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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・モロー=ノーデ

モロー=ノーデ

フランス Domaine Moreau-Naudet ブルゴーニュ
● 毎日畑に出ると、ラヴノーやドーヴィサの仕事ぶりを目の前で見ることが出来ます。・・そりゃぁそうです・・隣の区画が地所ですから、何をどうしているのかは・・見ようとしなくても見えてしまうんですね。

 2020年ものをご紹介させていただいた頃には、

「モロー=ノーデ..将来性は抜群だ・・」

と思っていた訳です。

 しかし・・後ろ姿しか見えなかった二大巨頭が、

「もはや目前にいる!」


 きっとそう思っていただけるに違いない、最高のシャブリをお届けいたします。2022年のモロー=ノーデです。


-----
 ちょっと・・来た感じがします、モロー=ノーデの新ヴィンテージをご紹介させていただきます。

 2020年の上級キュヴェと2021年の村名ですが、入荷数が何とも少なく・・飲めるかどうかと言う感じでしたが、何とか2021年の村名と2020年の1級ヴァイヨンを開けさせていただきました。グラン・クリュはハブられまして入荷無し・・その他もいくつかのキュヴェは入荷無しですみません。まぁ・・Noisy wine はテイスティングをするので、例えば1級の総量はそれなりに有るんですが、アイテム数は減ってしまうように割り振りしてくださっているようです。その辺は何とも微妙では有りますが。

 ですが、このところは海外メディアも注目しているようで、例えば入荷無しの2020年グラン・クリュ・ヴァルミュールに95ポイントとティム・アトキンさんは評価しています。2021年のヴァルミュール(来年到着?)も同様のようです。

 また1級ヴァイヨンには93ポイントと格別の評価をしていますが・・その辺はnoisy も飲んでいますから、是非コラムをお読み下さい。でも滅茶旨いです!村名も90ポイントでした。

 モロー=ノーデのワインは飲んでいて心地良く、楽しく、ついつい・・グラスに手が伸びて行く素晴らしい飲み口が、年を追う毎に向上していると感じます。これって・・まぁ・・飲めば誰でも素直に感じられることですから、

「人気が高く割り当てが非常に厳しい!」

んですね。

 そして2020年と2021年を飲ませていただき感じたのは、

「どうやらトップ・グループのしっぽを掴んだか?」

みたいな感覚でして・・特に1級ヴァイヨンになりますと、「一瞬ドーヴィサ or ラヴノー」みたいなアロマでして・・シャブリ・ワールドの素晴らしさを感じさせてくれます。これで凄みが出て来てしまいますと、一気に・・行ってしまう可能性も見えて来ました。

 まぁ・・余り持ち上げてしまっても入荷がさらに厳しくなってしまうかもしれず、何とも悲しいことになりそうですが、

「これほど心地良い・・膨らみの有るシャブリは他にない!」

とも言えます。是非飲んでみてください。超お勧めします!


-----
 2020年の村名、2019年の1級のご案内です。グラン・クリュはいただけなかったですし、1級も非常に少なく・・すみません。

 今回は2020年の村名のみのテイスティングになってしまいましたが、モロー=ノーデの方向性は見えて来たかと感じています。

 どこまでもピュアに行くタイプのある意味「まっとうな」生産者もいらっしゃれば、So2 の使用に批判的で、兎に角「使わない」方に向かいがちなタイプ、そして収穫できた葡萄を良く観察して「使わなければならない時は使う」タイプ・・モロー=ノーデは3つ目のタイプで、しかも、

「出来る限り少なく!」

と言う感じかと思うんですね。そのニュアンスが2020年のナチュラルなシャブリに出ていると思います。

 色々見てみますと、2014年頃までは余り評価されていませんでした。しかしティム・アトキン氏などが村名シャブリに91ポイント、グラン・クリュのヴァルミュールに93ポイントを付けたのを皮切りに、2017年ものにはヴァルミュールにアドヴォケイトも95ポイントを付ける・・など、

「シャブリの第二グループのトップ生産者の立ち位置」

を得たように感じます。

 因みに第一グループは・・・ラヴノーとドーヴィサですね。ここはもうしょうがない・・今のところ揺るぎないと思います。でも、モロー=ノーデもいずれ・・と言う期待を感じさせてくれる出来栄えの2020年村名でした。

 また1級畑ものは、モンテ・ド・トネールとヴァイヨンのみの入荷です。エージェントさんへの入荷もかなり少ないようです。余り良い評価をしていなかったジャスパー・モリスさんも92~93ポイントほどと評価するようになっていまして、やはり確実に、

「モロー=ノーデは良い!」

と言う評判が広まっているように感じます。

 数の望めないヴィンテージが続きます。2019年はシャブリも厳しかったはず・・で、2020年、2021年と減産が続きます。是非この機会に・・モロー=ノーデをお試しくださいませ。

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モロー・ノーデです。noisy は余り知らない造り手だったんですが、飲んでみて・・凄く良いので、「もっとくれ」と・・。でも数量も増やしてはもらえず、上級キュヴェもいただけず・・の状態が続いていましたが、やっと良い行いが認められたのでしょうか・・(^^;; 1級2アイテムに虎の子のグラン・クリュもいただけました。

 とは言え、看板でトップ・キュヴェの「ヴァルミュール」は3本だけ・・飲もうかどうしようかと迷ったのですが・・

「1級ヴァイヨンと1級モンテ・ド・トネルの素晴らしさを確認できた!」

ので、ヴァルミュールは次年度以降の楽しみとさせていただき、お客様へお渡しする量を減らさないことにしました。


 何でしょうね・・モロー・ノーデ。とにかく飲んでいて楽しくなる味わいです。ドーヴィサやラヴノーのように、「お~・・すげ~・・」と、圧巻な姿まではしてはいないんですが、

「お~・・うめ~!・・」

と、心が躍ってしまうんですね。

 ナチュラルなのにビオ臭く無く、無理に凝縮度を上げる感じでも無い・・でもポテンシャルは相当高い・・そんな感じなんですね。勿論、アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールほど硬く酸っぱく無い・・。現代的でも有るし、見事な柔らかさを持っているが、

「シャブリっぽさをちゃんと持っている」

訳ですよ。

 「シャブリっぽさ」とは時折、noisy も口にしていますが、全然シャブリっぽさの無いシャブリも結構に存在していますから・・フリンティさが無くてミネラル感の薄い、余り有難くない奴ですね・・それらとも確実に一線を画す見事な味わいでした。

 因みに「ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2019年度版」では「2つ星」に昇格。上はもう・・ドーヴィサ、ラヴノーしかいないと言う状況のようです。数は余りありませんし、価格もリーズナブルですので、是非ご検討いただけましたら幸いです。


-----
 シャブリの新規取り扱いドメーヌ、モロー=ノーデをご紹介させていただきます。

 シャブリで「モローさん!」と叫べば、一体何人が振り返るんだろう?・・とちょっとだけ思ってしまうほど、モローの名前は有名です。

 ですが、ノーデさんの家系のようですので、余り関係無いのかな?・・などと思っていましたら、「アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール」だとか、「ドーヴィサ」「ラヴノー」の名前がパンパン出てくるくらいの「お隣さん」だったんですね。

 で、早速飲んでみると・・これが実に良い・・。「アリス・エ・オリヴィエ」ほど酸っぱく無く・・(^^;;、ドーヴィサほど昔のシャブリを捨ててもおらず・・(^^;; ラヴノーほど何を飲んでるのか判らないと言うことも無く・・(^^;;やばいぞ・・ ピュアさとナチュラルさがせめぎ合い、瑞々しさを湛えた素晴らしい味わいだったんですね。

 ご当主が亡くなると言う悲劇を超え、今もなお二つ星。(・・いや、これは凄いことなんですよ・・余り言いませんが。)そして、名立たるフレンチの名店にオンリストされていることからも、

「お主・・ただものでは・・無いな・・?」

と腰の刀の柄に手を・・じゃない・・キラリと目線を向けてしまうような存在感が感じられます。

 今回は2アイテムのみ。ちょっと先進的なエチケットは、何とディディエ・ダグノーの助言で決めたのだそうです。期待してください!





■二つ星に昇格し、進化し続ける現代的味わいのシャブリ!

□シャブリのミネラルと純粋な果実味が共存する現代的味わい
 モロー・ノーデでは機械が導入されてワインが産業化される以前の栽培を行っています。それは、畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野⽣酵⺟による発酵、⾃然清澄、⻑くゆっくり行う樽熟成といった可能な限り⾃然な方法によるワイン造りです。こうして造られるモロー・ノーデのシャブリは、はっきりとしたミネラルの中軸がバランスを取りながら、深みのある純粋な果実味と⾃然な質感と複雑さ、凝縮感が兼ね備わった独特な個性を備えています。現在のシャブリにおいては、ド・ムールと双璧を成す現代的味わいと言えます。

□揺るぎない継続性とさらなる進化で二ッ星へと昇格
 2016 年に当時の当主ステファン・モローが急逝し、妻のヴィルジニがドメーヌを引き継ぎました。直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませでした。実際、ヴィルジニが率いるドメーヌのチームの結束力はステファンの急逝によってそれまで以上に高まり、ワイン造りに関しての細部へのこだわりは一層強くなりました。このように進化し続けるドメーヌに対し、ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスは2019 年版で「ドメーヌの弛まぬ努力は昇格に値する」として二ッ星への昇格を決めたのです。

□ドメーヌの歴史
 モロー・ノーデは17 世紀から続く家族経営のドメーヌです。1929 年、当時のドメーヌの当主アルフレッド・ノーデは、INAO のメンバーで、彼が中心となってシャブリのアペラシオンの境界の策定を行いました。その後、アルフレッドはシャブリのINAO 委員会の名誉会員となりました。1950 年にはMarie NAUDET マリー・ノーデがRené MOREAU ルネ・モローと結婚。ブドウ栽培に携わってきた2 つの家系の名前を絶やさないために、ドメーヌ名をMOREAU-NAUDET モロー・ノーデとしました。1968 年にRoger MOREAU ロジェ・モローがドメーヌに参画して1972 年にドメーヌを継承。1991 年にはStéphane Moreau ステファン・モロー(写真上の左)がドメーヌに参画。2004 年のロジェの引退に伴い、ステファンが当主となり、その後の名声を築き上げました。しかし、2016 年夏にステファンが心臓発作で急逝。妻のヴィルジニ(写真上の右)がドメーヌを引き継ぎました。その直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませんでした。

 ドメーヌを率いるヴィルジニは
「ステファンが築き上げてきたこれまでのドメーヌのスタイルを継承します。⻑年ドメーヌで仕事をしてきた栽培・醸造チームが一緒にいるので全く心配していません。スターは一人の個人ではなくドメーヌなのです。」

 と、ドメーヌとしての継続性を強調し、さらなる進化を誓っています。

□ドメーヌの個性と特徴
 モロー・ノーデでは、真に特徴的で並外れたシャブリを⽣み出すために、大量⽣産用の機械が導入されてワインが産業化される以前の栽培方法を行っています。それは、幾つかのテロワールを共有するヴァンサン・ドーヴィサの影響を強く受けた手法で、畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野⽣酵⺟による発酵、⾃然清澄、⻑くゆっくりと行う樽熟成と言った可能な限り⾃然な方法です。畑でもセラーでもこの哲学を実践しています。これは、コート・ド・ボーヌのトップ⽣産者にも通じる方法で、この『時代に左右されない手法』と努力により、モロー・ノーデのワインは、シャブリが痩せてつまらないものではなく、コート・ドールの最高の白ワインに比肩する質感と魅力を持ち合わせていることを証明してくれているのです。

 ドメーヌでは、手作業で管理された畑から熟したバランスの良い果実を収穫し、はっきりとしたミネラルの中軸がバランスを取りながら、深みのある純粋な果実味と⾃然な質感と複雑さ、凝縮感が兼ね備わった独特な個性を備えたシャブリを⽣み出しています。しかし、シャブリ特有の快活さを⽣むしっかりしたバックボーンも保っていて、アンバランスさや輪郭のぼやけという感覚は見受けられません。現在のシャブリにおいては、ド・ムールと双璧を成す現代的味わいと言えます。

□畑について
 ドメーヌはシャブリでも極めて非凡なクリマと多くの古木を所有しています。現在の栽培面積は22 ヘクタールで、特級のヴァルミュール、一級のモンテ・ド・トネール(シャプロ)、ラ・フォレ、モンマン、ヴァイヨン、村名シャブリ、プティ・シャブリに分かれています。平均樹齢は35 年から50 年に達しています。村名シャブリに13.5 ヘクタールの畑を所有していますが、その内の1 ヘクタールは、多くのプルミエ・クリュよりも質感と深みを有し、ヴァイヨンやモンマンと同じ日当たりのレ・パルグに位置しています。この畑の平均樹齢は50 年で単独のキュヴェとして瓶詰されています。左岸では、魅惑的な果実味と質感の良い濃さがあるプルミエ・クリュのモンマン、そして、煌めく岩の芸術としてドーヴィサが有名にしたリュー・ディ ラ・フォレ(ドーヴィサに隣り合わせる区画を所有)、そして畑の輝かしい反映とされる洗練された金属的な印象を持つヴァイヨンに畑を所有しています。右岸では、ラヴノーの地盤で最も火打石が強いキュヴェとなるモンテ・ド・トネール(ラヴノーの区画に隣接するリュー・ディ“シャプロ”)に区画を所有しています。

 グラン・クリュでは、荘厳な絹のような質感を有するヴァルミュールも所有しています。このように、モロー・ノーデは、我々がブルゴーニュの白ワインの超一流⽣産者に求める、秀でたテロワールに植えられた古木(多くが樹齢50 年を超える区画)の継承という素晴らしい特質も持ち合わせているのです。

□栽培について
 ドメーヌはビオやビオディナミの認証は受けていませんが、ビオロジックを実践し、20 年前から、殺虫剤、除草剤、防虫剤、防カビ剤などは一切使用していません。施肥を行う際も有機肥料のみを極僅かに施すのみです。また、一年に4〜6 回土を耕し、手作業で除草を行っています。収量は、春先の短小剪定と厳格な芽かき、そして摘心によって低く抑えています。一年を通じて、全ての区画で膨大な作業がありますが、ドメーヌではそれら全てを手作業で行い、シャブリのテロワールがワインの中に表現されるように最善の努力をしています。シャブリのテロワールが完璧に表現された果実のみをドメーヌのワインとして元詰するために、ドメーヌの選果基準は非常に高く厳格で、収穫されるブドウの実に1/2 以上をネゴシアンに売却してしまいます。

□醸造について
 機械収穫が主流のシャブリでは非常に珍しく、ドメーヌでは特級、一級のみならず、村名シャブリ、プティ・シャブリに至るまで全ての区画で、手摘みで収穫を行っています。ブドウは完熟を待って収穫し、その場ですぐに選果します。醸造所に運んだブドウは全房で圧搾されます。圧搾は、空気圧圧搾機で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾され、その後、10〜12 時間かけて前清澄を施します。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで⾃然に行われます。この点も培養酵⺟の使用が多いシャブリでは極めて珍しいことです。

 プティ・シャブリと村名シャブリは温度管理機能付きのタンクで発酵を行います。レ・パルグのキュヴェとプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインは全て、1/3 が樽、2/3 がタンクで発酵が行われます。樽はバリツク(228 リットル)と600 リットルの大樽を、キュヴェや収穫量に応じて併用しています。アルコール発酵も3 ヶ月近くをかけてゆっくりと行います。マロラクティック発酵も⾃発的に行っています。熟成は、発酵と同じ容器を用いてシュール・リーの状態で行います。熟成はプティ・シャブリと村名シャブリが15〜18 ヶ月、一級と特級は24 ヶ月という⻑期の熟成を施します。熟成期間に澱引きを1 回行い、同時にワインを空気に触れさせます。そして、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させます。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めします。ドメーヌの大きな特色は完熟を待って手摘みで収穫することとシャブリとしては⻑期間の熟成、そして、野⽣酵⺟のみで醸造を行うことです。このため、ワインは若いうちは峻厳さが感じられますが、時間を置くことによって、シャブリのテロワールとミネラル感が明確に現れてきます。

□モロー・ノーデのシャブリをオンリストするレストラン
 モロー・ノーデのワインは、2017 年「世界のレストラン・ベスト50」で1 位に輝いたニューヨークの「イレブン・マディソン・パーク」やニューヨーク最高の三ッ星レストラン「ジャン・ジョルジュ」、カリフォルニアの三ッ星レストラン「フランチ・ランドリー」など、以下のような世界各国の三ッ星、二ッ星レストランに、ラヴノーやドーヴィサと一緒にオンリストされています。
・Eleven Madison Park イレブン・マディソン・パーク(ニューヨーク)三ッ星★★★
・Jean Georges ジャン・ジョルジュ(ニューヨーク) 三ッ星★★★
・French Laundry フレンチ・ランドリー(カリフォルニア) 三ッ星★★★
・Astrance アストランス(パリ16 区) 三ッ星★★★
・Pierre Gagnaire ピエール・ガニエール(パリ8 区) 三ッ星★★★
・Arpege アルページュ(パリ7 区) 三ッ星★★★
・La Bouitte ラ・ブイット(フランス/サン・マルタン・ド・ベルヴィル) 三ッ星★★★
・Noma ノーマ (デンマーク/コペンパーゲン) 三ッ星★★★
・Le Grand Vefour グラン・ヴェフール(パリ1 区) 二ッ星★★
・Apicius アピシウス(パリ8 区) 二ッ星★★
・THE SQUARE ザ・スクエアー(ロンドン) 二ッ星★★
・AI FIORI アイ・フィオリ(ニューヨーク) ザガット・サーベイでニューヨークのベスト・イタリアン・レストランに選出。フォーブス・トラベルガイドでも四ッ星に格付けされたレストラン。

□ラベルについて
 ドメーヌのワインラベルにはブドウの粒を指で摘んでいる人の手と畑の土が描かれています。このデザインは、人間の仕事とテロワールの重要性を表現するために、⽣産者の手と大地を結び付けたもので、ディディエ・ダグノーのアドバイスで採用されました。2013 年にこのラベルの手によく似たモニュメントがシャブリの村の入口に建てられました。しかし、モニュメントを創った芸術家が、ドメーヌのワインラベルにインスピレーションを受けて創ったかは定かではありません。



2022 Chablis Vieille Vigne les Pargues
シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・レ・パルグ

19110
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■メディア評価
◇2022年もの
 92 Points Christy Canterbury MW / Tim Atkin
■エージェント情報
AOC Chablis
品種:シャルドネ 100%

 レ・パルグは、モンマンとヴォグロの間にある尾根に位置するシャブリのリュー・ディ。プルミエ・クリュのヴァイヨンやモンマンと同じ日当たりで、非常に重宝されているクリマ。ブドウ木の平均樹齢は50年で、ドメーヌが所有する他の村名の区画と比べて、より深い質感と味わいの果実が採れる。このため100%タンクで醸される通常の村名シャブリとは異なり、このキュヴェは“レ・パルグ”として、樽発酵・樽醸造を施し、別のキュヴェに仕立てられる。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。
 圧搾はゆっくりと時間をかけて(3時間半)実施。その後、10~12時間の前清澄を施す。
 アルコール発酵は、1/3が樽、2/3がステンレスタンクで、野生酵母のみで自然に行われる。発酵は3ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3が樽、2/3がステンレスタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成期間中に1回の澱引きを施し、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は20ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,450 (外税) 
【もはや、ラヴノーやドーヴィサとタイマン勝負に出たか?・・のような村名レ・パルグです!】
 少なくて飲めないので・・すみません。

 ラヴノーの貴重な2022年シャブリ村名には、多くのメディアが評価していますので・・上げてみましょう。

93ポイント デカンター
89-92ポイント バーガウンド・ドット・コム
89-91ポイント ジャスパー・モリス
90ポイント ワインアドヴォケイト

 だいたい、89~93 ポイントと4ポイントほどの幅を持って評価されています。


 ヴァンサン・ドーヴィサの2022年シャブリ村名はこんな感じです。

89-92ポイント ジャスパー・モリス
91ポイント ワインスペクテイター
91ポイント セラートラッカー

 89~92 ポイントで今のところ3ポイントほどの幅でした。

 で、Noisy wine 初登場のこのレ・パルグは、

「ティム・アトキン氏のバーガンディ・リポートで、クリスティ・カンタブリMW が 92 ポイント !」

と・・


 ラヴノーやドーヴィサと同じ畑を持ち、それぞれの地所のお隣に畑が有ると言うモロー=ノーデです。

「だから・・かなり似ているってば!」

と言わせていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



2022 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

19111
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定

■メディア情報
◇2022年もの
 93 Points Christy Canterbury MW (TimAtkin.com)
◇2021年もの
 93 Points Tim Atkin
◇2020年もの
 93 Points Tim Atkin
◇2019年もの
 93 Points Tim Atkin
 90~93 Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
AOC Chablis 1er Cru
品種:シャルドネ 100%

完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3時間半)実施。その後、10~12時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3が樽、2/3がステンレスタンクで、野生酵母のみで自然に行われる。発酵は3ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3が樽、2/3がステンレスタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。

750 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,380 (外税) 
【間違い無く、二大巨頭に狙いを定めたと思える1級ヴァイヨン!・・ふくらみのある瑞々しく伸びやかでフリンティなアロマに溢れる気品、オイリーさや蜜っぽさにまで質感の高さを感じさせます!】
 このコラムの一番下のグラスの写真は2017年ものです。2021年などは少な過ぎてテイスティングも出来ませんでしたが、

「毎年のようにグラスの写真を撮っているので、見るだけでも比較できる!」

と言うのも Noisy wine のhpの良い部分じゃないかと自画自賛しています。

 まぁ・・海外メディアはこのところ、申し合わせたように・・普通にスライドさせただけのように93ポイントで、しっかり揃っています。・・でも、

「・・本当か?」

と、Noisy wine のこのグラスの写真を見比べた方々はきっと・・疑問に思われていらっしゃるでしょう。

 だって・・

「誰がどう見ても2022年ものが素晴らしいように・・しか、見えてこない」

と思うんですよね。

 開けた瞬間から、

「・・ん~!・・これは素晴らしいシャルドネだ!・・しかもシャブリのトップクラスに共通した気品溢れるノーズ!」

と・・このモロー=ノーデの2022ヴァイヨンを購入した自身の見る目の確かさに、ちょっと嬉しさを感じられるかもしれません。


 1級の中でも多くの生産者さんがいらっしゃるヴァイヨンですから、比較対象は物凄く多いはずですし、一度ならずとも飲まれたことのあるお客様は多いことと思います。

 しかし、どうにもこうにもしょうもないものも・・もしかしたら散見されるのもヴァイヨンかもしれません。

 良い年になったとしか思えないような、濃い黄色に・・蜜やオイリーさが見て取れるでしょう。そしてシャブリならではのキンメリジャンなアロマ!・・石や煙、そして黄色や白のフルーツ!

 その表情それぞれが気品を持ち、その幾つかは溢れんばかりの気品を持っています。

 まだまだ本領発揮とも言えない時期ではあるはずなのに、

「今飲んでもめっちゃ美味しい!」

です。

 noisy 的には、過去最高だろうと・・しか思えないんですが、他のドメーヌさんとは違ってここ数年のお付き合いですから言い切る訳にも行かないんですね。

 因みに、上記のように海外メディアは93ポイント・・今のところ・・ですが、それしか付けていません。ですが・・

「もうちょっと上げて良いはず!」

と・・こちらは言い切ってしまいましょう。

 そして、やはり二大巨頭に通じる見事なこの風味は、ラヴノーもドーヴィサも、だんだん手が届かないところに行ってしまって出会えなくなってしまった、あの気品と複雑性に満ちたアロマと共通項が非常に多いと感じますから・・

「ラヴノーやドーヴィサが買えなくても、モロー=ノーデが有る!」

と思っていただけると確信しています。

 飲んでみてください。今飲んでも「良さ」しか無い・・素晴らしく旨いです!超お薦めします。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【フリンティなミネラリティのノーズを抑え込みつつのオイリーで熟れた果実感の高いアロマ!・・素晴らしい出来です!】-----すみません、極少につき以前のレヴューを掲載しています。


 どうも Vivit さんはお客さんが沢山いらっしゃるようで、中々仕入れ数が増えて来ない・・特に生産量が減ったヴィンテージは余計に厳しいんですね。

 ですから本来だとこの1級ヴァイヨンも開けるか止めるか最後まで迷うほど・・ワイン屋としての利益的には販売可能数とテイスティング数の割合が厳しくなってしまう訳でして・・それでも、

「昨年も1級は開けられて無いし・・モロー=ノーデがどう成長して来たかも判らないし・・」

と言うことで、ちょっと無理して開けてみました。・・開けて良かったです!

 密度が高くて・・ちょっと一瞬、

「・・ドーヴィサかラヴノーか?」

と思えるような・・共通したアロマが有るんですね。以前は確か、ここまで濃密な・・あのラヴノー的なニュアンスには届いてなかったと思います。

 勿論・・「凄み」まで追いついていないので、並んだなどとは言えない訳ですが、

「シャブリのトップ生産者に近いアロマ!」

を感じる・・と言うことは、それだけブラッシュアップして来たことが伺えると思います。


 濃密で・・でもフカフカとしていて、奥にフリンティなアロマを追いやり、柔らかで滑らか、熟した果実のエキスを質感の良いオイリーさが表面をコーティングしている感じです。硬質さもまだ有りますが、その柔らかさと滑らかさで美味しく飲めてしまいます。

 勿論、そのまだ硬い部分が奥に有りますから、飲み頃と言う訳には行かないとしても、今飲んでも充分に旨いんですね。それだけポテンシャルも高いと感じます。

 ティム・アトキンさんは2019年、2020年と93ポイントとしていまして、この評価は納得の行くものですが・・充分に熟した時のことを考えれば、

「あと1ポイント、見ても良いかも・・」

とも思います。

 まぁ・・リアルワインガイド的に評点を付けるなら、「今飲んで92+ ポテンシャル(93+~94) 飲み頃予想 (今~2025)~2038」みたいな感じでしょうか。

 グラスの写真を見ても、瑞々しさと粘っこさと熟度と硬さの有るミネラル度が交錯しているような感じに見えるように思います。飲んでみれば特に果実は熟れていますが鮮度が有り、尖がった酸は無いが丸いパレットを描ける酸バランスが何とも心地良いです。是非飲んでみてください。非常に美味しい1級ヴァイヨンです!





 以下は以前のレヴューです。
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【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】--すみません、少量につき未テイスティングです。以前のレヴューになります。

 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2022 Chablis 1er Cru Forets
シャブリ・プルミエ・クリュ・フォレ

19112
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■メディア情報
◇2022年もの
 94 Points Christy Canterbury MW (TimAtkin.com)
■エージェント情報
栽培面積:1.84 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌 畑の位置:南西向きの丘の斜面
 ドメーヌが「シャブリの中で最も偉大なテロワールの1つ」と位置付けるプリミエ・クリュ。プルミエ・クリュ“モンマン”の中にあるこのリュー・ディはシャブリの一級の中でも特に人気が高く、ドーヴィサが証明してきたように最上のシャブリを生む可能性を秘めている。この畑の土壌は、暖かいミクロクリマを作り出す無数の粘土質と沢山の石により価値がある。モロー・ノーデの区画は、ヴァンサン・ドーヴィサの畑の隣で、ブドウ木はほぼ同じ樹齢。
 ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12 時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3 が樽、2/3 がステンレスタンクで行われ、3ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施。熟成は、引き続き1/3 が樽、2/3 がステンレスタンクで行われる。熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24 ヶ月。熟成中に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。モンマンより花の印象は少ないが、よりミネラル感がある。岩塩のタッチに締りのある柑橘の印象があり、フレーバーの⾧さは秀でている。複雑なミネラルに加え、凝縮感があり柔らかく、
ピンク・グレープフルーツと粉末状の石のノートが塩気の鋭さとジューシーな新鮮さによって輪郭を成している。凝縮感があるが、全てが筋肉質な弾力性に欠けるものではない。とても秀逸で、ピュアで、洗練されている。親しみやすい熟れた果実を密告するようであるが、禁欲的な魅力に打ち消されてしまう。素晴らしいバランス。白ブータンやブレス産の鶏肉料理、クリームソースを添えた魚料理に合わせるのがおススメ。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,380 (外税) 
【すみません、極少につき飲めませんでした・・が、1級フォレで94ポイントとは・・驚きました。】-----
 成長著しいモロー=ノーデです。初めて扱わせていただいた頃より、相当良くなって来まして、シャブリならではのフリンティーなアロマを、まるで・・

「二大巨頭さながら!」

と言わざるを得ないような凄い味わいを見せてくれます。

 まぁ・・グラン・クリュ・ヴァルミュールはフランソワ・ラヴノーの隣の区画、そしてこのフォレは・・もうその名前からお判りのように、ドーヴィサの畑のお隣です。

 そのような場所ですから・・お隣さんと言うこともあろうかと思うんですが、色々とお勉強するには最高の環境と言えるかと思います。

 そもそもですね・・親類同士と言うこともあって、このところのドーヴィサはフランソワ・ラヴノーのシャブリにそっくりです。評価も高く、ラヴノーもドーヴィサもほぼ同じような高い評価になっています。

 で・・このモロー=ノーデもですね・・その両巨頭のツヤツヤ、ふっくらのシャブリに・・とんでもなく似て来たと感じます。


 因みにラヴノーの2022年フォレはジャスパー・モリスさんが91~94 ポイント、ヴァンサン・ヴォーヴィサの2022年ラ・フォレはジャスパーさんが・・

「92~94 Points」

 そして、このモロー=ノーデのフォレ2022年は、94 Points Christy Canterbury

「94 Points と、ティム・アトキン・ドット・コムのクリスティ・カンタブリーMWが評価!」

しているんですね・・。


 まぁ、評価者が異なるので同じベースでは無いとしても、モロー=ノーデはこの何年かで物凄い成長をしているのがお判りいただけるかと思います。

 飲んでみてください。noisy もいずれ、このフォレは飲ませていただきます。お薦めです!


2022 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール

19113
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定

■メディア情報
◇2022年もの
 94 Points Christy Canterbury MW / Tim Atkin
◇2021年もの
 93 Points Tim Atkin
◇2020年もの
 92 Points Tim Atkin
◇2019年もの
 90~92 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報AOC Chablis 1er Cru
品種:シャルドネ 100%

ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3が樽、2/3がステンレスタンクで行われ、3ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。熟成は、引き続き1/3が樽、2/3がステンレスタンクで行われる。熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24ヶ月。熟成中に澱引きを1回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,480 (外税) 
【おそらく史上最高の出来でしょう!!・・密度たっぷり!滑らかでむちむち!冷ややかな柑橘果実とフリンティなアロマで素晴らしいです!】----- 激少につき、以前のレヴューを掲載していますが・・Tim Atkin 94ポイントはちょっと凄いです!
 3年ぶりでしょうか・・2018年ものを最後にテイスティングすらできないほどの入荷数でしたので、1ケースも入荷が無いところ・・無理やり開けることにしました。

 どこのショップさんも完売しているようで人気のモロー=ノーデですが、ナチュールナチュールしていないのに適度にナチュラルで、ドライながらも心地良い旨味と複雑性、シャブリらしいフリンティなアロマと柑橘が魅力の1級モンテ・ド・トネールです。

 まぁ・・モロー=ノーデはどのアイテムを飲んでも美味しいので、無理して開けることも無かったかなとは思いますが、それでも時折はチェックしないと・・と思っていましたところ、

「・・2021年、1級畑はそこそこの収穫量が有り、モンテ・ド・トネールは特に収量が多めだった。」

とのことも有ろうかと思いますが、素晴らしい密度感があり、複雑性も現在の表情も素晴らしいので・・

「・・過去一、間違い無し!」

と判断しました。

 この下の方には以前の・・2018年ものでしょうか、グラスの写真が有りますが、見るからに・・全然違いますよね・・2021年ものの濃密さが目にしっかり見えると思います。


 ティム・アトキンさんの評価点を2019年分から掲載していますが、やはり2021年ものは93 Points と過去最高です・・が、

「なんと・・ティム・アトキン氏は2016年ものと2018年ものにも93ポイント、献上している!」

んですね~・・。


 まぁ・・この黄色と言いますか、ゴールドに近い・・美しく照りのある色彩を見てしまいますと、

「・・2018年ものよりも旨そうだよなぁ・・」

と思っちゃいますよね。2018年ものは白っぽく、ミネラリティは高いものの密度や粘りは今ひとつです。


 また、グラスを伝う涙も縦横無尽、斜めに入り乱れていて、粘度の高さを感じさせてくれます。実際、テイスティングしていてもシャブリらしい、ちょっとシャリっとするミネラリティを含んだオイリーな、粘っこい液体の感覚が心地良く、2018年もののミネラリティが高く、酸がやや厳しい感じよりも上質のように思います。

 まぁ・・何年か経過してしまいますと記憶も正確かどうかは微妙では有りますし、noisy も衰えが自覚できるようになってきましたから・・でも、やはり2021年もののモンテ・ド・トネールは、

「やっぱり過去一!」

とお伝えしたいと思います。

 今飲んでも・・若いことは若いにせよ、充分に美味しくいただけます。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【これは激旨!!超細い糸を撚ったようなテクスチュアから滅茶複雑な柔らかなアロマが飛び出して来ます!滅茶美味しいです!】

 ヴァイヨンとは少し価格差が有るんですが、ま~・・これは仕方が無いですね。飲めば判りますよ。質感が凄いんですね。絹糸を撚り合わせたような見事なテクスチュア・・漏れてくる表情の複雑さと繊細さは、グラン・クリュに非常に近いものさえ感じます。むしろここまで繊細に感じさせてくれるグラン・クリュ・・・特に若いうちのグラン・クリュには、中々出せない表情じゃ無いかと思うんですね。

 つまり、若いうちは「フレッシュさ」「若さ」が有る訳でして、ある程度熟してきますとその部分はどうして失われてくる訳です。ですのでやはりこれは、「モンテ・ド・トネル」の特徴と言うことになるかと思います。

 そしてヴァイヨンと比べると判るんですが・・ここは結構、風が通ると思うんですね。ですので、日光・日照をただ受け取るだけじゃない・・風の印象も表情の中に受け取れる感じがします。

 左の1枚目の写真は色味調整無しの超接近写真です。これも実に旨そうですよね~・・実に良い色をしています。

 一説には、ティム・アトキン氏はヴァイヨンもモンテ・ド・トネルも同じ93ポイントらしい・・と聞いたんですが、ん~・・そりゃぁ・・無いな・・と断言します。確実にヴァイヨンより上です。noisy的にはポイント差もしっかり付きます。

 ヴァイヨンは、言ってみればピュリニー=モンラッシェ村名的です。もう、単純に凄く美味しい!思わず「にっこにっこ」してしまう感じ。そしてミネラリティの素晴らしさをそっと教えてくれる感じです。

 モンテ・ド・トネルはピュリニー=モンラッシェ1級的です。村名にさらなる繊細さと複雑性、そして格上さを持った感じなんですね。

 あ、勘違いしないようにお願いしたいんですが、ヴァイヨンがシャブリ1級に値しない・・と言っている訳では有りません。判りやすいように村名と1級にしただけ・・。

 ピュリニー1級でも、村の下部の1級と上部の1級では、やはり同じ1級でも格が異なるように感じますが、そんなニュアンスです。

 これ、面白いので、できればヴァイヨンとモンテ・ド・トネルの比較をしていただきたいですね。ただしモンテ・ド・トネルは数が無いので・・早い者勝ちになってしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めします!


2022 Chablis Grand Cru Valmur
シャブリ・グラン・クリュ・ヴァルミュール

19114
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定+限定および販売条件の無いワインも同時に5000円(税別)以上

◆◆◆お一人様1本限定+限定および販売条件の無いワインも同時に5000円(税別)以上
■メディア情報
 95 Points Christy Canterbury MW / Tim Atkin


栽培面積:0.60 ヘクタール 平均樹齢:35 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌 畑の位置:真南向きの丘の斜面
約12 ヘクタールを占めるヴァルミュールは、グラン・クリュの丘の中心に小さな谷を成している。左側のヴォーデジールとグルヌイユ、そして右側のレ・クロの間の押し込まれた形のヴァルミュールは一般的にシャブリの中で極度のメソ・クリマを誇ると考えられている。夏は暑く、冬はとても寒い。ヴィニュロンの意図はそっちのけで、その土地自体が、シリアスな品質の威厳があり、金属的で強烈にピュアなワインを生み出す。モロー・ノーデは、フランソワ・ラヴノーの区画に隣り合わせる0.60 ヘクタールの区画を所有している。

 完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10~12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵はステンレスタンクで、野生酵母のみで自然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きステンレスタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。

 ヴァルミュールの妥協のない一例で、とてもピュアで、石の特徴が溢れ、切れ目なく融和し、積極的ながら、デリケートでジューシー、そして魔法のような大音響の中で締めくくられる。余韻が残る香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワール、とりわけヴァルミュールの典型的な味わいと酸を発見できる、全てを兼ね備えたワイン。15 年以上の熟成に耐えうる⾧命なワイン。できれば5~8 年は寝かせてから味わうことを強くお勧めします。どんな魚料理にも合わせられますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥18,880 (外税) 
【モロー=ノーデの貴重なトップ・キュヴェ!申し訳ありませんが、「お一人様1本限定+限定および販売条件の無いワインも同時に4000円以上」でお願いいたします。】
 ここにグラスの写真を掲載できないのは残念ですが、先の楽しみとさせていただきまして、まずお客様へご案内・・残ったらテイスティングのためにさっさと引き上げる・・そんなスタンスで行こうと思っています。

 何しろモンテ・ド・トネルの複雑緻密でポテンシャルが相当に有りながらも、思わずニコニコしてしまっている自分に気付く・・

「そんなに身構えなくとも良いよ・・」

と言っているかのようなスタンス・・


 そしてヴァイヨンの熱量をしっかり受け止め、アミノ酸の旨味を見事に合成した葡萄からの表現も、「来るもの拒まず・・」で歓待されているかのような気にさせてくれちゃいますから、このトップ・キュヴェの「ヴァルミュール」が美味しく無い訳が無いと思うんですね。

 ですが、やはりシャブリの醍醐味は「グラン・クリュ」であるのは間違い無く、そしてその本当の姿は「マンモスなミネラル」にある訳ですから、飲むタイミングには気を付けるべきでしょう。もしさっさと開けてしまうのであれば、

「どうも開いてこないようなら翌日以降に持ち越す覚悟で・・」

と言うようなスタンスで向き合うべきでしょう。


 本来ならnoisy が開けて確かめるべきではあるのですが、たった1本ですから・・はい・・お早めにご検討くださいませ。


2022 Chablis
シャブリ

18823
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

◆◆◆ こちらは2024年7月に入ったものと同じヴィンテージ、2022年ものです。

■メディア評価
◇2022年もの
 90 Points Christy Canterbury MW (TimAtkin.com)
◇2021年もの
 90 Points Tim Atkin
◇2020年もの
 90 Points Tim Atkin
■エージェント情報
AOC Chablis
品種:シャルドネ 100%

ドメーヌの村名シャブリは、Les Beaumontsレ・ボーモンのリュー・ディの3つの区画のブドウから造られます。その他の村名シャブリの区画のブドウは全量ネゴシアンに売却されています。
ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。ブドウは全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3時間半)圧搾されます。その後、10~12時間かけて前清澄。アルコール発酵は野生酵母のみで温度管理機能付きのタンクで、3ヶ月近くをかけて自然にゆっくりと行われます。マロラクティック発酵も自発的にスタートさせて、完全に行います。熟成は、引き続きタンクでシュール・リーの状態で行われます。熟成期間は15~18ヶ月。熟成期間に澱引きを1回行って、ワインを空気に触れさせ、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ-ジュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰め。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,180 (外税) 
【・・前回ご紹介時には飲んでいないのに気付き、新着発行直前に・・テイスティングしました!・・やっぱり旨いです!・・フルーツのアロマが抜群です!】
 ぐんぐん来ています・・造り手紹介のトップでも書かせていただきましたが、もはや彼女にには、二大巨頭の姿は等身大に見えていると確信できる味わいに仕上がって来ています。

 まぁ・・海外メディアの評点は、低くは無いものの・・この3年間の彼女の歩みに目を瞑ったものになっていますが、判る人には判る・・それがこの世界の掟なんですね。大きく構えて毎年同じ、いつも通りに違いないとのんびりしていると、美味しいワインになっていたことに気付くチャンスを失ってしまいます。

 いや、お客様のことでは無いです。ワイン屋さんとか・・ソムリエさんとか・・です。むしろお客様の方が良~~~く・・知っていると思いますよ。

 で、noisy も飲んだ気になっていたんですが・・新着を出そうと言う段になって・・今、午後8時48分ですが、未だにキーボードをパチパチしながら・・電話を取ったり、お客様のお相手をしたりしているんです。凄いですね~~・・(T.T

 で、この2022年のモロー=ノーデの村名シャブリです。思い出すに・・この数年の間に、ヴァンサン・ドーヴィサは大きく変わりました。もはやラヴノーとクリソツで、見分けを付けるのが難しいほどです。それまでは樽が目立ち・・いや、それがヴァンサン・ドーヴィサのスタイルだと思っていたものですが、その樽のニュアンスさえ・・悪い風に言えば・・独特のコゲ臭さが有ったんですが、全くのニュートラルなものになり、そうしますと・・果実が活き活きとして来て活気に溢れ、細かい表情と気品が表に出るようになったんですね。

 モロー=ノーデの場合は、樽臭さは無かった・・でも、果実のパワーが不足していたと数年前の姿を思い出します。

 ですが・・もはやそんな姿は無い・・と言って良いかと思います。

 今回は店で開けたので、いつもとちょっと違って見えるかと思いますが申し訳ありません。

 伸び伸びしたアロマが抜栓とともに溢れだします。ピュアで膨らみを持った、少しオイリーなアロマと、ほんのりとフリンティーさ、果実のぷっくりした姿が空気中に漏れだします。

 口に含むと、やはりほんのりマッタリとしてオイリー、ややオレンジ色さえ含む柑橘・果実がナチュラルに感じられます。ほんのり蜜と、ほんのりスパイスと、たっぷりな果実感・・完全には膨らみ切らないものの、口内をほぼフルに出来るエナジーが有ります。

 これ・・相当美味しいと思うんですけど・・これで90点は無いだろうと・・

 そして、長く持つと思います。5年後にはほぼ完熟に近くなると思いますが、10年以上も持ちます。そして、落ちかけになるのは14~15年後でしょうか・・その頃の姿もきっと素晴らしいだろう・・そう思わせる見事な味わいでした。

 まぁ・・このモローノーデのシャブリも3千円くらいでしたよね・・ヴァンサン・ドーヴィサもそうでした。売れなかったし・・(^^;;

 今やその二大巨頭の後ろ姿を目前にしたモロー=ノーデ。飲んでみてください。超お薦めします!



以下はテイスティング出来なかった時のこのワインのレヴュー + 以前のレヴューです。
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【・・モロー=ノーデのシャブリが美味しいのはもう絶対に間違い無いので、今回はテイスティングせず・・涙を飲んで忍び難きを忍び・・価格下げに回りました!12本だけです。】

 痛し痒し・・です・・。2018年もの村名シャブリが新着価格で2750円、2019年ものが3580円、2020年ものは3450円で耐えて、超少ない2021年ものは4480円と千円上げ・・そして今回の2022年ものは・・

「上代が6200円・・(T.T」

ですから、どう頑張っても5千円は超えてしまう訳です。

 ましてや入荷は12本だけなのでテイスティングで1本減らしますと・・限りなく5千円台後半になってしまう訳ですね。

 昨年が4480円ですから、10パーセントアップなら何とか5千円は切れます。ですが、昨年の今頃はユーロ円は150円、今は最大175円で25円ほど円安です。なので、ほぼ15%下がっていることになりますので、

「ドメーヌの値上げが無い場合で、どんなに頑張っても5150円ほど?」

と言うラインになります。値上げが有るとさらに積み重なってしまう・・でも、

「この暑く蒸す季節に、キリリとしたシャブリの美味しさで暑さを吹き飛ばしつつ美味しい魚を食す!」

みたいなシュチュエーションは、やっぱり良いですよね。

 なので、思いっきり頑張って、何とか5千円を切ってのご案内です。当然・・飲めませんのでテイスティングレヴューは無し・・まぁ12本だけですので・・

「5年で倍の売値は避けたいし、これから年末に向けて円が強くなると踏んでの・・自虐的特売!」

です。お早めにどうぞよろしくお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
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【これはもう・・ついつい飲みたくなってしまうシャブリ!シャルドネの醍醐味、シャブリの心地良いミネラル、瑞々しく華やかで柔らか・・適度なナチュールっぽさ・・素晴らしいモダン・シャブリです!】

 年々コンセントレーションを高めて来ているモロー=ノーデの2021年です。中々に厳しいはずの2021年ヴィンテージですが、そんなニュアンスは・・どこにも在りませんでした。実に美味いです!

 とても良く熟していて、瑞々しさがほとばしるフカフカなアロマが絶品です。質感の高さはかなりのものが有ります。

 そしてそのアロマはやはり、畑の良さから来るんじゃないかと思うんですね。昨年の2020年ものの村名のコラムには、「二番手グループのトップ」などと言ってしまいましたが、この2021年もの村名だけに及ばず、同時に届いた2020年ものの1級ヴァイヨンもテイスティングして、

「おっ?・・一瞬・・ドーヴィサ?・・ラヴノー?」

と思えるような、あの・・膨らんだ風船を少しコッテリ気味にミネラルと火打石と粘りのあるエキスに果実が混じる・・何とも言葉にしがたいシャブリのトップ生産者たちの高質なニュアンスも感じたんですね。

 さすがに1級ヴァイヨンのような高質さ、高貴さ、こってりさまでは行かないですし、フリンティで複雑なミネラリティの組成も比べてしまえば幾分シンプルなんですが、

「・・余りに美味しくて、ついついグラスに手が伸びてしまう!」

と言う・・何とも卑しくもいじらしいワインファンの一人になってしまいそうになります。


 大抵の場合村名シャブリは上級の1級やG.C.に比べるとかなりスッキリ系な味わいになりますが、

「モロー=ノーデの2021年シャブリは、心地良い飲み口からの適度なポテンシャルを公開してくれる表情が有って、まったく飲み飽きしない」

と感じました。

 まぁ・・あのドーヴィサでさえ、昔はシャブリのトップをラヴノーと張り合っていたもののクラシカルなシャブリにどっぷりのままで・・ナチュラルでモダンなラヴノーには置いて行かれた感じで一時的には二番手になっていました。昨今はもう・・飲んでも安易には区別がつかないほどソックリで・・(^^;; 完全に「ツー・トップ」状態は間違い無く、凄いシャブリを造っていますが・・

「彼らは村名シャブリでさえ物凄い!」

ですから、他のシャブリの生産者さんたちは追いつくのは至難の業ですよね。

 このモロー=ノーデですが、どうでしょう・・トップ・グループに追いついたかな?・・と言う感触が有ります。勿論..その中では下位になるのは仕方が無いですが、もはや二番手グループと言い切るのは難しい状況になって来ました。これで「凄み」が出てくれば・・と思うんですが・・トップ・キュヴェのG.C.ヴァルミュールは余りいただけないし..2020年は割り当てをすっ飛ばされてしまったし・・で noisyにはまだ確かめようが有りません。

 ですがそれほどに・・飲んでいて楽しい・・心地良い・・だから美味しい・・と言う感覚にさせてくれるのかと思います。是非飲んでみてください。このふんわり感、香りの素晴らしさ・・そして味わいの伸びやかさまでご堪能下さいませ。超お勧めします!




【ナチュール系シャブリの二番手グループの・・トップ!?素晴らしいナチュール系シャブリです!】

 モロー=ノーデの2020年のシャブリです。ようやく高い評価が揃って来た感じです。

 まだNoisy wine は扱わせていただいて3ヴィンテージ目なので良く知らず・・調べてみますと、2014年のモロー=ノーデのシャブリに、かのティム・アトキン氏が91ポイント、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌が15.5/20ポイントを付けた辺りが端緒のようです。他の海外メディアは、それ以前のもっと低い評価を続けていたのに対し、ティム・アトキン氏は変わらず高い評価を、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン誌は徐々に評価を上げ始め、昨今は・・あのジャスパー・モリス氏も目が覚めたのか・・結構に評価が上がって来ました。

 この2020年もののシャブリには、ティム・アトキン氏が90ポイントと、最高の評価だった2014年、2016年の91ポイントを超えてはいませんが、どうなんでしょう・・例えば昨年リリースの2019年ものと比較しますと、

「よりナチュール感が増して来ている」

と感じます。

 それが影響したかどうかは不明ですが、noisy 的にはマイナスポイントとは思えず、もし2019年ものが91ポイントなら2020年も91ポイントで同点評価、しかしミネラリティが外側にある程度出ていたのが2019年で、ナチュール的な柔らかさが表情に現れていたのが2020年・・と言う違いかと思います。


 いつも通りにスピード感ある少し柔らかなニュアンスを含んだ優しいアロマ、柑橘と目の細やかなミネラリティがノーズに入って来ます。黄色のやや熟した柑橘果実感、よく溶け込んだミネラリティがふっくらと感じられます。

 中域もすんなりと膨れてくれ、高域の伸びが現段階では少し大人しいかな?・・とは思いますが、飲んでいくうちに伸びて行くので問題無し・・良い感じの色っぽさを伴った長めの余韻、少し色付いた果実感がノーズに戻って消えて行きます。

 ん・・一般的には90~91ポイント・・かな・・と思います。個人的な好みが許されるなら、もう少し加点するかも・・しれません。

 まぁ、色合いを見ていただきましたらお判りでしょう。どちらかと言えば「パキッ」とした色合いの2019年に対し、2020年ものはややオレンジ系の色合いが入っているように見えると思うんですね。

 それがむしろティム・アトキン氏には「シャブリっぽさが若干薄め」として捉えられたのかもしれません。でも90ポイントですから・・はい。それにこの2020年ものは、今、完全に仕上がっている訳では無く、まだ成長中と言えます。

 ただし今飲んでも充分に旨い・・です。

 もはやシャブリでトップのあの2つのドメーヌを追いかける2番手グループのトップと言って良い感じにはなったと思います・・ただ noisy としては、今回は1級が少な過ぎて飲めず、グラン・クリュはまだいただけない・・と言う状況ですので、「です!」と言い切れはしませんが、

「相当硬質なタイプの・・ちょっと早いうちは厳しい感じのアリス・エ・オリヴィエ」

とは正反対の表情を出すタイプながら、同格以上の立ち位置に来たんじゃないかとは思います。是非飲んでみて下さい!超お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【肯定感に満たされる・・ナチュラルなのにビオっぽく無い・・とても美味しいシャブリです!】

 え~・・最初の画像は禁断の無調整写真です。部分的にしたのと、そのサイズのみですね。非常に美しい、緑を奥に秘めた黄金色をしています。むしろこの写真だけで良いか?・・とも思えるような、非常に饒舌な写りをしているような気がしています。因みに2枚目は、部分切り取り、サイズ、ホワイトバランス、色味調整をしていますので、やはり・・

「何だかな・・」

みたいな写真になっちゃってます。


 シャブリらしさのしっかりあるミネラリティをふんだんに持っているシャブリです。タイミング的にはほぼジャスト・・もう少し休ませた方が良いかとは思いますが、シャリッとしたミネラリティと、ドライな柑橘フレーヴァーが心地良いです。

 この「シャリッとしたミネラリティ」がちょっと崩れて来た頃・・それがまた超、美味しいんですけどね~・・。

 味筋的には「近代的」な感じですね。ミネラリティも、最近のドーヴィサやラヴノーのように、ワイン中に滅茶苦茶に押し込められているようなところまでは行ってません。ドーヴィサも村名シャブリでさえ、相当に凄いミネラリティに加え、ツルッツルのテクスチュアで驚かされますが、やはり飲んでいる時に「構えてしまう」ようなところが有るんですね。


 でも、モロー=ノーデの村名シャブリは、本当に優しいです。いや、実際はミネラリティも相当なものなんですよ。でも、

「そんなに畏まることは無いよ。楽しく飲んでね・・」

と言われているような抱擁感覚が有るんですね。


 だから飲んでいても疲れない・・果実感もちゃんとあるのに、後口に僅かに感じるビターさがちゃんとあって飽きてこない・・訳です。柑橘フルーツって、ちゃんとビターさが有るじゃないですか・・。だからやはりリアリティを感じるのでしょう。

 リーズナブルで旨いです。今飲んでも良いし、10年置いても・・ミネラリティが崩れて来て、その中に有ったものが表情を作ってくれて面白いでしょう。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【星付きレストランが使いたくなるのが判る!・・シャブリらしさを忘れぬピュアさとナチュラルさ、そして価格の適正さ!しかもティム・アトキン氏は90Points!】

 めっちゃ良いです!・・ディスカウントみたいな右から左へ流すだけのショップが扱っているので、絶対にやりたくないと思ってましたが・・これ、素晴らしいですよ。

 何せ価格が安いんですが、欠点が全く見当たらないんですね。

 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールとの共通点への言及がエージェント資料にも出ていましたが・・どうでしょうね。ナチュラルさに限っては、少々アリス・エ・オリヴィエが勝っているような気がします。

 しかし、アリス・エ・オリヴィエのシャブリは酸っぱい・・(^^;; まぁ、少し熟成させれば美味しくなるんですが、リリース直後には・・以前、余りの酸っぱさに、その後のテイスティングが台無しになったことも有りましたからね・・2007年ものだったかな?・・いや、参りました。まぁ・・ビオを意識する余り、収穫のタイミングが遅くなって、健全な葡萄を得られなくなることを恐れる=酸っぱい・・と言うことなのかもしれません。

 しかしながら、モロー=ノーデの村名シャブリには、そのような面はありません。「ピッタシカンカン!」(古っ!)な収穫時期による滑らかな舌触りと適切な酸バランスを得ていると思います。

 当然ながらミネラリティも実にしっかりしています。村名としますとベストな量でしょう。昨今のドーヴィサやラヴノーのようなマンモスを超えたようなミネラリティまでは行っていません。それゆえ、

「むしろシャブリらしい・・キンメリっぽさの感じる・・フリンティ―な・・」

 ミネラリティを感じていただけると思うんですね。

 まぁ、ドーヴィサ、ラヴノーは超高級品としてのシャブリと言う立ち位置も有るかと思いますが、却ってレストランでは扱い辛くなってしまうのかも・・などと考えてしまいます・・が、現地のレストランでのラヴノーのシャブリの入荷価格を聞いてビックリしました。

「滅茶苦茶安いんです・・」

「誰がぼってるの?」

 いや、止めておきましょう・・。このノリで書いていると言わなくても良いことを書いてしまいそうで怖いです。


 白、黄色のやや熟した柑橘フルーツがノーズに飛び込んで来ます。開けてすぐです・・非常にスピードのあるもので早いです。ある程度のまったりさと、瑞々しさがフレッシュさを感じさせますが、酸のバランスが丸くて滑らか、そしてミネラリティがしっかりあることでシャバくならず、しかし適度以上に在る凝縮感がさっぱりしたニュアンスで感じられるのは、全てにおいてバランスに優れる・・と言うことなのでしょう。決して濃く無く、甘く無く、酸っぱく無く・・しかし瑞々しいです。

 春カツオなんて・・良いんじゃないでしょうか?是非一度、モロー=ノーデ、飲んでみて下さい。これから他の1級やグラン・クリュも扱うつもりです。超お勧めです!


2021 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

18196
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■海外メディア情報
◇2021年もの
93/100 Tim Atkin
◇2020年もの
93 Points Tim Atkin
◇2019年もの
93 Points Tim Atkin
90~93 Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncieres レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【フリンティなミネラリティのノーズを抑え込みつつのオイリーで熟れた果実感の高いアロマ!・・素晴らしい出来です!】-----すみません、極少につき以前のレヴューを掲載しています。
 どうも Vivit さんはお客さんが沢山いらっしゃるようで、中々仕入れ数が増えて来ない・・特に生産量が減ったヴィンテージは余計に厳しいんですね。

 ですから本来だとこの1級ヴァイヨンも開けるか止めるか最後まで迷うほど・・ワイン屋としての利益的には販売可能数とテイスティング数の割合が厳しくなってしまう訳でして・・それでも、

「昨年も1級は開けられて無いし・・モロー=ノーデがどう成長して来たかも判らないし・・」

と言うことで、ちょっと無理して開けてみました。・・開けて良かったです!

 密度が高くて・・ちょっと一瞬、

「・・ドーヴィサかラヴノーか?」

と思えるような・・共通したアロマが有るんですね。以前は確か、ここまで濃密な・・あのラヴノー的なニュアンスには届いてなかったと思います。

 勿論・・「凄み」まで追いついていないので、並んだなどとは言えない訳ですが、

「シャブリのトップ生産者に近いアロマ!」

を感じる・・と言うことは、それだけブラッシュアップして来たことが伺えると思います。


 濃密で・・でもフカフカとしていて、奥にフリンティなアロマを追いやり、柔らかで滑らか、熟した果実のエキスを質感の良いオイリーさが表面をコーティングしている感じです。硬質さもまだ有りますが、その柔らかさと滑らかさで美味しく飲めてしまいます。

 勿論、そのまだ硬い部分が奥に有りますから、飲み頃と言う訳には行かないとしても、今飲んでも充分に旨いんですね。それだけポテンシャルも高いと感じます。

 ティム・アトキンさんは2019年、2020年と93ポイントとしていまして、この評価は納得の行くものですが・・充分に熟した時のことを考えれば、

「あと1ポイント、見ても良いかも・・」

とも思います。

 まぁ・・リアルワインガイド的に評点を付けるなら、「今飲んで92+ ポテンシャル(93+~94) 飲み頃予想 (今~2025)~2038」みたいな感じでしょうか。

 グラスの写真を見ても、瑞々しさと粘っこさと熟度と硬さの有るミネラル度が交錯しているような感じに見えるように思います。飲んでみれば特に果実は熟れていますが鮮度が有り、尖がった酸は無いが丸いパレットを描ける酸バランスが何とも心地良いです。是非飲んでみてください。非常に美味しい1級ヴァイヨンです!





 以下は以前のレヴューです。
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【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】--すみません、少量につき未テイスティングです。以前のレヴューになります。

 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2021 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール

18197
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■海外メディア情報

◇2021年もの
93 Points Tim Atkin
◇2020年もの
92 Points Tim Atkin
◇2019年もの
90~92 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:0.86 ヘクタール
平均樹齢:40 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌
畑の位置:南向きの丘の斜面

 モンテ・ド・トネールの中の著名なリュー・ディ“Les Chapelots レ・シャプロ”の区画から生まれるキュヴェ。フランソワ・ラヴノーもこのクリマに畑を所有する。モロー・ノーデの区画はラブノーの区画に隣り合わせている。
 ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12 時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで行われ、3 ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。熟成は、引き続き1/3 が樽、2/3 がタンクで行われる。
 熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24 ヶ月。熟成中に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。
 ドメーヌのその他のプルミエ・クリュより力強さと凝縮感において上を行く。締まっていて、剃刀のように鋭いが、濃厚で熟れていて、バターのようでもあり、ミネラル、石、ライムの花のニュアンス、柑橘果実の皮、そして核果実が現れ、硬く金属的なフィニッシュに続く。若いうちから楽しめますが、2~5 年以内に飲むのがお勧めです。ソーセージやハムなどの豚肉加工品など塩辛い料理と良くマッチします。サービス温度は10~12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,850 (外税) 
【おそらく史上最高の出来でしょう!!・・密度たっぷり!滑らかでむちむち!冷ややかな柑橘果実とフリンティなアロマで素晴らしいです!】
 3年ぶりでしょうか・・2018年ものを最後にテイスティングすらできないほどの入荷数でしたので、1ケースも入荷が無いところ・・無理やり開けることにしました。

 どこのショップさんも完売しているようで人気のモロー=ノーデですが、ナチュールナチュールしていないのに適度にナチュラルで、ドライながらも心地良い旨味と複雑性、シャブリらしいフリンティなアロマと柑橘が魅力の1級モンテ・ド・トネールです。

 まぁ・・モロー=ノーデはどのアイテムを飲んでも美味しいので、無理して開けることも無かったかなとは思いますが、それでも時折はチェックしないと・・と思っていましたところ、

「・・2021年、1級畑はそこそこの収穫量が有り、モンテ・ド・トネールは特に収量が多めだった。」

とのことも有ろうかと思いますが、素晴らしい密度感があり、複雑性も現在の表情も素晴らしいので・・

「・・過去一、間違い無し!」

と判断しました。

 この下の方には以前の・・2018年ものでしょうか、グラスの写真が有りますが、見るからに・・全然違いますよね・・2021年ものの濃密さが目にしっかり見えると思います。


 ティム・アトキンさんの評価点を2019年分から掲載していますが、やはり2021年ものは93 Points と過去最高です・・が、

「なんと・・ティム・アトキン氏は2016年ものと2018年ものにも93ポイント、献上している!」

んですね~・・。


 まぁ・・この黄色と言いますか、ゴールドに近い・・美しく照りのある色彩を見てしまいますと、

「・・2018年ものよりも旨そうだよなぁ・・」

と思っちゃいますよね。2018年ものは白っぽく、ミネラリティは高いものの密度や粘りは今ひとつです。


 また、グラスを伝う涙も縦横無尽、斜めに入り乱れていて、粘度の高さを感じさせてくれます。実際、テイスティングしていてもシャブリらしい、ちょっとシャリっとするミネラリティを含んだオイリーな、粘っこい液体の感覚が心地良く、2018年もののミネラリティが高く、酸がやや厳しい感じよりも上質のように思います。

 まぁ・・何年か経過してしまいますと記憶も正確かどうかは微妙では有りますし、noisy も衰えが自覚できるようになってきましたから・・でも、やはり2021年もののモンテ・ド・トネールは、

「やっぱり過去一!」

とお伝えしたいと思います。

 今飲んでも・・若いことは若いにせよ、充分に美味しくいただけます。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【これは激旨!!超細い糸を撚ったようなテクスチュアから滅茶複雑な柔らかなアロマが飛び出して来ます!滅茶美味しいです!】

 ヴァイヨンとは少し価格差が有るんですが、ま~・・これは仕方が無いですね。飲めば判りますよ。質感が凄いんですね。絹糸を撚り合わせたような見事なテクスチュア・・漏れてくる表情の複雑さと繊細さは、グラン・クリュに非常に近いものさえ感じます。むしろここまで繊細に感じさせてくれるグラン・クリュ・・・特に若いうちのグラン・クリュには、中々出せない表情じゃ無いかと思うんですね。

 つまり、若いうちは「フレッシュさ」「若さ」が有る訳でして、ある程度熟してきますとその部分はどうして失われてくる訳です。ですのでやはりこれは、「モンテ・ド・トネル」の特徴と言うことになるかと思います。

 そしてヴァイヨンと比べると判るんですが・・ここは結構、風が通ると思うんですね。ですので、日光・日照をただ受け取るだけじゃない・・風の印象も表情の中に受け取れる感じがします。

 左の1枚目の写真は色味調整無しの超接近写真です。これも実に旨そうですよね~・・実に良い色をしています。

 一説には、ティム・アトキン氏はヴァイヨンもモンテ・ド・トネルも同じ93ポイントらしい・・と聞いたんですが、ん~・・そりゃぁ・・無いな・・と断言します。確実にヴァイヨンより上です。noisy的にはポイント差もしっかり付きます。

 ヴァイヨンは、言ってみればピュリニー=モンラッシェ村名的です。もう、単純に凄く美味しい!思わず「にっこにっこ」してしまう感じ。そしてミネラリティの素晴らしさをそっと教えてくれる感じです。

 モンテ・ド・トネルはピュリニー=モンラッシェ1級的です。村名にさらなる繊細さと複雑性、そして格上さを持った感じなんですね。

 あ、勘違いしないようにお願いしたいんですが、ヴァイヨンがシャブリ1級に値しない・・と言っている訳では有りません。判りやすいように村名と1級にしただけ・・。

 ピュリニー1級でも、村の下部の1級と上部の1級では、やはり同じ1級でも格が異なるように感じますが、そんなニュアンスです。

 これ、面白いので、できればヴァイヨンとモンテ・ド・トネルの比較をしていただきたいですね。ただしモンテ・ド・トネルは数が無いので・・早い者勝ちになってしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めします!


2021 Chablis
シャブリ

17911
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■海外メディア評価
◇2021年もの
90 Points Tim Atkin
◇2020年もの
90 Points Tim Atkin
■エージェント情報
栽培面積:12.45 ヘクタール 平均樹齢:20 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:東向きの丘の中腹
 ドメーヌの村名シャブリは、Les Beaumonts レ・ボーモンのリュー・ディの3 つの区画のブドウから造られます。その他の村名シャブリの区画のブドウは全量ネゴシアンに売却されています。ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。ブドウは全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾されます。その後、10〜12 時間かけて前清澄。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで温度管理機能付きのタンクで、3 ヶ月近くをかけて⾃然にゆっくりと行われます。マロラクティック発酵も⾃発的にスタートさせて、完全に行います。
 熟成は、引き続きタンクでシュール・リーの状態で行われます。熟成期間は15〜18 ヶ月。熟成期間に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせ、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰め。
 引き締まった印象で、香りの快活さ、透明感、そしてぞくぞくする複雑な味わいの層といった、偉大なブルゴーニュの白ワインの愛好家がシャブリに求めるほぼ全てを備えている。鼻腔でも口中でもとてもジューシーで、果肉を思わせる質感と核果実がフレッシュなミネラル感と共に存在し、カキの殻や熟したグレープフルーツの風味が溢れ出すフィニッシュへと誘う。冷えた白い果実が押し寄せ、口中ではこのレベルのワインにしては非常にドラマチックだが、モローの畑がこのワインに与えた石や花のような新鮮さによって包まれ、撫でられているかのよう。このワインは古風ながらとてもモダンな部分も兼ね備えている。良質な酸と果実味、そしてテロワールが感じられるワイン。甲殻類の料理やフライ料理、白身肉の料理などと一緒に召し上がると良いでしょう。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,480 (外税) 
【これはもう・・ついつい飲みたくなってしまうシャブリ!シャルドネの醍醐味、シャブリの心地良いミネラル、瑞々しく華やかで柔らか・・適度なナチュールっぽさ・・素晴らしいモダン・シャブリです!】
 年々コンセントレーションを高めて来ているモロー=ノーデの2021年です。中々に厳しいはずの2021年ヴィンテージですが、そんなニュアンスは・・どこにも在りませんでした。実に美味いです!

 とても良く熟していて、瑞々しさがほとばしるフカフカなアロマが絶品です。質感の高さはかなりのものが有ります。

 そしてそのアロマはやはり、畑の良さから来るんじゃないかと思うんですね。昨年の2020年ものの村名のコラムには、「二番手グループのトップ」などと言ってしまいましたが、この2021年もの村名だけに及ばず、同時に届いた2020年ものの1級ヴァイヨンもテイスティングして、

「おっ?・・一瞬・・ドーヴィサ?・・ラヴノー?」

と思えるような、あの・・膨らんだ風船を少しコッテリ気味にミネラルと火打石と粘りのあるエキスに果実が混じる・・何とも言葉にしがたいシャブリのトップ生産者たちの高質なニュアンスも感じたんですね。

 さすがに1級ヴァイヨンのような高質さ、高貴さ、こってりさまでは行かないですし、フリンティで複雑なミネラリティの組成も比べてしまえば幾分シンプルなんですが、

「・・余りに美味しくて、ついついグラスに手が伸びてしまう!」

と言う・・何とも卑しくもいじらしいワインファンの一人になってしまいそうになります。


 大抵の場合村名シャブリは上級の1級やG.C.に比べるとかなりスッキリ系な味わいになりますが、

「モロー=ノーデの2021年シャブリは、心地良い飲み口からの適度なポテンシャルを公開してくれる表情が有って、まったく飲み飽きしない」

と感じました。

 まぁ・・あのドーヴィサでさえ、昔はシャブリのトップをラヴノーと張り合っていたもののクラシカルなシャブリにどっぷりのままで・・ナチュラルでモダンなラヴノーには置いて行かれた感じで一時的には二番手になっていました。昨今はもう・・飲んでも安易には区別がつかないほどソックリで・・(^^;; 完全に「ツー・トップ」状態は間違い無く、凄いシャブリを造っていますが・・

「彼らは村名シャブリでさえ物凄い!」

ですから、他のシャブリの生産者さんたちは追いつくのは至難の業ですよね。

 このモロー=ノーデですが、どうでしょう・・トップ・グループに追いついたかな?・・と言う感触が有ります。勿論..その中では下位になるのは仕方が無いですが、もはや二番手グループと言い切るのは難しい状況になって来ました。これで「凄み」が出てくれば・・と思うんですが・・トップ・キュヴェのG.C.ヴァルミュールは余りいただけないし..2020年は割り当てをすっ飛ばされてしまったし・・で noisyにはまだ確かめようが有りません。

 ですがそれほどに・・飲んでいて楽しい・・心地良い・・だから美味しい・・と言う感覚にさせてくれるのかと思います。是非飲んでみてください。このふんわり感、香りの素晴らしさ・・そして味わいの伸びやかさまでご堪能下さいませ。超お勧めします!




【ナチュール系シャブリの二番手グループの・・トップ!?素晴らしいナチュール系シャブリです!】

 モロー=ノーデの2020年のシャブリです。ようやく高い評価が揃って来た感じです。

 まだNoisy wine は扱わせていただいて3ヴィンテージ目なので良く知らず・・調べてみますと、2014年のモロー=ノーデのシャブリに、かのティム・アトキン氏が91ポイント、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌が15.5/20ポイントを付けた辺りが端緒のようです。他の海外メディアは、それ以前のもっと低い評価を続けていたのに対し、ティム・アトキン氏は変わらず高い評価を、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン誌は徐々に評価を上げ始め、昨今は・・あのジャスパー・モリス氏も目が覚めたのか・・結構に評価が上がって来ました。

 この2020年もののシャブリには、ティム・アトキン氏が90ポイントと、最高の評価だった2014年、2016年の91ポイントを超えてはいませんが、どうなんでしょう・・例えば昨年リリースの2019年ものと比較しますと、

「よりナチュール感が増して来ている」

と感じます。

 それが影響したかどうかは不明ですが、noisy 的にはマイナスポイントとは思えず、もし2019年ものが91ポイントなら2020年も91ポイントで同点評価、しかしミネラリティが外側にある程度出ていたのが2019年で、ナチュール的な柔らかさが表情に現れていたのが2020年・・と言う違いかと思います。


 いつも通りにスピード感ある少し柔らかなニュアンスを含んだ優しいアロマ、柑橘と目の細やかなミネラリティがノーズに入って来ます。黄色のやや熟した柑橘果実感、よく溶け込んだミネラリティがふっくらと感じられます。

 中域もすんなりと膨れてくれ、高域の伸びが現段階では少し大人しいかな?・・とは思いますが、飲んでいくうちに伸びて行くので問題無し・・良い感じの色っぽさを伴った長めの余韻、少し色付いた果実感がノーズに戻って消えて行きます。

 ん・・一般的には90~91ポイント・・かな・・と思います。個人的な好みが許されるなら、もう少し加点するかも・・しれません。

 まぁ、色合いを見ていただきましたらお判りでしょう。どちらかと言えば「パキッ」とした色合いの2019年に対し、2020年ものはややオレンジ系の色合いが入っているように見えると思うんですね。

 それがむしろティム・アトキン氏には「シャブリっぽさが若干薄め」として捉えられたのかもしれません。でも90ポイントですから・・はい。それにこの2020年ものは、今、完全に仕上がっている訳では無く、まだ成長中と言えます。

 ただし今飲んでも充分に旨い・・です。

 もはやシャブリでトップのあの2つのドメーヌを追いかける2番手グループのトップと言って良い感じにはなったと思います・・ただ noisy としては、今回は1級が少な過ぎて飲めず、グラン・クリュはまだいただけない・・と言う状況ですので、「です!」と言い切れはしませんが、

「相当硬質なタイプの・・ちょっと早いうちは厳しい感じのアリス・エ・オリヴィエ」

とは正反対の表情を出すタイプながら、同格以上の立ち位置に来たんじゃないかとは思います。是非飲んでみて下さい!超お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
-----
【肯定感に満たされる・・ナチュラルなのにビオっぽく無い・・とても美味しいシャブリです!】

 え~・・最初の画像は禁断の無調整写真です。部分的にしたのと、そのサイズのみですね。非常に美しい、緑を奥に秘めた黄金色をしています。むしろこの写真だけで良いか?・・とも思えるような、非常に饒舌な写りをしているような気がしています。因みに2枚目は、部分切り取り、サイズ、ホワイトバランス、色味調整をしていますので、やはり・・

「何だかな・・」

みたいな写真になっちゃってます。


 シャブリらしさのしっかりあるミネラリティをふんだんに持っているシャブリです。タイミング的にはほぼジャスト・・もう少し休ませた方が良いかとは思いますが、シャリッとしたミネラリティと、ドライな柑橘フレーヴァーが心地良いです。

 この「シャリッとしたミネラリティ」がちょっと崩れて来た頃・・それがまた超、美味しいんですけどね~・・。

 味筋的には「近代的」な感じですね。ミネラリティも、最近のドーヴィサやラヴノーのように、ワイン中に滅茶苦茶に押し込められているようなところまでは行ってません。ドーヴィサも村名シャブリでさえ、相当に凄いミネラリティに加え、ツルッツルのテクスチュアで驚かされますが、やはり飲んでいる時に「構えてしまう」ようなところが有るんですね。


 でも、モロー=ノーデの村名シャブリは、本当に優しいです。いや、実際はミネラリティも相当なものなんですよ。でも、

「そんなに畏まることは無いよ。楽しく飲んでね・・」

と言われているような抱擁感覚が有るんですね。


 だから飲んでいても疲れない・・果実感もちゃんとあるのに、後口に僅かに感じるビターさがちゃんとあって飽きてこない・・訳です。柑橘フルーツって、ちゃんとビターさが有るじゃないですか・・。だからやはりリアリティを感じるのでしょう。

 リーズナブルで旨いです。今飲んでも良いし、10年置いても・・ミネラリティが崩れて来て、その中に有ったものが表情を作ってくれて面白いでしょう。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【星付きレストランが使いたくなるのが判る!・・シャブリらしさを忘れぬピュアさとナチュラルさ、そして価格の適正さ!しかもティム・アトキン氏は90Points!】

 めっちゃ良いです!・・ディスカウントみたいな右から左へ流すだけのショップが扱っているので、絶対にやりたくないと思ってましたが・・これ、素晴らしいですよ。

 何せ価格が安いんですが、欠点が全く見当たらないんですね。

 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールとの共通点への言及がエージェント資料にも出ていましたが・・どうでしょうね。ナチュラルさに限っては、少々アリス・エ・オリヴィエが勝っているような気がします。

 しかし、アリス・エ・オリヴィエのシャブリは酸っぱい・・(^^;; まぁ、少し熟成させれば美味しくなるんですが、リリース直後には・・以前、余りの酸っぱさに、その後のテイスティングが台無しになったことも有りましたからね・・2007年ものだったかな?・・いや、参りました。まぁ・・ビオを意識する余り、収穫のタイミングが遅くなって、健全な葡萄を得られなくなることを恐れる=酸っぱい・・と言うことなのかもしれません。

 しかしながら、モロー=ノーデの村名シャブリには、そのような面はありません。「ピッタシカンカン!」(古っ!)な収穫時期による滑らかな舌触りと適切な酸バランスを得ていると思います。

 当然ながらミネラリティも実にしっかりしています。村名としますとベストな量でしょう。昨今のドーヴィサやラヴノーのようなマンモスを超えたようなミネラリティまでは行っていません。それゆえ、

「むしろシャブリらしい・・キンメリっぽさの感じる・・フリンティ―な・・」

 ミネラリティを感じていただけると思うんですね。

 まぁ、ドーヴィサ、ラヴノーは超高級品としてのシャブリと言う立ち位置も有るかと思いますが、却ってレストランでは扱い辛くなってしまうのかも・・などと考えてしまいます・・が、現地のレストランでのラヴノーのシャブリの入荷価格を聞いてビックリしました。

「滅茶苦茶安いんです・・」

「誰がぼってるの?」

 いや、止めておきましょう・・。このノリで書いていると言わなくても良いことを書いてしまいそうで怖いです。


 白、黄色のやや熟した柑橘フルーツがノーズに飛び込んで来ます。開けてすぐです・・非常にスピードのあるもので早いです。ある程度のまったりさと、瑞々しさがフレッシュさを感じさせますが、酸のバランスが丸くて滑らか、そしてミネラリティがしっかりあることでシャバくならず、しかし適度以上に在る凝縮感がさっぱりしたニュアンスで感じられるのは、全てにおいてバランスに優れる・・と言うことなのでしょう。決して濃く無く、甘く無く、酸っぱく無く・・しかし瑞々しいです。

 春カツオなんて・・良いんじゃないでしょうか?是非一度、モロー=ノーデ、飲んでみて下さい。これから他の1級やグラン・クリュも扱うつもりです。超お勧めです!


2020 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

17912
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■海外メディア情報
◇2020年もの
93 Points Tim Atkin
◇2019年もの
93 Points Tim Atkin
90~93 Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncieres レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,650 (外税) 
【フリンティなミネラリティのノーズを抑え込みつつのオイリーで熟れた果実感の高いアロマ!・・素晴らしい出来です!】
 どうも Vivit さんはお客さんが沢山いらっしゃるようで、中々仕入れ数が増えて来ない・・特に生産量が減ったヴィンテージは余計に厳しいんですね。

 ですから本来だとこの1級ヴァイヨンも開けるか止めるか最後まで迷うほど・・ワイン屋としての利益的には販売可能数とテイスティング数の割合が厳しくなってしまう訳でして・・それでも、

「昨年も1級は開けられて無いし・・モロー=ノーデがどう成長して来たかも判らないし・・」

と言うことで、ちょっと無理して開けてみました。・・開けて良かったです!

 密度が高くて・・ちょっと一瞬、

「・・ドーヴィサかラヴノーか?」

と思えるような・・共通したアロマが有るんですね。以前は確か、ここまで濃密な・・あのラヴノー的なニュアンスには届いてなかったと思います。

 勿論・・「凄み」まで追いついていないので、並んだなどとは言えない訳ですが、

「シャブリのトップ生産者に近いアロマ!」

を感じる・・と言うことは、それだけブラッシュアップして来たことが伺えると思います。


 濃密で・・でもフカフカとしていて、奥にフリンティなアロマを追いやり、柔らかで滑らか、熟した果実のエキスを質感の良いオイリーさが表面をコーティングしている感じです。硬質さもまだ有りますが、その柔らかさと滑らかさで美味しく飲めてしまいます。

 勿論、そのまだ硬い部分が奥に有りますから、飲み頃と言う訳には行かないとしても、今飲んでも充分に旨いんですね。それだけポテンシャルも高いと感じます。

 ティム・アトキンさんは2019年、2020年と93ポイントとしていまして、この評価は納得の行くものですが・・充分に熟した時のことを考えれば、

「あと1ポイント、見ても良いかも・・」

とも思います。

 まぁ・・リアルワインガイド的に評点を付けるなら、「今飲んで92+ ポテンシャル(93+~94) 飲み頃予想 (今~2025)~2038」みたいな感じでしょうか。

 グラスの写真を見ても、瑞々しさと粘っこさと熟度と硬さの有るミネラル度が交錯しているような感じに見えるように思います。飲んでみれば特に果実は熟れていますが鮮度が有り、尖がった酸は無いが丸いパレットを描ける酸バランスが何とも心地良いです。是非飲んでみてください。非常に美味しい1級ヴァイヨンです!





 以下は以前のレヴューです。
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【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】--すみません、少量につき未テイスティングです。以前のレヴューになります。

 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2020 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール

17913
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■海外メディア情報
◇2020年もの
92 Points Tim Atkin
◇2019年もの
90~92 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:0.86 ヘクタール
平均樹齢:40 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌
畑の位置:南向きの丘の斜面

 モンテ・ド・トネールの中の著名なリュー・ディ“Les Chapelots レ・シャプロ”の区画から生まれるキュヴェ。フランソワ・ラヴノーもこのクリマに畑を所有する。モロー・ノーデの区画はラブノーの区画に隣り合わせている。
 ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12 時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで行われ、3 ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。熟成は、引き続き1/3 が樽、2/3 がタンクで行われる。
 熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24 ヶ月。熟成中に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。
 ドメーヌのその他のプルミエ・クリュより力強さと凝縮感において上を行く。締まっていて、剃刀のように鋭いが、濃厚で熟れていて、バターのようでもあり、ミネラル、石、ライムの花のニュアンス、柑橘果実の皮、そして核果実が現れ、硬く金属的なフィニッシュに続く。若いうちから楽しめますが、2~5 年以内に飲むのがお勧めです。ソーセージやハムなどの豚肉加工品など塩辛い料理と良くマッチします。サービス温度は10~12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【これは激旨!!超細い糸を撚ったようなテクスチュアから滅茶複雑な柔らかなアロマが飛び出して来ます!滅茶美味しいです!】---こちらも極少量です。以下は以前のレヴューです。
 ヴァイヨンとは少し価格差が有るんですが、ま~・・これは仕方が無いですね。飲めば判りますよ。質感が凄いんですね。絹糸を撚り合わせたような見事なテクスチュア・・漏れてくる表情の複雑さと繊細さは、グラン・クリュに非常に近いものさえ感じます。むしろここまで繊細に感じさせてくれるグラン・クリュ・・・特に若いうちのグラン・クリュには、中々出せない表情じゃ無いかと思うんですね。

 つまり、若いうちは「フレッシュさ」「若さ」が有る訳でして、ある程度熟してきますとその部分はどうして失われてくる訳です。ですのでやはりこれは、「モンテ・ド・トネル」の特徴と言うことになるかと思います。

 そしてヴァイヨンと比べると判るんですが・・ここは結構、風が通ると思うんですね。ですので、日光・日照をただ受け取るだけじゃない・・風の印象も表情の中に受け取れる感じがします。

 左の1枚目の写真は色味調整無しの超接近写真です。これも実に旨そうですよね~・・実に良い色をしています。

 一説には、ティム・アトキン氏はヴァイヨンもモンテ・ド・トネルも同じ93ポイントらしい・・と聞いたんですが、ん~・・そりゃぁ・・無いな・・と断言します。確実にヴァイヨンより上です。noisy的にはポイント差もしっかり付きます。

 ヴァイヨンは、言ってみればピュリニー=モンラッシェ村名的です。もう、単純に凄く美味しい!思わず「にっこにっこ」してしまう感じ。そしてミネラリティの素晴らしさをそっと教えてくれる感じです。

 モンテ・ド・トネルはピュリニー=モンラッシェ1級的です。村名にさらなる繊細さと複雑性、そして格上さを持った感じなんですね。

 あ、勘違いしないようにお願いしたいんですが、ヴァイヨンがシャブリ1級に値しない・・と言っている訳では有りません。判りやすいように村名と1級にしただけ・・。

 ピュリニー1級でも、村の下部の1級と上部の1級では、やはり同じ1級でも格が異なるように感じますが、そんなニュアンスです。

 これ、面白いので、できればヴァイヨンとモンテ・ド・トネルの比較をしていただきたいですね。ただしモンテ・ド・トネルは数が無いので・・早い者勝ちになってしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めします!


2020 Chablis
シャブリ

16971
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■海外メディア評価
90 Points Tim Atkin
■エージェント情報
栽培面積:12.45 ヘクタール 平均樹齢:20 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:東向きの丘の中腹
 ドメーヌの村名シャブリは、Les Beaumonts レ・ボーモンのリュー・ディの3 つの区画のブドウから造られます。その他の村名シャブリの区画のブドウは全量ネゴシアンに売却されています。ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。ブドウは全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾されます。その後、10〜12 時間かけて前清澄。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで温度管理機能付きのタンクで、3 ヶ月近くをかけて⾃然にゆっくりと行われます。マロラクティック発酵も⾃発的にスタートさせて、完全に行います。
 熟成は、引き続きタンクでシュール・リーの状態で行われます。熟成期間は15〜18 ヶ月。熟成期間に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせ、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰め。
 引き締まった印象で、香りの快活さ、透明感、そしてぞくぞくする複雑な味わいの層といった、偉大なブルゴーニュの白ワインの愛好家がシャブリに求めるほぼ全てを備えている。鼻腔でも口中でもとてもジューシーで、果肉を思わせる質感と核果実がフレッシュなミネラル感と共に存在し、カキの殻や熟したグレープフルーツの風味が溢れ出すフィニッシュへと誘う。冷えた白い果実が押し寄せ、口中ではこのレベルのワインにしては非常にドラマチックだが、モローの畑がこのワインに与えた石や花のような新鮮さによって包まれ、撫でられているかのよう。このワインは古風ながらとてもモダンな部分も兼ね備えている。良質な酸と果実味、そしてテロワールが感じられるワイン。甲殻類の料理やフライ料理、白身肉の料理などと一緒に召し上がると良いでしょう。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,450 (外税) 
【ナチュール系シャブリの二番手グループの・・トップ!?素晴らしいナチュール系シャブリです!】
 モロー=ノーデの2020年のシャブリです。ようやく高い評価が揃って来た感じです。

 まだNoisy wine は扱わせていただいて3ヴィンテージ目なので良く知らず・・調べてみますと、2014年のモロー=ノーデのシャブリに、かのティム・アトキン氏が91ポイント、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌が15.5/20ポイントを付けた辺りが端緒のようです。他の海外メディアは、それ以前のもっと低い評価を続けていたのに対し、ティム・アトキン氏は変わらず高い評価を、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン誌は徐々に評価を上げ始め、昨今は・・あのジャスパー・モリス氏も目が覚めたのか・・結構に評価が上がって来ました。

 この2020年もののシャブリには、ティム・アトキン氏が90ポイントと、最高の評価だった2014年、2016年の91ポイントを超えてはいませんが、どうなんでしょう・・例えば昨年リリースの2019年ものと比較しますと、

「よりナチュール感が増して来ている」

と感じます。

 それが影響したかどうかは不明ですが、noisy 的にはマイナスポイントとは思えず、もし2019年ものが91ポイントなら2020年も91ポイントで同点評価、しかしミネラリティが外側にある程度出ていたのが2019年で、ナチュール的な柔らかさが表情に現れていたのが2020年・・と言う違いかと思います。


 いつも通りにスピード感ある少し柔らかなニュアンスを含んだ優しいアロマ、柑橘と目の細やかなミネラリティがノーズに入って来ます。黄色のやや熟した柑橘果実感、よく溶け込んだミネラリティがふっくらと感じられます。

 中域もすんなりと膨れてくれ、高域の伸びが現段階では少し大人しいかな?・・とは思いますが、飲んでいくうちに伸びて行くので問題無し・・良い感じの色っぽさを伴った長めの余韻、少し色付いた果実感がノーズに戻って消えて行きます。

 ん・・一般的には90~91ポイント・・かな・・と思います。個人的な好みが許されるなら、もう少し加点するかも・・しれません。

 まぁ、色合いを見ていただきましたらお判りでしょう。どちらかと言えば「パキッ」とした色合いの2019年に対し、2020年ものはややオレンジ系の色合いが入っているように見えると思うんですね。

 それがむしろティム・アトキン氏には「シャブリっぽさが若干薄め」として捉えられたのかもしれません。でも90ポイントですから・・はい。それにこの2020年ものは、今、完全に仕上がっている訳では無く、まだ成長中と言えます。

 ただし今飲んでも充分に旨い・・です。

 もはやシャブリでトップのあの2つのドメーヌを追いかける2番手グループのトップと言って良い感じにはなったと思います・・ただ noisy としては、今回は1級が少な過ぎて飲めず、グラン・クリュはまだいただけない・・と言う状況ですので、「です!」と言い切れはしませんが、

「相当硬質なタイプの・・ちょっと早いうちは厳しい感じのアリス・エ・オリヴィエ」

とは正反対の表情を出すタイプながら、同格以上の立ち位置に来たんじゃないかとは思います。是非飲んでみて下さい!超お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
-----
【肯定感に満たされる・・ナチュラルなのにビオっぽく無い・・とても美味しいシャブリです!】

 え~・・最初の画像は禁断の無調整写真です。部分的にしたのと、そのサイズのみですね。非常に美しい、緑を奥に秘めた黄金色をしています。むしろこの写真だけで良いか?・・とも思えるような、非常に饒舌な写りをしているような気がしています。因みに2枚目は、部分切り取り、サイズ、ホワイトバランス、色味調整をしていますので、やはり・・

「何だかな・・」

みたいな写真になっちゃってます。


 シャブリらしさのしっかりあるミネラリティをふんだんに持っているシャブリです。タイミング的にはほぼジャスト・・もう少し休ませた方が良いかとは思いますが、シャリッとしたミネラリティと、ドライな柑橘フレーヴァーが心地良いです。

 この「シャリッとしたミネラリティ」がちょっと崩れて来た頃・・それがまた超、美味しいんですけどね~・・。

 味筋的には「近代的」な感じですね。ミネラリティも、最近のドーヴィサやラヴノーのように、ワイン中に滅茶苦茶に押し込められているようなところまでは行ってません。ドーヴィサも村名シャブリでさえ、相当に凄いミネラリティに加え、ツルッツルのテクスチュアで驚かされますが、やはり飲んでいる時に「構えてしまう」ようなところが有るんですね。


 でも、モロー=ノーデの村名シャブリは、本当に優しいです。いや、実際はミネラリティも相当なものなんですよ。でも、

「そんなに畏まることは無いよ。楽しく飲んでね・・」

と言われているような抱擁感覚が有るんですね。


 だから飲んでいても疲れない・・果実感もちゃんとあるのに、後口に僅かに感じるビターさがちゃんとあって飽きてこない・・訳です。柑橘フルーツって、ちゃんとビターさが有るじゃないですか・・。だからやはりリアリティを感じるのでしょう。

 リーズナブルで旨いです。今飲んでも良いし、10年置いても・・ミネラリティが崩れて来て、その中に有ったものが表情を作ってくれて面白いでしょう。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【星付きレストランが使いたくなるのが判る!・・シャブリらしさを忘れぬピュアさとナチュラルさ、そして価格の適正さ!しかもティム・アトキン氏は90Points!】

 めっちゃ良いです!・・ディスカウントみたいな右から左へ流すだけのショップが扱っているので、絶対にやりたくないと思ってましたが・・これ、素晴らしいですよ。

 何せ価格が安いんですが、欠点が全く見当たらないんですね。

 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールとの共通点への言及がエージェント資料にも出ていましたが・・どうでしょうね。ナチュラルさに限っては、少々アリス・エ・オリヴィエが勝っているような気がします。

 しかし、アリス・エ・オリヴィエのシャブリは酸っぱい・・(^^;; まぁ、少し熟成させれば美味しくなるんですが、リリース直後には・・以前、余りの酸っぱさに、その後のテイスティングが台無しになったことも有りましたからね・・2007年ものだったかな?・・いや、参りました。まぁ・・ビオを意識する余り、収穫のタイミングが遅くなって、健全な葡萄を得られなくなることを恐れる=酸っぱい・・と言うことなのかもしれません。

 しかしながら、モロー=ノーデの村名シャブリには、そのような面はありません。「ピッタシカンカン!」(古っ!)な収穫時期による滑らかな舌触りと適切な酸バランスを得ていると思います。

 当然ながらミネラリティも実にしっかりしています。村名としますとベストな量でしょう。昨今のドーヴィサやラヴノーのようなマンモスを超えたようなミネラリティまでは行っていません。それゆえ、

「むしろシャブリらしい・・キンメリっぽさの感じる・・フリンティ―な・・」

 ミネラリティを感じていただけると思うんですね。

 まぁ、ドーヴィサ、ラヴノーは超高級品としてのシャブリと言う立ち位置も有るかと思いますが、却ってレストランでは扱い辛くなってしまうのかも・・などと考えてしまいます・・が、現地のレストランでのラヴノーのシャブリの入荷価格を聞いてビックリしました。

「滅茶苦茶安いんです・・」

「誰がぼってるの?」

 いや、止めておきましょう・・。このノリで書いていると言わなくても良いことを書いてしまいそうで怖いです。


 白、黄色のやや熟した柑橘フルーツがノーズに飛び込んで来ます。開けてすぐです・・非常にスピードのあるもので早いです。ある程度のまったりさと、瑞々しさがフレッシュさを感じさせますが、酸のバランスが丸くて滑らか、そしてミネラリティがしっかりあることでシャバくならず、しかし適度以上に在る凝縮感がさっぱりしたニュアンスで感じられるのは、全てにおいてバランスに優れる・・と言うことなのでしょう。決して濃く無く、甘く無く、酸っぱく無く・・しかし瑞々しいです。

 春カツオなんて・・良いんじゃないでしょうか?是非一度、モロー=ノーデ、飲んでみて下さい。これから他の1級やグラン・クリュも扱うつもりです。超お勧めです!


2019 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

16972
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

■海外メディア情報
90~93 Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncieres レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,480 (外税) 
【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】--すみません、少量につき未テイスティングです。以前のレヴューになります。
 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2019 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール

16973
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

■海外メディア情報
90~92 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
栽培面積:0.86 ヘクタール
平均樹齢:40 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌
畑の位置:南向きの丘の斜面

 モンテ・ド・トネールの中の著名なリュー・ディ“Les Chapelots レ・シャプロ”の区画から生まれるキュヴェ。フランソワ・ラヴノーもこのクリマに畑を所有する。モロー・ノーデの区画はラブノーの区画に隣り合わせている。
 ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12 時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで行われ、3 ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。熟成は、引き続き1/3 が樽、2/3 がタンクで行われる。
 熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24 ヶ月。熟成中に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。
 ドメーヌのその他のプルミエ・クリュより力強さと凝縮感において上を行く。締まっていて、剃刀のように鋭いが、濃厚で熟れていて、バターのようでもあり、ミネラル、石、ライムの花のニュアンス、柑橘果実の皮、そして核果実が現れ、硬く金属的なフィニッシュに続く。若いうちから楽しめますが、2~5 年以内に飲むのがお勧めです。ソーセージやハムなどの豚肉加工品など塩辛い料理と良くマッチします。サービス温度は10~12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,650 (外税) 
【これは激旨!!超細い糸を撚ったようなテクスチュアから滅茶複雑な柔らかなアロマが飛び出して来ます!滅茶美味しいです!】---こちらも極少量です。以下は以前のレヴューです。
 ヴァイヨンとは少し価格差が有るんですが、ま~・・これは仕方が無いですね。飲めば判りますよ。質感が凄いんですね。絹糸を撚り合わせたような見事なテクスチュア・・漏れてくる表情の複雑さと繊細さは、グラン・クリュに非常に近いものさえ感じます。むしろここまで繊細に感じさせてくれるグラン・クリュ・・・特に若いうちのグラン・クリュには、中々出せない表情じゃ無いかと思うんですね。

 つまり、若いうちは「フレッシュさ」「若さ」が有る訳でして、ある程度熟してきますとその部分はどうして失われてくる訳です。ですのでやはりこれは、「モンテ・ド・トネル」の特徴と言うことになるかと思います。

 そしてヴァイヨンと比べると判るんですが・・ここは結構、風が通ると思うんですね。ですので、日光・日照をただ受け取るだけじゃない・・風の印象も表情の中に受け取れる感じがします。

 左の1枚目の写真は色味調整無しの超接近写真です。これも実に旨そうですよね~・・実に良い色をしています。

 一説には、ティム・アトキン氏はヴァイヨンもモンテ・ド・トネルも同じ93ポイントらしい・・と聞いたんですが、ん~・・そりゃぁ・・無いな・・と断言します。確実にヴァイヨンより上です。noisy的にはポイント差もしっかり付きます。

 ヴァイヨンは、言ってみればピュリニー=モンラッシェ村名的です。もう、単純に凄く美味しい!思わず「にっこにっこ」してしまう感じ。そしてミネラリティの素晴らしさをそっと教えてくれる感じです。

 モンテ・ド・トネルはピュリニー=モンラッシェ1級的です。村名にさらなる繊細さと複雑性、そして格上さを持った感じなんですね。

 あ、勘違いしないようにお願いしたいんですが、ヴァイヨンがシャブリ1級に値しない・・と言っている訳では有りません。判りやすいように村名と1級にしただけ・・。

 ピュリニー1級でも、村の下部の1級と上部の1級では、やはり同じ1級でも格が異なるように感じますが、そんなニュアンスです。

 これ、面白いので、できればヴァイヨンとモンテ・ド・トネルの比較をしていただきたいですね。ただしモンテ・ド・トネルは数が無いので・・早い者勝ちになってしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めします!


2019 Chablis
シャブリ

16045
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■エージェント情報
栽培面積:12.45 ヘクタール 平均樹齢:20 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:東向きの丘の中腹
 ドメーヌの村名シャブリは、Les Beaumonts レ・ボーモンのリュー・ディの3 つの区画のブドウから造られます。その他の村名シャブリの区画のブドウは全量ネゴシアンに売却されています。ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。ブドウは全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾されます。その後、10〜12 時間かけて前清澄。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで温度管理機能付きのタンクで、3 ヶ月近くをかけて⾃然にゆっくりと行われます。マロラクティック発酵も⾃発的にスタートさせて、完全に行います。
 熟成は、引き続きタンクでシュール・リーの状態で行われます。熟成期間は15〜18 ヶ月。熟成期間に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせ、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰め。
 引き締まった印象で、香りの快活さ、透明感、そしてぞくぞくする複雑な味わいの層といった、偉大なブルゴーニュの白ワインの愛好家がシャブリに求めるほぼ全てを備えている。鼻腔でも口中でもとてもジューシーで、果肉を思わせる質感と核果実がフレッシュなミネラル感と共に存在し、カキの殻や熟したグレープフルーツの風味が溢れ出すフィニッシュへと誘う。冷えた白い果実が押し寄せ、口中ではこのレベルのワインにしては非常にドラマチックだが、モローの畑がこのワインに与えた石や花のような新鮮さによって包まれ、撫でられているかのよう。このワインは古風ながらとてもモダンな部分も兼ね備えている。良質な酸と果実味、そしてテロワールが感じられるワイン。甲殻類の料理やフライ料理、白身肉の料理などと一緒に召し上がると良いでしょう。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,580 (外税) 
【肯定感に満たされる・・ナチュラルなのにビオっぽく無い・・とても美味しいシャブリです!】
 え~・・最初の画像は禁断の無調整写真です。部分的にしたのと、そのサイズのみですね。非常に美しい、緑を奥に秘めた黄金色をしています。むしろこの写真だけで良いか?・・とも思えるような、非常に饒舌な写りをしているような気がしています。因みに2枚目は、部分切り取り、サイズ、ホワイトバランス、色味調整をしていますので、やはり・・

「何だかな・・」

みたいな写真になっちゃってます。


 シャブリらしさのしっかりあるミネラリティをふんだんに持っているシャブリです。タイミング的にはほぼジャスト・・もう少し休ませた方が良いかとは思いますが、シャリッとしたミネラリティと、ドライな柑橘フレーヴァーが心地良いです。

 この「シャリッとしたミネラリティ」がちょっと崩れて来た頃・・それがまた超、美味しいんですけどね~・・。

 味筋的には「近代的」な感じですね。ミネラリティも、最近のドーヴィサやラヴノーのように、ワイン中に滅茶苦茶に押し込められているようなところまでは行ってません。ドーヴィサも村名シャブリでさえ、相当に凄いミネラリティに加え、ツルッツルのテクスチュアで驚かされますが、やはり飲んでいる時に「構えてしまう」ようなところが有るんですね。


 でも、モロー=ノーデの村名シャブリは、本当に優しいです。いや、実際はミネラリティも相当なものなんですよ。でも、

「そんなに畏まることは無いよ。楽しく飲んでね・・」

と言われているような抱擁感覚が有るんですね。


 だから飲んでいても疲れない・・果実感もちゃんとあるのに、後口に僅かに感じるビターさがちゃんとあって飽きてこない・・訳です。柑橘フルーツって、ちゃんとビターさが有るじゃないですか・・。だからやはりリアリティを感じるのでしょう。

 リーズナブルで旨いです。今飲んでも良いし、10年置いても・・ミネラリティが崩れて来て、その中に有ったものが表情を作ってくれて面白いでしょう。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【星付きレストランが使いたくなるのが判る!・・シャブリらしさを忘れぬピュアさとナチュラルさ、そして価格の適正さ!しかもティム・アトキン氏は90Points!】

 めっちゃ良いです!・・ディスカウントみたいな右から左へ流すだけのショップが扱っているので、絶対にやりたくないと思ってましたが・・これ、素晴らしいですよ。

 何せ価格が安いんですが、欠点が全く見当たらないんですね。

 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールとの共通点への言及がエージェント資料にも出ていましたが・・どうでしょうね。ナチュラルさに限っては、少々アリス・エ・オリヴィエが勝っているような気がします。

 しかし、アリス・エ・オリヴィエのシャブリは酸っぱい・・(^^;; まぁ、少し熟成させれば美味しくなるんですが、リリース直後には・・以前、余りの酸っぱさに、その後のテイスティングが台無しになったことも有りましたからね・・2007年ものだったかな?・・いや、参りました。まぁ・・ビオを意識する余り、収穫のタイミングが遅くなって、健全な葡萄を得られなくなることを恐れる=酸っぱい・・と言うことなのかもしれません。

 しかしながら、モロー=ノーデの村名シャブリには、そのような面はありません。「ピッタシカンカン!」(古っ!)な収穫時期による滑らかな舌触りと適切な酸バランスを得ていると思います。

 当然ながらミネラリティも実にしっかりしています。村名としますとベストな量でしょう。昨今のドーヴィサやラヴノーのようなマンモスを超えたようなミネラリティまでは行っていません。それゆえ、

「むしろシャブリらしい・・キンメリっぽさの感じる・・フリンティ―な・・」

 ミネラリティを感じていただけると思うんですね。

 まぁ、ドーヴィサ、ラヴノーは超高級品としてのシャブリと言う立ち位置も有るかと思いますが、却ってレストランでは扱い辛くなってしまうのかも・・などと考えてしまいます・・が、現地のレストランでのラヴノーのシャブリの入荷価格を聞いてビックリしました。

「滅茶苦茶安いんです・・」

「誰がぼってるの?」

 いや、止めておきましょう・・。このノリで書いていると言わなくても良いことを書いてしまいそうで怖いです。


 白、黄色のやや熟した柑橘フルーツがノーズに飛び込んで来ます。開けてすぐです・・非常にスピードのあるもので早いです。ある程度のまったりさと、瑞々しさがフレッシュさを感じさせますが、酸のバランスが丸くて滑らか、そしてミネラリティがしっかりあることでシャバくならず、しかし適度以上に在る凝縮感がさっぱりしたニュアンスで感じられるのは、全てにおいてバランスに優れる・・と言うことなのでしょう。決して濃く無く、甘く無く、酸っぱく無く・・しかし瑞々しいです。

 春カツオなんて・・良いんじゃないでしょうか?是非一度、モロー=ノーデ、飲んでみて下さい。これから他の1級やグラン・クリュも扱うつもりです。超お勧めです!


2018 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

16046
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本

■ お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本
◆◆◆ 出て来たシリーズです。

■海外メディア情報
90~93Points Vinous
■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncieres レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,780 (外税) 
【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】
 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2018 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール

16047
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1本限定

■エージェント情報
栽培面積:0.86 ヘクタール
平均樹齢:40 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌
畑の位置:南向きの丘の斜面

 モンテ・ド・トネールの中の著名なリュー・ディ“Les Chapelots レ・シャプロ”の区画から生まれるキュヴェ。フランソワ・ラヴノーもこのクリマに畑を所有する。モロー・ノーデの区画はラブノーの区画に隣り合わせている。
 ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)ブドウを圧搾する。その後、10~12 時間かけて前清澄を行う。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われる。発酵は1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで行われ、3 ヶ月近くをかけてゆっくりと発酵させる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。熟成は、引き続き1/3 が樽、2/3 がタンクで行われる。
 熟成はシュール・リーの状態で行われ、熟成期間は24 ヶ月。熟成中に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせる。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして、自然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めする。
 ドメーヌのその他のプルミエ・クリュより力強さと凝縮感において上を行く。締まっていて、剃刀のように鋭いが、濃厚で熟れていて、バターのようでもあり、ミネラル、石、ライムの花のニュアンス、柑橘果実の皮、そして核果実が現れ、硬く金属的なフィニッシュに続く。若いうちから楽しめますが、2~5 年以内に飲むのがお勧めです。ソーセージやハムなどの豚肉加工品など塩辛い料理と良くマッチします。サービス温度は10~12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,800 (外税) 
【これは激旨!!超細い糸を撚ったようなテクスチュアから滅茶複雑な柔らかなアロマが飛び出して来ます!滅茶美味しいです!】
 ヴァイヨンとは少し価格差が有るんですが、ま~・・これは仕方が無いですね。飲めば判りますよ。質感が凄いんですね。絹糸を撚り合わせたような見事なテクスチュア・・漏れてくる表情の複雑さと繊細さは、グラン・クリュに非常に近いものさえ感じます。むしろここまで繊細に感じさせてくれるグラン・クリュ・・・特に若いうちのグラン・クリュには、中々出せない表情じゃ無いかと思うんですね。

 つまり、若いうちは「フレッシュさ」「若さ」が有る訳でして、ある程度熟してきますとその部分はどうして失われてくる訳です。ですのでやはりこれは、「モンテ・ド・トネル」の特徴と言うことになるかと思います。

 そしてヴァイヨンと比べると判るんですが・・ここは結構、風が通ると思うんですね。ですので、日光・日照をただ受け取るだけじゃない・・風の印象も表情の中に受け取れる感じがします。

 左の1枚目の写真は色味調整無しの超接近写真です。これも実に旨そうですよね~・・実に良い色をしています。

 一説には、ティム・アトキン氏はヴァイヨンもモンテ・ド・トネルも同じ93ポイントらしい・・と聞いたんですが、ん~・・そりゃぁ・・無いな・・と断言します。確実にヴァイヨンより上です。noisy的にはポイント差もしっかり付きます。

 ヴァイヨンは、言ってみればピュリニー=モンラッシェ村名的です。もう、単純に凄く美味しい!思わず「にっこにっこ」してしまう感じ。そしてミネラリティの素晴らしさをそっと教えてくれる感じです。

 モンテ・ド・トネルはピュリニー=モンラッシェ1級的です。村名にさらなる繊細さと複雑性、そして格上さを持った感じなんですね。

 あ、勘違いしないようにお願いしたいんですが、ヴァイヨンがシャブリ1級に値しない・・と言っている訳では有りません。判りやすいように村名と1級にしただけ・・。

 ピュリニー1級でも、村の下部の1級と上部の1級では、やはり同じ1級でも格が異なるように感じますが、そんなニュアンスです。

 これ、面白いので、できればヴァイヨンとモンテ・ド・トネルの比較をしていただきたいですね。ただしモンテ・ド・トネルは数が無いので・・早い者勝ちになってしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めします!


2018 Chablis Grand Cru Valmur
シャブリ・グラン・クリュ・ヴァルミュール

16048
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ
お一人様1保温限定+他のワインも1本

■海外メディア情報
92~95 Points Vinous

◆◆◆販売条件:お一人様1保温限定+他のワインも1本
■エージェント情報
栽培面積:0.60 ヘクタール 平均樹齢:35 年
土壌:石の多い粘土石灰質土壌
畑の位置:真南向きの丘の斜面
 約12 ヘクタールを占めるヴァルミュールは、グラン・クリュの丘の中心に小さな谷を成している。左側のヴォーデジールとグルヌイユ、そして右側のレ・クロの間の押し込まれた形のヴァルミュールは一般的にシャブリの中で極度のメソ・クリマを誇ると考えられている。夏は暑く、冬はとても寒い。ヴィニュロンの意図はそっちのけで、その土地自体が、シリアスな品質の威厳があり、金属的で強烈にピュアなワインを生み出す。モロー・ノーデは、フランソワ・ラヴノーの区画に隣り合わせる0.60 ヘクタールの区画を所有している。
 完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10~12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野生酵母のみで自然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【モロー=ノーデの貴重なトップ・キュヴェ!申し訳ありませんが、「お一人様1本限定+何か他のワイン1本」でお願いいたします。】
 ここにグラスの写真を掲載できないのは残念ですが、先の楽しみとさせていただきまして、まずお客様へご案内・・残ったらテイスティングのためにさっさと引き上げる・・そんなスタンスで行こうと思っています。

 何しろモンテ・ド・トネルの複雑緻密でポテンシャルが相当に有りながらも、思わずニコニコしてしまっている自分に気付く・・

「そんなに身構えなくとも良いよ・・」

と言っているかのようなスタンス・・


 そしてヴァイヨンの熱量をしっかり受け止め、アミノ酸の旨味を見事に合成した葡萄からの表現も、「来るもの拒まず・・」で歓待されているかのような気にさせてくれちゃいますから、このトップ・キュヴェの「ヴァルミュール」が美味しく無い訳が無いと思うんですね。

 ですが、やはりシャブリの醍醐味は「グラン・クリュ」であるのは間違い無く、そしてその本当の姿は「マンモスなミネラル」にある訳ですから、飲むタイミングには気を付けるべきでしょう。もしさっさと開けてしまうのであれば、

「どうも開いてこないようなら翌日以降に持ち越す覚悟で・・」

と言うようなスタンスで向き合うべきでしょう。


 本来ならnoisy が開けて確かめるべきではあるのですが、たった3本ですから・・はい・・お早めにご検討くださいませ。


2017 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

15164
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncières レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全
房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
750 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,380 (外税) 
【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】
 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!


2018 Chablis
シャブリ

15163
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■エージェント情報
栽培面積:12.45 ヘクタール 平均樹齢:20 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:東向きの丘の中腹
 ドメーヌの村名シャブリは、Les Beaumonts レ・ボーモンのリュー・ディの3 つの区画のブドウから造られます。その他の村名シャブリの区画のブドウは全量ネゴシアンに売却されています。ブドウは完熟を待って手摘みで収穫し、その場ですぐに選果。ブドウは全房圧搾で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾されます。その後、10〜12 時間かけて前清澄。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで温度管理機能付きのタンクで、3 ヶ月近くをかけて⾃然にゆっくりと行われます。マロラクティック発酵も⾃発的にスタートさせて、完全に行います。
 熟成は、引き続きタンクでシュール・リーの状態で行われます。熟成期間は15〜18 ヶ月。熟成期間に澱引きを1 回行って、ワインを空気に触れさせ、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰め。
 引き締まった印象で、香りの快活さ、透明感、そしてぞくぞくする複雑な味わいの層といった、偉大なブルゴーニュの白ワインの愛好家がシャブリに求めるほぼ全てを備えている。鼻腔でも口中でもとてもジューシーで、果肉を思わせる質感と核果実がフレッシュなミネラル感と共に存在し、カキの殻や熟したグレープフルーツの風味が溢れ出すフィニッシュへと誘う。冷えた白い果実が押し寄せ、口中ではこのレベルのワインにしては非常にドラマチックだが、モローの畑がこのワインに与えた石や花のような新鮮さによって包まれ、撫でられているかのよう。このワインは古風ながらとてもモダンな部分も兼ね備えている。良質な酸と果実味、そしてテロ
ワールが感じられるワイン。甲殻類の料理やフライ料理、白身肉の料理などと一緒に召し上がると良いでしょう。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,750 (外税) 
【星付きレストランが使いたくなるのが判る!・・シャブリらしさを忘れぬピュアさとナチュラルさ、そして価格の適正さ!しかもティム・アトキン氏は90Points!】
 めっちゃ良いです!・・ディスカウントみたいな右から左へ流すだけのショップが扱っているので、絶対にやりたくないと思ってましたが・・これ、素晴らしいですよ。

 何せ価格が安いんですが、欠点が全く見当たらないんですね。

 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールとの共通点への言及がエージェント資料にも出ていましたが・・どうでしょうね。ナチュラルさに限っては、少々アリス・エ・オリヴィエが勝っているような気がします。

 しかし、アリス・エ・オリヴィエのシャブリは酸っぱい・・(^^;; まぁ、少し熟成させれば美味しくなるんですが、リリース直後には・・以前、余りの酸っぱさに、その後のテイスティングが台無しになったことも有りましたからね・・2007年ものだったかな?・・いや、参りました。まぁ・・ビオを意識する余り、収穫のタイミングが遅くなって、健全な葡萄を得られなくなることを恐れる=酸っぱい・・と言うことなのかもしれません。

 しかしながら、モロー=ノーデの村名シャブリには、そのような面はありません。「ピッタシカンカン!」(古っ!)な収穫時期による滑らかな舌触りと適切な酸バランスを得ていると思います。

 当然ながらミネラリティも実にしっかりしています。村名としますとベストな量でしょう。昨今のドーヴィサやラヴノーのようなマンモスを超えたようなミネラリティまでは行っていません。それゆえ、

「むしろシャブリらしい・・キンメリっぽさの感じる・・フリンティ―な・・」

 ミネラリティを感じていただけると思うんですね。

 まぁ、ドーヴィサ、ラヴノーは超高級品としてのシャブリと言う立ち位置も有るかと思いますが、却ってレストランでは扱い辛くなってしまうのかも・・などと考えてしまいます・・が、現地のレストランでのラヴノーのシャブリの入荷価格を聞いてビックリしました。

「滅茶苦茶安いんです・・」

「誰がぼってるの?」

 いや、止めておきましょう・・。このノリで書いていると言わなくても良いことを書いてしまいそうで怖いです。


 白、黄色のやや熟した柑橘フルーツがノーズに飛び込んで来ます。開けてすぐです・・非常にスピードのあるもので早いです。ある程度のまったりさと、瑞々しさがフレッシュさを感じさせますが、酸のバランスが丸くて滑らか、そしてミネラリティがしっかりあることでシャバくならず、しかし適度以上に在る凝縮感がさっぱりしたニュアンスで感じられるのは、全てにおいてバランスに優れる・・と言うことなのでしょう。決して濃く無く、甘く無く、酸っぱく無く・・しかし瑞々しいです。

 春カツオなんて・・良いんじゃないでしょうか?是非一度、モロー=ノーデ、飲んでみて下さい。これから他の1級やグラン・クリュも扱うつもりです。超お勧めです!