ドメーヌ・レシュノー
レシュノー
フランス Domaine Lecheneaut ブルゴーニュ
● レシュノーさんのワインをご紹介します。noisy としましては、1994年もの・・・(古っ!)を最後に、ラインナップから外れており、3年ほど前に復活したものの、今度は安く売り過ぎたのか・・いや、普通だよな・・また買えなくなり、今に至っています。まあ大昔は・・・ホント、全く売れなくてねぇ・・・。美味しいんだけど、その頃は日本でネームバリューが全く無く、
「レシュノー?・・知らないなぁ・・そんな造り手・・」
と言うような手応えでして、全く売れませんでした。まあ・・・noisy としましても、誰の信用も無し、信頼感無しのワイン屋モドキ・・と言う評価だったのでしょう。仕方の無いことでしょうね。
その頃はまだ、フェルナン・レシュノーと名乗っていたように思いますが、まもなく現在の、フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノーと改名しています。
味筋としましては、まあ、モレからニュイまで、それにACブルからグラン・クリュまで揃うにしても、
「きっちり濃度が有り、さりとて力技に頼らず、充実した味わいを余韻まで美しく造り上げるドメ ーヌ」
と言えるでしょう。シャンボールのワインも有りますが基本、モレとニュイですから、そのようなイメージが有るかもしれません。飲み頃は今までの感じから行けば、
「1~2年熟成させるとほぼ仕上がる」
感じで、その後は熟度に従い、味わいの造型を深めて行く、しっかりもののタイプです。
もっとも、クロ・ド・ラ・ロシュだけはそんなに早くは飲まないで欲しいですね。最低でも4~5年は熟が必要でしょう。
また、このドメ ーヌのモレ・サン=ドニはとても美味しいし、良く熟します。(今回はご紹介無し)
クロ・ド・ラ・ロシュに続くのはニュイ・サン=ジョルジュの1級、プリュリエで、文句無しの大柄なワインです。アンリ・グージュのプリュリエが精細を欠いたのに対し、こんなに違うのか・・と思わせるほどでした。でもまあ・・・昔の事ですから、今は判りませんよ。アンリ・グージュもこのところは全く飲んでいないので、もしかしたら、繊細系ニュイとして、評価できるようになっているかもしれません。
「そんなこと言われなくても判ってるよ・・」
と言われてしまいそうですが、知らない方のために一応・・書いてみました。是非ともご検討いただければと思います。
● 2010 Nuit Saint-Georges les Chouillets Vieilles Vignes
ニュイ=サン=ジョルジュ・オー・シュイエ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
【良年のレシュノー!チェックしてみるには良いワインです!価格も実にお手頃!】
ブローキングで購入したレ・シュイエです。畑はヴォーヌ=ロマネ側の丘に有り、最下部では有りませんが下側です。よって、むしろニュイ・サン=ジョルジュらしいパワフルな男臭いワインにになります。ヴォーヌ=ロマネのワインにある、中高域の波長の短い香りがやや穏やか、中低域が盛り上がったアロマです。
しかしながらレシュノーさんは、単にそんな普通の仕上がりにならないのが不思議です。ややイビツになりがちな周波数帯のラインを見事な美しい曲線にしてしまう能力が有ります。さすがはレシュノー・・・ややコッテリ目、美しい土の香りとスパイス、良く香るワインだと思います。
今回は飲んでないので・・しかもリアルも評価無し・・想像で書いてますので、大きくは違わないはずですが、飲まれるタイミングによっては、
「?・・noisyが言ってることと違うんじゃない?」
と思われるかもしれません。
コンディションもとても良く、やや涼しくなってきた2014年の初秋のワインシーズンインには良い選択かと思います。為替、蔵出し値上げ、インフレ政策、送料コストアップ(某社の横暴の性です!)でワインの価格がかなり上がっていますので、現状でこのプライスはお買い得かと思います。ご検討ください。
● 2008 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
【久方振りに飲みました・・・】
懐かしいですね。しっかりと、ブルゴーニュの隠微な部分を表現した、とてもエレガントでスパイシーなピノです。今飲んでもとってもおいしい・・・んだなぁ・・・。沢山頼んだんですが、来たのはほんのちょっとでした。
リアルワインガイドは徳丸氏の現地試飲で 今飲んで 87+ ポテンシャル 88 今~2020とのことです。ブルゴーニュに点が厳しいリアルとするならばなかなかに高い評価でしょう。
Copyright(C) 1998-2023 Noisy Wine [ Noisy's Wine Selects ] Reserved