● 久しぶりのラ・スール・カデットです。ヴェズレのジャン・モンタネの・・ネゴス部門ですね。ご存じの方は良~~く知っておられるはず。凄く平たく言いますと、ヴェズレの協同組合の組合長だったジャン・モンタネさんが、組合の方針が変わって・・ナチュラルな造りが出来なくなり、
「そんなの、やってられるかい!」
と止めてしまい、自分自身のドメーヌを始め、その中で出来たネゴス部門です。
ドメーヌものも美味しいですがネゴスものも引けを取らず、しかも・・本拠のヴェズレの葡萄では無い南部の葡萄を買い付けていたりしまして、それがまた何とも不思議な味わいを醸し出します。
現在は息子さんがやられているのかな?・・noisy も含め、「自然派ワイン」と言う言葉が出始めた頃には大いにお世話になった造り手さんです。リーズナブルなので・・どうぞよろしくお願いいたします。

■ ラ・スール・カデットについて
醸造所はヴェズレイにあり同地のドメーヌ・ド・ラ・カデットにて、父ジャン・モンタネと働きつつ、母親カトリーヌのドメーヌ・モンタネ・トダンでは醸造責任者として腕を振るう、ヴァランタン・モンタネのネゴシアン。醸造される買いブドウは、ヴェズレイ周辺のブドウだけでなく、ヴァランタンの醸造学校時代や、彼と志を同じくする友人の多い、ボジョレーやマコンのブドウの仕込みもしている。ドメーヌ・ド・ラ・カデット同様、ヴァランタンの父ジャンの設立したネゴシアンだが、2014年ころからは、醸造学校や海外での経験を経て帰ってきたヴァランタンに次第に運営を任せるようになり、近年ではヴァランタンが責任者としてワイナリーを経営している。2019年現在の生産ワインはヴェズレイ、マコン、ボジョレーを主軸にしているが、様々な地域でのワイン造りを経験し、好奇心の強いヴァランタンは、また新たな可能性を探しているようだ。
◆ グラン・オーセロワについて
シャブリの周縁、数カ所の小規模な栽培地の総称。主な構成地域は4つで、シャブリから南西約15kmのイランシー村などで知られるオーセロワ地区、シャブリの南約40km、ディジョンからほぼ真西に約100kmの位置にあるヴェズレイ村などで知られるヴェズリアン地区、シャブリ東側のトネロワ地区、同西北西ジョワニー地区である。いずれも石灰岩豊富な土壌で、ブルゴーニュに典型的な葡萄が栽培されるが、黒葡萄のセザール(Cesar).白葡萄のサシー(Sacy)などの固有品種も極わずかに栽培されている。1999年に村名AOCに昇格したイランシー(以前はAOCブルゴーニュ・イランシー)はピノ・ノワール主体の赤ワインのアペラシオン。2003年に村名AOCとなったサン・ブリはブルゴーニュ唯一のソービニヨン・ブラン主体の白ワインのAOC。ミネラル豊富な辛口のシャルドネを生むトネロワ地区も、2006年にブルゴーニュ・トネールというAOCが認定された。
◆ ブルゴーニュについて
北端のシャブリとその周縁、偉大なグランクリュの数々を含むコート・ドール、その南に続くコート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレまでを含む地域の総称。大規模農園が多いボルドーと異なり、ここでは農園は相続を繰り返すごとに細分化され、農家の畑の平均は約6ha。通常一つのアペラシオン名を有する区画が多くの生産者に分割所有され、その最たる例のクロ・ヴージョは約50haが90の農家に分割所有される。ラ・ターシュなどのように一つのクリュの一生産者単独所有(モノポール)は稀有な例外である。それゆえ同じアペラシオンのワインでさえ、生産者によって「悲惨な代物から、素晴らしい逸品まで」と言われるほど品質のバラツキ、不確実性が顕著。ワインの生産形態も三つに大分され、1.ネゴシアン(買いブドウ/ワイン)を集めてブレンド。2.ネゴシアン自社畑栽培・自社醸造。3.ドメーヌ(農家の自社栽培・醸造がある)。なかには、まさに魂をゆさぶる、人知を越えた名品があるとさえ思わされるが、それにたどり着くのは至難である。
■ SARL La Soeur Cadette(ラ・スール・カデット)
地域 Bourgogne
地区、村 Vezelay ヴェズレ
オーナー:Valentin Montanet
醸造責任者、栽培責任者:Valentin Montanet
Homepage :なし
ドメーヌ創業年:2010 年
醸造所は ヴェズレイ にあ り 、同地のドメーヌ・ド・ラ・カデットで、父ジャン・モンタネと働きつつ、母親カトリーヌのドメーヌ・モンタネ・トーデンでは醸造責任者として腕を振るう、ヴァランタン・モンタネのネゴシアン部門 。醸造される買いブドウは、ヴェズレイ周辺のブドウだけでなく、ヴァランタンの醸造学校時代や、彼と志を同じくする友人の多い、ボジョレーやマコンのブドウの仕込みもしている。
ドメーヌ・ド・ラ・カデット同様、ヴァランタンの父ジャンの設立した ネゴシアンだが、 2014年頃からは、醸造学校や海外での経験を経て帰ってきたヴァランタンに次第に、運営を任せるようになり、近年ではヴァランタンが責任者としてワイナリーを経営している。
2019年現在の生産ワインはヴェズレイ、マコン、ボジョレーを主軸にしているが 、様々な地域でのワイン造りを経験し、好奇心の強いヴァ ランタンは、 また新たな可能性を探しているようだ。
【畑について】
自社ブドウ畑面積: 0ha
契約ブドウ畑面積: 21ha
ブドウ品種: シャルドネ、ピノ・ノワール、ムロン・ド・ブルゴーニュ、ガメ
栽培:ビオロジック(1999年より、2002年認証取得)
認証機関:アグリカルチャー・ビオロジック、カリテ・フランス※2002年認証取得
栽培方法の将来的な展望: ビオディナミへの転向等は予定なし、化学薬品は一切使用しないが型にははまらずブドウ樹に付き添い常に進化し続けていく
土壌:粘土石灰質、赤粘土、青粘土
【醸造について】
酵母のタイプ:
野生酵母
圧搾方式:水平式Vaslin二台と空気圧式一台
醗酵容器の素材と容量(L):白は27hlと50hlのステンレスタンク、赤は228l、400l、500lの樽、琺瑯を一台のみデブルバージュ用に所有
熟成容器の素材:キュヴェにより異なる。ステンレスか樽、新樽は一切使用しない。
セラー環境: 自宅地下一階が樽用のカーヴ、ステンレスタンクは併設された建物の2階に設置、収穫用の選果台やプレス機などは数百メートル離れた場所にあり、収穫後は主にそちらで作業する。畑はCuverieを中心として全区画4km圏内
年間生産ボトル本数:約110000本(うち、ブルゴーニュ・ヴェズレイとムロン・ド・ブルゴーニュを30~50hl/ha外部から購入)