ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

エ・ルイ・ラトゥール

フランス Domaine et Maison Louis Latour ブルゴーニュ
● ドメール・ルイ・ラトゥールの正に由来の地であるコルトンの丘から、そろそろ飲み頃に差し掛かりつつ有る秀逸なグラン・クリュとボーヌ1級の赤をご紹介します。

 まずもって、現在もっとも評価されていないワインですが、その昔はかなり高価なワインでした。コート・ドールのシャルドネに血道を上げすぎたルイ・ラトゥールは、ピノ・ノワールの宣伝に二の足を踏んでいた性かもしれません。

 しかし、このようなプライスでご紹介できるので有れば、とてつもなくリーズナブルで有り、しかもグラン・クリュの素性や、ワイン本来の楽しさ、つまりテロワールに拘った部分を垣間見る事ができるでしょう。


2005 Corton-Chalremagne Grand Cru
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ

10749

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール
他の造り手さんのワインと一緒にお願いいたします。

◆◆◆他の造り手さんのワインと一緒にお願いいたします。
■メディア情報
 18.5/20 Points ≒ 97 Points Gault et Millau
 94 Points Gismondi on Wine
■エージェント情報
 大御所ドメーヌのルイ・ラトゥールから、看板ワインと言える「コルトン=シャルルマーニュ」2005年ヴィンテージを。反対に、ルイ・ラトゥールが1895年にこの白の傑作を生み出さなければ、この世に「コルトン=シャルルマーニュ」というワインは存在しなかったのだとも言えるのです…。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥19,990 (外税) 
【2本だけ出て来ました!・・このところコルシャル付いているので、その対比としても面白いかと。ゴー・エ・ミヨは97ポイント相当と高い評価です。】
 相当昔に仕入れた並行ものです。並行ものと言いましても、当時の正規品よりもコンディションは良いはずです。大手さんは・・押並べてですが、ちゃんと冷蔵倉庫に入れるし、リーファーにも入れて輸入されていたはずなんですが、とにかく劣化で困惑していた頃です。

 今なら正規品じゃないと・・とかおっしゃる方も多いかと思いますが、理由は様々あれど一番は・・コンディションでした。全てを確認した訳ではありませんのでおそらくですが、

冷蔵倉庫に保管-->毎日の品出し-->
朝、冷蔵倉庫のドアを開ける--(開けっ放しで温度が上昇)-->
昼前にドアを閉める--(温度が下がる)-->
午後にドアを開ける--(開けっ放しで温度が上昇)-->
終業でドアを閉める-- (温度がかなり下がる)-->
-->深夜に冷え切っている

を繰り返す感じです。

 透明なカバーをドアに下げていますが、邪魔なので・・脇に引っ掛けて作業をするんですね。

 最近はだいぶ良くなったようでは有りますが、やはり働く方の意識が重要かなと・・思っています。

 コルトン=シャルルマーニュと言えば、やはりルイ・ラトゥールでしょう。ルイ・ジャドとおっしゃる方もおられるかと思いますが、この辺りは昔はやはりネゴシアンが頑張っていました。コルトンの王と言えばルイ・ラトゥールでした。

 2005年ものですから・・収穫から20年でちょうど良い感じじゃないかと思います。キャプスュルは回り、色彩も黄色が輝いています。液量もしっかりです。見た目も悪くありません。ご検討くださいませ。

2002 Batard-Montrachet Grand Cru
バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ

4764

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニー=モンラッシェ
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥36,200 (外税) 
【飲んではいませんが吹E非飲みたい!】
まあ、ヴィアンヴィニュなら早めに飲んでもそれなりに美味しいのでしょうが、アドヴィケイト誌の92~94Points(2002年)というハイポイントながらも2005~2015年という飲み頃設定には例のごとく疑問を感じます。明らかに99年は飲みごろが早いのは事実だと思いますが・・。

ルイ・ラトゥール社は、その立場を利用して、良い葡萄・キュヴェを手に入れることが可能ですから、例えドメーヌものでは無くてもハイポテンシャルなワインをリリースできるのでしょうね。DRCも僅かながらバタールの畑を持っており、数樽のキュヴェを何社かのネゴシアンに渡しています。ですので、バタール=モンラッシェに関しましては、実力派(政治的に・・ね)のネゴスのワインがとても秀逸なことがあるのは、DRCのキュヴェそのもの、もしっくは混ざっているから、と考えるのは穿った見方でしょうか。

いずれにしましても、当代一流のシャルドネであることは間違い無いと思います。興味が有りましたらまだ安いうちに..仕舞っておいてくださいね。アドヴォケイトは、2002年 (92-94) Points、1999年 (91-92) Points でした。


2007 Beaune 1er Cru Vignes Franches Rouge
ボーヌ・プルミエ・クリュ・ヴィーニュ・フランシュ・ルージュ

12065

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ボーヌ
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

■エージェント情報
「ヴィーニュ・フランシュ」はボーヌの優良な一級畑で、 ポマールとの境界の側に位置しています。畑には表土がほとんど無く、そこから複雑でスパイシーさが際立ち、力強く、素晴らしい熟成を遂げるワインが生産されるので有名です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,390 (外税) 
【ドメーヌものの1級ヴィーニュ・フランシュがこのプライスって何かの間違い?・・味わいも素晴らしいです。】
 ブローカーさんからこのオファーをいただいた時、

「えっ?・・・何かの間違いじゃない?」

と思っちゃいましたよ。


 だって、異常に安いんですから・・。このご時世、この価格じゃパストゥグランも買えない造り手が沢山いますからね。

 しかも、この1級ヴィーニュ・フランシュは、ルイ・ラトゥールのドメーヌものです。しかも、ルイ・ラトゥールのボーヌの赤におけるフラッグシップなんですね。

 あのジャック・ジェルマン、シャトー・ド・ショレがドメーヌを売却する時、

「ボーヌはうちの会社の看板だ!」

とばかりに?ルイ・ジャドが手を上げましたよね?・・そして手に入れたんですよ・・ジャック・ジェルマンの1級ヴィーニュ・フランシュを。ルイ・ラトゥールとすると心中穏やかじゃぁ無かったでしょう。そんな裏事情の深読みも、結構面白いですよね。

 それに、例えばあのPKさんも著書「バーガンディ」のボーヌのコラムの優良な生産者/ワインで、このルイ・ラトゥールのヴィーニュ・フランシュ1級を上げていますし、マット・クレイマーさんも、「たいへん飲みがいの有るワイン・・・ボーヌで5指に入る」と持ち上げています。

 まぁ、ヴィンテージ的には2007年と言うことで、そろそろ飲み頃に入りつつある感じかな?・・と言う部分ではあるものの、

「・・2007年かぁ~・・」

と言うような溜息も聞こえてきそうでは有りますが、それでもボーヌ1級のトップクラスのピノ・ノワールで、しかもドメーヌ・ルイ・ラトゥールですから、このプライスは嬉しいですよね。後は noisy のテイスティング次第・・でしょうか。

 因みに日本の正規はアサヒビールさんで、直販ショップも有ります。現在2010年を販売中とのことですが、税別¥8.450、「在庫の状況によって、まれに、お届けするヴィンテージが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。」とのことで、こんな価格でもデイリーワイン扱い並みと言う訳の判らない販売をしています。こんなことからも、何故真っ当なワイン屋が正規からルイ・ラトゥールを買えないのか・・と言うことも滲んできますよね。

 まぁ、正規品でそんな8千円台の価格・・と言うのも、高騰しているブルゴーニュワインの中に有っては、非常にリーズナブルなんですが、ヴィンテージこそ違うものの、6割引きの価格ですからね・・とてもお買い得かと思います。


 味わいの方ですが、これがこのプライスなら文句など出ないだろ!・・と言えるようなものでした。2007年ですから収穫から9年目に入ったところですよね。

 ヴィンテージ的に、やや冷ややかなニュアンスを持ちやすく、豊かなフレーヴァーには成りにくかった2007年のブルゴーニュでは有ります。そんな傾向はやや見えるものの、それでもしっかりエキスが出ていて、2000年頃までに有った、

「ルイ・ラトゥール特有のパストゥリザシヨンのニュアンス」

はもう有りません。これは、日本酒で言うところの「火入れ」ですね。一時期ルイ・ラトゥールでは、菌の繁殖を抑えるために品温を上げて「殺菌」していたんですね。英語だとパスツリゼーションです。

 これがもう・・ワイン界じゃぁボッコボコに叩かれましたがルイ・ラトゥールでは全く意に介さず、無視していました。

 でも・・いつの間にかね・・火入れは止めちゃってたようなんですね。2000年位まではやってましたよ。結構・・判りやすいです。ナチュラルさが無くなっちゃうんですよ。まぁ、止めずとも、火入れの温度は高くしないようにしたのかもしれませんけどね。

 色合いは非常に健全で、美しい適度な濃度のルビーです。しなやかながら、どこか「キリッ」としたフィネスも湛えています。軽やかな白っぽい石灰のニュアンスがスグリ系の果実に混然としています。中域は適度な膨らみを持ち、その奥に、「チリチリ」とした鉄っぽいニュアンスがまだ集合体として感じられます。

 時間が経過するとともに、その鉄っぽさは幾つかのミネラリティに変化して行くようで、結構な複雑性も見せてくれます。その部分が完全に解れると完熟なのでしょう。でもそれにはもう少し・・3~5年位ですかね・・掛かると思います。勿論ですが現状で充分な美味しさのバランスを持っていますのでご安心ください。

 ポマールとの境に有る「ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ」を南に接する位置に有りますので、やはり豊かな土っぽいニュアンスも持っています。しかし

「グラマラスだね~!」

と言うほどでは無く、そんなニュアンスも持ちつつ、スタイリッシュさの方に振られた味わいかなと感じられます。

 現状でも美味しく飲め、この先10年は大丈夫でしょう。色々と評価を調べましたが、このクラスを評価する機関は少なく、「ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン」が15.5/20、スペクテイターが89/100と言うものが見つかったのみです。

 ん・・noisy 的には90点の大台に乗せて良いんじゃないかと感じますね。そうじゃないと並みのACブルは全部70点台にしないとバランス的に合いません。

 とても美味しい・・品格も個性も備わったボーヌ1級レ・ヴィーニュ・フランシュ2007年でした。是非ともご検討くださいませ。


2006 Corton-Chalremagne Grand Cru
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ

7756

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

■エージェント情報

 大御所ドメーヌのルイ・ラトゥールから、看板ワインと言える「コルトン・シャルルマーニュ」2006年ヴィンテージを。反対に、ルイ・ラトゥールが1895年にこの白の傑作を生み出さなければ、この世に「コルトン・シャルルマーニュ」というワインは存在しなかったのだとも言えるのです…。
 2006年ヴィンテージのパーカーポイントは、90-91点。シャブリに共通したミネラルに富んだ硬さと、ムルソーの豊かな味わいを同時に兼ね備えている素晴らしい白ワインと言われており、ブルゴーニュの白ワインファンならば、絶対に味わっておきたい記念碑的作品…今回のラインナップの中でも、特に見逃せない一本ですよ…!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥12,950 (外税) 
【コルトン=シャルルマーニュと言ったらあそことあれとそれと・・そしてこれ!今回は円高の影響でかなりリーズナブルです!】
 アドヴォケイトは評価をしていなかったと思ってたんですが90~91Pointsのようでして、コルトン=シャルルマーニュ自体、アドヴォケイト等の海外評価機関では余り点が付かないですので(コシュ=デュリだけは結構乗っけてますが!)、仕方が無いかもしれません。もっとも、フランス人を除く外人さんの好みでは無いのかもしれませんね。

 ですが、コルトン=シャルルマーニュと言えば、この偉大なルイ・ラトゥールを外す訳には、誰も行かないでしょう。誰もが認める素晴らしいグラン・クリュ・シャルドネです。



 バーガウンド・ドット・コムでは91-94Points、スペクテイターは93Pointsです。健康的なワインに仕上がったことでは間違いのない2005年、一般的にはグレートイヤーですから・・この先は価格は上がる一方でしょう。

 若いですが、そろそろ第一段階では飲めないことも無いでしょう。フレッシュな果実に、とことんまでの石灰系ミネラルをお楽しみください。前回ご紹介時より千円ほどもリーズナブルな、為替の良い時の価格で仕上がりました。ご検討ください。


2004 Meursault-Charmes 1er Cru Cuvee Albert Grivault Hospices de Beaune
ムルソー・シャルム・プルミエ・クリュ・キュヴェ・アルベール・グリヴォー・オスピス・ド・ボーヌ

12439

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

■エージェント情報
 ル・ラトゥールが落札した「オスピス・ド・ボーヌ」の「ムルソー・シャルム・キュヴェ・アルベール・グリヴォー」をご紹介いたしましょう。
 こちらはムルソー・シャルムの上部(シャルム・ドスュ)に位置する、0.55haの区画。この素晴らしい場所に広がる畑は、1904年にグリヴォー夫妻によってオスピス・ド・ボーヌに寄進されたそうです。このうち、38%のブドウ樹は1958年に植えられた古木であり、他の30%は1985年に、32%は1997年に植えられた木であるとのこと。
 ムルソーのプルミエ・クリュである「シャルム」は、その力強い味わいが特徴とされ、ムルソーをムルソーたらしめている「豊満さ」「華やかさ」が完璧に備えられた土壌だと評されていることからも、期待が高まるアイテムだと
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,500 (外税) 
【ムルソーを代表する造り手、アルベール・グリヴォーがオスピスに寄進したレ・シャルム・ドスュ!標高の高い最高の位置です!ようやく・・です!】
 時折言うことですが、皆さんの内、ほとんどの方は、ワインを若くして飲むことに慣れていて、その若い味わいこそがワインの味わいだと・・思われているんですね。長くワインを愛されてきた方も、またシニア・ソムリエとかの有資格者の方も、またほとんどの料飲店の方もです。

 よほど自信がお有りなんだろうなぁ・・とは思うんですが、収穫年からたかだか10年~20年のワイン、それもしっかり仕上げた造りのワインを、

「・・もう死んでました。」
「終わってました。」

と、平気でおっしゃるんですね。


 まぁ、それでも良いんですよ。ご自身の感覚ですから・・。でもね・・それが全てなのか、全く正しいのか・・と言うことについては、

「絶対は・・無い」

はずなんですね。・・だって、その先を見ずに飲み終えてしまうか、飲むのを止めてしまうんですから。


 特に・・これは何度も言っていることですので、耳タコかもしれませんが、

「白ワイン、特にシャルドネは狸寝入りする」

んですね。


 一見とても美味しいシャルドネで、でも、こんなものかなぁ・・と言う印象だったり、全く香りもせず、どちらかと言えば酸化のニュアンスが立ってしまっていたりする・・。

 こんな状況だと、先ほどの言葉、「もう死んでました」と言ってしまうのかな・・と思います。


 例えばコート・ド・ボーヌのシャルドネの良い畑のものであれば、たかだか20年じゃぁ死なないですね。もし死んでいるので有れば、よほど造りが悪いか、コンディションが悪いかです。

 聞いてみると、

「いや、コンディションは悪くありませんでした。」

とおっしゃる。


 造りや造り手に問題が無く、コルクや保存コンディションに問題が認められないのなら、ほとんどの場合は、

「開く前に飲み終わってしまっているか、飲むのを止めてしまっている」

と言うことなんです。今一度、ワインと正面から向き合い、その声を聴いてほしいなぁと思う次第です。



 オスピス・ド・ボーヌと言う存在も良くは判らないですよね。元々は慈善の病院からスタートしていまして、その存在を助けるためにヴィニュロンたちは自分の持ち畑をオスピスに「寄進」したんですね。

 で、そのワインの造られ方は時代によって変遷が有り、また一様では有りませんでした。現在はほぼ、オスピスの従業員が自然派的なアプローチで栽培(もしくは栽培指導)をし、設備も整ったオスピスで醸造しています。まぁ、一応コラム的にはルイ・ラトゥールが落札者なので、自然派のページには入れませんでした。以前は、寄進者が葡萄を育てたり、もしくは醸造までやっていたことも有った様です。

 このキュヴェ・アルベール・グリヴォー2004につきましては、オスピスの指名者、もしくは従業員が葡萄を育て、オスピスの醸造所で発酵から樽詰め(新樽)まで行って、翌年の11月の第3日曜日に、ボーヌで競売会が行われ、ルイ・ラトゥールが落札し、自身のカーヴでその樽をエルヴァージュ、瓶詰め、販売したものになります。


 久しぶりにオスピスの白を飲んでみました。写真の色合いもなぜかナチュラルですよね。抜栓直後、

「・・普通に美味しい」

です。良い感じのややオイリーでチャームなタイプのムルソーです。でも、レ・シャルムってもっと・・と言うような印象が有ります。


 そう・・上記に記載したように、

 一見とても美味しいシャルドネで、でも、こんなものかなぁ・・と言う印象だったり、全く香りもせず、どちらかと言えば酸化のニュアンスが立ってしまっていたりする・・。


 の、「でも、こんなものかなぁ・・と言う印象だったり・・」に該当するパターンなんですよ。


 ちょうど修行中の息子も個室から降りて来て飲み始めたので様子を伺いつつ・・noisy も飲んでいました。美味しいんだけど、少しだけフラストレーションが溜まるような展開ですね。

 それに、カミさんと息子と3人で飲んでますんで、このパターンはワインがさっさと無くなってしまう、余り良くない展開です。なので意識的にゆっくり・・飲んでいました。

 30分ほどしますと、そこから花や新鮮な果実のニュアンスが漂い始めました。

「ようやっと・・だな」

と言うと、判ってたのか知らずか・・

「うん・・」

と頷いてました。カミさんは何も言わずに自分のペースで飲んでます。


 1時間ほどすると、前回には到底たどりつきませんが、かなり果実や蜜、ミネラリティの表情が豊かになってきました。少しマッタリ、細やかな石灰系・石系のミネラリティが素晴らしいです。でも・・もうグラスには残ってない・・終わりです。

 まぁ、どうしても数人で飲む場合は、グラス1杯分しか当たらないことも多いですよね。そういうシュチュエーションだと、目前の状態のみで全てを判断してしまいガチですから、

「ムルソー・レ・シャルムとしては・・・弱いかな?」

などと判断してしまう訳です。ぁ、因みにシャルドネに新樽を多く使った場合、このような「狸」の姿になり易いように感じています。


 なので、このワインは比較的早い段階で飲むのであれば、1時間ほど前に抜栓しておくのが良い・・と言うことになるんですね。もっとも、それは抜栓直後のホストテイスティングで判断しなくてはいけないんです。そうするのなら、上記のような問題は起き辛くなります。


 時系列で追ってみると、このワインは1時間ほどでだいぶ出て来ますから、「死んでます」と言われなくて済むワインであり、レ・シャルム・ドスュのポテンシャルもどんどん出て来るでしょうから、きっと喜んでいただけるんじゃないかなぁ・・と思います。

 それでも、収穫年から13年目です。実はまだまだです。この手のワインは「トロットロ」になってきて、粘性もより多くなり、バターっぽく成ってきて・・ようやくだ・・と言う理解をしています。そんな雰囲気がバリバリです。どうでしょう・・あと5年は掛かるかな・・と言う感じです。


 また、今回は一本開けてしまいましたので、価格を少し上げざるを得ませんでしたが、それでもかなりリーズナブルかと思います。色々と申し上げましたがお許しください。もっと楽しんでいただけると確信しての物言いです。ご検討くださいませ。

1999 Batard-Montrachet Grand Cru
バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ

4765

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニー=モンラッシェ
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥29,600 (外税) 
【飲んではいませんが吹E非飲みたい!】
まあ、ヴィアンヴィニュなら早めに飲んでもそれなりに美味しいのでしょうが、アドヴィケイト誌の92~94Points(2002年)というハイポイントながらも2005~2015年という飲み頃設定には例のごとく疑問を感じます。明らかに99年は飲みごろが早いのは事実だと思いますが・・。

ルイ・ラトゥール社は、その立場を利用して、良い葡萄・キュヴェを手に入れることが可能ですから、例えドメーヌものでは無くてもハイポテンシャルなワインをリリースできるのでしょうね。DRCも僅かながらバタールの畑を持っており、数樽のキュヴェを何社かのネゴシアンに渡しています。ですので、バタール=モンラッシェに関しましては、実力派(政治的に・・ね)のネゴスのワインがとても秀逸なことがあるのは、DRCのキュヴェそのもの、もしっくは混ざっているから、と考えるのは穿った見方でしょうか。

いずれにしましても、当代一流のシャルドネであることは間違い無いと思います。興味が有りましたらまだ安いうちに..仕舞っておいてくださいね。アドヴォケイトは、2002年 (92-94) Points、1999年 (91-92) Points でした。

1986 Bienvenues-Batard-Montrachet Grand Cru
ビアンヴィニュ=バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ

5823

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニー=モンラッシェ
ドメーヌ・エ・メゾン・ルイ・ラトゥール

750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥35,250 (外税) 
【グレートイヤー1986年のビアンヴィニュ!】
89年のLLのバタールにはぶっ飛びましたが、86年のビアンヴィニュは飲んでいないので、もし売れなかったらそのうちに飲んでしまおうと密かに狙っています。(・・・バラしてしまったが・・・)

86年は実に秀逸なボーヌ・シャルドネのヴィンテージと言えますし、ビアンヴィニュはバタールの北側、下の部分に有り、レ・ピュセルと接しています。noisy的には、ちょっと金属的なニュアンスを持っているように感じています。普通のバタールほどの、こってりとしたグラマラスな感じにはならないのが、むしろ好みにピッタリ合っているのかもしれません。

また、最近はとても安易に、
「飲み頃はとっくに過ぎてました・・」
と言われるようになりましたが、
「本当にそうなの?」
という疑問は常に有ります。確かに、さっさと飲んでしまう方が危険性は少なくなると言えますが、我慢した者だけに時が与えてくれる大きな感動は、自分のものにはならなくなってしまうんです。「開く前に飲んでしまう」のが我々である・・・と、考えるべきなのかもしれません。

この間も友人の店の話を聞き、さも有りなん!と感じました。あるお客様から、購入した秀逸なボーヌのシャルドネの古いワインを開けてみたけれど、死んでます、と言われたので、取り合えず栓をして返送してもらったそうです。ところが到着したワインを開けてみたら・・・何と全開状態!この世のものとも思えぬ芳香と味わいに狂喜乱舞してしまった・・・とのこと。ボーヌのシャルドネの秀逸なものは、時折「狸寝入り」をします。明らかにもう死んでしまったかのような、日本酒の古いような、老ねた香りだけをダラダラ出すのみで、一向に開放に向かわないんです。本当に素晴らしいと言われるワインに多いんですよね。

まあ、noisy 自身の好みなど皆さんには関係ないことでは有りますから、このドメーヌ物では無いビアンヴィニュが、どれほどのものか!にだけ興味が有るのでしょうね。・・・でも飲んでいないものはしょうがない・・・でも飲んでしまったら品物が無い・・と、どうにもこうにもやるせないのがワインライフなのでしょう。興味の有る方へ。