【こんなプライスではとても存在し得ない・・と感じるほど、滅茶素晴らしいです!・・ピシャっと濡れて滑らかで細やかなテクスチュアと適度な濃密さ!・・ピカイチです!】---凄いメディア評価も付いてました!!・・ビックリ!

いや・・ポデーレ414のバディランチって、こんなに旨かったでしょうか・・いやいや・・noisy もまだ、味わいの記憶はそこそこにちゃんとしていると自負していまして・・名前は忘れちゃって中々出て来ませんが・・(^^;; あれ、それ・・ん~・・何だっけかと言う具合ですが、
「以前にご紹介させていただいた時はもっとパキッと・・乾いていたはず!」
なんですね。
以前のレヴューを見返してみると「スミレ」とか書いていますから・・もう以前ご紹介時の味わいとは全く異なると・・思って良いと思います。
そもそもこのスカンサーノは、トスカーナの南西、南端に近く、海も遠く無いので内陸のモンタルチーノやキャンティとかとは、若干イメージが異なるかと思うんですね。以前のご紹介時は、
「ん・・もっと濡れた感じだと思ったんだけどな・・」
と感じていたはずです。
それに、キャンティ・クラシコも土壌は様々、高度差も有る地区ですが、結構に乾いたニュアンスが出るワインが多いと感じていますが、このスカンサーノ辺りは、先ほど書かせていただいたように濡れた感じになるように感じています。
口にしますと濡れたニュアンスを多く含む茶、黒、深い赤の果実が滑らかに立ち昇ります。一瞬、
「ん?メルロ?」
みたいな・・ニュアンスです。茶や黒のニュアンスが多く感じられるので、コーヒーとか・・綺麗な土とか・・

良い感じに凝縮していて、しかし味わいはドライ、酸バランスはしっとりと低い帯域に中心を持ちつつ、より上方には香しくもしっとりとした粒子をゆっくりと上げて行くようなエレガントさも感じられます。
余韻の中にも赤果実、黒果実がドライに・・少し後を引くような残像を見せながらゆったり消えていきます。
「・・これ・・安いワインの表情だとはとても思えないよなぁ・・」
と。
そもそもこのバディランチは、ポデーレ414のフラッグシップであるモレッリーノ・ディ・スカンサーノの質を上げるために格下げした葡萄、キュヴェを使用していますから、
「2021年産のサンジョヴェーゼが相当出来が良かった!」
と言うことかと考えています。
このような税込でも2000円しない美しくバランス良くポテンシャルも高いと感じられるトスカーナワインは、そんな「理由」で生まれたのかもしれません。
なにせ、
「滅茶美味しい!・・しかも安い!」
ので、これはぜひ!・・飲んでみてください。凄く推してます。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【サンジョヴェーゼの精緻な美味しさを感じさせてくれるサンジョヴェーゼと、余りワイルド過ぎない、美しさと膨らみを見せるモレッリーノ。お勧めです!】

上手い具合に表情の出た見事なモレリーノ・ディ・スカンサーノです。モレリーノと言うのはこの地のサンジョヴェーゼの呼び方です。時にワイルドに、時に精緻に仕上がりますが、この「414」は後者ですね。しかもきっちりと様々な要素を持っていて、それゆえの表情の豊かさが有ります。
最もサンジョヴェーゼオンリーでは無い(規定は85%)ようで、アリカンテなどの地場品種を混ぜているようです。後述の「サンジョヴェーゼ」とは、まずその辺が違います。
グラッタマッコ・・・ちょっと思い出しますね。とても精緻なんだけれどもちゃんと表情が有って、濃厚過ぎずに美しさの厚さの在るワインでした。もう15年も前の話しになるでしょうか。リリースされた時は結構、販売させていただきました。懐かしいですね。
モレッリーノ・ディ・スカンサーノは結構に振れ幅の大きいワインでして、
「・・同じアペラシオンのワインか?」
と感じることも多かったものですが、昨今は結構、醸造技術も上がり良いワインが増えています。この「414」もそうです。
エレガントでもありますしね。精緻・・がやっぱり似合うワインです。スミレっぽくも有り、奥にちょっとだけワイルドさを湛えているような感じです。非常にドライで、甘みもへったくれも有りません。このワイン、到着直後から結構開いてました。書こう書こう・・と思いつつ、膨大な仕入れの中、中々書く端緒に付けずに半年くらい経過してしまいまして、申し訳ない。どうしてもリーズナブルクラスのコラムを書くのは最後の方になってしまい、結局書けないで新着を出す羽目になってしまいます。しかしリーズナブルで、サンジョの美味しさを見事に表現していると思います。お勧めです。

こちらはサンジョヴェーゼ・オンリーと思われる「サンジョヴェーゼ」です。誰が何て言っても
「見事なサンジョヴェーゼ」
の香り、味わいを見せてくれます。むしろキャンティ地区のサンジョヴェーゼ・オンリーのワインより、よりピュアなサンジョヴェーゼのニュアンスを伝えてくれいるように思います。
「これ・・スカンサーノなのかな・・」
と思ってしまう位・・綺麗なスミレのニュアンスと、むしろ精緻過ぎる位の精緻さが有ります。
だって・・結構自分の中に「緯度計」みたいなものが有りまして、何せボルゲリよりも南に有りますからね。そんな緯度計から言うと、
「かなり北」
と言うような、よりタイトに締まったサンジョヴェーゼに感じます。なので、
「もう少し後にご紹介させていただいた方が・・ちょっと暖かくなった頃が最適かも・・」
と言うような気も有ったのですね。なのでご紹介が遅れてしまった面も有ります。
としっかり言い訳をさせていただきましたが、「サンジョヴェーゼ」の方も、緯度計ではなくて「勘」から言って、そろそろ美味しくなってる頃と思います。
精緻です。スミレです。しなやかでは有りますが、2017年中は結構なタイトさが有りました。ピュアです。ナチュラルナチュラルしていないのが還って良いです。ご検討くださいませ!