
頭の中では40年も前のオフコースの名曲が鳴っています・・そんなことはどうでも良いですが、本当に、
「こんな・・ことは今まで・・無かった!」
と、このクエンホフのリースリングのソフトなボディ、滑らかで襞の有るテクスチュアに驚いています。シルヴァーナーやフェルトリナーは柔らかいんですが、ほとんどの場合、このリースリング・カイトンは硬くて3年ほど寝かせないと厳しかったんですね。
もっと先鋭さのあるミネラリティだったものが、肉も有り、ボリュームが有りますんで、ソフトに感じられる訳ですが、おそらく・・
「自然派的なアプローチに変化しつつあるのか・・もしくは単にSo2が少ないか・・」
のどちらかでしょう。
もともと力のあるワインが、そのようなアプローチで「充実した果実のニュアンス」を柔らかく表現できるベクトルを手にした訳ですから、美味しくない訳が無いですよね?
是非飲んでみて欲しいと思います。ドイツワイン的な尖った酸では無く、むしろアルザス的な温かさ(!)さえ感じます。美味しいです!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【きっと素材重視の美味しいイタリアンを食したくなりますよ!! 】 10年以上を掛けて・・・ようやっとここまで入荷数を増やしていただけました・・・。それに、フェルトリナーは昨年も入ってきましたが、ゲヴェやリースリングは2度目です。noisyも飲んだ事は無く、極一部のリストランテさんに行くだけだったと思います。
大変申し訳有りませんが、そんな状況ですので数量を守ってご注文ください。リーズナブルで高貴なアルト=アディジェの白です。どちらも超お奨めです!
P.S.今までの経験からシルヴァーナーとフェルトリナーは今からでもOKでしょう。リースリングは硬めだと思われますので、熟成させたほうが良いかと想像しています。
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【まだ飲んでいませんが素晴らしいはずです・・ 】 何しろ毎年の入荷最大本数が3本ほどという、べらぼうに少ないワインですので・・北海道の×ドラさんとか平塚の××専務のところのページには、残骸らしきものが残っています。
張り詰めたボディを見事に閉じ込めたエレガンスあるミネラル感が特徴です。アルト・アディジェはミネラル感は凄いんですが、そこにエレガンスを見出すことは少ないですね。おそらく地中深くの石灰的ミネラル分を葡萄の根が取り込むほど深く入り込まない、もしくは地表近くに無いのが原因で、普通の畑・樹では表層のナトリウム的なミネラルを多く取り込んでいるため・・と勝手に想像しています。ブルゴーニュの石灰とはかなり違うのが普通ですが、クエン・ホフは近いように感じました。
美味しい、美味しくないは2005年を飲んでないので判断できませんが、今まで何年か販売してきて、
「この間購入させていただいたクエン・ホフのワインって、もう無いですよね?」
と言わなかったお客様は今のところ一人もいません・・・(^.^;;
冗談に聞こえるかもしれませんが本当です♪♪な訳で、何も言わずに1本お買い上げされることをお薦めします。今までは極一部のワインショップとレストランに細々を販売されてきたワイン、そして、誰もがまた欲しがるワイン、それがクエン・ホフです。今回はなんと・・・12本も入荷いたしました・・。なんか、どこかのショッピングモールのしょうもない売り文句みたいで気に入りませんが、まだ飲んでいない以上、それしか言いようが無いのが現実です。変なご紹介ですがお薦めします。