
イタズラと言う訳でもないんですが、
「なんで今更、このワインが届いたんだろう?」
と不思議だったんですね。全く記憶に無い・・確かに2021年のコルトン=シャルルマーニュは発注したけれど・・などと思っていましたら、本来は3月に到着する分だったようです。最近は名前が出て来ないし、
「あれ、それ、・・え~なんだっけ・・」
と・・参りますね・・。
で、いきなり思い出して庭に出て、ヤン・ドゥリューの「ポン」に習って・・
「自宅で・・ポン!」
をやってみました。左の写真がそうです。
すなわち、ルロワなどは伸びた枝を切らずに編み込む・・そうですが、ヤン・ドゥリューは伸びた枝を丸く・・
「クルクルさせて行く」
そうなので、「Jitaku de Pont (自宅でポン)」をやってみた訳です。まぁ・・1か月位前に相当、無駄に発芽した芽から伸びた枝をバッサリと切ったので、だいぶスッキリはしています。自宅でポンは、伸びてアチコチに絡んだ蔓を伸ばしてはずし、園芸用の洗濯ハサミ状のものや針金で止めてみました。

ヤン・ドゥリューの方は冬季の写真しか見当たらないんですが、横に張った針金にクルクルの「Ponts」を下げていますね。夏季は頭頂部にクルクルさせるようです。
まぁ・・マリウス・ドラルシェのこの2017年コルトン=ルナルドには関係ないですが、2020年からは息子さんの「エチェンヌ」のエチケットになりますので、また少し変わるかと思っています。
今でもナチュール度は以前より上がっていると感じますが、官能的なドラルシェのワインが2020年以降、どう変化して行くのか見ものでしょう。ただしすでにエチェンヌがすべてを仕切っているようでは有ります。
で、色々と Web をサーフしていましたら、ようやく少々情報が見当たりましたのでご紹介させていただきます。ほぼ自動翻訳そのままです。素晴らしい言葉だと思っています。
■ワイン・アクセス・コム
◇テイスティング・リポート
中程度のルビー色で、縁に向かってガーネット色の反射が見られる。ダークチェリー、イチゴ、白い花のうっとりするような香り。口の中に重なると、乾燥アミガサタケ、新鮮なカット茶葉、そしてほのかなうま味で味付けされた彫りの深い赤い果実が現れます。仕上げは粉砕された岩石と鉱物で持ち上げられます。予算に余裕があり、グラン クリュのボトリングをさらに 5 ~ 20 年間セラーに保管したい人向けの賢いピックアップです。
◇破産しないグラン・クリュ・ブルゴーニュ!
グラン クリュ ブルゴーニュを毎日飲めるなら、そうしたいです。しかし、夢ではなく可能性をもたらすような価格で、ラベルが示す複雑さを実現するグラン クリュのボトリングを私たちにもたらしてくれるスターが揃うことはめったにありません。
しかし、10年に一度やってくる燃えるような流星のように、ピノ・ノワールの聖杯の地の1つから産出される、甘美で深く層状になった2017年ドメーヌ・ドゥラルシュ・コルトン・ルナルド・グラン・クリュが、歌うためにここに来ており、驚かせる準備ができています。 この見事なドメーヌ・ドゥラルシュ・ピノ・ノワールが醸し出すダークチェリー、砕いた岩、乾燥アミガサタケのうっとりするような香りは、有名なコルトンの丘の上に植えられた堂々とした樹齢50年のブドウの木から生まれています。しかし、成層圏のような値札が付いているほとんどのグラン クリュ ブルゴーニュとは異なり、ドゥラルシュの流星の 2017 年はまれな例外を提供します。
アントニオ・ガッローニは、ブルゴーニュでの豊かな2017年シーズンを情熱を込めて総括し、赤ワインを「非常に良く、しばしば素晴らしく、時には非常に素晴らしい」と呼んだ。これは、全体の輝きと、切りたての茶葉と白い花の微妙な層だけでなく、贅沢な価格のワインの中で提供される信じられないほどの価値のために、これを「本当に素晴らしい」のカテゴリーに入れなければなりません。
1960年代後半、フィリップ・ドゥラルシュが今日の深紅のピノ・ノワールの源となるコルトン・ルナルドのグラン・クリュ区画を植えたとき、ペルナン・ヴェルジュレス村の人口は253人でしたが、現在は262人です。この村はほとんど変わっていないと言うだけで十分でしょう。そこではフィリップの息子、エティエンヌがノスタルジックなワインを造り続けています。
2007 年にエティエンヌが父親から家族の財産を引き継いだとき、彼は有機的で持続可能な方法を使用して手で収穫し、手作りした小さな生産の宝石を生産する伝統を継続し、丘からの最高級品に匹敵する純度のワインを生み出しました。このコルトン ルナルドは、約 3 分の 1 が新樽を使用したフレンチ オーク樽で 12 か月以上熟成され、ワインにベーキング スパイスと深みを加えました。その結果、コルトンの丘の石灰岩土壌からのミネラルノートとマッチした、深く素朴な赤い果実のフレーバーを際立たせる、印象的なエレガンス、繊細な輪郭、力強さを備えたピノ ノワールが生まれました。
需要と供給の法則により、ほとんどのグラン クリュ ブルゴーニュを 100 ドル未満で米国に上陸させることはできません。このおいしい異常事態を見逃さないでください。
■シェリー=リーマン・ワイン・アンド・スピリッツ
ブルゴーニュのコルトン地区は二重に恵まれています。多くの人が最高のシャルドネと考えるコルトン シャルルマーニュの本拠地であることに加えて、コルトンのグラン クリュ ピノ畑に隣接しており、そのうちの「ルナルド」は最高の区画の 1 つです。
*ここは神聖な領域です。* マリウス・ドゥラルシュはペルナン・ヴェルジュレスに拠点を置き、無濾過・無清澄のワインを生産しています。この個体はまだ若いですが、赤と黒の果実、カシス、そしてオークのタッチの素敵な香りと風味を示しています。
どうでしょう?・・知っている方はこの「ルナルド」の畑が素晴らしいポテンシャルを持っていることを理解しているはずです。黄色の文字の部分・・何か、グッと来ちゃいますね。
今回は飲んでいませんので前回書いたテイスティング・レヴューを掲載いたします。よろしくお願いいたします。
【決して濃くは無いんですが、味わいは滅茶濃くて複雑!そして何とも質の良い妖艶さが素晴らしい!・・今でも旨いがまだちょっと早い!】
インポーターさんの在庫が気付いたら少なくなっていたので、慌ててオーダーしましたが数本しか買えなかったキュヴェです。2017年なのでまだ早いかなぁ・・と思いながらテイスティングさせていただきましたが、
「実に美味しく飲めました!」
ので、却ってビックリしました。
ですがその美味しさは、noisy が知っているマリウス・ドラルシェのルナルドのものとは違っていたんですね。色合いは濃く無いもののエキスの押味が素晴らしく、また何とも妖艶な獣香が素晴らしいんですが・・まだ育ち切っていない感じで、「ほんのり」と香る程度だったんです。
「ありゃりゃ・・これじゃ、ペルナンの獣香の方が立ってるよなぁ・・」
それでも美味しく飲めてしまうのがこのワインのポテンシャルなのでしょう。
しかしながらもう少し育てて上げられれば、ノックアウトされるような官能的な獣香に出会えるのに・・と思ってしまうと、
「・・ん・・飲むタイミングで評価も変わるよなぁ・・」
と思ってしまいました。

このマリウス・ドラルシェも、今は世代交代になっているようで、相当にSo2の使用量が少なくなっていると感じます。
また減農薬程度のナチュラル度だったと思うんですが、たぶん有機に向かって行っているとも感じます。やはりそれが時代の流れなのかもしれません。
でも海外メディアの評価はほとんど見られなくなってしまっていまして、探すのが本当に大変です。あと5年ほどは必要かな・・と思いますが、その時には、
「こってりとした狐の脇腹」
を感じていただけると思います。
グラン・クリュが高くなって仕方が無い時代になりましたが、2017年ものと言うことも有ってまだまだリーズナブルかと思います。ご検討くださいませ!