ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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アンドレ・ヴァタン

アンドレ・ヴァタン

フランス Andre Vatan ロワール
Andre VatanDomaine index -- Open All Column
● サンセールのアンドレ・ヴァタンです。近年、ワインの密度が急激に上がって来ました。そしてその味わいも実にピュアです。ミネラリティは相当にしっかりしていますので、少しダグノーさんに似て来ましたかね。サンセールでは余り多く無い「ピノ・ノワール」も生産していますし、白も赤も「シャバい系サンセール」では有りません。是非とも飲んでみていただきたい生産者の一人です。

■エージェント情報
 4代に渡ってブドウ栽培を続けているこのドメーヌは、現在14haの畑を所有しています。真面目で温厚な性格の現当主アンドレ・ヴァタン氏は丁寧な畑の手入れを心掛け、区画によるテロワールの違いを見事なアサンブラージュによってまとめ上げた、秀逸なサンセールを造っています。14haの畑は約40の区画に分けられ、白土と石灰土壌の畑、小石と石灰土壌の畑、シレックス(火打石)土壌の畑の3つのタイプがあります。斜面の畑には畝ごとに草を残して土壌が流れてしまうのを防ぎ、微生物の作用によって畑を活性化させるようにしています。アルコール醗酵は温度調節のできるグラスファイバー製のタンクで行われ、熟成はステンレスタンクや新樽が使われます。週1回の割合でバトナージュが行われ、澱の旨味を引き出してワインに厚みを与えています。アサンブラージュの割合はスーチラージュの時の試飲によって決められます。


2020 Sancerre Maulin Bele Rouge
サンセール・ムーラン・ベル・ルージュ

17767
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ロワール
サンセール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。畑の土壌は鉄分を多く含む粘土石灰質で葡萄の樹齢は25年。除梗100%でグラスファイバータンクで醸造したもののうち、20%を樽熟させて瓶詰前にアサンブラージュします。イチゴキャンディのような甘旨味とロワールらしいフレッシュな酸味のバランスが素晴らしいワインです。キュヴェ名である「Maulin Bèle」の由来は、この地域に昔たくさんあった風車(moulin)で、「Moulin」という単語は他のワイン産地で使われている名前なのでキュヴェ名としてはラベルに表記できないため、少し文字を変えて「Maulin」と表記しています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,490 (外税) 
【2020年と言う芳醇な果実の風味をピュアに、滑らかに表現したロワール上流の優れた仕上がりのピノ・ノワールです!】
 当たり年でしょう!・・実に高質です。

 まぁ・・フランス本国でも何を飲もうか・・と尋ねられて「サンセール」と答える時は、

「軽やかでフレッシュなフラワリーなワイン」

 なのでしょうし、ましてやサンセールの赤と言うことになりますと、決まって軽量級の・・水のように飲めるリーズナブルなワインを意味していたはずです。

 ですが今や・・まぁ、気候の有るのでしょうが、基本的には熱意有る生産者が増え、ビオディナミやビオロジックなどの有機栽培で高質な「サンセール」を造り出すようになって来た訳ですね。

 2020年はやはり水に悩まされたヴィンテージですが、結果的には「グレートイヤー」の呼び声も高い年になりました。

 あ・・もしかしたら勘違いされていらっしゃる方もおられるかもしれませんので申し上げておきますと、

「サンセールはブルゴーニュの北に有るのではない」

 んですね。

 じゃぁ・・どこに有るかと言いますと、ブルゴーニュ(最北のディジョン)の西、直線距離で170kmほどしか離れていません。東京から静岡辺り、もしくは東京から群馬は前橋辺りの距離感覚で西に・・まぁ、東京から西に170kmだと長野県塩尻辺り、諏訪湖の少し先辺りになります。

 ですので、シャブリの方がかなり北に有り、サンセールからは東北東に90kmに行った辺り、シャブリからは東南東に100kmちょっと行くとディジョンです。ディジョンからマルサネ・ラ・コートまでは6km位です。

 どうしてもロワール上流なんて聞きますと、

「ブルゴーニュの北に有りそう・・」

と想像してしまいますが、言ってみれば、

「緯度的にはほとんど変わらない」

んですね。


 この2020年サンセール・ムーラン・ベル・ルージュはやはり濃厚で芳醇な果実の味わいが出ていますが、非常に精緻でピュアです。おまけにとてもドライでエキスが綺麗に出ていますから、

「おそらく史上最高の仕上がり」

は間違い無いでしょう。

 昨今はようやく新型コロナウイルス禍のクサビを抜くことが出来たようで、インポーターさんたちも3年振りのドメーヌ訪問をガンガン始めています。やはりそこで話しになるのは2020年の濃密な出来、2021年のエレガントな仕上がりだが余りの少なさ、2022年の完璧な出来で量も出来たこと・・のようです。

 面白いのは、昔はアルコール分が高くなると皆喜んだ訳ですが、昨今は決してそうでは無く、

「ブルゴーニュ的なエレガンスを失わないために・・」

みたいな言い方をされる訳ですね。

 サンセールはあくまでブルゴーニュでは無くロワールに分類される訳ですが、上記のようにブルゴーニュからは近く、西にずれただけの地域です。昔はエレガントだけれど水っぽいワインの代名詞でも有った・・しかし近年は決してそうではない、立派なワインが多くなっています。そこでの・・

「2020年ヴィンテージ」

 は、今までに経験したことのない仕上がりだと言えます。

「濃密精緻なサンセールの赤、素晴らしかったよ・・」

と、おそらく記憶に残ると思います・・この先もこのようなワインが出来るのかは判りませんが、少なくとも以前の写真と比較しただけでも・・

「圧倒的に異なる」

のはお分かりいただけると思います。ご検討ください。素晴らしい出来でした。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【淡~いピノが当たり前だったサンセールで、超濃い・・までは行かない、たっぷりなミネラリティとちょうど釣り合う程の実に旨いピノ・ノワールです!】

 ピノ・ノワールによる赤ワインです。そもそもはシャスラとピノ・ノワールが多く植わっていた土地だったんですね。でもフィロキセラでシャスラが減り、ソーヴィニヨン・ブランを植えたところ・・これが受けたので、皆さんご存じのサンセール・ブランが生まれた訳です。

 それに・・実はこのサンセール近辺、大昔は「ブルゴーニュ」に分類されていたそうで、ピノ・ノワールを植えるのが極普通のことだった訳です。でも、ソーヴィニヨン・ブランが「受ける」ようになると、ピノ・ノワールは条件の悪い場所に植え替えられちゃった訳で・・それで

「薄くて酸っぱいサンセール・ルージュが生まれた」

んですね・・。

 現在は、生産者の方々もピノ・ノワールをちゃんと造れば売れることが判ったので、頑張って美味しいピノ・ノワールのサンセールを造っています。ヴァシュロンのサンセールも滅茶美味しいですよね?・・ですが、ヴァシュロンはエージェントさんが変わってしまった?のか、その後随分と価格も上がってしまって手が出なくなってしまいました。

 ヴァシュロンのベル・ダムは濃密で深い・・凝縮感のあるタイプです。このアンドレ・ヴァタンの「ベル・ルージュ」は、ヴァシュロンほど濃密では無く、ヴァシュロンほど黒くしない・・(^^;; ものの、

「充分だと思える程にちゃんと濃密!」

ですし、

「大昔はブルゴーニュに分類されたことが伺える、ブルゴーニュっぽいピノ・ノワール!」

と言うことが出来ます。


 その上で、とてもピュアです。自然派ですのでナチュラル感はちゃんと有ります。でもビオビオはしていない・・。精緻で質感高いです。・・まぁ、フィネスさんの扱いですから、非常に美しい味わいがします。

 アロマも、もし収穫をかなり遅らせるような収穫方法を取るのであれば、このようなフラワリーさの混じった果実たっぷりな感じにはならないでしょう。色合いもちょっと・・ブルゴーニュワインっぽいでしょう?酸も充実していますが酸っぱくはなく、ミネラリティたっぷりの味わいです。

 濃すぎず、全く薄く無い・・ピュア&ナチュラルなサンセール・ルージュです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2021 Sancerre les Charmes Blanc
サンセール・レ・シャルム・ブラン

17055
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
サンセール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 ソーヴィニヨン・ブラン種100%。フルーティさを出す小石と石灰質土壌の区画、コクとオイリーさを出す白亜石灰質土壌の区画、力強さを出すシレックス土壌の区画を土壌ごとに別々に醸造して、最後にアサンブラージュして仕上げています。グレープフルーツを連想させるような柑橘類の香りが芳しく、爽やかなフルーティさとミネラル、キレの良い酸で飲み口が非常に心地良いです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,290 (外税) 
【激旨です!・・今までで最高を保障・・(^^;; このミネラリティのノーズへのくすぐり、ソーヴィニヨンらしいグレープフルーツ&スイカなニュアンス・・絶妙です!】
 皆さんに質問です!・・ブルゴーニュの最北の地シャブリとロワールのほぼ最南の地サンセールでは、どちらがより南に有るでしょうか!?



 ・・そうです。サンセールの方が南に有るんですね・・。ブルゴーニュの北の中心とも言えるディジョンですが、マルサネ・ラ=コートから北に10km 弱で着きます。そのディジョンと緯度的にはほとんど同じ・・なんですよ。

 しかもですね・・ジュヴレ=シャンベルタンや、先のディジョンからですと、サンセールまでは「直線距離で160km」ほどしか離れていないんですね。まぁ・・実際に行くには大きな山を越えて行く感じになってしまうのでそれなりには掛かると思いますが、それでも200km 位じゃないかな・・と思います。東京から静岡まで行く感じですね。新幹線なら・・あ、このくらいにしておきましょう。

 なので、ワインから感じられる「緯度感」は、ほぼほぼブルゴーニュと同様な場合が多いと思うんですね・・。

 ・・そうなんですよ・・昔はこのサンセール辺りは、「ブルゴーニュに分類」されていたんですね・・。あ、今は違いますから・・noisy が「サンセールはブルゴーニュだったって言ってた。」とは言っても良いですが、決して「だった」を省かないように・・お願いします・・(^^;;
 で、このサンセールの品種は当然、「ソーヴィニヨン・ブラン」ですね。シャルドネじゃない・・って言うのがまたポイントでしょうか。どちらかと言いますとボルドー的な品種ですよね。パヴィヨン・ブランもそうですし、ソーテルヌでもソーヴィニヨン・ブランは使用を認められています。ただし、セミヨンよりも皮の厚いソーヴィニヨン・ブランは貴腐が付きにくいので、ソーテルヌやバルザックの貴腐ワインは大方、セミヨンになります。

 でも、その「皮が厚め」である特徴が・・ある意味、ソーヴィニヨン・ブラン独特の風味を生む場合がある・・と思っています。・・あ、あくまで noisy 的感覚ですから、資格試験の際には、決してそんなことを書いてはいけません。

 で、2021年のアンドレ・ヴァタンですが・・

「滅茶苦茶お勧め!」

です!

 特にこのよりリーズナブルな「レ・シャルム」は、ソーヴィニヨン・ブランの独特の風味はそこまで強く無いものの、白っぽいフルーツ、緑っぽいフルーツ、そしてほんのり赤みさえ感じさせてくれる風味を持ち、まぁ・・ディディエ・ダグノーまでは届かないにせよ、素晴らしく透明なミネラリティと、やや半透明なミネラリティを混在させて・・素晴らしい量を感じさせてくれます。

 その上でとてもドライながらエキス感がたっぷり、ワインが持っている表面張力の素晴らしさを再確認させてくれるほど、ほんのりと粘度の高い・・口内に適度に留まり、ノーズへと持続的に素晴らしいアロマを運んでくれる役目をしてくれます。

 まぁ・・フルーツと書いてますが柑橘類を多く含んでいまして、その感覚はまず「ノーズ」へ、そして終盤~余韻に掛けて柑橘ではない果実類が顔を出す感じ・・。

 密度が高く、しかも・・測っていないですがSo2 も多く無く、「滅茶旨い!美味しい!」と・・脳も身体も喜んでくれます。

 明らかに今までで最高のヴィンテージ!・・と言って良いんじゃないでしょうか!・・このところのフィネスさんのワインのランクアップぶりは本当に素晴らしいですね。・・あ、そうそう・・関係ないことですが、あれだけ沢山在庫して持っていたはずのメオ=カミュゼのワイン・・セラーのどこを探しても見つからないんですよ。いつの間にか根こそぎ売れてしまったんですね・・恐ろしや・・。

 これは飲むっきゃ無いと思いますよ!・・もう少しソーヴィニヨン・ブランっぽさを高質に見せる方が良いとお考えでしたら、2020年のサンセール・サン=フランソワ・ブラン をご検討ください。お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【美味しい!ちょうど良い濃度の華やかアロマ!・・ヴィンテージの恩恵か、造り手として腕を上げたか・・noisy も検証中です!】

 2019年のレ・シャルムです。以前は僅かに「薄い」感じを持った凝縮度でしたので、

「飲みやすいけれど少し物足りないと感じてしまう可能性は有った」

と思うんですね。

 まぁ、何が何でも濃ければよいのか?、凝縮感が必ずなければいけないのか?・・とは全く思いません。ですが、「薄いな・・」と思ってしまった時の残念な感覚は、誰しもが持ったことは有るかと思うんですね。そしてソーヴィニヨン・ブランの場合は、青っぽさや酸っぱさと一緒にそれが感じられる場合が多いので、

「ある一定以上の濃度」

をクリアした場合に、とても好印象を持つ場合が多いと思っています。・・いや、滅茶淡いものは・・それはそれで存在価値も有りだと思ってますよ・・はい。

 少なくとも、以前のアンドレ・ヴァタンの「やや淡い感じ」は見事に無くなった、とてもボディ感のある、柑橘フルーツ満載なサンセールです。

 非常にピュアで、ナチュラルさも有り、精緻で実に良いです。青っぽさが無いのは2019年だからか?・・それともアンドレ・ヴァタンの腕前がさらに上がったか?・・は、noisy もまだ判断付きませんが、少なくとも2019年のブレンドもののレ・シャルムは、酸バランス、ミネラルバランスとも非常に優れています。コンディションも非常に良いので、とても美味しいです!

 が、上級キュヴェのサン=フランソワの出来が凄く良くて、流石に比較するのはかわいそうな気もしますが、そちらには追い付かないかな?・・でも2千円台のサンセール・ブランとしますと、これ以上は無いと言って良い仕上がりです。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!


2020 Sancerre Saint-Francois Blanc
サンセール・サン=フランソワ・ブラン

17054
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 シレックス土壌で畑の広さは1.5ha、毎年約4000本しか生産されません。斜面の畑には畝ごとに草を残して土壌が流れてしまうのを防ぎ、微生物の作用によって畑を活性化させるようにしています。
 アルコール醗酵は温度調節のできるグラスファイバー製のタンクで行われ、約2/3がステンレスタンク、1/3が新樽で熟成されます。完熟グレープフルーツやパイナップルのアロマ、シレックス土壌のミネラル、新樽のヴァニラが樹齢約40年の葡萄からくるフルーティさに溶け込み、コクのある味わいになっています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,190 (外税) 
【・・おっと・・どうやらアンドレ・ヴァタン・・本性を発揮して来たか・・と感じることが出来る2020年のサン=フランソワです!】
 アンドレ・ヴァタンのサン=フランソワです。こちらは2020年ものになり、レ・シャルムが2021年ですのでお間違いの無きようお願いします。

 そもそもサンセールで「ヴァタン家」と言うと名門です。今や簡単には手を出せないようになってしまった「エドモン・ヴァタン」の「クロ・ラ・レオール」では有りますが、想像するに・・「お血筋」でしょう。アンドレ・ヴァタンはヴェルディニと言う村ですが、エドモンさんちはシャヴィニョールのモン・ダネです。ここは川向うのプイィ=フュメのディディエ・ダグノーが入手し、現在・・血道を上げて造っています。それにモン・ダネと言えば「コタ」ですよね・・でも noisy はエージェントさんと喧嘩別れしたので、もう買っていません。だって酷いんですよ・・全アイテム1ケースずつでオーダーしたら、売れ筋のモン・ダネやロゼはゼロ回答、売れ筋以外は満額回答、で、そっちはまだ有りますからいかがですか・・だって。どこのインポーターとは言いませんが、前年もちゃんと仕入れているのに何が気に入らなかったのか・・もうそんなところとはお付き合いできません。

 このサンセールと言う土地ですが、まぁ・・滅茶・・土壌が入り組んでいるんですね。ですから、赤っぽい土にシレックス・・とか白にシレックス・・もともとは河原だったようで言い出したらキリが無い・・日本のワインで言えば、少し似た感じでFerme36の矢野さん・・でしょうかね。矢野さんのところはこれから樹齢が上がってくれば、とんでもないワインになると思いますよ。


 で、この2020年のサン=フランソワ・・良いですね・・めちゃ大柄で・・高貴さとソーヴィニヨンの官能感が交差する、見事な出来です。

 ソーヴィニヨンはピピと呼ばれる麝香(じゃこう)が出ることが比較的有るんですが、その感じが「良い感じ」か「キツクて臭いか」で、結構に印象が異なるんですね。

 ですが、その麝香は・・どうやら熟成具合によって相当に変化しまして・・

「・・あんだけ酷いくらいの麝香だったのに・・今は溶け込んでしまって滅茶エレガント!」

みたいな経験もしています。なので、

「臭い麝香は勘弁・・」

みたいなことは、迂闊には言えないんですね。

 で、その麝香が適度に入り、ハーブやミントっぽいほのかなアロマに、レ・シャルムにも感じられる素晴らしい柑橘が入ってくる・・しかもそれらが低域から高域にまで伸びて行くんですね。

 色合いも素晴らしいでしょう?・・黄色が多くて果実感はたっぷりです。これはこんな価格で良いのかな?・・みたいな雰囲気を感じるんじゃないかと・・。半面、シレックス的なミネラリティは少し減り気味でしょうか。その分、果実が多い感じで、

「そのニュアンスは、このサン=フランソワが2020年ものだから」

なんじゃないかと想像しています。

 ですので、果実感たっぷりの2020年、そしておそらく来年入ってくるに違いない2021年ものは・・

「その大量にある果実感をもの凄いミネラリティで完全コートしている??」

んじゃないかと、入って来てもいない2021年ものが楽しみでしょうがない・・(^^;;

 価格もリーズナブルです。そして・・おそらく凄い出来になっているに違いない、2021年のサン=フランソワを楽しむためにも、このほんのりソーヴィニヨンっぽさを色気にしている2020年ものも飲んでみてください!

 何より、このアンドレ・ヴァタンはヴェルディニと言う村は、あのモン・ダネとはそう離れていない・・2キロほどです。クロ・ルジャールのフーコ家からお嫁にいらしたエドモンさんちは、その昔は白だけじゃなくて、ピノ・ノワールにもご執心でした。

「・・だってここは・・ブルゴーニュだったから・・!」


 いつか書いてやろう・・と思っていたんですが、ようやく書いちゃいました。決して現在のアペラシオンと一緒にしないでくださいね。昔の話です・・がちょっと面白いでしょう。超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【相当、力の入った見事な出来!ダグノーのシレックスと比較したくなってしまうほどの凝縮度と仕上がりです!】

 これは凄いですね~・・感覚的にはかなり・・かなりですよ、ディディエ・ダグノーのシレックスを思い出させてくれちゃいます。単純に、一嗅ぎした時の複雑なニュアンスは、硬くて余り何も表情に出してくれない時のシレックスを凌ぐと思います。もっとも完熟に近いシレックスは途方もない表情になりますんで、

「残念ながらダグノー・シレックスには及ばない・・」

と思います。

 しかしながら「サンセール・ブラン」でこれだけのポテンシャルを感じさせてくれるとすると、相当に良いです!そして、ダグノーは今、新樽の使用はしていないんじゃないかと思うんですね・・。だとするなら、

「黄色や白、淡い橙の果実、柑橘果実にシレックス土壌由来のミネラル香、そして新樽の要素が僅かに加わった、かなりの凝縮感の在る高密度サンセール・ブラン!」

と言えるとするなら、これは相当に興味を惹かれませんか?


 この、淡い緑の入った美しい黄色には、シレックス土壌由来のたっぷりなミネラリティが、まるで見えるかのように映りませんか?

 味わいは結構に重厚です。海外メディアを調べてみると・・アンドレ・ヴァタンさんは、

「全くに近いスルー」

でした。

 いや~・・相当頑張ってるだろう!・・少しは評価してみてよ!・・と言いたいところですが、評価され始めてしまうとビックリするほど一気に値上がりしちゃいますから・・はい。


 その昔、「フランソワ・コタのサンセール」がアメリカの某バイヤーの目に留まり、

「そんな価格で売ってたらダメ。私がアメリカで4~5倍で売れるようにする!」

と言ったとか・・(たぶん・・)。


 その昔、フランソワ・コタのエージェントをしていたル・テロワールさんも、ワインのポテンシャルはちゃんと認識していたものの、結局は手放さざるを得なくなってしまった訳です。そこにはその某バイヤーの思惑が有ったんですね・・(おそらく)・・。

 でも結局は、その某バイヤーの計画は頓挫したようで、一時超高値で有ったコタのモン・ダネも、元の価格にはならなかったものの、1/4ほどに下がっています。


 ワインの価格って、人それぞれの思惑で動いてしまうものでも有りますが、やはりそこは、

「ちゃんと値踏みをする」

だけじゃなくて、

「ちゃんとポテンシャルを見る、理解する」

ことが重要だと思っています。


 その意味では、このワインは全く高くないです。素晴らしい出来の2019年、サン=フランソワです。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2018 Sancerre Saint-Francois Blanc
サンセール・サン=フランソワ・ブラン

16034
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 シレックス土壌で畑の広さは1.5ha、毎年約4000本しか生産されません。斜面の畑には畝ごとに草を残して土壌が流れてしまうのを防ぎ、微生物の作用によって畑を活性化させるようにしています。
 アルコール醗酵は温度調節のできるグラスファイバー製のタンクで行われ、約2/3がステンレスタンク、1/3が新樽で熟成されます。完熟グレープフルーツやパイナップルのアロマ、シレックス土壌のミネラル、新樽のヴァニラが樹齢約40年の葡萄からくるフルーティさに溶け込み、コクのある味わいになっています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,850 (外税) 
【相当、力の入った見事な出来!ダグノーのシレックスと比較したくなってしまうほどの凝縮度と仕上がりです!】
 これは凄いですね~・・感覚的にはかなり・・かなりですよ、ディディエ・ダグノーのシレックスを思い出させてくれちゃいます。単純に、一嗅ぎした時の複雑なニュアンスは、硬くて余り何も表情に出してくれない時のシレックスを凌ぐと思います。もっとも完熟に近いシレックスは途方もない表情になりますんで、

「残念ながらダグノー・シレックスには及ばない・・」

と思います。

 しかしながら「サンセール・ブラン」でこれだけのポテンシャルを感じさせてくれるとすると、相当に良いです!そして、ダグノーは今、新樽の使用はしていないんじゃないかと思うんですね・・。だとするなら、

「黄色や白、淡い橙の果実、柑橘果実にシレックス土壌由来のミネラル香、そして新樽の要素が僅かに加わった、かなりの凝縮感の在る高密度サンセール・ブラン!」

と言えるとするなら、これは相当に興味を惹かれませんか?


 この、淡い緑の入った美しい黄色には、シレックス土壌由来のたっぷりなミネラリティが、まるで見えるかのように映りませんか?

 味わいは結構に重厚です。海外メディアを調べてみると・・アンドレ・ヴァタンさんは、

「全くに近いスルー」

でした。

 いや~・・相当頑張ってるだろう!・・少しは評価してみてよ!・・と言いたいところですが、評価され始めてしまうとビックリするほど一気に値上がりしちゃいますから・・はい。


 その昔、「フランソワ・コタのサンセール」がアメリカの某バイヤーの目に留まり、

「そんな価格で売ってたらダメ。私がアメリカで4~5倍で売れるようにする!」

と言ったとか・・(たぶん・・)。


 その昔、フランソワ・コタのエージェントをしていたル・テロワールさんも、ワインのポテンシャルはちゃんと認識していたものの、結局は手放さざるを得なくなってしまった訳です。そこにはその某バイヤーの思惑が有ったんですね・・(おそらく)・・。

 でも結局は、その某バイヤーの計画は頓挫したようで、一時超高値で有ったコタのモン・ダネも、元の価格にはならなかったものの、1/4ほどに下がっています。


 ワインの価格って、人それぞれの思惑で動いてしまうものでも有りますが、やはりそこは、

「ちゃんと値踏みをする」

だけじゃなくて、

「ちゃんとポテンシャルを見る、理解する」

ことが重要だと思っています。


 その意味では、このワインは全く高くないです。素晴らしい出来の2019年、サン=フランソワです。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2019 Sancerre les Charmes Blanc
サンセール・レ・シャルム・ブラン

16035
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
サンセール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 ソーヴィニヨン ブラン種100%。フルーティさを出す小石と石灰質土壌の区画、コクとオイリーさを出す白亜石灰質土壌の区画、力強さを出すシレックス土壌の区画を土壌ごとに別々に醸造して、最後にアサンブラージュして仕上げています。グレープフルーツを連想させるような柑橘類の香りが芳しく、爽やかなフルーティさとミネラル、キレの良い酸で飲み口が非常に心地良いです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,650 (外税) 
【美味しい!ちょうど良い濃度の華やかアロマ!・・ヴィンテージの恩恵か、造り手として腕を上げたか・・noisy も検証中です!】
 2019年のレ・シャルムです。以前は僅かに「薄い」感じを持った凝縮度でしたので、

「飲みやすいけれど少し物足りないと感じてしまう可能性は有った」

と思うんですね。

 まぁ、何が何でも濃ければよいのか?、凝縮感が必ずなければいけないのか?・・とは全く思いません。ですが、「薄いな・・」と思ってしまった時の残念な感覚は、誰しもが持ったことは有るかと思うんですね。そしてソーヴィニヨン・ブランの場合は、青っぽさや酸っぱさと一緒にそれが感じられる場合が多いので、

「ある一定以上の濃度」

をクリアした場合に、とても好印象を持つ場合が多いと思っています。・・いや、滅茶淡いものは・・それはそれで存在価値も有りだと思ってますよ・・はい。

 少なくとも、以前のアンドレ・ヴァタンの「やや淡い感じ」は見事に無くなった、とてもボディ感のある、柑橘フルーツ満載なサンセールです。

 非常にピュアで、ナチュラルさも有り、精緻で実に良いです。青っぽさが無いのは2019年だからか?・・それともアンドレ・ヴァタンの腕前がさらに上がったか?・・は、noisy もまだ判断付きませんが、少なくとも2019年のブレンドもののレ・シャルムは、酸バランス、ミネラルバランスとも非常に優れています。コンディションも非常に良いので、とても美味しいです!

 が、上級キュヴェのサン=フランソワの出来が凄く良くて、流石に比較するのはかわいそうな気もしますが、そちらには追い付かないかな?・・でも2千円台のサンセール・ブランとしますと、これ以上は無いと言って良い仕上がりです。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!


2018 Sancerre Maulin Bele Rouge
サンセール・ムーラン・ベル・ルージュ

16033
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ロワール
サンセール
アンドレ・ヴァタン

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。畑の土壌は鉄分を多く含む粘土石灰質で葡萄の樹齢は25年。除梗100%でグラスファイバータンクで醸造したもののうち、20%を樽熟させて瓶詰前にアサンブラージュします。イチゴキャンディのような甘旨味とロワールらしいフレッシュな酸味のバランスが素晴らしいワインです。キュヴェ名である「Maulin Bèle」の由来は、この地域に昔たくさんあった風車(moulin)で、「Moulin」という単語は他のワイン産地で使われている名前なのでキュヴェ名としてはラベルに表記できないため、少し文字を変えて「Maulin」と表記しています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,750 (外税) 
【淡~いピノが当たり前だったサンセールで、超濃い・・までは行かない、たっぷりなミネラリティとちょうど釣り合う程の実に旨いピノ・ノワールです!】
 ピノ・ノワールによる赤ワインです。そもそもはシャスラとピノ・ノワールが多く植わっていた土地だったんですね。でもフィロキセラでシャスラが減り、ソーヴィニヨン・ブランを植えたところ・・これが受けたので、皆さんご存じのサンセール・ブランが生まれた訳です。

 それに・・実はこのサンセール近辺、大昔は「ブルゴーニュ」に分類されていたそうで、ピノ・ノワールを植えるのが極普通のことだった訳です。でも、ソーヴィニヨン・ブランが「受ける」ようになると、ピノ・ノワールは条件の悪い場所に植え替えられちゃった訳で・・それで

「薄くて酸っぱいサンセール・ルージュが生まれた」

んですね・・。

 現在は、生産者の方々もピノ・ノワールをちゃんと造れば売れることが判ったので、頑張って美味しいピノ・ノワールのサンセールを造っています。ヴァシュロンのサンセールも滅茶美味しいですよね?・・ですが、ヴァシュロンはエージェントさんが変わってしまった?のか、その後随分と価格も上がってしまって手が出なくなってしまいました。

 ヴァシュロンのベル・ダムは濃密で深い・・凝縮感のあるタイプです。このアンドレ・ヴァタンの「ベル・ルージュ」は、ヴァシュロンほど濃密では無く、ヴァシュロンほど黒くしない・・(^^;; ものの、

「充分だと思える程にちゃんと濃密!」

ですし、

「大昔はブルゴーニュに分類されたことが伺える、ブルゴーニュっぽいピノ・ノワール!」

と言うことが出来ます。


 その上で、とてもピュアです。自然派ですのでナチュラル感はちゃんと有ります。でもビオビオはしていない・・。精緻で質感高いです。・・まぁ、フィネスさんの扱いですから、非常に美しい味わいがします。

 アロマも、もし収穫をかなり遅らせるような収穫方法を取るのであれば、このようなフラワリーさの混じった果実たっぷりな感じにはならないでしょう。色合いもちょっと・・ブルゴーニュワインっぽいでしょう?酸も充実していますが酸っぱくはなく、ミネラリティたっぷりの味わいです。

 濃すぎず、全く薄く無い・・ピュア&ナチュラルなサンセール・ルージュです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!