シャトー・プロヴィダンス
シャトー・プロヴィダンス
フランス Chateau Providence ボルドー
● ジャン・ピエール・ムエックスと言えば、ワインファンなら誰もがすぐに想像されるワイン、シャトー・ペトリュスが有ります。勿論ですがそれ以外にも多くのシャトーを所有し、素晴らしいワインを造っています。
今回は2005年に買収の完了した、ポムロルのプラトーに有るプロヴィダンスをご紹介させていただきます。プロヴィダンスと言いましても南半球はニュージーランドのあのワインでは有りません。
● 2008 Chateau Providence
プロヴィダンス A.O.C.ポムロール
【飲んでみたいな・・と思って仕入れたんですが、余り買えませんでした・・なので価格勝負!】
ムエックスが買収したシャトー・ラ・プロヴィダンスです。その後、シャトー・プロヴィダンスと改名したんですが、エチケットには「シャトー」も無いので、今回は「プロヴィダンス」と記載させていただきました。
ポムロルの偉大な丘、プラトーに有ったシャトー・ラ・プロヴィダンスは、その畑のポテンシャルを充分には発揮できない状況が続いていましたが、ムエックス社が株を買って経営・醸造に参加しはじめると急激に目覚めはじめ、2005年に買収を完了すると、メディアの評価はたちまち上昇・・
「ほんまかいな?・・」
みたいな・・お話しです。
まぁ、ブルゴーニュが主のnoisy ですので、さほどはボルドーには手を出さないんですが、それでもプラトーのメルロは大好きです。やはりペトリュス、ラフルールは・・良いですよね~・・甘美でエレガントで妖艶です。もう簡単には飲めないワインになってしまいましたが・・。年にも寄るのかもしれませんが濃い目のオザンナよりも却ってラフルールの2ndとか・・。
なので、このシャトー・プロヴィダンスだかプロヴィダンスだかはハッキリしませんが、2008年ものは相当に良さそうなんですね。アドヴォケイトは壊れちゃったのか、97点とか・・。他にも96点付けてる方もいらっしゃいます。
一方、余り高く無い・・と言っても93点はアンスージャスト。スペクテイターとセラー・トラッカーも同様。フランス勢はどうも・・良く判らない感じでラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランスとゴー・ミヨが15/20 ポイント・・。
つまり、滅茶高い評価と、悪くはないがさほどでもない・・とするものと、ちょっと割れているんですね~・・。
この辺、抜け目のない仕上がりのはずのムエックスによるワインを考えると・・相当面白いでしょう?
甘美なメルロか鈍重か?是非お確かめいただけましたら幸いです。余りましたら時間が取れた時に飲ませていただきます。なお、価格は結構に頑張った感じです。ご検討くださいませ。
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