● 好評をいただいているレ・クラパスですが、ジェローム・ジュレ本人の名前に移行しつつ、希少な白ワインと実にピュアで濃厚・・しかも繊細な赤が入ってきました。noisyも存在は知っていたのですが、入荷数が少なく、いつも後手に回ってしまって購入できなかったワインです。リアルワインガイドのテイスティングで初めて飲んで、
「え~、これって・・めちゃんこ美味しいじゃん!」
とびっくりしたワインです。
ハッキリ言って・・本当に素晴らしい!この価格設定で・・・頭が下がります。アルザスのビネールさん以上です!ピュアさは図抜けています・・しかも濃度が凄い!さらに繊細さもちゃんと持っているんです!こんなワイン・・そうそう無いです。是非飲んでみてください!一推し・・でも数は無い・・特に白は超レアですので、本数制限させていただきました・・
まぁ・・リアルのコメントでnoisyも美味しいから誉めるんであって、で、日本でも認知度も上がり売れるようになって良いんですが、何だかな~・・・、そうするとnoisy に入ってくる数量が減っちゃうんですよね・・。ま~エージェントさんの鼻息も荒くなってますが・・ホント、何だかな~・・・です(^^;;

「一歩、一歩、慎重に 自然派の階段を昇るアーティスト」
ヴァランスとアヴィニヨンの中間、モンテリマールの街から西に20kmほど行ったところにドメーヌ レ クラパスはあります。アルデッシュ地方の南に位置するこの場所は、決して複雑なテロワールを備えた土地というわけではありませんが、当主ジェローム ジュレの手によって素晴らしいワインを生み出しています。実際、彼の仕事ぶりは目を見張るものがあります。秘境とも言うべき丘陵地帯を開拓してブドウ樹を植えて自らの畑としたり、清潔で荘厳な醸造所を自力で建築したり、自らの住居や新しい貯蔵庫も訪問するたびに増築されて進化していたりと、ともかく活力と積極性に満ちた人物なのです。

ジェローム ジュレ氏はかつて同地方の自然派ワイン生産者、ジル アゾーニ氏の下で研修をしており、この際に香り豊かでなめらかなアゾーニのワインに衝撃を受けて自然派ワインを志したと言います。その後、同じくこの地方のドメーヌ マゼルのジェラール ウストリック氏にも出会い、自然派ワインが何たるかを心に刻みます。もっとも彼の手がけるワインは、これら二人のスタイルとは異なります。多くのワインが瓶詰めまで亜硫酸無添加でありながら、質感や香味は非常に安定しており還元的なニュアンスもあまり見られません。研修などを経て地元に戻った彼は、ブドウ栽培農家であった父親のいくらかの畑を引き継ぎ、組合にブドウを売る生活を始めます。その中でも、荒れた土地であった山間の畑を自らの手で開墾するなど栽培面積を広げていきます。自然派ワインの元詰めをめざしつつも、安定的に蔵の経営を行うためにも様々な可能性を模索します。自分の力で美味しい自然派ワインが造れるだろうか、そんな不安をも抱えつつ、2006年に組合から独立を果たし、ドメーヌ元詰めを開始します。

師事した二人の生産者もこの地の先鋭的存在ですが、レ クラパスのワインからは、その二者とは異なる透明感、慎重さ、安定感、芯の強さ、優しさが備わっています。カリニャン、アリカンテ、シラー、グルナッシュ、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、ユニブラン、ヴィオニエ、シャルドネなどなど様々な品種を栽培し、そのそれぞれでアルデッシュの常識を覆す高品質なワインを生み出し続けています。初ヴィンテージの2006年では、自然派ワインの手法で造ったのは「パ サ パ(一歩一歩慎重に)」と「アン ナヴァン ドゥトゥ(迷う前に迷ってないで)」の2キュヴェのみですが、とあるサロンでこれらのワインに出会った時にはすでに、「偉大さ」とは違うベクトルの「きらりと光るセンスの良さ」を備えており将来性をひしひしと感じました。2年目、3年目と経験を重ねるにつれ、伝統的手法で生産されていた他のキュヴェや品種のワインも自然酵母、ノンフィルタ、亜硫酸無添加で造るようになり、そのラインナップはどんどんと広がっています。どのワインもテロワールだけ見れば決して恵まれた条件ではありませんが、丁寧に丁寧に、家を建てるのと同様の素晴らしいクリエイティビティで、魅力溢れる飲み心地のよいワインを造っています。

ある時、ジェロームに個人的に好きな生産者を尋ねてみました。
何事にも真摯な彼は、少し悩みつつ・・・

「ラングロールかな。」

確かに、ラングロールになめらかな果実味と飲み心地は、レ クラパスのワインに通じる美点で納得させられます。今後経験を重ねることで、より洗練されたスムーズなワインへと進化していくことが期待されます



エージェントより
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革命が起きています!
不動のエース生産者となったジェローム ジュレ
第1弾入荷!!
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皆さん、「ホットスポット」という言葉をご存知でしょうか?Wikipediaによると「hotspotホットスポット」とは、局地的に何らかの値が高かったり、局地的に(何らかの活動が)活発であったりする地点・場所・地域のことを指さすための用語です。まさに「熱く」「エネルギー」と「躍動感」に満ちた場所が「ホットスポット」です。なぜこんな話から始めたかと言うと、フランスの自然なワインたちの世界でもこのホットスポットがあるからです。
その代表的な地域のひとつと確信しているのが、コート・デュ・ローヌ地方の北、アルデッシュ地区。とにかく今、この地区が熱いんです!そして今回入荷してきたのは、皆様お待ちかねジェロームジュレ!多くの存在感のある造り手、ワインたちがひしめくこのエリアで、今や地域を牽引するまで成長しました。
フランスはもちろん日本でも大人気の造り手なのですが、実は今回のリリースのワインに関しては過去最高の希望数量を先方に打診しました。年々進化する彼のワインの品質に伴って、ワインの人気が高まっているというのもありますが、一番大きな理由は、ここにきて彼の進化のスピードが一気に加速したことにあります。まさに「革命」と呼ぶに相応しい躍進。
今年の3月にマルセイユで開かれた試飲会 ”La Remise” に行ったのですが、この試飲会はフランス国内外から多くのソムリエ、カヴィスト、インポーターがやってくる試飲会で、この試飲会の後には多くのワインがあっという間に売り切れてしまいます。当然、試飲をしてから発注量を決めるというスタイルだと他の国のインポーターやレストラン、ワインショップに根こそぎ持って行かれた後で、確保できる数量が激減してしまうこともあります。
ジェローム ジュレのように毎年進化を続ける生産者の場合は、造り手を信頼して「最大」量の割当の確保を事前にお願いしていました。そして当日、瓶詰め直後や瓶詰め前の各種のワインを試飲したところ…
ここから先は想像にお任せいたします。ただ誇張なく「最大」量の希望を再度彼に伝えました。
デビューの年から日本の皆様に愛され、記念すべき第一回のヴィーニ ジャポンで、これまた当社を代表する生産者フィリップ・ジャンボンと共に来日を果たしているジェロームジュレ。すごく実直で義理堅いところのあるジェロームは、日本の皆様にとっても素敵なワインたちをしっかりと確保してくれました。毎年過去最高を更新するジェロームジュレ。それでも今年の進化は凄いです。当社とお付き合い頂いているお客様には、一人残らず体験して頂きたいワインです。
もちろん価格も、様々なコストの上昇や人気、味わいに比例して高くなっています。ですが、多くのお客様に必ず満足して頂けるレベルにあると確信しております。
今回は数ある彼のラインナップの中の
ヴィオニエで造られる「ラ フルール ソバージュ」
カベルネ ソーヴィニヨンの「ラブリ」
除梗しないグルナッシュとシラーの「ジャヴァ」
の3種類が入荷!
エチケットデザインもリニューアルされ、ジェローム ジュレの新しいステージが始まります!
*ここ数年紆余曲折あったドメーヌ名ですが、また新しい名前は白紙に戻ったらしくエチケット表記もジェローム ジュレに戻りました。