エチェンヌ・ギガル
エチェンヌ・ギガル
フランス Etienne Guigal ローヌ
● 押しも押されぬローヌの雄、ギガル社の看板ワインのひとつ、シャトー・ダンピュイのコート=ロティです。高価ですから中々買えないですよね。
でも、飲み頃を気にしないといけない単一畑ものに比べると、非常にバランスの良いシャトー・ダンピュイは、熟成度ごとの美味しさを見せてくれますし、今回は「最安値!」なプライスです!
● 2012 Cote-Rotie Chateau d'Ampuis
コート=ロティ・シャトー・ダンピュイ
【これは購入すべきでしょう!!アドヴォケイト、ワイン・アンスージャスト、ワイン・スペクテイター共に95Points!しかも超リーズナブルです!】
普通ならリリース直後で2万円くらいはするはずの、ギガルの本拠地、シャトー・ダンピュイです。コート=ロティですから、シラーが基本ですね。そこに僅かな量(5%位)のヴィオニエが入ります。
このシャトー・ダンピュイは、ギガル御三家と同レベルの扱いながら、考え方の違うワインです。ムーリンヌ等が畑の個性を発揮する方向性を持つのに対し、このシャトー・ダンピュイは、「コート=ロティ」そのものを表現するタイプに仕上げています。畑も「ブリュヌ」と「ブロンド」を中心に良いものを選んでブレンドしていますので、ギガルの普通のコート=ロティの上位バージョンで有り、コート=ロティらしさを表現していると思います。
ですので、むしろこのダンピュイはブルゴーニュ・ピノ・ノワールっぽいエレガンス主体のワインになることが多く、我々ブルゴーニュ大好き人間には、
「お~、この官能感が堪らない!」
というシュチュエーションにしてくれるんですね。
今回はリーズナブルな価格で仕上がりました。しかも評価も非常に高く、95 Pointsとかなりのものです。まあ、それならみんな欲しいですよね。すでに店頭では何本か売れてしまっていますので、この機会に是非!ギガルの上級キュヴェの素晴らしさを・・味わってみてください。瓶の中央の「GUIGAL」の掘り込みを見て・・・にんまりするのも悪くないかと思います。(正規品では有りませんが状態は良いです。) ご検討ください!
● 2014 Condrieu la Dorianne
コンドリュー・ラ・ドリアーヌ
【ヴィオニエ種最高のワインのひとつでしょう...】
飲んでいないのでコメントはいたしませんが、シャトー・グリエよりは、かなり良いのではないかと思います。(偉大な白ワインとされるグリエをけなすものではありません)現行ですのでかなり良いお買い物ではないかと思います。正規では有りませんがリーズナブルです。
しかも2014年はかなりの高評価でアドヴォケイトは96点・・・でした。・・なんで99点や100点じゃ無かったのか・・の方が気に成っちゃいますよね・・・。まぁ、アドヴォケイトはそれでも例によって2016~2020年の間に飲めと言ってます。確かにローヌの一部の白ワインは長寿ではありませんが、それでもね・・。
で、シャトー・グリエはね・・・とてもそんな点は付かないでしょう。因みに2012年は97点!2013年は96点!・・・でも皆さんはきっと・・
「・・・ヴィオニエ・・じゃぁ・・なぁ・・」
と思うかもしれませんが、比較的若く飲めるので、なかなか開かないし、タイミングの難しいシャルドネよりもプレゼントにも良いかもしれません。白や黄色の果実や花、スパイス、複雑性、そして後口の太さとビター感。飲んでみたいワインじゃ無いでしょうか。ぜひご検討くださいませ。
● 2000 Cote-Rotie Brune et Blonde
コート=ロティ・ブリュヌ・エ・ブロンド
【コート=ロティの真の姿を見るには非常に良い1本だと思います!】
え~・・そんな訳で、古いコート=ロティを見ると、ついつい発注してしまう noisy ですが、実はそんなコート=ロティに出会う機会は非常に少なくなってきました。リリースされて4~5年のものならね・・それなりに何とかなるとはしても、このように2000年、17年もののように古くなりますと、
「まず見当たらないし、有っても非常に高い」
です。
皆さんはどうしてもリリース時の価格を考えてしまうでしょうから、
「ギガルのブリュヌ・エ・ブロンドでその価格?・・高いんじゃん?」
と思うかもしれませんが・・そんなことは無い・・むしろ安いですよ。自分で15年間も大事に仕舞い込んでおけるか?・・と考えてみてください。「無理!」でしょ?・・結構、皆さん、早く飲んでしまうんですよ。
もう、その存在を忘れていた・・としても、10年ほどで飲んでしまわれることがほとんどなんですね。だから、
「ミレニアムの2000年は遠くになりにけり」
とは思っても、
「ワインの2000年は、ついこの間」
とも思ってしまうのでしょう。
コート=ロティが持つ、ブルゴーニュワインにも匹敵する官能さを知るには良い1本です。・・まだ若いかな?・・まぁ、光でボトルを透かしてみて、飲み頃をご判断ください。因みにスペクテイターとセラートラッカーで90Points と言う評価が見当たりました。
あ、何度も言いますが、
「このような古酒を届いて澱も下げずすぐ開けてしまうような真似は絶対しないでください。」
「ワイン会に手で下げて行って飲むのは危険です。」
ある意味、激レアです。ご検討くださいませ。
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