ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

イヴ・ボワイエ=マルトノ

フランス Domaine Yve Boyer-Martenot ブルゴーニュ
● 出て来たシリーズです。希少です!

-----
他では中々購入できない超高品質で超リーズナブルなアイテム、ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノの2013年が入ってきました。例年のように、グループ55では全10アイテムのテイスティングをしました。・・・まぁ・・ぶっ飛びました・・

 実は・・・昨年もそのように書いていました。なので・・・、

「・・さすがにね、2013年だから・・そこまで良いはずは無いだろうしね・・。去年、2012年ものを最高の出来と評価を更新してるからには、続けて更新!!などとはおこがましいし図々しいし書けないよな・・。」

 まぁそれがテイスティングする前までの気持ちだったんですね。

 この10年で最高!・・とか、今世紀最高!・・とか・・歴史上最高の出来!・・とか・・やりたいもんですが、基本、根が正直なので・・そんな嘘は付けないんですね・・。まぁ、商売人とするならちょっと残念な性格ではありますが・・。

 しかしですね、全アイテムのテイスティングを終え・・いや、それもちょっと違うかな・・、最初のテイスティングアイテムであるブルゴーニュ・シャルドネ2013年を抜栓し、グラスに入れ・・

「(・・おっ!・・こりゃぁ期待出来る素晴らしい色合い!)」

と・・

 そして、グラスをノーズに・・一口、口に含み・・口内を回し、スピットし・・

 もう・・この段階でね・・すでに

「・・ぶっ飛んでました・・」


 そう、この段階でほぼ、イヴ・ボワイエ=マルトノのワインにおいて史上最高の仕上がりを確信しちゃったんですね。後はもう、その確認作業です。もちろん、超真剣に・・どこかに綻びは無いか、問題となるような香りは無いか、いつ飲むべきか・・などを探りましたが、まぁ・・間違い無いです。

「史上最高・最強・最美のイヴ・ボワイエ=マルトノ2013年」です!


 是非ともまず・・

「ACブルゴーニュを飲んでぶっ飛んで欲しい!」

ですね。全くのムルソー品質・・それも超絶に綺麗なタイプです。香りの上がりは実にピュア!・・まぁ・・必ずや驚かれることでしょう。

 そして、テイスティングではほぼクラスが上がる毎に、

「前のワインで充分と思ったけれど・・」

と毎度毎度書かなければならないほど、前言撤回・・こちらがさすがに素晴らしい!・・となってしまうんです。


 ですので、どのキュヴェをお選びいただいても、決して後悔などするはずがない・・と自信を持っています。まぁ、もちろんですが飲み頃はあるんですが、

「2013年のイヴ・ボワイエは、有り余るポテンシャルからどうにか漏れてきただけの要素と表現で・・満足できる!」

凄い仕上がりです。

 毎年、あっという間に完売してしまうイヴ・ボワイエですので、今回の2013年ものを絶賛してしまえば、これまたすぐ無くなってしまうのでしょうが、今回はもう仕方が無いと諦めました。購入すべき素晴らしいシャルドネです。コンディションも抜群!このリアルな美しい表現に驚いてください。


 今回は初登場のムルソー・キュヴェ・フェルナン・ボワイエが有ります。非常にバランスに優れた村名ムルソーになっています。これもねらい目でしょう。

 超お奨め、これを買わずに何のシャルドネを買うのかと・・思います。是非ご検討くださいませ。

  こちらは参考用に掲載します、2011年のものです。

● イヴ・ボワイエ=マルトノ2011年完全ガイド!大きく・・そして新たな境地に向けて!!必ず読んでくださいね!!

 いつものように全てのアイテム、10アイテムを用意した。仲間との合同テイスティングだ。このイヴ・ボワイエ=マルトノに関しては、ラシーヌさんからの全量買取だから、並行ものを除けばグループでの専売品である。それだけに様々な責任も伴う。輸入してくださっているラシーヌさんにも、、そして何よりも、 noisyたちを信用してくださっているお客様たちに・・である。絶対に嘘などは付けない。さらには自分たちのためでも有るから、このテイスティングは絶対に外せないのだ。

 少し緊張感を感じる。それはそう・・・全量買取だから、有無を言わずに大量のワインを購入することになる。もし、駄目なワインばかりだったら・・と考えてしまうのだ・・イヴ・ボワイエ=マルトノに対する僕らの信用度はとてつも無く高いのに・・・である。ちっさいな・・とは思うが、顔色をそれとなく伺い見ると、きっと仲間も同じような心持ちではあるだろう。

 ブルゴーニュ・シャルドネを開ける。・・・実はこれでほとんど判ってしまうのだけれど、今年の2011年もののテイスティングは、全く気の抜けないものとなったのだ!いやおう無く!

 グラスにシャルドネを注いで、他のメンバーに渡す。グラスの液体はやや黄色く・・・「(ん?なんだ?・・)」と一瞬思ったが、気のせいかと思い直した。そしてグラスをノーズに近付ける・・・・。

「(ん・・やっぱり・・・)」

 実にナチュラルな黄色い果実のアロマが「スパッ」と立ち昇る。

「(いつもと・・・違う!)」

 そして、グラスを傾け、僅かな量を含んだ。

「(・・・素晴らしい!・・・しかし、このナチュラル感は何だ?)」

 その後もしばらく、このシャルドネとの問答は続いた。そして、ひとつの仮説に達した。


 メンバーとの話し合いの中で、このように説明した。

「今まで・・・昨年までのイヴ・ボワイエのブルゴーニュ・シャルドネとは大きく違う点がある。とても美味しいのは同じだが、まず何よりも、香りの立ち上がりがとても早い。そしてテクスチュアが滅茶苦茶ソフト。ワインはまだ硬いのに、接触感がとても柔らかい。これは、おそらくだが、SO2の使用量がとても少ないことが上げられる。そして、SO2の使用量が少ない・・と云うことは、このワインの健全さと釣り合わせるためには、SO2の量を減らせるような畑仕事になったと云う事だ。・・・そしてきっと・・いや、おそらくだが・・・それは、自然派への一歩を踏み出したのかもしれない。」

 基本的な味わいは変わらないのに、とてもピュア・・・なのだ。そして、ビオに有り勝ちな、ある種の危険なニュアンス・・それが全く無い。揮発酸のキの字も無いのである。

 ムルソー、ムルソー・ロルモ、ムルソー・ティレと進む。見事にテロワールを切り分けられて感じることができる。そして何より柔らかく、香りの立ち上がりが早い。ムルソーは、これぞムルソーと言うべき、大量のミネラリティを閉じ込めている。ブルゴーニュ・シャルドネが普通のムルソー感覚なので、こちらはムルソーV.V.とも言えるかもしれない。ロルモは粘土のニュアンスを含み、やや赤い果実さえも思わせるし、ティレは反対に白い。

 最後のピュリニー・レ・カイユレまで進む。仮説は結論になった。間違い無い。そう思う。

 最初にシャルドネの色を見た時、見慣れているこのワインの色に、やや黄色の少なさを感じたのだ。わずかに潜むグレーのニュアンス。それは色にはなかなか現れないが。判る人には判るだろう。

 そして香りの立ち上がりは、まるでビオワインのように素早い。そして太い。ナチュラルなアロマが早くて太いのである。

 テクスチュアは目茶柔らかい。飲むにはまだ早いはずなのにとても美味しく飲めてしまうのは、ポテンシャルが高いこと、So2の量が少ないことによる開放力/時間の数値が高いのだろう。

 それでいて、決してビオっぽくまでは無い。ましてモロビオでは有り得ない。


 考えてみれば、シャルム、ペリエール、ジュヌヴリエールと、ムルソーの超一流どころを抑えているイヴ・ボワイエである。あの大御所、コント・ラフォンとも・・と思えば、昨今は息子さんたちにバトンタッチしたイヴ・ボワイエが、少しずつ自然派の方向に向かうのも判る気がするのだ。

 そして何よりも、生き生きとしたナチュラルさが加わったイヴ・ボワイエ=マルトノの2011年は、あの偉大な作となった2010年をも超えたかもしれない・・・と感じる。素晴らしいワインに出会えたことを、メンバーの輝く目を見て・・・、そして自身を顧みて確信した。有難う!


 いや・・・恥ずかしいですが、実写版・・です・・(^^ 本当にピュアでナチュラル・・・そして危険なニュアンスの無い・・テロワールを見事に現したワインでした。

 何がお奨め・・・と言うのは、もう無いです。全てがお奨めです。そして、ポテンシャルが価格になっています。上級キュヴェも、今飲んでも・・・飲めてしまいます。勿体無いですけどね。

 ムルソー・ナルヴォーという、実質1級と言われるワインの残りを持ち帰り、翌日飲んでしまいましたが・・・いや・・・もう有頂天です。こんなスピードで飲んじゃ勿体無い・・でも飲んでしまう自分がいるのにビックリです!

 そして全てのキュヴェに共通していますが、So2が少ないことによるのでしょうか・・・果実感は実にリアルで、黄色いリンゴとか、黄桃、白桃、梨、花梨などのニュアンスが、実際目の前に有るかのような振る舞いに変わって来ています。


 他、上記に書いて無いワインを一応述べますと、
ピュリニー・ルショーの美味しさにビックリです。今までは、少し置いた方が良いと思っていましたが、2011年に関しましては飲んで良い・・です。素晴らしい美味しさです。ソフトさと、ワインのポテンシャルで飲めてしまいます。

 シャルムは・・・・このワイン、この畑が、実はペリエールの真下に接している・・・と言うことを、ちゃんと教えてくれます。ペリエールが上にトッピングされてるんですよ!・・呆れちゃいます!素晴らしいです。

 ジュヌヴリエールは、ムルソーというアペラシオンのイメージの中で、最大限、最大値で、それを表現しています。大理石的なミネラリティのエレガンス・・・これに尽きます。凄いです。

 ペリエールは・・・これは別格です。呆れるばかりです。これだけは・・お願いだから早くは飲まないでください。・・・美味しく飲めちゃうんですが!・・・2~3年我慢してください。もしくは10年・・・もしくは20年・・・きっと大輪の花を咲かせるワインです。ゴージャスです。

 ピュリニー・カイユレも別格ワインです。これは3年で良いと思います。要素の一つ一つが超一流・・エレガントで有りつつ、豪放さも持っているんです。これも、(おそらく)自然派に向かったイヴ・ボワイエならではで・・飲めちゃいますが!


 2011年のイヴ・ボワイエ=マルトノ・・・買わないと後悔するワインです。ブルゴーニュ・シャルドネで・・・充分です。ポテンシャルと加味すると価格は平均して・・半分と言えるでしょう!そして、上級に行けば行くほどに、感動は大きくなる・・それだけです。是非とも飲んでみてください!一押し!間違いない選択です!有難うございました。

  


2006 Meursault-Charmes 1er Cru
ムルソー=シャルム・プルミエ・クリュ

6325

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

■出て来たシリーズ・・1本だけ。何と・・18年ものです。
◆ 正規輸入品(ラシーヌさん)です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,800 (外税) 
【もうすぐ20年!・・どうなっちゃってますでしょうか!?】
 まぁ・・自分用に取っておいた訳ですが、入手できない・・いや、不可能では無いんですがとんでもなく陰険で無知な営業と付き合うくらいなら止める!・・と自分のことは棚に置いて、そのインポーターさんとは手を切っちゃいましたので、あれだけ一生懸命販売していたイヴ=ボワイエ・マルトノを扱わなくなってしまったので、結局お蔵入りになっていた、今となっては希少な2006年、ラシーヌさんものです。

 安かったですよね~・・今じゃ考えられませんよ・・ムルソー=シャルムで6千円とか・・で販売していたんですから。まぁ、それでも年々あがっちゃいましたが、現在の2021年ものの価格を見てみますと、

「3万円」

ほどのようです。どっひゃ~です・・。

 このブルゴーニュ人気に便乗して、インポーターさんも好き勝手、やり放題と言うところも有るように感じます。noisy に言わせりゃ、

「・・あなたたち、何もやんなかったでしょ?」

と・・(^^;;

 まぁ・・noisy は海外の価格もずっとチェックして来ましたから、ここのインポーターさんは正直だなぁ・・とか、ん・・何も考えてない・・とか、載せすぎだよ・・とか・・勝手に突っ込んでますが、判らないとでも思っているんでしょうか。

 商売ですから、ちゃんと利益を取って販売することは当然のことです。人気のあるものは当然上がって行くのがこの世界です。でも、どう考えても・・そりゃいかんだろう?・・と思うようなシュチュエーションが多くなって来たように思います。


 2006年ものですから18年もの歳月を経た、ムルソー=シャルムに植わっていた、元葡萄です。どうなっているかは・・開けてみないと判りません。

 けっして焦らず、澱が無いように見えてもしっかり立てて、落ち着いてコルクを抜いてください。

 状態は良いです。綺麗ですが、わずかな当たり傷とかは有り得ますので、あまり細かいところのクレームはご容赦ください。照りが有り、液量もたっぷりです。どうぞよろしくお願いいたします。

 以下は以前のレヴューです。
-----
【2003年ペリエールとは大違い!!エレガントなアロマと繊細な味わいが迎えてくれます!!】


 2003年ペリエール・・・試してみていただけたでしょうか・・。まぁ、試して・・なんて言われても、試しの次が無きゃ試しには成らんのですが、ブルゴーニュワインがなんたるかとか、ワインの寿命とかの理解に大きく繋がってくると思うので、「試し」の意味も有るかな~と思っています。3日後くらいには、

「終わっていたはずのワインが大きく復活」

しているんだから不思議よね。それも、半端無く大きく、綺麗になっちゃうんだから。

 話しは飛びますが、時折政策がどうだとか原発がどうだとか書いてますが、そうすると面白いことに?、新着メールの解約が増えるんですよね。考え方の違いとか、感じ方の違い、立場の違いも有るでしょう。

「そんなことぁ言われなくても判ってる!」

とか、

「あんたにそんなこと言われたくない」

とか、

「そんな出鱈目を言う奴の話しなんぞ聞きたくない」

みたいなことなんでしょう。

 だけれど、きれいごとばかりを並べて全てを正当化するよりも、駄目な事は駄目だと意見を言い、また意見を聞く、と云うような、人本来のコミュニケーションが薄れてしまった現代には、とても重要なことだと思ってます。そ、聞きたくなければ、見たくなければ、止めれば良いんだから。でもきっと、心のどこかで理解している部分も有るから、そんな風になるんでしょうね。

 この2007年のムルソー・シャルムは、2003年のペリエールとは違って、抜栓直後からエレガントな風味と滑らかな味わいが感じられる、とても嬉しい状態です。薄黄色の柑橘系果実、すこしマッタリとしたテクスチュアは、石灰系の白っぽいミネラルを美しく、また透明感と持って感じさせてくれます。口内に残ったネットリさから、じんわりと解ける旨み成分が実に余韻を長く感じさせてくれるようでも有ります。今飲んでも充分においしいタイミングです。ペリエールとは、同じ斜面の上下であるだけなのに・・・こんなにも違う事にビックリして欲しいな~と思います。

 勿論ですが、現在が旨さのピークでは有りません。まだまだこれから・・・です。でも、ペリエールよりはポテンシャルが落ちる分、熟成は早いです。夏の蒸し暑い夜に、少しずつ膨らみを見せるムルソー=シャルム1級を、のんびり楽しむなんて・・とてもリッチな気分になるんじゃ無いかと思いますよ。



 この下でご案内しているモレ・ブランのムルソー・ナルヴォー2002と、比較のテイスティングも面白いと思います。どっちがどうか・・、ヴィンテージが出ているか、畑のクラスなのか、造り手なのか・・・それとも・・と、妄想はどんどん膨らんでくるはずです。ブルゴーニュ・シャルドネの偉大さにも気が行くはず・・です。是非飲んでみてください!超お奨め!滅茶苦茶安いです!こちらはブローカーものですがコンディションも良いです!

これより以下は前回までの2003年ムルソー=ペリエールのご紹介文です。

-----━━━━━━━━━

 人間、実際、本当に色々な人がいて、4年間は増税しないはずの新政権はしっかりと増税を決め、野党から与党に引っ付いた増税専属の鬼は、

「実質4年間は増税しないんだから公約は守った」

などと詭弁を平気で垂れ流す。

 あんたらと同じことを私ら庶民がやったら、誰もお客さんが来なくなるわい!

 まあ、4年程度の期間では、ブルゴーニュの秀逸なワインはちっとも熟成はしないのですが、どこぞの評論家も実際はこの国の政治家と同じように、4~5年で飲みきるべき・・などと平気で「嘘」を言ってました。ウソと気付いていたかどうか・・は判りませんけどね。で、このムルソー=ペリエール2003年!どんな感じでしょうか!飲んでみましたよ。

 もし、皆さんがこのペリエールを購入し、すぐに飲んだら・・・最初のうちはきっと、こう思うはずです・・。

「あ~・・・noisyさんを信じて購入した自分が馬鹿だった・・。次の総選挙は絶対に入れないぞ!」

???

 選挙は関係無いすが、

「もう、終わってるじゃん・・これ!」

と、思っていただけると思うんですよ!・・・やった~!有難う!そう思っていただきたいのね~!

 この状態でサービスされたとすれば、慣れていない方・・いや、ほとんどのワインファンは、このワインの寿命は終わっていると判断するはずです。

 でもね・・・それは真実では無いことに、何分か後に、必ず気付くはずです・・・よっぽどへそ曲がりでは無い限り!目の前の変化の兆しに気づくんですよね!

 そう、呼吸を始めたこの2003年ペリエールは、時とともに巨大化して行きます。2~3時間では開ききりませんが、それでも、最初の「ダンマリ」が信じられないほどに柔らかく、ネットリ、そして美しい酸さえ生まれてきているように感じるでしょう!

 ミネラルが物凄いムルソーの畑は、ミネラルに守られた要素がタイムカプセルに入った状態になります。なので、

「10年やそこら・・・なんとも無い」

んです。これからなんです。10年経ってからが本番なんです・・・ちゃんと仕上げられたブルゴーニュワインは!それはピノもシャルドネも同じなんです。シャルドネの場合、物の見事に沈黙してしまうので、「もう死んでいる」と勘違いしやすいんです。

 もし、このワインを夏休みに最高の状態で飲みたければ、朝か前の晩に栓を抜いておくとか、3日前に抜いておくとか、平底のデキャンタに落としておく、大きめのグラスに注いでラップしておく・・など、何とでも出来るんです。レストランさんやワインバーさんなら、こんなに使いやすいワインは無いでしょう!・・・栓を抜いておきさえすれば、そのタイミングでの美味しさをお客さんに評価して貰えるんですから!

 勿論、noisyのように、抜栓直後から向き合って、

「お~い・・もっと早くしてよ~・・」

とか、

「寝てんじゃね~!」

とか良いながら、少しずつ変化して行く貴重な液体と正対するのも実に楽しい!何しろ、珠玉のブルゴーニュ・シャルドネのトップクラスが、とてもリーズナブルに楽しめる訳ですから!

 「酸が無い!」

なんて・・言わせませんよ・・。ちゃんと有ります。それは開けて、しばらくすれば判ります。クロ・デ・ペリエールのお隣は、素晴らしい樹が植わっているのでしょう!熱波にやられないような、地中深くに根を伸ばしているのでしょう。ミネラルも凄い!この粘度も・・・。

 結果、素晴らしいシャルドネで有ることがわかりますが・・・抜栓直後・・あなたはどう思ったでしょう?・・・・お奨めします!目茶リーズナブルです!

以下は2009年もののコメントです。

-----━━━━━━━━━

【云う事無い、凄いワインです!!!】

 もうこれは・・超絶に旨いシャルドネです・・・。このワインがこの先もっと大きくなることを望むのなら、それは、コント・ラフォン等のように、ビオに転向するしかないでしょう・・・。

 少しいぶした煙!まさに香しい煙・・・一段とトロトロ感と大きさのある、別格のノーズ。まだまだ硬いが素晴らしい・・・そして見事な蜜のニュアンス。「うわっ」と声がでるほど、濃密なのだが、実にエレガントで凄く大きな構成・バランスだ!とてもとても大きく、美しい液体。ただただ美味しい。粘っこさが余韻も支配するが、嫌味を全く感じさせない。全てを委ねたくなる大きさ。凄い!

 シャルドネとは、本当に凄いワインを生み出すのだと・・・思い知らされます。このペリエールは、いつもすぐに完売してしまいますので・・・おはやめに!とにかく凄いです!

以下は2008年もののコメントです。

-----━━━━━━━━━

【心から震えます!!最高!】

 とてつも無く凄いのに、とてつも無く安いです・・・。ブルゴーニュ大好き人間のみならず、少しでもワインを齧った方なら、

「うわ~、これは凄い・・」

と・・・もしくは、

「・・・・・・・・・・・・」

の、どちらかでしょう。勿論、点が沢山あるのは、感動して言葉が出てこないパターンです。

 こんなのが、もしフレンチレストランさんで1.5万位で、しかもちょっと良いグラスで飲ませてくれたら、本当に感動してしまうと思います。

 光り輝くゴールド。樽はそれなりに掛かっているが、全くそれは要素のひとつに過ぎない。荘厳さ、壮大さ、実にリアリティの高い美味しさ。複雑精緻なミネラル・果実、蜜。とても大柄で、ネットリとした旨みとこのワインの存在感がパレットを支配して去らない。素晴らしい!余韻が消えない。硬いが柔らかい。パーフェクトに近い、凄いバランスを持っている。ただただ美味しい。

 今飲んでも本当に美味しいです。もちろん、勿体無いっちゃ無いですが、後生大事に持っていても、セラーにワインが増えるだけなら、取り合えずその凄さに触れてみられてはいかがでしょうか。何ゆえに、我々がこのイヴ・ボワイエ=マルトノに拘っているのか、その理由の大きなひとつでも有ります。物凄く美味しい・・・シャルドネなんです。

 でもね・・・最後が近いのでこれも書いておきましょう。この下でご紹介のレ・カイユレ・・・これも凄いですが、トップのキュヴェまで全てテイスティングして、もう一度ブルゴーニュ・ブランに戻ってみましょう。noisy
は、今年もやってみました・・・で、

「美味しく飲めて仕舞う!」

んですよ!普通なら全く不可能です。ACブルまで戻ってしまうと、ガッカリするのが常識なんですが、このイヴ・ボワイエ=マルトノのシャルドネに限っては、OKなんです。

 ですので、このペリエールも、本当に凄いワインなんですが、イヴ・ボワイエ=マルトノのワインは一貫しているんです。畑がワインを造っています。造り手は余計なことは避け、葡萄に力を貸してあげることが大事なんですね。

 数は、山ほどは有りませんが、それなりに・・・有りますので、是非、ご検討ください。超お奨めします。凄いです!


2007 Meursault-Charmes 1er Cru
ムルソー=シャルム・プルミエ・クリュ

8851

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

■出て来たシリーズ・・1本だけ。16年ものです。
◆ こちらは正規品では有りません。ブローカーものですがコンディションは良いです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,780 (外税) 
【2003年ペリエールとは大違い!!エレガントなアロマと繊細な味わいが迎えてくれます!!】

 2003年ペリエール・・・試してみていただけたでしょうか・・。まぁ、試して・・なんて言われても、試しの次が無きゃ試しには成らんのですが、ブルゴーニュワインがなんたるかとか、ワインの寿命とかの理解に大きく繋がってくると思うので、「試し」の意味も有るかな~と思っています。3日後くらいには、

「終わっていたはずのワインが大きく復活」

しているんだから不思議よね。それも、半端無く大きく、綺麗になっちゃうんだから。

 話しは飛びますが、時折政策がどうだとか原発がどうだとか書いてますが、そうすると面白いことに?、新着メールの解約が増えるんですよね。考え方の違いとか、感じ方の違い、立場の違いも有るでしょう。

「そんなことぁ言われなくても判ってる!」

とか、

「あんたにそんなこと言われたくない」

とか、

「そんな出鱈目を言う奴の話しなんぞ聞きたくない」

みたいなことなんでしょう。

 だけれど、きれいごとばかりを並べて全てを正当化するよりも、駄目な事は駄目だと意見を言い、また意見を聞く、と云うような、人本来のコミュニケーションが薄れてしまった現代には、とても重要なことだと思ってます。そ、聞きたくなければ、見たくなければ、止めれば良いんだから。でもきっと、心のどこかで理解している部分も有るから、そんな風になるんでしょうね。

 この2007年のムルソー・シャルムは、2003年のペリエールとは違って、抜栓直後からエレガントな風味と滑らかな味わいが感じられる、とても嬉しい状態です。薄黄色の柑橘系果実、すこしマッタリとしたテクスチュアは、石灰系の白っぽいミネラルを美しく、また透明感と持って感じさせてくれます。口内に残ったネットリさから、じんわりと解ける旨み成分が実に余韻を長く感じさせてくれるようでも有ります。今飲んでも充分においしいタイミングです。ペリエールとは、同じ斜面の上下であるだけなのに・・・こんなにも違う事にビックリして欲しいな~と思います。

 勿論ですが、現在が旨さのピークでは有りません。まだまだこれから・・・です。でも、ペリエールよりはポテンシャルが落ちる分、熟成は早いです。夏の蒸し暑い夜に、少しずつ膨らみを見せるムルソー=シャルム1級を、のんびり楽しむなんて・・とてもリッチな気分になるんじゃ無いかと思いますよ。



 この下でご案内しているモレ・ブランのムルソー・ナルヴォー2002と、比較のテイスティングも面白いと思います。どっちがどうか・・、ヴィンテージが出ているか、畑のクラスなのか、造り手なのか・・・それとも・・と、妄想はどんどん膨らんでくるはずです。ブルゴーニュ・シャルドネの偉大さにも気が行くはず・・です。是非飲んでみてください!超お奨め!滅茶苦茶安いです!こちらはブローカーものですがコンディションも良いです!

これより以下は前回までの2003年ムルソー=ペリエールのご紹介文です。

-----━━━━━━━━━

 人間、実際、本当に色々な人がいて、4年間は増税しないはずの新政権はしっかりと増税を決め、野党から与党に引っ付いた増税専属の鬼は、

「実質4年間は増税しないんだから公約は守った」

などと詭弁を平気で垂れ流す。

 あんたらと同じことを私ら庶民がやったら、誰もお客さんが来なくなるわい!

 まあ、4年程度の期間では、ブルゴーニュの秀逸なワインはちっとも熟成はしないのですが、どこぞの評論家も実際はこの国の政治家と同じように、4~5年で飲みきるべき・・などと平気で「嘘」を言ってました。ウソと気付いていたかどうか・・は判りませんけどね。で、このムルソー=ペリエール2003年!どんな感じでしょうか!飲んでみましたよ。

 もし、皆さんがこのペリエールを購入し、すぐに飲んだら・・・最初のうちはきっと、こう思うはずです・・。

「あ~・・・noisyさんを信じて購入した自分が馬鹿だった・・。次の総選挙は絶対に入れないぞ!」

???

 選挙は関係無いすが、

「もう、終わってるじゃん・・これ!」

と、思っていただけると思うんですよ!・・・やった~!有難う!そう思っていただきたいのね~!

 この状態でサービスされたとすれば、慣れていない方・・いや、ほとんどのワインファンは、このワインの寿命は終わっていると判断するはずです。

 でもね・・・それは真実では無いことに、何分か後に、必ず気付くはずです・・・よっぽどへそ曲がりでは無い限り!目の前の変化の兆しに気づくんですよね!

 そう、呼吸を始めたこの2003年ペリエールは、時とともに巨大化して行きます。2~3時間では開ききりませんが、それでも、最初の「ダンマリ」が信じられないほどに柔らかく、ネットリ、そして美しい酸さえ生まれてきているように感じるでしょう!

 ミネラルが物凄いムルソーの畑は、ミネラルに守られた要素がタイムカプセルに入った状態になります。なので、

「10年やそこら・・・なんとも無い」

んです。これからなんです。10年経ってからが本番なんです・・・ちゃんと仕上げられたブルゴーニュワインは!それはピノもシャルドネも同じなんです。シャルドネの場合、物の見事に沈黙してしまうので、「もう死んでいる」と勘違いしやすいんです。

 もし、このワインを夏休みに最高の状態で飲みたければ、朝か前の晩に栓を抜いておくとか、3日前に抜いておくとか、平底のデキャンタに落としておく、大きめのグラスに注いでラップしておく・・など、何とでも出来るんです。レストランさんやワインバーさんなら、こんなに使いやすいワインは無いでしょう!・・・栓を抜いておきさえすれば、そのタイミングでの美味しさをお客さんに評価して貰えるんですから!

 勿論、noisyのように、抜栓直後から向き合って、

「お~い・・もっと早くしてよ~・・」

とか、

「寝てんじゃね~!」

とか良いながら、少しずつ変化して行く貴重な液体と正対するのも実に楽しい!何しろ、珠玉のブルゴーニュ・シャルドネのトップクラスが、とてもリーズナブルに楽しめる訳ですから!

 「酸が無い!」

なんて・・言わせませんよ・・。ちゃんと有ります。それは開けて、しばらくすれば判ります。クロ・デ・ペリエールのお隣は、素晴らしい樹が植わっているのでしょう!熱波にやられないような、地中深くに根を伸ばしているのでしょう。ミネラルも凄い!この粘度も・・・。

 結果、素晴らしいシャルドネで有ることがわかりますが・・・抜栓直後・・あなたはどう思ったでしょう?・・・・お奨めします!目茶リーズナブルです!

以下は2009年もののコメントです。

-----━━━━━━━━━

【云う事無い、凄いワインです!!!】

 もうこれは・・超絶に旨いシャルドネです・・・。このワインがこの先もっと大きくなることを望むのなら、それは、コント・ラフォン等のように、ビオに転向するしかないでしょう・・・。

 少しいぶした煙!まさに香しい煙・・・一段とトロトロ感と大きさのある、別格のノーズ。まだまだ硬いが素晴らしい・・・そして見事な蜜のニュアンス。「うわっ」と声がでるほど、濃密なのだが、実にエレガントで凄く大きな構成・バランスだ!とてもとても大きく、美しい液体。ただただ美味しい。粘っこさが余韻も支配するが、嫌味を全く感じさせない。全てを委ねたくなる大きさ。凄い!

 シャルドネとは、本当に凄いワインを生み出すのだと・・・思い知らされます。このペリエールは、いつもすぐに完売してしまいますので・・・おはやめに!とにかく凄いです!

以下は2008年もののコメントです。

-----━━━━━━━━━

【心から震えます!!最高!】

 とてつも無く凄いのに、とてつも無く安いです・・・。ブルゴーニュ大好き人間のみならず、少しでもワインを齧った方なら、

「うわ~、これは凄い・・」

と・・・もしくは、

「・・・・・・・・・・・・」

の、どちらかでしょう。勿論、点が沢山あるのは、感動して言葉が出てこないパターンです。

 こんなのが、もしフレンチレストランさんで1.5万位で、しかもちょっと良いグラスで飲ませてくれたら、本当に感動してしまうと思います。

 光り輝くゴールド。樽はそれなりに掛かっているが、全くそれは要素のひとつに過ぎない。荘厳さ、壮大さ、実にリアリティの高い美味しさ。複雑精緻なミネラル・果実、蜜。とても大柄で、ネットリとした旨みとこのワインの存在感がパレットを支配して去らない。素晴らしい!余韻が消えない。硬いが柔らかい。パーフェクトに近い、凄いバランスを持っている。ただただ美味しい。

 今飲んでも本当に美味しいです。もちろん、勿体無いっちゃ無いですが、後生大事に持っていても、セラーにワインが増えるだけなら、取り合えずその凄さに触れてみられてはいかがでしょうか。何ゆえに、我々がこのイヴ・ボワイエ=マルトノに拘っているのか、その理由の大きなひとつでも有ります。物凄く美味しい・・・シャルドネなんです。

 でもね・・・最後が近いのでこれも書いておきましょう。この下でご紹介のレ・カイユレ・・・これも凄いですが、トップのキュヴェまで全てテイスティングして、もう一度ブルゴーニュ・ブランに戻ってみましょう。noisy
は、今年もやってみました・・・で、

「美味しく飲めて仕舞う!」

んですよ!普通なら全く不可能です。ACブルまで戻ってしまうと、ガッカリするのが常識なんですが、このイヴ・ボワイエ=マルトノのシャルドネに限っては、OKなんです。

 ですので、このペリエールも、本当に凄いワインなんですが、イヴ・ボワイエ=マルトノのワインは一貫しているんです。畑がワインを造っています。造り手は余計なことは避け、葡萄に力を貸してあげることが大事なんですね。

 数は、山ほどは有りませんが、それなりに・・・有りますので、是非、ご検討ください。超お奨めします。凄いです!


2014 Puligny-Montrachet 1er Cru le Cailleret
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ル・カイユレ

12030

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニー=モンラッシェ
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

■出て来たシリーズ・・1本だけ。
■非常に質感高いシュヴァリエ風のシャキシャキなミネラリティ。頑丈な絹漉しミネラルの壁に阻まれ、まだ硬いが5年ほどで激変するはず。今は気品有る表情が少しだけ顔を出すのみ。ポテンシャルも非常に高い。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,800 (外税) 
【イヴ・ボワイエ=マルトノこそ真の救世主!】
 このワインの物凄いポテンシャルを垣間見せるテイスティング時での仕上がり具合にビックリした2013年でした。


「こ~んな・・こ・とは~い・まま~で・・無~かぁった・・♪♪」

と、小田和正さんの古い名曲を不意に思い出してしまったほどでした・・(ホントか?)



 ですが、ポテンシャルをさらにアップさせた2014年ものは、残念ながら以前のように・・

「超硬い・・」

と言わざるを得ない状況でした。


「でもご安心ください・・すぐ超美味しくなりますよ・・♪♪」

と、どこまでも明るく言いたくなるようなワインの質を持っています。


 この畑はシュヴァリエ=モンラッシェの真横ですからね。もうそっくりな質を持っています。特にルイ・何とかのシュヴァリエとはかなり似た性質です。なので、

「もういっちょ、行く~?」

と四角い顔・・じゃなかった、硬い顔を見せるのは当たり前なんですね。


 この話しも何度かしているかと思いますが、リアルワインガイドが新たに発刊されるころのことですから2000年頃でしょうか。ドメーヌ・ルフレーヴのテイスティングをリアルの会社でやったんですね。

 まぁ、ルフレーヴのテイスティングだとわかっていましたから、

「・・・大丈夫なんだろうか?」

と、ちと不安でした。


 だって・・あの小さいテイスティンググラスでのテイスティングで、シュヴァリエなどのポテンシャルを短い時間で取れるのだろうか?・・と不安だったんですね。

 慣れていないのにそんな環境でやると、柔らかめの下級キュヴェのポイントが高くなってしまうですよね。

 で、案の定・・シュヴァリエはガチガチでした・・。バタールは柔らかめでしたんで、皆さん当たってました。ルフレーヴのバタールは結構最初からソフトなんですよ。畑の位置にも寄るんですけどね。

 しかしながら、そんなガチガチなシュヴァリエも、実は結構・・熟のスピードは遅く無いんです。ムルソーとは構成が違うんですね・・。やっぱりピュリニーなんですね・・。

 なので、このレ・カイユレはそんなシュヴァリエと同様に、5年ほどで結構・・美味しくなっちゃうんです。皆さん、リリース直後は余り買わないんですが、知っている人はね・・サクッと買ってます。だって・・早く美味しくなる高ポテンシャルなグラン・クリュ並み、イコールなワインだからです。

 でも今はガチガチ、5年経ったら超恵比須顔です。価格はどこかのドメーヌの村名にも及ばない滅茶安価です。是非早めにGETされてください。お勧めします!高ポテンシャルで低価格、早く絶品になるのはこのシャルドネです。


 下記は2013年もの以前のレヴューです。
-----━━━━━━━━━
【こちらも最高の出来になったイヴ・ボワイエ=マルトノのトップ・キュヴェ!!何と今飲んでも旨い!】
 いや・・このリリース直後の時期に

「今飲んでも美味しいです!」

とカイユレに書いたのは一度だけ有ったかもしれませんが、まず有り得ませんでした。何しろ、シュヴァリエ=モンラッシェ、モンラッシェの真横のリューディ、「レ・カイユレ」ですし、この時期はほとんどの場合「硬くて何も出て来ない」状況が普通なんです。

 ところがですね・・この2014年ものは違いました。テイスティングメモを見てみましょう。


 「雅さ!」 やはり凄い!2013年は有り余る要素を隠しきれず、駄々漏れ状態・・と言った風情。硬く閉ざしているのだが、その漏れてきた表情だけで「素晴らしい!旨い!」と言えてしまう!近年でもトップの仕上がり!


 え~・・並のシュヴァリエより旨いです。ポテンシャルも上。4万、5万もするシュヴァリエですが・・超えていると思います。史上最高の仕上がりでしょう・・。noisy は残念ながら持って帰れませんでした!ご検討くださいませ。


以下は以前のコメントです。
-----━━━━━━━━━
【いつものように、こちらはかなり硬いですが、やっぱりポテンシャルが凄いです!。】


以前のコメントを利用しています。


 途轍もない瑞々しいピュアなアロマ。やや硬く閉ざしたニュアンス。相変わらず輸入直後は硬いが、シュヴァリエ=モンラッシェっぽいニュアンスがバッチリだ!まだワインになる一歩手前だが、なってからは物凄いだろう!と感じさせる凄みを持つ。

 ほとんど2008年のこのワインとニュアンスが一緒でした。このカイユレですが、実はムルソー系よりは熟は早いです。旨くすれば、3年ほどで美味しく飲めてしまうんですよ・・・いや、持たないという意味ではないです。素晴らしいムルソーは、ミネラルが険しくたっぷり有り、長い熟成を必要としてしまう傾向が有りますが、やっぱりモンラッシェ系はその辺がちょいと違うんですね。

 イヴ・ボワイエ=マルトノの最高峰です。比較早めに高みに登ってくれることを考えれば、これもスルーは出来ないでしょう!超お奨め!ご検討ください!


以下は2008年もののコメントです。
-----━━━━━━━━━
【樹齢の性なのでしょうか・・今までで最高の出来のように・・思います。とても美味しいです。】

「たぎる、みなぎる」
そんなイメージの若いムルソーから、村名ピュリニーに来ると、
「ほっ」
とさせるような、安らぎや柔らかさを感じさせてくれます。でも、このレ・カイユレに当たると、今までの2007年までは、
「・・・硬い・・」

 村名ピュリニーの柔らかさとは違って、どこかお役人のような・・(失礼!)、融通の利かない感じを受けたものです。スムーズだったのは2005年だけかな・・・。

 ところがですね、この、レ・カイユレこそ、シュヴァリエ=モンラッシェの真横のリューディであることを、2008年のレ・カイユレは最初から訴えてきました。

 グラスの香りを取る-->回す-->再び香りを取る-->口に含む
みたいな形で繰り返しますが、この過程において、その要素を取り切れないと、「硬い」「出てこない」と言った表現になります。ですから今度は、何とかその要素を取りに行こうと、ぐるぐるグラスを回したり、口の中で粘膜にこすりつけ、伸ばし、回し、捻って時間を置いて・・などを行って・・何とかする訳です。
 2008年は、そこまでせずとも最初の一口で、
「・・・有るね」
と、一言漏れました。

 有るねの意味は、シュヴァリエがそこに在るね・・を無意識に略したものです。


 実に瑞々しいアロマ。ハチミツ、柑橘、精緻なミネラル。風格充分。まったり、しゃっきり。締まって硬いが旨い。とても上品で複雑、凝縮しています。覗き込める域の奥が、物凄い事になっている。このワインの伸び率は簡単には測り知れない。

 まあ・・この価格では下手をすれば、有名生産者の村名ワインでさえ購入出来ないのに・・と思ってしまいます。3~5年経過したこのレ・カイユレを飲まれた方はいらっしゃるでしょうか?物凄く美味しく育つんですよね。正にフルな、グラン・クリュ並みのシャルドネなんです。

 2008年は、勿論早すぎますが、それでも簡単にポテンシャルを取れるはずです。そして、このワインの良いところは、むしろ熟成は早い方だということです。ペリエールが完熟するよりも、相当早く美味しくなります。いかがでしょうか、是非ともご検討ください。超お奨めです!とても呆れるくらいに安いです!



2017 Meursault-Perrieres 1er Cru
ムルソー=ペリエール・プルミエ・クリュ

15343
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

◆◆◆ Vinous Antonio Galloni 94Points
■エージェント情報
 ピュリニーとの境に位置し、「石切り場」の意味を持つムルソー三大プルミエ・クリュの一つ「レ・ペリエール」。ペッパーとアニスの香りを中心としたミネラリーでスパイシーなノーズに、ハチミツとアーモンド、クロワッサンの香りなどが感じられるとのこと。評論家のマット・クレイマー氏をして「もっとも優れたムルソーは間違いなく、ペリエールをおいて他に無い」とまで言わしめるこちらの畑からは、気品と華やかさに満ち、粘性とミネラル分をたっぷりと内に秘めたワインが出来上がるという評です!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥11,680 (外税) 
【今回は価格勝負!?・・勿論コンディションも良いです!】
 昔は主力商品の一つだったイヴ・ボワイエ=マルトノの看板ワイン、「ムルソー=ペリエール」の2017年です。正規代理店の品では有りませんで、ブローカー経由です。でもコンディションはとても良いと判断しています・・飲むと高くなっちゃいますんでテイスティングはしていませんが・・。

 ヴィノスでは94ポイント付いていますので、結構なハイポイントです。今飲んでも高質さは判ると思いますが・・勿体無いです。少なくとも数年は寝かしましょう。

 価格は兎に角・・安いと思います。この位の仕上がりなら飲んでみたいですよね。おそらくエージェントさんでだいぶ盛っちゃっているのかと想像していますが・・あ、そこの担当が余りにエグイことをするので、縁切りしてしまいました。ので、Noisy wine にイヴ・ボワイエ=マルトノの正規は当分入りません。ご検討くださいませ。


 以下は以前のヴィンテージのこのワインのレヴューです。
----
【・・・申し訳ありません。】

 今まで長きに渡ってご案内させていただいていたイヴ・ボワイエ=マルトノのフルラインナップですが、遂に途切れてしまうかも・・しれません。

 発端はクルチエさん・・・この方は、ドメーヌと代理店の仲を取り持つ仲買人のようなものですが、代替わりされたんですね。で、余りクルチエの業務に慣れていない方が継いだようなんですよね。

 なので、ドメーヌに言わせると、

「・・もっと日本で買ってくれれば良いのに・・」

のようなことを言われるようなんですが、我々としましては、

「・・だから、もっと送ってくれて構わないんだけど・・」

と言っているにも関わらず、むしろ毎年入荷が減るような傾向に有った訳です。


 そんなところで、どうも不穏な動きに気付いたのが今年に入ってから・・ですね。このクルティエ(クルチエ)さん絡みのアイテムがどうもいつも通りに入って来ない・・です。まぁ、皆さんも・・

「そう言えば、あれも・・それも紹介が無いなぁ・・」

と思われていらっしゃるかもしれません。

 そうなんですね・・結構、毎年のようにご紹介していたアイテムが入って来ていないんです。


 そのトラブルを解消すべく、ラシーヌさんには動いていただいた・・ようなんですが、どうも様子は上手く行っていないようで、今回のイヴ・ボワイエ=マルトノの日本への入荷になってしまっています。

 当然ながら、それまでも取引などは見ていただけませんので、余り厚い取引では無いエージェントさんですから・・仕方が無いんですが、大幅に希望数を減らされた次第です。


 とは言え、2015年のイヴ・ボワイエ=マルトノの出来が悪いはずも無く、・・と思ってはいるものの、確認のしようが有りません。


 ですので、今回はキュヴェ・フェルナン=ボワイエのみのテイスティングでご免こうむります。ご期待に応えられず申し訳ありません。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
-----━━━━━━━━━
【超絶ペリエール健在!】<BR>
「輝いている・・超絶」

 メモにはそれだけしか書いていませんでした。まぁ、不要でしょう。毎年のように同じような文章を書いていますから・・。

 それにやはり、このワインは途轍もない魅力に溢れていますから、それで口に蓋をされてしまうんですね。圧巻です。

 しかし・・今まで他のキュヴェでも書いた通り、さっさと飲んでしまうのは厳禁です。最低でも1~2カ月待ってください。それでおそらく纏まるでしょう。

 そして来年の春までが良い時期です。その後、しばらく眠りに入ると思います。その眠りを起こすのは、色んな手段が有りますから、もし飲まなければならないような状況に追い込まれましたら、手練れのソムリエさんにでもお尋ねください。

「・・えっ?・・そんな方法が有ったのか?・・でもなんか納得・・」

みたいになるかもしれません。

 このペリエール、20年以上もの長い熟成を経て、その偉大なポテンシャルを開花させる・・とご理解ください。クロ・デ・ペリエールが全開になってから数年後、ようやくこのペリエールが全開になるはずです。そして、クロ・デ・ペリエールとは、

「全然違う」

香りと味わいで有ることにビックリされるでしょう。大人気ワインです・・ちょっとだけ高くなりましたがご容赦ください。そしてジュヌヴリエールがこのワインのすぐ背後に迫って来ています!



 以下は2013年もののレヴューです。
-----━━━━━━━━━
【他のイヴ・ボワイエのワインがこれだけ凄くて、このワインが普通な訳が無い!】

 化け物です!・・(^^;; ワイン屋とすると、ちと残念です・・。もっと高く売りたいです!

 素晴らしい色!粘っこく、オイリーで要素が半端無い!蜜、シロップ漬け。とてもじゃないが身体の受容体が入ってきた要素で一杯、取り切れない。モンスター・ペリエール!瑞々しさもピュアさも桁外れ。フルーツ・バスケットの集合体。ボリュームと高品位さは矛盾しないと知らされる逸品!

 言葉は不要だと思います。購入できたら本当にラッキーです。お奨めします!完売しても追加は有りません!すみません!



以下は以前のコメントです。
-----━━━━━━━━━
【云う事無い、凄いワインです!!!】

 もうこれは・・超絶に旨いシャルドネです・・・。このワインがこの先もっと大きくなることを望むのなら、それは、コント・ラフォン等のように、ビオに転向するしかないでしょう・・・。

 少しいぶした煙!まさに香しい煙・・・一段とトロトロ感と大きさのある、別格のノーズ。まだまだ硬いが素晴らしい・・・そして見事な蜜のニュアンス。「うわっ」と声がでるほど、濃密なのだが、実にエレガントで凄く大きな構成・バランスだ!とてもとても大きく、美しい液体。ただただ美味しい。粘っこさが余韻も支配するが、嫌味を全く感じさせない。全てを委ねたくなる大きさ。凄い!


 シャルドネとは、本当に凄いワインを生み出すのだと・・・思い知らされます。このペリエールは、いつもすぐに完売してしまいますので・・・おはやめに!とにかく凄いです!


以下は2008年もののコメントです。
-----━━━━━━━━━
【心から震えます!!最高!】

 とてつも無く凄いのに、とてつも無く安いです・・・。ブルゴーニュ大好き人間のみならず、少しでもワインを齧った方なら、

「うわ~、これは凄い・・」
と・・・もしくは、

「・・・・・・・・・・・・」

の、どちらかでしょう。勿論、点が沢山あるのは、感動して言葉が出てこないパターンです。

 こんなのが、もしフレンチレストランさんで1.5万位で、しかもちょっと良いグラスで飲ませてくれたら、本当に感動してしまうと思います。


 光り輝くゴールド。樽はそれなりに掛かっているが、全くそれは要素のひとつに過ぎない。荘厳さ、壮大さ、実にリアリティの高い美味しさ。複雑精緻なミネラル・果実、蜜。とても大柄で、ネットリとした旨みとこのワインの存在感がパレットを支配して去らない。素晴らしい!余韻が消えない。硬いが柔らかい。パーフェクトに近い、凄いバランスを持っている。ただただ美味しい。

 今飲んでも本当に美味しいです。もちろん、勿体無いっちゃ無いですが、後生大事に持っていても、セラーにワインが増えるだけなら、取り合えずその凄さに触れてみられてはいかがでしょうか。何ゆえに、我々がこのイヴ・ボワイエ=マルトノに拘っているのか、その理由の大きなひとつでも有ります。物凄く美味しい・・・シャルドネなんです。

 でもね・・・最後が近いのでこれも書いておきましょう。この下でご紹介のレ・カイユレ・・・これも凄いですが、トップのキュヴェまで全てテイスティングして、もう一度ブルゴーニュ・ブランに戻ってみましょう。noisyは、今年もやってみました・・・で、

「美味しく飲めて仕舞う!」
んですよ!普通なら全く不可能です。ACブルまで戻ってしまうと、ガッカリするのが常識なんですが、このイヴ・ボワイエ=マルトノのシャルドネに限っては、OKなんです。

 ですので、このペリエールも、本当に凄いワインなんですが、イヴ・ボワイエ=マルトノのワインは一貫しているんです。畑がワインを造っています。造り手は余計なことは避け、葡萄に力を貸してあげることが大事なんですね。

 数は、山ほどは有りませんが、それなりに・・・有りますので、是非、ご検討ください。超お奨めします。凄いです!



2015 Meursault-Charmes 1er Cru
ムルソー=シャルム・プルミエ・クリュ

12721

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

注:毎年ご案内していたラシーヌさんの輸入ものではありません。が、新たに日本の正規になった代理店商品です。
■エージェント情報
 ムルソー・プルミエ・クリュの南部、ペリエールの畑の下方に位置し、ピュリニィ・モンラッシェに隣接するこの区画は、ムルソー最大のプルミエ・クリュです。シャルムは、「ショーム(荒地)」という言葉が訛って付いた名前で、この土地がかつて牧草地用のむき出しの荒地であったことを示しています。乾燥した不毛な大地は、シャルドネの栽培に最適で、格別な味わいのワインを生みます。ヴァニラやトースト、バターの風味が香る風味豊かなアロマが特徴のワインです。 黄金色に輝く眩い色調。サンザシの花のフローラルで香り豊かなアロマに、アーモンド・ペーストや仄かなスパイスの香りが溶け合います。大ぶりで恰幅の良い円やかな味わいで、濃厚なヴァニラやトーストの風味が豊かに感じられる。余韻の長い伸びのある後味が広がります。美しい複雑味を湛えた芳醇で厚みのある味わいです。2015ヴィンテージは、熟成感のある果実の味わいとミッドパレットに感じられる新鮮なバターの風味、オレンジの花や黒胡椒が香るフルーティな後味が特徴です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 
【あれっ?・・フェルナン・ボワイエは2014年ものまでとのイメージがかなり違うぞ!・・それに少し自然派寄りのSo2の少なさが感じられます。】
 何しろ全キュヴェ合わせても24本しか貰えませんでしたので・・どうにもなりはしないんですが、やはり長年お付き合いさせていただいているドメーヌですから、せめて1本くらいはテイスティングしておこうということになりました。

 さほどのお付き合いのある訳では無いエージェントさんのオファーですんで、結果的には少ない仕入れになりました。それにACブルやアリゴテなどは思いっきり削られましたしね。

 ややガッカリしつつも、まだ先の望みは有るかもしれない・・と言うことで、ご理解いただければと思います。


 でさっそく飲んでみました。いきなりですが・・

「・・あれ?・・」

です。


 色合いがいつもと違うんですね。明らかにSo2が少ない、やや暗い色合いをしています。その代りにアロマはスピードも速く、柔らかい・・です。

 noisy の仕入れは9月でしたので、現在は6月と言うことを考慮すると、やや柔らかく、色合いもシャキッと黄色が目立たないのも理解できますが、それにしてはSo2的なニュアンスが少ないです。

 全体的な印象は、イヴ・ボワイエ=マルトノそのものなんですが、キュヴェ・フェルナン・ボワイエだとすると、これもまたニュアンスが違います。

 2014年までのキュヴェ・フェルナン・ボワイエはノーズのトッピングに「蜜」っぽいニュアンスが乗っかっていましたが、2015年ものには有りません。また、大理石チックでハードな石灰石的ニュアンスはやや和らいでいて、その分、僅かに赤味を伴う「粘土質」っぽいニュアンスが有ります。ムルソーの北側の畑に感じられるニュアンスですね。例えば今だとご案内中の「モンテリー=デュエレ=ポルシュレのムルソー・プレ・ド・マンシュ」的なニュアンスが混じっています。

 そして、「生のリンゴをかじった時のような」生鮮的果実がアリアリと感じられます。これは・・美味しいです。ただし、昨年までご案内のキュヴェ・フェルナン・ボワイエとは、明らかに違うロットだと感じました。


 まあ、例えばかのコシュ=デュリも、出荷先で中身を明確に分けています。日本向けのムルソーは「****」で、イギリス向けは・・と言う具合に決まっているんですね。ムルソーのあちこちに畑が有りますんで、それをすべて、安易に樽寄せは出来ませんので、キュヴェにより振り分けている訳です。

 イヴ・ボワイエ=マルトノも同様だとは言えませんが、もしそうだとすると、我々の分も残っているかもしれないなぁ・・などと希望的観測もしてしまいます・・。


 いずれにしましても、今までご案内させていただいていた価格よりも「確実に高い」です。でも大して離れている訳でも無い・・ですよね。

 美味しいムルソーです。ぜひ飲んでみていただけたらと思います。もし我々の分を出荷していただけるようになったとしたら、この「違いの検証」も面白いかと・・感じています。ご検討ください。


 なお、ムルソー=シャルム、ムルソー=ジュヌヴリエール、ムルソー=ペリエールも少々ございます。とても飲める数量では有りませんで、今まで通りの完全なご案内は出来ませんが、コンディションに問題は無いようです。こちらも共々・・ご検討くださいませ。



 以下は2014年ヴィンテージまでのレヴューです。
━━━━━
【自由意志なスピットさえも許さない、グラスから舌に移ったとたん喉の奥に向かってダッシュする超まろやかな液体・・】
 僅かに樽、めちゃ密度が高い。素晴らしい凝縮度。ミネラリティに品格有り。硬いのにスルスルと喉の奥を目指して液体が向かってしまう。

 やっぱり1級です。ペリエール、ジュヌヴリエールの一部、レ・シャルムの一部は、もしムルソーにグラン・クリュが認定されるとすれば間違い無いとされる畑です。

 レ・シャルムは比較的エレガントで小振りなパーフェクト感を感じさせてくれる可愛い奴です。もっとも、今回のテイスティングのように下から飲んで来ると、その大きさに圧倒される訳ですが、何せ後に控えているのが物凄いですから・・

「シャルムって名前の由来通り、チャームなのね・・」

と理解させられてしまうんですね。

 まぁ、イヴ・ボワイエ=マルトノのようにグレートな3つの1級を持っている生産者で比較しないと、中々正しい判断にはならないでしょうし、またそれをいくつかの生産者、例えばコント・ラフォンとかで行い、また水平だけでは無く垂直も行って理解することで、何とか判ることなのかもしれません。

 やや硬いですが、文頭で書いた通り、

「喉を目指す液体」

ですから・・ご注意くださいね。とても旨いです!



 以下は2013年もののレヴューです。
━━━━━
【何と・・シャルムがペリエール化!?・・凄いです!】

 凄い・・シャルムでした!・・蜜、マンモス果実、気品溢れるアロマにノックアウトされました!


 めちゃ美しい黄色のしっかりしたゴールド!豪放だが精緻さも備わるしっかりしたアロマ。綺麗な花の蜜。目の詰まりが半端無い。グラスに鼻を入れると咽そうになるほどの香りのボリューム。呆れるほどの美味しさ。まだ硬いがそれでも「胃を目指そうとする意思のある液体」。実にペリエール的な2013年。参った。


 いや・・凄いです。気品とパワー、そして表現力・・。そしてペリエールかと思うような凄い緻密な香り!

 このレ・シャルムは、レ・ペリエールの真下に有りますから、ペリエールっぽいオイリーさとか蜜っぽさとかは出る可能性は有ります。しかしながら、ほとんどの場合出ないです。ところがこの2013年は、「ちょっと出た」みたいなレベルじゃなくて、「レ・ペリエールかよ!」とツッコミを入れたくなるほどしっかり・・ソックリなアロマなんですよ。

 中域はいつもの緻密に細やかミネラリティのレ・シャルムなんですが、総体としては「プティ・ペリエール」的な味わいに驚いちゃったんですね。これはそうそうはお目に掛かれない出来!ご検討ください!・・今飲めなくは無いですよ・・勿体無いけど!


以下は以前のコメントです。
━━━━━
【いつまでもグラスに鼻を乗せていたい・・・そう思ってしまうでしょう!!】

 エレガントさの極立たせているアロマ。いつまでもグラスに鼻を乗せていたくなる。蜜や鼻、果実、オイリーさ、ミネラル、全てのバランスがエレガントだ。そしてこの旨み!旨みの中のミネラリーさ!素晴らしい!余韻の長さが物凄い。エレガンスの極致だろう。ねっとりしているがエレガントなのだ。そして濃密さに感動!

 いや、素晴らしい1級レ・シャルムでした。現時点では、トロットロのジュヌヴリエールに軍配が上がるでしょうが、先行きはこちらもどんどん伸びて行くでしょう!超お奨め!旨いです!


2015 Puligny-Montrachet 1er Cru le Cailleret
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ル・カイユレ

12942

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニー=モンラッシェ
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

非常に質感高いシュヴァリエ風のシャキシャキなミネラリティ。頑丈な絹漉しミネラルの壁に阻まれ、まだ硬いが5年ほどで激変するはず。今は気品有る表情が少しだけ顔を出すのみ。ポテンシャルも非常に高い。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,980 (外税) 
【イヴ=ボワイエ・マルトノのトップ・ワインです。】
 申し訳ありません。非常に少量です。毎年飲んでご案内していましたが状況が変わってしまいました。

 でもこのワインは意外にも早めに美味しくなるんですね。4~5年で結構、良い感じになります。ただしリリース直後は硬いことがほとんどで、今まで1回だけでしょうか・・リリース時に結構美味しく飲めたのは。


 以下は2014年までのこのワインのレヴューです。
━━━━━
【イヴ・ボワイエ=マルトノこそ真の救世主!】

 このワインの物凄いポテンシャルを垣間見せるテイスティング時での仕上がり具合にビックリした2013年でした。


「こ~んな・・こ・とは~い・まま~で・・無~かぁった・・♪♪」

と、小田和正さんの古い名曲を不意に思い出してしまったほどでした・・(ホントか?)



 ですが、ポテンシャルをさらにアップさせた2014年ものは、残念ながら以前のように・・

「超硬い・・」

と言わざるを得ない状況でした。


「でもご安心ください・・すぐ超美味しくなりますよ・・♪♪」

と、どこまでも明るく言いたくなるようなワインの質を持っています。


 この畑はシュヴァリエ=モンラッシェの真横ですからね。もうそっくりな質を持っています。特にルイ・何とかのシュヴァリエとはかなり似た性質です。なので、

「もういっちょ、行く~?」

と四角い顔・・じゃなかった、硬い顔を見せるのは当たり前なんですね。


 この話しも何度かしているかと思いますが、リアルワインガイドが新たに発刊されるころのことですから2000年頃でしょうか。ドメーヌ・ルフレーヴのテイスティングをリアルの会社でやったんですね。

 まぁ、ルフレーヴのテイスティングだとわかっていましたから、

「・・・大丈夫なんだろうか?」

と、ちと不安でした。


 だって・・あの小さいテイスティンググラスでのテイスティングで、シュヴァリエなどのポテンシャルを短い時間で取れるのだろうか?・・と不安だったんですね。

 慣れていないのにそんな環境でやると、柔らかめの下級キュヴェのポイントが高くなってしまうですよね。

 で、案の定・・シュヴァリエはガチガチでした・・。バタールは柔らかめでしたんで、皆さん当たってました。ルフレーヴのバタールは結構最初からソフトなんですよ。畑の位置にも寄るんですけどね。

 しかしながら、そんなガチガチなシュヴァリエも、実は結構・・熟のスピードは遅く無いんです。ムルソーとは構成が違うんですね・・。やっぱりピュリニーなんですね・・。

 なので、このレ・カイユレはそんなシュヴァリエと同様に、5年ほどで結構・・美味しくなっちゃうんです。皆さん、リリース直後は余り買わないんですが、知っている人はね・・サクッと買ってます。だって・・早く美味しくなる高ポテンシャルなグラン・クリュ並み、イコールなワインだからです。

 でも今はガチガチ、5年経ったら超恵比須顔です。価格はどこかのドメーヌの村名にも及ばない滅茶安価です。是非早めにGETされてください。お勧めします!高ポテンシャルで低価格、早く絶品になるのはこのシャルドネです。


 下記は2013年もの以前のレヴューです。
━━━━━
【こちらも最高の出来になったイヴ・ボワイエ=マルトノのトップ・キュヴェ!!何と今飲んでも旨い!】
 いや・・このリリース直後の時期に

「今飲んでも美味しいです!」

とカイユレに書いたのは一度だけ有ったかもしれませんが、まず有り得ませんでした。何しろ、シュヴァリエ=モンラッシェ、モンラッシェの真横のリューディ、「レ・カイユレ」ですし、この時期はほとんどの場合「硬くて何も出て来ない」状況が普通なんです。

 ところがですね・・この2014年ものは違いました。テイスティングメモを見てみましょう。


 「雅さ!」 やはり凄い!2013年は有り余る要素を隠しきれず、駄々漏れ状態・・と言った風情。硬く閉ざしているのだが、その漏れてきた表情だけで「素晴らしい!旨い!」と言えてしまう!近年でもトップの仕上がり!


 え~・・並のシュヴァリエより旨いです。ポテンシャルも上。4万、5万もするシュヴァリエですが・・超えていると思います。史上最高の仕上がりでしょう・・。noisy は残念ながら持って帰れませんでした!ご検討くださいませ。


以下は以前のコメントです。
━━━━━
【いつものように、こちらはかなり硬いですが、やっぱりポテンシャルが凄いです!。】


以前のコメントを利用しています。


 途轍もない瑞々しいピュアなアロマ。やや硬く閉ざしたニュアンス。相変わらず輸入直後は硬いが、シュヴァリエ=モンラッシェっぽいニュアンスがバッチリだ!まだワインになる一歩手前だが、なってからは物凄いだろう!と感じさせる凄みを持つ。

 ほとんど2008年のこのワインとニュアンスが一緒でした。このカイユレですが、実はムルソー系よりは熟は早いです。旨くすれば、3年ほどで美味しく飲めてしまうんですよ・・・いや、持たないという意味ではないです。素晴らしいムルソーは、ミネラルが険しくたっぷり有り、長い熟成を必要としてしまう傾向が有りますが、やっぱりモンラッシェ系はその辺がちょいと違うんですね。

 イヴ・ボワイエ=マルトノの最高峰です。比較早めに高みに登ってくれることを考えれば、これもスルーは出来ないでしょう!超お奨め!ご検討ください!


以下は2008年もののコメントです。
━━━━━
【樹齢の性なのでしょうか・・今までで最高の出来のように・・思います。とても美味しいです。】

「たぎる、みなぎる」
そんなイメージの若いムルソーから、村名ピュリニーに来ると、
「ほっ」
とさせるような、安らぎや柔らかさを感じさせてくれます。でも、このレ・カイユレに当たると、今までの2007年までは、
「・・・硬い・・」

 村名ピュリニーの柔らかさとは違って、どこかお役人のような・・(失礼!)、融通の利かない感じを受けたものです。スムーズだったのは2005年だけかな・・・。

 ところがですね、この、レ・カイユレこそ、シュヴァリエ=モンラッシェの真横のリューディであることを、2008年のレ・カイユレは最初から訴えてきました。

 グラスの香りを取る-->回す-->再び香りを取る-->口に含む
みたいな形で繰り返しますが、この過程において、その要素を取り切れないと、「硬い」「出てこない」と言った表現になります。ですから今度は、何とかその要素を取りに行こうと、ぐるぐるグラスを回したり、口の中で粘膜にこすりつけ、伸ばし、回し、捻って時間を置いて・・などを行って・・何とかする訳です。
 2008年は、そこまでせずとも最初の一口で、
「・・・有るね」
と、一言漏れました。

 有るねの意味は、シュヴァリエがそこに在るね・・を無意識に略したものです。


 実に瑞々しいアロマ。ハチミツ、柑橘、精緻なミネラル。風格充分。まったり、しゃっきり。締まって硬いが旨い。とても上品で複雑、凝縮しています。覗き込める域の奥が、物凄い事になっている。このワインの伸び率は簡単には測り知れない。

 まあ・・この価格では下手をすれば、有名生産者の村名ワインでさえ購入出来ないのに・・と思ってしまいます。3~5年経過したこのレ・カイユレを飲まれた方はいらっしゃるでしょうか?物凄く美味しく育つんですよね。正にフルな、グラン・クリュ並みのシャルドネなんです。

 2008年は、勿論早すぎますが、それでも簡単にポテンシャルを取れるはずです。そして、このワインの良いところは、むしろ熟成は早い方だということです。ペリエールが完熟するよりも、相当早く美味しくなります。いかがでしょうか、是非ともご検討ください。超お奨めです!とても呆れるくらいに安いです!



2015 Meursault Cuvee Fernand Boyer
ムルソー・キュヴェ・フェルナン・ボワイエ

12720

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

注:毎年ご案内していたラシーヌさんの輸入ものではありません。が、新たに日本の正規になった代理店商品です。
 ヴァンサンの祖父フェルナン・ボワイエの名を冠したこのキュヴェは、AOCムルソー内の4つの命名畑(リューディ)で育つシャルドネをブレンドしています。豊かな果実味とバターの風味が特徴です。 黄色い果実と柑橘系果実のアロマに、仄かなトースト香と白胡椒の風味が香ります。凝縮感のある伸びのある味わいが口内に広がり、イエロープラムを思わせる果実味に、仄かなミネラルが感じられ、ピリッとした後味が余韻に広がります。ココナッツやシトラスで風味付けした濃厚なアジアン・シーフードや貝類、豚肉のロースト、薄皮のフレンチチーズなどと最高の相性。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,480 (外税) 
【あれっ?・・2014年ものまでとのイメージがかなり違うぞ!・・それに少し自然派寄りのSo2の少なさが感じられます。】
 何しろ全キュヴェ合わせても24本しか貰えませんでしたので・・どうにもなりはしないんですが、やはり長年お付き合いさせていただいているドメーヌですから、せめて1本くらいはテイスティングしておこうということになりました。

 さほどのお付き合いのある訳では無いエージェントさんのオファーですんで、結果的には少ない仕入れになりました。それにACブルやアリゴテなどは思いっきり削られましたしね。

 ややガッカリしつつも、まだ先の望みは有るかもしれない・・と言うことで、ご理解いただければと思います。


 でさっそく飲んでみました。いきなりですが・・

「・・あれ?・・」

です。


 色合いがいつもと違うんですね。明らかにSo2が少ない、やや暗い色合いをしています。その代りにアロマはスピードも速く、柔らかい・・です。

 noisy の仕入れは9月でしたので、現在は6月と言うことを考慮すると、やや柔らかく、色合いもシャキッと黄色が目立たないのも理解できますが、それにしてはSo2的なニュアンスが少ないです。

 全体的な印象は、イヴ・ボワイエ=マルトノそのものなんですが、キュヴェ・フェルナン・ボワイエだとすると、これもまたニュアンスが違います。

 2014年までのキュヴェ・フェルナン・ボワイエはノーズのトッピングに「蜜」っぽいニュアンスが乗っかっていましたが、2015年ものには有りません。また、大理石チックでハードな石灰石的ニュアンスはやや和らいでいて、その分、僅かに赤味を伴う「粘土質」っぽいニュアンスが有ります。ムルソーの北側の畑に感じられるニュアンスですね。例えば今だとご案内中の「モンテリー=デュエレ=ポルシュレのムルソー・プレ・ド・マンシュ」的なニュアンスが混じっています。

 そして、「生のリンゴをかじった時のような」生鮮的果実がアリアリと感じられます。これは・・美味しいです。ただし、昨年までご案内のキュヴェ・フェルナン・ボワイエとは、明らかに違うロットだと感じました。


 まあ、例えばかのコシュ=デュリも、出荷先で中身を明確に分けています。日本向けのムルソーは「****」で、イギリス向けは・・と言う具合に決まっているんですね。ムルソーのあちこちに畑が有りますんで、それをすべて、安易に樽寄せは出来ませんので、キュヴェにより振り分けている訳です。

 イヴ・ボワイエ=マルトノも同様だとは言えませんが、もしそうだとすると、我々の分も残っているかもしれないなぁ・・などと希望的観測もしてしまいます・・。


 いずれにしましても、今までご案内させていただいていた価格よりも「確実に高い」です。でも大して離れている訳でも無い・・ですよね。

 美味しいムルソーです。ぜひ飲んでみていただけたらと思います。もし我々の分を出荷していただけるようになったとしたら、この「違いの検証」も面白いかと・・感じています。ご検討ください。


 なお、ムルソー=シャルム、ムルソー=ジュヌヴリエール、ムルソー=ペリエールも少々ございます。とても飲める数量では有りませんで、今まで通りの完全なご案内は出来ませんが、コンディションに問題は無いようです。こちらも共々・・ご検討くださいませ。



 以下は2014年ヴィンテージまでのレヴューです。
━━━━━
【偉く集中した凝縮感です!そしてこの蜜っぽさはペリエール横のショーム・ド・ペリエール由来?】

 非常に少ないムルソーの代理とも言うべき存在のキュヴェ・フェルナン・ボワイエです。元々は仲の良いレストランさん向けへのボトルだったようですが、「畑名無しムルソー」の激減による影響を見ていただき、何とか分けていただけるようになった曰くつきのキュヴェです。

 面白いのは、畑名無しシンプル・ムルソーとは結構に違うんですよ。僅かに新樽の香ばしいニュアンスが有り、奥にちゃんと蜜を思わせるニュアンスが潜んでいます。非常に集中していてまろやかでなめらか、中域は畑名無しと同様に膨らみますが、後口が標高の高さを感じさせる、より硬く瑞々しさに満ちているんですね。非常に旨いです。現状でもそこそこ飲めちゃいますよ。

 ただし、やはりしっかり休めた方が美味しいです。10月中旬頃までは何とか静置して休ませていただき、来年の春までにお楽しみくださるか、その後の締まりを考慮して、5年後までお待ちください。15年後位が最高到達点でしょう。素晴らしいポテンシャルでした!お勧めします!残念ながら・・数が無いです・・


 以下は2013年もののレヴューです。
━━━━━
【マンモスムルソー、出現!!パーフェクトバランスなムルソーです!超お奨めです!】
 いや・・ACムルソーでさらにぶっ飛んじゃいましたが、今回はもう一品、ムルソーが有るので、その違いを取るのに一生懸命・・でも結構な違いが有るので楽でした・・。しかし素晴らしい、完全無欠のムルソーでした!

 写真が無いのが申し訳ないんですが、シンプル・ムルソーに比べ幾分暗めな・・いや、取り合えず、テイスティングメモを見てみましょう。


 ムルソーより少々暗めだが美しい色合い。比較するとオイリーさが強く、中域のシャッキリさが弱い・・むしろシャルム的な緻密さのあるもの。かなり硬いのに漏れる要素だけでも脳が「美味しい!」と言い出す始末。硬い石の集合体のようなミネラリティとハツラツとした美しい酸。柑橘系フルーツのリアリティ有る姿。大柄なタイプ。素晴らしい!

 どうでしょうか・・勘違いされると困るんですが、全くACムルソーと同格な美味しさです。素晴らしいです。しかし、「違い」をお伝えするために「比較」の話しがメモになっています。なので、感嘆な言葉が少ないように見えて、実は非常に感嘆してるんですね。

 このムルソー・キュヴェ・フェルナン・ボワイエは4区画からのブレンドです。その4区画は判らないんですが、レ・ナルヴォー、ティレ、ロルモ、ショーム・ド・ペリエールと村名区画を持っていますし、おそらく他にも有るはずで、その区画を主にブレンドしているのでしょう。

 やや粘土質で重みのあるロルモ、高地でハイトーンなティレ、ナルヴォーの繊細さなどをブレンドしていますから・・こりゃ有る意味、パーフェクトな味わいになっても誰もビックリしないと思いますよ。

 今回はこのキュヴェ・フェルナン・ボワイエはまぁまぁの数をいただけましたので、商売的には何とかなりました・・。そうじゃないとACブルの数量は減ったまま、他も数量減ですから、どうにもならなくなってしまいますんで本当に助かりました。しかも、このキュヴェの仕上がりがパーフェクト!・・有り難いです!

 2013年のイヴ・ボワイエ=マルトノはピュアさ、リアルさが今までよりも大幅にアップしています。間違いの無い素晴らしいムルソーです。これも必買!是非お早めにご検討くださいませ!