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フランス |
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Domaine et Maison Aurelien Verdet |
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ブルゴーニュ |
ドメーヌ エ メゾン オーレリアン ヴェルデ |
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● 以前は主力の扱いの造り手としてご愛顧いただき、しかし長らくご紹介することを躊躇っておりましたオーレリアン・ヴェルデを、一昨年の2014年もので再度ようやく仕切り直しさせていただきました。
素晴らしかった2015年もの、ヴィンテージ的に厳しいと予想された2016年ものはどうなったかと心配でしたが・・いや、上級キュヴェはさすがの仕上がりでした!
 ブルゴーニュの「伝統と革新」 注目のオレリアン。 父の代から受け継ぐ無農薬栽培をベースに更なる挑戦。最適な衛生環境の下、健康なブドウが奏でるふくよかな果実味。
2004年の初訪問から5度目の夏2009年6月、ブルゴーニュのブドウ畑が輝く緑を湛える中、オレリアンとアランが笑顔で迎えてくれました。コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。
オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。
2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。
「私より強い自然志向」
と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。
2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは
「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」
と言います。
醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化していました。繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。
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2016 |
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc le Prieure |
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレ |
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13704
5754
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
■エージェント情報 本拠地のアルスナン村に所有の区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌で育つ樹齢 40年のシャルドネを228Lの木樽で発酵後、新樽比率20%で12ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より 収穫を遅らせ9月中旬に行いました。ライトイエローの色調、サボンやミネラル香を感じます。酸とミネラル感のバランス、樽感も抜け、切れのある上質なブルゴーニュに仕上がっています。
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【このオート=コート・ド・ニュイ・ブランは激旨です!2016年のブルゴーニュ白は期待大?】 | 久し振りのオート=コート・ド・ニュイ・ブラン・ル・プリュレですが・・滅茶出来が素晴らしいです!・・これは必飲です!
実は先月届いていてテイスティングも済み滅茶美味しいので、
「これはイチ推しにして!」
と考えていたところ、どこをどう探しても撮ったはずの写真が無い・・!
こういう時はホントに困るんですね。フォルダ内の膨大な写真のプレヴューからその目的の写真を探すというのは、かなりの困難を伴います。結局見当たらず、
「グラスの写真が掲載できずに旨いって言ったって信用度が低いしなぁ・・」
と言うことで、昨日また飲んでしまいました・・。
しかしながら、
「・・いや~・・これは格別な旨さ!」
と再確認してしまいました。
柑橘が香り、美しい冷涼な酸と、わずかにグラマラスに感じられる豊満さを持つ柔らかな酸が見事に溶け込み、冷ややかで透明なガラスのようなミネラリティを多分に含んでいます。
その柑橘系フレーヴァーもわざとらしくない自然なもので、適度に熟し、果実そのものの美味しさでいただいているような気になってきます。
ブルゴーニュのシャルドネとしても最高級の部類には入るはずは有りませんが、このクラスで・・三千円そこそこでここまで仕上がるのは滅多にないです。
リアルワインガイド第62号は、テイスティング時に硬かったようで暫定点としていますが、88~89Points、飲み頃は記載していません。noisy 的には 90Points オーバーは確実ですね。そして・・今飲んでも滅茶良いです。是非飲んでみてください。滅茶旨いです!. |
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2016 |
Gevrey-Chambertin |
ジュヴレ=シャンベルタン |
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13723
5753
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
■エージェント情報 品種:ピノノワール100%(手摘み/平均40年) 酵母:自生酵母 発酵:ステンレスタンクで28日[30°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵[13°C] 熟成:木樽で16カ月熟成 SO2 :encuvage(タンクに入れる)時トータル:20mg/L アルコール度13%
粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵後、樫樽でマロラクティック発酵を経て熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より収穫を遅らせ 9月中旬に行いました。深みのあるル ビーの外観からシャルキュトリーやベリー、キノコの香りを感じます。可憐で女性らしい印象ですが濃いエキスに旨味の乗った上品な味わいと細やかなタンニンが上質さに拍車をかけてくれます。
今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 2019~2043 リアルワインガイド第62号より
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【非常に深いです!ジュヴレの要素がビッチリ詰まってます!かなりの出来!】 | 2016年もの、村名クラスが届き始めました。
まぁ、エージェントさんによって輸入の様子はそれぞれですが、一般的には、ひとつの造り手のアイテムは、
「一気に」
同じタイミングで輸入されるかと思います。
しかしながら現在のオーレリアン・ヴェルデの正規輸入のディオニーさんは、結構にバラバラです。2016年のオーレリアン・ヴェルデの輸入は、下級クラスのACブル赤、オート=コート赤がまず到着、その後上級キュヴェのヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモン1級、ニュイ=サン=ジョルジュ1級各種、オート=コート白と到着し、そして今回のジュヴレ=シャンベルタン村名、ヴォーヌ=ロマネ村名と、今のところ三段階に分かれました。まだシャンボール村名などは届いて居りません。
「だから・・何?」
と言われそうですが・・特には無いんですね。ただし、この辺りは意識してそうしているのか、ただ単にそうなってしまっているのか・・で、若干変わってくるものも有るかと思います。今回はその辺の話しは一応スルーします。
昨年のジュヴレ2015年も良い出来でしたし、2014年ものはリアルワインガイドでもかなりの評価が付き、ほぼ一瞬で完売したようです。
2016年ものは・・色合いを2015年ものと比較していただくと・・正直ですよね・・色は。一目瞭然じゃないですか。
より濃密で温かい色合いをしています。2015年ものは「より冷ややか」なニュアンスが見えるかと思いますので、
「2016年ものは2015年ものよりも濃度が有り、酸は柔らかい。」
です。
冷ややかでややソリッドに仕上がった2015年ものは、リリース直後はややエッジが目立つ感じでしたが、2016年ものにはそれは有りませんで、深い果実の風味がドライにビターに感じられます。良い感じです。
そしてやや鉄っぽいジュヴレのニュアンスと赤、赤紫の果実、心地良い仄かなスパイスが迎えてくれます。酸は上記のように柔らかめですので、妙な引っかかりが無くとてもスムースです。当然ですが開き切ることは現段階では無いんですが、このレベルなら早めに飲み始めてもOKです。2015年ものは・・この秋以降でしょうかね。
リアルワインガイド第62号は、今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃予想 2019~2043 と言う感じですが、noisy 的にもほぼ同様です。飲み頃予想は「今~」とするかもしれません。厚みのある味わいですんで、一旦閉じても美味しく飲めるレベルかな・・と言う理解です。
良く出来たジュヴレでした!2016年のネガティヴさは感じませんし、深くて柔らかくビターで旨いです。超お勧めです!是非飲んでみてください!
以下は以前のレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ポテンシャル高っ!・・とても素晴らしいワインですが、少し先まで待つのがベターです!】
いや~・・良い感じの赤紫色ですよね・・。そんな感じの小果実、ベリー系果実の群生・・と言うか、狭い空間に新鮮な赤紫のベリーを詰め込んで5分待ってから鼻を突っ込んだような・・!・・そんなニュアンスがピュアにむせるほど感じる素晴らしい仕上がりでした。
コルクを抜くともう・・すぐに立ち昇る果実のアロマと透明感漂う石灰、そして鉄っぽさ、僅かに・・でも伸びやかな新鮮果実のスパイシーさが感動的です。
非常に凝縮していて、しかも結構に複雑性が高いです。中域はそこそこに有りますが中々に膨らんでは来ないですね。30分ほどでしなやかになってきましたが、そんなレベルで留まらないでしょう。余韻は石灰感、鉱物感、ビター感、スパイス感を漂わせつつ、とても複雑で長いです。
どうでしょうね・・今飲むなら30分前に抜栓しておいた方が良いかと思います・・が、これも飲まれるタイミングで変わる可能性が大です。輸入時の疲れが取れると結構変わりますから・・。
まぁ、オート=コート・ド・ニュイ赤の「ぱっかーん」と開けたような・・北海道の草原を見ているかのようなイメージからは、まだまだ・・な感じですから、飲み頃は結構先かな?・・と思われます。
この2枚目の写真をご覧になられれば、
「・・おっ・・美しい色合いだが、かなり詰まっていそう・・」
と感じられるんじゃないかと思います。現実には、かなり凝縮していますしミネラリティも高いです。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045 とかなりの高い評価をされています。
「なるほど・・そう来たか~・・」
と納得できる評価です。
noisy 的には、今飲んでポイントはやや低くすると思います。ポテンシャル点はほぼ同様ですね。今飲んで点とポテンシャル点の差は1.5~2ポイント位付けるかもしれません。飲み頃予想はほんの少し早めになり2019にするか、2018にするか悩みどころです。経験的には、まぁ、昔のままだとすれば・・ですが、オーレリアンのジュヴレは当初はかなり硬く厳しそうでも、意外に早めに開き出す傾向が有ったように思います。ここでは関係無いですが反対にニュイの1級は結構時間が掛かるイメージです。
ワインとしますとリーズナブルな上にポテンシャルの高い、優れたワインだと言えます。同時にご紹介中のギイヤール・・これは2014年では有りますが、5千円を切ってご案内していますので、これと比較も面白いかと・・。どちらもエキス系ですが、結構に違うんですね~。どちらも凝縮していますが、タイプが違うんですね。さぁ、どちらが好みかと迷ってみて欲しいと思います。
飲み頃自体は少し先になりますが、こちらもお勧めいたします。是非飲んでみてください!
以下は2006年ものご紹介時の文章を掲載しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【リーズナブル村名ラインは混戦!どれも旨いです!】
ジュヴレ=シャンベルタン ブルーベリー・ブラックベリー。質感が素晴らしい。とてもドライでやや硬いが旨い。ニュートラルなアロマが他の生産者とレベルが違う。骨格がしっかりと大きくあり状態も良い。比較的早く美味しくなるだろう。
モレ・サン=ドニ 紫のジャミーなアロマ。やや柔らかでジュヴレより僅かに甘みを感じさせるが、旨味成分を沢山持った酸によるもの。わずかに還元的だが気になるほどではなく、ボリューム感が有り、しっかりした体格。タンニンもあるが磨り潰したチェリー、きれいな土のニュアンスが素晴らしい。
ニュイ・サン=ジョルジュ 3つの中でもっともエネルギーを感じるワイン。甘く、紫に香り、動物的な印象とスパイシーなアロマ。中盤はまだ平坦だが、それでもしっかりバランスを保っている。とてもドライだが中心に芯があり、余韻が長い。
取り合えず、noisy のメモを掲載しました。noisy のマイタイプはニュイですが、ふくよかなモレも旨いし、きれいなジュヴレも捨てがたいです。ジュヴレはドミニク・ガロワと比べると面白いかもしれませんし、モレはオリヴィエ・ジュアンと比較してみてください。ニュイに関しましては、オーレリアンに匹敵するような、野暮ったさの無いニュイの生産者がちょっと見当たりません。敢えて言えば、フィリップ・パカレでしょうか。ちょっと似た感じでは有りますが、オーレリアンの方がよりワイルドな感じです。
こちらからは、お好きなタイプをチョイスしていただければと思います。是非とも飲んで欲しいワインです。よろしくお願いいたします。. |
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2016 |
Vosne-Romanee Vieilles Vignes |
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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13724
127
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
■エージェント情報 品種:ピノノワール100%(手摘み/ 40 ~ 65年) 酵母:自生酵母 発酵:ステンレスタンクで29日[32~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 [13°C] 熟成:木樽で18カ月、13°Cで熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:50mg/L アルコール度13% 特 徴:銘譲地ヴォーヌロマネ、標高330m東向き斜面、粘土石灰土壌で育つピノをステンレスタンクで発酵、樫樽でマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。雹の影響を受けた16年は例年より収穫を遅らせ9月中旬に行いました。鮮やかなルビーの色調、スミレや黒胡椒、スパイスの香りを感じます。ベリーのコンフィチュールの濃厚な旨味と優しい酸が体に沁み入る柔らかく美しい逸品です。
今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 今~2040 リアルワインガイド第62号より
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【村名以上は素晴らしい出来!どれを飲んでもご満足いただけるでしょう!・・女性っぽい優しさと柔らかさ、出る所はちゃんと出た姿です!】 | 普通に仕上がったACブル赤やACオート=コート赤を飲めば、
「・・ん・・2016年、難しい年を良く乗り切ったね・・」
と、すこし冷めた言葉が出てくるかもしれませんが、村名以上のワインの素晴らしさにはビックリです。特にこのヴォーヌ=ロマネは豊かでフレーヴァーもしっかり、質感もバッチリで、ネガティヴな印象を探しても全く見当たりません。
それどころか、ヴォーヌ=ロマネのワインとしてもかなりの仕上がりかと思える出来で、
「もしかすると2015年と同等以上?」
と判断すべきかもしれないと・・思っています。それに、オート=コートの白が滅茶苦茶旨いので是非飲んでみてくださいね。
しかしながら色合いにも現れているように仕上がり具合は2015年と、微妙に違います。2016年のオート=コートの白に感じるような透明なガラスのようなミネラリティがリリース直後には前面に出ていた性でやや硬かった ように思えた2015年ですが、2016年ものは何せフレーヴァーがしっかり有りますんで、おそらく2015年同様に存在するはずのガラス風のミネラリティも、前面には出れずに後塵を拝している感じなんですね。
なので、今飲んでも非常に滑らかで柔らかく優しく、豊満なヴォーヌ=ロマネの美味しさを感じさせてくれます。
リアルワインガイド第62号は 今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃予想 今~2040 と言うものですが、noisy的には 今飲んで91+~92 、ポテンシャル 92+ 位でも良いかな・・と言う判断です。今のところは、
「今すぐ美味しい女性らしいヴォーヌ=ロマネ、やや硬いが飲める男っぽいジュヴレ=シャンベルタン」
と言う感じでしょう。
2016年の村名クラス、しっかり品質をチェック、確認し、素晴らしい出来であることをご報告します。是非飲んでみてください!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今飲んでもかなり旨いです!ヴォーヌ=ロマネ村名ワインでは最安値?・・でもポテンシャルも素晴らしいです!】
え~・・2006年ものヴォーヌ=ロマネを6600円でご案内していました・・ほとんど一緒ですね・・信じられないです。因みに2006年ジュヴレ=シャンベルタンは5500円でのご案内でした。
さっそく飲んでみたんですが、2015年ジュヴレ=シャンベルタンのような硬さは感じられず、非常に柔らかなテクスチュアからの、酸の穏やかで丸い、しかもエキスが集中したニュアンスが取れ、さらには奥の奥にまだ蕾のような要素がたんまり有ることに気付きました。
今飲んでも美味しいのに、先行きはもっと美味しい・・オールマイティなピノ・ノワールです。
また、テイスティングしていて昔のオーレリアンのヴォーヌ=ロマネの味わいを不意に思い出しました。脳裏にふわっと浮かんで来たんですが、
「そうそう・・こんな感じ・・だったよな・・」
と。
と言うことは、もう完全に以前のオーレリアン・ヴェルデに戻っているのかもしれません。柔らかい酸からのふわふわと柔らかいボディとテクスチュア・・しっとりしつつも気品有る獣の皮のスパイス感。むしろまだ「赤い果実」は全開になどなっていないはずなのに、とてもバランスしていて旨いんですね。
ヴォーヌ=ロマネ村のワインはやはりそのバランスの素晴らしさで、世界のワインファンを虜にしているのが良く判るワインでした。
今飲んでも滅茶美味しいので勘違いしそうですが、
「実はこんなもんじゃ無い」
と思っていた方が良いです。
全然落ち着いてもいないし、まだまだこれからのワインなんですね。でももう、イッパシに仕上がったヴォーヌ=ロマネと感じさせてしまうんです。
漂う気品はノーズから余韻までを通して感じられますし、集中しているのにそうは感じさせないんですね。ジュヴレは凝縮しているのを隠そうともしないんですが、ヴォーヌ=ロマネV.V.の方は、隠している訳じゃ無いが、飲む人の方が「もう仕上がっている」と感じてしまう・・今の表情でさえ完成度が高いから・・なんです。
色合いもまた、ググッと引き寄せられるような「色っぽさ、艶」が有りますよね。力強さはジュヴレには及ばないものの、やはり女性的な柔らかさや物腰、空気感が有ります。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで92、ポテンシャル93 飲み頃予想2018~2043 と非常に高い評価をしています。
・・おかしいなぁ・・十数年に渡って一緒にポイント付けしていますが、こんなに一緒になることは滅多に無いんだけど・・などとも思いますが、ドンピシャ!・・ですね。敢えて言うなら飲み頃予想の始めを「今~」にするかと思います。
まぁ、どちらかが歩み寄った結果がそうなっているんだと思いますが、さぁ・・どっちなんでしょうか。どうでも良いことですけどね。長くお付き合いしていると「似てくる」のかもしれませんね~。本人は嫌がるでしょうけどね。
と言う訳で、これは超お勧めです。今飲んで美味しく、先行きもかなり期待できるスーパーにリーズナブルなブルゴーニュワインです。是非飲んでみてください!お勧めします!
注:店頭でも売れ始めてまして減っちゃいましたので、至急追加します!在庫が無くなってしまってたらお問い合わせください。
以下は2006年のシャンボール=ミュジニーとヴォーヌ=ロマネのご紹介文です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【オーレリアンのこの2アイテムはいつも美味しい!】
もう・・・しょうがないですよね。美味しいものは美味しいと書くしかないんです。それもかなり質感が高いですから・・・。旨いオーレリアンのジュヴレよりも、このシャンボールとヴォーヌ=ロマネは格段に旨いです。
シャンボール=ミュジニー シャンボールらしくカッチリしたミネラリティの高い味わい。ラズベリーの風味が甘みを持ち、正に「甘露」。とてもドライなのに甘いのである。一体感のある味わいが実に好ましい。テクスチュア最高!
ヴォーヌ=ロマネ 香りはまだ閉じているが10分も経つと出てくる。酸度は高くなく、柔らかでまん丸のパレットを描く。旨い。スパイシーなアロマ。高質な動物系スパイス。これも甘露!
まあ、甘いのが嫌だ・・とおっしゃる方は多いですが、どちらもドライ、滅茶苦茶ドライだが、甘いです。徳丸編集長風に言うと、「球体」かな?素晴らしい!とてもリーズナブルだと思いますので、是非是非!これは外せないですぞ!お奨めします!. |
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2016 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード |
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13705
128
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.5ha・35hl/ha 標高:350m 東 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年) 酵 母:自生酵母 発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:30mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
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2016 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー |
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13706
129
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:/ 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.8ha・35hl/ha 標高:250m 東向き 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年) 酵 母:自生酵母 発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
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2016 |
Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts |
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン |
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13707
130
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:0.3ha・42hl/ha 標高:330m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成 So2 :発酵後期と瓶詰時:10mg/L トータル:26mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に 上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
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【ヴォーヌ=ロマネの秀逸な畑が持つ素晴らしいアロマです!肉厚な酒躯!複雑にして繊細!非常に密度の高い味わいです!】 | まずはニュイ1級のレ・ダモードを飲んで、余りの素晴らしさに感動してしまいました。このバランスは素晴らしいですので、是非お早めにお確かめください。次いで、ニュイ1級レ・ブード、ヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンとテイスティングしました。
開けた傍から・・香りの密度の凄いこと!・・肉厚、ファットなノーズが飛び込んできます。もうこれで・・なんの心配も無くなりました。スパイシーですがどこか動物系を感じさせる官能的なアロマが混じります。ミネラリティって・・凄いですよね。やはり、
「われこそはレ・ボーモン!」
と話しかけられているような気になります。
基調は赤なんでしょうが、やはり1級レ・ボーモンとなると「黒」のイメージが強いですよね。そして「肉」・・かな。余り野生臭く無い肉・・なのに、ノーズには皮革とかのニュアンスが艶めかしく乗って来ています。
エシェゾーの上方に位置する1級ですんで、ニュイ=サン=ジョルジュに近い方の畑に比較すると、やや痩せて乾いたニュアンスになるのが普通です。余りふくよかな感じにはならないんですね。
ところが、このオーレリアン・ヴェルデのレ・ボーモンは違うんですよ。レ・ボーモン風のニュアンスはそのままに肉厚さ、ボリューム感がしっかり有る。ドライでエキスもキッチリ、旨味もバッチリ、質感も素晴らしいです。旨い肉が食べたくなりますね~。
ニュイのレ・ダモードのコラムにも書きましたが、オーレリアン・ヴェルデの最高潮の時期を思い起こさせる見事な味わいで、完全に復調したかな・・と感じました。これ、滅茶美味しいです!
リアルワインガイド第62号は、今飲んで 92 ポテンシャル 94+ 飲み頃予想 2020~2048 と素晴らしい評価です。今飲んでも・・個人的には美味しく飲めましたが、勿体無い感は・・有るかもしれません。
ですので、やはり最低2年ほど置かれるのがベスト。でも今飲んでも美味しいですよ。特に上質の赤身系のお肉と合わせるのでしたらちょうど良いかもしれません。
ですがいつも通り数は無いので追加は厳しいと思います。是非お早めに!ご検討くださいませ!. |
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2016 |
Bourgogne Rouge en Luteniere |
ブルゴーニュ・ルージュ・オン・リュトゥニエール |
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13382
5755
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
■エージェント情報 呼称 ブルゴーニュ(ヴォーヌロマネ村の国道を挟んで東側の畑「アンリュトゥニエール」) ビオロジック/エコセール、AB 土壌 粘土石灰 面 積・収 量 1.2ha・30hl/ha 向き 東 品種(収穫/樹齢)ピノノワール100%(手摘み/平均40年) 10日間[12°C]醸し ステンレスタンクで3ヶ月[30°C]発酵後、 228Lの木樽で1ヶ月[13°C]マロラクティック発酵 発酵前と瓶詰時 トータル:15mg/L アルコール度 12.5% 熟成 木樽で18ヶ月熟成 酵母 自生酵母 2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。ヴォーヌ ロマネ村の国道を挟んで東側にある畑「アンリュトゥニエール」の ピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽でマロラクティック発 酵後18ヶ月熟成しました。淡い赤紫の外観、樽香の奥から控えめな ベリーの香り、透明感のあるピュアで冷涼感のある果実に穏やかな 酸が美しく、少しの翳りから落ち着いた印象を受けます。
今飲んで89+ ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 リアルワインガイド第58号より
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【実は初めての扱いのACブルゴーニュ・ルージュ。2016年は天候不良でどうなったか心配でした!】 | 2016年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールの先陣を切っての登場は、あろうことか・・オーレリアン・ヴェルデでした。
何せ2016年のブルゴーニュは前評判が良く無くて、
「どこどこの村はほぼ全滅。収穫量は半分以下。」
「どこどこのドメーヌは不作で2016年のリリースが無い。」
などと散々脅されて来ましたので、まず2016年ものの第一弾としてのテイスティングは、かなりドキドキしたものになりました。
それに、オーレリアン・ヴェルデのピノは、ラシーヌさん時代からオート=コートをベースとして扱っていたものですので、エクスクルーシヴが移動して何度か飲んではいたものの、扱い自体は初めてなんですね。
色合いを見てみましょう。
「もっと淡いんじゃないか?」
と想像していましたが、反してしっかりしたものに見受けられます。アロマもピュアで、スピードもそこそこに有ります。
ほんのりとベリー、チェリー、ハーブ、石灰のニュアンス。中域はしっかり、余韻もそこそこに有ります。適度な膨らみも有り、ネガティヴな印象の中、中々に良くまとまっていると感じました。
2016年の日照不足と言うネガティヴなイメージは、ほぼ感じられません。しかし、アロマの中には僅かですがハーブ、ミントのトッピングが有り、葡萄の熟度は確保されていますが、イメージ的には1997年ものを少し良く熟させたような感じです。
因みに1997年のブルゴーニュを販売した1999年頃のことですが、前評判の高かった1995年と1996年、しかも1996年ものは2~3割のプライスアップが有ったんですね。
1997年ものは日照不足と言われ、ブルゴーニュファンからは「青い」と敬遠されました。売り辛かったですね・・。noisy は、
「・・そんなに悪いか~?」
と疑問に思っていました。リリース直後はそうかもしれないが熟は早いし熟したら美味しいだろうと。
で、3~4年も経った頃、飲食店さんの方から火が付きましたね。複雑性が高く、もう柔らかくなり始め、かなり美味しくなっていたんです。なので、
「山ほど余っていた1997年ものは一気に無くなった」
のを覚えています。
日照不足を回避しようと葡萄自身が子孫を残すために頑張ったのでしょう・・・ほんとうにそういうような深い味わいがするんですよね。リリース直後には無かった「滑らかさ」が熟すことで生まれた訳です。
そんな1997年ものよりもしっかり熟度が有り、ピュア感が有るのが2016年のオーレリアン・ヴェルデのACブルゴーニュです。どんどんまとまってきている感じです。2015年もののような完熟感は無いですが、若々しく複雑性高い味わいです。ご検討くださいませ。. |
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2016 |
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge le Prieure |
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・レ・プリュレ |
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13381
5756
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
■エージェント情報 ビオロジック/エコセール、AB 土壌 粘土石灰 収量 30hl/ha 向き 真南 品種(収穫) ピノノワール100%(手摘み) 醸造 ステンレスタンクで25 ~ 35日[5~35°C]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 発酵前: So2 極少量 瓶詰時:15mg/L トータル:31mg/L アルコール度 12.5% 木樽で18ヶ月[13°C]熟成 自生酵母 オート・コート・ド・ニュイ(アルスナン村東側の畑「ル・プリュレ」) 2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。アルスナン村に1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽で18ヶ月熟成しました。ガーネットの外観にウッディ香と熟したベリーの香りを感じます。軽やかで美しく隅々まで染み渡るピュアな果実に細やかなタンニン、樽のニュアンスが上品なアフターを演出します。
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【ACブルより濃度と熟度が有りチェリーの風味が心地良いです!難しいヴィンテージを乗り越えた美味しさを体験してみてください!】 | 雹被害とベト病で収穫が激減したオート=コートの2016年です。しかしワインの出来としましては、例年並みに近い仕上がりになったかな・・と思います。
2015年のオート=コートは、ヴィンテージの背景をそのままに、良く熟した深さ、柔らかみの在る仕上がりで、むしろ傾斜が少なく標高の高いオート=コートの良さが出たヴィンテージでした。
2016年ものは、2015年ものよりもやや明るさの在る赤い色合いが特徴で、熟度自体は2015年には及ばないことが伺えます。
しかしながら、ACブルゴーニュもそうでしたが、ブルゴーニュワインと言うのは面白いものでして、
「・・若い(やや青い)からと言って悪い訳では無く、むしろそう言った仄かな、細やかなニュアンスが心地良く、またヴィンテージの特徴を教えてくれ、美味しさにつながる」
んですね。
ですから、例えば2000年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールも当初は散々でした。2004年は難しい年でしたが、それゆえの深み、複雑性が表れています。2006年ものも世界的にはオフですが、noisy 的にはグレートイヤーです。2007年は硬いですが、そろそろこなれ始めています。2013年も前評判はメタメタでしたが、到着したら色合いこそ淡いものの、美しいエキスが出たワインが多く魅了されたものです。
2016年のオート=コート・ド・ニュイは、1997年とか2000年とか、もしくは2006年辺りのイメージを併せ持ったものに近いかもしれません。
ほんのりとハーブやミントのニュアンスをトッピングに持ちつつも、チェリーを思わせる充分な熟度が得られ、複雑な要素を開かせる前段階に有ると言えます。2015年や2014年のような熟度の高い味わいでは無く、上記のようなヴィンテージが持つ「冷ややかさ」に特徴が有ります。
非常にドライで、甘みは全く有りませんが、エキス感に溢れ、若々しく、美しいノーズが有ります。深~い構成では無いものの、充分な構造です。難しいヴィンテージにメゾンとして、出来ることをキッチリ出来たと言えるかと思います。
価格的にも最低ラインと言えるこんなプライスです。ぜひ飲んでみてください。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今すぐ飲むならこのオート=コート!オーレリアン・ヴェルデらしいナチュラルで切れの良い味わいに美しい石灰系ミネラリティがふんだんにあります!】
2014年ものはのんびりしていたら仕入れられず、悔しい思いをしたものですが、今回はちゃんと仕入れられました。価格もむしろラシーヌさん扱いの最終2006年当時より、リーズナブルに仕上がっています。
実はnoisy は2006年以降のワインも飲んでいまして・・2007年ものは醸造所の新設の性か、はたまたヴィンテージがなせる業か、「表情の無い・・いや乏しい、ちょっと抜けたような感じ」がしまして、扱いを躊躇していました。
この2015年ものですが、現在飲んでもかなり・・旨いです!・・ニュイ=サン=ジョルジュの村から西に入っていったところにこのアルスナンと言う村が有ります。少し離れていますが、ニュイ=サン=ジョルジュっぽく無い・・ことも無い感じですが、ニュイ=サン=ジョルジュ的なむせるような土のニュアンスは全く無し、反対に透明感がそこそこに有る白い石灰感が強めに有ります。また、スパイシーなニュアンスも有りますが、ニュイのような強いものでは無く、例えば新鮮な果実に鼻を寄せた時に捕まえられるようなピュアで伸びやかなものです。
中域がそれなりに拡がり、ボディもスタイリッシュ気味ですが充実、余韻にかけての果実感と石灰感のせめぎあいが実に好印象!ほんのりとビターなニュアンスと熟れたベリーのニュアンスを残しつつ消えて行きます。
まぁ・・今飲んで非常に旨いです。14度保存のセラーから出して、部屋の温度で徐々に上昇して行く状況の中で、非常に良いパフォーマンスをみせてくれます。
← こんな感じです。良さそうでしょう?
このポテンシャルでしたらこのプライスはお得感が有ると思うんですね。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで89+、ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 と評価していますが、いや、noisy の採点とほぼ一緒です。ここだけの話し、普段の自然派のテイスティングでは、そんなに一致することは無いんですけどね・・。
いつも書いていますが、90点を付けるかどうか・・80点台に留めるか・・と言うのは、このような仕事をしていると決断しなくちゃいけないシュチュエーションが多い訳ですが、noisy 的には素直に90点及第で有って、じゃぁ・・そこから加点できるかどうか・・が次のポイントになりますから、今飲んで90 ポテンシャル90+とするかもしれません。
何故って・・今飲んで凄く美味しいから・・ですね。これはもう仕方が無いことで、現地試飲と輸入後の試飲では時間的タイミングがかなりズレています。しかもこの収穫から1年半ちょっと経った時期、瓶詰め後の著しい成長時期、もしくは変化する時期に当たりますから、その前後では少しズレが生じる可能性もある訳ですね。
まぁ・・点数で飲む訳じゃぁ無いので・・noisy 的にどれだけお勧めできるか・・と言う所に焦点がある訳ですから、
「思いっきりお勧めします!」
と申しておきましょう。是非とも飲んでみてください!一推しです!
以下は2006年以前の(古っ!)このワインのレヴューです。ご参考までに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お!安くなったし質感がさらに向上!美味しいです!】
どうやら勘違いされている方がとっても多いようなので、ここでその辺をまず明らかにしておきましょう。「ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ」と いうワインですが、これは、ACブルゴーニュ格とほぼ同等・・・ということでは有りません。頭に「ブルゴーニュ」と付きますので、 「ACブルと一緒だよね!」 と思っていらっしゃる方がとても多いと思います。
まあ、ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ というワインのA.O.C.は、あくまでA.C.ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ なんですが、位置的に言って、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの村名アペラシオンを名乗れない「村」のワインがこの名前になります。ですから、「村名 格」のワインと思っていただくのがより近い訳です。もちろん、ヴォーヌ=ロマネやシャンボール=ミュジニーと言った村名アペラシオンと全く同格とは言えま せんが、実際は各々の村名を呼称出来ない、総称の村名のワインであり、決してACブルゴーニュの格でもグラン・ドルディネールの格でも無いんですね。ニュ イの村の畑のように階層的に区別されないんです。
ですので、 「村名ワインとほぼ同格かちょっと下位(村名とACブルの中間)・・・良いものはそれを凌ぐ・・し、駄目なものはACブル以下」 と思っていただくのが正解だと思います。良い物も、それなりのものもかなり入り混じっているアペラシオンということで、正確には、コート・ド・ニュイの西 側の標高のやや高い場所にある18カ村のワインです。ニュイ(AC村名 + ACブル + α) の ニュイを 「オート=コートの村々」に置き換えた形と思ってください。そして、一生懸命に良いワインを造ろうとしていて、感性に優れる生産者ならば、実感的にはニュ イの1級に迫る味わいのものもあります。それがこのオーレリアンだと思うわけです。
で、味わいですが、これが素晴らしい!2004年の同じワインも素晴らしかったが、2005年はさらに質感がアップしています。2004年のこのワインの味わいを、noisy は以下のように書いていました。
2004 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ ル・プリウレ━━━━━━━━━━━━━ テロワール的には、ニュイ・サンジョルジュの土っぽさをやや軽くし、モレっぽい紫のニュアンスを補充した感じです。ただし今回ご紹介のどのワインにも言え ることですが、まだ幾分早いので、余韻の中過ぎに酸・タンニンのエッジを感じます。休息を与えることにより、もしくは時間の経過で、さらなる膨らみと複雑 性へ変化して行くと思います。
味筋は、「フィリップ・パカレの透明感」 に「フレドリック・コサールの旨みの二乗」をプラスしたもの..でしょうか。どれが良い、ということにはならないと思います。あくまでスタイルの分析です。どちらにも似ているようでそうではないんですね。
また、還元的である、とか、ビオ臭というものはほぼ見つけられません。それに、 「さっと出汁をひいた感じ」 でもありません。あえて言うなら、とんでもない量の上質の原料から、ほんの少しだけの一番出汁を取り、他の原料の一番出汁と合わせた様な感じです。あっさりとしているだけではなく、奥深さも感じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
基本的に同じワインですので、変わらないっちゃ無いんですが、以下のような部分が違っています。
1.ファーストノーズに低温浸漬由来と思われるヨードっぽい香りが2004年ものよりも顕著 [低温浸漬法はアンリ・ジャイエが完成させた技術(別の意見もあるでしょうが・・・)で、ジャイエ風のワインに仕上がってきます。やりすぎるとギイ・ アッカ風になってしまうようで・・。悪く言えば、テロワールの表現が減ってしまう可能性もありそうです。]
2.紫中心の小果実の風味が、紫と黒に変化した2005年!
3.より冷たく、より凝縮したエキス!
エキス重視の綺麗なワインです。飲み頃にはやや早いと言えますが、15~30分ほどで、かなりアロマティックに、ボリュームも膨らんできます。奥深く、 質感がかなり上昇していますので、これを飲んで、「高い!」と文句つける方は少ないはずです。
2004年のオーレリアンのシャンボール・レ・シャルムやこのワインを、 「うんめ~!」 と楽しまれた方も多いはずです。はっきり言って2004年よりもポテンシャルは上。とても締まっていますので、大きいマグナムグラスをスワリングさせなが ら、のんびり飲んだらとても楽しめるでしょう。是非とも飲んでみてください。お勧めします!. |
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2015 |
Gevrey-Chambertin |
ジュヴレ=シャンベルタン |
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12764
5749
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
■エージェント情報 粘土石灰土壌のピノノワールをステンレスタンクで発酵後、樫樽でマロラクティック発酵を経て熟成しました。深みのあるルビー色から、チェリーやホワイトチョコ、白樺のアロマを感じます。15年らしい豊かなエキスが拡がる上品な果実に緻密なタンニンが刻まれたオレリアンのジュヴレならではのエレガントさが特徴で、素直な酸 とミルキーなニュアンスが繊細なアフターへと流れます。
今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045 リアルワインガイド第58号より
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【ポテンシャル高っ!・・とても素晴らしいワインですが、少し先まで待つのがベターです!】 | いや~・・良い感じの赤紫色ですよね・・。そんな感じの小果実、ベリー系果実の群生・・と言うか、狭い空間に新鮮な赤紫のベリーを詰め込んで5分待ってから鼻を突っ込んだような・・!・・そんなニュアンスがピュアにむせるほど感じる素晴らしい仕上がりでした。
コルクを抜くともう・・すぐに立ち昇る果実のアロマと透明感漂う石灰、そして鉄っぽさ、僅かに・・でも伸びやかな新鮮果実のスパイシーさが感動的です。
非常に凝縮していて、しかも結構に複雑性が高いです。中域はそこそこに有りますが中々に膨らんでは来ないですね。30分ほどでしなやかになってきましたが、そんなレベルで留まらないでしょう。余韻は石灰感、鉱物感、ビター感、スパイス感を漂わせつつ、とても複雑で長いです。
どうでしょうね・・今飲むなら30分前に抜栓しておいた方が良いかと思います・・が、これも飲まれるタイミングで変わる可能性が大です。輸入時の疲れが取れると結構変わりますから・・。
まぁ、オート=コート・ド・ニュイ赤の「ぱっかーん」と開けたような・・北海道の草原を見ているかのようなイメージからは、まだまだ・・な感じですから、飲み頃は結構先かな?・・と思われます。
この2枚目の写真をご覧になられれば、
「・・おっ・・美しい色合いだが、かなり詰まっていそう・・」
と感じられるんじゃないかと思います。現実には、かなり凝縮していますしミネラリティも高いです。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで91+ ポテンシャル92+ 飲み頃予想 2020~2045 とかなりの高い評価をされています。
「なるほど・・そう来たか~・・」
と納得できる評価です。
noisy 的には、今飲んでポイントはやや低くすると思います。ポテンシャル点はほぼ同様ですね。今飲んで点とポテンシャル点の差は1.5~2ポイント位付けるかもしれません。飲み頃予想はほんの少し早めになり2019にするか、2018にするか悩みどころです。経験的には、まぁ、昔のままだとすれば・・ですが、オーレリアンのジュヴレは当初はかなり硬く厳しそうでも、意外に早めに開き出す傾向が有ったように思います。ここでは関係無いですが反対にニュイの1級は結構時間が掛かるイメージです。
ワインとしますとリーズナブルな上にポテンシャルの高い、優れたワインだと言えます。同時にご紹介中のギイヤール・・これは2014年では有りますが、5千円を切ってご案内していますので、これと比較も面白いかと・・。どちらもエキス系ですが、結構に違うんですね~。どちらも凝縮していますが、タイプが違うんですね。さぁ、どちらが好みかと迷ってみて欲しいと思います。
飲み頃自体は少し先になりますが、こちらもお勧めいたします。是非飲んでみてください!
以下は2006年ものご紹介時の文章を掲載しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【リーズナブル村名ラインは混戦!どれも旨いです!】
ジュヴレ=シャンベルタン ブルーベリー・ブラックベリー。質感が素晴らしい。とてもドライでやや硬いが旨い。ニュートラルなアロマが他の生産者とレベルが違う。骨格がしっかりと大きくあり状態も良い。比較的早く美味しくなるだろう。
モレ・サン=ドニ 紫のジャミーなアロマ。やや柔らかでジュヴレより僅かに甘みを感じさせるが、旨味成分を沢山持った酸によるもの。わずかに還元的だが気になるほどではなく、ボリューム感が有り、しっかりした体格。タンニンもあるが磨り潰したチェリー、きれいな土のニュアンスが素晴らしい。
ニュイ・サン=ジョルジュ 3つの中でもっともエネルギーを感じるワイン。甘く、紫に香り、動物的な印象とスパイシーなアロマ。中盤はまだ平坦だが、それでもしっかりバランスを保っている。とてもドライだが中心に芯があり、余韻が長い。
取り合えず、noisy のメモを掲載しました。noisy のマイタイプはニュイですが、ふくよかなモレも旨いし、きれいなジュヴレも捨てがたいです。ジュヴレはドミニク・ガロワと比べると面白いかもしれませんし、モレはオリヴィエ・ジュアンと比較してみてください。ニュイに関しましては、オーレリアンに匹敵するような、野暮ったさの無いニュイの生産者がちょっと見当たりません。敢えて言えば、フィリップ・パカレでしょうか。ちょっと似た感じでは有りますが、オーレリアンの方がよりワイルドな感じです。
こちらからは、お好きなタイプをチョイスしていただければと思います。是非とも飲んで欲しいワインです。よろしくお願いいたします。. |
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2015 |
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge le Prieure |
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・ル・プリュレ |
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12762
5741
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
■エージェント情報 歴史あるアルスナン村、1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌で育つピノノワールをステンレスタンクで発酵後、木樽で18 ヶ月間熟成しました。透明感あるルビー色の外観から、赤系果実や腐葉土、ウッディな香りが複雑に絡み合います。ピュアで可憐な美しい果実にバニラやスモーキーなニュアンスが骨格を際立たせてくれ若干のタンニンがアフターの余韻を演出します。
今飲んで89+ ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 リアルワインガイド第58号より
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【今すぐ飲むならこのオート=コート!オーレリアン・ヴェルデらしいナチュラルで切れの良い味わいに美しい石灰系ミネラリティがふんだんにあります!】 | 2014年ものはのんびりしていたら仕入れられず、悔しい思いをしたものですが、今回はちゃんと仕入れられました。価格もむしろラシーヌさん扱いの最終2006年当時より、リーズナブルに仕上がっています。
実はnoisy は2006年以降のワインも飲んでいまして・・2007年ものは醸造所の新設の性か、はたまたヴィンテージがなせる業か、「表情の無い・・いや乏しい、ちょっと抜けたような感じ」がしまして、扱いを躊躇していました。
この2015年ものですが、現在飲んでもかなり・・旨いです!・・ニュイ=サン=ジョルジュの村から西に入っていったところにこのアルスナンと言う村が有ります。少し離れていますが、ニュイ=サン=ジョルジュっぽく無い・・ことも無い感じですが、ニュイ=サン=ジョルジュ的なむせるような土のニュアンスは全く無し、反対に透明感がそこそこに有る白い石灰感が強めに有ります。また、スパイシーなニュアンスも有りますが、ニュイのような強いものでは無く、例えば新鮮な果実に鼻を寄せた時に捕まえられるようなピュアで伸びやかなものです。
中域がそれなりに拡がり、ボディもスタイリッシュ気味ですが充実、余韻にかけての果実感と石灰感のせめぎあいが実に好印象!ほんのりとビターなニュアンスと熟れたベリーのニュアンスを残しつつ消えて行きます。
まぁ・・今飲んで非常に旨いです。14度保存のセラーから出して、部屋の温度で徐々に上昇して行く状況の中で、非常に良いパフォーマンスをみせてくれます。
← こんな感じです。良さそうでしょう?
このポテンシャルでしたらこのプライスはお得感が有ると思うんですね。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで89+、ポテンシャル90 飲み頃予想 今~2035 と評価していますが、いや、noisy の採点とほぼ一緒です。ここだけの話し、普段の自然派のテイスティングでは、そんなに一致することは無いんですけどね・・。
いつも書いていますが、90点を付けるかどうか・・80点台に留めるか・・と言うのは、このような仕事をしていると決断しなくちゃいけないシュチュエーションが多い訳ですが、noisy 的には素直に90点及第で有って、じゃぁ・・そこから加点できるかどうか・・が次のポイントになりますから、今飲んで90 ポテンシャル90+とするかもしれません。
何故って・・今飲んで凄く美味しいから・・ですね。これはもう仕方が無いことで、現地試飲と輸入後の試飲では時間的タイミングがかなりズレています。しかもこの収穫から1年半ちょっと経った時期、瓶詰め後の著しい成長時期、もしくは変化する時期に当たりますから、その前後では少しズレが生じる可能性もある訳ですね。
まぁ・・点数で飲む訳じゃぁ無いので・・noisy 的にどれだけお勧めできるか・・と言う所に焦点がある訳ですから、
「思いっきりお勧めします!」
と申しておきましょう。是非とも飲んでみてください!一推しです!
以下は2006年以前の(古っ!)このワインのレヴューです。ご参考までに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お!安くなったし質感がさらに向上!美味しいです!】
どうやら勘違いされている方がとっても多いようなので、ここでその辺をまず明らかにしておきましょう。「ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ」と いうワインですが、これは、ACブルゴーニュ格とほぼ同等・・・ということでは有りません。頭に「ブルゴーニュ」と付きますので、 「ACブルと一緒だよね!」 と思っていらっしゃる方がとても多いと思います。
まあ、ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ というワインのA.O.C.は、あくまでA.C.ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ なんですが、位置的に言って、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの村名アペラシオンを名乗れない「村」のワインがこの名前になります。ですから、「村名 格」のワインと思っていただくのがより近い訳です。もちろん、ヴォーヌ=ロマネやシャンボール=ミュジニーと言った村名アペラシオンと全く同格とは言えま せんが、実際は各々の村名を呼称出来ない、総称の村名のワインであり、決してACブルゴーニュの格でもグラン・ドルディネールの格でも無いんですね。ニュ イの村の畑のように階層的に区別されないんです。
ですので、 「村名ワインとほぼ同格かちょっと下位(村名とACブルの中間)・・・良いものはそれを凌ぐ・・し、駄目なものはACブル以下」 と思っていただくのが正解だと思います。良い物も、それなりのものもかなり入り混じっているアペラシオンということで、正確には、コート・ド・ニュイの西 側の標高のやや高い場所にある18カ村のワインです。ニュイ(AC村名 + ACブル + α) の ニュイを 「オート=コートの村々」に置き換えた形と思ってください。そして、一生懸命に良いワインを造ろうとしていて、感性に優れる生産者ならば、実感的にはニュ イの1級に迫る味わいのものもあります。それがこのオーレリアンだと思うわけです。
で、味わいですが、これが素晴らしい!2004年の同じワインも素晴らしかったが、2005年はさらに質感がアップしています。2004年のこのワインの味わいを、noisy は以下のように書いていました。
2004 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ ル・プリウレ━━━━━━━━━━━━━ テロワール的には、ニュイ・サンジョルジュの土っぽさをやや軽くし、モレっぽい紫のニュアンスを補充した感じです。ただし今回ご紹介のどのワインにも言え ることですが、まだ幾分早いので、余韻の中過ぎに酸・タンニンのエッジを感じます。休息を与えることにより、もしくは時間の経過で、さらなる膨らみと複雑 性へ変化して行くと思います。
味筋は、「フィリップ・パカレの透明感」 に「フレドリック・コサールの旨みの二乗」をプラスしたもの..でしょうか。どれが良い、ということにはならないと思います。あくまでスタイルの分析です。どちらにも似ているようでそうではないんですね。
また、還元的である、とか、ビオ臭というものはほぼ見つけられません。それに、 「さっと出汁をひいた感じ」 でもありません。あえて言うなら、とんでもない量の上質の原料から、ほんの少しだけの一番出汁を取り、他の原料の一番出汁と合わせた様な感じです。あっさりとしているだけではなく、奥深さも感じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
基本的に同じワインですので、変わらないっちゃ無いんですが、以下のような部分が違っています。
1.ファーストノーズに低温浸漬由来と思われるヨードっぽい香りが2004年ものよりも顕著 [低温浸漬法はアンリ・ジャイエが完成させた技術(別の意見もあるでしょうが・・・)で、ジャイエ風のワインに仕上がってきます。やりすぎるとギイ・ アッカ風になってしまうようで・・。悪く言えば、テロワールの表現が減ってしまう可能性もありそうです。]
2.紫中心の小果実の風味が、紫と黒に変化した2005年!
3.より冷たく、より凝縮したエキス!
エキス重視の綺麗なワインです。飲み頃にはやや早いと言えますが、15~30分ほどで、かなりアロマティックに、ボリュームも膨らんできます。奥深く、 質感がかなり上昇していますので、これを飲んで、「高い!」と文句つける方は少ないはずです。
2004年のオーレリアンのシャンボール・レ・シャルムやこのワインを、 「うんめ~!」 と楽しまれた方も多いはずです。はっきり言って2004年よりもポテンシャルは上。とても締まっていますので、大きいマグナムグラスをスワリングさせなが ら、のんびり飲んだらとても楽しめるでしょう。是非とも飲んでみてください。お勧めします!. |
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2015 |
Vosne-Romanee Vieilles Vignes |
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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12763
5751
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:0.6ha・35hl/ha 標高:330m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:ステンレスタンクで29日[32~35℃]発酵後、228Lの木樽で マロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:50mg/L アルコール度:13% 特 徴:ブルゴーニュが世界に誇る銘譲地ヴォーヌロマネ、標高330m東向き斜面、粘土石灰土壌で育つピノノワールをステンレスタンクで発酵、樫樽でマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。色調は赤紫で赤系果実やミネラル香を感じます。密度の高い果実に黒系スパイスと柔和な酸が溶け込む複雑味のあるピュアなボディは15年らしい瑞々しさに溢れ、エレガントで美しい極上の逸品です。
今飲んで92 ポテンシャル93 飲み頃予想 2018~2043 リアルワインガイド第58号より
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【今飲んでもかなり旨いです!ヴォーヌ=ロマネ村名ワインでは最安値?・・でもポテンシャルも素晴らしいです!】 | え~・・2006年ものヴォーヌ=ロマネを6600円でご案内していました・・ほとんど一緒ですね・・信じられないです。因みに2006年ジュヴレ=シャンベルタンは5500円でのご案内でした。
さっそく飲んでみたんですが、2015年ジュヴレ=シャンベルタンのような硬さは感じられず、非常に柔らかなテクスチュアからの、酸の穏やかで丸い、しかもエキスが集中したニュアンスが取れ、さらには奥の奥にまだ蕾のような要素がたんまり有ることに気付きました。
今飲んでも美味しいのに、先行きはもっと美味しい・・オールマイティなピノ・ノワールです。
また、テイスティングしていて昔のオーレリアンのヴォーヌ=ロマネの味わいを不意に思い出しました。脳裏にふわっと浮かんで来たんですが、
「そうそう・・こんな感じ・・だったよな・・」
と。
と言うことは、もう完全に以前のオーレリアン・ヴェルデに戻っているのかもしれません。柔らかい酸からのふわふわと柔らかいボディとテクスチュア・・しっとりしつつも気品有る獣の皮のスパイス感。むしろまだ「赤い果実」は全開になどなっていないはずなのに、とてもバランスしていて旨いんですね。
ヴォーヌ=ロマネ村のワインはやはりそのバランスの素晴らしさで、世界のワインファンを虜にしているのが良く判るワインでした。
今飲んでも滅茶美味しいので勘違いしそうですが、
「実はこんなもんじゃ無い」
と思っていた方が良いです。
全然落ち着いてもいないし、まだまだこれからのワインなんですね。でももう、イッパシに仕上がったヴォーヌ=ロマネと感じさせてしまうんです。
漂う気品はノーズから余韻までを通して感じられますし、集中しているのにそうは感じさせないんですね。ジュヴレは凝縮しているのを隠そうともしないんですが、ヴォーヌ=ロマネV.V.の方は、隠している訳じゃ無いが、飲む人の方が「もう仕上がっている」と感じてしまう・・今の表情でさえ完成度が高いから・・なんです。
色合いもまた、ググッと引き寄せられるような「色っぽさ、艶」が有りますよね。力強さはジュヴレには及ばないものの、やはり女性的な柔らかさや物腰、空気感が有ります。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、今飲んで92、ポテンシャル93 飲み頃予想2018~2043 と非常に高い評価をしています。
・・おかしいなぁ・・十数年に渡って一緒にポイント付けしていますが、こんなに一緒になることは滅多に無いんだけど・・などとも思いますが、ドンピシャ!・・ですね。敢えて言うなら飲み頃予想の始めを「今~」にするかと思います。
まぁ、どちらかが歩み寄った結果がそうなっているんだと思いますが、さぁ・・どっちなんでしょうか。どうでも良いことですけどね。長くお付き合いしていると「似てくる」のかもしれませんね~。本人は嫌がるでしょうけどね。
と言う訳で、これは超お勧めです。今飲んで美味しく、先行きもかなり期待できるスーパーにリーズナブルなブルゴーニュワインです。是非飲んでみてください!お勧めします!
注:店頭でも売れ始めてまして減っちゃいましたので、至急追加します!在庫が無くなってしまってたらお問い合わせください。
以下は2006年のシャンボール=ミュジニーとヴォーヌ=ロマネのご紹介文です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【オーレリアンのこの2アイテムはいつも美味しい!】
もう・・・しょうがないですよね。美味しいものは美味しいと書くしかないんです。それもかなり質感が高いですから・・・。旨いオーレリアンのジュヴレよりも、このシャンボールとヴォーヌ=ロマネは格段に旨いです。
シャンボール=ミュジニー シャンボールらしくカッチリしたミネラリティの高い味わい。ラズベリーの風味が甘みを持ち、正に「甘露」。とてもドライなのに甘いのである。一体感のある味わいが実に好ましい。テクスチュア最高!
ヴォーヌ=ロマネ 香りはまだ閉じているが10分も経つと出てくる。酸度は高くなく、柔らかでまん丸のパレットを描く。旨い。スパイシーなアロマ。高質な動物系スパイス。これも甘露!
まあ、甘いのが嫌だ・・とおっしゃる方は多いですが、どちらもドライ、滅茶苦茶ドライだが、甘いです。徳丸編集長風に言うと、「球体」かな?素晴らしい!とてもリーズナブルだと思いますので、是非是非!これは外せないですぞ!お奨めします!. |
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2015 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー |
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12832
5750
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:/ 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.8ha・35hl/ha 標高:250m 東向き 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年) 酵 母:自生酵母 発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
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2015 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード |
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12833
5744
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.5ha・35hl/ha 標高:350m 東 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年) 酵 母:自生酵母 発 酵:低温で4~5日間醸し、ステンレスタンクで20日間発酵 228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:30mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
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2015 |
Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts |
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン |
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12834
5742
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:0.3ha・42hl/ha 標高:330m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成 So2 :発酵後期と瓶詰時:10mg/L トータル:26mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に 上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
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11897
5743
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:0.7ha・35hl/ha 標高・向き:350m・東 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40 ~ 45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:セメントタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:30mg/L 特 徴:2007 年からの借り畑で、栽培・醸造をオレリアン本人が行っています。樹齢40 ~ 45 年の粘土石灰土壌に植わるピノノワールをセメントタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後、18 ヶ月熟成しました。深いルビーの色調からシナモンや腐葉土の香り、スワリングするとアメリカンチェリーやスミレのニュアンスを感じます。ボリューム感と酸、タンニンのバランスが優れています。
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2014 |
Nuits-Saint-Georges |
ニュイ=サン=ジョルジュ |
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12064
5752
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
◆◆◆12本だけ追加できました! ■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:1.5ha・38hl/ha 標高:320m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40 ~ 45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:ステンレスタンクで30日[35℃]発酵後、228Lの木樽で13 ヶ月[16℃]マロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:25mg/L アルコール度:13% 特 徴:砂混じりの粘土石灰土壌に植わるピノノワールをステンレスタンクで発酵、樫樽に移しマロラクティック発酵を経て熟成しました。少々茶を帯びたルビー色の外観からは、ラズベリーやフランボワーズのアロマを感じます。柔和なテクスチャーですが高貴でアッパーなストラクチャー、イチゴ系の甘酸っぱさを包括しつつナッティーな香ばしさとふくよかな果実の透明感が細く長く続きます。
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【オーレリアン・ヴェルデ2014年!復活を感じさせる見事な味わいです!非常に少ないです!】 | 前回、フィサンとオート=コートの白をご案内させていただきました。2006年まで・・だったでしょうか、ラシーヌさん輸入のアイテムを延々とご案内させていただいてました。
オーレリアンの醸造所新設に伴い、味わいが変わってしまった・・とのことで、ラシーヌさんも手を引くことになってしまい、違うエージェントさんに移った・・と言う経緯が有ります。
この醸造所の新設と言うのは、確かに衛生的には良いことでは有るんですが・・どうしても新しい設備の馴染み具合とか、醸造所にも様々な微生物が住みますんで、新設によるクリーンさが鼻を衝く感が有ったと思います。また、ワインの構造自体もやや平板になり、以前のような、全アイテムをテイスティングして、そのたびに感動する・・と言うようなことが無くなってしまっていたと感じていました。
オーレリアン・ヴェルデの2014年ものを都合5アイテムほど開けてみた訳ですが、そんな部分はかなり小さくなり、
「クリーンで健全だが構造がやや小さくなった」
と言う部分は、非常に改善に向かっていると感じました。
まぁ、2006年までのオーレリアン・ヴェルデについては、自分の思いも有ったのでしょうし、実際に飲んで、
「いや~・・オーレリアン、素晴らしい!」
と思っていたわけです。
でもその頃はリアルワインガイドもオーレリアンは掲載されず、ただ知る人ぞ知る、リーズナブルでポテンシャル高いワインを造る生産者だったんですね。
で、最近はリアルワインガイドもオーレリアンを取材するようになり、2014年ものに至っては物凄い評価をしていますので、
「人気キュヴェ(ほとんど)は割り当て」
状態になっています。今回ご紹介のワインはまず「割り当てで次の入荷は無し」と思ってください。noisy は、エージェントさんのご協力をいただき、それでも「多い数」を割り当ててくれたそうです。
ニュイ=サン=ジョルジュ村名は、まぁ・・高い評価がされるのも良く判る、素晴らしい味わいでした。オーレリアンらしい「見事なエキスの味わい」です。そして、そこには、
「ニュイのむせるような、やや重い土」
のニュアンスは無く、むしろエレガントだ・・とさえ感じさせるようなバランスの良さを持っています。色合いを見ていただくと分かりやすいかな?と思いますが、ニュイに出やすい鈍重さなどは全く感じません。鉄分の多くないジュヴレ=シャンベルタン・・と評したくなりますが、でもニュイらしい軽やかなスパイス感が有るんですね。それが薄旨系と言えるその境界の値をギリギリ超えない最大限のところで全てを表現している・・そう思わせてくれます。
赤や紫の果実、軽やかなスパイスと石灰系ミネラリティが香る、見事に健全なニュイでした。リアルワインガイドは第54号で、「今飲んで91 ポテンシャル92 飲み頃予想 今~2036」 と大盤振る舞いです。・・まぁ、それも良く理解できる味付きの良さ、エキスの旨さが有ります。
数は少ないですので・・お早めにご検討くださいませ。 . |
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2014 |
Chambolle-Musigny les Condemennes |
シャンボール=ミュジニー・レ・コンドムンヌ |
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12063
5747
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.5ha・35hl/ha 標高:240m 東、南 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年) 酵 母:自生酵母 発 酵:ステンレスタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵 熟 成:木樽で15 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰め時:10mg/L トータル:22mg/L アルコール度:13% 特 徴:ビオロジック栽培を行う親交のある生産者と契約、オレリアンが収穫から参加し、ブドウを買い上げて醸造を行っているキュヴェです。ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後15 ヶ月熟成しました。赤紫の色調からプルーンやブラックベリー、ダークチェリー、ミントの香り、目の詰まった赤系果実のアタックに石灰のほろ苦さと塩気、綺麗な酸が冷涼感を醸し出しています。
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【引き締まった躯体にツヤツヤなミネラリティ!チェリッシュな果実味がとても美味しいです!】 | 素晴らしい村名シャンボールでした!
1級レ・シャルム直下にある村名リューディ、レ・コンドムンヌ です。ですので、少しレ・シャルム風のやや力強さの有る味わいです。中域にポイントが余り無い、もっと南の方の区画の味わいでは無いですね。
現状はややタイトに締まっていますが、この秋から冬に掛けて、少し柔らかくなる方向を向いていると思います。もちろんエレガントでチェリッシュ、赤や紫、赤紫の果実が満載ですがやや硬め・・と言う現状です。石灰系のミネラリティは非常に膨大です。・・美しい色ですよね~・・この色から味わいも想像できると思いますがいかがでしょうか?
リアルワインガイド第54号は、今飲んで90 ポテンシャル91 今~2033 と言う評価でした。村名ニュイ=サン=ジョルジュの評価より低いですが・・どうでしょうかね。noisy 的には、もしニュイの現状ポイントが91なら、シャンボールは90か、90+で良いかな・・と思いますが、ニュイのポテンシャル点を92にした場合にはシャンボールのポテンシャルは91にはしないですね。もう少し高いです。また寿命も延々と長くなると思います。
まぁ、その辺は個人の感覚によりますから・・仕方が無いですね。noisy 的にはシャンボールも大好きなので・・むしろその硬さ、タイトさ、ミネラリティの多さが好みです。ツヤツヤしてますしね・・そしてその硬く膨大なミネラリティがもっとも小さな分子になった時の「シャンボールの本質(みたいなもの)」に触れられる機会が有るとすれば、その辺の評価・評点は変わってくるんでしょうね。
ドライだけれど薄辛くならない自然な旨みをたっぷり含み、その周りを白っぽい超細かなコーティングで包んだ美味しいシャンボールでした。お勧めします。素晴らしい味わいでした!. |
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2014 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード |
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12089
5746
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.5ha・35hl/ha 標高:350m 東 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均40年) 酵 母:自生酵母 発 酵:ステンレスタンクで32日[30 ~ 32℃]発酵後、228Lの木樽で12 ヶ月 マロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[13℃]熟成 So2 :発酵前と瓶詰時:10mg/L トータル:40mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高350m 東向きのプルミエクリュ、石灰を多く含む土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観から赤系果実やのり、腐葉土の香りを感じます。突出した果実に角の取れた酸が輪郭のある揺るぎない味を演出、バニラのニュアンスを纏った複雑で長い余韻へ流れます。
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【べらぼうに旨い!】 | 今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!
徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・
「べらぼうに旨い!」
ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。
リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。
味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。
鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします! . |
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2014 |
Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Boudots |
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ブドー |
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12088
5748
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
■エージェント情報 栽培/認証:/ 土 壌:粘土石灰 面積・収量:0.8ha・35hl/ha 標高:250m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均35年) 酵 母:自生酵母 発 酵:ステンレスタンクで20日[30℃]発酵後、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽で18 ヶ月[10℃]熟成 So2 :瓶詰時:15mg/L トータル:30mg/L 特 徴:ヴォーヌロマネを見下ろす標高250m東向き斜面、粘土石灰土壌で健康に育まれたピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後18 ヶ月熟成しました。ガーネットの外観、ベリーソースやブドウの果肉の香りを感じます。かつおぶしの旨みがじわりと拡がるミネラルにくるみの渋皮の苦味少々、すべての要素が溶け込んだ上品でジューシーな味わいに一同脱帽です。
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【少なすぎて飲めない高評価の2アイテムです!】 | バラ数しか入荷しなかった2014年のニュイ1級オー・ブドーとヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンです。これでも多い方だそうで・・普段あまり購入していないのに本当に有難うございます。
リアルワインガイド第54号はニュイ・オー・ブドーが今飲んで92+ ポテンシャル94 飲み頃 2018~2043 と、同じくニュイの超高評価なレ・ダモードの「今飲んで92」を超えてますね。オー・ブドーの方がややダークなニュアンスの美味しさが多いかもしれません。
同じく第54号でヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンは、今飲んで93 ポテンシャル94 飲み頃 今~2043 と、これも1級ワインとするとトンデモナイほどの高い評価をくれました(・・くれましたってことは無いか・・)。
やはりヴォーヌ=ロマネは酸の構成バランスがソフト・・と言うか、構成がやや腰高で安定していますから、より滑らかに、テクスチュアしなやかに感じられるんですよね。
まぁ、飲めませんし、数も無いので、リアルの評価ばかりですみません。でもレ・ダモード!旨かったです!ご検討くださいませ!
以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードのレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!
徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・
「べらぼうに旨い!」
ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。
リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。
味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。
鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします! . |
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2014 |
Vosne-Romanee 1er Cru les Baeux Monts |
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン |
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12090
5745
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
■エージェント情報 栽培/認証:ビオロジック/エコセール、AB 土 壌:粘土石灰(借り畑) 面積・収量:0.3ha・42hl/ha 標高:330m 品種/収穫 :ピノノワール100%(手摘み/平均45年) 酵 母:自生酵母 発 酵:35%は除梗せず、ステンレスタンクで20日間発酵、228Lの木樽でマロラクティック発酵 熟 成:木樽(新樽比率35%)で13 ヶ月熟成 So2 :発酵後期と瓶詰時:20mg/L トータル:26mg/L アルコール度:13.5% 特 徴:2009年からの借地で斜面に位置するレボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールを ステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後13 ヶ月熟成しました。深いガーネットの外観からバラやすみれのアロマを感じます。口に含んだ瞬間からすべてが溶け込む素直さと、ヴォーヌロマネらしい瑞々しい果汁に 上品なタンニンが流れ戻りのあるアフターを美しく演出します。
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【少なすぎて飲めない高評価の2アイテムです!】 | バラ数しか入荷しなかった2014年のニュイ1級オー・ブドーとヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモンです。これでも多い方だそうで・・普段あまり購入していないのに本当に有難うございます。
リアルワインガイド第54号はニュイ・オー・ブドーが今飲んで92+ ポテンシャル94 飲み頃 2018~2043 と、同じくニュイの超高評価なレ・ダモードの「今飲んで92」を超えてますね。オー・ブドーの方がややダークなニュアンスの美味しさが多いかもしれません。
同じく第54号でヴォーヌ=ロマネ・レ・ボーモンは、今飲んで93 ポテンシャル94 飲み頃 今~2043 と、これも1級ワインとするとトンデモナイほどの高い評価をくれました(・・くれましたってことは無いか・・)。
やはりヴォーヌ=ロマネは酸の構成バランスがソフト・・と言うか、構成がやや腰高で安定していますから、より滑らかに、テクスチュアしなやかに感じられるんですよね。
まぁ、飲めませんし、数も無いので、リアルの評価ばかりですみません。でもレ・ダモード!旨かったです!ご検討くださいませ!
以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードのレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今となっては非常に貴重になっていますオーレリアンのニュイ1級ダモードですが・・飲んじゃいました~!・・これはもう・・滅茶旨いです!
徳丸さんは「14年の一部にみられる果実味硬い現象で硬め」・・のような感じで書いてらっしゃいましたが、noisy が飲んだこの10月初旬の時点で・・
「べらぼうに旨い!」
ので、むしろその硬さを認識出来ずに・・全部飲んじゃいました・・。こりゃぁ旨いです。
リアルワインガイド第54号は今飲んで92 ポテンシャル94 飲み頃2019~2045と言う評価で・・もうぶっ飛んじゃってますが、それも判ります。非常に・・旨いです。「キュッ」と締まっては居るとはしても、そのテクスチュアがまぁ・・しなやかなんです。このキュヴェについては、昔のオーレリアンを彷彿とさせてくれました。そしてその頃よりやはり健康的かな・・。ややアングラな、ダークな旨さを持っていましたが、その傾向は僅かに持っているとしても、よりブライトな方向に向いたと思います。
味付きもほぼ球体で「つやっつや、まるっまる」しています。そしてやはりニュイの1級ダモードたる、ヴォーヌ=ロマネっぽい香りや旨みを持ちつつ、ダモード的な酸の確かさを持っていると思います。
鈍重さ無し!・・エレガントさ++、滑らかさ++ な素晴らしいレ・ダモードです。そしてブライトさはシュヴィヨンを超えてるかな?・・とも思います。是非飲んでみてください。今すぐなら飲んでも絶対美味しい!オーレリアン節爆発です。お勧めします! . |
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