アンリ・ジロー
アンリ・ジロー
フランス Henri Giraud シャンパーニュ
● 上流階級、ブルジョワたちのシャンパーニュとしてその名を馳せるアンリ・ジロー。17世紀からその歴史を辿れるという、モンターニュ・ド・ランスはアイ村の超有名シャンパン・ハウスです。
その味わいは非常に精緻でまん丸なパレットを美しく描きます。妙な凸凹の無い・・しかし精妙な造り込みを感じる素晴らしいシャンパーニュです。
● N.V. Champagne Rose Dame Jane
シャンパーニュ・ロゼ・ダム・ジャンヌ
【アンリ・ジローのグラン・クリュ・ロゼ、テラコッタ熟成です!化粧箱無しです。】
シャンパーニュのベースとも言われるアイ村に8ヘクタールの特級畑を持つ、アンリ・ジローです。「オマージュ」がベースのテラコッタ熟成です。
「あ・・新しいキュヴェが出たんだ・・」
と思って、取りあえず飲んでみようと仕入れたまま・・忘れていました。「何だこれ?」・・みたいな感じです。まだ円が高い頃の仕入なので、リーズナブルじゃないかと思います。
アドヴォケイトとスペクテイターは92ポイント、ファルスタッフ・マガジンは2021年8月のテイスティングで96ポイントと高い評価をしています。
忘れていたので飲んでおらず・・すみません。なお、並行輸入ものですのでお間違いの無きよう・・コンディションは悪いようには見えませんが、コーティングの薄いエチケットで、「擦れ」が出ている場合も有ります。ご了承くださいませ。
● 2008 Coteaux Champnois Blanc
コトー・シャンプノワ・ブラン
【グラン・クリュ・シャルドネによる、たった2015本のシャンプノワです!】
ラ・クロワ・クールセルというアイのパーセルのようです。2008年ですのでグレート・イヤーですよね・・。2015本しかない?・・本当なら激レアです。初の扱いですので飲んだことも無いです・・。
● N.V. Ratafia de Champagne Solera Giftbox
ラタフィア・ド・シャンパーニュ・ソレラ・ギフトボックス
【 これはレアでしょうか!】
ぶどうジュースにブランデーを足したもの・・・それがラタフィアです。アルコール度は17.5%ですので、ぶどうジュースが約60%、ブランデー約40%です。葡萄の自然な甘みが生きる味わいですので、冷たく冷やして飲むのに適しています。
以前、エグリ=ウーリエのラタフィアの、余りの旨さに痺れましたが、その後エグリでは造っていないようで入荷が有りません。何とか造ってくれるように、エージェントさんを通してお願いはしていますがなかなか・・ね。
今回は、エグゼクティヴ御用達のアンリ・ジローのラタフィアですが、意外にもリーズナブルに仕上がっています。どちらかと言うと、エグリ=ウーリエの様な、ジュースの純粋さが前面に出た、フレッシュ・フルーツ的な仕上がりでは無く、リキュールの濃厚さ・複雑性とジュースの持つ甘みと滑らかなフルーティーさを表現しています。
冷たく冷やしてそのままお楽しみください。もしくは、アイスクリームなどにかけても美味しいかな・・・もしくは紅茶とか。夏場のミネラル補給にいかがでしょうか・・・。お奨めします。
■エージェント情報
13世紀に発見された蒸留方法によって生まれた素晴いほど超越したこのシャンパーニュのブドウの液体は、今も私たちを優しく包み込む。
(肉に塩をして保存するのと同じ様な位置付けで「ラタフィア」は古くから果汁の保存方法として伝えられてきました。「ソレラ」とは古くから伝わる熟成方法で、主にポルトに用いられており、複数のヴィンテージをブレンドします。)
根気よく、一番果実味に溢れたジュースを使用し、選りすぐりのキュヴェを使用。小樽で熟成させた後にブレンド。アイ周辺のピノ・ノワールを使用。30%シャルドネ、70%ピノノワール。良年ヴィンテージのブドウの2番絞り果汁を低温で澱引き。蒸留後、ソレラシステムに則って小樽で熟成。温かみのある色合い、かなり古い年代のシャンパーニュや30年熟成のリカーを思わせる。琥珀色で、縁が赤に近いブロンズ色に輝いている。
まずチェリージャムの様な力強い香りの後にホットスパイス、アーモンド、マラスカン、ベースに肉汁の様な深みのある、より複雑で繊細な、チョコレートやオレンジピール、オードヴィー漬けのチェリー、カリンのジュレ、シナモン。少しずつ「ランシオ」空気に触れさせると、温まることでこのラタフィアが若返ったかの様に、アプリコットなどのドライフルーツ、洋ナシのコンポート、ブドウジュースの香りが現れる。10度から15度で味わうのが理想的。
とても軽やかで滑らか。優しくまろやかな口当たり。
ドライアプリコットやカカオ、チェリーといった旨味が詰まった味わい。余韻は長く(8秒から10秒)ピュアで、軽い酸がポイントになって全体の味わいを引き締めている。
まろやかなテクスチャーと複雑味のあるアロマを持ち合わせるこのラタフィアは、フォアグラ、甘辛い味付けの肉料理(タジンヌ、フルーツソースを合わせたジビエなど)、脂肪分の高いチーズ、ジャムを添えたウォッシュチーズ(ラングル、マロワイユ、リヴァロ、マンステール、エポワスなど)、カンタルやトムの様な加熱処理していないチーズ、そしてもちろんデザートや食後のプチフール等とも良く合います。
● 2009 Coteaux Champnois Blanc Ay Grand Cru
コトー・シャンプノワ・ブラン・アイ・グラン・クリュ
【シャンパーニュの原液そのものの濃密な味わいを経験してみてください。グラン・クリュ・シャルドネによる、たった1920本のシャンプノワです!】
ラ・クロワ・クールセルというアイのパーセルです。以前、2008年ものをご紹介させていただきました。その際は、
「飲んでない」
と記載していたんですが、その後、飲む機会が有り・・しっかり味わいました!貴重な経験でした。
2008年ものは2015本でしたが2009年はさらに少なく1920本だそうです。
これ、飲んでみますとね・・
「泡の無いシャンパーニュをさらに白ワインに寄せた味わい」
と・・印象は全くのそのまんま・・なんですよ。しかも、
「非常に濃密で複雑感が半端無い!」
ですね~。さらに、
「フルーツ感バッチリ」
で、意外にも・・
「酸は豊富だが強いとは余り感じない」
ですね~・・。まぁ、あくまで2008年ものの印象ですが・・。
で、
「美味しいのか美味しくないのか・・、ハッキリせんかい!」
とおっしゃる方のために。
素晴らしい白ワインだと思いました。ポテンシャルは非常に高いです。グラン・クリュのシャルドネですが、余りブルゴーニュのシャルドネには似てないかな・・と言う印象で、
「もっとずっとド太い」
と思います。
noisy 的にはこの状態でも非常に美味しいと思ったんですが、一緒に飲まれた方の印象は
「良いのは判るんだけど早かったかな?」
というようなものかと思います。
ですので、素晴らしいけれど飲み時は図った方が良いかと思いますし、飲まれる方の経験値にも寄るかと思います。ただし、
「非常に勉強になる」
のは間違い無いです。
飲んでみれば少なくともそれが感じられるかと思います。
「・・シャンパーニュの味わいの構成って、こうなってるの・・か・・な?」
と、想像できるようになると思いますし、何より・・
「滅茶苦茶美味しい!」
と思うんですね。ただ、先のように、クエスチョンマークが頭の上に浮かんで見える方もいらっしゃるかもしれない・・と言うことで、敢えて余り強くは推してない・・訳です。どうぞご検討くださいませ。非常にレアなシャンプノワ・ブラン・アイ・グラン・クリュです。
● 2000 Champagne Ay Grand Cru Cuvee Fut de Chene Brut
シャンパーニュ・アイ・グラン・クリュキュヴェ・フュ・ド・シェヌ・ブリュット
【芳醇!精緻!端正!実に素晴らしいシャンパーニュです!】
シャンパーニュのベースとも言われるアイ村に8ヘクタールの特級畑を持つ、アンリ・ジローです。以前にも下級のキュヴェをご紹介させていただきましたので、皆さんも、アンリ・ジローの繊細且つ芳醇、精緻さに溢れる味わいをご存知かと思います。今回はギフトボックス無しでご紹介します。
フュ・ド・シェーヌ はアンリ・ジローの最高峰です。アイ村産のピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュから、深遠さ、アンリ・ジローらしい精緻さと端正さの中に、様々な果実香、ハチミツ、スパイスが弾けます。アンリ・ジローはとても端正なんですが、グラン・メゾンもののような、「安全だけれどもつまんない感」は無いんですね。特にアンリ・ジローのシャンパーニュには、完熟した際のハニー香が奥に有るように感じます。
どうもアンリ・ジローでは「フュ・ド・シェーヌ」をマルチ・ヴィンテージ化にするようで・・・モノ・ヴィンテージものがこの先出無い可能性があり、ヴィンテージ物最後になると思われる2000年は非常に希少です!是非ご検討下さい!
◆エージェント情報
アンリ・ジローは、シャンパーニュはアイ村にて17世紀からの長い歴史を誇る生産者ですが、他のグラン・メゾンの華やかな知名度に比べると、その名前はひっそりと欧州のシャンパーニュ通のみに知られる程度のものでした。
しかしながら、イギリスやモナコなどの王室御用達という品質は段々と国外にも知れ渡ることとなり、近年では日本でも雑誌などで大々的にスポットを浴びるなどして、国内のシャンパーニュ・ファンの心を次々と鷲掴みにしていったのです。
キュヴェ・プレステージュ「フュ・ド・シェーヌ」は良年のみにリリースされ、その際の生産量は年間1万本、 限られた人々のみ口にすることが出来るこちらのアイテムですが、1年間の樽熟成と、6年間の瓶熟成を経て、やっと世に放たれる極めつけの一本です。ちなみに「フュ・ド・シェーヌ」とは「木樽」の意味。
ボトルには一本一本きちんとシリアルナンバーが刻まれており、まさにこの世で一本しかない「自分だけのアンリ・ジロー」との幸福な時間を過ごすことが出来るというもの。
2000年ヴィンテージのパーカーポイントは、92点。大事な記念日を飾るにあたって、これほど相応しいプレミアム・シャンパーニュもそうそう無いと言えますので、購入機会がある際に、間違いなく確保していただければと存じます。
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