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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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アンリ・ボノー

アンリ・ボノー

フランス Henri Bonneau ローヌ
Henri BonneauDomaine index -- Open All Column
● 久し振りの・・本当に久し振りのアンリ・ボノーです。2016年だったか・・アンリ・ボノーさんは亡くなられました。少しこってりとして、ボリューミーなエキスからの官能感と複雑なアロマ、その凄みは飲む者をひれ伏させるとも言います。

 彼は、シャトーヌッフの町のセラーで、ラ・クロ―の葡萄から造ったワインを長く熟成させます。そして4~6年位でしょうか・・けっしてヴィンテージ順では無く、官能検査で・・

「この樽はセレスタン。こっちはマリー・ブーリエ・・」

のように樽に印を書いていきます。つまり、瓶詰めを決めるまで、その樽がどのキュヴェになるかを決めないんですね。

 かのPKさんもアンリのセラーに行き、

「これはセレスタンになるだろう・・」

などと感想を書いていたそうですが、マリー・ブーリエになったことも有ったと回想していたと・・noisyは記憶しています。

 また、彼のラ・クロ―の畑がまぁ・・物凄いんですね・・ラヤスも凄いですが、

「やや細長の丸い石が樹の根元にゴロゴロしていて積み上がっている」

のには驚かされます。

 そんな畑から生まれたシャトーヌッフは逸品です。日本には長く正規代理店が無かったと記憶しています。仕入に苦労したワインです。

 まぁ・・アドヴォケイトを読んでいると、色々な想像をしてしまい・・どうしても飲んでみたくなったものですが、気に入らずにネゴスにバルク売りしたものをコート=デュ=ローヌとして仕入れ、飲んだらもう・・

「げげっ!」

と、その半端無い美味しさにショックを受けたものです。

 非常に希少な、そして素晴らしいワインです。現在は息子さんのマルセルさんと、親友のコンバンさんご夫妻でやっているようです。ご検討くださいませ。




■ Domaine Henri Bonneau (ドメーヌ・アンリ・ボノー)

 ドメーヌ・アンリ・ボノーには6haの畑があり、3種類のワインが造られています。

・アンリ・ボノー
・キュヴェ・マリー・ブーリエ(これは、アンリ・ボノーのおばさんの名前に由来している。かつて彼女からブルゴーニュの小さなドメーヌを譲りうけた)
・レゼルヴ・デ・セレスタン(アンリ・ボノーの父親が商標登録した名前)

 6ヘクタールの畑のほぼ全体が、「ラ・クロー」と呼ばれるテロワールにあります。ラ・クローは、シャトーヌフ・デュ・パップの最も優れたテロワールで、ジョルジュ・サンクの有名ソムリエ・エリック・ボーマールが、これまでに飲んだ中で最も素晴らしいグルナッシュだと評したワインは、このラ・クローの斜面から生まれたものでした。ロバート・パーカーらも度々同じことを言っています。


◇ 醸造について。
 しっかり成熟したブドウを収穫し、小ケースに入れて運びます。選果後、ごく軽く破砕。熟成にフレッシュ感をもたらすために、果梗を残したまま仕込みます。5~6、あるいは7年、ボトリングするのに理想的な状態になるまで樽で熟成します。新樽は使いません。アンリ・ボノーと息子、そして彼が信を置くエクスクリューシヴ・ディストリビューターのコンバン夫妻も参加して、ボトリング時期が決められ、1500本程度を1シリーズとして、手作業でボトリングが行われます。清澄なし、フィルターかけなし。

 ワインのリッチさ、複雑さ、特性を見て、ボトリング時にどの名前が付けられるかが決まります。パーカーが「レゼルヴ・デ・セレスタン」としてコメントしたワインでも、アンリ・ボノーはクラスを下げて「マリー・ブーリエ」とすることもありうるわけです。ですので、最終的な割当てが決まるのはボトリングの時点となります。

 また、レゼルヴ・デ・セレスタンは、リリースされないヴィンテージも多くあります。87.91.92.93. 2002そして最近もレゼルヴ・デ・セレスタンが無いのはそういった理由です。2002年は、ヴィンテージに満足できなくて、全量をバルクでネゴスに売ってしまいました。現時点で販売中なのは2003年。2004年のボトリングもスタートしています。

 上記とは別に、ガール県にドメーヌ・レ・ルーリエという3.5haの畑があります。ここで造られるワインが「レ・ルーリエ」で、ヴァン・ド・ターブルになります。ルーリエとは「馬車の車引き」のことです。これは、アンリ・ボノーの祖父が車屋だったことにちなんで名づけられたものです。グルナッシュとサンソーのブレンドですが、割合は年によって変わり、グルナッシュが60~80%でサンソーが40~20%です。ゴブレ仕立て。伝統的な醸造をして、3年間の熟成を行います。


N.V. les Rouliers V.d.F. Rouge RotR0922
レ・ルーリエ・ルージュ V.d.F. RotR0922

19436
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
アンリ・ボノー
お一人様1本限定

■エージェント情報
 ガール県にドメーヌ・レ・ルーリエという3.5haの畑があります。ここで造られるワインが「レ・ルーリエ」で、ヴァン・ド・ターブルになります。ルーリエとは「馬車の車引き」のことです。これは、アンリ・ボノーの祖父が車屋だったことにちなんで名づけられたものです。グルナッシュとサンソーのブレンドですが、割合は年によって変わり、グルナッシュが60~80%でサンソーが40~20%です。ゴブレ仕立て。伝統的な醸造をして、3年間の熟成を行います。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,980 (外税) 
【正規品のレ・ルーリエ!2022年9月のロットのようです。】
 アンリ・ボノーのテクニカルはアテにはならないので詳細不明ですが、基本的にはシャトーヌッフの葡萄では無く、ラヴァル・サン=ロマンの葡萄のようです。

 アンリ・ボノーはワインの出来が気に入らないと樽ごとネゴシアンに売ってしまい、noisy も何度かその・・

「アンリ・ボノーがバルク売りしたネゴスもののコート=デュ=ローヌ」

を販売・・もちろん飲んでいますが、その余りの格別さに度肝を抜かれた訳ですね。

 で、このレ・ルーリエは比較的最近リリースされていますが、ドメーヌが秘密主義なためとアンリが亡くなって、息子さんのマルセルと親友のダニエル・コンバン氏がリリースしていますので、

「何が正しいのか良く判っていない」

んです。

 なので、

「ボトル詰め時になってから、シャトーヌッフにするか、マリー・ブーリエにするか、セレスタンにするかを決めていた・・しかもヴィンテージ通りに順番では無く、その樽がどうか・・で決める」

と言うアンリ・ボノー式の官能検査でのキュヴェ決定が有りますし、

「少なくともこの10年はバルク売りしたコート=デュ=ローヌの話しは聞いていない」

ので、

「もしかするとこのレ・ルーリエにも格落ちのキュヴェが入っているかもしれない」

とは想像できるんですね。

 さらには、5年前の2020年頃は、このレ・ルーリエは4~7千円ほどの販売価格だったですし、2023年頃は1万円以内、昨年は1万円超えとスムーズ過ぎるほどに?・・円安ユーロ高分を考慮に入れても、内容の充実化が図られている可能性も有るんですが、

「残念ながら少な過ぎて飲めない・・」

ので、今のところは確認できません。もう少しいただけるようになったら「飲んで」確認できるようになるかもしれませんのでご期待下さい。

 まぁ・・アンリ・ボノーのシャトーヌッフほどに深くないのは当然だとは言え、また、格落ちのコート=デュ=ローヌとどっちが旨いか?・・そもそも今もコート=デュ=ローヌとしてバルク売りしているのか・・等、判らないことだらけですが、

「ラヤスよりも総生産量は少ない」

のは確実でしょうから、希少で半端無いローヌワインで有ることは間違いありません。ご検討くださいませ。

 

 以下は以前のレヴューです。
-----
【希少なアンリ・ボノーのグルナッシュ主体のテーブルワイン!残念ながらこの先、再び出会うことはまず無いでしょう・・】

 シャトー・ラヤスと並び賞されるシャトーヌッフの巨人、アンリ・ボノーが唯一手掛けるテーブルワイン、レ・ルーリエです。

 高齢でしたがエネルギッシュなお爺ちゃんで、男性の関係者が訪れても居留守を使うくせに、女性のスタッフが訪ねると下ネタ連発、ワインの話しなど放ったまま口説きまくると言うような噂(・・と言うかその女性本人からの体験談を聞きました・・)が有るほどでした。

 そんな彼も昨年の三月に糖尿病の悪化で亡くなってしまいました。シャトー・ラヤスの故ジャック・レイノー氏とは友人同士で、決して昨今の新しい風潮に流されることの無い古典派シャトーヌッフの超人的な造り手として一生を過ごしたと言えます。

 彼のワインの味わいはある意味、「自然派と呼ばれる現代の造り手よりも、よりナチュラル」と言えます。So2 は少ないし、アロマの鮮烈さ、スピードは非常に速いです。バルク売りしてしまうシャトーヌッフの格落ち・・・いや、単に本人が気に入らなかっただけなんですが、当然のことながらアンリ・ボノーのクレジットなどはエチケットに記載も無いのに、そう言われて購入して飲んでみると、

「・・何だこのコート・デュ・ローヌ・・ドエラャー旨い!!」

とまぁ・・ビックリしてしまったことも有ります。・・まぁ、アンリ・ボノーのバルク売りした購入者さんがそれとなく言葉にしない限り、それは判らないんですけどね。以前に1~2回だけ、そんなボトルを販売した記憶が有りますし、そのたびに飲んでひっくり返ってました。

 以前に販売したレ・ルーリエは、ノンヴィンテージの2008~2009年ブレンドものでしたが、今回は2011~2012年のブレンドもののようです。エチケットの右端に小さくそのようなことを示す数字が書いてあります。

 2016年に亡くなられていますので、このキュヴェは確実にアンリ・ボノーさんの手に寄るものと思われますから非常に貴重かな・・と思います。

 まぁ・・シンプルなシャトーヌッフにしても、マリー・ブーリエやセレスタンはなおさらのこと、とんでもない価格になってしまっているでしょうしね。

 因みにアンリ・ボノーさんは、シンプルにするか、マリー・ブーリエにするか、はたまたレゼルヴ・ド・セレスタンにするかなどは、

「キュヴェが仕上がってみないと判らないので、それが決まるまで数年掛かる」

ことと、

「キュヴェが仕上がらないとリリースしないので、ヴィンテージの順番通りには出て来ない」

ことが有り、しかも5ヘクタールの古木からほんのちょっとしか生産しないので、「幻」と言われるシャトーヌッフでした。

 まぁ・・この「レ・ルーリエ」にしても同様ですよね。noisy はリストで目にすると間違いなく・・オーダーを入れるようにしていますが、本当に滅多にお目には掛かれません。


 今回は本当に少量なので、飲まずに販売させていただきます。レアだと思います。是非お早めにご検討ください。なお、あくまでセラーでの保存をお勧めします。その辺のビオワイン以上に変質しやすいです。




 以下はN.V.2008~2009年のコメントです。
━━━━━
【2008年と2009年にまたがったノン・ヴィンテージ!レアです!目茶官能的で素晴らしいです!】

 「わお~!」なシャトーヌッフならぬ、アルディッシュのルージュです。アンリ・ボノーをテイスティングしてご案内できる機会など、そうは無いと・・思いますので。まぁ、最後かもしれませんね。

 まず色!・・どうでしょう・・まぁ、「官能的な色合いだ!」と言わせたい訳ですが!・・美しくも照り有り、透明感有り、グラデュエーションの層の多いことったら、中々出会えないような色彩です。

 グラスをノーズ向けると・・一般にビオ系、自然派系の生産者のワインは、香りが立つスピードが非常に速いですが、アンリ・ボノーのレ・ルーリエも全く同様にフェラーリ並みです。

 そして、その香りこそ、正に「官能的」です。で、滅茶苦茶ナチュラルです!ナチュラル感に満ちています。

 ・・ですが、

「ピュアか?」

と聞かれると・・ピュアだとは言い切れないんですね~。でもピュアに近いとは言えるかもしれません。ピュアベースで非常にナチュラルだがリアルにピュアでは無い・・と言うのが正しいです。それが

「官能的」

と言うべき素性です。

「実に・・エロいです。」
 その昔、アンリ・ボノー爺さんのところに出入りしていた日本人の女の子(仲買人をやっていると言ってました)は、ボディタッチが酷すぎて辟易していると・・言ってました。「あのエロ爺!」とまで・・(^^;;

 まぁ、そんなエx感覚がワインにも出るのかもしれませんが、実に官能的です。

 で、その正体は

「極端にSo2の存在が無い」

ことに有り、よって「揮発酸」の姿が僅かに有ります。

 ところがですね・・これがまた凄いところで、その揮発酸はワインと全く一体化していて、まずほとんどその存在にさえも気付かないだろうと思えるレベルなんですね。

 生ける揮発酸に侵食されてしまったワインは、どんなワインでも余韻が全く同じです。サワーですよ。昨今のビオのシーンでは非常に多いと言えます。

 でも、ワインラヴァーはワインを飲みたいので有って、お酢を飲みたい訳では無いんですよね。どうも最近はおかしいです。ナチュラルならお酢でも良いと言うのは理解に苦しみます。

 で、このアンリ・ボノーのレ・ルーリエですが、そんなレベルのワインでは当然有り得ず、僅かな揮発酸の表情をワインの表情の極一部として取り込み、安定させ、官能的と言われる彼のワインに協力させているんですね。

 実は、優れたテイスターであればほとんどの場合、色を見ただけで揮発酸の存在に気付きます。赤の場合は少し難しくはなりますが、それでも疑問を持つレベルでは気付くでしょう。でもこの写真の色合いからはまったくそれを検出出来ず、ノーズに近づけて初めて・・

「・・なるほど・・」

と確信した訳です。


 言ってみればフレデリック・コサール、ド・シャソルネイと同様の手腕を発揮しているとも言えます。勿論、本家は年長のアンリ・ボノーですが・・。コサールも実は似たようなテクニックや感性を持っており・・いや、エxの部分では無くて・・たまに、遣り過ぎてしまって失敗・・と言う流れも有った訳です。

 また、例えば、ド・ラルロの醸造責任者だったオリヴィエ・ルリッシュは、このワインとほぼ同様の地で赤ワインも造っていますが、

「全くの別もの」

です。オリヴィエ・ルリッシュの中にはアンリ・ボノーのような感性やテクニックは(今のところ?)有りません。しっかりSo2は使うし、ボラティル(揮発性)の生成を嫌うでしょう。そういう意味ではオリヴィエ・ルリッシュはナチュールでは無いことになります。


 何だかナチュールとは何か?・・みたいな論文的になってしまいましたが、

「どんなナチュラリストよりナチュール的で、ボラティルさえも配下に置く魔術師の官能的ワイン」

がアンリ・ボノーのワインです。熟したブルゴーニュがごとき複雑性妙官能ワイン・・是非ご堪能ください。・・でも保存には重々お気をつけくださいね。


1996 Chateauneuf-du-Pape
シャトーヌッフ=デュ=パプ

1067
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー
お一人様1本限定 + 販売条件の無いワイン1本

◆◆◆ 正規ものが無かった時代(多分)のものですので、今回のアンリ・ボノーのご紹介分はこちらのみ並行ものです。エチケットは僅かに薄汚れています。液量しっかり・たっぷり(キャプスュル下数ミリほど)、キャプスュル回り、色彩も照り有り美しいです。
◆◆◆お一人様1本限定+販売限定条件の無いワイン1本

■メディア情報
 17/20 Points ≒ 94 Points la Revue du Vin de France
■エージェント情報
「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
 と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。そしてそのボノー氏は、2016年3月21日に糖尿病の合併症によって77歳でこの世を去りました。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥35,800 (外税) 
【激レア!!アンリ・ボノーがバリバリに働いていた頃のノーマル・シャトーヌッフです。並行ものしか無かった時代かと・・なので並行ものですが、海外では1996年もの、10万円で販売していました!!】
 2016年に亡くなられたアンリ・ボノーのノーマル・シャトーヌッフです。1996年ものですから、生前にリリースされたものです。

 今回、正規もののアンリ・ボノーが入手出来たのにノーマルが無かったので、昔、PKさんが・・

「寿命が尽きることは無いシャトーヌッフ=デュ=パプ!」

と言っておりましたので、まさにその・・

「生き証人?となるべくのアンリ・ボノーが造ったノーマル・シャトーヌッフ!」

を、どなたかに・・

「証人調べ」

をしていただこうと・・(^^;;

 そう・・そう言えばどこかに在ったと思って探してみましたら1本だけ出て来たんですね・・。PCを調べてみましたら2005年登録になっていましたが、もはやそんな情報は・・システムを何度も入れ替えていますので当てにはなりません。

 キャプスュルは回り、液量もしっかり・・たっぷりかな?・・特に減っているようには見えません。色彩はエレガント系のもので澄んで、エッジにはオレンジが入って来ています。

 まぁ・・1996年ということはほぼ・・

「30年に届こうとするヴィンテージ!」

で29年目を迎えたところでしょうか。

 今更何か月か過ぎたとしてもさして状況は変わらないでしょうから、しっかり休ませていただいて・・良き日に証人調べをしていただければと思います。この先、こんなに古いアンリ・ボノーが手に入ることは無いでしょう。値が上がっているし、世の中にまず無いからと言って、流石に10万円はね・・付ける勇気がありませんので、この位でいかがでしょうか。ご検討くださいませ。



2018 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Marie Beurrier
シャトーヌッフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ

19437
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー
お一人様1本限定


■メディア情報
 93+ Points Nicholas Greinacher Vinous

■エージェント情報
「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
 と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。そしてそのボノー氏は、2016年3月21日に糖尿病の合併症によって77歳でこの世を去りました。こちらは最上級キュヴェ「キュヴェ・セレスタン」のレベルに達しなかったワインを瓶詰めしたというお値打ちものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥35,800 (外税) 
【レゼルヴ・デ・セレスタンとマリー・ブーリエの違いはどこに有ったのか??】
 アンリ・ボノーのシャトーヌッフは、最高の畑と言われる「ラ・クロー」と言うリューディです。通りの名前にもなっています。シャトーヌッフの城壁の町から南に延びた通り沿いかと思います。

 ここはローヌ川左岸・・あ、時折 noisy も間違って書いているかもしれませんが、ローヌ川は北から南に向かって流れていますので、地図で言うと左岸は右側です・・・のすぐ近くに在ります。川岸からは2.5kmほどでしょうか・・また他に支流が幾つかあります・・という事は、上流から流れて来た川は、時に氾濫して・・丸い石を生みます。

 その石が標高がさほどは高くないシャトーヌッフの畑の温度を保つと言われていますが、

「アンリ・ボノーの畑は、丸い大きめの石が積み上がったところに樹が生えている!」

としか思えないような・・物凄い光景です。

「・・大丈夫かぁ?」

と、思わず声を掛けたくなるような風景です。ネットでも見られますので是非検索してご覧ください。感動的な風景です・・。

 で、ラ・クロ―はそんな丸石がてんこ盛りの畑が多いんですが、そこで収穫されたグルナッシュ(ほとんど)を古樽でエルヴァージュする訳です。そして4~6年ほどの期間の間にテイスティングを続け、瓶詰め前に・・

「シャトーヌッフか、マリー・ブーリエか、セレスタンか」

決めるんですね。

 なので、ある意味・・

「どのワインも同じ」

でも有ります。少しずつ違う訳ですが、その少しずつが・・

「アンリ・ボノーにとってみると、とんでもなく違った」

のでしょう。

 で、基本はですね・・

「マリー・ブーリエは出来が女性的なキュヴェ」

だそうで、アンリ(今は息子さんのマルセルとダニエル・コンバンさん)が「女性的だ」と感じたキュヴェがマリー・ブーリエになるんですね。

 で、最高だと感じたもの・・おそらく男性的だと感じたものなのでしょう・・それがレゼルヴ・ド・セレスタンになり、それ以外の合格点を得たものがシャトーヌッフになり・・不合格なキュヴェは、バルクで売られるか、おそらくレ・ルーリエに混ぜられる(これは推測)かと思うんですね。

 そして、PKさんもアンリ・ボノーのセラーを訪れるたびに、何番の樽が何になるかと推測していますが、当たることは少なかったと言ってますんで、

「もしかして、最高にお買い得なのはマリー・ブーリエ?」

かもしれない訳です。

 運が良ければシャトーヌッフも大当たりする可能性さえあるでしょう。飲んでみたいですよね~・・最高のシャトーヌッフの一つです。ご検討くださいませ。


 以下は2013年もののこのワインのレヴューです。
-----
【アンリ・ボノーの遺作たるバック・ヴィンテージです!】

 本当に久しぶりのマリー・ブーリエです。シャトー・ラヤスのジャック・レイノーと並び激賞されていた凄いヌッフを造るお方でした。2016年に鬼籍に入るまでは、ジャック・レイノー亡き後、シャトーヌッフの名声を守った孤高の人とも言えるかと思います。

 そんなアンリ・ボノーですが、日本にはまともには入って来ていなかったので入手は非常に困難でした。

 この話は何度もしていますので耳タコかもしれません・・。まだnoisy も駆け出しだったころ、一人のうら若き女性クルティエ(クルティエール?)さんがアンリ・ボノーと取引をしたいと、彼のセラーを訪れたそうです。・・いや、本人から聞いた話ですんで・・。

 ようやくセラーに入れてもらったそうですが、ワインやお取引の話しには一切ならずに、エxい言葉で延々と誘われて・・参った・・と言ってました。結局、どうにもならずに引き下がるしか無かったそうです。

 まぁ・・そうやって煙に巻いて追っ払ったのかもしれませんが、でも相当に・・ドすけXでいらしたようですよ。それに相当に・・

「変人」

で通っていました。


 何せ、ワインを造ってもなかなか売りに出さない。ヴィンテージが順番に出てくることも全く無い。仕上がるまでは、シャトーヌッフ、マリー・ブーリエ、セレスタンのどのキュヴェになるのかは決定しない・・、気に入らないものはバルク売りしてしまう・・と言うような感じです。

 一応、貯蔵樽にはチョークで「S」とか「M」とかを入れていたようですが、それも余りアテにはならない・・と言われていました。

 まぁ、そりゃぁエージェントさんも大変ですよね。いつ出てくるか、いつ売ってもらえるか、判らない訳ですから・・。


 彼のワインは・・あ、そう言えば「ルーリエ」をずっとご案内していますんで、方向性はお判りですよね。基本的には「ルーリエ」と同様ですが、あそこまで濃厚では無い・・と言えます。しかし、エキス系で、そのエキスそのものの濃密さ、複雑性は半端ないです。

 2013年のマリブリはまぁまぁの評価、アドヴォケイトで上値94ポイントでした。

 因みに、アドヴォケイトも激賞しているように伝えられますが、実際にセラーに訪れた時の評価は高いものの、それ以外の時は、「?」と疑問符がつく評価が多いように感じます。濃いだけのシャトーヌッフにあれほど高いポイントは付けるクセに・・ね。意味不明です。

 なお、近年は正規ものができましたが、こちらはもちろん正規ものではございませんが、是非ご検討くださいませ。


2018 Chateauneuf-du-Pape Reserve des Celestins
シャトーヌッフ=デュ=パプ・レゼルヴ・デ・セレスタン

19438
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー
お一人様1本限定

■メディア情報
 96 Points Nicholas Greinacher Vinous
■エージェント情報
 「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」 であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。
 ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥52,290 (外税) 
【久々のセレスタン!・・決して濃度で飲ませるシャトーヌッフではありません。ラヤスとはまた違った官能さとエレガンス、複雑性が織りなす独特の世界!・・もし初めて触れたら相当驚かれるでしょう!】
 正規品のセレスタンです。最後に入荷したのはいつだったか判らないほどに久しぶりです。

 変人と言われたアンリ・ボノーさん・・。これも前にお話ししましたが、noisy のところにいらした女性のクルティエさんが、

「・・あのエロ親父!」

と憤っていました。ワインの話しにならず、何とか口説こうと必死だったそうで・・(^^;; 彼女もなんとか逃げようと大変な思いをされたと言ってました。

 アンリ・ボノーのセラーは、シャトーヌッフの町のほぼ真ん中にあり(在ったが・・今は??)、その地下が貯蔵庫兼セラーでした。PKさんも、

「暗く黴臭く汚れた危険なセラー」

と評していました・・が、一方で、

「感動的な出来事だ」

とも言っていたと・・思い出します。


 どうやら彼のセラーには穴が有り、その下にはローマ帝国時代の城の中の地下室のような遺跡が展開されていたようなんですね。後で金属の網のようなもので落ちないようにしたようですが、テイスティングしてスピットするのはその穴に向けて・・だったようで、余り健康的では無い・・アンリの奥さんは決してセラーには近づかなかったようです。

 多くのファンが訪れるのですが、そんな彼らに50年前のシャトーヌッフから最近のものまで飲ませてくれたようですよ・・。どちらかと言えば不潔な地下では有りますが、ほとんどのファンが・・「大事な経験だった」と回想しているようです。

 そしてPKさんも気に入って毎年のように彼のセラーを訪れていたようで、テイスティングするたびに、

「このXX番の樽はセレスタンになるだろう」

と予想する訳ですが、かなりの確率で外した・・と漏らしていました。アンリ独自の選択基準が有ったんですね・・。

 またPKさんは、

「寿命は計り知れない」

と言っています。あの、少しこってりとした・・でも肉厚なエキスからの超複雑な表情には、官能的なアロマ、エレガンスが物凄いエキスから放出される・・しかも寿命が超長い・・もはや、訳の分からない化け物に近い存在です。

 ラヤスの先代のジャック・レイノーもシャトーヌッフの巨人と言われましたが、アンリ・ボノーと共に、

「二大巨頭」

と言われていました。

 非常に濃厚な濃い色彩のシャトーヌッフも存在しますが、けっして・・

「そっちでは無い」

です。

 ただしエキスは香るし拡がるし、半端無いので・・

「この二大巨頭は比較しても飲んでみたい!」

と多くのワインファンが思っている訳ですね。

 日本では長く正規代理店が有りません(多分)でしたので、知らない方も多いと思いますが、神の手を持った超変人・・(^^;; ・・いや、褒めているんですね。ぜひご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ローヌのアンリ・ジャイエ...と言えるでしょう..】

 さすがにこのクラスになると、そう沢山のテイスティングはしていませんが、それでも一度飲んだら忘れられない記憶を与えられます。彼のスタイルは、現在のシャトーヌッフの味わいとは一線を画します。決して「濃い・強い」タイプでは無いんです..。勿論のこと、薄くて弱いということでは有りませんよ。必要充分なバランスでの訴えかけはたっぷりと有ります。しかも、どこからでも加速してゆきそうな、もの凄いパワーをも感じるんです。

 同じようなイメージは、noisy にとって最も近いのが「アンリ・ジャイエ」です。彼のワインも同様に、「パーフェクト・バランス」を感じさせてくれるものでした。香り・ボディ・スケール・余韻・バランスと、各々の要素が完璧できめ細やか..声も出ずグラスをただ見つめるだけ..でした。

 今回ご紹介の1999年は、最近リリースされたものですが、彼のペースとしては早い方で、98年がまだ出ていない(と思う)はずです。下記にアドヴォケイト誌の評価を載せますが、早飲みは厳禁、しっかり熟成させてお楽しみ下さい。ブルゴーニュのグラン・クリュか..と思うほどのエレガンスをお楽しみいただけると思っています。


2013 Chateauneuf du Pape
シャトーヌッフ・デュ・パプ

15257
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー

■エージェント情報
「「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
 と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。そしてそのボノー氏は、2016年3月21日に糖尿病の合併症によって77歳でこの世を去りました。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,500 (外税) 
【このキュヴェはおそらくアンリがボトル詰めまでは・・やっていない?・・でも、やっていた可能性も残ります・・】
 2016年に亡くなられたアンリ・ボノーのノーマル・シャトーヌッフです。運良く購入出来ました。

 しかし数量は僅かです。また今回も正規では無く、ブローカー仕入れですが価格的にはリーズナブルかな・・と思います。ずっと音信不通だった正規さんとはようやく連絡が取れ、少しずつネゴシエーションが進むと思いますので、上手く行けばアンリ・ボノーの正規品も仕入れられるようになるかもしれません。

 アンリ・ボノーと言えば、言わずと知られたシャトーヌッフの両巨匠の片割れです。下手をすると7年以上も樽の中にワインを入れたままにしておくので、エージェント泣かせの代表格でも有りました。

 そして、どの「樽」がどのキュヴェになるのか・・は、アンリが出荷前に決めていました。なので、樽にチョークでキュヴェ名が入るまで、ノーマルになるか、マリー・ブリュリエになるか、レゼルヴ・ド・セレスタンになるかは判らなかった訳です。

 寝かせるうちに、その樽は少しずつ数を減らして行きます。出来が気に入らなかった樽をネゴシアンに販売してしまうから・・です。

 なので、ノーマルとマリブリ、セレスタンの差は、実際の販売価格ほどの差が有るか?・・と聞かれますと・・

「差は有るが、その評価が妥当なものかは微妙かも・・」

と、個人的には感じています。

 実際、アンリ自身の販売価格の差は、本当に余り変わらないと想像され、ノーマルとマリブリの差は2~3ユーロだと思いますよ。

 なので、個人的にはノーマルを沢山欲しい・・(^^;; 安いし、エルヴァージュで相当に良くなる可能性を秘めているから・・です。何せ、

「アンリ・ボノーが最後まで売らずに残したキュヴェ」

だからです。


 その辺は、ワイン屋であるnoisy と、メディアの評価者たちとは、少し意識は異なるかもしれません。


 アンリ・ボノーが気に入らずにさっさと売ってしまったキュヴェが、たまにネゴシアンからそれとなく情報が入り、とても安い価格で販売したことが有ります。


「・・たまげるほど美味しくて、どこが気に入らなかったのか、今でも判らず・・」

です。


 ラヤスも旨いがボノーも滅茶美味しい・・これが真実です。是非この機会にご検討くださいませ。

 あ・・そうそう・・余りメディアもテイスティングしないノーマルでは有りますが、マリー・ブリュリエとの差は僅かで有り、その2013年マリー・ブリュリエは、アドヴォケイト 92~94 Points、ヴィノス 91~94 Points でした。出来ることならセレスタンまで揃えて水平をしてみたい!・・いかがでしょう?




2013 Chateauneuf du Pape Cuvee Marie Beurrier
シャトーヌッフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ

15205
自然派
赤 辛口
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー


92~94 points Robert Parker's Wine Advocate
91~94 points Vinous

■エージェント情報
「「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
 と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。そしてそのボノー氏は、2016年3月21日に糖尿病の合併症によって77歳でこの世を去りました。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥25,980 (外税) 


2008 Chateauneuf du Pape Cuvee Marie Beurrier
シャトーヌッフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ

14336
自然派
赤 辛口
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
アンリ・ボノー

■エージェント情報
「「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー! 彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
 と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。そしてそのボノー氏は、2016年3月21日に糖尿病の合併症によって77歳でこの世を去りました。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥26,800 (外税) 
【アンリ・ボノーの遺作たるバック・ヴィンテージです!】
 本当に久しぶりのマリー・ブーリエです。シャトー・ラヤスのジャック・レイノーと並び激賞されていた凄いヌッフを造るお方でした。2016年に鬼籍に入るまでは、ジャック・レイノー亡き後、シャトーヌッフの名声を守った孤高の人とも言えるかと思います。

 そんなアンリ・ボノーですが、日本にはまともには入って来ていなかったので入手は非常に困難でした。

 この話は何度もしていますので耳タコかもしれません・・。まだnoisy も駆け出しだったころ、一人のうら若き女性クルティエ(クルティエール?)さんがアンリ・ボノーと取引をしたいと、彼のセラーを訪れたそうです。・・いや、本人から聞いた話ですんで・・。

 ようやくセラーに入れてもらったそうですが、ワインやお取引の話しには一切ならずに、エxい言葉で延々と誘われて・・参った・・と言ってました。結局、どうにもならずに引き下がるしか無かったそうです。

 まぁ・・そうやって煙に巻いて追っ払ったのかもしれませんが、でも相当に・・ドすけXでいらしたようですよ。それに相当に・・

「変人」

で通っていました。


 何せ、ワインを造ってもなかなか売りに出さない。ヴィンテージが順番に出てくることも全く無い。仕上がるまでは、シャトーヌッフ、マリー・ブーリエ、セレスタンのどのキュヴェになるのかは決定しない・・、気に入らないものはバルク売りしてしまう・・と言うような感じです。

 一応、貯蔵樽にはチョークで「S」とか「M」とかを入れていたようですが、それも余りアテにはならない・・と言われていました。

 まぁ、そりゃぁエージェントさんも大変ですよね。いつ出てくるか、いつ売ってもらえるか、判らない訳ですから・・。


 彼のワインは・・あ、そう言えば「ルーリエ」をずっとご案内していますんで、方向性はお判りですよね。基本的には「ルーリエ」と同様ですが、あそこまで濃厚では無い・・と言えます。しかし、エキス系で、そのエキスそのものの濃密さ、複雑性は半端ないです。

 2008年のシャトーヌッフは平均年でした。近くですと2007年が非常に良かったですね。でも、アンリ・ボノー翁が丹精込めて仕上げたのが2008年もの・・と考えられます。noisy も1本、取っておきたいと考えています。

 因みに、アドヴォケイトはPKさんも激賞しているように伝えられますが、実際にセラーに訪れた時の評価は高いものの、それ以外の時は、「?」と疑問符がつく評価が多いように感じます。濃いだけのシャトーヌッフにあれほど高いポイントは付けるクセに・・ね。意味不明です。

 なお、近年は正規ものができましたが、こちらはもちろん正規ものではございませんが、是非ご検討くださいませ。


NV(11-12) les Rouliers V.d.F. Rouge
レ・ルーリエ・ルージュ V.d.F.

12830
自然派
赤 辛口
フランス
ローヌ
アンリ・ボノー

■エージェント情報
「シャトーヌフ・デュ・パプ」の最も象徴的な生産者の一人、アンリ・ボノー!彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」であると言えます。
 ボノー氏は1957年からワイン造りを始めており、かのパーカー氏も、ボノー氏を評して
「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一人として広く賞賛されている」
と絶賛しているなど、世界的にその評価は最高ランクにあると言えます。 今回ご紹介するこの「レ・ルーリエ」は、ガール県とアルデッシュ県の境にあるラヴァル・サン・ロマン(ローヌ右岸)のブドウから造られている、ヴァン・ド・ターブルです。グルナッシュが高比率で使われており、醸造は数十年使用した大樽で行われ、それがワインの独特の個性を創造し、ボノーのスタイルを確立させていると言われています。
 因みに「ルーリエ」とは、19世紀に、商品などを運ぶための「3頭の馬を連結させた荷車」を操縦する職人の呼称とのこと。
 赤褐色の美しいルビー色を縁に帯び、チェリー、乾燥したプルーン、バルサミコ、スパイス、菩提樹の葉、動物香が複雑に混じり合う香りは、凛とした強さや上品さを湛えています。
 味わいは豊かでまろやか、また繊細で心地よいタンニンによるコクとエレガントさがあります。余韻はスパイシーで長く、豊かな満足感を与えてくれることでしょう。はっきりとしたテロワールが表現されている「レ・ルーリエ」は、シャトーヌフ・デュ・パプを飲むことなく「ボノーのスタイル」を知りたいと思っているワイン愛好家にとって、願ってもない良いワインであると言えるようです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,350 (外税) 
【希少なアンリ・ボノーのグルナッシュ主体のテーブルワイン!残念ながらこの先、再び出会うことはまず無いでしょう・・】
 シャトー・ラヤスと並び賞されるシャトーヌッフの巨人、アンリ・ボノーが唯一手掛けるテーブルワイン、レ・ルーリエです。

 高齢でしたがエネルギッシュなお爺ちゃんで、男性の関係者が訪れても居留守を使うくせに、女性のスタッフが訪ねると下ネタ連発、ワインの話しなど放ったまま口説きまくると言うような噂(・・と言うかその女性本人からの体験談を聞きました・・)が有るほどでした。

 そんな彼も昨年の三月に糖尿病の悪化で亡くなってしまいました。シャトー・ラヤスの故ジャック・レイノー氏とは友人同士で、決して昨今の新しい風潮に流されることの無い古典派シャトーヌッフの超人的な造り手として一生を過ごしたと言えます。

 彼のワインの味わいはある意味、「自然派と呼ばれる現代の造り手よりも、よりナチュラル」と言えます。So2 は少ないし、アロマの鮮烈さ、スピードは非常に速いです。バルク売りしてしまうシャトーヌッフの格落ち・・・いや、単に本人が気に入らなかっただけなんですが、当然のことながらアンリ・ボノーのクレジットなどはエチケットに記載も無いのに、そう言われて購入して飲んでみると、

「・・何だこのコート・デュ・ローヌ・・ドエラャー旨い!!」

とまぁ・・ビックリしてしまったことも有ります。・・まぁ、アンリ・ボノーのバルク売りした購入者さんがそれとなく言葉にしない限り、それは判らないんですけどね。以前に1~2回だけ、そんなボトルを販売した記憶が有りますし、そのたびに飲んでひっくり返ってました。

 以前に販売したレ・ルーリエは、ノンヴィンテージの2008~2009年ブレンドものでしたが、今回は2011~2012年のブレンドもののようです。エチケットの右端に小さくそのようなことを示す数字が書いてあります。

 2016年に亡くなられていますので、このキュヴェは確実にアンリ・ボノーさんの手に寄るものと思われますから非常に貴重かな・・と思います。

 まぁ・・シンプルなシャトーヌッフにしても、マリー・ブーリエやセレスタンはなおさらのこと、とんでもない価格になってしまっているでしょうしね。

 因みにアンリ・ボノーさんは、シンプルにするか、マリー・ブーリエにするか、はたまたレゼルヴ・ド・セレスタンにするかなどは、

「キュヴェが仕上がってみないと判らないので、それが決まるまで数年掛かる」

ことと、

「キュヴェが仕上がらないとリリースしないので、ヴィンテージの順番通りには出て来ない」

ことが有り、しかも5ヘクタールの古木からほんのちょっとしか生産しないので、「幻」と言われるシャトーヌッフでした。

 まぁ・・この「レ・ルーリエ」にしても同様ですよね。noisy はリストで目にすると間違いなく・・オーダーを入れるようにしていますが、本当に滅多にお目には掛かれません。


 今回は本当に少量なので、飲まずに販売させていただきます。レアだと思います。是非お早めにご検討ください。なお、あくまでセラーでの保存をお勧めします。その辺のビオワイン以上に変質しやすいです。




 以下はN.V.2008~2009年のコメントです。
━━━━━
【2008年と2009年にまたがったノン・ヴィンテージ!レアです!目茶官能的で素晴らしいです!】

 「わお~!」なシャトーヌッフならぬ、アルディッシュのルージュです。アンリ・ボノーをテイスティングしてご案内できる機会など、そうは無いと・・思いますので。まぁ、最後かもしれませんね。

 まず色!・・どうでしょう・・まぁ、「官能的な色合いだ!」と言わせたい訳ですが!・・美しくも照り有り、透明感有り、グラデュエーションの層の多いことったら、中々出会えないような色彩です。

 グラスをノーズ向けると・・一般にビオ系、自然派系の生産者のワインは、香りが立つスピードが非常に速いですが、アンリ・ボノーのレ・ルーリエも全く同様にフェラーリ並みです。

 そして、その香りこそ、正に「官能的」です。で、滅茶苦茶ナチュラルです!ナチュラル感に満ちています。

 ・・ですが、

「ピュアか?」

と聞かれると・・ピュアだとは言い切れないんですね~。でもピュアに近いとは言えるかもしれません。ピュアベースで非常にナチュラルだがリアルにピュアでは無い・・と言うのが正しいです。それが

「官能的」

と言うべき素性です。

「実に・・エロいです。」
 その昔、アンリ・ボノー爺さんのところに出入りしていた日本人の女の子(仲買人をやっていると言ってました)は、ボディタッチが酷すぎて辟易していると・・言ってました。「あのエロ爺!」とまで・・(^^;;

 まぁ、そんなエx感覚がワインにも出るのかもしれませんが、実に官能的です。

 で、その正体は

「極端にSo2の存在が無い」

ことに有り、よって「揮発酸」の姿が僅かに有ります。

 ところがですね・・これがまた凄いところで、その揮発酸はワインと全く一体化していて、まずほとんどその存在にさえも気付かないだろうと思えるレベルなんですね。

 生ける揮発酸に侵食されてしまったワインは、どんなワインでも余韻が全く同じです。サワーですよ。昨今のビオのシーンでは非常に多いと言えます。

 でも、ワインラヴァーはワインを飲みたいので有って、お酢を飲みたい訳では無いんですよね。どうも最近はおかしいです。ナチュラルならお酢でも良いと言うのは理解に苦しみます。

 で、このアンリ・ボノーのレ・ルーリエですが、そんなレベルのワインでは当然有り得ず、僅かな揮発酸の表情をワインの表情の極一部として取り込み、安定させ、官能的と言われる彼のワインに協力させているんですね。

 実は、優れたテイスターであればほとんどの場合、色を見ただけで揮発酸の存在に気付きます。赤の場合は少し難しくはなりますが、それでも疑問を持つレベルでは気付くでしょう。でもこの写真の色合いからはまったくそれを検出出来ず、ノーズに近づけて初めて・・

「・・なるほど・・」

と確信した訳です。


 言ってみればフレデリック・コサール、ド・シャソルネイと同様の手腕を発揮しているとも言えます。勿論、本家は年長のアンリ・ボノーですが・・。コサールも実は似たようなテクニックや感性を持っており・・いや、エxの部分では無くて・・たまに、遣り過ぎてしまって失敗・・と言う流れも有った訳です。

 また、例えば、ド・ラルロの醸造責任者だったオリヴィエ・ルリッシュは、このワインとほぼ同様の地で赤ワインも造っていますが、

「全くの別もの」

です。オリヴィエ・ルリッシュの中にはアンリ・ボノーのような感性やテクニックは(今のところ?)有りません。しっかりSo2は使うし、ボラティル(揮発性)の生成を嫌うでしょう。そういう意味ではオリヴィエ・ルリッシュはナチュールでは無いことになります。


 何だかナチュールとは何か?・・みたいな論文的になってしまいましたが、

「どんなナチュラリストよりナチュール的で、ボラティルさえも配下に置く魔術師の官能的ワイン」

がアンリ・ボノーのワインです。熟したブルゴーニュがごとき複雑性妙官能ワイン・・是非ご堪能ください。・・でも保存には重々お気をつけくださいね。