ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ボワジェ・フレール

ボワジェ・フレール

フランス Domane Boigey Freres ブルゴーニュ
● 4年目のボワジェ・フレールです。将来性を買い、扱わせていただいて4年目です・・(^^;;

 結局のところ、入荷量が余りに少なく、想像していた将来性もハッキリとは確認出来ない状況に追い込まれています。

 ですが、ヴィノスではニュイ1級レ・ブードが上値96ポイント、レ・スショが上値95ポイントと弾けています。エシェゾーが戻って来て造ったようですが、今のところ未入荷です。

 今回はそんな状況の中、A.C.ブルのテイスティングのみになりましたが、何となく・・だけ理解出来たことをお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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 いや~・・参りました・・期待を大きくして待っていた3年目、2021年のドメーヌ・ボワジェ・フレールです。

 一般のオファーには載って来ずに、特別頒布みたいな・・超少数の割り当てが有ったので、入荷数の余りの少なさだけが目に入り価格が後回しになってしまいました。余りの値上げに後で気付いたら・・「ぎゃふん」です。

 どこか海外メディアがいきなり高い評価をしたのかと調べてみたのですが評価自体が見当たらず、そもそも販売しているのも日本国内で何軒かのみ、海外では販売済みが1軒のみと言う状況。

 なのでインポーターさんに問い合わせてみると、

「周りに合わせた」

とのこと。


 まぁ、レ・スショやエシェゾーがメタヤージュから戻って来たことも有り、醸造所の拡充やら人手の確保やら・・メタメタになっていることは想像出来ますが、それにしても凄い値上げでした。

 そしてこの2021年は相当収量が減ったと思われますから、値上げに踏み切らずにはいられなかったのかな?・・と想像します。

 Noisy wine としましても、これから目の離せないドメーヌになるんじゃないかと言うことで、頑張ってご紹介をさせていただいていましたが、この2021年ものは・・

「全アイテム合わせても1ケースに満たない」

と言う凄く少ない入荷数です。

 結果的に、何とかA.C.ブルを開けることで・・少しだけ判って来ました。

 まずはボトルですが、凄く重い・・重量瓶を使用しています。そして写真をご覧ください。

「DIAM 30」

と焼き印を押されたコルクを使用しています。これは最高級の集成コルクで30年保証・・と言う滅茶高価なコルクです・・いくらするのかは知りませんが、相当高いそうです。

 そして30年も保障すると言う訳ですよ。通常のコルクが保障は無し・・寿命は15年と言われています。

 しかもこのDIAM、長さがなんと「56mm」も有りまして、これをA.C.ブルゴーニュクラスから使用している訳ですね。ドメーヌの意気込みが伝わって来ます。

 ですが、ワインの質が伴わないと何の意味も無い訳ですから・・その辺りをしっかり調査させていただきました。

 仔細はA.C.ブルのコラムをお読みいただきたいのですが、noisy 的にはこのように判断いたします。

「価格が適正かどうかは判らないが、質は物凄く良い。劇的にエレガントで余計な圧を加えない美しい造り。ナチュール系の柔らかで膨らみの有る見事なアロマと、繊細な味わいがテロワールを具現化できている。海外メディアが高い評価を付ける下地は今のところ無い(彼らにはちゃんと判断できないほどエレガントである)。2013~2016年頃までのドメーヌ・フランソワ・ラマルシュとイメージが被る」

 これを意識していただき、とにかく飲んでみたい!・・と思われる方、また2020年までのボワジェ・フレールを飲んでいて、価格は支障なしで飲んでみたいと思われる方、限定になると思われます。


 noisy もこのようになるとは夢にも思いませんでしたが、われわれの想像を超えて世の中は大きく動いているようです。

 今回は Noisy wine も利益度外視、とにかく手を出しやすい価格でオファーさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。


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 お待ちかねの方も多いでしょう。珠玉のワインを生み続けるヴォーヌ=ロマネではほぼ有り得なかった、ヴォーヌ=ロマネの新しいドメーヌの2年目、ボワジェ・フレールです。

 ドメーヌ・マニエル・ノワロを半分継承した造り手ですが、noisy も2年目の2020年ものと言うことで・・頑張ってテイスティングさせていただきました。

 いや・・ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードが半端無い出来です!・・2年目でここまで出来ると言うのは凄まじいです。まぁ、余程他のドメーヌで長く修行されていたのかと思います。

 余りにレ・ダモードが凄過ぎてヴォーヌ=ロマネのジャシェが霞んで見える現在では有りますが、

「クラシカル・ナチュール」

と言う造りから・・いや、新樽を掛け過ぎない・・と言う造りから、どうしても・・

「飲み手にピュアなポテンシャルが伝わってくる」

味わいですから、3アイテム有りましても・・

1位 ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモード
2位 ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャシェ
3位 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

になってしまう訳ですね。しかもレ・ダモードが半端無い仕上がりですから・・。


 しかしヴォーヌ=ロマネもA.C.ブルも、クラシカル・ナチュールそのまんまの味わいですから、いずれ1級レ・ダモードと同じような印象を受けるワインに仕上がって来ます。

 新樽をもう少し掛けましたらリリース直後のバランスもドメーヌとしての統一性も近いものになると思いますが、そうしてしまうとこの「ピュアな印象」を大きく損ねることになります。

 ですので、決して

「エマニュエル・ルジェ・タイプでは無い」

「どちらかと言えばセシル・トランブレイに似たタイプ」

かと思います。まぁ、セシルよりも数パーセント、新樽は少ないかとは思いますが、今後・・1年後か2年後でしょうか、素晴らしいレ・スショやエシェゾーがリリースされた時にほぼほぼ判ると思います。

 なお、数は少ないのでお早めにご検討くださいませ。
 
-----
もう新しいドメーヌが生まれる下地が無い・・と思われていたヴォーヌ=ロマネの村に、何と新たに「ドメーヌ」が生まれました。その名も「ドメーヌ・ボワジェ・フレール」。どうやら一世を風靡した「ドメーヌ・マニエル・ノワロ」の血筋のようで、ノワロ家に嫁いだ姻族の継承者がフェルマージュで貸していた畑の契約終了と共にドメーヌを設立したようです。

 マニエル・ノワロは・・そうですね、PKさんの「バーガンディ」の格付けによりますと、「4つ星ドメーヌ」ですから、相当に高い評価を受けていました。比較的濃密で、

「ヴォーヌ=ロマネ1級レ・スショ」
「ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモード」

が有名で、エシェゾーも持っていました。ですので・・間違いないですね。

 4つ星ドメーヌを事実上分割買収・・と言うか、分割相続したような形になるのでしょう。(実際はマニエル・ノワロはリシャール・マニエールとして残ってますが・・)まぁ・・そうじゃないと至高の「ヴォーヌ=ロマネ」の畑からワインを産するドメーヌを始めることは不可能でしょう。

 ただ、マニエル・ノワロはクラシカルだが比較濃密で綺麗なワインを造っていましたが、新樽使用率が低く、90年代過ぎには余りその名を聞かなくなってしまいました。時代に乗り遅れた・・と言うか、自身の味わいを崩したくなかったんでしょうね。そしていつしか忘れられた造り手になってしまったのかな・・noisy も「飲んだことがある(多分・・何となく)」程度ですので詳しいことは言えません。

 ファーストヴィンテージの2019年は、A.C.ブルゴーニュ、ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャシェ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードの3アイテムです。

「・・なるほど・・クラシカル・ナチュール?・・と言うべきかなぁ・・近いのは・・シルヴァン・カティアール?・・でもそこまで大げさじゃない・・1級ダモードはセシル・トランブレイっぽさもあるかぁ?・・でもそこまで樽は掛けてない・・まだとらえきれないが、でも合格点以上は間違いない」

 レ・ダモードは流石でした。PKさんも、バーガンディではまず、レ・スショとレ・ダモードを上げていました・・エシェゾーはスルーしてましたが・・(^^;;

 飲んだ感じは、「ナチュール」を基本にしているけれど、So2 は回避しない・・安全な造りだと思います。最もナチュラルに感じたのはレ・ジャシェでしょうか。・・あ、レ・ジャシェは中々見つからないと思いますよ。ビゾ位でしょう?・・あ、そう言えばビゾもエシェゾー、持ってましたよね・・何か血縁でも有るのかな?などとも考えてしまいます。でもビゾほどはSo2を嫌いじゃないようにも思います。

 いずれにしましても、noisy も初の扱いになります。入荷は僅少ですが、

「ここは将来を見据えて!」

 何とか3アイテム全てテイスティングさせていただきました!・・なので赤字です。どうぞよろしくお願いいたします。


 ヴォーヌ・ロマネ村に1850年より続く屈指の名門「ノワロ家」の最終継承者となった二人姉妹のうち、ボワジェ家と婚姻を結んだ長女ルシエンヌ・ノワロが相続した、選りすぐりの名区画。当時の諸事情により、長らくは次女エレーズが嫁いだ「マニエール・ノワロ」(現「リシャール・マニエール」)にフェルマージュ賃貸していましたが、ルシエンヌの二人の息子たち、同村の「モンジャール・ミュニュレ」等でワイン造りに従事していたオリヴィエとギヨームの兄弟は、2017年、フェルマージュ契約期間の満了とともにすべての畑を回収し、満を持して自身のドメーヌを設立することを決断。翌2018年、世代交代に依らない同村の純然たる新ドメーヌとしては極めて久しぶりとなる、「ドメーヌ・ボワジェ・フレール」が誕生しました。

 「先祖が遺してくれた大いなる遺産を、私たち自身の手で開花させる時がようやく訪れました。私たちはブルゴーニュワインに携わってきたすべての先人たちを敬い、ブルゴーニュの伝統的精神に則ったワイン造りを実践していきます」。
「小さい頃から畑の中で育ってきたので、環境保全とサステナビリティに高い関心を持っています」

 という兄弟は、畑の回収直後から、それまでのリュット・レゾネ栽培を発展させる形ですべての化学肥料と農薬の使用を停止。2021年にはHaute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得する予定です(現在申請中)。また将来的には、セレクション・マサル(マス選抜)の実施も予定しています。
 醸造においては、SO2以外の添加物を使用しないことをフィロソフィーとしています。「多種多様な添加物を使って、“今風の濃い味わい”のワイン造りを薦めてくるエノログ達の言うことは一切聞かないようにして(笑)、とにかくワインから目を離さずに、ナチュラルに醸造します。SO2も必要最小限しか使用しません」。
 ファーストヴィンテージの2019年は彼らが目指した通りの見事なクラシック・ブルゴーニュで、薄旨、艶やか、エレガント。これぞブルゴーニュという味わいです。「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・シュショ」と「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・ブード」は2021年ヴィンテージから、「エシェゾー」は2022年ヴィンテージからのリリースを予定しています。
 たくさんのラグビー仲間がいる陽気なオリヴィエ(写真上)と、山(トレイルランニング)を愛するはにかみ屋のギヨーム(写真下)。2人とも、畑仕事で鍛えられた、傷だらけのグローブのような手をしています。貴族的な生産者が多いと言われるヴォーヌ・ロマネ村にあって、ひとりの人間としても深く共感できる兄弟です。


2022 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

18751
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■ メディア情報
 90 Points CellarTracker
■エージェント情報
 ヴォーヌ・ロマネ村内のリウ・ディ「レ・ロジェ」に1ha。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥11,980 (外税) 
【全部のキュヴェ合わせても数本!・・本来はとてもテイスティングなど出来ないんですが、興味が経費増を抑え込んでしまって・・】
「・・ん~・・何だろ・・この感じ・・どこかで・・」

 などと感じながらも、何せ並行でドラピエのシャンパーニュも開けているので、あっち行ったりこっちに戻ったりと、結構に体力は削られて行く訳です。

「ボワジェ・フレール...きっとここは将来、芽が出るかもしれないなぁ・・」

と思いつつお取り扱いを始めたドメーヌさんです。2022年で4年目です。

 ところが昨年の2021年で価格がいきなり上がりました。noisy としてはまだ・・

「品定め中・・伸びしろが有るか、どんな方向性を持っているか・・」

などなど、まだまだこれから見て行きたいと思っていた生産者さんです。

 それが・・いきなりですから・・しかも、まだ価格は良いにせよ、

「数量が激減!」

 なんですね。

 今回の2022年、ドメーヌ・ボワジェ・フレールですが、ブティーユが全キュヴェ合わせて数本です。実はマグナムのオファーも有ったんですね・・少量ですが・・

 しかし、

「飲めも(テイスティングで)しないのに、20万のマグナムを何本も買えるか?」

と言う、ほぼパワハラなオファーにずっと「悩み中」・・になってしまいました。

 で、結局物凄い金額のマグナムはご紹介のしようが無いとの判断でオーダーしませんでした・・

 ですが、残ったブティーユにしても、

「1,1,2,3,1.・・・」

みたいな感じですから、3本だけ入ったこのA.C.ブルを飲むか飲まないか・・と言う判断を迫られることになり、結局・・開けることにしたんですね。

 飲んでみますと、柔らかで穏やか、めちゃドライで・・樽も強くは有りません。ふんわりとしたヴォーヌ=ロマネ風の優しい酸味、抽出は強く無く、僅かに質の良いタンニンが混じる・・余韻も穏やかながらふんわりと長めです。

「・・この感じって・・あ、そうそう・・2012年頃の・・フランソワ・ラマルシュの若い時の感じ?」

 まぁ・・単にヴォーヌ=ロマネ近郊のA.C.ブルですから似ているように思い出した?・・のかもしれません。キッチリとしたエキスに仕上がっているのはラマルシュの方です。ボワジェの方は・・この感じですと、

「夏過ぎまでは待った方が良い」

と言う感覚です。

 まぁ・・2022年ものですからね・・ラマルシュだとエルヴァージュも異なりますが、翌年の1~2月にご案内だったはずで、半年以上先のはずです。となると、エキスの仕上がり具合から見ても、

「ん~・・やっぱ、似ているのかも・・」

とも感じます。

 まぁ1本だけで若いドメーヌの全てを見通すことなど、出来はしません。しかしヴォーヌ=ロマネの良い部分をしっかり握っているボワジェ・フレールですから・それに、

「ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ボード2022年は、ヴィノスで上値96ポイント!」

と、結構にショッキングなニュースが飛び込んで来たんですね・・

 でも noisy としましては1本しかないものを飲むわけにも行かず・・消化不良でのご案内です。レアもので有ることは間違い無いでしょう。ご検討いただけましたら幸いです。


-----
【テイスティング出来たのはこのA.C.ブルだけ・・。激エレガントで質は・・滅茶クチャ・・良いです。】

 まぁ・・仕入れ価格を見ずに、入荷数だけ見て・・

「こんなに少ないの?」

と尋ねてしまいましたので、こんなに値上がっているとは思いませんでした・・で、

「・・ほとんど1~2ケースしか無いんです・・」

とのことで、おそらく1級レ・スショ辺りは激レアでほとんど見かけません。

 しかし・・3年目?のドメーヌがいきなり蔵出し価格を上げた・・それも今までの常識を覆すような上げ幅です。周りのドメーヌに合わせた・・とのことのようなんですが・・

「じゃぁ・・DRCに合わせたら良かったのに」

と言ってやりたくなりましたよ。

 まだ3年目で・・世の中にはさほど知られておらず、評価も定まるわけも無い時期にそんなことをやってしまいますと・・まぁ・・今までだったら上手く行かないと思います。ですがどうなんでしょうね・・

「行ける!」

とドメーヌでは思ったのでしょう。

 確かにこのA.C.ブルのボトルも重量瓶で、しかも・・

「コルクは長さ56mmのDiam30」

です。

 A.C.ブルゴーニュにディアム30・・!・・最後の30は、「30年保証」と言う意味ですから、集成コルクのDiamの最高峰を使用している・・その辺りも値上げの理由の一つなのでしょう。


 2019~2020年ものと比較してみますと・・もう色彩が全く異なります。淡いですが赤い色素が明るく出て輝いています。

 このA.C.ブルはヴォーヌ=ロマネの「レ・ロジェ」と言う畑のようですが、探してみてもどこに有るのか判りませんでした。ですが、これが Rose に関係するles Rogiers とかだとしますと、まさに「薔薇」を思わせるノーズも混じります。

 余りの値上げに辟易して、悪いところが先に目立ってしまうような精神状態では有ったと思うんですが・・(^^;; ですが、

「2013~2014年の頃のフランソワ・ラマルシュに近いイメージ」

と言って良いと思います。

 無理に熟を待たず、また抽出も非常に弱く丁寧です。ラマルシュよりは種からのタンニンが出ていると感じますが、おそらくほとんどの方がタンニンをタンニンとして検出できないほどタンニンの質感は素晴らしいです。

 葡萄の果皮からのアロマも実に素晴らしく、グリオットな果実が繊細に香ります。中盤も大きくは膨らみませんでややタイトですが、ほんのりと呼吸をするように膨らみ、また閉じて行くような状態です。余韻も実に可憐で・・ブルゴーニュ・ピノ・ノワールらしいエレガントさと質の良さを感じさせます。

 アルコール分は12%でやや弱めですから、訴えかけてくるような強さは全く無く、シミジミと・・でも美しさと・・幾分の未成熟さ(ボトルでの成長不足)を感じさせてくれます。

 いや・・困りました。noisy的には・・

「大有り!」

なワインです。


 ですが、このプライスと・・この劇的にエレガントなスタイルに対して、ご理解いただけるのか?・・が全く不透明です。

 あれだけ・・美味しくなったと・・フランソワ・ラマルシュを推していた2014年までですが・・飲まれた方々は、

「旨いですね・・エレガントで滅茶美味しい!」

と大受けでしたが、一般には中々購入していただけず、2014年もののオート=コートは翌々年位まで残っていたように記憶しています。

 ニコラ・ラマルシュにドメーヌ名が変更になり、2年目くらいで濃くなりましたが・・それが受けるかと思いきや、

「濃くなっちゃいましたね・・ラマルシュ・・」

みたいなご感想を持つ方々が続出。

 noisy 的には、

「ん~・・みんな、エレガントなラマルシュが好きだったんだ・・」

と受け取らずにはいられなかった訳です。


 さりとて淡い色彩のエレガントなピノ・ノワールが物凄く受けているか?・・と言いますと・・中々そうも思えないのも事実でして・・何だか良く判らないんですね。

 で、このワイン・・海外ではまったく評価されていませんで、cellartracker で一人だけ・・この2021年を評価していました。86点だそうです・・(^^;;

 noisy は、おそらく88+~91 みたいな評価になると思います。これ・・3年経ったらさらに成長し、激エレガントで妖艶なピノの姿を見せてくれると思いますよ。

 ですが、Noisy wine にも 3本しか入ってないですから・・販売は2本だけ・売れても売れなくても体制に影響はないレベルでは有りますが、仕入れ代金分だけ厳しいと言うことになります。

 2022年、扱えるかどうも判らなくなって来ましたが、ドメーヌの方向性は何となく判って来ました。

 ここまで読まれても、お薦めしているのか、していないのか、良く判らないと思いますので・・ハッキリ言ってしまいましょう。

「このように劇的にエレガントで質の良いナチュールな部分を含んだピュアなヴォーヌ=ロマネ系の造り手はとても稀有。そのA.C.ブルは上級キュヴェへ手を出すかどうかの試金石。3年後は滅茶美味しくなっている。」

 その点を踏まえましてご検討くださいませ。


-----
【ボワジェ・フレールを知るための1本には最高のアイテムです!それは新樽率の少ないキュヴェの宿命?】

 良い出来だと思います。複雑性が高いのは2020年ものの特徴かな・・と思い始めています。

 す~っと入って来て、見事なパフォーマンスを見せて、綺麗に・・長いお別れをしてくれる2019年ものとは、ポテンシャルの高さはほぼ同様だと思いますが、

「印象は大きく異なる!」

んじゃないかと・・感じています。ただしまだ2020年ものを数アイテムしか飲めていませんので、後で変わるかもしれません。

 こちらはヴォーヌ=ロマネ村内のA.C.ブルの畑、レ・ロジェ産とのことですので、

「スタイルは見事にヴォーヌ=ロマネそのもの」

です。ですが、印象はもうヴォーヌ=ロマネそのものですが村名のポテンシャルには及ばない・・ですので、お間違いの無きよう・・。

 勿論今飲んでも美味しいです・・が、まだ

「ボワジェ・フレールらしい美味しさ」

には到達していないと思っています。

 やはりボワジェ・フレールの場合、低い新樽率が影響していると思うんですね。熟成期間はそこそこ長めでは有り、葡萄本来の美しさを生かした非常に好ましい造りでは有るんですが、これにはやはりマイナス面も有ります。

 新樽を使用しますと、その新樽ならではの穏やかな酸化が、ワインを飲み易く、官能的に仕上げてくれるんですね。まぁ、その後のエルヴァージュも相当影響は有るんですが、本質的にはやはり、

「新樽を多めにした方がリリース直後のウケが良い」

のは間違い無いでしょう。勿論ですが「新樽の使い方」も重要ですが・・今はここは多くを言いません。

 ですが新樽使用率を低くすることで、

「葡萄本来の美しさを削らない!」

訳ですから、むしろこれぞ最近の流れでもある訳ですね。以前は誰もかれも・・葡萄の出来に関わらず、新樽を多く使用していました。そのために葡萄を良く熟させ、糖分を上げる必要が有った訳です・・樽に負けないために。

 で、ピノ・ノワールの美しい酸のディテールが失われてしまった・・濃くて黒い・・そして時に甘いワインになってしまう・・とか、少ない総酸量を修正するために「補酸」を様々な手段でやった訳ですね。noisy も今までに書いたことも有りますが、まるでビタミンCを入れたかのような不自然な酸バランスのピノ・ノワールにも出くわしました。

 なので、新樽率が低いのは決してマイナスではない・・と思います。ただし、

「リリース直後より、少し経過してからの方が絶対に美味しい!」

のも間違い無いと思います。


 いや・・今飲んでも美味しいんですよ。飲むのを止めはしません。でも、ボワジェ・フレールらしい美しいエキスバランスで飲んでいただくには、この暑いはずの2022年の夏が終わってからが良いと思います。そこから1年間ほどは締まらずに美味しく飲めると思います。

 ボワジェ・フレール...エージェントさんは余りアチコチには出していないそうです。是非一度、お客様ご自身の目でお確かめくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ドメーヌ・ボワジェ・フレールのベースのキュヴェは、ヴォーヌ=ロマネ村のA.C.ブルゴーニュ!クラシカル・ナチュール!?】

 「なるほど・・」と思わせるA.C.ブルです。まぁ・・言っちゃえば・・普通です。でもやはりそこはヴォーヌ=ロマネですから・・

「ヴォーヌ=ロマネっぽさ」

はしっかり有ります。

 オー・ジャッシェのコラムにも書きましたが、どこか1級レ・ショームに似たようなニュアンスでした。このA.C.ブルも、レ・ショームを少し軽くしてエレガントさに振ったようなニュアンスに感じます。

 上級キュヴェのオー・ジャッシェや1級レ・ダモードに比較しますと・・

「時間が不足」

しているのがハッキリ判る状態でして、2~3カ月の休養と熟成が必要な感じですね。

 やはり「クラシカル・ナチュール」と言う言葉がピッタリだと思いますが、抽出を強くしない結果生まれるエレガントさと、ヴォーヌ=ロマネのワインが持つ柔らかい酸が見せるエレガントさが、この表情を生んでいるのでしょう。

 勿論、集中感は上級キュヴェには及ばないんですが、2~3カ月の休養が与える変化と言うか、成長はかなりのものが見込めます。

 新生マニエル・ノワロ・・・いや、ドメーヌ・ボワジェ・フレールを飲んでみるには良いアイテムかと思います。

「ヴォーヌ=ロマネのA.C.ブルが3千円代?」

は、あのフランソワ・ラマルシュ(ニコル・ラマルシュ)がリリースしてくれていましたが、この先はもう真っ暗闇です。なので、

「ボワジェ・フレールが唯一リーズナブルなヴォーヌ=ロマネのA.C.ブル!」

と言うことになるんじゃないでしょうか。

 甘さに頼らない非常にドライな味わいで、将来的にはエレガントに艶やかに香ってくる・・そう言えば、何となくラマルシュのA.C.ブルにも似た部分は感じますよ。ラマルシュの方が、

「リリースが遅い」

分、しっかり落ち着いて成長していますから、もし、ラマルシュの代替をお考えでしたら、来年の1月以降に飲まれるとほぼ正当な比較になるかと思います。noisy 的には、この夏過ぎ辺りから大分良くなると想像しています。是非ご検討くださいませ。


2022 Vosne-Romanee aux Jachees Vieille Vigne
ヴォーヌ=ロマネ・オー・ジャシェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

18752
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■ メディア情報
(92-94) Points Vinous
■エージェント情報
 0.28ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥44,980 (外税) 
【ユーロ圏では600ユーロ?・・ほぼ10万円で完売していますが・・?】
 2020年もののジャシェのご紹介価格がほぼ12000円ですから・・3.5倍もの価格になってしまいました。まぁ・・ご近所さんのドメーヌ・ビゾの価格を見れば、相当リーズナブルでは有りますが、何とも心地良くないですよね。

 それにメディア評価が見当たらず・・まぁ、バーガウンドのアラン・メドゥズとヴィノスは評価しているようですが見当たりませんで判っていません。

 アルコール分は13%でA.C.ブルの12%とは異なり、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールらしさが満載の度数です。ボトル越しに光を透かせて見た感じは、しっかり赤が有りますが、濃くは無いです。

 そもそも2020年ものも色彩こそ濃い目でしたが、濃くて甘いワインでは有りませんでした。入荷本数は2本、価格は頑張って出しましたので、是非2021年のボワジェ・フレールのジャシェ..試せる方は是非飲んでみて、ご感想などいただけましたら幸いです。



 以下は以前のレヴューです。
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【ふんわり優しく、濃度も高目で美味しいです!・・こちらは少し休ませて休養させた方が「吉」!・・飲める方はNSG1級ダモードから飲みましょう!】

 質が見事に「ずど~ん!」と来る凄いニュイ1級レ・ダモードを先に飲んで!・・と書いていますが、濃度がしっかり有るこちらのレ・ジャシェの方が早く熟すのは間違い無いにしても、

「今飲んで抜群に旨いのニュイ1級レ・ダモード」

です。しかも先も長いんですね。

 こちらは2020年ものらしいポジティヴな複雑性を「濃度」が包み込んでいる感じで、ワイン的にまだ完全に仕上がる直前・・みたいなタイミングかと思われますので、もし飲まれるのでしたら1カ月位休養させてあげると良いかと思います。そうしますと穏やかさが出て来て、まぁ・・最終的にレ・ダモードを抜くことは無いとしても、全体的なドーンはだいぶ似てくるんじゃないかと思います。

 このレ・ジャシェはヴォーヌ=ロマネのど真ん中の下部?・・ロマネ=サン=ヴィヴァンから下がったところにある村名の区画です。幾分豊かさの有る畑なので、どうしてもそのニュアンスは出てくると思います。ビゾもそうでした。

 しかしビゾ・・・どうしちゃったんでしょうね。物凄い価格になっちゃってますが、エージェントさんの出し値も何だか・・。noisy たちが頑張って何とか拡売しようとしていた頃は、今ほどでは無くて・・ジャシェは良く残ってましたよ。彼はあの性格ですから量も出来ず、年による出来不出来は結構在ったと・・今に成ればそう思い出します。ただしその頃も数は余り無く、数本ずつしか入らなかったので飲めるアイテムは限られましたが・・。

 このボワジェ・フレールも、エージェントさんは振り分けを頑張ってくれているようですが、それでもテイスティングで1本ずつ飲んでしまうと・・ボワジェ・フレールの入荷分を全部販売しても「トントン」にしかなりません。最低1ケースは貰わないと・・いや、それでも利益は僅かですから立ち行かなくなってしまいます。なので、Noisy wine にはちゃんとたっぷり分けてくださいね~。

 で、味わいですが、これに文句を言う方はいない・・と思いますが、

「今はまだ落ち着いていない・・もしくは完全エキス化のちょっと手前」

だと思っていただけましたら幸いです。

 今のところはおそらく「少し濃い目」に感じられることでしょう。ミネラリティが少し荒れ気味のまま、奥に入っています。これがもう少し外郭に出てくるようになると、テクスチュアが大幅に改善し、エキスの美味しさがたっぷり感じられるでしょう。

 ヴォーヌ=ロマネ特有の「優しい温かみと深み」、「穏やかな酸の美味しさ」、「バランスの良い果実の配分」です。徐々にヴォーヌ=ロマネらしい優しい野性味・・と言いますか、動物的な要素の表現が出てくると思います。

 ボワジェ・フレール...目の離せない生産者かと目しています。流石に2ヴィンテージでは全てを判断するには至りませんが、下から上までそつなく仕上げ・・しかも1級レ・ダモードの美味しさなんて、

「トップドメーヌに通じる!」

訳ですから・・是非ご注目いただきたいと思います。

 そうそう・・言われてみれば、おっかなびっくりで扱い始めたあのセシル・トランブレイも7~8年で大化けしてしまいました。何とか知ってもらおうと、全アイテムを仲間とテイスティングしていました。

「・・将来、絶対売れるようになるはずだから・・」

と、他のドメーヌよりも確実に高い値付けをしてくるセシルに・・もうちょっと下げ気味にしてくれたら完売するのに・・と思いつつも、毎年の値上げを恨めしく思ったものです。

 言ってみればボワジェ・フレールは、セシルの頃より・・数的には滅茶少ないですから、そんな意味では最初から「レア」です。少なくとも全アイテムテイスティング出来て、少しでも利益が取れるようになればと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ナチュール感が光る味わいは、同じくビゾっぽさも感じさせます!】

 良い色ですね~・・ちょっと1級レ・ショームっぽい感じもしますね・・畑は随分離れてはいますが・・。

 そもそもレ・ジャッシェを単独名でリリースしているのはジャン・イヴ・ビゾ位じゃないんじゃないかと思います。ビゾの驚異的な価格上昇には呆れていますが・・(^^

 かなりの質感で仕上がったニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードよりも、ナチュール感は高いです。エキス感は劣りますが、その分、瑞々しさと妖艶さはオー・ジャッシェでしょうか。

 色合いもかなり素晴らしいでしょう?・・これ、ちょっと熟させると相当良さそうですよ。勿論、今飲んでもOKですが、この半年間の上昇率はかなり高いと思います。だって・・リリース仕立てですからね。幾分の輸入時の疲れがこの夏の間の休養で取れ、落ち着いてくると、さらに伸びるのは間違い在りません。

 ただし、余りに数が無くて・・テイスティングもどうしようかと悩んだ挙句のオー・ジャッシェとレ・ダモードのテイスティングでしたので、飲める方はかなり限定されると思います。

 レ・ダモードのテイスティングの時に、何となく思い出したマニエル・ノワロの味わいの記憶は、正しいものかどうか判りませんが、

「そう言えば・・こんな感じだったかもしれない・・」

と思ったことだけは事実です。

 1990年代の「新樽100%」「濃厚ピノ・ノワール」の波に飲まれ、いつしか聞かなくなってしまったマニエル・ノワロの名前ですが、「比較的濃厚」で「低新樽率」はこのボワジェ・フレールにも継承されているのでしょう。

 因みに・・兄弟が修行していたと言う「モンジャール・ミュヌレ」っぽさは・・全く感じませんでした。何故だろう・・(^^;;

 あと、このオー・ジャッシェ、So2 は相当少なそうですので・・温度管理にはご注意くださいませ・・また、余り温度管理に気を使ってないお店では厳しいと思います。ご検討ください。


2022 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes( Vieilles Vignes)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

18755
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■ メディア情報
 (92~94) Points Vinous
 90~93 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

■エージェント情報
 「レ・ダモード」は北端(ヴォーヌ・ロマネ側)の優良斜面区画。0.7ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥44,980 (外税) 


2022 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Boudots
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ブード

18754
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■ メディア情報
 (94-96) Points Vinous

■エージェント情報
 「レ・ブード」は「ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・マルコンソール」に接する最北端の優良区画。0.3ha。平均樹齢20年。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&18ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥44,980 (外税) 
【日本では数件、販売が認められますが、海外では2021年ものの販売が全く出て来ないのは・・?】
 どうも判りませんで困ってしまいます。何せほぼ1~2本しかないので飲む訳にも行かず、それでも何とか無理やりA.C.ブルを開けたと言うのが実情なんですね。

 日本では何件かのサイトが販売継続中ですが、海外では販売していたような形跡は認められるもののそのページは削除され、「いくらで販売していたか」さえ分かたない状況です。

 多くは2020年ものを2021年並みに値上げしていると思われ、このニュイ=サン=ジョルジュ1級クラスで2020年が480ユーロ、日本円で75000円ほどでしょうか。Webの残渣では初登場の2021ヴォーヌ=ロマネ・レ・スショが451ユーロで完売しているのが唯一発見できたものでしたが、7万円位ですね。

 こちらも濃くは無い色彩でアルコール分13%です。エレガントでしなやかな味わいかと思われますが、あくまで想像です。ご検討いただきましたら幸いです。


2022 Vosne-Romanee 1er Cru les Suchots( Vieille Vigne)
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・スショ(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

18753
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■ メディア情報
(93-95) Points Vinous
■エージェント情報
 0.68ha。樹齢40~60年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&18ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥69,980 (外税) 
【初登場!現状のボワジェ・フレールのトップ・キュヴェです!】
 将来的にはエシェゾーも戻ってくるようで、すでに醸造しているようです。その辺りも踏まえて・・まぁ、ドメーヌ・ビゾへのジェラシーも含め??・・膨大な値上げに踏み切ったのかなとも邪推します。

 まぁ・・単に・・このレ・スショとエシェゾーがメタヤージュから戻って来たから・・と言う性もあると思いますよ。今や珠玉のグラン・クリュと1級、しかもヴォーヌ=ロマネとフラジェ=エシェゾーですから、それだけ人手も必要になる訳ですし、設備も拡張しなくてはいけなかった訳ですし・・

 で、noisy の秘儀を以てしても・・??・・このアイテムは海外のネット上での販売を認められませんでした。残渣として何とか「キャッシュ」を見て、おそらくフランス国内か近辺でしょう・・レ・スショ2021年が451ユーロで販売されたらしいことが判りました。

 ですから7万2千円くらいかと思いますから、日本の価格も高い訳では在りません。

 Noisy wine にも1本だけですから・・別に販売する必要性は余り無いんですが、先行きのことを考慮いたしますと・・誰かに飲んでいただかないと・・(^^

 本当は2021年のボワジェ・フレールは全て引っ込める予定だったんですね。何せテイスティングのしようが無いので・・。でも、ネットを見ていて思い直しました。余りに情報が無さ過ぎる訳です。ですので、それでも何とか頑張ってA.C.ブル1本でもと・・テイスティングさせていただきました。

 Diam の30年保証の超高級集成コルク56mm を使用した重量瓶入りです。このクラスならまず間違い無い出来にしていると思います。

 超エレガント系、エキス系、淡目の色彩のナチュール系です。是非ご検討くださいませ。


2021 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

17940
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 ヴォーヌ・ロマネ村内のリウ・ディ「レ・ロジェ」に1ha。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【テイスティング出来たのはこのA.C.ブルだけ・・。激エレガントで質は・・滅茶クチャ・・良いです。】
 まぁ・・仕入れ価格を見ずに、入荷数だけ見て・・

「こんなに少ないの?」

と尋ねてしまいましたので、こんなに値上がっているとは思いませんでした・・で、

「・・ほとんど1~2ケースしか無いんです・・」

とのことで、おそらく1級レ・スショ辺りは激レアでほとんど見かけません。

 しかし・・3年目?のドメーヌがいきなり蔵出し価格を上げた・・それも今までの常識を覆すような上げ幅です。周りのドメーヌに合わせた・・とのことのようなんですが・・

「じゃぁ・・DRCに合わせたら良かったのに」

と言ってやりたくなりましたよ。

 まだ3年目で・・世の中にはさほど知られておらず、評価も定まるわけも無い時期にそんなことをやってしまいますと・・まぁ・・今までだったら上手く行かないと思います。ですがどうなんでしょうね・・

「行ける!」

とドメーヌでは思ったのでしょう。

 確かにこのA.C.ブルのボトルも重量瓶で、しかも・・

「コルクは長さ56mmのDiam30」

です。

 A.C.ブルゴーニュにディアム30・・!・・最後の30は、「30年保証」と言う意味ですから、集成コルクのDiamの最高峰を使用している・・その辺りも値上げの理由の一つなのでしょう。


 2019~2020年ものと比較してみますと・・もう色彩が全く異なります。淡いですが赤い色素が明るく出て輝いています。

 このA.C.ブルはヴォーヌ=ロマネの「レ・ロジェ」と言う畑のようですが、探してみてもどこに有るのか判りませんでした。ですが、これが Rose に関係するles Rogiers とかだとしますと、まさに「薔薇」を思わせるノーズも混じります。

 余りの値上げに辟易して、悪いところが先に目立ってしまうような精神状態では有ったと思うんですが・・(^^;; ですが、

「2013~2014年の頃のフランソワ・ラマルシュに近いイメージ」

と言って良いと思います。

 無理に熟を待たず、また抽出も非常に弱く丁寧です。ラマルシュよりは種からのタンニンが出ていると感じますが、おそらくほとんどの方がタンニンをタンニンとして検出できないほどタンニンの質感は素晴らしいです。

 葡萄の果皮からのアロマも実に素晴らしく、グリオットな果実が繊細に香ります。中盤も大きくは膨らみませんでややタイトですが、ほんのりと呼吸をするように膨らみ、また閉じて行くような状態です。余韻も実に可憐で・・ブルゴーニュ・ピノ・ノワールらしいエレガントさと質の良さを感じさせます。

 アルコール分は12%でやや弱めですから、訴えかけてくるような強さは全く無く、シミジミと・・でも美しさと・・幾分の未成熟さ(ボトルでの成長不足)を感じさせてくれます。

 いや・・困りました。noisy的には・・

「大有り!」

なワインです。


 ですが、このプライスと・・この劇的にエレガントなスタイルに対して、ご理解いただけるのか?・・が全く不透明です。

 あれだけ・・美味しくなったと・・フランソワ・ラマルシュを推していた2014年までですが・・飲まれた方々は、

「旨いですね・・エレガントで滅茶美味しい!」

と大受けでしたが、一般には中々購入していただけず、2014年もののオート=コートは翌々年位まで残っていたように記憶しています。

 ニコラ・ラマルシュにドメーヌ名が変更になり、2年目くらいで濃くなりましたが・・それが受けるかと思いきや、

「濃くなっちゃいましたね・・ラマルシュ・・」

みたいなご感想を持つ方々が続出。

 noisy 的には、

「ん~・・みんな、エレガントなラマルシュが好きだったんだ・・」

と受け取らずにはいられなかった訳です。


 さりとて淡い色彩のエレガントなピノ・ノワールが物凄く受けているか?・・と言いますと・・中々そうも思えないのも事実でして・・何だか良く判らないんですね。

 で、このワイン・・海外ではまったく評価されていませんで、cellartracker で一人だけ・・この2021年を評価していました。86点だそうです・・(^^;;

 noisy は、おそらく88+~91 みたいな評価になると思います。これ・・3年経ったらさらに成長し、激エレガントで妖艶なピノの姿を見せてくれると思いますよ。

 ですが、Noisy wine にも 3本しか入ってないですから・・販売は2本だけ・売れても売れなくても体制に影響はないレベルでは有りますが、仕入れ代金分だけ厳しいと言うことになります。

 2022年、扱えるかどうも判らなくなって来ましたが、ドメーヌの方向性は何となく判って来ました。

 ここまで読まれても、お薦めしているのか、していないのか、良く判らないと思いますので・・ハッキリ言ってしまいましょう。

「このように劇的にエレガントで質の良いナチュールな部分を含んだピュアなヴォーヌ=ロマネ系の造り手はとても稀有。そのA.C.ブルは上級キュヴェへ手を出すかどうかの試金石。3年後は滅茶美味しくなっている。」

 その点を踏まえましてご検討くださいませ。


-----
【ボワジェ・フレールを知るための1本には最高のアイテムです!それは新樽率の少ないキュヴェの宿命?】

 良い出来だと思います。複雑性が高いのは2020年ものの特徴かな・・と思い始めています。

 す~っと入って来て、見事なパフォーマンスを見せて、綺麗に・・長いお別れをしてくれる2019年ものとは、ポテンシャルの高さはほぼ同様だと思いますが、

「印象は大きく異なる!」

んじゃないかと・・感じています。ただしまだ2020年ものを数アイテムしか飲めていませんので、後で変わるかもしれません。

 こちらはヴォーヌ=ロマネ村内のA.C.ブルの畑、レ・ロジェ産とのことですので、

「スタイルは見事にヴォーヌ=ロマネそのもの」

です。ですが、印象はもうヴォーヌ=ロマネそのものですが村名のポテンシャルには及ばない・・ですので、お間違いの無きよう・・。

 勿論今飲んでも美味しいです・・が、まだ

「ボワジェ・フレールらしい美味しさ」

には到達していないと思っています。

 やはりボワジェ・フレールの場合、低い新樽率が影響していると思うんですね。熟成期間はそこそこ長めでは有り、葡萄本来の美しさを生かした非常に好ましい造りでは有るんですが、これにはやはりマイナス面も有ります。

 新樽を使用しますと、その新樽ならではの穏やかな酸化が、ワインを飲み易く、官能的に仕上げてくれるんですね。まぁ、その後のエルヴァージュも相当影響は有るんですが、本質的にはやはり、

「新樽を多めにした方がリリース直後のウケが良い」

のは間違い無いでしょう。勿論ですが「新樽の使い方」も重要ですが・・今はここは多くを言いません。

 ですが新樽使用率を低くすることで、

「葡萄本来の美しさを削らない!」

訳ですから、むしろこれぞ最近の流れでもある訳ですね。以前は誰もかれも・・葡萄の出来に関わらず、新樽を多く使用していました。そのために葡萄を良く熟させ、糖分を上げる必要が有った訳です・・樽に負けないために。

 で、ピノ・ノワールの美しい酸のディテールが失われてしまった・・濃くて黒い・・そして時に甘いワインになってしまう・・とか、少ない総酸量を修正するために「補酸」を様々な手段でやった訳ですね。noisy も今までに書いたことも有りますが、まるでビタミンCを入れたかのような不自然な酸バランスのピノ・ノワールにも出くわしました。

 なので、新樽率が低いのは決してマイナスではない・・と思います。ただし、

「リリース直後より、少し経過してからの方が絶対に美味しい!」

のも間違い無いと思います。


 いや・・今飲んでも美味しいんですよ。飲むのを止めはしません。でも、ボワジェ・フレールらしい美しいエキスバランスで飲んでいただくには、この暑いはずの2022年の夏が終わってからが良いと思います。そこから1年間ほどは締まらずに美味しく飲めると思います。

 ボワジェ・フレール...エージェントさんは余りアチコチには出していないそうです。是非一度、お客様ご自身の目でお確かめくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ドメーヌ・ボワジェ・フレールのベースのキュヴェは、ヴォーヌ=ロマネ村のA.C.ブルゴーニュ!クラシカル・ナチュール!?】

 「なるほど・・」と思わせるA.C.ブルです。まぁ・・言っちゃえば・・普通です。でもやはりそこはヴォーヌ=ロマネですから・・

「ヴォーヌ=ロマネっぽさ」

はしっかり有ります。

 オー・ジャッシェのコラムにも書きましたが、どこか1級レ・ショームに似たようなニュアンスでした。このA.C.ブルも、レ・ショームを少し軽くしてエレガントさに振ったようなニュアンスに感じます。

 上級キュヴェのオー・ジャッシェや1級レ・ダモードに比較しますと・・

「時間が不足」

しているのがハッキリ判る状態でして、2~3カ月の休養と熟成が必要な感じですね。

 やはり「クラシカル・ナチュール」と言う言葉がピッタリだと思いますが、抽出を強くしない結果生まれるエレガントさと、ヴォーヌ=ロマネのワインが持つ柔らかい酸が見せるエレガントさが、この表情を生んでいるのでしょう。

 勿論、集中感は上級キュヴェには及ばないんですが、2~3カ月の休養が与える変化と言うか、成長はかなりのものが見込めます。

 新生マニエル・ノワロ・・・いや、ドメーヌ・ボワジェ・フレールを飲んでみるには良いアイテムかと思います。

「ヴォーヌ=ロマネのA.C.ブルが3千円代?」

は、あのフランソワ・ラマルシュ(ニコル・ラマルシュ)がリリースしてくれていましたが、この先はもう真っ暗闇です。なので、

「ボワジェ・フレールが唯一リーズナブルなヴォーヌ=ロマネのA.C.ブル!」

と言うことになるんじゃないでしょうか。

 甘さに頼らない非常にドライな味わいで、将来的にはエレガントに艶やかに香ってくる・・そう言えば、何となくラマルシュのA.C.ブルにも似た部分は感じますよ。ラマルシュの方が、

「リリースが遅い」

分、しっかり落ち着いて成長していますから、もし、ラマルシュの代替をお考えでしたら、来年の1月以降に飲まれるとほぼ正当な比較になるかと思います。noisy 的には、この夏過ぎ辺りから大分良くなると想像しています。是非ご検討くださいませ。


2021 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Boudots( Vieilles Vignes)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ブード(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

17943
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 「レ・ブード」は「ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・マルコンソール」に接する最北端の優良区画。0.3ha。平均樹齢20年。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&18ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥39,990 (外税) 


2021 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes( Vieilles Vignes)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

17944
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 「レ・ダモード」は北端(ヴォーヌ・ロマネ側)の優良斜面区画。0.7ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【日本では数件、販売が認められますが、海外では2021年ものの販売が全く出て来ないのは・・?】
 どうも判りませんで困ってしまいます。何せほぼ1~2本しかないので飲む訳にも行かず、それでも何とか無理やりA.C.ブルを開けたと言うのが実情なんですね。

 日本では何件かのサイトが販売継続中ですが、海外では販売していたような形跡は認められるもののそのページは削除され、「いくらで販売していたか」さえ分かたない状況です。

 多くは2020年ものを2021年並みに値上げしていると思われ、このニュイ=サン=ジョルジュ1級クラスで2020年が480ユーロ、日本円で75000円ほどでしょうか。Webの残渣では初登場の2021ヴォーヌ=ロマネ・レ・スショが451ユーロで完売しているのが唯一発見できたものでしたが、7万円位ですね。

 こちらも濃くは無い色彩でアルコール分13%です。エレガントでしなやかな味わいかと思われますが、あくまで想像です。ご検討いただきましたら幸いです。


 以下は以前のレヴューです。
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【まるでヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソール並み!・・と思えるほどの雅さと精緻なエナジー!ディテールが超美しいです!】

 これは圧巻でした・・「こう来るのか~!」と・・思っていただけると思います。

 勿論ですが2020年もののリリース直後ですから、手を出すには早いのは間違い無い・・。ただ、樽を多く使用したリリース直後のピノ・ノワールでは、

「通常はアロマは開いていても味わいが中々付いてこない」

のに対し、新樽使用率が2割ほどのこのキュヴェは、アロマこそまだ穏やか目ですが、ツヤツヤと口内で輝くような「張り」からのすでに完成されたかのようなヴォーヌ=ロマネ的な雅さと、心に直結して伝わって来て静かに響き渡るかのような精緻なエナジーが感じられます。

 このニュイ=サン=ジョルジュ1級のダモードは、お隣のヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソール(レ・マルコンソール)には僅かな距離で接しておらず、村名のヴォーヌ=ロマネ・レ・ダモードに接しています。ヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソールに直接接しているのは、ニュイ1級ダモードの真下の1級オー・ブードなんですが、

「こんなヴォーヌ=ロマネ1級並みのニュイ=サン=ジョルジュ1級オー・ブードを造っているのはメオ=カミュゼ位」

だと思います。

 で、飲んだ印象は滅茶苦茶良いです。「・・ほ~っ!」と・・思わずため息が出ちゃいますよ。


 「・・これ、飲み頃で飲んだら凄いだろうな~・・」

と思うのと同時に、

「ま・・今飲んでも・・こんなに素晴らしいけど・・」

とも思うはず・・。

 2019年ものを飲んだ時は、樽の弱いセシル・・と言う印象でしたが、セシルは結構濃い目には出ますんで・・、ボワジェ・フレールの2020ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャシェ辺りですと、濃度的にはセシルみたいな感じだとしても、こちらの1級ダモードはミネラリティの組成や質感、それにささえられた「キュッ」と感じられる球体感が凄いので、「濃い」とは全く感じられず、「エキスの密度が高い」と思われるんじゃないかと思います。

 いや・・流石でしたね。でも現状はトップ・キュヴェだとはしても、2021年・・もしくは2022年ものはエシェゾーまでリリースされる予定だそうですから・・目が離せなくなりました。

 なお、7本しかいただけなかったので、販売は6本だけになります。申し訳ありませんがこちらはお一人様1本限定でお願いいたします。またテイスティング分が全く回収できないので、可能でしたら他のキュヴェもご検討願えましたら助かります。これは購入して損だったと思うはずの無い・・モノの見事な仕上がりです!



 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!濃密だがシルキーでほんのり妖艶、どこかセシル・トランブレイを彷彿させる見事な一体感です!】

 ん~・・マニエル・ノワロも時代を間違えたか?・・もしこんなワインを以前から造れていたのなら・・ルーミエさん以上の造り手として今に残っていたかもしれないですね。

 何せマニエル・ノワロを継承したリシャール・マニエールのエシェゾーの地所は、D.R.C.のその地所に見事に挟まれた形です。PKさんはマニエル・ノワロのエシェゾーはスルーしてましたが、何年か後にはボワジェ・フレールの垂涎のエシェゾーが入ってくるでしょうから・・期待しましょう。

 そんなボワジェ・フレールのニュイ1級レ・ダモードは「ヴォーヌ=ロマネ・レ・マルコンソール」に接する畑で・・飲んだ感じ、ちょっと格上感が半端無いです。レ・マルコンソールっぽい質感の高さや細やかさ、集中感も在りつつ、ナチュールらしい「しっとり感」、滑らかな絹ごしのテクスチュアで楽しませてくれます。

「どうだ・・?・・すげ~だろ?」

 みたいな「睨み」は全然無く、さりげなく・・しかし、飲み人もスルー出来ない質の良さを感じさせてくれます。So2 も見事に少ないと・・感じます。

 2019年のヴィンテージの良さも有るのかもしれませんので、まだファーストヴィンテージの1回だけのテイスティングで全てを理解しきれませんが、

「ドメーヌ・ボワジェは見過ごせない!」

と感じさせてくれました。

 noisyも今はまだ多くを語らないようにしようと思います。2020年でコロッと変わられてしまうと困っちゃいますし、何より自身がまだ全体像を掴み切れてはいないと思いますので、あくまで、「アイテム毎」のレヴューをご参考にされてください。超お勧めします!


2021 Vosne-Romanee aux Jachees Vieille Vigne
ヴォーヌ=ロマネ・オー・ジャシェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

17941
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 0.28ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【ユーロ圏では600ユーロ?・・ほぼ10万円で完売していますが・・?】
 2020年もののジャシェのご紹介価格がほぼ12000円ですから・・3.5倍もの価格になってしまいました。まぁ・・ご近所さんのドメーヌ・ビゾの価格を見れば、相当リーズナブルでは有りますが、何とも心地良くないですよね。

 それにメディア評価が見当たらず・・まぁ、バーガウンドのアラン・メドゥズとヴィノスは評価しているようですが見当たりませんで判っていません。

 アルコール分は13%でA.C.ブルの12%とは異なり、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールらしさが満載の度数です。ボトル越しに光を透かせて見た感じは、しっかり赤が有りますが、濃くは無いです。

 そもそも2020年ものも色彩こそ濃い目でしたが、濃くて甘いワインでは有りませんでした。入荷本数は2本、価格は頑張って出しましたので、是非2021年のボワジェ・フレールのジャシェ..試せる方は是非飲んでみて、ご感想などいただけましたら幸いです。



 以下は以前のレヴューです。
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【ふんわり優しく、濃度も高目で美味しいです!・・こちらは少し休ませて休養させた方が「吉」!・・飲める方はNSG1級ダモードから飲みましょう!】

 質が見事に「ずど~ん!」と来る凄いニュイ1級レ・ダモードを先に飲んで!・・と書いていますが、濃度がしっかり有るこちらのレ・ジャシェの方が早く熟すのは間違い無いにしても、

「今飲んで抜群に旨いのニュイ1級レ・ダモード」

です。しかも先も長いんですね。

 こちらは2020年ものらしいポジティヴな複雑性を「濃度」が包み込んでいる感じで、ワイン的にまだ完全に仕上がる直前・・みたいなタイミングかと思われますので、もし飲まれるのでしたら1カ月位休養させてあげると良いかと思います。そうしますと穏やかさが出て来て、まぁ・・最終的にレ・ダモードを抜くことは無いとしても、全体的なドーンはだいぶ似てくるんじゃないかと思います。

 このレ・ジャシェはヴォーヌ=ロマネのど真ん中の下部?・・ロマネ=サン=ヴィヴァンから下がったところにある村名の区画です。幾分豊かさの有る畑なので、どうしてもそのニュアンスは出てくると思います。ビゾもそうでした。

 しかしビゾ・・・どうしちゃったんでしょうね。物凄い価格になっちゃってますが、エージェントさんの出し値も何だか・・。noisy たちが頑張って何とか拡売しようとしていた頃は、今ほどでは無くて・・ジャシェは良く残ってましたよ。彼はあの性格ですから量も出来ず、年による出来不出来は結構在ったと・・今に成ればそう思い出します。ただしその頃も数は余り無く、数本ずつしか入らなかったので飲めるアイテムは限られましたが・・。

 このボワジェ・フレールも、エージェントさんは振り分けを頑張ってくれているようですが、それでもテイスティングで1本ずつ飲んでしまうと・・ボワジェ・フレールの入荷分を全部販売しても「トントン」にしかなりません。最低1ケースは貰わないと・・いや、それでも利益は僅かですから立ち行かなくなってしまいます。なので、Noisy wine にはちゃんとたっぷり分けてくださいね~。

 で、味わいですが、これに文句を言う方はいない・・と思いますが、

「今はまだ落ち着いていない・・もしくは完全エキス化のちょっと手前」

だと思っていただけましたら幸いです。

 今のところはおそらく「少し濃い目」に感じられることでしょう。ミネラリティが少し荒れ気味のまま、奥に入っています。これがもう少し外郭に出てくるようになると、テクスチュアが大幅に改善し、エキスの美味しさがたっぷり感じられるでしょう。

 ヴォーヌ=ロマネ特有の「優しい温かみと深み」、「穏やかな酸の美味しさ」、「バランスの良い果実の配分」です。徐々にヴォーヌ=ロマネらしい優しい野性味・・と言いますか、動物的な要素の表現が出てくると思います。

 ボワジェ・フレール...目の離せない生産者かと目しています。流石に2ヴィンテージでは全てを判断するには至りませんが、下から上までそつなく仕上げ・・しかも1級レ・ダモードの美味しさなんて、

「トップドメーヌに通じる!」

訳ですから・・是非ご注目いただきたいと思います。

 そうそう・・言われてみれば、おっかなびっくりで扱い始めたあのセシル・トランブレイも7~8年で大化けしてしまいました。何とか知ってもらおうと、全アイテムを仲間とテイスティングしていました。

「・・将来、絶対売れるようになるはずだから・・」

と、他のドメーヌよりも確実に高い値付けをしてくるセシルに・・もうちょっと下げ気味にしてくれたら完売するのに・・と思いつつも、毎年の値上げを恨めしく思ったものです。

 言ってみればボワジェ・フレールは、セシルの頃より・・数的には滅茶少ないですから、そんな意味では最初から「レア」です。少なくとも全アイテムテイスティング出来て、少しでも利益が取れるようになればと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【ナチュール感が光る味わいは、同じくビゾっぽさも感じさせます!】

 良い色ですね~・・ちょっと1級レ・ショームっぽい感じもしますね・・畑は随分離れてはいますが・・。

 そもそもレ・ジャッシェを単独名でリリースしているのはジャン・イヴ・ビゾ位じゃないんじゃないかと思います。ビゾの驚異的な価格上昇には呆れていますが・・(^^

 かなりの質感で仕上がったニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードよりも、ナチュール感は高いです。エキス感は劣りますが、その分、瑞々しさと妖艶さはオー・ジャッシェでしょうか。

 色合いもかなり素晴らしいでしょう?・・これ、ちょっと熟させると相当良さそうですよ。勿論、今飲んでもOKですが、この半年間の上昇率はかなり高いと思います。だって・・リリース仕立てですからね。幾分の輸入時の疲れがこの夏の間の休養で取れ、落ち着いてくると、さらに伸びるのは間違い在りません。

 ただし、余りに数が無くて・・テイスティングもどうしようかと悩んだ挙句のオー・ジャッシェとレ・ダモードのテイスティングでしたので、飲める方はかなり限定されると思います。

 レ・ダモードのテイスティングの時に、何となく思い出したマニエル・ノワロの味わいの記憶は、正しいものかどうか判りませんが、

「そう言えば・・こんな感じだったかもしれない・・」

と思ったことだけは事実です。

 1990年代の「新樽100%」「濃厚ピノ・ノワール」の波に飲まれ、いつしか聞かなくなってしまったマニエル・ノワロの名前ですが、「比較的濃厚」で「低新樽率」はこのボワジェ・フレールにも継承されているのでしょう。

 因みに・・兄弟が修行していたと言う「モンジャール・ミュヌレ」っぽさは・・全く感じませんでした。何故だろう・・(^^;;

 あと、このオー・ジャッシェ、So2 は相当少なそうですので・・温度管理にはご注意くださいませ・・また、余り温度管理に気を使ってないお店では厳しいと思います。ご検討ください。


2021 Vosne-Romanee 1er Cru les Suchots( Vieille Vigne)
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・スショ(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

17942
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 0.68ha。樹齢40~60年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&18ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥61,800 (外税) 
【初登場!現状のボワジェ・フレールのトップ・キュヴェです!】
 将来的にはエシェゾーも戻ってくるようで、すでに醸造しているようです。その辺りも踏まえて・・まぁ、ドメーヌ・ビゾへのジェラシーも含め??・・膨大な値上げに踏み切ったのかなとも邪推します。

 まぁ・・単に・・このレ・スショとエシェゾーがメタヤージュから戻って来たから・・と言う性もあると思いますよ。今や珠玉のグラン・クリュと1級、しかもヴォーヌ=ロマネとフラジェ=エシェゾーですから、それだけ人手も必要になる訳ですし、設備も拡張しなくてはいけなかった訳ですし・・

 で、noisy の秘儀を以てしても・・??・・このアイテムは海外のネット上での販売を認められませんでした。残渣として何とか「キャッシュ」を見て、おそらくフランス国内か近辺でしょう・・レ・スショ2021年が451ユーロで販売されたらしいことが判りました。

 ですから7万2千円くらいかと思いますから、日本の価格も高い訳では在りません。

 Noisy wine にも1本だけですから・・別に販売する必要性は余り無いんですが、先行きのことを考慮いたしますと・・誰かに飲んでいただかないと・・(^^

 本当は2021年のボワジェ・フレールは全て引っ込める予定だったんですね。何せテイスティングのしようが無いので・・。でも、ネットを見ていて思い直しました。余りに情報が無さ過ぎる訳です。ですので、それでも何とか頑張ってA.C.ブル1本でもと・・テイスティングさせていただきました。

 Diam の30年保証の超高級集成コルク56mm を使用した重量瓶入りです。このクラスならまず間違い無い出来にしていると思います。

 超エレガント系、エキス系、淡目の色彩のナチュール系です。是非ご検討くださいませ。


2020 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes( Vieilles Vignes)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

16848
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定■エージェント情報
 「レ・ダモード」は北端(ヴォーヌ=ロマネ側)の優良斜面区画。0.7ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,800 (外税) 
【まるでヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソール並み!・・と思えるほどの雅さと精緻なエナジー!ディテールが超美しいです!】
 これは圧巻でした・・「こう来るのか~!」と・・思っていただけると思います。

 勿論ですが2020年もののリリース直後ですから、手を出すには早いのは間違い無い・・。ただ、樽を多く使用したリリース直後のピノ・ノワールでは、

「通常はアロマは開いていても味わいが中々付いてこない」

のに対し、新樽使用率が2割ほどのこのキュヴェは、アロマこそまだ穏やか目ですが、ツヤツヤと口内で輝くような「張り」からのすでに完成されたかのようなヴォーヌ=ロマネ的な雅さと、心に直結して伝わって来て静かに響き渡るかのような精緻なエナジーが感じられます。

 このニュイ=サン=ジョルジュ1級のダモードは、お隣のヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソール(レ・マルコンソール)には僅かな距離で接しておらず、村名のヴォーヌ=ロマネ・レ・ダモードに接しています。ヴォーヌ=ロマネ1級オー・マルコンソールに直接接しているのは、ニュイ1級ダモードの真下の1級オー・ブードなんですが、

「こんなヴォーヌ=ロマネ1級並みのニュイ=サン=ジョルジュ1級オー・ブードを造っているのはメオ=カミュゼ位」

だと思います。

 で、飲んだ印象は滅茶苦茶良いです。「・・ほ~っ!」と・・思わずため息が出ちゃいますよ。


 「・・これ、飲み頃で飲んだら凄いだろうな~・・」

と思うのと同時に、

「ま・・今飲んでも・・こんなに素晴らしいけど・・」

とも思うはず・・。

 2019年ものを飲んだ時は、樽の弱いセシル・・と言う印象でしたが、セシルは結構濃い目には出ますんで・・、ボワジェ・フレールの2020ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャシェ辺りですと、濃度的にはセシルみたいな感じだとしても、こちらの1級ダモードはミネラリティの組成や質感、それにささえられた「キュッ」と感じられる球体感が凄いので、「濃い」とは全く感じられず、「エキスの密度が高い」と思われるんじゃないかと思います。

 いや・・流石でしたね。でも現状はトップ・キュヴェだとはしても、2021年・・もしくは2022年ものはエシェゾーまでリリースされる予定だそうですから・・目が離せなくなりました。

 なお、7本しかいただけなかったので、販売は6本だけになります。申し訳ありませんがこちらはお一人様1本限定でお願いいたします。またテイスティング分が全く回収できないので、可能でしたら他のキュヴェもご検討願えましたら助かります。これは購入して損だったと思うはずの無い・・モノの見事な仕上がりです!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【これは素晴らしい!濃密だがシルキーでほんのり妖艶、どこかセシル・トランブレイを彷彿させる見事な一体感です!】

 ん~・・マニエル・ノワロも時代を間違えたか?・・もしこんなワインを以前から造れていたのなら・・ルーミエさん以上の造り手として今に残っていたかもしれないですね。

 何せマニエル・ノワロを継承したリシャール・マニエールのエシェゾーの地所は、D.R.C.のその地所に見事に挟まれた形です。PKさんはマニエル・ノワロのエシェゾーはスルーしてましたが、何年か後にはボワジェ・フレールの垂涎のエシェゾーが入ってくるでしょうから・・期待しましょう。

 そんなボワジェ・フレールのニュイ1級レ・ダモードは「ヴォーヌ=ロマネ・レ・マルコンソール」に接する畑で・・飲んだ感じ、ちょっと格上感が半端無いです。レ・マルコンソールっぽい質感の高さや細やかさ、集中感も在りつつ、ナチュールらしい「しっとり感」、滑らかな絹ごしのテクスチュアで楽しませてくれます。

「どうだ・・?・・すげ~だろ?」

 みたいな「睨み」は全然無く、さりげなく・・しかし、飲み人もスルー出来ない質の良さを感じさせてくれます。So2 も見事に少ないと・・感じます。

 2019年のヴィンテージの良さも有るのかもしれませんので、まだファーストヴィンテージの1回だけのテイスティングで全てを理解しきれませんが、

「ドメーヌ・ボワジェは見過ごせない!」

と感じさせてくれました。

 noisyも今はまだ多くを語らないようにしようと思います。2020年でコロッと変わられてしまうと困っちゃいますし、何より自身がまだ全体像を掴み切れてはいないと思いますので、あくまで、「アイテム毎」のレヴューをご参考にされてください。超お勧めします!


2020 Vosne-Romanee aux Jachees Vieille Vigne
ヴォーヌ=ロマネ・オー・ジャシェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

16847
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
 0.28ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥11,980 (外税) 
【ふんわり優しく、濃度も高目で美味しいです!・・こちらは少し休ませて休養させた方が「吉」!・・飲める方はNSG1級ダモードから飲みましょう!】
 質が見事に「ずど~ん!」と来る凄いニュイ1級レ・ダモードを先に飲んで!・・と書いていますが、濃度がしっかり有るこちらのレ・ジャシェの方が早く熟すのは間違い無いにしても、

「今飲んで抜群に旨いのニュイ1級レ・ダモード」

です。しかも先も長いんですね。

 こちらは2020年ものらしいポジティヴな複雑性を「濃度」が包み込んでいる感じで、ワイン的にまだ完全に仕上がる直前・・みたいなタイミングかと思われますので、もし飲まれるのでしたら1カ月位休養させてあげると良いかと思います。そうしますと穏やかさが出て来て、まぁ・・最終的にレ・ダモードを抜くことは無いとしても、全体的なドーンはだいぶ似てくるんじゃないかと思います。

 このレ・ジャシェはヴォーヌ=ロマネのど真ん中の下部?・・ロマネ=サン=ヴィヴァンから下がったところにある村名の区画です。幾分豊かさの有る畑なので、どうしてもそのニュアンスは出てくると思います。ビゾもそうでした。

 しかしビゾ・・・どうしちゃったんでしょうね。物凄い価格になっちゃってますが、エージェントさんの出し値も何だか・・。noisy たちが頑張って何とか拡売しようとしていた頃は、今ほどでは無くて・・ジャシェは良く残ってましたよ。彼はあの性格ですから量も出来ず、年による出来不出来は結構在ったと・・今に成ればそう思い出します。ただしその頃も数は余り無く、数本ずつしか入らなかったので飲めるアイテムは限られましたが・・。

 このボワジェ・フレールも、エージェントさんは振り分けを頑張ってくれているようですが、それでもテイスティングで1本ずつ飲んでしまうと・・ボワジェ・フレールの入荷分を全部販売しても「トントン」にしかなりません。最低1ケースは貰わないと・・いや、それでも利益は僅かですから立ち行かなくなってしまいます。なので、Noisy wine にはちゃんとたっぷり分けてくださいね~。

 で、味わいですが、これに文句を言う方はいない・・と思いますが、

「今はまだ落ち着いていない・・もしくは完全エキス化のちょっと手前」

だと思っていただけましたら幸いです。

 今のところはおそらく「少し濃い目」に感じられることでしょう。ミネラリティが少し荒れ気味のまま、奥に入っています。これがもう少し外郭に出てくるようになると、テクスチュアが大幅に改善し、エキスの美味しさがたっぷり感じられるでしょう。

 ヴォーヌ=ロマネ特有の「優しい温かみと深み」、「穏やかな酸の美味しさ」、「バランスの良い果実の配分」です。徐々にヴォーヌ=ロマネらしい優しい野性味・・と言いますか、動物的な要素の表現が出てくると思います。

 ボワジェ・フレール...目の離せない生産者かと目しています。流石に2ヴィンテージでは全てを判断するには至りませんが、下から上までそつなく仕上げ・・しかも1級レ・ダモードの美味しさなんて、

「トップドメーヌに通じる!」

訳ですから・・是非ご注目いただきたいと思います。

 そうそう・・言われてみれば、おっかなびっくりで扱い始めたあのセシル・トランブレイも7~8年で大化けしてしまいました。何とか知ってもらおうと、全アイテムを仲間とテイスティングしていました。

「・・将来、絶対売れるようになるはずだから・・」

と、他のドメーヌよりも確実に高い値付けをしてくるセシルに・・もうちょっと下げ気味にしてくれたら完売するのに・・と思いつつも、毎年の値上げを恨めしく思ったものです。

 言ってみればボワジェ・フレールは、セシルの頃より・・数的には滅茶少ないですから、そんな意味では最初から「レア」です。少なくとも全アイテムテイスティング出来て、少しでも利益が取れるようになればと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【ナチュール感が光る味わいは、同じくビゾっぽさも感じさせます!】

 良い色ですね~・・ちょっと1級レ・ショームっぽい感じもしますね・・畑は随分離れてはいますが・・。

 そもそもレ・ジャッシェを単独名でリリースしているのはジャン・イヴ・ビゾ位じゃないんじゃないかと思います。ビゾの驚異的な価格上昇には呆れていますが・・(^^

 かなりの質感で仕上がったニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードよりも、ナチュール感は高いです。エキス感は劣りますが、その分、瑞々しさと妖艶さはオー・ジャッシェでしょうか。

 色合いもかなり素晴らしいでしょう?・・これ、ちょっと熟させると相当良さそうですよ。勿論、今飲んでもOKですが、この半年間の上昇率はかなり高いと思います。だって・・リリース仕立てですからね。幾分の輸入時の疲れがこの夏の間の休養で取れ、落ち着いてくると、さらに伸びるのは間違い在りません。

 ただし、余りに数が無くて・・テイスティングもどうしようかと悩んだ挙句のオー・ジャッシェとレ・ダモードのテイスティングでしたので、飲める方はかなり限定されると思います。

 レ・ダモードのテイスティングの時に、何となく思い出したマニエル・ノワロの味わいの記憶は、正しいものかどうか判りませんが、

「そう言えば・・こんな感じだったかもしれない・・」

と思ったことだけは事実です。

 1990年代の「新樽100%」「濃厚ピノ・ノワール」の波に飲まれ、いつしか聞かなくなってしまったマニエル・ノワロの名前ですが、「比較的濃厚」で「低新樽率」はこのボワジェ・フレールにも継承されているのでしょう。

 因みに・・兄弟が修行していたと言う「モンジャール・ミュヌレ」っぽさは・・全く感じませんでした。何故だろう・・(^^;;

 あと、このオー・ジャッシェ、So2 は相当少なそうですので・・温度管理にはご注意くださいませ・・また、余り温度管理に気を使ってないお店では厳しいと思います。ご検討ください。


2020 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

16846
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

◆◆◆在庫が有ったとのことで再入荷しました!
■エージェント情報
 ヴォーヌ・ロマネ村内のリウ・ディ「レ・ロジェ」に1ha。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,080 (外税) 
【ボワジェ・フレールを知るための1本には最高のアイテムです!それは新樽率の少ないキュヴェの宿命?】
 良い出来だと思います。複雑性が高いのは2020年ものの特徴かな・・と思い始めています。

 す~っと入って来て、見事なパフォーマンスを見せて、綺麗に・・長いお別れをしてくれる2019年ものとは、ポテンシャルの高さはほぼ同様だと思いますが、

「印象は大きく異なる!」

んじゃないかと・・感じています。ただしまだ2020年ものを数アイテムしか飲めていませんので、後で変わるかもしれません。

 こちらはヴォーヌ=ロマネ村内のA.C.ブルの畑、レ・ロジェ産とのことですので、

「スタイルは見事にヴォーヌ=ロマネそのもの」

です。ですが、印象はもうヴォーヌ=ロマネそのものですが村名のポテンシャルには及ばない・・ですので、お間違いの無きよう・・。

 勿論今飲んでも美味しいです・・が、まだ

「ボワジェ・フレールらしい美味しさ」

には到達していないと思っています。

 やはりボワジェ・フレールの場合、低い新樽率が影響していると思うんですね。熟成期間はそこそこ長めでは有り、葡萄本来の美しさを生かした非常に好ましい造りでは有るんですが、これにはやはりマイナス面も有ります。

 新樽を使用しますと、その新樽ならではの穏やかな酸化が、ワインを飲み易く、官能的に仕上げてくれるんですね。まぁ、その後のエルヴァージュも相当影響は有るんですが、本質的にはやはり、

「新樽を多めにした方がリリース直後のウケが良い」

のは間違い無いでしょう。勿論ですが「新樽の使い方」も重要ですが・・今はここは多くを言いません。

 ですが新樽使用率を低くすることで、

「葡萄本来の美しさを削らない!」

訳ですから、むしろこれぞ最近の流れでもある訳ですね。以前は誰もかれも・・葡萄の出来に関わらず、新樽を多く使用していました。そのために葡萄を良く熟させ、糖分を上げる必要が有った訳です・・樽に負けないために。

 で、ピノ・ノワールの美しい酸のディテールが失われてしまった・・濃くて黒い・・そして時に甘いワインになってしまう・・とか、少ない総酸量を修正するために「補酸」を様々な手段でやった訳ですね。noisy も今までに書いたことも有りますが、まるでビタミンCを入れたかのような不自然な酸バランスのピノ・ノワールにも出くわしました。

 なので、新樽率が低いのは決してマイナスではない・・と思います。ただし、

「リリース直後より、少し経過してからの方が絶対に美味しい!」

のも間違い無いと思います。


 いや・・今飲んでも美味しいんですよ。飲むのを止めはしません。でも、ボワジェ・フレールらしい美しいエキスバランスで飲んでいただくには、この暑いはずの2022年の夏が終わってからが良いと思います。そこから1年間ほどは締まらずに美味しく飲めると思います。

 ボワジェ・フレール...エージェントさんは余りアチコチには出していないそうです。是非一度、お客様ご自身の目でお確かめくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【ドメーヌ・ボワジェ・フレールのベースのキュヴェは、ヴォーヌ=ロマネ村のA.C.ブルゴーニュ!クラシカル・ナチュール!?】

 「なるほど・・」と思わせるA.C.ブルです。まぁ・・言っちゃえば・・普通です。でもやはりそこはヴォーヌ=ロマネですから・・

「ヴォーヌ=ロマネっぽさ」

はしっかり有ります。

 オー・ジャッシェのコラムにも書きましたが、どこか1級レ・ショームに似たようなニュアンスでした。このA.C.ブルも、レ・ショームを少し軽くしてエレガントさに振ったようなニュアンスに感じます。

 上級キュヴェのオー・ジャッシェや1級レ・ダモードに比較しますと・・

「時間が不足」

しているのがハッキリ判る状態でして、2~3カ月の休養と熟成が必要な感じですね。

 やはり「クラシカル・ナチュール」と言う言葉がピッタリだと思いますが、抽出を強くしない結果生まれるエレガントさと、ヴォーヌ=ロマネのワインが持つ柔らかい酸が見せるエレガントさが、この表情を生んでいるのでしょう。

 勿論、集中感は上級キュヴェには及ばないんですが、2~3カ月の休養が与える変化と言うか、成長はかなりのものが見込めます。

 新生マニエル・ノワロ・・・いや、ドメーヌ・ボワジェ・フレールを飲んでみるには良いアイテムかと思います。

「ヴォーヌ=ロマネのA.C.ブルが3千円代?」

は、あのフランソワ・ラマルシュ(ニコル・ラマルシュ)がリリースしてくれていましたが、この先はもう真っ暗闇です。なので、

「ボワジェ・フレールが唯一リーズナブルなヴォーヌ=ロマネのA.C.ブル!」

と言うことになるんじゃないでしょうか。

 甘さに頼らない非常にドライな味わいで、将来的にはエレガントに艶やかに香ってくる・・そう言えば、何となくラマルシュのA.C.ブルにも似た部分は感じますよ。ラマルシュの方が、

「リリースが遅い」

分、しっかり落ち着いて成長していますから、もし、ラマルシュの代替をお考えでしたら、来年の1月以降に飲まれるとほぼ正当な比較になるかと思います。noisy 的には、この夏過ぎ辺りから大分良くなると想像しています。是非ご検討くださいませ。


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Damodes( Vieilles Vignes)
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ダモード(・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

16062
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

◆◆◆お一人様1本限定■エージェント情報
 レ・ダモード」は北端(ヴォーヌ・ロマネ側)の優良斜面区画。0.7ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,150 (外税) 
【これは素晴らしい!濃密だがシルキーでほんのり妖艶、どこかセシル・トランブレイを彷彿させる見事な一体感です!】
 ん~・・マニエル・ノワロも時代を間違えたか?・・もしこんなワインを以前から造れていたのなら・・ルーミエさん以上の造り手として今に残っていたかもしれないですね。

 何せマニエル・ノワロを継承したリシャール・マニエールのエシェゾーの地所は、D.R.C.のその地所に見事に挟まれた形です。PKさんはマニエル・ノワロのエシェゾーはスルーしてましたが、何年か後にはボワジェ・フレールの垂涎のエシェゾーが入ってくるでしょうから・・期待しましょう。

 そんなボワジェ・フレールのニュイ1級レ・ダモードは「ヴォーヌ=ロマネ・レ・マルコンソール」に接する畑で・・飲んだ感じ、ちょっと格上感が半端無いです。レ・マルコンソールっぽい質感の高さや細やかさ、集中感も在りつつ、ナチュールらしい「しっとり感」、滑らかな絹ごしのテクスチュアで楽しませてくれます。

「どうだ・・?・・すげ~だろ?」

 みたいな「睨み」は全然無く、さりげなく・・しかし、飲み人もスルー出来ない質の良さを感じさせてくれます。So2 も見事に少ないと・・感じます。

 2019年のヴィンテージの良さも有るのかもしれませんので、まだファーストヴィンテージの1回だけのテイスティングで全てを理解しきれませんが、

「ドメーヌ・ボワジェは見過ごせない!」

と感じさせてくれました。

 noisyも今はまだ多くを語らないようにしようと思います。2020年でコロッと変わられてしまうと困っちゃいますし、何より自身がまだ全体像を掴み切れてはいないと思いますので、あくまで、「アイテム毎」のレヴューをご参考にされてください。超お勧めします!


2019 Vosne-Romanee aux Jachees Vieille Vigne
ヴォーヌ=ロマネ・オー・ジャシェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

16061
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
 0.28ha。平均樹齢40年のVV。収量は35hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【ナチュール感が光る味わいは、同じくビゾっぽさも感じさせます!】
 良い色ですね~・・ちょっと1級レ・ショームっぽい感じもしますね・・畑は随分離れてはいますが・・。

 そもそもレ・ジャッシェを単独名でリリースしているのはジャン・イヴ・ビゾ位じゃないんじゃないかと思います。ビゾの驚異的な価格上昇には呆れていますが・・(^^

 かなりの質感で仕上がったニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードよりも、ナチュール感は高いです。エキス感は劣りますが、その分、瑞々しさと妖艶さはオー・ジャッシェでしょうか。

 色合いもかなり素晴らしいでしょう?・・これ、ちょっと熟させると相当良さそうですよ。勿論、今飲んでもOKですが、この半年間の上昇率はかなり高いと思います。だって・・リリース仕立てですからね。幾分の輸入時の疲れがこの夏の間の休養で取れ、落ち着いてくると、さらに伸びるのは間違い在りません。

 ただし、余りに数が無くて・・テイスティングもどうしようかと悩んだ挙句のオー・ジャッシェとレ・ダモードのテイスティングでしたので、飲める方はかなり限定されると思います。

 レ・ダモードのテイスティングの時に、何となく思い出したマニエル・ノワロの味わいの記憶は、正しいものかどうか判りませんが、

「そう言えば・・こんな感じだったかもしれない・・」

と思ったことだけは事実です。

 1990年代の「新樽100%」「濃厚ピノ・ノワール」の波に飲まれ、いつしか聞かなくなってしまったマニエル・ノワロの名前ですが、「比較的濃厚」で「低新樽率」はこのボワジェ・フレールにも継承されているのでしょう。

 因みに・・兄弟が修行していたと言う「モンジャール・ミュヌレ」っぽさは・・全く感じませんでした。何故だろう・・(^^;;

 あと、このオー・ジャッシェ、So2 は相当少なそうですので・・温度管理にはご注意くださいませ・・また、余り温度管理に気を使ってないお店では厳しいと思います。ご検討ください。


2019 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

16060
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 ヴォーヌ・ロマネ村内のリウ・ディ「レ・ロジェ」に1ha。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,780 (外税) 
【ドメーヌ・ボワジェ・フレールのベースのキュヴェは、ヴォーヌ=ロマネ村のA.C.ブルゴーニュ!クラシカル・ナチュール!?】
 「なるほど・・」と思わせるA.C.ブルです。まぁ・・言っちゃえば・・普通です。でもやはりそこはヴォーヌ=ロマネですから・・

「ヴォーヌ=ロマネっぽさ」

はしっかり有ります。

 オー・ジャッシェのコラムにも書きましたが、どこか1級レ・ショームに似たようなニュアンスでした。このA.C.ブルも、レ・ショームを少し軽くしてエレガントさに振ったようなニュアンスに感じます。

 上級キュヴェのオー・ジャッシェや1級レ・ダモードに比較しますと・・

「時間が不足」

しているのがハッキリ判る状態でして、2~3カ月の休養と熟成が必要な感じですね。

 やはり「クラシカル・ナチュール」と言う言葉がピッタリだと思いますが、抽出を強くしない結果生まれるエレガントさと、ヴォーヌ=ロマネのワインが持つ柔らかい酸が見せるエレガントさが、この表情を生んでいるのでしょう。

 勿論、集中感は上級キュヴェには及ばないんですが、2~3カ月の休養が与える変化と言うか、成長はかなりのものが見込めます。

 新生マニエル・ノワロ・・・いや、ドメーヌ・ボワジェ・フレールを飲んでみるには良いアイテムかと思います。

「ヴォーヌ=ロマネのA.C.ブルが3千円代?」

は、あのフランソワ・ラマルシュ(ニコル・ラマルシュ)がリリースしてくれていましたが、この先はもう真っ暗闇です。なので、

「ボワジェ・フレールが唯一リーズナブルなヴォーヌ=ロマネのA.C.ブル!」

と言うことになるんじゃないでしょうか。

 甘さに頼らない非常にドライな味わいで、将来的にはエレガントに艶やかに香ってくる・・そう言えば、何となくラマルシュのA.C.ブルにも似た部分は感じますよ。ラマルシュの方が、

「リリースが遅い」

分、しっかり落ち着いて成長していますから、もし、ラマルシュの代替をお考えでしたら、来年の1月以降に飲まれるとほぼ正当な比較になるかと思います。noisy 的には、この夏過ぎ辺りから大分良くなると想像しています。是非ご検討くださいませ。