ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

レ・カイユ・デュ・パラディ(エティエンヌ・クルトワ)

フランス Domaine les Cailloux du Paradis (Domaine Etienne Courtois ) ロワール
● 久しぶりのレ・カイユ・デュ・パラディです。2013年から三男のエティエンヌさんに代替わりしています。

 まぁ、黙っていても届くだろうと思っていたんですが、どうやら知らずにシステムがいつの間にか変わっていたようで、黙っていると届かないと言うことが判りました。

 で、今回は希少な割り当て分をかなり頑張ってテイスティングしてみました。5~6本位ずつしか入荷が無いところにかなりのアイテムを開けましたので、基本的には大赤字ですが仕方が有りません。久しぶりに・・オル・ノルムまで飲んじゃいました。

 でも飲んでみて良かったです。親父さんの時代も良かったですが、ビックリするほど・・滅茶良くなってましたよ。美しく張りのあるボディにはミネラリティが漲り、濃密なエキスから果実や様々な有機物のニュアンスの表情がクッキリと浮かぶ素晴らしいものでした。

 親父さんのクロード・クルトワ時代の最初の頃は、今一つピンと来ない時も・・実は稀に有りました。それでも長い間にはそんなことも無くなり・・何よりRacines と言うキュヴェの歴代を飲まれればお判りかと思いますが、

「滅茶苦茶美しい!」

と感じていただけると思うんですね。

 ラシーヌさんがエージェント名を Racines と付けるほど思い入れも有る造り手でも有ります。今回久しぶりのご案内になりましたが、是非飲んでみていただきたい素晴らしい造り手です。


■エージェント情報

【ドメーヌについて】
 クロード・クルトワは、コトー・ド・ヴァロアで牛・豚・馬・鶏・羊などを育てながら、30年来ビオディナミで素晴らしいワインを造り、定評を築き上げてきた。91年の大火事(自然火災)で全てを失い、ほぼ無一文でソローニュ(ロワール川左岸にある)にやってきた彼は、シレックス土壌のレ・カイユとレ・パラディという2つの畑で同じ方法でワインづくりを始め、ファースト・ヴィンテージの1995年からパリのレストランや専門家の間で高い評価を得た。

 奇跡のワインと呼ばれ、フランスで熱狂的な信奉者が増えているクルトワ父子のワイン。極端なまでの低収量で、究極ともいえる有機ワイン。アペラシオンは通常ならば「トゥーレーヌ」と称するところだが、AOCを名乗るつもりの全くないクルトワは、「ヴァン・ド・ターブル」で我が道を行く。すべてオリジナルで、深いエキスをとじこめたユニークそのもののワイン(4種の赤ワインと10種類の白ワイン)を造る。2013年より三男のエティエンヌが醸造責任・運営を担っている。

【畑について】
栽培:ビオロジック
認証機関:ナチュレル・エ・プログレ
土壌:粘土質、シレックス

【醸造について】
 「環境の調和が完全にとれていれば、収穫の時期に雨が降っても腐敗果の心配もなく、素晴らしいワインを作ることができる。ビオディナミといっても、よその畑の草や堆肥を持ってきたら環境が壊れる。だから私は、醸造家であるよりも農夫であり続けたい」と語っている。次男のジュリアンも、父クロードを助けて仕事をするかたわら、自らの名前でワインをリリースしている。

 彼らのワインは、アペラシオンとしては「トゥーレーヌ」を名乗れるものの、あまりにコンセントレーションが強く、特異な味わいのため、AOCの認可を委員会より与えられず、また自らも望まないため、表記は「ヴァン・ド・ターブル」となっている。すべてのワインが、醸造過程で亜硫酸はまったく使用していない。キュヴェによってはビン詰時に亜硫酸を微量入れるが、ほとんどが非使用である。



N.V.(2017) le Meslier Saint Francois Blanc V.d.F.
ル・メリエ・サン・フランソワ・ブラン V.d.F.

15088
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

品種:メリエ・サン・フランソワ100%植樹:2000年代位置:標高110m土壌:粘土質、シレックス
醸造
木樽で醗酵木樽で18ヵ月熟成

20種以上の品種がアソンブラージュされている、ラシーヌ・ブランに使われきた品種を、モノ・セパージュで醸造するという、クロードの長年の構想。彼の友人が書いてくれた、それぞれの品種のスケッチがそのままエチケットになっている。 メリエ・サン・フランソワは、蒸留酒用品種としても好んで使われる、特に酸の高い品種。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,400 (外税) 
【実はこの品種、結構に・・ブランスの地を旅して出来た個性有るものなんですよ・・味わいも実に置く深いものが有ります!】
 ル・メリエ・サン・フランソワ と言うのは品種です。ムスリエ・サン・フランソワとか、その中のスを入れないで表記されていたりするので、ほとんど皆さんも知らない品種かと思います。

 大まかに解説・・語っちゃいますと・・いや、ウィキを見ただけですが・・(^^;;、

「シュナン・ブランはジュラのサヴァニャンが親」

なんだそうです。

 なので、シュナン・ブランはトゥルソーやソーヴィニヨン・ブランが兄弟。

 そして、グーエ・ブラン(・・Gouais Blanc これについてはいつか書けるでしょうか?実は偉大なる母葡萄なんですが劣悪なワインにしかならずに栽培禁止になっていた品種なんですが・・)とシュナン・ブランの交配で出来たのが、どうやらこのル・メリエ・サン=フランソワなんですね。

 なので、

「シュナン・ブランが父親でグーエ・ブランが母親」

と言うことになりますね。


 で、このル・メリエ・サン=フランソワですが、シュナン・ブランっぽいかと言うと・・全然と言うか、まるでと言うべきか、それとも造り手がクルトワだから・・と言うのも有るのかもしれませんが、バッキバキに美しいんですよ。

 「激重」のボトルで腕をプルプルさせながらグラスに注いで、やっとの思いでボトルをテーブルに置き、一嗅ぎすると・・いや、結構に重厚なアロマです。腰高では無く、複雑性の高い香りです。

 シャルドネよりもやや重心が低いでしょうか。中域はシャルドネが太く、その下の帯域が太いです。そこからキュッと一旦締まるような感じの帯域のまま、超高域まで細くなって行く感じです。

 何しろクルトワの造りが美しすぎる性で、品種の個性をしっかり捉えることはムズイのですが、それでもこのワインが、非常に美味しいことだけはしっかり判ります。何せ、全くのドライでして、甘みは全く有りません。ロワールでそれをやってしまいますと、ほとんどのものが「平板」な味わいになってしまうんですが、ミネラリティがしっかり有り、酸もしっかり、その構成も充実しているからこそ、この美味しさに仕上がるのかと思います。

 また、非常にピュアながらもナチュラルで、全く破綻が見当たらないのが「クルトワ」の素晴らしいところです。

 グーエ・ブランと言う母方の品種は、近代前には「栽培禁止」とされるほど「ダメダメ」で、烙印をおされてしまったお母さんなんですが、シャルドネも、ガメもアリゴテも、オーセロワもムスカデも、そしてロモランタンまでものお母さんだったようで、

「近代ブドウ品種の母親」

と言えるのかもしれません。

 そしてサヴァニャン-->シュナン・ブラン-->ル・メリエ・サン=フランソワ と言う流れもまたそそられるもので、サヴァニャンと言う、個性の塊みたいな凄い葡萄の血を引いていることを、このワインのどこかで感じていただけたら楽しいんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。



N.V.(2015) Camille Blanc V.d.F.
カミーユ・ブラン V.d.F.

15089
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■エージェント情報
品種:ロモランタン100%土壌:粘土質、シレックス
マセレーション後、40カ月熟成

クルトワ家に植えられている数ある品種の中でも、エティエンヌが特別に愛着を持っているロモランタン。2015年に誕生したエティエンヌの息子カミーユの名にちなみ名付けた。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,400 (外税) 
【クルトワのロモランタン種による長いエルヴァージュのキュヴェです!】
 すみません・・これは飲めてないです。数が無いので・・。


N.V.(2016) Plumu d'Dange Blanc V.d.F.
プリュム・ダンジュ・ブラン V.d.F.

14206
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■ソーヴィニヨン・ブラン
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,880 (外税) 
【透明感のある繊細なミネラリティがてんこ盛りな、臭く無い、果実感たっぷりのソーヴィニヨンです!】
 今回の入荷はソーヴィニヨンが2種有ったので、大好きなクォーツは飲まず、こちらのプリュム・ダンジュをテイスティングさせていただきました。いや・・クォーツも旨いですが、プリュム・ダンジュも非常に良かったです。

 違いから言うと、クォーツの方がより冷ややかでカッチリしたイメージ・・・いや、イメージですよ・・今回は飲んでいないので。

 プリュム・ダンジュはほんのり温かみが差し、果実感が多く、膨らみも早いし大きい・・感じがします。果実の色合いもより多いような気がします。

 皆さんは「ソーヴィニヨン」と聞くとどのようなイメージをされるか判りませんが、こちらのプリュム・ダンジュは青っぽくは無く、猫のおしっこ的な・・やや熟し気味のソーヴィニヨンに出がちなアロマも有りません。「猫の・・・」は、勿論、否定的な意味合いを含んでいますが、お好きな方は好意的にも捉えられるかもしれません。この香りは、「消える」ことも有りますから、永続的なものとも言えませんで、判断を難しくします。こちらには全く感じず、非常に美しい味わいでした。

 酸はしっかり目、バランスの非常に良いものです。勿論、「シャバさ」なども感じません・・安~~いサンセールなどには感じたりしますよね?・・それに「鈍重さ」も有りません。安~~いボルドーのアントゥル・ドゥ・メール辺りのワインには出がちです。

 そんなネガティヴさは感じない、上品で柔らかく、ピュアで・・ナチュラルな見事な出来です。クォーツほどでは有りませんが、どちらかと言うとディディエ・ダグノーのブラン・フュメ・ド・プイィにも似たミネラリティの出方とクッキリしっかりした酸の美味しさが有りますが、ダグノーほどピュア一辺倒では無く、ほんの僅かに酸素に影響を受けた穏やかさを載せ、その上でその酸の美味しさをたっぷり楽しませてくれます。

 非常に優れたソーヴィニヨン・ブランだと思います。是非飲んでみてください。お勧めします。


N.V.(2016) Quartz Blanc V.d.F.
クォーツ・ブラン V.d.F.

14203
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■エージェント情報
樹齢15年~40年
 およそ100年前の古い手動圧搾機を、修理したものを使用。天然酵母によりタンクで発酵。補糖は行なわない。バリック熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,290 (外税) 
【この・・大好きなソーヴィニヨンだけは飲めませんでした・・すみません。】
 申し訳ございません、数が無いもので・・こちらは以前のレヴューをご参考にされてください。

 でも、親父さんの時代よりさらに美しくなっているのは間違い無いと思われます。


 以下は2007年のクォーツのレヴューです。
━━━━━
【かなりいい感じになってきましたよ!】

 モロビオのクロード・クルトワのクォーツです。ソーヴィニヨンです。実に美しい!です。現状、酸の下支えはそんなに強くは無いんですが、2~3日放っておくと、色合いは落ちますが、美しく伸びやかな酸が浮き上がってきます!そして、軽やかで伸びやかなミネラリティを支えに、パレットに見事な輪郭を描くんですよ!ビオ好きなら、
「もう最高!」
と、思っていただけると・・確信しています。

 抜栓仕立ては、よく有りがちな、酸が出しゃばる感じが無く、むしろ手応えが薄いように感じるかもしれませんが、それはミネラルの壁に阻まれた要素が突き抜けることが出来ない時間帯にいると・・・思ってください。

 何度も言っておきたいことですが、
「万人向けでは無い」
です。でも、身体に優しく、ショックが無く、優しく身体に潜入してくる見事な忍者のようなソーヴィニヨンです。若さも有り、老練さも有る・・・素晴らしいワインかと思います。ご自分で飲めるかどうかご検討の上、
「何とかなりそうか!」
と思われましたら挑戦してみてください!時間が経ったらロゼ色の白ワインで・・・桃源郷へ!(・・・あら・・・桃色じゃないと駄目かな?)


N.V.(2014) Romorantin Blanc V.d.F.
ロモランタン・ブラン V.d.F.

14207
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■ロモランタン100%
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,190 (外税) 
【ドライでエキスたっぷり、ほんのり蜜のニュアンスまで感じるロワール絶滅危惧種、ロモランタン。エヴィダンスを飲むとこのワインのディテールが良く・・判ります。】
 ロモランタンも・・良く判らない品種ですよね。まぁ、ロワールのワインには良くあることでは有りますが、

「甘いのか?・・甘く無いのか・・?辛いのか・・?」

判らないんです・・ね~~。


 あ、勿論ワイン屋さんに聞いても無駄ですよ。正確なことは判らないと思います。飲んでなきゃ・・ね・・判りません。なので、noisy も飲めなかった場合(例えば数本しか入荷しない・・とかで)は、

「多分・・」

「きっと・・」

「何年のキュヴェは・・でしたが・・」

か、もしくは、

「飲めなかったので判りません」

と答えるようにしています。


 このロモランタンは基本、辛口です。残糖も非常に少ないです。でも、人に寄っては・・「ほんのり甘い」と評価される方もいらっしゃるかもしれません。やはりその辺はイメージですから・・こんなに蜜っぽさの有るワインを飲んだことが余りなければ、「甘い」とおっしゃる方もいらっしゃる可能性は有ります。

 かなり昔のことですが、

「辛口白ワインがダメだから甘いのが欲しい・・」

と言われるので、少しだけ甘さの感じる(はずの)ワインをご紹介したら後日、甘過ぎる・・と言われたことが有りました・・・。一瞬、目が点になりましたけど・・(^^;;

 まぁ、それからは甘さや辛さとかの基準は人それぞれなんだと理解してワインを販売するようにしています。

 で、このロモランタンですが、確かにエヴィダンスほどの集中は無いんですが、それでもかなり濃密なエキスです。その分表情は読みやすく、細やかなディテールを見ることができます。繊細系で、味わいに起伏が有り、濃密さ、ボリューム感ともしっかり有るのに・・繊細だと言えると思います。つやつやとして、みずみずしく、緑の枝を伸ばして行く姿が見えるようです。そんなアロマを発しています。

 このあたりの繊細さ、上品さこそ、クルトワの真骨頂でしょう。美しい色合いでしょう?・・是非飲んでみてください。お勧めします!


N.V.(2009) Evidence Blanc V.d.F.
エヴィダンス・ブラン V.d.F.

15087
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■貴腐によるロモランタン。なんと辛口です!
500ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,600 (外税) 
【「なんじゃこりゃぁ!・・・・・・」 と驚かれるでしょう。ロワールでしかあり得ない、超ビュア・超ナチュラルなイグレック!!凄い!】・・以前のヴィンテージのレヴューを使用しています。
 呆気に取られてしまったワインでした。いや~・・凄い・・こんなのがどうやったら造れるのかとビックリです。なので思いっきり考え込んで、ひとつの結論に達してはいます。

 ラシーヌさんの場合、まずテクニカルは要求しないとくれませんし、それでくれたとしても・・余りまともなものはありません。

「飲んで判断しろ・・」

と言うことだろうと思うんですが、このところは非常に細かい量しか入荷しない場合が多くて厳しいですね。他のショップさんもそうなのかもしれませんが、まぁまずほとんどのショップさんは自分じゃ決して開けないですんで、結局、「どんなワインか判らない」状況が続く訳です。

 noisy もこのキュヴェは初めてなので、頑張って開けてみました・・。で・・ビックリしちゃったんですね~・・。

 呆気にとられるような滅茶苦茶長~~~~~~~~~い・・余韻です。でもまぁ、それは後のことです。まず出会うのは、

「・・ん~・・どこかで嗅いだことのある気品バッチシのアロマ」

ですね。


 そう・・あの甘口白ワインの代表と言えば「シャトー・ディケム」ですが、その希少な辛口バージョンが「イグレック」です。

 そのイグレックに似たニュアンスで、さらに繊細、そしてピュアさは倍増、ナチュラルさを大盛りにしたエキス感なのが・・この「エヴィダンス」なんですね~・・。

 まぁ・・この液体が口内に入ってしまいましたら・・

「・・甘いか・・と身構えたら超絶に辛口・・なんだけれど蜜のニュアンスが襲ってくるし・・味蕾は物凄い濃密なエキスに襲撃されてお手上げ状態。そこからノーズに様々な果実のブケ・・余韻がまた驚くほど・・・・・・」

と言う状態になってしまいます。


 それでいて、まだ完成形になっている・・とは言えない感覚が有るんですね・・・これはもう、時間と言う魔力に委ねるしかない・・と言う結論になってしまいます。


 ただでさえ希少なロモランタンを、おそらく完熟させ、そこから貴腐の状態に持ち込み、超絶に長~~~~い発酵を経て、このエヴィダンスは造られるのでしょう。長いったって・・何週間とか何か月とかのスパンじゃぁ無いはずです。「何年」か・・と言うような長い年月、発酵させたに違い無いです。それも、単に温度管理されたイノックスタンクで放りっぱなし・・と言うような感触じゃないんですよね。注意深く見守られつつ、ある程度の自然な温度変化をも飲みこんで造られたような感触も有るんです。

「・・どうやったんだろ・・」

 飲んで少し経ってから悩んでしまいました。


 まぁ、それ以上は先には進めませんでしたが、化け物みたいな白ワインであることは間違いありません。

 そして、貴腐ワインがもたらす「超絶な甘さ」が無いことが生む「マリアージュ」・・・。これは、ここまで凄いことが判っていたのなら、もっと違うテイスティングの仕方も有ったとは思うんですが、開けてしまったものは仕方が無い・・。それ以上は諦めです。

 しかし、基本的には超甘口貴腐ワインはマリアージュはさせ易いものです。なので、この辛口で超ボリューミーな貴腐ワインたる「エヴィダンス」もまた、その系譜を受け継いでいると感じます。

 素晴らしいワインでした。これは・・安いと思います。勿論、今飲んでも美味しく飲めます・・でも、そんな短いスパンの命ではありえないワインです。是非飲んでみてください。素晴らしいポテンシャル、素晴らしいビオディナミワインでした!



N.V.(2008) Evidence Blanc V.d.F.
エヴィダンス・ブラン V.d.F.

14205
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ドメーヌ・レ・カイユ・デュ・パラディ(ドメーヌ・エティエンヌ・クルトワ)

■貴腐によるロモランタン。なんと辛口です!
500ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,490 (外税) 
【「なんじゃこりゃぁ!・・・・・・」 と驚かれるでしょう。ロワールでしかあり得ない、超ビュア・超ナチュラルなイグレック!!凄い!】
 呆気に取られてしまったワインでした。いや~・・凄い・・こんなのがどうやったら造れるのかとビックリです。なので思いっきり考え込んで、ひとつの結論に達してはいます。

 ラシーヌさんの場合、まずテクニカルは要求しないとくれませんし、それでくれたとしても・・余りまともなものはありません。

「飲んで判断しろ・・」

と言うことだろうと思うんですが、このところは非常に細かい量しか入荷しない場合が多くて厳しいですね。他のショップさんもそうなのかもしれませんが、まぁまずほとんどのショップさんは自分じゃ決して開けないですんで、結局、「どんなワインか判らない」状況が続く訳です。

 noisy もこのキュヴェは初めてなので、頑張って開けてみました・・。で・・ビックリしちゃったんですね~・・。

 呆気にとられるような滅茶苦茶長~~~~~~~~~い・・余韻です。でもまぁ、それは後のことです。まず出会うのは、

「・・ん~・・どこかで嗅いだことのある気品バッチシのアロマ」

ですね。


 そう・・あの甘口白ワインの代表と言えば「シャトー・ディケム」ですが、その希少な辛口バージョンが「イグレック」です。

 そのイグレックに似たニュアンスで、さらに繊細、そしてピュアさは倍増、ナチュラルさを大盛りにしたエキス感なのが・・この「エヴィダンス」なんですね~・・。

 まぁ・・この液体が口内に入ってしまいましたら・・

「・・甘いか・・と身構えたら超絶に辛口・・なんだけれど蜜のニュアンスが襲ってくるし・・味蕾は物凄い濃密なエキスに襲撃されてお手上げ状態。そこからノーズに様々な果実のブケ・・余韻がまた驚くほど・・・・・・」

と言う状態になってしまいます。


 それでいて、まだ完成形になっている・・とは言えない感覚が有るんですね・・・これはもう、時間と言う魔力に委ねるしかない・・と言う結論になってしまいます。


 ただでさえ希少なロモランタンを、おそらく完熟させ、そこから貴腐の状態に持ち込み、超絶に長~~~~い発酵を経て、このエヴィダンスは造られるのでしょう。長いったって・・何週間とか何か月とかのスパンじゃぁ無いはずです。「何年」か・・と言うような長い年月、発酵させたに違い無いです。それも、単に温度管理されたイノックスタンクで放りっぱなし・・と言うような感触じゃないんですよね。注意深く見守られつつ、ある程度の自然な温度変化をも飲みこんで造られたような感触も有るんです。

「・・どうやったんだろ・・」

 飲んで少し経ってから悩んでしまいました。


 まぁ、それ以上は先には進めませんでしたが、化け物みたいな白ワインであることは間違いありません。

 そして、貴腐ワインがもたらす「超絶な甘さ」が無いことが生む「マリアージュ」・・・。これは、ここまで凄いことが判っていたのなら、もっと違うテイスティングの仕方も有ったとは思うんですが、開けてしまったものは仕方が無い・・。それ以上は諦めです。

 しかし、基本的には超甘口貴腐ワインはマリアージュはさせ易いものです。なので、この辛口で超ボリューミーな貴腐ワインたる「エヴィダンス」もまた、その系譜を受け継いでいると感じます。

 素晴らしいワインでした。これは・・安いと思います。勿論、今飲んでも美味しく飲めます・・でも、そんな短いスパンの命ではありえないワインです。是非飲んでみてください。素晴らしいポテンシャル、素晴らしいビオディナミワインでした!