ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ヴェット・エ・ソルベ

ヴェット・エ・ソルベ

フランス Domaine Vouette et Sorbee シャンパーニュ
● アンセルム・セロスの弟子、もしくは同じ意志を持つ者、ベルトラン・ゴトローのドメーヌ・ヴエット・エ・ソルベです。

 2005年に日本初登場ですから、まだ余り知られていない造り手ですが、生産本数の少なさからすでに希少なシャンパーニュになっています。

 
ラシーヌさんの資料より
DOMAINE VOUETTE ET SORBEE
ドメーヌ・ヴエット・エ・ソルベ

 ドメーヌ・ヴエット・エ・ソルベは、各地の個性の発見を可能にするAOCと一体になった人たちとの出会から生まれました。その精神にのっとって私たちは、ドメーヌの有するテロワールの可能性を表現するように努めています。そのことは、〈日々の友〉ともいうべきテロワールからの産物、つまりはワインに対して、耳をかたむけ、懐疑をし、敬意をはらうことなのです。

《キュヴェの要約》
CUVEE FIDELE キュヴェ・フィデル
 このキュヴェには、その生まれ育ちが息づいています。ブドウの栽培家であるヴィニュロンは、畑の側に立って働き、醸造家であるエルヴェールは、ワインの側に立ってはたらくのです。最低限のアッサンブラージュ(樽寄せ;畑別に醸造したキュヴェを組み合わせること)しかしていないため、ヴィンテッジを支配している要素、つまりは〈活きている土壌〉というものを、飲み手のあなたは容易に見抜けるはずです。

《キュヴェの詳細》
 ドメーヌのすべての意志はよけいな手を加えないことです。しかしそれぞれのキュヴェの側に常に控えていることです。このキュヴェの名前の核になっているFideliteというコンセプトは本来他のものに目もくれずに(テロワールと各キュヴェに)忠実であることです。

 このワインの中に、用いられた単一品種のピノ・ノワールの持ち味のすべてを、見つけ出せるでしょう。すなわち、明瞭な〈石灰質の感興〉(とはつまり、純粋なキメリジアン土壌に由来する感覚的な特徴)、野生酵母のみから生じる本当の発酵がもたらす〈しなやかさ〉、木樽での一貫した醸造がもたらす〈長いアロマ〉を見いだせるはずです。

 味わうときには、私たちの情熱の跡をぜひ追いかけていただきたいものです。時間の中に、あなた自身をゆだねてください。FIDELEというキュヴェには、酸化させることと、空気と接触できる空間、および冷たすぎない温度が必要なのです(10度は禁物。12度か14度…にしてください)

 もし(普通のシャンパーニュにくらべて)、色調が濃すぎるとか、泡立ちがただちに弱まりやすいとか、香りがやや発散しがちだと思うのならば、それは正解なのです。FIDELEというキュヴェは、なによりもまずワインなのですから。


Les grands lignes du domaine VOUETTE & SORBEE
ドメーヌ・ヴエット・エ・ソルベの概略

 ジュラ紀層の土壌にしっかりと根をおろした4haの畑に植わるブドウの平均樹齢は、20年になります。畑の土壌は、3/4以上がキメリジアン階の斜面にひろがり、残りの1/4は純粋なポートランド階の断片的な地層から成ります。この1/4の畑(Sorbee「ソルベ」と呼ばれるリューディをもつ)にはピノ・ファンが植えられています。
(*ピノ・ファン(Pinot Fin ):ピノ・ノワールのクローンのひとつ。果粒が小さく果皮が厚いために、より特徴の際立ったワインを造ることができるとされるが、樹(幹)が真っ直ぐに育たず収量が低い。)

 品種の構成は、シャブリに近いためにシャルドネが多く植えられていると思われるかもしれませんが、実際には生育に時間がかかるピノ・ノワールが圧倒的に多く植えられています。土壌学、クリマ、動植物相、密植度、粘土質を含む表層土...などの理由からです。

 繁忙期には友達や、学生や、義兄、家族、研修生らに助けてもらっていますが、一年をとおして二人(私たちゴトロー夫妻)で仕事をしています。

 栽培方法は細心をきわめています。畑の片隅で発酵させた堆肥を用い、重量のかかるトラクターは厄介払いして「モト・シュニレ」と呼ばれる小型耕作機を使い、果樹栽培と養蜂を再び始めました。 あー、何という幸せでしょう。(「カリテ・フランス」という認証団体からAB格の認証を受け、さらに1998年からはビオディナミに転換しました。)

 収穫作業は手摘みで3週間にわたり、伝統的なコカール式垂直プレスで最上の搾汁をします。このあとの作業はシンプルそのもの。ポンプで吸い上げるようなことはせずに重力にまかせ、静かに澱を沈め、臨機応変に400リットルの樽か小樽(225リットル)またはフィエット(1/2樽)に移します。ブドウ果表面の蝋粉にとりついている酵母によって発酵が始まります。発酵をおえたあとも樽のなかで熟成が続けられ、翌年の春には自然にマロラクティック発酵が始まります。その後ビンに移しいれ、ラット板の上でビン内発泡がおこり、ピュピートゥルの上でルミュアージュ(澱攪拌)し、空中に持ちあげてデゴロジュマンし、包装に至ります。

 このように、すべてのカーヴでの作業は、ドメーヌの畑で私とともに働く仲間によって行われます。すべてのことがらにおいて自覚的に仕事をし、かかわりあい、自分自身に誇りをもつという目的のためです。
――以上、ドメーヌの『カタログ』より

付記[合田泰子]

 Bertran Gautherotベルトラン・ゴトロは、シャンパーニュ地方最南端に位置するオーブ県のBuxieressur Arceビュシエール・シュル・アルス村の農家に生まれました。代々農業とブドウ栽培を家業とする家系で、当社でご紹介しております《リシャール・シュルラン》は母方の従兄弟にあたります。兄が農業を受け継ぎ、ベルトランはブドウ畑を受け継ぎました。父の代まで化学肥料を使用していたため、収穫量が大変多く、ブドウを協同組合に売っていました。

 1992年にベルトランが畑を継いですぐさま有機栽培に転換し、'93年から除草剤の散布をやめました。が、長年にわたる化学肥料の影響で樹勢が強く、なかなか収量を抑えることができず、理想のブドウを得るまで時間がかかりました。ようやく2001年ヴィンテージを最初のリリースとすることができました。その間、土壌分析の世界的権威であるクロード・ブルギニョンに栽培の教えを乞い、'98年からはビオディナミを実践し、'99年からアンセルム・セロスのかたわらでシャンパーニュ造りを学びました。

 日本のネットショップでの説明に「アンセルム・セロスの弟子」と称される造り手は何人かいます。が、アンセルムのもとで学んだジェローム・プレヴォーによれば、「実際にはアンセルムはけっして弟子をとらない。真剣に自然な醸造によるシャンパーニュ造りを目指す者には、アンセルムは扉をあけ、日常の作業を通して経験の中で身に付けたアンセルム流の秘伝をわかちあう。自ら教えるというような態度をとらずに、質問をすればどんなことでも答え、一緒に考えてくれた」ということです。その意味では、ベルトランをふくめてすべての者が「アンセルムの弟子」ではなく、どのように、なにを学んだかが問題なのです。

 ベルトランは、アンセルムの考え方と問題解決法から多大なヒントと影響をうけた醸造方法によって、2001年最初の(キュヴェ・フィデル)を4000本(ピノ・ノワール100%)造りだしました。2002年と2003年は5000本、2004年は10000本の生産量でしたが、今後もこれ以上生産量を増やす予定はありません。発酵・熟成の多くは225リットルの樽でおこなわれますが(《アルノー・アンテ》など、ブルゴーニュの造り手から譲り受けています)、シャルドネは2002年に買った400リットルの樽で発酵・熟成されます。

 私は、シャブリでただ一人高質なヴァン・ナチュールを造る《アリス・エ・オリヴィエ・ドゥ・ムール》に紹介されて、このワインに出会いました。オリヴィエは、「ベルトランのシャンパーニュを味わったら、ほとんど他のシャンパーニュはもう飲めない」と言いながら、強く私に会いに行くようにすすめてくれました。今ではすでに、パリの有名ビストロでひっぱりだこで、たとえば"バラタン"の黒板では、シャンパーニュは《ジャック・セロス》、《ジェローム・プレヴォー》、そして《ヴエット・エ・ソルベ》の3種類だけがオンリストされています。
 いつも申し上げていることですが、㈱ラシーヌがシャンパーニュを選ぶ基準は、〈造り手の個性とテロワールを映し出した、気品とエレガンスを備えたワインであること〉です。現在この国で話題になっている、「ビオ」の名のもとに売られているシャンパーニュには、とかく気品とエレガンスが欠けがちなような気がしませんか。あえて私たちは、ヴエット・エ・ソルベをビオディナミで栽培されたことを強調すべきでないと考えます。偉大なシャンパーニュの造り手にまた一人、新星が仲間入りしたと考えています。

畑と品種:
Vouetteヴエット:1ha シャルドネ、2haピノ・ノワール
Sorbeeソルベ:1ha ピノ・ノワール 

 どちらの畑もともに標高340mの斜面にあり、ヴエットは家のすぐ裏にある畑で、ソルベは果樹園と森に囲まれた斜面にあり、隣人もないので、ビオディナミの環境がよく維持されています。
 もっとも古い畑は樹齢が35年ですが、'85年と'86年の大凍結のために植え替えたので、大半の平均樹齢は20年です。この地域の平均収量は75-80hl/ha ですが、タイエを長くすれば200hl/haとすることも可能なので、途方もなく収量が多いのが現実のようです。が、ゴトロの収量は枝一本あたり1房のみに仕立てるので、わずか20-25hl/haです。2003年は、ロゼを2樽造りました。シャルドネはこれまで自家消費用のみでしたが、2004年は100%シャルドネのキュヴェも作られました。


N.V.(2010) Champagne Cuvee Fidele Non Dose Dirty Label
シャンパーニュ・キュヴェ・フィデル・ノン・ドゼ D.L.

10467
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
オーブ(ビュシエール・シュル・アルス)
ドメーヌ・ヴェット・エ・ソルベ
お一人様1本限定

◆◆◆ エチケット、裏エチケット等に結露による汚れ、シミが有る場合がございます。ご了承くださいませ。
◆◆◆ お一人様1本限定

■エージェント情報
品種:ピノ・ノワール100%
植樹:1987年
土壌:粘土石灰質
醸造 オーク樽で10ヶ月間熟成

 このキュヴェには、その生まれ育ちが息づいています。最低限のアッサンブラージュ(樽寄せ;畑別に醸造したキュヴェを組み合わせること)しかしていません。
 このキュヴェの名前の核になっているFideliteというコンセプトは本来他のものに目もくれずに(テロワールと各キュヴェに)忠実であることです。すなわち、明瞭な〈石灰質の感興〉(とはつまり、純粋なキメリジアン土壌に由来する感覚的な特徴)、野生酵母のみから生じる本当の発酵がもたらす〈しなやかさ〉、木樽での一貫した醸造がもたらす〈長いアロマ〉を見いだせるはずです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,480 (外税) 
【結露等によるエチケット等汚れ有りでのご案内です。】-----以前書いたこのワインのコラムです。
 すみません・・ちょっと悲惨ですね。

 2013年ものフィデルは、綺麗なものも有りますが、画像のように「表と裏」のラベルが逝ってます。キャプスュルも少し傷んでいるかもしれません。

 壁に水分が有りそれが転写されてしまったようで、2013年ものはそれに気付かず・・しかも何故かボトルを回転させてしまったようです。

 2011年ものフィデルは表のラベルは少し汚れのあるものも有りますがほぼ綺麗かと・・裏は少し汚れているのがほとんどです。綺麗なものも有りますが、すみません・・選べません。2011年のセニエは余り汚れていません。

 2010年ものフィデルは裏ラベルのみ汚れが有ります。

 今となっては非常に希少です。出て来ても相当高価に販売されていると思いますし、

「何と言っても若いヴェット・エ・ソルベが熟した状態」

です。どうぞよろしくお願いいたします。


-----
以下の文章は、以前のものを訂正したものです。
-----━━━━━━━━━
【だいぶ成長してきているようです!】

 ブログだったかツイッターだったかはハッキリ覚えていませんが、ちょっと面白いのを発見しました。まあ、ツイッターだったと・・思います。シャンパーニュばかりを凄い勢いで次々に開けられていらっしゃって、最後にはボランジェのV.V.F.まで・・・数本飲まれていました。量的にも、良く飲める方だなぁ・・・と言うのが素直な感想なんですが、飲まれていらっしゃるシャンパーニュが、ユリス・コランや、このヴエット・エ・ソルベ辺りから始まってたんですね。それでnoisyも興味を持った訳です。

 ヴエット・エ・ソルベよりもユリス・コランが好みだと・・おっしゃってました。また、フランソワーズ・ベデルのコム・オートロフォワも旨いと・・。そして、普段ご自身が基準としていらっしゃる、あるシャンパーニュを飲まれて、
「あれ?いつものお気に入りのこれよりヴエット・エ・ソルベの方が全然旨い・・・なんで?」

と・・・(^^;; 疑問に思われているようでした。敢えてその基準銘柄は公開しませんが、結局釈然としないようで、V.V.F.まで開けてしまった・・という流れのようでした。

 ちょっと判ったような気がするのは、ヴエット・エ・ソルベはやはり少し若いんですよね。でも、それを超えて持っている美しさも有るんです。ユリス・コランも美しいですが、ヴエット・エ・ソルベはワイン自体の大きさも持ちつつ、美しさも持っているんですね。そして若さがちょっと邪魔をする・・。けれど、比べてみたり、マリアージュをさせたりとしているうちに、自身の基準が美しさに磨かれて上がって行ってしまったのかな?と・・・勝手に想像してしまいました。

 勿論、それは想像に過ぎません。その基準とされていらっしゃったシャンパーニュの調子が今ひとつだっただけ・・・という可能性も否定できません。でも、

「熟成という影響の大きい要素をまだ持ち合わせていない段階でのワインの評価は慣れていないと難しい」
ものです。特にシャンパーニュはその傾向がさらに大きくなりますし、上級キュヴェ、プレスティージュクラスになると余計です。スタンダードを造らない、もしくはそう言った区別を出来ない若手のレコルタン・マニピュランのシャンパーニュの評価には、充分に注意をして当たらないと我々でさえ迷うことが有る・・訳です。

 で、今回ご紹介の分、ロゼtpブラン・ダルジル・マグナムだけがノン・ヴィンの2007年で、キュヴェ・フィデル、ブラン・ダルジルはノン・ヴィンの2008年です。圧倒的に若いことは理解いただけると思います。


 でも、そんなことも理解しつつ、今回キュヴェ・フィデルとセニエ・ド・ソルベをテイスティングしましたが、ヴエット・エ・ソルベ/ベルトラン・ゴトロの成長を確信させてくれるものになりました。(ブラン・ダルジルは少なすぎて出来ませんでした。)

 キュヴェ・フィデルはピノ・ノワール(ピノ・ファン)100%ですが、この2007年の出来が素晴らしいです。泡は旺盛で肌理が細かく、ピノの旨みとエレガンス、美しさがキラリと光って感じられる物です。この仕上がりなら、到着後少し休ませるだけでも、実に美味しく飲めるでしょう。勿論2~3年熟成させるとさらに味わいの押し出しと、ピノ由来の妖艶さも生まれてくると思います。これはかなりお奨めです。

 ブラン・ダルジル は・・・・皆さんも飲んでみたいですよねぇ・・・。結構男前な味わいなんですよ・・、今までチラッと飲んでみた限りにおいては・・ですが。こちらは申し訳有りませんがお一人様1本限りでお願いいたします。

 で、セニエ・ド・ソルベ ですが、これがちょっと凄いです。今までも結構赤ワインっぽいシャンパーニュ・ロゼだったんですが・・・

「お~い!・・・これはロゼじゃ無いだろ~!?赤ワインをシャンパーニュにしちゃってもいいのぉ~?」

と・・叫びたくなるような味わいなんですよね。・・・そう、色はしっかり濃いし、ピノの味とコクに・・・タンニンもそれなりに有るんですよ!それも思いっきりドライな味筋で泡もテクスチュア良くしっかり存在!・・noisyもこんなシャンパーニュのロゼは初めてです。どんな熟成を辿るのか・・今のところちょっと見えません。

「脂がシッカリ入った肉と合わせたら美味しいだろう・・」
などというシャンパーニュは、このセニエ・ド・ソルベをおいては絶対に無い!と断言できます・・・(今のとこ!)

 そんな訳で、お料理の途中で泡ものが欲しくなる時って・・・あるでしょ?・・あぁ~、でもこれから肉だしなぁ・・・どうしようも無いぞ・・・おっと、待てよ、セニエ・ド・ソルベの2006年が有ったんじゃなかったっけ?

 ピノの深みと、質の良いタンニンが、ジュヴレ=シャンベルタン、クロ・サン=ジャックの代わりをしてくれたら・・・そんな経験は中々出来ませんよ。ちょっと・・・いや、是非検討されてみてください。シャンパーニュの赤は、コトー・デュ・シャンプノワーズだけじゃ無かったと、感じていただけると思います。まあ、最もソムリエ試験には絶対出ません♪♪

 以上3点、お奨めさせていただきますのでご検討よろしくお願いいたします。


P.S. 下の文を読んでいて思い出したのですが、我が愚息のことを心配してくださるお客様も多くいらっしゃってますので補足です・・・。どこかに書いたかもしれませんが、下のような経過を辿って、今年、ついに音楽専門学校に入ってしまいました。まあ・・好きに生きてくれて構わないんですが、苦労するぞ~!





以下は1年前のコラムのコピーです。お間違いの無きよう・・・
-----━━━━━━━━━

【若いですが将来に期待!】
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 ・・・その少年は新聞配達をしていた。雨が強く降る日も風の日も、雪が積もっていようが自転車を押していた。通う高校までは1時間半以上もかかるというのに、午前3時過ぎには起きて眠くだるい体に鞭打って毎朝新聞を配るのだ。ただの一念だった。彼はエリック・クラプトンになりたかった。クラプトンのようにブルースを奏でたかったのだ。


 高校2年生になる息子がいきなり、
「エレキが弾きたい・・」
と言い出したので、
「ん・・・?何だよ今さら・・・」
と返しました。

 まあ、以前にも、
「せめてギター位弾けたほうがかっこいいんじゃない?」
などと振っていた訳ですが、
「ふん~・・・」
みたいなそんな気の無いニュアンスで、全く興味を見せませんでしたので、noisyにとっては青天の霹靂です。最も家に転がっていたエレキギターは、70年代のボロボロのストラトキャスターで、そのままの状態で弦を張って弾いたとしても数分後には弦が切れてしまうという・・・、フレットを打ち換えたり、アチコチ直さないとまともに弾けないような状態のものが1本だけでした。

「まあ、アコギ(アコースティック・ギター)を貸してやるからそれでも弾いてみて、才能があるかどうか自分で確かめてみたら?」
と、丸め込んでおきました。

 当然ながら最初は全く弾けませんので、コードのF(判るかなぁ・・・)の押さえ方や、ストローク(右手の動かし方)などをレクチャーしましたが、何とかできるようになったので、
「後で働いて返せよ」
という約束で、最近とても安くなったギブソンのSGというエレキギターを購入しました。息子は気に入っているようです。

 血は争えない、などと言いますが、先行きはどうなるのか判らないにせよ、noisy自身、四半世紀以上前にすっかり捨てたはずの音楽への気持ちが再び呼び起こされるようで、ちょっと複雑な気持ちです。

 いずれにせよ、息子にとっては「数ある楽しい遊びのひとつに過ぎない」のかもしれませんが、将来的に何が結びつくのか、新たな境地に向かう出発点になるかもしれません。


 シャンパーニュのレコルタン・マニピュランの多くも、親がヴィニュロンをしていたり、ワインに仕立てていたりしていたのがほとんどです。今回ご紹介のヴエット・エ・ソルベも、親を継いでRMになっています。そして、ジャック・セロスのアンセロム・セロスから多くのことを学び、自身のシャンパーニュの味わいを磨いています。

 まあ、おそれ多くて不肖の息子とは比較には全くなりませんが、葡萄栽培農家を継いでRMへと転身するのは当然のようにも見えますし、ごく普通に簡単なことのようにも思えますが、実際はとても大変なことです。シャンパーニュの醍醐味は、
「時間が造る奇跡」
にある訳です。長い年月を掛けて磨き磨かれ、初めて優れたシャンパーニュに変身します。多くのメゾンは、企業連合に買収され、「ブランド」のひとつ、フラッグシップとしてのシャンパーニュになっています。長い年月が必要なシャンパーニュは在庫にそれだけ「膨大な資金」が要求されますから・・・。長く孤高の位置にいたクリュグ家でさえ、オーナー家としての尊重はされているものの、ブランドに買収されています。

 ヴエット・エ・ソルベもそうですし、この下でご紹介するジェローム・プレヴォーも、そう言った事情は全く変わりません。ですから、貯酒する能力は全く無いのでノン・ヴィンテージ表記でデゴルジュ後にリリースしています。プレヴォーの場合、すでに評価が付いてきていますが、ヴエット・エ・ソルベはまだこれからです。今までにリリースされたワインが若いので、妥当な評価がされていないのが実情です。

 しかし、入ってくる数量は年々厳しくなりつつあります。昨年までは何とか飲めてのご案内でしたが、今年度は今のところ飲めるような予定にはなっていません。(残るようなら考えますが・・)それに、シャンパーニュ南部のオーヴ産とは言え、セロス直伝ともいえるような、コシがあり、美しい旋律を奏でる味わいには感動させられます。

 今、おそらくnoisy達は、新しい時代のシャンパーニュ生産者のスターたちが羽ばたきだす瞬間に生きているのでしょう。それは、ジェローム・プレヴォーもそうでした。かつてのアンセロムがそうだったように・・・そしてきっとヴィエット・エ・ソルベもです。

 シャンパーニュの中心から外れた地域で、とてつもない大きさを持ちながら美しいワインにしあげています。きっと良い出来になったはずの2005年も・・・そうでしょう。noisyが見る自分の息子は、余りにも頼りなく、意気が足りませんが、それに少し近いような気持ちで、まだ若く熟成不足のシャンパーニュを見ていただければと思います。きっと3年後・・・、出来れば5~6年以上見守っていただければ、2000年代に「新しく素晴らしいRMの誕生の瞬間」にいたことを感じていただけると思います。
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 上記は、昨年に書いたものをそのままコピーしましたので、若干現状と変わっている部分も有りますが、読み変えていただければと思います。

 で、到着直後なので飲まない予定だったんですが、結局、2005年のブラン・ダルジルのマグナム以外は飲むことになりまして、この新着を出す前日にテイスティングしました。なかなか・・・良く出来ていたと思います。

●N.V.(2006)シャンパーニュ・キュヴェ・フィデル エクストラ・ブリュット
 ピノ・ノアール(ピノ・ファン)。濃密さを奥に閉じ込めた美しいシャンパーニュ。葡萄の全てをナチュラルにエキス化されたワイン。ドメーヌの看板ワイン。

 ドライながらも、ピノ・ノワールの深遠さを持つ、コクの有る味わいです。一瞬、ロゼ?と見間違えるほどに、やや赤い色合いが入っています。ややマッタリとしたボディ感を柔らかな泡が颯爽と包んでいます。やはり少し早いですから、出来ることならばあと2~3年・・・寝かせてほしいところです。泡質も向上し、旨みや全体のバランスもかなり成長するはずです。

●N.V.(2006)シャンパーニュ・ブラン・ダルジル エクストラ・ブリュット
 シャルドネによるブラン・ド・ブラン。可憐さをみせるコート・デ・ブランのブラン・ド・ブランとは同軸上の対極。ねっとりとしつつも美しいシャンパーニュ。極少。

 かなりドライで繊細な表情を見せるシャンパーニュです。キリリとして、物凄く柔らかいが、何か思いつめたような緊張感が有ります。何しろ何本も無いので・・・購入できなかったら申し訳ありません。こちらも3年ほどは置いて欲しいところです。飲めないことは無いですが、必ず深さが出てくるはずです。

●N.V.(2005)シャンパーニュ・ロゼ・セニエ・ド・ソルベ エクストラ・ブリュット
 ピノ・ファンをセニエして造られる淡い色合いのロゼ。キュヴェ・フィデルより果皮のニュアンスを強く感じさせる。少量。

 こちらは結構、複雑性を感じさせてくれるポテンシャルの有るロゼでした。しかしながら到着直後ということも有ってか、ちょっとナーバスになっていたようですね。要素の一つ一つは素晴らしいんですが、バラけて感じられました。

 お客様もシャンパーニュをnoisy から購入いただき、着いて休ませずに飲まれる場合も有るかと思いますが、やはり泡持ちのシャンパーニュこそは、しっかりと休めて飲むべきだと思います。まず、泡の質が違います。柔らかでクリーミーな部分が、休ませないと出てこないでしょう。それに上記のように、要素がバラバラになって感じられてしまうと思います。

 こりらのロゼは、やっぱりあと2年ほど経ってからが良いでしょうね。とても少ないので・・、お早めにゲットしてください。


2017 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge le Prieure
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・レ・プリュレ

14729
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

◆リアルワインガイド第66号 今飲んで89+ ポテンシャル89+ 飲み頃予想:今〜2035
■エージェント情報
ビオロジック/エコセール、AB
土壌 粘土石灰
収量 30hl/ha
向き 真南
品種(収穫) ピノノワール100%(手摘み)
醸造 ステンレスタンクで25 ~ 35日[5~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
発酵前:
So2 極少量 瓶詰時:15mg/L トータル:31mg/L
アルコール度 12.5%
木樽で18ヶ月[13°C]熟成 自生酵母
オート・コート・ド・ニュイ(アルスナン村東側の畑「ル・プリュレ」)
 2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。アルスナン村に1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽で18ヶ月熟成しました。ガーネットの外観にウッディ香と熟したベリーの香りを感じます。軽やかで美しく隅々まで染み渡るピュアな果実に細やかなタンニン、樽のニュアンスが上品なアフターを演出します。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,280 (外税) 


2017 Vosne-Romanee Vieilles Vignes
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

15035
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本

■ お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本
◆◆◆ 出て来たシリーズです。

◆リアルワインガイド第66号 今飲んで92 ポテンシャル92 飲み頃予想 今~2038
■エージェント情報
品種:ピノノワール100%(手摘み/ 40 ~ 65年)
酵母:自生酵母
発酵:ステンレスタンクで29日[32~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 [13°C]
熟成:木樽で18カ月、13°Cで熟成
So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:50mg/L
アルコール度13%
特 徴:銘譲地ヴォーヌロマネ、標高330m東向き斜面、粘土石灰土壌で育つピノをステンレスタンクで発酵、樫樽でマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より収穫を遅らせ9月中旬に行いました。鮮やかなルビーの色調、スミレや黒胡椒、スパイスの香りを感じます。ベリーのコンフィチュールの濃厚な旨味と優しい酸が体に沁み入る柔らかく美しい逸品です。

750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,890 (外税) 
【入荷から2年半も置いてしまいました!・・今になって見ると滅茶安いですね~・・】
 あの頃の価格のまま出ています・・(^^;;

 テイスティング・チェックのつもりで少量仕入れて、いつもの通りの味わいだったので、ご案内しようと思ってネットを徘徊してみると、ま・・とんでもなく安く販売されているのを見てしまいまして・・

「・・これじゃ無理じゃん・・」

と言うことで、2017年のヴォーヌ=ロマネV.V. 共々お蔵入りしてしまったオーレリアン・ヴェルデのオート=コート・プリュレです。

 noisy は基本、テイスティング有りきですから、どうしても他のショップさんよりも経費がかさみます。沢山仕入れて沢山販売出来るようであれば、かなり滅茶リーズナブルに販売しても経費分は吸収できる位にすることも可能では有りますが、ほとんど

「バナナの叩き売り・・(古っ)」

 状態の値付けをされてしまいますと、もう・・やる気が失せてしまいます。

 価格でしか勝負できないショップさんは、人気のワインやレアワインはやたら高いでしょう?・・それか、呆れるほど尊大なセットを組んでいるかのどちらかです。そうやってしかバランスが取れないんですね・・きっと。

 なので、noisy としましたら、その場から逃げだすしか無いんですよね。そうしているうちに2年半(以上?)も経過してしまいました。

 味わいは健全でとても良かった・・と思います。ただ売る気が無かっただけです。オート=コートは写真が見当たったので掲載させていただきましたが、ヴォーヌ=ロマネV.V.は散々探しましたが見当たらず・・もしかしたら noisy も飲んだ気になっているだけなのかもしれません。

 そんな訳で、レヴューは書かないことにしますが、価格は当初予定のままですから、

「適度に熟している・・はず」
「リアルワインガイドはポイント、高め」

と言うことで、ご検討いただけましたら幸いです。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【村名以上は素晴らしい出来!どれを飲んでもご満足いただけるでしょう!・・女性っぽい優しさと柔らかさ、出る所はちゃんと出た姿です!】
 普通に仕上がったACブル赤やACオート=コート赤を飲めば、

「・・ん・・2016年、難しい年を良く乗り切ったね・・」

と、すこし冷めた言葉が出てくるかもしれませんが、村名以上のワインの素晴らしさにはビックリです。特にこのヴォーヌ=ロマネは豊かでフレーヴァーもしっかり、質感もバッチリで、ネガティヴな印象を探しても全く見当たりません。

 それどころか、ヴォーヌ=ロマネのワインとしてもかなりの仕上がりかと思える出来で、

「もしかすると2015年と同等以上?」

と判断すべきかもしれないと・・思っています。それに、オート=コートの白が滅茶苦茶旨いので是非飲んでみてくださいね。


 しかしながら色合いにも現れているように仕上がり具合は2015年と、微妙に違います。2016年のオート=コートの白に感じるような透明なガラスのようなミネラリティがリリース直後には前面に出ていた性でやや硬かった
ように思えた2015年ですが、2016年ものは何せフレーヴァーがしっかり有りますんで、おそらく2015年同様に存在するはずのガラス風のミネラリティも、前面には出れずに後塵を拝している感じなんですね。

 なので、今飲んでも非常に滑らかで柔らかく優しく、豊満なヴォーヌ=ロマネの美味しさを感じさせてくれます。

 リアルワインガイド第62号は 今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃予想 今~2040 と言うものですが、noisy的には 今飲んで91+~92 、ポテンシャル 92+ 位でも良いかな・・と言う判断です。今のところは、

「今すぐ美味しい女性らしいヴォーヌ=ロマネ、やや硬いが飲める男っぽいジュヴレ=シャンベルタン」

と言う感じでしょう。


 2016年の村名クラス、しっかり品質をチェック、確認し、素晴らしい出来であることをご報告します。是非飲んでみてください!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----━━━━━━━━━

【今飲んでもかなり旨いです!ヴォーヌ=ロマネ村名ワインでは最安値?・・でもポテンシャルも素晴らしいです!】



 え~・・2006年ものヴォーヌ=ロマネを6600円でご案内していました・・ほとんど一緒ですね・・信じられないです。因みに2006年ジュヴレ=シャンベルタンは5500円でのご案内でした。

 さっそく飲んでみたんですが、2015年ジュヴレ=シャンベルタンのような硬さは感じられず、非常に柔らかなテクスチュアからの、酸の穏やかで丸い、しかもエキスが集中したニュアンスが取れ、さらには奥の奥にまだ蕾のような要素がたんまり有ることに気付きました。

 今飲んでも美味しいのに、先行きはもっと美味しい・・オールマイティなピノ・ノワールです。

 また、テイスティングしていて昔のオーレリアンのヴォーヌ=ロマネの味わいを不意に思い出しました。脳裏にふわっと浮かんで来たんですが、

「そうそう・・こんな感じ・・だったよな・・」

と。


 と言うことは、もう完全に以前のオーレリアン・ヴェルデに戻っているのかもしれません。柔らかい酸からのふわふわと柔らかいボディとテクスチュア・・しっとりしつつも気品有る獣の皮のスパイス感。むしろまだ「赤い果実」は全開になどなっていないはずなのに、とてもバランスしていて旨いんですね。

 ヴォーヌ=ロマネ村のワインはやはりそのバランスの素晴らしさで、世界のワインファンを虜にしているのが良く判るワインでした。


 今飲んでも滅茶美味しいので勘違いしそうですが、

「実はこんなもんじゃ無い」

と思っていた方が良いです。


 全然落ち着いてもいないし、まだまだこれからのワインなんですね。でももう、イッパシに仕上がったヴォーヌ=ロマネと感じさせてしまうんです。

 漂う気品はノーズから余韻までを通して感じられますし、集中しているのにそうは感じさせないんですね。ジュヴレは凝縮しているのを隠そうともしないんですが、ヴォーヌ=ロマネV.V.の方は、隠している訳じゃ無いが、飲む人の方が「もう仕上がっている」と感じてしまう・・今の表情でさえ完成度が高いから・・なんです。


 色合いもまた、ググッと引き寄せられるような「色っぽさ、艶」が有りますよね。力強さはジュヴレには及ばないものの、やはり女性的な柔らかさや物腰、空気感が有ります。

 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで92、ポテンシャル93 飲み頃予想2018~2043 と非常に高い評価をしています。

 ・・おかしいなぁ・・十数年に渡って一緒にポイント付けしていますが、こんなに一緒になることは滅多に無いんだけど・・などとも思いますが、ドンピシャ!・・ですね。敢えて言うなら飲み頃予想の始めを「今~」にするかと思います。

 まぁ、どちらかが歩み寄った結果がそうなっているんだと思いますが、さぁ・・どっちなんでしょうか。どうでも良いことですけどね。長くお付き合いしていると「似てくる」のかもしれませんね~。本人は嫌がるでしょうけどね。

 と言う訳で、これは超お勧めです。今飲んで美味しく、先行きもかなり期待できるスーパーにリーズナブルなブルゴーニュワインです。是非飲んでみてください!お勧めします!

注:店頭でも売れ始めてまして減っちゃいましたので、至急追加します!在庫が無くなってしまってたらお問い合わせください。




 以下は2006年のシャンボール=ミュジニーとヴォーヌ=ロマネのご紹介文です。
-----━━━━━━━━━

【オーレリアンのこの2アイテムはいつも美味しい!】



 もう・・・しょうがないですよね。美味しいものは美味しいと書くしかないんです。それもかなり質感が高いですから・・・。旨いオーレリアンのジュヴレよりも、このシャンボールとヴォーヌ=ロマネは格段に旨いです。

シャンボール=ミュジニー
 シャンボールらしくカッチリしたミネラリティの高い味わい。ラズベリーの風味が甘みを持ち、正に「甘露」。とてもドライなのに甘いのである。一体感のある味わいが実に好ましい。テクスチュア最高!

ヴォーヌ=ロマネ
 香りはまだ閉じているが10分も経つと出てくる。酸度は高くなく、柔らかでまん丸のパレットを描く。旨い。スパイシーなアロマ。高質な動物系スパイス。これも甘露!


 まあ、甘いのが嫌だ・・とおっしゃる方は多いですが、どちらもドライ、滅茶苦茶ドライだが、甘いです。徳丸編集長風に言うと、「球体」かな?素晴らしい!とてもリーズナブルだと思いますので、是非是非!これは外せないですぞ!お奨めします!


2006 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots (D.L.)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー (ラベル不良)

6431
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
ラベル不良です。

■エージェント情報
栽培/認証:/
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.8ha・35hl/ha
標高:250m 東向き
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,900 (外税) 


2005 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Thorey (D.L.)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・トレ (ラベル不良)

5522
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
ラベル不良です。

■エージェント情報
栽培/認証:/
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.8ha・35hl/ha
標高:250m 東向き
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,900 (外税) 


2004 Nuits-Saint-Georges (D.L.)
ニュイ=サン=ジョルジュ (ラベル不良)

4707
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
ラベル不良です。

◆ラシーヌさん時代のものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,800 (外税) 
【ラシーヌさん時代のものです。】

以下は最近?のもののレヴューです。
-----
【エレガンスのダモードとパワーのオー・ブードと思ってくださって良いかと思います。重量感もしっかり!ポテンシャルは非常に高いです!】

 2016年もののオーレリアン・ヴェルデの下級キュヴェ、ACブルやオート=コートがとても良く出来ていて・・と言うか、それはどこか、

「2016年ものにしては」

と言うような、やや下駄を履かせたような視点も有ったかと思うんですね。ちゃんと美味しいけれど、凄く光るものは見つけられたか?・・と聞かれると、

「・・いや、だから普通に美味しい・・」

としか言いようの無い感じだった訳です。


 なので、2016年の上級キュヴェが届き出したので、

「・・・上も極普通だったらどうしよう・・」

と言うような気持ちが有ったところ、ニュイ1級レ・ダモードを飲んで・・もうぶっ飛びました。もう上級キュヴェは確実に一番良い時のレベルに戻っています。このニュイ1級オー・ブードもそうです。


 この2つのニュイ1級は、ヴォーヌ=ロマネ村の最南端に隣接しています。そして、オー・ブードの真上がレ・ダモードです。この関係を覚えておいてくださいね。

 で、この1級オー・ブードは、ヴォーヌ=ロマネの希少かつ1級のトップと言える「マルコンソール」に接しています。

 そして、ヴォーヌ=ロマネ・オー・マルコンソール1級の真上が村名のヴォーヌ=ロマネ・レ・ダモード。その南がニュイ1級のレ・ダモードと、その上に村名のレ・ダモードが接しています。


 なので、このオー・ブードはマルコンソール的な緻密さと肉厚さ、ヴォーヌ=ロマネっぽさを持っていますし、密度のしっかりした粘土由来のニュアンスを多く含みますので、

「肉厚でパワーの有る味わい」

なんですね。


 反対に上部のレ・ダモードは、オー・ブードのような強い粘土のニュアンスは無く、石や小石と言ったニュアンスに富みますので、やや軽く、エレガントな味わいに成る訳です。


 この2016年オー・ブードも、昨今では一番の仕上がりかと思います。これだけはずっと飲んでますんで・・はい。非常にパワフルでバランスが良いです。重心が低くどっしり・・そこから深いアロマが立ち昇ってくる感じです。


 今飲んでも美味しく飲めますが、やや早いかな・・と言う感じは残ります。今飲んで一番おいしいのは・・どうでしょう・・やはり、1級のレ・ダモ-ドでしょう。少し早いけれど流石にヴォーヌ=ロマネ的旨さが素晴らしいレ・ボーモンが二番手、本格的で重量感の在るオー・ブードは3年我慢した方が良いかもしれません。


 しかし、非常に良い仕上がりでした。リアルワインガイド第62号も、 今飲んで 92 ポテンシャル 94 飲み頃予想 2021~2048 と言う、とても高い評価でした。

 まだまだリーズナブルだと思います。是非ご検討くださいませ!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【オー・ブード2015!高い評価も納得の素晴らしい味わいでした!これは素晴らしいです!】

 ワインの写真をこれだけ沢山撮っていると、何故か判らないんですが、

「ピシッと絵にハマるワイン」

が有ります。


 そして飲んでみると・・まず外さない・・どころか、滅茶美味しい場合がほとんどです。最近で言うとこのオーレリアン・ヴェルデの2015オー・ブード(オー・ブド、オー・ブドー)もそうですが、ジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネもそうでした。自宅に帰ってから食事前に撮るパターンが多いんですが、iphone のカメラで適当に・・いや、そうは言ってもかなり大変でして、映り込みも有り、気になる場合はアチコチ動かして、綺麗に映るポイントを探したり、グラスの中のワインの色合いがちゃんと映るように位置を変えたりしてはいます。

 で、iphone を構えると、ほとんど何もしなくても(映り込み以外は)ハマった絵が撮れるワインが有るんですよ。勿論ですが、ハマらないワインでも美味しいワインは沢山有りますが、

「エキス系のワインはそのように、果実味重視系のワインもそのように・・」

何もしなくてもちゃんと写るワイン・・それがたまにあるんですね・・。サイズ以外は色味の調整や明るさなどを調整する気にさせないんです。

 まぁ、そんなことを言っても、写真に詳しい方にとっては、

「・・・iphone とは言えそんな酷い写真を撮ってて良く言うよ!」

などと言われてしまうのがオチですが・・まぁ、映り込みは気にしないでください。少なくともテーブルの上にズラッと並んでいるコルクを逆刺ししたボトルは映らないようにしていますんで何とかご容赦いただいて・・。


 いや~・・完全復活したかと言えると思いますが、2015年のオーレリアン・ヴェルデは素晴らしいですね。リアルワインガイドも、何故か noisy が一生懸命に扱っている時はスルーでしたが、この2年の間の評価の上昇ぶりは半端なく、このオー・ブドー2015年は、93~94+ポイント、同じくニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードも93~94+ポイント、そしてヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン2015年は92~94↑ポイントと、凄い評価になっちゃってます。

 まぁ、例の↑の意味はリアルワインガイドを読んでご理解いただくとしても、もう・・普通にグラン・クリュ並みの評価と言えます。


 で、味わいの方ですが、抜栓直後から素早く立ち上がるしなやかで気品ある赤紫色の果実と石灰感、実にツヤツヤと輝きながらノーズに飛び込んできます。可憐な感じの有るダモードに比べればブードはパワフルと言うことになるかと思いますが、そんな力強ささえエレガンスにラップされたように感じさせてくれます。

 中域の拡がり方も見事で、「ジワッ」と優しく、立ち振る舞い良くエキスの味わいを膨らませてくれ、そのままエキス感をアロマに昇華させつつ綺麗な余韻に繋がって行きます。

 まぁ・・これは非常に美味しい・・徳丸さんが94+プラス付けたのも理解出来ます。95ポイントでも良いんじゃないかと思いますが、その辺はやはり個人の感覚ですから・・。

 これ、今そのままのんでもかなり旨いですが、しっかり1カ月位立てておき、静かに・・揺らさないようにして飲んだら、メオ=カミュゼの物凄いエレガンスのニュイ2014レ・ブードに肉薄して行くんじゃないかとさえ・・思ってしまいました。

 なので・・非常にリーズナブルですよ。比べたら半額ちょっと位ですから・・。メオのレ・ブード2014だって「滅茶苦茶安い!」と思った位の出来でしたから、それに次ぐ、肉薄して行く出来かと想像しています。


 また、レ・ダモードもヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンも、そしてこのレ・ブードも割り当てでして、12本ずつしか来ませんので、追加は望めません。是非お早めにゲットしてください。

 あ、一応書いておきますが、レ・ダモードはレ・ブードよりもエレガントなのが普通です・・いや、これは書きました。

 で、レ・ボーモンですが、ここの畑の特徴としましては、ちょっとエシェゾーっぽい部分が有りまして、リリース直後頃までは結構不安定なんですね。短い時間じゃまとまり切らない・・瓶熟を少し必要とするリューディ・・そんな感じを持っていますので、リアルワインガイド第58号の「92~94↑ポイント」と言うのもちょっと判るような気がします。

 まぁ少ないワインを飲んでしまって、「・・・何だかな・・」の気持ちも有ったんですが、自身でちゃんと確かめられて良かったと・・思っています。リアルは2014年からは、たった「0.5ポイント」の上昇ですが、2015年ものの素晴らしさは、その0.5ポイントの上昇に全て現れていると思います。ニュイの1級にそれだけ高い評価をするのは勇気のいることなんですよ・・。是非ともご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は2014年のニュイ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨い!】

 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2015 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

12764
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
 粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵後、樫樽でマロラクティック発酵を経て熟成しました。深みのあるルビー色から、チェリーやホワイトチョコ、白樺のアロマを感じます。15年らしい豊かなエキスが拡がる上品な果実に緻密なタンニンが刻まれたオレリアンのジュヴレならではのエレガントさが特徴で、素直な酸
とミルキーなニュアンスが繊細なアフターへと流れます。

今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045
リアルワインガイド第58号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,350 (外税) 
【ポテンシャル高っ!・・とても素晴らしいワインですが、少し先まで待つのがベターです!】
 いや~・・良い感じの赤紫色ですよね・・。そんな感じの小果実、ベリー系果実の群生・・と言うか、狭い空間に新鮮な赤紫のベリーを詰め込んで5分待ってから鼻を突っ込んだような・・!・・そんなニュアンスがピュアにむせるほど感じる素晴らしい仕上がりでした。

 コルクを抜くともう・・すぐに立ち昇る果実のアロマと透明感漂う石灰、そして鉄っぽさ、僅かに・・でも伸びやかな新鮮果実のスパイシーさが感動的です。

 非常に凝縮していて、しかも結構に複雑性が高いです。中域はそこそこに有りますが中々に膨らんでは来ないですね。30分ほどでしなやかになってきましたが、そんなレベルで留まらないでしょう。余韻は石灰感、鉱物感、ビター感、スパイス感を漂わせつつ、とても複雑で長いです。

 どうでしょうね・・今飲むなら30分前に抜栓しておいた方が良いかと思います・・が、これも飲まれるタイミングで変わる可能性が大です。輸入時の疲れが取れると結構変わりますから・・。

 まぁ、オート=コート・ド・ニュイ赤の「ぱっかーん」と開けたような・・北海道の草原を見ているかのようなイメージからは、まだまだ・・な感じですから、飲み頃は結構先かな?・・と思われます。


 この2枚目の写真をご覧になられれば、


「・・おっ・・美しい色合いだが、かなり詰まっていそう・・」

と感じられるんじゃないかと思います。現実には、かなり凝縮していますしミネラリティも高いです。


 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045 とかなりの高い評価をされています。

「なるほど・・そう来たか~・・」

と納得できる評価です。


 noisy 的には、今飲んでポイントはやや低くすると思います。ポテンシャル点はほぼ同様ですね。今飲んで点とポテンシャル点の差は1.5~2ポイント位付けるかもしれません。飲み頃予想はほんの少し早めになり2019にするか、2018にするか悩みどころです。経験的には、まぁ、昔のままだとすれば・・ですが、オーレリアンのジュヴレは当初はかなり硬く厳しそうでも、意外に早めに開き出す傾向が有ったように思います。ここでは関係無いですが反対にニュイの1級は結構時間が掛かるイメージです。


 ワインとしますとリーズナブルな上にポテンシャルの高い、優れたワインだと言えます。同時にご紹介中のギイヤール・・これは2014年では有りますが、5千円を切ってご案内していますので、これと比較も面白いかと・・。どちらもエキス系ですが、結構に違うんですね~。どちらも凝縮していますが、タイプが違うんですね。さぁ、どちらが好みかと迷ってみて欲しいと思います。

 飲み頃自体は少し先になりますが、こちらもお勧めいたします。是非飲んでみてください!


 以下は2006年ものご紹介時の文章を掲載しています。
━━━━━
【リーズナブル村名ラインは混戦!どれも旨いです!】

ジュヴレ=シャンベルタン
 ブルーベリー・ブラックベリー。質感が素晴らしい。とてもドライでやや硬いが旨い。ニュートラルなアロマが他の生産者とレベルが違う。骨格がしっかりと大きくあり状態も良い。比較的早く美味しくなるだろう。

モレ・サン=ドニ
 紫のジャミーなアロマ。やや柔らかでジュヴレより僅かに甘みを感じさせるが、旨味成分を沢山持った酸によるもの。わずかに還元的だが気になるほどではなく、ボリューム感が有り、しっかりした体格。タンニンもあるが磨り潰したチェリー、きれいな土のニュアンスが素晴らしい。

ニュイ・サン=ジョルジュ
3つの中でもっともエネルギーを感じるワイン。甘く、紫に香り、動物的な印象とスパイシーなアロマ。中盤はまだ平坦だが、それでもしっかりバランスを保っている。とてもドライだが中心に芯があり、余韻が長い。


 取り合えず、noisy のメモを掲載しました。noisy のマイタイプはニュイですが、ふくよかなモレも旨いし、きれいなジュヴレも捨てがたいです。ジュヴレはドミニク・ガロワと比べると面白いかもしれませんし、モレはオリヴィエ・ジュアンと比較してみてください。ニュイに関しましては、オーレリアンに匹敵するような、野暮ったさの無いニュイの生産者がちょっと見当たりません。敢えて言えば、フィリップ・パカレでしょうか。ちょっと似た感じでは有りますが、オーレリアンの方がよりワイルドな感じです。

 こちらからは、お好きなタイプをチョイスしていただければと思います。是非とも飲んで欲しいワインです。よろしくお願いいたします。


2015 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード

12833
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
お一人様1本限定

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.5ha・35hl/ha
標高:350m 東
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:30mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,980 (外税) 
【オー・ブード2015!高い評価も納得の素晴らしい味わいでした!これは素晴らしいです!】
 ワインの写真をこれだけ沢山撮っていると、何故か判らないんですが、

「ピシッと絵にハマるワイン」

が有ります。


 そして飲んでみると・・まず外さない・・どころか、滅茶美味しい場合がほとんどです。最近で言うとこのオーレリアン・ヴェルデの2015オー・ブード(オー・ブド、オー・ブドー)もそうですが、ジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネもそうでした。自宅に帰ってから食事前に撮るパターンが多いんですが、iphone のカメラで適当に・・いや、そうは言ってもかなり大変でして、映り込みも有り、気になる場合はアチコチ動かして、綺麗に映るポイントを探したり、グラスの中のワインの色合いがちゃんと映るように位置を変えたりしてはいます。

 で、iphone を構えると、ほとんど何もしなくても(映り込み以外は)ハマった絵が撮れるワインが有るんですよ。勿論ですが、ハマらないワインでも美味しいワインは沢山有りますが、

「エキス系のワインはそのように、果実味重視系のワインもそのように・・」

何もしなくてもちゃんと写るワイン・・それがたまにあるんですね・・。サイズ以外は色味の調整や明るさなどを調整する気にさせないんです。

 まぁ、そんなことを言っても、写真に詳しい方にとっては、

「・・・iphone とは言えそんな酷い写真を撮ってて良く言うよ!」

などと言われてしまうのがオチですが・・まぁ、映り込みは気にしないでください。少なくともテーブルの上にズラッと並んでいるコルクを逆刺ししたボトルは映らないようにしていますんで何とかご容赦いただいて・・。


 いや~・・完全復活したかと言えると思いますが、2015年のオーレリアン・ヴェルデは素晴らしいですね。リアルワインガイドも、何故か noisy が一生懸命に扱っている時はスルーでしたが、この2年の間の評価の上昇ぶりは半端なく、このオー・ブドー2015年は、93~94+ポイント、同じくニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードも93~94+ポイント、そしてヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン2015年は92~94↑ポイントと、凄い評価になっちゃってます。

 まぁ、例の↑の意味はリアルワインガイドを読んでご理解いただくとしても、もう・・普通にグラン・クリュ並みの評価と言えます。


 で、味わいの方ですが、抜栓直後から素早く立ち上がるしなやかで気品ある赤紫色の果実と石灰感、実にツヤツヤと輝きながらノーズに飛び込んできます。可憐な感じの有るダモードに比べればブードはパワフルと言うことになるかと思いますが、そんな力強ささえエレガンスにラップされたように感じさせてくれます。

 中域の拡がり方も見事で、「ジワッ」と優しく、立ち振る舞い良くエキスの味わいを膨らませてくれ、そのままエキス感をアロマに昇華させつつ綺麗な余韻に繋がって行きます。

 まぁ・・これは非常に美味しい・・徳丸さんが94+プラス付けたのも理解出来ます。95ポイントでも良いんじゃないかと思いますが、その辺はやはり個人の感覚ですから・・。

 これ、今そのままのんでもかなり旨いですが、しっかり1カ月位立てておき、静かに・・揺らさないようにして飲んだら、メオ=カミュゼの物凄いエレガンスのニュイ2014レ・ブードに肉薄して行くんじゃないかとさえ・・思ってしまいました。

 なので・・非常にリーズナブルですよ。比べたら半額ちょっと位ですから・・。メオのレ・ブード2014だって「滅茶苦茶安い!」と思った位の出来でしたから、それに次ぐ、肉薄して行く出来かと想像しています。


 また、レ・ダモードもヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンも、そしてこのレ・ブードも割り当てでして、12本ずつしか来ませんので、追加は望めません。是非お早めにゲットしてください。

 あ、一応書いておきますが、レ・ダモードはレ・ブードよりもエレガントなのが普通です・・いや、これは書きました。

 で、レ・ボーモンですが、ここの畑の特徴としましては、ちょっとエシェゾーっぽい部分が有りまして、リリース直後頃までは結構不安定なんですね。短い時間じゃまとまり切らない・・瓶熟を少し必要とするリューディ・・そんな感じを持っていますので、リアルワインガイド第58号の「92~94↑ポイント」と言うのもちょっと判るような気がします。

 まぁ少ないワインを飲んでしまって、「・・・何だかな・・」の気持ちも有ったんですが、自身でちゃんと確かめられて良かったと・・思っています。リアルは2014年からは、たった「0.5ポイント」の上昇ですが、2015年ものの素晴らしさは、その0.5ポイントの上昇に全て現れていると思います。ニュイの1級にそれだけ高い評価をするのは勇気のいることなんですよ・・。是非ともご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は2014年のニュイ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨い!】

 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2017 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc le Prieure
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレ

14531
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
 本拠地のアルスナン村に所有の区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌で育つ樹齢 40年のシャルドネを228Lの木樽で発酵後、新樽比率20%で12ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より
収穫を遅らせ9月中旬に行いました。ライトイエローの色調、サボンやミネラル香を感じます。酸とミネラル感のバランス、樽感も抜け、切れのある上質なブルゴーニュに仕上がっています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,250 (外税) 
【冷涼で石灰質を多く含む、シャルドネに適した畑の見事な味わいです!】
 ニュイ=サン=ジョルジュから西に上がって行き、距離にして10キロ弱ほどでしょうか、離れたアルスナン村のル・プリュレです。ニュイの畑よりも高度が有りますし、日照の関係からかやや冷ややかに仕上がりますが、昨今の「温暖化」の影響でしょうか・・

「ちょうど良い感じ」

「昔の上出来のA.C.ブルを超える質のシャルドネ」

のニュアンスを受けてしまいます。

 そもそも2004年からこのワインをテイスティングしており、途中何年かは扱わなかった経過が有りますが、やはり10年以上も経過しますと、樹齢も上がり、醸造などの設備などもこなれて来て、実に良い印象しか受けないような感じになってきました。

 2016年ものもリリース直後から非常に美味しく、しかも価格も安いので・・いや、2004年ものの価格を見てみましたら・・ちょっとビックリしました。4千円ほどで販売していましたので、今の方が相当リーズナブルですよ。安くて美味しくて売れていたオーレリアン・ヴェルデでは有りますが、

「今の方が全然安い!」

のには驚きです。


 色合いも淡い緑が透けて見え、ガラスやクリスタルのような透明なミネラリティを多く含んだように見えるかと思いますが・・そのまんまです。適度に柑橘が入る果実の風味が心地良さを増長してくれます。

 ブルゴーニュにおいては(特に)、白っぽい石灰感だったり、透明な石灰感だったり・・が、同じワインでも年代で異なって感じられる場合も有りますが、その辺はやはり複雑に入り組んだ表土の下の地層が由来していると思います。ブルゴーニュは、表土は比較的新しい世代ですが、断層隆起の上に表土が有り、ジュラ紀や白亜紀、第三期などの地層がやや上を向いて存在していると言われていますんで、ちょっとズレるだけで味わいが異なると言う・・ブルゴーニュの醍醐味を生んでいる訳ですね。

 味わい的にはほぼ2016年と同様、緊張感は2016年に分が有り、包容力、優しさは2017年・・と言ったところかと思います。是非飲んでみてください!とても美味しいです!



 以下は以前のレヴューです。
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【このオート=コート・ド・ニュイ・ブランは激旨です!2016年のブルゴーニュ白は期待大?】

 久し振りのオート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレですが・・滅茶出来が素晴らしいです!・・これは必飲です!

 実は先月届いていてテイスティングも済み滅茶美味しいので、

「これはイチ推しにして!」

と考えていたところ、どこをどう探しても撮ったはずの写真が無い・・!


 こういう時はホントに困るんですね。フォルダ内の膨大な写真のプレヴューからその目的の写真を探すというのは、かなりの困難を伴います。結局見当たらず、

「グラスの写真が掲載できずに旨いって言ったって信用度が低いしなぁ・・」

と言うことで、昨日また飲んでしまいました・・。

 しかしながら、

「・・いや~・・これは格別な旨さ!」

と再確認してしまいました。


 柑橘が香り、美しい冷涼な酸と、わずかにグラマラスに感じられる豊満さを持つ柔らかな酸が見事に溶け込み、冷ややかで透明なガラスのようなミネラリティを多分に含んでいます。

 その柑橘系フレーヴァーもわざとらしくない自然なもので、適度に熟し、果実そのものの美味しさでいただいているような気になってきます。

 ブルゴーニュのシャルドネとしても最高級の部類には入るはずは有りませんが、このクラスで・・三千円そこそこでここまで仕上がるのは滅多にないです。

 リアルワインガイド第62号は、テイスティング時に硬かったようで暫定点としていますが、88~89Points、飲み頃は記載していません。noisy 的には 90Points オーバーは確実ですね。そして・・今飲んでも滅茶良いです。是非飲んでみてください。滅茶旨いです!


2016 Chambolle-Musigny les Condemennes
シャンボール=ミュジニー・レ・コンドムンヌ

14056
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.5ha・35hl/ha
標高:240m 東、南
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵

 雹の影響で収穫日を遅らせた2016年、ビオロジック栽培を行う親交ある生産者と契約、オレリアンが収穫から参加しブドウを購入し醸造を行うキュヴェです。ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後15ヶ月熟成しました。ガーネットの外観からベリーや白樺、バター香を感じます。凝縮感ある果実にしっかりとしたタンニンと美しい酸、力強さとエレガントさが伺えます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,590 (外税) 
【天候の影響で収量激減も評価は非常に高いです。ただし割り当てで8本のみの入荷です。】
 霜や雹の害でどうにもならなかったシャンボールの畑が多い中、しっかり出来たワインだと思われます。輸入も極少量だったようで、noisy のところには8本だけ到着しています。さすがに飲めませんでした。

 しかしリアルワインガイド第61号は、今飲んで 91+ ポテンシャル 92+ 飲み頃予想 今~2043 と高い評価が出ています。例年並み、もしくはそれ以上の評価でした。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【引き締まった躯体にツヤツヤなミネラリティ!チェリッシュな果実味がとても美味しいです!】 素晴らしい村名シャンボールでした!

 1級レ・シャルム直下にある村名リューディ、レ・コンドムンヌ です。ですので、少しレ・シャルム風のやや力強さの有る味わいです。中域にポイントが余り無い、もっと南の方の区画の味わいでは無いですね。

 現状はややタイトに締まっていますが、この秋から冬に掛けて、少し柔らかくなる方向を向いていると思います。もちろんエレガントでチェリッシュ、赤や紫、赤紫の果実が満載ですがやや硬め・・と言う現状です。石灰系のミネラリティは非常に膨大です。・・美しい色ですよね~・・この色から味わいも想像できると思いますがいかがでしょうか?

 リアルワインガイド第54号は、今飲んで90 ポテンシャル91 今~2033 と言う評価でした。村名ニュイ=サン=ジョルジュの評価より低いですが・・どうでしょうかね。noisy 的には、もしニュイの現状ポイントが91なら、シャンボールは90か、90+で良いかな・・と思いますが、ニュイのポテンシャル点を92にした場合にはシャンボールのポテンシャルは91にはしないですね。もう少し高いです。また寿命も延々と長くなると思います。

 まぁ、その辺は個人の感覚によりますから・・仕方が無いですね。noisy 的にはシャンボールも大好きなので・・むしろその硬さ、タイトさ、ミネラリティの多さが好みです。ツヤツヤしてますしね・・そしてその硬く膨大なミネラリティがもっとも小さな分子になった時の「シャンボールの本質(みたいなもの)」に触れられる機会が有るとすれば、その辺の評価・評点は変わってくるんでしょうね。

 ドライだけれど薄辛くならない自然な旨みをたっぷり含み、その周りを白っぽい超細かなコーティングで包んだ美味しいシャンボールでした。お勧めします。素晴らしい味わいでした!


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc le Prieure
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレ

13704
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
本拠地のアルスナン村に所有の区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌で育つ樹齢 40年のシャルドネを228Lの木樽で発酵後、新樽比率20%で12ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より
収穫を遅らせ9月中旬に行いました。ライトイエローの色調、サボンやミネラル香を感じます。酸とミネラル感のバランス、樽感も抜け、切れのある上質なブルゴーニュに仕上がっています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,250 (外税) 
【このオート=コート・ド・ニュイ・ブランは激旨です!2016年のブルゴーニュ白は期待大?】
 久し振りのオート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレですが・・滅茶出来が素晴らしいです!・・これは必飲です!

 実は先月届いていてテイスティングも済み滅茶美味しいので、

「これはイチ推しにして!」

と考えていたところ、どこをどう探しても撮ったはずの写真が無い・・!


 こういう時はホントに困るんですね。フォルダ内の膨大な写真のプレヴューからその目的の写真を探すというのは、かなりの困難を伴います。結局見当たらず、

「グラスの写真が掲載できずに旨いって言ったって信用度が低いしなぁ・・」

と言うことで、昨日また飲んでしまいました・・。

 しかしながら、

「・・いや~・・これは格別な旨さ!」

と再確認してしまいました。


 柑橘が香り、美しい冷涼な酸と、わずかにグラマラスに感じられる豊満さを持つ柔らかな酸が見事に溶け込み、冷ややかで透明なガラスのようなミネラリティを多分に含んでいます。

 その柑橘系フレーヴァーもわざとらしくない自然なもので、適度に熟し、果実そのものの美味しさでいただいているような気になってきます。

 ブルゴーニュのシャルドネとしても最高級の部類には入るはずは有りませんが、このクラスで・・三千円そこそこでここまで仕上がるのは滅多にないです。

 リアルワインガイド第62号は、テイスティング時に硬かったようで暫定点としていますが、88~89Points、飲み頃は記載していません。noisy 的には 90Points オーバーは確実ですね。そして・・今飲んでも滅茶良いです。是非飲んでみてください。滅茶旨いです!


2016 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

13723
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
品種:ピノノワール100%(手摘み/平均40年)
酵母:自生酵母
発酵:ステンレスタンクで28日[30°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵[13°C]
熟成:木樽で16カ月熟成
SO2 :encuvage(タンクに入れる)時トータル:20mg/L
アルコール度13%

 粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵後、樫樽でマロラクティック発酵を経て熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より収穫を遅らせ 9月中旬に行いました。深みのあるル
ビーの外観からシャルキュトリーやベリー、キノコの香りを感じます。可憐で女性らしい印象ですが濃いエキスに旨味の乗った上品な味わいと細やかなタンニンが上質さに拍車をかけてくれます。

今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 2019~2043
リアルワインガイド第62号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,250 (外税) 
【非常に深いです!ジュヴレの要素がビッチリ詰まってます!かなりの出来!】
 2016年もの、村名クラスが届き始めました。

 まぁ、エージェントさんによって輸入の様子はそれぞれですが、一般的には、ひとつの造り手のアイテムは、

「一気に」

同じタイミングで輸入されるかと思います。

 しかしながら現在のオーレリアン・ヴェルデの正規輸入のディオニーさんは、結構にバラバラです。2016年のオーレリアン・ヴェルデの輸入は、下級クラスのACブル赤、オート=コート赤がまず到着、その後上級キュヴェのヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン1級、ニュイ=サン=ジョルジュ1級各種、オート=コート白と到着し、そして今回のジュヴレ=シャンベルタン村名、ヴォーヌ=ロマネ村名と、今のところ三段階に分かれました。まだシャンボール村名などは届いて居りません。

「だから・・何?」

と言われそうですが・・特には無いんですね。ただし、この辺りは意識してそうしているのか、ただ単にそうなってしまっているのか・・で、若干変わってくるものも有るかと思います。今回はその辺の話しは一応スルーします。


 昨年のジュヴレ2015年も良い出来でしたし、2014年ものはリアルワインガイドでもかなりの評価が付き、ほぼ一瞬で完売したようです。

 2016年ものは・・色合いを2015年ものと比較していただくと・・正直ですよね・・色は。一目瞭然じゃないですか。

 より濃密で温かい色合いをしています。2015年ものは「より冷ややか」なニュアンスが見えるかと思いますので、

「2016年ものは2015年ものよりも濃度が有り、酸は柔らかい。」

です。


 冷ややかでややソリッドに仕上がった2015年ものは、リリース直後はややエッジが目立つ感じでしたが、2016年ものにはそれは有りませんで、深い果実の風味がドライにビターに感じられます。良い感じです。

 そしてやや鉄っぽいジュヴレのニュアンスと赤、赤紫の果実、心地良い仄かなスパイスが迎えてくれます。酸は上記のように柔らかめですので、妙な引っかかりが無くとてもスムースです。当然ですが開き切ることは現段階では無いんですが、このレベルなら早めに飲み始めてもOKです。2015年ものは・・この秋以降でしょうかね。

 リアルワインガイド第62号は、今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃予想 2019~2043 と言う感じですが、noisy 的にもほぼ同様です。飲み頃予想は「今~」とするかもしれません。厚みのある味わいですんで、一旦閉じても美味しく飲めるレベルかな・・と言う理解です。


 良く出来たジュヴレでした!2016年のネガティヴさは感じませんし、深くて柔らかくビターで旨いです。超お勧めです!是非飲んでみてください!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ポテンシャル高っ!・・とても素晴らしいワインですが、少し先まで待つのがベターです!】

 いや~・・良い感じの赤紫色ですよね・・。そんな感じの小果実、ベリー系果実の群生・・と言うか、狭い空間に新鮮な赤紫のベリーを詰め込んで5分待ってから鼻を突っ込んだような・・!・・そんなニュアンスがピュアにむせるほど感じる素晴らしい仕上がりでした。

 コルクを抜くともう・・すぐに立ち昇る果実のアロマと透明感漂う石灰、そして鉄っぽさ、僅かに・・でも伸びやかな新鮮果実のスパイシーさが感動的です。

 非常に凝縮していて、しかも結構に複雑性が高いです。中域はそこそこに有りますが中々に膨らんでは来ないですね。30分ほどでしなやかになってきましたが、そんなレベルで留まらないでしょう。余韻は石灰感、鉱物感、ビター感、スパイス感を漂わせつつ、とても複雑で長いです。

 どうでしょうね・・今飲むなら30分前に抜栓しておいた方が良いかと思います・・が、これも飲まれるタイミングで変わる可能性が大です。輸入時の疲れが取れると結構変わりますから・・。

 まぁ、オート=コート・ド・ニュイ赤の「ぱっかーん」と開けたような・・北海道の草原を見ているかのようなイメージからは、まだまだ・・な感じですから、飲み頃は結構先かな?・・と思われます。


 この2枚目の写真をご覧になられれば、


「・・おっ・・美しい色合いだが、かなり詰まっていそう・・」

と感じられるんじゃないかと思います。現実には、かなり凝縮していますしミネラリティも高いです。


 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045 とかなりの高い評価をされています。

「なるほど・・そう来たか~・・」

と納得できる評価です。


 noisy 的には、今飲んでポイントはやや低くすると思います。ポテンシャル点はほぼ同様ですね。今飲んで点とポテンシャル点の差は1.5~2ポイント位付けるかもしれません。飲み頃予想はほんの少し早めになり2019にするか、2018にするか悩みどころです。経験的には、まぁ、昔のままだとすれば・・ですが、オーレリアンのジュヴレは当初はかなり硬く厳しそうでも、意外に早めに開き出す傾向が有ったように思います。ここでは関係無いですが反対にニュイの1級は結構時間が掛かるイメージです。


 ワインとしますとリーズナブルな上にポテンシャルの高い、優れたワインだと言えます。同時にご紹介中のギイヤール・・これは2014年では有りますが、5千円を切ってご案内していますので、これと比較も面白いかと・・。どちらもエキス系ですが、結構に違うんですね~。どちらも凝縮していますが、タイプが違うんですね。さぁ、どちらが好みかと迷ってみて欲しいと思います。

 飲み頃自体は少し先になりますが、こちらもお勧めいたします。是非飲んでみてください!


 以下は2006年ものご紹介時の文章を掲載しています。
━━━━━
【リーズナブル村名ラインは混戦!どれも旨いです!】

ジュヴレ=シャンベルタン
 ブルーベリー・ブラックベリー。質感が素晴らしい。とてもドライでやや硬いが旨い。ニュートラルなアロマが他の生産者とレベルが違う。骨格がしっかりと大きくあり状態も良い。比較的早く美味しくなるだろう。

モレ・サン=ドニ
 紫のジャミーなアロマ。やや柔らかでジュヴレより僅かに甘みを感じさせるが、旨味成分を沢山持った酸によるもの。わずかに還元的だが気になるほどではなく、ボリューム感が有り、しっかりした体格。タンニンもあるが磨り潰したチェリー、きれいな土のニュアンスが素晴らしい。

ニュイ・サン=ジョルジュ
3つの中でもっともエネルギーを感じるワイン。甘く、紫に香り、動物的な印象とスパイシーなアロマ。中盤はまだ平坦だが、それでもしっかりバランスを保っている。とてもドライだが中心に芯があり、余韻が長い。


 取り合えず、noisy のメモを掲載しました。noisy のマイタイプはニュイですが、ふくよかなモレも旨いし、きれいなジュヴレも捨てがたいです。ジュヴレはドミニク・ガロワと比べると面白いかもしれませんし、モレはオリヴィエ・ジュアンと比較してみてください。ニュイに関しましては、オーレリアンに匹敵するような、野暮ったさの無いニュイの生産者がちょっと見当たりません。敢えて言えば、フィリップ・パカレでしょうか。ちょっと似た感じでは有りますが、オーレリアンの方がよりワイルドな感じです。

 こちらからは、お好きなタイプをチョイスしていただければと思います。是非とも飲んで欲しいワインです。よろしくお願いいたします。


2016 Vosne-Romanee Vieilles Vignes
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

13724
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
品種:ピノノワール100%(手摘み/ 40 ~ 65年)
酵母:自生酵母
発酵:ステンレスタンクで29日[32~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 [13°C]
熟成:木樽で18カ月、13°Cで熟成
So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:50mg/L
アルコール度13%
特 徴:銘譲地ヴォーヌロマネ、標高330m東向き斜面、粘土石灰土壌で育つピノをステンレスタンクで発酵、樫樽でマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より収穫を遅らせ9月中旬に行いました。鮮やかなルビーの色調、スミレや黒胡椒、スパイスの香りを感じます。ベリーのコンフィチュールの濃厚な旨味と優しい酸が体に沁み入る柔らかく美しい逸品です。

今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 今~2040
リアルワインガイド第62号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,090 (外税) 
【村名以上は素晴らしい出来!どれを飲んでもご満足いただけるでしょう!・・女性っぽい優しさと柔らかさ、出る所はちゃんと出た姿です!】
 普通に仕上がったACブル赤やACオート=コート赤を飲めば、

「・・ん・・2016年、難しい年を良く乗り切ったね・・」

と、すこし冷めた言葉が出てくるかもしれませんが、村名以上のワインの素晴らしさにはビックリです。特にこのヴォーヌ=ロマネは豊かでフレーヴァーもしっかり、質感もバッチリで、ネガティヴな印象を探しても全く見当たりません。

 それどころか、ヴォーヌ=ロマネのワインとしてもかなりの仕上がりかと思える出来で、

「もしかすると2015年と同等以上?」

と判断すべきかもしれないと・・思っています。それに、オート=コートの白が滅茶苦茶旨いので是非飲んでみてくださいね。


 しかしながら色合いにも現れているように仕上がり具合は2015年と、微妙に違います。2016年のオート=コートの白に感じるような透明なガラスのようなミネラリティがリリース直後には前面に出ていた性でやや硬かった
ように思えた2015年ですが、2016年ものは何せフレーヴァーがしっかり有りますんで、おそらく2015年同様に存在するはずのガラス風のミネラリティも、前面には出れずに後塵を拝している感じなんですね。

 なので、今飲んでも非常に滑らかで柔らかく優しく、豊満なヴォーヌ=ロマネの美味しさを感じさせてくれます。

 リアルワインガイド第62号は 今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃予想 今~2040 と言うものですが、noisy的には 今飲んで91+~92 、ポテンシャル 92+ 位でも良いかな・・と言う判断です。今のところは、

「今すぐ美味しい女性らしいヴォーヌ=ロマネ、やや硬いが飲める男っぽいジュヴレ=シャンベルタン」

と言う感じでしょう。


 2016年の村名クラス、しっかり品質をチェック、確認し、素晴らしい出来であることをご報告します。是非飲んでみてください!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【今飲んでもかなり旨いです!ヴォーヌ=ロマネ村名ワインでは最安値?・・でもポテンシャルも素晴らしいです!】

 え~・・2006年ものヴォーヌ=ロマネを6600円でご案内していました・・ほとんど一緒ですね・・信じられないです。因みに2006年ジュヴレ=シャンベルタンは5500円でのご案内でした。

 さっそく飲んでみたんですが、2015年ジュヴレ=シャンベルタンのような硬さは感じられず、非常に柔らかなテクスチュアからの、酸の穏やかで丸い、しかもエキスが集中したニュアンスが取れ、さらには奥の奥にまだ蕾のような要素がたんまり有ることに気付きました。

 今飲んでも美味しいのに、先行きはもっと美味しい・・オールマイティなピノ・ノワールです。

 また、テイスティングしていて昔のオーレリアンのヴォーヌ=ロマネの味わいを不意に思い出しました。脳裏にふわっと浮かんで来たんですが、

「そうそう・・こんな感じ・・だったよな・・」

と。


 と言うことは、もう完全に以前のオーレリアン・ヴェルデに戻っているのかもしれません。柔らかい酸からのふわふわと柔らかいボディとテクスチュア・・しっとりしつつも気品有る獣の皮のスパイス感。むしろまだ「赤い果実」は全開になどなっていないはずなのに、とてもバランスしていて旨いんですね。

 ヴォーヌ=ロマネ村のワインはやはりそのバランスの素晴らしさで、世界のワインファンを虜にしているのが良く判るワインでした。


 今飲んでも滅茶美味しいので勘違いしそうですが、

「実はこんなもんじゃ無い」

と思っていた方が良いです。


 全然落ち着いてもいないし、まだまだこれからのワインなんですね。でももう、イッパシに仕上がったヴォーヌ=ロマネと感じさせてしまうんです。

 漂う気品はノーズから余韻までを通して感じられますし、集中しているのにそうは感じさせないんですね。ジュヴレは凝縮しているのを隠そうともしないんですが、ヴォーヌ=ロマネV.V.の方は、隠している訳じゃ無いが、飲む人の方が「もう仕上がっている」と感じてしまう・・今の表情でさえ完成度が高いから・・なんです。


 色合いもまた、ググッと引き寄せられるような「色っぽさ、艶」が有りますよね。力強さはジュヴレには及ばないものの、やはり女性的な柔らかさや物腰、空気感が有ります。

 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで92、ポテンシャル93 飲み頃予想2018~2043 と非常に高い評価をしています。

 ・・おかしいなぁ・・十数年に渡って一緒にポイント付けしていますが、こんなに一緒になることは滅多に無いんだけど・・などとも思いますが、ドンピシャ!・・ですね。敢えて言うなら飲み頃予想の始めを「今~」にするかと思います。

 まぁ、どちらかが歩み寄った結果がそうなっているんだと思いますが、さぁ・・どっちなんでしょうか。どうでも良いことですけどね。長くお付き合いしていると「似てくる」のかもしれませんね~。本人は嫌がるでしょうけどね。

 と言う訳で、これは超お勧めです。今飲んで美味しく、先行きもかなり期待できるスーパーにリーズナブルなブルゴーニュワインです。是非飲んでみてください!お勧めします!

注:店頭でも売れ始めてまして減っちゃいましたので、至急追加します!在庫が無くなってしまってたらお問い合わせください。




 以下は2006年のシャンボール=ミュジニーとヴォーヌ=ロマネのご紹介文です。
━━━━━
【オーレリアンのこの2アイテムはいつも美味しい!】

 もう・・・しょうがないですよね。美味しいものは美味しいと書くしかないんです。それもかなり質感が高いですから・・・。旨いオーレリアンのジュヴレよりも、このシャンボールとヴォーヌ=ロマネは格段に旨いです。

シャンボール=ミュジニー
 シャンボールらしくカッチリしたミネラリティの高い味わい。ラズベリーの風味が甘みを持ち、正に「甘露」。とてもドライなのに甘いのである。一体感のある味わいが実に好ましい。テクスチュア最高!

ヴォーヌ=ロマネ
 香りはまだ閉じているが10分も経つと出てくる。酸度は高くなく、柔らかでまん丸のパレットを描く。旨い。スパイシーなアロマ。高質な動物系スパイス。これも甘露!


 まあ、甘いのが嫌だ・・とおっしゃる方は多いですが、どちらもドライ、滅茶苦茶ドライだが、甘いです。徳丸編集長風に言うと、「球体」かな?素晴らしい!とてもリーズナブルだと思いますので、是非是非!これは外せないですぞ!お奨めします!


2016 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード

13705
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.5ha・35hl/ha
標高:350m 東
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:30mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,980 (外税) 
【・・これは滅茶旨いです!・・往年の・・と言うより、一番良い時のオーレリアン・ヴェルデが戻ってきました!】
 レ・ダモードは量が余り買えないことが有って、このところは中々飲めなかったんですが、思い切って開けてみました。

 開けてみて良かったですよ・・これ、めっちゃ美味しいです。良い時の、2004年頃のオーレリアン・ヴェルデが全開で感じられて、何か・・嬉しくなってしまいました!

「・・そうそう・・これこれ・・!」

と言う感じです。エキスがもう・・堪らない旨味を持っていて、綺麗で、重く無くて、エレガントで・・でも後でしっかりとした「駄目押し的旨味」を返しつつの余韻・・。これが美味くてオーレリアン・ヴェルデを扱ってたんですから・・。毎年オーレリアン・ヴェルデが届くと、仲間で集まって全アイテム、開けていました。それもまた楽しみでね。ニュイの1級のラ・リッシュモンヌやヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンも素晴らしくて!

 そうそう、その頃はリアルワインガイドはオーレリアン・ヴェルデを掲載してくれなくてね。販売面はだいぶ苦労しました。ワイナートさんが取り上げてくれたのは良いんですけどね。あのT中さんが2004年ものだったか、ラ・リッシュモンヌをけちょんけちょんに評価・・

「・・はぁ?・・どこ見てんのよ?」

とばかりに反論したことも有ります。余りに懐かしくなって、そんなど~しようもないことまで思い出しました。


 フラワリーでスパイシーなんだけれど、それがニュイ的な重さにならず、積層感からの多重なアロマでとてもエレガントなんですね~。

 どよん・・と曇った感じじゃなくて、ぱか~んと晴れた晴天を目指して雲が晴れて行く瞬間のようなニュアンスから、旨味の洪水・・そしてまたエレガントなアロマ・・そして最後にエキスの美味しい「押し」!

 素晴らしい仕上がりでした!リアルワインガイドは第62号で、今飲んで 92+ ポテンシャル 94+ 飲み頃予想 2020~2048 と大絶賛です。noisy も同じくらいの点を付けるでしょう。でも、徳丸さんとはテイスティングのタイミングが違いますから・・言っちゃいますよ。

「・・今すぐに飲んでも滅茶美味しい!」

と。


 ただし、寒くなって・・また暖かくなるころには、一旦閉じると思いますよ。そうしたら2~3年は少し硬い時期が有ると思います。


 素晴らしいレ・ダモードでした!・・どこにも2016年のネガティヴさは有りません。おそらくですが今までで最高のレ・ダモードでしょう!超お勧めします!・・今となってはとても安い!是非ご賞味くださいませ!




 以下はニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブードの以前のレヴューです。
━━━━━
【オー・ブード2015!高い評価も納得の素晴らしい味わいでした!これは素晴らしいです!】

 ワインの写真をこれだけ沢山撮っていると、何故か判らないんですが、

「ピシッと絵にハマるワイン」

が有ります。


 そして飲んでみると・・まず外さない・・どころか、滅茶美味しい場合がほとんどです。最近で言うとこのオーレリアン・ヴェルデの2015オー・ブード(オー・ブド、オー・ブドー)もそうですが、ジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネもそうでした。自宅に帰ってから食事前に撮るパターンが多いんですが、iphone のカメラで適当に・・いや、そうは言ってもかなり大変でして、映り込みも有り、気になる場合はアチコチ動かして、綺麗に映るポイントを探したり、グラスの中のワインの色合いがちゃんと映るように位置を変えたりしてはいます。

 で、iphone を構えると、ほとんど何もしなくても(映り込み以外は)ハマった絵が撮れるワインが有るんですよ。勿論ですが、ハマらないワインでも美味しいワインは沢山有りますが、

「エキス系のワインはそのように、果実味重視系のワインもそのように・・」

何もしなくてもちゃんと写るワイン・・それがたまにあるんですね・・。サイズ以外は色味の調整や明るさなどを調整する気にさせないんです。

 まぁ、そんなことを言っても、写真に詳しい方にとっては、

「・・・iphone とは言えそんな酷い写真を撮ってて良く言うよ!」

などと言われてしまうのがオチですが・・まぁ、映り込みは気にしないでください。少なくともテーブルの上にズラッと並んでいるコルクを逆刺ししたボトルは映らないようにしていますんで何とかご容赦いただいて・・。


 いや~・・完全復活したかと言えると思いますが、2015年のオーレリアン・ヴェルデは素晴らしいですね。リアルワインガイドも、何故か noisy が一生懸命に扱っている時はスルーでしたが、この2年の間の評価の上昇ぶりは半端なく、このオー・ブドー2015年は、93~94+ポイント、同じくニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードも93~94+ポイント、そしてヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン2015年は92~94↑ポイントと、凄い評価になっちゃってます。

 まぁ、例の↑の意味はリアルワインガイドを読んでご理解いただくとしても、もう・・普通にグラン・クリュ並みの評価と言えます。


 で、味わいの方ですが、抜栓直後から素早く立ち上がるしなやかで気品ある赤紫色の果実と石灰感、実にツヤツヤと輝きながらノーズに飛び込んできます。可憐な感じの有るダモードに比べればブードはパワフルと言うことになるかと思いますが、そんな力強ささえエレガンスにラップされたように感じさせてくれます。

 中域の拡がり方も見事で、「ジワッ」と優しく、立ち振る舞い良くエキスの味わいを膨らませてくれ、そのままエキス感をアロマに昇華させつつ綺麗な余韻に繋がって行きます。

 まぁ・・これは非常に美味しい・・徳丸さんが94+プラス付けたのも理解出来ます。95ポイントでも良いんじゃないかと思いますが、その辺はやはり個人の感覚ですから・・。

 これ、今そのままのんでもかなり旨いですが、しっかり1カ月位立てておき、静かに・・揺らさないようにして飲んだら、メオ=カミュゼの物凄いエレガンスのニュイ2014レ・ブードに肉薄して行くんじゃないかとさえ・・思ってしまいました。

 なので・・非常にリーズナブルですよ。比べたら半額ちょっと位ですから・・。メオのレ・ブード2014だって「滅茶苦茶安い!」と思った位の出来でしたから、それに次ぐ、肉薄して行く出来かと想像しています。


 また、レ・ダモードもヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンも、そしてこのレ・ブードも割り当てでして、12本ずつしか来ませんので、追加は望めません。是非お早めにゲットしてください。

 あ、一応書いておきますが、レ・ダモードはレ・ブードよりもエレガントなのが普通です・・いや、これは書きました。

 で、レ・ボーモンですが、ここの畑の特徴としましては、ちょっとエシェゾーっぽい部分が有りまして、リリース直後頃までは結構不安定なんですね。短い時間じゃまとまり切らない・・瓶熟を少し必要とするリューディ・・そんな感じを持っていますので、リアルワインガイド第58号の「92~94↑ポイント」と言うのもちょっと判るような気がします。

 まぁ少ないワインを飲んでしまって、「・・・何だかな・・」の気持ちも有ったんですが、自身でちゃんと確かめられて良かったと・・思っています。リアルは2014年からは、たった「0.5ポイント」の上昇ですが、2015年ものの素晴らしさは、その0.5ポイントの上昇に全て現れていると思います。ニュイの1級にそれだけ高い評価をするのは勇気のいることなんですよ・・。是非ともご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は2014年のニュイ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨い!】

 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2016 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー

13706
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:/
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.8ha・35hl/ha
標高:250m 東向き
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 
【エレガンスのダモードとパワーのオー・ブードと思ってくださって良いかと思います。重量感もしっかり!ポテンシャルは非常に高いです!】
 2016年もののオーレリアン・ヴェルデの下級キュヴェ、ACブルやオート=コートがとても良く出来ていて・・と言うか、それはどこか、

「2016年ものにしては」

と言うような、やや下駄を履かせたような視点も有ったかと思うんですね。ちゃんと美味しいけれど、凄く光るものは見つけられたか?・・と聞かれると、

「・・いや、だから普通に美味しい・・」

としか言いようの無い感じだった訳です。


 なので、2016年の上級キュヴェが届き出したので、

「・・・上も極普通だったらどうしよう・・」

と言うような気持ちが有ったところ、ニュイ1級レ・ダモードを飲んで・・もうぶっ飛びました。もう上級キュヴェは確実に一番良い時のレベルに戻っています。このニュイ1級オー・ブードもそうです。


 この2つのニュイ1級は、ヴォーヌ=ロマネ村の最南端に隣接しています。そして、オー・ブードの真上がレ・ダモードです。この関係を覚えておいてくださいね。

 で、この1級オー・ブードは、ヴォーヌ=ロマネの希少かつ1級のトップと言える「マルコンソール」に接しています。

 そして、ヴォーヌ=ロマネ・オー・マルコンソール1級の真上が村名のヴォーヌ=ロマネ・レ・ダモード。その南がニュイ1級のレ・ダモードと、その上に村名のレ・ダモードが接しています。


 なので、このオー・ブードはマルコンソール的な緻密さと肉厚さ、ヴォーヌ=ロマネっぽさを持っていますし、密度のしっかりした粘土由来のニュアンスを多く含みますので、

「肉厚でパワーの有る味わい」

なんですね。


 反対に上部のレ・ダモードは、オー・ブードのような強い粘土のニュアンスは無く、石や小石と言ったニュアンスに富みますので、やや軽く、エレガントな味わいに成る訳です。


 この2016年オー・ブードも、昨今では一番の仕上がりかと思います。これだけはずっと飲んでますんで・・はい。非常にパワフルでバランスが良いです。重心が低くどっしり・・そこから深いアロマが立ち昇ってくる感じです。


 今飲んでも美味しく飲めますが、やや早いかな・・と言う感じは残ります。今飲んで一番おいしいのは・・どうでしょう・・やはり、1級のレ・ダモ-ドでしょう。少し早いけれど流石にヴォーヌ=ロマネ的旨さが素晴らしいレ・ボーモンが二番手、本格的で重量感の在るオー・ブードは3年我慢した方が良いかもしれません。


 しかし、非常に良い仕上がりでした。リアルワインガイド第62号も、 今飲んで 92 ポテンシャル 94 飲み頃予想 2021~2048 と言う、とても高い評価でした。

 まだまだリーズナブルだと思います。是非ご検討くださいませ!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【オー・ブード2015!高い評価も納得の素晴らしい味わいでした!これは素晴らしいです!】

 ワインの写真をこれだけ沢山撮っていると、何故か判らないんですが、

「ピシッと絵にハマるワイン」

が有ります。


 そして飲んでみると・・まず外さない・・どころか、滅茶美味しい場合がほとんどです。最近で言うとこのオーレリアン・ヴェルデの2015オー・ブード(オー・ブド、オー・ブドー)もそうですが、ジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネもそうでした。自宅に帰ってから食事前に撮るパターンが多いんですが、iphone のカメラで適当に・・いや、そうは言ってもかなり大変でして、映り込みも有り、気になる場合はアチコチ動かして、綺麗に映るポイントを探したり、グラスの中のワインの色合いがちゃんと映るように位置を変えたりしてはいます。

 で、iphone を構えると、ほとんど何もしなくても(映り込み以外は)ハマった絵が撮れるワインが有るんですよ。勿論ですが、ハマらないワインでも美味しいワインは沢山有りますが、

「エキス系のワインはそのように、果実味重視系のワインもそのように・・」

何もしなくてもちゃんと写るワイン・・それがたまにあるんですね・・。サイズ以外は色味の調整や明るさなどを調整する気にさせないんです。

 まぁ、そんなことを言っても、写真に詳しい方にとっては、

「・・・iphone とは言えそんな酷い写真を撮ってて良く言うよ!」

などと言われてしまうのがオチですが・・まぁ、映り込みは気にしないでください。少なくともテーブルの上にズラッと並んでいるコルクを逆刺ししたボトルは映らないようにしていますんで何とかご容赦いただいて・・。


 いや~・・完全復活したかと言えると思いますが、2015年のオーレリアン・ヴェルデは素晴らしいですね。リアルワインガイドも、何故か noisy が一生懸命に扱っている時はスルーでしたが、この2年の間の評価の上昇ぶりは半端なく、このオー・ブドー2015年は、93~94+ポイント、同じくニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードも93~94+ポイント、そしてヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン2015年は92~94↑ポイントと、凄い評価になっちゃってます。

 まぁ、例の↑の意味はリアルワインガイドを読んでご理解いただくとしても、もう・・普通にグラン・クリュ並みの評価と言えます。


 で、味わいの方ですが、抜栓直後から素早く立ち上がるしなやかで気品ある赤紫色の果実と石灰感、実にツヤツヤと輝きながらノーズに飛び込んできます。可憐な感じの有るダモードに比べればブードはパワフルと言うことになるかと思いますが、そんな力強ささえエレガンスにラップされたように感じさせてくれます。

 中域の拡がり方も見事で、「ジワッ」と優しく、立ち振る舞い良くエキスの味わいを膨らませてくれ、そのままエキス感をアロマに昇華させつつ綺麗な余韻に繋がって行きます。

 まぁ・・これは非常に美味しい・・徳丸さんが94+プラス付けたのも理解出来ます。95ポイントでも良いんじゃないかと思いますが、その辺はやはり個人の感覚ですから・・。

 これ、今そのままのんでもかなり旨いですが、しっかり1カ月位立てておき、静かに・・揺らさないようにして飲んだら、メオ=カミュゼの物凄いエレガンスのニュイ2014レ・ブードに肉薄して行くんじゃないかとさえ・・思ってしまいました。

 なので・・非常にリーズナブルですよ。比べたら半額ちょっと位ですから・・。メオのレ・ブード2014だって「滅茶苦茶安い!」と思った位の出来でしたから、それに次ぐ、肉薄して行く出来かと想像しています。


 また、レ・ダモードもヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンも、そしてこのレ・ブードも割り当てでして、12本ずつしか来ませんので、追加は望めません。是非お早めにゲットしてください。

 あ、一応書いておきますが、レ・ダモードはレ・ブードよりもエレガントなのが普通です・・いや、これは書きました。

 で、レ・ボーモンですが、ここの畑の特徴としましては、ちょっとエシェゾーっぽい部分が有りまして、リリース直後頃までは結構不安定なんですね。短い時間じゃまとまり切らない・・瓶熟を少し必要とするリューディ・・そんな感じを持っていますので、リアルワインガイド第58号の「92~94↑ポイント」と言うのもちょっと判るような気がします。

 まぁ少ないワインを飲んでしまって、「・・・何だかな・・」の気持ちも有ったんですが、自身でちゃんと確かめられて良かったと・・思っています。リアルは2014年からは、たった「0.5ポイント」の上昇ですが、2015年ものの素晴らしさは、その0.5ポイントの上昇に全て現れていると思います。ニュイの1級にそれだけ高い評価をするのは勇気のいることなんですよ・・。是非ともご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は2014年のニュイ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨い!】

 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2016 Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン

13707
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:0.3ha・42hl/ha
標高:330m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成
So2  :発酵後期と瓶詰時:10mg/L トータル:26mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に
上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥11,680 (外税) 
【ヴォーヌ=ロマネの秀逸な畑が持つ素晴らしいアロマです!肉厚な酒躯!複雑にして繊細!非常に密度の高い味わいです!】
 まずはニュイ1級のレ・ダモードを飲んで、余りの素晴らしさに感動してしまいました。このバランスは素晴らしいですので、是非お早めにお確かめください。次いで、ニュイ1級レ・ブード、ヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンとテイスティングしました。

 開けた傍から・・香りの密度の凄いこと!・・肉厚、ファットなノーズが飛び込んできます。もうこれで・・なんの心配も無くなりました。スパイシーですがどこか動物系を感じさせる官能的なアロマが混じります。ミネラリティって・・凄いですよね。やはり、

「われこそはレ・ボーモン!」

と話しかけられているような気になります。

 基調は赤なんでしょうが、やはり1級レ・ボーモンとなると「黒」のイメージが強いですよね。そして「肉」・・かな。余り野生臭く無い肉・・なのに、ノーズには皮革とかのニュアンスが艶めかしく乗って来ています。

 エシェゾーの上方に位置する1級ですんで、ニュイ=サン=ジョルジュに近い方の畑に比較すると、やや痩せて乾いたニュアンスになるのが普通です。余りふくよかな感じにはならないんですね。

 ところが、このオーレリアン・ヴェルデのレ・ボーモンは違うんですよ。レ・ボーモン風のニュアンスはそのままに肉厚さ、ボリューム感がしっかり有る。ドライでエキスもキッチリ、旨味もバッチリ、質感も素晴らしいです。旨い肉が食べたくなりますね~。

 ニュイのレ・ダモードのコラムにも書きましたが、オーレリアン・ヴェルデの最高潮の時期を思い起こさせる見事な味わいで、完全に復調したかな・・と感じました。これ、滅茶美味しいです!

 リアルワインガイド第62号は、今飲んで 92 ポテンシャル 94+ 飲み頃予想 2020~2048 と素晴らしい評価です。今飲んでも・・個人的には美味しく飲めましたが、勿体無い感は・・有るかもしれません。

 ですので、やはり最低2年ほど置かれるのがベスト。でも今飲んでも美味しいですよ。特に上質の赤身系のお肉と合わせるのでしたらちょうど良いかもしれません。

 ですがいつも通り数は無いので追加は厳しいと思います。是非お早めに!ご検討くださいませ!


2016 Bourgogne Rouge en Luteniere
ブルゴーニュ・ルージュ・オン・リュトゥニエール

13382
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
呼称 ブルゴーニュ(ヴォーヌロマネ村の国道を挟んで東側の畑「アンリュトゥニエール」)
ビオロジック/エコセール、AB
土壌 粘土石灰
面 積・収 量 1.2ha・30hl/ha
向き 東
品種(収穫/樹齢)ピノノワール100%(手摘み/平均40年)
10日間[12°C]醸し
ステンレスタンクで3ヶ月[30°C]発酵後、
228Lの木樽で1ヶ月[13°C]マロラクティック発酵
発酵前と瓶詰時 トータル:15mg/L
アルコール度 12.5%
熟成 木樽で18ヶ月熟成
酵母 自生酵母
 2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。ヴォーヌ
ロマネ村の国道を挟んで東側にある畑「アンリュトゥニエール」の
ピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽でマロラクティック発
酵後18ヶ月熟成しました。淡い赤紫の外観、樽香の奥から控えめな
ベリーの香り、透明感のあるピュアで冷涼感のある果実に穏やかな
酸が美しく、少しの翳りから落ち着いた印象を受けます。

今飲んで89+ ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035
リアルワインガイド第58号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,920 (外税) 
【実は初めての扱いのACブルゴーニュ・ルージュ。2016年は天候不良でどうなったか心配でした!】
 2016年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールの先陣を切っての登場は、あろうことか・・オーレリアン・ヴェルデでした。

 何せ2016年のブルゴーニュは前評判が良く無くて、

「どこどこの村はほぼ全滅。収穫量は半分以下。」

「どこどこのドメーヌは不作で2016年のリリースが無い。」

などと散々脅されて来ましたので、まず2016年ものの第一弾としてのテイスティングは、かなりドキドキしたものになりました。

 それに、オーレリアン・ヴェルデのピノは、ラシーヌさん時代からオート=コートをベースとして扱っていたものですので、エクスクルーシヴが移動して何度か飲んではいたものの、扱い自体は初めてなんですね。


 色合いを見てみましょう。

「もっと淡いんじゃないか?」

と想像していましたが、反してしっかりしたものに見受けられます。アロマもピュアで、スピードもそこそこに有ります。

 ほんのりとベリー、チェリー、ハーブ、石灰のニュアンス。中域はしっかり、余韻もそこそこに有ります。適度な膨らみも有り、ネガティヴな印象の中、中々に良くまとまっていると感じました。

 2016年の日照不足と言うネガティヴなイメージは、ほぼ感じられません。しかし、アロマの中には僅かですがハーブ、ミントのトッピングが有り、葡萄の熟度は確保されていますが、イメージ的には1997年ものを少し良く熟させたような感じです。

 因みに1997年のブルゴーニュを販売した1999年頃のことですが、前評判の高かった1995年と1996年、しかも1996年ものは2~3割のプライスアップが有ったんですね。

 1997年ものは日照不足と言われ、ブルゴーニュファンからは「青い」と敬遠されました。売り辛かったですね・・。noisy は、

「・・そんなに悪いか~?」

と疑問に思っていました。リリース直後はそうかもしれないが熟は早いし熟したら美味しいだろうと。


 で、3~4年も経った頃、飲食店さんの方から火が付きましたね。複雑性が高く、もう柔らかくなり始め、かなり美味しくなっていたんです。なので、

「山ほど余っていた1997年ものは一気に無くなった」

のを覚えています。


 日照不足を回避しようと葡萄自身が子孫を残すために頑張ったのでしょう・・・ほんとうにそういうような深い味わいがするんですよね。リリース直後には無かった「滑らかさ」が熟すことで生まれた訳です。

 そんな1997年ものよりもしっかり熟度が有り、ピュア感が有るのが2016年のオーレリアン・ヴェルデのACブルゴーニュです。どんどんまとまってきている感じです。2015年もののような完熟感は無いですが、若々しく複雑性高い味わいです。ご検討くださいませ。


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge le Prieure
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・レ・プリュレ

13381
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
ビオロジック/エコセール、AB
土壌 粘土石灰
収量 30hl/ha
向き 真南
品種(収穫) ピノノワール100%(手摘み)
醸造 ステンレスタンクで25 ~ 35日[5~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
発酵前:
So2 極少量 瓶詰時:15mg/L トータル:31mg/L
アルコール度 12.5%
木樽で18ヶ月[13°C]熟成 自生酵母
オート・コート・ド・ニュイ(アルスナン村東側の畑「ル・プリュレ」)
 2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。アルスナン村に1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽で18ヶ月熟成しました。ガーネットの外観にウッディ香と熟したベリーの香りを感じます。軽やかで美しく隅々まで染み渡るピュアな果実に細やかなタンニン、樽のニュアンスが上品なアフターを演出します。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,250 (外税) 
【ACブルより濃度と熟度が有りチェリーの風味が心地良いです!難しいヴィンテージを乗り越えた美味しさを体験してみてください!】
 雹被害とベト病で収穫が激減したオート=コートの2016年です。しかしワインの出来としましては、例年並みに近い仕上がりになったかな・・と思います。

 2015年のオート=コートは、ヴィンテージの背景をそのままに、良く熟した深さ、柔らかみの在る仕上がりで、むしろ傾斜が少なく標高の高いオート=コートの良さが出たヴィンテージでした。

 2016年ものは、2015年ものよりもやや明るさの在る赤い色合いが特徴で、熟度自体は2015年には及ばないことが伺えます。

 しかしながら、ACブルゴーニュもそうでしたが、ブルゴーニュワインと言うのは面白いものでして、

「・・若い(やや青い)からと言って悪い訳では無く、むしろそう言った仄かな、細やかなニュアンスが心地良く、またヴィンテージの特徴を教えてくれ、美味しさにつながる」

んですね。


 ですから、例えば2000年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールも当初は散々でした。2004年は難しい年でしたが、それゆえの深み、複雑性が表れています。2006年ものも世界的にはオフですが、noisy 的にはグレートイヤーです。2007年は硬いですが、そろそろこなれ始めています。2013年も前評判はメタメタでしたが、到着したら色合いこそ淡いものの、美しいエキスが出たワインが多く魅了されたものです。

 2016年のオート=コート・ド・ニュイは、1997年とか2000年とか、もしくは2006年辺りのイメージを併せ持ったものに近いかもしれません。

 ほんのりとハーブやミントのニュアンスをトッピングに持ちつつも、チェリーを思わせる充分な熟度が得られ、複雑な要素を開かせる前段階に有ると言えます。2015年や2014年のような熟度の高い味わいでは無く、上記のようなヴィンテージが持つ「冷ややかさ」に特徴が有ります。

 非常にドライで、甘みは全く有りませんが、エキス感に溢れ、若々しく、美しいノーズが有ります。深~い構成では無いものの、充分な構造です。難しいヴィンテージにメゾンとして、出来ることをキッチリ出来たと言えるかと思います。

 価格的にも最低ラインと言えるこんなプライスです。ぜひ飲んでみてください。お勧めします。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【今すぐ飲むならこのオート=コート!オーレリアン・ヴェルデらしいナチュラルで切れの良い味わいに美しい石灰系ミネラリティがふんだんにあります!】

 2014年ものはのんびりしていたら仕入れられず、悔しい思いをしたものですが、今回はちゃんと仕入れられました。価格もむしろラシーヌさん扱いの最終2006年当時より、リーズナブルに仕上がっています。

 実はnoisy は2006年以降のワインも飲んでいまして・・2007年ものは醸造所の新設の性か、はたまたヴィンテージがなせる業か、「表情の無い・・いや乏しい、ちょっと抜けたような感じ」がしまして、扱いを躊躇していました。

 この2015年ものですが、現在飲んでもかなり・・旨いです!・・ニュイ=サン=ジョルジュの村から西に入っていったところにこのアルスナンと言う村が有ります。少し離れていますが、ニュイ=サン=ジョルジュっぽく無い・・ことも無い感じですが、ニュイ=サン=ジョルジュ的なむせるような土のニュアンスは全く無し、反対に透明感がそこそこに有る白い石灰感が強めに有ります。また、スパイシーなニュアンスも有りますが、ニュイのような強いものでは無く、例えば新鮮な果実に鼻を寄せた時に捕まえられるようなピュアで伸びやかなものです。

 中域がそれなりに拡がり、ボディもスタイリッシュ気味ですが充実、余韻にかけての果実感と石灰感のせめぎあいが実に好印象!ほんのりとビターなニュアンスと熟れたベリーのニュアンスを残しつつ消えて行きます。

 まぁ・・今飲んで非常に旨いです。14度保存のセラーから出して、部屋の温度で徐々に上昇して行く状況の中で、非常に良いパフォーマンスをみせてくれます。

 ← こんな感じです。良さそうでしょう?


 このポテンシャルでしたらこのプライスはお得感が有ると思うんですね。

 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで89+、ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 と評価していますが、いや、noisy の採点とほぼ一緒です。ここだけの話し、普段の自然派のテイスティングでは、そんなに一致することは無いんですけどね・・。

 いつも書いていますが、90点を付けるかどうか・・80点台に留めるか・・と言うのは、このような仕事をしていると決断しなくちゃいけないシュチュエーションが多い訳ですが、noisy 的には素直に90点及第で有って、じゃぁ・・そこから加点できるかどうか・・が次のポイントになりますから、今飲んで90 ポテンシャル90+とするかもしれません。

 何故って・・今飲んで凄く美味しいから・・ですね。これはもう仕方が無いことで、現地試飲と輸入後の試飲では時間的タイミングがかなりズレています。しかもこの収穫から1年半ちょっと経った時期、瓶詰め後の著しい成長時期、もしくは変化する時期に当たりますから、その前後では少しズレが生じる可能性もある訳ですね。

 まぁ・・点数で飲む訳じゃぁ無いので・・noisy 的にどれだけお勧めできるか・・と言う所に焦点がある訳ですから、

「思いっきりお勧めします!」

と申しておきましょう。是非とも飲んでみてください!一推しです!


 以下は2006年以前の(古っ!)このワインのレヴューです。ご参考までに。
━━━━━
【お!安くなったし質感がさらに向上!美味しいです!】

 どうやら勘違いされている方がとっても多いようなので、ここでその辺をまず明らかにしておきましょう。「ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ」と いうワインですが、これは、ACブルゴーニュ格とほぼ同等・・・ということでは有りません。頭に「ブルゴーニュ」と付きますので、
「ACブルと一緒だよね!」
と思っていらっしゃる方がとても多いと思います。

 まあ、ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ というワインのA.O.C.は、あくまでA.C.ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ なんですが、位置的に言って、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの村名アペラシオンを名乗れない「村」のワインがこの名前になります。ですから、「村名 格」のワインと思っていただくのがより近い訳です。もちろん、ヴォーヌ=ロマネやシャンボール=ミュジニーと言った村名アペラシオンと全く同格とは言えま せんが、実際は各々の村名を呼称出来ない、総称の村名のワインであり、決してACブルゴーニュの格でもグラン・ドルディネールの格でも無いんですね。ニュ イの村の畑のように階層的に区別されないんです。

 ですので、
「村名ワインとほぼ同格かちょっと下位(村名とACブルの中間)・・・良いものはそれを凌ぐ・・し、駄目なものはACブル以下」
と思っていただくのが正解だと思います。良い物も、それなりのものもかなり入り混じっているアペラシオンということで、正確には、コート・ド・ニュイの西 側の標高のやや高い場所にある18カ村のワインです。ニュイ(AC村名 + ACブル + α) の ニュイを 「オート=コートの村々」に置き換えた形と思ってください。そして、一生懸命に良いワインを造ろうとしていて、感性に優れる生産者ならば、実感的にはニュ イの1級に迫る味わいのものもあります。それがこのオーレリアンだと思うわけです。

 で、味わいですが、これが素晴らしい!2004年の同じワインも素晴らしかったが、2005年はさらに質感がアップしています。2004年のこのワインの味わいを、noisy は以下のように書いていました。

2004 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ ル・プリウレ━━━━━
  テロワール的には、ニュイ・サンジョルジュの土っぽさをやや軽くし、モレっぽい紫のニュアンスを補充した感じです。ただし今回ご紹介のどのワインにも言え ることですが、まだ幾分早いので、余韻の中過ぎに酸・タンニンのエッジを感じます。休息を与えることにより、もしくは時間の経過で、さらなる膨らみと複雑 性へ変化して行くと思います。

 味筋は、「フィリップ・パカレの透明感」 に「フレドリック・コサールの旨みの二乗」をプラスしたもの..でしょうか。どれが良い、ということにはならないと思います。あくまでスタイルの分析です。どちらにも似ているようでそうではないんですね。

 また、還元的である、とか、ビオ臭というものはほぼ見つけられません。それに、
「さっと出汁をひいた感じ」
でもありません。あえて言うなら、とんでもない量の上質の原料から、ほんの少しだけの一番出汁を取り、他の原料の一番出汁と合わせた様な感じです。あっさりとしているだけではなく、奥深さも感じます。
━━━━━

 基本的に同じワインですので、変わらないっちゃ無いんですが、以下のような部分が違っています。

1.ファーストノーズに低温浸漬由来と思われるヨードっぽい香りが2004年ものよりも顕著
 [低温浸漬法はアンリ・ジャイエが完成させた技術(別の意見もあるでしょうが・・・)で、ジャイエ風のワインに仕上がってきます。やりすぎるとギイ・ アッカ風になってしまうようで・・。悪く言えば、テロワールの表現が減ってしまう可能性もありそうです。]

2.紫中心の小果実の風味が、紫と黒に変化した2005年!

3.より冷たく、より凝縮したエキス!

 エキス重視の綺麗なワインです。飲み頃にはやや早いと言えますが、15~30分ほどで、かなりアロマティックに、ボリュームも膨らんできます。奥深く、 質感がかなり上昇していますので、これを飲んで、「高い!」と文句つける方は少ないはずです。

 2004年のオーレリアンのシャンボール・レ・シャルムやこのワインを、
「うんめ~!」
と楽しまれた方も多いはずです。はっきり言って2004年よりもポテンシャルは上。とても締まっていますので、大きいマグナムグラスをスワリングさせなが ら、のんびり飲んだらとても楽しめるでしょう。是非とも飲んでみてください。お勧めします!


2015 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge le Prieure
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・ル・プリュレ

12762
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
 歴史あるアルスナン村、1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌で育つピノノワールをステンレスタンクで発酵後、木樽で18 ヶ月間熟成しました。透明感あるルビー色の外観から、赤系果実や腐葉土、ウッディな香りが複雑に絡み合います。ピュアで可憐な美しい果実にバニラやスモーキーなニュアンスが骨格を際立たせてくれ若干のタンニンがアフターの余韻を演出します。

今飲んで89+ ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035
リアルワインガイド第58号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,150 (外税) 
【今すぐ飲むならこのオート=コート!オーレリアン・ヴェルデらしいナチュラルで切れの良い味わいに美しい石灰系ミネラリティがふんだんにあります!】
 2014年ものはのんびりしていたら仕入れられず、悔しい思いをしたものですが、今回はちゃんと仕入れられました。価格もむしろラシーヌさん扱いの最終2006年当時より、リーズナブルに仕上がっています。

 実はnoisy は2006年以降のワインも飲んでいまして・・2007年ものは醸造所の新設の性か、はたまたヴィンテージがなせる業か、「表情の無い・・いや乏しい、ちょっと抜けたような感じ」がしまして、扱いを躊躇していました。

 この2015年ものですが、現在飲んでもかなり・・旨いです!・・ニュイ=サン=ジョルジュの村から西に入っていったところにこのアルスナンと言う村が有ります。少し離れていますが、ニュイ=サン=ジョルジュっぽく無い・・ことも無い感じですが、ニュイ=サン=ジョルジュ的なむせるような土のニュアンスは全く無し、反対に透明感がそこそこに有る白い石灰感が強めに有ります。また、スパイシーなニュアンスも有りますが、ニュイのような強いものでは無く、例えば新鮮な果実に鼻を寄せた時に捕まえられるようなピュアで伸びやかなものです。

 中域がそれなりに拡がり、ボディもスタイリッシュ気味ですが充実、余韻にかけての果実感と石灰感のせめぎあいが実に好印象!ほんのりとビターなニュアンスと熟れたベリーのニュアンスを残しつつ消えて行きます。

 まぁ・・今飲んで非常に旨いです。14度保存のセラーから出して、部屋の温度で徐々に上昇して行く状況の中で、非常に良いパフォーマンスをみせてくれます。

 ← こんな感じです。良さそうでしょう?


 このポテンシャルでしたらこのプライスはお得感が有ると思うんですね。

 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで89+、ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 と評価していますが、いや、noisy の採点とほぼ一緒です。ここだけの話し、普段の自然派のテイスティングでは、そんなに一致することは無いんですけどね・・。

 いつも書いていますが、90点を付けるかどうか・・80点台に留めるか・・と言うのは、このような仕事をしていると決断しなくちゃいけないシュチュエーションが多い訳ですが、noisy 的には素直に90点及第で有って、じゃぁ・・そこから加点できるかどうか・・が次のポイントになりますから、今飲んで90 ポテンシャル90+とするかもしれません。

 何故って・・今飲んで凄く美味しいから・・ですね。これはもう仕方が無いことで、現地試飲と輸入後の試飲では時間的タイミングがかなりズレています。しかもこの収穫から1年半ちょっと経った時期、瓶詰め後の著しい成長時期、もしくは変化する時期に当たりますから、その前後では少しズレが生じる可能性もある訳ですね。

 まぁ・・点数で飲む訳じゃぁ無いので・・noisy 的にどれだけお勧めできるか・・と言う所に焦点がある訳ですから、

「思いっきりお勧めします!」

と申しておきましょう。是非とも飲んでみてください!一推しです!


 以下は2006年以前の(古っ!)このワインのレヴューです。ご参考までに。
━━━━━
【お!安くなったし質感がさらに向上!美味しいです!】

 どうやら勘違いされている方がとっても多いようなので、ここでその辺をまず明らかにしておきましょう。「ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ」と いうワインですが、これは、ACブルゴーニュ格とほぼ同等・・・ということでは有りません。頭に「ブルゴーニュ」と付きますので、
「ACブルと一緒だよね!」
と思っていらっしゃる方がとても多いと思います。

 まあ、ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ というワインのA.O.C.は、あくまでA.C.ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ なんですが、位置的に言って、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの村名アペラシオンを名乗れない「村」のワインがこの名前になります。ですから、「村名 格」のワインと思っていただくのがより近い訳です。もちろん、ヴォーヌ=ロマネやシャンボール=ミュジニーと言った村名アペラシオンと全く同格とは言えま せんが、実際は各々の村名を呼称出来ない、総称の村名のワインであり、決してACブルゴーニュの格でもグラン・ドルディネールの格でも無いんですね。ニュ イの村の畑のように階層的に区別されないんです。

 ですので、
「村名ワインとほぼ同格かちょっと下位(村名とACブルの中間)・・・良いものはそれを凌ぐ・・し、駄目なものはACブル以下」
と思っていただくのが正解だと思います。良い物も、それなりのものもかなり入り混じっているアペラシオンということで、正確には、コート・ド・ニュイの西 側の標高のやや高い場所にある18カ村のワインです。ニュイ(AC村名 + ACブル + α) の ニュイを 「オート=コートの村々」に置き換えた形と思ってください。そして、一生懸命に良いワインを造ろうとしていて、感性に優れる生産者ならば、実感的にはニュ イの1級に迫る味わいのものもあります。それがこのオーレリアンだと思うわけです。

 で、味わいですが、これが素晴らしい!2004年の同じワインも素晴らしかったが、2005年はさらに質感がアップしています。2004年のこのワインの味わいを、noisy は以下のように書いていました。

2004 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ ル・プリウレ━━━━━
  テロワール的には、ニュイ・サンジョルジュの土っぽさをやや軽くし、モレっぽい紫のニュアンスを補充した感じです。ただし今回ご紹介のどのワインにも言え ることですが、まだ幾分早いので、余韻の中過ぎに酸・タンニンのエッジを感じます。休息を与えることにより、もしくは時間の経過で、さらなる膨らみと複雑 性へ変化して行くと思います。

 味筋は、「フィリップ・パカレの透明感」 に「フレドリック・コサールの旨みの二乗」をプラスしたもの..でしょうか。どれが良い、ということにはならないと思います。あくまでスタイルの分析です。どちらにも似ているようでそうではないんですね。

 また、還元的である、とか、ビオ臭というものはほぼ見つけられません。それに、
「さっと出汁をひいた感じ」
でもありません。あえて言うなら、とんでもない量の上質の原料から、ほんの少しだけの一番出汁を取り、他の原料の一番出汁と合わせた様な感じです。あっさりとしているだけではなく、奥深さも感じます。
━━━━━

 基本的に同じワインですので、変わらないっちゃ無いんですが、以下のような部分が違っています。

1.ファーストノーズに低温浸漬由来と思われるヨードっぽい香りが2004年ものよりも顕著
 [低温浸漬法はアンリ・ジャイエが完成させた技術(別の意見もあるでしょうが・・・)で、ジャイエ風のワインに仕上がってきます。やりすぎるとギイ・ アッカ風になってしまうようで・・。悪く言えば、テロワールの表現が減ってしまう可能性もありそうです。]

2.紫中心の小果実の風味が、紫と黒に変化した2005年!

3.より冷たく、より凝縮したエキス!

 エキス重視の綺麗なワインです。飲み頃にはやや早いと言えますが、15~30分ほどで、かなりアロマティックに、ボリュームも膨らんできます。奥深く、 質感がかなり上昇していますので、これを飲んで、「高い!」と文句つける方は少ないはずです。

 2004年のオーレリアンのシャンボール・レ・シャルムやこのワインを、
「うんめ~!」
と楽しまれた方も多いはずです。はっきり言って2004年よりもポテンシャルは上。とても締まっていますので、大きいマグナムグラスをスワリングさせなが ら、のんびり飲んだらとても楽しめるでしょう。是非とも飲んでみてください。お勧めします!


2015 Vosne-Romanee Vieilles Vignes
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

12763
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:0.6ha・35hl/ha
標高:330m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで29日[32~35℃]発酵後、228Lの木樽で マロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:50mg/L
アルコール度:13%
特 徴:ブルゴーニュが世界に誇る銘譲地ヴォーヌロマネ、標高330m東向き斜面、粘土石灰土壌で育つピノノワールをステンレスタンクで発酵、樫樽でマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。色調は赤紫で赤系果実やミネラル香を感じます。密度の高い果実に黒系スパイスと柔和な酸が溶け込む複雑味のあるピュアなボディは15年らしい瑞々しさに溢れ、エレガントで美しい極上の逸品です。

今飲んで92 ポテンシャル93 飲み頃予想 2018~2043
リアルワインガイド第58号より
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,650 (外税) 
【今飲んでもかなり旨いです!ヴォーヌ=ロマネ村名ワインでは最安値?・・でもポテンシャルも素晴らしいです!】
 え~・・2006年ものヴォーヌ=ロマネを6600円でご案内していました・・ほとんど一緒ですね・・信じられないです。因みに2006年ジュヴレ=シャンベルタンは5500円でのご案内でした。

 さっそく飲んでみたんですが、2015年ジュヴレ=シャンベルタンのような硬さは感じられず、非常に柔らかなテクスチュアからの、酸の穏やかで丸い、しかもエキスが集中したニュアンスが取れ、さらには奥の奥にまだ蕾のような要素がたんまり有ることに気付きました。

 今飲んでも美味しいのに、先行きはもっと美味しい・・オールマイティなピノ・ノワールです。

 また、テイスティングしていて昔のオーレリアンのヴォーヌ=ロマネの味わいを不意に思い出しました。脳裏にふわっと浮かんで来たんですが、

「そうそう・・こんな感じ・・だったよな・・」

と。


 と言うことは、もう完全に以前のオーレリアン・ヴェルデに戻っているのかもしれません。柔らかい酸からのふわふわと柔らかいボディとテクスチュア・・しっとりしつつも気品有る獣の皮のスパイス感。むしろまだ「赤い果実」は全開になどなっていないはずなのに、とてもバランスしていて旨いんですね。

 ヴォーヌ=ロマネ村のワインはやはりそのバランスの素晴らしさで、世界のワインファンを虜にしているのが良く判るワインでした。


 今飲んでも滅茶美味しいので勘違いしそうですが、

「実はこんなもんじゃ無い」

と思っていた方が良いです。


 全然落ち着いてもいないし、まだまだこれからのワインなんですね。でももう、イッパシに仕上がったヴォーヌ=ロマネと感じさせてしまうんです。

 漂う気品はノーズから余韻までを通して感じられますし、集中しているのにそうは感じさせないんですね。ジュヴレは凝縮しているのを隠そうともしないんですが、ヴォーヌ=ロマネV.V.の方は、隠している訳じゃ無いが、飲む人の方が「もう仕上がっている」と感じてしまう・・今の表情でさえ完成度が高いから・・なんです。


 色合いもまた、ググッと引き寄せられるような「色っぽさ、艶」が有りますよね。力強さはジュヴレには及ばないものの、やはり女性的な柔らかさや物腰、空気感が有ります。

 リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで92、ポテンシャル93 飲み頃予想2018~2043 と非常に高い評価をしています。

 ・・おかしいなぁ・・十数年に渡って一緒にポイント付けしていますが、こんなに一緒になることは滅多に無いんだけど・・などとも思いますが、ドンピシャ!・・ですね。敢えて言うなら飲み頃予想の始めを「今~」にするかと思います。

 まぁ、どちらかが歩み寄った結果がそうなっているんだと思いますが、さぁ・・どっちなんでしょうか。どうでも良いことですけどね。長くお付き合いしていると「似てくる」のかもしれませんね~。本人は嫌がるでしょうけどね。

 と言う訳で、これは超お勧めです。今飲んで美味しく、先行きもかなり期待できるスーパーにリーズナブルなブルゴーニュワインです。是非飲んでみてください!お勧めします!

注:店頭でも売れ始めてまして減っちゃいましたので、至急追加します!在庫が無くなってしまってたらお問い合わせください。




 以下は2006年のシャンボール=ミュジニーとヴォーヌ=ロマネのご紹介文です。
━━━━━
【オーレリアンのこの2アイテムはいつも美味しい!】

 もう・・・しょうがないですよね。美味しいものは美味しいと書くしかないんです。それもかなり質感が高いですから・・・。旨いオーレリアンのジュヴレよりも、このシャンボールとヴォーヌ=ロマネは格段に旨いです。

シャンボール=ミュジニー
 シャンボールらしくカッチリしたミネラリティの高い味わい。ラズベリーの風味が甘みを持ち、正に「甘露」。とてもドライなのに甘いのである。一体感のある味わいが実に好ましい。テクスチュア最高!

ヴォーヌ=ロマネ
 香りはまだ閉じているが10分も経つと出てくる。酸度は高くなく、柔らかでまん丸のパレットを描く。旨い。スパイシーなアロマ。高質な動物系スパイス。これも甘露!


 まあ、甘いのが嫌だ・・とおっしゃる方は多いですが、どちらもドライ、滅茶苦茶ドライだが、甘いです。徳丸編集長風に言うと、「球体」かな?素晴らしい!とてもリーズナブルだと思いますので、是非是非!これは外せないですぞ!お奨めします!


2015 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー

12832
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:/
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.8ha・35hl/ha
標高:250m 東向き
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,990 (外税) 


2015 Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン

12834
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:0.3ha・42hl/ha
標高:330m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成
So2  :発酵後期と瓶詰時:10mg/L トータル:26mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に
上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,850 (外税) 
【オー・ブード2015!高い評価も納得の素晴らしい味わいでした!これは素晴らしいです!】
 ワインの写真をこれだけ沢山撮っていると、何故か判らないんですが、

「ピシッと絵にハマるワイン」

が有ります。


 そして飲んでみると・・まず外さない・・どころか、滅茶美味しい場合がほとんどです。最近で言うとこのオーレリアン・ヴェルデの2015オー・ブード(オー・ブド、オー・ブドー)もそうですが、ジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネもそうでした。自宅に帰ってから食事前に撮るパターンが多いんですが、iphone のカメラで適当に・・いや、そうは言ってもかなり大変でして、映り込みも有り、気になる場合はアチコチ動かして、綺麗に映るポイントを探したり、グラスの中のワインの色合いがちゃんと映るように位置を変えたりしてはいます。

 で、iphone を構えると、ほとんど何もしなくても(映り込み以外は)ハマった絵が撮れるワインが有るんですよ。勿論ですが、ハマらないワインでも美味しいワインは沢山有りますが、

「エキス系のワインはそのように、果実味重視系のワインもそのように・・」

何もしなくてもちゃんと写るワイン・・それがたまにあるんですね・・。サイズ以外は色味の調整や明るさなどを調整する気にさせないんです。

 まぁ、そんなことを言っても、写真に詳しい方にとっては、

「・・・iphone とは言えそんな酷い写真を撮ってて良く言うよ!」

などと言われてしまうのがオチですが・・まぁ、映り込みは気にしないでください。少なくともテーブルの上にズラッと並んでいるコルクを逆刺ししたボトルは映らないようにしていますんで何とかご容赦いただいて・・。


 いや~・・完全復活したかと言えると思いますが、2015年のオーレリアン・ヴェルデは素晴らしいですね。リアルワインガイドも、何故か noisy が一生懸命に扱っている時はスルーでしたが、この2年の間の評価の上昇ぶりは半端なく、このオー・ブドー2015年は、93~94+ポイント、同じくニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードも93~94+ポイント、そしてヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン2015年は92~94↑ポイントと、凄い評価になっちゃってます。

 まぁ、例の↑の意味はリアルワインガイドを読んでご理解いただくとしても、もう・・普通にグラン・クリュ並みの評価と言えます。


 で、味わいの方ですが、抜栓直後から素早く立ち上がるしなやかで気品ある赤紫色の果実と石灰感、実にツヤツヤと輝きながらノーズに飛び込んできます。可憐な感じの有るダモードに比べればブードはパワフルと言うことになるかと思いますが、そんな力強ささえエレガンスにラップされたように感じさせてくれます。

 中域の拡がり方も見事で、「ジワッ」と優しく、立ち振る舞い良くエキスの味わいを膨らませてくれ、そのままエキス感をアロマに昇華させつつ綺麗な余韻に繋がって行きます。

 まぁ・・これは非常に美味しい・・徳丸さんが94+プラス付けたのも理解出来ます。95ポイントでも良いんじゃないかと思いますが、その辺はやはり個人の感覚ですから・・。

 これ、今そのままのんでもかなり旨いですが、しっかり1カ月位立てておき、静かに・・揺らさないようにして飲んだら、メオ=カミュゼの物凄いエレガンスのニュイ2014レ・ブードに肉薄して行くんじゃないかとさえ・・思ってしまいました。

 なので・・非常にリーズナブルですよ。比べたら半額ちょっと位ですから・・。メオのレ・ブード2014だって「滅茶苦茶安い!」と思った位の出来でしたから、それに次ぐ、肉薄して行く出来かと想像しています。


 また、レ・ダモードもヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンも、そしてこのレ・ブードも割り当てでして、12本ずつしか来ませんので、追加は望めません。是非お早めにゲットしてください。

 あ、一応書いておきますが、レ・ダモードはレ・ブードよりもエレガントなのが普通です・・いや、これは書きました。

 で、レ・ボーモンですが、ここの畑の特徴としましては、ちょっとエシェゾーっぽい部分が有りまして、リリース直後頃までは結構不安定なんですね。短い時間じゃまとまり切らない・・瓶熟を少し必要とするリューディ・・そんな感じを持っていますので、リアルワインガイド第58号の「92~94↑ポイント」と言うのもちょっと判るような気がします。

 まぁ少ないワインを飲んでしまって、「・・・何だかな・・」の気持ちも有ったんですが、自身でちゃんと確かめられて良かったと・・思っています。リアルは2014年からは、たった「0.5ポイント」の上昇ですが、2015年ものの素晴らしさは、その0.5ポイントの上昇に全て現れていると思います。ニュイの1級にそれだけ高い評価をするのは勇気のいることなんですよ・・。是非ともご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は2014年のニュイ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨い!】

 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2014 Fixin
フィサン

11897
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:0.7ha・35hl/ha
標高・向き:350m・東
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40 ~ 45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:セメントタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L
特 徴:2007 年からの借り畑で、栽培・醸造をオレリアン本人が行っています。樹齢40 ~ 45 年の粘土石灰土壌に植わるピノノワールをセメントタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後、18 ヶ月熟成しました。深いルビーの色調からシナモンや腐葉土の香り、スワリングするとアメリカンチェリーやスミレのニュアンスを感じます。ボリューム感と酸、タンニンのバランスが優れています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,580 (外税) 
【オーレリアン・ヴェルデ!復活を感じさせる見事な味わいです!】
 どうでしょう?・・中々に良い色合いをしていると・・思いませんか?濃くなく、薄く無く、微細なグラデュエーションを感じる色合いだと思うんですが・・。

 2007年~2008年頃のオーレリアンのピノ・ノワールも、実はコソコソ飲んではおりまして・・。こんな官能さを見せるような色合いではなかったと記憶しています。もっと一面的な感じで、綺麗でちゃんとできてはいるけれどちとツマラナイぞ・・と、そんな感じでした。

 まぁ・・・リアルの第54号で、軒並み高得点を出しちゃいましたからね・・。特にジュヴレ=シャンベルタンはポテンシャル93ポイントまで付けちゃってますから、そうなると目ざといワイン屋さんたちは放っときゃしないですから、noisy が気付いたときには手遅れで・・ジュヴレは完売していました。

 それでも高得点ながら他のワインは残っているそうでして、

「・・・何だかな・・」

と言う気持ちも有ります。


 まぁ、noisyにはnoisy的なやり方が有りますんで、やはり自分でちゃんとチェックしないと気が済まないもんですからのんびりやります。

 天性のものを感じる、昔のオーレリアンに戻ったような、素晴らしいバランスの美味しいフィサンであることをお伝えしたいと思います。

 やはりオーレリアン・ヴェルデと言えば、

「他の造り手よりナチュラル」

「他の造り手よりエキス・旨みが濃い」

「他の造り手よりリーズナブル」

と言う、三拍子揃った造り手だったと思うんですね。


 新しい設備だけに頼らず、一度は捨てたはずの古いものも使用しているようです。新樽というよりは何度か使用した古樽が主体でエルヴァージュしているか、もしくは樽の要素を多く付けないようにしていると思います。非常にピュアで綺麗です。ナチュラルさもしっかり感じます。

 フィサンの、少しジュヴレに似つつも、グリップから少し「ス~ッ」と抜けて白っぽい土を感じさせる見事なテロワールの表現です。丸さの有るエキスがしっかり出ていて往年のオーレリアン・ヴェルデを感じさせてくれます。赤と言うよりは赤紫の果実がしっかり有り、適度に中域を膨らませ、滑らかで穏やかなカーヴを描きつつの余韻がまた良いです。まぁ・・この見事な色合いを見せ付けられたら・・飲んでみたくなっちゃいますよね?

 2014年の強い感じを余り見せないように、ブルゴーニュらしいエレガンスをちゃんと見せつつも纏め上げているのは、

「オーレリアン・ヴェルデ、ついに復活か?」

との思いを強くさせます。


 そして・・何よりもリーズナブルですよね?・・あのドニ・ベルトーよりは高いですが、普通の生産者から言ったらとんでも無く安いと言えます。

 ベルトーのフィサンともやや違いまして、ベルトーが滅茶苦茶・・鬼のようにドライなのに対し、オーレリアンは酸の構成が豊かでジュヴレ寄り、しかも旨みが強いです。どちらが好きか・・は人に寄るでしょう。旨みたっぷりの美味しい酸・エキスはオーレリアンの専売特許??です。このフィサンにも生きています。


 そんな訳でして、7~8年振りの新ヴィンテージのご案内になったオーレリアン・ヴェルデです。是非飲んでみて下さい。一推しです!


2014 Nuits-Saint-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ

12064
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

◆◆◆12本だけ追加できました!
■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:1.5ha・38hl/ha
標高:320m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40 ~ 45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで30日[35℃]発酵後、228Lの木樽で13 ヶ月[16℃]マロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:25mg/L
アルコール度:13%
特 徴:砂混じりの粘土石灰土壌に植わるピノノワールをステンレスタンクで発酵、樫樽に移しマロラクティック発酵を経て熟成しました。少々茶を帯びたルビー色の外観からは、ラズベリーやフランボワーズのアロマを感じます。柔和なテクスチャーですが高貴でアッパーなストラクチャー、イチゴ系の甘酸っぱさを包括しつつナッティーな香ばしさとふくよかな果実の透明感が細く長く続きます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,680 (外税) 
【オーレリアン・ヴェルデ2014年!復活を感じさせる見事な味わいです!非常に少ないです!】
 前回、フィサンとオート=コートの白をご案内させていただきました。2006年まで・・だったでしょうか、ラシーヌさん輸入のアイテムを延々とご案内させていただいてました。

 オーレリアンの醸造所新設に伴い、味わいが変わってしまった・・とのことで、ラシーヌさんも手を引くことになってしまい、違うエージェントさんに移った・・と言う経緯が有ります。

 この醸造所の新設と言うのは、確かに衛生的には良いことでは有るんですが・・どうしても新しい設備の馴染み具合とか、醸造所にも様々な微生物が住みますんで、新設によるクリーンさが鼻を衝く感が有ったと思います。また、ワインの構造自体もやや平板になり、以前のような、全アイテムをテイスティングして、そのたびに感動する・・と言うようなことが無くなってしまっていたと感じていました。

 オーレリアン・ヴェルデの2014年ものを都合5アイテムほど開けてみた訳ですが、そんな部分はかなり小さくなり、

「クリーンで健全だが構造がやや小さくなった」

と言う部分は、非常に改善に向かっていると感じました。


 まぁ、2006年までのオーレリアン・ヴェルデについては、自分の思いも有ったのでしょうし、実際に飲んで、

「いや~・・オーレリアン、素晴らしい!」

と思っていたわけです。


 でもその頃はリアルワインガイドもオーレリアンは掲載されず、ただ知る人ぞ知る、リーズナブルでポテンシャル高いワインを造る生産者だったんですね。

 で、最近はリアルワインガイドもオーレリアンを取材するようになり、2014年ものに至っては物凄い評価をしていますので、

「人気キュヴェ(ほとんど)は割り当て」

状態になっています。今回ご紹介のワインはまず「割り当てで次の入荷は無し」と思ってください。noisy は、エージェントさんのご協力をいただき、それでも「多い数」を割り当ててくれたそうです。


 ニュイ=サン=ジョルジュ村名は、まぁ・・高い評価がされるのも良く判る、素晴らしい味わいでした。オーレリアンらしい「見事なエキスの味わい」です。そして、そこには、

「ニュイのむせるような、やや重い土」

のニュアンスは無く、むしろエレガントだ・・とさえ感じさせるようなバランスの良さを持っています。色合いを見ていただくと分かりやすいかな?と思いますが、ニュイに出やすい鈍重さなどは全く感じません。鉄分の多くないジュヴレ=シャンベルタン・・と評したくなりますが、でもニュイらしい軽やかなスパイス感が有るんですね。それが薄旨系と言えるその境界の値をギリギリ超えない最大限のところで全てを表現している・・そう思わせてくれます。

 赤や紫の果実、軽やかなスパイスと石灰系ミネラリティが香る、見事に健全なニュイでした。リアルワインガイドは第54号で、「今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 今~2036」と大盤振る舞いです。・・まぁ、それも良く理解できる味付きの良さ、エキスの旨さが有ります。

 数は少ないですので・・お早めにご検討くださいませ。


2014 Chambolle-Musigny les Condemennes
シャンボール=ミュジニー・レ・コンドムンヌ

12063
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本

■ お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本
◆◆◆ 出て来たシリーズです。

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.5ha・35hl/ha
標高:240m 東、南
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵
熟 成:木樽で15 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:22mg/L
アルコール度:13%
特 徴:ビオロジック栽培を行う親交のある生産者と契約、オレリアンが収穫から参加し、ブドウを買い上げて醸造を行っているキュヴェです。ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後15 ヶ月熟成しました。赤紫の色調からプルーンやブラックベリー、ダークチェリー、ミントの香り、目の詰まった赤系果実のアタックに石灰のほろ苦さと塩気、綺麗な酸が冷涼感を醸し出しています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,280 (外税) 
【引き締まった躯体にツヤツヤなミネラリティ!チェリッシュな果実味がとても美味しいです!】
 素晴らしい村名シャンボールでした!

 1級レ・シャルム直下にある村名リューディ、レ・コンドムンヌ です。ですので、少しレ・シャルム風のやや力強さの有る味わいです。中域にポイントが余り無い、もっと南の方の区画の味わいでは無いですね。

 現状はややタイトに締まっていますが、この秋から冬に掛けて、少し柔らかくなる方向を向いていると思います。もちろんエレガントでチェリッシュ、赤や紫、赤紫の果実が満載ですがやや硬め・・と言う現状です。石灰系のミネラリティは非常に膨大です。・・美しい色ですよね~・・この色から味わいも想像できると思いますがいかがでしょうか?

 リアルワインガイド第54号は、今飲んで90 ポテンシャル91 今~2033 と言う評価でした。村名ニュイ=サン=ジョルジュの評価より低いですが・・どうでしょうかね。noisy 的には、もしニュイの現状ポイントが91なら、シャンボールは90か、90+で良いかな・・と思いますが、ニュイのポテンシャル点を92にした場合にはシャンボールのポテンシャルは91にはしないですね。もう少し高いです。また寿命も延々と長くなると思います。

 まぁ、その辺は個人の感覚によりますから・・仕方が無いですね。noisy 的にはシャンボールも大好きなので・・むしろその硬さ、タイトさ、ミネラリティの多さが好みです。ツヤツヤしてますしね・・そしてその硬く膨大なミネラリティがもっとも小さな分子になった時の「シャンボールの本質(みたいなもの)」に触れられる機会が有るとすれば、その辺の評価・評点は変わってくるんでしょうね。

 ドライだけれど薄辛くならない自然な旨みをたっぷり含み、その周りを白っぽい超細かなコーティングで包んだ美味しいシャンボールでした。お勧めします。素晴らしい味わいでした!


2014 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード

12089
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.5ha・35hl/ha
標高:350m 東
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成
So2  :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:40mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,190 (外税) 
【べらぼうに旨い!】
 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!


2014 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー

12088
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:/
土 壌:粘土石灰
面積・収量:0.8ha・35hl/ha
標高:250m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年)
酵 母:自生酵母
発 酵:ステンレスタンクで20日[30℃]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成
So2  :瓶詰時:15mg/L トータル:30mg/L
特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,190 (外税) 


2014 Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン

12090
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・オーレリアン・ヴェルデ

■エージェント情報
栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB
土 壌:粘土石灰(借り畑)
面積・収量:0.3ha・42hl/ha
標高:330m
品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年)
酵 母:自生酵母
発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵
熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成
So2  :発酵後期と瓶詰時:20mg/L トータル:26mg/L
アルコール度:13.5%
特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に
上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,850 (外税) 
【少なすぎて飲めない高評価の2アイテムです!】
 バラ数しか入荷しなかった2014年のニュイ1級オー・ブドーとヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンです。これでも多い方だそうで・・普段あまり購入していないのに本当に有難うございます。

 リアルワインガイド第54号はニュイ・オー・ブドーが今飲んで92+ ポテンシャル94 飲み頃 2018~2043 と、同じくニュイの超高評価なレ・ダモードの「今飲んで92」を超えてますね。オー・ブドーの方がややダークなニュアンスの美味しさが多いかもしれません。

 同じく第54号でヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンは、今飲んで93 ポテンシャル94 飲み頃 今~2043 と、これも1級ワインとするとトンデモナイほどの高い評価をくれました(・・くれましたってことは無いか・・)。

 やはりヴォーヌ=ロマネは酸の構成バランスがソフト・・と言うか、構成がやや腰高で安定していますから、より滑らかに、テクスチュアしなやかに感じられるんですよね。

 まぁ、飲めませんし、数も無いので、リアルの評価ばかりですみません。でもレ・ダモード!旨かったです!ご検討くださいませ!


 以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードのレヴューです。
━━━━━
 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!

 徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・

「べらぼうに旨い!」

ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。

 リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。

 味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。

 鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします!