げた方ですので、非常に・・綺麗でエキスがバッチリで旨いです。変な小細工はしていません・・・が、その影響も有ります。
ミネラリティが高いこのレ・クレは、そのピュアに仕上げる手法のお陰で、少し硬くなっちゃったんですね。より時間の掛かるワインになった・・と言えますが、元々このレ・クレはやや硬いタイプですから・・少し伸びたとお考え下さると良いかなと思います。
少しカッチリと硬い感じのアロマ。熟しているが硬めのチェリーの果実味。スタイリッシュでタイト、しかしエキス感が半端無く、バランスは良い。高級感も生まれた。少し置くべき。
テイスティング中のメモですので、どうしても簡便な言葉になっていますが、「非常に良い」と感じている部分は2014年ド・シャソルネイのどのキュヴェにしても同じです。変化した部分を中心にコメントを書き残していますので・・。とても旨かったです。
1~2カ月の間にさっさと飲むか5年置くと良いかと思います。非常に美しいエキシーなワインでした。お奨めします!
以下は以前のコメントです。
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【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2018 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【こちらは以前の造りをほぼ踏襲しているはず!・・価格的には頑張ってリーズナブルにしています!】
ナチュラルで小気味良い味わいのシャソルナードです。シャンパーニュも4千円以下で購入できる時代ですが、今回のシャソルナードを普通に値付けすると4500円ほどになってしまいます。
それでは手が出し辛い・・部分も有るかと思いまして、ここは頑張って何とかギリギリ3千円台でご案内させていただきます。
コサールの心地良くも深い味わいのシャソルナード・・是非飲んでみて下さい。内容は以前のレヴューをご参考にされてください。
以下は以前のレヴューです。
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【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】
初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2017 Puligny-Montrachet Voitte
ピュリニー=モンラッシェ・ヴォワット
【申し訳ありません、非常に少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報もご参考にされてください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2017 Volnay
ヴォルネイ
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
【新コサール誕生をシッカリうかがわせる見事な仕上がりです!】

全く小細工無し!透明感バッチリ。色調は濃いめ。香りはソフト。エレガントだがヴォルネイ的な力強さも。赤果実と黒果実をバランス良く加えた味わい。ややアルコール分はいつもより高め?完全発酵気味にしっかりドライでボリューミーだがエレガンスを損なっていない。13.5%
この辺で、しっかり・・2015年のコサールを理解出来ました。下のクラスから順にテイスティングしています。ナチュラル&ピュア、小細工無しの「新コサール」誕生です!ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【2014年は美しい仕上がり!ヴォルネイらしいきらびやかさに満ちています!】 赤紫。ドライなのに仄かに感じる甘みのレベルが絶妙。たっぷりとした果実感。ジューシーで飲みやすく旨い。質の良いタンニンも有る。
コサールがドメーヌとして得たヴォルネイ村名です。エキス感のしっかりした、生まれ変わったド・シャソルネイのピュア系な味わいになっています。是非お試しくださいませ。
● 2017 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【数が来ていないので・・すみません!】
【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】
深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。
ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2017 Volnay 1er Cru Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・ロンスレ
【こちらも飲めていません。】
【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】
深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。
ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。
以下は以前のコメントです。
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黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2017 Pommard 1er Cru les Pezerolles
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】
非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2017 Auxey-Duresses les Crais Rouge
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ルージュ
【少量です!テイスティングは出来ませんでした!】
以下は以前のコメントです。
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【よりスタイリッシュに、より美しい酸に、よりエキシーになったオーセ=デュレッス・レ・クレ!】
いつもコルトン系の味わいになるオーセ赤です。2014年のオーセの白は何故か余りコルトン=シャルルマーニュっぽく無かったんですね・・まぁ、それはそのコラムで書きますが・・。
しかしこちらはコルトン系で、しかも「変身したコサールのピュア系な味わい」に仕上げた方ですので、非常に・・綺麗でエキスがバッチリで旨いです。変な小細工はしていません・・・が、その影響も有ります。
ミネラリティが高いこのレ・クレは、そのピュアに仕上げる手法のお陰で、少し硬くなっちゃったんですね。より時間の掛かるワインになった・・と言えますが、元々このレ・クレはやや硬いタイプですから・・少し伸びたとお考え下さると良いかなと思います。
少しカッチリと硬い感じのアロマ。熟しているが硬めのチェリーの果実味。スタイリッシュでタイト、しかしエキス感が半端無く、バランスは良い。高級感も生まれた。少し置くべき。
テイスティング中のメモですので、どうしても簡便な言葉になっていますが、「非常に良い」と感じている部分は2014年ド・シャソルネイのどのキュヴェにしても同じです。変化した部分を中心にコメントを書き残していますので・・。とても旨かったです。
1~2カ月の間にさっさと飲むか5年置くと良いかと思います。非常に美しいエキシーなワインでした。お奨めします!
以下は以前のコメントです。
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【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2017 Puligny-Montrachet 1er Cru les Garennes
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ガレンヌ
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
詳細はエージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。クロ・ド・ラ・ガレンヌと間違われないよう・・お気を付けください。
以下は以前のレヴューです。
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【2年ぶりのテイスティングで・・はしゃいでしまいました!素晴らしいシャルドネです!】

最高ですね・・。どっしりとした重厚さではフォラティエールに分が有りますが、
「ピカピカな金の延べ棒」
的な凄さが伝わって来ます。
もし・・アイテムを迷われて、これが残っているようでしたらサクッと・・行っちゃってください。
非常に高質。「ボワット」をさらに磨きに磨いたような感じ。余韻から表情がジワジワと還って来るようなイメージ。非常に美しい果実酸。ムルソー=ペリエールを軽やかに、エレガントにしたようなイメージ。バランスが物凄い。白眉!
これも圧巻でした。今飲むならこれ・・が最高。フォラティエールも白眉ですが、こちらはちょっと置いた方が良い・・と言われているような気配が漂ってます。ご検討ください。
以下は2014年以前のコメントです。(2013年ですね・・)
━━━━━
【間違い無く素晴らしいはずですが?!】 2014年ものガレンヌはほぼ入荷無しです。よって飲めませんでしたので、2013年のコメントをご参考にお願いします。
━━━━━
【白眉!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
ガレンヌ
これはもう・・素晴らしいの一言に尽きる。マンモスワイン!可憐さを持ちつつ雅。素晴らしい美しさとエレガンス、美しい果実酸・・・ヴォワットも旨いがさすが1級!・・大きさと冷涼感が備わる。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。圧巻のワインです!白眉です。
フォラティエール
これは余りに数が無く、飲めませんでした。
● 2017 Savigny-les-Beaune les Gollardes
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【申し訳ありません、こちらもごく少量に付きテイスティング不能でした。】
いつも美味しい・・とてもサヴィニークラスとは思えない出来でビックリさせられるワインですが、エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしいです!】

やや黒味を「帯びた果実。少し濃いめの美しいトーン。サンーロマン同様とても純でピュア。やや重量感が備わる。とても健康的でやや大柄。黒系有機物の表情がやがて出て来るだろう。瑞々しく力強い。13.5%
これは美味しいです!かなり仕上がっています・・がやはり1カ月ほど休ませてあげてください。皆さんが思っているような、
「桜のような印象のサヴィニー」
とは全く違います。お勧めです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【大変身の2014年!・・素晴らしい仕上がりになったゴラルドです!ピュアです!】 実はこのワイン、コサールの大変身を確信したワインです。ブルゴーニュ・・オート=コート・・サン=ロマン・・オーセ=デュレッスと飲んできてのサヴィニー・ゴラルドです。
本来は非常に熟度が高く、まったりとした深い味わいの・・そしてもう少し色が「暗い」方向に行ってました。それが、
「ビックリするほどピュアな赤紫」
だったんですね。それも、ブル、サン=ロマンとは全く違うんです。サン=ロマンはいつものコサールですが、このゴラルド、オーセ以上は、
「生まれ変わったコサールのワイン」
です。
仕上がりが良い年は、誰もが欲しいので・・・どうしても取り合いになってしまいますが、数量は限られ、基本前予約のような形になっているため、我々ワイン屋も苦労します。反面良く無いと判断した年は・・判りますよね・・。で、2014年シャソルネイは「買い」の素晴らしい味わいでした。
例年よりも淡い色合い。収穫を少し早めたはず。透明感のあるミネラリティがたっぷり有り、総熱量は例年よりも少ないが非常な美しい酸がある。エキスがたっぷりでピュア。まるで他人が造ったようである意味新鮮。とても驚いたワイン。
どうでしょう?・・変身したピュアなコサールのワインを是非お確かめください。お奨めします!
以下は2012年のコメントです。
━━━━━
【毎年旨いが2012年も磐石!!】
柔らかさのある酸味が特徴の2012年、シャソルネイ・コサールのワインにあって、ゴラルドはハツラツ感満載の美しい冷ややかな酸がたっぷり。若くもバランス良く、しかもキッチリ熟した葡萄の味わいがとても良く、美味しい感を増幅させる。将来的にワイルド感が出てきそうな雰囲気が奥にある。
何故か今ひとつの人気のゴラルドですが、毎年とても旨いです。薄く桜色をしているサヴィニーでは有りません。
● 2017 Puligny-Montrachet 1er Cru les Champ Canet Clos de la Garenne
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャン・カネ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ
【旨い!!】

べらぼうに旨いです!・・コサールならではの非常に上質な仕上がりです。
何と言いますか、コサールのワインと言うのは、どこか「人たらし」的な部分が有りまして、
「・・どうしてそんな風に仕上げられるの?」
と、ある程度ワインを知っていればいるほど、深みに入り込ませるような味わいや表情をしているんですね・・。
実に高品位で、クロ・ド・ラ・ガレンヌらしい暑さと超冷涼さを持ち、ピュリニーならではのゴージャスさと、ピュリニーの良い畑ならでは緊張感の両方を感じさせてくれます。素晴らしいです。
確かに・・少し早いとは思わせますが、今飲んでもこのワインの質感、存在感にはビックリされるでしょう。お勧めします!
以下は以前のレヴューです
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【晴れてクロ・ド・ラ・ガレンヌを名乗った1級シャン・カネです!】
今までと同じキュヴェのようですが、晴れて、
「クロ・ド・ラ・ガレンヌ」
と名乗れるようになったようです。
大柄でオイリー、非常にドライながら旨味もバッチリ乗っています。現状はやや硬さも見られますが、角は丸く太さも有ります。複雑性は2015年よりも感じますし、何と言ってもボリューム感が凄い!
あのルイ・ジャドが造るデュック・ド・マジェンタのクロ・ド・ラ・ガレンヌも美味いですが、単に凝縮感だけ見てもこちらが上です。
今飲んでも飲めますが、ここはやはり3年ほど寝かせるのが「吉」。是非ともご検討くださいませ!
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【2年ぶりのテイスティングで・・はしゃいでしまいました!素晴らしいシャルドネです!】
最高ですね・・。どっしりとした重厚さではフォラティエールに分が有りますが、
「ピカピカな金の延べ棒」
的な凄さが伝わって来ます。
もし・・アイテムを迷われて、これが残っているようでしたらサクッと・・行っちゃってください。
非常に高質。「ボワット」をさらに磨きに磨いたような感じ。余韻から表情がジワジワと還って来るようなイメージ。非常に美しい果実酸。ムルソー=ペリエールを軽やかに、エレガントにしたようなイメージ。バランスが物凄い。白眉!
これも圧巻でした。今飲むならこれ・・が最高。フォラティエールも白眉ですが、こちらはちょっと置いた方が良い・・と言われているような気配が漂ってます。ご検討ください。
以下は2014年以前のコメントです。(2013年ですね・・)
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【間違い無く素晴らしいはずですが?!】 2014年ものガレンヌはほぼ入荷無しです。よって飲めませんでしたので、2013年のコメントをご参考にお願いします。
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【白眉!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
ガレンヌ
これはもう・・素晴らしいの一言に尽きる。マンモスワイン!可憐さを持ちつつ雅。素晴らしい美しさとエレガンス、美しい果実酸・・・ヴォワットも旨いがさすが1級!・・大きさと冷涼感が備わる。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。圧巻のワインです!白眉です。
フォラティエール
これは余りに数が無く、飲めませんでした。
● 2017 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】

良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2017 Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アベイ・ド・モルジョ
【数量無しでテイスティングは出来ませんでした。】
こちらも余裕が全く無い・・と言うことで、前以ての仕入れが出来なかったキュヴェです。2014年以前のレヴューを掲載しますので是非ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【どちらが白眉か・・・】 少し熟したリンゴ、蜂蜜、柑橘系果実。ピュリニー=モンラッシェ・ボワットをよりエレガントにした色合い。シャサーニュらしい押し代の強くない、しかし確実に高いポテンシャルを持つもの。香りはボワットに軍配だが味わいはモルジョが優位。とても複雑で精緻な佇まい。素晴らしい。
久々に素晴らしい仕上がりになったモルジョです。とても大きいです・・ぷんぷんと匂う・・と言うよりも、おしとやかに・・でも隠そうとはしていないです。隠し切れない・・と言うべきか。非常に良いです。お勧めです!
以下は昨年のコメントです。
━━━━━

え?・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
わずかに還元・・しかし非常に構造の大きさを感じさせてくれるワイン。緻密な酸、構成自体が大きい。
エレガンスならガレンヌ、大きさならこちらのモルジョと言えるだろう。厚みの有る偉大なワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
この深い深い・・色の構造も見て取れると思います・・・単純な色じゃないですよね?
● 2017 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【こちらも赤のトップ3に入る凄い出来栄えです!】

もれは旨い!・・見事な果実がたわわに実っています。モレ1級、ヴォーヌ=ロマネに次ぐ仕上がり・・。フレデリック・コサールの実力は半端ないと理解するでしょう!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2017 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】

写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2017 Chardonney Van de France
シャルドネ V.d.F.
● 2017 Feel Good Savagnin Van de France
フィール・グッド・サヴァニャン V.d.F.
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
エージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
● 2017 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【相当、旨いです!泡質も細やかでクリーミー・・これ、アリゴテで出来るなんて・・まるで魔術師です!】

初めてシャソルナード・・いや、その時は「ポエ」でしたが、それを飲んだ時の衝撃を思い出しました。
これ、めっちゃおいしいです!
まぁ、上質な、ちゃんとできたシャンパーニュと比較してしまうと泡質は落ちますが、
「何よりクリーミーで滑らかで甘辛バランスが秀逸でエレガントさと濃密さの有る泡もの」
と言う意味では、最高ランクでしょう。
そして、顔をしかめつつ飲むようなお堅い味わいでは無いので、自然と柔和な表情になってしまいます。
この、まるでブラン・ド・ノワールのような色をした(・・いや、ピンク色でしょ!)ピュアでナチュラルな美味しい泡、是非とも飲んでみてください。フレデリック・コサールのオフザケでは有るんですが、超真面目に造っているのが判ります。こんなところにね・・一生懸命になるお人なんですね~・・超お勧めです。数は有りませんのでお早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】
思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2017 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【例年にも増して素晴らしく旨いです!サン=ロマン・ブランを僅かにスケールダウンしたかのような見事な味わい!】

写真がショボくて申し訳ありません。照度不足でした・・。
しかし、グラスに付く涙の粘度は・・すごいでしょう?・・このビゴットはこのド・シャソルネイ系のテイスティングでの一杯目ですんで、グラスが汚れている訳じゃ無いんです。
一杯目でグラスをスワリングして、その涙そのもの・・その粘性がもろに見えている写真です。
2016年ものの写真は少しガスが見えるようじゃないかな?・・と思いますが、2017年ものは全くそれが無く、しっとりと落ち着いています。その上で、全く格上では有りますが、サン=ロマン・ブラン2017年に追いつかんばかりの見事な味わいをしていました。
サン=ロマン・ブランが悪いんじゃないんですね。勿論、サン=ロマン・ブランの方が旨いですし、品格も上です。しかし、それに僅かに及ばない・・位の味わいを見せてくれます。
コサールの白はいつも美味しいんですが、ビゴットは格別です。是非飲んでみてください。一押し!
以下は以前のレヴューです。
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【ようやっと仕上がってきました!】
ほぼトップバッターでテイスティングに登場したビゴットです。(実際にはペティアンがスタート)
なので、非常に緊張していたんですが・・安心しました。
「(・・これなら行ける!・・2016年も結果、悪くないんじゃないか?)」
と、感じられたんですね。
綺麗な色。少しだけ還元。これは短い期間で無くなる。煙。柑橘。ピュアさ。中域はやや硬いが余韻は非常に長い・・。「静かなるもの?」いつもよりやや軽妙か?・・でも味幅は有るから軽妙と言うべきか?・・もしくはまだ線が細い感じ。
以上がテイスティング時のコメントです。まだ始まったばかりで戸惑ってますね。結果を出さないといけないわけですが、まだ全体像を捉えられていない・・あやふやなコメントです。
しかしながら、かなりのアイテムをテイスティングし、時間がたってからも検証していますので・・今は大丈夫ですよ。
つまり、
「ようやっと仕上がってきたタイミングでのテイスティングだった」
訳で、これを書いている2018年5月10日には、だいぶまとまって来ているはずです。
むしろ、時間が掛かったのは複雑な構成になったから・・と言えます。単純な・・と言うか、健康な酸だけによるストレートな姿では無く、カーブもスライダーもフォークもホップも有り、その処理に時間が掛かっていると言うことですね。(難しい表現ですみません。)
こちらは届きましたら、少し休めてどうぞお召し上がりください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【コサール史上最強のシャルドネです!滅茶美味しいです!】
コサール自身が「最高の出来!」と言うのも判る、素晴らしい仕上がりでした。
まぁ、毎年のように・・
「今までで最高!」
などと、まるで言葉だけがどこまでも昇り詰めて行くヌーボーのような表現で申し訳ないのですが、造り手紹介欄にも書きましたように、
「今までとちょっと違うが今までで最高のシャルドネを造った!」
と言っておきましょう。
まぁ、本来ならば・・こう有るべきだった訳です。
「葡萄が健全であるならば小手先の小細工はいらない」
ので有って、造り手が有る意味、造り手のエゴを見せなければならない、葡萄の出来が今一つだったヴィンテージには、それが実行されても、褒められこそすれ、けなされることは無いでしょうが、非常に良い葡萄を得たヴィンテージであれば、
「なるように任せる」
ことも必要だと思うんですね。
コサールの2014年はそんなヴィンテージです。それでもシャルドネ、白ワインはコサールらしさも出ていて、非常に旨いです。
・焼きリンゴ、蜜、柑橘、スピードの速い素晴らしい健康的なアロマ。球体感、透明感バッチリのミネラリティ。酸もしっかり有るのにまろやか。エキス味が染み入る。旨い。
これは文句の出ない素晴らしいシャルドネです。ピュリニー村名でも通るかも・・です。コサールらしいナチュラル感に満ちています。是非ご賞味ください。超お勧めします!
以下は2014年もののコメントです。
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【目茶美味しいビゴット・シャルドネ復活!!・・素晴らしいです!】
いや~・・2014年のコサールのシャルドネは素晴らしいです。手放しで褒められます・・。ポテンシャルは価格が上のものが確実に上ですが、もしこのブドーしか飲まなかったら・・
「これで充分!」
と思ってしまうでしょう。
溌剌としてシャッキリした酸、味わいに奥行きがある。張り詰めていて薫り高く、ピュア。ミネラリティも半端無い。2013年とはだいぶ違う。リンゴと蜂蜜がとろ~り融けているよう。旨みがしっかり載った模範的な仕上がりだ。
価格も安く頑張りましたので、これは非常にお買い得です。仕上がりも文句無し!超お奨めです!
以下は2013年のコメントです。
【良く熟した葡萄が由来!】 やや暗め、ハチミツ色。非常に熟したアロマ。ビオ的なニュアンスはそれなりにある。ドライ、非常にナチュラル。ひと皮剥けた感じ?もしかしたらさらなるホメオパシー的なトライをしたか?質感は非常に高い。ミネラル感も素晴らしい。この瑞々しさはSo2を出来るだけ使用しなかったことによるものだろう。
この2013年ビゴットも写真が有りませんでした。他のシャソルネイのキュヴェに比べるとかなりビオ的と言えるかもしれません。・・が、これはこれでかなり美味しいと思います。ただし、2012年までもビゴットとの素直な比較は難しいかもしれません。
● 2017 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【ミネラリティの美しさに脱帽!相当に素晴らしい仕上がりです!】

ド・シャソルネイのシャルドネと言うと、noisy 的にはこんな色を思い浮かべます。黄色がしっかり入っていて、黄色い柑橘を想像させてくれる色合いです。ビゴットの写真はちょっと失敗しました。ある程度多くの人数で、かつ限られた時間でテイスティングしますので、ゴチャゴチャと込み入った写真になってしまっています。
それでも、こんな色合いを想像されるシャソルネイ・ファンの方は多いと思うんですね。
ビゴットの出来栄えも素晴らしいので価格的にそちらを推していますが、このサン=ロマン・ブランも素晴らしいです。
より優しくて包容力が有り、より美しく完成度が高いです。余りに美味しいので・・途中で感想を書くのを止めてしまいました。ミネラリティの量とそのバランスが素晴らしいですから、その表現もまた美しいものになります。
今飲んで美味しく、10年以上に渡り成長する素晴らしいシャルドネです。5年経ったら・・
「・・えっ?・・これ、サン=ロマンなの?」
とビックリされると思いますよ。
2010年代、もっとも素晴らしい仕上がりかと思います。2017年って、どうやら相当良さそうです。是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【いつもよりは仕上がりに時間が掛かっているようです・・が、結局いつも通りに素晴らしいサン=ロマン・コンブ・バザンに仕上がっています!】
ようやく仕上がってきた・・と言うタイミングでのテイスティングになったようで、いや、少し硬いですね。でも、仮面を剥ぐって行くと、いつものコサールのサン=ロマン・ブランに近いことが判ります。
柑橘や締まったボディ、そこから感じられるマンモスなミネラリティ・・2016年のネガティヴさと言うよりは、きっちりと仕上げるのに時間が掛かった2016年・・ということが伺えます。
早い段階で飲まれるには1カ月、しっかり休めていただくことが前提です。
「少し暑くなってきたな・・。」
と、梅雨の時期を抜けてからが、ようやくいつものコサールのサン=ロマン・コンブ・バザンに出会えるタイミングでしょう。
色合いも毎年変わらず、淡いイエローが美しいです。超お勧め!・・少し休養を与えてください。2016年は少量です!
以下は以前のレヴューです!
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【ナチュラルでピュア、しかも王道のボーヌ・シャルドネ味です!ビオ特有の危険な風味は無し!】
2014年のコサールのシャルドネは本当に素晴らしいです!・・中域の膨らみも見事で、アロマもリンゴ系、柑橘系に蜜が備わります。そして余韻が非常に長く、口内に入って嫌味なく粘ってくれるんですね。
より強い色合いのゴールド。実に美しい。ミネラル感たっぷり。高域の伸びが抜群。中域もむっちりと膨らむ。コサール節の復活か?・・かなりの旨さ。
言葉は短いんですが、良い出来で安心した感じが出ているかと思います。2013年もののビオっぽさが嘘のようなピュア感です。是非飲んでみてください。お奨めします!
以下は2013年もののコメントです。
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【ビオ的に少し攻めたか?!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗め。ドライだが煮詰めたようなジャミーさ、わじかな甘みが有るようにも感じる。ややビオっぽさはあるがコサール味のシャルドネで、個性が発揮された味わいだと思う。リュリーのように今までのコサールの個性の延長上に有る味わいよりも、さらにビオ的に攻めたように思う。
いつものコサールのサン=ロマンよりも、よりナチュラルだと言えます。なので、自然派が嫌いな方にはどうかな?・・と思いますが、ヴァン・ナチュール大好きな方々には、大歓迎でしょう。
● 2017 Auxey-Duresses les Crais Blanc
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ブラン
【「えっ?・・これ、オーセデュレッスなの!?」と思われるに違いありません!・・勿体なく無ければ今すぐ飲んでみるべき!!】

いや~・・驚きました。こんなことは今まで無かった・・オフコースの小田さんの歌声が聞こえて来てしまいました・・♪♪
まぁ、もうどうでしょう・・十数年に渡って毎年ド・シャソルネイのワインをテイスティングしている訳ですから、ある意味、ある程度想像をしてからテイスティングに臨んでいる訳です。
なので、その予想を大きく裏切られると驚いてしまうんですね。
で、何に驚いたかと言いますと、
「柔らかなテクスチュアと表情をしっかり放出している姿にビックリ!」
したんです。
昨年の2016年ものの時もそうです。「現状はやや硬め!3年置いて・・云々」と書いてます。ですが、noisy のテイスティングメモには、
「例年の硬さは無い。やや柔らかなテクスチュアから見事な果実感が目立つように感じられる。」
と書かれています。
だから、こんなことは今まで無かった♪♪ んです。どうしちゃったの?・・と言う感情なんですね。
勿論、そんな姿がいつまでも続くとは思えません。今のうち・・でしょう。そしてやがて裏側、奥で支えに回っていたミネラリティが、各要素をコーティングするようになるでしょうから・・そうですね・・暖かいうちは大丈夫かと思います。2018年の10月以降はもう硬くなり始めるかもしれません。
なので、勿体ないと思われるかもしれませんが、今飲んで滅茶美味しいので・・飲めるようならトライしてみてください。新鮮な果実のピュアでナチュラルな姿、これを「チビリチビリ」とやるのも非常に「オツ」なものです。十数年やっててこんなことは初めてなんですから、今後も有るかどうかは判りませんよ。
しかも出来栄えは相当良いと言えます。例年のようにコルシャル風と言うよりは、サン=ロマンを濃密に、そしてややスレンダーに、僅かに硬質にした美しい姿をしています。是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【現状はやや硬め!3年置いて飲みましょう!出来は良いです!】
毎年、緊張しつつコサールのテイスティングをしています。もう何年になるでしょうか。おそらく15年ほどに渡り、毎年20~30アイテムほどをテイスティングして来ました。
そして2016年、やはり緊張しました・・どんな仕上がりなんだろうと心配なのはいつものことではありますが、それでもさらに・・と言うことでした。
で、ACブル、サン=ロマン、オーセ=デュレッスと進んでくると・・安心するんですね。
「・・あぁ・・今年もこれでシャソルネイの巨大アソートが買える・・」
と。
まぁ、今では巨大と言うほどではないですけどね。それでも結構な負担と、時間を掛けての結果、扱う、扱わないを決めています。
オーセ=デュレッスは、赤はリリース無し、白のみになりました。毎年硬いですから・・今年も少し硬めでしたね。ややオイリーでサン=ロマンより大柄、シトラス系のフラワリーなアロマ、レモン、洋ナシなどのフルーツ、全体として涼し気で繊細なテクスチュア。まだ膨らんでこない。超硬質なイメージ。
まぁ、若いコルトン=シャルルマーニュを想像していただければ、その通りのニュアンスです。ご検討くださいませ。
━━━━━
【ドメーヌ定番のオーセも収量激減・・】 こちらも全く数がありません。昨年の2014年のコメントをご参考にしてください。
以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【素晴らしい!味わい1級、香りはグランクリュ並?】
旨いですね・・これは飲んでしまいます・・って、持って帰って飲んだので写真が有るんですが!
で、しっかりとシャソルネイ/コサールの成長を見させていただきました。2014年のコサールは、
「今まで最高の仕上がり!」
と言って良いでしょう。
テイスティング中も楽しくて仕方が無かったんですが、持って帰ってから数日間・・物の見事なこのシャルドネの「旨みのエキス」に触れるたび、
「むふふ・・」
と思わずにっこりしてしまうんですね~・・旨いですよ~!
高級感バッチリ!まるでGC並みの表情を見せてくれるアロマ。ただし例年のコルシャルのような「白く細やかな石灰的ミネラリティ」では無く、ピュリニーからムルソーに掛けての中間的ニュアンス。かなり旨い。白っぽくなく、透明感に満ちたミネラリティが凄い。味わいはすでに1級並。
非常に素晴らしいです!・・数は無いです!お早めにどうぞ!大変身したコサールの味わいは、このオーセの透明なミネラリティにも出ていると思います。
● 2017 Skin-Contact Blanc Zizifredo V.d.F.
スキン=コンタクト・ブラン・ズィズィフレッド V.d.F.
● 2017 Skin-Contact Blanc Feelgood Savagnin V.d.F.
スキン=コンタクト・ブラン・フィール・グット・サヴァニャン V.d.F.
【ド・シャソルネイの未来・方向性を見せてくれる素晴らしい味わいでした!】

すみません・・サヴァニャンのスキン・コンタクトも飲んだんですが、写真が見当たりませんでした。写真はズィズィフレッドですが、サヴァニャンの方は色はもっと濃いです。
ズィズィフレッドは南部の白葡萄をマセラシオンした、まぁ・・ある意味では最近流行の「オレンジワイン」と言うことになりますが、余りオレンジ色にはならないのが玉にキズです。「しっかりした黄色」をしています。
で、味わいはもう・・素晴らしいですね・・noisy はとても好きです。滅茶苦茶複雑性が高いです。種からのタンニンもソフトに感じられます。味わいの幅が通常のキュヴェよりもたっぷり有り、熟成もまた赤ワインに似たものになってくるかと思いますので、将来的にも楽しみです。
noisy的には意外や意外・・2016年のスキンコンタクトシリーズはブルゴーニュファンの飛びつきは余り無かったですね。・・美味しいのに・・(^^;;
サヴァニャンはズィズィフレッドに輪を掛けて、もっと濃密です。黄色も深いし、そこにオレンジ色も見え、複雑性もより感じます。
しかし、2016年ものとはだいぶ趣が異なります。サヴァニャンなら「産膜酵母」を思い浮かべますが、2017年ものには全く感じませんでした。
また、現状は結構に「硬い」です。白ワインではこのスキンコンタクトシリーズのみ、
「すぐ飲むのは厳禁!」
です。
また、サヴァニャン系のワインがお好きでない方にはお勧めはしません。むしろそのような方はズィズィフレッドの方が合うと思われます。
ズィズィフレッドは2年、サヴァニャンは3年は待っていただくことになりそうです・・サヴァニャンの写真が有ればもっと説得力が有ったんじゃないかと思いますが残念です。是非ご検討くださいませ。
● 2017 Rully 1er Cru en Vauvry Blanc
リュリー・プルミエ・クリュ・アン・ヴォーヴリー・ブラン
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
以下は以前のレヴューです。
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【旨味たっぷり!健康的な果実!・・こちらは余り2016年っぽくありません!】

このリュリーに関しましては、上記コラムに書いた印象は当たりません。
むしろ2015年ものとの「差」を見つけられず、ほぼ同様の印象です。旨味がたっぷりで軽くトーストしたリンゴのフレーヴァー、ボリューム感がたっぷりです。これを「美味しくない」と言う方は・・シャルドネ嫌いでしょう・・と言いたくなるほどの全方位外交振りです。
素晴らしい出来だと思います。ぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【コサール2015年のシャルドネの中では中量級!華やかで瑞々しい、あっけらかんとした表情が素晴らしいです!】 すみません・・どうやら写真を撮り忘れたようです。でもしっかりテイスティングしましたので・・。
リンゴのコンポート。瑞々しく清らか。少し閉じ気味だがきちんと膨らみ、かなりドライ。冷涼感。シャリシャリしたテクスチュア。爽やかがに特徴。
ビゴットが重厚なのに対し、リュリーはそれよりやや軽めで明るい感じです。クラス的にはボーヌの村名クラス。健康的に美味しいです。お勧めします!
以下は2014年もののレヴューです。
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【豪放で豊満、判りやすい美味しさに満ちたリュリー1級!】 熟れた深い果実味。たっぷりとしている。南国系フルーツ感。ミネラル感はよりソフト。とても判りやすい美味しさでしっとりとしたナチュラル感、そしてピュア感。
以下は2013年のコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
これは旨い!ハツラツとした果実、ミネラリティ高くふっくらとしている。実に旨い。酸のリアルなフルーツ感、旨みはシッカリ有るのにきれの良い味わい。お買い得。白桃、黄桃、柑橘系果実のニュアンスが良い。
美しい色合いです。かなり旨いです。そして非常に健全・・・
● 2017 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】
申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
━━━━━

え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2017 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【もしかしたら今までで最高の出来・・です。しかも新生フレデリック・コサール系のピュアで余計なことをしない見事な味筋です!】

すごく良いです・・今まではどこか、
「コサール・・少し弄り過ぎでしょう・・」
と言うような気が有ったんですが、2016年ものからは見事に変貌しています。
これ、まだ少し硬めなんですが2~3日掛けて飲んでみてください。素晴らしい味わいですよ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
━━━━━
【梅カツオ風味はもうお蔵入り!ピュアでポテンシャル高いブルゴーニュ・ピノ・ノワールに大変身!!】
有る意味、非常にショッキングかもしれません。・・そう・・今までのコサールらしさは大分・・無くなっていたんです。
サンタムールやムーラン・ナ=ヴァンなどのガメのテイスティングから入ったので、
「おいおい・・コサールは醸造から外れたか?・・もしくは、デコンブさんの息子さんが造ったか?」
などとはしゃいでいました。
ですが、ブドー、サン=ロマンと進むうちに、想像は確信に変わったんですね。
そう・・「梅カツオ風味のピノ・ノワール」はもう・・終焉していました。同時に、あの何とも形容しがたい色合い・・淡いあずき色と言うか、淡い赤にやや黒ずんだ土留め色が混じる・・と言うか、コサールらしさを感じるニュアンスはことごとく・・無いんです。
そして、ナチュラルでピュアでアロマが速攻で飛び込んでくる、ボリューミーな味わいがそこにありました。
しっかりした赤紫の色調。ほんのわずかにMC系のアロマ。わずかに還元。ようやっと出荷に間に合った・・と言うイメージ。澱にもなり切っていない澱・・。とても純粋。ドライでジューシー。非常に良く出来ている。摩り下ろしたような果実がピュア。もしかして・・大変身?
いや・・ビックリしました。noisy の小言が効いたかのようです・・(^^;; 非常に素晴らしいですが、1カ月ほどは休養させてください。おそらくそれで仕上がると思います。超お勧めです!
以下は2014年もののレヴューです。
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【ピチピチのギャル的?!コサールにしてはちょっと珍しい仕上がりか?】 コサールらしい複雑間たっぷりな深い味わいのピノ・ノワール。2014年は非常に素晴らしい仕上がり。ミネラル感バッリチリ、その分少しカッチリとした感じ。透明感の有るもの。冷ややかながら熟した感じのするベリー系の味わいが特徴。
このワインとサン=ロマン赤は、2013年までのコサールの味わいをそのまま踏襲していますが、よりミネライティ高く、美しい酸を得ています。とても美味しいです。これなら納得していただけるでしょう。価格も今回は頑張りましたので是非ご検討くださいませ!
以下は2013年のコメントです。
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【頑張って仕上げたブドー!】
え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗めのルビー。なめらかさ、要素のバランスに優れる。非常にソフトなタッチだが、まだ仕上がり切ってはいないか?
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。少し時間が必要かと思います。
● 2017 Pinot Noir Vin de France
ピノ・ノワール V.d.F.
【申し訳ありません、少量に付きテイスティング不能でした。】
昨年のレヴューとエージェント情報にてご確認ください。申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
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【非常にピュアです!ジュラのピノ・ノワール!!】

サヴァニャンやシャルドネとともに、2016年リリースとなったジュラのピノ・ノワールです。
ジュラのワインと言えば、産膜酵母が働き、独特のアロマを形成する場合が有りますが、
「こちらにはそのようなニュアンスは一切無し!」
です。
まぁ、ピノ・ノワールですしね。美しく、やや淡く輝くルビーから、おそらく全房発酵系のアロマ、イチゴのニュアンス。やや暖かめに感じるニュアンスがジュラらしさを感じさせるわずかな証拠か。中盤にはほんのりとタンニン。若いが非常に良い造り。
上記が簡易では有りますがテイスティング時のメモです。ブドーよりもほんのり暖かく、その分、フレーヴァーが載っています。良い出来たと思います。ご検討くださいませ。
● 2017 Batard-Montrachet Grand Cru
バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ
【ついにコサールもバタール=モンラッシェを!・・興味津々ですが、非常に少ないです!】
ボンヌ=マールの葡萄入手が叶わなかった2016年、フレデリック・コサールは世界最高の白ワインと言われるモンラッシェと同格、バタール=モンラッシェを造りました。
バタール=モンラッシェと言えば、かのDRCも小区画を所有、そのワインはネゴシアンへと販売されてしまいます。(最もごく少量、ドメーヌの催しなどで出されたことがあるようです。)
また、バタールの高水準のものは、モンラッシェをも凌ぐと言われ、noisy もほんのいくつかですが、そんなバタールのご相伴に預かったことが有ります。
豪放磊落なもの、繊細の境地を思わせるものの2タイプ・・と感じています。どちらに仕上がったのかは、その葡萄の供給者によると思いますが、やはり判らないようですね。ぜひこの希少なバタール=モンラッシェ、ご検討くださいませ。
● 2017 Gevrey-Chambertin les Genevrieres
ジュヴレ=シャンベルタン・レ・ジュヌヴリエール
【とても良い出来ですが、少しおいてください。】

エキスがしっかり出た美しいジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、これがフレデリック・コサールの普通の出来・・です。今はちょっとタイトでは有りますが、3年ほどで見事なワインに変わってくるはずです。
と言うよりも、トップスリーの赤が凄すぎるんですね・・。なのでこんなコメントになってしまいますが、非常に素晴らしいワインです。
● 2017 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】

2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。
物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。
もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2017 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ
【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】

何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。
確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。
このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!
● 2017 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【圧巻!】

物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。
以下は以前のレヴューです。
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【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2016 Pommard 1er Cru les Pezerolles Magnumbottle
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール・マグナムボトル
【希少なドメーヌもののポマール・レ・ペズロールです!・・こちらは飲めていません。マグナムのみ!】
2016年のポマール・レ・ペズロールはマグナムのみ生産されたようです。収穫は10月にもなろうかと言う9月30日です。2015年が新樽30%、古樽70%のところ、2016年はそれぞれ50%。成熟したタンニンと釣り合いと取るべくの、新樽割合を増加したかと思います。この辺りのコサールの対応が、2016年産の特性・・複雑性と構造の大きさ、フレーヴァーの量などに影響していると思います。長熟さもかなりありそうです!
以下は2015年のこのワインのレヴューです。
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【純度の高いチェリー・リキュール的なイメージ!ドメーヌものの最高峰!!】
非常に美しい透明度の高い色合い。素早いアロマの立ち上がり。とても高質。チェリーとベリーのエキスがしっかり。純度の高いチェリー・リキュール的な味わいのイメージ。美しい。
ぺズロールはnoisy の大好きな畑なんですが、ハイトーンの伸びが良くチェリッシュで、土っぽいポマールとは無縁なんですね・・どちらかと言うとシャンボール的で、しかもよりチェリーの果肉の表現が有るのが素晴らしいです!お勧めです!
● 2016 Vosne-Romanee les Champs Perdorix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ
【ピュアなスグリ、美しい紫の果実です!】

写真もどうでしょう?・・非常に美しい色合いに撮れています。2015年ものの写真がやや暴れていますんで比較にならないかもしれませんが、
「澄んだ美しい赤紫の奥にエナジーが溢れている」
かのように・・noisy には見えます。
やはり上級キュヴェは、その潜在能力で美味しく仕上がってしまう部分が大きいかと思います。2016年の特徴を見るのでしたら、むしろ下級キュヴェの方が判りやすいです。余りにピュアで純で、今飲んでも美味しいので、
「・・複雑性が高く構造がどうの・・って言われても・・2015年と変わらないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
2016年ものは非常に少ないので、お早めにお手当ください。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【わお!素晴らしいです!】
実にエレガント!繊細。非常に美しい色調。エキスが旨い!健康的で見事なバランス。複雑性は照りを感じるミネラリティに閉じ込められたまま。しかし今でも必要にして充分。柔らかな酸、ワイルドでスパイシーな穏やかアロマ。13.5%
これも今までとかなり違うことを判っていただけるでしょう。フレデリック・コサール、脱皮の2015年です!
以下は2014年もののコメントです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2016 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン
【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。
それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。
非常に複雑性が高く、テイスティング時は
「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」
と感じました。素晴らしい1級です。
色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。
今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ん?・・プリューレ・ロックだと?】
・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・
「プリューレ・ロックがどうの・・」
とコサールは言ってたんですね。
noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。
でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。
香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!
・・お早めに!
以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】
圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。
集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。
左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。
ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。
淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。
どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。
● 2016 Petillant la Chassornade
ペティアン・ラ・シャソルナード・ブラン
【イージードリンキング!・・軽快なペティアンを久しぶりに造りました!】

思い出してみれば、
「モエ」をもじった「ポエ」
と言う泡も有りましたよね。それに、写真が見つかりましたが、シャソルナード・ピンクと言うアイテムも有りました。
どちらもいわくつきで、モエ・エ・ヘネシーからクレームが付き、「ポエ」は終了、シャソルナード・ピンクも結局、ボトルの栓不良などが多く、それからしばらく「ペティアン系」は見られなくなってしまいました。
非常に軽快で爽快、シトラス、レモンのフレーヴァー。それなりに味幅の広さがあるのは驚き。かなりドライだが旨味はしっかり。重量感も有る。
と言うのがテイスティング時のメモです。泡質はまだ粗目ですが、落ち着かせることで良くなってくるんじゃないかと想像しています。
ペティアンは、葡萄だけの糖分で発酵させますので、このドライさ加減だと、これ以上は強くはならず、甘さは出ず、ドライで旨味しっかりのペティアンと言うことになろうかと思います。
これも数は無く、早めに無くなってしまうと思われます。ご検討くださいませ!
● 2016 Chardonney Van de France
シャルドネ V.d.F.
【台風の目!ジュラのシャルドネとサヴァニャン!!】

2016年コサールの目玉のひとつ、ジュラのサヴァニャン、シャルドネ、ピノ・ノワールです。サヴァニャンにはスキン・コンタクト品も有ります。
しかしながら、こちらの「ノーマル品」には、スキン・コンタクトのアイテムのような、ある種特殊な要素、香り、味わいは・・
「有りません!めちゃ普通に旨い!」
です・・(^^;;
なので、ある種特殊な・・実際には全然普通なんですが、そっちがお望みならば、スキン・コンタクトをご選択ください。特にサヴァニャンのノーマルは、
「むちむちしつつ表情深く、少しだけ黄色が強く、瑞々しい長い余韻にくらくらさせられる」
と思いますよ。
かなり素晴らしい仕上がりです。

シャルドネの方もサヴァニャンに似たニュアンスでは有りますが、やはりサヴァニャンの深さ、濃密さには及ばないですね。むしろ、
「すっきりした美味しさを追求したい」
と思われるようでしたら、シャルドネを選ばれると良いと思います。
2016年、コサールは面白い命題をくれたと思います。是非ともご検討くださいませ!
● 2016 Rully 1er Cru en Vaubry Blancs
リュリー・プルミエ・クリュ・アン・ヴォーヴリー・ブラン
【旨味たっぷり!健康的な果実!・・こちらは余り2016年っぽくありません!】

このリュリーに関しましては、上記コラムに書いた印象は当たりません。
むしろ2015年ものとの「差」を見つけられず、ほぼ同様の印象です。旨味がたっぷりで軽くトーストしたリンゴのフレーヴァー、ボリューム感がたっぷりです。これを「美味しくない」と言う方は・・シャルドネ嫌いでしょう・・と言いたくなるほどの全方位外交振りです。
素晴らしい出来だと思います。ぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【コサール2015年のシャルドネの中では中量級!華やかで瑞々しい、あっけらかんとした表情が素晴らしいです!】 すみません・・どうやら写真を撮り忘れたようです。でもしっかりテイスティングしましたので・・。
リンゴのコンポート。瑞々しく清らか。少し閉じ気味だがきちんと膨らみ、かなりドライ。冷涼感。シャリシャリしたテクスチュア。爽やかがに特徴。
ビゴットが重厚なのに対し、リュリーはそれよりやや軽めで明るい感じです。クラス的にはボーヌの村名クラス。健康的に美味しいです。お勧めします!
以下は2014年もののレヴューです。
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【豪放で豊満、判りやすい美味しさに満ちたリュリー1級!】 熟れた深い果実味。たっぷりとしている。南国系フルーツ感。ミネラル感はよりソフト。とても判りやすい美味しさでしっとりとしたナチュラル感、そしてピュア感。
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
これは旨い!ハツラツとした果実、ミネラリティ高くふっくらとしている。実に旨い。酸のリアルなフルーツ感、旨みはシッカリ有るのにきれの良い味わい。お買い得。白桃、黄桃、柑橘系果実のニュアンスが良い。
美しい色合いです。かなり旨いです。そして非常に健全・・・
● 2016 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、
「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」
と言う印象から、
「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」
と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。
もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。
以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。
まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。
収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!
以下は以前のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2016 Savagnin Van de France
サヴァニャン V.d.F.
【台風の目!ジュラのシャルドネとサヴァニャン!!】

2016年コサールの目玉のひとつ、ジュラのサヴァニャン、シャルドネ、ピノ・ノワールです。サヴァニャンにはスキン・コンタクト品も有ります。
しかしながら、こちらの「ノーマル品」には、スキン・コンタクトのアイテムのような、ある種特殊な要素、香り、味わいは・・
「有りません!めちゃ普通に旨い!」
です・・(^^;;
なので、ある種特殊な・・実際には全然普通なんですが、そっちがお望みならば、スキン・コンタクトをご選択ください。特にサヴァニャンのノーマルは、
「むちむちしつつ表情深く、少しだけ黄色が強く、瑞々しい長い余韻にくらくらさせられる」
と思いますよ。
かなり素晴らしい仕上がりです。

シャルドネの方もサヴァニャンに似たニュアンスでは有りますが、やはりサヴァニャンの深さ、濃密さには及ばないですね。むしろ、
「すっきりした美味しさを追求したい」
と思われるようでしたら、シャルドネを選ばれると良いと思います。
2016年、コサールは面白い命題をくれたと思います。是非ともご検討くださいませ!
● 2016 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【すみません・・飲めませんでした!】
圧巻だった2015年のフォラティエールを思えば、また、2016年の素晴らしいクロ・ド・ラ・ガレンヌを考えあわせれば、2016年のフォラティエールもかなりの仕上がりになっていることが想像可能です。
しかもフォラティエールとするならば、価格的にもリーズナブルですよね。2016年に何かしらのオマージュが無くても、コサールのフォラティエールなら飲んでみたいと思わせるだけの、
「コサールのシャルドネっていつも美味しい!」
と言うイメージが定着していると思います。
まぁ、2016年はバタール=モンラッシェを造りましたので・・トップ・キュヴェの座からは降りましたが、それでも凄いワインであることには違いは無いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【もの凄いです!!】
このフォラティエールをテイスティング出来たことを感謝します。素晴らしいです。コント・ラフォンやルフレーヴのシャルドネがリリース直後から何であんなに硬いのか?・・、それだけの価値が有るのか?・・などと思ってしまうぐらいに・・ソフトでアロマは素早くノーズに飛び込みます。
ゴージャスですし、エレガンスの極致・・です。
非常に蜜で緻密!非常に高いレベルで仕上がった高貴なアロマ。ポテンシャル甚大。この目の詰まり具合は半端無い。どっしりと重厚。ポテンシャルは2015年のテイスティングの中でトップ。
これも圧巻です。コサール、シャソルネイの白はどれを飲んでも・・絶品です。サン=ロマンの白はリリース延長だそうですので、その分がビゴットに向かうでしょう・・が、これもさしては無いです。
お勧めしたいですが数が有りません。早い者勝ちです。ご検討くださいませ。
● 2016 Batard-Montrachet Grand Cru
バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ
【ついにコサールもバタール=モンラッシェを!・・興味津々ですが、非常に少ないです!】
ボンヌ=マールの葡萄入手が叶わなかった2016年、フレデリック・コサールは世界最高の白ワインと言われるモンラッシェと同格、バタール=モンラッシェを造りました。
バタール=モンラッシェと言えば、かのDRCも小区画を所有、そのワインはネゴシアンへと販売されてしまいます。(最もごく少量、ドメーヌの催しなどで出されたことがあるようです。)
また、バタールの高水準のものは、モンラッシェをも凌ぐと言われ、noisy もほんのいくつかですが、そんなバタールのご相伴に預かったことが有ります。
豪放磊落なもの、繊細の境地を思わせるものの2タイプ・・と感じています。どちらに仕上がったのかは、その葡萄の供給者によると思いますが、やはり判らないようですね。ぜひこの希少なバタール=モンラッシェ、ご検討くださいませ。
● 2016 Auxey-Duresses les Crais Blanc
オーセ=デュレッス・レ・クレ・ブラン
【現状はやや硬め!3年置いて飲みましょう!出来は良いです!】

毎年、緊張しつつコサールのテイスティングをしています。もう何年になるでしょうか。おそらく15年ほどに渡り、毎年20~30アイテムほどをテイスティングして来ました。
そして2016年、やはり緊張しました・・どんな仕上がりなんだろうと心配なのはいつものことではありますが、それでもさらに・・と言うことでした。
で、ACブル、サン=ロマン、オーセ=デュレッスと進んでくると・・安心するんですね。
「・・あぁ・・今年もこれでシャソルネイの巨大アソートが買える・・」
と。
まぁ、今では巨大と言うほどではないですけどね。それでも結構な負担と、時間を掛けての結果、扱う、扱わないを決めています。
オーセ=デュレッスは、赤はリリース無し、白のみになりました。毎年硬いですから・・今年も少し硬めでしたね。ややオイリーでサン=ロマンより大柄、シトラス系のフラワリーなアロマ、レモン、洋ナシなどのフルーツ、全体として涼し気で繊細なテクスチュア。まだ膨らんでこない。超硬質なイメージ。
まぁ、若いコルトン=シャルルマーニュを想像していただければ、その通りのニュアンスです。ご検討くださいませ。
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【ドメーヌ定番のオーセも収量激減・・】 こちらも全く数がありません。昨年の2014年のコメントをご参考にしてください。
以下は2014年もののコメントです。
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【素晴らしい!味わい1級、香りはグランクリュ並?】
旨いですね・・これは飲んでしまいます・・って、持って帰って飲んだので写真が有るんですが!
で、しっかりとシャソルネイ/コサールの成長を見させていただきました。2014年のコサールは、
「今まで最高の仕上がり!」
と言って良いでしょう。
テイスティング中も楽しくて仕方が無かったんですが、持って帰ってから数日間・・物の見事なこのシャルドネの「旨みのエキス」に触れるたび、
「むふふ・・」
と思わずにっこりしてしまうんですね~・・旨いですよ~!
高級感バッチリ!まるでGC並みの表情を見せてくれるアロマ。ただし例年のコルシャルのような「白く細やかな石灰的ミネラリティ」では無く、ピュリニーからムルソーに掛けての中間的ニュアンス。かなり旨い。白っぽくなく、透明感に満ちたミネラリティが凄い。味わいはすでに1級並。
非常に素晴らしいです!・・数は無いです!お早めにどうぞ!大変身したコサールの味わいは、このオーセの透明なミネラリティにも出ていると思います。
● 2016 Skin-Contact Sous Roche V.d.F.Rouge
スキン=コンタクト・スー・ロッシュ・V.d.F.ルージュ
● 2016 Skin-Contact Rouge Bedeau
スキン=コンタクト・ルージュ・ブドー
【わ~お!!・・これは素晴らしい!・・でも、神経質な方には合わない場合も有ります!】

これは凄いです!酵母の分解香が混ざった非常に複雑なアロマ、キビキビした・・味蕾をアチコチ働かせる味わいでかなり複雑です。ほんの僅か・・感じられないほどの揮発香は有りますが、そこは全く成長して行かないので問題無しです。
むしろ、3日目はビックリしましたね~・・。
「こうなるか!」
と言う位に・・。むしろ、
「・・あれ?・・普通に美味しいブルゴーニュのピノじゃん!」
と思ってしまうほどの大変化です。
なので、開けたてはむしろ「ビオ」「ホメオパシー」を感じるかもしれませんが、アヴァンギャルド系では無いし、しかも酸素と交わると、むしろもっと「ピュア」になって「普通の造りのピノ・ノワール」に寄って行くと言う不思議なスタイルです。
まぁ、葡萄のポテンシャル自体は「ブルゴーニュ・ブドー」よりも高いですので・・それとは比べないでくださいね。
また、サン=ロマン赤のスキン・コンタクトは少なくて飲めませんでしたので、こちらをご参考にされてください。
お勧めしたいが・・ビオ嫌いの方にはあえてお勧めはしません。しかし、選り好みしない方、ぜひ飲んでみて欲しい逸品です!
● 2016 Pinot Noir Vin de France
ピノ・ノワール V.d.F.
【非常にピュアです!ジュラのピノ・ノワール!!】

サヴァニャンやシャルドネとともに、2016年リリースとなったジュラのピノ・ノワールです。
ジュラのワインと言えば、産膜酵母が働き、独特のアロマを形成する場合が有りますが、
「こちらにはそのようなニュアンスは一切無し!」
です。
まぁ、ピノ・ノワールですしね。美しく、やや淡く輝くルビーから、おそらく全房発酵系のアロマ、イチゴのニュアンス。やや暖かめに感じるニュアンスがジュラらしさを感じさせるわずかな証拠か。中盤にはほんのりとタンニン。若いが非常に良い造り。
上記が簡易では有りますがテイスティング時のメモです。ブドーよりもほんのり暖かく、その分、フレーヴァーが載っています。良い出来たと思います。ご検討くださいませ。
● 2016 Moulin-a-Vent
ムーラン=ナヴァン
【ストレスを感じさせないスムースでピュア、フレーヴァーも膨大で非常に旨いです!】

2016年もののクリュ・ボージョレ2品、サンタムールとムーラン=ナ=ヴァンです・
この2アイテム、物凄いフレーヴァーです!・・2015年のムーラン=ナ=ヴァンと見比べてみてください。
「・・これ、同じアペラシオンなの?」
と声が出てしまうほど、違いますよね。
しっとりとした精緻な美味しさのサンタムールと、複雑性に満ち、膨大なフレーヴァーを感じさせる、
「一口飲んで、美味しい!・・と言ってしまうほどの完成度の高さを見せるムーラン=ナヴァン」
です。
ブルゴーニュ南部のボージョレですが、並み居るボージョレの自然派生産者も、これは・・と唸ることでしょう。かなり素晴らしい!お勧めします!

以下は以前のレヴューです。
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【こちらは初ヴィンテージのムーラン=ナ=ヴァンです!】
同じクリュ・ボージョレのムーラン=ナ=ヴァンです。サン=タムールに比較すると快活ですね。今飲んでも美味しいです。
やや暗めの、非常に淡い色調。薄いフィルム状のミネラリティ。サン=タムールより、言っちゃえば派手目の陽気さが伝わってくる。エキスがキッチリと出た、でもピュアで・・コサール節の無いのが不思議。チリチリとガス。本当にコサール作?
え~・・すみません。ここでもまだ疑ってますね。このムーラン=ナ=ヴァンのテイスティングは2番目なんですよ。なので、ちょっとまだ全体像を掴めていないんですね。
しかしながら、そこを除けば・・素晴らしいです。おそらくですがヌーボーでジョイントしているデコンブ絡みだと思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
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【とてもエレガントで美しいです!】
クリュ・ボージョレです。エレガント系、フラワリーでスパイシーなサン=タムールですね。熟すと結構、妖艶な感じも出て来ますよ。
淡い美しい色調からのベリー系アロマが軽やかに香る。エレガント。舌先に僅かなガスがチリチリ。現状は僅かに硬めか?エキスがとても美しい。でもこれ・・コサールが造ったの?
・・はい。ちゃんと疑問を書いてましたね・・。それ位ハッキリと、今までとは違うスタンスを感じていたんですね。
非常に良い出来だと思います。早めに飲まれるようでしたら1カ月ほどは休ませてくださいね。お勧めします!
● 2016 Puligny-Montrachet Voitte
ピュリニー=モンラッシェ・ヴォワット
【非常にお買い得かと思います!】

コサールのシャルドネはいつもどれも美味いんですが、どれかひとつ、価格も考えて・・となると、このピュリニーのヴォワットがお勧めです。
村名ながらも1級並みのポテンシャルを充分に感じられますし、ボリューミーで繊細、複雑です。
煙、ほんのり甘みさえ感じるが基本ドライ、線はまだ細めだが複雑性が非常に高い。少し硬いか。余韻は異常に・・長い。かなり良いが今飲むべき?・・蜜っぽさが出てきた。相当良い。
以上がテイスティング時のメモです。素晴らしかったと素直に言える味わい。ご検討くださいませ!
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【思わず唸り声が上がってしまう驚異の村名ピュリニー!!絶品です!是非・・意識せず大いに唸ってしまってください!】

まぁ・・10人弱でテイスティングしていますが、どこからともなく・・
「・・うむ・・」
とか、
「・・わ・・」
とか・・の感嘆な声が聞こえてきていました。絶品ですね・・これで村名とは・・と思うに違いないでしょう。ルフレーヴさんちのピュリニーは何であんなに硬く香らないのか・・とも思うかもしれません。
輝きの有る黄色が強めのゴールド。蜜、リンゴ、白い石灰、透明なミネラル。全く残糖感は無いのに甘味まで感じる濃密で美しいエキス。ピュアでリアルでゴージャスなフルーツ、柑橘感がたっぷり。それでいて終盤は僅かに締まりつつ、確かで長い余韻を見せる。ピュリニーの良いところだけを強調したような全方位外交的シャルドネ。
今飲んじゃっても後悔しないでしょう。滅茶美味しいです。お勧めします!お早めにどうぞ。
以下は2014年のコメントです。
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【非常に旨いです!2013年も良かったが、これを飲むと弱いと思ってしまう可能性有りです。】 とても美しい、存在感のあるゴールド。深い蜜、下級に比べ香りの密度が段違いに凄い。ペリエール的な部分とピュリニー的なゴージャス感、複雑感に満ちている。村名とは思えない実力。ミネラリティ、バランスも凄い!
以下は2013年のコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2016 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】
申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。一昨年の2014年もののコメントと、今回の2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。
以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】
下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。
非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。
コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!
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え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2016 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【いつもよりは仕上がりに時間が掛かっているようです・・が、結局いつも通りに素晴らしいサン=ロマン・コンブ・バザンに仕上がっています!】

ようやく仕上がってきた・・と言うタイミングでのテイスティングになったようで、いや、少し硬いですね。でも、仮面を剥ぐって行くと、いつものコサールのサン=ロマン・ブランに近いことが判ります。
柑橘や締まったボディ、そこから感じられるマンモスなミネラリティ・・2016年のネガティヴさと言うよりは、きっちりと仕上げるのに時間が掛かった2016年・・ということが伺えます。
早い段階で飲まれるには1カ月、しっかり休めていただくことが前提です。
「少し暑くなってきたな・・。」
と、梅雨の時期を抜けてからが、ようやくいつものコサールのサン=ロマン・コンブ・バザンに出会えるタイミングでしょう。
色合いも毎年変わらず、淡いイエローが美しいです。超お勧め!・・少し休養を与えてください。2016年は少量です!
以下は以前のレヴューです!
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【ナチュラルでピュア、しかも王道のボーヌ・シャルドネ味です!ビオ特有の危険な風味は無し!】
2014年のコサールのシャルドネは本当に素晴らしいです!・・中域の膨らみも見事で、アロマもリンゴ系、柑橘系に蜜が備わります。そして余韻が非常に長く、口内に入って嫌味なく粘ってくれるんですね。
より強い色合いのゴールド。実に美しい。ミネラル感たっぷり。高域の伸びが抜群。中域もむっちりと膨らむ。コサール節の復活か?・・かなりの旨さ。
言葉は短いんですが、良い出来で安心した感じが出ているかと思います。2013年もののビオっぽさが嘘のようなピュア感です。是非飲んでみてください。お奨めします!
以下は2013年もののコメントです。
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【ビオ的に少し攻めたか?!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗め。ドライだが煮詰めたようなジャミーさ、わじかな甘みが有るようにも感じる。ややビオっぽさはあるがコサール味のシャルドネで、個性が発揮された味わいだと思う。リュリーのように今までのコサールの個性の延長上に有る味わいよりも、さらにビオ的に攻めたように思う。
いつものコサールのサン=ロマンよりも、よりナチュラルだと言えます。なので、自然派が嫌いな方にはどうかな?・・と思いますが、ヴァン・ナチュール大好きな方々には、大歓迎でしょう。
● 2016 Bourgogne Chardonney Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【ようやっと仕上がってきました!

ほぼトップバッターでテイスティングに登場したビゴットです。(実際にはペティアンがスタート)
なので、非常に緊張していたんですが・・安心しました。
「(・・これなら行ける!・・2016年も結果、悪くないんじゃないか?)」
と、感じられたんですね。
綺麗な色。少しだけ還元。これは短い期間で無くなる。煙。柑橘。ピュアさ。中域はやや硬いが余韻は非常に長い・・。「静かなるもの?」いつもよりやや軽妙か?・・でも味幅は有るから軽妙と言うべきか?・・もしくはまだ線が細い感じ。
以上がテイスティング時のコメントです。まだ始まったばかりで戸惑ってますね。結果を出さないといけないわけですが、まだ全体像を捉えられていない・・あやふやなコメントです。
しかしながら、かなりのアイテムをテイスティングし、時間がたってからも検証していますので・・今は大丈夫ですよ。
つまり、
「ようやっと仕上がってきたタイミングでのテイスティングだった」
訳で、これを書いている2018年5月10日には、だいぶまとまって来ているはずです。
むしろ、時間が掛かったのは複雑な構成になったから・・と言えます。単純な・・と言うか、健康な酸だけによるストレートな姿では無く、カーブもスライダーもフォークもホップも有り、その処理に時間が掛かっていると言うことですね。(難しい表現ですみません。)
こちらは届きましたら、少し休めてどうぞお召し上がりください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【コサール史上最強のシャルドネです!滅茶美味しいです!】

コサール自身が「最高の出来!」と言うのも判る、素晴らしい仕上がりでした。
まぁ、毎年のように・・
「今までで最高!」
などと、まるで言葉だけがどこまでも昇り詰めて行くヌーボーのような表現で申し訳ないのですが、造り手紹介欄にも書きましたように、
「今までとちょっと違うが今までで最高のシャルドネを造った!」
と言っておきましょう。
まぁ、本来ならば・・こう有るべきだった訳です。
「葡萄が健全であるならば小手先の小細工はいらない」
ので有って、造り手が有る意味、造り手のエゴを見せなければならない、葡萄の出来が今一つだったヴィンテージには、それが実行されても、褒められこそすれ、けなされることは無いでしょうが、非常に良い葡萄を得たヴィンテージであれば、
「なるように任せる」
ことも必要だと思うんですね。
コサールの2014年はそんなヴィンテージです。それでもシャルドネ、白ワインはコサールらしさも出ていて、非常に旨いです。
・焼きリンゴ、蜜、柑橘、スピードの速い素晴らしい健康的なアロマ。球体感、透明感バッチリのミネラリティ。酸もしっかり有るのにまろやか。エキス味が染み入る。旨い。
これは文句の出ない素晴らしいシャルドネです。ピュリニー村名でも通るかも・・です。コサールらしいナチュラル感に満ちています。是非ご賞味ください。超お勧めします!
以下は2014年もののコメントです。
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【目茶美味しいビゴット・シャルドネ復活!!・・素晴らしいです!】
いや~・・2014年のコサールのシャルドネは素晴らしいです。手放しで褒められます・・。ポテンシャルは価格が上のものが確実に上ですが、もしこのブドーしか飲まなかったら・・
「これで充分!」
と思ってしまうでしょう。
溌剌としてシャッキリした酸、味わいに奥行きがある。張り詰めていて薫り高く、ピュア。ミネラリティも半端無い。2013年とはだいぶ違う。リンゴと蜂蜜がとろ~り融けているよう。旨みがしっかり載った模範的な仕上がりだ。
価格も安く頑張りましたので、これは非常にお買い得です。仕上がりも文句無し!超お奨めです!
以下は2013年のコメントです。
【良く熟した葡萄が由来!】 やや暗め、ハチミツ色。非常に熟したアロマ。ビオ的なニュアンスはそれなりにある。ドライ、非常にナチュラル。ひと皮剥けた感じ?もしかしたらさらなるホメオパシー的なトライをしたか?質感は非常に高い。ミネラル感も素晴らしい。この瑞々しさはSo2を出来るだけ使用しなかったことによるものだろう。
この2013年ビゴットも写真が有りませんでした。他のシャソルネイのキュヴェに比べるとかなりビオ的と言えるかもしれません。・・が、これはこれでかなり美味しいと思います。ただし、2012年までもビゴットとの素直な比較は難しいかもしれません。
● 2016 Chambolle-Musigny les Herbues
シャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュ
【毎年美味しいシャンボール!2016年はとてもピュアであっけらかんとしたスタイル・・・ですが、実はかなりのタフガイです!】

おそらく男子はみんな、綺麗な女の子には簡単に騙されちゃうと思いますが・・いや、俺はそうじゃないってったって、言い寄られたらね~・・その気になっちゃいますよね~。
このシャンボール=ミュジニー・レ・ゼルビュはまさにそんな感じですよ。一見、非常に美しく、可憐さも見えるようなピュア、シルキーな味わいなんですが・・実は非常に芯の強い、パワフルさを容姿で隠しているんですね~。
なので、みんな男は思うんですよ。
「・・こんなはずじゃなかった・・」
いや、何の「含み」も無いですよ。一般論です・・・非常に旨いです。でも、
「綺麗な薔薇にはドゲが有る」
のも事実。
でもそのトゲすら愛おしいのがワインファンですよね。素晴らしいパワフルシャンボールです!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【高域に伸びて行くラズベリーのトーン!】
実に美しい色調!高質なラズベリー、そのまんまな仕上がり。雑さが全く無くとても旨い。高貴でエレガント、軽やかで華やか。エキスが充実し、その旨みが半端無い。13.5%。
いつも美味しいコサールのシャンボール=ミュジニーです。でもいつもよりピュアさが漂っています。健全です!ご検討くださいませ。数は全く在りません。
以下は2014年以前のレヴューです。
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【フリーランだけ使用か?・・半端無いフィネス感です!】
確かに2014年のコサールは、上級キュヴェに行けば行くほど圧巻な仕上がりになりますが、このピノ・ノワール、赤系ではシャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ、モレ・モン・リュイザンに有る「フリーラン感」が凄いです。
フリーラン感・・などと言っても通じ無いかもしれませんが、ある種の高級感と思っていただければ良いでしょう。一番絞り果汁だけを使用したニュアンス・・とでも言えば良いでしょうか。
これは、若い時分のテイスティングでは、ややもすると「逆」に捉えられる場合が多いんですが、フリーランだけで醸すと、どうしても若いうちには、
「美しいけれど小さくまとまっているように見えてしまう」
ことが有ります。これを防ぐために、造り手は種や果梗を料理する訳ですが、そうしますと大きさや深みは出てもフィネスをマイナスすることにも繋がります。フリーランだけで大きさや深みを出せればその方が良い訳です・・が、畑に能力が無いと軽いだけのワインになってしまいますから、このような良い畑のワインでそうするんですね。
赤さの目立つ色合い。やや還元。余韻の長さが半端無い。スパイス、エキス、少し硬いがポテンシャルは非常に高い。とても美しい色合い。先の成長が約束されている素晴らしいフィネス。
・・実はモン・リュイザンだけじゃなくて、シャンボールもゲットして帰ったんですね~・・(^^;; 還元香は完全に消え、本来の美しいアロマティックな香りを吐き出し、中域も見事に出た素晴らしい味わいでした。
色合いは、透明でやや暗めの赤紫ですが、この後、数日間常温で置いておきました。日中は結構暖かくなりましたので25度位まで上がったり15度位まで下がったりしたでしょうか・・。
するとどうでしょう・・やや暗めな赤紫の色合いは、結構・・小豆色に近付いてきたんですね・・。まぁ、量がもう少なかったのも有りますが、積算温度を急激にアップしたことにより、色合いも小豆色になってきたと言うことでしょう。そして味わいも何と・・・2013年までのコサールのワインに似通ってきたんですね。
と言う事はやはり、コサールの2014年のピノは、二次発酵においてはやや冷涼に、そしてより長くゆっくりとさせたことが想像されます。そしてそれにより、よりピュアな味わいと純なエキスを手に入れたということでしょう。
素晴らしいワインです。単なるシャンボールと思わないでください・・香りますし味わいも深く長い・・これは売り手としては沢山欲しいアイテムです・・がそうは問屋が卸さない・・残念!
勿論ですが、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリも同様・・。より柔らかいテクスチュアと柔らかな酸度、複雑性を持った味わいに感動しました!・・ここがは数が無いので・・すみません・・お早めにどうぞ。
● 2016 Saint-Amour
サン=タムール
【ストレスを感じさせないスムースでピュア、フレーヴァーも膨大で非常に旨いです!】

━━━━━
【とてもエレガントで美しいです!】
クリュ・ボージョレです。エレガント系、フラワリーでスパイシーなサン=タムールですね。熟すと結構、妖艶な感じも出て来ますよ。
淡い美しい色調からのベリー系アロマが軽やかに香る。エレガント。舌先に僅かなガスがチリチリ。現状は僅かに硬めか?エキスがとても美しい。でもこれ・・コサールが造ったの?
・・はい。ちゃんと疑問を書いてましたね・・。それ位ハッキリと、今までとは違うスタンスを感じていたんですね。
非常に良い出来だと思います。早めに飲まれるようでしたら1カ月ほどは休ませてくださいね。お勧めします!

2016年もののクリュ・ボージョレ2品、サンタムールとムーラン=ナ=ヴァンです・
この2アイテム、物凄いフレーヴァーです!・・2015年のムーラン=ナ=ヴァンと見比べてみてください。
「・・これ、同じアペラシオンなの?」
と声が出てしまうほど、違いますよね。
しっとりとした精緻な美味しさのサンタムールと、複雑性に満ち、膨大なフレーヴァーを感じさせる、
「一口飲んで、美味しい!・・と言ってしまうほどの完成度の高さを見せるムーラン=ナヴァン」
です。
ブルゴーニュ南部のボージョレですが、並み居るボージョレの自然派生産者も、これは・・と唸ることでしょう。かなり素晴らしい!お勧めします!

以下は以前のレヴューです。
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【こちらは初ヴィンテージのムーラン=ナ=ヴァンです!】
同じクリュ・ボージョレのムーラン=ナ=ヴァンです。サン=タムールに比較すると快活ですね。今飲んでも美味しいです。
やや暗めの、非常に淡い色調。薄いフィルム状のミネラリティ。サン=タムールより、言っちゃえば派手目の陽気さが伝わってくる。エキスがキッチリと出た、でもピュアで・・コサール節の無いのが不思議。チリチリとガス。本当にコサール作?
え~・・すみません。ここでもまだ疑ってますね。このムーラン=ナ=ヴァンのテイスティングは2番目なんですよ。なので、ちょっとまだ全体像を掴めていないんですね。
しかしながら、そこを除けば・・素晴らしいです。おそらくですがヌーボーでジョイントしているデコンブ絡みだと思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
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【とてもエレガントで美しいです!】
クリュ・ボージョレです。エレガント系、フラワリーでスパイシーなサン=タムールですね。熟すと結構、妖艶な感じも出て来ますよ。
淡い美しい色調からのベリー系アロマが軽やかに香る。エレガント。舌先に僅かなガスがチリチリ。現状は僅かに硬めか?エキスがとても美しい。でもこれ・・コサールが造ったの?
・・はい。ちゃんと疑問を書いてましたね・・。それ位ハッキリと、今までとは違うスタンスを感じていたんですね。
非常に良い出来だと思います。早めに飲まれるようでしたら1カ月ほどは休ませてくださいね。お勧めします!
● 2016 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【梅カツオは2016年ものも封印?・・それとも後で出てくるか?・・厳しいヴィンテージを感じさせない素晴らしい出来です!】

昨年の2015年ものはとことんピュアで、非常に良い出来・・今までで一番良かったと言える仕上がりでした。
2016年ものは、苦労した甲斐あってか、これも良い出来になりましたが、一見同じように見えて、かなり仕上がりが違います。
ピュアで美しい果実の味わいはそのまんまですが、そこに複雑な要素と、長熟さを感じさせる、いつもよりわずかに多いタンニンの存在が有ります。
現状、もし早めに飲まれるのであれば、トップの部分で記載しましたようにされるか、早めに抜栓し、酸素を供給されると良いかと思います。膨らみと滑らかさが違いますよ。それ以外は、いつものフレデリック・コサールのピュア&ナチュラルなブドーです。
2016年ものは非常に少ないので・・お早めにお手当ください。お勧めします!
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【梅カツオ風味はもうお蔵入り!ピュアでポテンシャル高いブルゴーニュ・ピノ・ノワールに大変身!!】
有る意味、非常にショッキングかもしれません。・・そう・・今までのコサールらしさは大分・・無くなっていたんです。
サンタムールやムーラン・ナ=ヴァンなどのガメのテイスティングから入ったので、
「おいおい・・コサールは醸造から外れたか?・・もしくは、デコンブさんの息子さんが造ったか?」
などとはしゃいでいました。
ですが、ブドー、サン=ロマンと進むうちに、想像は確信に変わったんですね。
そう・・「梅カツオ風味のピノ・ノワール」はもう・・終焉していました。同時に、あの何とも形容しがたい色合い・・淡いあずき色と言うか、淡い赤にやや黒ずんだ土留め色が混じる・・と言うか、コサールらしさを感じるニュアンスはことごとく・・無いんです。
そして、ナチュラルでピュアでアロマが速攻で飛び込んでくる、ボリューミーな味わいがそこにありました。
しっかりした赤紫の色調。ほんのわずかにMC系のアロマ。わずかに還元。ようやっと出荷に間に合った・・と言うイメージ。澱にもなり切っていない澱・・。とても純粋。ドライでジューシー。非常に良く出来ている。摩り下ろしたような果実がピュア。もしかして・・大変身?
いや・・ビックリしました。noisy の小言が効いたかのようです・・(^^;; 非常に素晴らしいですが、1カ月ほどは休養させてください。おそらくそれで仕上がると思います。超お勧めです!
以下は2014年もののレヴューです。
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【ピチピチのギャル的?!コサールにしてはちょっと珍しい仕上がりか?】 コサールらしい複雑間たっぷりな深い味わいのピノ・ノワール。2014年は非常に素晴らしい仕上がり。ミネラル感バッリチリ、その分少しカッチリとした感じ。透明感の有るもの。冷ややかながら熟した感じのするベリー系の味わいが特徴。
このワインとサン=ロマン赤は、2013年までのコサールの味わいをそのまま踏襲していますが、よりミネライティ高く、美しい酸を得ています。とても美味しいです。これなら納得していただけるでしょう。価格も今回は頑張りましたので是非ご検討くださいませ!
以下は2013年のコメントです。
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【頑張って仕上げたブドー!】
え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗めのルビー。なめらかさ、要素のバランスに優れる。非常にソフトなタッチだが、まだ仕上がり切ってはいないか?
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。少し時間が必要かと思います。
● 2016 Puligny-Montrachet 1er Cru les Champ Canet Clos de la Garenne
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャンカネ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ
【晴れてクロ・ド・ラ・ガレンヌを名乗った1級シャン・カネです!】

今までと同じキュヴェのようですが、晴れて、
「クロ・ド・ラ・ガレンヌ」
と名乗れるようになったようです。
大柄でオイリー、非常にドライながら旨味もバッチリ乗っています。現状はやや硬さも見られますが、角は丸く太さも有ります。複雑性は2015年よりも感じますし、何と言ってもボリューム感が凄い!
あのルイ・ジャドが造るデュック・ド・マジェンタのクロ・ド・ラ・ガレンヌも美味いですが、単に凝縮感だけ見てもこちらが上です。
今飲んでも飲めますが、ここはやはり3年ほど寝かせるのが「吉」。是非ともご検討くださいませ!
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【2年ぶりのテイスティングで・・はしゃいでしまいました!素晴らしいシャルドネです!】
最高ですね・・。どっしりとした重厚さではフォラティエールに分が有りますが、
「ピカピカな金の延べ棒」
的な凄さが伝わって来ます。
もし・・アイテムを迷われて、これが残っているようでしたらサクッと・・行っちゃってください。
非常に高質。「ボワット」をさらに磨きに磨いたような感じ。余韻から表情がジワジワと還って来るようなイメージ。非常に美しい果実酸。ムルソー=ペリエールを軽やかに、エレガントにしたようなイメージ。バランスが物凄い。白眉!
これも圧巻でした。今飲むならこれ・・が最高。フォラティエールも白眉ですが、こちらはちょっと置いた方が良い・・と言われているような気配が漂ってます。ご検討ください。
以下は2014年以前のコメントです。(2013年ですね・・)
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【間違い無く素晴らしいはずですが?!】 2014年ものガレンヌはほぼ入荷無しです。よって飲めませんでしたので、2013年のコメントをご参考にお願いします。
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【白眉!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
ガレンヌ
これはもう・・素晴らしいの一言に尽きる。マンモスワイン!可憐さを持ちつつ雅。素晴らしい美しさとエレガンス、美しい果実酸・・・ヴォワットも旨いがさすが1級!・・大きさと冷涼感が備わる。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。圧巻のワインです!白眉です。
フォラティエール
これは余りに数が無く、飲めませんでした。
● 2016 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】

良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
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え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2016 Skin-Contact Blanc Zizifredo V.d.F.
スキン=コンタクト・ブラン・ズィズィフレッド V.d.F.
【・・・】
数が無く、飲めておりませんので、スキンコンタクト・サヴァニャンのコラムをご覧ください。
● 2016 Skin-Contact Savagnin
スキン=コンタクト・サヴァニャン
【凄い!!】

「ありゃりゃりゃ・・やっちまったな~・・」
と思われるか、
「おっ!・・すっげ~!」
と思うか・・は、飲まれるその人次第です。noisy 的には「後者」です。しかも、しっかり3日後の姿も拝見させていただきました。
その結果は・・
「滅茶旨い!・・サヴァニャンの濃密さにさらなる深みの構造を加え、新たな世界を創り出した!」
と言いたいと思います。
この旨さは、「産膜酵母系の動きは無し」ですので、そっち系の味わいでは有りません。
抜栓直後はビオ的では有りますが、開き切ると、
「まったくビオ臭さは感じない。むしろとことんピュアな味わいになって行く!」
と言えます。
つまりは、長い醸しにより、酵母や果皮、種などからの複雑な要素を手に入れている訳で、それがこの深い、
「美しい黄色」
に表れていると思ってください。
かなり凄いです!・・他のスキン・コンタクト、ロング・マセレーテドにも興味が湧いて来てしまいました!皆さんもおそらくそうでしょう!一般品とも比較されると、さらに楽しいかと思います。お勧めします!
● 2016 Skin-Contact Blanc Combe Bazin
スキン=コンタクト・ブラン・コンブ・バザン
【・・・】
数が無く、飲めておりませんので、スキンコンタクト・サヴァニャンのコラムをご覧ください。
● 2015 Saint-Amour
サン=タムール
【とてもエレガントで美しいです!】

クリュ・ボージョレです。エレガント系、フラワリーでスパイシーなサン=タムールですね。熟すと結構、妖艶な感じも出て来ますよ。
淡い美しい色調からのベリー系アロマが軽やかに香る。エレガント。舌先に僅かなガスがチリチリ。現状は僅かに硬めか?エキスがとても美しい。でもこれ・・コサールが造ったの?
・・はい。ちゃんと疑問を書いてましたね・・。それ位ハッキリと、今までとは違うスタンスを感じていたんですね。
非常に良い出来だと思います。早めに飲まれるようでしたら1カ月ほどは休ませてくださいね。お勧めします!
● 2015 Moulin-a-Vent
ムーラン=ナヴァン
【こちらは初ヴィンテージのムーラン=ナ=ヴァンです!】

同じクリュ・ボージョレのムーラン=ナ=ヴァンです。サン=タムールに比較すると快活ですね。今飲んでも美味しいです。
やや暗めの、非常に淡い色調。薄いフィルム状のミネラリティ。サン=タムールより、言っちゃえば派手目の陽気さが伝わってくる。エキスがキッチリと出た、でもピュアで・・コサール節の無いのが不思議。チリチリとガス。本当にコサール作?
え~・・すみません。ここでもまだ疑ってますね。このムーラン=ナ=ヴァンのテイスティングは2番目なんですよ。なので、ちょっとまだ全体像を掴めていないんですね。
しかしながら、そこを除けば・・素晴らしいです。おそらくですがヌーボーでジョイントしているデコンブ絡みだと思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
● 2014 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【ピチピチのギャル的?!コサールにしてはちょっと珍しい仕上がりか?】
コサールらしい複雑感たっぷりな深い味わいのピノ・ノワール。2014年は非常に素晴らしい仕上がり。ミネラル感バッリチリ、その分少しカッチリとした感じ。透明感の有るもの。冷ややかながら熟した感じのするベリー系の味わいが特徴。
このワインとサン=ロマン赤は、2013年までのコサールの味わいをそのまま踏襲していますが、よりミネライティ高く、美しい酸を得ています。とても美味しいです。これなら納得していただけるでしょう。価格も今回は頑張りましたので是非ご検討くださいませ!
以下は2013年のコメントです。
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【頑張って仕上げたブドー!】
え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗めのルビー。なめらかさ、要素のバランスに優れる。非常にソフトなタッチだが、まだ仕上がり切ってはいないか?
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。少し時間が必要かと思います。
● 2013 Bourgogne Pinot Noir Bedeau / Negos
ブルゴーニュ・ルージュ・ブドー
【良い感じに熟して来ました!!2013年的クールなニュアンスを多く持つ冷涼さ満点のピノ・ノワールです。ピュア系でナチュラルさは弱いです!】

リリース直後のテイスティング時の色合いよりも明るくなり、落ち着いた感が漂う綺麗な色合いですね。
ビゴット(シャルドネ)との違いは、やはり醸造におけるSo2を減らせる、もしくは使わなくても色落ちしないし味わいへの影響も少ない・・と言うことが挙げられるでしょう。とは言え、保存に「落ち」が有ると、そのまんま・・積算温度が積み上がり、痛んだ味わいになってしまうので注意が必要です。結構・・その辺はルーズな方も散見されますが、ご家庭での保存に過敏になることも無いですが、鈍感ではいけません。
今まで余り言及していなかったので少し書いておきたいと思いますが、
1.1~2時間の間の保存温度の上昇は3~4度ほどまではさして影響しない。(影響無しとは言わないが、さして気にしなくて良い)
2.1日の間の保存温度の差は少ない方が望ましいが、上記のように3~4度ほどまではさして影響しない。
注:保存温度です。品温では無いことに注意。3.保存温度の低い方は、5度が限界。しかし振動も相互に影響するので、8度までと思っている方が良い。
4.保存温度の高い方は、ビオ系ワインは15度以下、それ以外は18度以下が望ましい。外れても非常に短時間ならさして影響しない。(影響無しとは言わない。)しかし、限度にトライすることは止めてください・・(^^;;
5.年間の保存温度の上下は、例えば冬場10度、夏場15度で、秋冬の間に徐々に移行するので有れば、さして影響しない。(影響無しとは言わない。)
6.コルクの乾きについては、ほとんどの場合1~2年立てて置いてもさして影響しない。(影響無しとは言わない)
7.湿度については、特殊な環境を除き、通常の日本の湿度については冬場の乾きに気をつければほぼ大丈夫。
まぁ、ある意味、言葉にしてしまって、それが独り歩きしてしまうと・・駄目なんですが、一応の目安としてください。
「上記に細かく書いてあるし、その通りにしているから良い」
では無く、
「穏やかな変化で短時間なら」
「低い方は8度で止めよう」
「高い方は18度で止めよう」
「ビオは少なくとも出来る限り15度以下にしよう」
「立たせておいてもしばらくは大丈夫」
と言うことを少し細かくしただけで、そうしているから大丈夫と言うことでは無く、
「常に気を配っている」
ことが重要です。また、温度計や湿度計などで、セラー内だけでは無くて、置いてある部屋の状況を知ることも重要です。因みにnoisy のセラーは、上部で13~13.5度 70%前後、下部で11.5~12.0度 80%前後 です。上部と下部では温度で最大2度ほど違い、湿度で10%以上違います。下部の方が気温は低く、湿度が高くなります・・って冷気・水蒸気の影響は下部ほど溜まる・・と言うことなんですね。勿論、セラーのドアを開けると温度計は敏感に反応します。
そうやって保存されてきたブドーです。シャルドネのビゴットに比べると熟は遅いですが、リリース時に書いたように、
「少し時間が必要かと思います。」
の様子はかなり変化して来ています。今飲んで・・良いんじゃないかな・・と言う時期で、勿論まだベストだとは言いませんが、2013年的な冷的ニュアンスを含み、存在の大きさとナチュラルワイン的要素もほんのりと、しかしビオ臭さはほぼ無くピュアに味わえます。
芯の強さは凄いです。冷涼さの真ん中にど~んと存在している感じです。僅かにエッジを感じますが、品温が上がるに従い溶け込んで行きます。
少し赤い肉系はバッチリです。野菜は・・ソースを選びそうですね。そのままだと冷涼感がしっかり有るので厳しいですが、濃い目のソースと合わせると良いですよ。
美味しくなって来たブドー・・是非ご賞味ください。勿論ですが、在庫数は有るだけで終わりです。大して有る訳では無いです。
以下はリリース時のレヴューです。
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【頑張って仕上げたブドー!】
え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗めのルビー。なめらかさ、要素のバランスに優れる。非常にソフトなタッチだが、まだ仕上がり切ってはいないか?
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。少し時間が必要かと思います。
● 2013 Saint-Romain Sous Roche Rouge / Domaine
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【トロットロ・・とは行かないものの、だいぶ仕上がって来ています!】

まぁ、ある程度残っているのは有るんですが、ご紹介のためにまた開けるのも一興かなと・・。中々できないですからね。冷涼に仕上がった2013年のスー・ロッシュです。
だいぶ仕上がって来ていますね。美味しいです。13度からだと温度的にはやや低過ぎ、温まるまでエッジ感が残ります。
しかしながら15度ほどを超えてくると・・正にコサールのサン=ロマン節がさく裂します。一時期、リアルで散々表現していた「梅昆布茶」的な要素もほんのり・・いや、ほんのりですよ。それがほとんどでは無く、一部分です。
やはりどか~んと・・ど真ん中に「芯」の通った味筋で、ベリーやチェリーの風味に大地の清々しさ、綺麗さが漂います。透明感の溢れるミネラリティもノーズに常に存在しているようです。旨いですね・・。
やはりシャルドネのようにビオ的では無く、「普通のワイン」と同様に感じられる方が多いかと思いますが、でもやはりナチュラルさも有り、ピュアさも有るコサール風の表現をしてくるくんですね。2013年もののリリース直後の硬さは柔らかさを持ち始め、色合いにもそれは現れていますよね。押し出しが強くなっているように見えるはずです。
そして、ビオに出がちな酢酸のニュアンスも全く無いピュアな味わい・・でいて、サン=ロマンと言う弱小なアペラシオン由来の小さな表現に留まらないのがこのスー・ロッシュの素晴らしいところでしょう。
「すでに飲み頃です・・」とは言いませんが、「飲み始めて良い頃に入った・・」と言えます。だいぶ少なくなりました。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下はリリース時のレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】
え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかり落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2013 Saint-Romain Combe Bazin Blanc / Domaine
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【ビオ的に少し攻めたか?!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
やや暗め。ドライだが煮詰めたようなジャミーさ、わじかな甘みが有るようにも感じる。ややビオっぽさはあるがコサール味のシャルドネで、個性が発揮された味わいだと思う。リュリーのように今までのコサールの個性の延長上に有る味わいよりも、さらにビオ的に攻めたように思う。
いつものコサールのサン=ロマンよりも、よりナチュラルだと言えます。なので、自然派が嫌いな方にはどうかな?・・と思いますが、ヴァン・ナチュール大好きな方々には、大歓迎でしょう。
● 2013 Beaune les Bressandes Blanc / Negos
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン
【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!】

え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。
わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。
ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。
● 2013 Puligny-Montrachet Voitte / Negos
ピュリニー=モンラッシェ・レ・ヴォワット
【非常に旨いです!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
輝くゴールド。ほんのり蜜。美しい果実酸。非常にピュア!ナチュラル系、ビオ系の方向には向いていない。現状やや硬めだが美しいミネラリティがたっぷり有り、並のピュリニーには思えない。硬質なミネラリティが有る。これは実に旨い!雅さを表現しつつ延びて行く・・
今までどおりのコサールのシャルドネです。しかもポテンシャルはかなりのものでした。お奨めです!
● 2013 Nuits-Saint-Georges les Damodes / Negos
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【これも村名とはとても思えない仕上がり!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。
● 2013 Bourgogne Haute-Cites de Beaune Rouge Puits de Chaux / Domaine
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ボーヌ・ルージュ・ピュイ・ド・ショー
【これは旨い!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
赤い色の立った美しい色合い。わずかに還元しているが非常にピュア。硬質だが美しい果実。ミネラリティもしっかりあり、純粋無垢な水の余韻。香水のようなスパイス感・・・シャンボール的でもある。
ややビオ的・・・ナチュール感のある仕上がりです。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。
● 2013 Chassagne-Montrachet 1er Cru-Abbaye De Morgeot / Negos
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アベイ・ド・モルジョ
【どちらが白眉か・・・】

え?・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
わずかに還元・・しかし非常に構造の大きさを感じさせてくれるワイン。緻密な酸、構成自体が大きい。
エレガンスならガレンヌ、大きさならこちらのモルジョと言えるだろう。厚みの有る偉大なワイン。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
この深い深い・・色の構造も見て取れると思います・・・単純な色じゃないですよね?
● 2013 Bourgogne Chardonnay Bigotes / Negos
ブルゴーニュ・ブラン・ビゴット
【リバイバルシリーズ!旨いです!イタリア系ビオディナミコファンが飲んだら驚くはず!・・熟して来ており飲んで良い頃です!】

いつになく暑かった夏もその勢いに徐々に陰りは見えて来ましたが、2018年9月6日早朝、北海道で甚大な被害をもたらした地震が発生しました。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
ワインなんぞ売ってて良いのだろうか?・・ご案内なぞ出して良いのか?・・と、大地震が起きたニュースを地震とリアルタイムで見ていましたので・・何せ、帰宅時間が遅いし夕食は翌日ですから・・
自問自答はしたものの、やはり・・普通が一番良いかと言う結論に達しました。ご異論も多く有るかと思います。でも自重・自粛していても仕方が無い。早く普通の生活に戻っていただく、希望を持てるように、いつも通りにしようと思っています。ご批判は受け止めさせていただきます。
最近のフレデリック・コサールのワインは、ホメオパシー方向を推し進めていますが、元々からそうだったとは言えど、この「2013年ビゴット」がその後の彼のワインの道を開く端緒になったんじゃないかと思っています。
それまでは、ピュアさに長けた綺麗なワインでしたが、そのピュアさそのものは変わらないにせよ、よりビオに寄った、ホメオパシー農法・醸造とも言えるコサール独風のブルゴーニュワインに成って来ていると思います。
その先駆けとなったのがこの2013年のビゴットです。色合いもまた、2016年のクヴェグリとかに似た、明るさと照りを持ったビオ的な色合いになっています。
風味は正に自然なニュアンスで、しかし大きな酒格さえ感じさせるものです。ちょうど熟し始め、どんどん美味しさを増してきています。
例えば、イタリアのビオディナミコワインが大好きな方がこのビゴットを飲んだら・・有頂天になってしまうんじゃないか?・・とさえ・・思われます。ナチュラルで、しかもピュアさを失わず、より大きな風格と骨格を感じさせます。
残念ながら、テロワールを感じるか?・・と言われますと、経験の無さ・・と言うか、この種のブルゴーニュワインはそうは多く無いですから、余り強くは言えないですが、
「ブルゴーニュ・シャルドネとしてのテロワールは充分以上に感じる。しかしそれ以上細かな部分に言及するのは難しい」
と言うことですね。
それは、「格」としてこのワインが持っていないと言うことでは無くて、ナチュラルワインとしての「格」を比較できないし、ここまで真にナチュラルでは無いものと比較したとしても、それは公平でない・・と思われるからです。
くしくもこの2013年のビゴットをリリース直後にご紹介させていただいた時のレヴュー(この下)にも同じように書いていました。
しかし、蜜がほんのり香り、シャルドネ的な柑橘香がナチュラルに・・柔らかく味わえます。そして、まだ成長しようとしています。noisy的には非常に美味しいと・・感じます。
しかし・・しかしですね・・自然派嫌いの方にはお勧めしませんよ。そりゃ無理です。イタリアのビオのように真っ茶っ茶では有りませんし、酸化の印象は非常に少ないですが、そのような方々は、そのようなニュアンスの存在をわずかでも感じた瞬間に・・シャットアウトされてしまう場合が多いですから・・。
もしそのような方がどうしても飲んでみたいと・・おっしゃるなら、シャルドネよりピノ・ノワールの方が良いと思います。熟の進みは赤の方が遅いですし、So2を控えることで受ける影響もより少ないですから。
非常に美味しいと思います。価格は据え置き!・・是非飲んでみてください。お勧めします!
以下はリリース時のレヴューです。
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【良く熟した葡萄が由来!】 やや暗め、ハチミツ色。非常に熟したアロマ。ビオ的なニュアンスはそれなりにある。ドライ、非常にナチュラル。ひと皮剥けた感じ?もしかしたらさらなるホメオパシー的なトライをしたか?質感は非常に高い。ミネラル感も素晴らしい。この瑞々しさはSo2を出来るだけ使用しなかったことによるものだろう。
この2013年ビゴットも写真が有りませんでした。他のシャソルネイのキュヴェに比べるとかなりビオ的と言えるかもしれません。・・が、これはこれでかなり美味しいと思います。ただし、2012年までもビゴットとの素直な比較は難しいかもしれません。
● 2013 Volnay 1er Cru / Domaine
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ
【バランス最高のヴォルネイをさらに精緻に、複雑性を豊かにしたようなピュアな1級!】

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
エナジー。パワー。そして繊細さと複雑性。とてもドライだが集中している。ブルゴーニュらしい美味しさ、美しさを表現している。スパイスは雅でエレガント。味わいは比較的パワフル。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。
これだけ淡いのに・・味わいが実にしっかり。そして旨いです。アペラシオンの優秀性を感じます。
● 2012 Bourgogne Chardonnay Bigotes / Negos
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【良く熟した葡萄が由来!】
とても熟した果実。しかしながら酸とのバランスも良い。熟し始めのリンゴのニュアンス。それ以外はいつものビゴット。パカレのピュア系、早摘み系の味わいとは対照的なので、比較試飲は余りに違っていてかなり面白いはず。これも美味しいからワインは止められない。
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント
グレープフルーツ、ライチの香り。少しの出汁系のポジティブで良い自然派の香り。
よく熟した果実のボリューム感があるけど酸味もたっぷり。
葡萄は熟しているけど酸味も失わない。
柔らかい肉付きがあり今飲んでもおいしい!
● 2012 Bourgogne Pinot Noir Bedeau / Negos
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【11年もののブドーです!・・完熟状態?・・価格は据え置き!・・どうなちゃってますでしょうか。】
エチケット、裏エチケットなどにキズ、薄汚れなど有ると思います。ご了承くださいませ。
どうでしょうか・・そろそろ完熟かと思います。今回はもっと古いブドーも有りますから、比較してみるのも楽しいかもしれません。
人に寄り・・と言いますか、好みも有りますので、お気に召さない場合も考えられますが、若くても・・ちょうど良く熟していても・・過熟気味でも・・ワインで有ることは間違いは無いと考えています。
「とてもじゃないが飲み頃を過ぎているだろう?」
と想像されるかもしれませんが、むしろ・・それをどうやって美味しく飲むか?・・楽しむか?・・と言う点も、ワインの楽しみの一つです。noisy も、
「・・こりゃぁ・・どうやって飲んでも・・楽しむことは難しいなぁ・・」
と思って臨んだボトルから、多くのことを教えられましたし、時には、
「・・お~・・なんだこりゃ・・すごっ!」
と、感動させられたことも何度も有ります。
因みに赤ワインの場合、最後は・・
「ワインの液体部分は水のように透明に、それ以外は澱に分離する」
のが普通です。
70年代のルソーのシャンベルタンの、ほぼ・・その直前の、
「ボトルの半分を澱が占め、液体部分は薄目のオレンジ」
と言う状態のものも飲ませていただきましたが、これがまた・・何とも「オツ」な美味しさでして、エレガントでふんわりと優しくて美味かったのを覚えています。
まぁ・・流石にそれが100万円などと言われますと手は出せませんが、手の届く範囲なら飲んでみる価値はあるんじゃないかと思います。
こちらは2012年ものですから、まだまだ「ひよっこ」です。上手く飲んであげてください。
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【2012年のコサールのワインに有って、純粋さが際立ちます!ACブルゴーニュとはとても思えない仕上がりです!】
コサールらしい、たっぷりとした肉のある果実。ジューシーさ。エレガントさも充実。出来はとても良い。収穫減が下級のワインのポテンシャルを上げた良い例かもしれない。ACブルゴーニュだと思わなければ納得の味わい。
● 2012 Chambolle-Musigny / Negos
シャンボール=ミュジニー
【完成度の高いワイン!これも完全にクラス越え!】
フランボワーズ、ワイルドベリー。ジャミーでいて、そこにしっとりとしたスパイスが絡む。ジューシーさと軽やかなミネラリティ。とても美味しく、実に完成度が高い。村名だと思わなければ妥当なプライスだろう。高級感がしっかりと備わる。
● 2011 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【リリースから10~11年でしょうか!?梅昆布茶風味などと言われていた頃のド・シャソルネイです!】
2010年ものですから・・2012年とかが入荷だったでしょうか。その頃はほぼ全アイテム近くをテイスティングさせていただいてました。
でもまたグラスの写真はアップしていませんでしたね。ようやくネットも大手企業さんの出店、ホームページ作成が揃った頃だと思います。震災でネットの有効性が証明されたような・・そんな感触も有ったように思います。皆さんは余り気にも留めていらっしゃらなかったかもしれませんが、2005~2006年頃までは、ネット販売も将来は止められるんじゃないかと思われるほど、
「インターネット叩き!」
のような魔女狩り?・・みたいな感じで、「ネット不要論」・・「ネットは悪」と言い切る方々も多くいらっしゃいました。
今回は2010年のサン=ロマン・スー・ロッシュを飲ませていただきましたので、まぁ・・ヴィンテージは異なり2011年ですが、そろそろ美味しく熟して飲めるんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【これも素晴らしい仕上がり!】
少し暗めのルビー。集中したエキスと柔らかい石灰系ミネラリティのアロマ。そしてほのかなスパイス。熟度も程好く、とても美味しい。適度な中域のふくらみからの余韻がとても美しい。静かに長く持続。とても良い出来。
安心できる仕上がりでした。3~4年寝かせると素晴らしい味わいに成長するのは見えていますが、今年一杯は若い旨さで美味しくいただけるでしょう。2014年の1年ほどは少し硬いかと思います。お奨めします!
【これも素晴らしい仕上がり!】
黒スグリ、赤いベリー、凝縮感しっかり。果実味、エキス分とも濃い。やや硬さも見えるがちゃんと膨らんでくる。深みと飲みやすさの両立!エレガントだが重厚!
明らかに進化中・・だと思います。詳細は2011年をテイスティングした時に・・・お話しましょう。まだ確信には至りきらない・・でも片鱗が・・と云うところに来ています。誰も行った事が無い場所に行こうとしているのでしょう。飲んでみてください。お奨めです!
エージェント情報
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2ha。収穫日は2010年10月1日で一番最後!収量は25hl/ha!新樽は40%、残りの60%は2~3年樽を使用!
グロゼイユやモカとバニラ、甘草の香り。艶やかな果実味と繊細な酸とのバランスが良く、スマートで骨格のあるミネラルと目の細かいタンニンが味わいを引き締める!
以下は2009年のコラムより転載です。
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【サン=ロマンもとても美味しいです!】
ブドーがフレッシュ系な仕上がりとすると、サン=ロマンはいつものサン=ロマンでコサール節が全開です。しかもミネラルはいつもの年よりもたっぷり出ていると思いますので、熟成も楽しみですね。素晴らしい仕上がりです。
ベリー系の熟した柔らかなアロマ、いつもの年のサン=ロマンだがよりミネラリー。適度な膨らみでとても飲みやすい。正にコサール的なアロマと味わい。良く熟した葡萄のジャム、コンポート的なトップノーズ。ワイン中のミネラル感も半端無いレベル。
いつもと違うブドーより、サン=ロマンを飲んで何故か安心してしまった自分に気付きました。ブラインドなら、こちらはシャソルネイと判りますが、ブドー2009は・・・外すかもしれません・・(^^;;いずれにしてもこちらは柔らかく、少し滑らかな仕上がりでとても美味しいです。お奨めします。是非ご検討くださいね。
エージェント情報
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2ha。収穫日は2009年9月17日。収量は32hl/ha。1~3年樽を使用。
プルーンや青竹、アーモンドの香り。筋肉質な骨格の中に凝縮したミネラルと果実味があり、後からタンニンの収斂味が味を引き締める!
以下は2008年のコラムよりです。
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【素晴らしいです!こちらはどんどん開放方向に向かっています!】
ブドーとは味わいはやや似た物に思えますが、細やかさや質感はやはりサン=ロマンが確実に上です。しかも、ブドーが時間軸で締まる傾向に有りますが、サン=ロマンはどんどん開放する方向性を持っています。
これはしっかりと粒立ちが見えるような、ぷっくり膨らんだチェリーのアロマ。奥深くとても健康的な果実。エキスがとても充実している。瑞々しく、丸く、一体となった継ぎ目の無い素晴らしく滑らかな味わい。いつまでも余韻が長くたなびく。赤い果実系の味幅の大きい味わいに成長するだろう。今でも美味しく飲め、開放方向に向かっている。
いつもは比較的、数が有るサン=ロマンですので、皆さんは、
「後でお金がある時買おうかな・・」
と思われるかもしれません。でも、2008年は収穫量が少ないですから、エージェントさんも売り切れですので、追加分が望めません。
比較的早くから滅茶苦茶美味しいピノになるでしょう。2004年のサン=ロマンを昨年購入された方ならお判りですよね?・・・そう、あんな、ヴォーヌ=ロマネっぽい皮革、動物のニュアンスまで出てくる、とてもソフトな酸の浸透率の高い液体に変貌するでしょう。是非とも飲んでみてください。超お奨めです。
● 2011 Chassagne-Montrachet 1er Cru-Abbaye De Morgeot / Negos
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・アビィ・ド・モルジョ
【ポテンシャルだけはトップ!・・しかしちょっと気になる部分も・・・】
エージェントさんが1年、販売しないで様子を見たキュヴェです。「還元しているから」との理由でした。飲んでみると・・・確かに凄いわ・・・これは。化け物のレベルのポテンシャルです。
しかしながら、ちょっと気になる香りが有って、白眉とはなりませんでした。栗っぽいというか、栗の渋皮みたいな香りがミネラルから匂ってくるようで・・・noisy的には減点かなと。
これほどまでに複雑で完成された味わいなのに、あの香りが・・・と少し残念に思います。しかし、あの香りの正体がわからないこと、また、消えるんじゃないかという声もあることを付記しておきたいと思います。
● 2011 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ
【2011年は官能的な味わいです!!】
黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!
2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?
ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!
【まあ、確かにこちらが繊細!】
フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!
ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!
● 2011 Saint-Romain Combe Bazin Blanc / Domaine
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【若い時のコンブ・バザンは岩っぽさを感じさせるミネラリティが白や黄色の果実に溶け込んで旨いですが、熟してくるとサン=ロマン・コンブ・バザンの本性を感じさせてくれます!】

さあ・・どうでしょう?・・この写真、どのように見えるでしょうか。
「ん?・・色濃くなってる?熟して来て、凄い開いてるんじゃない?」
「ん~・・いや・・ちょっと閉じ気味に見えるけどなぁ・・」
「・・もう・・とうの昔に終わってるんじゃないか?」
写真だけじゃムズイですよね。でも結構・・noisy が開けた時の状況を反映した「見栄え」をしているんじゃないかと思っています。
こちらは2011年もの・・ちょうどリリースから10年ほど経過していると思います。サン=ロマン・スー・ロッシュは2010年ですから、赤の方が1年古いです。残存本数の関係で赤は2010年ものをセレクトしたんですが、今、結構に良いタイミングなんじゃないかと思っています。
このコンブ・バザン..抜栓直後は香りは閉じ気味でした。良い感じに熟したニュアンスは何となく香ってくるんですが、香りに関しては閉じ気味ですね。
味わいの方はそれなりに開き気味でしょうか。若い時期は青っぽいリンゴとか洋ナシとかが主体ですが、この位になってくるとそのようなニュアンスは磨かれて・・もしくは削られて・・(^^・・、もっと落ち着いたニュアンスに変化して感じられます。
色彩も・・
「実は今一歩、抜けて来ない」
ように見えませんか?
照りは有りますが、少し澱んでいます。スカッと抜けて来ない感じ・・要は、タイミングのズレが有る証拠でも有ります。

ですがグラスを振って行くとアロマ、ブケもそれなりに出て来ました。そして、味わいの方は、
「モンラッシェ系のシャルドネを思わせる姿」
に・・似て来ています。
サン=ロマンは本来、モンラッシェと結構似通った土壌に有ると言われています。ですが、若い時分は・・ピュリニーのような豪奢な果実は出辛いですし、シャサーニュのような白っぽさが載った中域の太さもあまり感じられません。
ですが、この位になってくると・・まぁ、G.C.モンラッシェとはとてもじゃないですが言えないものの、
「その系列に繋がるもの」
をしっかり感じさせてくれるんですね。
どうでしょう・・もう少し暖かくなってからの方が良いかな・・?・・もしくはあと1~2年待つとか。
ワイン的には少し前にひとつのピークが有ったかな・・と思いますが、それが最高のピークだったか?には疑問符が付きます。
この、ちょっと抜けて来ない感じの照りが美しく抜け、もうちょっとオレンジっぽさが出て来た辺りが良いんじゃないかと思います。勿論、好みは有りますので・・ですが、これで終わり・・終わっていると言うご意見にはとても賛同できません。
酸の複雑でバランスの良い見事な味わいが、細やかなミネラリティを支えにキレイな表情を見せてくれます。是非飲んで色々弄ってみてください。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【例年よりもややスタイリッシュな仕上がりか?!とても素晴らしい仕上がりです!】 少しだけ例年よりスタイリッシュ?カッチリめの仕上がり?だが、実に旨い。バランスが良い。ミネラルたっぷり!りんご、ナシのアロマ。中域もしっかりしている。ドライ目の仕上がりだからスタイリッシュに感じるのか?それでもコサールのシャルドネの典型と言える味わい。後半のどっしり感、ミネラル感も良い。ややフレッシュに仕上がった感じ。
意外にというか、やっぱりというべきか、シャソルネイのファンはシャルドネが好きと言う方が多いですが、フレッドには絶妙なバランス感覚が有ると思います。ベースに近いこのサン=ロマンも、安心できるシャソルネイ味・・なんですね~!
ただし、2011年のネゴスのピノ・ノワールも素晴らしいですので・・そちらもお早目に!
以下は以前のコメントです。
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【この熟度!バランス!ビゴットよりも骨太で余韻が長いです!】
このサン=ロマン・ブランを飲まれたら、
「おや?いつもと少し違うか?」
と、ファンの方ならなおさら思われるかもしれませんね。ワインって難しいもので、酸を得ようとすると果実の風味が失われ、果実を得ようとすると酸が失われますので、そのバランスこそ年により変れど、「酸
x 果実味 =」 で得られる答えは、努力してもさほど大きくならないんです。でも、2010年はこの式の解が大きくなっていてとても素晴らしいんです!
いつもよりもハツラツとしたサン=ロマン。しかしながら熟度もしっかり。蜜っぽさ、酸の多重さ、旨み、とても練れた味わい。かなり旨いので、今飲んでも美味しい!ついつい飲み込んでしまいそうになる。超お奨めの1本になりそうだ!
どうでしょう?・・・多重な酸の美味しさに果実の熟度・・・!是非これは飲んでみてください。史上最強のサン=ロマン・コンブ・バザンでしょう!旨いです!
以下は昨年のコラムより転載しました。
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【この熟度!バランス!ビゴットよりも骨太で余韻が長いです!】
ビゴットよりも熟れた葡萄。葡萄の熟度が凄い。重心の低いところから持ち上がってくるようなアロマの出方。洋ナシ、林檎、熟した冷たいパイン、わずかにキャラメル。ハツラツとしてl煌びやかな旨みを含む酸。キラキラと輝きながら収束して行く。適度な膨らみも見せる。実に余韻が長くマッタリ。ビゴットよりも骨太で今飲んでも美味しい。
売れ筋のサン=ロマン・ブランですが、本当に今飲んでも美味しいです!こんなに適度にマッタリした、ふくらみのあるシャルドネは、いつ、どんな時、どんなお料理とも相性が良いです。(刺身系は難しいとしても!)是非ご検討ください。一推しです!
■エージェント情報
フレッドの畑はコンブ・バザンの区画の上の方に2.5ha所有している。収穫日は2009年9月14日から2日間。収量は35hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
洋ナシやカリン、ピスタチオ、マジパンの香り。アタックがピュアかつ穏やかで、落ち着いた酸の中に塩を感じるくらい凝縮したミネラルの旨味が迫りあがる!
● 2011 Bourgogne Chardonnay Bigotes / Negos
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【2011年ものの、このベースとなるビゴットが素晴らしい出来!】
注: コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
少し濃い目の色合い。熟視気味のレモン、柑橘、厚みのあるアロマ。酸はしっかり、よく熟していてバランスに優れる。熟れ過ぎもせず、若過ぎもしない、コサールの実力を改めて知る。
とにかく美味しいです。それでまずは一安心・・。素晴らしかった2010年のシャルドネとの差は・・判りませんでした。あえて言うなら、2010年よりは僅かに熟度が高く、酸度が低め・・かな?程度です。
価格も据え置きで有難いです!どんどん飲んでください!コサールの白って・・本当に美味しいです!
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【いつも以上に旨い!】
やっぱりこれがフレッドの基本・・ですね。こちらはネゴスですが、2010年からはドメーヌものとネゴスものの差は全く感じられませんので、以降は一緒にご案内させていただきますね。
深み有り、旨みしっかりでとても滑らか。重厚さも有るが樽香無く、しかし二次発酵しっかりでとても素晴らしい。酸は突出した部分が無く球体。とても綺麗で熟した味わい。
何と、今飲んでもとても美味しい!・・これが2010年のシャソルネイ、コサールの白、全部に言えることです。重厚さと軽やかさが立体感を生み、そこから自然に立ち上がるミネラル感、柔らかいテクスチュアがフレッドの真骨頂!2010年のシャルドネとても旨いです。お奨めします!是非飲んでみてください!
■エージェント情報
ビゴットとは「信心に凝り固まった人」という意味。畑は1.9haで、ヴォルネイとポマール近辺とオート・コート・ド・ボーヌのPuitsde chauxという区画のブドウが主。収穫日は9月21日。収量は30hl/ha!新樽は30%(20hlの新フードルを含む)、残りの70%は2~3年樽を使用!
青リンゴやレモンタルト、ミネラルの香り。口当たりピュアで柔らかい果実の中にも清涼感があり、細く繊細な酸と横に広がる旨味と溶け込んだミネラルが絶妙なバランスを保つ!
以下は昨年のコラムより転載しました。
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【素晴らしい熟度!たっぷり、まったり、ピュアなシャルドネです!】
最初のテイスティングアイテムがこのビゴットでした。いつも沢山のアイテムを購入する造り手のテイスティングの最初は、いろんな意味で少し緊張しますが、口に入れて・・・「ほっ」と安心させられました。とても美味しいです。
瑞々しい柔らかなミネラル。酸のしっかりした白特有の酸の強いニュアンス。しかし口入はちょうど良いレベル。黄色い柑橘系果実、果実。レモンのトッピング。僅かにハニーな感じ。ボリューム感しっかり、キレの有る酸味と旨み。バランス抜群。美味しい。トロミ、グラが有る。基本はドライだが旨みが中心にしっかり有る。
とても素晴らしい出来栄えです!これは本当にいつも美味しい・・・です。コサールが造るシャルドネは、官能感が有ってとても美味しいのに、特に上級キュヴェが避けられているのは残念ですね。このビゴットが美味しいと思われるのなら、上級のピュリニーやシャサーニュ、ムルソーはぶっ飛ぶと思いますよ。
取りあえずこのビゴットでも飲んでみてくださいよ・・・。コサールはやっぱり天才だと・・思われるに違いないです。超お奨めです!安いと思います。
● 2011 Volnay
ヴォルネイ
【さすがドメーヌ物!】-----リリース当時のレヴューを掲載しています。
締まった黒っぽい赤。快活ながら集中したアロマ。ヴォルネイらしい、あっけらかんとした美味しさ。深みもしっかり。雅なニュアンスがとても良い。スムーズで真ん丸なピノ!とても端正!
たしかに1級のレ・リュレ、ロンスレには及びません。でも、ヴォルネイらしい明快な赤い美味しさが、フレッドらしいソフトさと一緒に出ています。ニコラ・ポテルのヴォルネイとも、共通な部分を含みながらも違う部分が大きい・・です。やはりドメーヌとして、自身でしっかり管理できるようになったことが大きいのでしょうか。是非飲んでみてください!お奨めします!
以下は以前のレヴューです。
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【2009年も良かったですが、ドメーヌ物になってさらに素晴らしくなりました!】
すり潰したスグリや赤いベリーのような、深く強いアロマ。根本的に濡れてピュアさが素晴らしい。とても濃く、深く、強さもある味わい。まだ落ち着きはみせていないが時間の問題だろう。(半年ほどか?)とても美しい赤い粘土のニュアンスが有る。
ドメーヌものになって気合いが入ったのか、とっても旨いです!価格もリーズナブルです!お奨めします!
■エージェント情報
区画はコミューンのレ・リュレの畑0.63haとレ・グラン・ポワゾの畑0.25ha、レ・ポー・ボワの畑0.27ha、そしてレ・プティ・ポワゾの畑0.13haの合計1.28haの畑面積。収穫日は2010年9月25日。収量は30hl/ha!新樽は30%、残りの70%は2~3年樽を使用!
ブルーベリーやグロゼイユ、ミント、シソの香り。果実味に骨格があり、旨味を伴った硬質なミネラルと上品なタンニンの収斂味を勢いのある酸が外側からゆったりと包み込む!
以下は2009年のコラムより転載です。
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【しなやかさが光る!個人的にはめっちゃ好きな味わいです!】
濃厚なチェリー、肉厚でジューシーだ。軽やかなミネラルと凝縮した果実感。しなやかなテクスチュアでポテンシャルが高い。ヴォルネイらしい肌理の細やかさ。雅なニュアンス、綺麗さが一番似合う。コート・ド・ボーヌのシャンボールとも言うべきワインだ。
安いですがとても素晴らしいです!しなやかで軽やか、香ります。これも実はかなり推せます!
■エージェント情報
買いブドウの区画は、1級のカレイユ・スー・ラ・シャペルのブドウ50%とレ・グラン・ポワゾのブドウ50%。畑面積は0.40ha。収穫日は2009年9月17日。収量は28hl/ha。樽は1~3年樽を使用。スミレやナツメグ、ビャクダンなどのオリエンタルな香り。ワインは男性的だが、繊細な酸と豊かな果実味が絶妙な味のバランスを支える!
● 2010 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【素晴らしいヴィンテージだった2010年ものを10年以上、寝かせました!・・めっちゃ美味しいです!・・正に「コサール香」がビシバシ脳髄に届きます!】

まぁ・・最近のコサール、ド・シャソルネイのワインをリリース後にさっさと飲んでしまうと、
「コサール香?・・何それ・・」
とね・・何も判らないと思いますが、ビオ系の生産者の場合、シャソルネイだったら「コサール香」、パカレなら「パカレ香」みたいに、造り手に特徴的な香りが顕著に感じられる場合、noisy たちは勝手に造り手の名前を付けて喜んでいました。お客様も結構にそうやって楽しまれていたんじゃないかと思います。
リリースされてちょうど11年でしょうか・・収穫年からは13年と言う・・まさに・・
「そろそろ・・良いんじゃない?」
と思えるサン=ロマン赤です。
ド・シャソルネイのアイテムとしては定番中のド定番ですが、どうでしょう・・本当に理解されているのかどうか・・は微妙ですが、非常に素晴らしいワインです。中には、
「数年しか持たないしょ?」
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、いやいや・・とんでもない。これからですよ・・。
もっともすでに良い熟し加減でして、今飲むと・・まさに・・
「シャンピニオン!」
と言いたくなるような素晴らしいコサール香がします。精妙で、どこか官能的・・でも可憐で美しい・・です。

熟したチェリーやベリーのアロマも素晴らしいです。若いうちはもう少し・・
「プラム寄り」
のアロマでしたから、良く・・
「梅昆布茶」
なんてね・・(^^;; 言われてました。
それが熟してくると・・こうなります。
色は強く無く、淡いですが、全体のトーンも少し枯れ始めて・・レンガ系を思わせる色に寄って来ています。
ですが「照り」は良い感じですよね・・。これがもう少し進んで来ますと・・
「・・さあ!・・飲んでくれ!」
と言わんばかりの何とも美しい色彩を反射させて来ます。
まぁ・・状態も良いので・・綺麗に熟成しているブルゴーニュ・ピノ・ノワール・・しかもビオ、ホメオパシーです。自分でやろうと思うと2034年以降になっちゃいますし、
「昔のコサールの造りなので、新樽(500リットルですが)もそれなりに使っている」
ので、最近の造りとは結構に違います。
まぁ・・ね・・このように熟したピノ・ノワールを楽しむ・・って、やはり中々難しいでしょう?・・でもやはり、
「ワインの醍醐味はそこに有り!」
なんですね。
売れずに・・ん?・・売らずにかな・・判りませんが、1ケース位取っておきました。皆さんで少しずつ飲んでお楽しみいただければと思います。
「熟成の不思議!」
是非ご堪能下さいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【これも素晴らしい仕上がり!】 少し暗めのルビー。集中したエキスと柔らかい石灰系ミネラリティのアロマ。そしてほのかなスパイス。熟度も程好く、とても美味しい。適度な中域のふくらみからの余韻がとても美しい。静かに長く持続。とても良い出来。
安心できる仕上がりでした。3~4年寝かせると素晴らしい味わいに成長するのは見えていますが、今年一杯は若い旨さで美味しくいただけるでしょう。2014年の1年ほどは少し硬いかと思います。お奨めします!
【これも素晴らしい仕上がり!】 黒スグリ、赤いベリー、凝縮感しっかり。果実味、エキス分とも濃い。やや硬さも見えるがちゃんと膨らんでくる。深みと飲みやすさの両立!エレガントだが重厚!
明らかに進化中・・だと思います。詳細は2011年をテイスティングした時に・・・お話しましょう。まだ確信には至りきらない・・でも片鱗が・・と云うところに来ています。誰も行った事が無い場所に行こうとしているのでしょう。飲んでみてください。お奨めです!
エージェント情報
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2ha。収穫日は2010年10月1日で一番最後!収量は25hl/ha!新樽は40%、残りの60%は2~3年樽を使用!
グロゼイユやモカとバニラ、甘草の香り。艶やかな果実味と繊細な酸とのバランスが良く、スマートで骨格のあるミネラルと目の細かいタンニンが味わいを引き締める!
以下は2009年のコラムより転載です。
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【サン=ロマンもとても美味しいです!】 ブドーがフレッシュ系な仕上がりとすると、サン=ロマンはいつものサン=ロマンでコサール節が全開です。しかもミネラルはいつもの年よりもたっぷり出ていると思いますので、熟成も楽しみですね。素晴らしい仕上がりです。
ベリー系の熟した柔らかなアロマ、いつもの年のサン=ロマンだがよりミネラリー。適度な膨らみでとても飲みやすい。正にコサール的なアロマと味わい。良く熟した葡萄のジャム、コンポート的なトップノーズ。ワイン中のミネラル感も半端無いレベル。
いつもと違うブドーより、サン=ロマンを飲んで何故か安心してしまった自分に気付きました。ブラインドなら、こちらはシャソルネイと判りますが、ブドー2009は・・・外すかもしれません・・(^^;;いずれにしてもこちらは柔らかく、少し滑らかな仕上がりでとても美味しいです。お奨めします。是非ご検討くださいね。
エージェント情報
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2ha。収穫日は2009年9月17日。収量は32hl/ha。1~3年樽を使用。
プルーンや青竹、アーモンドの香り。筋肉質な骨格の中に凝縮したミネラルと果実味があり、後からタンニンの収斂味が味を引き締める!
以下は2008年のコラムよりです。
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【素晴らしいです!こちらはどんどん開放方向に向かっています!】 ブドーとは味わいはやや似た物に思えますが、細やかさや質感はやはりサン=ロマンが確実に上です。しかも、ブドーが時間軸で締まる傾向に有りますが、サン=ロマンはどんどん開放する方向性を持っています。
これはしっかりと粒立ちが見えるような、ぷっくり膨らんだチェリーのアロマ。奥深くとても健康的な果実。エキスがとても充実している。瑞々しく、丸く、一体となった継ぎ目の無い素晴らしく滑らかな味わい。いつまでも余韻が長くたなびく。赤い果実系の味幅の大きい味わいに成長するだろう。今でも美味しく飲め、開放方向に向かっている。
いつもは比較的、数が有るサン=ロマンですので、皆さんは、
「後でお金がある時買おうかな・・」
と思われるかもしれません。でも、2008年は収穫量が少ないですから、エージェントさんも売り切れですので、追加分が望めません。
比較的早くから滅茶苦茶美味しいピノになるでしょう。2004年のサン=ロマンを昨年購入された方ならお判りですよね?・・・そう、あんな、ヴォーヌ=ロマネっぽい皮革、動物のニュアンスまで出てくる、とてもソフトな酸の浸透率の高い液体に変貌するでしょう。是非とも飲んでみてください。超お奨めです。
● 2010 Savigny-les-Beaune les Gollardes / Domaine
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】-----リリース当時のレヴューを掲載しています。
深く厚いアロマ。甘ったるくは無いのに、甘く官能的でジューシー!紫のニュアンスが強く、濃厚で旨い。若さも有るにせよ、ピュアなニュアンスが絶妙!
このワインに関して、飲んだ事が無い方は・・飲んだほうが良いです。通常のサヴィニー・・特に、ルイ・シュニュさん辺りを思い浮かべると、全く違う地域のワインに思えるかもしれません。
● 2010 Bourgogne Pinot Noir Bedeau / Negos
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【13年もののブドーです!・・完熟状態?・・・どうなちゃってますでしょうか。】
エチケット、裏エチケットなどにキズ、薄汚れなど有ると思います。ご了承くださいませ。
どうでしょうか・・そろそろ完熟かと思います。今回はもっと古いブドーも有りますから、比較してみるのも楽しいかもしれません。
人に寄り・・と言いますか、好みも有りますので、お気に召さない場合も考えられますが、若くても・・ちょうど良く熟していても・・過熟気味でも・・ワインで有ることは間違いは無いと考えています。
「とてもじゃないが飲み頃を過ぎているだろう?」
と想像されるかもしれませんが、むしろ・・それをどうやって美味しく飲むか?・・楽しむか?・・と言う点も、ワインの楽しみの一つです。noisy も、
「・・こりゃぁ・・どうやって飲んでも・・楽しむことは難しいなぁ・・」
と思って臨んだボトルから、多くのことを教えられましたし、時には、
「・・お~・・なんだこりゃ・・すごっ!」
と、感動させられたことも何度も有ります。
因みに赤ワインの場合、最後は・・
「ワインの液体部分は水のように透明に、それ以外は澱に分離する」
のが普通です。
70年代のルソーのシャンベルタンの、ほぼ・・その直前の、
「ボトルの半分を澱が占め、液体部分は薄目のオレンジ」
と言う状態のものも飲ませていただきましたが、これがまた・・何とも「オツ」な美味しさでして、エレガントでふんわりと優しくて美味かったのを覚えています。
まぁ・・流石にそれが100万円などと言われますと手は出せませんが、手の届く範囲なら飲んでみる価値はあるんじゃないかと思います。
こちらは2010年ものですから、まだまだ「ひよっこ」です。上手く飲んであげてください。
注: なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【2008年以前のシャソルネイに戻ったかのようです!とても美味しい!】
チェリー、ベリー、深みの有る味わい。シャソルネイらしく昔のブドーのように、熟しているのにハツラツとした味わいに戻ったかのよう。現在はまだ少しタイトだがすぐにバランスしてくるだろう。軽やかさと深さがある。
どうでしょう?2009年がシャソルネイらしくなかったのか?・・・それとも、新たな境地に向かったのか?と云うところをどのように判断するかですが、noisy的には完全に後者です。素晴らしいピノだと思います。徐々に味わいを深めて行くでしょう!何よりもマグナムを仕込んでいますんで、自信もあるでしょうね。超お奨めです!
● 2009 Pommard
ポマール
【ポマールの見本みたいな味わいですが、実に美しく、若干エレガント寄り?!】
レ・ヴォーミュリアンというリューディは、ポマールの至高の1級畑レ・リュジアンの上部に接する畑で、レ・リュジアンほど豊満にはならないものの、より華やかさ、香しさを持つ村名なんですね。これは素晴らしく旨いです。
素晴らしい一体感!ピュアで美しい!滑らかだが要素の充実、構成も素晴らしい。かなり上質。液体自体の輝く美しさ。隠せない素性の良さを感じる。磨きぬかれた・・と言う感じの表情。
エージェント情報
区画はレ・ヴォーミュリアンで、フレッド曰く標高がある分ワインはポマールなのに繊細で女性的との事!畑面積は0.25ha。収穫日は09年9月17日。収量は30hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
ダークチェリーやスミレ、カカオの香り。アタックは滑らかで、果実と酸がエレガント!タンニンも細かく凝縮した旨味とのハーモニーがよい!
● 2004 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Argillieres P.I.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ザルジリエール(並行輸入もの)
【20年ものです。こちらは正規輸入ではなく並行ものですが、輸入者はMT社です。】
PCの登録は2006年6月になっていました。並行輸入品です。
正規もののこの2004年ものも調べてみましたが2006年3月登録でしたから、遅れること約3カ月で入ってました。なので、並行ものとしてはかなり信頼できるんじゃないかと思います。
で、その時の仕入れの数は6本で、残っているのが5本・・つまり、
「(いつか判らないにせよ)テイスティングはしたものの販売はしなかった。」
んですね。
そりゃ・・考えてみればそうかもしれません。2004年の正規ものも残っていた位ですから・・。
味わいですが、noisy 的には2004年もののクロ・デ・ザルジリエールは何度か飲んでいる記憶が有り、「梅シソ昆布風味」の味わいだったと・・。もちろん、ポテンシャルも充分に有り美味しかったと記憶しています。
さすがに収穫から20年ですから、いい加減飲んでも良いんじゃないかと思いまして、手元に有った正規ものと並行ものの色合いを比較してみましたが、
「どっちがどっちか・・まったく同じように見える」
状況でした。
飲まれる際は、必ず澱落としをしてくださいね。
なお、相当な古酒になりますが、厳重なチェックをしてお渡しいたします。ですが、ブショネ等のクレームは受けられません。価格は余り上げていません・・と言うか、クロ・デ・ザルジリエールの価格はこの位が普通だったと思います。ご注文いただいた際はご了承いただいたものとさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
液量:たっぷり
色彩:OK
漏れ:確認できず(キャプスュルは透明系で破壊を恐れ回しておらず)
以下は正規ものの2004年を少し前にご案内した時のレヴューです。
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【さてさてお立合い!・・2004年のクロ・デ・ザルジリエールは一体どうなっちゃってるでしょうか・・!】
いや~・・こういうの、やりたかったんですよね~。まぁ、ただ、「やぶへび」とか、「商売的には相当に逆効果」なことではあるんですけどね。
例えばリアルワインガイドの2006年SUMMER第14号(・・若っ)には、このような評価になっていますよ。
今飲んで 90 ポテンシャル 92 飲み頃予想 2007~2023
シャソルネイは長く持たない、自然派は熟成しない、2004年は悪い年だから云々・・
さぁ・・どうなんでしょうね。
このワインも、今回の新着でブルゴーニュの赤の新着が少ないので、「何か無いかな?」と探し出したものです。
1級クロ・デ・ザルジリエールは、すでにシャソルネイも手放してしまっています。かのプリューレ・ロックさんが入手しましたが、ロックさんもすでに亡く・・やはり、「クロ・デ・コルヴェ」のお隣の「クロ・デ・ザルジリエール」は、何としても手に入れたかったのでしょう。
因みにクロ・デ・ザルジリエ-ル(&レ・ザルジリエール)は、北にオ・コルヴェとオ・ペルドリ、南にクロ・ザルロ(クロ・ド・ラルロ)に挟まれるロケーションに有り、マット・クレイマーさんによれば、
「レ・カイユ、レ・ヴォークランと同格の、プレモー最上の畑ではあるまいか?」
ブルゴーニュワインが判る 白水社
と申されております。
それに、プリューレ・ロックさんのクロ・デ・ザルジリエールは・・やはりとんでもない価格になっちゃってますので・・もう中々手が出せない状況です。
自然派は持たないのか?
2004年はダメなのか?
などなど、興味を惹かれるんじゃないかと思います。古酒ですので、責任は持てませんが、
「色合い-->良し」
「液量-->良し」
「キャプスュル-->破れたら困るので回していないが透明なので良く見える・・漏れも上がりも見えず」
です。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は2006年の新着に書いた文章を引っ張り出して来ました!
━━━━━
【ただ骨太だけじゃあ無い!フィネスたっぷりのモンスター級です】
2002、2003年とテイスティングしていますが、2004年はさらに飛躍しているように思います。果実味たっぷりだがややオークのニュアンスが突出していたため、時間が掛かるワインなのかな?と思った2003年に比較し、むしろクラシックな仕上がりで、とても引き締まったボディをしています。30分ほどでボディが膨れてきたかな?と思った途端、とても綺麗な土のニュアンスに動物の毛皮、スパイスに溢れてゆきます。透明感たっぷりなミネラルに優しく包まれた柔らかな酒肉から、紫や赤、黒の小さな果実も出てきます。その出現の仕方にエレガンスがしっかり出ているんですね。特に、繊細な赤い果実の真裏にある ド太く力強い要素にびっくりしながら鑑賞していただけると思います。
きっちりと発酵され、とてもドライで、美しいスタイルをしています。今飲まれたとしても、少しの時間お待ちいただくだけで、そのポテンシャルを拾うことが可能ですし、
「美味しい!」
と思わせる感動が押し寄せてくるでしょう。
また、フレドリック・コサール率いるドメーヌ・ド・シャソルネイのトップ・キュヴェとして、その格を見せ付けてくれますから、今回ご案内の価格も決して高くは無いと思います。きっと将来、(飲んでしまわなければ..)お宝として存在するに違いないでしょう。おそらく次号のリアルワインガイドには載る..?のかな?自然派特集のようですので期待しましょう。お奨めいたします。
● 2009 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード
【レシュノーの似た感じだが超えたか!しなやかなニュイは絶妙のバランスです!】
意外にも充実?し、妙な出っ張りの無い美しいニュイ。レザー、動物的スパイス、ジューシーでバランスが良い。しかし、さすがにアルジリエールとは比べ物にはならないだろう。レシュノーの同じワインを凌ぐと思う。とても美味しい!
1級では無いですが、かなりそれに近いニュアンスを持っています。1級の持つ「押し出し」の強い部分が無い・・と言えるかもしれないですね。これもお奨めです!
エージェント情報
フレッドがアルジリエールと同等の品質をニュイの中の対極にあるレ・ダモードに求めた秀逸ワイン!畑面積は0.30ha。収穫日は2009年9月16日。収量は35hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
梅やグロゼイユ、カカオの香り。ぎゅっと詰まった果実の凝縮味がミネラルの旨味、タンニンの収斂味と同調し複雑な味わいを奏でる!
● 2008 Volnay
ヴォルネイ
● 2008 Beaune 1er Cru Rouge
ボーヌ・プルミエ・クリュ・ルージュ
【シャンボール、ヴォーヌ=ロマネは逸品!ポマールは熟成で大きく成長!初のネゴスのピノ!】
そもそも「豊作年」と「不作年」という言葉が有り、それに対応可能なように、「グレートヴィンテージ」と「バッドヴィンテージ」が有ります。一般の農作物の場合・・・例えば日本人の主食で有るお米を考えてみてください・・・は、沢山取れた年が豊作年です。勿論ですが、粒がまともに膨れず、中がスカスカのような米が沢山取れたところで豊作年とは言いませんが、あくまで「量」に対するのが豊作、不作ということなんですね。有る程度以上の品質を伴うことは言うまでも有りません。しかし、量は少ないが豊作だった・・・などという言い方が無いのと同様に、量は多いが不作だった・・とも言いません。
つまりは、そのままを葡萄生産者に当てはめるのは適当で無い部分も有りますが、生産者にとっては、ある種、「量」が必要なんですね。ですから、2005年みたいな年は「豊作年」で有り、「グレートヴィンテージ」なんです。そりゃあそうです。何もしなくても葡萄は育ち、健全な葡萄が沢山採れたんですから。でも2005年のブルゴーニュワインは全て美味しいか・・・と聞かれたら、何と答えますでしょうか。
じゃあ、2008年はどうだったのか・・・。今のところコサール、ド・シャソルネイの場合に限っての話になりますが、
「量はとても少なかったが、素晴らしい葡萄を少量収穫する事が出来、その仕上がりはグレートイヤーのワインと遜色ないものになった。」
と言えるでしょう。
すなわち、豊作年=グレートイヤーという、根源的な表現には当たらないが、グレートイヤー並みの仕上がり・・ということなんです。
勿論、2008年の味わいは2005年とは大きく違った物になります。2005年は、正に健康そのものの、真っ直ぐでタイトな味わいを感じますが、2008年ものは、その健康さ、真っ直ぐさは奥に引き込まれており、むしろ、凝縮感や熟度、丸みと言った、本来はワインが熟した結果としてもたらされるべき享楽的要素を最初から有る程度持ち合わせているんです。さりとて、酸不足に悩んだ1999年や2003年のような、どこか物足りない、抜けたような味わいとも大きく違っており、青っぽさに悩んだ1994年、2006年(白に多く見られる)とも違います。(コサールの2003年は、充実した酸を残していましたが・・)
グラが有り、表情豊かで丸く、よく熟した味わいが2008年のコサールです。良い生産者はいつも・・・美味しいワインを造ります。
●2008 ヴォルネイ
新樽率50%、買いブドウの区画は、1級のカレイユ・スー・ラ・シャペルのブドウ50%とレ・グラン・ポワゾのブドウ50%。畑面積は0.40ha。収穫日は2008年10月1日。
10月まで収穫を引っ張り、熟を引き出したヴォルネイです。村名AOCでリリースされていますが、半分は村の中心部に有る1級畑、カレイユ・スー・ラ・シャペルの葡萄。残りがポマールと接するレ・グラン・ポワゾという村名リューディです。
濃厚なチェリーの果実のアロマでとても美しい軽やかなミネラルがいつまでもやなびく。やや後口がもたつく感が有るが、これは時間の問題でいずれ溶け込むだろう。とてもハツラツとしていて「綺麗なワイン」だ。ヴォルネイらしい肌理の細やかさが特徴。
有る意味、1級のカレイユの美しさと、レ・グラン・ポワゾというポマールに接した村名リューディの味わいがそのまんま出ていますので、これは面白いです。上記のコメントはテイスティング時のメモですが、その時はテクニカルを知らなかった物の、後でみたら・・・「な~るほど!」です。1年置けば確実に溶け込み、一体となったら美しさを前面に出したシルキーで滑らかなヴォルネイに脱皮するでしょう。
●2008 ボーヌ・プルミエ・クリュ・ルージュ
買いブドウの区画はレ・トゥロンで、畑面積は0.35ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
ボーヌの村はほとんどが1級畑です。レ・トゥーロンと言うのは村の中心部に有り、平均的なボーヌの味わいですから、飛びぬけて特徴の有る感じでは仕上がらないのが普通です。
でも、このワインにフレッドが新樽100%を使用した・・・ということは、かなり凝縮した葡萄が採れたということなのだと思います。その辺が判るかな?コメントが面白いので、ちょっと読んでみて下さい。
チェリー、プラム、フランボワーズ、色づいた花のアロマ。明るさのあるルビー。香りはさほど立ってこないが、軽やかな美しいミネラリティとわずかにタンニン。充実した酒躯をしているが、のむにはやや早い。1年ほど置くと良い。
どうでしょう?テクニカルを読んでいないので、ちょっと否定的に書いていますが、新樽率100%なら、後で確実に樽にマスキングされていた部分が表に出てくるのは間違い無いです。香りの中に結構細かく果実を書いている事と、ボディを言わずにタンニンを書いている事・・・。この辺りがこのボーヌ・プルミエを理解するのに良いと思います。これは1~2年後に大きく成長するワインです。
●2008 ポマール
買いブドウの区画はレ・ヴォーミュリアンで、畑面積は0.25ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
なぜか1級畑よりも高く仕上がったプライス・・・それにはやっぱり理由が有りますよね。確実に前の2アイテムを超える構造を持っています。レ・ヴォーミュリアンというリューディは、ポマールの至高の1級畑レ・リュジアンの上部に接する畑で、レ・リュジアンほど豊満にはならないものの、より華やかさ、香しさを持つ村名なんですね。
丸~い、まんまる。エキスの量とバランスがかなり素晴らしい。ハツラツとした適度に熟したチェリーそのものを感じさせる。今も充分に旨いが、これは熟成させて飲むべきアルコール感が有る。出来れば3年以上置きたいが、飲めない事はない。
有る意味では、一番フレッドらしくないかもしれませんが、軽やかな石灰系ミネラル、つまり、シャンポールっぽいカルシウム系のミネラルと、赤い果実の融合が見られ、むしろナトリウムっぽい、やや重めのミネラルが少なく、アルコール分がしっかり有ります。・・・ということは、かなり香るワインに変身する可能性が大・・・。ポマールの重心の低さと、比較標高の高い畑の香しさの両立です。お奨めします!できればちょっと寝かせてください。
●2008 シャンボール=ミュジニー
買いブドウの区画は1級畑のすぐ隣にあり、フレッド曰く「1級に負けないだけのポテンシャルがある」とのこと!畑面積は0.25ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
このシャンボールと、この下のヴォーヌ=ロマネは、ちょっと格が違いすぎます。素晴らしい!これはホント、皆さんに飲んで貰いたいなぁ・・・。
シャンボールとヴォーヌ=ロマネはまあまあ・・・呆れるほどヴィジュアルで美味しさを訴えてくるんですよね。最近は3Dテレビばやりのようですが、まるで3Dのようにイメージが目の前に浮かんでくるようなリアリティが有るんです。
やや還元。でもこれはかなり凄い。濃厚さ、シルキーさ、スパイスを含んだテッカテカのシャンボール。ルーミエさんも美味しいがこれには叶わないだろう。正に香水。今飲んでも美味しいし、将来も間違い無い。ミネラルコーティングされたチェリーのリアルさにぶっ飛ぶ。
これは・・・本当に飲んで欲しいですが、数が無いのはどうにもなりません。フレッドは、1級畑のすぐ横の畝・・・ということを言ってましたので・・・そのまんまの味わいが感じられること請合います。凄い!
●2008 ヴォーヌ=ロマネ
買いブドウの区画はヴィラージュの畑だがブドウの手入れ収量仕込み全てをグランクリュに見立ててつくったとのこと!畑面積は0.35ha。収穫日は2008年9月28日。新樽比率が100%。
村名のリューディだが、グランクリュ同様に育てた・・・ということは、一体どういうことでしょうか。村名の畑は村名の、1級の畑は1級のように、特級はそのままでもそれなりに育つのが葡萄畑というものなんです。
もし、フレッドが言う通りに考えるならば、それは、
「毎日のようにそこに通い、樹を見て、葡萄を見て世話をし、収穫量を大きく制限する方向性を持って育てた」ということになります。そして、まさにそのようなイメージを3Dで感じさせてくれるのがこのヴォーヌ=ロマネなんです。
3Dの実現。超リアル。超立体的な球のような果実の表現。酸の多重構造とミネラルのそれが可能にしているのだろう。「わお~!」なワイン。スパイスの美しさ。今飲んでも実に旨い!(締まってゆく方向に有るかもしれない。)
例えば葡萄の粒や、感じられるベリーの一粒の、その裏側まで見えるような超3Dを見ているような気にさせられました。ほとんどの場合は平面状のイメージであり、二次元的なイメージをワインから受け取る事が多いんですが、この2アイテム、特にこのヴォーヌ=ロマネのコメントので出しで「3D」と書いていました。このリアリティ溢れる味わいを是非堪能していただければと・・思います。凄いです。何が凄いって、実感がこもった、まさにそこに有るような味わいなんです。映画を見ているんじゃなくて、そこに観客として、役者と一緒に舞台にいるような感覚です。是非ご堪能いただければ幸いです!このワインは安いです。
● 2022 Rafling V.d.F.Blanc
ラフリング V.d.F.ブラン
【フレデリック・コサールがアルザスの秀逸なリースリングに真剣に向き合うと・・こんなにピュアでナチュラルなブルゴーニュ風高質白ワインになります!・・そして是非ともスキン=コンタクトのラフリング のコラムも読んでみてください!驚きの事実!!】

もはや・・noisy も脳がバグってしまいます。余りに素晴らしい・・が、
「これはアルザスのリースリングなんだろうか?」
と言う疑問符付きの凄い美味しさと、
「・・えっ???・・このスキン=コンタクトのラフリングって・・一体どういうこと?」
と言う・・疑問符をいくつも付けないとならないような、noisy も経験したことが無い驚きの事実が目の前で展開されたことへの対応で、本当に脳がバグってしまい、そのオチをどのように付けようかと数日ほど悩んだ結果、
「・・そうゆうことか・・いや、おじさん・・参った!!!」
と・・なんとか結論を導き出せたんですね。
まぁ・・このコラムを読まれていらっしゃるお客様には、一体・・何のことかと、そっちの方に驚かれてしまうかと思いますが、少なくとも・・
「このラフリングは、アルザス・グラン・クリュのリースリングを贅沢に使用し、ブルゴーニュ的な雰囲気を持ちつつもピュアでナチュラルな美味しさを・・至極普通に、高質に仕上げた作品レベルのワインに育つ!」
ですので、何も心配せずに飲まれてください。
人により、色々と意見は有るかと思いますが、美味しくいただけるのは間違いないですので・・はい。
ですが、この普通のラフリングを選ばれる・・その延長上で、この下のコラムにあるはずのスキン=コンタクト・ラフリング2022に臨みますと、
「・・なんじゃこりゃぁ!!!」
と叫ぶことになろうかと思いますので、必ずスキン=コンタクト・ラフリング2022のコラムをお読みくださいませ。

ドイツのリースリング・・例えば、ザールあたりの・・鋼のようにパキッとした鋭い酸を味方にし、張りの強い辛口な味わいに仕上げたものとは異なります。
また同じドイツでも、ライン川沿いの・・ふんわりとソフトな肉を持ちつつ、ふくよかに仕上げつつもややスタイリッシュに仕上げたものとも異なります。
アルザスのグラン・クリュ、ブリュデルタールのリースリングでは有りますが、アルザスの熱量をふくよかさに変え、時に甘みを感じさせたり、ややマッチョな分厚い味わいに仕上げたようなニュアンスとも異なるんですね。
面白いのはリースリング種の個性を持ちつつも、アルザスの雰囲気も残しつつも・・
「・・ん?・・これは・・ある意味ブルゴーニュ・シャルドネ的でありながら、アルザス的なリンゴとか、パイナップルの印象を持った白ワインに仕上がっている?・・しかもかなり高質!」
なんですね。
まぁ・・11月初旬の状態ですが、開けたては僅かに揮発酸が感じられます。さほど強くは無いですが、気になる方はいらっしゃるかもしれない・・レベルです。
しかし・・抜栓翌日になりますと他の要素が花開いて来て、全てが溶け込んで・・何ともふくよかで優しく、複雑精緻な味わいに変化します。
なので、まぁ・・さっさと開けて少し様子を見る程度楽しまれたのち、翌日以降に本格的に飲み始めるか、1~2年ほどセラーで育成していただき、バランスしたところで本格的に飲まれるか・・あとは、7~8年経過して完熟したところをいただくか・・の3通りほど方法が有ります。
ですので、ナチュール好きな方はさっさと美味しく飲めるかと思いますが、コサールのラフリングの最終形は、
「高質なリースリングの葡萄を得て、ブルゴーニュで仕上げた!?」
・・・そのまんまの味わいなんです。
なので、滅茶美味しいです!・・質感も有りつつブルゴーニュ的で、アルザスの要素も感じるんだけど・・むしろブルゴーニュって思ってしまう・・そんな出来だと感じました。
旨いです!・・そして・・もし可能だったら・・ラフリングの砂岩の陶器に保存されたスキン=コンタクトバージョンも飲んでみていただけますと、
「絶対に経験したことの無い、凄いワインの不思議に出会える!」
ので・・これはお薦めです。
まぁ・・noisy も、このラフリング2種は数が無いので飲まない予定だったんですね。コサール2022を自腹で開けすぎてしまったこともその飲まない理由だったんです。
しかしながら気になって仕方が無い・・2021年のスキン=コンタクト・ラフリングよりも・・です。なので、結局開けてしまって、このとんでもない事実に出会った・・と言うことなんですね。
ご検討ください。こちらは・・滅茶美味しいですし、
「・・何だこれ・・?」
と言うところにはたどり着かないと思います・超お薦めです!
以下は以前のレヴューです。
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【激旨!・・いや~・・何が何でもスキン・コンタクトのラフリングと比較して欲しい・・ワインの不思議を山盛りに教えてくれる稀有なアイテムです!しかもアルザス北部のG.Cブリュデルタールです!】

良く買えたなぁ・・と思いますよ・・グラン・クリュ・ブリュデルタールはバ=ライン..フランス語の発音だと「バ・ラハン」なのかな?・・
アルザスは北部は「バ=ラハン」、マルセス・ダイスでご存じかもしれませんが「サン=イポリット」辺りで分けられて南部が「オ=ラハン」になります。
noisy 的には・・あくまで自身の感覚では、北部の方がより繊細、南部の方が豊満で力強い・・そんなイメージを持っています・・勿論、大雑把に言っての話しです。
この、本来はグラン・クリュであるブリュデルタールをドメーヌに持ち込んでの醸造になるのでしょうから、A.O.C.は表示できずにヴァン・ド・フランスになっていると思いますが、いや~・・めっちゃ美味しいです!
ドイツワイン的・・ザール的にやや金属的、滅茶苦茶細い金属製の糸を撚り合わせたかのような感覚を覚えます。フレーヴァーも実に多彩。黄色、白、そしい熟してやや色付いた果実・・。滅茶気品高い繊細な「ペトロール」・・。緊張感の中に有る優しさとふんわり感・・。旨いです!凄いですね・・。
そして・・ここでは余り書けませんが、スキン・コンタクトしたラフリングがまた・・絶対、世の中を騒がせるような予想をせざるを得ない「臭い」を持っているんですね~・・。
で、noisy としてはそれは全く問題無いと・・思っているんですよ。その先に有るものが・・飲んでいると伝わってくるから・・です。
ただし、このワインは今から飲んでも全く大丈夫・・と言いますか、滅茶美味しいんですが、スキンコンタクトした方は3~5年、置くべきなんですね。
なので、この通常ものと両方を購入された方は、3年後以降にようやっと比較で飲める・・と言うことになります・・ちょっと気の長い話しでしょうか?
ま~・・恐ろしいワインの世界です。目の前のものをどう感じるか?・・どう判断するか?・・を求められます。・・ただしこのワインは全く何も問題など有りません。そして滅茶苦茶美味しい訳ですね・・。是非挑戦してみてください。アルザスの誰より素晴らしいんじゃないか?・・と疑いを持ちたくなるヴァン・ド・フランスでした。お勧めします!
● 2003 Saint-Romain Combe Bazin Blanc P.I.
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン【並行輸入もの】
【こちらは並行ものです!何で仕入れたのか覚えてません・・】
2003年もの、しかも並行輸入(MT社)ものです。どんな訳で入れたのかは・・覚えてないです。中途半端な数量なので、やはりテイスティングはしたんですね・・。
液量もバッチリ、照りも有り、漏れは無さそうです。キャプスュルは回してません・・古いので、キャプスュルは透明ですが割れてしまうと困るので・・
価格も普通だと思います。
2003年は暑かったヴィンテージで、現地では随分と倒れた方が多いとニュースになっていました。
21年ものですから・・どうなっちゃってますでしょうか。美味しいかどうか・・は保証致しかねますので・・どうぞよろしくお願いいたします。
● 2008 Pommard
ポマール
【シャンボール、ヴォーヌ=ロマネは逸品!ポマールは熟成で大きく成長!初のネゴスのピノ!】
そもそも「豊作年」と「不作年」という言葉が有り、それに対応可能なように、「グレートヴィンテージ」と「バッドヴィンテージ」が有ります。一般の農作物の場合・・・例えば日本人の主食で有るお米を考えてみてください・・・は、沢山取れた年が豊作年です。勿論ですが、粒がまともに膨れず、中がスカスカのような米が沢山取れたところで豊作年とは言いませんが、あくまで「量」に対するのが豊作、不作ということなんですね。有る程度以上の品質を伴うことは言うまでも有りません。しかし、量は少ないが豊作だった・・・などという言い方が無いのと同様に、量は多いが不作だった・・とも言いません。
つまりは、そのままを葡萄生産者に当てはめるのは適当で無い部分も有りますが、生産者にとっては、ある種、「量」が必要なんですね。ですから、2005年みたいな年は「豊作年」で有り、「グレートヴィンテージ」なんです。そりゃあそうです。何もしなくても葡萄は育ち、健全な葡萄が沢山採れたんですから。でも2005年のブルゴーニュワインは全て美味しいか・・・と聞かれたら、何と答えますでしょうか。
じゃあ、2008年はどうだったのか・・・。今のところコサール、ド・シャソルネイの場合に限っての話になりますが、
「量はとても少なかったが、素晴らしい葡萄を少量収穫する事が出来、その仕上がりはグレートイヤーのワインと遜色ないものになった。」
と言えるでしょう。
すなわち、豊作年=グレートイヤーという、根源的な表現には当たらないが、グレートイヤー並みの仕上がり・・ということなんです。
勿論、2008年の味わいは2005年とは大きく違った物になります。2005年は、正に健康そのものの、真っ直ぐでタイトな味わいを感じますが、2008年ものは、その健康さ、真っ直ぐさは奥に引き込まれており、むしろ、凝縮感や熟度、丸みと言った、本来はワインが熟した結果としてもたらされるべき享楽的要素を最初から有る程度持ち合わせているんです。さりとて、酸不足に悩んだ1999年や2003年のような、どこか物足りない、抜けたような味わいとも大きく違っており、青っぽさに悩んだ1994年、2006年(白に多く見られる)とも違います。(コサールの2003年は、充実した酸を残していましたが・・)
グラが有り、表情豊かで丸く、よく熟した味わいが2008年のコサールです。良い生産者はいつも・・・美味しいワインを造ります。
●2008 ヴォルネイ
新樽率50%、買いブドウの区画は、1級のカレイユ・スー・ラ・シャペルのブドウ50%とレ・グラン・ポワゾのブドウ50%。畑面積は0.40ha。収穫日は2008年10月1日。
10月まで収穫を引っ張り、熟を引き出したヴォルネイです。村名AOCでリリースされていますが、半分は村の中心部に有る1級畑、カレイユ・スー・ラ・シャペルの葡萄。残りがポマールと接するレ・グラン・ポワゾという村名リューディです。
濃厚なチェリーの果実のアロマでとても美しい軽やかなミネラルがいつまでもやなびく。やや後口がもたつく感が有るが、これは時間の問題でいずれ溶け込むだろう。とてもハツラツとしていて「綺麗なワイン」だ。ヴォルネイらしい肌理の細やかさが特徴。
有る意味、1級のカレイユの美しさと、レ・グラン・ポワゾというポマールに接した村名リューディの味わいがそのまんま出ていますので、これは面白いです。上記のコメントはテイスティング時のメモですが、その時はテクニカルを知らなかった物の、後でみたら・・・「な~るほど!」です。1年置けば確実に溶け込み、一体となったら美しさを前面に出したシルキーで滑らかなヴォルネイに脱皮するでしょう。
●2008 ボーヌ・プルミエ・クリュ・ルージュ
買いブドウの区画はレ・トゥロンで、畑面積は0.35ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
ボーヌの村はほとんどが1級畑です。レ・トゥーロンと言うのは村の中心部に有り、平均的なボーヌの味わいですから、飛びぬけて特徴の有る感じでは仕上がらないのが普通です。
でも、このワインにフレッドが新樽100%を使用した・・・ということは、かなり凝縮した葡萄が採れたということなのだと思います。その辺が判るかな?コメントが面白いので、ちょっと読んでみて下さい。
チェリー、プラム、フランボワーズ、色づいた花のアロマ。明るさのあるルビー。香りはさほど立ってこないが、軽やかな美しいミネラリティとわずかにタンニン。充実した酒躯をしているが、のむにはやや早い。1年ほど置くと良い。
どうでしょう?テクニカルを読んでいないので、ちょっと否定的に書いていますが、新樽率100%なら、後で確実に樽にマスキングされていた部分が表に出てくるのは間違い無いです。香りの中に結構細かく果実を書いている事と、ボディを言わずにタンニンを書いている事・・・。この辺りがこのボーヌ・プルミエを理解するのに良いと思います。これは1~2年後に大きく成長するワインです。
●2008 ポマール
買いブドウの区画はレ・ヴォーミュリアンで、畑面積は0.25ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
なぜか1級畑よりも高く仕上がったプライス・・・それにはやっぱり理由が有りますよね。確実に前の2アイテムを超える構造を持っています。レ・ヴォーミュリアンというリューディは、ポマールの至高の1級畑レ・リュジアンの上部に接する畑で、レ・リュジアンほど豊満にはならないものの、より華やかさ、香しさを持つ村名なんですね。
丸~い、まんまる。エキスの量とバランスがかなり素晴らしい。ハツラツとした適度に熟したチェリーそのものを感じさせる。今も充分に旨いが、これは熟成させて飲むべきアルコール感が有る。出来れば3年以上置きたいが、飲めない事はない。
有る意味では、一番フレッドらしくないかもしれませんが、軽やかな石灰系ミネラル、つまり、シャンポールっぽいカルシウム系のミネラルと、赤い果実の融合が見られ、むしろナトリウムっぽい、やや重めのミネラルが少なく、アルコール分がしっかり有ります。・・・ということは、かなり香るワインに変身する可能性が大・・・。ポマールの重心の低さと、比較標高の高い畑の香しさの両立です。お奨めします!できればちょっと寝かせてください。
●2008 シャンボール=ミュジニー
買いブドウの区画は1級畑のすぐ隣にあり、フレッド曰く「1級に負けないだけのポテンシャルがある」とのこと!畑面積は0.25ha。収穫日は2008年10月1日。新樽比率が100%。
このシャンボールと、この下のヴォーヌ=ロマネは、ちょっと格が違いすぎます。素晴らしい!これはホント、皆さんに飲んで貰いたいなぁ・・・。
シャンボールとヴォーヌ=ロマネはまあまあ・・・呆れるほどヴィジュアルで美味しさを訴えてくるんですよね。最近は3Dテレビばやりのようですが、まるで3Dのようにイメージが目の前に浮かんでくるようなリアリティが有るんです。
やや還元。でもこれはかなり凄い。濃厚さ、シルキーさ、スパイスを含んだテッカテカのシャンボール。ルーミエさんも美味しいがこれには叶わないだろう。正に香水。今飲んでも美味しいし、将来も間違い無い。ミネラルコーティングされたチェリーのリアルさにぶっ飛ぶ。
これは・・・本当に飲んで欲しいですが、数が無いのはどうにもなりません。フレッドは、1級畑のすぐ横の畝・・・ということを言ってましたので・・・そのまんまの味わいが感じられること請合います。凄い!
●2008 ヴォーヌ=ロマネ
買いブドウの区画はヴィラージュの畑だがブドウの手入れ収量仕込み全てをグランクリュに見立ててつくったとのこと!畑面積は0.35ha。収穫日は2008年9月28日。新樽比率が100%。
村名のリューディだが、グランクリュ同様に育てた・・・ということは、一体どういうことでしょうか。村名の畑は村名の、1級の畑は1級のように、特級はそのままでもそれなりに育つのが葡萄畑というものなんです。
もし、フレッドが言う通りに考えるならば、それは、
「毎日のようにそこに通い、樹を見て、葡萄を見て世話をし、収穫量を大きく制限する方向性を持って育てた」ということになります。そして、まさにそのようなイメージを3Dで感じさせてくれるのがこのヴォーヌ=ロマネなんです。
3Dの実現。超リアル。超立体的な球のような果実の表現。酸の多重構造とミネラルのそれが可能にしているのだろう。「わお~!」なワイン。スパイスの美しさ。今飲んでも実に旨い!(締まってゆく方向に有るかもしれない。)
例えば葡萄の粒や、感じられるベリーの一粒の、その裏側まで見えるような超3Dを見ているような気にさせられました。ほとんどの場合は平面状のイメージであり、二次元的なイメージをワインから受け取る事が多いんですが、この2アイテム、特にこのヴォーヌ=ロマネのコメントので出しで「3D」と書いていました。このリアリティ溢れる味わいを是非堪能していただければと・・思います。凄いです。何が凄いって、実感がこもった、まさにそこに有るような味わいなんです。映画を見ているんじゃなくて、そこに観客として、役者と一緒に舞台にいるような感覚です。是非ご堪能いただければ幸いです!このワインは安いです。
● 2022 Skin-Contact Rafling V.d.F.Blanc
スキン=コンタクト・ラフリング V.d.F.ブラン
【世の中には知っているつもりで実は知らないことが山ほど有る・・驚くべき事実がここにあります!・・スキン=コンタクト、白ワインを赤ワインの醸造方法で仕上げ、特別な陶器で仕上げた凄いリースリングGCです!】

まぁ・・当初はこの意味が全く不明なワインと向き合うつもりが無かったので、そのまま「飲めませんでした」と書いて流そうと思っていたんですが、飲んでみて良かった・・です。
noisy も長年、この稼業をやってきましたから、まぁ・・言ってしまえば、
「ワインのことは、ほぼほぼなんでも判っている・・つもりでいた。」
訳です。
ですがそれは自惚れでしか無かったと、ある意味・・目を覚まさせられたワインなんですね。そう・・フレッドって、そんなところがあるんですよね・・。
飲まない予定でいたラフリング(普通の)をテイスティングしてしまったことで、気になって仕方が無くなったこのスキン=コンタクト・ラフリングも開けることになってしまいました。まぁ・・利益が出なくなってしまたのも自分がいけない訳ですから仕方がありませんが、開けてみて良かったと・・今は思っています。
「・・いや~・・ワインって、本当に奥が深い!」
と、つくづく実感させられました。
スキン=コンタクトでは無いラフリングには、抜栓直後には「揮発酸」がそれなりありまして、
「・・ん・・ちょっと臭いか・・と言うレベルまであるなぁ・・」
と感じていました。
しかしながら揮発酸が生成されることで失ってしまう「ピュアな酸」の、削られたた部分は非常に美しく、また欠損感もなくバランスがすごく良かったので、翌日~翌々日と味わいを追ってみたんですね。
すると・・翌日もそうだったんですが、翌々日も・・
「すべてが溶け込んで物凄く深く、しかもピュアな味わいに・・激変した!」
んです。
まぁ・・そのことはほぼ想像通りでは有りました。それなりに揮発酸は出ていたものの、いずれ溶け込むだろう・・もしくは他の沈んでいた要素が膨らんで来て、現状では見辛いが良いバランスになるだろう・・と。
なので・・
「・えっ?・・じゃぁ・・砂岩の陶器に入れたスキン=コンタクトの方はどうなっちゃうの?・・2021年ものは綺麗だったけど?」
と、いきなり気になってしまった訳です。
そうなってしまうと実際に確かめてみないと気が済まない性格なので・・困ったものですね・・ラフリング2種を、とりあえずお蔵入りにしてしまったんですね。

で、このスキン=コンタクトの方を開けてみたんです。案の定、2021年の時よりも美しく透明感と照りのある見事な「オレンジ色」の外観と、スキン=コンタクトの方では無いラフリングで感じた、
「ちょっと強い揮発酸の香り」
が・・そのまんまに有り、種からのタンニンを豊富に含んでいて、しかし揮発酸に喰われていない、豊かな残渣の酸の丸い味わいと・・とんでもなく複雑で、なんとも解析しようも無い、混然一体となっていた正体不明のワインらしき液体に、
「・・げげっ・・こりゃぁ・・まったく noisy の理解を超えている味わい・・旨いなんて、とてもじゃないが言えない・・」
と思わざるを得なかったんです。
ですが・・この美しい色彩と、妖艶を大きく飛び越え、はじけ切った味わいを目の前にしつつも・・
「・・あれ?・・待てよ?・・スキン=コンタクトじゃない方は翌日、めちゃ綺麗になったよなぁ?」
と思い出したんですね。
それで・・また翌日~翌々日と経過を見ようと、その晩は早めに・・スキン=コンタクトと向き合うのを切り上げたんです。
翌晩、またスキン=コンタクトと向き合うために、グラスに注いでみると・・
「・・えっ?!」
と・・もはや驚愕の世界が拡がっていたんですね。
もう、まったく意味不明で、複雑ではあるけれど、とても良いなんて思えなかった・・物凄い「飲み物」が、とんでもなく美しくなっていたんです!
揮発酸はしっかり溶け込み、タンニンはその姿を深みとやさしさに変わり・・
「・・美しいじゃないか・・」
と思えるバランスに大変身していた訳です!
「・・あれが・・こうなるのか・・」
と、noisy も驚かされました。
まぁ・・その日のバランスは、飲まれる方によっては・・まだ揮発酸のニュアンスが気になるレベルだったかもしれません。しかしその翌日も飲んでいますので、その味わいの変化の方向性はしっかりと見させていただきました。
つまり、このスキン=コンタクト・ラフリングは、スキン=コンタクトでは無いラフリングと、まったく同類の・・綺麗系リースリング・・と言うか、
「むしろブルゴーニュ・シャルドネのような姿になって行く!」
と言う未来を持っているはずなんですね。それに加えて、果皮・種子接触によって得た要素を大きく持っている訳ですから・・そう、
「こりゃぁ・・将来が楽しみ!・・なんじゃないの?」
と言う結論に達したんです。
余りにビックリしたので、そのことをインポーターさんの当方担当の・・いや、社長さんですが、彼に電話して話したところ、
「・・いや noisy さん・・そうなんですよ・・私も昨年、フレッドのところに行って飲ませてもらって、その余りに変化するスキン=コンタクト・ラフリングのポテンシャルに驚いたんですよ・・。時間が経てば経つほど、とんでもなく綺麗になって行くんです。」
とおしゃるじゃないですか。
「(・・なんだよ・・知ってるんなら最初に言ってよ・・)」
とは言いませんでしたが、裏取りも出来て・・良い経験をさせていただいたんだと・・凄く納得しました。
ですので、このスキン=コンタクト・ラフリングは、もし早めに開けるのであれば、一口だけに留め、翌日~翌々日と日毎にその変化を確かめる飲み方をされるか、2~3年ほど砂岩の陶器ボトルで保存して、折を見て飲まれるか・・のどちらかにしてください。
「きっと、今まで知らなかった凄い事実に出会える!」
と思います。その味わいも、美しくて複雑性高く、徐々に気品も育って行くと言う驚きのものになるかと思います。ご検討くださいませ。
以下は、このワインを飲まない予定で書いていた文章と以前のレヴューです。消すのもなんですので・・残させていただきました。
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【砂岩の陶器ボトルに入ったスペシャルキュヴェ!・・M.C.でリースリングを醸造し、果皮と種から成分を抽出した超意欲作です!】 2022年のスキン=コンタクト作品は、この特殊なボトルに入っています。
「・・中々にインパクトのあるボトルだなぁ・・」
と・・。
noisy はどこか・・「貧乏徳利(びんぼうどっくり)」を思い出してしまいます・・そう、時代劇などで町人が腰から下げているやつ・・です。酒屋に酒を買いに行き、その徳利に酒を入れてもらって持ち帰る訳ですね。昔は大きな樽で流通していましたから、そんな大量に購入できないので、酒屋から徳利を借りるか、購入して、酒を買っていたんですね。
まぁ・・この話にはオチが有りまして、その昔は酒屋は・・
「原酒をどれだけ薄められるか?」
と言う部分に商売の肝が有ったと・・言われています。なので長持ちし、味の良い、しかもアルコール分が高く、水で薄めても伸びが良いお酒が好まれたんですね。なので、硬水の宮水で良く発酵が進んだ灘の酒が好まれた・・と言う訳です。
因みに灘の宮水が硬水、伏見の白菊水や御香水が軟水だと言われていますが・・ヨーロッパの硬水と比較は全くできませんで、そこと比較するとなりますと、日本の水はすべからく軟水です。なので、外人さんが日本で飲むお茶は美味しくて気に入って、お茶の葉を購入してヨーロッパの自国に帰ってから、水を沸かしてお茶を入れても、イマイチ・・ピンと来ない、異なる味なんじゃないかなと想像しています。もっと言ってしまえば、日本のワインと大陸のワインの違いも・・葡萄が摂取する水分自体が異なりますから・・日本の葡萄は食べても柔らかい味、ヨーロッパの葡萄はより甘くなるがハッキリした味になる・・のかもしれません。
すみません・・飲んでないので脱線しました。この後の文章は、ほぼズィズイフレッドと同じです。このワイン自体の味わいは、普通のラフリングのコラムと、以前のこのワイン・・ずっと下の方をご覧くださいませ。
あとは、このスペシャルボトルがどのように作用するか・・ですね。
M.C.とのことですので酸化具合は良好で、以前の写真のように美しい黄色が基本・・のところ、砂岩陶器による熟成がどこへ向かうか・・と言う部分は、結構に大事なところです。
noisy も昔、ワインでは無く日本酒やウイスキーなどで色々と陶器熟成を見て来ました。比較高温で焼いた陶器と低温のもの、そして素焼きか釉薬有りか、もしくは信楽焼のように釉薬無しで仕上げながら、高温で長く焼くことにより、部分的に釉薬が掛かった様?になったものでは・・それぞれ異なる熟成になると思います。
ましてや砂岩とのことですので・・信楽焼はケイ石や長石が土に混ざっていて、独特の風味を出しますが、釉薬風になるのもそれらが関係しているとなりますと・・砂岩の成分は石英や長石が主でしょうから、
「信楽焼のボトルに詰めたのと近い熟成?」
なのかもしれず、ちょっと先が楽しみな試みじゃないか・・と感じています。
ただし、砂岩の陶器ボトル自体は釉薬がかかったように結構に「つるつる」していますので、どのように焼いたのかは不明です。ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【・・なんじゃこりゃ~!!】
・・・すみません・・興奮してます。1枚目の写真がスキン・コンタクトで10月12日収穫、2枚目の写真がノン・スキン・コンタクトの通常キュヴェで10月18日収穫です。
まぁ・・緯度の高いアルザスですから収穫日が10月になっても驚きはしません。でもこの見た目の余りの違いに・・まず驚いてください。スキン・コンタクトしたこのキュヴェは、やや赤みが有り、濁っているようにも・・感じられます。
通常は・・いや、普通の方ならここから「清澄」と言う作業をします。濁りを取るために・・昔は卵白を入れて吸着させましたし、昨今は薬品でやることが多いです・・いや、茹でてない奴で・・です・・(^^;;
言ってしまえば・・そうすれば2枚目の写真以上に・・綺麗になりますが、So2 も清澄もしないと・・こうなっちゃうんですね。それだけ密度がギッシリで高いということなんでしょう。
まぁ・・色は・・全然良いです・・そういうものだと思いこめば何の問題も無い・・。ですがこのワイン、開けたてはちょっと問題が有ります。それは・・
「漬かったぬか漬け!」
の匂いがするんですね~・・3人でテイスティングに臨んだんですが・・あ、いつもと写真の撮れ方が異なるのは、Noisy wine の店頭で夜7時過ぎからテイスティングを開始しました。お客さんがいらっしゃれば一緒にテイスティングも出来たんですけどね・・
で、その内の1人によれば、
「沢庵漬けの匂い」
だそうです。
noisy 的には「漬かっている最中のぬか漬け」・・です・・(^^

その状態でテイスティングしますと、ちょっと匂いが気になってしまいます。何せ・・お漬物ですからね。
ですが・・少しすると落ち着いてくるんです。そして5分ほどしますと・・その先に「光明」が見え始めます。さらに少ししますと、前に飲んだノン・スキン・コンタクトの、あの素晴らしいグラン・クリュ・ブリュデルタールをさらに輝かせたかのような、繊細にして荘厳な味わいが見えてくるんですね・・。
ですから・・すべてのテイスティングが終わって、そのアイテムをどう分けるか?・・でひと悶着。
「・・どうしてもこのスキン・コンタクト・ラフリングが欲しい!」
と言うメンバーがおりまして・・「あみだくじ」までやって決めたんですが・・その決意に負けて、お持ち帰りいただきました。
noisy もその気持ち、凄い良く判りました。
「・・間違い無く・・物凄いワイン!」
だと確信したから・・です。
ですので、このワインを飲まれる場合、3~5年ほど寝かせるべきだと思います。そしてちゃんと・・このオレンジ色をした色彩がワインから抜け、澱として(多分、ちょっと粘っこいはず)下がっているのを確認してから・・飲むべきだと思います。
もしくは、温度管理しているところで、
「延々と立てて」
置き、このオレンジ色の色彩が抜けて澱として下がっているのをペンライト等で確認してから・・飲んだ方が良いでしょう。
もしくは!・・フィルターしていない、清澄していない白ワインの澱がらみの姿を見てみたいので有れば・・
「止めはしませんので、さっさとそのまま開ける」
と言うことで良いかと思います。勿論、止めはしませんが、そんな飲み方はお薦めしてはおりませんのでお客様の責任においてお願いいたします。
まぁ・・これでも数日、立てて置いたんですけどね。それでこの状態ですから・・はい。
ワインって・・面白いでしょう?・・ショップで何も伝えられずに購入して、持ち帰ってすぐに飲んだら・・
「クレームもの」
だと思いますよ。
noisy は必ずその旨、お伝えしましたので・・クレームされても右から左に受け流しますんで・・どうぞよろしくお願いいたします。
素晴らしいグラン・クリュを名乗れない、凄いアルザスのリースリングです。激推しですが・・どう飲まれるかはお任せいたします。ご検討くださいませ。
● 2008 Beaune Blanc
ボーヌ・ブラン
【!】
先月(2010年3月)にフレデリック・コサールが来日され、大いに羽目を外した・・・もとい、我々と大いに食事と彼のワインを一緒に楽しみました。その際、ちょっと意地悪な質問を彼にぶつけてみた・・のは、どこかに書いたかな?・・・確か、ド・シャソルネイのコラムに書いたと思います。
皆さんは、
「noisy さんって、こんなに下らない長文をどうやって書いているんだろう・・・。もしかして、計画書とか、下書きとかをビッチリやるかしこまってござるタイプの人なのかしらん?」
と思われるかもしれません。
え~、確かに色々と妄想はするんですが、全く行き当たりばったりで、有る程度は、
「こんな風に書き始めて、こんなオチで・・・」
みたいなことは想像して書き始めるにせよ、あとは指の動くまま、気の向くまま・・・。まあ、下手をすれば、ワインのテイスティングコメントさえメモしない人間ですから、時折とっちらかってしまって、とんでもない間違いをしている場合もある様に思います。
フレッドに聞いてみたのは、
「重力って・・・何よ?」
みたいなことでしたが、返ってきた答えは全然面白く無い、一般的なもので、フランス人ならもう少しウィットに富んだ答えをしてくれれば良いのに・・・お茶目なフレッドとしてはちょっとまじめすぎ・・などと、noisy自身が目茶振りした割りには冷ややかな目をしていたように思います。
そもそも、引力や重力といったものは、誰も証明することは出来ず、ただ科学的、物理的な結果を元に、妥当な計算式を当てはめ納得した気になっています。アイザック・ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力の法早Eを発見したと言われているようですが、ニュートンは引力を発見したのでは無く、それまでの宗教的、伝説的な物理的解釈に引導を与える理論の基礎を造った・・・ということに過ぎないのかな?とも思っています。いや、勝手に思っているだけですからあまり木にしないで、いや、気にしないでください。
大体、万物が引き合うなどと言われたところで、そりゃあ電氏E力、氏E力などで引き合うことは有るにせよ、重力、引力は別のものなんじゃ無い?みたいな考えを、子供の頃から持っていたように思います。
「そんなに引き合っていたら・・・何でもかんでもぶつかっちゃうジャン?」
ルドルフ・シュタイナーの本を何冊か読むと、その辺の疑問を解消してくれるような文章に出会いますので、もしかしたらその辺りをフレッドも何か持っているんじゃないか・・・そんな期待も有った訳です。しっかりしらばっくられました。
あ、別にシュタイナーが引力について述べている訳では無く、そんなものが有るとか無いとかも記載していないので、お間違いのないように・・・。あくまでnoisy的な感覚でそのように受け取っただけの話です。聞きたければ個人的に・・・はい。
フレッドのネゴスの白は、
「さすがコサール!あなたのシャルドネは本当に美味しい!」
と思わせてくれる出来栄えでした。
2008 ボーヌ・ブラン は最もリーズナブルなシャルドネです。ボーヌの区画はBressandes(ブレッサン)で、白はとても貴重!買いブドウ畑の面積は0.35ha。収穫日は2008年9月30日。新樽は使わず2~3年樽を使用とのことです。
実を言うと、このレ・ブレッサンドは、ボーヌの西側の丘側にあり、石灰系ミネラルに富んだ、ボーヌ随一のシャルドネを生むリューディなんです。勿論、ピノ・ノワールも植わっていますが、この西側はシャルドネが旨いです。これはとてもお買い得なワインだと思います。
黄色がしっかりした色合いからねっとりしたハスキーなトーンの味わい。かなり好印象な素直さ。ジューシーでまさに直球勝負。これぞボーヌのシャルドネというもの。石灰系ミネラルが半端無い。今飲んでも実に旨い。
ちょうどこの丘の辺りのシャルドネは、一見コルトン=シャルルマーニュ風の仕上がりで、ただそれよりも僅かに暖かみを感じるもので、真っ白というよりもやや黄色や、ほんの僅かに赤みを帯びた感触が有ります。素晴らしいシャルドネ、是非ご検討ください。お奨めします。
● 2008 Meursault
ムルソー
【これぞムルソー!】
区画は、ナルヴォーに隣接する、地元では「Petit Narvaux(プティ・ナルヴォー)」と呼ばれるところの買いブドウ!畑は0.25ha。収穫日は2008年9月29日。樽は2~3年樽を使用。
とても低い重心の位置から「ぐわっ」と湧き上がってくるマグマのように、漲るパワーを感じる事が出来る素晴らしいムルソーです。蜜、黄色の果実のアロマ、酸の構造がかなり深い。上質さと濃密さ、味わいの構造が多重だ。素晴らしい。ミネラルの芯のエッジがしっかり感じられる現在では珍しくなった真のムルソー。現在飲んでも良い。
あっけに取られるような、迫力を持ったムルソーです。それでいて少しも野暮な部分を持たないのが素晴らしい!真のムルソーとは、プルミエ級のポテンシャルを持っており、ただAOCとして村名の格付けをされているだけ・・ということを理解できるでしょう。これもお奨め・・・是非飲んでみてください!
● 2007 Bourgogne Chardonnay Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【2007年ものですから・・16年ものです!ドメーヌもの時代の・・若かりしフレッドが仕込んだキュヴェです!現在とはだいぶスタイルが異なります。】
注: コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
少し濃い目の色合い。熟視気味のレモン、柑橘、厚みのあるアロマ。酸はしっかり、よく熟していてバランスに優れる。熟れ過ぎもせず、若過ぎもしない、コサールの実力を改めて知る。
とにかく美味しいです。それでまずは一安心・・。素晴らしかった2010年のシャルドネとの差は・・判りませんでした。あえて言うなら、2010年よりは僅かに熟度が高く、酸度が低め・・かな?程度です。
価格も据え置きで有難いです!どんどん飲んでください!コサールの白って・・本当に美味しいです!
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【コサールの美味しいのは白!!という方も多いですが2007年はもしかしたら史上最高の年かも!】
まあ、ビゴットでさえとても美味しいので、何をどう・・というのは難しいですが、現状でもやや硬めながら美味しくいただけるはずです。瑞々しいミネラリティと白・黄色中心の果実の風味。そして、何と・・・ハチミツの風味さえ有りますので、ややオイリーとも言えます。このクラスでオイリーさが感じられるのは、ほぼ無いといえるでしょうね。かなり素晴らしいです。一推し!
● 2007 Bourgogne Pinot Noir Bedeau
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー
【16年もののブドーです!・・完熟状態?・・・どうなちゃってますでしょうか。】
エチケット、裏エチケットなどにキズ、薄汚れなど有ると思います。ご了承くださいませ。
どうでしょうか・・そろそろ完熟かと思います。今回はもっと古いブドーも有りますから、比較してみるのも楽しいかもしれません。
人に寄り・・と言いますか、好みも有りますので、お気に召さない場合も考えられますが、若くても・・ちょうど良く熟していても・・過熟気味でも・・ワインで有ることは間違いは無いと考えています。
「とてもじゃないが飲み頃を過ぎているだろう?」
と想像されるかもしれませんが、むしろ・・それをどうやって美味しく飲むか?・・楽しむか?・・と言う点も、ワインの楽しみの一つです。noisy も、
「・・こりゃぁ・・どうやって飲んでも・・楽しむことは難しいなぁ・・」
と思って臨んだボトルから、多くのことを教えられましたし、時には、
「・・お~・・なんだこりゃ・・すごっ!」
と、感動させられたことも何度も有ります。
因みに赤ワインの場合、最後は・・
「ワインの液体部分は水のように透明に、それ以外は澱に分離する」
のが普通です。
70年代のルソーのシャンベルタンの、ほぼ・・その直前の、
「ボトルの半分を澱が占め、液体部分は薄目のオレンジ」
と言う状態のものも飲ませていただきましたが、これがまた・・何とも「オツ」な美味しさでして、エレガントでふんわりと優しくて美味かったのを覚えています。
まぁ・・流石にそれが100万円などと言われますと手は出せませんが、手の届く範囲なら飲んでみる価値はあるんじゃないかと思います。
こちらは2007年ものですから、そんな意味ではまだまだ「ひよっこ」です。上手く飲んであげてください。
注: なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
● 2007 Auxey-Duresses les Crais Rouge
オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
【エキス系??生のまま果実味系??意味が判らん??!】
●ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
これがかなり旨いです。シャソルネイ節全開の肉厚な果実を思われる風味で、黒、赤の極小果実が感じられます。それでいてとてもピュア!ピノ・ノアールの美味しさを理解しているコサールならではの味わいですね。2004年のサン=ロマンを若くしたような・・・という表現なら、きっと飲まれた方はピンと来るはず・・・。旨いです。
●サン=ロマン・スー・ロッシュ
これもかなり良いのですが、残念ながらやや硬いです。でも白ほどでは無いので、これも6月ごろから行けるでしょう。何となくポマールとコルトンを足して割ったような感じですが、ご存知のように熟すとワイルドさが出てきてヴォーヌ=ロマネっぽくなるんですよね。これもセラーに入れておいて欲しい逸品です。
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ルージュ
こちらはコルトンです・・・いや、オーセですが、かなり硬いですね。3~4年の熟成は必要かと思いますが、ある意味、ド・シャソルネイのボーヌのトップ・キュヴェらしい、高い質感を閉じ込めたものになっています。さすがです。
●サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
今回の目玉とも言うべき、初リリースのサヴィニーですが、この出来が素晴らしいです。どうしても肉厚さが足りず、チェリーといわずに桜の花・・・みたいに言い換えてしまうことの多いサヴィニーですが、こちらはキッチリと黒味もあるチェリーだと言えます。そして、何よりも肉厚で、ド・シャソルネイ節がここでも生きています。まったりとしていながらピュアさが光る、素晴らしい味わいをしていますので、これも一推し!畑は借りているそうです。
●ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
やっぱりポテンシャルは最高のクロ・デ・ザルジリエールです。が、他のピノに比べると、ちょっとトーンが違うように思えました。2007年の特徴でしょうか。この畑だけがニュイですから、もしかしたらその辺もあるのかもしれません。noisy的には、
「ん?これ、コサールのワインなの?何かパカレっぽくない?」
・・・そうなんです・・・。バランスが妙にパカレっぽく、しかも2007年は2006年よりもエレガントな仕上がりで、現状でポテンシャルを取りながら美味しく飲めちゃうんですよ・・・。ヴィンテージの差なのか、もしくは造りを少し変えたのか判りませんが、やや収穫を早めにして、綺麗な酸を残したように思います。ニュイ・サン=ジョルジュの持つ、ある種の「野暮ったさ」が無く、やや「軽妙」ながら素晴らしいバランスなんです。それに加え、ミネラルの出方が・・・パカレ的!どうなってんのこれ!でも旨いから許す!みたいな感じです。是非とも飲んでみてください。かなり面白いです!お奨めします。
● 2007 Saint-Romain Combe Bazin Blanc
サン=ロマン・コンブ・バザン・ブラン
【若い時のコンブ・バザンは岩っぽさを感じさせるミネラリティが白や黄色の果実に溶け込んで旨いですが、熟してくるとサン=ロマン・コンブ・バザンの本性を感じさせてくれます!】
2007年もののコンブ・バザンです。モンラッシェと同様の地質だと言うことで・・
「過熟ほどとも思える熟成で、その根拠が見えるかも?」
と良い方に想像していますが・・どうでしょうかね・・。魚卵状石灰岩と言うことだと思いますので、まぁ・・モンラッシェほどポテンシャルが有るはずが無いのは判っていますが、その片鱗でも見せていただけるなら・・面白い選択かと思います。
なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
以下はリリース当時のレヴューです。
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【コサールの美味しいのは白!!という方も多いですが2007年はもしかしたら史上最高の年かも!】
2006年の素晴らしかったサン=ロマン・ブランを凌ぐ仕上がりでは有りますが、残念ながら現状はちょっと硬いです。だいぶ暖かくなってきたので急激に柔らかく美味しく成る可能性は残りますが、ここは安全策を取って、7月以降から飲んでいただきたいと思います。基本的にムルソーっぽいニュアンスを持っていますが、現状は若いリンゴのような風味に満ちています。いずれビゴットのようにオイリーさやまったりさが出てくると思いますので、それまで少々お待ちいただければと思います。でもポテンシャルは史上最高です。
● 2007 Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン
【熟し始めたエロティックなピノ&ガメです!冷ややかな酸と完全エキス!美味しいです!】

わたしの記憶が確かならば、今回の2007年ブルゴーニュ・パストゥグラン/フレデリック・コサールは、リリース時のものでは無く、コスモ・ジュンさんのエクスクルーシヴがヴァンクールさんに移った後、しばらくしてから、コスモ・ジュンさんの在庫を引き受けた時の残りの分かと。なので、単に売れなかっただけでも無いんですね。でも、少しは売る努力もしたような気もしているので、
「・・ん~・・やっぱり2007年と言うヴィンテージが受けないのかな・・」
と言う気がしたようなことも、何となく覚えています。
さりとて気付くと2ケース以上も在庫を見つけてしまったので、
「・・ん~・・やっぱりそろそろ・・美味しいはずなんだけどな~・・」
と思いつつも中々手を付ける暇が無く、そのままになっていました。
この2016年の夏は、暑いのかそうじゃ無いのか、関東では良く判らない年で、涼しいにしては6~7月の売り上げも今一つ芳しく無く、「オリンピックの有る西暦偶数年だからな~・・」とちょっと諦めの気持ちにもなりつつ、しかし息子の給料分もしっかり働いて捻出しないといけないな~・・とも思う訳です。
2016年はそうこうしているうちに、どうもお客様がウイルスに感染したらしく、一般公開していない裏で使用している秘密のメールアドレスまで流出し、noisy のドメイン名を語り ウイルス付きzipファイルをばら撒いているようで、新着に登録されていらっしゃるお客様のウイルスフィルターにも新着のご案内が引っかかるように
なってしまったらしく、
「せっかく登録しているのに案内が届かない」
と言うような状況も生まれているようで、悪い奴らのすることですんでイタチごっこになるとは言え、何かしら対策も考えないといけないかと思ってもいます。
でも、ドメイン詐称されるとどうにもならないんですよね。なので、申し訳ないですがご面倒でも、今一度メールのフィルターに当方のドメインはちゃんと通過させる設定をしていただけますと助かります。勿論ですが当方のドメイン名を詐称しウイルスを送ってくる極悪人がおりますから、ウイルス対策ソフトを「常にオン」にしておくことが重要です。
話が飛んでしまいましたが、そんなこんなでようやく飲めた2007年パストゥグランですが、これも非常に美味しくなってきましたよ!
ピノとガメが半々位かな・・と思いますが、ようやくピノの妖艶なブケが出始めました。ガメのエロティックさはまだのようです。
元々非常にエキシーで冷ややかな酸がしっかりあったワインでしたが、リリース時にはやや酸が立っている感は有ったはずです。しかしながら現況は、余分な甘味を持つ果実味がほぼ無く、スタイリッシュながらも、スタイリッシュだからこその美しさを生き生きと表現してくれます。
また、若い時・・リリース時には硬かった分、やや品温を上げ気味に飲まないとソフトさが出てきませんでしたが、セラーから出した温度(13度)を10分ほど置いただけで、非常に良いバランスで飲めるように成長しています。
勿論ですが、ピノ・ノワールが熟し始めた時のエロスが出始めていますがガメがまだですから、まだまだ熟成も可能です。香りの出方も結構なスピード感が有り、非常にピュアです。
なので、良い感じに熟した素晴らしいパストゥグランに仕上がっています。数量は店内に有るのみです。お早めにご検討くださいませ。
【冷たくも凛々しいパストゥグラン!少し温度を上げる努力をしてくださいね!より美味しくなります!】 ちょっと熟し始めたガメイ+ピノです。旨いですね~!(昨晩飲んだんですよ!)コサール・ファンならずとも、プリプリなガメイとエレガントで精緻なピノ・ノワールのニュアンスが素晴らしいです。コサールらしいフカフカの柔らかさを、冷たい果実酸がコーティングして押さえ込みをしているかのようです。温度が上がってくると、ベリーのニュアンスがしっかり出てきますが、ピノのエレガンスも両脇からさせてくれているようで、すっきりさと縦伸びする果実酸が感じられ、実に旨い!
価格がこんな感じですから数本ご購入いただいて、折に触れてお楽しみいただければと思います。デイリー価格のエレガントな味わい・・ご堪能ください。超お奨めします!
● どうやら仲間内では、
「あの人は見えないものが見えるらしい・・・」
などと思われているのかもしれない・・・などと、疑心暗鬼になっている今日この頃のnoisyでは有りますが、まあ、お化けとかは全く見えないにせよ、時折自分でも何でそんなことを言っているのかとさえ思えるようなことは、まま、有ります。
もう少し細かく言うと、イメージだとか、感情だとか・・・が、ふわっと沸いてくる時が有るんですね。
ワインのテイスティングの時などでも、そんな時が有ります。特に、良いのか、悪いのか、もしくは先行き良くなるのか、悪くなるのか、とか、いきなり、自分のものでは無いような感情らしきものが浮かんでくる・・・そんな感じでしょうか。
もともとそんな感じは昔から有りましたが、それが正しいのか間違っているのか、もしくは精神異常なのか・・・判断できないような感じでしたが、まあ、それも自分自身の内面から生まれたものなのか、もしくは何かの刺激によって単純に本能的に反射が起きたもの・・と理解するようにしています。大体にして、noisyがワイン屋をやるなどとは、夢にも思わぬ出来事では有りました。
もともとは音楽で身を立てるつもりでしたので、このような酒にどっぷり浸かる・・・その浸かり方が違っていますが、そんなことなどは考えもしなかった訳です。
時折(応援で・・)ラジオにも出させていただきましたが、まず最初にしつこく言われたのは、皆さんもご存知かもしれませんが、
「3秒静寂が流れたら・・・それは放送事故だからね!とにかくテンション上げていこうよ!とにかく何かしゃべる!」
みたいなもので・・・、夜中の3時にそんなにテンションを上げまくってギターを弾いて歌って・・・、おいおい、終わった後のクールダウンは弁当一個でどうしてくれるのよ!みたいな感じでした。
例えば何百人でも何万人でも結構ですがコンサートや何かで、歌でも歌って誰かにメッセージを届ける、という仕事は、
「マイクを使ってPA(拡声器)で拾うんだから、何人でも関係無いじゃん・・・♪」
みたいに思われるかもしれません。
しかしながら、実際のところは、そんなもん、メッセージを届けるのには何の役にも立っていません。ちょっと荒れている学校の朝礼みたいなもので、お客さんに聞く気が無ければ、何のメッセージも届けられないんです。ただ、
「うるさいんだよね!」
で終わっちゃうんですね。
ですから、魂のこもった声とか、音を、必死に出す努力をします。考えてみてください・・・。もしあなたが10万人に囲まれて1曲でもキッチリと歌うシュチュエーションになったとしたらどうでしょうか。思いっきり成りきって、かっこつけて、体中からしぼりだして・・・ようやっと相手に少し届くんだと思います。若いうちは確かに演奏や歌も下手で、有る程度年齢を経てからその頃の歌を聞くと、
「うわ~、こんなんでよくやってたなぁ」
と思いますが、粗いながらも心に響くものが有るものです。年を経て、確かに歌も旨くはなったが、何故か心には深く刺さらず、
「上手いんだけどね・・・。情熱が無い・・・かな?」
なんて評価になったりもするでしょう。
で、しょっぱなから大きく脱線したようにも思えるド・シャソルネイの2007年の(不)完全ガイドですが、あながち関係なくは無い・・・ようです。(不)と付いているのは、何十万円かの大きなロットにたった1本しか入ってこないサン=ロマン・スー・ル・シャトー クロ・デュ・スリズィエ マグナム・ボトルがあるからですね。いつもこのボトルだけは飲める機会が無いのが残念です。
ある意味、若い頃の情熱を、自分の創るワインにキッチリ閉じ込めることを完全にやっているのがフレデリック・コサール、ド・シャソルネイでしょう。4月の中旬に、しっかりテイスティングさせていただきましたが、1本目を飲んだ瞬間、
「2007年のド・シャソルネイは素晴らしい!」
と感じてしまいました。・・・まあ、何かが降りてきたのでしょう・・・(^^;;
シャルドネもピノ・ノアールも素晴らしいです。しかしながら、現状でとても美味しく飲めるアイテムは例年と違いますので注意が必要です。
飲めるという意味合いで、
白ではやはり
●ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
●オーセ=デュレッス・レ・クラ・ブラン
が美味しく飲めます。オーセは勿体無い部分も有りますが、現状でサン=ロマン・ブランよりも柔らかさが有ってお奨めですね。ビゴットは・・・かなり素晴らしい出来栄えで、ソリッドながらもその硬さに品格が備わっています。樹齢が上がるに連れ美味しくなるの図、そのまんま行けるでしょう。
赤では、
ブルゴーニュ・ピノ・ノアール ブドー
サヴィニー・レ・=ボーヌ・レ・ゴラール
に加え、何と
ニュイ=サン=ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジリエール
が現状で飲めます。初登場のサヴィニーは出色の仕上がり!シャソルネイらしい肉厚さとチェリッシュな味わいが素晴らしいです。クロ・デ・ザルジリエールは・・細かい部分は専用コラムに書きますが、さっさと飲むなら今!です。夏を迎えると硬くなるかもしれません。
ポテンシャルという意味合いではやはり、オーセ=デュレッス白・赤、とNSGクロ・デ・ザルジリエールは外せませんし、2004年の、あの素晴らしいサン=ロマン・ルージュを飲まれた方ならもうお判りでしょう、夏ごろから徐々に柔らかくなってくるはずです。
若い頃の情熱を忘れず、経験を積み重ねた部分を単なる「くすみ」にせず、今も輝いている、ということは、とても大変なことだと思います。ネゴスの白ワインでは、半分のワインにダメ出しをしたnoisyですが、ドメーヌものは全く問題無いどころか、毎年、年を追うごとに美味しくなっているように思います。是非ともご購入いただき、飲んでみて欲しいと思います。
● 2006 Saint-Romain Sous Roche Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
【17年もののサン=ロマン!・・完熟しているでしょう。休めて澱を落とし、やや高めの品温でお楽しみください。】
1本、出て来ました。今となってはもう・・こんなに古いド・シャソルネイのサン=ロマンは中々入手出来ないかと思います。
なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
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【2006年も素晴らしい出来栄え!どれも旨いです!】
4月10日、フレデリック・コサールが来日していましたので、パーティにお呼ばれされ、逢ってきました。昔見かけた時よりもさらにビッグになっており、
「あれ?今日のお相手はドミニク・ローランだったっけ?」
と、周りを見渡す羽目になりました・・・。
そんな中で、コサールのバック・ヴィンテージである2004年のサン=ロマン・ルージュ・スー・ロッシュも供されたのですが、これが実に素晴らしい成長を遂げていました。過分に有った果実味は完全に溶けてエキスに昇華、まるで(樽香の無い)DRCのような艶やかなブケをかもしだしていました。
「こりゃあ、5千円のワインじゃないよね・・・」
と友人と頷きあっていました。
コサールの白は実に旨くnoisy も大好きですが、やや熟成の早いサン=ロマン・ルージュだからこそ、直近の複雑性や繊細さを表現しえたのだと思います。もし気になるようでしたら、2004年のサン=ロマンも若干ございますので、ホームページからご注文ください。リリース時に飲まれた印象と、今現在受けるものは・・・かなりの違いがあるものと思いますよ。ピノ・ノアールの素晴らしさってこんなところにあるんだと、と再認識されることと思います。
● 2006 サン=ロマン・スー・ロッシュ・ルージュ
2004年ものの旨さに脱帽してしまいましたが、2006年も全く引けを取らない出来栄えです。ビオで丹精込めて造られた畑からは、貧弱なニュアンスは全く感じられません。やや若いと言えますが、ブドー同様美しい果実味とアロマを発し、ボディも徐々に膨らんできます。このプライスゾーンで、この味わいに勝るものはなかなか見当たらないと言えるでしょう。素晴らしい!
● 2005 Bourgogne Chardonnay Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【2005年もの!!ドメーヌもの時代、コスモジュン時代の18年ものです!】
まぁ・・大学を卒業して会社に就職しても、ほぼ40年せずに定年になるのが普通でしょうから、このワインは少なくともその半分の時間を掛けて熟して来た訳です。
何でも熟せばよいのか?・・と言う視点も有るでしょうし、美味しいと感じなければワインじゃない・・と言うのも、その方にとっては・・そうなのかもしれません。
でも、初めてワインが美味しい・・と感じた時、新しい世界に触れたと思うんですね。ワインはたった5年や10年で枯れてしまう訳ではありませんから・・むしろ、そこからが面白いと・・noisy 的には思っている訳です。
まぁ・・メディアは、
「5年以内に飲め」
などと平気で言いますから、それを信じてしまわれるのかと思いますが、決してそんなことは無い・・と思います。
若い時には若い姿、歳を取ればそれなりの姿をしています。若い時のものは失いますが、蓄積できたスキルは若い時には得られなかったものです。そんな味わいがこのワインにも見つかれば良いなぁ・・と思っています。ご検討くださいませ。ほぼ・・リリース時の定価です。
注: なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
以下はリリース時のレヴューです。
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【2005年のシャソルネイもシャルドネが凄い!飲み始めるのはピノよりもお先に!必買です!!】
いや~、旨いです・・。惚れこんでしまいます!この先、どれほどまでに成長するのか、追いかけて行きたいと思っています。
昨今はシャルドネも高くなってしまいました。モンラッシェは3万、シュヴァリエ、バタールは約半分というのが相場でしたが、ほぼ倍になっていますし、超一流どころは桁が増えてしまいました。コント・ラフォンの素晴らしいムルソーなど、もう飲める金額では無くなってしまいましたし・・・。
そんな中で、コサールの2005年シャルドネは、アペラシオンこそ劣るものの、味わい、ポテンシャルは超一流クラスのものを感じさせてくれます。2004年ものも絶品で当初より美味しく、狭義のテロワールを見事に表現しつつも、非人工的なピュアでナチュラルな美味しさを表現していました。
ところがです。2005年の一連のシャルドネを飲んだ noisy は、
「・・・2004年のシャソルネイのシャルドネって・・・2005年と比べると緩かったんだ!」
と感じてしまった訳です。こりゃあ大事です。
まず、どのキュヴェを飲んでも、その酸の種類の豊富さと量、肉厚なバランスが2004年を超越しています。とても冷涼な果実酸は実に高レベルで有り、幾分の絶対時間の不足もしくは輸送の疲れ等による果実味の表現を上回っているバランスです。もっとも少しの時間でこれは徐々に回復されるものであり、グレートヴィンテージのブルゴーニュ高級シャルドネに相応しい量の酸です。
しかしながら、この酸の量に圧倒されてしまって、現状で少しずつ膨らもうとしている果実味を受取切れない方もいらっしゃるかもしれません。もし、
「ん?素晴らしいって言う割には、ちょっと酸がきつ過ぎるんじゃない?」
と思われたならば、その酸の量のみに舌を奪われずに、質とバランスを口中で受け取ってみてください。その巨大な酸の構造こそが、とても良質なシャルドネに必要なものであり、テロワールを具体化したものなんです。極論をしてしまえば、糖分と酸とミネラルと水分とアルコール(番外で炭酸ガス)・・・これだけしかワインを構成していないわけですから・・・。その要素による複雑な結びつき如何によっては、素晴らしくもなり、駄作にもなる訳です。まあ、絶妙に長い余韻を感じていただければ、
「こりゃあ、只者ではありえ無い!」
と納得していただけるでしょう。
●2005 ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
上級のワインを飲まないのであれば、もしくは先にビゴットを飲むのでしたら、冷たい果実感と酸を持つ見事なシャルドネと思っていただけるでしょう。とても引き締まっていて、大量の酸がバランスよく配置されています。2004年ものに見られたオイリーさは無く、白や黄色のフルーツとマンモス級のミネラル、鋭角な酸がとても緻密です。今充分に美味しい!でも、時間を掛ければさらに上昇します。
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