
どうでしょう・・赤いでしょう?・・ドルチェットって、もっと茶色が入った土っぽいイメージの色彩かと思いますが、昨今はこのように・・無理に過熟させず、収穫量も抑え目にして美味しいドルチェットを造ろう!・・と言うような造り手の意識を感じてきています。
昔はドルチェットは多産種で・・余り「リキ」が入らなかったのでしょうが、このヴァイラの「コステ・エ・フォッサーティ」などを始め、徐々に造り手の意識が変化して来て今に至るように感じます。
深い赤い色彩、2020年ものでして・・もうちょっと熟させた方がより良いのは有りますが、酸の美しさとスタイリッシュさ・・ドルチェットって、普通は横方向にダラっと拡がりたがるんですよね。もう少しタイトだと・・スタイリッシュだと美しくなるのに・・とずっと思ってきましたから、
「初めてヴァイラのコステ・エ・フォッサーティを飲んだ時はちょっとショックだった!」
のを覚えています。
この下の方に、以前のレヴューで写真も有りますから、是非ご覧ください。
赤くて、濃く無くて・・エレガントに見えるでしょう?
コステ・エ・フォッサーティはちょっと高くなってしまったのでどうしようかな・・と思っているところでして・・でもまた扱わせていただきたいなぁ・・とは思っている訳です。

因みに、この2020年のメディア評価は見当たらず、掲載していません。
2千円そこそこのランゲ・ロッソに94ポイントとか・・付けているザ・ワイン・フロントは、2020年では有りませんが2017年ものに94ポイント、VertdeVin も93ポイントと・・ちょっと信じられない評価をしています。
noisy 的にはこの2020年のドルチェット・ダルバには、最大上値で付けても 91+ポイント止まりです。現状は90ポイントです。徐々に91+位まで上昇して行くと思います。
まぁ・・この辺りの評点につきましては、ボルドー舌、ブルゴーニュ舌・・でも相当変わるとは思いますし、熟成期間をどれだけ見るかでも変わってくるはず・・実はそれこそがポテンシャルに由来する訳ではあるんですが、どうも・・海外メディアも色々とご事情も有るとは思うんですが、節操がないと信頼を失うと思うんですが・・どうでしょうね。
半面、SNS的なセラートラッカーは89~90ポイント位の方が多いので、ある意味・・とても真っ当な判断です。まぁ・・90点位が妥当と思ってくださいましたら良いかと思います。
なお、こちらも次回入荷からは8~10%ほど値上げになりますのでお早めにどうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【やっぱりドルチェット・ダルバと言ったら絶対ヴァイラ!! 】
どうしてこんなに単なるドルチェットが美味しいのか・・・これは全くヴァイラしか持って居ない魔法としか言いようが有りません。
美しい赤、紫の色合い・・・普通は茶になってしまうんですが、品の有る実に彩り鮮やかな色彩です。
前回は2010年のワンクラス上の「コステ・エ・フォッサーティ」を¥2.190でご案内させていただきましたが、飲まれた方からは
「びっくり!すっげ~旨いですね!」
とお言葉をいただきました。その時はバローロも特価でご紹介させていただき、どちらも凄い人気で、短期間に完売しました。
ところがですね・・・海外の評価が異常に高まってしまいまして・・・4千円ちょっとでご紹介させていただいたバローロが、なんと今度は倍近い8千円!になってしまって・・・参りました・・。
それでも何とか条件をいただきまして、ワンクラス下の普通のドルチェットを2千円切ってご案内させていただくことになったんです。
ワンクラス下と言えども、ヴァイラのエレガンス、しなやかさ、そして抜群のバランスの良さは引き継いでいます。確かに旨み、ポテンシャルは後塵を拝すことになりますが、それでもピュアさ、ドライなのに平板にはならないエキスの集中感は、他のドルチェット・ダルバは勿論、ピエモンテワインの中でも一段と光ってしまいます。
限定数のご案内になりますので、非常にリーズナブルで旨いヴァイラのドルチェット、お早めにゲットしてください!お奨めします!
以下は前回の2010年ドルチェット・ダルバ・コステ・エ・フォッサーティのご紹介文です。
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【ボトルを見たらお判りになるでしょう!こんなプライスのワインじゃ有りません!メッチャ美味しいです! 】 このワインは絶対に買っておきましょう!美味しくないと言う方がいたら・・・いや・・止めておきます・・(^^;;
絶対の自信を持ってお勧めします。ヴァイラのドルチェットの上級キュヴェです。他に、単にドルチェット・ダルバと言うアイテムも有りますが、noisy
が昔飲んだのはそちら。それでも滅茶苦茶美味しかったですが、ヴァイラは本当にドルチェットの造りが上手いです。
精緻さに溢れるドルチェットなんですが、とても外交的で、しかもブルゴーニュワインのような美しい酸を持っています。通常ドルチェットは、どうしても理解不能なアヤフヤな形のパレットしか描けないものですが、やはり一流生産者になると素晴らしいワインに仕上がるんですね。
赤に僅かに黒味が入り、チェリーとベリーのニュアンス、舌先にまだ若い故か、ほんのわずかな泡立ちをピチピチっと感じます。中域は透明ながらも、果実感を伴って適度に膨れ、ドライながらも旨みを持ったエキス感とともに長い収束を感じさせてくれます。重厚さも有りますが、
「あ、もう一杯飲みたい・・」
と感じさせてくれます。何より雑さが全く無く、ドルチェットと言わなければ、
「あれ?・・フレンチワイン?」
などと惑わされるかもしれません。
かなり旨いので・・・しかも、価格はおそらく1/2~2/3です。デイリーと変わらない価格で高級ワインを楽しめますので、これは超お勧め!是非にもご検討くださいませ!数本ゲットされると良いと思います!