少し前にモンヴィリエーロ2010年をリーズナブルにご案内させていただき、好評をいただきました。今回は同じく2010年ですが、バローロのクリュの中では非常に小さな地区・・と言うか、ラ・モッラの東に引っ付いた形で存在している「ロッディ」のクリュ、「ブリッコ・アンブロージョ」です。
ある程度購入出来れば飲みたいところでは合ったんですが、3本しか買えませんでした・・。残念。
まぁ、ラ・モッラの温かくもエレガンスの有る、また官能的なニュアンスは変わらない(はずな)ので、noisy的にはそこにプラスして、どのようなニュアンスが有るのかが興味の対象ですね。
何にせよ、昔からスカヴィーノさんのワインは高価でして、20年も前から余り変わっていない・・と言うか、むしろリーズナブルじゃないか・・と思えるようなプライスでご案内出来ています。
最も、現在の正規エージェントさんがどこか判らないし、また、イタリアワインのエージェントさんは結構に危うい持って来方をされるので怖いんですね。なので今回もモンヴィリエーロ同様、ブローカー経由の仕入れです。コンディション、良いですよ。
アドヴォケイトは94ポイント付けているようですし、スペクテイターは96ポイントと超ハイレベルです。
ロータリーファルメンターを使用した、ネッビオーロの種を潰さない製法で、濃密かつクリーン、そしてピュアな味わいが、熟成と共に官能感を増して来ます。1万円でこのクラスが購入できるのは嬉しいですよね。そもそもブルゴーニュじゃ村名位しか買えませんし、気に入ったワインにはやや甘い点の付け方かな?と思えるスペクテイターの評価だとしても、96ポイントは中々安易には付けられない、高評価です。
正規が有ったとしたら、この1.5倍は間違い無い価格でしょう(違ったらすみません・・)。またロッケ・デッラ・ヌンツィアータ・リゼルヴァとか、飲んでみたいですね。ぜひご検討くださいませ。少量です!
以下は以前ご紹介させていただいたバローロ・モンヴィリエーロ2010年のご紹介文です。
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【パオロ・スカヴィーノのクリュ・バローロです!上質なココアの風味に果実・スパイスのトッピング!旨いです!】
その昔は随分をご案内させていただいたバローロボーイズ系の造り手、パオロ・スカヴィーノのモンヴィリエーロ2010年です。クリュのバローロですね。昔のラインナップには無かったように思います。
懐かしくなって・・飲んでしまいました。豊かですね~・・タンニンもギッシリ詰まっています。しかし・・このタンニンがまた・・甘いんですよ。果実の風味も黒や茶、赤紫と色彩が豊富ですが、タンニンの甘味が上質なココアの風味を想像させてくれます。タバコのようなアロマ、スパイス、そして奥には皮革のような艶めかしいニュアンスが有ります。美味しく飲めちゃうのがやはりロータリー・ファルメンターの威力でしょう。グラスの写真には、何となくですがその分厚く甘い上質なタンニンの色合いが映っているように見えないでしょうか?
この辺りは好みの分かれるところかもしれません。大樽系のゆったりした味わいはタイミングが良いと素晴らしいですが、反面・・その時期では無い時には、硬くてどうにもこうにも言うことを聞いてはくれません。比較的エレガントで妖艶なスタイルのバローロが多いです。・・でもスカヴィーノは違いますよ。以前にも増して、リリースされたらもうそこそこ美味しく飲めてしまいます。もっとも、最高のタイミングを見るとすれば10年ほど掛かるでしょう。
因みにアドヴォケイトは93+ですが、タンザーさんは94Points、ワインエンスージャストは97Pointsとかなり差が有ります。・・好みですかね~?・・好みでポイント付けてるのか・・?知らなかった!
豊かで滑らかで深~い・・おそらくいつ飲んでも美味しいバローロです。ご検討くださいませ。