【2025年2月18日開催の「アリゴター」はそうそうたるメンバーが来日!・・ヤン・ドゥリューはアリゴターのメンバーでは無いんですが、乗じてご紹介・・!すぐに埋まってしまうらしいので・・参加されたい方は即お申し込みください。ロワゾー・ドゥ・フランス(飯田橋)のおつまみ付きらしいです!!】

ガセネタだったらすみません・・ご容赦下さい。参加費も安いので・・
「・・ホンマかいな・・」
と思ってしまいましたが、開催者の言なので大丈夫だろうとは思います。
なんと、
「ロワゾーのおつまみと・・アリゴターの名優?が造るアリゴテとのマリアージュ!・・しかもドメーヌからも来日!」
なんですね~~。
まぁ・・noisy はいつに増して激務の最中なので行けそうもないですが、oisy を派遣しようと思っています。
来日されるのは(参加が本人とは限りませんが・・ご家族でいらっしゃるようですよ)、
シルヴァン・パタイユ、ローラン・パタイユ、ジュヴロ、プティ・ロワ、アニェス・パケ、バンジャマン・ルルー、ド・ヴィレーヌ、ジェローム・ガレラン、ピエール=ルイ&ジャン=フランソワ・ベルサン、ゴワソ、ボワイエ・マルトノ、ジャン=クロード・ボワセ、マニュエル・オリヴィエ、ルネ・ブーヴィエ、シャンジー そして来日は出来ないもののワインを供出してくれるのは、
ニコラ・フォール、マルキ・ダンジェルヴィーユ、ロブレ・モノ、クロード・マレシャル、ファビアン・コシュ その他系20生産者
と言う物凄いメンバーです。
もちろんですが、飯田橋のロワゾーで行われます。詳しくはリアルワインガイドまでお尋ねいただきたいと思いますが、「X」などでもご紹介しているようです。
https://x.com/realwineguide/status/1879052428911460509
RWG主催 『アリゴター初来日!気鋭のブルゴーニュ14生産者が来場する試飲会を開催!!』 ※要予約
昼の部/ワイン関係者向け試飲会(2部入替制)、夜の部/一般向けワインパーティー
開催日:2025年2月18日(火) 場所:ロワゾー ドゥ フランス(東京・飯田橋) 予約開始:1月15日(水)13時~

ド・ヴィレーヌからもいらっしゃるとのことで・・ヴィレーヌさん、ご本人がいらっしゃるのかな?・・
まぁ・・これはアリゴテのワインのご紹介の時には時折書いていますが、その昔・・まだA.C.ブーズロンが「アリゴテ・ド・ブーズロン」だった頃のド・ヴィレーヌのそのワインは・・滅茶安かったですが・・軽くて尖がってて酸っぱかった・・(^^;;
D.R.C.の共同経営者が造るリーズナブルなワイン・・と言うことで、まだ若き日の noisy が意気込んで開けたところ・・
「・・はい、クレーム・ド・カシス、持って来んかい!」
と言ってしまったとか言わなかったとか。まぁ・・そんなレベルでは有りました。悪くは無かったですがね・・
ですがこのところのブルゴーニュ・アリゴテは滅茶美味しいですよね。まだ昔の noisy と同様の認識の方も多いようですが、
「昔とはとんでもなく違ったものになっている。滅茶高質!」
です。
そしてヤン・ドュリューが仕込むもっともリーズナブルな彼のワインがこれ、
「ラヴ・アンド・ピフ」
アリゴテのV.d.F.です。
何度も言うようですが、ヤン・ドゥリューはアリゴターのメンバーでは無いようです。

まだ幾分若さも見受けられますが、すでに美味しく飲めます。半年~2年ほど置くとさらに良いでしょう。
深い・・やや赤みさえ差し込んだ感じのゴールドが、その質感を現しているかのようでもあります。果皮からでしょうか・・それともミネラリティか・・煙のニュアンスに火打石っぽいノーズ。細さを感じさせない瑞々しくも太いパレットを描きます。めちゃドライで・・甘みもへったくれも有りませんが、酸バランスが取れているので薄辛く無く、厚みのあるボディ感が感じられます。ほんのりとパインや蜜のノーズが混じりますか。良い出来です。
まぁ・・ブルゴーニュワインも高くなりましたから、昔は自家用だったり、キール(アリゴテ + クレーム・ド・カシスのリキュール)にするだけが多かったものが、
「しっかりと造ってA.C.ブルゴーニュ(・アリゴテ)格に見合うものに仕上げる」
と言うのがブルゴーニュの造り手に共通した認識になりましたし、やはりシルヴァンとローランの兄弟がアリゴテを高級なものとして世の人々を納得させましたし、アニェス・パケの姉御も頑張ってしますからね・・
「まだ認識を改めていない方こそ、是非昨今のアリゴテを飲んでみて欲しい!」
と思う訳です。
あ。ついでにリアルワインガイド第88号にもアリゴターの記事が出ていますので、そちらも是非ご購入をご検討ください。
リアルワインガイド第88号 ← クリックで飛びます。
どうぞよろしくお願いします。旨いです!
以下は以前のレヴューです。
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【・・ついつい・・先日ご案内させていただいたギルベール・ジレのアリゴテV.V.と比較したい欲求に駆られてしまいました・・】 すみません、結局飲めなかったので・・6本ですから・・はい。ギルベール・ジレの2020年アリゴテV.V.も6本だけだったんですが、ファーストヴィンテージで彼の白ワインはアリゴテV.V.のみですから・・開けることにしました。そして・・
「記憶の中のヤン・ドゥリューのラヴ&ピフと比較していた・・」
んですね・・。勿論、他の生産者さんの優れたアリゴテとも、記憶の中で比較していた訳です。リーズナブルで凄く美味しかったアリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールの「ア・リゴテール」、シルヴァン・パタイユの繊細なアリゴテ、区画名付きのアリゴテの緊張感溢れる味わい、ま~・・申し訳ないが言っちゃえば普通なドメーヌ・ルロワとオベール・ド・ヴィレーヌ、アリゴテとは思えないような凄い印象が長く残っているコシュ=デュリ..思い返せば指が足りなくなるくらい・・そうそう、それこそプリューレ・ロックがまだ若い頃にこさえた良く判らないが異常に複雑な味わいのアリゴテとか。
それにしてもギルベール・ジレのアリゴテは半端無い。飲み口がとんでもなく良いからスイスイと入ってくるが、物凄い要素を取り逃がすことを許してくれない・・少なくとも noisy にとっては・・ですが、その確認をし始めると、周りにいる家族は・・
「この人・・一体・・どうしちゃったの?」
と思っているに違いないが、飲んだ後しばらくの間、ほけ~っとせざるを得ない訳ですね。
因みに「どうしちゃったの?」と思っていたに違いないカミさんに、翌日だったか・・残っていたギルベール・ジレのアリゴテV.V.を飲ませたら珍しく・・
「・・これ、昨日の・・だよね?・・凄い美味しいね・・」
ですと。
「(・・昨日は判らなかったんか~い・・♪)」
などとはとてもじゃないが怖くて突っ込めませんが・・。
怖いと言えば・・先日、いつも店頭でワインを引取、買受されるお客様がいらっしゃって・・こんなことを言ってました。
「noisy さんのサイトって、怖くてちょっと・・オーダー入れられないって人が結構いるんですよ・・」
ですと。
「(・・一体・・このサイトのどこが怖いんか~い・・♪)」
まぁ・・お好きなように思っていただいて構わないんだけど。
で、やはりこのラヴ&ピフとギルベール・ジレのアリゴテV.V.・・圧倒的に・・根本的に違うように思えるんですね。全然異なる・・そう思えるんです。
だけども・・もしかしたら・・
「根っこの部分は同じで最終表現だけが違う」
ようにも感じます。
それにギルベール・ジレの後ろにはやはり・・背後霊のように?(・・すみません)・・誰かがいるようにも感じます。ヤン・ドゥリューの後ろにロック親父が見えるように・・。
そう感じると、また毎日のテイスティングに少し張りが出てくるような気がしています。とめどない話しですみません。以下のレヴューをご参考に・・ご検討よろしくお願いいたします。
以下は2014年もののレヴューです
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【 素晴らしい!目茶ナチュラル!これからのブルゴーニュワインはここを目指すはず!必飲!!】
「ナチュラルさとブルゴーニュ的エレガンスの融合」を目指しているんじゃないかと思える、素晴らしい白ワインです。この際、品種がどうの・・と言うのは関係ないかな・・と思います。
コシュ=デュリやドヴネの見事なアリゴテには、必ずや「アリゴテとは思えない」と言うような修飾が付き物ですよね。
また、ポンソの素晴らしい白ワイン、モレ=サン=ドニ1級モン・リュイザンは、当初こそシャルドネやピノ・ブランにアリゴテというセパージュでしたが、シャルドネが入らなくなり、ついにはピノ・ブランも混ざらなくなり、アリゴテ100%の1級ワインが誕生しています。まぁ・・樹齢が100年超と言う、モンスターでは有りますが、それでもブルゴーニュ的エレガンス主体のド太いワインです。
そのポンソさんも本来、ズブズブの自然派志向ですから、このヤン・ドゥリューと似た環境を好むとしても、ヤン・ドゥリューとは全然違う・・と言えるんですね。
ヤン・ドゥリューの「ラヴ・アンド・ピフ」はブルゴーニュのアリゴテでは有りますが、
「あり得ないほどナチュラル!」
「あり得ないほどピュアで危険性無し!」
「物凄い果実感!」
なんですね。
そこにブルゴーニュ的なエレガンスが同居している・・そんなニュアンスなんですよ。なので、1級とか村名とかは二次的要素・・どこまでもナチュラル&ピュアさが第一義・・のように感じます。
ボディは太く、複雑性もたっぷりです。ジューシーだが全然安っぽく無い・・どころか高級感さえ感じさせてくれます。
SO2的なニュアンスは感じさせないのにワインは非常に健全健康です。澱だらけの濁ったワインか?と想像しがちですが、決してそんなことも無い・・。
まぁ、モレ=サン=ドニ村名で2万幾ら・・なワインも平気で造っちゃう彼ですから、どこまで自然児なんだと。そんなワインはnoisy も必ずや飲んでみたいワインのトップグループに入ってるワインです。どうもエージェントさんは持ってるような気配なんですけどね・・。
まぁ、とことんナチュラルで、でも実は捨てちゃいけないものはちゃんと表現しているワインです。飲むべきだと思います。是非ご検討くださいませ。
■エージェント情報
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ブルゴーニュ最強のリスクテイカー!ヤン ドゥリューの愛の結晶ラヴ&ピフ 2014年を12ヶ月じっくり休ませてのリリースです!
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「なぜヤン ドゥリューは、権威主義うずまくブルゴーニュという土地で、その純粋さを希求し、無謀な挑戦を続けているのか。」
彼のワインから感じる強く鋭い信念に触れるたびに抱く疑問でした。
「なぜブルゴーニュでなければいけなかったのか。」
とらえどころのない、それでいて心の底に重く深く沈んでいる疑問を晴らしてくれるのは、いつも、彼らとともに畑に立ち、語り、グラスを傾ける時間です。ヤンの祖父が、オート コート ド ニュイの地で畑を切り拓き、ヤンの家族はブドウ栽培者としての営みを始めます。
子供の頃から大好きな祖父とともにブドウ畑を駆け回って遊んだというヤン ドゥリュー。彼にとっては、その畑こそが人生の喜びに満ちた場所であり、畑で生きていくことは必然だったと言います。自身が少年時代を過ごし、祖父との思い出が溢れる場所。それが偶然ブルゴーニュであり、オート コート ド ニュイだったのです。
彼にとっては、ブルゴーニュの権威主義的なヒエラルキーは意味がありません。目の前の畑、目の前のブドウたちを深く観察し、理解し、愛を投じることで、その秘めた魅力を極限まで引き出すことこそが、ヴィニュロン(=ブドウ栽培・ワイン醸造家)としての使命なのです。
現在、彼のワインはアペラシオンを取得していません。原則としてヴァン ド フランスとしてリリースされています。そして、それぞれのワインが生まれる畑も、多くは、ブルゴーニュやオート コート ド ニュイというアペラシオンに位置づけられる区画です。
しかし彼は、常軌を逸したリスクを引き受け、膨大な労力と時間を畑に投じることによって、ブルゴーニュの権威主義を揺るがすほどのワインを次々と生み出しています。
「ヴァン ド フランスがこの価格!?」
「オート コート ド ニュイがこの価格!?」
当然本人もこのような声が聞こえてくるのは想像していたでしょう。そして、そんな時は悪戯っ子のような笑みを浮かべながらこう答えるのでしょう。
「皆、本当にこの土地の秘めた力を知ってるのかな?」
プリューレ ロックの特級畑でですら躊躇するようなリスクのあるアプローチを全ての畑で実践するヤン ドゥリューだからこそ、ブルゴーニュの土地の可能性と純粋さを表現できるのかも知れません。
実際、ヤン ドゥリューのワインには常に驚きと喜びに満ちています。そしてそれは、彼の祖父への、土地への、自然への愛であり、飲み手であるわたしたちへの愛の証なのだと知るのです。そんなヤン ドゥリューの愛の結晶であるワイン、アリゴテを用いて造られるラヴ&ピフの2014年が到着しております!
アリゴテらしい伸びやかな酸とその酸に負けずに余韻までその姿を残す果実味、どこまでも純粋でどこまでも清々しい味わいのワインです。日本到着からじっくり12ヶ月休ませてからの皆様へのご案内です。現時点でも爽快な美味しさを楽しんで頂けると思いますが、まず間違いなく長期の熟成にも耐えうるアリゴテでもあります。
クラスを超えた、既成概念を超えた、ブルゴーニュの大地が持つ本当の実力を感じられる1本です。ぜひ皆様にお試し頂きたいと思います。
以下はN.V.(2011)のこのワインのご紹介文です。
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【柔らかな酸と旨みの濁り!すばらしいブルゴーニュ白です!】 もう・・単にアリゴテとは呼びたくない・・そんな気持ちさえ生まれてくるような、素晴らしい白ワインでした!これは絶品の旨さです!
お茶の宣伝で、
「濁りは旨み・・」
みたいなコピーが今も流れていますよね。たしかにペットのお茶としては、奇抜なアイデアですし、そこを推すのも良かったのかな?と思います。でも、ペットのお茶の味わいの範疇を超えては・・いないとは感じます・・・・いや、あくまで個人的な感想です。
昔、濁りワイン・・というのが有りました。本当に濁っていて、そこに旨みのほとんどが有りました。甘みが有ったので、そこに要素が集中したような組み立てになっていました。
このアリゴテは、実は甘くない・・んです。酸の組成で甘みに近いものを感じますが・・・これは旨みです。そして結構な澱も有ります。しかし、とても輝いていて、とてもピュア。アリゴテとしては酸が柔らかいのに・・・酸がとても美味しい!・・・これは、アリゴテの酸を旨みの酸に変えたことを意味しているように思います。
そして、青~黄リンゴのようなニュアンスが感じられますが、普通のアリゴテのような鋭角なものではなく、鈍角でとても豊かなんですね。しかも石灰系のミネラルがごちゃまんと感じられる、素晴らしいバランスの持ち主です。
たしかにプリューレ・ロックの、出来が良い年のワインに似たニュアンスは有るかもしれません。でももっとミネラリティがあると思いま
それはきっと、まだ葡萄が造られてからさほど年を経ていないフランスの大地の味わいなのかもしれません。もしくは、地中で葡萄の根っこと他の植物の根っこが絡み合い、相乗効果で水分を汲み上げることに由来しているのかもしれません。でも結局は、有機栽培でなければ、もしくはビオでなければ・・・この味わいは成しえなかったでしょう。素晴らしいワインだと思います。ワイン流通者の猛者どもを虜にしたヤン・ドゥリュー・・・。目を離せない存在になりました。お奨めします!