メゾン・サルナン=ベリュ
サルナン=ベリュ
フランス Maison Sarnin-Berrux ブルゴーニュ
● 久しぶりのサルナン=ベリュです。ようやっと美味しくなってきましたので・・ご紹介します。
ブルゴーニュの新しいネゴシアン サルナン&ベリューは、金融関係に務めていたジャン=パスカル・サルナンとドメ ーヌワイン造りのかたわら醸造学校の先生もしていたジャン=マリー・ベリューの強力なタッグのもとに生まれました。
サルナンの住まいがあるサン・ロマン村で、2007年から厳選した畑のぶどうを買いワインを生産し始めました。澱引きは月が下がるときに、なるべく自然にがモットーで亜硫酸も極力使いません。
ゲストハウスの地下にあるカーヴを二人で改装し、解放樽のある場所や、樽を寝かせる涼しい地下セラーを蘇らせました。
● 2008 Saint-Romain Rouge
サン=ロマン・ルージュ
【ようやく解れてきましたのでご紹介です!】-----リリース時のレヴューです。
もう・・入荷したのが2010年の春頃だったかな?・・硬くてねぇ・・・まるでミネラルの大壁に囲まれているような感じでしたので、どちらもしばらくお蔵入りでした。
リアルの31号のテイスティングでは、サン=ロマンのレヴューを担当していまして、書かせていただきましたが、かなり柔らかくなってきていましたので、ようやくのご紹介です。
(ノット・)ブルゴーニュは、
「選果をしっかりしているなぁ・・・気真面目さが出ている」
と言うのが最初の印象・・。反面、遊びが無いので、キチキっとし過ぎていて、緩み無く、硬い印象でした。
「時間が経てばかなり美味しくなるな」
と言うのは想像できましたが、想像よりは結構早めに熟してきたと思います。価格も安いし味わいもピュアです。とてもお奨めです。
サン=ロマンの赤は、出所は明かせないようですが、結構面白い比較対象になるかと・・思いますよ。ちょっとワルの入ったXXXXに対しての、このサルナン=ベリュの真面目さ!時間が経てば、この真面目な仕事振りが花を咲かせるのは間違い無いですね。・・でもワルでも更正すれば立派に大人になる可能性が大です・・・ん??何の話だっけか。
とても健全な、サン=ロマンの美しい一面を真面目に表現し、とても良い仕上がりになったと思います。少なくとも、やんちゃなガキ大将が造ったワインじゃありません(・・・子供の頃は知りませんが・・)。美味しいと思います。是非ご検討くださいね。
リアルワインガイド 31号より抜粋 (させていただきました)
やや薄めの色合いから重さを感じさせない石灰系ミネラリティ、チェリー、ベリー。やや穏やかな酸が柔らかさとエキスの旨みをストレートに伝えてくる。中域も充分で、複雑性はまあまあ。ジューシーな余韻はまだわずかに渋みとエグミ
の突起を感じるが、近い将来にはバランスされるだろう・・・って実はこのワイン、到着仕立ての個人的なテイスティングにて、余りの硬さに閉口して、今までお蔵入りだった。これならそろそろご紹介しても良いだろう。
エージェント情報
ワイン名 2008年NOT Bourgogne rouge ブルゴーニュ ルージュ 赤 辛口
品種 ピノノワール100% 平均樹齢35年
栽培 リュットレゾネ(減農薬) 粘土質土壌。
収穫量 38hl/ha。手摘み。 2008年は、腐敗や未熟なぶどうが無かったため、選果の必要がない完璧な作柄。醸造・熟成 ブルゴーニュ地方伝統の木製の「トロンコニック発酵槽」を使用.房丸ごとを4週間マセラシオン。フェノール成分が理想的な熟度に達したため、長時間ゆっくりと醸して繊細な成分を抽出させようと、マセラシオンの後半までフラージュ(足や機械で房をつぶす)をしなかった。天然酵母による発酵。発酵・熟成中は亜硫酸は使用しない。 熟成は、3、4年の古樽で12ヶ月。(新樽なし)熟成が終わると,清澄やろ過をせずに自然沈殿して済んだ部分だけを取り出す。
特徴 「ノット ブルゴーニュ」=ブルゴーニュにあらずの意味。 レッドチェリー、レッドフルーツ満載のコンポートパイ、赤いケシの花のアロマ。 非常に細かいミネラルパウダーのような品良く上質な味わいのタンニン。 厚みのある味わいと抽出成分の細かさから、びん熟成すると華やかな熟成香に変化する要素がある。 その名の通りACブルゴーニュを超えた味わい
ワイン名 2008年St Romain Rougeサン・ロマン ルージュ 赤 辛口
品種 ピノノワール100% 樹齢50年。粘土質石灰質土壌。
栽培 ビオロジック 雑草が生えると土を鋤き込んで除草する。
収穫量 38hl/ha。
醸造・熟成 ブルゴーニュ地方伝統の木製の「トロンコニック発酵槽」を使用.房丸ごとを4週間マセラシオン。 フェノール成分が理想的な熟度に達したため、長時間ゆっくりと醸して繊細な成分を抽出させようと、マセラシオンの後半までフラージュ(足や機械で房をつぶす)をしなかった。 天然酵母による発酵。発酵・熟成中は亜硫酸は使用しない。 熟成は、2?4年の古樽で12ヶ月。(新樽なし) 熟成が終わると,清澄やろ過をせずに自然沈殿して済んだ部分だけを取り出す。
特徴 香りはグリオット、フランボワーズ、鉄、ミネラル、熟したレッドカラント、赤ふさすぐりなど。将来、お香を連想させる香りもある。 若くフレッシュな酸と、ボリューム感のある果実味、凝縮感があるのでビン熟後も楽しみ。 出汁のような旨味のあるタンニンがしっかりと残るタイプ。色あいは明るく透明感がある。
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