ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

エ・メオ=カミュゼ

フランス Domaine et Maison Meo-Camuzet ブルゴーニュ
● メオ=カミュゼの2018年ものが入って来ました。ドメーヌものは本当に少量ずつですし、ドメーヌものと扱いが準ずるネゴスものも高資質です。

 この何年かのメディアの評価も鰻登りで、しかも安定しています。以前の不安定さは消え、メオ=カミュゼらしいエレガンスや荘厳さがどのキュヴェにも表れているように感じます。

 因みにトップ・キュヴェのリシュブールと二番手だったオー・クロ・パラントーは同じ価格になり値上がりしています。価格が同じと言うことは、同じ資質であるとの造り手の判断でしょう。

 まぁ、この2つは神様アンリ・ジャイエ由来の畑ですから、もう仕方が無いと言うしかありませんが、そうなってくるとやはり神様アンリが耕作し醸造していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ブリュレが非常にリーズナブルに思えてしまいますよね。こちらはほぼ据え置きです。

 今回は、余り飲む機会が見つけられなかった「コルトン・レ・ペリエール」をテイスティングさせていただきました。やはりメオらしい純粋でエレガントで、フィネス感の満ち溢れる冷ややかな味わいでした。

 このスタイルは、メオ=カミュゼ独自のもの・・と言って良いように思いますが、この何年かのメオ=カミュゼのワインは神掛かって来たように思います。

 第一弾としてドメーヌものをご案内させていただきますが、全て再入荷の期待できないワインです。お早めにご検討くださいませ。


■当主ジャン ニコラ氏による2018年ヴィンテージの総評
 2018年は春から暖かく早熟で霜の心配はなかったが、5月末から6月頭に掛けて雨が多く降った影響でベト病が発生してしまった。また、一部の畑では雹害もあったが、6月以降は天候が回復して気温も上がり畑はとても乾燥した。地中には水分が十分蓄えられていたので乾燥による水不足に悩まされることもなく、8月末には収穫を迎えることができた。収穫期間中は天候が良かったので素晴らしい健康状態の葡萄を収穫することができた。なめらかなテクスチャーときめ細やかさもあり、テロワールが良く表現されている。若いうちから飲むこともできるが熟成させたいヴィンテージでもある。近年では2015年と比較できるが、2015年ほど葡萄が成熟して甘くなったわけではなく、2018年のほうがバランスは取れている。
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 2017年のメオ=カミュゼ、上級キュヴェが入荷してきました。近年、ファンを大きく増やしている貴重な造り手のワインです。

 やはりそこにはアンリ・ジャイエがメオ家の小作をしていたのが何かと大きいですが・・

 ですが、これまでも申し上げている通り、

「畑は同じでも基本的にアンリ・ジャイエ的味わいでは無い!」

と、個人的には感じて来ました。2016年までは・・です。


 その上で、2014年頃からのメオ=カミュゼのワインの品質向上は凄まじく、エレガントでフィネス溢れるエキス系の見事な味わいに、メオ=カミュゼの完全復活と、メオ=カミュゼのワインの味わいの傾向を感じていました。


 ところがですね・・2017年の上級キュヴェが到着し、数アイテムのテイスティングをしましたら・・

 いや、白ワインは今まで通り、滅茶旨いです!エキス系でエレガントでフィネスが有って、荘厳さまで・・。これは2016年までと基本的に同様なスタイルで一致しています。サン=ロマンなんか・・ボトルを抱えて飲みたい位です。勿論、フレデリック・コサールのサン=ロマンとも異なるスタイルで、まさに王道の味わいです。(注:コサールも近年はだいぶ小細工をしないようになってはいます。)

 で、問題はピノ・ノワールです。素晴らしい!・・のは間違いありません。しかし、問題なのは・・

「仕上がりの傾向が2通りに別れている!」

ことに有ります。


 エキス系のドライで荘厳な、2016年までのメオ=カミュゼのスタイルをそのまま継承し、さらに昇華させたような仕上がり・・質えばニュイ=サン=ジョルジュ村名などは、もうビックリするような仕上がりです!・・ヴォーヌ=ロマネ1級レ・ルージュかロマネ=サン=ヴィヴァンか?・・まぁ、そこまでは行かなくても同様なニュアンスを感じます。


 ところがですね・・例えばシャンボール=ミュジニー村名や1級レ・フュスロット(メゾン)、そしてヴォーヌ=ロマネ村名などは・・なんと、

「アンリ・ジャイエ系の果実味系の豊かで真ん丸な味わい!」

をしているんですね。


 勿論、樽が浮くなんてことも全く無い・・甘くも無いですし・・ですが、果実がしっかり乗ったまま、真ん丸と言うか、真円、真球のパレットを描いてくれるんです。

 そもそもnoisy 的には、メオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことがほぼ無く、個人的には、

「色々と教わったが我が道を行くのが彼のスタイル」

と思っていました。


 しかしながらどうやら素晴らしい仕上がりになったと思われる2017年は、そんな御大のイメージをも、アイテムに拠っては描くようになった・・とも言えます。


 エキス系のニュイ=サン=ジョルジュ村名には、透明なミネラリティに満ちています。その奥からエキスが漏れだし、果実のアロマを形成し、ノーズに運んでくれる感じです。

 果実味系のシャンボール=ミュジニー村名は、比較的パワフルで果実が真ん丸なパレットをまず描いてくれます。そしてエキス系と同様に透明なミネラリティの下支えが有り、全編美味しい果実と微細なミネラル由来の妖艶さが追って来るような感じです。


 流石に数の無い上級キュヴェまでは飲めませんので、それらがどちらに属するのかは・・判りません。しかし、どちらにしましても、非常に興味深い仕上がりの2017年もの・・と言えるでしょう。(ニュイ=サン=ジョルジュ系はエキス系かとは思いますが・・あくまで想像です。)是非ともご検討いただきたいと思います。


■当主ジャン ニコラ氏による2017年ヴィンテージの総評

 2017年のブルゴーニュはどとらかというと早熟だった年で、こういう気候の年は生産者は神経質になりがちだ。寒く乾燥した冬が終わった後、3~4月に掛けては例年よりも気温が高くなったために葡萄の成長は早く進んだ。4月末は霜が発生する可能性があったので生産者たちは不安な日々を送っていた。幸いにも平穏なまま季節は進み、開花期も6月初旬にあっという間に過ぎて、このまま行けば素晴らしい収穫になるだろうことは間違いなかった。6月末は猛暑で収穫が早くなり過ぎる心配もあったが、7月には十分に雨が降って成長のペースも緩やかになり、病気のリスクも少なかった。

 収穫は2016年よりも約3週間早い9月6日に開始。天気予報では収穫時期の天候はあまり良くなかったが、幸い予報よりも雨が降らなかったので葡萄はいい状態だった。区画によっては摘房をしたにもかかわらず収穫量は多く、霜害のあった2016年の収穫減を補うほど収穫量は多かった。ただ2016年の霜害を免れて平均的な収穫量だった区画については2017年のほうが若干少なくなっている。収穫した葡萄の健康状態も素晴らしく、リッチな甘味と酸味を兼ね備えており、素晴らしいバランスで醸造も穏やかに進んだ。マロラクティック醗酵は例年よりも少し早めに進行し、ワインは徐々に深みを増していった。翌年の収穫後には樽の中のワインはだいぶ変化しており、香り高いアロマ、熟したタンニンと軽やかな酸味、様々な要素がすでに溶け込んでいる。

 2017年ヴィンテージは2015年や2016年よりも軽やかですでにバランスが良く分かりやすい味わい。固さや難しい印象は無く、複雑さもあり官能的で心地よさと軽やかさのハーモニーが素晴らしい。比較できるヴィンテージを挙げるとすれば、例えば2014年に近いがもう少し丸みがあり柔らかい。2007年にも近いニュアンスがあるがもう少し肉厚な印象がある。凝縮感もあり熟成させることもできるが、どちらかといえば若いうちから楽しむことが出来る早飲みタイプと言っていいだろう。


━━━━━
 1983年に彗星のごとく出現したドメーヌ・メオ=カミュゼです。神様アンリ・ジャイエが顧問として付き、試行錯誤しながらも素晴らしいドメ ーヌになったと感じています。まぁ、ここに至るまでは色々有ったと思います。noisy 的な印象の変化も有りました。やはり2014年ものから・・でしょうか。大きく変わったと思います。

 そして天候的に色々有った2016年は、2014年や2015年と言ったヴィンテージに比較し、到着前からネガティヴなイメージを予測させてきました。

 しかしながらそんな心配は全く無用・・と言うことが理解され始めており、noisy も2016年もののメオ=カミュゼを数点テイスティングしましたが、

「・・こりゃぁちと、神掛かって来た・・か?」

と思わせるような素晴らしい仕上がりでした。


 ただしご他聞に漏れずどのアイテムも微量で、何をテイスティング出来るか・・かなり悩みました。その上で、飲めないアイテムは仕方が無いにしても、飲めたアイテムで総合的に判断して行くしかないと割り切り、出来るだけメオさんのコメントなどを掲載したり、他のメディアの評価なども参考にしていただこうと思います。

 この2014年からのメオ=カミュゼのワインを、noisy に騙されたと思ってご購入され飲まれた方は、

「まず軒並み・・素晴らしさにぶっ飛んでしまっている」

ことをお知らせします。

 また、2016年ものをテイスティングした総合的な印象としましては、どのワインも瑞々しく、美しいエキスの出た味わいで有り、しかもまず第一にそのテロワールを感じさせてくれ、この美しいスタイルこそがメオ=カミュゼの個性なんだと思わせてくれます。

 noisy 的には今まで何度も言っていますが、「ルロワ」的なエレガンスを感じさせるもので有り、丁寧に造りこまれ磨かれて来た様子が伺えます。

 古くからのワインファンの方々には、賛否両論が有ることでしょう。「昔から素晴らしい」と言う方もおられれば、「全然大したことが無い」とおっしゃる方もおられるでしょう。しかし、否定的な方々は昨今のメオ=カミュゼを飲まれていない方々だと思います。飲んだら・・とてもそんなことは言えないでしょう。

 今回はピノ・ノワールはACブルからリッシュブールまで、シャルドネはサン=ロマンからコルトン=シャルルマーニュまで揃っています。価格はやはり上昇しています。しかしブルゴーニュの著名生産者の上級キュヴェは、年を追う毎に手の届きづらいアイテムになるのが見えています。リッシュブール、クロ・パラントーなどは大台を超えてしまいました・・アンリ・ジャイエ繋がりのアイテムは、東南アジア諸国の人気の高まりも有り、奪い合いの状況ですから造り手も強気です。

 しかしそれでもまだ1級クラスはまだリーズナブルですし、物凄いロケーションに有り、クロ=ヴージョの最高峰とも言えるはずのアイテムでさえ、手の届く範囲だと思われます。

 是非ご検討くださいませ。飲まれていない方はおそらくビックリするはずです。

◆当主ジャン ニコラ氏による2016年ヴィンテージの総評

 2016年4月に起きた前代未聞の霜害は、過去を振り返ってみても同程度の被害があったのは1945年まで遡らなければならないほど深刻な状況だった。さらに5月になると雨の日が多く湿度が上がってベト病が発生し始めて、生産者はどうすれば良いか途方に暮れた。7月に入ると雨はほとんど止んで夏場は良く晴れてくれたので一時は我々に安息が訪れたが、今度はまったく雨が降らずに乾燥して気温もぐんぐん上昇し始めたので葡萄の日焼け対策や水分不足の心配が出てきてしまった。幸いにも徐々に天候は穏やかになっていったので最終的に理想的な天候で収穫することが出来た。葡萄は霜や病害を感じさせないほど健康的で成熟も素晴らしかった。

 ただ、2016年は場所によって収穫状況が対照的で、ヴォーヌ ロマネは幸い霜害を大幅に免れることができたので収穫量は問題ないが、その他の畑、例えばクロ ド ヴジョは例年の75%の収穫量しかないし、マルサネやフィクサンもかなり少ない。シャンボール ミュジニー 1級(レ クラとフスロット)は例年の1/3の収穫量しかないので混ぜて瓶詰めしている。コルトンでは「ラ ヴィーニュ オー サン」が大きな被害を受けたが、「ペリエール」と「クロ ロニエ」は霜害があった畑よりも上部に位置していたので無事だった。結論としては、ドメーヌ物よりも「フレール エ スール」の畑が特に被害を受けており、前年よりもご提案できる本数がかなり減少してしまった。

 数量的な問題を抱えている2016年だが、ワインとしては醸造当初感じていた鋭い印象がマロラクティック醗酵後には消えており、樽熟成によって優しく滑らかなテクスチャーが加わってチャーミングな味わいだが、しっかりしたストラクチャーも感じる。余韻も長くアフターにスパイシーさとミネラルも感じさせ、葡萄がとても熟したヴィンテージからは予期できないようなキャラクターになっている。2015年のようなレベルに届かないにしてもそう遠くはないクオリティには達しており、2015年ほどのパワフルさや凝縮感はないがエレガントさがある。あの絶望の最中に誰がこのようなヴィンテージになると予想しただろうか?現状では2006年に似たような印象がある。2006年は2005年の陰に隠れてしまいがちなヴィンテージだが、葡萄は良く成熟して収穫も9月末と2016年と似た境遇にあるので今後ワインがどのような熟成をするかが楽しみだ。


2018 Bourgogne Blanc
ブルゴーニュ・ブラン

15641
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 シャルドネ種100%。ポマールにある「Aux Seurets (オー・スーレ)」という区画にある畑の葡萄が使われていて樹齢は約20年になります。土壌は少し泥灰土混じりの粘土石灰質で比較的深く、シャルドネに適した区画です。葡萄の成熟はかなり早く、凝縮した葡萄から出来るワインは、繊細な酸味とミネラルを感じさせつつ、豊かな風味を兼ね添えています。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,650 (外税) 
【滅茶滅茶美味しいです!】
 すみません・・もう、相当無いです。店頭のお客様でグングン減ってしまいました。なので、ご紹介するのも気が引ける程ですが、昨今のメオのワインは本当に素晴らしいです。2018年もののクロ・サン=フィリベールの神掛った美味しさのうち、

「氷のような剣先の鋭さ」

を、僅かに手の体温でこすって、瑞々しくも、ツルツルにした感じ・・です・・判らないでしょう・・?

 滑らかなんですが、クロ・サン=フィリベール的な磨かれた要素も有るんですね・・。ポマールの畑のようですが、ムルソー的でも有ります。

 メオのムルソーも飲んでいるんですが・・さすがにそちらは村名だけ有って・・と言うか、そちらは1級並みですが、近寄りやすいスタイルながら、要素の複雑性や高貴さが凄いので、このA.C.ブルでは届きません。

 ですが・・良いのかな・・言っちゃって・・

「これで充分!」

 なんて美味しいんでしょう!この出来なら全然高く無いと思っていただけます。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【クロ・サン=フィリベールの樽を弱くしてネットリとしたオイリー感をプラスするとこのA.C.ブルになるか?】

 ・・などと書いてしまいましたが、この方が早く理解していただけるかな・・と。勿論、メオご自慢のモノポール、クロ・サン=フィリベール・ブランを飲んだ方限定のお話しにはなってしまいますが・・。

 美しい緑が透けて見えてくるような良い感じの色合いです。オイリーで、柑橘に南の果実もしっかり有り、ドライでは有りますがオイリーさゆえか、甘みさえ感じます。


 因みにメオさんはこのように評価しています。


 とても開いた心地良い香り、白い果実や南国果実、樽香、石の香りが感じられるのは例年通り。とてもオイリーかつ直線的なあじわいでアフターはとても気品がある。バランスが素晴らしく旨味たっぷりでエネルギッシュな2017年は例年よりもすでに様々な要素がワインに溶け込んで味わいも開いているので、やはり早めに飲むことをお薦めする。

 お~・。・ようやく一致しましたね・・。今飲んでも非常に旨いです。オイリーで重心が低く、しっかりしています。ポマールの白・・と言っても良い位の粘性を感じます。「石の香り」とは言っても、ムルソーの高地の方のワインでは有り得ない味わいです。やはり・・ポマール的かな?・・ヴォルネイ近辺の白ともちょっと違う感じです。

 今回はなぜかクロ・サン=フィリベールの割り当てが届いていないので、そことの比較はできないんですが、2016年のA.C.ブル・ブランと比較しても・・黄色味はしっかりしています。それでも「樽香」と言えるほど、ハッキリ分別できるようなものでは有りませんで、昔のクロ・サン=フィリベールの樽の強さは全く想像できないレベルです。

 非常に美味しいです。それに、これを「ポマール」と連想できると色々と面白いかと思いますよ。白ワインを飲んでも赤ワインを飲んでも、逆の色の畑が想像されることって・・結構あるんじゃないかと思います。素晴らしい仕上がりでした。是非飲んでみて下さい!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【・・あれ?・・2015年ものより・・旨い!・・結構に大柄に仕上がっています!!只者では無いです!】

 いや~、これはかなり美味いです。ポマールにある畑のようですが、なるほど・・そうだったか~・・と言う感じをもしかしたら感じていただけるかもしれません。やっぱりワインの味わいは土壌を由来するものですからね・・。

 2015年のブルゴーニュ・シャルドネは非常にピュアで美しく、よりフレッシュな美味しさを見せてくれました。2015年的な甘さは無く、ハツラツとした印象だったと記憶しています。

 2016年ものも数は無いんですが、やはり飲んでみたいとテイスティングさせていただきました。

「・・あれ?」

です。

 メオもnoisy と同じようにへそが曲がっているのかもしれませんね。実は・・

「ちょうど良い熟度を持ち、2015年よりもより大柄かもしれない!」

と感じさせてくれるような、とても滑らかで太い味わいをしています。2015年はハツラツ、フレッシュで、2016年は滑らかで大柄・・ですよ。それも評価をするとなれば、かなりポイントは高くしてしまうだろう・・的なゴージャス感をしっかり出しています。

 何に似てるか・・と言うと、前回辺りにご紹介させていただいているドミニク・ラフォンの2015年ACブルゴーニュに近似しているかな・・と言う印象で、さすがにポマールのACブルの畑の特徴までは判らないものの、

「村名ポマールを飲んだ時の、ちょっとバイセクシャルな村名ジュヴレか?・・などと感じる部分」

は、何となく共通しているかなぁ・・などと思ってしまいました。


 少なくともムルソーの中央~南側に掛けての標高の高い部分に共通するような、滅茶硬いミネラリティがてんこ盛りになっているようなものでは無いにせよ、ムルソー北側に共通する優しいミネラリティと粘土に、やや軽みの有る緑っぽいミネラリティが足されたようなニュアンスが感じられます。

 ほんのりあるオイリーさがまたそそりますし、葡萄の熟度が高いからと言って、酸はちゃんと有るんですよね・・。

 2016年のコート・ド・ボーヌのシャルドネは安泰なのか?・・などと思ってしまいました。素晴らしいシャルドネです!是非ご堪能くださいませ!




 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【珠玉のクロ・サン=フィリベールには届かないものの、ブルゴーニュのシャルドネって・・それもニュイのシャルドネって本当に美味しい!・・と思っていただけるかと!】

 カミュゼのネゴスのシャルドネです。少ないながらも1ケースはいただけたので・・ようやくですよ・・皆さんには関係の無いことでは有りますが、ワイン屋の仕入れは非常にムズイものでして、欲しいものを欲しいだけ買える・・なんてことは有り得ない世界です。例え長くお取引の有るエージェントさんからでも、ある程度の有名銘柄でも、

「(noisy 宛てのリストには)最初から掲載されていない」

とか、

「発注すると思いっきり削られ、(ケースの)不足分を要求される」

のは日常茶飯事です。2ケース頼んで結果は1~2本、残り10本を何か買え・・って訳ですね。まぁ、発注できても結果がゼロのことも有りますし・・。


 なので、noisy も余りやりたくは無いにせよ、セット販売とか、プラス1本とかをお願いせざるを得なくなってしまうんですね。

 メオ=カミュゼの場合は、実は結構仕入れは厳しいんですね。量が沢山ある訳じゃありません。もっとも余分なものをフィネスさんから強要されることは無いですから、セット販売などはしなくて済むんですよ。有難いことです。

 黄色に、やや薄いながらも「緑」が差し込んだような色合いが美しい2015年のブルゴーニュ・ブランです。

 こちらもクロ・サン=フィリベール同様、決して「過熟気味の葡萄」にせず、「ベスト~やや若い風味」を残したタイミングでの収穫と思われ、若々しく弾けの良い、しかし酸っぱくないレベルの果実酸が好ましいテイストとして感じられます。

 ただしクロ・サン=フィリベールほどのエレガンスや複雑さ、バランスまでは持っていないですね。やはりそこは価格成りかな?・・とは思いますが、カミさんなどは、

「こっちの方が美味しい!」

と・・・(^^;; 


 良いのよ・・あなたはそれで・・。好みですからね・・。このフレッシュさが滑らかさを僅かに上回るバランスと果実感が、彼女にはより美味しいと感じられたのでしょう。

 その滑らかさを僅かに上回るフレッシュさは、時間の経過、熟成と共に丸みへと変化して行きますから、おそらく1~2年後からが飲むにはベストなタイミングかと思いますが、現在のバランスも昨今のメオ=カミュゼならではのエレガントさを持っていますので、おそらく皆さんも納得していただけるんじゃないかと思います。

 ピュアでナチュラル、フレッシュで重くない・・けど軽く無い、良いバランスのブルゴーニュ・シャルドネでした。是非飲んでみてください!お勧めします。




2018 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

15640
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。畑の広さは約1.4haで2つの区画の葡萄が使われています。樹齢約30年の木が主体の「Les Barreaux(レ・バロー)」の区画はフレッシュ感ときれいな酸を表現し、樹齢約60年の古木主体の「Les Communes(レ・コミュヌ)」の区画は絹のような柔らかさとエレガントさを表現しています。スモークしたような香りとサクランボのような赤い果実のアロマ、滑らかな口当たりと豊かな酸味はヴォーヌ ロマネのキャラクターを表現しています。葡萄の成熟が遅い畑で収穫は比較的最後のほうになります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,650 (外税) 
【ティム・アトキンさんは92ポイント!・・2017年ものは93ポイントでした!】
 2017年よりも下の評価が出ているのはこの村名ヴォーヌ=ロマネ位でしょうかね。評価文を読んではいないので詳細は不明ですが、まぁ・・ティム・アトキンさんがそういうので有れば、その可能性は無いとは言い切れないですね。

 ただし、ドメーヌものもネゴスものもこの何年かのヴォーヌ=ロマネ、ニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその1級は本当に凄かったですから・・。村名で92点も付けられて凹むのもどうかと思いますが、

「是非メオの1級、村名を飲んでみて下さい!」

と言いたいですね。

 メオにしか出せないメオらしいヴォーヌ=ロマネ、ニュイ=サン=ジョルジュの素晴らしさを知って欲しいと思っています。もっとも必ず買えるとは限りませんので・・はい。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【デカンター誌は93ポイント!】

 ん~・・興味深々のメオ=カミュゼ、ヴォーヌ=ロマネです。

 2017年はエキス系と果実味たっぷり系のどちらにも仕上がっています。なので・・確認したいところでは有るんですが、バラでしか到着していなかったんですね・・。

 なので、ジャイエ系に仕上がっているか否か?・・そしてその出来栄えは・・いや、デカンター誌が93ポイントも付けていますので、相当なものだろうとは予想していますが・・お客様に委ねたいと思います。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【すべてはここから・・基本のドメーヌものヴォーヌ=ロマネ村名です!】

 ド定番のヴォーヌ=ロマネ村名です。ヴォーヌ=ロマネに多くの畑を持つメオの基本とも言えるワインかと思います。数が無いのでいつも飲めませんで、仕方が無いのでニュイ=サン=ジョルジュとかニュイ=サン=ジョルジュ1級を開けていたんですが、2016年はさらに少なく、それらさえ開けられません。

 しかしニュイ=サン=ジョルジュのメオのワインを飲んでわかったことが有ります。それはニュイ=サン=ジョルジュの持つ特徴の一つでも有り、時にネガティヴに捉えられてしまうこともある、ある種の土臭さと野暮ったさが全く感じられない・・と言うことですね。土のニュアンスは有る・・が実に美しい・・ので全く野暮ったく無い・・どころかエレガンス、フィネス、荘厳さまで感じさせられてしまう・・・と言う流れなのでしょう。

 2016年ものは長らく飲めなかったフィサン1級を飲み、それが昨今のメオ=カミュゼの特徴なんだと理解しました。テロワールをちゃんと表現していながらも、総体を美しく仕上げてしまうんですね。お勧めします。

Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points


 以下は2014年ニュイ・サン・ジョルジュのレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。

 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【メオ=カミュゼの本拠、ヴォーヌ=ロマネのワインです。とてもリーズナブルかと思います。】

 その昔はこのワイン、結構大事に飲んだ記憶が有ります。やはりアンリ・ジャイエに繋がるドメーヌで、下手をすれば神様が実際にこの葡萄を育てていたから・・ですね。

 でも飲んでみるとアンリ・ジャイエとは違うんですよね。エマニュエル・ルジェも全然違うように・・と言いたいところですが、メオのワインは時にアンリ・ジャイエの風情を持っている時も有り、また全然違う印象を受けるようでも有り・・で、一定したものでは無かったように思います。でも村名以上は美味しかったですね。

 ティム・アトキンさんは93ポイントまで付けています。村名ワインに対しては、これ以上は付け辛い高得点です。むしろ非常にリーズナブルかと思います。


2018 Ladoix Blanc
ラドワ・ブラン

15657
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ラドワ=セリニー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

90 points Vinous Antonio Galloni
■エージェント情報
 シャルドネ種100%。標高300m以上の斜面に位置する「Bois de Grechon(ボワドグレション)」の区画の買い葡萄をドメーヌの白と同じように醸造。単一区画の葡萄のみで醸造しているため、本来ならばラベルに区画名を入れることができるのですが、申請上の手違いで2018年ヴィンテージは区画名を入れることができませんでした(2019年は入る予定)。以前入荷したことがあるラドワ1級とは別のワインになります。買い葡萄のために畑の詳細情報は現在非公開です。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,350 (外税) 
【ファーストリリース!最近、ちょっと騒がれ始めているような気がするラドワです!・・エチケットには書かれていませんが1級を名乗れるようですよ。】
 すみません・・こちらは飲めていません。ですが、エマニュエル・ルジェのラドワ1級はグレションでしたよね?そちらは、ボワ・ド・グレションの下(南)の畑でして、ボワ・ド・グレションは標高の高い丘に有ります。ボワ・ド・グレションも今は1級を名乗れるはずですが・・どうなりますでしょうか。何か・・畑の上と下でバチバチと火花が散っているような気もしますが・・(^^;;

 noisy 的には、やはりメオとルジェは仲が良いのかな?・・と思ってましたが、話を聞いてみると・・そうでも無いようですよ。まぁ、敢えて意識しないフリをしているのかもしれませんが。

 コルトン=シャルルマーニュを名乗れる畑がすぐ近くに有りますが、丘そのものは異なりますので名乗れません。しかしながら、グーグルで畑を見たところ・・白っぽくて僅かな薄い茶色でしたので、やはり白葡萄向きかな・・と思います。

 ヴィノスが飲んでいて90ポイントと評価しています。数が無いので・・気になる方はお早めにご検討くださいませ。


2018 Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes M.G.
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショーム・マグラム

15639
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。特級区画「La Tache(ラ・ターシュ)」の下に畑があり、比較的深い粘土質土壌で広さは約1.2ha、日当たりの良い東向きの区画に樹齢約40~60年の葡萄の木が植えられています。フランボワーズなどの赤い果実のアロマとキャラメルやアーモンドのような甘い香り、繊細でエレガントな味わいは正にヴォーヌ ロマネのアペラシオンの特徴を忠実に表現しています。「Chaumes」の名前の由来はフランス語で藁(わら)と言う意味の「chaume」から
来ているという説、石灰質と言う意味の「calcaire」から来ているという説など色々あります。
1500ML 在庫    ご注文数   本
¥44,500 (外税) 
【ティム・アトキン(デカンター)94ポイント!・・すぐに無くなる比較的リーズナブルな1級ですが、デカンター的には何とルジェの2018クロパラと同評価です。】
 以前はジャン・タルディに貸し出されていたレ・ショームです。noisy も大好きなワインですが、メオに返されてからと言うもの・・飲む機会が無くなってしまいました。

 まぁ、メオさんのラインナップの中では滅茶リーズナブルですから、それも仕方が無いのかと思います。

 それにしてもデカンター、ティム・アトキンさんは大暴れで、この1級ショームに94点を付けながらの・・1級クロパラに98点。凄いですね~。でも飲めるだけ羨ましいですけどね。そしてエマニュエル・ルジェもビックリ・・の2018年クロパラ94点ですから、

「メオのレ・ショーム2018年とルジェのクロパラ2018年は同評価!」

ですので、

「マジすか?・・それ・・」

 確かめたいなぁ・・道を間違えたか?・・もしれませんね。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ジャン・タルディの耕作で有名になったレ・ショームです!】【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2018 Meursault
ムルソー

15659
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ヴォルネイとの境にある La Vigne Blanche(ラ ヴィーニュ ブランシュ)と Marcausse(マルコス)にまたがる南東向きの深い粘土石灰質区画で平均樹齢は約45年。買い葡萄を新樽率30~40%の樫樽で発酵から熟成までを行っています。粘性のある豊かな旨味とフレッシュな酸味、ムルソーらしいリッチな味わいですが、バランスがまだ物足りないので、もう少し時間が必要になります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,980 (外税) 
【ムルソーの中では異色?・・大理石と言うよりも白く硬い石が細かく砕けたような、白いイメージが多いです!そこに黄色い果実で悶絶!】
 いや・・不思議な感覚でした。ムルソーには違い無いんですが、もっとムルソーの中央の西側の畑が中心かと思ってました。

 そしたら何と、

「1級ヴォルネイ=サントノ・デュ・ミリューの真下!」

だそうです・・ビックリです。

 サントノ・デュ・ミリューはムルソー村にある超熟な1級赤の畑です。それにムルソーの下の方の畑は粘土も有り、石灰も有りの半々か、粘土が勝るか・・のような感覚だったんですね。

 ですが・・相当に白い石灰のニュアンスが有って、しかもかなりの複雑性を持っていたので・・

「おそらく準1級群の畑かな・・」

と思いながら飲んでいた訳です。


 で、ご紹介しようと思ってテクニカルを見つけ、よく読んでみたら・・非常にヴォルネイに近い部分の下の方の畑だったんですね・・。

 イメージがかなり違ったので、何でだろう・・と思っていましたが、よくよく考えてみるとサントノ・デュ・ミリューも赤一辺倒、粘土滅茶苦茶多い・・と言う畑では無く、かなりの石灰的ミネラリティを持っている訳でして、だからこその超熟さが有るんだとすれば、その白い石灰の部分をより強く持っている畑が、ラ・ヴィーニュ・ブランシュとマルコスなのかな?・・と言う仮定で落ち着いています。

 今飲んでも美味しくいただけますが、これ・・ある意味、もの凄いワインかもしれませんよ。ピノだと1級を名乗れる畑にくっついた畑ですし、相当にミネラリティの複雑性が有りますから、良く熟した年は相当に良いはず!・・と目星を付けました。

 来年からはもう少し多く貰えるよう・・頑張ろうと思います。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



2018 Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショーム

15638
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。特級区画「La Tache(ラ・ターシュ)」の下に畑があり、比較的深い粘土質土壌で広さは約1.2ha、日当たりの良い東向きの区画に樹齢約40~60年の葡萄の木が植えられています。フランボワーズなどの赤い果実のアロマとキャラメルやアーモンドのような甘い香り、繊細でエレガントな味わいは正にヴォーヌ ロマネのアペラシオンの特徴を忠実に表現しています。「Chaumes」の名前の由来はフランス語で藁(わら)と言う意味の「chaume」から
来ているという説、石灰質と言う意味の「calcaire」から来ているという説など色々あります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥20,800 (外税) 
【ティム・アトキン(デカンター)94ポイント!・・すぐに無くなる比較的リーズナブルな1級ですが、デカンター的には何とルジェの2018クロパラと同評価です。】
 以前はジャン・タルディに貸し出されていたレ・ショームです。noisy も大好きなワインですが、メオに返されてからと言うもの・・飲む機会が無くなってしまいました。

 まぁ、メオさんのラインナップの中では滅茶リーズナブルですから、それも仕方が無いのかと思います。

 それにしてもデカンター、ティム・アトキンさんは大暴れで、この1級ショームに94点を付けながらの・・1級クロパラに98点。凄いですね~。でも飲めるだけ羨ましいですけどね。そしてエマニュエル・ルジェもビックリ・・の2018年クロパラ94点ですから、

「メオのレ・ショーム2018年とルジェのクロパラ2018年は同評価!」

ですので、

「マジすか?・・それ・・」

 確かめたいなぁ・・道を間違えたか?・・もしれませんね。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
---
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ジャン・タルディの耕作で有名になったレ・ショームです!】【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2018 Corton-Charlemagne Grand Cru (Frere et Soeur)
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ

15658
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
アロース=コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 シャルドネ種100%。コート・ド・ボーヌの生産者と「ヴォーヌ=ロマネ1級 レ・ショーム」の葡萄ジュースを交換して2011年ヴィンテージから実験的に造り始めました。交換したジュースからワインを造るのは難しかった経験から、2012年ヴィンテージからはドメーヌが畑作業から携わってより良い葡萄を作るように変えました。畑の区画はペルナン=ヴェルジュレスに近く、ドメーヌ ジョルジュ=ルミエの所有する区画に程近い場所にあります。少し酸味のある洋梨のようなアロマ、湿った石のようなミネラル感、凝縮してコンパクトにまとまった直線的な味わい。余韻も力強く長いので素晴らしいポテンシャルを持ったワインです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥26,990 (外税) 
【こちらも飲めずにすみません!】
 最高ですと2013年ものが95点と、Wine Enthusiast で評価されているようです。元は葡萄のジュースを買っていたものを、メオの配下の者たちが、「それっ」とばかりに畑仕事をしているので、

「ドメーヌ同様」

のワインに仕上がっているようです。


 そんなワインですので当然ながら数は無く、中々に飲める機会に出会いませんで申し訳ありません。おそらくアン・シャルルマーニュ辺りの畑と思われますので、ルーミエさんと同じですね。ご検討くださいませ。


2018 Corton les Perrieres Grand Cru
コルトン・レ・ペリエール・グラン・クリュ

15636
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
アロース=コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。2009年ヴィンテージが初リリースの新しいドメーヌ物ワイン。東~南東向きの畑で広さ0.68ha、1953~54年に植えられたかなり古木で葡萄の粒は小さく凝縮しています。区画の名前通り石が多い畑で土壌に対する石の割合は約50%、石灰岩、珪石の欠片がたくさんあります。緩やかな斜面の畑で熟したサクランボのアロマが広がり、たっぷりとした味わいですが筋肉質で直線的、アフターはタニックで典型的なコルトンの味わい。上記「Clos Rognet(クロ ロニェ)」よりも少し熟成に時間を要します。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥33,900 (外税) 
【美しいですね~・・雅ですね~~・・まさにコルトンそのもの!・・でも、どこかクロ・サン=ジャックっぽさも感じる、凛とした張りのある美しい姿を是非ご覧くださいませ!】
 ようやっと飲めました・・と言っても、無理やりです。飲める本数が有った訳でも無く、仕入れ価格で飲めるとは言っても結構に高価ですから、デイリーワイン40本分以上の利益が吹っ飛んでしまうことになります。でも飲みたかったんですね・・。

 どうでしょう?・・美しいでしょう?・・何とも言えない「絵」になる色合いです。カミュゼ色ですね。

 官能感は余り見えないでしょう?・・でもこれ、それなりに寝かすと出てくると思いますよ。今飲んでみると、

「ただただ精緻で精密、ピュアでおしとやか!」

な、淑女の姿を想像していただいたら良いと思います。そうだなぁ・・歳の頃なら若くてキャピキャピした頃は過ぎて、でもちゃんとしてる感じ・・でしょうか。

「あなた色に染まっても・・いいわよ・・」

みたいにも言ってくれるような優しさも有ります。


 今飲んでも普通に飲めますよ。エージェント情報の項に「タンニンが・・」と有りますが、この・・タンニンの存在って、気付くでしょうか・・。滅茶質が高いので判らないと思います。今飲めるんですが、非常に勿体無いのは事実です。やはり最低5年は寝かせたいですね。すべてが一体となった時、まさに「コルトン」の本質が見えて来るでしょう。

 この「ペリエール」と言う畑はアロース=コルトンのグラン・クリュ群の、まさに「ど真ん中」に有ります。北側の「ル・コルトン」や「ルナルド」の、野性味をはじめから見せてくれるようなスタイルでは有りませんし、西にある「ル・シャルルマーニュ」の硬さ、白さとも異なります。

 やっぱり「淑女」ですね・・。そして熟して色っぽさを増して行く・・そんな感じです。

 昨今のメオらしく、「トゥー・マッチ」な部分は全く在りません。絶妙なバランスです。ただし・・その絶妙なバランスが若くてもおいしく飲ませてしまうので、そのポテンシャルに気付く前に無くなってしまうかもしれないというような危惧は有ります。最近のルジェのクロパラなら・・いや、クロパラじゃなくてもそうですが、開けて一嗅ぎした瞬間に、

「お~!」

と感動の声が上がると思いますが、淑女はそんなこと・・しないんですよ。判りますよね~・・。いいなぁ・・和服姿!・・なんて思っていただけるでしょう。メディア評価は、ヴィノスが93ポイント付けています。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
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 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2018 Fixin 1er Cru Clos du Chapitre
フィサン・プルミエ・クリュ・クロ・デュ・シャピトル

15654
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 いつも通り黒果実の香りがとても豊かで魅力的。素晴らしい広がりのある口当たり、良く熟したワインではあるが上品な緊張感が心地良い酸味を感じさせる。豊満で飲みやすいグルメなワインで例年通りきれいな風味がある。若くても美味しいし熟成させても良いワインで、上記のヴォーヌロマネ同様、2021年から飲むことも出来るし2030年まで熟成させても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,990 (外税) 
【絶品です!】
 余りに美味しいので、店にいらっしゃる人にお伝えしていたらこんな数になってしまいました。2017年ものは全然売れずに残っていたんですが、先日完売しました。2018年もののフィサンは全く売れずに残っています。

 まぁ、このようなスタイルでやっていますと、皆さんの興味はnoisy がテイスティングしているキュヴェに行ってしまうのは仕方が無いと思ってはいるんですね。そりゃぁ・・やはり確実なところが欲しいのは、誰でも同じでしょう。なので、

「飲まなかったキュヴェは・・恐ろしいほど・・そのまんま残る」

と言う格言めいた言葉にのしかかられ、潰されそうです。数の無いワインをすべては飲めないですから・・。


 ですが、2018年のフィサンは残ってしまったし、飲まなかった2017年のクロ・ド・ラ・シャピトルも長くご在店でしたので、2018年ものは飲ませていただいたんですね。

 いや~・美味しいです!・・アメリー・ベルトーのアン・コンブ・ロワも美味しかったですし、村名フィサンも素晴らしかったです。でも、やはりメオはメオなんですね・・。面白いほど異なりますよ・・味わいが!

 メオのワインに共通するのはピュアな美しい姿に荘厳さです。荘厳さには「いかめしい」と言う漢字も入りますが、まさにその通りです。「いかめしい」の取り方にもよるとは思いますが、キリリとしていて、どっしりと構えていて、雅な美しさをも持っているんです。これ、ある意味・・ベルトーのワインには無いんですよね。

 ですが、そんなメオの荘厳なクロ・ド・ラ・シャピトルなんですが、フィサンの持っている柔らかさや「女性っぽさ」も・・実はちゃんと持っていることに、すぐに気付きます。

 この「荘厳さ」の中に見える「女性的な美しさや優しさ」がま~・・素晴らしいんです!・・惚れちゃうと思いますよ。

 もしアメリーちゃんのフィサンやアン・コンブ・ロワ、レ・ザルヴレなどと比較されるなら、それはもう・・素晴らしい時間になると思います。

 忘れられていたアペラシオンのフィサンですが、復権と言うか、新たな旗手登場になった訳ですから、是非こちらもご確認いただきたい・・そう思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【驚きました!・・素晴らしい味わいでした!】・・こちらは2016年もののレヴューです・・2017年は飲めずにすみません。

 2015年もののフィサン1級クロ・デュ・シャピトルは、数が少なかったので飲まずにご紹介したところ、

「・・全く動かない・・」

と言う・・残念な結果になっていまして、それでも、

「フィサンと言えば、ベルトー=ジェルベが有るからだいぶ皆さんにも周知されてきたんじゃないか?」

などと言う、noisy の甘い目論みは砂上の楼閣でした。そのまんま・・でも無いですが残っちゃってます。


 なので、2016年ものは絶対に飲んでやろうと決めていたんですね。他にはACブルも再テイスティングしまして、その品質を確かめています。

 左の写真は全く弄っていません。大きさを変えただけ、明るさや色味の調整はしておりません。なので、ちょっと暗く映ってしまっていますが、

「深淵な構造が見えるような感じ?」

がしないでしょうか。


 そして、メオのワインに共通な瑞々しさ、荘厳さ、ピュアさはそのままに、ジュヴレの鉄っぽさをやや少なく、石灰系のミネラリティをずっと多くしたような見事な味わいを感じさせてくれました。

 果実感もたっぷり有りますが・・実に深淵です。軽々しくない・・と言うか、でも重厚な訳では無いんです。何よりもこれだけドライな味わいになっているのに、構成が豊かで有ると感じてしまう・・全然渋く無いんですね。ほとんどの場合はどこかに破綻を見つけるんですが・・全く見つけられませんでした。あっという間に空いてしまいました。


 ベルトーのフィサンは全房発酵系に移行しましたんで、メオのこのワインとも大分傾向が異なります。基本的にはアンリ・ジャイエの手法に近いはずですが、発酵時の温度コントロールは異なると思います。言わば、クラシカルな造りで有るとは言えないものの、ニュースタイルでは無く、メオ独自の世界が感じられます。勿論、ジャイエの直弟子のエマニュエル・ルジェのワインとも違います。ルジェはフワッとソフトで妖艶さの有る感じに仕上げますが、メオはまるで氷の太刀です。冷ややかでタイトなんですが懐が深いんですね・・。

 素晴らしいワインでした。他の村名のワインはすみません・・少なすぎてどうにも飲めませんので、以前のレヴューをご参考にされてください。


 以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2018 Clos de Vougeot Grand Cru
クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ

15633
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴージョ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 クロ・ド・ヴジョ城に隣接する「Pres le Cellier(プレ・ル・セリエ)」という区画に約3haの広さを所有しています。樹齢が90年近くになるものが全体の40%もあり、その他も1960年代に植えられたものなど、古木が大多数を占めます。土の深さは40㎝程しかなく、葡萄の根はその下にある母岩を突き抜けて伸びており、様々な要素を土壌から吸収しています。赤い果実のアロマ、繊細さと複雑さを兼ね添え、とても余韻が長くエレガントなワインです。2007年まで別の生産者に貸していた「Grands Maupertuis(グラン・モーペルテュイ)」という区画も所有していますが、広さが小さくごく少量しか生産できないので基本的には混ぜて1つのキュヴェとしてリリースしています。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥37,150 (外税) 
【ティム・アトキン95ポイント、アドヴォケイト95ポイント、バーガウンド94ポイントとハイレベルです。】
 2017年ものはキュヴェを2つに分け、グラン・モーペルテュイとプレ・ル・セリエをリリースしましたが、2018年ものは両方混ぜ、1アイテムのみのリリースです。一般にはメオのクロ・ド・ヴージョと言いますと混ぜたこちらです。

 クロ・ド・ヴージョと言うワインは非常に不思議なワインでして、上部、中部、下部と混ぜて造ると非常にバランスに優れたクロ・ド・ヴージョらしい仕上がりになると言われていますが、クロ・ド・ヴージョの上部は、

「ミュジニー」
「グラン=ゼシェゾー」

に接し、「エシェゾー」とは隣接していますので、その位置により結構に違った個性になる訳でして、メオさんも微妙な違いを認識しているからこそ、収穫量を確保できた時には2つに分けてリリースしているのだと思います。

 いずれの区画も上部で、ミュジニーとグラン=ゼシェゾーが目の前ですので、素質は物凄いものが有ると想像はたやすいですよね。今回はコルトンを開けてしまいましたので、来年こそは久しぶりにクロ・ド・ヴージョを開けたいと思っています。

 評価も95ポイントラインですので非常に高いです。また、クロ・ド・ヴージョと言うワインはある意味、早飲みの出来るグラン・クリュの一つですし、しかも長く寝かせるとそれまで見え辛かった個性をも覗かせてくれる、実は非常に素晴らしいワインなんですね。昨今は瞬殺ですが、ミュヌレ=ジブールのクロ・ヴージョなどは本当に売れなくて・・エシェゾーもそうでしたが・・飲んで販売していた位です。リュショット=シャンベルタンはすぐに無くなるのにこの2つは全然売れませんでした。どんなに「旨い!」「安い!」と連呼しても売れなかったんですよね。

 まぁ、ミュヌレ=ジブールのクロ・ド・ヴージョも最上部でして、メオさんの畑のすぐ傍ですので・・ミュヌレ=ジブールのクロ・ド・ヴージョの素晴らしさは今もアリアリと脳裏に浮かんできます。半面、ちょっと野暮ったかったのがルーミエさん・・でした。ルーミエさんは最上部にも区画が有りましたが中~下の畑が主だったことも有ったでしょうか。今はローラン・ルーミエさんがリリースしていますが、時代は異なるものの今のローラン・ルーミエさんのクロ・ド・ヴージョの方が出来は良いように思います。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2016年ものはブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2018 Nuits-Saint-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ

15656
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。ヴォーヌ ロマネのアペラシオンに隣接する「Au Bas de Combe(オー バ ド コンブ)」に約0.6haの区画を所有。東南東向きの緩やかな斜面の畑で葡萄の木の樹齢は約50年です。古木が多いために段階的に植え替えを行っており、その穴を埋めるために買い葡萄も使っているので2013年からネゴシアンラベルになっています。カシスのような黒い果実のアロマ、フレッシュさと豊かな果実味のバランスが良く、リッチでとてもきれいな口当たり。どちらかと言うとニュイ サン ジョルジュよりもヴォーヌ ロマネに近い印象の味わいです。

■当主ジャン ニコラ氏によるコメント
 サクランボやフランボワーズ、イチゴなど成熟した赤い果実の香りに少し還元した香りも感じられる。甘く柔らかな心地良い口当たりで最後まで旨味が続く。アフターに若干苦味を感じるが、それが複雑さと柔らかさを演出している。一貫してとても豊かな味わいで繊細さもあってすでに飲めると言って良いほど。2020~21年には開けても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,980 (外税) 
【滅茶苦茶美味しいです!】
 2017年ものも太鼓判を押させていただきましたが、2018年ものにもクラクラ来てしまいます・・やはりメオのニュイ=サン=ジョルジュ、そして1級は素晴らしいです。

 色合いを覚えていらっしゃる方なら、最近飲まれたニュイ=サン=ジョルジュの色合いを思い出してみて下さい。どうでしたでしょう?・・もっと黒く無かったですか?

 もしくは、もう少し茶色のイメージかな?・・これほどまでに美しさのある「ルビー」な感覚の色はしていないんじゃないかと思うんですね。・・いや、勿論ですが例外も有りますし、素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュを造っている造り手さんは他にもいらっしゃいます。

 因みに・・ティム・アトキン氏は未確認では有りますが91ポイント、付けた様です。

 そして、透明なミネラリティは各要素を守るように、その周りに輝きを増すように、へばりついています。ミネラリティは分離して感じられるとコンディションが悪いか?・・などと思ってしまう訳ですが、これほどまでに完璧にできると言うのは・・もう、メオのスタイルだと言うしかないんじゃないでしょうか。

 もし飲まれたことが無ければ、このニュイ=サン=ジョルジュ村名・・お勧めいたします。ニュイ=サン=ジョルジュ1級たちの持つ「荘厳さ」も・・感じられると思いますよ。お勧めします!是非ご検討くださいませ!

 以下は以前のレヴューです。
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【このワインを飲める方は幸せだと思います・・!】

 痺れます・・こんなワインを飲んでしまうと!めっちゃ素晴らしいです。

 メオのニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその1級を飲んで、外したことが無いですが、かのアンリ・ジャイエのニュイ=サン=ジョルジュもそうでした。

「これで・・ニュイの村名なの・・????」

 そんな感動から、ジャイエの他のワインに対する興味が拡がってしまい、入手の難しいアンリ・ジャイエのワインを何とかしようと・・奔走するようになってしまった訳ですね。

 ですが・・ここは重要ですんで・・。


 このニュイ=サン=ジョルジュ村名、とんでもなく素晴らしいんですが、アンリ・ジャイエ系の味わいでは有りません。むしろシャンボールとかヴォーヌ=ロマネがそっち系です。

 荘厳なエキス系の味わいですね。超繊細ですが、サクッと開けても美味しく飲めてしまう・・と言う点では、アンリ・ジャイエを彷彿させるかもしれません。

 これは何とか、飲むべし!安いです!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!(2015年もののレヴューです。)】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2018 Echezeaux les Rouges du Bas Grand Cru
エシェゾー・レ・ルージュ・デュ・バ・グラン・クリュ

15634
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フラジェ=エシェゾー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

セシル・トランブレイの1級レ・ルージュの下部に有るリューディ。通常のエシェゾーとは違いエレガントで荘厳な味わいです!
■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。所有畑の広さは約0.44haで東から南東向きの傾斜のある畑で石が多く散らばる粘土質土壌です。葡萄の木の約25%は近年植え替えられていますが、残りの約75%は樹齢が60年以上になる古木で凝縮した小さい粒の葡萄が取れます。赤い果実と黒い果実のフレッシュなアロマの中にスパイシーさも感じられ、エレガントで爽快なイメージの味わいです。直線的な酸味が特徴で他のグラン・クリュより少し熟成に時間が掛かるワインです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥55,700 (外税) 
【ヴィノス94ポイント、ティム・アトキン93ポイントと順当です!アンリ・ジャイエゆかりのグラン・クリュです。】
 これも非常に興味のあるワインです。ジャイエのエシェゾーはリーズナブルだったので、クロパラよりも飲んだ回数は多いかもしれません。まぁ、何度も書いてますのでシツコイですが、某エージェントさんに飲ませてもらった1984年のジャイエのエシェゾー・マグナムの・・・肉無しで骨と皮だけの味わいが、今も脳裏に浮かびます。

「・・ワインって・・ホント、すげ~なぁ・・」

と思ったのを覚えていますよ。骸骨だけでも様々な感情を呼び起こしてくれます。

 このワインは・・と言うよりもこの区画の葡萄の個性は・・と言った方が近いと思いますが、結構に硬めに出るんですね。骨格に薄い肉と皮が有る・・それが時を経て肉が筋肉を膨らませてくる訳です。そしてもっと時が過ぎると、先の1984年もののような感じになってくる・・それでもその時の葡萄が持っていた精妙な酸とミネラリティの残滓が織りなす心を揺るがす味わいが有る・・そんな感じでしょう。

 乾いてやや肉薄の味わいに、無理に肉を乗せても違和感が残る訳ですが、そんなエシェゾーは結構多い・・それが今の人気に響いているのかもしれません。しかしながら、ちゃんとしたエシェゾーはやはり美味しいものです。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【エシェゾーの持つ重さをやや軽めに、赤味とエレガンスを加えたのがこの畑!?ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


エシェゾーの持つ重さをやや軽めに、赤味とエレガンスを加えたのがこの畑・・かな・・と思うんですね~・・これも飲んだことが無いので・・すみません。

 しかし、このレ・ルージュ・デュ・バと言うリューディは、あのセシル・トランブレーのレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの下部に有る、グラン・クリュ・エシェゾーを名乗れるリューディなんですよ。

 セシルのテイスティングを毎年やっていたんですが、まぁ・・あのレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの荘厳さったら半端なく、滅茶美味しいんですね。レベルの違う美味しさなんです。

 そんなことから考えると、このレ・ルージュ・デュ・バは、よりエシェゾー(・デュ・ドゥスュ)に近い大きさを持ったワインで有ることが想像されますが、同時にレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの赤く輝く美味しさも内包しているんじゃないかとも思います。

 因みに2014年メオにハマってしまったと思われるイギリス人MWのティム・アトキンさんは96Pointsと、完全に弾けちゃってます。フランスのベタンヌさんちでは、ちょっと冷静になれよ・・みたいな感じで17/20Pointsですが、テイスティングするタイミングで結構変わっちゃいますからね。少なくとも、かなり良いワインで有ることは間違いないでしょう。


2018 Chambolle-Musigny 1er Cru les Feusselottes
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュスロット

15655
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■メオさんのコメントです。
 イチゴやフランボワーズ、サクランボなどの赤い果実の香りがとても開いており、黒い果実を彷彿させる酸味や渋味のニュアンスが複雑さを構成している。たっぷりとした口当たりだが余韻も長く常時柔らかい。繊細で魅惑的、ジューシーな味わいで2017年は特に素晴らしく仕上がったキュヴェで将来が楽しみだ。2021年から飲めるようになりそうだが適度に熟成させても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,150 (外税) 
【レ・フュスロットはアンリ・ジャイエを彷彿とさせる果実味・・でした!】--こちらは2017年もののレヴューです。
 え~・・初めてジャイエの弟子であったことを意識させたワインの一つが2017年のレ・フュスロットでした。滅茶旨いです・・少し早いですけどね。残念ながら数の制約が有って、レ・クラは飲めませんでした。

 因みにレ・フュスロットは、ジャイエ系の味わいにルーミエさんのピュア果実をプラスさせたような仕上がりで、これまたルーミエさんのワインに共通する透明なミネラリティが下支えしている感じを受けました。

 2017年・・相当良いですが、エキス系、果実味系のどちらに触れているか・・飲まないで判断はできないと思います。でも、そこそこに温暖なヴィンテージでしたので、シャンボール系は果実味系の仕上がりになっているかと・・思います。メオさんも、エキス系に仕上がったワインは2025年ほどから、果実味系は2021年頃から飲んで良い・・と言っているように思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。

 しかし、以下のコメントにも有るように、ニュイ1級レ・ブード2014年などはもう、ひっくりかえるような凄い仕上がりでした。

 2015年のメオ=カミュゼは、物凄い仕上がりだと確信しています。一般的な評価が定まってからでは遅いと思いますよ。すでにネット以外のお客様からは引きが強くなっています。お早めにご検討くださいませ。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


2018 Saint-Romain Blanc
サン=ロマン・ブラン

15699
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サン=ロマン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ
2020年12月19日(土)より出荷可能

◆◆◆滅茶苦茶美味しいです!これは本当に素晴らしい!必飲アイテムです。

2020年12月19日(土)より出荷可能になります。ご注意くださいませ。

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 柑橘系果物の果皮やライム、桃、プラムなどを連想させる香りがとても開いており、アーモンドクリームのような甘い香りも感じられ、幸せな気持ちにさせてくれる。口当たりも甘美でとても柔らかいが余韻に酸味が感じられる。クロサンフィリベールよりクラシックな印象があるが、エレガントさやハツラツさがとても魅力的な味わいを構成している。今すぐ飲むこともできるが本来の資質が発揮されるのは2021年からだろう。

注:写真は以前のものを編集しています。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,290 (外税) 
【呆れるほど美味しいです!・・いや~・・メオの白ワイン、本当に感動的です!】
 呆れるほど美味しいです。入荷が遅れたのは・・実は、テイスティングは済んでいたんですが、届いていないアイテムがありまして、その中のひとつがこれ、サン=ロマン・ブランだったんです。

 2017年も素晴らしいエレガンスで、おそらく飲めた方はビックリされたんじゃないかと思うんですね。しかしながら・・断言します。

「2018年はさらにその上を行ってます!」

 いや~・・サン=ロマン、その実力をちょっと舐めてたかもしれません。飲めない買えない価格のワインでは無いと思いますので、是非ともこれだけは・・飲んでいただきたいと思います。

 氷のように冷ややかな・・クリスタルコーティングされたかのようなテクスチュアから、甘美でエレガンスばっちりの柑橘系アロマが漏れて来ます。ノーズの冷ややかさからは実に品のある、柑橘とミネラリティの複合体を感じます。低域から高域にまで見事にスレンダーなボディを感じますが、その外側のコーティングを膨らまそうとする要素の多さに膨張感が生まれてきているかのようです。

 そしてそこから・・まるで空気中の水分が冷気で凍って、太陽の光に反射しているダイヤモンドダストのように、「キラ、キラ、キラ・・・」と小さな振幅を伴いながらの輝きを見せつつ、品格の高い柑橘フルーツの小粒の弾けた感じを覚えさせてくれ、長く持続しやがて・・消えて行きます。

 ちょっともう・・これは感動ものの美味しさです。

「白ワインって・・こんなに美味しかったんだ~!」

と、充分以上に納得していただけるかと確信しています。


 実はこのワイン、まとめてカミュゼのワインが届いた時に入っていなかったので、

「・・ありゃぁ・・あんなに美味しかったのに、2018年は割り当て無しかぁ・・」

と、とても残念に思っていたんですね。

 ですが、駄目元で訊ねてみたところ・・

「あれ?・・出してませんでしたっけ?・・有りますよ~!」

とのことで、急遽届くことになったんですね。


 ですので、12月19日(土)からの出荷になりますので、それ以前に必要な方は申し訳ありません・・。


 また、同じように届いて無かったアイテムも届く予定です。シャンボール=ミュジニー1級レ・クラとか、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュ、オー・ブドーなども次回辺りにご紹介できるかと思います。まぁ、レ・クラは存在自体がレアですし、裏情報によるとニュイ=サン=ジョルジュ1級オー・ブドーの出来が半端無い!・・と噂になっているようですよ。

 でも、2018年のカミュゼのドメーヌの白、オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・クロ・サン=フィリベールの他を圧倒するかのような姿をご確認された方ならお判りかと思いますが・・

「そこさえ・・超えて来ます!」

と言いたいと思います。是非飲んでみて下さい!一推し・・素晴らしいです!


 以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうなエレガンス!・・そしてサン=ロマン・ブランの実力、底力を見直してしまいました・・】

 素晴らしいです!・・まぁ、コサールのサン=ロマンも美味しいですが、ちょっとうねった感じがするんですよね。メオの方がストレートです。まぁ、直線的と言ったら良いのかもしれないですが、それはシンプルだ、単純だということでは無いんです。

 豊かだけれど繊細、グラマラスだけれどスタイリッシュ、柑橘果実・そして果実的であってそれが主のように見えて、実はミネラリティが物凄い・・そして最終的にエレガントだと感じさせられてしまう・・と言うような、魔法をかけられたかのように思ってしまうサン=ロマン・ブランです。

「サン=ロマンでしょう?・・そんなはずはないですよ・・」

とおっしゃるに違い無いんですね。そうです。まごうことなきサン=ロマン・ブランです。だから、ピュリニーの素晴らしい1級とも全然違うし、全く追い付かない。・・でも、同格位の次元が違うエレガンスを持っていると思わされてしまう感じなんですね。

 美味しいです。サン=ロマンだと思って・・飲んでみてください!・・ビックリすると思います!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【この超瑞々しい、超ピュアな味わいに人々を驚かせるテロワールの表現が有ります。】

 少ない割り当ての中から2本も開けてしまいましたので、利益的には非常に厳しいです。それでも全く売れないよりは良いんですけどね・・。テイスティングしてご紹介したアイテムは売れたとしても、テイスティングしていないキュヴェは売れない・・と言うのが良くあるパターンで、でもそのうち世の中の理解が急激に深まって劇的に売れるようになり、でも喜んでいる暇も無く割り当てが減って行き、いずれ入らなくなってしまう・・と言う経験を長く続けています。このサン=ロマンにしても、またサン=トーバン1級にしても、世界中のどこを探してもテイスティングコメントなど見当たらないはず・・ここ以外は!・・・と言うことで、また開けてしまうんですね~~。損な性格なんでしょう。諦めています。

 2016年ものもだいぶテイスティングを続けており、おおまかな傾向が見えて来ました。勿論ですが、noisy が扱うような造り手に限って・・の話しですよ。

 2016年ものはシャルドネはかなり良い・・と言うか、量は少ないですが質が素晴らしく、グレート・ヴィンテージじゃないかと踏んでます。

 このサン=ロマンですが、ま~・・呆れるほどに瑞々しい・・です。「ピュア」と言う言葉を使いたくなります。危険分子は全く感じません。それでいて余分なぜい肉、残糖無し、骨格も実にしっかりしています。フレデリック・コサールのサン=ロマンのような、フワッとした柔らかさに満ちた味わいでは有りません。おそろしくドライで(コサールは僅かに甘みを残し、二次発酵でアレコレ何とかなるように調整しているように思います)、とことんピュアなので、サン=ロマンと言う村のワインがどういうミネラリティの組成
をしているか、ものの見事に伝わって来ます。締まったボディから美しい柑橘が伸びやかにノーズに飛び込んできます。締まっているのにボディは膨らみを持ち、緊張感が有りつつもゆったり・・余韻も僅かなビター感を持ちつつ、再度果実感、ミネラリティを感じさせつつ美しい収束を見せます。

「めっちゃ美味しいです!」


 ジャン=ニコラは硬いと言っているようですが、締まってはいますが硬いとは思いませんでした。肉をミネラリティがギュッと押さえつけているかのような感覚ですね。素晴らしい味わいでした。


 サン=トーバンは1級になってますね。ユベール・ラミーがちょうど持ってない、村の北の奥の辺りの1級です。味わい的には村の東端、ピュリニーの真裏の「アン・ルミイィ」等が持つ、グラマラスでオイリーさの強いタイプでは無く、フリオンヌとかデリエールの中間的な組成で、ボディは太目、凝縮感は有りますが、無理矢理そうしたようなニュアンスが全く無く、非常にエレガントです。

 この辺りが昨今のメオの凄いところで、「さりげないんだけれどきちんと存在している」んですよね。思わず・・唸っちゃいました・・。これも滅茶美味しいです。ちゃんとサン=ロマンを訴えてくるんですよね。面白いですから、ぜひ、「ユベール・ラミーのサン=ロマンの西側もの」と比べてみてください。超瑞々しいのがカミュゼで密植系のラミーなら密度の組成は上です。どっちがより美味しいと感じるでしょうかね・・是非尋ねてみたいみたいものです。


 また、今回も非常に少ないですがコルトン=シャルルマーニュもいただけました。さすがに飲まないですよ。もう・・2016年のメオのシャルドネ部門は黒字にはならないですからね。でもきっと素晴らしいはず・・だと予測しています。是非飲んでみてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【パーフェクトなブルゴーニュ・シャルドネ!と 思わせる素晴らしいワインでした!メオ=カミュゼは本気でルロワを越えようとしている!】

 それなりに長い批判の期間が有ったように思います。メオ=カミュゼと言う大看板もやはり、小作人だったアンリ・ジャイエの名声に支えられ、むしろその実力以上に期待を負わされ、苦しいと思う時期が有ったのかもしれません。

 フランスに出かけた友人たちは口々に、

「ワインショップにフーリエ、ルーミエは全く無い。メオ=カミュゼは山のようになってるけど。」

と3年ほど前までは言っていたものです。


 確かに、メオ=カミュゼのワインはエキス的で官能的だけれど、時にバランスが今一つだったり、時に余りのディテールの人間臭さに、

「・・ちょっと・・やり過ぎじゃないのか・・」

と思ったものです。


 そんな期間は、noisy も正規で扱うルートがほぼ閉ざされていましたので、今のようにこまめなチェックが行き届かなかった面は否定できませんが、コンディションが悪い訳では無いと思われるのに何故か?・・と言うような、どこかにクエスチョンマークを持つ気持ちにされたのは事実です。


 しかしながら、2014年のメオのワインは、ネゴスものもドメーヌものも全く区別なく、非常に素晴らしく、2012年頃までの不安定さ、もしくはキュヴェによる出来の差は全く感じられなくなっていました。

 ものの見事にクラスを表現出来ており、そのクラスの中のトップの出来であろうと思わせるだけの仕上がりを見せつけていました。勿論ですが、入荷数が限られているため、全てのワインを試飲出来た訳では無いですが、それでも、

「ここまでキッチリ最上に仕上げられるので有れば、どのキュヴェでも問題など嗅ぎ分けられないだろう」

と思わされてしまった訳です。


 そして満を持しての2015年、少しドキドキしながら希少なメオの白ワイン、最もリーズナブルなサン=ロマンを開けてみた訳です。

 その出来は、

「まさにブルゴーニュ・シャルドネのお手本!」

と言うべきであり、

「ブルギニヨンが目指すべき道標の味わい」

と言っても過言ではない、素晴らしいものでした。


 この2018年の寒波の中、やや冷え気味でテイスティングが始まりましたが、香りの立ち、その質感、ボリュームとも、サン=ロマンと言うマイナーなアペラシオンとしての表現も持ちつつ、ブルゴーニュ・シャルドネとしての超絶な美しさを前面に出し、エレガンス、フィネスをたっぷり感じさせてくれるものでした。


 冷えていても崩れない、冷旨系の酸をまん丸に持ちつつ、パレットに綺麗に円を描き、少し悶え、美しく長く滞在しながら消えて行きます。

 それはやや温まっても崩れること無く、アロマをややボリューミーにするのみ、そのアロマの美しさは温まることによってさらに際立ちます。

 いや~・・異常に旨いです。


 サン=ロマンと言ったら・・皆さんの脳裏に浮かぶのはやはりド・シャソルネイのフレデリック・コサールでしょう。

 しかし、コサールのサン=ロマンとは、全く違う素振りを見せつけて来ます。サン=ロマン的な個性はしっかり、中盤以降の余韻に掛けてホロホロと見せてくれますが、まずはカッチリのやや硬質な舌触りを。透明感の凄いややグラッシー(グラス)なミネラリティ、もしくは酒石酸的な硬質感。アロマや、そこから僅かに崩壊しつつ放出される果実・柑橘の美しいこと・・。口内でひねりつぶせば、複雑なニュアンスが期待しただけ・・出て来ます。決して雑にならず、凛とした姿は決して崩さず、飲み人はただただ頷きながらその味わいに引き込まれることでしょう。

 コサールなら、もっと弄繰り回したコサール自身の姿を感じさせることでしょう。しかしメオの場合、この美しいシャルドネがメオのワインだ・・と決めつけるなら、それはメオの姿なのでしょうが、

「ブルゴーニュと言う世界で最もエレガントでたぐいまれなフィネスを持つワイン自体を表現」

している・・そしてそれが良く判るワインだと言えます。


 いや、これを飲める人は幸せだろうと思います。非常に旨いです。メオは2020年まで待てと言ってますが、noisy は兎に角、

「そんなこと言わずに一度さっさと飲むべき!」
「そしておそらく気に入るに違い無いのでさらに買い増すべき!」

だと確信して申し上げます。


 他にも白は少々、初登場のサン=トーバンが有りますが、ご存知の通り、ピュリニー=モンラッシェの横、裏に有るアペラシオンで、しかもピュリニー=モンラッシェそっくりの高質なシャルドネになる可能性の高いものです。しかも2015年は熟れた年と言われてますから、
より涼しい畑で有るサン=トーバンは、選択の優先順位が高いと思われます。

 ムルソーもメオは2021年まで待てと言ってますが、飲んだことが無ければサン=トーバン同様、さっさと一度飲むべきです。やや粗暴な一面を持つムルソーと言うアペラシオンですが、メオ的なエレガンスが見事にそれを美しく変貌させていると思います。

 コルトン=シャルルマーニュはメオの最高の白です。余りに売れないので・・2014年がまだ残っており、そのうちに飲んでやろうと狙っています。2020年まで開けない方が良い・・とメオが言っているようですから、今すぐなら飲んでも美味しいと思います。春過ぎまで飲まないで保存されるようでしたら、2020年まで開けない方が無難ですが、これも、

「さっさと飲んでみるべき」

だと思います。


 非常に冷ややか、しかしちゃんと熟れていて、ブルゴーニュ最高の美しさを見せつけるワインでした。飲むべきです!メオ=カミュゼも完全復活!・・と言って良いでしょう。超お勧めの白4アイテムです。


2018 Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・ブリュレ

15643
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

 個人的に大好きなワインでした。熟度が高く、他のワインより早く飲み頃になります。
■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。粘土は比較的深く、大きな石が転がっていて畑を耕すと土の中からも石が出てきます。「Richebourg(リシュブール)」の隣にあ
る区画で丘の麓に位置し、東向きの区画に1930年代に植えられた葡萄の木が整然と並んでいます。ブルーベリーやカシスなどの黒い果実のアロマ、 ビロードのような柔らかな舌触りと躍動感のある力強さがこのワインの懐の深さを感じさせます。若いうちはフレッシュな酸味とタンニンが余韻に強く感じられ、本領を発揮し始めるには6~7年の熟成を要します。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥61,500 (外税) 
【ヴィノス96ポイント、ティム・アトキン(デカンター)95ポイントと過去最高の評価!・・普通にリシュブール並みと言って良いでしょう!】
 これは飲みたいですね~・・まぁ、ジャイエのレ・ブリュレとは相当に異なるかな・・と思いますが、ある意味、ヴォーヌ=ロマネの1級の中では特徴の濃い部類のワインの一つだと思うんですね。

 しかも94~95Pointsラインだった2017年ものですが、確実に1ポイントアップで95~96Pointsラインに上がって来ています。

 しかも・・何故か売れ残こることさえあるのがこのレ・ブリュレです。2017年ものってどうだったか・・今年の4月まで売れ残ってましたね。もしご予算が捻出できるようでしたら、このレ・ブリュレは相当にお買い得なんじゃないでしょうか。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【神様が造るワインの中でも一際輝いていた・・と、個人的に思えるクリマです!】【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2018 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Argillas
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー=ザルジラ

15642
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。ニュイ=サン=ジョルジュの町の北、ヴォーヌ=ロマネ側にある渓谷の入り口のとても肥沃な場所に畑は有り、このアペラシオンでは比較的土壌は深く、葡萄の樹齢は約40年になります。渓谷から吹き下りる冷たい風の影響で成熟はかなり遅めです。ブラックベリーやカシスのアロマがあり、口当たりも非常に滑らかで余韻に酸が長く残ります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,650 (外税) 
【有りそうで中々無いのがこの「ザルジラ1級」。セレナ・サトクリフさんの愛する畑です!】
 年によっては他の区画と混ぜられ、「ニュイ=サン=ジョルジュ1級」としてリリースされます。2018年ものはそこそこに数は出来たはずなんですが、noisy のところにはさほどは数は来ていません。このワインも3本だけなので・・テイスティングは保留しています。

 ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、ヴォーヌ=ロマネ側の丘のどん尻・・南に有る1級畑で、意外にも・・リリースされているワインは少ないです。レ・ザルジラ(村名)は時折見ますし、パカレも以前、造っていた時期が有りましたよね。

 かなり興味が有ったので飲むつもりでしたが・・留まっています。昨今のメオのニュイ1級は滅茶素晴らしいですよ。飲んでみて下さい。お勧めします!


2018 Richebourg Grand Cru
リシュブール・グラン・クリュ

15635
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ
条件の無いワインを1本

◆◆◆販売条件付きですみません。条件の無いワインを1本
■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。東から南東向きの緩やかな斜面の畑で広さは約0.34ha、小石が多い粘土質土壌です。区画はとても細かく分かれていて「Les Verroilles(レ・ヴェロワイユ)」と「Les Richebourgs(レ リシュブール)」に併せて8区画あります。葡萄の木は1950年代に植えられ、糖度と酸度のバランスがとても良い小さい粒の葡萄が取れます。フレッシュながらも凝縮した味わいで熟
成には新樽を使い、深みと繊細さを与えています。隣接する1級畑の「Cros-Parantoux(クロ パラントゥ)」よりも筋肉質で男性的な味わいになります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥143,000 (外税) 
【何とバーガウンド97ポイント!アドヴォケイト、ティム・アトキン、ヴィノスが96ポイント・・これ、覚えておいてください。】
 あのアレン・メドゥズも97ポイントと凄い評価のリシュブールです。その他のメディアも96ポイントが普通・・ですので、相当に素晴らしいのは間違い無いでしょう。

 そしてあのクロパラもついにリシュブールと同じ価格にジャンプアップしていますが・・バーガウンド97、その他のメディア96ポイントと言うリシュブールの評価とほぼ同様の評価を得ています。

 ただし、ここの点付けの順位がメディアで結構違ってまして、ちょっと面白い結果になっちゃってます。詳細はクロパラのコラムをご覧くださいませ。

 例えば2017年ものの最高評価は96ポイント止まりでしたので、2018年ものはそこからまた1ポイントほどは積み増したと言えるかな・・と思います。ここの近辺の1ポイントは確実に意味、理由が有るはずですので・・飲んでみたいですよね。

 高くなってしまいましたが、海外はリシュブール、クロパラともに2000ドルからです。国内はそれでもまだリーズナブルだと言えるでしょう。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【神様が引退を決意するに至った至高のワイン!】

■Richebourg
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Vonous 95-97 Points
Jhon Gilman 96 Points
advocate 93-95 Points

 元気だったアンリ・ジャイエが引退する・・と言うニュースは世界を駆け巡りました。・・でも何故かその発言後も毎日畑に出て仕事をしているので、みんな安心していた訳です。なので、引退発言後も彼のワインが高騰することは有りませんでした・・しばらくの間は。

 結局・・なんで引退宣言したかと言うと、どうやら・・

「リッシュブールを造れなくなったから」

のようです。メオ=カミュゼに収穫折半契約を切られた・・んですね。・・まぁ、その言い方は良く無いのかもしれませんが、結局引退宣言をしてメオ=カミュゼの顧問になる訳です。どうしても・・リッシュブールが造りたかったんでしょう。

 なので、ジャイエが健在だった頃のメオのリッシュブールは言うことが無い仕上がり・・?と言って良いかどうか・・それほどは飲んではいませんので言い切れません。(順*さんが冷蔵庫から出してくれた90年のリッシュブールはイマイチだったな~・・)

 いずれにしましても銘品です。誰もが欲しいワインの一つです。アンリ・ジャイエも造りたくて仕方が無かったワインでも有ります。それは、ロマネ=コンティ、ラ・ターシュと続いた場合のヴォーヌ=ロマネの至宝だからで有り、ロマネ=コンティ、ラ・ターシュは神様と呼ばれながらも決して造ることが出来ないという宿命をも持っていた訳です。

 ご検討くださいませ。


2018 Vosne-Romanee 1er Cru aux Cros Parantoux
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・クロ・パラントー

15637
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ
お一人様1本限定+条件の無いワイン1本

◆◆◆販売条件付きですみません。お一人様1本限定+条件の無いワインを1本
■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。小石が散らばり、土が深い東向きの緩やかな斜面の区画に約0.3haの広さを持ち、樹齢約60年の古木から粒が大きいながらも非常に凝縮した葡萄が取れます。1級に格付けされていますが、その潜在能力は特級といっても過言ではありません。フランボ
ワーズなどの赤い果実のアロマ、ミントなどのフレッシュなハーブのアロマなど様々な要素が感じられ、ぎっしり詰まった旨味が爆発的に広がって並外れたポテンシャルを持っていることを感じさせます。ヴィンテージによっては早くから飲めてしまえることもありますが、当主のジャン・ニコラ氏曰く、計り知れないポテンシャルを持つこのワインの真の味わいを感じるためには少なくとも10年は寝かせなくてはならないワインとのことです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥143,000 (外税) 
【ティム・アトキン98ポイント、アドヴォケイト98ポイント、ヴィノス97ポイント、バーガウンド96ポイント・・何とリシュブール超え?!・・それにエマニュエル・ルジェも超えてる?!】
 え~・・昔は3万円ほどで販売したような記憶がありますが、ここまで来ちゃいましたね・・。なんと・・こんなプライスですよ。ちょっと呆れています。

 でもティム・アトキン(デカンター)、アドヴォケイトも98ポイントって・・ルジェの、あの直系のクロパラ2018年の前評価は、

・アドヴォケイト--97ポイント= メオ=カミュゼが上位
・ヴィノス--97ポイント= 同位
・ティム・アトキン--94ポイント= メオ=カミュゼが上位

と、完全勝利と言う訳では無いものの総合評価はメオ=カミュゼのクロパラの勝利です。

 それに、メオのリシュブールも超えちゃってますよね?・・でも、ティム・アトキン氏とバーガウンドのメドゥズ氏に限っては、リシュブールが上です。

 まぁ、つまりは、ここまで来るとまともな比較はできない・・と言うことでしょうか。

 でも実のところは、

「ジャイエのもルジェのもクロパラは飲んでるが、メオのクロパラは入手さえできない」

 のが現状でしょう。・・誰か飲ませてくれないかな~・・(^^; お早めにどうぞ。

 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
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【激レアです。】

 非常に少ないメオ=カミュゼのクロ=パラントーです。2016年ものは各メディアとも上値で97Points とさすがに高いです。

 現状、クロパラと言えばエマニュエル・ルジェさんとメオ=カミュゼさんの独占で、どちらもアンリ・ジャイエが開墾、造っていた畑です。ついつい、Clos と書いてしまうんですが、正確には Cros ですね・・完全に評価も価格もグラン・クリュ並みです。入手の叶う方は・・非常に幸運な方でしょう。ルジェのクロパラと並べて飲んでみたいものです・・。

Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points


2018 Fixin
フィサン

15303
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。畑の区画は丘の麓にある「Le Clos (ル クロ)」と「Les Herbues (レ ゼルブ)」の2つで樹齢は25~50年です。 フランボワーズのような赤い果実のアロマ、マルサネよりも甘旨味が豊かで柔らかい口当たりの上品な味わい。タニックではありますが攻撃的ではないので少し時間を置けばとても飲みやすくなります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,690 (外税) 
【滅茶苦茶優しいジュヴレ=シャンベルタン?・・しかも雅(ミヤビ)さが凄い!・・長期熟成も可能です。】
 2018年のメオ=カミュゼは、まず3種類も造ったブルゴーニュ・ピノ・ノワールに驚かされ、またその村名並みの酒質にも驚かされ、そして、とんでもない仕上がりのクロ・サン=フィリベールに痺れさせられ・・

「いや・・メオの2018年は大注目だわ!」

と思ってしまいました。


 その上、マルサネはま~・・何とも noisy 好みで、キュッとしまりつつも素晴らしいチェリーをふんだんに感じさせてくれる凄いワインでした。

 そしてフィサンをテイスティングさせていただくと・・これまたいつもよりも構造が大きく、その大きくなった分をしっかり埋めてなおピッタリな要素の素晴らしさにも驚かされました。

 マルサネよりも評価は確実に上ですが、直近で飲むにはマルサネの方が良いでしょう。こちらは少しだけ先に延ばした方が良いです・・1~2カ月かな・なので8~9月でしょう。

 因みにジャン=ニコラさんはこのように述べていらっしゃいます。

「上品な木の香り、赤いサクランボ、ハーブ、還元香もあって例年通りの複雑な香りだがマルサネよりは大人しい。口当たりはとても柔らかくなめらかで粗さはなくとても飲みやすい。マルサネよりも魅惑的で様々な要素が溶け込んだたっぷりとした味わい。とてもエレガントだが瓶詰の疲れが取れるまで数か月待ったほうが良いので2021年から飲むことをお勧めする。」

 なるほど・・来年まで待てと。まぁ、noisy的には9月からならOKだと思います。

 質の良い滑らかなタンニンが目立たないまでもしっかり有りますので、これが完熟したら・・相当甘美な味わいになるかと思いますが、現状は少し若めのチェリーですね。中域の太さはマルサネ以上。これが中盤から終盤まで持続して感じられます。キュッと締まったマルサネに対し、わずかに「ふくよかさ」「丸み」を感じさせるイメージです。

 村名ジュヴレに白い石灰がふんだんに混ざった畑をプラスし、太く優しくした感じです。これも実に美味しいです!是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【鉄分を少し減らし、石灰を少し強くしたジュヴレ=シャンベルタンがフィサンの姿だとしたら・・そのまんまです!しかも妖艶さはそのまま!】

 いや、2016年ものを飲んでいないのが残念です・・。グラスの写真が有ればしっかり比較出来たのに・・と思うと。

 ですが、無いものは仕方が無い・・。2016年ものは非常に少なかったので飲みようが有りませんでしたから。なので、2015年ものと比較してみましょう。

 2015年ものは非常に美しいエキスのワインでした。どこまでもピュアで、最後の最後に色気を見せる・・そんな感じだったと思いますが、今現在はだいぶ成長しているはずで、どんな姿になっているか、楽しみでも有ります。

 ちなみに2017年フィサンは、メオさんは以下のように言っています。

 いつも通りの複雑な香り、マルサネほどに力強い香りは無いがさくらんぼや牡丹、燻製したおきゃに少し還元香も感じられる。肉厚で柔らかい味わいだが、直線的なニュアンスも感じられる。マルサネよりも魅惑的な味わいだが例年よりもやや緻密で良い熟成をするポテンシャルがある。通常は一番早く開くワインだが、今年に限っては少し待つことをお勧めする。


 なるほど・・おっしゃっていることは良く判ります。・・でも何の問題も無いですよ・・滅茶美味しいです。

 フィサンらしい・・女形のジュヴレのスタイルはそのまんま・・しっかり感じられます。しかし、いつもより素晴らしいのは、そのエレガンスです。上級キュヴェに通じる見事なエレガンスへの一本道が開けて感じられます。

 そしてこのキュヴェも・・神様がいます。いつもの年より濃密だからでしょうか?・・いや、さりとて甘くは無いんですよね・・。行き着いたかな・・メオさんも。これはさらに上級キュヴェは非常な楽しみになってしまうな・・と感じさせられました。

 2015年の素直な赤さは、2017年ものには有りません。もっとずっと深淵そうな色合いをしていると感じられます・・いや、見方は人それぞれかもしれませんが、それでも2017年ものは、様々な感覚を思いっきり震わせてくれました。

 2016年までの1級格に備わった荘厳なるピュアさは、このクラスにもしっかり感じられます。・・いや、好き嫌いはもしかしたら有るかもしれませんが、少なくとも古くからのピノ・ノワール・マニアにとっては垂涎の味わいであることでしょう。お勧めします。お早めにゲットされてください。追加はおそらくできません。


 以下は以前のレヴューです。
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【2016年フィサンは今回飲めておりませんが、担当さんによると・・素晴らしいマルサネよりもさらに素晴らしいとのことです!】

 以下は以前のレヴューです。
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【今飲むならマルサネでしょう・・けれどポテンシャルはフィサンが上!現状は3日目から・・ですね!】

 非常に素晴らしいです・・見事なフィサン!・・官能さを隠そうともせず、しかも美しさをその官能さは汚していません。それでいてエレガンスもパワーも備えている・・かなりのポテンシャルだと判断しました。

 色合いも・・これですよ・・2013年ものの写真が霞んでしまう様な深淵なものですよね・・。ソソられるんじゃないかと思いますがいかがでしょう?

 しかしながら、今飲むので有れば、ACブルやACマルサネに軍配が上がるでしょう。直近の美味しさはそちらが確実に上です。フィサンは・・ジャン=ニコラが言うように2年後・・、noisy 的には2~3年後からかと判断しています。

 現状はようやく複雑リッチな要素が落ち着き始めた段階で、半透明な感触のタンニンが要素の隙間から見え隠れしています。この感覚はエレガンスを現状、ネガティヴな方向に感じるかと思うんですね。ややザラ付きますのでテクスチュアが今一つです。

 でも、2~3年後はもう・・素晴らしい芳香と見事な味わいを見せるだろうことは、容易に判るバランスをしています。ジャン=ニコラが言うように、

「例年通り香りがとても開いており・・」

は、そのテイスティングのタイミングでの話しになり、現状は濃密さ、複雑さは物凄く伝わって来るものの、開いているとは安易には言えないかな?・・と思います。

 それでもとても魅力的で有り、エレガントで非常に美味しい2015年マルサネを一蹴してしまう近未来が有ります。是非ご検討くださいませ。非常に少ないです!


 以下は2013年フィサンのレヴューです。
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【このフィサンも素晴らしい!色は淡いがエキスが濃い!】

思いがけず・・メオのACブルゴーニュ2013が絶好調で・・しかも何故かもう無いはずの品物が、このクソ暑い最中に沢山出てくると言うハプニング的事象・・。

 有るなら欲しいけど、ここまで暑くなってしまうとね・・何せとにかく記録的な暑さになった2015年ですんでね。皆さんも比較的、喉の通りの良い冷たいものに飲み物を変更されてしまうので、ワイン屋とすると非常にツライ時期なんですね・・8月は。

 それでも買っておかないとね・・ほぼ際限無く存在するような超大手さんのアイテムならとにかく、ネゴスものとは言えメオ=カミュゼですから、そんなに多くあるはずが無く、しかもあの味わいだったらね・・。大きな満足を得ていただけますから。

 で、調子に乗ってしまって、フィネスさんから「Fixin」が2ケース有るから買わないか?と。結構旨いとのことだったので、2ケースなら何とか1本飲めるかと思って仕入れてみました。

 いや~・・2013年のメオ=カミュゼはいいぞ!

 2013年ACブルと同じ路線上の味わいです。色合いは同様に淡いんですが、エキスがしっかりしているのも同じ・・。

 でも、そのエキスの濃密さはちょっと方向性が違うんですね~。それがまた良い!
 ACブルゴーニュは、どちらかと言うとヴォーヌ=ロマネ近郊のニュアンスを出してくれるんですが、こちらはFixin村名で・・非常にジュヴレ=シャンベルタン的です。良く言えば、「シャルム=シャンベルタン的」な愛らしさ・・も存在していまして、ジュヴレの鉄っぽさと美しい赤黒の土、中域の膨らみも見事で、エキス感が時間と共に膨張し始めます。

「・・あ~・・焼き鳥、喰いてえ!」

と思ってしまいますね~。むしろ、雄大さ、ゆったりさの有る感じで優等生的なので、少し野性味を感じるような、美味しい粗塩を振った焼き鳥・・部位を色々とね・・で、このシャルム=X的なFixinを流し込んでやると・・溜まらんですね~!これは間違い無い旨さでしょう!

 焼き鳥+Beer だとね・・直ぐお腹いっぱいになってしまいますし、結局Beerで体内のミネラル分と水分を外に出しちゃいますから、後が苦しいんですよ。寝ながら・・何か、喉の渇きを覚えていて、結局我慢しきれずに起きて水を飲み・・またトイレに起きて・・結局寝不足で疲れが取れない・・なんて流れになっちゃうんですね。

 メオのFixin なら、かなりの高級感も有り、しかも若いですが、今飲んでも非常に美味しいですのでね!これも是非飲んでいただきたいと思います。

 それに、メオのACブル2013年も上記のように追加できましたので、こちらも是非ご検討くださいませ。お奨めします!旨いです!


2017 Fixin 1er Cru Clos du Chapitre
フィサン・プルミエ・クリュ・クロ・デュ・シャピトル

14762
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 いつも通り黒果実の香りがとても豊かで魅力的。素晴らしい広がりのある口当たり、良く熟したワインではあるが上品な緊張感が心地良い酸味を感じさせる。豊満で飲みやすいグルメなワインで例年通りきれいな風味がある。若くても美味しいし熟成させても良いワインで、上記のヴォーヌロマネ同様、2021年から飲むことも出来るし2030年まで熟成させても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,590 (外税) 
【驚きました!・・素晴らしい味わいでした!】・・こちらは2016年もののレヴューです・・2017年は飲めずにすみません。
 2015年もののフィサン1級クロ・デュ・シャピトルは、数が少なかったので飲まずにご紹介したところ、

「・・全く動かない・・」

と言う・・残念な結果になっていまして、それでも、

「フィサンと言えば、ベルトー=ジェルベが有るからだいぶ皆さんにも周知されてきたんじゃないか?」

などと言う、noisy の甘い目論みは砂上の楼閣でした。そのまんま・・でも無いですが残っちゃってます。


 なので、2016年ものは絶対に飲んでやろうと決めていたんですね。他にはACブルも再テイスティングしまして、その品質を確かめています。

 左の写真は全く弄っていません。大きさを変えただけ、明るさや色味の調整はしておりません。なので、ちょっと暗く映ってしまっていますが、

「深淵な構造が見えるような感じ?」

がしないでしょうか。


 そして、メオのワインに共通な瑞々しさ、荘厳さ、ピュアさはそのままに、ジュヴレの鉄っぽさをやや少なく、石灰系のミネラリティをずっと多くしたような見事な味わいを感じさせてくれました。

 果実感もたっぷり有りますが・・実に深淵です。軽々しくない・・と言うか、でも重厚な訳では無いんです。何よりもこれだけドライな味わいになっているのに、構成が豊かで有ると感じてしまう・・全然渋く無いんですね。ほとんどの場合はどこかに破綻を見つけるんですが・・全く見つけられませんでした。あっという間に空いてしまいました。


 ベルトーのフィサンは全房発酵系に移行しましたんで、メオのこのワインとも大分傾向が異なります。基本的にはアンリ・ジャイエの手法に近いはずですが、発酵時の温度コントロールは異なると思います。言わば、クラシカルな造りで有るとは言えないものの、ニュースタイルでは無く、メオ独自の世界が感じられます。勿論、ジャイエの直弟子のエマニュエル・ルジェのワインとも違います。ルジェはフワッとソフトで妖艶さの有る感じに仕上げますが、メオはまるで氷の太刀です。冷ややかでタイトなんですが懐が深いんですね・・。

 素晴らしいワインでした。他の村名のワインはすみません・・少なすぎてどうにも飲めませんので、以前のレヴューをご参考にされてください。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2017 Corton les Perrieres Grand Cru
コルトン・レ・ペリエール・グラン・クリュ

14755
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 キレのある固有のキャラクターが顕著。アロマの輪郭は異なるが開いており、黒や赤の果実、サクランボの蒸留酒などのニュアンスを感じる。口当たりは絹のように柔らかく甘美だが直線的。このワインの特徴だがアフターのミネラルがとても長く、厳格なイメージは所有するラインナップの中では異質だが無限のポテンシャルを持っているので、2025年頃になれば繊細さと魅惑さが現れて我々を驚かせてくれるだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥34,400 (外税) 


2017 Nuits-Saint-Georges 1er Cru
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ

14768
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■当主ジャン ニコラ氏によるコメント
 黒い果実のアロマが豊かだが軽やかできれいに消えていく。凝縮感のある口当たりで素晴らしく柔らかな風味が絶え間なく続き、余韻に少しだけ固さがあるが十分魅惑的なワインになっている。「AuxBoudots(オーブドー)」の一部と買い葡萄の1級「LesCrots(レクロ)」をアサンブラージュしたワインだが、ニュイサンジョルジュらしいキャラクターは良く出ており、重厚感があるが上品で荒々しくはない。フレッシュさと絹のようなテクスチャーがバランスを取っている。少し熟成させたほうがより良くなるだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥16,500 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【少ないですが何とか分けていただき、テイスティング敢行しました!・・素晴らしい!】

 いや~・・素晴らしいです。時間が無いので余り休ませることも出来ず、本来は割り当てが無かったこの「ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ」でしたが、急遽開けてしまいました。やはり結局は飲んでみなきゃ判りませんよ・・このワイン、フィネスさんの恒例のテイスティング会で、非常に評価が高かったと言うことでしたので・・。

 勿論、ワインの味わい、ポテンシャル、状態を掴むことも重要です。でも昨今は noisy も、エージェントさん主宰のテイスティング会には、全く行かない・・と言うか、行けない状況ですから、

「そのテイスティング会で評判になったワインをテイスティングすることで、参加した方々の判断基準をも知ることが出来る」

訳ですね・・。ま、ちょっと嫌らしい・・自身の中にある、ある種のアクドイ感じの意思が働く訳です。


 そう、ただ漫然とテイスティングしている訳じゃぁ無いんですよ。その瞬間は物凄い・・集中してます。で、色々と想像をめぐらすわけです。

「・・ほ~・・この辺を評価して、そんな意見になって、それが集合意識で評判に・・」


「でそれがK君のあの辺に響いて、息子にもそんな風に伝わって、素晴らしい・・と言うことになってるのかな?」


などと考えてる訳です・・悪い奴ですね~・・。どうでもよいですが。


 やはり昨今のメオ=カミュゼは「神掛かってる」感じですね。素晴らしいです。ジャイエさんとは違うバランスですが、飲むワイン全てが素晴らしいんですよ。

 2016年のニュイはちょっと難しかったはずなんですが、そんなことは全く関係ないかの如くの仕上がりです。普通に造ればニュイの押し出しの強い部分が前面に来て、ヴォーヌ=ロマネに似たエレガントな表情が後ろに回ります。

 ところがメオの場合は、そこが全く逆なんですよ。ヴォーヌ=ロマネの1級以上に繋がるエレガンス、フィネスが前面に出ていて、普段は、

「ちょっと静かにしててくれないかな・・」

と思ってしまうことの多い、ニュイ=サン=ジョルジュ的な強さが・・しっかり存在しながら、黒子の役目をしています。


 そして、いつも以上に複雑な構成です。いつもは「オー=サルジラ」と言う単独の畑のようです・・ザルジラは「粘土」と言う言葉なんですが、そこに「レ・クロ」と言うリューディの葡萄を混ぜ込んだそうです。オー=ザルジラはヴォーヌ=ロマネの丘の端に有る畑、レ・クロはニュイの村を挟んだ反対側に有ります。

 なので・・かなりヴォーヌ=ロマネっぽい・・です。重くならないんですよ・・ニュイ=サン=ジョルジュなのに・・ね。この辺が凄い!・・と感じる所以です。もしかするとニュイ=サン=ジョルジュの最高の造り手はメオ=カミュゼなんじゃないのか?・・と真剣に考えています。

 あと4本しか有りませんので・・はい、すみません・・。2016年はただでさえ少ないんです。

 今から飲んでも良しです。その代わり、1週間は立てて置いてください。この写真の色合いは、僅かに透明感が損なわれての色彩です。完全に休めることが出来なかったから・・ですね。それでも荒れは少なく、ほぼパーフェクトな仕上がりだと感じました。

 実際にはメオさんも言ってますように、2022年以降が良いと思いますよ。素晴らしい仕上がりでした!是非ともご検討くださいませ!


2017 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

14763
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。マルサネと同じ条件の葡萄で、こちらも摘房からはドメーヌで行っています。畑の区画はBROCHON側の「En Champs (アン・シャン)」と「Village (ヴィラージュ)」に位置しています。葡萄の樹齢は40年以上で果実味、酸味のバランスが良く、しっかりとしたタンニンと飲み応えがあります。


■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 フランボワーズなどの赤い果実の香り、アーモンドクリームやキャラメル、ヌガーなどの甘い香りがとても開いている。絹のような滑らかな口当たり、柔らかな舌触りが終始続き余韻に少し緻密な酸味がある。いつもより少し飲みやすいので熟成させることも可能だが2021年から十分楽しめるようになるだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【エキス系の素晴らしい味わいです!スタイリッシュでエレガンスバッチリ!。粗野さの無いジュヴレ・・是非味わってみてください!】
 素晴らしいニュイ村名とスタイルがソックリです!・・エキス系ですね・・。

「豊かなシャンベルタン・・」

と言うようなイメージとは正反対です。


 そして、時に粗野さを感じてしまったり、甘さを感じて幻滅する・・なんてスタイルと正反対!・・雅で荘厳さの有る見事な出来でした。

 そうですね・・奥に・・と言うか、全身を透明なミネラリティでまとっているかのようなニュアンスですよ。ルーミエさんのワインに共通するようなミネラリティの出方・・と言って良いかと思います。・・いや、果実感はルーミさん風では無いですけどね。素晴らしいです!ぜひお確かめくださいませ!

 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2017 Clos de Vougeot Pres le Cellier Grand Cru
クロ・ド・ヴージョ・プレ・ル・セリエ・グラン・クリュ

14749
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴージョ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■メオさんのコメント
 2017年は2009年以来2回目となるクロドヴジョを2つのキュヴェに分けて瓶詰した年で、こちらはクロドヴジョ城のすぐ隣にある畑の葡萄で造ったもの。甘く繊細な赤い果実、特にサクランボの香りを強く感じ、時々感じられるようなバラや牡丹のようなフローラルな香りがこのワインの特徴でもある輪郭を出すのに一役買っている。豊満さや緻密さが刻むように現れ、余韻のミネラル感と長さが素晴らしく、リッチな味わいが鼻腔をくすぐる。このワインの深淵に多くの複雑さと洗練さがあるので若干感じるざらつきが無くなるまで、2023年まで待つほうがよいだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥38,250 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2016年ものはブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2016 Clos de Vougeot Grand Cru
クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ

13880
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴージョ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

Vonous 93-95 Points、Burghound Allen Meadows 91-94 Points、Advocate 92-94 Points、Jhon Gilman 92 Points
■メオさんのコメント
 開けたては控えめだが、すぐにサクランボやバラの香りが立ってきてバニラや杉などの木のフレーバーも感じることが出来るようになる。口当たりは厳格ではなく滑らかで、繊細かつエレガントな味わいだがアフターは若干固さが残っている。ヴィンテージの影響からいつもより熟成に要する時間は短めだが、潜在能力はとても高いので2024年まで待ったほうが良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥39,800 (外税) 
【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】
 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2016 Corton Clos Rognet Grand Cru
コルトン・クロ・ロニェ・グラン・クリュ

13883
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ラドワ=セリニー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

Vonous 92-95 Points、Burghound Allen Meadows 92-94 Points、Jhon Gilman 93 Points、Advocate 89-91 Points
■当主ジャン ニコラ氏による2016年ヴィンテージの総評
 黒いサクランボのような熟したアロマ、キャラメルやシナモン、煎ったような香りも感じられる。旨味がぎっしり詰まった凝縮した味わいで素晴らしいハーモニーを奏でており、余韻にいい緊張感もある。味わいの広がりがまだ控えめでもう少し繊細さが加わって欲しいので、2024年まで開けずに取っておきたい。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥39,800 (外税) 
【これ、めっちゃ良いワインなんです!】
■Corton Grand Cru Clos Rognet
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Jhon Gilman 93 Points
Advocate 89-91 Points


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 安易に開けられる状況では無いのでまだ飲んではいませんが、このワイン、かなり好きなんですね。コルトンを名乗りながらコルトン村には無いと言う・・まるでヴォルネイ=サントノみたいなワインなんですが、ラドワ=セリニ村に有るグラン・クリュでコルトンを名乗れると言う、ちょっと変わったクリマです。

 しかもコルトン=ルナルドの北東に連なるのがこのレ・ロニェでして、ルナルドの持つ動物的なスパイシーさを濃密なチェリーで包み、さらに精緻にしたようなニュアンスなんですね・・。

 ただし noisyにしても、かなりの長きに渡って飲んでない期間が有りますんで、偉そうなことは中々言い辛いです。

 ティム・アトキン氏が96Pointsも付けているようでして、これまたビックリです。2014年のメオ=カミュゼは彼にはよっぽどハマったのでしょうね。じゃないとクラシックなレベルの評価までは、コルトンは付け辛いですよね。(ドメーヌ・ルロワと言う例外も有りますけどね。)

 いずれ飲めるかな・・と思ってるワインですが、今のところはこんな感じですみません。ご検討くださいませ。



2016 Corton les Perrieres Grand Cru
コルトン・レ・ペリエール・グラン・クリュ

13884
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 例年は3つのコルトン特級を醸造しているが、2016年は「La Vigne Au Saint(ラ ヴィーニュ オー サン)」で霜の被害が大きく醸造が出来なかったので、2種類のみ瓶詰している。カシスやフランボワーズのような果実の香り、ミントや菩提樹などのハーブティのような惹きつけられるような甘いアロマがとても豊かに感じられる。たっぷりとした口当たりで甘旨味が口の中に広がり、良く熟した上質なタンニンが余韻にいつまでも続く。将来有望なワインだがバランスが取れてくるまで、2024年までは待ったほうが良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥36,500 (外税) 
【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】
 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2015 Fixin 1er Cru Clos du Chapitre
フィサン・プルミエ・クリュ・クロ・デュ・シャピトル

13207
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 少し還元香が残っているが、カシスやブラックベリーのような黒い果実の香りはこれが深みのあるワインであることを気づかせてくれ、コーヒーやスモーク香、僅かな植物的な青い香りがそれを強調している。口当たりはまだ固く閉じているが、直線的でエレガント、アフターにハツラツとした酸味を伴う旨味がある。非常に高いポテンシャルを持っているが、その真価を発揮するにはまだ時間が必要で、2022年頃になればすべてがバランスよくまとまって素晴らしい状態になっているだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,290 (外税) 
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】
 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2018 Bourgogne Cote-d'Or Rouge Hemisphere Sud
ブルゴーニュ・コート=ドール・ルージュ・エミスフェール・スッド

15305
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。特級区画クロ ド ヴジョの国道74号線を挟んで東側に位置するドメーヌが昔から所有する区画の葡萄を中心に選りすぐった葡萄栽培者の葡萄が使われています。ニュイ サン ジョルジュ、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニー、ジュヴレ シャンベルタン、マルサネなど様々な個性を持つアペラシオンの葡萄が絶妙なアサンブラージュによって1つのワインに仕上げられています。スパイシーな赤い果実のアロマ、繊細で軽やかな酸味と果実味、引き締まりのある直線的な味わいです。少し時間を置けば厚みと余韻の長さが出てきます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,650 (外税) 
【パーフェクトな出来だった2017年ものから2018年ものは何と3つのブルゴーニュワインへと大変身!単にA.C.ブルゴーニュでは無く、北、南、そして中央と言うテロワールの違いを表現しています!】
 いや~・・楽しいですね~・・ん?

「・・面倒くさい・・」

 いや、「比較」こそがワインの楽しみの神髄です。同じように見えても異なる・・そこが良いんじゃないですか。

 だからもし2017年の、ほぼパーフェクトと表したブルゴーニュ・コート=ドールをお飲みになっているとするなら、ヴィンテージを無視して、

「ノール + スュッド + キュヴェ・エチェンヌ・カミュゼ」

を飲んでいるとみなしたうえで、さらにこの3種のブルゴーニュ・コート=ドールを混ぜたものとほぼ同等とみなすなら、4種類の味わいをも楽しめる訳です。

 まずはジャン=ニコラさんのコメントをいただきましょうか。上の写真です。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エミスフェール ノール
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE HEMISPHERE NORD

 Hemispere Nord(エミスフェールノール)とは「北半球」という意味で、コートドールの北側に位置するジュヴレシャンベルタン村の葡萄をメインで使用している。3つのキュヴェの中でもより緊張感とストラクチャーがあるワインで、フランボワーズやイチゴの華やかな香り、木苺やサクランボの野性的な香りも感じられる。たっぷりとした口当たりと余韻の緊張感、しっかりとしたストラクチャーと溶け込んだタンニンが感じられるコートドニュイらしい味わい。今でも十分美味しく飲めるが、2021年にはより素晴らしい味わいになっているだろう。」

 一応ネゴスものの「ノール」です。お伝えしておきますが、ドメーヌものとネゴスものの品質的な違いは有りません。どちらもキッチリ造りこまれています。

 ジュヴレらしいワインでした。フィサンも飲んでいますので比較すると、むしろこちらのノールの方がジュヴレには近い感じで、僅かにニュイ=サン=ジョルジュ風の美しい土のニュアンスを加えたかのようなニュアンスです。色はしっかりしていますが、やや不透明感のあるしなやかな石灰感と、ふんわり優しいタンニンがフィサンとの共通点です。全く甘く無いのに旨味がしっかり有って、その中に鉄っぽさや皮革の初期段階のアロマが感じられます。冷ややかで実に旨いです。


 2つ目の写真はスュッド(スッド?)です。

 メオさんはこのように述べています。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エミスフェール スッド
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE HEMISPHERE SUD

 2018年ヴィンテージはブルゴーニュコートドールルージュ(旧ブルゴーニュルージュ)を3つのキュヴェに分けて醸造。Hemispere Sud(エミスフェールシュッド)とは「南半球」という意味で、コートドールの南側に位置するポマール村の葡萄を使用している。3つのキュヴェの中ではチャーミングで軽やかな飲みやすい味わいで、熟したプラムやサクランボの華やかな香り、開けたてからとっつきやすく直線的な面もあるがアフターはとても繊細。ややタニックで粗さはないものの、瓶詰の影響でやや固くなっているので少し休ませたほうが良い。2021年から本格的に楽しめるようになるだろう。」

 いや~・・ノールも柔らかいですし、このスュッドももう飲み始めて良いでしょう!めっちゃ美味しいですよ。ポマール村の葡萄ですか・・。noisy はヴォルネイかと思ってました・・いや、ポマールって判断も有ったんですが、正直なところはポマール プラス ヴォルネイかと。その位、ヴォルネイっぽさも有ると感じました。

 明らかに「ノール」の風情とは異なる感じがしますが、むしろこちらの方が「キュッ」と締まっていてnoisy 的には好みです。美しいですね~。ヴォルネイ北のフルミエ、もしくはポマールの南のフルミエを連想させるニュアンスです。チェリー6割、プラム4割、ジュヴレほどの鉄分は無いにせよ、ほんのりと鉄っぽさを含みます。

 これは美味しい!・・しかも価格もリーズナブルです。


 3つ目はドメーヌものの「キュヴェ・エチェンヌ・カミュゼ」です。これはもう・・ドメーヌもののヴォーヌ=ロマネそっくりです。・・因みにエチェンヌさんはご先祖でいらっしゃいますね。これもジャン=ニコラさんのコメントをご覧ください。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エチエンヌ カミュゼ
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE ETIENNE CAMUZET

 ドメーヌの創設者「EtienneCamuzet(エチエンヌカミュゼ)」の名前をキュヴェ名にしているこのワインは、ヴォーヌロマネ村近郊にあるドメーヌの所有畑で収穫された葡萄のみを使用。3つのキュヴェの中で複雑さと繊細さが際立つスペシャルキュヴェとして1つ上のランク付けと考えている。サクランボや黒い果実のアロマが心地良く、口当たりはとても柔らかく繊細で余韻が長い。タンニンはしっかりしているがワインに溶け込んでいて深みのある凝縮した味わいになっている。十分開いた味わいで複雑さと爆発力があり、ヴォーヌロマネの素晴らしいテロワールを垣間見せている。2021年から飲んでいいだろう。」

 これはポテンシャルが素晴らしいです!まさにヴォーヌ=ロマネ的エレガンス、存在感、複雑性が有ります。もうすでにその資質は見事に表れて来ていますが、ノールやスュッドほどの柔らかみは出て来ていません。

 まぁ、ドメーヌものとネゴスものの差は無い・・などと言っていますが、やはり「葡萄の質」は別です。そこには「畑の資質」が必ず入って来ますから。

 昔はドメーヌもののパストゥグランがリリースされていましたが、2000年頃からは終売になっていまして、

「ヴォーヌ=ロマネ近郊のブルゴーニュクラスの畑の味わい」

をメオのワインから見つけることは出来なかったんですね。


 しかしながらこのキュヴェ・エチェンヌ・カミュゼは違います。充実した味わいには、ヴォーヌ=ロマネ的な要素がしっかり詰まっています。これは・・1~2日ほどの放置で相当な良い感じになりますが、メオさんの言う通り「2021年から飲んでいいだろう」と言っておきたいと思います。

 言ってしまえば、メオさんのドメーヌもののヴォーヌ=ロマネは1.2~1.3万円ほどしますから、まったくの半額ですね。村名では無いとしても、村名クラスの味わいは充分に有ると感じられますので、

「ヴォーヌ=ロマネのセカンド」

みたいな立ち位置との理解で良いと思います。


 2017年までは、この3つが一緒になっていた・・と言えます。昨今はA.C.ブルも高価になってきていますが、

「新たな切り口でメオ=カミュゼがブルゴーニュを表現!」

し始めたと言えます。


 楽しいワインの世界、是非「比較」でさらに深い部分へいらっしゃいませ。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ほぼパーフェクト!!メオの理想がスッキリ見える素晴らしい味わいでした!・・しかも価格も値下げです!】

 仕上がってますね~・・すでに滅茶美味しいです。しかも価格は下がって嬉しいばかり・・おそらくフィネスさんが税額が下がった分を還元してくれたのかな?・・と思います。

 また、ワインの名称が変更になっています。新しいアペラシオン名で、「ブルゴーニュ・コート=ドール」だそうです。ブルゴーニュも北から南まで広いので、コート=ドール限定のアペラシオンです。

 ちなみにメオさんは以下のように言っています。

 ボージョレなど他の地方産のブルゴーニュワインと区別するために今年から制定された新しいアペラシオンで100%コート=ドール産の葡萄かつ100%ピノ・ノワールで造られたブルゴーニュ・ルージュ。赤や黒果実の様々な香りを樽香が絶妙に包み込んでいて、存在感のあるオイリーな口当たりでアフターに酸味が感じられる。バランス良くまとまった飲みやすい味わいで2020年ころから飲むことが出来るだろう。


 いや~・・メオさん、今から飲んでオッケーですよ。それに、エチケットも少し変わっています。上にヴィンテージ表記の出っ張りが出来ました。

 で、このコート=ドール他、下級キュヴェを飲んでみて思ったんですが、

「ジャン・ニコラ=メオの理想がしっかり形として見える!」

んですね・・。


 どのキュヴェを飲んでも、彼の理想形を想像できてしまう・・んです。つまり、上級キュヴェが持つ「格上のエレガンス」が下級キュヴェにもしっかり現れているんです。

 あの、素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級は、ロマネ=サン=ヴィヴァンを想像させるが如きエレガンスを発揮していました・・今までも。

 ACブルゴーニュは非常に美味しい、バランスに優れ、心をくすぐられるワインでは有りましたが、

「最近のメオは1級以上になると激変するよ・・」

と言うようなセールストークをしていたほど、そこには確実な格差が存在していました。ACブル < 村名 <1級 <特級 と言う流れですね。

 2017年ものは上は飲んじゃいませんので確約は出来ませんが、それでもそのヒエラルキーはしっかり有るとしても、

「上級キュヴェに繋がるエレガンス、その姿が下級キュヴェにもしっかり見える!」

んですね。A.C.ブルに、ニュイ=サン=ジョルジュ1級の素晴らしいエレガンスにつながる道が見えました。


 長くなっちゃいますのでこのコラムはここで止めますが、

「これを飲んで不味いと言う人はいない」

と思います。ドンピシャな仕上がりです。メオの下級クラスは全く残らないので・・是非お早めにお試しくださいませ。超お勧めします!





 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2016年ものは複雑性高く凝縮した果実の美味しさをジュヴレっぽく表現!この辺りのセンスが素晴らしい!非常に良い出来です!】

 ワインになる前には雹害で悲惨なヴィンテージと揶揄された2016年では有りますが、実際に蓋を開けてみるとどうでしょう?

 やはり優れた生産者は、難しいヴィンテージも関係が無いようにも思えます。特に今回のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのワインをテイスティングした結果においては、

「ん?・・キャラクターは2015年とは違うものの、ここまで仕上げてくるなんて・・。2015年とのポテンシャルの差は無い!」

と感じてしまいました。


 どうです?・・この深い色合い。2013年ものからグラスの写真を掲載していますが、年を追う毎に深みが増しているように思えるんじゃないでしょうか?


 実際、2016年もののこのACブルゴーニュは、ジュヴレ=シャンベルタン的な構成を感じることが出来、豊かでほんのり鉄っぽく、乾いた土と乾いたミネラリティが重なり合って絞り出したエキスの深い味わいをたっぷり堪能させていただきました。

 2015年のこのACブルを飲まれた方は、

「げげっ・・メオ=カミュゼ、半端ない!」

と思われたに違い無いですが、骨格を支える見事に透明なミネラリティが細身に芯を構成したっぷりあり、そこに雅な表情をまとわせていたことと思います。

 2016年は透明なミネラリティだけでは無く、カラフルだとも思えるような多彩なミネラリティに、そこそこに多くの肉をまとった、やや妖艶でほんのりと豊かな味わいです。

 さすが、昨今のメオ=カミュゼは目が離せない存在になっています。是非飲んでみてください。リーズナブルです!お勧めです。


 以下は以前のレヴューです。
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【まさに「雅」と言う感じが似合うヴォーヌ=ロマネ的な味わいの飲むべきACブルゴーニュです!超お勧めです!】

 人によってはショッキングな画像かもしれません。ご容赦ください。無農薬で・・と言うか、ほぼほったらかしなだけでは有りますが、それでもそこそこには気を張り巡らしつつ育てている noisyの家の庭の 「ピノ・ノワール」です。

 7月までは天候に恵まれ、スクスクと立派な実を育んでいましたが、8月に入り雨が多くなり、日照も充分ではない状況の中、

「・・ん~・・まぁまぁの糖分とタンニンの成熟が得られたかな・・でももう少し糖分が欲しいなぁ・・」

などと思いつつ、

「収穫はいつにしようか・・雨が上がって2~3日晴れるか、風が出てくれれば可能かな・・」

と思っていたところ、左の写真のようなショッキングな映像が目に飛び込んできました。


「・・えっ?・・クワガタにカブト?・・葡萄の実ももう全然ダメじゃん・・」


 そうなんです。根本付近には落ちてしまった実が沢山有り、茎に付いている実も穴だらけ、しかも色も変色してしまっています。

 クワガタやカブトは、その角で実を落としたり、穴を開けて中の糖分を入手しているようで、またその匂いに誘われて、昆虫類が近くをウロウロ、蟻もたかっています。


「あ~あ・・全滅だ・・」

 熟した第一世代の実はほぼ全滅、まだ青い第二世代以降の小ぶりの実だけがグリーンの色を保っています。

 一体どこからこんなクワガタやカブトが集まって来たのか・・近くにいるなんて思ってもいませんでした。そして、ふと足元を見ると、見るも無残なカブトのカブトが転がっているじゃありませんか。そしてその脇には胴体や足も散乱していました。どうやら、クワガタと戦い敗れたカブトムシの牡のようです。



 ま~・・葡萄を育てるのは容易なことじゃありません。最近のは人体に影響は少ないしすぐ効果は薄れるから殺虫剤を使えと・・葡萄農家の関係者の方は教えてくれますが、そんなことをするくらいなら葡萄など育てることも無い訳で・・ましてやワインを造るために葡萄を育てている訳じゃないのでなおさらです。noisy がたまに一粒二粒、口にするだけなんですから・・。

 同じピノ・ノワールで造ったとは思えないような、自然派のACブルゴーニュです。非常に美しいルビー色です。濃くも無く薄くも無い・・しかし、

「とてもエキスがビッチリと出ていて焦点の定まった美しいピノ・ノワール!」

でした。


 2014年のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのACブルゴーニュも、その美味しさにクラクラしてしまいましたが、2015年は届いたばかりにも関わらず、ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸味とスパイス感、そしてビロードのテクスチュアで迎えてくれました。

 この何年かのメオのワインの美しさは、飲んだものを魅了してしまうに充分のものです。ネゴスものと言う立場のワインですが、ドメーヌものとのイメージの差が全く無く、少し高くなったとは言え、4000円のACブルゴーニュは、今やリーズナブルなクラスとさえ言える状況です。



 また、実はちょうどタイミングが良くて、ロベール・シリュグのACブルゴーニュも横に並べてのテイスティングになりました。こちらもヴォーヌ=ロマネの造り手です。

 同様にソフトな・・鋭角さの無い優しい酸味を持ち、ややテクスチュアにふるふると襞の有る優しい感じのする素晴らしいACブルゴーニュでした。こちらもエキス系の美しいワインで、シリュグらしい、女性っぽい感触の味わいです。

 カミュゼのスタイルは、「アンリ・ジャイエの教え子」と言うことも有り、ジャイエ系の味わい・・と伝わっているかもしれませんが、全然違います。決してジャイエ系の果実味重視系では有りません。むしろDRCやミュヌレ=ジブールなどに通じる完全エキス系と言えます。

 ある意味においては、収穫する葡萄の潜在アルコール分に大いに関係が有り、糖分を完全に発酵させドライに仕上げるエキス系のワインは、温暖化の進む現在では収穫のタイミングを間違えるとブルゴーニュらしくないアルコール分の高いマッチョなワインになってしまいます。

 勿論ですが、害虫にもやられて全滅・・などと言うことも、自然派の葡萄には起きる可能性も有ります。2014年からは「スズキ」と言う害虫にやられた生産地が沢山有りました。


「・・じゃぁ、日本から鈴木さんは産地に行っても本名を名乗れないねぇ・・」

などと揶揄されたものです。


 そんな中で、このような「非常に美しい雅なACブルゴーニュ」を造っているんですね~・・非常に旨いです。是非飲んでみてください!超お勧めします!たっぷりの数量は・・有りません。

 



 以下は2014年もののレヴューです。
━━━━━
【来てます!エレガンスの塊!ピノ・ノワールの真髄!】

 いや~・・こんなことはしたことが無いんですね・・。既存のコラムには、時折、言葉の訂正や、

「飲みました!・・~~な感じで・・」

みたいには書き加えることは有っても、自分の言葉の検証にもなってしまうような二度に渡るテイスティングは無いんです。


 まぁ、2016年6月後半の当時は、たしかにポテンシャルは高いものの、まだ仕上がっていない嫌いが有り、それでも良い感じで販売も伸びてはいたんですが、物凄い反響をいただいた2013年ものの売り上げ数には遠く及ばなかったこともあったんです。

 何しろ、

「暑さが引いたころにはバランスしてくるだろ~・・」

みたいに書いちゃってますから、

「そんな予言めいたことを書いてて、しかも不要と思えるようなコストを掛けて再テイスティングして、ダメだったらど~すんのよ・・」

みたいな悪魔のささやきも聞こえなくは無かったんですが、やはりそこは自信を持って・・いや、フィネスさんのK君の手前、ちょっとヤケクソ気味に飲んじゃたんですね~・・。でも、やって良かったです。

「来た来た!来ましたよ!」


 非常に繊細だがまだフラワリーな、甘味を含むアロマと、非常にち密な石灰の滑らかさ、ツヤツヤとしていて雅です。まるで極上シャンボールのテクスチュアです。中域のボリュームも出始め、いい感じにバランスしています。2013年ものが最初からヴィーヌ=ロマネっぽさを含んでいたのに対し、2014年の現状はシャンボール的で、むしろ6月時点の方がヴォーヌ=ロマネ的だったかもしれません。

 しかし酸の柔らかさはヴォーヌっぽく、球体さは6月時点では全く感じられなかったものです。バランスも非常に良くなって来ていて、ボリューム感を感じつつ、精緻なチェリーを感じさせる余韻が素晴らしいです。

 おそらくですが、この先来年の春ごろまでは上昇、維持をすると思います。そこから先は少し硬く締まってくる可能性が有るかなと・・

 えっ?・・いや、もうやりませんよ・・また予言めいたことを書いたからって、3回目は無いでしょ。無理ですよ・・そんなに沢山品物が有る訳じゃぁ有りません。余りに旨いので、フィネスさんが持ってる内に、どんどん購入していただこう・・と言う魂胆です。なので、その辺はぜひ皆さんで検証されてください。

「いや・・硬い時に開けちゃうと勿体ないし・・」

 ・・そうですよね・・。でも非常に健康的でピュアですから、やや硬めだとしてもシャンボールっぽさが美味しさをアップしてくれると思いますよ。6月時点じゃ手を出して無い方も是非飲んでみてほしいと思います。超お勧めします・・まぁ、リアルワインガイドで高得点を出しちゃうと noisy に回ってくる量が減っちゃいますんで、

「徳さん、メオはやらないでね~・・」

と軽くプレッシャーを掛けておきます。是非飲んでみてください。お勧めします!!



 以下は前回、2016年6月下旬のご紹介時のテイスティングレヴュー他です。
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 昨年の今頃から年末辺りまでに掛けて完売、そしてまた奇跡の再入荷を何度か繰り返し、そのたびに大きな反響をいただきました、メゾンのブルゴーニュ・ルージュの2014年が入荷しました。

 2013年のこのワインの余りの美味しさに noisy もビックリしましたが、何より皆さんの「とても美味しかった!」が嬉しかったです。ですので待望の2014年ということになりますが、今のところはどの位いただけるかがハッキリはしていません。

 で、はやる心を抑えつつ、早速飲んでみました。このコラムの下の方に2013年のコメント、また写真が有りますので比較してみてください。

 色合いはどうでしょう・・やはりグレートイヤーの呼び声が高い2014年の豊かな色合いが見て取れるでしょうか。より目の詰まった、やや赤みが強いように見受けられます。

 2013年は紫の透明感のある色合いで、より冷ややかに感じられるかと思います。でもこの冷ややかな色合いからのエレガンスがもの凄かったんですよね~!ただし、全体的な根っこはほとんど同じように見受けられます。

 抜栓後からピュアなベリー、チェリーのアロマが気品高く、スピードも速く立ち上がります。篭ったような印象派全く有りません。中域には舌にチリチリと感じられる、まだ開かない要素の粒が沢山有ります。非常に目の細やかな優しいタンニンが存在しています。この辺はスムーズに流れて行った2013年とは少し違うところです。

 中盤以降はブラック系の小果実、優しいスパイスを感じさせながら、ややふっくらとした帯域を感じさせながら長く美しい余韻を現しつつ消えて行きます。

 全体像は2013年とほぼ同様ながらもポテンシャル的には確実に上、よりシッカリした、でも現状はわずかにより強い味わいを見せる・・2014年かと思います。非常に素晴らしい仕上がりだと感じました。

 現状でもかなり美味しく飲めますが、リリース時にバランスしていた2013年のような完璧さには届いていません。この2016年の夏の気温が下がり始めた頃に一端バランスすると思われ、それ以降は2013年を凌ぐ味わいを見せてくれるでしょう。今からガンガン飲む・・と言うより、この2~3カ月の間にバランスするはず・・と思ってください。

 2013年ものは、つい先日・・今まで仕舞い込んでいて飲んでいなかったお客様から連絡が有りまして・・

「メオのブルゴーニュ・ルージュを昨年購入して先日飲んだんですが、余りの美味しさにビックリしました。まだ在庫が有れば欲しいんですが・・」

と非常に嬉しいお言葉をいただきました。でも残念ながらもう1本も無く、すみませんと言うしかなかったのですが、この2014年に関しては、

「2013年より確実に上のポテンシャルが有る分、2013年より少し時間が掛かるが超越する」

と思います。素晴らしいピノ・ノワールでした!是非ストックしてお楽しみください。超お奨めします!


 以下は2013年もののレヴューです。
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 レアなアイテムで有りながらも、その数の少なさからテイスティングも憚られるような状況ですので、入荷したものもをそのままご案内するのみになっていました。

 業界的にも何となく売り手は

「飲まないで案内するトップの造り手」

の一端で有って、結局誰も飲んでないと言う状況に、市場もメオ=カミュゼを何となく敬遠しているような状況かと思います。


 なのでこの際、久しぶりに飲んでみるか!・・とばかりに、たった12本の仕入れの1本を開けてしまいました・・・っが、ハッキリ言って驚きました。

 飲む前は、

「2013年もののネガティヴさはどんな感じかな・・?」

というノリがほとんどだったわけです。ところが・・・


「知らぬ間にメオ=カミュゼは物凄い進歩をしていた!」

と・・・気付きました。


 何しろ、

「異常なほどの繊細さ、エレガンス。それだけで納得させられてしまう!」
 いやもう・・ビックリです。2013年のマイナス面を評価しようと思っていたのをスッカリ忘れてしまい、ヴォーヌ=ロマネ近郊の、下級のピノ・ノワールに過ぎないワインが持つ涼やかで、しかし圧倒的なエレガンスに打ちのめされてしまいました。これは凄いです!・・・ヴォーヌ=ロマネの特別な畑のワインが持つものを、そのままスケールダウンしただけ・・・。各々の要素が持つ量のみをダウンしていますが、要素の種類はそのまま持っているかのような振る舞いを見せるんですね。

 なので飲んでいる時に、ACブルゴーニュだからど~のとか、村名クラスか1級と比べるべきだとか・・そんな感情を持たないんですよ。最高クラスのピノ・ノワールのエレガンスが備わっているんです!

 ある意味、これは凄いことです。そんなワインはまず見当たらない・・・。有ったとしても、出来の悪いグラン・クリュのワインが、それに近い風情を見せるのみです。

 決して気取らず、全くパワフルでは無く、でも静かに穏やかに、その純粋なエキスの姿を愛でることが出来るんです。

 この淡く美しい赤の勝った紫の色合いから純なアロマが漂ってくるかのようです。そして余韻・・・この美しさは圧倒的です。震えます。そしてコンディションも抜群でした・・・。これを飲んでしまったら・・メオ=カミュゼのワインを見直す羽目になる・・と言うか、買いに走るようになってしまうかもしれません。

 ヴィンテージの弱さなど微塵も感じない、物凄いワインでした。これが4千円ならとんでも無く安い!お薦めします!


2018 Marsannay Rouge
マルサネ・ルージュ

15302
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
マルサネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。Couchey(クーシェイ)村に位置する「La Varangée (ラ ヴァランジェ)」とマルサネ村に位置する「Les Récilles(レ レシユ)」の区画の葡萄が使われています。葡萄の樹齢は20年代と比較的若く、瓶詰直後は冷たく固い印象がありますが、少し時間が経つとカシスのような黒い果実のアロマや野イチゴのようなスパイシーなアロマが広がり、肉厚でしっかりとした骨格のある味わいが楽しめます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,850 (外税) 
【・・この、精緻な僅かに濃い目のチェリーな色彩をご覧ください・・。もう味わいがキッチリ想像いただけるんじゃないでしょうか・・。】
 実は・・今回の入荷で値上げが有ったのは、この「マルサネ」だけ。・・いや、2018年ものはブルゴーニュ・ルージュが3種類になったので複雑では有りますが、入荷した時は、

「あら~・・マルサネ、値上げか~・・」

と、売れ筋の値上げにちょっと残念な気持ちが有ったのは事実です。


 ですが・・飲んだら納得してしまいましたよ。

「ん・・仕方ないよね・・これなら・・」


 昨今のメオ=カミュゼのワインは、本当にキッチリ「造りこまれて」いるかのようです。メオ=カミュゼとしてのワインにはキッチリとビジョンが有り、その上で収穫した葡萄を口にし、その時点でビジョン由来の意識から、また収穫された葡萄の姿から完成形がイメージされ、そのイメージされた形になるように間違いなく整えられてゆく・・。

 そんな感じにさえ受けられるような、完成度の高さとディテールの細やかさ、美しさが有るんですね。

 因みにジャン=ニコラさんのコメントです。

「香りは例年よりも軽やかで黒い果実と木の香り、少しミントの香りも感じられる。口当たりは豊かで柔らかく、アフターは少しタニックだがとても分かりやすい味わい。すでに飲みやすくなってはいるが、2018年らしいストラクチャーもあるので少し熟成させたほうが良い。2022年まで待ったほうがより良くなるだろう。」

 深~い赤を何層にも積層させたような、チェリーのバスケットです。ドライで、全く甘く無いのにフルーツ感と透明なミネラリティがバッチリです。(面白いのはフィサンの方は透明と言うより不透明と言うか、白濁系です。)グラン・クリュのワインが持つような荘厳さではないにせよ、少し畏怖させるかのような存在感さえ漂います。浮ついたところが全くなく、しかししなやかさが充実しているポテンシャルを飲みやすい方向に向けています。

 2018年のメオ=カミュゼは相当に良さそうです。今年後半に入ってくる予定の上級キュヴェも楽しみですが、オート=コート白のクロ・サン=フィリベールも、「とんでもない出来」ですし、このマルサネも同様です。果実感が際立って豊かなジュヴレだと言って良いような仕上がり。是非とも飲んでみて下さい。痺れます。


 以下は以前のレヴューです。
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【深い・・深い・・マルサネです!メオの理想が透けて見えて来ます!】

 滅茶旨いです・・!・・香りしっかり、味わいふくよか、果実感たっぷりなのに「しっとり・・」・・あれ?

 そう・・あれっ?・・と気付いたことが有りますが・・それは後で書きます。

 2017年もののマルサネは(フィサンもですが)、ほぼパーフェクトです。メオさんはこのように評価しています。

 赤い果実をほうふつとさせるような芳しい香り、樽香やドライフルーツ、ブラックチェリーのようなアロマも感じられる。ピュアで繊細な口当たり、心地良い味わいがとても長く続き、最後に酸味と少し閉じたニュアンスを感じる。フィクサンのような色気のあるワインでは無いが、華やかで軽やかな素晴らしいヴィンテージ。例年よりも早飲みで2020年から楽しめるだろう。

 いやいや・・もう美味しいですよ。ピュアだし、エキスたっぷりだし・・それに・・ちょっと御大の雰囲気も出て来ましたよね?

 そう・・醸造前の低温の漬け込み由来の僅かなニュアンスと、完熟した葡萄由来の・・そう、神様風な味わいがしたんですよ・・。勿論それは、フィサンにも、ACブルにも有りました。

 低温浸漬は別としても、「比較的」高めの温度でエキスに昇華する造りなので、今までは、神様アンリ・ジャイエには似ない味わいだと理解していました。

 しかし・・2017年ものはちょっと様子が違いました。メオの理想とする味わい・・それはA.C.ブル同様にしっかり見えます。最高のリッシュブールまで・・いや、おそらくですが・・一直線にそれは見えるはずです。

 それに加え、神様風な味わいになってきたんですよ・・。こんなことを言っちゃうと怒られるかもしれませんが、

「メオの2017ヴォーヌ=ロマネとルジェの2017ヴォーヌ=ロマネをブレンドすると神様のヴォーヌ=ロマネに・・なる・・か?」

などと不謹慎なことを考えてしまいましたよ・・(^^;; ・・でも、色もしっかり見てくださいね。濃度、見た目も・・ちょっとジャイエ風に・・見えないですか?・・もう少し過熟気味の収穫タイミングにした方がより似るかな・・?2016年ものとは大きく違いますよね?


 いや・・楽しいですね~。神様の味わいはもう、経験出来ないだろうと思っていましたが、そんな部分をくすぐられてしまうと一気に若返ってしまうような気持ちにさせられました。

 美味しいです!・・飲むっきゃない・・!今飲んでも良し、少しおいても良いでしょう。お勧めします。おそらく再入荷は望めません!



 以下は以前のレヴューです
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【これは素晴らしい!!】

 いや~・・参りました。さすがですね。難しいはずの2016年、ACブルのまとまりの良さに脱帽させられたnoisy ですが、数の無いマルサネをテイスティングしたらまぁ・・よくもまぁ、ここまで出来たもんだと感心させられました。

 2015年ものもマルサネはとても美味しくて、数も無いのにお勧めしていましたが、2016年はおそらくですが素晴らしかった2015年ものも超えていると思います。

 まるで・・あのシルヴァン・パタイユのワインをほんのりと濃密にさせ、さらにほんのりと妖艶さまで表現したようなお姿なんですよ。しかもシルヴァン・パタイユにしかできないだろうとさえ思っていた、美しくもマンモスなミネラリティはそのまんまなんですね~。

 ここまでしっかりミネラリティが有ると、抜栓して1週間なんて全く問題無いでしょう。事実noisyも6日ほど置いておきましたが、精緻なお姿はそのまま!・・凛としつつもほんのりとエロスを漂わせてくれました。

 なお、量的に少ないのでフィサンは飲めなかったんですが、担当さんによると、

「マルサネも素晴らしいがフィサンはもっと凄い・・」

とのことですんでね・・。この際、開けちゃおうかなぁ・・このところフィサンは飲めてないし・・とも思ったんですが、ただでさえ経費倒れし兼ねない状況ですし、テイスティングしなくてはならないワインが行列している状況なので思い留まりました。

 申し訳ありませんがお一人様1本限定にてお願いいたします。メオ=カミュゼ、ぜひお試しください!


 以下は以前のレヴューです。
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【ACブルの美味しさにはビックリですが、現時点でのマルサネの素晴らしさはそれを軽く超えて来ます!!少量です!】

 いや~・・良いですね~。ACブルも素晴らしいが、そこにさらに赤黒さの元になっているだろうミネラリティがもたらす複雑で精妙なニュアンス、ドライなチェリーの丸ッとした果実感が、美味しさをさらに引き上げてくれる感じがします。

 フィネスさんとお取引が再開してようやく3年ほどが過ぎたかな?・・と思いますが、入荷量の少ないワインを利益度外視でどんどん開けて来た成果?・・か判りませんが、順調に伸びているので、その少ないワインも少しずつ増えては来ています。

 やはり美味しく真っ当なワインをお客様にキッチリとご紹介させていただき、喜んでいただけるようじゃないと、そのエージェントさんとのお付き合いも真っ当にはならないので、一生懸命にやってくださる今の担当さんには感謝しています。

 この2015年のマルサネですが、ジャン=ニコラのコメントにもある様に赤い果実がたっぷり有り、非常にドライで、ドギツイ酸味が無くまろやか、高級感の備わった見事な味わいです。近年のエキスがバッチリ出たメオのピノ・ノワールの美味しさは格別ですが、このような・・いや、メオにとっては下級クラスではあるものの、やはり5千円にもなる村名ワインですから我々にとっては結構な高級ワインで、そこにこのような「美しさ」「エレガンス」がじっくり味わえ、ポテンシャルを取れることはとても嬉しいことです。

 因みに2014年のマルサネは、ティム・アトキン氏も91Points(も!)付けていることは、以前にご紹介させていただきましたが、2015年ものの評価はまだ全く見当たらず、ご紹介は出来ません。

 しかしながら、この仕上がり具合、メオの自身、noisy のテイスティング時に受け取ったニュアンスからは、

「非常に良い出来!」

と言えるでしょう。


 今回同時にご紹介させていただくフィサン村名も旨いですが、結構に直近の味わいが違いますので、そちらはそちらのコラムをご覧くださいませ。

 マルサネはやや締まった酒躯をしていますが、現状でかなり美味しいです。こちらはバラでしか入荷していませんのでお早めにどうぞ!お勧めします!


 以下は2014年のこのワインのレヴューです。
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【なんとティム・アトキン氏は91Points!・・この方、正直だね~!】

 実を言うと・・随分と昔に仕入れたメオ=カミュゼのワインを、全く販売せずに山にしています。まぁ、山脈にはならない程度の量なので良いっちゃぁ良いんですが・・noisy的には全く気に入らなかったんですね~・・。1998年産の「とあるキュヴェ」です。

 今まで何度かテイスティングしていまして、何とか・・販売しても文句の言われないレベルには来たかな・・とも思うことも有りますが、まだ思い切って踏み出せないでいます。まぁ、それは高価なワインでは無いので・・

 そんな頃から比べると、最近のメオ=カミュゼのワインは凄いです。圧巻!・・と感じるキュヴェの多さ、またそんな機会の多さにも驚きます。

 そんなnoisyと同様のイメージを、他の方も感じ始めているのをヒシヒシと感じていましたが、それでも少し前までのメオ=カミュゼのワインの動きは余り活発では無かったので、量を多く仕入れることには危機感みたいなものが働いていまして、2013年ものでは止まっていた比較低価格なラインのワインの仕入れも、さほど多く無かったんですね。それでも少しずつ機会を見てテイスティングし・・

「・・これは一度しっかりテイスティングしないといけない・・」

と思っていた訳です。それで色々なアイテムをテイスティングしたのも有りますが、ここへ来て、かなり動きが出て来たのかもしれません。


 余りに低価格なラインのワインが軒並み完売してしまったので、フィネスさんの担当のK君に相談すると、この「マルサネとニュイ村名なら少量ですがお渡し出来ます。」とのことだったので、今回のご紹介に辿り着けたと言うことなんです。

 で、あれこれ、ネットを放浪して評価を探していると、やってくれてましたね~・・ティム・アトキンさん・・なんとこのマルサネ2014年に91ポイントも!・・付けていました!・・でも同時に、

「・・失敗したな・・」

と思いましたね。


 上記のような状態だったので、昨年の入荷の時には思い切った仕入れが出来ていなかったんですよ。まぁ・・その頃にはまだ、ティム・アトキンさんの評価は表に出ていなかったと思うんですけどね。もし出ていたら思い切って仕入れをしていたかもしれません。

 ティム・アトキンさん・・noisy 的には結構、

「日本人的感覚に近い人・・かな?」

と言うような感じを持っていますんで、エキス系のエレガントで、ジワジワと複雑性を垣間見せるようなタイプのワインには、結構・・良い評価をしているように思うんですね。勿論、同じタイプばかりに良い評価をしている訳ではありませんけどね。

 2014年のメオのブルゴーニュ・ルージュを飲めば、そのエレガントなピノ・ノワールらしい表情の素晴らしさに感動を覚えるに違いないと思います。そして、このマルサネも同じライン上に有る・・と思います。


 今回は7本だけですので、飲まずにご案内することにしました。2015年こそはテイスティング出来る位に何とか多めの確保に動きたいと思っています。是非ご検討くださいませ。


2018 Bourgogne Cote-d'Or Rouge Hemisphere Nord
ブルゴーニュ・コート=ドール・ルージュ・エミスフェール・ノール

15304
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。特級区画クロ ド ヴジョの国道74号線を挟んで東側に位置するドメーヌが昔から所有する区画の葡萄を中心に選りすぐった葡萄栽培者の葡萄が使われています。ニュイ サン ジョルジュ、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニー、ジュヴレ シャンベルタン、マルサネなど様々な個性を持つアペラシオンの葡萄が絶妙なアサンブラージュによって1つのワインに仕上げられています。スパイシーな赤い果実のアロマ、繊細で軽やかな酸味と果実味、引き締まりのある直線的な味わいです。少し時間を置けば厚みと余韻の長さが出てきます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,650 (外税) 


2018 Bourgogne Cote-d'Or Rouge Cuvee Etienne Camuzet
ブルゴーニュ・コート=ドール・ルージュ・ブルゴーニュ・コート=ドール・ルージュ・キュヴェ・エチェンヌ・カミュゼ

15294
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。特級区画クロ ド ヴジョの国道74号線を挟んで東側に位置するドメーヌが昔から所有する区画の葡萄を中心に選りすぐった葡萄栽培者の葡萄が使われています。ニュイ サン ジョルジュ、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニー、ジュヴレ シャンベルタン、マルサネなど様々な個性を持つアペラシオンの葡萄が絶妙なアサンブラージュによって1つのワインに仕上げられています。スパイシーな赤い果実のアロマ、繊細で軽やかな酸味と果実味、引き締まりのある直線的な味わいです。少し時間を置けば厚みと余韻の長さが出てきます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,390 (外税) 
【パーフェクトな出来だった2017年ものから2018年ものは何と3つのブルゴーニュワインへと大変身!単にA.C.ブルゴーニュでは無く、北、南、そして中央と言うテロワールの違いを表現しています!】
 いや~・・楽しいですね~・・ん?

「・・面倒くさい・・」

 いや、「比較」こそがワインの楽しみの神髄です。同じように見えても異なる・・そこが良いんじゃないですか。

 だからもし2017年の、ほぼパーフェクトと表したブルゴーニュ・コート=ドールをお飲みになっているとするなら、ヴィンテージを無視して、

「ノール + スュッド + キュヴェ・エチェンヌ・カミュゼ」

を飲んでいるとみなしたうえで、さらにこの3種のブルゴーニュ・コート=ドールを混ぜたものとほぼ同等とみなすなら、4種類の味わいをも楽しめる訳です。

 まずはジャン=ニコラさんのコメントをいただきましょうか。上の写真です。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エミスフェール ノール
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE HEMISPHERE NORD

 Hemispere Nord(エミスフェールノール)とは「北半球」という意味で、コートドールの北側に位置するジュヴレシャンベルタン村の葡萄をメインで使用している。3つのキュヴェの中でもより緊張感とストラクチャーがあるワインで、フランボワーズやイチゴの華やかな香り、木苺やサクランボの野性的な香りも感じられる。たっぷりとした口当たりと余韻の緊張感、しっかりとしたストラクチャーと溶け込んだタンニンが感じられるコートドニュイらしい味わい。今でも十分美味しく飲めるが、2021年にはより素晴らしい味わいになっているだろう。」

 一応ネゴスものの「ノール」です。お伝えしておきますが、ドメーヌものとネゴスものの品質的な違いは有りません。どちらもキッチリ造りこまれています。

 ジュヴレらしいワインでした。フィサンも飲んでいますので比較すると、むしろこちらのノールの方がジュヴレには近い感じで、僅かにニュイ=サン=ジョルジュ風の美しい土のニュアンスを加えたかのようなニュアンスです。色はしっかりしていますが、やや不透明感のあるしなやかな石灰感と、ふんわり優しいタンニンがフィサンとの共通点です。全く甘く無いのに旨味がしっかり有って、その中に鉄っぽさや皮革の初期段階のアロマが感じられます。冷ややかで実に旨いです。


 2つ目の写真はスュッド(スッド?)です。

 メオさんはこのように述べています。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エミスフェール スッド
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE HEMISPHERE SUD

 2018年ヴィンテージはブルゴーニュコートドールルージュ(旧ブルゴーニュルージュ)を3つのキュヴェに分けて醸造。Hemispere Sud(エミスフェールシュッド)とは「南半球」という意味で、コートドールの南側に位置するポマール村の葡萄を使用している。3つのキュヴェの中ではチャーミングで軽やかな飲みやすい味わいで、熟したプラムやサクランボの華やかな香り、開けたてからとっつきやすく直線的な面もあるがアフターはとても繊細。ややタニックで粗さはないものの、瓶詰の影響でやや固くなっているので少し休ませたほうが良い。2021年から本格的に楽しめるようになるだろう。」

 いや~・・ノールも柔らかいですし、このスュッドももう飲み始めて良いでしょう!めっちゃ美味しいですよ。ポマール村の葡萄ですか・・。noisy はヴォルネイかと思ってました・・いや、ポマールって判断も有ったんですが、正直なところはポマール プラス ヴォルネイかと。その位、ヴォルネイっぽさも有ると感じました。

 明らかに「ノール」の風情とは異なる感じがしますが、むしろこちらの方が「キュッ」と締まっていてnoisy 的には好みです。美しいですね~。ヴォルネイ北のフルミエ、もしくはポマールの南のフルミエを連想させるニュアンスです。チェリー6割、プラム4割、ジュヴレほどの鉄分は無いにせよ、ほんのりと鉄っぽさを含みます。

 これは美味しい!・・しかも価格もリーズナブルです。


 3つ目はドメーヌものの「キュヴェ・エチェンヌ・カミュゼ」です。これはもう・・ドメーヌもののヴォーヌ=ロマネそっくりです。・・因みにエチェンヌさんはご先祖でいらっしゃいますね。これもジャン=ニコラさんのコメントをご覧ください。

「ブルゴーニュ コート ドール キュヴェ エチエンヌ カミュゼ
 BOURGOGNE COTE D'OR CUVEE ETIENNE CAMUZET

 ドメーヌの創設者「EtienneCamuzet(エチエンヌカミュゼ)」の名前をキュヴェ名にしているこのワインは、ヴォーヌロマネ村近郊にあるドメーヌの所有畑で収穫された葡萄のみを使用。3つのキュヴェの中で複雑さと繊細さが際立つスペシャルキュヴェとして1つ上のランク付けと考えている。サクランボや黒い果実のアロマが心地良く、口当たりはとても柔らかく繊細で余韻が長い。タンニンはしっかりしているがワインに溶け込んでいて深みのある凝縮した味わいになっている。十分開いた味わいで複雑さと爆発力があり、ヴォーヌロマネの素晴らしいテロワールを垣間見せている。2021年から飲んでいいだろう。」

 これはポテンシャルが素晴らしいです!まさにヴォーヌ=ロマネ的エレガンス、存在感、複雑性が有ります。もうすでにその資質は見事に表れて来ていますが、ノールやスュッドほどの柔らかみは出て来ていません。

 まぁ、ドメーヌものとネゴスものの差は無い・・などと言っていますが、やはり「葡萄の質」は別です。そこには「畑の資質」が必ず入って来ますから。

 昔はドメーヌもののパストゥグランがリリースされていましたが、2000年頃からは終売になっていまして、

「ヴォーヌ=ロマネ近郊のブルゴーニュクラスの畑の味わい」

をメオのワインから見つけることは出来なかったんですね。


 しかしながらこのキュヴェ・エチェンヌ・カミュゼは違います。充実した味わいには、ヴォーヌ=ロマネ的な要素がしっかり詰まっています。これは・・1~2日ほどの放置で相当な良い感じになりますが、メオさんの言う通り「2021年から飲んでいいだろう」と言っておきたいと思います。

 言ってしまえば、メオさんのドメーヌもののヴォーヌ=ロマネは1.2~1.3万円ほどしますから、まったくの半額ですね。村名では無いとしても、村名クラスの味わいは充分に有ると感じられますので、

「ヴォーヌ=ロマネのセカンド」

みたいな立ち位置との理解で良いと思います。


 2017年までは、この3つが一緒になっていた・・と言えます。昨今はA.C.ブルも高価になってきていますが、

「新たな切り口でメオ=カミュゼがブルゴーニュを表現!」

し始めたと言えます。


 楽しいワインの世界、是非「比較」でさらに深い部分へいらっしゃいませ。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【ほぼパーフェクト!!メオの理想がスッキリ見える素晴らしい味わいでした!・・しかも価格も値下げです!】

 仕上がってますね~・・すでに滅茶美味しいです。しかも価格は下がって嬉しいばかり・・おそらくフィネスさんが税額が下がった分を還元してくれたのかな?・・と思います。

 また、ワインの名称が変更になっています。新しいアペラシオン名で、「ブルゴーニュ・コート=ドール」だそうです。ブルゴーニュも北から南まで広いので、コート=ドール限定のアペラシオンです。

 ちなみにメオさんは以下のように言っています。

 ボージョレなど他の地方産のブルゴーニュワインと区別するために今年から制定された新しいアペラシオンで100%コート=ドール産の葡萄かつ100%ピノ・ノワールで造られたブルゴーニュ・ルージュ。赤や黒果実の様々な香りを樽香が絶妙に包み込んでいて、存在感のあるオイリーな口当たりでアフターに酸味が感じられる。バランス良くまとまった飲みやすい味わいで2020年ころから飲むことが出来るだろう。


 いや~・・メオさん、今から飲んでオッケーですよ。それに、エチケットも少し変わっています。上にヴィンテージ表記の出っ張りが出来ました。

 で、このコート=ドール他、下級キュヴェを飲んでみて思ったんですが、

「ジャン・ニコラ=メオの理想がしっかり形として見える!」

んですね・・。


 どのキュヴェを飲んでも、彼の理想形を想像できてしまう・・んです。つまり、上級キュヴェが持つ「格上のエレガンス」が下級キュヴェにもしっかり現れているんです。

 あの、素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級は、ロマネ=サン=ヴィヴァンを想像させるが如きエレガンスを発揮していました・・今までも。

 ACブルゴーニュは非常に美味しい、バランスに優れ、心をくすぐられるワインでは有りましたが、

「最近のメオは1級以上になると激変するよ・・」

と言うようなセールストークをしていたほど、そこには確実な格差が存在していました。ACブル < 村名 <1級 <特級 と言う流れですね。

 2017年ものは上は飲んじゃいませんので確約は出来ませんが、それでもそのヒエラルキーはしっかり有るとしても、

「上級キュヴェに繋がるエレガンス、その姿が下級キュヴェにもしっかり見える!」

んですね。A.C.ブルに、ニュイ=サン=ジョルジュ1級の素晴らしいエレガンスにつながる道が見えました。


 長くなっちゃいますのでこのコラムはここで止めますが、

「これを飲んで不味いと言う人はいない」

と思います。ドンピシャな仕上がりです。メオの下級クラスは全く残らないので・・是非お早めにお試しくださいませ。超お勧めします!





 以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは複雑性高く凝縮した果実の美味しさをジュヴレっぽく表現!この辺りのセンスが素晴らしい!非常に良い出来です!】

 ワインになる前には雹害で悲惨なヴィンテージと揶揄された2016年では有りますが、実際に蓋を開けてみるとどうでしょう?

 やはり優れた生産者は、難しいヴィンテージも関係が無いようにも思えます。特に今回のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのワインをテイスティングした結果においては、

「ん?・・キャラクターは2015年とは違うものの、ここまで仕上げてくるなんて・・。2015年とのポテンシャルの差は無い!」

と感じてしまいました。


 どうです?・・この深い色合い。2013年ものからグラスの写真を掲載していますが、年を追う毎に深みが増しているように思えるんじゃないでしょうか?


 実際、2016年もののこのACブルゴーニュは、ジュヴレ=シャンベルタン的な構成を感じることが出来、豊かでほんのり鉄っぽく、乾いた土と乾いたミネラリティが重なり合って絞り出したエキスの深い味わいをたっぷり堪能させていただきました。

 2015年のこのACブルを飲まれた方は、

「げげっ・・メオ=カミュゼ、半端ない!」

と思われたに違い無いですが、骨格を支える見事に透明なミネラリティが細身に芯を構成したっぷりあり、そこに雅な表情をまとわせていたことと思います。

 2016年は透明なミネラリティだけでは無く、カラフルだとも思えるような多彩なミネラリティに、そこそこに多くの肉をまとった、やや妖艶でほんのりと豊かな味わいです。

 さすが、昨今のメオ=カミュゼは目が離せない存在になっています。是非飲んでみてください。リーズナブルです!お勧めです。


 以下は以前のレヴューです。
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【まさに「雅」と言う感じが似合うヴォーヌ=ロマネ的な味わいの飲むべきACブルゴーニュです!超お勧めです!】

 人によってはショッキングな画像かもしれません。ご容赦ください。無農薬で・・と言うか、ほぼほったらかしなだけでは有りますが、それでもそこそこには気を張り巡らしつつ育てている noisyの家の庭の 「ピノ・ノワール」です。

 7月までは天候に恵まれ、スクスクと立派な実を育んでいましたが、8月に入り雨が多くなり、日照も充分ではない状況の中、

「・・ん~・・まぁまぁの糖分とタンニンの成熟が得られたかな・・でももう少し糖分が欲しいなぁ・・」

などと思いつつ、

「収穫はいつにしようか・・雨が上がって2~3日晴れるか、風が出てくれれば可能かな・・」

と思っていたところ、左の写真のようなショッキングな映像が目に飛び込んできました。


「・・えっ?・・クワガタにカブト?・・葡萄の実ももう全然ダメじゃん・・」


 そうなんです。根本付近には落ちてしまった実が沢山有り、茎に付いている実も穴だらけ、しかも色も変色してしまっています。

 クワガタやカブトは、その角で実を落としたり、穴を開けて中の糖分を入手しているようで、またその匂いに誘われて、昆虫類が近くをウロウロ、蟻もたかっています。


「あ~あ・・全滅だ・・」

 熟した第一世代の実はほぼ全滅、まだ青い第二世代以降の小ぶりの実だけがグリーンの色を保っています。

 一体どこからこんなクワガタやカブトが集まって来たのか・・近くにいるなんて思ってもいませんでした。そして、ふと足元を見ると、見るも無残なカブトのカブトが転がっているじゃありませんか。そしてその脇には胴体や足も散乱していました。どうやら、クワガタと戦い敗れたカブトムシの牡のようです。



 ま~・・葡萄を育てるのは容易なことじゃありません。最近のは人体に影響は少ないしすぐ効果は薄れるから殺虫剤を使えと・・葡萄農家の関係者の方は教えてくれますが、そんなことをするくらいなら葡萄など育てることも無い訳で・・ましてやワインを造るために葡萄を育てている訳じゃないのでなおさらです。noisy がたまに一粒二粒、口にするだけなんですから・・。

 同じピノ・ノワールで造ったとは思えないような、自然派のACブルゴーニュです。非常に美しいルビー色です。濃くも無く薄くも無い・・しかし、

「とてもエキスがビッチリと出ていて焦点の定まった美しいピノ・ノワール!」

でした。


 2014年のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのACブルゴーニュも、その美味しさにクラクラしてしまいましたが、2015年は届いたばかりにも関わらず、ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸味とスパイス感、そしてビロードのテクスチュアで迎えてくれました。

 この何年かのメオのワインの美しさは、飲んだものを魅了してしまうに充分のものです。ネゴスものと言う立場のワインですが、ドメーヌものとのイメージの差が全く無く、少し高くなったとは言え、4000円のACブルゴーニュは、今やリーズナブルなクラスとさえ言える状況です。



 また、実はちょうどタイミングが良くて、ロベール・シリュグのACブルゴーニュも横に並べてのテイスティングになりました。こちらもヴォーヌ=ロマネの造り手です。

 同様にソフトな・・鋭角さの無い優しい酸味を持ち、ややテクスチュアにふるふると襞の有る優しい感じのする素晴らしいACブルゴーニュでした。こちらもエキス系の美しいワインで、シリュグらしい、女性っぽい感触の味わいです。

 カミュゼのスタイルは、「アンリ・ジャイエの教え子」と言うことも有り、ジャイエ系の味わい・・と伝わっているかもしれませんが、全然違います。決してジャイエ系の果実味重視系では有りません。むしろDRCやミュヌレ=ジブールなどに通じる完全エキス系と言えます。

 ある意味においては、収穫する葡萄の潜在アルコール分に大いに関係が有り、糖分を完全に発酵させドライに仕上げるエキス系のワインは、温暖化の進む現在では収穫のタイミングを間違えるとブルゴーニュらしくないアルコール分の高いマッチョなワインになってしまいます。

 勿論ですが、害虫にもやられて全滅・・などと言うことも、自然派の葡萄には起きる可能性も有ります。2014年からは「スズキ」と言う害虫にやられた生産地が沢山有りました。


「・・じゃぁ、日本から鈴木さんは産地に行っても本名を名乗れないねぇ・・」

などと揶揄されたものです。


 そんな中で、このような「非常に美しい雅なACブルゴーニュ」を造っているんですね~・・非常に旨いです。是非飲んでみてください!超お勧めします!たっぷりの数量は・・有りません。

 



 以下は2014年もののレヴューです。
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【来てます!エレガンスの塊!ピノ・ノワールの真髄!】

 いや~・・こんなことはしたことが無いんですね・・。既存のコラムには、時折、言葉の訂正や、

「飲みました!・・~~な感じで・・」

みたいには書き加えることは有っても、自分の言葉の検証にもなってしまうような二度に渡るテイスティングは無いんです。


 まぁ、2016年6月後半の当時は、たしかにポテンシャルは高いものの、まだ仕上がっていない嫌いが有り、それでも良い感じで販売も伸びてはいたんですが、物凄い反響をいただいた2013年ものの売り上げ数には遠く及ばなかったこともあったんです。

 何しろ、

「暑さが引いたころにはバランスしてくるだろ~・・」

みたいに書いちゃってますから、

「そんな予言めいたことを書いてて、しかも不要と思えるようなコストを掛けて再テイスティングして、ダメだったらど~すんのよ・・」

みたいな悪魔のささやきも聞こえなくは無かったんですが、やはりそこは自信を持って・・いや、フィネスさんのK君の手前、ちょっとヤケクソ気味に飲んじゃたんですね~・・。でも、やって良かったです。

「来た来た!来ましたよ!」


 非常に繊細だがまだフラワリーな、甘味を含むアロマと、非常にち密な石灰の滑らかさ、ツヤツヤとしていて雅です。まるで極上シャンボールのテクスチュアです。中域のボリュームも出始め、いい感じにバランスしています。2013年ものが最初からヴィーヌ=ロマネっぽさを含んでいたのに対し、2014年の現状はシャンボール的で、むしろ6月時点の方がヴォーヌ=ロマネ的だったかもしれません。

 しかし酸の柔らかさはヴォーヌっぽく、球体さは6月時点では全く感じられなかったものです。バランスも非常に良くなって来ていて、ボリューム感を感じつつ、精緻なチェリーを感じさせる余韻が素晴らしいです。

 おそらくですが、この先来年の春ごろまでは上昇、維持をすると思います。そこから先は少し硬く締まってくる可能性が有るかなと・・

 えっ?・・いや、もうやりませんよ・・また予言めいたことを書いたからって、3回目は無いでしょ。無理ですよ・・そんなに沢山品物が有る訳じゃぁ有りません。余りに旨いので、フィネスさんが持ってる内に、どんどん購入していただこう・・と言う魂胆です。なので、その辺はぜひ皆さんで検証されてください。

「いや・・硬い時に開けちゃうと勿体ないし・・」

 ・・そうですよね・・。でも非常に健康的でピュアですから、やや硬めだとしてもシャンボールっぽさが美味しさをアップしてくれると思いますよ。6月時点じゃ手を出して無い方も是非飲んでみてほしいと思います。超お勧めします・・まぁ、リアルワインガイドで高得点を出しちゃうと noisy に回ってくる量が減っちゃいますんで、

「徳さん、メオはやらないでね~・・」

と軽くプレッシャーを掛けておきます。是非飲んでみてください。お勧めします!!



 以下は前回、2016年6月下旬のご紹介時のテイスティングレヴュー他です。
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 昨年の今頃から年末辺りまでに掛けて完売、そしてまた奇跡の再入荷を何度か繰り返し、そのたびに大きな反響をいただきました、メゾンのブルゴーニュ・ルージュの2014年が入荷しました。

 2013年のこのワインの余りの美味しさに noisy もビックリしましたが、何より皆さんの「とても美味しかった!」が嬉しかったです。ですので待望の2014年ということになりますが、今のところはどの位いただけるかがハッキリはしていません。

 で、はやる心を抑えつつ、早速飲んでみました。このコラムの下の方に2013年のコメント、また写真が有りますので比較してみてください。

 色合いはどうでしょう・・やはりグレートイヤーの呼び声が高い2014年の豊かな色合いが見て取れるでしょうか。より目の詰まった、やや赤みが強いように見受けられます。

 2013年は紫の透明感のある色合いで、より冷ややかに感じられるかと思います。でもこの冷ややかな色合いからのエレガンスがもの凄かったんですよね~!ただし、全体的な根っこはほとんど同じように見受けられます。

 抜栓後からピュアなベリー、チェリーのアロマが気品高く、スピードも速く立ち上がります。篭ったような印象派全く有りません。中域には舌にチリチリと感じられる、まだ開かない要素の粒が沢山有ります。非常に目の細やかな優しいタンニンが存在しています。この辺はスムーズに流れて行った2013年とは少し違うところです。

 中盤以降はブラック系の小果実、優しいスパイスを感じさせながら、ややふっくらとした帯域を感じさせながら長く美しい余韻を現しつつ消えて行きます。

 全体像は2013年とほぼ同様ながらもポテンシャル的には確実に上、よりシッカリした、でも現状はわずかにより強い味わいを見せる・・2014年かと思います。非常に素晴らしい仕上がりだと感じました。

 現状でもかなり美味しく飲めますが、リリース時にバランスしていた2013年のような完璧さには届いていません。この2016年の夏の気温が下がり始めた頃に一端バランスすると思われ、それ以降は2013年を凌ぐ味わいを見せてくれるでしょう。今からガンガン飲む・・と言うより、この2~3カ月の間にバランスするはず・・と思ってください。

 2013年ものは、つい先日・・今まで仕舞い込んでいて飲んでいなかったお客様から連絡が有りまして・・

「メオのブルゴーニュ・ルージュを昨年購入して先日飲んだんですが、余りの美味しさにビックリしました。まだ在庫が有れば欲しいんですが・・」

と非常に嬉しいお言葉をいただきました。でも残念ながらもう1本も無く、すみませんと言うしかなかったのですが、この2014年に関しては、

「2013年より確実に上のポテンシャルが有る分、2013年より少し時間が掛かるが超越する」

と思います。素晴らしいピノ・ノワールでした!是非ストックしてお楽しみください。超お奨めします!


 以下は2013年もののレヴューです。
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 レアなアイテムで有りながらも、その数の少なさからテイスティングも憚られるような状況ですので、入荷したものもをそのままご案内するのみになっていました。

 業界的にも何となく売り手は

「飲まないで案内するトップの造り手」

の一端で有って、結局誰も飲んでないと言う状況に、市場もメオ=カミュゼを何となく敬遠しているような状況かと思います。


 なのでこの際、久しぶりに飲んでみるか!・・とばかりに、たった12本の仕入れの1本を開けてしまいました・・・っが、ハッキリ言って驚きました。

 飲む前は、

「2013年もののネガティヴさはどんな感じかな・・?」

というノリがほとんどだったわけです。ところが・・・


「知らぬ間にメオ=カミュゼは物凄い進歩をしていた!」

と・・・気付きました。


 何しろ、

「異常なほどの繊細さ、エレガンス。それだけで納得させられてしまう!」
 いやもう・・ビックリです。2013年のマイナス面を評価しようと思っていたのをスッカリ忘れてしまい、ヴォーヌ=ロマネ近郊の、下級のピノ・ノワールに過ぎないワインが持つ涼やかで、しかし圧倒的なエレガンスに打ちのめされてしまいました。これは凄いです!・・・ヴォーヌ=ロマネの特別な畑のワインが持つものを、そのままスケールダウンしただけ・・・。各々の要素が持つ量のみをダウンしていますが、要素の種類はそのまま持っているかのような振る舞いを見せるんですね。

 なので飲んでいる時に、ACブルゴーニュだからど~のとか、村名クラスか1級と比べるべきだとか・・そんな感情を持たないんですよ。最高クラスのピノ・ノワールのエレガンスが備わっているんです!

 ある意味、これは凄いことです。そんなワインはまず見当たらない・・・。有ったとしても、出来の悪いグラン・クリュのワインが、それに近い風情を見せるのみです。

 決して気取らず、全くパワフルでは無く、でも静かに穏やかに、その純粋なエキスの姿を愛でることが出来るんです。

 この淡く美しい赤の勝った紫の色合いから純なアロマが漂ってくるかのようです。そして余韻・・・この美しさは圧倒的です。震えます。そしてコンディションも抜群でした・・・。これを飲んでしまったら・・メオ=カミュゼのワインを見直す羽目になる・・と言うか、買いに走るようになってしまうかもしれません。

 ヴィンテージの弱さなど微塵も感じない、物凄いワインでした。これが4千円ならとんでも無く安い!お薦めします!


2018 Bourgogne Haut-Cotes de Nuits Blanc Clos Saint-Philibert Monopole
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・クロ・サン=フィリベール・モノポール

15301
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 シャルドネ種95%、ピノ ブラン種5%。「Echézeaux」の区画から西に約300m、標高380mの位置に畑があり、広さは約3.5haで東から南東向きの小石が転がる痩せた土地にあります。ほとんどの葡萄の木は1990年代に植えられたもので、根が地中深くまで伸びていて色々な要素を吸収しています。醗酵、熟成共に樽で行われ、新鮮な果実味の中にリッチさを与えています。マロンフレーバーが心地良く、このワインの軸となるキレのある酸味と果実味もしっかりしていて余韻の長いワインです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,150 (外税) 
【神懸かり級!!・・呆れるほどに素晴らしいです!これを飲まずにブルゴーニュの白を語れない!・・と思ってしまうほどです!】
 素晴らしい・・本当に心が洗われるような・・と言うか、ワインの持つ魂と言うか、そんな言葉では表わせないような「存在」とか「存在感」が、一口飲み終えた後も、いつまでも「そこにある・・続いている」と感じさせられてしまう・・そしてそれが全く嫌味も無く、心地良さが持続していることに驚かされるワインでした。

 これが2018年のメオのドメーヌものの真骨頂なのかどうかまではまだ判りませんが、この「クロ・サン=フィリベール」を飲めば、昨今のメオ=カミュゼがどれほどの「存在感」を見せるのかは間違いなく理解できると思います。

 ジャン=ニコラ・メオさんはこのワインについてこんな風に語っています。

「火打石のような還元香も少し感じられるが、白い果実を彷彿させるような素晴らしい香りが圧倒的。オイリーな口当たりと緊張感のある酸味、繊細でバランス良くまとまってはいるが余韻に少し固さを感じるので2022年まで待ったほうがより本来の味わいを楽しめるだろう。」

 いやいや・・今から飲んでも大丈夫ですって・・。呆れるほど美味しいですよ。

 冷ややかな酸と適度に引き締まったボディからのテクスチュアはオイリーさをほんのり感じさせながら喉に落ちて行きます。繊細でナチュラルでピュア。ちょっと氷を連想させるような冷ややかでキラキラした酸と透明なミネラリティが・・おそらくたっぷり有るははずなんですが、余りにバランスが良過ぎて、しかも「キュッ」と氷のカプセルのようなものに閉じ込められているようなニュアンスで喉を通り過ぎて行きます。僅かな粘性が残像を残しつつ・・です。

 まるでボーヌの偉大なシャルドネのような振る舞いを見せますが、決して崩壊までは行かず、その美しい姿を保持したまま最終局面を迎えます。そして無くなる・・・いや、無くならない!・・いつまでもずっと・・超高質な締まった柑橘やミネラリティを延々と感じさせ続けるかのような振る舞いなんですね。

 これにはま~・・ぶっ飛びました。今まで飲んだクロ・サン=フィリベールで最高でしょう。

 抜栓直後はわずかにバリック由来の香りが分離されて感じますが、良いところ・・その時間は5分ほど。そこからはドメーヌ・メオ=カミュゼのマジックタイムに突入です!

 購入できた方は非常にラッキーだと思います。「呆れるほどに旨い!」です。是非飲んでみて下さい。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
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【今回の2017年ものは飲めておりませんが、ACブルの仕上がりを見る限りにおいて、かなりの良い出来が想像されます。以下は以前のレヴューです。】
【この感性!・・昔のメオ=カミュゼのイメージはすでに無いと言えます!ベストなタイミングでの収穫がこのエレガントな味わいを生み出す第一義的要因でしょう!】


 近年のメオ=カミュゼのワインには驚かされることが多いですが、このジャン=ニコラご自慢のモノポール、クロ・サン=フィリベール2015年の味わいにも驚かされました。

 どんどんエレガンス重視のブルゴーニュワインらしいピュアな味わいに邁進しているのは判っていましたが、クロ・サン=フィリベールは人気商材なので、ワイン屋でもたまにしか飲めないんですね・・。

 そもそも昔の(10年も前位の)クロ・サン=フィリベールのイメージと言えば、過熟気味に収穫されバリックを利かせた大柄なもの・・リリース直後は樽のニュアンスがワインから浮いて感じられ、やや甘味を感じるものなので、3~5年寝かせると一体化し、ボーヌの大柄なシャルドネに似せた味わいになるが、ややもするとローヌの白ワイン的に成りがち・・みたいなものでした。

 まぁ・・そんなイメージはもう全く感じられません。天候が良いとブルゴーニュらしい酸は徐々に失われ、糖分が多くなります。そんな過熟気味の葡萄を醸造すると、当然ながらアルコール発酵しなかった糖分が甘味として残ります。つまり、酸は弱めで少し甘いバランスのワインになります。そこにバリックのニュアンスが加わる訳ですね。

 それはそれで美味しいんですが、やはりリリース直後は「樽臭い」感じになってしまいますし、やや甘味に頼った構成にならざるを得ません。

 2015年のクロ・サン=フィリベールは、ベストのタイミングで健康な葡萄が収穫できたと思える優れたバランスの酸とドライな味わいを持ち、非常にピュアで美しいです。

 どうやってもどう似せてもボーヌのシャルドネのような味わいバランスにはならないんですから、クロ・サン=フィリベールはクロ・サン=フィリベールとしての真の姿を見せよう・・と言う感覚なんじゃないかと思うんですね。

 しかも2015年は全てにおいてバランスが良い・・酸の量・バランス・美しさは総体のバランスに直に影響します。それでいて、まるでバリック臭さは無く、そのピュアな美しさを汚していないです。

 冷ややかな果実酸とドライな味わいからこそ、真の姿が見えてくる・・これは非常に美味しいし、オート=コートの実力もしっかりと見えると思います。


 また、ジャン=ニコラの2015年ヴィンテージの総評にも書かれています(ドメーヌ説明欄)が、黄色文字の部分・・非常に印象的です。

 この部分は noisy も常に感じているので、コラムのアチコチでも記載していますが、プロ、アマ問わず、

「直近の味わいしか切り取れない、受け取れない感覚」

の持ち主が非常に多い・・と言うことですね。


 その上で美味しかったとか旨くないとか・・言ってる訳ですが、まぁ、アマならそれもまだ良いですが、プロがそれじゃぁいかんだろうと・・遺憾ですと・・言いたい訳です。

 アマでも、そのような飲み方しかできないとするなら、ワインの楽しみの半分以上を最初から捨てていることになります。

「ポテンシャルを測る飲み方」

をお勧めします。


 これについては時折書いていますので、敢えてここでは書きません。重要なのは、そのような飲み方が出来ることで、

「あの時は全く美味しく無かったのに、15年後にたまたま飲んだら・・滅茶苦茶凄かった!」

と言うようなことにはならないんですね。下手をすると・・

「そうか・・15年前に飲んだワインはコンディションが悪かったんだ・・」

などと思い込みかねないんです。


 そんなことは無いとは言えませんが、そのように人間は自己弁護の思考回路が自動的に働いてしまいますから、延々と同じことを繰り返すことになり、結局、

「ワインの楽しみの半分以上を得られないままのワインファン」

になってしまいます。それは不幸なことですよね。


 ジャン=ニコラも、そんなプロの批評家たちを散々見て来てウンザリしているんでしょう。noisy も・・まぁ上から目線で申し訳ないが、そんな印象を受けることは非常に多いですし、そんな批評家のコメントは全く参考にしないようにしています。


 皆さんも、noisy を信じるとか信じないとか・・と言うレベルの話しでは無く、せっかくのワインを楽しめるような飲み方をされると良いんじゃないかな・・と思います。まぁ、noisy のように、電子レンジで「チン」してしまったり、砂糖を入れたり塩を入れたりは、しない方が良いですが、少なくとも、

「・・ん?・・やや硬いか・・?noisy はそんなこと言って無かったぞ・・。じゃぁ、取って置きのリーデル・ソムリエ・ブルゴーニュ・グラン・クリュでも使ってみるか?」

とか、

「・・ん?・・もう若いフレーヴァーが無い?noisyは硬いかもしれないって言ってたっけ?・・もう死んでるか?・・じゃぁ、いっそのこと平底デキャンタに落としてぶん回してみて、それからロブマイヤーのワイングラスIIIに落としてみるか?それともIVが良いか・・?」

などなど、やってみることは沢山有ると思うんですね。もしくは、もう完全に終わってるだろうヴィンテージのシャルドネなどをワイン屋で見つけて来て、それを楽しめるように数日掛けて何とかしてみる・・とか。


 もっとも、このクロ・サン=フィリベールは、そんなことをしなくても美味しく飲めますので、今のタイミングですと大丈夫です。言っておきますが、勿論ベストのタイミングでは無いし、やや硬いとは言えますが、

「それでも充分に旨い」

はずです。


 今回は何と、マグナムも有ります。マグナムをドメーヌが造る・・と言うことは・・そう言うことです。自信があるんですね。プロの批評家が「2015年はノーマルの出来」と判断したところで、先行きの見えないプロが何を言おうと関係が無い・・のでしょう。是非ご検討くださいませ。お勧めします!相当に・・良い出来です。




 以下は以前書いたコメントです。
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【ジャン=ニコラ・メオ自慢のモノポールの白です。】

 フィネスさん入れのドメーヌ・メオ=カミュゼです。このワインに関してはnoisy も何度もご紹介させていただいてますし有名ですから、ブルゴーニュ・ファンなら知らない人はいないと思います。オート=コートのクロ・サン=フィリベールは、メオ=カミュゼ自 慢の白ワインのモノポール(単独所有)で、やや樽の効いた風味が溶け込み始めると、ニュイの白で有りながら骨格の大きいシャルドネを堪能させてくれます。(シャルドネオンリーでは無いようですが・・)

 ニュイの高級白ワインで最もポテンシャルとコストのバランスの良いワインと言え、このくらいの価格ですと10年前と全く変わらないかむしろ安いと言えるかもしれません。ヴォーヌ=ロマネの村からコルボアンの方に上がって行ったところにあるオート=コートの単独所有畑で、メオのワインの裏のエチケットは、▲に飛び出た地図が描かれている・・その▲部分の畑ですね。この畑を誇りに思っている証拠とも言えます。

 メオ=カミュゼもドメーヌものになると超人気銘柄でありつつ高価格であること、そして、とてもピュアで生気溢れるアロマが特長ですが、昔は時にそれが行き過ぎてしまっていると感じられる場合が有ったことなどから、「突き抜けた人気」までにはなっていないようです。

 noisy のこのクロ・サン=フィリベール・ブランの印象としては、

「ニュイの白ながら大柄。オイリーで樽の関与を上手く使用している。3~5年で大きく変わる。」

というものです。

 ところが、メオ氏のコメントを見ると「いつもの年のような樽の関与が少なめ」と言っているように思います。なのでよりピュアなシャルドネに仕上がっているんじゃないかと・・想像しています。

 よもや残らないだろうな~・・と思いつつ、残ったら飲もうと心に決めているワインでもあります。ご検討くださいませ。


2013 Corton Grand Cru la Vigne au Saint
コルトン・グラン・クリュ・ラ・ヴィーニュ・オー・サン

11508
自然派
赤 辛口
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン・ニコラ=メオ氏より
 素晴らしい香り、コケモモやサクランボ、中国茶のようなニュアンスも感じられる。口当たりはとても豊か、柔らかくて上品、アフターのミネラルと酸味も素晴らしい。チャーミングさと力強さが同時に感じられてまだハーモニーを奏でていないので、2020年まで待ったほうが良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥26,500 (外税) 
【?】
 基本的にこのワインに対するものは何も持ち合わせてないので・・すみません。コルトン=ロニェならね・・。でも、VRブリュレも良いですが、コルトン=ロニェも素晴らしいです。


2017 Corton-Charlemagne Grand Cru (Frere et Soeur)
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ

14770
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
コルトン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 アロースコルトン側の暑い区画とペルナン側の涼しい2区画の畑をアサンブラージュしていて、素晴らしいコンビネーションを発揮している。フローラルな香り、白色や黄色の果物の香り、パンデピス、ミネラルのニュアンスも感じられる。心地よい口当たりでとても濃密。余韻は軽く緊張感を伴うがとても長く続く。エネルギッシュでバランス良く、気品がありとても魅惑的なこのワインは2025年まで寝かせると面白い熟成をするだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥27,880 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【この超瑞々しい、超ピュアな味わいに人々を驚かせるテロワールの表現が有ります。】

 少ない割り当ての中から2本も開けてしまいましたので、利益的には非常に厳しいです。それでも全く売れないよりは良いんですけどね・・。テイスティングしてご紹介したアイテムは売れたとしても、テイスティングしていないキュヴェは売れない・・と言うのが良くあるパターンで、でもそのうち世の中の理解が急激に深まって劇的に売れるようになり、でも喜んでいる暇も無く割り当てが減って行き、いずれ入らなくなってしまう・・と言う経験を長く続けています。このサン=ロマンにしても、またサン=トーバン1級にしても、世界中のどこを探してもテイスティングコメントなど見当たらないはず・・ここ以外は!・・・と言うことで、また開けてしまうんですね~~。損な性格なんでしょう。諦めています。

 2016年ものもだいぶテイスティングを続けており、おおまかな傾向が見えて来ました。勿論ですが、noisy が扱うような造り手に限って・・の話しですよ。

 2016年ものはシャルドネはかなり良い・・と言うか、量は少ないですが質が素晴らしく、グレート・ヴィンテージじゃないかと踏んでます。

 このサン=ロマンですが、ま~・・呆れるほどに瑞々しい・・です。「ピュア」と言う言葉を使いたくなります。危険分子は全く感じません。それでいて余分なぜい肉、残糖無し、骨格も実にしっかりしています。フレデリック・コサールのサン=ロマンのような、フワッとした柔らかさに満ちた味わいでは有りません。おそろしくドライで(コサールは僅かに甘みを残し、二次発酵でアレコレ何とかなるように調整しているように思います)、とことんピュアなので、サン=ロマンと言う村のワインがどういうミネラリティの組成
をしているか、ものの見事に伝わって来ます。締まったボディから美しい柑橘が伸びやかにノーズに飛び込んできます。締まっているのにボディは膨らみを持ち、緊張感が有りつつもゆったり・・余韻も僅かなビター感を持ちつつ、再度果実感、ミネラリティを感じさせつつ美しい収束を見せます。

「めっちゃ美味しいです!」


 ジャン=ニコラは硬いと言っているようですが、締まってはいますが硬いとは思いませんでした。肉をミネラリティがギュッと押さえつけているかのような感覚ですね。素晴らしい味わいでした。


 サン=トーバンは1級になってますね。ユベール・ラミーがちょうど持ってない、村の北の奥の辺りの1級です。味わい的には村の東端、ピュリニーの真裏の「アン・ルミイィ」等が持つ、グラマラスでオイリーさの強いタイプでは無く、フリオンヌとかデリエールの中間的な組成で、ボディは太目、凝縮感は有りますが、無理矢理そうしたようなニュアンスが全く無く、非常にエレガントです。

 この辺りが昨今のメオの凄いところで、「さりげないんだけれどきちんと存在している」んですよね。思わず・・唸っちゃいました・・。これも滅茶美味しいです。ちゃんとサン=ロマンを訴えてくるんですよね。面白いですから、ぜひ、「ユベール・ラミーのサン=ロマンの西側もの」と比べてみてください。超瑞々しいのがカミュゼで密植系のラミーなら密度の組成は上です。どっちがより美味しいと感じるでしょうかね・・是非尋ねてみたいみたいものです。


 また、今回も非常に少ないですがコルトン=シャルルマーニュもいただけました。さすがに飲まないですよ。もう・・2016年のメオのシャルドネ部門は黒字にはならないですからね。でもきっと素晴らしいはず・・だと予測しています。是非飲んでみてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【パーフェクトなブルゴーニュ・シャルドネ!と 思わせる素晴らしいワインでした!メオ=カミュゼは本気でルロワを越えようとしている!】

 それなりに長い批判の期間が有ったように思います。メオ=カミュゼと言う大看板もやはり、小作人だったアンリ・ジャイエの名声に支えられ、むしろその実力以上に期待を負わされ、苦しいと思う時期が有ったのかもしれません。

 フランスに出かけた友人たちは口々に、

「ワインショップにフーリエ、ルーミエは全く無い。メオ=カミュゼは山のようになってるけど。」

と3年ほど前までは言っていたものです。


 確かに、メオ=カミュゼのワインはエキス的で官能的だけれど、時にバランスが今一つだったり、時に余りのディテールの人間臭さに、

「・・ちょっと・・やり過ぎじゃないのか・・」

と思ったものです。


 そんな期間は、noisy も正規で扱うルートがほぼ閉ざされていましたので、今のようにこまめなチェックが行き届かなかった面は否定できませんが、コンディションが悪い訳では無いと思われるのに何故か?・・と言うような、どこかにクエスチョンマークを持つ気持ちにされたのは事実です。


 しかしながら、2014年のメオのワインは、ネゴスものもドメーヌものも全く区別なく、非常に素晴らしく、2012年頃までの不安定さ、もしくはキュヴェによる出来の差は全く感じられなくなっていました。

 ものの見事にクラスを表現出来ており、そのクラスの中のトップの出来であろうと思わせるだけの仕上がりを見せつけていました。勿論ですが、入荷数が限られているため、全てのワインを試飲出来た訳では無いですが、それでも、

「ここまでキッチリ最上に仕上げられるので有れば、どのキュヴェでも問題など嗅ぎ分けられないだろう」

と思わされてしまった訳です。


 そして満を持しての2015年、少しドキドキしながら希少なメオの白ワイン、最もリーズナブルなサン=ロマンを開けてみた訳です。

 その出来は、

「まさにブルゴーニュ・シャルドネのお手本!」

と言うべきであり、

「ブルギニヨンが目指すべき道標の味わい」

と言っても過言ではない、素晴らしいものでした。


 この2018年の寒波の中、やや冷え気味でテイスティングが始まりましたが、香りの立ち、その質感、ボリュームとも、サン=ロマンと言うマイナーなアペラシオンとしての表現も持ちつつ、ブルゴーニュ・シャルドネとしての超絶な美しさを前面に出し、エレガンス、フィネスをたっぷり感じさせてくれるものでした。


 冷えていても崩れない、冷旨系の酸をまん丸に持ちつつ、パレットに綺麗に円を描き、少し悶え、美しく長く滞在しながら消えて行きます。

 それはやや温まっても崩れること無く、アロマをややボリューミーにするのみ、そのアロマの美しさは温まることによってさらに際立ちます。

 いや~・・異常に旨いです。


 サン=ロマンと言ったら・・皆さんの脳裏に浮かぶのはやはりド・シャソルネイのフレデリック・コサールでしょう。

 しかし、コサールのサン=ロマンとは、全く違う素振りを見せつけて来ます。サン=ロマン的な個性はしっかり、中盤以降の余韻に掛けてホロホロと見せてくれますが、まずはカッチリのやや硬質な舌触りを。透明感の凄いややグラッシー(グラス)なミネラリティ、もしくは酒石酸的な硬質感。アロマや、そこから僅かに崩壊しつつ放出される果実・柑橘の美しいこと・・。口内でひねりつぶせば、複雑なニュアンスが期待しただけ・・出て来ます。決して雑にならず、凛とした姿は決して崩さず、飲み人はただただ頷きながらその味わいに引き込まれることでしょう。

 コサールなら、もっと弄繰り回したコサール自身の姿を感じさせることでしょう。しかしメオの場合、この美しいシャルドネがメオのワインだ・・と決めつけるなら、それはメオの姿なのでしょうが、

「ブルゴーニュと言う世界で最もエレガントでたぐいまれなフィネスを持つワイン自体を表現」

している・・そしてそれが良く判るワインだと言えます。


 いや、これを飲める人は幸せだろうと思います。非常に旨いです。メオは2020年まで待てと言ってますが、noisy は兎に角、

「そんなこと言わずに一度さっさと飲むべき!」
「そしておそらく気に入るに違い無いのでさらに買い増すべき!」

だと確信して申し上げます。


 他にも白は少々、初登場のサン=トーバンが有りますが、ご存知の通り、ピュリニー=モンラッシェの横、裏に有るアペラシオンで、しかもピュリニー=モンラッシェそっくりの高質なシャルドネになる可能性の高いものです。しかも2015年は熟れた年と言われてますから、
より涼しい畑で有るサン=トーバンは、選択の優先順位が高いと思われます。

 ムルソーもメオは2021年まで待てと言ってますが、飲んだことが無ければサン=トーバン同様、さっさと一度飲むべきです。やや粗暴な一面を持つムルソーと言うアペラシオンですが、メオ的なエレガンスが見事にそれを美しく変貌させていると思います。

 コルトン=シャルルマーニュはメオの最高の白です。余りに売れないので・・2014年がまだ残っており、そのうちに飲んでやろうと狙っています。2020年まで開けない方が良い・・とメオが言っているようですから、今すぐなら飲んでも美味しいと思います。春過ぎまで飲まないで保存されるようでしたら、2020年まで開けない方が無難ですが、これも、

「さっさと飲んでみるべき」

だと思います。


 非常に冷ややか、しかしちゃんと熟れていて、ブルゴーニュ最高の美しさを見せつけるワインでした。飲むべきです!メオ=カミュゼも完全復活!・・と言って良いでしょう。超お勧めの白4アイテムです。



2017 Meursault
ムルソー

14771
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 黄色い果物の香りにミネラルを感じさせるチョークや石の香りも樽香と一緒に感じられる。とても味わいが広がる口当たりでミネラルがワインを構成している。少し重い印象が白ワインではあるがタニックなイメージを感じさせている。アペラシオンの特徴が出た素晴らしいワインで威厳のある固さは2022年頃から驚くべき真価を発揮するだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,290 (外税) 
【ムルソーは飲めませんでした!・・来年こそはテイスティングしようと思っています。メオさんは「2022年頃から驚くべき真価を発揮する」と言っておりますので・・!】

 参考までに・・以下は以前の他のワインのレヴューです。
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【パーフェクトなブルゴーニュ・シャルドネ!と 思わせる素晴らしいワインでした!メオ=カミュゼは本気でルロワを越えようとしている!】

 それなりに長い批判の期間が有ったように思います。メオ=カミュゼと言う大看板もやはり、小作人だったアンリ・ジャイエの名声に支えられ、むしろその実力以上に期待を負わされ、苦しいと思う時期が有ったのかもしれません。

 フランスに出かけた友人たちは口々に、

「ワインショップにフーリエ、ルーミエは全く無い。メオ=カミュゼは山のようになってるけど。」

と3年ほど前までは言っていたものです。


 確かに、メオ=カミュゼのワインはエキス的で官能的だけれど、時にバランスが今一つだったり、時に余りのディテールの人間臭さに、

「・・ちょっと・・やり過ぎじゃないのか・・」

と思ったものです。


 そんな期間は、noisy も正規で扱うルートがほぼ閉ざされていましたので、今のようにこまめなチェックが行き届かなかった面は否定できませんが、コンディションが悪い訳では無いと思われるのに何故か?・・と言うような、どこかにクエスチョンマークを持つ気持ちにされたのは事実です。


 しかしながら、2014年のメオのワインは、ネゴスものもドメーヌものも全く区別なく、非常に素晴らしく、2012年頃までの不安定さ、もしくはキュヴェによる出来の差は全く感じられなくなっていました。

 ものの見事にクラスを表現出来ており、そのクラスの中のトップの出来であろうと思わせるだけの仕上がりを見せつけていました。勿論ですが、入荷数が限られているため、全てのワインを試飲出来た訳では無いですが、それでも、

「ここまでキッチリ最上に仕上げられるので有れば、どのキュヴェでも問題など嗅ぎ分けられないだろう」

と思わされてしまった訳です。


 そして満を持しての2015年、少しドキドキしながら希少なメオの白ワイン、最もリーズナブルなサン=ロマンを開けてみた訳です。

 その出来は、

「まさにブルゴーニュ・シャルドネのお手本!」

と言うべきであり、

「ブルギニヨンが目指すべき道標の味わい」

と言っても過言ではない、素晴らしいものでした。


 この2018年の寒波の中、やや冷え気味でテイスティングが始まりましたが、香りの立ち、その質感、ボリュームとも、サン=ロマンと言うマイナーなアペラシオンとしての表現も持ちつつ、ブルゴーニュ・シャルドネとしての超絶な美しさを前面に出し、エレガンス、フィネスをたっぷり感じさせてくれるものでした。


 冷えていても崩れない、冷旨系の酸をまん丸に持ちつつ、パレットに綺麗に円を描き、少し悶え、美しく長く滞在しながら消えて行きます。

 それはやや温まっても崩れること無く、アロマをややボリューミーにするのみ、そのアロマの美しさは温まることによってさらに際立ちます。

 いや~・・異常に旨いです。


 サン=ロマンと言ったら・・皆さんの脳裏に浮かぶのはやはりド・シャソルネイのフレデリック・コサールでしょう。

 しかし、コサールのサン=ロマンとは、全く違う素振りを見せつけて来ます。サン=ロマン的な個性はしっかり、中盤以降の余韻に掛けてホロホロと見せてくれますが、まずはカッチリのやや硬質な舌触りを。透明感の凄いややグラッシー(グラス)なミネラリティ、もしくは酒石酸的な硬質感。アロマや、そこから僅かに崩壊しつつ放出される果実・柑橘の美しいこと・・。口内でひねりつぶせば、複雑なニュアンスが期待しただけ・・出て来ます。決して雑にならず、凛とした姿は決して崩さず、飲み人はただただ頷きながらその味わいに引き込まれることでしょう。

 コサールなら、もっと弄繰り回したコサール自身の姿を感じさせることでしょう。しかしメオの場合、この美しいシャルドネがメオのワインだ・・と決めつけるなら、それはメオの姿なのでしょうが、

「ブルゴーニュと言う世界で最もエレガントでたぐいまれなフィネスを持つワイン自体を表現」

している・・そしてそれが良く判るワインだと言えます。


 いや、これを飲める人は幸せだろうと思います。非常に旨いです。メオは2020年まで待てと言ってますが、noisy は兎に角、

「そんなこと言わずに一度さっさと飲むべき!」
「そしておそらく気に入るに違い無いのでさらに買い増すべき!」

だと確信して申し上げます。


 他にも白は少々、初登場のサン=トーバンが有りますが、ご存知の通り、ピュリニー=モンラッシェの横、裏に有るアペラシオンで、しかもピュリニー=モンラッシェそっくりの高質なシャルドネになる可能性の高いものです。しかも2015年は熟れた年と言われてますから、
より涼しい畑で有るサン=トーバンは、選択の優先順位が高いと思われます。

 ムルソーもメオは2021年まで待てと言ってますが、飲んだことが無ければサン=トーバン同様、さっさと一度飲むべきです。やや粗暴な一面を持つムルソーと言うアペラシオンですが、メオ的なエレガンスが見事にそれを美しく変貌させていると思います。

 コルトン=シャルルマーニュはメオの最高の白です。余りに売れないので・・2014年がまだ残っており、そのうちに飲んでやろうと狙っています。2020年まで開けない方が良い・・とメオが言っているようですから、今すぐなら飲んでも美味しいと思います。春過ぎまで飲まないで保存されるようでしたら、2020年まで開けない方が無難ですが、これも、

「さっさと飲んでみるべき」

だと思います。


 非常に冷ややか、しかしちゃんと熟れていて、ブルゴーニュ最高の美しさを見せつけるワインでした。飲むべきです!メオ=カミュゼも完全復活!・・と言って良いでしょう。超お勧めの白4アイテムです。


2017 Marsannay Rouge
マルサネ・ルージュ

14380
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
マルサネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

◆◆◆一人様1本限定です。
■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。Couchey(クーシェイ)村に位置する「La Varangée (ラ ヴァランジェ)」とマルサネ村に位置する「Les Récilles(レ レシユ)」の区画の葡萄が使われています。葡萄の樹齢は20年代と比較的若く、瓶詰直後は冷たく固い印象がありますが、少し時間が経つとカシスのような黒い果実のアロマや野イチゴのようなスパイシーなアロマが広がり、肉厚でしっかりとした骨格のある味わいが楽しめます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,980 (外税) 
【深い・・深い・・マルサネです!メオの理想が透けて見えて来ます!】
 滅茶旨いです・・!・・香りしっかり、味わいふくよか、果実感たっぷりなのに「しっとり・・」・・あれ?

 そう・・あれっ?・・と気付いたことが有りますが・・それは後で書きます。

 2017年もののマルサネは(フィサンもですが)、ほぼパーフェクトです。メオさんはこのように評価しています。

 赤い果実をほうふつとさせるような芳しい香り、樽香やドライフルーツ、ブラックチェリーのようなアロマも感じられる。ピュアで繊細な口当たり、心地良い味わいがとても長く続き、最後に酸味と少し閉じたニュアンスを感じる。フィクサンのような色気のあるワインでは無いが、華やかで軽やかな素晴らしいヴィンテージ。例年よりも早飲みで2020年から楽しめるだろう。

 いやいや・・もう美味しいですよ。ピュアだし、エキスたっぷりだし・・それに・・ちょっと御大の雰囲気も出て来ましたよね?

 そう・・醸造前の低温の漬け込み由来の僅かなニュアンスと、完熟した葡萄由来の・・そう、神様風な味わいがしたんですよ・・。勿論それは、フィサンにも、ACブルにも有りました。

 低温浸漬は別としても、「比較的」高めの温度でエキスに昇華する造りなので、今までは、神様アンリ・ジャイエには似ない味わいだと理解していました。

 しかし・・2017年ものはちょっと様子が違いました。メオの理想とする味わい・・それはA.C.ブル同様にしっかり見えます。最高のリッシュブールまで・・いや、おそらくですが・・一直線にそれは見えるはずです。

 それに加え、神様風な味わいになってきたんですよ・・。こんなことを言っちゃうと怒られるかもしれませんが、

「メオの2017ヴォーヌ=ロマネとルジェの2017ヴォーヌ=ロマネをブレンドすると神様のヴォーヌ=ロマネに・・なる・・か?」

などと不謹慎なことを考えてしまいましたよ・・(^^;; ・・でも、色もしっかり見てくださいね。濃度、見た目も・・ちょっとジャイエ風に・・見えないですか?・・もう少し過熟気味の収穫タイミングにした方がより似るかな・・?2016年ものとは大きく違いますよね?


 いや・・楽しいですね~。神様の味わいはもう、経験出来ないだろうと思っていましたが、そんな部分をくすぐられてしまうと一気に若返ってしまうような気持ちにさせられました。

 美味しいです!・・飲むっきゃない・・!今飲んでも良し、少しおいても良いでしょう。お勧めします。おそらく再入荷は望めません!



 以下は以前のレヴューです
━━━━━
【これは素晴らしい!!】

 いや~・・参りました。さすがですね。難しいはずの2016年、ACブルのまとまりの良さに脱帽させられたnoisy ですが、数の無いマルサネをテイスティングしたらまぁ・・よくもまぁ、ここまで出来たもんだと感心させられました。

 2015年ものもマルサネはとても美味しくて、数も無いのにお勧めしていましたが、2016年はおそらくですが素晴らしかった2015年ものも超えていると思います。

 まるで・・あのシルヴァン・パタイユのワインをほんのりと濃密にさせ、さらにほんのりと妖艶さまで表現したようなお姿なんですよ。しかもシルヴァン・パタイユにしかできないだろうとさえ思っていた、美しくもマンモスなミネラリティはそのまんまなんですね~。

 ここまでしっかりミネラリティが有ると、抜栓して1週間なんて全く問題無いでしょう。事実noisyも6日ほど置いておきましたが、精緻なお姿はそのまま!・・凛としつつもほんのりとエロスを漂わせてくれました。

 なお、量的に少ないのでフィサンは飲めなかったんですが、担当さんによると、

「マルサネも素晴らしいがフィサンはもっと凄い・・」

とのことですんでね・・。この際、開けちゃおうかなぁ・・このところフィサンは飲めてないし・・とも思ったんですが、ただでさえ経費倒れし兼ねない状況ですし、テイスティングしなくてはならないワインが行列している状況なので思い留まりました。

 申し訳ありませんがお一人様1本限定にてお願いいたします。メオ=カミュゼ、ぜひお試しください!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ACブルの美味しさにはビックリですが、現時点でのマルサネの素晴らしさはそれを軽く超えて来ます!!少量です!】

 いや~・・良いですね~。ACブルも素晴らしいが、そこにさらに赤黒さの元になっているだろうミネラリティがもたらす複雑で精妙なニュアンス、ドライなチェリーの丸ッとした果実感が、美味しさをさらに引き上げてくれる感じがします。

 フィネスさんとお取引が再開してようやく3年ほどが過ぎたかな?・・と思いますが、入荷量の少ないワインを利益度外視でどんどん開けて来た成果?・・か判りませんが、順調に伸びているので、その少ないワインも少しずつ増えては来ています。

 やはり美味しく真っ当なワインをお客様にキッチリとご紹介させていただき、喜んでいただけるようじゃないと、そのエージェントさんとのお付き合いも真っ当にはならないので、一生懸命にやってくださる今の担当さんには感謝しています。

 この2015年のマルサネですが、ジャン=ニコラのコメントにもある様に赤い果実がたっぷり有り、非常にドライで、ドギツイ酸味が無くまろやか、高級感の備わった見事な味わいです。近年のエキスがバッチリ出たメオのピノ・ノワールの美味しさは格別ですが、このような・・いや、メオにとっては下級クラスではあるものの、やはり5千円にもなる村名ワインですから我々にとっては結構な高級ワインで、そこにこのような「美しさ」「エレガンス」がじっくり味わえ、ポテンシャルを取れることはとても嬉しいことです。

 因みに2014年のマルサネは、ティム・アトキン氏も91Points(も!)付けていることは、以前にご紹介させていただきましたが、2015年ものの評価はまだ全く見当たらず、ご紹介は出来ません。

 しかしながら、この仕上がり具合、メオの自身、noisy のテイスティング時に受け取ったニュアンスからは、

「非常に良い出来!」

と言えるでしょう。


 今回同時にご紹介させていただくフィサン村名も旨いですが、結構に直近の味わいが違いますので、そちらはそちらのコラムをご覧くださいませ。

 マルサネはやや締まった酒躯をしていますが、現状でかなり美味しいです。こちらはバラでしか入荷していませんのでお早めにどうぞ!お勧めします!


 以下は2014年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【なんとティム・アトキン氏は91Points!・・この方、正直だね~!】

 実を言うと・・随分と昔に仕入れたメオ=カミュゼのワインを、全く販売せずに山にしています。まぁ、山脈にはならない程度の量なので良いっちゃぁ良いんですが・・noisy的には全く気に入らなかったんですね~・・。1998年産の「とあるキュヴェ」です。

 今まで何度かテイスティングしていまして、何とか・・販売しても文句の言われないレベルには来たかな・・とも思うことも有りますが、まだ思い切って踏み出せないでいます。まぁ、それは高価なワインでは無いので・・

 そんな頃から比べると、最近のメオ=カミュゼのワインは凄いです。圧巻!・・と感じるキュヴェの多さ、またそんな機会の多さにも驚きます。

 そんなnoisyと同様のイメージを、他の方も感じ始めているのをヒシヒシと感じていましたが、それでも少し前までのメオ=カミュゼのワインの動きは余り活発では無かったので、量を多く仕入れることには危機感みたいなものが働いていまして、2013年ものでは止まっていた比較低価格なラインのワインの仕入れも、さほど多く無かったんですね。それでも少しずつ機会を見てテイスティングし・・

「・・これは一度しっかりテイスティングしないといけない・・」

と思っていた訳です。それで色々なアイテムをテイスティングしたのも有りますが、ここへ来て、かなり動きが出て来たのかもしれません。


 余りに低価格なラインのワインが軒並み完売してしまったので、フィネスさんの担当のK君に相談すると、この「マルサネとニュイ村名なら少量ですがお渡し出来ます。」とのことだったので、今回のご紹介に辿り着けたと言うことなんです。

 で、あれこれ、ネットを放浪して評価を探していると、やってくれてましたね~・・ティム・アトキンさん・・なんとこのマルサネ2014年に91ポイントも!・・付けていました!・・でも同時に、

「・・失敗したな・・」

と思いましたね。


 上記のような状態だったので、昨年の入荷の時には思い切った仕入れが出来ていなかったんですよ。まぁ・・その頃にはまだ、ティム・アトキンさんの評価は表に出ていなかったと思うんですけどね。もし出ていたら思い切って仕入れをしていたかもしれません。

 ティム・アトキンさん・・noisy 的には結構、

「日本人的感覚に近い人・・かな?」

と言うような感じを持っていますんで、エキス系のエレガントで、ジワジワと複雑性を垣間見せるようなタイプのワインには、結構・・良い評価をしているように思うんですね。勿論、同じタイプばかりに良い評価をしている訳ではありませんけどね。

 2014年のメオのブルゴーニュ・ルージュを飲めば、そのエレガントなピノ・ノワールらしい表情の素晴らしさに感動を覚えるに違いないと思います。そして、このマルサネも同じライン上に有る・・と思います。


 今回は7本だけですので、飲まずにご案内することにしました。2015年こそはテイスティング出来る位に何とか多めの確保に動きたいと思っています。是非ご検討くださいませ。


2017 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Murgers M.G.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ミュルジュ・マグナムボトル

14767
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ブルーベリージャムを連想させるような熟した黒い果実のアロマがとても豊か。口当たりはオイリーで濃密かつ慎み深さもあり、程良い甘旨味も感じられる。繊細で柔らかくとても魅力的なワインで余韻の酸味とストラクチャーが決して軽いワインではないことを証明している。まだニュイ サン ジョルジュらしい力強さが前面に出ており、もう少しチャーミングな飲みやすさを出したいので2023年まで待つ必要があるだろう。
■当主メオさんのコメント
 フレッシュなフランボワーズやサクランボ、黒い果実のアロマ、木の香り、石や土のような香りもあり控えめだが心地良い香りで複雑さも感じられる。口当たりは繊細だが濃密で優しく直線的な印象も感じられ余韻にミネラルがある。チャーミングさと奥ゆかしさが混在し、熟成のポテンシャルが素晴らしいことが予測され、進化のキャパシティを感じさせる。最低でも2023年まで待ったほうが良いだろう。
1500ML 在庫    ご注文数   本
¥40,000 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【看板のひとつ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級オー=ミュルジュとブドー、そしてペリエール!(以前のコメントを使用しています。)】


Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

 実は2014年もののブドーを、皆さんに紹介した後で飲んでみたんですね・・。そしたらまぁ・・

「とんでもない出来!」

でした。もう、モロにドメーヌ・ルロワ級です。土臭いニュイ=サン=ジョルジュなど、どこにも無い・・いや、勿論ですが要素のひとつとしては備わっているんですが、

「・・おい!・・中身はロマネ=サン=ヴィヴァンか?」

と思わず言ってしまったほど、その雅なお姿に感服しました。まぁ、詰まらないロマネ=サン=ヴィヴァンも沢山有りますけどね。それから比べたらもう、雲泥の差です。

 海外の評価を探しましたが2003年もので評価されていたのが、レ・ミュルジュでした。スペクテイター誌で94Pointsと言うものでしたが、その他はまず・・見当たりませんでした。

 そんなこんなが有りまして、2014年のニュイ・レ・ブドーは早々に完売してしまいましたが、ペリエールは残っちゃってますね。その内に飲まない訳には行かないでしょう。

 まだメオ=カミュゼの素晴らしさは、日本人には伝わっていないような気がします。昔はそれでも大人気のドメーヌでした。知っていらっしゃる方がそろそろ高齢になられ、新しいワインファンの方は余りご存知無い・・と言うのも有るのでしょうし、ドメーヌものオンリーだったものがネゴスものも造り始めたと言うのも有るでしょう。


 しかし、昨今のACブル赤を飲まれた方は、そのエレガンス、品格に驚かれたと思います。決して濃く無いのにしっかりエキスの美味しさが出ていて、ブルゴーニュらしい理想の姿をしています。

 今回は古いヴィンテージものをいただきました。そんなに多く無い良い機会かと思います。是非ともご検討くださいませ。


 以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級ブドー他のレヴューです。
━━━━━
 個人的な思い入れなのかもしれませんが、

「ミュルジュと言えばメオ=カミュゼ!」
と言うようなインプットが根付いてしまっているnoisy ですが、引けを取らないのがブード(ブドー)です。何しろ、マルコンソールの南に接する畑ですんで、気難しい一面も有りますが、ポテンシャルの非常に高い畑です。

 一般的にはニュイ・サン=ジョルジュのワインはヴォーヌ=ロマネのワインのように、「あっけらかん」とした部分よりも「肉付きの良さ」「味わいの幅」「力強さ」が有り、より男前な感じがするかと思います。でも、メオのニュイ1級は、開けるタイミングにもよるかとは思いますがエレガンスを伴ったものです。当たった時のミュルジュは・・・です。ヴォーヌ=ロマネの村に近い部分にある畑で、オー・ブード、オー・クラ、オー・ミュルジュと連なっています。

 ジャン・ニコラの以前のコメントを見ると、ブドーは堂々としていて大柄、ミュルジュは緻密でエレガント・・と思えます。でも今回はミュルジュの案内が無かったな・・と。

 ティム・アトキンさんはやっぱりここでも弾けちゃってますね。95Pointsです・・マジか~・・旨いのか~・・。そうなるとこんな価格は全く安いと言えますが・・確かめてみたいところです。もう少し仕入れられるように・・、もう少し売れるように・・そうなればテイスティングして販売できますよね~・・頑張ろう・・。ご検討くださいませ。

 アンリ・ジャイエが自身最高のヴィンテージと評した(らしい)1986年のPKさんの評価です。(飛鳥出版社 バーガンディより)訳者はもちろん、現ラシーヌの代表のお二人です。当時のブルゴーニュワインの評価は、造り手本人が最高の出来だ・・と言ったとしても、こんなものです。クロパラ、ブリュレが90点、ニュイ・ミュルジュ89点、エシェゾー92点、リッシュブール94点・・です・・ちょっと呆れるでしょう?


2017 Bourgogne Haut-Cotes de Nuits Blanc Clos Saint-Philibert Monopole
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・クロ・サン=フィリベール・モノポール

14415
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 シャルドネ種95%、ピノ ブラン種5%。「Echézeaux」の区画から西に約300m、標高380mの位置に畑があり、広さは約3.5haで東から南東向きの小石が転がる痩せた土地にあります。ほとんどの葡萄の木は1990年代に植えられたもので、根が地中深くまで伸びていて色々な要素を吸収しています。醗酵、熟成共に樽で行われ、新鮮な果実味の中にリッチさを与えています。マロンフレーバーが心地良く、このワインの軸となるキレのある酸味と果実味もしっかりしていて余韻の長いワインです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,150 (外税) 
【今回の2017年ものは飲めておりませんが、ACブルの仕上がりを見る限りにおいて、かなりの良い出来が想像されます。以下は以前のレヴューです。】
【この感性!・・昔のメオ=カミュゼのイメージはすでに無いと言えます!ベストなタイミングでの収穫がこのエレガントな味わいを生み出す第一義的要因でしょう!】

 近年のメオ=カミュゼのワインには驚かされることが多いですが、このジャン=ニコラご自慢のモノポール、クロ・サン=フィリベール2015年の味わいにも驚かされました。

 どんどんエレガンス重視のブルゴーニュワインらしいピュアな味わいに邁進しているのは判っていましたが、クロ・サン=フィリベールは人気商材なので、ワイン屋でもたまにしか飲めないんですね・・。

 そもそも昔の(10年も前位の)クロ・サン=フィリベールのイメージと言えば、過熟気味に収穫されバリックを利かせた大柄なもの・・リリース直後は樽のニュアンスがワインから浮いて感じられ、やや甘味を感じるものなので、3~5年寝かせると一体化し、ボーヌの大柄なシャルドネに似せた味わいになるが、ややもするとローヌの白ワイン的に成りがち・・みたいなものでした。

 まぁ・・そんなイメージはもう全く感じられません。天候が良いとブルゴーニュらしい酸は徐々に失われ、糖分が多くなります。そんな過熟気味の葡萄を醸造すると、当然ながらアルコール発酵しなかった糖分が甘味として残ります。つまり、酸は弱めで少し甘いバランスのワインになります。そこにバリックのニュアンスが加わる訳ですね。

 それはそれで美味しいんですが、やはりリリース直後は「樽臭い」感じになってしまいますし、やや甘味に頼った構成にならざるを得ません。

 2015年のクロ・サン=フィリベールは、ベストのタイミングで健康な葡萄が収穫できたと思える優れたバランスの酸とドライな味わいを持ち、非常にピュアで美しいです。

 どうやってもどう似せてもボーヌのシャルドネのような味わいバランスにはならないんですから、クロ・サン=フィリベールはクロ・サン=フィリベールとしての真の姿を見せよう・・と言う感覚なんじゃないかと思うんですね。

 しかも2015年は全てにおいてバランスが良い・・酸の量・バランス・美しさは総体のバランスに直に影響します。それでいて、まるでバリック臭さは無く、そのピュアな美しさを汚していないです。

 冷ややかな果実酸とドライな味わいからこそ、真の姿が見えてくる・・これは非常に美味しいし、オート=コートの実力もしっかりと見えると思います。


 また、ジャン=ニコラの2015年ヴィンテージの総評にも書かれています(ドメーヌ説明欄)が、黄色文字の部分・・非常に印象的です。

 この部分は noisy も常に感じているので、コラムのアチコチでも記載していますが、プロ、アマ問わず、

「直近の味わいしか切り取れない、受け取れない感覚」

の持ち主が非常に多い・・と言うことですね。


 その上で美味しかったとか旨くないとか・・言ってる訳ですが、まぁ、アマならそれもまだ良いですが、プロがそれじゃぁいかんだろうと・・遺憾ですと・・言いたい訳です。

 アマでも、そのような飲み方しかできないとするなら、ワインの楽しみの半分以上を最初から捨てていることになります。

「ポテンシャルを測る飲み方」

をお勧めします。


 これについては時折書いていますので、敢えてここでは書きません。重要なのは、そのような飲み方が出来ることで、

「あの時は全く美味しく無かったのに、15年後にたまたま飲んだら・・滅茶苦茶凄かった!」

と言うようなことにはならないんですね。下手をすると・・

「そうか・・15年前に飲んだワインはコンディションが悪かったんだ・・」

などと思い込みかねないんです。


 そんなことは無いとは言えませんが、そのように人間は自己弁護の思考回路が自動的に働いてしまいますから、延々と同じことを繰り返すことになり、結局、

「ワインの楽しみの半分以上を得られないままのワインファン」

になってしまいます。それは不幸なことですよね。


 ジャン=ニコラも、そんなプロの批評家たちを散々見て来てウンザリしているんでしょう。noisy も・・まぁ上から目線で申し訳ないが、そんな印象を受けることは非常に多いですし、そんな批評家のコメントは全く参考にしないようにしています。


 皆さんも、noisy を信じるとか信じないとか・・と言うレベルの話しでは無く、せっかくのワインを楽しめるような飲み方をされると良いんじゃないかな・・と思います。まぁ、noisy のように、電子レンジで「チン」してしまったり、砂糖を入れたり塩を入れたりは、しない方が良いですが、少なくとも、

「・・ん?・・やや硬いか・・?noisy はそんなこと言って無かったぞ・・。じゃぁ、取って置きのリーデル・ソムリエ・ブルゴーニュ・グラン・クリュでも使ってみるか?」

とか、

「・・ん?・・もう若いフレーヴァーが無い?noisyは硬いかもしれないって言ってたっけ?・・もう死んでるか?・・じゃぁ、いっそのこと平底デキャンタに落としてぶん回してみて、それからロブマイヤーのワイングラスIIIに落としてみるか?それともIVが良いか・・?」

などなど、やってみることは沢山有ると思うんですね。もしくは、もう完全に終わってるだろうヴィンテージのシャルドネなどをワイン屋で見つけて来て、それを楽しめるように数日掛けて何とかしてみる・・とか。


 もっとも、このクロ・サン=フィリベールは、そんなことをしなくても美味しく飲めますので、今のタイミングですと大丈夫です。言っておきますが、勿論ベストのタイミングでは無いし、やや硬いとは言えますが、

「それでも充分に旨い」

はずです。


 今回は何と、マグナムも有ります。マグナムをドメーヌが造る・・と言うことは・・そう言うことです。自信があるんですね。プロの批評家が「2015年はノーマルの出来」と判断したところで、先行きの見えないプロが何を言おうと関係が無い・・のでしょう。是非ご検討くださいませ。お勧めします!相当に・・良い出来です。




 以下は以前書いたコメントです。
━━━━━
【ジャン=ニコラ・メオ自慢のモノポールの白です。】

 フィネスさん入れのドメーヌ・メオ=カミュゼです。このワインに関してはnoisy も何度もご紹介させていただいてますし有名ですから、ブルゴーニュ・ファンなら知らない人はいないと思います。オート=コートのクロ・サン=フィリベールは、メオ=カミュゼ自 慢の白ワインのモノポール(単独所有)で、やや樽の効いた風味が溶け込み始めると、ニュイの白で有りながら骨格の大きいシャルドネを堪能させてくれます。(シャルドネオンリーでは無いようですが・・)

 ニュイの高級白ワインで最もポテンシャルとコストのバランスの良いワインと言え、このくらいの価格ですと10年前と全く変わらないかむしろ安いと言えるかもしれません。ヴォーヌ=ロマネの村からコルボアンの方に上がって行ったところにあるオート=コートの単独所有畑で、メオのワインの裏のエチケットは、▲に飛び出た地図が描かれている・・その▲部分の畑ですね。この畑を誇りに思っている証拠とも言えます。

 メオ=カミュゼもドメーヌものになると超人気銘柄でありつつ高価格であること、そして、とてもピュアで生気溢れるアロマが特長ですが、昔は時にそれが行き過ぎてしまっていると感じられる場合が有ったことなどから、「突き抜けた人気」までにはなっていないようです。

 noisy のこのクロ・サン=フィリベール・ブランの印象としては、

「ニュイの白ながら大柄。オイリーで樽の関与を上手く使用している。3~5年で大きく変わる。」

というものです。

 ところが、メオ氏のコメントを見ると「いつもの年のような樽の関与が少なめ」と言っているように思います。なのでよりピュアなシャルドネに仕上がっているんじゃないかと・・想像しています。

 よもや残らないだろうな~・・と思いつつ、残ったら飲もうと心に決めているワインでもあります。ご検討くださいませ。


2017 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Murgers
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ミュルジュ

14760
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 フレッシュなフランボワーズやサクランボ、黒い果実のアロマ、木の香り、石や土のような香りもあり控えめだが心地良い香りで複雑さも感じられる。口当たりは繊細だが濃密で優しく直線的な印象も感じられ余韻にミネラルがある。チャーミングさと奥ゆかしさが混在し、熟成のポテンシャルが素晴らしいことが予測され、進化のキャパシティを感じさせる。最低でも2023年まで待ったほうが良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥20,800 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【看板のひとつ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級オー=ミュルジュとブドー、そしてペリエール!(以前のコメントを使用しています。)】

Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

 実は2014年もののブドーを、皆さんに紹介した後で飲んでみたんですね・・。そしたらまぁ・・

「とんでもない出来!」

でした。もう、モロにドメーヌ・ルロワ級です。土臭いニュイ=サン=ジョルジュなど、どこにも無い・・いや、勿論ですが要素のひとつとしては備わっているんですが、

「・・おい!・・中身はロマネ=サン=ヴィヴァンか?」

と思わず言ってしまったほど、その雅なお姿に感服しました。まぁ、詰まらないロマネ=サン=ヴィヴァンも沢山有りますけどね。それから比べたらもう、雲泥の差です。

 海外の評価を探しましたが2003年もので評価されていたのが、レ・ミュルジュでした。スペクテイター誌で94Pointsと言うものでしたが、その他はまず・・見当たりませんでした。

 そんなこんなが有りまして、2014年のニュイ・レ・ブドーは早々に完売してしまいましたが、ペリエールは残っちゃってますね。その内に飲まない訳には行かないでしょう。

 まだメオ=カミュゼの素晴らしさは、日本人には伝わっていないような気がします。昔はそれでも大人気のドメーヌでした。知っていらっしゃる方がそろそろ高齢になられ、新しいワインファンの方は余りご存知無い・・と言うのも有るのでしょうし、ドメーヌものオンリーだったものがネゴスものも造り始めたと言うのも有るでしょう。


 しかし、昨今のACブル赤を飲まれた方は、そのエレガンス、品格に驚かれたと思います。決して濃く無いのにしっかりエキスの美味しさが出ていて、ブルゴーニュらしい理想の姿をしています。

 今回は古いヴィンテージものをいただきました。そんなに多く無い良い機会かと思います。是非ともご検討くださいませ。


 以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級ブドー他のレヴューです。
━━━━━
 個人的な思い入れなのかもしれませんが、

「ミュルジュと言えばメオ=カミュゼ!」
と言うようなインプットが根付いてしまっているnoisy ですが、引けを取らないのがブード(ブドー)です。何しろ、マルコンソールの南に接する畑ですんで、気難しい一面も有りますが、ポテンシャルの非常に高い畑です。

 一般的にはニュイ・サン=ジョルジュのワインはヴォーヌ=ロマネのワインのように、「あっけらかん」とした部分よりも「肉付きの良さ」「味わいの幅」「力強さ」が有り、より男前な感じがするかと思います。でも、メオのニュイ1級は、開けるタイミングにもよるかとは思いますがエレガンスを伴ったものです。当たった時のミュルジュは・・・です。ヴォーヌ=ロマネの村に近い部分にある畑で、オー・ブード、オー・クラ、オー・ミュルジュと連なっています。

 ジャン・ニコラの以前のコメントを見ると、ブドーは堂々としていて大柄、ミュルジュは緻密でエレガント・・と思えます。でも今回はミュルジュの案内が無かったな・・と。

 ティム・アトキンさんはやっぱりここでも弾けちゃってますね。95Pointsです・・マジか~・・旨いのか~・・。そうなるとこんな価格は全く安いと言えますが・・確かめてみたいところです。もう少し仕入れられるように・・、もう少し売れるように・・そうなればテイスティングして販売できますよね~・・頑張ろう・・。ご検討くださいませ。

 アンリ・ジャイエが自身最高のヴィンテージと評した(らしい)1986年のPKさんの評価です。(飛鳥出版社 バーガンディより)訳者はもちろん、現ラシーヌの代表のお二人です。当時のブルゴーニュワインの評価は、造り手本人が最高の出来だ・・と言ったとしても、こんなものです。クロパラ、ブリュレが90点、ニュイ・ミュルジュ89点、エシェゾー92点、リッシュブール94点・・です・・ちょっと呆れるでしょう?


2017 Fixin
フィサン

14381
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。畑の区画は丘の麓にある「Le Clos (ル クロ)」と「Les Herbues (レ ゼルブ)」の2つで樹齢は25~50年です。 フランボワーズのような赤い果実のアロマ、マルサネよりも甘旨味が豊かで柔らかい口当たりの上品な味わい。タニックではありますが攻撃的ではないので少し時間を置けばとても飲みやすくなります。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,590 (外税) 
【鉄分を少し減らし、石灰を少し強くしたジュヴレ=シャンベルタンがフィサンの姿だとしたら・・そのまんまです!しかも妖艶さはそのまま!】
 いや、2016年ものを飲んでいないのが残念です・・。グラスの写真が有ればしっかり比較出来たのに・・と思うと。

 ですが、無いものは仕方が無い・・。2016年ものは非常に少なかったので飲みようが有りませんでしたから。なので、2015年ものと比較してみましょう。

 2015年ものは非常に美しいエキスのワインでした。どこまでもピュアで、最後の最後に色気を見せる・・そんな感じだったと思いますが、今現在はだいぶ成長しているはずで、どんな姿になっているか、楽しみでも有ります。

 ちなみに2017年フィサンは、メオさんは以下のように言っています。

 いつも通りの複雑な香り、マルサネほどに力強い香りは無いがさくらんぼや牡丹、燻製したおきゃに少し還元香も感じられる。肉厚で柔らかい味わいだが、直線的なニュアンスも感じられる。マルサネよりも魅惑的な味わいだが例年よりもやや緻密で良い熟成をするポテンシャルがある。通常は一番早く開くワインだが、今年に限っては少し待つことをお勧めする。


 なるほど・・おっしゃっていることは良く判ります。・・でも何の問題も無いですよ・・滅茶美味しいです。

 フィサンらしい・・女形のジュヴレのスタイルはそのまんま・・しっかり感じられます。しかし、いつもより素晴らしいのは、そのエレガンスです。上級キュヴェに通じる見事なエレガンスへの一本道が開けて感じられます。

 そしてこのキュヴェも・・神様がいます。いつもの年より濃密だからでしょうか?・・いや、さりとて甘くは無いんですよね・・。行き着いたかな・・メオさんも。これはさらに上級キュヴェは非常な楽しみになってしまうな・・と感じさせられました。

 2015年の素直な赤さは、2017年ものには有りません。もっとずっと深淵そうな色合いをしていると感じられます・・いや、見方は人それぞれかもしれませんが、それでも2017年ものは、様々な感覚を思いっきり震わせてくれました。

 2016年までの1級格に備わった荘厳なるピュアさは、このクラスにもしっかり感じられます。・・いや、好き嫌いはもしかしたら有るかもしれませんが、少なくとも古くからのピノ・ノワール・マニアにとっては垂涎の味わいであることでしょう。お勧めします。お早めにゲットされてください。追加はおそらくできません。


 以下は以前のレヴューです。
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【2016年フィサンは今回飲めておりませんが、担当さんによると・・素晴らしいマルサネよりもさらに素晴らしいとのことです!】

 以下は以前のレヴューです。
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【今飲むならマルサネでしょう・・けれどポテンシャルはフィサンが上!現状は3日目から・・ですね!】

 非常に素晴らしいです・・見事なフィサン!・・官能さを隠そうともせず、しかも美しさをその官能さは汚していません。それでいてエレガンスもパワーも備えている・・かなりのポテンシャルだと判断しました。

 色合いも・・これですよ・・2013年ものの写真が霞んでしまう様な深淵なものですよね・・。ソソられるんじゃないかと思いますがいかがでしょう?

 しかしながら、今飲むので有れば、ACブルやACマルサネに軍配が上がるでしょう。直近の美味しさはそちらが確実に上です。フィサンは・・ジャン=ニコラが言うように2年後・・、noisy 的には2~3年後からかと判断しています。

 現状はようやく複雑リッチな要素が落ち着き始めた段階で、半透明な感触のタンニンが要素の隙間から見え隠れしています。この感覚はエレガンスを現状、ネガティヴな方向に感じるかと思うんですね。ややザラ付きますのでテクスチュアが今一つです。

 でも、2~3年後はもう・・素晴らしい芳香と見事な味わいを見せるだろうことは、容易に判るバランスをしています。ジャン=ニコラが言うように、

「例年通り香りがとても開いており・・」

は、そのテイスティングのタイミングでの話しになり、現状は濃密さ、複雑さは物凄く伝わって来るものの、開いているとは安易には言えないかな?・・と思います。

 それでもとても魅力的で有り、エレガントで非常に美味しい2015年マルサネを一蹴してしまう近未来が有ります。是非ご検討くださいませ。非常に少ないです!


 以下は2013年フィサンのレヴューです。
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【このフィサンも素晴らしい!色は淡いがエキスが濃い!】

思いがけず・・メオのACブルゴーニュ2013が絶好調で・・しかも何故かもう無いはずの品物が、このクソ暑い最中に沢山出てくると言うハプニング的事象・・。

 有るなら欲しいけど、ここまで暑くなってしまうとね・・何せとにかく記録的な暑さになった2015年ですんでね。皆さんも比較的、喉の通りの良い冷たいものに飲み物を変更されてしまうので、ワイン屋とすると非常にツライ時期なんですね・・8月は。

 それでも買っておかないとね・・ほぼ際限無く存在するような超大手さんのアイテムならとにかく、ネゴスものとは言えメオ=カミュゼですから、そんなに多くあるはずが無く、しかもあの味わいだったらね・・。大きな満足を得ていただけますから。

 で、調子に乗ってしまって、フィネスさんから「Fixin」が2ケース有るから買わないか?と。結構旨いとのことだったので、2ケースなら何とか1本飲めるかと思って仕入れてみました。

 いや~・・2013年のメオ=カミュゼはいいぞ!

 2013年ACブルと同じ路線上の味わいです。色合いは同様に淡いんですが、エキスがしっかりしているのも同じ・・。

 でも、そのエキスの濃密さはちょっと方向性が違うんですね~。それがまた良い!
 ACブルゴーニュは、どちらかと言うとヴォーヌ=ロマネ近郊のニュアンスを出してくれるんですが、こちらはFixin村名で・・非常にジュヴレ=シャンベルタン的です。良く言えば、「シャルム=シャンベルタン的」な愛らしさ・・も存在していまして、ジュヴレの鉄っぽさと美しい赤黒の土、中域の膨らみも見事で、エキス感が時間と共に膨張し始めます。

「・・あ~・・焼き鳥、喰いてえ!」

と思ってしまいますね~。むしろ、雄大さ、ゆったりさの有る感じで優等生的なので、少し野性味を感じるような、美味しい粗塩を振った焼き鳥・・部位を色々とね・・で、このシャルム=X的なFixinを流し込んでやると・・溜まらんですね~!これは間違い無い旨さでしょう!

 焼き鳥+Beer だとね・・直ぐお腹いっぱいになってしまいますし、結局Beerで体内のミネラル分と水分を外に出しちゃいますから、後が苦しいんですよ。寝ながら・・何か、喉の渇きを覚えていて、結局我慢しきれずに起きて水を飲み・・またトイレに起きて・・結局寝不足で疲れが取れない・・なんて流れになっちゃうんですね。

 メオのFixin なら、かなりの高級感も有り、しかも若いですが、今飲んでも非常に美味しいですのでね!これも是非飲んでいただきたいと思います。

 それに、メオのACブル2013年も上記のように追加できましたので、こちらも是非ご検討くださいませ。お奨めします!旨いです!


2017 Chambolle-Musigny (Frere et Soeur)
シャンボール=ミュジニー

14766
自然派
赤 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 赤色や黒色の果実の香りがとても開いており、同時にナツメグや新芽のスパイシーな香りも感じられてバランスが取れている。肉厚な口当たりながら少し厳格な印象はいつも通りのキャラクターで、フレッシュさが心地良いミネラル感と完璧な成熟をまとめあげている。時々見せる豊かさや直線的なニュアンス、ストラクチャーが少し熟成させる必要を感じさせる。2024年から開け始めてもいいだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,980 (外税) 
【何と、果実味たっぷり系、アンリ・ジャイエ系の仕上がりで球体バランスに仕上がっています!】
 まだ落ち着かない段階でテイスティングすることになりました。開けて・・ビックリです。

「・・あれ・・?」

です。


 こんなメオは初めてでした。・・そう、ジャイエの弟子であることなどはワインから感じることは無かったから・・です。果皮バランスで、果皮の濃密さは表現し、荘厳なワインには仕上げることは有っても、果実味がバッチリ載った球体バランス・・と言うのは無かったんですね。

 このシャンボールは、少しまだ安定し切ってはいませんが、まさにジャイエのニュイ=サン=ジョルジュを感じさせてくれるような素晴らしい味わいでした!・・1級レ・フュスロットも同軸上に有ります。是非お確かめください!


 以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
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【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2017 Bourgogne Cote-d'Or Rouge
ブルゴーニュ・コート=ドール・ルージュ

14382
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。特級区画クロ ド ヴジョの国道74号線を挟んで東側に位置するドメーヌが昔から所有する区画の葡萄を中心に選りすぐった葡萄栽培者の葡萄が使われています。ニュイ サン ジョルジュ、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニー、ジュヴレ シャンベルタン、マルサネなど様々な個性を持つアペラシオンの葡萄が絶妙なアサンブラージュによって1つのワインに仕上げられています。スパイシーな赤い果実のアロマ、繊細で軽やかな酸味と果実味、引き締まりのある直線的な味わいです。少し時間を置けば厚みと余韻の長さが出てきます。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,250 (外税) 
【ほぼパーフェクト!!メオの理想がスッキリ見える素晴らしい味わいでした!・・しかも価格も値下げです!】
 仕上がってますね~・・すでに滅茶美味しいです。しかも価格は下がって嬉しいばかり・・おそらくフィネスさんが税額が下がった分を還元してくれたのかな?・・と思います。

 また、ワインの名称が変更になっています。新しいアペラシオン名で、「ブルゴーニュ・コート=ドール」だそうです。ブルゴーニュも北から南まで広いので、コート=ドール限定のアペラシオンです。

 ちなみにメオさんは以下のように言っています。

 ボージョレなど他の地方産のブルゴーニュワインと区別するために今年から制定された新しいアペラシオンで100%コート=ドール産の葡萄かつ100%ピノ・ノワールで造られたブルゴーニュ・ルージュ。赤や黒果実の様々な香りを樽香が絶妙に包み込んでいて、存在感のあるオイリーな口当たりでアフターに酸味が感じられる。バランス良くまとまった飲みやすい味わいで2020年ころから飲むことが出来るだろう。


 いや~・・メオさん、今から飲んでオッケーですよ。それに、エチケットも少し変わっています。上にヴィンテージ表記の出っ張りが出来ました。

 で、このコート=ドール他、下級キュヴェを飲んでみて思ったんですが、

「ジャン・ニコラ=メオの理想がしっかり形として見える!」

んですね・・。


 どのキュヴェを飲んでも、彼の理想形を想像できてしまう・・んです。つまり、上級キュヴェが持つ「格上のエレガンス」が下級キュヴェにもしっかり現れているんです。

 あの、素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級は、ロマネ=サン=ヴィヴァンを想像させるが如きエレガンスを発揮していました・・今までも。

 ACブルゴーニュは非常に美味しい、バランスに優れ、心をくすぐられるワインでは有りましたが、

「最近のメオは1級以上になると激変するよ・・」

と言うようなセールストークをしていたほど、そこには確実な格差が存在していました。ACブル < 村名 <1級 <特級 と言う流れですね。

 2017年ものは上は飲んじゃいませんので確約は出来ませんが、それでもそのヒエラルキーはしっかり有るとしても、

「上級キュヴェに繋がるエレガンス、その姿が下級キュヴェにもしっかり見える!」

んですね。A.C.ブルに、ニュイ=サン=ジョルジュ1級の素晴らしいエレガンスにつながる道が見えました。


 長くなっちゃいますのでこのコラムはここで止めますが、

「これを飲んで不味いと言う人はいない」

と思います。ドンピシャな仕上がりです。メオの下級クラスは全く残らないので・・是非お早めにお試しくださいませ。超お勧めします!





 以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは複雑性高く凝縮した果実の美味しさをジュヴレっぽく表現!この辺りのセンスが素晴らしい!非常に良い出来です!】

 ワインになる前には雹害で悲惨なヴィンテージと揶揄された2016年では有りますが、実際に蓋を開けてみるとどうでしょう?

 やはり優れた生産者は、難しいヴィンテージも関係が無いようにも思えます。特に今回のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのワインをテイスティングした結果においては、

「ん?・・キャラクターは2015年とは違うものの、ここまで仕上げてくるなんて・・。2015年とのポテンシャルの差は無い!」

と感じてしまいました。


 どうです?・・この深い色合い。2013年ものからグラスの写真を掲載していますが、年を追う毎に深みが増しているように思えるんじゃないでしょうか?


 実際、2016年もののこのACブルゴーニュは、ジュヴレ=シャンベルタン的な構成を感じることが出来、豊かでほんのり鉄っぽく、乾いた土と乾いたミネラリティが重なり合って絞り出したエキスの深い味わいをたっぷり堪能させていただきました。

 2015年のこのACブルを飲まれた方は、

「げげっ・・メオ=カミュゼ、半端ない!」

と思われたに違い無いですが、骨格を支える見事に透明なミネラリティが細身に芯を構成したっぷりあり、そこに雅な表情をまとわせていたことと思います。

 2016年は透明なミネラリティだけでは無く、カラフルだとも思えるような多彩なミネラリティに、そこそこに多くの肉をまとった、やや妖艶でほんのりと豊かな味わいです。

 さすが、昨今のメオ=カミュゼは目が離せない存在になっています。是非飲んでみてください。リーズナブルです!お勧めです。


 以下は以前のレヴューです。
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【まさに「雅」と言う感じが似合うヴォーヌ=ロマネ的な味わいの飲むべきACブルゴーニュです!超お勧めです!】

 人によってはショッキングな画像かもしれません。ご容赦ください。無農薬で・・と言うか、ほぼほったらかしなだけでは有りますが、それでもそこそこには気を張り巡らしつつ育てている noisyの家の庭の 「ピノ・ノワール」です。

 7月までは天候に恵まれ、スクスクと立派な実を育んでいましたが、8月に入り雨が多くなり、日照も充分ではない状況の中、

「・・ん~・・まぁまぁの糖分とタンニンの成熟が得られたかな・・でももう少し糖分が欲しいなぁ・・」

などと思いつつ、

「収穫はいつにしようか・・雨が上がって2~3日晴れるか、風が出てくれれば可能かな・・」

と思っていたところ、左の写真のようなショッキングな映像が目に飛び込んできました。


「・・えっ?・・クワガタにカブト?・・葡萄の実ももう全然ダメじゃん・・」


 そうなんです。根本付近には落ちてしまった実が沢山有り、茎に付いている実も穴だらけ、しかも色も変色してしまっています。

 クワガタやカブトは、その角で実を落としたり、穴を開けて中の糖分を入手しているようで、またその匂いに誘われて、昆虫類が近くをウロウロ、蟻もたかっています。


「あ~あ・・全滅だ・・」

 熟した第一世代の実はほぼ全滅、まだ青い第二世代以降の小ぶりの実だけがグリーンの色を保っています。

 一体どこからこんなクワガタやカブトが集まって来たのか・・近くにいるなんて思ってもいませんでした。そして、ふと足元を見ると、見るも無残なカブトのカブトが転がっているじゃありませんか。そしてその脇には胴体や足も散乱していました。どうやら、クワガタと戦い敗れたカブトムシの牡のようです。



 ま~・・葡萄を育てるのは容易なことじゃありません。最近のは人体に影響は少ないしすぐ効果は薄れるから殺虫剤を使えと・・葡萄農家の関係者の方は教えてくれますが、そんなことをするくらいなら葡萄など育てることも無い訳で・・ましてやワインを造るために葡萄を育てている訳じゃないのでなおさらです。noisy がたまに一粒二粒、口にするだけなんですから・・。

 同じピノ・ノワールで造ったとは思えないような、自然派のACブルゴーニュです。非常に美しいルビー色です。濃くも無く薄くも無い・・しかし、

「とてもエキスがビッチリと出ていて焦点の定まった美しいピノ・ノワール!」

でした。


 2014年のメオ=カミュゼ・フレール・エ・スールのACブルゴーニュも、その美味しさにクラクラしてしまいましたが、2015年は届いたばかりにも関わらず、ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸味とスパイス感、そしてビロードのテクスチュアで迎えてくれました。

 この何年かのメオのワインの美しさは、飲んだものを魅了してしまうに充分のものです。ネゴスものと言う立場のワインですが、ドメーヌものとのイメージの差が全く無く、少し高くなったとは言え、4000円のACブルゴーニュは、今やリーズナブルなクラスとさえ言える状況です。



 また、実はちょうどタイミングが良くて、ロベール・シリュグのACブルゴーニュも横に並べてのテイスティングになりました。こちらもヴォーヌ=ロマネの造り手です。

 同様にソフトな・・鋭角さの無い優しい酸味を持ち、ややテクスチュアにふるふると襞の有る優しい感じのする素晴らしいACブルゴーニュでした。こちらもエキス系の美しいワインで、シリュグらしい、女性っぽい感触の味わいです。

 カミュゼのスタイルは、「アンリ・ジャイエの教え子」と言うことも有り、ジャイエ系の味わい・・と伝わっているかもしれませんが、全然違います。決してジャイエ系の果実味重視系では有りません。むしろDRCやミュヌレ=ジブールなどに通じる完全エキス系と言えます。

 ある意味においては、収穫する葡萄の潜在アルコール分に大いに関係が有り、糖分を完全に発酵させドライに仕上げるエキス系のワインは、温暖化の進む現在では収穫のタイミングを間違えるとブルゴーニュらしくないアルコール分の高いマッチョなワインになってしまいます。

 勿論ですが、害虫にもやられて全滅・・などと言うことも、自然派の葡萄には起きる可能性も有ります。2014年からは「スズキ」と言う害虫にやられた生産地が沢山有りました。


「・・じゃぁ、日本から鈴木さんは産地に行っても本名を名乗れないねぇ・・」

などと揶揄されたものです。


 そんな中で、このような「非常に美しい雅なACブルゴーニュ」を造っているんですね~・・非常に旨いです。是非飲んでみてください!超お勧めします!たっぷりの数量は・・有りません。

 



 以下は2014年もののレヴューです。
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【来てます!エレガンスの塊!ピノ・ノワールの真髄!】

 いや~・・こんなことはしたことが無いんですね・・。既存のコラムには、時折、言葉の訂正や、

「飲みました!・・~~な感じで・・」

みたいには書き加えることは有っても、自分の言葉の検証にもなってしまうような二度に渡るテイスティングは無いんです。


 まぁ、2016年6月後半の当時は、たしかにポテンシャルは高いものの、まだ仕上がっていない嫌いが有り、それでも良い感じで販売も伸びてはいたんですが、物凄い反響をいただいた2013年ものの売り上げ数には遠く及ばなかったこともあったんです。

 何しろ、

「暑さが引いたころにはバランスしてくるだろ~・・」

みたいに書いちゃってますから、

「そんな予言めいたことを書いてて、しかも不要と思えるようなコストを掛けて再テイスティングして、ダメだったらど~すんのよ・・」

みたいな悪魔のささやきも聞こえなくは無かったんですが、やはりそこは自信を持って・・いや、フィネスさんのK君の手前、ちょっとヤケクソ気味に飲んじゃたんですね~・・。でも、やって良かったです。

「来た来た!来ましたよ!」


 非常に繊細だがまだフラワリーな、甘味を含むアロマと、非常にち密な石灰の滑らかさ、ツヤツヤとしていて雅です。まるで極上シャンボールのテクスチュアです。中域のボリュームも出始め、いい感じにバランスしています。2013年ものが最初からヴィーヌ=ロマネっぽさを含んでいたのに対し、2014年の現状はシャンボール的で、むしろ6月時点の方がヴォーヌ=ロマネ的だったかもしれません。

 しかし酸の柔らかさはヴォーヌっぽく、球体さは6月時点では全く感じられなかったものです。バランスも非常に良くなって来ていて、ボリューム感を感じつつ、精緻なチェリーを感じさせる余韻が素晴らしいです。

 おそらくですが、この先来年の春ごろまでは上昇、維持をすると思います。そこから先は少し硬く締まってくる可能性が有るかなと・・

 えっ?・・いや、もうやりませんよ・・また予言めいたことを書いたからって、3回目は無いでしょ。無理ですよ・・そんなに沢山品物が有る訳じゃぁ有りません。余りに旨いので、フィネスさんが持ってる内に、どんどん購入していただこう・・と言う魂胆です。なので、その辺はぜひ皆さんで検証されてください。

「いや・・硬い時に開けちゃうと勿体ないし・・」

 ・・そうですよね・・。でも非常に健康的でピュアですから、やや硬めだとしてもシャンボールっぽさが美味しさをアップしてくれると思いますよ。6月時点じゃ手を出して無い方も是非飲んでみてほしいと思います。超お勧めします・・まぁ、リアルワインガイドで高得点を出しちゃうと noisy に回ってくる量が減っちゃいますんで、

「徳さん、メオはやらないでね~・・」

と軽くプレッシャーを掛けておきます。是非飲んでみてください。お勧めします!!



 以下は前回、2016年6月下旬のご紹介時のテイスティングレヴュー他です。
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 昨年の今頃から年末辺りまでに掛けて完売、そしてまた奇跡の再入荷を何度か繰り返し、そのたびに大きな反響をいただきました、メゾンのブルゴーニュ・ルージュの2014年が入荷しました。

 2013年のこのワインの余りの美味しさに noisy もビックリしましたが、何より皆さんの「とても美味しかった!」が嬉しかったです。ですので待望の2014年ということになりますが、今のところはどの位いただけるかがハッキリはしていません。

 で、はやる心を抑えつつ、早速飲んでみました。このコラムの下の方に2013年のコメント、また写真が有りますので比較してみてください。

 色合いはどうでしょう・・やはりグレートイヤーの呼び声が高い2014年の豊かな色合いが見て取れるでしょうか。より目の詰まった、やや赤みが強いように見受けられます。

 2013年は紫の透明感のある色合いで、より冷ややかに感じられるかと思います。でもこの冷ややかな色合いからのエレガンスがもの凄かったんですよね~!ただし、全体的な根っこはほとんど同じように見受けられます。

 抜栓後からピュアなベリー、チェリーのアロマが気品高く、スピードも速く立ち上がります。篭ったような印象派全く有りません。中域には舌にチリチリと感じられる、まだ開かない要素の粒が沢山有ります。非常に目の細やかな優しいタンニンが存在しています。この辺はスムーズに流れて行った2013年とは少し違うところです。

 中盤以降はブラック系の小果実、優しいスパイスを感じさせながら、ややふっくらとした帯域を感じさせながら長く美しい余韻を現しつつ消えて行きます。

 全体像は2013年とほぼ同様ながらもポテンシャル的には確実に上、よりシッカリした、でも現状はわずかにより強い味わいを見せる・・2014年かと思います。非常に素晴らしい仕上がりだと感じました。

 現状でもかなり美味しく飲めますが、リリース時にバランスしていた2013年のような完璧さには届いていません。この2016年の夏の気温が下がり始めた頃に一端バランスすると思われ、それ以降は2013年を凌ぐ味わいを見せてくれるでしょう。今からガンガン飲む・・と言うより、この2~3カ月の間にバランスするはず・・と思ってください。

 2013年ものは、つい先日・・今まで仕舞い込んでいて飲んでいなかったお客様から連絡が有りまして・・

「メオのブルゴーニュ・ルージュを昨年購入して先日飲んだんですが、余りの美味しさにビックリしました。まだ在庫が有れば欲しいんですが・・」

と非常に嬉しいお言葉をいただきました。でも残念ながらもう1本も無く、すみませんと言うしかなかったのですが、この2014年に関しては、

「2013年より確実に上のポテンシャルが有る分、2013年より少し時間が掛かるが超越する」

と思います。素晴らしいピノ・ノワールでした!是非ストックしてお楽しみください。超お奨めします!


 以下は2013年もののレヴューです。
━━━━━
 レアなアイテムで有りながらも、その数の少なさからテイスティングも憚られるような状況ですので、入荷したものもをそのままご案内するのみになっていました。

 業界的にも何となく売り手は

「飲まないで案内するトップの造り手」

の一端で有って、結局誰も飲んでないと言う状況に、市場もメオ=カミュゼを何となく敬遠しているような状況かと思います。


 なのでこの際、久しぶりに飲んでみるか!・・とばかりに、たった12本の仕入れの1本を開けてしまいました・・・っが、ハッキリ言って驚きました。

 飲む前は、

「2013年もののネガティヴさはどんな感じかな・・?」

というノリがほとんどだったわけです。ところが・・・


「知らぬ間にメオ=カミュゼは物凄い進歩をしていた!」

と・・・気付きました。


 何しろ、

「異常なほどの繊細さ、エレガンス。それだけで納得させられてしまう!」
 いやもう・・ビックリです。2013年のマイナス面を評価しようと思っていたのをスッカリ忘れてしまい、ヴォーヌ=ロマネ近郊の、下級のピノ・ノワールに過ぎないワインが持つ涼やかで、しかし圧倒的なエレガンスに打ちのめされてしまいました。これは凄いです!・・・ヴォーヌ=ロマネの特別な畑のワインが持つものを、そのままスケールダウンしただけ・・・。各々の要素が持つ量のみをダウンしていますが、要素の種類はそのまま持っているかのような振る舞いを見せるんですね。

 なので飲んでいる時に、ACブルゴーニュだからど~のとか、村名クラスか1級と比べるべきだとか・・そんな感情を持たないんですよ。最高クラスのピノ・ノワールのエレガンスが備わっているんです!

 ある意味、これは凄いことです。そんなワインはまず見当たらない・・・。有ったとしても、出来の悪いグラン・クリュのワインが、それに近い風情を見せるのみです。

 決して気取らず、全くパワフルでは無く、でも静かに穏やかに、その純粋なエキスの姿を愛でることが出来るんです。

 この淡く美しい赤の勝った紫の色合いから純なアロマが漂ってくるかのようです。そして余韻・・・この美しさは圧倒的です。震えます。そしてコンディションも抜群でした・・・。これを飲んでしまったら・・メオ=カミュゼのワインを見直す羽目になる・・と言うか、買いに走るようになってしまうかもしれません。

 ヴィンテージの弱さなど微塵も感じない、物凄いワインでした。これが4千円ならとんでも無く安い!お薦めします!


2017 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

14759
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 香りは十分開いているが溢れ出るほどではない。赤や黒い果実の香り、湿った土の香りやバニラの香りも感じられる。口当たりはとても繊細、そして豊かでアフターのエネルギッシュな旨味が満足感を与えてくれる。余韻も長く鼻に抜ける風味がとても興味深い。チャーミングさとストラクチャーのハーモニーが素晴らしく若くても飲めるし熟成させることも出来るので、2021年から飲み始めても良いし2030年まで待ってみても面白いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,650 (外税) 
【デカンター誌は93ポイント!】
 ん~・・興味深々のメオ=カミュゼ、ヴォーヌ=ロマネです。

 2017年はエキス系と果実味たっぷり系のどちらにも仕上がっています。なので・・確認したいところでは有るんですが、バラでしか到着していなかったんですね・・。

 なので、ジャイエ系に仕上がっているか否か?・・そしてその出来栄えは・・いや、デカンター誌が93ポイントも付けていますので、相当なものだろうとは予想していますが・・お客様に委ねたいと思います。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【すべてはここから・・基本のドメーヌものヴォーヌ=ロマネ村名です!】

 ド定番のヴォーヌ=ロマネ村名です。ヴォーヌ=ロマネに多くの畑を持つメオの基本とも言えるワインかと思います。数が無いのでいつも飲めませんで、仕方が無いのでニュイ=サン=ジョルジュとかニュイ=サン=ジョルジュ1級を開けていたんですが、2016年はさらに少なく、それらさえ開けられません。

 しかしニュイ=サン=ジョルジュのメオのワインを飲んでわかったことが有ります。それはニュイ=サン=ジョルジュの持つ特徴の一つでも有り、時にネガティヴに捉えられてしまうこともある、ある種の土臭さと野暮ったさが全く感じられない・・と言うことですね。土のニュアンスは有る・・が実に美しい・・ので全く野暮ったく無い・・どころかエレガンス、フィネス、荘厳さまで感じさせられてしまう・・・と言う流れなのでしょう。

 2016年ものは長らく飲めなかったフィサン1級を飲み、それが昨今のメオ=カミュゼの特徴なんだと理解しました。テロワールをちゃんと表現していながらも、総体を美しく仕上げてしまうんですね。お勧めします。

Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points


 以下は2014年ニュイ・サン・ジョルジュのレヴューです。
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【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。

 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【メオ=カミュゼの本拠、ヴォーヌ=ロマネのワインです。とてもリーズナブルかと思います。】

 その昔はこのワイン、結構大事に飲んだ記憶が有ります。やはりアンリ・ジャイエに繋がるドメーヌで、下手をすれば神様が実際にこの葡萄を育てていたから・・ですね。

 でも飲んでみるとアンリ・ジャイエとは違うんですよね。エマニュエル・ルジェも全然違うように・・と言いたいところですが、メオのワインは時にアンリ・ジャイエの風情を持っている時も有り、また全然違う印象を受けるようでも有り・・で、一定したものでは無かったように思います。でも村名以上は美味しかったですね。

 ティム・アトキンさんは93ポイントまで付けています。村名ワインに対しては、これ以上は付け辛い高得点です。むしろ非常にリーズナブルかと思います。


2017 Bourgogne Haut-Cotes de Nuits Blanc Clos Saint-Philibert Monopole M.G.
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・クロ・サン=フィリベール・モノポール・マグナムボトル

14761
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 シャルドネ種95%、ピノ ブラン種5%。「Echezeaux」の区画から西に約300m、標高380mの位置に畑があり、広さは約3.5haで東から南東向きの小石が転がる痩せた土地にあります。ほとんどの葡萄の木は1990年代に植えられたもので、根が地中深くまで伸びていて色々な要素を吸収しています。醗酵、熟成共に樽で行われ、新鮮な果実味の中にリッチさを与えています。マロンフレーバーが心地良く、このワインの軸となるキレのある酸味と果実味もしっかりしていて余韻の長いワインです。

■当主メオさんのコメント
 とても開いた心地よい香り、白い果実や南国果実、樽香、石の香りが感じられるのは例年通り。とてもオイリーかつ直線的な味わいでアフターはとても気品がある。バランスが素晴らしく旨味たっぷりでエネルギッシュな2017年は例年よりもすでに様々な要素がワインに溶け込んで味わいも開いているので、やはり早めに飲むことをお薦めする。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,200 (外税) 
【今回の2017年ものは飲めておりませんが、ACブルの仕上がりを見る限りにおいて、かなりの良い出来が想像されます。以下は以前のレヴューです。】
【この感性!・・昔のメオ=カミュゼのイメージはすでに無いと言えます!ベストなタイミングでの収穫がこのエレガントな味わいを生み出す第一義的要因でしょう!】

 近年のメオ=カミュゼのワインには驚かされることが多いですが、このジャン=ニコラご自慢のモノポール、クロ・サン=フィリベール2015年の味わいにも驚かされました。

 どんどんエレガンス重視のブルゴーニュワインらしいピュアな味わいに邁進しているのは判っていましたが、クロ・サン=フィリベールは人気商材なので、ワイン屋でもたまにしか飲めないんですね・・。

 そもそも昔の(10年も前位の)クロ・サン=フィリベールのイメージと言えば、過熟気味に収穫されバリックを利かせた大柄なもの・・リリース直後は樽のニュアンスがワインから浮いて感じられ、やや甘味を感じるものなので、3~5年寝かせると一体化し、ボーヌの大柄なシャルドネに似せた味わいになるが、ややもするとローヌの白ワイン的に成りがち・・みたいなものでした。

 まぁ・・そんなイメージはもう全く感じられません。天候が良いとブルゴーニュらしい酸は徐々に失われ、糖分が多くなります。そんな過熟気味の葡萄を醸造すると、当然ながらアルコール発酵しなかった糖分が甘味として残ります。つまり、酸は弱めで少し甘いバランスのワインになります。そこにバリックのニュアンスが加わる訳ですね。

 それはそれで美味しいんですが、やはりリリース直後は「樽臭い」感じになってしまいますし、やや甘味に頼った構成にならざるを得ません。

 2015年のクロ・サン=フィリベールは、ベストのタイミングで健康な葡萄が収穫できたと思える優れたバランスの酸とドライな味わいを持ち、非常にピュアで美しいです。

 どうやってもどう似せてもボーヌのシャルドネのような味わいバランスにはならないんですから、クロ・サン=フィリベールはクロ・サン=フィリベールとしての真の姿を見せよう・・と言う感覚なんじゃないかと思うんですね。

 しかも2015年は全てにおいてバランスが良い・・酸の量・バランス・美しさは総体のバランスに直に影響します。それでいて、まるでバリック臭さは無く、そのピュアな美しさを汚していないです。

 冷ややかな果実酸とドライな味わいからこそ、真の姿が見えてくる・・これは非常に美味しいし、オート=コートの実力もしっかりと見えると思います。


 また、ジャン=ニコラの2015年ヴィンテージの総評にも書かれています(ドメーヌ説明欄)が、黄色文字の部分・・非常に印象的です。

 この部分は noisy も常に感じているので、コラムのアチコチでも記載していますが、プロ、アマ問わず、

「直近の味わいしか切り取れない、受け取れない感覚」

の持ち主が非常に多い・・と言うことですね。


 その上で美味しかったとか旨くないとか・・言ってる訳ですが、まぁ、アマならそれもまだ良いですが、プロがそれじゃぁいかんだろうと・・遺憾ですと・・言いたい訳です。

 アマでも、そのような飲み方しかできないとするなら、ワインの楽しみの半分以上を最初から捨てていることになります。

「ポテンシャルを測る飲み方」

をお勧めします。


 これについては時折書いていますので、敢えてここでは書きません。重要なのは、そのような飲み方が出来ることで、

「あの時は全く美味しく無かったのに、15年後にたまたま飲んだら・・滅茶苦茶凄かった!」

と言うようなことにはならないんですね。下手をすると・・

「そうか・・15年前に飲んだワインはコンディションが悪かったんだ・・」

などと思い込みかねないんです。


 そんなことは無いとは言えませんが、そのように人間は自己弁護の思考回路が自動的に働いてしまいますから、延々と同じことを繰り返すことになり、結局、

「ワインの楽しみの半分以上を得られないままのワインファン」

になってしまいます。それは不幸なことですよね。


 ジャン=ニコラも、そんなプロの批評家たちを散々見て来てウンザリしているんでしょう。noisy も・・まぁ上から目線で申し訳ないが、そんな印象を受けることは非常に多いですし、そんな批評家のコメントは全く参考にしないようにしています。


 皆さんも、noisy を信じるとか信じないとか・・と言うレベルの話しでは無く、せっかくのワインを楽しめるような飲み方をされると良いんじゃないかな・・と思います。まぁ、noisy のように、電子レンジで「チン」してしまったり、砂糖を入れたり塩を入れたりは、しない方が良いですが、少なくとも、

「・・ん?・・やや硬いか・・?noisy はそんなこと言って無かったぞ・・。じゃぁ、取って置きのリーデル・ソムリエ・ブルゴーニュ・グラン・クリュでも使ってみるか?」

とか、

「・・ん?・・もう若いフレーヴァーが無い?noisyは硬いかもしれないって言ってたっけ?・・もう死んでるか?・・じゃぁ、いっそのこと平底デキャンタに落としてぶん回してみて、それからロブマイヤーのワイングラスIIIに落としてみるか?それともIVが良いか・・?」

などなど、やってみることは沢山有ると思うんですね。もしくは、もう完全に終わってるだろうヴィンテージのシャルドネなどをワイン屋で見つけて来て、それを楽しめるように数日掛けて何とかしてみる・・とか。


 もっとも、このクロ・サン=フィリベールは、そんなことをしなくても美味しく飲めますので、今のタイミングですと大丈夫です。言っておきますが、勿論ベストのタイミングでは無いし、やや硬いとは言えますが、

「それでも充分に旨い」

はずです。


 今回は何と、マグナムも有ります。マグナムをドメーヌが造る・・と言うことは・・そう言うことです。自信があるんですね。プロの批評家が「2015年はノーマルの出来」と判断したところで、先行きの見えないプロが何を言おうと関係が無い・・のでしょう。是非ご検討くださいませ。お勧めします!相当に・・良い出来です。




 以下は以前書いたコメントです。
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【ジャン=ニコラ・メオ自慢のモノポールの白です。】

 フィネスさん入れのドメーヌ・メオ=カミュゼです。このワインに関してはnoisy も何度もご紹介させていただいてますし有名ですから、ブルゴーニュ・ファンなら知らない人はいないと思います。オート=コートのクロ・サン=フィリベールは、メオ=カミュゼ自 慢の白ワインのモノポール(単独所有)で、やや樽の効いた風味が溶け込み始めると、ニュイの白で有りながら骨格の大きいシャルドネを堪能させてくれます。(シャルドネオンリーでは無いようですが・・)

 ニュイの高級白ワインで最もポテンシャルとコストのバランスの良いワインと言え、このくらいの価格ですと10年前と全く変わらないかむしろ安いと言えるかもしれません。ヴォーヌ=ロマネの村からコルボアンの方に上がって行ったところにあるオート=コートの単独所有畑で、メオのワインの裏のエチケットは、▲に飛び出た地図が描かれている・・その▲部分の畑ですね。この畑を誇りに思っている証拠とも言えます。

 メオ=カミュゼもドメーヌものになると超人気銘柄でありつつ高価格であること、そして、とてもピュアで生気溢れるアロマが特長ですが、昔は時にそれが行き過ぎてしまっていると感じられる場合が有ったことなどから、「突き抜けた人気」までにはなっていないようです。

 noisy のこのクロ・サン=フィリベール・ブランの印象としては、

「ニュイの白ながら大柄。オイリーで樽の関与を上手く使用している。3~5年で大きく変わる。」

というものです。

 ところが、メオ氏のコメントを見ると「いつもの年のような樽の関与が少なめ」と言っているように思います。なのでよりピュアなシャルドネに仕上がっているんじゃないかと・・想像しています。

 よもや残らないだろうな~・・と思いつつ、残ったら飲もうと心に決めているワインでもあります。ご検討くださいませ。


2017 Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショーム

14758
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 素晴らしいアロマ、イチゴやフランボワーズ、サクランボなどの赤い果実風味がどっさりで軽く樽香でコーティングされている。控えめな口当たりできれいな緊張感が続き、緻密だが余韻は長い。グルメなワインなのでつい飲んでしまいそうになるが、素晴らしいポテンシャルを持っているのは誰の目にも明らかなので2025年まで待つことをお薦めする。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥20,800 (外税) 
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!】
 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
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【ジャン・タルディの耕作で有名になったレ・ショームです!】【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。ですのでメディアの評価が見つかったものを掲載いたします。ドメーヌものとネゴスものの差は無いと思っていただいて結構です。

■Richebourg
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-97 Points
Advocate 93-95 Points

■Clos Vougeot
Jhon Gilman 92 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 92-94 Points

■Corton Grand Cru Clos Rognet
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 92-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-94 Points
Advocate 89-91 Points

■Echezeaux Grand Cru
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 93-95 Points
Burghound Allen Meadows 92-95 Points
Advocate 93-95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Aux Brulees
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 94-97 Points
Burghound Allen Meadows 93-95 Points
Decanter 95 Points

■Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 89-91 Points
Burghound Allen Meadows 90-92 Points
Advocate 90-92 Points

■Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux
Jhon Gilman 96 Points
Vonous 95-97 Points
Burghound Allen Meadows 94-96 Points
Advocate 94-96 Points

■Vosne-Romanee
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers
Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

■Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Boudots
Jhon Gilman 94 Points
Vonous 90-93 Points
Burghound Allen Meadows 91-94 Points
Advocate 91-93 Points


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【中々飲めないワインでは有ります。】

 メオが持つ目が眩むような珠玉の畑にあって、しかもグラン・クリュであっても何とか手が出るのがクロ・ド・ヴージョでした。つい最近まで2002年とか2000年とかが売れずに残ってましたが、

「何で売れないのかな?」
と・・思ってましたよ。

 因みに、ジャン・タルディが耕作していたグラン・モーペルテュイが帰って来ていますし、その他にもシャトー(プレ・ル・セリエ、プレ・ル・シャトー)の真下の区画も有るようで、このクロ・ド・ヴージョには幾つかのラベルが有ります。どう違うのか・・判りませんので、ぜひとも同じヴィンテージを全部一遍に開けてみたいものです。

 このクロ・ド・ヴージョ2014年は、ベタンヌも19/20Pointsと非常に高い評価ですし、ティムさんも97Pointsとベタボメ状態、バーガウンドが少し冷静・・と言った評価のようです。


2017 Chambolle-Musigny 1er Cru les Feusselottes
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュスロット

14765
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■メオさんのコメントです。
 イチゴやフランボワーズ、サクランボなどの赤い果実の香りがとても開いており、黒い果実を彷彿させる酸味や渋味のニュアンスが複雑さを構成している。たっぷりとした口当たりだが余韻も長く常時柔らかい。繊細で魅惑的、ジューシーな味わいで2017年は特に素晴らしく仕上がったキュヴェで将来が楽しみだ。2021年から飲めるようになりそうだが適度に熟成させても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,650 (外税) 
【レ・フュスロットはアンリ・ジャイエを彷彿とさせる果実味・・でした!】
 え~・・初めてジャイエの弟子であったことを意識させたワインの一つが2017年のレ・フュスロットでした。滅茶旨いです・・少し早いですけどね。残念ながら数の制約が有って、レ・クラは飲めませんでした。

 因みにレ・フュスロットは、ジャイエ系の味わいにルーミエさんのピュア果実をプラスさせたような仕上がりで、これまたルーミエさんのワインに共通する透明なミネラリティが下支えしている感じを受けました。

 2017年・・相当良いですが、エキス系、果実味系のどちらに触れているか・・飲まないで判断はできないと思います。でも、そこそこに温暖なヴィンテージでしたので、シャンボール系は果実味系の仕上がりになっているかと・・思います。メオさんも、エキス系に仕上がったワインは2025年ほどから、果実味系は2021年頃から飲んで良い・・と言っているように思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ブルゴーニュのエレガンス・フィネスを最大限に引き出した素晴らしいワインたちです!】

 さすがにこのクラスから上は非常に希少なので、販売してみて余ればテイスティング・・と言うスタンスを取らざるを得ません。

 しかし、以下のコメントにも有るように、ニュイ1級レ・ブード2014年などはもう、ひっくりかえるような凄い仕上がりでした。

 2015年のメオ=カミュゼは、物凄い仕上がりだと確信しています。一般的な評価が定まってからでは遅いと思いますよ。すでにネット以外のお客様からは引きが強くなっています。お早めにご検討くださいませ。


 以下は以前のコメントです。
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【是非ルーミエさんのレ・クラと飲み比べてみたいものです・・ 】

 この2005年のレ・クラでは有りませんが、同じ2005年のシャンボール=ミュジニー1級レ・フュスロットを先日開けてしまいました・・。まぁ、古酒ばかりの入荷ですし、2005年~2010年頃までのメオ=カミュゼについては、noisy も余りテイスティングしていないので・・などと言う言い訳を考えつつ、中々な価格では有りましたが飲んで良かったです。

 ここはレ・フュスロットのコラムでは無いので詳細は省きますが、

「メオ=カミュゼはルロワを追い抜こうとしているはず!」

と言う気持ちが伝わって来たような気がしています。


 例えば先日飲んだ2014年のニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ブードなどは、ま~・・・ぶっ飛ぶような荘厳さと美しさ、繊細さを持っていました。

「ルロワか!」

と・・思わず突っ込んじゃいました。


 2005年のレ・フュスロットは非常に健康的で、しかしやや硬く・・・しかし、漏れ出て来る気品、高質さが物凄く、この硬さはミュジニー系1/3、ボンヌ=マール系2/3ほどのミネラリティのニュアンスを持っているのかなぁ・・と言う感触を受けました。

 レ・クラはレ・フュスロットよりもボンヌ=マール寄りで、まぁ、非常に近いとは言える位置関係なんですが、より赤味を強く感じると思っています。ボンヌ=マールにより近くとも・・上記のニュアンスから言うとミュジニー系1/2、ボンヌ=マール系1/2のようなミネラリティ・バランスなのかなぁ・・と言うのが、大雑把に言ったnoisy的な感覚です。やはりここは大人気のルーミエさんのレ・クラが標準なのでしょうから、比較対象としては良いんじゃないかと思います。もし2005年のルーミエさんのレ・クラをお持ちなら・・ご検討いただくのが良いかと思います。もう2005年ものなんて、高値でどうしようも無くなっちゃいますんで・・。


 まぁ、昨今はブルゴーニュワインが高いですが、それでもそれだけの感動と不完全燃焼を与えてくれ、それがまた明日への活力になっている・・・それがブルゴーニュワインファンなんです。是非、「比較」の楽しさを味わってみてください。お勧めします。


 以下は以前のコメントです。
━━━━━
 偉そうには言っても今のところフィサンしか飲めていませんし、いつの間にか売れてしまって減っているのが現状で、この先はそうそう飲めそうも有りません。

リアルでは、編集長の、
「もう取り上げるには値しない」
みたいな烙印を押されてしまっています。ある意味、ピノ・ファンの、強烈な愛情の裏返し的な部分ではあると感じます。偉大なブルゴーニュの生産者の立ち位置にいながら(と、思う)、
「なんなのよ、その振る舞いと仕上がりは・・・」
みたいな怒りが有るんだと思います。ちょっと鼻が伸び過ぎたピノキオ状態・・・と受け取られたのでしょう。

ブルゴーニュの神様のすぐ傍に居た、家族ぐるみの付き合いだったと言える、他の造り手たちは、一体どんな気持ちを持っていたのでしょうか。アンリ・ジャイエの造るワインに啓発され、神様に追いつきたい、何とか自分を旨く表現したい、でも超えられない、というジレンマに陥ってしまうのでしょう。ジャン・ニコラ・メオに留まらず、跡継ぎのエマニュエル・ルジェ、フィリップ・シャルロパンもそうでしょう。神様のピノ・ノアールには到底届かないと感じてしまうのでしょう。神様の友人たちにも同じことが言えます。このところのダニエル・ショパンのキュヴェを飲まれた方は、その美味しさにびっくりされたと思います。しかし、ダニエル・ショパンの凄腕を持ってしても、追いつくことすら出来なかった(と思う)訳です。

メオ=カミュゼのワインを飲むと、やっぱり同様のことを感じてしまいます。追いつきたい、超えたいが・・・、今の俺はこんな感じなんだよ、と言っている様な気がするのです。

2004年のフィサンはよく出来ていると思います。神様流の低温での長めの漬け込みは感じられず、短めに済ませて、ピュアなフレーヴァーを生かそうとしています。フィサンとしてみれば、今までに経験が無いほど果実のニュアンスを大量に閉じ込めています。そして、生の血を感じさせるような、妖艶なアロマが強烈に存在しています。生々しい、という表現が正しいでしょう。恐怖映画を一人で見ているような、背筋がゾクゾクっとする感じさえ受けます。ボディも肉を感じさせる厚みの有る物で、噛めるようでも有ります。血とブルーベリーの煮詰めたものの集合体と言っても良いでしょう。

メオ=カミュゼのピノ・ノアールには、そんな只者では無いニュアンスを時々感じることが出来ます。しかし、それが「めちゃんこ美味しい」に同義なのか、が微妙では有り、飲み手によって好き嫌いの分かれる部分でしょう。それでも、土地の個性とメオの個性の両方を強く感じさせる優れたワインであると・・・感じました。

また、96年や98年のヴォーヌ=ロマネが少量入っています。価格はとても安いと言えますので、楽しかった90年代を振り返ってみてはいかがでしょうか。ワイン自体の絶対的な美味しさを求めるよりも、今まで過ごしてきた90年代の決算をしてみるのも重要でしょう。ブルゴーニュは、確かにひとつの時代が終わった・・・と感じられますよね。

オ=ブリュレは神様が耕作していたリッシュブールに接するとても秀逸な1級畑です。リッシュブールよりはやや軽いが、名前どおりの独特の焦がされたベリーのニュアンスや動物的官能さにクラクラさせられたワインです。お好きな方は・・・まあ、安いと思いますので是非。

2004年のフュスロットは飲めていませんが、2003年がとても美味しかったのを覚えています。透明感の有るドライなチェリー、ラズベリーのジャミーさは、メオが求めているものを指し示しているような気がしました。神様のピノ・ノアールよりも高い周波数の香りに、よりポイントが有り、華やかで、ピュアでした。

皆さんもまあ、色々と好みはあるのでしょうが、色々と飲むのがワインの楽しみ・・・。高くなってしまったブルゴーニュのワインでは有りますが、古酒も含めてファンタジックな世界を感じられる価格では仕上がったと思います。ご興味の有る方、是非、飲んでみてください。


2017 Nuits-Saint-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ

14769
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。ヴォーヌ ロマネのアペラシオンに隣接する「Au Bas de Combe(オー バ ド コンブ)」に約0.6haの区画を所有。東南東向きの緩やかな斜面の畑で葡萄の木の樹齢は約50年です。古木が多いために段階的に植え替えを行っており、その穴を埋めるために買い葡萄も使っているので2013年からネゴシアンラベルになっています。カシスのような黒い果実のアロマ、フレッシュさと豊かな果実味のバランスが良く、リッチでとてもきれいな口当たり。どちらかと言うとニュイ サン ジョルジュよりもヴォーヌ ロマネに近い印象の味わいです。

■当主ジャン ニコラ氏によるコメント
 サクランボやフランボワーズ、イチゴなど成熟した赤い果実の香りに少し還元した香りも感じられる。甘く柔らかな心地良い口当たりで最後まで旨味が続く。アフターに若干苦味を感じるが、それが複雑さと柔らかさを演出している。一貫してとても豊かな味わいで繊細さもあってすでに飲めると言って良いほど。2020~21年には開けても良いだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,550 (外税) 
【このワインを飲める方は幸せだと思います・・!】
 痺れます・・こんなワインを飲んでしまうと!めっちゃ素晴らしいです。

 メオのニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその1級を飲んで、外したことが無いですが、かのアンリ・ジャイエのニュイ=サン=ジョルジュもそうでした。

「これで・・ニュイの村名なの・・????」

 そんな感動から、ジャイエの他のワインに対する興味が拡がってしまい、入手の難しいアンリ・ジャイエのワインを何とかしようと・・奔走するようになってしまった訳ですね。

 ですが・・ここは重要ですんで・・。


 このニュイ=サン=ジョルジュ村名、とんでもなく素晴らしいんですが、アンリ・ジャイエ系の味わいでは有りません。むしろシャンボールとかヴォーヌ=ロマネがそっち系です。

 荘厳なエキス系の味わいですね。超繊細ですが、サクッと開けても美味しく飲めてしまう・・と言う点では、アンリ・ジャイエを彷彿させるかもしれません。

 これは何とか、飲むべし!安いです!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!(2015年もののレヴューです。)】

 2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、

「限りなくトップレベルに有る」

と言えます。


「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」

とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。


 ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、

「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」

と思わされてしまいました。


 そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、

「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」

と声を掛け、飲んでいただきました。


 その方々の印象は・・思ったとおり、


「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」

と言うものでした。


 さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、


「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」

と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・

「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」

んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。



 その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。


 2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・

「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」

と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!


 ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。

 ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。

 抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。

 口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、

「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」

と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。


 だらしなく拡がってしまって、

「はい、もうおしまい!」

などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。


 中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。


 そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、

「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」

んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?


 ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。

 他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。


 メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。

「・・嘘だぁ!」

と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】


 メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。

 そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。

 このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・


「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」

と思われないでしょうか。


 そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。


 リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、

「素晴らしく美味しかった!」

とご連絡をいただいています。


 そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。


 やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。

 昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。

 さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。

 そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。

 因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。

 あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、


「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」

と言うような感じを受けています。


 前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。

 こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。

 比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。


2017 Saint-Romain Blanc
サン=ロマン・ブラン

14772
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サン=ロマン
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ

■ジャン=ニコラ・メオ氏のコメント
 柑橘系果物の果皮やライム、桃、プラムなどを連想させる香りがとても開いており、アーモンドクリームのような甘い香りも感じられ、幸せな気持ちにさせてくれる。口当たりも甘美でとても柔らかいが余韻に酸味が感じられる。クロサンフィリベールよりクラシックな印象があるが、エレガントさやハツラツさがとても魅力的な味わいを構成している。今すぐ飲むこともできるが本来の資質が発揮されるのは2021年からだろう。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,490 (外税) 
【べらぼうなエレガンス!・・そしてサン=ロマン・ブランの実力、底力を見直してしまいました・・】
 素晴らしいです!・・まぁ、コサールのサン=ロマンも美味しいですが、ちょっとうねった感じがするんですよね。メオの方がストレートです。まぁ、直線的と言ったら良いのかもしれないですが、それはシンプルだ、単純だということでは無いんです。

 豊かだけれど繊細、グラマラスだけれどスタイリッシュ、柑橘果実・そして果実的であってそれが主のように見えて、実はミネラリティが物凄い・・そして最終的にエレガントだと感じさせられてしまう・・と言うような、魔法をかけられたかのように思ってしまうサン=ロマン・ブランです。

「サン=ロマンでしょう?・・そんなはずはないですよ・・」

とおっしゃるに違い無いんですね。そうです。まごうことなきサン=ロマン・ブランです。だから、ピュリニーの素晴らしい1級とも全然違うし、全く追い付かない。・・でも、同格位の次元が違うエレガンスを持っていると思わされてしまう感じなんですね。

 美味しいです。サン=ロマンだと思って・・飲んでみてください!・・ビックリすると思います!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【この超瑞々しい、超ピュアな味わいに人々を驚かせるテロワールの表現が有ります。】

 少ない割り当ての中から2本も開けてしまいましたので、利益的には非常に厳しいです。それでも全く売れないよりは良いんですけどね・・。テイスティングしてご紹介したアイテムは売れたとしても、テイスティングしていないキュヴェは売れない・・と言うのが良くあるパターンで、でもそのうち世の中の理解が急激に深まって劇的に売れるようになり、でも喜んでいる暇も無く割り当てが減って行き、いずれ入らなくなってしまう・・と言う経験を長く続けています。このサン=ロマンにしても、またサン=トーバン1級にしても、世界中のどこを探してもテイスティングコメントなど見当たらないはず・・ここ以外は!・・・と言うことで、また開けてしまうんですね~~。損な性格なんでしょう。諦めています。

 2016年ものもだいぶテイスティングを続けており、おおまかな傾向が見えて来ました。勿論ですが、noisy が扱うような造り手に限って・・の話しですよ。

 2016年ものはシャルドネはかなり良い・・と言うか、量は少ないですが質が素晴らしく、グレート・ヴィンテージじゃないかと踏んでます。

 このサン=ロマンですが、ま~・・呆れるほどに瑞々しい・・です。「ピュア」と言う言葉を使いたくなります。危険分子は全く感じません。それでいて余分なぜい肉、残糖無し、骨格も実にしっかりしています。フレデリック・コサールのサン=ロマンのような、フワッとした柔らかさに満ちた味わいでは有りません。おそろしくドライで(コサールは僅かに甘みを残し、二次発酵でアレコレ何とかなるように調整しているように思います)、とことんピュアなので、サン=ロマンと言う村のワインがどういうミネラリティの組成
をしているか、ものの見事に伝わって来ます。締まったボディから美しい柑橘が伸びやかにノーズに飛び込んできます。締まっているのにボディは膨らみを持ち、緊張感が有りつつもゆったり・・余韻も僅かなビター感を持ちつつ、再度果実感、ミネラリティを感じさせつつ美しい収束を見せます。

「めっちゃ美味しいです!」


 ジャン=ニコラは硬いと言っているようですが、締まってはいますが硬いとは思いませんでした。肉をミネラリティがギュッと押さえつけているかのような感覚ですね。素晴らしい味わいでした。


 サン=トーバンは1級になってますね。ユベール・ラミーがちょうど持ってない、村の北の奥の辺りの1級です。味わい的には村の東端、ピュリニーの真裏の「アン・ルミイィ」等が持つ、グラマラスでオイリーさの強いタイプでは無く、フリオンヌとかデリエールの中間的な組成で、ボディは太目、凝縮感は有りますが、無理矢理そうしたようなニュアンスが全く無く、非常にエレガントです。

 この辺りが昨今のメオの凄いところで、「さりげないんだけれどきちんと存在している」んですよね。思わず・・唸っちゃいました・・。これも滅茶美味しいです。ちゃんとサン=ロマンを訴えてくるんですよね。面白いですから、ぜひ、「ユベール・ラミーのサン=ロマンの西側もの」と比べてみてください。超瑞々しいのがカミュゼで密植系のラミーなら密度の組成は上です。どっちがより美味しいと感じるでしょうかね・・是非尋ねてみたいみたいものです。


 また、今回も非常に少ないですがコルトン=シャルルマーニュもいただけました。さすがに飲まないですよ。もう・・2016年のメオのシャルドネ部門は黒字にはならないですからね。でもきっと素晴らしいはず・・だと予測しています。是非飲んでみてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【パーフェクトなブルゴーニュ・シャルドネ!と 思わせる素晴らしいワインでした!メオ=カミュゼは本気でルロワを越えようとしている!】

 それなりに長い批判の期間が有ったように思います。メオ=カミュゼと言う大看板もやはり、小作人だったアンリ・ジャイエの名声に支えられ、むしろその実力以上に期待を負わされ、苦しいと思う時期が有ったのかもしれません。

 フランスに出かけた友人たちは口々に、

「ワインショップにフーリエ、ルーミエは全く無い。メオ=カミュゼは山のようになってるけど。」

と3年ほど前までは言っていたものです。


 確かに、メオ=カミュゼのワインはエキス的で官能的だけれど、時にバランスが今一つだったり、時に余りのディテールの人間臭さに、

「・・ちょっと・・やり過ぎじゃないのか・・」

と思ったものです。


 そんな期間は、noisy も正規で扱うルートがほぼ閉ざされていましたので、今のようにこまめなチェックが行き届かなかった面は否定できませんが、コンディションが悪い訳では無いと思われるのに何故か?・・と言うような、どこかにクエスチョンマークを持つ気持ちにされたのは事実です。


 しかしながら、2014年のメオのワインは、ネゴスものもドメーヌものも全く区別なく、非常に素晴らしく、2012年頃までの不安定さ、もしくはキュヴェによる出来の差は全く感じられなくなっていました。

 ものの見事にクラスを表現出来ており、そのクラスの中のトップの出来であろうと思わせるだけの仕上がりを見せつけていました。勿論ですが、入荷数が限られているため、全てのワインを試飲出来た訳では無いですが、それでも、

「ここまでキッチリ最上に仕上げられるので有れば、どのキュヴェでも問題など嗅ぎ分けられないだろう」

と思わされてしまった訳です。


 そして満を持しての2015年、少しドキドキしながら希少なメオの白ワイン、最もリーズナブルなサン=ロマンを開けてみた訳です。

 その出来は、

「まさにブルゴーニュ・シャルドネのお手本!」

と言うべきであり、

「ブルギニヨンが目指すべき道標の味わい」

と言っても過言ではない、素晴らしいものでした。


 この2018年の寒波の中、やや冷え気味でテイスティングが始まりましたが、香りの立ち、その質感、ボリュームとも、サン=ロマンと言うマイナーなアペラシオンとしての表現も持ちつつ、ブルゴーニュ・シャルドネとしての超絶な美しさを前面に出し、エレガンス、フィネスをたっぷり感じさせてくれるものでした。


 冷えていても崩れない、冷旨系の酸をまん丸に持ちつつ、パレットに綺麗に円を描き、少し悶え、美しく長く滞在しながら消えて行きます。

 それはやや温まっても崩れること無く、アロマをややボリューミーにするのみ、そのアロマの美しさは温まることによってさらに際立ちます。

 いや~・・異常に旨いです。


 サン=ロマンと言ったら・・皆さんの脳裏に浮かぶのはやはりド・シャソルネイのフレデリック・コサールでしょう。

 しかし、コサールのサン=ロマンとは、全く違う素振りを見せつけて来ます。サン=ロマン的な個性はしっかり、中盤以降の余韻に掛けてホロホロと見せてくれますが、まずはカッチリのやや硬質な舌触りを。透明感の凄いややグラッシー(グラス)なミネラリティ、もしくは酒石酸的な硬質感。アロマや、そこから僅かに崩壊しつつ放出される果実・柑橘の美しいこと・・。口内でひねりつぶせば、複雑なニュアンスが期待しただけ・・出て来ます。決して雑にならず、凛とした姿は決して崩さず、飲み人はただただ頷きながらその味わいに引き込まれることでしょう。

 コサールなら、もっと弄繰り回したコサール自身の姿を感じさせることでしょう。しかしメオの場合、この美しいシャルドネがメオのワインだ・・と決めつけるなら、それはメオの姿なのでしょうが、

「ブルゴーニュと言う世界で最もエレガントでたぐいまれなフィネスを持つワイン自体を表現」

している・・そしてそれが良く判るワインだと言えます。


 いや、これを飲める人は幸せだろうと思います。非常に旨いです。メオは2020年まで待てと言ってますが、noisy は兎に角、

「そんなこと言わずに一度さっさと飲むべき!」
「そしておそらく気に入るに違い無いのでさらに買い増すべき!」

だと確信して申し上げます。


 他にも白は少々