バイオリンの音色を直に聞いたことがあるでしょうか。
「ん?馬鹿にしないでよ noisyさん、子供の頃習っていたしね!」
などとおっしゃる方も中にはいらっしゃるかと思います。優れたシャンパーニュ、特にコート・デ・ブランのブラン・ド・ブランは、優れた奏者の美しいバイオリンの音色にも似た心地よさを持っていると感じています。
努力して練習を積み重ねた奏者の腕や感性だけでは完成しないでしょうし、優れた楽器が合って、感動する音色・音楽がなされるのでしょう。アマティやストラディバリなどというようなバイオリンの名器の名前は聞いたことが有りますが、まともに弾いたことが無いnoisy が鳴らしたとしても、良い音など出るわけが有りません。
良い楽器と優れた奏者が良い環境で演奏できることが、感動する音を創るのでしょう。あのように顎を楽器につけて鎖骨のあたりではさみ、演奏者は骨格の響きさえも利用して音を組み立てるのでしょうが、それにはやはり名器と言われるバイオリンが必要なんでしょうね・・・ありゃりゃ、何を書いているんだろう・・。
いや、noisy がおかれた環境が悪い・劣悪だ、ということを言いたいのではなく、良いシャンパーニュは環境や素性(畑・格付け)と努力が必要、つまり先天的なものと後天的なものの両方が必要、ということを言いたかった・・はずです。(なんちゅう文章だ・・)
さて、このシャルドネ100%のシャンパーニュを飲んでいて、再度確認したことがあります。それは、
「格付けを超えることはまず出来ない」
ということです。
コート・デ・ブランのもっとも秀逸な村がル・メニル・シュル・オジュです。アラン・ロベールしかり、クリュグしかりです。あ、書いちゃっていいのか判りませんが、クリュグに例の畑を販売したアラン・ロベールは、葡萄の出来が悪い畑だから・・・と言ってました。例の畑って・・いや、言えないなあ・・ははは・・。
このワインのテイスティングでは、アドヴォケイトで90点付いたシャンパーニュと一緒でしたが、もう明らかにチュルジのノン・ヴィンテージが上回っていましたね。で、これより格上のチュルジ「99年ミレジメをアドヴォケイトでは90点でしたので、まあ、本当のところは判りませんが、
「何だかなぁ・・」
という感じでした。アドヴォケイトの90点はあっちにいったりこっちに来たり、上下左右にフ~ラフラのヘです。
下記にノースバークレイのホームページから盗んで・・いや、コピペした文章を(無断)掲載しておきますのでご参照されてください。
コアのあるボディを何層にも包むミネラル。本当に僅かずつ要素を放出してくる。ゴールドから赤までの有機物・無機物の結晶。重くなく軽くなく、エレガントな表情。余韻は正にシャルドネならではでボーヌを思い出させる。素直に旨い。
シャンパーニュ特集のトップに持ってきたからには、自信が有ってのことです。まだ飲まれたことが無い方が多いと思います。クリスマスにはちょっと奮発してミシェル・チュルジ!飲んでみてください。今回一押しで推薦いたします。
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NV Turgy Blanc de Blancs Reserve Selection Brut
Toasted brioche with creamery buttercrunchy toffee and bunches of wild blossoms?this persistent 100% Chardonnay pulsates with great energy and freshness. Grace depth and beauty that are both a nod to its noble Le Mesnil terroir and the artisanal talents of Turgy.