シャトー・ディケム
シャトー・ディケム
フランス Chateau d'Yquem ボルドー
● ワインの世界で常に極甘口白ワインの頂点に立つイケムです。ワインファンで有るなら、たとえ甘口が好みでは無いにしても、一度は飲んでみたいと思わせるだけの「色気」のあるワインかと思います。
「極甘口ワインは料理に合わない」
と言うのは、自身の経験則から感じるものだとしても、実は観念的なもの、思い込みが過ぎた結果だと真摯に教えてくれる半端無いポテンシャルです。
● 1996 Chateau d'Yquem
シャトー・ディケム
【アドヴォケイトも95ポイント!これでフレンチの欲望の渦の中で溺れてみたい・・!】
秀逸な・・特に極上のソーテルヌは確かに極上の甘みを持っています。貴腐がしっかり付いた年などは、この上ない仕上がりとなります。
ですが、秀逸な・・極上のソーテルヌは、実は物凄い量の「酸」も持っているんですね。ただ甘いだけじゃない・・。甘みを支えるマンモスレベル、しかもバランスの良い酸がたっぷり有ります。この酸の美しいバランスが、ソーテルヌを極上のものとしています。
なので、甘いものにソーテルヌ・・もOK、・・これは同類ですからね。クリーミーなものにソーテルヌ・・これは素晴らしいマリアージュぬが想像されるでしょう。それに油っこいもの・・フォアグラとかですね~・・これもバッチリ!最高のマリアージュです。
では、サラダとかの野菜類とかは?・・
もし機会が有るようでしたら、是非・・貴腐に野菜を付けて、もしくは掛けてみてください。かなり旨いです。
じゃぁ、魚貝類は?・・
さすがに生系は生臭くなる場合も有るんですが、フレンチ系のソースを使用するようなお食事とか、魚が新鮮だったりすると、非常にマリアージュしてしまうんですね。トゥー・マッチな感じにならず、ベストとさえ思えるシュチュエーションも有ります。
ですので、イケムってほぼ「マリアージュしない」ことが無いんですよね・・。しかも、ワイン単体で飲んでも勿論極上で有り、マリアージュさせてもしっかりお食事をボリュームアップしてくれます。
まぁ・・さすがにこの季節に・・
「イケムをシロップにした かき氷 !」
は、やったことが無いですが、きっと旨いだろうな~!・・・真夏の昼下がり、アロハを着つつ木陰のチェアに座りながら、イケムのかき氷をかっこむ!・・・いっそのこと、栓を抜いたイケムを冷凍庫でシャリシャリにしてかき氷にしてみるか~!!大丈夫ですよ・・冷凍庫でもアルコール度数が14度なら、ショックさえ与えなければマイナス13度までは完全には凍りませんので!
完全に凍ってしまうと水分と糖分が分離しちゃいますが、家庭用の冷凍庫ではそこまで下がりません。・・やってみたいでしょ?
まぁ、それでも責任は持てないので自己責任で・・やってみてください!
■エージェントより
貴腐ワインの味わいに魅了された者なら、一生に一度は 味わってみたい「シャトー・ディケム」。今回ご紹介するのは、パーカーポイント95点を獲得している1996年ヴィンテージです。
「明るい金色をして、まだ固く締まってはいるものの期待を抱かせるノーズには、ロースト・ヘーゼルナッツが入り混じったクリームブリュレやバニラビーンズ、ハチミツ、オレンジ・マーマレードや桃が感じられる。」
との評価からも、その複雑な味わいが想像されます。
世の流行とは関係なく、確実にストックしておきたい「至上の甘露」とでも言うべきアイテム…ワイン愛好家やプロから、これほどまでの熱烈な崇拝を受ける理由を、是非とも自らの五感で確認してみたいものです。
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