トレヴィジョル
トレヴィジョル
イタリア Trevisiol ヴェネト
● 安くて美味しいプロセッコが入荷です..
「ん?noisy さん..すでに紹介済みじゃないの?」
と言われてしまいそうですね。定番ですが、追加でのご紹介です。
■カンティーナ情報
トレヴィジオル・ファミリーはヴェネト北部で「初めてプロセッコを造り始めた人達の内の一人と言われ、100年もの間、伝統的なスプマンテを醸しています。300メートルの標高を生かし、25ヘクタールの畑からのプロセッコをゆっくり時間を掛けて醸造しています。タンク発酵・熟成のピュアタイプです。
● N.V. Prossecco Superiore Valdobbiadene Brut
プロセッコ・スペリオーレ・ヴァルドッビアデーネ・ブリュット
【キレの良さと美しい酸が素晴らしい! 】
プロセッコというとどんなイメージが有るでしょうか..。イタリアでは「喉で飲め!」と言われているようですので、日本人のビールを飲むことに近い感覚なんでしょうね。noisy 的には、
「リンゴ系の香り、酸味がしっかり、後口に少々のビター」
で、もっと言ってしまうと、
「野暮ったいものが多い」
「しっかり造ろうとすると鈍重になりがち」
と思っていました。
そして、イタリアの安価な泡ものを、必死こいて探していましたが、見つかってもほとんどが「甘さに逃げた酸の無いもの」 = 「原液(もとのワイン) の質の悪さを隠す」でした。今回ご紹介のトレヴィジョルの2アイテムには、そんな部分は見あたりません。
実際に飲んでみると、
「リンゴ系の香り、酸味がしっかり、後口に少々のビター」
は、まったくそのままです。かなりの辛口仕立てですが、ボディに膨らみがあり、少々のビターを伴う心地よい余韻が実に長く続きます。
ちょっと脱線しますが、超辛口の泡ものというのは 甘みという逃げ場が無いために、元となるワインの質がとても重要です。これが駄目だと「汚い」味わいになってしまいます。ですので、ブリュットタイプは質の良い白ワイン原液を使用するため、通常は価格は高めの設定になります。
ミネラルに青黄赤のリンゴ、柑橘類。超辛口ながらも膨らみが有り柔らかい。酸度のレベルも適切でしっかりある。切れ上がり良く、滋味深く長い余韻が続く。
良くできたプロセッコだと思いますよ。お薦めします。
Copyright(C) 1998-2023 Noisy Wine [ Noisy's Wine Selects ] Reserved