フィリッポナ
フィリッポナ
フランス Philipponnat シャンパーニュ
● ブローカー品ですが素晴らしいクロ・デ・ゴワセのバックヴィンテージが入ってきました。高くなったとは言え、他の「クロ~」はまだかなりの価格的アドヴァンテージが有ります。
■エージェント資料より
フィリポナの看板商品、それは何といっても、こちらの「クロ・デ・ゴワセ」です。シャンパーニュにて、単独畑名を名乗れるのは、クリュグの 「クロ・デ・メニル」と、この「クロ・デ・ゴワセ」等、ごく僅かですから、シャンパーニュ・ラヴァーの皆さんが熱視線を注ぐのも無理はありません。
畑は大変な急斜面に位置しており、ここには機械を運び込むことも出来ないといいます。それ故、この畑で作業を行うのは必然的に生身の人間のみとなり、並々ならぬ体力が必要になってきます。なにしろ「ゴワセ」の意味は「重労働」というのですから、その厳しさが想像されます…。
熟成期間も大変長く、フィリポナにおける通常キュヴェの熟成期間が2~3年、ヴィンテージものが5~7年なのに対し、クロ・デ・ゴワセは8~10年も時間をかけており、瓶内二次発酵前に打つ蓋も、王冠ではなくコルクを使用しているといいます。さらに「クロ・デ・ゴワセ」については、ルミュアージュも機械ではなく手作業で行っているというのですから、さすがのこだわりを感じさせますね。
また、フィリポナでは、クロ・デ・ゴワセを含めた全てのシャンパーニュのラベルにデゴルジュマンの日付を記載しており、いかに自信を持って市場に自社シャンパーニュを送り出しているかがうかがい知れます。お祝い事のテーブルに、こんなシャンパーニュが供されたら…最高のひとときを過ごせるに違いありません。
● 2000 Champagne Clos des Goisses Brut
シャンパーニュ・クロ・デ・ゴワセ・ブリュット
【これは良いでしょう!・・もう良い加減・・2万円以下に抑えるのが困難になってきました・・】
昔からフィリッポナ社の日本代理店の品質管理に信頼がおけなかったため、中々手を出せませんでした。今のエージェントさんはその当たりには問題はなさそうですが、価格的な部分で折り合いが付きません。
そもそも、このワインが日本で話題になることは稀で、ほとんど知られていないと思います。シャンパーニュに恋する者達はその昔、おそらく手に入れて飲まれたのだと思いますが、正規ものの状態は..ちょっと..いや、ここでは書けません。
ですが、由緒正しき「クロ・デ・ゴワセ」の、2000年ヴィンテージを海外から調達できました。状態もすこぶる良さそうです。
シャンパーニュ好きでも有る noisy としては、是非とも飲んでみたいワインなのですが、ここはじっくりと休ませるために我慢しています。しかも今回は滅茶苦茶安いと思います。バックヴィンテージでこの価格は有り得ないでしょう。
そもそもこのフィリッポナは、プルミエ・クリュとグラン・クリュのみの所有、造られるシャンパーニュも当然ながらそのセパージュになります。
そのフィリッポナのメゾンの裏に拡がるモノポールであるクロ・デ・ゴワセは、実はプルミエ・クリュである「マレイユ=シュール=アイ」村です。
しかし・・ですね・・このマレイユはプルミエ・クリュと言っても、限りなくグラン・クリュに近い評価をされていまして、
「グラン・クリュが買い付け価格100%のところ、マレイユ=シュール=アイは99%」
と言うことになっています。プルミエ・クリュの買い付け価格は99~90%で有り、その「筆頭」がこのマレイユと言うことになろうかと。
まぁ・・アイから距離的に少し離れていると言うだけで、葡萄のポテンシャル評価は限りなくグラン・クリュに近いと言うことが判るかと思います。
基本的にはやはりこの村の特徴でも有るピノ・ノワールが多く65%ほど、シャルドネは35%です。半分はバレル・ファルメンテドで濃密さ、複雑性を高め、(ワインの)二次発酵を回避することでフレッシュさを残す造り、そして10年ほど寝かされ、ドザージュは4~5g/Lですから、バランス良く、滑らかで、大きな構成を目指した造りになっています。
シャンパーニュ・ファンは今回の新着が悩みの種となっているに違い有りません。大いに悩んでくださいね。
● 2005 Champagne Clos des Goisses Brut
シャンパーニュ・クロ・デ・ゴワセ・ブリュット
【これは良いでしょう!】
昔からフィリッポナ社の日本代理店の品質管理に信頼がおけなかったため、手を出し辛いアイテムでした。今のエージェントさんはその当たりには問題はなさそうですが、価格的な部分で折り合いが付きませんでした。
そもそも、このワインが日本で話題になることは稀で、ほとんど知られていないと思います。シャンパーニュに恋する者達はその昔、おそらく手に入れて飲まれたのだと思いますが、その頃の正規ものの状態は..ちょっと..いや、ここでは書けません。
ですが、由緒正しき「クロ・デ・ゴワセ」の、2005年ヴィンテージを海外から調達できました。状態もすこぶる良さそうです。
シャンパーニュ好きでも有る noisy としては、是非とも飲んでみたいワインなのですが、数量も無いですし、ここはじっくりと休ませるために我慢しています。
それに2005年ものは、スペクテイターは92Pointsと低めですが、ベタンヌは19/20 と高評価、そしてシルベール・エ・ガイヤールは98/100Points と今までで最高の評価じゃないでしょうか。「Superb with real sense of place.」だそうです・・。加えてバックヴィンテージでこの価格は有り得ないでしょう。
クロ・デ・ゴワセを飲まれた方は、
「こんなに旨いと思わなかった!」
とおっしゃる方が多いです。ご検討くださいませ。
Copyright(C) 1998-2023 Noisy Wine [ Noisy's Wine Selects ] Reserved