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ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

ジョルジュ・リニエ

フランス Domaine Georges Lignier ブルゴーニュ
● 覚えておいででしょうか・・・以前何度かご案内させていただいたジョルジュ・リニエさんの2001年モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ゾルムを・・・



 そう・・これです・・・。


 実は最初のご案内の時にはこれ・・新着をアップしたとたん・・グングンと数が減ってしまって、予想を大幅に上回る時間で完売寸前になったので、何とかデータファイルにアクセスし、またホームページからも削除して、その存在自体を消してしまったんです。

 まぁ、何しろ場合によっては、noisy 自身も自分のぺージさえ見ることが出来ないようなアクセス数になってしまうことも有り、大きなエラーが起こる前にと・・削除したんですが、まさかまた入手できるとは思いませんで・・下書きを探しましたが見当たりませんでした。

 ですが、テイスティングして素晴らしいワインで有ることを確かめましたので、今回はある程度ゲットしました。非常に嬉しいです!飲まれた方なら、必ずやもう一度飲みたくなる深いエレガンス、味わいかと思います。
 現在はジョルジュは引退し、甥っ子のブノワ・ステリーさんが2008年より醸造長として頑張っているようです。


2014 Morey-Saint-Denis 1er Cru Clos des Ormes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ゾルム

14609
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

◆◆◆再入荷です!
■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、 同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
「楡の木」がその名の由来となる、水分を多く含む区画から生まれた熟成アイテムをどうぞ!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,850 (外税) 
【超絶に繊細です!オリヴィエ・ジュアンとは対極の立ち位置!】
 消費税関係の雑務で謀殺される中、それでもテイスティングは毎日続けてはいても、タイミングと言うものは本当に重なるものでして、

「未テイスティングワインが滅茶苦茶沢山あることに切迫感を感じる」

状況でして、他のワインと同様、ついさっき店で開けたこの2014年のモレ1級クロ・デ・ゾルムのレヴュー書きをしています。

 そんなものですから、いつもとは異なる写真になっています。ご了承ください。


 しっかし、「淡いですね~!」・・滅茶淡い色合いです。ジョルジュがやっていた頃の2001年と(角度は違いますが)比較してみてください。全然違いますよね。

 味わいは「超絶に繊細」と言える見事なエキスの味わいです。この2014年、クロ=サン=ドニ・グラン・クリュはティム・アトキン氏によって95ポイントと言う凄い評価をされています。同じ年の2014年のクロ・デ・ゾルムですから、期待は大きくなるでしょう?

 で、ドメーヌ・ジョルジュ・リニエの造りは、かのアンリ・ジャイエさんが発明したとされる「発効前の低温での漬け込み」を数日行っています。なので、アンリ・ジャイエ系の味わいなのかと思いきや・・

「全然違う」

んですよね~。どちらかと言えばD.R.C.やジョルジュ=ミュヌレ=ジブールと同様のエキス系です。低温浸漬後の本発酵時の温度経過が違うのでしょう。


 しかし、エキスの味わいは・・

「滅茶苦茶強い!」

んですね~・・。


 そして、口にした瞬間に、

「(滅茶繊細!・・そして結構饒舌!)」

と思われるに違い在りません。こんなに淡い色合いをしていながらね~・・この子は!


 まぁ、素晴らしい1級です。惜しむらくは・・まだ全開には至らない・・と言うことかと思いますが、PKさん曰く「秀作年に造れば特級の水準に至ることも少なくない」のがこのクロ・デ・ゾルムなんですね。それもクロ・ド・ラ・ロシュの真下に接してますから。


 皆さんも知りたいでしょうから、発禁本・・いや、絶版本の明日香出版社版、「ブルゴーニュ」ロバート・M・パーカー著から引用させていただきましょうか。

「モレ=サン=ドニの1級畑のなかで、クロ・デ・ゾルムは最上クラスにはいる。村の北にある畑だが、格別に芳醇でフルなワインになる。ジョルジュ・ルーミエ級の飛びきりの名手が、しかも1985年のような秀作年につくれば、特級の水準にいたることも少なくない。ニュイ=サン=ジョルジュのメゾン・フェヴレが、購入したぶどうをもとに生産するクロ・デ・ゾルムも素晴らしかった。」


 ね?・・どうでしょう。・・しかも、3.1ヘクタールのクロ・デ・ゾルムの畑のうち、1.9ヘクタールを所有しているのがこのジョルル・リニエさんで、しかもその生産量の半分をネゴシアンに販売してきた事実から言うと、

「そのPKさんが素晴らしかったと言うメゾン・フェヴレのクロ・デ・ゾルムは・・一体誰が育てた葡萄だったのでしょう?」

と言う問いの答えに違い無い・・とも思えますよね~。


 そして、2014年はグレートイヤーですし、ティム・アトキン氏もクロ=サン=ドニに95ポイント付けていることと考え併せれば、

「6千円代で買える・・凄いワインってことかも!」

とお判りいただけるでしょう。

 もしどうしても早めに飲まれるのでしたら、低めの温度では無く、セラーから早めに出して少し暖かめで飲み始めてください。かなりのポテンシャルで有ることは簡単に判ると思います。これは仕入れておくべき、貴重な1級です。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【とにかく最低1本は仕入れておきましょう!!半端無くドライな味わいは熟成で官能的な甘さを手に入れています!】

 昨年、今年春とご案内させていただいた2001年モレ=サン=ドニ1級はクロ・デ・ゾルムです。

 ちょうど良い熟が入ってきていて、何とも形容しがたいブルゴーニュ・ピノ・ノワールならではの「官能的な甘さ」が出てきています。

 またグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュ直下の畑ですので、とても似たニュアンスを持っていますから、石や岩の鉱物的要素が官能さに複雑性をもたらしています。岩、大きな石のようなミネラリティにナトリウム系のすこしグラのあるミネラリティが混じるようなニュアンスです。プティ・クロ・ド・ラ・ロシュと言って良いような味わいですが、クロ・デ・ゾルムは、より赤い土のニュアンスが感じられるかなと思います。クロ・ド・ラ・ロシュの方がもう少し乾いた感じでしょう。

 ジョルジュ・リニエさんのワインは非常に綺麗なんですが、リリース直後はやや硬く、まったく「甘み」を感じさせないようなハードな味わいなので、どうもとっつきにくい・・んですね。

 ところが、年を追うごとに旨みを増し、成分が重合したり分離したり・・を繰り返し、硬い殻が壊れ始めると・・

「うわ~・・こりゃ~旨い!」

と。。なってしまうんですね。

 そりゃぁそうです・・このクロ・デ・ゾルムは2001年。収穫から14年目です。
 ブルゴーニュ・ピノ・ノワールのひとつの目安は安易に言ってしまえば15年ほど・・と考えています。ここがようやく美味しく飲めるようになるという分岐点かな・・と。勿論、ヴィンテージの要素や畑で変わってきますが、例えばシャンボール=ミュジニーのワインなどは基本的にもっと熟成年数が必要です。北隣のモレ=サン=ドニになりますと、シャンボールに比べて解れ始めが早いので、結構早目から美味しく飲めちゃうんですね。

 このクロ・デ・ゾルムはクロ・ド・ラ・ロシュに接していますんで、それでもやや時間が掛かるんですよ。・・で、ようやっと「花が咲きつつある」状況になってきたんですね。半端無いドライな赤ワインだったのが、熟成によってほんのり甘くて複雑でエロい・・しかも・・

「6千円・・って・・今時1級畑でそんなの有りか?」

と思えるほどですよね!

 今回は前回よりは余裕は有りますが、そうは言っても追加できる状況では有りません。是非この機会に今飲んでも充分に旨さの判る1級クロ・デ・ゾルムを入手してください!超お奨めです!


■■oisyテイスティングコメント(注:このコメントは2001年の村名のものです。)
2001 Morey-Saint-Denis Georges Lignier

 「ワインの醍醐味」について考えてみたいと思います。ごく一般的な給与所得のワインラヴァーは、多くても大体週に1、2本、1500円から3000円くらいのワインを選ぶかもしれません。大雑把に月4週だったとして6本くらいでしょうか。そうすると月に平均して14000円くらいの出費になります。これだとちょっと高い携帯代くらいですね。そうなるともう一本くらい熟成用、記念日用等に使っても良いかな、となるかもしれません。
 5~6000円くらいなら、なかなかのポテンシャルのワインが買えるかもしれない。10000円くらいなら良い1級、物によってはグラン・クリュクラスのワインが手に入るかもしれない。この計画通りなら月3万くらいあれば充実したワインライフが送れそうです。(実際はなかなかこんな風に上手くはいかないと思いますが。。。)

 しかしやはりデイリーの価格帯で、美味しいワインは確かにあるけれど「チョチョぎれる程の感動」を与えてくれる程のものは中々見つかりません。そうなってくるとやっぱり5000円から10000円のレンジにかける期待はかなり高くなってくると思います。

 しかしリリースしたてのワインを飲むのは幼児虐待だという声もあるように、複雑怪奇なワインの姿の片鱗にしか触れることができません。そうなってくるとセラーの奥底にしまい込まざるを得ない。そして年月が経ちそのワインを忘れに忘れ去ったある日、ふと目につく。

(あれ、このワインそろそろ良いんじゃないか?)

 あなたはきっとものすごく迷う。本当に今開けて良いものかこれだけ楽しみだったワインがブショネだったらどうしよう。。。と。

 そこには誰もアドバイスをくれるものはいない。いるのはご相伴にあやかろうとするワインという名の赤い血に飢えたハイエナ達だけだ。彼らは「ハッ、ハッ」と鼻息を荒し、今か今かと人が苦労して手に入れ、大事な育てたワインの前に群がっている。。。

 あなたは覚悟を決めなければならない。自分の分身である我が子を彼らに差し出すと。あなたの汗と涙の結晶で育て上げた彼らを生贄に。。。

 と、まあこれは良くも悪くもワイン会で良く見る光景ですが。(Oisyもハイエナの群れのうちの一匹ですが)しかし、自分が目星をかけたワイン達が熟成を経て妖艶な姿を纏い始めた時に飲む、これが最も「ワインの醍醐味」という意見に異論は少ないと思います。そこに至るまでの苦労たるや想像に難くありません。

 でもやっぱり人間はできる事なら楽をしたい。できれば熟成の期間はショートカットしたいというところが本音でもあります。去年の2000年ルモワスネのブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・スペスィヤルが爆発大ヒットしたのもそのような側面もあったのでしょう。

 やっと本題に入りますが、このジョルジュ・リニエのモレ・サン・ドニ、かなり熟しています。熟れ熟れのムンムンです。文句のつけようなく美味しいです。かのルモワスネ2000年は格落ちの可能性がありました。村名レベルの2000、2001年は今かなり良い時期に入って来ていると言えると思います。もちろんリニエのモレの方はこれからさらに開く方向に向かって行くでしょう。

 しかも熟成ショートカット付きでこのお値段です。昨今ではありえないバーゲンセールのような価格であります。確実に「買いに走るべき」ワインです。飢えたブルゴーニュファンの喉を癒すのは間違いありません。
ぜひ!120%おススメのワインです!!ウマーイ!!


2013 Clos Saint-Denis Grand Cru
クロ・サン=ドニ・グラン・クリュ

14610

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

>■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、 同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥14,980 (外税) 
【2014年ものはティム・アトキン氏、95ポイントですが2013年ものは評価が見当たらない!】
 まぁ、2本しか買えなかったので、余り書いても仕方が無いんですが、かのティム・アトキン氏は2014年のクロ=サン=ドニに95ポイント、2011年ものに91ポイントと言うような評価をしており、この何年かの急激な成長を感じさせる評価になっています。

 今回同時にご案内の2014年のモレ=サン=ドニ1級・クロ・デ・ゾルムを飲めば、以前のような「ガチガチ」に硬いスタイルでは無く、さらに繊細になったエキスの表情を柔らかく出してくるような、さらなる繊細な努力をしているように感じます。

 まぁ、色合いが凄い***ですから、ぜひ2014クロ・デ・ゾルムのコラムも覗いてみてくださいね。一瞬、胸が締め付けられるかもしれませんが・・(笑

 それに、2001年ものの写真も有りますから、その色の*さの違いにも驚かれるかと思います・・が、

「エキスは濃い!色の濃さはエキスの濃さと比例しない!」

です。


 で、2013年ものと言うことで、2014年ものの超絶な *さ を見てしまえば、

「さらに * いかも・・」

と思われるかもしれません。


 飲んでみたいワインのひとつですよね?・・クロ=サン=ドニ。モレの名前の由来にもなった畑なのに、ほとんど周知されていないグラン・クリュです。気になりましたら是非!・・この位の価格のグラン・クリュは絶滅寸前です。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何ともエロティックな素晴らしく香しいブケ!さすがのグラン・クリュ!】

 おそらく皆さんもこのジョルジュ・リニエのワインへの認識が変わったに違い無いと思いますが、ホント、素晴らしいワインなんですね。

 近年、ジョルジュ・リニエさんが引退し甥っ子のブノワ・ステリさんが継いでいますから、微妙な変化は有るとしても、この素晴らしい「クロ=サン=ドニ」を飲む限りは、大枠では変りは無く、やや濡れたように柔らかなテクスチュアになったんじゃないかと思います。「完全エキス系」の非常に旨いワインです。

 あ、余り言葉にしていないので、ここでハッキリしておきましょう。大きく分けて「エキス系」、「果実味系」と表現していますが、当然のことながらその「中間位の存在」も有るんですね。でも判りやすくするために大きく分けただけにしてみます。

 例えば、葡萄の糖度が潜在アルコール分として13度だった場合を考えてみましょう。これを完全発酵が上手く行ったとしますとアルコール分13%、糖度0gのワインが出来上がります。非常に単純にはこれがエキス系です。

 同じように潜在アルコール分が13度だった場合で、糖度をある程度残した場合・・、アルコール分が12度、糖度何gかのワインが仕上がります。これが果実味系です。

 勿論ですが、机上の論ですから、そんあピッタリ行く訳も無い・・ですが、造り手は結構・・その辺りは厳しく見ています。自身の思い描くワインにするためです。

 潜在アルコール分がもし、15度も有った場合は・・どうでしょう?・・完全発酵が可能だとすると、15度で糖度0gのエキス系ワインに仕上がりますよね?・・でも、それはブルゴーニュワインとしてはどうなんでしょう?


「アルコール分が多過ぎる」

と判断され、下手をすればINAOにAOCワインとしての認定がなされないかもしれませんし、何より熟成に時間も掛かるアルコホリックで強いワインになっちゃいますよね。エレガントさの無いワインになっちゃう訳です。

 では、その潜在アルコール分15度の葡萄をアルコール分2度分、発酵させずに糖度として残したらどうでしょう?・・これは(上手くできた場合)フレッシュな果実がタップリ存在する、やや甘味を感じるワインに仕上がります。果実味系です。

 さらには、アルコール分が15度にもなるかもしれない場合は、エキス系に仕上げたい造り手はどうするでしょう?・・・いつも通りにそのまま発酵を続ければ、アルコール分15%の、あのフィリップ・パカレさんの「アンディジェーヌ」みたいな化け物ワインになっちゃいますよね?

 そう・・逆算するんですね・・。収穫時期で調整するんです。まぁ・・そんなに単純では無いんですが、糖度を上げ過ぎないようにする訳ですね。

 そんなこんなで、果実味(重視)系のワインはそのように、エキス系のワインもそのように造っているからこそ、造り手のアイデンティティ、もしくは、テロワールの一部としての造り手の関与になってくるんだと思います。


 で、このジョルジュ・リニエは、ものの見事に「完全発酵タイプ」のエキス系です。しかも、フィルターはそこそこしっかり掛けますから(今までは掛けました?が正解?)、10年経たないと柔らかく成って来ない・・硬いワインだったと言えます。


 新世代になり、その辺りは大きく改善しているようです。まぁ・・非常に素晴らしい、ケワイな、エロティックな、官能的な、複雑で精緻でフィネスたっぷりなアロマ、ブケにノックアウトされてしまいました。


 クロ・ド・ラ・ロシュの南に接するクロ・サン=ドニは、モレの村の名前にもなった、当時の村人たちが、

「最もグレートだ!」

と判断した畑でも有ります。


 クロ・ド・ラ・ロシュが石や岩のニュアンスを多く含むのに対し、クロ・サン=ドニではそんな表情は、たった一部分に過ぎません。

 また南に存在するクロ・デ・ランブレイの持つ、まるでヴォーヌ=ロマネのクリュのような複雑なミネラリティ、特に金属系の複雑に入り組んだ組成は、デ・ランブレイがやや粗雑な構成(・・)なのに対し、とてもバランス良く、しかもたっぷり持ち合わせています。

 さらにはクロ・ド・タールのもつしなやかな黒い果実やスパイスの風味、あの・・偉大なキノコっぽいアロマ、黒い美しい土のニュアンスさえも持っていると言えます。


 そんなクロ・サン=ドニの持つ、雅楽と洋楽を綺麗に合致させたような雅な調べが・・ノーズに飛び込んでくるわけですから・・ノックアウトされちゃうんですね~。

 しかも、モレの他のグラン・クリュのクロ・ド・タールやランブレイのように、パワフルさと言う点においては一歩遅れるものの、絹のようなテクスチュアからの洗練された表情が実に素晴らしいです。
 

 でもまぁ確かに、まだ少し早いと思います。しかしながら、開けた直後からの素晴らしいブケにひっくり返り、徐々にソフトなテクスチュアになりつつ要素の放出量、姿を変えてくれますから、


「今飲んで充分に旨い!!」

と言わせていただきたいと思います。


 エキス系のワインが持つ、芯から香ってくる強いアロマの表情に、是非ノックアウトされてください。非常に安いです。クロ・サン=ドニって・・余り良く知らないはずですよね・・?・・これは非常にお買い得!お早めにどうぞ!



2004 Volnay 1er Cru
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ

14371
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォルネイ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
 化学肥料は使わずに堆肥のみを与えられたブドウは、出来る限り自然のままで育ってゆき、醸造においてもそんなブドウの素直な個性を生かすべく、インパクトの強い新樽の使用は可能な限り避けているとのこと。
 ワイン評論家のマット・クレイマー氏も「モレ・サン・ドニ屈指の造り手」と太鼓判を押す気鋭のドメーヌ…そのジョルジュ・リニエが手がけたヴォルネイ・プルミエ・クリュ」。ジョルジュ・リニエならではの、ハーモニーが感じられるような一本に仕上がっているに違いありません!
◆◆◆1級畑カレル・スー・ラ・シャペル、レ・ロンスレ、レ・リュレ、ロバルデルをブレンド
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,380 (外税) 
【こりゃぁ旨い!・・ブルゴーニュ・ファンが泣いて喜ぶ?見事な味わいです!】
 美味しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールって・・どのようなものでしょうか。人それぞれで定義みたいなものは有るかと思います。

 じゃぁ、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの本当の姿とは、一体どのようなものでしょうか。・・まぁ、実はこれは、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールを開ければ、例えそれがどのようなクラスのもの、造り手のものだったとしても、一つの姿で有ることには違い在りません。

 しかしながら、じゃぁ誰が造っても、いつのものでも、どんな状態におかれていたとしても、本当の姿であると言えるかどうかは微妙なところです。だからこそ、コンディションが良いことが大前提の上で、良い造り手を選ぶことが求められるわけですね。

 その上で、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの理想を言うのであれば、新酒にはその特別な良さも有るとしても、ある程度熟成したピークで飲めること・・もあるんじゃないかと思います。

 2004年ヴィンテージは、どちらかと言うと「普通」とか、「今一つ」と言う出来の年だと言う理解が一般的かと思います。だから2004年ものがリリースされた当初は余り芳しい売れ行きとは言えない状況でした。特別に「悪い売れ行き」と言う訳では有りませんでしたが、ワイン評論家さんたちのプレリリースの評判が良く無かったことが理由として言えます。

 確かに、リリース当初は今一つバランスに欠ける感じはしたものです。「まだ仕上がって無い感じ」が漂っていました。

 しかしリリースから5年ほどが過ぎると、

「・・いや、2004年もの・・美味しくなってきたよ。」
「2004年って、結局は悪くは無いんじゃないの?」

みたいなご意見が多くなってきました。それでも、

「いや・・好みじゃないなぁ」

と言う方もいらしたと思います。


 毎年のようにリリースされるブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、やはり、

「その年の特徴」

をしっかり反映したものになっています。次の年は2005年ですが、これはプレリリースが評判良く、皆さんも購入意欲が高まったヴィンテージだったと思います。

 しかしながら・・どうなんでしょうね・・2005年もの、今飲んで美味しいでしょうか?・・勿論、美味しくなってきてはいると思いますが、当初の評価が正しかったかどうか・・は中々に微妙なところだとは感じないでしょうか。


 2005年と言うヴィンテージは、造り手たちがこぞって、

「グレートイヤーだ。」

と騒いだ年でも有ります。


 で、その真意の多くは、

「畑仕事が楽な、何も(余計なことを)しなくて良かった年」

と言うことです。


 まぁ、そんなことを真顔で言ってるとするなら、その造り手さんはそうとう手を抜けたのでしょうから、出来は通常と変わらないんじゃないか?・・などとも想像してしまいます。


 半面、2004年はどうだったでしょうか?・・2005年とは違い、

「一生懸命にやらなければ厳しかった年」

と言うことが言えます。まぁ、何とか間に合った・・とか、何とか上手く仕上げることができた・・と言うヴィンテージでも有ります。


 遅い熟でヒヤヒヤさせられたと言うこともあるでしょう。読み間違いで早々に諦めて収穫してしまえば、浅い味わいのワインになってしまったと言えます。

 しかしながら、多くの優良生産者は素晴らしいワインに仕上げた年でもあるんですね。ヴィンテージ背景を含んだ、比較的重厚で複雑な味わいです。結構にシンプルで健康的な仕上がりの2005年とは、やはり結構に違うとも言えると思います。


 ジョルジュ・リニエさんは、昔から「フィルターがキツメなので・・」と言う部分が有り、若い時分にはちょっとな・・と言うニュアンスなんですが、もともとは濃密なエキスをさり気なく抽出できる凄腕でも有りますので、それがこの2004年ものにもちゃんと出ています。

 ヴォルネイの南側に拡がる4つの1級畑、カレル・スー・ラ・シャペル、レ・ロンスレ、レ・リュレ、ロバルデルをブレンドしています。基本的には村の北側はポマールに接していますので、似たニュアンスが有ります。中ほどはより赤く軽やかな感じが強く、南に行くと、赤を積層させたような強さを持つ感じになり、東はやや重く、西はやや軽く・・と言うイメージです。勿論、例外も有りますし、突出して良い畑もまばらに存在します。

 ムルソーのサントノーほどの強いフレーヴァーには成らないものの、重くも無く、軽くは全然無い、中間的、もしくはほんのり重量感のある感じに仕上がっています。これは2004年の特徴をも含むかと思います。

 複雑な襞が重なるかのようなテクスチュアから、エロティックな熟成香が漏れて来ます。腐葉土に僅かに獣香的スパイス、ほんのりジャミーにも感じるほど赤みを帯びた果実感が熟して甘みが出てきており、程好いグラが感じられます。

 それなりに強かったはず酸は熟して丸みを見せ、美しい減衰カーブを描く長い余韻の最後に、チリチリっとした酸のニュアンスを感じさせてくれます。全般を通して美しく出しゃばらない石灰感が有り、このワインを下支えしていることが伝わって来ます。

 いや~・・美味しいです。飲むならこう言うちょっと熟したワインが良いなぁ・・と感じていただけると思いますよ。

 実は、完璧な状態では飲んでいないんですね・・見ていただいて判るかと思いますが、完全には「澱下げ」仕切ってはいない状態です。それでもテクスチュアは良いですし、「澱の感じ」はさほどしないです。

 フィルターはしているので、大きな澱は有りませんが、滅茶苦茶細かい澱が有るはずです。熟してグラが有りますんで、

「そう簡単には透明度は高まらない」

ほどの細か~~~い澱が有ると思ってください。


 それを下げ切らずにも美味しくいただけますが、完全に下げると・・さらにもっとクリアに、ピュアになり美しくなると思います。

 いや~・・美味しいです!・・こういうの、飲んでください。

 勿論ですが・・飲み方も有りますよ。それに「開け方」も・・です。雑に抜栓すれば、やはりそういう味わいになります。雑に抜栓するクセがついていらっしゃる方は、自分ではそれは雑じゃないと認識しているはずなので説明が困難ですが、少なくとも、

「頑張って澱を落とす。」
「見えないにしても落とした澱を再度舞わせないように静かに抜栓する。」
「グラスに注ぐ時にもグビッとボトルを急に横にしない。」

 などなど・・ちょっと気を使うだけで随分と変わるものです。ソムリエさんでも美味しく入れてくださる方と、ちょっと雑味の出る方と・・いや、お店の方針にもよるかと思いますけど。

 是非、良い感じに熟してきた2004年ヴォルネイ・プルミエ・クリュ、挑戦してみてください。2004年ものの印象も大きく変わるかもしれませんよ。お勧めです!


2008 Clos Saint-Denis Grand Cru
クロ・サン=ドニ・グラン・クリュ

12814

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

>■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、 同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
「楡の木」がその名の由来となる、水分を多く含む区画から生まれた熟成アイテムをどうぞ!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【何ともエロティックな素晴らしく香しいブケ!さすがのグラン・クリュ!】
 おそらく皆さんもこのジョルジュ・リニエのワインへの認識が変わったに違い無いと思いますが、ホント、素晴らしいワインなんですね。

 近年、ジョルジュ・リニエさんが引退し甥っ子のブノワ・ステリさんが継いでいますから、微妙な変化は有るとしても、この素晴らしい「クロ=サン=ドニ」を飲む限りは、大枠では変りは無く、やや濡れたように柔らかなテクスチュアになったんじゃないかと思います。「完全エキス系」の非常に旨いワインです。

 あ、余り言葉にしていないので、ここでハッキリしておきましょう。大きく分けて「エキス系」、「果実味系」と表現していますが、当然のことながらその「中間位の存在」も有るんですね。でも判りやすくするために大きく分けただけにしてみます。

 例えば、葡萄の糖度が潜在アルコール分として13度だった場合を考えてみましょう。これを完全発酵が上手く行ったとしますとアルコール分13%、糖度0gのワインが出来上がります。非常に単純にはこれがエキス系です。

 同じように潜在アルコール分が13度だった場合で、糖度をある程度残した場合・・、アルコール分が12度、糖度何gかのワインが仕上がります。これが果実味系です。

 勿論ですが、机上の論ですから、そんあピッタリ行く訳も無い・・ですが、造り手は結構・・その辺りは厳しく見ています。自身の思い描くワインにするためです。

 潜在アルコール分がもし、15度も有った場合は・・どうでしょう?・・完全発酵が可能だとすると、15度で糖度0gのエキス系ワインに仕上がりますよね?・・でも、それはブルゴーニュワインとしてはどうなんでしょう?


「アルコール分が多過ぎる」

と判断され、下手をすればINAOにAOCワインとしての認定がなされないかもしれませんし、何より熟成に時間も掛かるアルコホリックで強いワインになっちゃいますよね。エレガントさの無いワインになっちゃう訳です。

 では、その潜在アルコール分15度の葡萄をアルコール分2度分、発酵させずに糖度として残したらどうでしょう?・・これは(上手くできた場合)フレッシュな果実がタップリ存在する、やや甘味を感じるワインに仕上がります。果実味系です。

 さらには、アルコール分が15度にもなるかもしれない場合は、エキス系に仕上げたい造り手はどうするでしょう?・・・いつも通りにそのまま発酵を続ければ、アルコール分15%の、あのフィリップ・パカレさんの「アンディジェーヌ」みたいな化け物ワインになっちゃいますよね?

 そう・・逆算するんですね・・。収穫時期で調整するんです。まぁ・・そんなに単純では無いんですが、糖度を上げ過ぎないようにする訳ですね。

 そんなこんなで、果実味(重視)系のワインはそのように、エキス系のワインもそのように造っているからこそ、造り手のアイデンティティ、もしくは、テロワールの一部としての造り手の関与になってくるんだと思います。


 で、このジョルジュ・リニエは、ものの見事に「完全発酵タイプ」のエキス系です。しかも、フィルターはそこそこしっかり掛けますから(今までは掛けました?が正解?)、10年経たないと柔らかく成って来ない・・硬いワインだったと言えます。


 新世代になり、その辺りは大きく改善しているようです。まぁ・・非常に素晴らしい、ケワイな、エロティックな、官能的な、複雑で精緻でフィネスたっぷりなアロマ、ブケにノックアウトされてしまいました。


 クロ・ド・ラ・ロシュの南に接するクロ・サン=ドニは、モレの村の名前にもなった、当時の村人たちが、

「最もグレートだ!」

と判断した畑でも有ります。


 クロ・ド・ラ・ロシュが石や岩のニュアンスを多く含むのに対し、クロ・サン=ドニではそんな表情は、たった一部分に過ぎません。

 また南に存在するクロ・デ・ランブレイの持つ、まるでヴォーヌ=ロマネのクリュのような複雑なミネラリティ、特に金属系の複雑に入り組んだ組成は、デ・ランブレイがやや粗雑な構成(・・)なのに対し、とてもバランス良く、しかもたっぷり持ち合わせています。

 さらにはクロ・ド・タールのもつしなやかな黒い果実やスパイスの風味、あの・・偉大なキノコっぽいアロマ、黒い美しい土のニュアンスさえも持っていると言えます。


 そんなクロ・サン=ドニの持つ、雅楽と洋楽を綺麗に合致させたような雅な調べが・・ノーズに飛び込んでくるわけですから・・ノックアウトされちゃうんですね~。

 しかも、モレの他のグラン・クリュのクロ・ド・タールやランブレイのように、パワフルさと言う点においては一歩遅れるものの、絹のようなテクスチュアからの洗練された表情が実に素晴らしいです。
 

 でもまぁ確かに、まだ少し早いと思います。しかしながら、開けた直後からの素晴らしいブケにひっくり返り、徐々にソフトなテクスチュアになりつつ要素の放出量、姿を変えてくれますから、


「今飲んで充分に旨い!!」

と言わせていただきたいと思います。


 エキス系のワインが持つ、芯から香ってくる強いアロマの表情に、是非ノックアウトされてください。非常に安いです。クロ・サン=ドニって・・余り良く知らないはずですよね・・?・・これは非常にお買い得!お早めにどうぞ!



2001 Morey-Saint-Denis 1er Cru Clos des Ormes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ゾルム

10463

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

◆◆◆再入荷です!
■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、 同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
「楡の木」がその名の由来となる、水分を多く含む区画から生まれた熟成アイテムをどうぞ!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,950 (外税) 
【とにかく最低1本は仕入れておきましょう!!半端無くドライな味わいは熟成で官能的な甘さを手に入れています!】
 昨年、今年春とご案内させていただいた2001年モレ=サン=ドニ1級はクロ・デ・ゾルムです。

 ちょうど良い熟が入ってきていて、何とも形容しがたいブルゴーニュ・ピノ・ノワールならではの「官能的な甘さ」が出てきています。

 またグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュ直下の畑ですので、とても似たニュアンスを持っていますから、石や岩の鉱物的要素が官能さに複雑性をもたらしています。岩、大きな石のようなミネラリティにナトリウム系のすこしグラのあるミネラリティが混じるようなニュアンスです。プティ・クロ・ド・ラ・ロシュと言って良いような味わいですが、クロ・デ・ゾルムは、より赤い土のニュアンスが感じられるかなと思います。クロ・ド・ラ・ロシュの方がもう少し乾いた感じでしょう。

 ジョルジュ・リニエさんのワインは非常に綺麗なんですが、リリース直後はやや硬く、まったく「甘み」を感じさせないようなハードな味わいなので、どうもとっつきにくい・・んですね。

 ところが、年を追うごとに旨みを増し、成分が重合したり分離したり・・を繰り返し、硬い殻が壊れ始めると・・

「うわ~・・こりゃ~旨い!」

と。。なってしまうんですね。

 そりゃぁそうです・・このクロ・デ・ゾルムは2001年。収穫から14年目です。
 ブルゴーニュ・ピノ・ノワールのひとつの目安は安易に言ってしまえば15年ほど・・と考えています。ここがようやく美味しく飲めるようになるという分岐点かな・・と。勿論、ヴィンテージの要素や畑で変わってきますが、例えばシャンボール=ミュジニーのワインなどは基本的にもっと熟成年数が必要です。北隣のモレ=サン=ドニになりますと、シャンボールに比べて解れ始めが早いので、結構早目から美味しく飲めちゃうんですね。

 このクロ・デ・ゾルムはクロ・ド・ラ・ロシュに接していますんで、それでもやや時間が掛かるんですよ。・・で、ようやっと「花が咲きつつある」状況になってきたんですね。半端無いドライな赤ワインだったのが、熟成によってほんのり甘くて複雑でエロい・・しかも・・

「6千円・・って・・今時1級畑でそんなの有りか?」

と思えるほどですよね!

 今回は前回よりは余裕は有りますが、そうは言っても追加できる状況では有りません。是非この機会に今飲んでも充分に旨さの判る1級クロ・デ・ゾルムを入手してください!超お奨めです!


■■oisyテイスティングコメント(注:このコメントは2001年の村名のものです。)
2001 Morey-Saint-Denis Georges Lignier

 「ワインの醍醐味」について考えてみたいと思います。ごく一般的な給与所得のワインラヴァーは、多くても大体週に1、2本、1500円から3000円くらいのワインを選ぶかもしれません。大雑把に月4週だったとして6本くらいでしょうか。そうすると月に平均して14000円くらいの出費になります。これだとちょっと高い携帯代くらいですね。そうなるともう一本くらい熟成用、記念日用等に使っても良いかな、となるかもしれません。
 5~6000円くらいなら、なかなかのポテンシャルのワインが買えるかもしれない。10000円くらいなら良い1級、物によってはグラン・クリュクラスのワインが手に入るかもしれない。この計画通りなら月3万くらいあれば充実したワインライフが送れそうです。(実際はなかなかこんな風に上手くはいかないと思いますが。。。)

 しかしやはりデイリーの価格帯で、美味しいワインは確かにあるけれど「チョチョぎれる程の感動」を与えてくれる程のものは中々見つかりません。そうなってくるとやっぱり5000円から10000円のレンジにかける期待はかなり高くなってくると思います。

 しかしリリースしたてのワインを飲むのは幼児虐待だという声もあるように、複雑怪奇なワインの姿の片鱗にしか触れることができません。そうなってくるとセラーの奥底にしまい込まざるを得ない。そして年月が経ちそのワインを忘れに忘れ去ったある日、ふと目につく。

(あれ、このワインそろそろ良いんじゃないか?)

 あなたはきっとものすごく迷う。本当に今開けて良いものかこれだけ楽しみだったワインがブショネだったらどうしよう。。。と。

 そこには誰もアドバイスをくれるものはいない。いるのはご相伴にあやかろうとするワインという名の赤い血に飢えたハイエナ達だけだ。彼らは「ハッ、ハッ」と鼻息を荒し、今か今かと人が苦労して手に入れ、大事な育てたワインの前に群がっている。。。

 あなたは覚悟を決めなければならない。自分の分身である我が子を彼らに差し出すと。あなたの汗と涙の結晶で育て上げた彼らを生贄に。。。

 と、まあこれは良くも悪くもワイン会で良く見る光景ですが。(Oisyもハイエナの群れのうちの一匹ですが)しかし、自分が目星をかけたワイン達が熟成を経て妖艶な姿を纏い始めた時に飲む、これが最も「ワインの醍醐味」という意見に異論は少ないと思います。そこに至るまでの苦労たるや想像に難くありません。

 でもやっぱり人間はできる事なら楽をしたい。できれば熟成の期間はショートカットしたいというところが本音でもあります。去年の2000年ルモワスネのブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・スペスィヤルが爆発大ヒットしたのもそのような側面もあったのでしょう。

 やっと本題に入りますが、このジョルジュ・リニエのモレ・サン・ドニ、かなり熟しています。熟れ熟れのムンムンです。文句のつけようなく美味しいです。かのルモワスネ2000年は格落ちの可能性がありました。村名レベルの2000、2001年は今かなり良い時期に入って来ていると言えると思います。もちろんリニエのモレの方はこれからさらに開く方向に向かって行くでしょう。

 しかも熟成ショートカット付きでこのお値段です。昨今ではありえないバーゲンセールのような価格であります。確実に「買いに走るべき」ワインです。飢えたブルゴーニュファンの喉を癒すのは間違いありません。
ぜひ!120%おススメのワインです!!ウマーイ!!


1995 Gevrey-Chambertin 1er Cru les Combottes
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・コンボット

13003

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエ

◆◆◆とても細かい澱が有る場合が多いと思われますので、数日立てて澱下げを完全にしてください。
■エージェント情報
 「ジョルジュ・リニエ」はモレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、 同じリニエの姓を持つ「ユベール・リニエ」とは従兄弟にあたる生産者。ユベール・リニエとは対照的に、新樽の使用比率が低めなのが特徴のひとつで、樽のニュアンスと果実味のバランスの点で、両者の好みが分かれているようです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,380 (外税) 
【そろそろ完熟!ジュヴレらしいなめした革、鉄、石、熟したプラム!澱下げをしてお召し上がりください!】
 1995年のジュヴレ1級レ・コンボットです。

 1級、プルミエ・クリュでは有りますが、このレ・コンボットの周りは全て「グラン・クリュ」に囲まれていますので、

「・・ん?・・なんでここだけ1級?」

と言うような気にもなりますよね。村の南に有る他の1級畑は確実に・・グラン・クリュの下側、つまり東に有るやや低地ですが、レ・コンボットの下(東)はマゾワイエール(シャルム=シャンベルタンも名乗れる)ですし、上(西)はモン=リュイザン(クロ・ド・ラ・ロシュ)ですし、北はラトリシエールですし、南もクロ・ド・ラ・ロシュです。

 しかも別に窪地になっている訳でもなく、まぁ・・やや平らかなぁ・・位のものでして、マゾワイエールやシャルムがグラン・クリュになった時に取り残されてしまった1級・・と言えるかもしれませんね。マゾワイエールがグラン・クリュであるなら、このレ・コンボットもその資格が有るんじゃないか?・・とも思います。

 早速開けてみました。コルクはさすがに22年(実際には21年ほど?)の年月に劣化しつつあり、愚息に開けさせたために見事に割れました・・と言うか割れて、長いコルクの先端が残ってしまい、noisy の出番になり・・綺麗に処理しました。この辺は慣れですね。何度も厳しい道を通っていますので、そうは失敗しません。

 古いワインのコルクを上手に抜くには、「観察」が必要です。どんな状況かを把握しないと対処のしようも有りませんよね。なので、じっくり観察しておくことをお勧めします。

 そして、幾つかの状況を前以って想像しておくこと・・が重要かな・・と思います。

 コルクの上側が硬くなっていて、ワインに接する部分が柔らかいと・・そしてスクリューが奥まで入っていなかったり、スクリューを途中で止めてしまって入る角度が今までとズレてしまったりすると、まず・・その境目で割れます。

 また、コルクを引き上げるスピードが速すぎたり、変なタイミングで止めたりすると・・これも割れます。ブルゴーニュ瓶は、先端は広い部分に有り、上側の2/3~3/4は狭い部分に有ることをお忘れなく。なので、コルクの先端が広い部分から狭い部分にどのように入って行くか・・どう入れるか・・どう入って行ったかを考えつつ、感じつつ、ある程度までは引き上げないといけません。noisy 的には、やはり引き上げる時の「手の感覚」で、コルクの先端がちゃんと付いて来ているか?・・を感じるようにしています。

「・・そんなことできるの?」

とお思いかもしれませんが、そのつもりでやっていると、少なくとも、

「先端がついてこない時の感覚」

は判ると思いますよ。


 まぁ、そのようにして抜栓してみてくださいね。他にも色んなコルクの状況が有りますんで・・。


 良い感じに熟しています。慣れていない者が抜栓しているので、少し澱が舞っている感じです。ボトルを無意識に・・でしょうが揺らし過ぎですね。特に古いコルクを抜く時は、ちゃんと抜くことも重要ですが、澱を回さない意識も重要です。なのでこの場合は、

「若干澱が舞った状態」

を念頭にしたテイスティングになります。それは色合いからも判りますよね。綺麗なレンガ色の入った色合いですが、透明度がバッチリ!・・では無いです。

 まぁ、ワイン屋でも・・無意識なんでしょうが、時折いらっしゃいます。せっかくテイスティングのトリのために立てて澱下げして休養させていたワインをいきなり持ち上げて横にしてエチケットを見て、

「お~・・これ、飲むんすか~!やった~!」


「(・・・あのね・・ noisy の努力を一瞬で無駄にしてくれて・・有難う。後で、ちょっと荒れてますね・・なんて言ったら蹴飛ばすぞ!)」



 ・・いや、すみません・・でもしょっちゅう出会うシュチュエーションです。因みに noisy の血液型はA型では有りません。


 シャルム=シャンベルタンやマゾワイエール=シャンベルタンと言った、綺麗で豊かな粘土のニュアンスに鉄っぽさが入り混じった構造も感じられますが、むしろ少し乾いた・・と言うか、ガレた土壌っぽい、ラトリシエールのニュアンスが強いように思います。

 しかし、ラトリシエールほど軽やかでは無く、やや冷涼で、モレ的な低域の押し出し、もしくはシャルム系にクロ・ド・ラ・ロシュの石・岩の重量感をプラスした感じが伺えます。なので、ラトリシエールの華やかさと軽やかさでは無く、クロ・ド・ラ・ロシュの綺麗な石・岩でも無く、ガレ場の複雑な大きさ違いの石・岩のニュアンスかな?・・と言う感じです。

 マット・クレイマーさんに言わせると、

「ここは冷気が溜まりやすい」

ということで、ラトリシエールとは結構に違う・・というような言い方をしています。南に開けていること、上部に山・森(林?)が有り、その北側が畑で開けていることが影響しているのかもしれません。

 良い年を思わせるスパイスは、結構太い感じに思います。酸化した鉄、皮革、東洋的なスパイスの入り混じった感じです。若いジョルジュ・リニエのワインは・・最近はだいぶ違うようですが、非常にスッキリ、パキーンとしたドライな味わいですが、表情が物凄く出ていて非常に楽しいです。

 中盤もしっかり膨らみ、余韻もシッカリ長く、ジュヴレらしいやや粒々とした粒子を感じさせながら収束して行きます。

 澱が舞ってなければもっと美味しかったのになぁ・・とは思いますが、それは仕方のないこと。ワインとはそういうものです。失敗を繰り返して少しずつ慣れて上達します。

 まぁ・・偉そうに言ってますが、時間の無い時とか、他のことに気を取られている時に「ながら」で集中しないでコルクを抜いたりしますと、やはり見事に「失敗」しますよ。何事も集中しないといかんですよね。テレビを観ながら古いワインのコルクを抜く・・のは止めましょう!

 22年ものの古酒です。スッキリ開けて美味しく飲んでください。楽しめると思います。お勧めです!