ドメーヌ・ド・ラ・コンブ
ド・ラ・コンブ
フランス Domaine de la Combe ブルゴーニュ
● 知る人ぞ知る・・今は無き、ドメーヌ・ド・ラ・コンブです。
ド・シャソルネイのフレデリック・コサールのチームが乗り込んで造っていました・・ので、ま~・・ワインが滅茶美味しい!・・特にシャルドネはもう、本当に旨かったです。安くは無かったんですけどね。
なので、村名を名乗れなかった(ボーヌ・)レ・モンスニエールは5千円ほどですぐに売れたんですが、村名を名乗れるオ・ルナールは・・・お勧めしたのに、全く売れず。カチンと来て仕舞い込んじゃいました。なので、世界的、世の中的にはグレートイヤーとされる2003年がこんなに・・残っちゃっていたんですね~。
● 2003 Bourgogne Passtoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン
【どうなっちゃってますか・・なんと20年もののパスグラです!】
ド・シャソルネイのフレデリック・コサールのチームが短期間関与していたドメーヌ・ド・ラ・コンブです。こちらはパストゥグランの2003年です。
到着時の味わいは流石でした。ですが・・
「何せエチケットがペラペラの・・コピー用紙みたいな安物」
なので、セラーから少しでも持ち出した瞬間に・・ヘナヘナに・・シワシワになってしまうんですね。届いた時にそうなっているのも有りましたし、大丈夫だったものも半年も経過しますと・・セラーの湿気を吸って同じ状況になってしまいます。
高価なコルトン=ヴェルジェンヌなどはラップ巻きして箱に入れ、仕舞っておいたのでまだ良かったんですが、それ以外は皆、こんな感じです。
何せ収穫から20年も経ってますから・・だいぶ退色してオレンジが入って来ています。ですが・・noisy 的には、
「もっと退色してレンガ色になったら・・」
などと思っていました。意外に持ってしまいまして・・ちょっと残念です。
ガメが完熟すると物凄い芳香を出す時期が有るので、それ狙いでしたが・・到着から18年以上も経過していることを考えますと、
「ここからはお客様にお任せしよう」
と言うことにしました。
もし飲まれるのでしたら、「澱」を落とすために立てて置き、品温はやや上げ気味・・17度位にしてお楽しみください。低いと・・詰まらない味わいになると思います。ご検討くださいませ。1本だけ・・です。
以下は2005年のご案内時のレヴューです。
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【超ピュア、すっきり系の早飲みタイプ!飲み残しはセラーか最悪冷蔵庫で!】
ド・ラ・コンブの集大成がここに現れているとも言えるパストゥグランです。おそらくコサールは、自分の好みをこのワインに結集しているようにさえ感じます。
あ、脱線しますが、時々書いていますように、ド・ラ・コンブなどと書かれている場合の「 ド 」は省略しないよう..お願いします。フランス人なら状況によっては殴られます..。へたすりゃ決闘でも申し込まれかねませんので、フランス語が判らないなら、ド 、デ、は略さない方が身のためだ、と覚えておいてくださいね。(ちなみに noisy も、完全に理解していて書いている訳じゃ有りません。)イタリアでも同じです。
必要充分な赤い果実感のピュアアロマとボディ、ハイレベルのミネラル感、酸味はすっきりしていて厚みがあり、ナチュラルさを表現しながら収束を迎える。
ただそれだけです。が、絶妙のバランスです。(抜栓後も暖かい所にずっと置いておくと崩れてゆきますので、飲み残しされる場合はセラーか冷蔵庫に直行させてください。)美しいワインです。パストゥグランとすれば高いですし基本的には早飲みタイプと思いますが、熟成させても管理さえ良ければその良さは失わないでしょう。
細かいことを言い出したらキリはないですが、天然酵母由来の優しくふくよかな香りに包まれて、体にすっと馴染む様を感じれば、
「美味しいってどういうことなのか」
「良いワインとはなんなのか」
を、考え始めてしまいます。(あんまり禅問答のように問いつめてゆくと眠れなくなっちゃいますので、適当なところで止めています。)
が、体にすっと馴染んで、その結果として心が(脳が)美味しいと言うので有れば、それはもう本物なのでしょう。飲んでみてください。最初は少し物足りないかもしれません。でも、きっと気づくことが一つ二つあると思います。
● 2003 Beaune au Renard Blanc
ボーヌ・オ・ルナール・ブラン
【ボーヌの村の北西に有る石灰がビシバシ載りやすく、粘土が適度に混じるオ・ルナール2003年!完熟してると踏んでます!】
いや、流石にもう飲みませんよ。そんなことしてたら赤字も良いところになっちゃいますんで・・。でも状態はちゃんとチェックさせていただきました。
色合いも健全・・澱は有ります・・非常に細かい澱が、パ~っと浮かんできます。透明なキャプスュルはどの個体もしっかり回りますし、透明なので漏れが無い(少なくとも見えない)のは確認済です。
ただし、エチケットはね・・滅茶苦茶チープで薄いものでして、ほんの僅かな温度変化で「シワ」がよっちゃいますんで、シワの在るものが多いです。到着時からそうだったと記憶しています・・勿論、全てのアイテムが到着時から同じ状態だったとは言いませんが、結構にそのようでした。
で、このアイテムも・・到着時に飲んでいたんですよね。非常に旨かった!・・コサールの醸造チームが入っていた2003年ですので・・ドメーヌ・ルロワを辞めてドメーヌ・ド・シャソルネイに入り、その後独立してスペインで頑張っているオリヴィエ・リヴィエールさんが醸造長だったと記憶しており、そのラストヴィンテージだったか?と思いますが、シャルドネの醍醐味を感じさせてくれましたと思い出します。
ですので、10年じゃきかない期間、大事に?貯蔵していましたが、流石にそろそろ良いだろう・・と・・出してみたんですね。
なので、2005年に書いた記事を探し出しました・・ま~・・ホント大したことは書いて無かったですね・・恥ずかしいですが、もし、どこか気になりましたらご検討くださいませ。勿論、絶版品ですので追加などは出来ません。
以下は以前のレヴューです。
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● 「うわお..」
です。PKさん風に言えば、
「ブラヴォー、いやもとい、BRAVO!」
です。
ド・ラ・コンブの2003年は本当に素晴らしいです。このドメーヌは、生産に関してはシャソルネイのフレドリック・コサールの手に寄りますが、...
こんなことを書いて良いのだろうか..本家よりも 旨いかもしんない..です。しかも価格がより安く仕上がっています。シャソルネイの2003年も飲ませていただきましたが、これも旨い。(特にその内、××××には絶叫してしまいました。××××はまだ言えませんが、時期が来たら代入しておきます)
この先、必ずや評価が高まることは間違いないでしょう。パカレも良いがシャソルネイも良いし、ド・ラ・コンブ も..となると追いかける方としては大変ですが、間違いの無い選択だと確信していますので、信用しても良いと思われる方はご検討くださいね。
なお、微妙・微細なワインですので、発送の際はクール指定させていただきます。指定無き場合はこちらでさせていただきますのでご了承ください。
【 久しぶりに旨いシャルドネを飲みました!】
これは旨かった!本当に素晴らしい!物の見事なシャルドネでした。
いや、2003年のヴィンテージの恩恵を最大限に生かした味わいでした。ボーヌの白で、今まで何度か裏切られたか数知れませんが、このオ・ルナール・ブランは違いました。絶妙です。
「ぎゅぎゅぎゅっ」と凝縮したフレーヴァー。石灰と小果実のサンドイッチ構造。良い年のマルトレーのコルトン=シャルルマーニュを思い起こさせる。やがてサンドイッチからナッツや蜜のニュアンス。適度に色づいて溢れ出すみずみずしいフルーツ。シルクの接触感と絶妙の長さ。
村名ボーヌの白でこの価格は高いんじゃないの..と思っていましたが、飲んでみたら安いと思い直しました。しかも今飲んで美味しいのが嬉しい!今なら30分で結構開きます。飲んでみてください。シャルドネの神髄がありました。お薦めです。
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