【華やかで質感高いアロマが楽しめる香り吟醸タイプの「1級フルール・ド・シャンパーニュ・ブリュット」と細やかな味わいに質感が宿る味吟醸タイプの「1級エクストラ・ブリュット」】

初の扱いになりますデュヴァル・ルロワです。
ちょうど「レミ・ルロワ」を扱い始めたんですが、そう言えば・・デュヴァル・ルロワはやったことが無かった・・などと思っていたところ、リーズナブルな価格で販売できる出物が有ったので、この際、「ルロワ繋がり」を確認しておこうと言うことで手を伸ばしてしまいました。
なので、正規品では有りません。でも価格は正規品よりも相当リーズナブルに仕上がっていると思います。コンディションも悪くないことを確認しています・・めっちゃくちゃ良いとは言いませんが・・いや、一般的にコンディションが良いと言われているインポーターさんでも、シャンパーニュの扱いは良いとは言えないと思いますよ。何故って・・倉庫でボトルを立てずに横にしたままだからです。いつも言ってますよね。シャンパーニュは立てての保存が原則だと・・まぁ、もっと言ってしまえば、数年ごとに、1年間ほど寝かせ、また数年間立てて・・を繰り返した方が良いとは思います。noisy もさすがにそこまではやってませんが・・。そこまで保存するほど売らずに残している訳では無いですし。
シャンパーニュ南部の「穏やかで優しい自然派系の(零細な・・すみません・・)レミ・ルロワ」に対し、中部のコート・デ・ブランはヴェルテュ村に本拠を置く、「タイトで気品あるメゾン(小さいですが・・すみません)のデュヴァル・ルロワ」だと・・安易には結論出来ると思います。
勿論ですがそれは「ルロワ比較」で有って、デュヴァル・ルロワとしますと、コート・デ・ブランの中では「柔らか系」に入ると思われます。
一つ目の写真は「フルール・ド・シャンパーニュ1級」。いや~・・まず、色が素晴らしいですよね・・。美しいです。
そして特筆すべきは「香り」です。これは、
「流石!コート・デ・ブランならでは!」
と感じさせるような、気高い細やかな質感のアロマが漂います。泡質も結構に細やかでそこそこに持続が長いです。
酸の味わいは比較的しっかりしていて、ガス圧は普通かな。弱くは有りません。アロマの繊細さ、高貴さと、リキュールを加えた飲みやすさ・・甘くは無いです・・が特徴だと思います。
ネゴシアン・マニュピランとしますと、ベースのワインに近い価格では有りますが、相当に上級感覚で飲めると思います。合っているかは不明ですがピノ70%、シャルドネ20%、ムニエ10%のようです。色合いも味わいも、もっとシャルドネが多いような色をしていると思いますが・・

2つ目の写真は1級エクストラ・ブリュットです。これも実に色が美しいです。やはりワインって、色は重要なファクターですよね。ゾクっとしちゃうような感じの良い色です。泡も目が細やかで、流石に長く続いているメゾンだと感じさせられます。
まぁ、この辺はレコルタン・マニュピランは叶わないでしょう・・。レゼルヴの量、種類がもう、全然違いますから。RM は、造った傍から出荷しないと、お金が回りませんしね。
そして・・いや、まず・・ボトルが結構に「イカツイ」です。光を通さない特殊なボトルのようですよ。
で、フルール・ド・シャンパーニュのエレガントで心地良い、軽やかで高質なアロマは・・こちらには無いです。「シャンパーニュ!」って感じのクラシカルなニュアンスの重厚なアロマです。全く違うのが面白い・・。
そして、味わいがまた全然違うんですよ。味わいの中にアロマ有り!・・と言う感じの、日本酒で言えば味吟醸タイプですね。口内で液体をすり潰して味わうと、「ふわっ」と実に心地良いアロマがノーズに抜けて行き、口蓋で複雑な味わいをバランス良く感じることが出来ます。酸のレベルはフルール・ド・シャンパーニュよりも丸みがある感じです。余韻も長く、高級感が長続きする感じです。
noisy もデュヴァル・ルロワは初めて・・いや、ちゃんと飲んだのは・・かな?・・雑にはおそらく飲んではいますが、ほぼ覚えてないので。でも、この位のプライスでプルミエ・クリュが飲めるなら「大に有り!」だと感じました。
何せ、コート・デ・ブランですから・・。シャルドネ65%、ピノ35% のようです。色合い的にはそれで合っているようにも思います。
なので、香り中心の軽やかなのは「フルール」、味わい中心の飲みごたえあるのが「エクストラ・ブリュット・プレスティージュ」で良いと思います。是非ご堪能くださいませ。相当安いと思います!