ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ヴァンシー

ヴァンシー

フランス Domaine Vincey シャンパーニュ
● コート・デ・ブランのオジェ、ル・メニル・スュル・オジェと言う秀逸なグラン・クリュの畑を持つ、ビオディナミの素晴らしいシャンパーニュをご紹介させていただきます。その名もドメーヌ・ヴァンシー...。ちょっとバンクシーと間違ってしまいそうですが、覚えておくべき生産者さんです。

 2年ほど前から日本にも入って来ているようですが、Noisy wine もようやく少々いただけるようになりました。そもそもインポーターさんからオファーをいただかない限りテイスティングさえできない訳ですからね。しかも飲む前から、

「凄い造り手なんですよ~・・世界中で奪い合いなんですから~・・」

と聞かされていました。例によって天邪鬼な noisy は、

「・・ほんと~??・・」

と・・。まぁ、あまりテイスティングする前からの「刷り込み」を受けてしまうと判断にブレが生じますから、特に初めて扱わせていただく(かもしれない?)ワインは、テクニカルさえ読みませんので、後になってから・・

「・・あ~・・そういうことね・・」

と無駄に思いを膨らませていたことが無駄になったような気にもなりますが、今回は非常に良かったので・・電話で、

「ヴァンシー、滅茶良かったよ~・・」

とお伝えすると、

「そうなんですよ~凄い造り手なんですよ~・・世界中で奪い合いなんですから~・・」

としっかりリピートされました。


 コート・デ・ブランの南部、ル・メニル・スュル・オジュの北に接するグラン・クリュ・オジェがヴァンシーの本拠地です。勿論シャルドネが主体・・まぁ、これから異なるキュヴェも造って行くようですので変わってくると思います。

 味わいは・・滅茶良いです!・・2枚目の写真はビオの調剤、500番だと思いますが、これから埋めるところでしょうかね。この辺からも判るように、しっかりビオしているドメーヌのようです。

 で、ル・メニル・スュル・オジェに似た日照のテカテカと照る感じが有り、でもル・メニルよりは酸が柔らかいかな・・と思います。泡も緻密でクリーミー、流れるような飲み口でふんわり優しいです。酸は厳しくは無く、飲みやすいですが味わいも充分にしっかりしていますので、飲み心地、ポテンシャルとも素晴らしいです。増えたそうですがたった1万本・・これは奪い合いになっても仕方が無いかな・・と思います。是非飲んでみてください。



■ オジェの新生ドメーヌのビオディナミ・シャンパーニュ
◆生まれ変わって誕生したオジェの若手グローワー

 ドメーヌ・ヴァンシーは2008 年にカンタン・ヴァンシーによって生まれ変わって誕生した新生ドメーヌです。オジェとメニル・シュール・オジェに所有する4.5ha の畑をビオディナミで耕作していますが、栽培や醸造の細部の技術にまで徹底的にこだわっており、そのブドウはルクレール・ブリアンとド・スーザという厳格なビオディナミのネゴシアンが購入するほど質の高いものです。ドメーヌでは6 年を掛けてビオディナミで畑の生命力が高まった2014 ヴィンテージから瓶詰めを開始しました。総生産量が僅か1 万本弱という若手のマイクログローワーです。


◆初ヴィンテージから世界各国で争奪

 ドメーヌの初めてのシャンパーニュとなる2014 ヴィンテージの2 種類のキュヴェは、2019 年の年末にリリースされました。しかし、すぐにイタリア、スウェーデン、オーストリア、スイス、オランダ、チェコ、アメリカなどの欧米のインポーターの間で争奪戦が始まりました。弊社も世界各国のバイヤーと競ってなんとか日本への割り当てを確保しました。以降、輸入は完全に蔵元からの割り当て制になっています。ヴァンシーのシャンパーニュは、オジェらしく、ふくよかでリッチでエレガントな現代的味わいです。

◆醸造について

 ドメーヌの元詰めのシャンパーニュには、手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)しか使いません。一次発酵は野生酵母のみで、必要最低限のSO2 以外には何も加えずにナチュラルな醸造を行っています。発酵はブルゴーニュ産のバリック(新樽は用いない。またキュヴェに応じて一部はステンレスタンク)で行います。マロ発酵は行わず、収
穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターで瓶詰めを行います。

 ティラージュの際には、2019 年からさらにナチュラルな醸造に進化させるために、直近の年に収穫したブドウの果汁を添加しています(例えば2019 年の10 月に行われた2018 年
物のキュヴェのティラージュでは、2019 年に収穫したブドウの果汁が添加されました)。一般的なシャンパーニュであれば培養した酵母と蔗糖が添加されます。しかし、同じ畑のブド
ウ果汁であれば、付着している野生酵母と糖分が存在しているため、よりナチュラルな醸造になるというわけです。

 二次発酵とマチュラション・シュール・リーは王冠は使わず、全てコルクで行っています。これは王冠とコルクでテストを続けた結果、コルクの方がワインの香味に対して良い結果が得られたからです。ルミュアージュも全て手作業で行っています。デゴルジュマンも生産量の50% はア・ラ・ヴォレで行っています。ドザージュにはブドウの濃縮果汁MCR(Moutconcentre et rectifie)を使っています。ビーツやサトウキビなど様々なものを試した結果、ドメーヌではMCR が最も香りや味わいがニュートラルに保たれて、フレッシュであると判断したからです。

◆その他

 ドメーヌによれば、ビオディナミを実践してから、畑の土が空気によってより換気され、固まることが少なくなったそうです。また、腐葉土が増えたことによって土の色が濃くなり、
地中と畑の周囲の生物多様性がより豊かになり、昆虫やミミズ、鳥なども増えたことが観察できたとのことです。また、年を追うごとに、ブドウの房が詰まり豊満になり、ワインの
味わいもより個性的になっているそうです。

 カンタン・ヴァンシーは、友人であるギョーム・セロスやオロール・カサノヴァ、ローラン・ヴォーヴェルサン、ジャン・フィリップ・ワリスなどと頻繁にワイン造りについての手法や哲学について意見交換をしています。また一緒にワインの試飲なども行って知見と交流を深めています。

 ドメーヌが初めてリリースした2014 ヴィンテージの2 種類のキュヴェは、2019 年の年末にリリースされましたが、すぐにシャンパーニュを代表する三ッ星レストラン、ラシエット・シャンプノワーズに採用されました。

 また、イタリア、スウェーデン、オーストリア、スイス、オランダ、チェコ、アメリカなどの欧米のインポーターの間で争奪戦が始まっています。弊社も世界各国のバイヤーと競いながら、なんとか初ヴィンテージに日本への割り当てを確保しました。以降も、日本への輸入は完全に蔵元からの割り当て制となっています。ドメーヌ・ヴァンシーではミレジメのキュヴェしか造りません。2014 ヴィンテージは2 種類のキュヴェのみのリリースでしたが、今後、段階的にオジェの他のリューディや、メニル・シュール・オジェに所有する2 つのリューディのキュヴェなどもリリースされる予定です。



2019 Champagne Grand Cru Oge Chardonnay Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット

19077
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上

◆◆◆お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上
■エージェント情報
アペラシオン:AOC シャンパーニュ
品種:シャルドネ(オジェ)100%
収穫年:2018 年100%
醸造:手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、自発的に行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵は自然に行い、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュします。ティラージュは翌年収穫のブドウ果汁と付着している野生酵母で行う。また、二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュもデゴルジュも手動で行う。SO2 は圧搾からデゴルジュに至るまで完全無添加。

 2018 ヴィンテージは2019 年9 月にティラージュ。2022 年10 月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は37 ヶ月。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量は4.845 本。
アルコール度数は12.5 度。2022 年11 月時点のSO2 トータルは30mg/l。ガス圧は6.2 気圧。

■若手グローワーを中心に広がるよりナチュラルなティラージュ■
 通常、シャンパーニュではティラージュの際には、培養酵母と蔗糖(もしくはMCR)が添加されます。しかし、今現在、ヨーロッパで人気を集める若手グローワーの間では、直近の年に収穫したブドウの果汁を添加してティラージュします。例えば2019 年の9 月に行われた2018年物のキュヴェのティラージュには、2019 年に収穫したブドウの果汁を付着している野生酵母とともに添加するという方法です。培養酵母と蔗糖(もしくはMCR)では、外部のものを付け加えることになってしまいますが、同じ畑で栽培されたブドウ果汁とそれに付着している野生酵母であれば、よりナチュラルなワインになるというわけです。この潮流は現在の若手グローワーに共通するものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,780 (外税) 
【大人気、瞬間蒸発のドザージュ無しのブリュット・ナチュール!・・コート・デ・ブラン・G.C.オジェの秀逸なシャルドネですが8千本-->4千本台へと生産量減です!】-----少なくて飲めませんので以前のレヴューを記載しています。
 滅茶、質の良い・・オジェの気品高きシャルドネを、リーズナブルにリリースしてくれているドメーヌ・ヴァンシーのエクストラ・ブリュットです。若手で流行っている独特のティラージュこそがワインの仔細な表情を崩さないのか・・実に素晴らしい味わいを見せます。

 2018年ものは非常に収量が少なく、前年からは半分強で・・8297本から4845本へ激減でしたが、何とか12本..いただけました。今回は減らさないようにテイスティング無しでご案内させていただきます。

 申し訳ありませんがお一人様1本限定にてお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【コート・デ・ブラン・グラン・クリュ、オジェのブラン・デ・ブラン2017年はビオでノン・マロラクティックにドザージュがムーで1g/L!!・・これで何となくイメージが出来るでしょうか?!】

 え・・表題の通り・・です・・(^^;; でもまぁ、これだけである程度のイメージは出来るかもしれませんが、それは本当に一握りのエキスパートさんだけでしょうし、細かな部分は相当に想像力が必要ですから、

「実際に飲んでみたら想像と全然違ってた・・」

なんてシュチュエーションになってしまいそうですよね。

 コート・デ・ブランはエペルネの南西に広がる台地でして、北から「シュイィ」「オワリー」「クラマン」「アヴィーズ」「オジェ」「ル・メニル・スュル・オジェ」と6つのグラン・クリュ格の畑が有ります。まぁ・・オワリーは今のところちょっと静かかな・・と思いますが、他のグラン・クリュは有名ですよね。オジェの北のアヴィーズは何といってもジャック・セロスでしょうか。南に接するル・メニル・スュル・オジェならサロンか、あのアラン・ロベールか・・でしょう。

 ですので、もしセロスやサロンなどを飲まれていますと何となくイメージが沸きやすいかな・・と思いますが、畑の仕立て方や造り方でシャンパーニュも大きく変わりますから、たったそれだけの情報ではイメージを確定するには厳しいかと思います。

 まず、ヴァンシーはビオディナミです。下の(左の?)上から2枚目の写真をご覧ください。一般に言うところの「プレパラシオン」・・ビオの調剤です。

「ビオディナミとは・・何ぞや?」

と言うことになりますと・・

「天体の動きが・・重力が・・」

みたいなことになって行きますが、実は正解は・・

「ビオのプレパラシオンを使用した栽培をすること!」

なんですね・・。

 で、おそらくですがこれが冬の時期に埋める前の500番調剤です。雌牛(めうし)の角に雌牛の糞を詰めて冬~春まで地中に埋めて、また掘り出して・・めっちゃ薄めて使用します。

「雌牛に角って・・有ったっけ?」

なんて思ってしまうかもしれませんが・・有ります。大抵の牛さんは、安全のために生まれて少し経つと「角切り」してしまいますので・・まぁ、その時に出るって訳なんでしょうね。角に入れる「雌牛の糞」はもう・・そこんじょそこらに有るのでしょうから、自身で牛を飼い育てているのでしたら、材料費はほぼゼロです。

 一般には他の調剤(10種類弱有ります)も状況に応じて使用しますが、そのプレパラシオンに加えて使用するのはビオでは「銅」位のもの・・です。

 写真を見ると、どうやらヴァンシーで造っているんでしょうね・・何かとても・・何がリアルに見えますから・・はい。

 そしてこのコラムには有りませんが、造り手紹介の部分の写真には、

「馬での耕作」

が見えますね。

 重い機械が畑に入りますと、その重量で畑が硬く締まってしまうんですね・・。ですから、

「ヴァンシーの畑は空気が入って微生物が豊か。結果的にフカフカで柔らかな土壌になる」

訳です。

 そしてそこから生まれるワインは・・ふんわりと柔らかなテクスチュアを感じさせてくれます。勿論、培養酵母では無く自然酵母ですから酵母の種類も多くなり、より複雑性に富んだ味わいになります。

 アロマの上がりも非常に早いですよ。シャルドネですから・・黄色いフルーツっぽいニュアンスに長け、コート・デ・ブランならではの気品のあるノーズに惚れ惚れとしてしまいます。泡も2017年ものにしては細やかで緻密です。持続性もそこそこ長く・・いや、今回一緒にご案内させていただく2015年のル・グラン・ジャルダンには適わないんですが、

「たった1グラム入ったムー(果汁)の優しさも感じる」

程度で、結構にドライです。

 で、これはおそらく「オジェ」のニュアンスかと思うんですが・・いや、勝手にnoisy がそう思っているだけでも有りますが、

「酸の組成がル・メニル・スュル・オジュより尖がってない・・優しい」

んですね。


 そもそもこのヴァンシー、マロラクティックをやってないんですね。ですので酸は結構にしっかりしているはずです。リンゴ酸がそのまま残っていますから・・。言っちゃえばサロン風です。

 でもサロンとは全く違う印象です。サロンは若い時分、結構に酸っぱいし滅茶硬質です。その意味では正反対です。

 で、近いなぁ・・と思ったのは・・なんと、

「エルヴェ・ジェスタン、マルゲ」

のニュアンスです。さすがにサピエンスの高質さには及びませんが、アロマが・・ちょっとどころがかなり似ている感じです。あの超、目の細かいクリーミーな泡にも追いつかないんですが、似てるな・・と思いました。

 そして・・半分・・いや、五分の二程度・・ユリス・コランですね。葡萄がむしろユリスのピエリエールよりも格上な感じがしますが・・いや、あくまで個人的な意見ですよ・・あの、

「す~っと流れて行く感じ」

「さら~っと喉の奥を目指して行く感じ」

も有りましてですね・・これが何とも似ているっちゃ・・いる訳です。


 ですからもう・・

「美味しくない訳が無い!」

でしょう?・・しかも高く無い・・でしょう?・・

 なので飲んでみるべきです!・・海外メディアはどこも評価に至ってないようです。今の内!・・買いましょう!超お勧めです!


2019 Champagne Grand Cru le Mesnil sur Oge Chardonnay Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ル・メニル・スュル・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット

19078
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
ル・メニル・スュル・オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上

◆◆◆お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上
■エージェント情報
ル・メニル・シュール・オジェ
AOC Champagne GC
品種:シャルドネ(100%ル・メニル・シュール・オジェ産)

 手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、自発的に行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い、その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵は自然に行い、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュします。ティラージュは翌年収穫のブドウ果汁と付着している野生酵母で行う。また、二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュもデゴルジュも手動で行う。SO2は圧搾からデゴルジュに至るまで完全無添加。

 2019ヴィンテージは9月18日収穫。2020年7月にティラージュ。2023年7月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は36ヶ月。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量2500本。アルコール度数は13度。2023年8月時点のSO2トータル38mg/l。ガス圧は6.5気圧。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,780 (外税) 
【オジェの南、コート・デ・ブラン最南端のグラン・クリュ、ル・メニル・スュル・オジェのドザージュ無しのブリュット・ナチュール!・・Noisy wine 初入荷です!】
 飲みたいところですが、その気持ちを・・グッと抑え込んでのご紹介です。ヴァンシーはオジェも旨いし・・レ・グラン・ジャルダン畑(オジェ)は・・旨かったですね~・・

 ですが、こちらは同じように「オジェ」(オジュ??)のグラン・クリュですが、オジェでは無く「ル・メニル・スュル・オジェ」で、オジェの南に接するとは言え異なる村です。

 まぁ・・あの、今や高くて買えなくなってきた「サロン」も、クリュグの「ル・クロ・デュ・メニル」も、そして今や閉じてしまった「アラン・ロベール」も、ル・メニル・スュル・オジェ産ですから、ワインを知っていらっしゃる方なら誰もが知っているコート・デ・ブランのグラン・クリュでは無いでしょうか。

 アラン・ロベールさんちはもうドメーヌを閉じてしまいましたが、やはり色んな意味でこのル・メニル・スュル・オジェの第一人者でした。クリュグのル・クロ・デュ・メニルも、元はクロ・タランの一部でした。アラン・ロベールの奥さんの実家はクロ・タランの醸造長で、葡萄をサロンに販売していたようです。その後はクロ・タランの1/3ほどの部分がクロ・デュ・メニルとしてクリュグからリリースされるようになったんですね。

 まぁ・・こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、大昔は・・性格的に酸が強いル・クロ・デュ・メニルは世の人気的には今一つで、そのためコート・デ・ブランのグラン・クリュの格付けの中では比較的買値は安かった・・と聞いたことがあります。そんな時代も有ったので、手書きのアラン・ロベールの1970年代のシャンパーニュを数千円で買えた時代も有った訳です。

 ・・と思って、もしかしたら写真が無いかと探してみたんですが、そもそもコンピュータの登録自体が消えてまして、もう判らないんですね。

 でも、こんな写真が有りました。

 上記の1970年代の数千円ではありませんで、おそらくアラン・ロベールの1980年頃のセレクスィヨンでハーフものでしょう。価格は・・20年ほど前の価格で4千円ほどでした。

 ですので、フルボトルで倍だとしますと8千円・・

 このドメーヌ・ヴァンシーのル・メニル・スュル・オジェは20年以上経ってこんな価格ですから、

「ある意味、全然お買い得・・余り上がってない」

とも言えますよね。

 しかもドメーヌ・ヴァンシー..めっちゃ旨いですから・・はい。

 noisy も飲めてはいませんが、「オジェ」よりも酸の味わいはハッキリとしているんじゃないかと思います。もし購入出来たらラッキーと思ってください。ご検討くださいませ。




 以下はル・メニル・スュル・オジェでは無く「オジェ」の以前のレヴューです。
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【大人気、瞬間蒸発のドザージュ無しのブリュット・ナチュール!・・コート・デ・ブラン・G.C.オジェの秀逸なシャルドネですが8千本-->4千本台へと生産量減です!】

 滅茶、質の良い・・オジェの気品高きシャルドネを、リーズナブルにリリースしてくれているドメーヌ・ヴァンシーのエクストラ・ブリュットです。若手で流行っている独特のティラージュこそがワインの仔細な表情を崩さないのか・・実に素晴らしい味わいを見せます。

 2018年ものは非常に収量が少なく、前年からは半分強で・・8297本から4845本へ激減でしたが、何とか12本..いただけました。今回は減らさないようにテイスティング無しでご案内させていただきます。

 申し訳ありませんがお一人様1本限定にてお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
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【コート・デ・ブラン・グラン・クリュ、オジェのブラン・デ・ブラン2017年はビオでノン・マロラクティックにドザージュがムーで1g/L!!・・これで何となくイメージが出来るでしょうか?!】

 え・・表題の通り・・です・・(^^;; でもまぁ、これだけである程度のイメージは出来るかもしれませんが、それは本当に一握りのエキスパートさんだけでしょうし、細かな部分は相当に想像力が必要ですから、

「実際に飲んでみたら想像と全然違ってた・・」

なんてシュチュエーションになってしまいそうですよね。

 コート・デ・ブランはエペルネの南西に広がる台地でして、北から「シュイィ」「オワリー」「クラマン」「アヴィーズ」「オジェ」「ル・メニル・スュル・オジェ」と6つのグラン・クリュ格の畑が有ります。まぁ・・オワリーは今のところちょっと静かかな・・と思いますが、他のグラン・クリュは有名ですよね。オジェの北のアヴィーズは何といってもジャック・セロスでしょうか。南に接するル・メニル・スュル・オジェならサロンか、あのアラン・ロベールか・・でしょう。

 ですので、もしセロスやサロンなどを飲まれていますと何となくイメージが沸きやすいかな・・と思いますが、畑の仕立て方や造り方でシャンパーニュも大きく変わりますから、たったそれだけの情報ではイメージを確定するには厳しいかと思います。

 まず、ヴァンシーはビオディナミです。下の(左の?)上から2枚目の写真をご覧ください。一般に言うところの「プレパラシオン」・・ビオの調剤です。

「ビオディナミとは・・何ぞや?」

と言うことになりますと・・

「天体の動きが・・重力が・・」

みたいなことになって行きますが、実は正解は・・

「ビオのプレパラシオンを使用した栽培をすること!」

なんですね・・。

 で、おそらくですがこれが冬の時期に埋める前の500番調剤です。雌牛(めうし)の角に雌牛の糞を詰めて冬~春まで地中に埋めて、また掘り出して・・めっちゃ薄めて使用します。

「雌牛に角って・・有ったっけ?」

なんて思ってしまうかもしれませんが・・有ります。大抵の牛さんは、安全のために生まれて少し経つと「角切り」してしまいますので・・まぁ、その時に出るって訳なんでしょうね。角に入れる「雌牛の糞」はもう・・そこんじょそこらに有るのでしょうから、自身で牛を飼い育てているのでしたら、材料費はほぼゼロです。

 一般には他の調剤(10種類弱有ります)も状況に応じて使用しますが、そのプレパラシオンに加えて使用するのはビオでは「銅」位のもの・・です。

 写真を見ると、どうやらヴァンシーで造っているんでしょうね・・何かとても・・何がリアルに見えますから・・はい。

 そしてこのコラムには有りませんが、造り手紹介の部分の写真には、

「馬での耕作」

が見えますね。

 重い機械が畑に入りますと、その重量で畑が硬く締まってしまうんですね・・。ですから、

「ヴァンシーの畑は空気が入って微生物が豊か。結果的にフカフカで柔らかな土壌になる」

訳です。

 そしてそこから生まれるワインは・・ふんわりと柔らかなテクスチュアを感じさせてくれます。勿論、培養酵母では無く自然酵母ですから酵母の種類も多くなり、より複雑性に富んだ味わいになります。

 アロマの上がりも非常に早いですよ。シャルドネですから・・黄色いフルーツっぽいニュアンスに長け、コート・デ・ブランならではの気品のあるノーズに惚れ惚れとしてしまいます。泡も2017年ものにしては細やかで緻密です。持続性もそこそこ長く・・いや、今回一緒にご案内させていただく2015年のル・グラン・ジャルダンには適わないんですが、

「たった1グラム入ったムー(果汁)の優しさも感じる」

程度で、結構にドライです。

 で、これはおそらく「オジェ」のニュアンスかと思うんですが・・いや、勝手にnoisy がそう思っているだけでも有りますが、

「酸の組成がル・メニル・スュル・オジュより尖がってない・・優しい」

んですね。


 そもそもこのヴァンシー、マロラクティックをやってないんですね。ですので酸は結構にしっかりしているはずです。リンゴ酸がそのまま残っていますから・・。言っちゃえばサロン風です。

 でもサロンとは全く違う印象です。サロンは若い時分、結構に酸っぱいし滅茶硬質です。その意味では正反対です。

 で、近いなぁ・・と思ったのは・・なんと、

「エルヴェ・ジェスタン、マルゲ」

のニュアンスです。さすがにサピエンスの高質さには及びませんが、アロマが・・ちょっとどころがかなり似ている感じです。あの超、目の細かいクリーミーな泡にも追いつかないんですが、似てるな・・と思いました。

 そして・・半分・・いや、五分の二程度・・ユリス・コランですね。葡萄がむしろユリスのピエリエールよりも格上な感じがしますが・・いや、あくまで個人的な意見ですよ・・あの、

「す~っと流れて行く感じ」

「さら~っと喉の奥を目指して行く感じ」

も有りましてですね・・これが何とも似ているっちゃ・・いる訳です。


 ですからもう・・

「美味しくない訳が無い!」

でしょう?・・しかも高く無い・・でしょう?・・

 なので飲んでみるべきです!・・海外メディアはどこも評価に至ってないようです。今の内!・・買いましょう!超お勧めです!


2019 Champagne Grand Cru d'Oge Chardonnay Lieu Dit le Grand Jardin Brut Nature
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ドジェ・シャルドネ・リュー・ディ・ル・グラン・ジャルダン・ブリュット・ナチュール

19079
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
ル・メニル・スュル・オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上

◆◆◆お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン4000円(税別)以上
■エージェント情報
ル・グラン・ジャルダン
AOC Champagne GC
品種:シャルドネ(100%オジェ産)

 手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで自発的に行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い、その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成させる。マロ発酵は自然に行い、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュ。ティラージュは翌年収穫のブドウ果汁と付着している野生酵母で行う。また、二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュもデゴルジュも手動で行う。SO2は圧搾からデゴルジュに至るまで完全無添加。

 2019ヴィンテージは9月16日に収穫。2020年7月にティラージュ。2023年7月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は36ヶ月。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量1.230本。アルコール度数は13度。2023年8月時点のSO2トータルは18mg/l。ガス圧は6.7気圧。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥18,690 (外税) 
【激ウマです!・・かなり理想的だと思いませんか?・・ビオでふんわりなGCオジェ、しかもシャルドネのテート・デ・キュヴェ、ノン・マロのピュアさが光る高質な味わいです!】
 いただけたのは良いんですが6本しかないんですね・・なので販売に回せるのは5本だけです。1万円を超えるシャンパーニュですが、

「これは安い!」

と思わざるを得ません。

 細かい部分は結構に「2017 シャンパーニュ・グラン・クリュ・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット」と被りますので、そちらのコラムも是非読んでみてください。味わい、アロマは同じ道の延長上に有ります。

 しかし・・やはりより高質なんですね・・。まず見た目がね・・より「目が細かい泡」で、滅茶クリーミーです。サピエンスの極上の泡質には届かないかなぁ・・。ですが何故か同類的な「臭い」がします。

 シャンパーニュの原液・・絞りですが「タイユ」と言います。でも1回目の絞りで元の約50%ほどがテート・デ・キュヴェです。2回目がプルミエール・タイユ・・でしたか。単にタイユと言う場合もあるようです。で、ヴァンシーではテート・デ・キュヴェしか使用しないんですね。エクストラ・ブリュットもそうですが、アロマも味わいも実に繊細です。そしてムーさえ入れない・・何とも上質さが際立っているのがこのブリュット・ナテュールです。

 ですが・・ドライで酸っぱくて辟易してしまう・・ことなど、

「そんな部分はどこにも無い!」

と・・飲めばわかっていただけるんじゃないかと思うんですね。


 いや、美味いです!・・2日連続でヴァンシーを飲ませていただきましたが、しっかりヴァンシー色に染められてしまいました。

 優しくふんわり、繊細で伸びやか・・鈍重さはゼロで軽やかですが・・シャルドネですからね・・重くなるような部分をすべて排除した感じ?・・なのでしょう。マロラクティックもその一つでしょうし、長めの熟成で極上の泡を生育しているのも同様です。

 ポテンシャルの高いシャンパーニュだと思いますが、

「それでも液体は喉の奥を目指して行く」

んですね。そしてそれが最高に心地良いシャンパーニュ!・・喉の奥を目指していって、棘のある酸の攻撃で咽てしまうことが・・無いんですね。・・いや、もちろん、人によるのかもしれないので言い切るのは危険ではあるのかもしれませんが・・だって・・ビールだって咽るときはむせちゃいますから・・はい。

 この柔らかふんわりな丸く美しい酸が喉の奥を目指すからこそ、そんなエレガントな攻撃を自身が許せる・・そう言う訳です。滅茶美味しい!・・すみません、お一人様1本限定です。どうぞよろしくお願いいたします。


2018 Champagne Grand Cru d'Oge Chardonnay Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット

18093
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
アペラシオン:AOC シャンパーニュ
品種:シャルドネ(オジェ)100%
収穫年:2018 年100%
醸造:手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、自発的に行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵は自然に行い、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュします。ティラージュは翌年収穫のブドウ果汁と付着している野生酵母で行う。また、二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュもデゴルジュも手動で行う。SO2 は圧搾からデゴルジュに至るまで完全無添加。

 2018 ヴィンテージは2019 年9 月にティラージュ。2022 年10 月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は37 ヶ月。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量は4.845 本。
アルコール度数は12.5 度。2022 年11 月時点のSO2 トータルは30mg/l。ガス圧は6.2 気圧。

■若手グローワーを中心に広がるよりナチュラルなティラージュ■
 通常、シャンパーニュではティラージュの際には、培養酵母と蔗糖(もしくはMCR)が添加されます。しかし、今現在、ヨーロッパで人気を集める若手グローワーの間では、直近の年に収穫したブドウの果汁を添加してティラージュします。例えば2019 年の9 月に行われた2018年物のキュヴェのティラージュには、2019 年に収穫したブドウの果汁を付着している野生酵母とともに添加するという方法です。培養酵母と蔗糖(もしくはMCR)では、外部のものを付け加えることになってしまいますが、同じ畑で栽培されたブドウ果汁とそれに付着している野生酵母であれば、よりナチュラルなワインになるというわけです。この潮流は現在の若手グローワーに共通するものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,800 (外税) 
【大人気、瞬間蒸発のドザージュ無しのブリュット・ナチュール!・・コート・デ・ブラン・G.C.オジェの秀逸なシャルドネですが8千本-->4千本台へと生産量減です!】
 滅茶、質の良い・・オジェの気品高きシャルドネを、リーズナブルにリリースしてくれているドメーヌ・ヴァンシーのエクストラ・ブリュットです。若手で流行っている独特のティラージュこそがワインの仔細な表情を崩さないのか・・実に素晴らしい味わいを見せます。

 2018年ものは非常に収量が少なく、前年からは半分強で・・8297本から4845本へ激減でしたが、何とか12本..いただけました。今回は減らさないようにテイスティング無しでご案内させていただきます。

 申し訳ありませんがお一人様1本限定にてお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
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【コート・デ・ブラン・グラン・クリュ、オジェのブラン・デ・ブラン2017年はビオでノン・マロラクティックにドザージュがムーで1g/L!!・・これで何となくイメージが出来るでしょうか?!】

 え・・表題の通り・・です・・(^^;; でもまぁ、これだけである程度のイメージは出来るかもしれませんが、それは本当に一握りのエキスパートさんだけでしょうし、細かな部分は相当に想像力が必要ですから、

「実際に飲んでみたら想像と全然違ってた・・」

なんてシュチュエーションになってしまいそうですよね。

 コート・デ・ブランはエペルネの南西に広がる台地でして、北から「シュイィ」「オワリー」「クラマン」「アヴィーズ」「オジェ」「ル・メニル・スュル・オジェ」と6つのグラン・クリュ格の畑が有ります。まぁ・・オワリーは今のところちょっと静かかな・・と思いますが、他のグラン・クリュは有名ですよね。オジェの北のアヴィーズは何といってもジャック・セロスでしょうか。南に接するル・メニル・スュル・オジェならサロンか、あのアラン・ロベールか・・でしょう。

 ですので、もしセロスやサロンなどを飲まれていますと何となくイメージが沸きやすいかな・・と思いますが、畑の仕立て方や造り方でシャンパーニュも大きく変わりますから、たったそれだけの情報ではイメージを確定するには厳しいかと思います。

 まず、ヴァンシーはビオディナミです。下の(左の?)上から2枚目の写真をご覧ください。一般に言うところの「プレパラシオン」・・ビオの調剤です。

「ビオディナミとは・・何ぞや?」

と言うことになりますと・・

「天体の動きが・・重力が・・」

みたいなことになって行きますが、実は正解は・・

「ビオのプレパラシオンを使用した栽培をすること!」

なんですね・・。

 で、おそらくですがこれが冬の時期に埋める前の500番調剤です。雌牛(めうし)の角に雌牛の糞を詰めて冬~春まで地中に埋めて、また掘り出して・・めっちゃ薄めて使用します。

「雌牛に角って・・有ったっけ?」

なんて思ってしまうかもしれませんが・・有ります。大抵の牛さんは、安全のために生まれて少し経つと「角切り」してしまいますので・・まぁ、その時に出るって訳なんでしょうね。角に入れる「雌牛の糞」はもう・・そこんじょそこらに有るのでしょうから、自身で牛を飼い育てているのでしたら、材料費はほぼゼロです。

 一般には他の調剤(10種類弱有ります)も状況に応じて使用しますが、そのプレパラシオンに加えて使用するのはビオでは「銅」位のもの・・です。

 写真を見ると、どうやらヴァンシーで造っているんでしょうね・・何かとても・・何がリアルに見えますから・・はい。

 そしてこのコラムには有りませんが、造り手紹介の部分の写真には、

「馬での耕作」

が見えますね。

 重い機械が畑に入りますと、その重量で畑が硬く締まってしまうんですね・・。ですから、

「ヴァンシーの畑は空気が入って微生物が豊か。結果的にフカフカで柔らかな土壌になる」

訳です。

 そしてそこから生まれるワインは・・ふんわりと柔らかなテクスチュアを感じさせてくれます。勿論、培養酵母では無く自然酵母ですから酵母の種類も多くなり、より複雑性に富んだ味わいになります。

 アロマの上がりも非常に早いですよ。シャルドネですから・・黄色いフルーツっぽいニュアンスに長け、コート・デ・ブランならではの気品のあるノーズに惚れ惚れとしてしまいます。泡も2017年ものにしては細やかで緻密です。持続性もそこそこ長く・・いや、今回一緒にご案内させていただく2015年のル・グラン・ジャルダンには適わないんですが、

「たった1グラム入ったムー(果汁)の優しさも感じる」

程度で、結構にドライです。

 で、これはおそらく「オジェ」のニュアンスかと思うんですが・・いや、勝手にnoisy がそう思っているだけでも有りますが、

「酸の組成がル・メニル・スュル・オジュより尖がってない・・優しい」

んですね。


 そもそもこのヴァンシー、マロラクティックをやってないんですね。ですので酸は結構にしっかりしているはずです。リンゴ酸がそのまま残っていますから・・。言っちゃえばサロン風です。

 でもサロンとは全く違う印象です。サロンは若い時分、結構に酸っぱいし滅茶硬質です。その意味では正反対です。

 で、近いなぁ・・と思ったのは・・なんと、

「エルヴェ・ジェスタン、マルゲ」

のニュアンスです。さすがにサピエンスの高質さには及びませんが、アロマが・・ちょっとどころがかなり似ている感じです。あの超、目の細かいクリーミーな泡にも追いつかないんですが、似てるな・・と思いました。

 そして・・半分・・いや、五分の二程度・・ユリス・コランですね。葡萄がむしろユリスのピエリエールよりも格上な感じがしますが・・いや、あくまで個人的な意見ですよ・・あの、

「す~っと流れて行く感じ」

「さら~っと喉の奥を目指して行く感じ」

も有りましてですね・・これが何とも似ているっちゃ・・いる訳です。


 ですからもう・・

「美味しくない訳が無い!」

でしょう?・・しかも高く無い・・でしょう?・・

 なので飲んでみるべきです!・・海外メディアはどこも評価に至ってないようです。今の内!・・買いましょう!超お勧めです!


2015 Champagne Grand Cru d'Oge le Grand Jardin Brut Nature
シャンパーニュ・グラン・クリュ・シャルドネ・ドジェ・ル・グラン・ジャルダン・ブリュット・ナテュール

17293
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定

■エージェント情報
品種:シャルドネ(100%オジェ産)
 手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、必要最低限のSO2以外には何も加えずにナチュラルに行う。発酵は100%オーク樽(新樽は用いない)で行い。引き続きオーク樽でシュール・リーの状態で熟成させる。マロ発酵は行わずに、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュ。二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュも手動で行う。
2015ヴィンテージは2016年5月にティラージュ。2021年12月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は67ヶ月。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量は2.024本。アルコール度数は12.5度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,350 (外税) 
【激ウマです!・・かなり理想的だと思いませんか?・・ビオでふんわりなGCオジェ、しかもシャルドネのテート・デ・キュヴェ、ノン・マロのピュアさが光る高質な味わいです!】
 いただけたのは良いんですが6本しかないんですね・・なので販売に回せるのは5本だけです。1万円を超えるシャンパーニュですが、

「これは安い!」

と思わざるを得ません。

 細かい部分は結構に「2017 シャンパーニュ・グラン・クリュ・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット」と被りますので、そちらのコラムも是非読んでみてください。味わい、アロマは同じ道の延長上に有ります。

 しかし・・やはりより高質なんですね・・。まず見た目がね・・より「目が細かい泡」で、滅茶クリーミーです。サピエンスの極上の泡質には届かないかなぁ・・。ですが何故か同類的な「臭い」がします。

 シャンパーニュの原液・・絞りですが「タイユ」と言います。でも1回目の絞りで元の約50%ほどがテート・デ・キュヴェです。2回目がプルミエール・タイユ・・でしたか。単にタイユと言う場合もあるようです。で、ヴァンシーではテート・デ・キュヴェしか使用しないんですね。エクストラ・ブリュットもそうですが、アロマも味わいも実に繊細です。そしてムーさえ入れない・・何とも上質さが際立っているのがこのブリュット・ナテュールです。

 ですが・・ドライで酸っぱくて辟易してしまう・・ことなど、

「そんな部分はどこにも無い!」

と・・飲めばわかっていただけるんじゃないかと思うんですね。


 いや、美味いです!・・2日連続でヴァンシーを飲ませていただきましたが、しっかりヴァンシー色に染められてしまいました。

 優しくふんわり、繊細で伸びやか・・鈍重さはゼロで軽やかですが・・シャルドネですからね・・重くなるような部分をすべて排除した感じ?・・なのでしょう。マロラクティックもその一つでしょうし、長めの熟成で極上の泡を生育しているのも同様です。

 ポテンシャルの高いシャンパーニュだと思いますが、

「それでも液体は喉の奥を目指して行く」

んですね。そしてそれが最高に心地良いシャンパーニュ!・・喉の奥を目指していって、棘のある酸の攻撃で咽てしまうことが・・無いんですね。・・いや、もちろん、人によるのかもしれないので言い切るのは危険ではあるのかもしれませんが・・だって・・ビールだって咽るときはむせちゃいますから・・はい。

 この柔らかふんわりな丸く美しい酸が喉の奥を目指すからこそ、そんなエレガントな攻撃を自身が許せる・・そう言う訳です。滅茶美味しい!・・すみません、お一人様1本限定です。どうぞよろしくお願いいたします。


2017 Champagne Grand Cru d'Oge Chardonnay Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・オジェ・シャルドネ・エクストラ・ブリュット

17294
自然派
白 辛口
フランス
シャンパーニュ
オジェ
ドメーヌ・ヴァンシー
お一人様1本限定

■エージェント情報
品種:シャルドネ(100%オジェ産)
 手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、必要最低限のSO2以外には何も加えずにナチュラルに行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成させる。マロ発酵は行わずに、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュ。二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュもデゴルジュも手動で行う。
2017ヴィンテージは2018年9月にティラージュ。2022年2月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は42ヶ月。ドザージュは1リットル当たり1グラムのエクストラ・ブリュット。総生産量は8.297 本。アルコール度数は12.5度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,590 (外税) 
【コート・デ・ブラン・グラン・クリュ、オジェのブラン・デ・ブラン2017年はビオでノン・マロラクティックにドザージュがムーで1g/L!!・・これで何となくイメージが出来るでしょうか?!】
 え・・表題の通り・・です・・(^^;; でもまぁ、これだけである程度のイメージは出来るかもしれませんが、それは本当に一握りのエキスパートさんだけでしょうし、細かな部分は相当に想像力が必要ですから、

「実際に飲んでみたら想像と全然違ってた・・」

なんてシュチュエーションになってしまいそうですよね。

 コート・デ・ブランはエペルネの南西に広がる台地でして、北から「シュイィ」「オワリー」「クラマン」「アヴィーズ」「オジェ」「ル・メニル・スュル・オジェ」と6つのグラン・クリュ格の畑が有ります。まぁ・・オワリーは今のところちょっと静かかな・・と思いますが、他のグラン・クリュは有名ですよね。オジェの北のアヴィーズは何といってもジャック・セロスでしょうか。南に接するル・メニル・スュル・オジェならサロンか、あのアラン・ロベールか・・でしょう。

 ですので、もしセロスやサロンなどを飲まれていますと何となくイメージが沸きやすいかな・・と思いますが、畑の仕立て方や造り方でシャンパーニュも大きく変わりますから、たったそれだけの情報ではイメージを確定するには厳しいかと思います。

 まず、ヴァンシーはビオディナミです。下の(左の?)上から2枚目の写真をご覧ください。一般に言うところの「プレパラシオン」・・ビオの調剤です。

「ビオディナミとは・・何ぞや?」

と言うことになりますと・・

「天体の動きが・・重力が・・」

みたいなことになって行きますが、実は正解は・・

「ビオのプレパラシオンを使用した栽培をすること!」

なんですね・・。

 で、おそらくですがこれが冬の時期に埋める前の500番調剤です。雌牛(めうし)の角に雌牛の糞を詰めて冬~春まで地中に埋めて、また掘り出して・・めっちゃ薄めて使用します。

「雌牛に角って・・有ったっけ?」

なんて思ってしまうかもしれませんが・・有ります。大抵の牛さんは、安全のために生まれて少し経つと「角切り」してしまいますので・・まぁ、その時に出るって訳なんでしょうね。角に入れる「雌牛の糞」はもう・・そこんじょそこらに有るのでしょうから、自身で牛を飼い育てているのでしたら、材料費はほぼゼロです。

 一般には他の調剤(10種類弱有ります)も状況に応じて使用しますが、そのプレパラシオンに加えて使用するのはビオでは「銅」位のもの・・です。

 写真を見ると、どうやらヴァンシーで造っているんでしょうね・・何かとても・・何がリアルに見えますから・・はい。

 そしてこのコラムには有りませんが、造り手紹介の部分の写真には、

「馬での耕作」

が見えますね。

 重い機械が畑に入りますと、その重量で畑が硬く締まってしまうんですね・・。ですから、

「ヴァンシーの畑は空気が入って微生物が豊か。結果的にフカフカで柔らかな土壌になる」

訳です。

 そしてそこから生まれるワインは・・ふんわりと柔らかなテクスチュアを感じさせてくれます。勿論、培養酵母では無く自然酵母ですから酵母の種類も多くなり、より複雑性に富んだ味わいになります。

 アロマの上がりも非常に早いですよ。シャルドネですから・・黄色いフルーツっぽいニュアンスに長け、コート・デ・ブランならではの気品のあるノーズに惚れ惚れとしてしまいます。泡も2017年ものにしては細やかで緻密です。持続性もそこそこ長く・・いや、今回一緒にご案内させていただく2015年のル・グラン・ジャルダンには適わないんですが、

「たった1グラム入ったムー(果汁)の優しさも感じる」

程度で、結構にドライです。

 で、これはおそらく「オジェ」のニュアンスかと思うんですが・・いや、勝手にnoisy がそう思っているだけでも有りますが、

「酸の組成がル・メニル・スュル・オジュより尖がってない・・優しい」

んですね。


 そもそもこのヴァンシー、マロラクティックをやってないんですね。ですので酸は結構にしっかりしているはずです。リンゴ酸がそのまま残っていますから・・。言っちゃえばサロン風です。

 でもサロンとは全く違う印象です。サロンは若い時分、結構に酸っぱいし滅茶硬質です。その意味では正反対です。

 で、近いなぁ・・と思ったのは・・なんと、

「エルヴェ・ジェスタン、マルゲ」

のニュアンスです。さすがにサピエンスの高質さには及びませんが、アロマが・・ちょっとどころがかなり似ている感じです。あの超、目の細かいクリーミーな泡にも追いつかないんですが、似てるな・・と思いました。

 そして・・半分・・いや、五分の二程度・・ユリス・コランですね。葡萄がむしろユリスのピエリエールよりも格上な感じがしますが・・いや、あくまで個人的な意見ですよ・・あの、

「す~っと流れて行く感じ」

「さら~っと喉の奥を目指して行く感じ」

も有りましてですね・・これが何とも似ているっちゃ・・いる訳です。


 ですからもう・・

「美味しくない訳が無い!」

でしょう?・・しかも高く無い・・でしょう?・・

 なので飲んでみるべきです!・・海外メディアはどこも評価に至ってないようです。今の内!・・買いましょう!超お勧めです!