● 矢野さんの2020年のヌーボーが届きました。滅茶美味しいです!さっそく飲ませていただき、2020年もののナチュラルな元気の良さを確認させていただきました。
また、リアルワインガイドの最新号でも、2019年ものの「ルメルシマン」や「山のヴァンせ」が高く評価されていまして、上値で90点付いています。
今回は「新酒」「ヌーボー」と言うことで、2020年ものをご紹介させていただきます。
「Ferme36 のワインって・・どこで買えるの?」
「いつリリースですか?」
・・ん~・・困りましたね・・いつとは中々言えませんし、販売しはじめても長い期間、在庫になるほどの数量が無い・・2019年のヌーボーは「山のヴァンせ」が30本、「ルメルシマン」が6本だけでしたから・・
それでも非常に少なかった量は若干増えていまして、白の「山のヴァンせ」は1353本(110ケース余)、赤のルメルシマン・ルージュは559本(46ケース余)と言う生産量、Noisy wine への入荷はそれぞれ3ケースと1ケースです。
「2020年の野生酵母は元気です。噴きこぼれにご注意ください。」
との注意書きが有るくらい、酵母は畑で順調に増えたようです。
メトード・アンセストラルによる製法ですが、noisy がテイスティングしたボトルはどちらも「ガスに注意」と言うほどのガス圧は有りません。口内でわずかに「ピチピチ」とするくらい・・ですが、やはり開け方にもよると思いますので、
「台所のシンクなどで必ずボトルを斜め40度ほどに傾け、王冠に当てた栓抜きをゆっくり上げながらガスを逃がすように抜く」ことを心がけて下されば、何の問題も無く抜くことが出来ます。王冠です。
熟の速い白の「山のヴァンせ」は、僅かに濁りのある少しくすんだ外観から、仄かに白く多量に有るミネラリティと、ほんのり濁った色から、滅茶ナチュラルで滋味・旨味に富んだ優しく・・でも結構に深い味わいです。
赤のルメルシマンは今のところやや軽めですが、僅かなガスが飲みやすさを誘いつつ、華やかな花のアロマ、ベリーなどの果実で美味しく飲ませてくれます。サンスフルでして・・非常に身体への浸透が優しいです。とはいっても、おそらく「山のヴァンせ」のSo2使用量も僅かだと思います。
来年のエルヴァージュもののリリースが楽しみになるような仕上がりでした。是非ご検討いただきたいと思います。
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待ちに待った矢野さんのワインが届きました。今年9月に醸造免許が下りたとのことで今までの委託醸造から自家醸造に切り替わり、大きく自由度が得られたのが、今回のワインに現れています。
今のところはまだシャルドネのみですが、一言で言って・・
「気取らず、でもしっかり!自然の恵みの素晴らしさを味わえる、ワインファン納得の仕上がり!」
です。
ワインは正直です・・その味わいを見れば、ほぼ何が有ったか・・想像できます。
熱量が大きく、豊かな酸と自由な味わいは、今までの日本のワインとは一味以上違うと感じます。ナチュラルで滋味深~い味わいなのに、危険なニュアンスは有りません。
いや~・・余りに素晴らしい出来なので・・驚いてしまいました。おそらく飲まれた方々、それぞれに、
「えっ?・・こうなるんだ・・!」
と感じられるに違いありません。
特に委託醸造のルメルシマン白を飲まれた方は、その変貌ぶりに驚かれるでしょう。
今回も非常に少ない割り当てです。また、流通経費が全く出ませんので、申し訳ございませんが販売条件を付けさせていただいています。
なお、どうしても欲しいからと思われても、矢野さんにご迷惑が掛かるようなことはお止めいただくようお願いいたします。
■生産者情報
生産地:Ferme 36(旧名 矢野園) 長野県大町市平新郷
製造について:2017年と同様、日本屈指の醸造家、ヴィラディストワイナリー小西超氏による醸造(委託醸造)。初収穫ということで収穫量が少なく、すべての品種を1回のプレスに投入し、混醸となりました。品種の個性というよりも、それらを超えて個々の品種が互いを支えあい、総体として土地固有の味「テロワール」が現れることを期待します。
2018年9月25日、全品種を房ごとに搾汁。培養酵母による発酵。発酵及び貯蔵の容器はステンレスタンク。発酵後、瓶詰直前まで澱の上で貯蔵(シュールリー)。清澄なし。2019年4月26日、無ろ過にて瓶詰
アルコール11.9% 酸度:0.54g/100mlPH:3.1 生産本数1111本
2018年ミレジム
冬季に雪が少ない1年の始まりでした。桜の開花は例年より10日から2週間早く、ブドウの生育ステージも全体的に早く推移しました。
5月は平年より降雨があり、新植苗の定着には好意的に作用しました。
7月10日~8月10日にかけて干ばつ(気象庁データによると、この1か月間の降雨量は僅か4mm)があり、乾燥を好む葡萄にとっても過酷な状況となりました。
転じて9月に入ると長雨により日照量が減りました。萌芽が早まった分、収穫期も早まりました。大町では珍しく酸度の保持を気にしながらブドウの塾気を見定めることになりました。
平年より雨量がありましたが、ぶどうは健全な状態で収穫出来ました。
「農福連携」の一環として、大町市社会福祉協議会障害福祉サービス事業所の皆さんに苗植、ブドウの株元の草取り、防鳥ネットの設置、腐敗果の除去、ブドウの収穫、冬の養生として株周りの藁巻等にご尽力いただきました。とりわけ腐敗果を除去したことで、雨にあたっても健全なブドウを収穫することができました。
2019年ミレジム
春先に寒さが残り、グローイングステージの一指標としてとしての桜の開花は、平年より少し遅いくらいでした。四月末の苗植作業時には雪が舞いました。
夏季、2018のような干ばつはなく。適度な雨量の中推移しました。
9月になると好天が続き、果実の成熟によい条件がもたらされました。ブドウのサンプリングデータを見るところ2017に類似しますが、感覚的には2017よりわずかに温暖であったという印象があります。
自社ワイナリーを稼働したことで、品種ごとの収穫、仕込みが可能になりました。品種の熟期を見極めつつ、収穫しては仕込むという、この地でワインをつくるスタイルが出来上がりました。
「農福連携」を継続、大町氏社会福祉協議会障がい福祉サービス事業所の皆さんに苗植。ブドウの株元の草取り、防鳥ネットの設置、病果の除去、ブドウの収穫、冬の養生としての株周りの藁巻等ご尽力いただきました。仕込み時に選果台を持たないため圃場で入念な選果を行うことが重要になりますが、そのような場面で大いに助かりました。
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将来的に期待値の高い日本の自然派ワインをご紹介します。長野県は大町市でワイナリーを始められた矢野さんです。
ひょんなことからお付き合いをさせていただくことになりました。noisy も良く判りませんで、とにかく2014年に栽培を始め、2017年ものの醸造が初です。
また、まだ醸造設備が整っていないので、ヴィラディストワイナリーの小西超氏さんの委託醸造と言う形でスタートしています。
何しろ初年度の醸造が450本ほどしか無く、実験的なものになっていますが・・飲んでみたらもう・・ビックリです・・!
◇北アルプス山麓農場 矢野園 Ferme 36 矢野さんのブログ http://tatsunokovin.blogspot.com/
【滅茶美味しいです!・・ナチュラルで滋味深くて旨味バッチリ、しかもドライでSo2使用量もほんの僅かでしょう!超お勧めです!】

良いですね~・・矢野さんの、醸造家としてのセンスの良さも伝わって来るかのような、
「滅茶美味しいご飯を普通に食べてる!」
かのような・・取り立てて凄く無くてまず普通なんだけれど、実はそれが「真実」だったりする訳です。
例えば、ワインを余り飲まなかった方が、ワインファンが「神」とさえ崇めるようなワインを飲んでも・・結構に普通だなぁ・・と感じただけだったりします。
その方にとっては綺麗過ぎて、濃淡が判らず・・と言うパターンも有るでしょうし、最初から否定で入ってしまうと目が曇る・・いや、感覚が麻痺してしまう・・なども在ろうかと思うんですね。
例えば、ある程度ワインに舌の肥えた noisy が「2020山のヴァンせ」を飲んでも、「美味しいなぁ・・」と素直に喜んでしまうような「美味しさ」を持っている訳ですから、このワインの魅力は相当に高いと思いますよ。
ふんわりとした柔らかなテクスチュア・・ちょっとナトリウム多めのトロトロ感のある不透明なミネラリティがふんだんに感じられ、ペティアンと言うほどのガス圧では無いにせよ、その優しいガス圧と、そのミネラリティと、洋ナシや梨、グレープフルーツ的な果実感が、全てバランスしているんですね。
そして・・滅茶飲みやすい!・・楽しいです。身体への進入角度が相当に低く、いつの間にか入っている・・けれど、そのアルコールのマイナス面が感じられない・・みたいな感じです。

で、2枚目の写真・・ちょっと意味不明でムズイですか?
飲みほしたボトルを真上から撮ったもので、中心に少し何かが写っていると思うんですが、これ、「澱」です。
飲んでいるうちに、徐々に、さらに「濁って」来ます。無濾過も無濾過、ただラッキングしただけだと思いますが、ガスの存在で完全には透明にならないんですね。
なので、もう活性はほぼ無いかと思いますが、酵母や葡萄由来のやや重みのある澱が、下に沈んでいる訳です。
この「澱」もまた・・味わいには結構影響していまして・・
「半分か2/3ほど飲んだら、ボトルの口を押さえてシェイクしてみる!」
とか、
「澱の部分を多めに取って置いて、最後にその澱の味わいを楽しむ!」
のも一興でしょう!
So2 は非常に少ないですが、「全く危険性の無い」味わいです。最も、栓を抜いて3日もすれば、「どろんどろん」になっていると思いますが、さらに3日ほど置いて・・凄い状態にしてからまた楽しむ・・と言う、モロビオファン的なアプローチも楽しいかもしれません。・・いや、noisy は責任持てませんので、そんなことをするので有れば、あくまでもご自身の責任でやってくださいね。
日本のワインも楽しくなってきましたね・・。その最右翼の一人、矢野さんの2020年ヌーボー・・・どのように楽しむかは、あなた次第です。お早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【日本酒で言ったら「どぶ✖く」?・・(^^;; この濁りに旨味がギッシリ!豊かでおおらか、ナチュラルな味わいの中に矢野さんのセンス(想像力+緻密な計算+対応力)が漲っています!】

まぁ、どなたが飲まれても肯定される味わいだと感じました。矢野さんは謙虚でいらっしゃいますので、決して美味しいとか何とか・・はnoisy の様には言いません。どちらかと言うと事務的に、
「・・をやったら・・なったので・・~をして・・こうなりました。」
とだけおっしゃいます。
でも、ま~本当に楽しいワインです。例えば、酵母をたっぷり使った日本酒とか・・いや、ご存じないかもしれませんが・・元気の良い(良かった?)酵母のニュアンスに満ちたシャルドネです。
泡は弱く、ピチピチとはしていますが、今のところは抜栓時に吹くようなことな無いと思います。でも、いつものように気を抜かず抜栓してくださいね。勿体無いですし!
白や黄色の熟したフルーツと、やや軽めだがたっぷりのミネラリティ、ほんのりと甘みが残された味わいで中域がふっくら!・・余韻も柔らかで長いです。硬質な部分の無い、ほんわかと柔らかな味わいで、グイグイとも飲めてしまうし、長く滞留させても微細な表情にも出会えます。
いや~・・ここまで出来るんですね~・・ビックリした!・・素晴らしい新酒です!・・皆さんに飲んでいただきたいですが、限り無く少ないですので・・すみません。
また、赤メルロはおそらく市場に余り出ないと思われます。勿体無いのでnoisy もまだ飲んでません・・(^^;; すみません。
なお、流通経費が掛かると赤字になってしまいますので、申し訳ございませんが、他の造り手さんのワインを同送でお願いいたします。
【フラワリーなアロマと少し熟した果実のアロマの融合!・・今はまだ軽めですが、徐々に押し出しも出て来るでしょう!サン・スフル(So2無添加)の柔らかでしなやかな味わいです!】

ブルゴーニュ瓶と言って良いのか判りませんが、今までのアルザス風の細めのボトルでは無く、太く短いボトルに王冠で届いた2020年のFerme36ヌーボーです。
自社畑のメルロとカベルネ・フランと言うことですが、2020年12月年末現在、非常に軽やかに、フレッシュさを残した味わいです。まだメルロもフランも重心の低い部分の主張が少なく、中域から高域に掛けての主張がほとんど・・と言う状態ですね。黒葡萄の新酒ですから・・今の進行具合はそんなものでしょう。
フランも青っぽさは無く、むしろ素直に若いカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい表情です。メルロの野性味もまだ全く・・です。そして、サン・スフルであることで・・そのカベルネ系の若い葡萄が持つ、やや「パキッ」とした風情に柔らかさを感じさせているかのようです。
しかしながら、この・・まだ仕上がって間もない状態でも、とても良いバランスだと感じます。「山のヴァンせ」よりも、よりほんのりのガスの存在が、サン・スフルのワインの柔らかさにキリリとした「締まり」を加えています。
そして・・丁寧さみたいなものが伝わって来ますね。手仕事で頑張って美しいワインに仕上げている感・・もします。
いや~・・こんなにしたら、大変じゃないでしょうか。相当な手仕事の多さだと思いますが・・。普通は機械に任せてしまうところを・・例えば、葡萄の粒、一粒ずつを・・確認して仕込む・・なんて、相当に大変なことなんですが、ワインってその葡萄の粒1個の集合体で出来ている訳で、他には何も加えていないんですね。
今飲んでも非常に心地良い軽さですが、2~3年後に飲む・・と言う楽しみも有ってよいと思います。少ない入荷量で申し訳在りませんが、是非飲んでみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【これは・・これからの矢野さんのワインは、絶対に見逃せないワインになって行くはずだと思わせてくれる見事な味わいです!】
たった197本のリリースです。ですので当たり前ですが最大でも、それだけの数しか販売されないということですね。
Noisy wine への入荷も本当に少なく・・数本です。飲むべきかやめるか悩みましたが、先のことを考え、いただくことにしました。・・感動ものでした。
販売するかどうかも悩みました・・少な過ぎるので。でも、取りあえずは出すことにしました。
非常にナチュラルで柔らか・・ふっかふかです。濃度も日本のワインには珍しく、しっかり有ります。伸びも非常に良いです。葡萄が若い分、中域、中盤の膨らみに、僅かに粗な部分が見える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、それがもしお判りなら・・もしこの先、樹齢が上がって来たこのビオテイストの赤ワインが、どんなに素晴らしいワインになるかもご想像出来るに違い在りません。
多くは言わないようにしますが、非常な楽しみをいただいたと感じています。ご検討くださいませ。
【オイリーさ、蜜のニュアンス、熟したフルーツが見事なブレンデッド・ホワイト・ワインです!】

いや~・・見事な色合いですね~・・まさに、そこから想像される通りの、そして「無垢」な味わいを感じさせてくれる見事な「白」でした!これは美味しい!
昨年の、二年目のルメルシマン白とも、全く異なる味筋です。ヴィンテージの背景を感じますね。温暖さの在る、でも葡萄は非常に良く熟したことが伺えます。
蜜っぽい見事な熟由来のアロマと味わいがします。スルスルッと入ってくる感じがまた良いですね。岩石由来の土壌・・大陸型では無い、日本の土地独特の味わいを上手に表現されていると感じます。
ワイン自体の出来が非常に良いので、ややをしますと、葡萄がまだ若いことを忘れてしまいますが・・まだまだ始まったばかりなんですよね。これはちょっと・・末恐ろしい感じがします。
申し訳ありませんが、こちらも1000本ほどしか生産されていません。Noisy wine にも少量の入荷ですので、お一人様1本限定にて・・また、これのみでは赤字になってしまいますので、他の生産者さんのワインと一緒にご購入をご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【二年目のルメルシマンです!・・大町の葡萄の生命、エナジーを感じる見事な味わいです!】
いいですね~・・。葡萄に力を感じます。色合いも色々な葡萄を混醸しているのが判る、
「そのような色」
をしています。ピノ・ノワールも8.5%、グリも7.6%ほど入っているようですので、その影響のある、ただ白く透き通った色合いでも、樽の色を溶け込ませたような色でも有りません。淡く複雑に色付いている感じです。
ファーストノーズはふっくらとした感じのイメージ、まだハッキリとしたものにはなっておらず成長中、もう少し休ませたいと言う感じです。味わいは、日本のワインには多いタイプの、「焦点がハッキリしない」ものでは無く、中心からふっくらと厚みのある円を感じさせてくれます。中域もしっかり膨らみ、そこから余韻に掛けて複雑かつ繊細な旨味とノーズに戻ってくる香りが非常に心地良いです。
2018年も非常に良いですね。ワインを判っていらっしゃる方が醸造している感じがします。葡萄が成長し、畑に自生する菌が安定してきたら是非自然酵母で仕込んでいただけるとナチュラル感がアップするかと思います。
まぁ、そんな勝手なことを言ってはいますが、実はそれは簡単そうでいて非常に難しいことです。昔から葡萄を造っていた土地では無いでしょうし、様々な環境は時間を掛けて育って来ます。
虫も、鳥も、猪とか鹿とかの動物も、そして土も岩も水も太陽も空気も、さらには人間でさえも、そんな菌類・・菌と言うと変に聞こえるかもしれませんが、酵母などの菌類もそんな循環的な環境で育ちます。
2018年ものは1111本のみ、造れたそうです。noisy もテイスティングさせていただきましたんで、すでに1並びの残数では有りません。
また、日本の古来の酒類の流通による価格付けがされているので、非常にマージンが低いです。1本で発送しますと完全に赤字です。なので、誠に申し訳ありませんが、同額以上、他のアイテムをお買い上げいただくことが条件になります。ご容赦ください。
それに是非、フェルム36さんのブログもご覧ください。言葉は少ないですが、豊かな自然が育む様々な写真が美しいです。ご検討くださいませ。
北アルプス山麓農場 矢野園 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【うおっ!・・これは・・!】
何しろ入荷数は6本です・・。年間20ケースの仕入れを予定させていただきましたが、それは何と2017年ものの全生産量を超える数字でした・・。
「初年度は余りお渡しできませんですみません・・」
と矢野さんから言われてましたが、ここまで少ないとは思ってもいませんでした。
しかし・・飲んでみて判りましたよ。
「葡萄の樹は若いが葡萄のポテンシャルは一般の日本のワインのものとは桁が違う」
これは飲まれた方はすぐにご理解いただけるんじゃないかと思います。
今回の2017年ものに関しましては、味わいがどうこう・・言うつもりは有りません。勿論、美味しいですよ。ポテンシャルもたっぷりです。通常の日本のワインに慣れた方なら、
「・・ほ~!・・しっかりしてる!」
と感じられると思います。
ただしそんな生産量ですので、煽りになるのを避けたいと思っています。なので、
「純粋にワインを愛し勉強したいと思っていらっしゃる方」
「矢野さんのワインを応援する気持ちの有る方」
にお分けさせていただきたいと思っています。
ひとつ、ふたつ・・これを言っておきたいと思うことが有ります。
ひとつは、この時のテイスティングはミシェル・ニーロンの2014年ブルゴーニュ・ブランを先に飲み、続いてこのルメルシマンを飲み、またニーロンに戻っています。
「ルメルシマン、しっかり付いて行けてるんです!」
これって・・凄いことだと思います。色々有りますよ・・収穫できたすべての葡萄を一緒に仕込んだ混醸の件とか、醸造された小西さんのこととか・・でも、それで充分じゃないでしょうか。後は幸運にも購入できた方の感性にお任せしようと思います。
また、二つ目として・・
「飲まれる温度に気を付けてください。」 とお願いしたいと思います。
非常にドライで甘みは有りません。酸の美味しさが光ります。・・が、
「冷やし過ぎると正当な評価が出来ない」ことは間違いありませんので、暑いからと言って冷蔵庫でキンキンに冷やして飲まれるような飲み方は禁物です。
むしろ、高級シャルドネのように、15度ほどで飲まれてください。もしくはもっと高くても良いですよ。ピノ・ノワール並みの16度~17度でも良い・・と言うか、その位で飲んでいただきたい位です。
これからの日本のワイン・・楽しみになってきました。培養酵母では有りますが酸の構成が貧弱な緩いワインでは有りません。
あ、あと一つお願いが有ります。興味があるけど中々買えないからと言って、矢野さんに迷惑を掛けないよう・・お願いいたします。少しずつ販売量も増えて行くと思います。申し訳ありませんがそれまでお待ちくださいませ。
また、このワインに関しましては一切値引きしておりません。マージン率が非常に低いんですね。なので新着の謳い文句とは異なりますし、条件を付けさせていただきましたが、なにとぞご了承いただけますようお願いいたします。
【二年目のルメルシマンです!・・大町の葡萄の生命、エナジーを感じる見事な味わいです!】

いいですね~・・。葡萄に力を感じます。色合いも色々な葡萄を混醸しているのが判る、
「そのような色」
をしています。ピノ・ノワールも8.5%、グリも7.6%ほど入っているようですので、その影響のある、ただ白く透き通った色合いでも、樽の色を溶け込ませたような色でも有りません。淡く複雑に色付いている感じです。
ファーストノーズはふっくらとした感じのイメージ、まだハッキリとしたものにはなっておらず成長中、もう少し休ませたいと言う感じです。味わいは、日本のワインには多いタイプの、「焦点がハッキリしない」ものでは無く、中心からふっくらと厚みのある円を感じさせてくれます。中域もしっかり膨らみ、そこから余韻に掛けて複雑かつ繊細な旨味とノーズに戻ってくる香りが非常に心地良いです。
2018年も非常に良いですね。ワインを判っていらっしゃる方が醸造している感じがします。葡萄が成長し、畑に自生する菌が安定してきたら是非自然酵母で仕込んでいただけるとナチュラル感がアップするかと思います。
まぁ、そんな勝手なことを言ってはいますが、実はそれは簡単そうでいて非常に難しいことです。昔から葡萄を造っていた土地では無いでしょうし、様々な環境は時間を掛けて育って来ます。
虫も、鳥も、猪とか鹿とかの動物も、そして土も岩も水も太陽も空気も、さらには人間でさえも、そんな菌類・・菌と言うと変に聞こえるかもしれませんが、酵母などの菌類もそんな循環的な環境で育ちます。
2018年ものは1111本のみ、造れたそうです。noisy もテイスティングさせていただきましたんで、すでに1並びの残数では有りません。
また、日本の古来の酒類の流通による価格付けがされているので、非常にマージンが低いです。1本で発送しますと完全に赤字です。なので、誠に申し訳ありませんが、同額以上、他のアイテムをお買い上げいただくことが条件になります。ご容赦ください。
それに是非、フェルム36さんのブログもご覧ください。言葉は少ないですが、豊かな自然が育む様々な写真が美しいです。ご検討くださいませ。
北アルプス山麓農場 矢野園 以下は以前のレヴューです。
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【うおっ!・・これは・・!】
何しろ入荷数は6本です・・。年間20ケースの仕入れを予定させていただきましたが、それは何と2017年ものの全生産量を超える数字でした・・。
「初年度は余りお渡しできませんですみません・・」
と矢野さんから言われてましたが、ここまで少ないとは思ってもいませんでした。
しかし・・飲んでみて判りましたよ。
「葡萄の樹は若いが葡萄のポテンシャルは一般の日本のワインのものとは桁が違う」
これは飲まれた方はすぐにご理解いただけるんじゃないかと思います。
今回の2017年ものに関しましては、味わいがどうこう・・言うつもりは有りません。勿論、美味しいですよ。ポテンシャルもたっぷりです。通常の日本のワインに慣れた方なら、
「・・ほ~!・・しっかりしてる!」
と感じられると思います。
ただしそんな生産量ですので、煽りになるのを避けたいと思っています。なので、
「純粋にワインを愛し勉強したいと思っていらっしゃる方」
「矢野さんのワインを応援する気持ちの有る方」
にお分けさせていただきたいと思っています。
ひとつ、ふたつ・・これを言っておきたいと思うことが有ります。
ひとつは、この時のテイスティングはミシェル・ニーロンの2014年ブルゴーニュ・ブランを先に飲み、続いてこのルメルシマンを飲み、またニーロンに戻っています。
「ルメルシマン、しっかり付いて行けてるんです!」
これって・・凄いことだと思います。色々有りますよ・・収穫できたすべての葡萄を一緒に仕込んだ混醸の件とか、醸造された小西さんのこととか・・でも、それで充分じゃないでしょうか。後は幸運にも購入できた方の感性にお任せしようと思います。
また、二つ目として・・
「飲まれる温度に気を付けてください。」 とお願いしたいと思います。
非常にドライで甘みは有りません。酸の美味しさが光ります。・・が、
「冷やし過ぎると正当な評価が出来ない」ことは間違いありませんので、暑いからと言って冷蔵庫でキンキンに冷やして飲まれるような飲み方は禁物です。
むしろ、高級シャルドネのように、15度ほどで飲まれてください。もしくはもっと高くても良いですよ。ピノ・ノワール並みの16度~17度でも良い・・と言うか、その位で飲んでいただきたい位です。
これからの日本のワイン・・楽しみになってきました。培養酵母では有りますが酸の構成が貧弱な緩いワインでは有りません。
あ、あと一つお願いが有ります。興味があるけど中々買えないからと言って、矢野さんに迷惑を掛けないよう・・お願いいたします。少しずつ販売量も増えて行くと思います。申し訳ありませんがそれまでお待ちくださいませ。
また、このワインに関しましては一切値引きしておりません。マージン率が非常に低いんですね。なので新着の謳い文句とは異なりますし、条件を付けさせていただきましたが、なにとぞご了承いただけますようお願いいたします。
【うおっ!・・これは・・!】

何しろ入荷数は6本です・・。年間20ケースの仕入れを予定させていただきましたが、それは何と2017年ものの全生産量を超える数字でした・・。
「初年度は余りお渡しできませんですみません・・」
と矢野さんから言われてましたが、ここまで少ないとは思ってもいませんでした。
しかし・・飲んでみて判りましたよ。
「葡萄の樹は若いが葡萄のポテンシャルは一般の日本のワインのものとは桁が違う」
これは飲まれた方はすぐにご理解いただけるんじゃないかと思います。
今回の2017年ものに関しましては、味わいがどうこう・・言うつもりは有りません。勿論、美味しいですよ。ポテンシャルもたっぷりです。通常の日本のワインに慣れた方なら、
「・・ほ~!・・しっかりしてる!」
と感じられると思います。
ただしそんな生産量ですので、煽りになるのを避けたいと思っています。なので、
「純粋にワインを愛し勉強したいと思っていらっしゃる方」
「矢野さんのワインを応援する気持ちの有る方」
にお分けさせていただきたいと思っています。
ひとつ、ふたつ・・これを言っておきたいと思うことが有ります。
ひとつは、この時のテイスティングはミシェル・ニーロンの2014年ブルゴーニュ・ブランを先に飲み、続いてこのルメルシマンを飲み、またニーロンに戻っています。
「ルメルシマン、しっかり付いて行けてるんです!」
これって・・凄いことだと思います。色々有りますよ・・収穫できたすべての葡萄を一緒に仕込んだ混醸の件とか、醸造された小西さんのこととか・・でも、それで充分じゃないでしょうか。後は幸運にも購入できた方の感性にお任せしようと思います。
また、二つ目として・・
「飲まれる温度に気を付けてください。」 とお願いしたいと思います。
非常にドライで甘みは有りません。酸の美味しさが光ります。・・が、
「冷やし過ぎると正当な評価が出来ない」ことは間違いありませんので、暑いからと言って冷蔵庫でキンキンに冷やして飲まれるような飲み方は禁物です。
むしろ、高級シャルドネのように、15度ほどで飲まれてください。もしくはもっと高くても良いですよ。ピノ・ノワール並みの16度~17度でも良い・・と言うか、その位で飲んでいただきたい位です。
これからの日本のワイン・・楽しみになってきました。培養酵母では有りますが酸の構成が貧弱な緩いワインでは有りません。
あ、あと一つお願いが有ります。興味があるけど中々買えないからと言って、矢野さんに迷惑を掛けないよう・・お願いいたします。少しずつ販売量も増えて行くと思います。申し訳ありませんがそれまでお待ちくださいませ。
また、このワインに関しましては一切値引きしておりません。マージン率が非常に低いんですね。なので新着の謳い文句とは異なりますし、条件を付けさせていただきましたが、なにとぞご了承いただけますようお願いいたします。