ドメーヌ・ペロ=ミノ
ペロ=ミノ
フランス Domaine Perot-Minot ブルゴーニュ
● 久しぶりのアンリ・ペロ=ミノです!・・皆さんも少しビックリされるかもしれないですね・・
「え~!noisy さんがペロ=ミノやるのか~!?」
と、裏切りにも似たような気持ちでいらっしゃるかもしれません。noisy とて、テイスティングするまではずっと眉唾ものでしたよ。それでもとても美味しく飲め、これは飲んでもらわないといけないな・・と思った次第です!
● 2010 Bourgogne Rouge Vieilles Vignes
ブルゴーニュ・ルージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
【ペロ=ミノさんよ・・・お前もか!・・でも良かった!・・・旨いじゃないか~!】
ペロ=ミノさんのワインを簡単に言うと・・・
「濃厚で真っ黒。PK好みの樽香にエレガンスを欠落させたもの」
みたいなイメージが有りますよね・・・いや、有りましたよね?
「・・・こ、これがピノか!・・・サンテミリオンでは無いのか?」
ま、ある意味、一時期の両デュガも近い感じでは有りましたが、もっと過熟させた感じなので、さらに酸が低くなり・・・
「これは・・違う!」
と、思わざるを得ない状況も有ったんですね。ワインとしてはとても美味しいのに、ブルゴーニュワインを飲んでいるという、ある種のイメージが全く浮かばないことに、むしろストレスを感じてしまったのかもしれません。
ですが昨今は、あのペロ=ミノも変ってきた・・との噂がnoisy の耳にも入ってきていました。一時期エージェントさんも変ったことも有って、扱いがこの10年近く無かったのですが、そんな噂の真実を確かめてみようと思って購入してみたんですね。
結果から言うと、
「エレガンスが戻ってきた、濃厚までは行かない、ピノ=ノワールの美味しさを充分に堪能できる村名クラスのピノ・ノワール」
でした。
僅かに鉄っぽく、それでも色合いはやや黒味が入っているし、熟度も高いものが有ります。酸度のレベルもほかの生産者に比べるとやや低目かもしれません。しかし、黒目のチェリーや、良く熟した鮮度の高いフルーツを強く感じさせてくれ、ジューシーな、ふくよかな美味しさを感じました。これはついつい沢山飲んでしまうな~!旨いもん!
端正な、エレガンスもしっかり有る、エキスも出ている、バランスの良いピノです。クラスを超えた美味しさがあると思います。ここんちは、V.V.の付かないブルゴーニュも有ったはずで、そちらの方が安いはずです。こちらはV.V.ですので、少し高目ですが、お奨めしたいと思います。帰ってきたペロ=ミノに乾杯しましょう!お奨めです!
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