
まずはゴタクを並べる前に、頑張って写真を並べておきました・・(^^ ので説明させていただきます。
上から、ブルゴーニュグラスに注いだ直後の泡の様子。注いだ直後なので泡立ちの様子は判るものの、粒が揃っていない感じですね。
2番目は1番目からは数秒後の、より寄った写真。液の色合いと泡質が何となくわかるかと。時系列でグラスの縁に沿って細かな泡が盛り上がって来ているのが見える。
3番目は2番目より数秒後の、これ以上寄れない・・ほど寄った写真。2枚目とあまり変わっていない?
4番目は大評判となった2008年マルゲ、サピエンス。恐ろしいほど旨かったです。比較のために掲載しています。そちらはすでに1本も残っていません。
エルヴェ・ジェスタン、2009年エクストラ・ブリュット・プルミエ・クリュです。まぁ、マルゲと同じかと思います。2008年が滅茶素晴らしかったので、何とか2009年も・・と思ってたところ、ラシーヌさんからこの2009年もののスペシャルなオファーが有ったので・・いただきました。
因みに上代は32000円だそうです。
noisy も、ただ右から左に販売するようなことはしたくないので・・いや、もうすでにジェスタンのシャンパーニュは評判を得ていますので、敢えて飲まずに・・と言う策も考えられた訳ですが、結局、誰もしっかり味わえない状態で世に出して、その後は知らんぷり・・なただの商品にはしたくなかったので、
「・・また開けちゃいました!」
「その上で、頑張って価格も出しました!」
「限定11本のみ!」
です。どうぞよろしくお願いいたします。

息を飲むような完璧な美を感じさせてくれた2008年のサピエンスでしたが、2009年のジェスタンもそれと同等な素晴らしさを感じさせてくれました。
比較してみれば、ほぼ「真ん丸な球体のパレット」を描く2008年と、やや扁平な球体を描く2009年です。
これはテイスティングのタイミングもあるかと思いますし、またヴィンテージの違いに由来するものかと思います。実際、もっと休ませてからテイスティングしたかった・・のですが、時間に追われて仕方なく1週間ほどの休養で自宅に持ち帰り、飲ませていただきました。
「いや・・これ本当に、・・1級格ですか?・・」
と言いたくなってしまうような上品さ、エレガンスです。
ワインの場合、フリーランジュースと言う言葉を使ったりしますが、本当に「一番搾り」「無圧力」な美しさを・・おそらくワインファンなら誰にでも伝わるんじゃないかと思います。
この絶対的な美は、やはり、注いでいる傍から立ち込めてくる何とも言えぬ上品なアロマと、非常に細やかでクリーミーな泡と、液体自身の静けさを持った美味しさが生み出しているものです。
まぁ・・これは飲まなきゃ伝わらないんじゃないかと思います。大手さんのシャンパーニュからは得ることの無い細やかな情報が膨大に有りますんで・・

ピノ・ノワールがこんなに美しい姿を見せるとは・・ムニエの旨味・・シャルドネとピノが上首尾に合わさった時のアロマの厚く美しいバランス・・。
泡を飛ばして飲んでみると、またこれが滅茶苦茶素晴らしいんですね。泡でむせるとか、酸っぱいとか、辛いとか・・そんな話にはならないんじゃないかと。
ただ余りにバランスが良いので、普通に「サクッ」と飲んじゃって、
「・・あら・・もう無い・・すみません、もう一杯注いで!」
みたいな方もいらっしゃるかもしれませんが、ワインファン、シャンパーニュファンなら、ディテールの緻密さ、美しい表情、その物凄い存在感に間違い無く惚れてしまうでしょう。
このやや扁平な球体パレット・・とはいってもラグビーボールほど潰れちゃいませんで僅かな扁平ですがが、これがお月さんのように丸くなった頃が、最高の飲み頃なのでしょう。
しかしながら、今飲んでも・・絶対に判りますよ。この
「飲み干してしばらく経過してなお、その素晴らしい残渣感に酔いしれる」
まさに「余韻」を長く・・超長く楽しめる素晴らしいシャンパーニュでした!

今回は1本飲んでしまいましたので残り11本、この価格でオファーさせていただきます。ラシーヌさんにはもう在庫が無いそうです・・凄いですね~・・。
仮に後々再入荷が有ったとしても、この価格は絶対に無理ですので・・はい・・是非お早めにご検討くださいませ。
いや・・シャンパーニュも、こんな素晴らしいものばかりなら・・毎日飲みたいと思ってしまいます!