ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ファットーリア・ディ・フェルジーナ

ファットーリア・ディ・フェルジーナ

イタリア Fattoria di Felsina トスカーナ
● 本当に久しぶりに扱います、フェルシナをご紹介します。1990年代は結構、席巻してたと思いますよ。ボルドーが滅茶苦茶暴騰してしまったところに、イタリアワインがリーズナブルに入るようになり、特に「すぐ飲んで美味しいトスカーナ」のワインは、いきなりワインファンの羨望の的になったものです。その最たる言葉が、

「スーパータスカン」

でした。

 フェルシナもフォンタッローロはスーパータスカン的扱いでした。・・懐かしいなぁ・・と言う気持ちも有り、それでも、

「・・どこでも扱い始めてしまったし・・品質が違うと言っても判ってもらえないし・・」

みたいな部分で、いつの間にか扱いを止めてしまった造り手です。

 今回は・・またエージェントさんが変わると言うことで、かなり条件をいただいてのご案内です。なので結構にリーズナブルです。


■エージェント情報
━━━━━
◆フェルシナ
『サンジョヴェーゼ100%』純粋なキャンティ・クラシコ、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガとキャンティ・コッリ・セネージの個性をサンジョヴェーゼを媒介して表現する。フォンタローロはそのアッサンブラージュによるフェルシナの集大成。

●故ルイジ・ヴェロネッリの教え
 イタリアのワインが低迷し量産に向かっていた1966年「ドメニコ・ポッジャーリ」は古い荘園を購入し、高品質ワイン造りをこの地で行うことを決断。イタリアワインの黎明期に「フェルシナ」は創業した。

 若い栽培・醸造チームは「ドメニコ」のサポートを得て伝統と最高峰の醸造の両立に向けて始動。
『友人故ルイジ・ヴェロネッリの紹介でサンジョヴェーゼのスペシャリスト、フランコ・ベルナベイと出会い一気に質を高めていった』

 1967年に「キャンティ・クラシコ」の醸造を開始。1983年には彼等にとって重要なワイン「フォンタローロ」と「キャンティ・クラシコ」の最高峰の1つ「リゼルヴァ・ランチャ」をリリース。

『フォンタローロはガレストロのサンジョヴェーゼと砂質のサンジョヴェーゼをアッサンブラージュしたワイン。スーパータスカンではない』

 「フォンタローロ」は「キャンティ・クラシコ」の力強さと「キャンティ・コッリ・セネージ」の香り高さを合わせてバランスさせたサンジョヴェーゼの表現だった。

『ランチャはキャンティ・クラシコの最南端。良い葡萄が収穫されることで有名だった畑。このクローンをマッサルセレクションで増やして行った』

 彼等は常に品質重視だった。今では「ジョヴァンニ・ポッジャーリ」を中心にサンジョヴェーゼ100%のキャンティ・クラシコの代名詞と言われるまでに成長。

『フェルシナの特徴はサンジョヴェーゼのみでベラルデンガ、クリュ、リゼルヴァ、サンジョヴェーゼそのものと色々な表現をしていること』


●ビオロジック、バイオディヴァシティ
 畑はキャンティ・クラシコの南端「カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ」に位置。一部は地続きの「キャンティ・コッリ・セネージ」にも広がっている。全ての畑では「ビオロジック」が採用されている。また「バイオディヴァシティ」(生物多様性)の考えで葡萄樹だけでなく、色々な種の植物を畑に隣接させ、蜜蜂や動植物との共存を保っている。『有機栽培だけでは駄目。サンジョヴェーゼはマッサルセレクションで色々なクローンを増やした。森や動植物との共存を進め次世代に畑を残していく』「カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ」の土壌は石灰を含み岩と薄板状のマール土壌が主体。僅かに砂質とシストが混じり込む。この複雑で力強い土壌と乾燥しがちの気候で葡萄樹は地中深くの粘土質まで根を伸ばさないと十分な水分を得られない。「フェルシナ」のしっかりとした酒質はこの土壌に起因している。サンジョヴェーゼの優雅さだけではなく力強さを感じさせる。よって飲み頃は少し先。ヴィンテージによって瓶熟成をできる限り長くとっている。

●フォンタローロとランチャ
 「キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ランチャ」と「フォンタローロ」が彼等の代表的キュヴェ。

■キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ランチャ「ランチャ」は南西を向く一枚畑。「ランチャ」荘園が位置していたのでその名が付いている。標高は420mと高め。元々のランチャの区画のサンジョヴェーゼをマッサルセレクションで残した彼等にとって特別な畑。サンジョヴェーゼ100%で収穫は10月中旬以降に全て手作業で行われる。
『サンジョヴェーゼらしい鉄を感じる。質の高いタンニンと酸が強いので若い内は硬く感じる。フォンタローロ以上に熟成する力を持っている』

■フォンタローロ「フォンタローロ」は「フェルシナ」の「サンジョヴェーゼ」を最もよく表現してくれているキュヴェ。勿論サンジョヴェーゼ100%。「キャンティ・クラシコ」と「コッリ・セネージ」の隣り合う2つのエリアの葡萄が使われる為IGTの表記になっている。「キャンティ・クラシコ」の畑は最も標高が高い畑でしっかりとした骨格が特徴。「コッリ・セネージ」の畑は砂質が強くシストが混じり込むので柔らかいサンジョヴェーゼが収穫される。

『異なるタイプの土壌の異なる個性のサンジョヴェーゼをアッサンブラージュすることでバランスする』

≪キャンティ味わい比較≫
 最南端のキャンティ・クラシコらしいどっしりとした味わい。重厚で骨格のしっかりしたタイプ。老舗らしくワインの完成度が毎年非常に高い。


2016 Chianti Colli Senesi
キャンティ・コッリ・セネージ

14266
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
トスカーナ
キャンティ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■サンジョヴェーゼ100%
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,690 (外税) 
【充実した味わいにちょっとビックリ?・・リーズナブルながらドライでしっかりたボディ!サンジョヴェーゼ100%です!】
 思いの外、飲み応えのある複雑性に富んだ味わいのキャンティ・コッリ・セネージです。フェルジーナはここのキャンティ・コッリ・セネージと、ほぼ繋がったベラルデンガに畑を持っています。

 飲んだ印象は言ってみれば、

「最近流行りのスタイルの、濃くてスムーズで飲みやすく酸の出張らない味わい・・」

 では有り得ず、充実した葡萄をしっかりと醸造しているのが判ります。さっさと飲んで美味しい・・と言うのは二次的なものと言う考え方だと感じます。

 色合いはしっかりしていてそれなりに濃く見えます。赤みと黒みが混じったようなニュアンスですね。柔らかくてふわっとした、最近のビオ風の造りでは無く、クラシックなスタイルで幾分ガシッとした味幅と深み、複雑性を感じますので、結構に深いです。

「軽く無い、甘く無い、充実している」

と思ってください。

 言ってしまえば、果実ばかりが表立って現れ、ほんのり甘みを感じる・・と言うようなものでは無いんですね。「本格派」と言って良いかもしれません。noisy のところでも定番の「カザーレ」に似たニュアンスも有ります・・そりゃそうですよね・・同じキャンティ・コッリ・セネージですから。幾分ですがカザーレの方が自然派チックで、フェルジーナも自然酵母に大樽系の仕込みですが少し違う感じも有ります。

 価格的には非常にリーズナブルですから、デイリーで飲むには充分すぎる位です。重さも有り、甘く無いですから、肉系のお料理にも良いでしょう。マリアージュは楽だと思いますよ。是非飲んでみてください。お勧めします!


2013 Chianti Classico Riserva Rancia
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ランチャ

14262
自然派
赤 フルボディ
イタリア
トスカーナ
キャンティ・クラシコ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

◆Robert Parker's Wine Advocate 95 points
◆Vinous 96 points
■エージェント情報
 標高はこの地区で最も高く420m。マッサルセレクションを繰り返しオリジナルのクローンを純粋培養。100%除梗し、自然酵母のみで1カ月程度マセラシオン。熟成はバリックのみ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,990 (外税) 
【元祖自然派?・・でも今で言うところのナチュラルワインとはかけ離れている気がします・・が、これはこれで気を惹かれてしまうんですね・・】
 IT業界でサーバーの管理などをやられていらっしゃる方は良~くご存じかとは思いますが、皆さんが使用されているパソコンとかiphone、アンドロイドなどにもウイルスなどで困られていらっしゃることとでしょう・・が、ネットのサーバーともなりますと、ま~~~・・呆れるほど「攻撃」されるものです。

 まぁ、そんなに簡単に降伏するような体制や管理をしているのでは無い訳ですが、そうは言っても毎日、いや、こうして記事を書いている間にも攻撃されているという状況なんですね。

 なので、毎日の日課として、

「ハッカー、クラッカー対策」

をしなくてはいけない状況です。


 どんな対策をしているのか?・・と聞きたくなるかと思いますが・・そりゃぁ言いませんよ。攻撃者を有利にするだけですから・・。そもそも善意のアクセスをされている・・と思っていらっしゃるお客様でさえ、もしかしたら・・??と言う可能性も有る訳ですから。

 そんな毎日、そうそう、そこに通常の業務やプログラムの開発が入って来ますから、自宅に帰るころはもうくたくたです。目も悪くなったし肩も痛いし腰もいたい・・(^^;;

 で、これまた日課のテイスティングを深夜、夕飯と共に行う訳です。


 そんな時、昔飲んで感動したこの「ランチャ」などに再び巡り合うと・・涙腺が緩んじゃいますね。懐かしいと言うか、素直に入ってくると言うか・・。

 まぁ、今のnoisy には、「ちと濃いかな・・パワフルだし・・」と言うような感覚なんですが、それでも造り手の意思がスムーズに伝わって来て、

「ん~・・なるほどなぁ・・」

みたいなね。


 南部のキャンティ・クラシコで、しかも標高の高い感じ・・そして濃い目に仕上げたい・・それ、バッチリ伝わって来ます。やはりブルネッロが頭に有るんじゃないかな?・・などと感じながら、ドライでふくよかな味わいに浸ってしまうんですね。

 アドヴォケイトは95ポイント、ヴィノスは96ポイントと非常に高い評価です。正直なところ・・

「そりゃ少し盛り過ぎだろ!」

とツッコミを入れたいところですが、本当に素直な心で接するとするなら、

「・・ん~・・まぁ・・そういう見方も・・有るかも・・しれん・・か・・」

と、許容してしまうかもしれませんけどね。


 いや、けなしている訳ではないですよ。とても良いワインだと思います。しかもこのプライスですからね・・96点で4千円・・それだけでもあり得ないです。

 懐かしさとは無関係の若い方も、「いや~懐かしいかも~~!」と素直に認められる年長者の方も、久しぶりにこんな豊かなワインに触れてみてください。しっかり立てて休めて、透明度を確かめてから飲んでくださいね。一気にタイムスリップすること、お約束します。是非ご検討くださいませ!


2013 Fontalloro I.G.T.Toscana Rosso
フォンタッローロ

14265
自然派
赤 フルボディ
イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

◆◆◆Robert Parker's Wine Advocate 96 points
■エージェント情報
 標高が高く石灰質の多い痩せたクラシコの畑と標高が低く砂質、ローム、シストが混じる暖かいコッリ・セネージの異なるタイプのサンジョヴェーゼをブレンドすることで完成する。熟成は新樽と2年目の樽を併用。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,680 (外税) 
【濃密さの中に宿る野性と理性、そして知性と感性。飲んでみてほしいワインです。】
 フェルシナの両看板のひとつ、「フォンタッローロ」です。まだまだワイン屋としても未熟だった頃、仲間同士で熱い思いや感想をぶつけあったワインでも有ります。

 そもそも、イタリアワインで有りながらフレンチ・セパージュや、フランスの品種を使用したスーパータスカンが人々の関心を集めている中、イタリアを代表する品種である「サンジョヴェーゼ」でそれらに対抗するワインがいくつか存在しましたが、このフォンタッローロもそんなワインの一つと言えなくも有りません。

 まぁ、サンジョヴェーゼと言う品種は扱いが非常に難しい訳ですね・・ここでは余り突っ込みませんが、そのクローンだけでも滅茶苦茶存在します。もっと言ってしまえば、

「本当にサンジョヴェーゼ・グロッソは存在するのか?」

みたいな話しにもなりかねませんで、そうしてしまうと、

「・・あれ?・・じゃぁ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノって・・何?」

みたいなことになってしまいまして、混沌の中に自分を落とし込むことにもなってしまいかねない訳です。そんなお話しがお好きでしたらしますが・・まぁ、noisy も深く入り込むと悩んでしまうタイプなので・・止めておきます。まぁ、

「サンジョヴェーゼは何かと難しいらしい・・意味はよく判らんが・・」

と言うところでまずは止めておきましょう。


 このフォンタッローロは、トスカーナの主力品種で有るサンジョヴェーゼを使用し、キャンティ・クラシコ南部の個性とコッリ・セネージの個性を合わせた、比較的「パワフルな面」を見せているサンジョヴェーゼ・・と言えます。

 このワインのインポーターさんでは有りませんが、ラシーヌの塚原さんもここのオーナーさんのお話しを引き合いに出されて記事を書いておられますが、

「サンジョヴェーゼはダメ息子!」

と言うのがオーナーさんの見解らしいです。


 まぁ、だからこそ、更生させるために色々と人間が手を打っているのかな・・と言う考え方も有りと思いますよ。

 例えば「レ・ペルゴール・トルテ」と言うサンジョヴェーゼのワインが有りますが、こちらは超エレガントです。noisy も大好きです(でした・・)。

 では対してこちらはどうでしょう?・・エレガントさが無いとは言いませんが、どちらかと言えば前述の、

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに対抗したかったのかな~・・」

と言うような感覚を覚える力強さを感じます。


 やや多めのしなやかなタンニン、密度の高さとコーヒーやカカオまで感じさせる黒みに乗った赤さの心地良さは、世界を席巻していたボルドーワインにこそ、その目は向いていたのかもしれません。

 この2013年のフォンタッローロにアドヴォケイトは96ポイント、付けています。全くのグラン・ヴァンの評価です。すごいですよね。そして、やはりパワフルな味わいがそこに有ります。

 ただし、荒い扱いはご法度ですよ。立ててしっかり澱を落とし、また注ぐ時にも澱が舞い上がらないように・・注いでください。

 造り手の熱い想いが伝わって来ます。美味しい・・好き・・と思われる方、いや、そうは思わない・・と思われる方もいらっしゃるでしょう。だからこそ、今だからこそ、

「フォンタッローロって、どうよ?」

と思ってほしいなぁ・・と感じる次第です。是非挑戦してみてください。


1997 Maestro Raro Berardenga
マエストロ・ラロ・ベラルデンガ

1681

赤 フルボディ
イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【 イタカベ・パイオニアのひとつ!.】
いやー、良いですよ..。なめし革の香りにシガーやスパイス..。しっとりした滑らかな質感のミディアムなボディー。成熟・凝縮した果皮のニュアンス。きつかったであろうタンニンは程良く解け始め、時間と共にボディと香りを膨らませて行く..。改めて、カベルネの良さを感じるワインです。

95年のこのワインを飲んだときには、確かに旨かったのだが刺々しい酸味と荒々しいタンニンに果実味は隠れ気味でした。とは言え、カベルネ・ソーヴィニヨン100% のイタリア・ワインとしては、トップクラスと言える品質だと思います。勿論、これからどんどん伸びてゆくと思いますよ。

アドヴォケイト誌も PKさんが88点 と厳しい点を付けていますが、「熟すのに時間が掛かる」と2000年に記しています。今の状態なら、「傑出格」は間違いないでしょう。

noisy なら、RWG的に 今飲んで 90点ポテンシャル 93点 今~2018年 としたいですね。さあ、アドヴォケイトを信じるか、noisyを信じるか..どうしようか?やっぱ、普通はアドヴォケイトだろうな..(T.T


N.V. Podere la Berta Porter
ポデレ・ラ・ベルタ・ポーター

12649


イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■エージェント情報
モルト:58%Pale.20%Caramonaco.10%Aromatico.10%Chocolate.1%SpecialX.1%Black
200 度以上でゆっくり焙煎したチョコレート・モルト、カラモナコ・モルト、更に焙煎の強い苦味のあるブラック・モルト を 1%だけ加えている。あくまでも単体で強すぎるポーターではなく、柔らかいチョコレート、ナッツのようなフレーバ ーで少しスパイシー。ホップ感は少ない。
330ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥750 (外税) 
【スタウト?・・黒ビール?・・いや、ポーターです!・・これはとても美味しい!好みです!】
 非常に美味しいです!・・そもそもスタウト系のビールは好きな方だったんですが、ワイン屋ですから・・・ワインのテイスティングに忙しく、ビールはほぼ飲まない生活が四半世紀も続いてました。

 まぁ・・そうは言っても、美味しくないワインを飲まされるシュチュエーションでは、敢えてその不幸を抱えないために日本4大メーカー産のビールを頼むことは有りましたけどね。「のど越し」で味わうタイプですよね。

 また、ギネスも日本のメーカーが代理生産?して国内流通していました。今はどうか判りません・・余り気にならないもので・・すみません。どちらかと言うと本家ギネスよりもかなりソフィスティケートされた・・と言うか、悪く言えば「牙を抜かれた」ような味わいになっていたかと思います。


 しかしながらこちらのスタウトは、そんな部分は感じません。香りは華やかで黒系の果実がたんまり。旨みがたっぷり、複雑性も高いです。キンキンに冷やしてのど越しで飲む・・なんて、「野暮だ」と思ってしまうでしょう。少しずつ口に含み、料理とのマリアージュを楽しむ・・そんなしっかりした味わいです。

 ポーターはスタウト・ポーターの一種で焙煎した茶色麦芽を使用しているのが肝ですね。こちらのポデーレ・ラ・ベルタのポーターは5.5%ですからスタウト・ポーターと名乗るにはややライトなのでしょう。他のエールに比較するとホップの効きは強く無く、しかし奥深い味わいが特徴です。

 もちろんですがそのようなビールですので、充分な体力が必要ですよ。

「俺はビールなら一晩で500MLを4~5本は飲むから330MLなら8本は欲しいなぁ・・」

などと思ってしまうかもしれませんが、そりゃぁ・・

「水みたいな(に軽い)日本の(ピルスナータイプ)ビール」

の話しで有って、このようなしっかりタイプのエールには当てはまらないでしょう。正直、330MLボトル1本で充分
かな・・と、もしくは頑張ってもう1本・・と言うところじゃないかと思います。

 甘味は全くありませんで、非常にドライです。しかし旨みがしっかり有ります。ワイン換算でも2本で1500円ならむしろ割安かもしれませんし、2000円ご予算なら3本ほど行けます。希少なこのフェルジーナのエール、ぜひご検討くださいませ。

N.V. Podere la Berta Irish Red Ale
ポデレ・ラ・ベルタ・アイリッシュ・レッド・エール

12648


イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■エージェント情報
モルト:75%Red X. 10%Vienna. 10%Rauch. 5%Pilsner
アイルランドで昔から飲まれていた赤みがかったタイプ。赤みはレッド・エックスという特殊なモルトから抽出されて いる。ホップは少量のみでホップの苦味による清涼感よりも滑らかで口当たりの良いビール。癖が無く、シンプルで 野生的な味わいなので料理を選ばず楽しめる。
330ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥750 (外税) 
【とってもクリーミーで滑らか!クセが無いのに複雑性の有る旨みがたっぷりです!】
 赤い色合いが特徴のレッド・エール、アイリッシュ・タイプです。

 アメリカンなレッド・エールやアンバー・エールに比べるとホップの清涼感や苦みを利かさないタイプですね。ホップ系のアロマは少ないですが、しっとりしたピュアなスパイシー感はしっかり伝わって来ます。

 泡立ちを比べていただくと良く判るかな?・・ポーターと比べると一目瞭然、この滑らかで分厚い泡が赤色・銅色をした液体の上に厚く乗っかっています。非常にクリーミーです。

 日本のビールに比べれば、味わい深さは段違い・・です。重厚・・とまでは言えるかどうか判りません・・例えばベルギービールのような酵母のニュアンスは無いに等しいです。そんな意味では「ベルギービールほどの野性味・複雑味は無い」ですが、非常にクリーンで、深み、旨みと共にワイルドさも感じられます。

 まぁ、ベルギービールは結構・・特殊でして、日本のお役所感覚ですと、

「ベルギービールは日本の税法上のビールには当たらない」

と言うような解釈が有るようです。

 これは、余り衛生的とは言えないような醸造所で、「蔵付き酵母」を使って醸造、しかも色んな「雑菌も働いている」ので「リキュール扱い」にすべき・・と言うような論理です。現実には「リキュール」で輸入されているベルギービールもあるようです。(詳細は未確認です)

 そのような、雑味を生み出す雑菌類のニュアンスは全く無い、非常にピュアな味わいが特徴ですね。色合いの赤味も食欲増進に一役買いそうですね。


 とても美味しいレッドエールでした。ポーターや他のエールもそうですが、ゴールデン・エールの50ケース(1200本)を除き、20ケース(480本)のみの輸入ですから、この夏、このレッドエールにありつけるのは・・一人1本として480人だけ・・(^^;; そんな高いもん、いらんわ~・・と言われてしまいそうですが、

「キンキンに冷やさずに料理と共に美味しく味わうエール」

を、この夏、ぜひお試しください。お勧めします!

N.V. Podere la Berta India Pale Ale
ポデレ・ラ・ベルタ・インディア・ペール・エール

12647


イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■エージェント情報
モルト:75%Pale. 16%Aromatic. 8%Monaco
その昔、腐敗防止の為に大量のホップを加え、更に高いアルコール度数に仕上げたIPA。力強い味わいであると 共に香りの複雑さ、味わいの複雑さは群を抜く。ホップは苦味のイーストケントゴールディング。スパイシーなファッグル、ウィラメット。アロマティックなコロンブス、ポラリスを6回にもわたって投入している。
330ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥750 (外税) 
【注ぎ方を間違えてしまいましたのでクリーミーな泡になっていませんが、フラワリー、ミンティー、スパーシーで重厚な苦みとクリーミーな泡が特徴のペール・エールです!】
 ややエキセントリックなアロマが特徴の淡いアンバーな色合いが美しいインディア・ペール・エールです。

 ペールと言うのは「淡い」と言う意味で、「淡いエール」=「淡い上面発酵タイプのビール」になります。日本のビールは特殊なものを除きほとんど全てがピルスナータイプ、下面発酵タイプです。

 注ぐ時に・・古いワインと同じように、優しく注いじゃいまして・・そしたら全然泡が立たず、写真的には失敗してしまいました。すみません・・

 やや濃いめの味わいでアルコール分も6.8%としっかりでボディが有ります。オレンジっぽいアロマが心地良く、そこにホップのアロマや苦みがエクストラドライな味わいから香って来ます。色もオレンジっぽいですよ。オレンジピール・・と言う方が近いかもしれません。

 安易では有りますが、ニュアンス的にはゴールデン・エールをかなりパワフルにしたような感じ・・でしょうか。飲みごたえは充分です。

 でも、日本のビールの・・良く言えば「繊細」、悪く言えば「薄い」味わいに慣れた方には、少し違和感が有るかもしれませんね。

 それに、ホップの効き方が非常にピュアで繊細ですから、

「ビールって、こんなに豊かな香りがするんだ!」

とビックリされるかもしれません。


 重厚な味わいが果実のニュアンスと共に楽しめるペール・エールです。ぜひご検討くださいませ。

N.V. Podere la Berta American Pale Ale
ポデレ・ラ・ベルタ・アメリカン・ペール・エール

12646


イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■エージェント情報
モルト:44%Pale. 35%Pilsner. 11%Crystal. 10%Vienna
コロンバス、シノック、ウィラメットなどのグレープフルーツやシトラスの香りを持つホップを大量に使用することで特徴的な柑橘系の香りを感じさせる。最後の段階で花の香りを持つカスケード・ホップを足すことで更に華やかで香り高いビールに仕上がっている。冷やしめでも、ワインのように香る。
330ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥750 (外税) 
【アロマたっぷりのエクストラ・ドライ!ハーブや柑橘果実のアロマが心地良い、マイルドなアンバー・ペール・エール!】
 これも旨いですね~。インディア・ペール・エールをよりマイルドに、旨みを少し盛ったような感じです。で、香りが凄い!様々なハーブのアロマが漂います。柑橘系の果実のニュアンスも有り、エクストラ・ドライな味わいですが、旨みもしっかり有るので、ややハードな味わいにマッチ、その芯に有るハードさを感じさせないバランスです。

 色合いも、ペール・エール(薄い色合いのエール」と言うにはややしっかり目に濃度を感じます。色合いもややアンバーな色で、クリーミーな泡立ちで・・口の周りに細やかな「泡のヒゲ」が出来るかも・・です。

 温度が上がって来た方が旨みをより感じますね。低い温度だとやや尖がったボディですが、高級白ワインの飲み頃温度に近い温度で飲むととてもマイルドです。何よりアロマが素晴らしいです!

 昨今は自宅での食も和食にこだわらず、洋食・・と言うか、本格的な洋食文化が根付いて来ています。素晴らしい食材のリッチな味わいに・・

「えっ?・・これに・・ビールを?」

と思ってしまうワインファンの方も多いでしょう。

 水替わりに飲むビールでお腹がいっぱいになってしまったら・・ね~・・時間も食材ももったい無いですよね。やはりそこは、

「・・ワインでしょ!」

と思うのがワインファンの素直な気持ちです。


 でも、時折はビール的な「流し込む食べ方」をしたいときが有りますよね。それこそパスタとおつまみで軽く済ませたい時とか、後でハードリカー系になだれ込もう・・などと思っている時などは、こんなしっかりしたペール・エールがお似合いです。ぜひご検討くださいませ。入荷は480本のみ・・です。


N.V. Podere la Berta Golden Ale
ポデレ・ラ・ベルタ・ゴールデン・エール

12645


イタリア
トスカーナ
ファットーリア・ディ・フェルジーナ

■エージェント情報
モルト:73%Pilsner. 21%Carapils. 6%Wheat
フェルシナが目指す食事と寄り添うクラフト・ビールの集大成的なビール。タンニンが少なく、穏やかで繊細な味 わいをもたらすピルスナー・モルトを主体に上面発酵独特のコクを味わえる。麦芽風味の強いカラピルス・モルト を加えることで後口の複雑味が増し、満足感も高い。
330ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥650 (外税) 
【美しい色合いと繊細な泡・・マリアージュを考えなくて良い気楽さ!エールの世界を覗いてみませんか?】
 こちらが全ての基本・・となるべくのゴールデン・エールです。明るく美しいゴールド色の液体で、見た目は日本のビールに一番近いです。

 しかしながら全く違うのは、

「ピュアなアロマ」

ですね~・・。こんなに香るんですよね~・・。日本のビールに香りって、意識したことが有りますか?・・さほど感じないですよね・・確かに香りはちゃんと有りますけど、特別に言う必要が無いほどしか、感じませんよね。

 このゴールデン・エール、もう抜栓直後からピュアなアロマが飛び出してきますから、

「ビールって、こんなに香るものなのか~・・」

と、初体験?・・することになるかもしれません。


 アメリカン・エールをややライトにしたようなバランスで、トップ・ノーズのフラワリーな、ハーブっぽい香りが食欲を誘います。ボディも充分・・太くは無いですが細く無い、中くらいでしょうか。余韻がまた複雑でして、ドライな味わいから鼻に抜けて行く清々しいアロマと、ビール独特の苦みが心地良いです。

 やはり、キンキンに冷やしても飲めなくは無いですが、モンラッシェを5度で飲む馬鹿を思えば、そんなこと・・しないですよね。せめて10度、できれば14度とか・・お好みの温度を探してみてください。何せ、

「ホットビール」

と言うものもあるくらいですから・・。


 この美しいゴールドの色合いと、非常に細やかな泡を楽しみながら、マリアージュの難しさから解放されたエールの世界を覗くのも楽しいんじゃないかと思います。ぜひ・・飲んでみてほしいと思います。ご検討くださいませ。