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フランス |
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Ferme de la Sansonniere |
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ロワール |
フェルム ド ラ サンソニエール |
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 ● 久し振りになってしまったド・ラ・サンソニエールです。循環型農業を実践し、自らを「ラ・フェルム(ファーマー・農民)」と名乗っています。自然な柔らかさに満ちた彼のワインを悪く言う人はいないでしょう。
1990年がファースト・ヴィンテージ。80年代に甘口ワイン造りの魅力にとりつかれ、ボルドーで学んだあとフランス各地で醸造を経験する。「ボルドーではラ・トゥール・ブランシュとスデュイローでスタジエをしたが、ボルドーの人工的なワイン造りではなにひとつ学ぶことはなかった」という。現在は10haの畑すべてでビオディナミを実践する。「ボヌゾー」では最高の評価を受けているが、他の白ワインはもちろん、ロゼも素晴らしい。2002年にカベルネ・ソーヴィニョンとガメの栽培をやめ、シュナン・ブランに植えかえた。
栽培 エコセール、デメテール取得 デメテールを取得するにはビオディナミ法に従わなければならない。ワインはもちろんの他、 リンゴジュース(リンゴの栽培)、小麦粉、蜂蜜、オイル・・などもデメテールを取得している。 栽培品種 シュナン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、グロロー・グリ、カベルネ・フラン 自社畑面積 10ha 醸造 大小4つの垂直型木製のプレスを使い分けている。10haの畑すべてでビオディナミを実践。225リットル樽で熟成、いずれも補糖しない。
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N.V.(2015) |
la Lune Amphore Blanc V.d.F. |
ラ・リュンヌ・アンフォール・ブラン V.d.F. |
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12409
6979
[Vin Nature]
スティルワイン
白
ミディアムボディ
フランス
ロワール
■エージェント情報 シュナン・ブラン100%、アンフォラ熟成
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【素晴らしいです!有りがちなアンフォラ熟成による過度な温度感や酸化香はまるで無し!ただ膨大なエネルギーのベクトルが外に向かっています!】 | 余りに美味しい2013年のレ・フシャルドが全く動かないのが不思議でなりませんが、マルク・アンジェリのナチュラルで美しい白をもう、お忘れになっちゃったのかな?・・と残念に思っています。
確かにル・プティ・ルージュの2014年には、若干の揮発酸が感じられますが、レ・フシャルドは全く無し・・ナチュラルながらもピュアで非常に素晴らしいと思っています。ル・プティ・ルージュも揮発酸は程度の問題で表情の一つですから、これも悪く無いんですけどね。
今回はマルク・アンジェリご自慢のシュナン・ブランを、アンフォラで仕上げたラ・リュンヌです。
一般的に言いますと、アンフォラで仕上げたワインは、独特のニュアンスが感じられると思います。何となくの酸化のニュアンス、香りと言ったものや、どこか少し不自然な「積算温度」です。何となく温かい感じ・・と言えば判り易いかもしれません。
でも、このラ・リュンヌ・アンフォールを飲んで・・
「あ、これ・・アンフォラでしょう?」
と言える人がいらっしゃるかどうか!・・少なくとも noisy には難しい・・です。よっぽど慎重に、しかも、「これ、何か特別な事をしてるよ!・・などのヒントをいただかない限り、見破るのは至難の業でしょう。だって・・
「物凄くピュア!」
なんですよ。余分な積算温度など皆無です。酸化臭?・・全く感じません。思いっ切りピュアで、ナチュラルで、身体に優しく馴染む、光線のようなテクスチュアなんです。
どこがアンフォラか?・・と言うなら、それは要素のベクトルの向きです。リリースしたてのキュヴェは、ほとんどが内向きか、良くて90度横を向いています。アンフォラを使用するとそのベクトルの向きが外向きになり、とても開放的になるんですね。
ミネラリティもそうです。単に多いだけだと硬くなってしまいますが、アンフォラを使用することによっての多孔性と言うか、液体に馴染むと言うか、要素を放出しやすくする方へ動いていると思います。
ですんで、果実感もモロにリアルです。甘く無く、エキスの旨みでいっぱいです。非常に旨い!・・是非飲んで欲しいと思います。実はこれ・・レアものでも有ります。ご検討くださいませ!一推しです!. |
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N.V.(2014) |
le Putit Rouge V.d.F. |
ル・プティ・ルージュ V.d.F. |
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11571
6980
[Vin Nature]
スティルワイン
赤
ミディアムボディ
フランス
ロワール
■カベルネ・ソーヴィニョン50%、グロロ・ノワール50%
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【マルク・アンジェリのベースワイン、定番です!】 | どうでしょう?・・色合い、美しいですよね?・・テカテカと照りが有り、輝いているようにみえます。旨そうでしょ?・・でも・・どこかちょっと普通と違う感じがしません?
まぁ・・何が普通で、何が普通じゃないか・・は人により判断が違うと思いますし、それは安易には言えませんが、毎年、見事なプティ・ルージュを造ってくれるマルク・アンジェリです。
・・が、2014年ものはちょっとだけ失敗したかな?・・と思います。いつもはそれなりにやや硬めに仕上がるプティ・ルージュですが2014年はより濃密で柔らかいんですね。そして、多くは無いんですが揮発酸を感じます。おそらくですが、使用しているカベルネとグロロのどちらかのキュヴェで、揮発酸のレベルが上がったんでしょう。上手く仕上げていますが、「揮発酸検知器」とあだ名の有る noisy は誤魔化せません。
なので、とても良いバランスで美味しい・・だけど、ちょっとだけ揮発酸の香りが漂い、後口にその味わいが存在しています。
ビオ嫌い、揮発酸嫌いの方には残念ながらお勧めできません。でも、
「少し位なら有った方がむしろ嬉しい!」
と言う方や、
「揮発酸?・・何それ?・・知らない・・でも美味しそうだから大き目のグラスに一杯ちょうだい!」
とおっしゃる方にはお勧めですし、
「揮発酸を勉強したい」
と前をしっかり向いていらっしゃる将来のワイン業界を担う方にも飲んでいただきたいと思います。
いや・・だから、普通に美味しいんですって。でもちょっとだけ揮発酸が出てるんですね。だからブルゴーニュ・ピノ・ノワールしか飲まないぞ!と言う方にはお勧めできないけど、普通に美味しい自然派デイリーが飲みたいぞ!・・とおっしゃる方には超お勧めなんです。
実際、noisy担当のM君が、
「プティ・ルージュ、めちゃ美味しく無いですか?・・非常に評判良いんで今のうちにもう少し押さえておきます?」
と・・プッシュを受けましたが、
「ん~・・揮発酸、ちょっと出てるから様子見るわ・・」
と断った記憶が有ります。
それに落ち着くまで結構寝かしています。入荷は昨年2015年の12月ですから・・9カ月も休ませちゃいました。なので感じないレベルまで来てることも考えられます。ご検討ください。
以下は以前のコメントです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ラ・サンソニエールはヴィニュロンではない・・!】 さすが!農夫の味わいです!・・・健康そのものの葡萄を搾って・・余計なものを一切加えず、ただ単純にアルコール発酵させただけの・・・だけれども、ナチュラルさ、ピュアさがどんなビオワインにも負けない美味しさとして出来ています。
プティ・ルージュは2009が確かグロール・ノワール、2010からはカベルネ・ソーヴィニヨンだそうです。ですが、カベルネの気難しい感じが全く無く、しっかりした濃度と、やや襞を感じるテクスチュア、果汁の甘みを程好く含んだ長く太めの余韻、味わいです。酸味はそれなりにしっかりとあって、新鮮な赤黒果実そのものを連想させてくれます。余りの享楽感に我を忘れて飲んでしまいますが、実はタンニンもそれなりに有るのに気が付くでしょう。果実の新鮮さ、濃度に完全に隠されていますので、肉系のお食事にはもちろん、余りのナチュラルさに、新鮮な魚介まで行けるんじゃないか・と思うほどです。
因みに、ほとんどのお鮨屋さんとかは、ネタは寝かしますので、新鮮だ・・と言っても、それなりに日は経っています。ここは赤ワインはキツイでしょうが、例えば朝取りの美味しい魚や、生きたまま輸送されてきて、締めた直後とかでしたら、全く問題なく・・・いや、とても美味しく飲めちゃうと思います。
この、まさに収穫したばかりの葡萄のような味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンを、一推しでお奨めいたしますので、是非ともこの機会にお試しください。素晴らしいビオワインに完敗・・いや、乾杯!. |
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N.V.(2013) |
Blanc les Fouchardes Blanc V.d.F. |
レ・フシャルド・ブラン V.d.F. |
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11570
6981
[Vin Nature]
スティルワイン
白
中口
フランス
ロワール
■シュナン・ブラン100%
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【めちゃ美味しいです!】 | 複数区画のシュナン・ブランをブレンドしたレ・フシャルド・ブラン2013年です。これはとても良い出来でした。ル・プティ・ルージュにつられてしまい、ご紹介が延々としてしまいましたが、マルク・アンジェリらしい、フッカフカな柔らかい土からの葡萄を感じさせてくれるナチュラル&ピュアな素晴らしいワインです。
勿論ですが、こちらのレ・フシャルドには気になるような揮発酸は有りません。ただし栓を抜いて、テーブルの上に1週間も置いてしまうと、この手のSo2の少ないワインは出てくる可能性大ですよ。空気中には揮発菌もウヨウヨしていますからね。栓を抜くことでそれらが純粋な培地状態のワインに入り込み、暖かな環境下で繁殖しちゃいます。皆さんもそのような経験は有りませんか?・・ついつい仕舞い忘れたまま、3~4日過ぎてしまって、
「ん~!大丈夫だろ!」
とばかりにグラスに注ぐと・・
「・・げっ、酸っぱい!」
まぁ、酢酸系ですから身体に悪い訳では無いので大丈夫ですが、しなやかで美味しかったワインの激変ぶりに驚くことになります。
柔らかな酸と柔らか、しなやかなテクスチュアを持つ、少しマッタリ感、粘性の有る熟れた味わいです。白桃、黄桃、梨、花梨の果実風味、やや白さの有る細やかな粒感のミネラリティが有り、香りはまだ幾分閉じ気味では有りますが味わいはすでに好調です。
マルク・アンジェリのワインや食品に総じて感じられる自然なソフトさが特徴で、白から黄色のマッタリなフルーツの味わいが素敵です。樽の要素など、葡萄以外からの影響がほぼ無く、またSo2も異常に少ないので、身体への侵入角が実になだらかです。甘くは感じ無いが全然辛くない・・(^^;; 言わば中口でしょうか?やや辛口と言うべきでしょうか。コトー・デュ・レイヨンのデクラッセ(格下げ)ですので、時によりやや甘い場合も有るのでしょうが2014年はそんな感じの素晴らしい味わいでした。お勧めです!ぜひ飲んでみてください。
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