【まだ飲めていないので・・Google Map で畑を観てみました!・・撮影の時期が瞬間で切り替わり、美しいル・バ・デュ・モン・フルシュの畑の春夏の緑と、秋冬の紅葉に驚きます!!】
今のところ飲めていないですが、その内に飲めるかと思っているカルコニアです。
とは言え、テクタ・シルヴァの旨さは確認済みですが、こちらのカルコニアについては何も言えないので・・Google map で少し調べてみました。
このアントワーヌ・シュヴァリエのドメーヌがある「ヴィトリ・アン・ペルトワ」の綴り、「 Vitry-en-Perthois 」をGoogle map に入力すると出て来ますから、それをグググっと拡大しますとあら不思議、
「Champagne Antoine Chevalier ブドウ園」
が村のほぼ中央に出て来ます。
なので、レイヤーで航空地図に変更し、ドメーヌの前の道に「人型ロボット?」をドラッグして降りてみます。
ついで・・ドメーヌの前の道を左方向に進みますと・・その右側が、このカルコニアを造っている畑のひとつ、
「ル・バ・デュ・モン・フルシュ」
の真っ白な土壌のシャルドネの畑です。
で・・緑が美しい・・傾斜のある畑をさらにそのまま進みますと、
「・・えっ?」
と一瞬で、畑のブドウの樹は「赤く?紫?」に染まり、周りの樹々は黄色や赤、えんじ色が複雑に混じりあい・・
「秋だなぁ・・日本の紅葉も良いがシャンパーニュの秋冬も美しい!」
と思ってしまいました!
因みにそのまま進みますと、ピノ・ムニエが植わっているはずなのにシャルドネが植わっている「ジャルダン・ド・ムニエ」に出ますし、少し戻って二股の左側の道を辿りますと、ドメーヌの裏の・・
「春夏の真っ白い土壌の畑に出る!」
んですね~・・。
なので、
「赤く見えた秋冬の畑の樹の根本を見れば、そこは真っ白では無いので・・そこからジャルダン・ド・ムニエだったんだな」
と想像出来ます。
Google map の旅も面白いですよ・・この素晴らしいアントワーヌ・シュヴァリエのシャンパーニュを飲みながら、ipad とかで旅行も出来ちゃいます。しっかり傾斜のあるビオ系の畑だと・・すぐ判るでしょう。
あ・・この畑をアントワーヌ・シュヴァリエが全て所有しているのではなく、部分ですので・・ドメーヌ説明にある「絵」の右下辺りがヴィトリ・アン・ペルトワです。どうぞよろしくお願いします。
以下は以前のレヴューです。
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【Noisy wine には初のお目見え!ブラン・ド・ブランの畑違いのようです!】
初のお目見えです。テクタ・シルヴァと同様にシャルドネですが、畑違いです。
1枚目の写真がレ・ジャルダン・ド・ムニエです。美しい畑ですね・・今回は少なくて飲めないので畑の鑑賞・・です。
2枚目はテクタ・シルヴァが造られるレ・ルナルドです。この2つの畑は少し距離が有って、テロワールは結構異なるようです。
そもそもレ・ジャルダン・ド・ムニエって・・直訳すると、
「ムニエの庭」
でしょうから、おそらく植え替える前の1973年以前はピノ・ムニエが植わっていたんじゃないかと想像しています。土壌もレ・ルナルドに比較しますと幾分表土が多く有るのか、茶色っぽさが見えます。その下は白いですよね・・道の際を見ると、そんな感じがします。もっとも・・茶色っぽさが有るのは枯れた下草かもしれませんので違うかもしれません。

2018年もののテクタ・シルヴァの美味しさにはぶっ飛びました。少ないながらも飲んでしまいましたが、泡質・ガス圧、果実感、構成ともども、素晴らしかったですし、何よりも・・物凄くバランスしているのに驚かされました。
実は今回の入荷分はまだ届いていないので、写真も苦労して修正しながら創りました。何しろ・・
「2月5日の大雪で関東~東海は大荒れ!」
でして、物流がめちゃくちゃになっています。
ヤマトさんの話しでは、
「大型トラックが入れず、小型~中型でセンターとハブのデポをピストン輸送している」
とのことで、5日は出荷できず丸一日は遅れています。
なので、ワインが倉庫に置きざりにされるのを防ぐために出来る限り出荷しないで先延ばしにしていますが、この木曜日になって少しは良くなったようです。
リーファーも丸一日届きませんでしたし、水曜到着予定の荷は金曜に振り替えになったりしています。
そんな訳で、まだこのアントワーヌ・シュヴァリエの新ヴィンテージにはお目に掛かれていないんですが、予定に入れてしまってましたのでそのままご案内させていただきます。希少なシャンパーニュです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は2018テクタ・シルヴァのレヴューです。
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【何という完成度!・・柔らかく、果実のアロマとミネラリティが一体となった滅茶高質なノーズ!・・そしてこの泡質の素晴らしさと持続性・・尖がったところの無い、滅茶旨いブラン・ド・ブランです!】

Noisy wine にもようやっと回って来た・・(^^;; アントワーヌ・シュヴァリエ です。まぁ・・それでも飲まなきゃ何も判らないですから・・ね・・一般に流れている情報を見ても、一向にどんなシャンパーニュなのか判りませんから、ツッコミ気味に?・・ご紹介する noisy のコラムをお愉しみに・・酒の肴にと思っていらっしゃった方も多いかと思います。
まずは外観・・2018年ものとは思えないほど、美しく細やかな泡質ですよね・・。1枚目の写真は注いですぐのもの・・まぁ10秒後位でしょうか。湧き上がる泡が泡を持ち上げ、まるで日本酒の発酵のように「沸く」ような感じがします。この時点でも目は細かいですが、持ち上がって来た泡が合体して大きくなったものが混じっています。この時点で・・
「めっちゃ良い香り!」
がもう・・そこここと漂っちゃってます。高質なメロンか繊細な柑橘か・・素晴らしいです。
2枚目の写真はほぼほぼ30秒後位です。大抵のシャンパーニュは、この口の大きなブルゴーニュグラスに注ぐと20秒も持ちません。実は20秒後位の写真も有るんですが、「寄った角度の浅い・・1枚目と似た画角の写真」なので使用していません。
この時点でももう・・滅茶細やかな粒が結構に揃った泡が・・消えない状態で・・でも増えもしませんが持続しています。泡の細やかさが判るんじゃないかと思います。
1枚目に戻ってワインの色彩を見ると・・「シャルドネの色」ですよね。赤み・黒味の無い少し緑掛かった美しい・・そしてコート・デ・ブランを思わせるような高質さを感じさせる色彩です。

ノーズの・・なんとも堪らない・・いても立ってもいられなくなるような精緻さとわずかな官能さまで感じさせる、適度に熟した果実・・、フカフカの畑を思わせる柔らかさはノーズに留まらずテクスチュアにも感じられます。
中域のふくよかさにも柔らかさが有り、鋭角な入射角で入ってくるようなニュアンスは余り感じません。優しいです。
ですが何とも心地良いふっくら感と、高貴さ、硬質さを感じつつ、ゆっくりと味わいながら喉に落とす・・それでも、違和感のある尖がり部分は全く感じず、しかし確実に味蕾と嗅細胞を優しく優しく・・刺激しつつ、質感の高いシャルドネがゆっくりと去って行く姿をまた愛でる時間を楽しむことになります。
いや・・参った!・・こりゃぁ・・旨い!気付けばカミさんと2人で飲み切っていました・・。エンドレス・ドリンキン!・・でした。
タイプとしますと産地が近いユリス・コランとかセドリック・ブシャールが似た感じですが、エマニュエル・ブロシェにも似たイメージ・・泡の出方、持続感は、そこまでは届かないにせよ・・ジェスタンのサピエンスにも似た感じがするほど・・
そして残存So2も滅茶少なく、ドザージュ無しのエクストラ・ブリュットで・・これだけ深い味わいを生み出しているんですから・・驚かずにはいられない・・つまり、
「滅茶完成度が高い!」
です。
これは・・安いですね~・・。もっと沢山欲しい!・・競争は激しくなる一方でしょう!お早めにどうぞご検討くださいませ。