ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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イル・ファルネート

イル・ファルネート

イタリア Il Farneto エミーリア=ロマーニャ
Il FarnetoDomaine index -- Open All Column
● エミーリアの新しい生産者をご紹介させていただきます。イル・ファルネートです。

 実は・・相当以前に何本かテイスティングさせていただいてました。その時は・・

「ん~・・イマイチ・・ピンと来ないなぁ・・内向きで、ちょっとネガ背負ってる感じ・・」

だと判断してスルーしていました。

 ですが最近、「イル・ファルネート」と言う言葉を聞くようになってきまして・・同じ埼玉のインポーターさんのエヴィーノさんのN社長さんに聞いてみると、随分と良くなったと・・言うことで、今回の入荷分をオーダーさせていただき、全アイテムをテイスティングさせていただきました。

「以前の暗さはどこへ?・・軽やかさのある外交的で垢抜けたナチュラルな味わい!」

で・・

「・・ありゃりゃ・・しばらく飲まない間に・・随分変わった?」

と、またNさんに聞いてみると、

「若い人が入ったので、その方の影響でしょう。すごく変わりました。」

とのこと。

 まぁ、noisy も毎日のテイスティングで忙しいですが、やはり時折はチェックしていないと置いて行かれる・・そんな気になりました。

 エミーリア=ロマーニャのワインらしく、快活で・・勿論、ガスが有ったり、適度な軽量感、しかし浅過ぎる感じも無くしっかりミネラリティも有って、非常にバランスの良いワインでした。そしてバルサミコも造っていまして、これがまたリーズナブルだけど結構な濃度も有り・・おいしいんですね。

 ですので、

「クイクイ飲めるが薄辛くない・・バランス良く充実した味わいを楽しめるリーズナブルなイタリアン!」

です。是非飲んでみていただきたいと思います。お勧めです!



■エージェント情報
 レッジョ エミリアの南にあるカステッララーノの町。当主のマルコ ベルトーニは2001年、町から離れた丘陵地に念願の土地を手に入れ、ゼロからのブドウ栽培を開始する。畑は標高250m、サッスオーロを含むこの当たりは強い粘土質を持ち、年間の降雨量が少なく非常に乾燥している、この辺りではほとんど見られなくなった、手作業によるブドウ栽培にこだわるマルコ。湿度の問題が起きない畑では、当然カビの影響がほとんどないため、ボルドー液を必要としない環境が整うことに驚く。樹に全く負荷をかけない、自然環境と樹の自己管理力を尊重する栽培を心がけている。醸造は、彼の理想ともいえる日常を感じるワイン、幼い頃に見てきたサッスオーロの情景を尊重したワイン造り。不必要な介入を避け、冬場の寒さを利用してオリ引きするなど、あくまでも地元の手法にこだわるマルコ。ワインはどれも果実をそのまま感じつつも、決して飲み飽きない気軽さを持っています。経験の少なさを補うのに十分な環境と素材の良さ。将来性を感じる造り手です。

 レッジョエミリアとモデナの中間、南側に位置するカステッララーノの町。全くゼロの状態からこのワイナリーをスタートさせたマルコ ベルトーニ、彼には決して譲れないこだわりと強い意志があった。 2000年、町はずれの丘陵地(Collina)、第二次大戦前にはブドウ畑が広がっていた土地でありながら、現在は放棄地とされている土地を手に入れたマルコ。標高250mの緩やかな斜面は、昼夜の寒暖差、そして強い粘土質、乾燥した風とまさに恵まれた環境が整っていた。元来ブドウ農家ではなかったマルコ、しかしながらサッスオーロの町で幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。地域伝統のランブルスコ、そして彼が最も魅力を感じていた地酒ともいえるベスメイン(マルツェミーノの古い呼び名)、そしてスペルゴラ。2001年より、段階的に植樹を行い、現在8ha。黒ブドウはマルツェミーノ、カベルネ、ランブルスコ、グラスパロッサ。白ブドウはスペルゴラ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネを栽培。

 醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。

「ここ最近、ようやく品種として確立されたスペルゴラというブドウ、結実のまばらさと、粒の小ささ。そして最も特徴的ともいえる強い酸を持ったブドウ。」

 梗の部分まで完熟させたスペルゴラは除梗せずにそのまま圧搾。果汁のみの状態で醗酵を行い熟成。2013年よりリリースされたフリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。スペルゴラから造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量添加し瓶内二次醗酵を行う。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。

 マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクにて約2週間のマセレーション(果皮浸漬)、野生酵母による醗酵を促す。圧搾後春まで、外気の寒さを利用してオリ引きを行う。使い古した木樽(500L)に移し12か月の熟成。酸が非常にデリケートで、栽培の難しいとされるマルツェミーノでありながら、驚くほど純粋で直観的な味わい。そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手の一人。


2020 Berzmein Rosso
ベルツメイン・ロッソ

18935
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

◆◆◆ ヴィンテージ変更です!
■エージェント情報
 ルツェミーノ、樹齢15年。除梗して約2週間のマセレーション。屋外に設置したセメントタンクにて野生酵母による醗酵を促す。その後冬の寒さを利用してオリ引きを行い、木樽(トノー)に移し12か月の熟成。オリ引きの後にボトル詰め。タンニンが少なく、テーブルワインとして親しまれているマルツェミーノ。2019より、今のトマーゾが手掛けていることもあり、印象が少し変わりました。今まで以上に軽快な飲み心地、ブドウ由来の柔らかさ、安定感さえ感じる完成度の高いマルツェミーノ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,090 (外税) 
【激安なのに・・軽くて飲みやすいのに・・本当にそれだけ?・・実はちゃんとしっかり出来ていての軽やかな美味しさ!・・見事です!】
 この写真だけじゃ・・余り軽そうには見えないですよね。結構にしっかりしているように見えるんじゃないかと思います。

 そもそもこのエミーリア=ロマーニャの赤ワインは、

「重いと嫌がられる。ガスが無いと売れない。」

などと言われてきまして・・まぁ、蒸し暑さを吹き飛ばしたい・・とか、クイクイ立ち飲みしたい・・みたいなイタリア人気質から伝統的にそう造られて来たんだと思います。

 飲んでみますと、滅茶苦茶バランスが良いんですね~。充実した中くらいの重量感が有ります。かるんかるん・・な軽さでは無いですが、抜けは非常に良い・・。いつもニコニコ、女性に対するイタリアの男性・・みたいなイメージでしょうか。

 この手の赤は、以前もテイスティングしていまして・・超真面目に造られているに違い無いが、残念ながら内向きでナーバス、何だかこの地域らしくないような気がしていましたが、

「どうやらこの2019年から大変身した?」

らしいことが判り・・テイスティングして良かった!・・と思えた瞬間でした。

 だって・・これ、1000円台ですよ・・。この時代、

「・・大丈夫かぁ?」

と思ってしまいますよね?

 屋外で発酵とか、寒くなってから澱引きとか・・

「・・あれ?・・むしろ伝統的じゃないの・・」

と思ってしまいますが、それでも凄く「抜け」が良く、しかもおそらくSo2 は多く無いと思えるほど、「酔いの抜け」も良いんですね。

 赤黒果実が自然なニュアンスでしっかり有り、ドライながらも旨味も載り、適度な中域の膨らみが有ります。「凄い!」・・みたいな部分は感じませんが、「普通に滅茶美味しい!」と感じていただけるロッソです。

「でも軽いんでしょ?」

と思われるかもしれませんが、いや・・その軽さが良いんですよ。無理に樽に入れず、長く持たすことも考えず、葡萄の健康的な良さだけを引き出して1~2年で消費するワインです。

 ですが、これも持たないワインじゃ無いんですよ。なので5年はしっかり持つと思います。でも・・若い時分の美味しさを楽しむ目標で造っていますから、素直な美味しさを楽しみましょう!お勧めします!


2021 Frizant Rosso
フリザン・ロッソ

18535
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

◆◆◆ ヴィンテージ変更で入荷です!
■エージェント情報
 ランブルスコ グラスパロッサ、樹齢5~10年。収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。
※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥1,860 (外税) 
【「開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい」と有りますが、必ず吹いても大丈夫なようにして開けて下さいね!バランス良い軽さがクセになる味わいです!】
 良いですね~・・ロゼほどのエキス昇華感は無く、反対に生果実感が凄いのがこのロッソです。

 見てお判りのように・・まさにこの色の果実がそのまんま・・生感覚で味わえます。ラズベリー、ベリー、そしてむしろ葡萄・・(^^;; 何も足さない、何も引かない・・なんてウイスキーか何かの上出来な CF が有りましたが、

「生の果実のニュアンスが伝わって来るフリッザンテ!」

だとご紹介したいと思います。それも相当に出来が良い・・。

 で、もっと生感覚を得られるんですよね・・。エージェントさんの情報には、

※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。

と有ります。

 これをやりますと・・まさに澱も舞って、さらに「生感覚果実」を得られます。これも美味しい!

 ですが、つまり・・

「ボトルをちょっと振って澱を舞わせて・・」

と言うことになりますから、何も考えず、「あ・・そうすか・・」と安易にやってしまうと部屋中に赤い染みを付けることになりますので注意が必要です。

 まず、キッチンに行き、自分以外の人を追い出すことから始めます。

 そして、優しく少しだけ振って・・ボトルの下に有る澱を浮き立たせましょう。少し浮かんで来ればそれで大丈夫。

 そうしたら、ボトルを斜め30~40度ほどに傾け、胃の辺りの肋骨くぼみにボトルの底を当て、栓抜きを当てて栓の部分をもう片方の手で上から抑え・・。

 そして抑えたままゆっくりと王冠を抜きに掛かり、ガスが「シューッ」と言わなくなるまで抑え続けて下さい。その後ゆっくりボトルを起こしますが目を離さず、泡が上がって来ないようならサービス出来る場所まで行ってグラスに注ぎます。これでOKです。

 ボトルを必要以上に無理に振らないように・・お願いします。

 そうしましたら、この「センス抜群の造り手が造ったリーズナブルな発泡性ワイン」を楽しめる準備が完了です。安くておいしい!・・しかもこの滅茶暑い夏にぴったり!です。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2022 Frizant Bianco
フリザン・ビアンコ

17951
自然派
白 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 ランブルスコ、 グラスパロッサ、樹齢5~10年。収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。
※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,350 (外税) 
【数あるフリッザンテやペティアン系の中でも滅茶光るものを感じるビアンコ!・・個人的にはもう肯定感しかないです!】
 いや~・・参りました!・・こんな価格でこんなに「ちゃんとした」ワイン、しかも発泡性のあるワインを仕上げてしまう感性に驚きを感じます!

 以前のイル・ファルネートなら、ワインとしてはちゃんとしていたものの、激内向きの・・引き籠り状態の味わいが、何とも・・心地良さに繋がらない感じだったんですね。

 ですが前回、今回とご紹介させていただいている新ヴィンテージものについては、

「・・え~・・?・・凄いじゃん!・・何が有った!?」

としか言えないほどの激変振りなんですね。


 で、この遅れて到着した「フリザン・ビアンコ」ですが、全く肯定感しか出てこない・・凄い見事な味わいなんですよ。

 通常のペティアンですと、発酵が進むとどうしても・・低域が薄くなっちゃうんですね。瓶内で酵素が糖分をアルコールと炭酸ガスに変えてしまいますから、どんどんドライになる代わりに重心が高くなって、結果、やや細い体系の弱発泡性に仕上がります。


 製法の、

1.「収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。」

2.「圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。」

3.「オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。」

 の2番目ですね・・これが大きく利いていると思います。

 で、1番目と3番目も勿論、重要ですが、

「高域、中域、低域共にバランスの良い、味幅もちゃんと有り、適度な押しも有るピュアで見事な出来!」

のナチュラルワインに成っています。全く危険性の無い・・見事な味わいです!


 ですが・・noisy だって、そのまんまじゃぁ・・終わらないですよ。数日・・実際には1週間以上、ラップを瓶口で縛って置いてから・・再度飲ませていただきました。ジャンドン・ビアンコも同様にやりました。するとどうでしょう・・?

 ボトルを見ると、白いものが浮いています。これはおそらく暑さで産膜酵母が動き出したんでしょう。まだ膜には成長していませんが、ところどころに浮いています。この状態で飲んでみますと・・

「お~・・ほんの僅かにシェリーっぽさが乗って・・またそのバランスも素晴らしいじゃん!」


 そうなんですよね。結局、元のワインがちゃんとしているものですから、酸膜が動いても非常にバランスが良いんです。

「軽く飲めて美味しい!」

と思われるかもしれませんが・・実は普通以上に「ちゃんと出来ている」ワインだからこそ、こんな芸当が出来るんじゃないかと思います。

 もしnoisy と同じようなことをやられるのであれば、ご自身の責任になりますが・・きっと、ワインの不思議を実感できると思います。

「葡萄を収穫して、発酵させて、ワインにする」

 たったこれだけで滅茶シンプルなことなんですが、奥深い・・こんなに「外向的で心地良いバランスのフリッザンテ」がこんなにリーズナブルに味わえるなんて!・・是非とも飲んでみて下さい!超お勧めします!旨いです!


2022 Giandon Bianco
ジャンドン・ビアンコ

17952
自然派
白 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

◆◆◆ ヴィンテージ更新です!
■エージェント情報
マルヴァジア・ディ・カンディア100%、樹齢30年。友人より借りた畑。
 収穫後、除梗(一部除梗せず)して果皮と共に1週間、セメントタンクにて醗酵が始まる。圧搾後、そのまま6か月の熟成。
 果皮に特徴のあるカンディアの個性を表現した白。ロッソと同じく、気兼ねなく飲まれる土地の味わい。2021はブドウの熟度と酸が両立した特別なヴィンテージ。タンニン、果実を感じつつも、全体を引き締める酸を感じる、カンディアらしからぬエレガントさを持ったヴィンテージ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,490 (外税) 
【果皮をマセラシオンした・・オレンジワイン!・・でも、これほど完成度の高いオレンジは滅多に出会えないはず!・・旨いです!】
 これは旨いですね~・・素直に美味しいと言えるバランスに仕上がっています。そもそも・・

「美味しいオレンジワインって、飲んだこと有ります?」

と聞かれて、素直に「はい」と言える方は、いや・・申し訳ない・・穿った見方かもしれませんが、比較的ワイン歴は短いと思うんですね。

 まぁ、noisy の場合はブルゴーニュ大好き、白ワイン大好きですから・・しかも歴は人に言えないほど長い・・(^^; そんな老害まき散らしっ放しのnoisy が、

「このオレンジ、美味しい!」

なんて言ってる訳ですから、そろそろそんなことが身に覚えのある方々もきっと・・

「・・あれ?・・これ・・意外にも旨いじゃん・・」

と、自分の中にあるある種の基準とマッチしなくなって困ったことになってしまうのかもしれませんよ。

 さらにそもそもそもそも・・何ですが、noisy も「オレンジワイン」と言う定義が良く判らないんですね・・。まぁ、白ワインを赤ワイン同様にマセラシオンして、結果的にオレンジっぽい色で市場に出ているのであれば、

「オレンジワインなの・・かな?」

と思っている訳ですが、そのオレンジ色でさえ、結構に同じような色では無い、様々な色彩をしていると思っています。

 で、まずは余り美味しく無いオレンジワイン。

 色はオレンジっぽいが「抜けて来ない色彩」を持っていて、「どんより」とした印象。冷めた出涸らしのウーロン茶か紅茶を飲んでいるような、フレーヴァーの薄い味わい。何より渋さが前面に出ていて膨らまず・・そして切れが悪い。

 いや~・・自分で書いていて嫌になっちゃうような味わい表現ですね~。でも、こんなの散々に有りますよ。そこに揮発酸なんぞプンプン匂って、10分後にはこれビネガーか?・・なんて言う言葉しか出てこないような・・何とは言いませんが。

 で、このジャンドン・ビアンコ、見事に上記を反対にしたピュア&ほんのりナチュラルなアロマと味わいなんですね・・。

 画像はちょっと暗めに撮れてしまったので申し訳ないんですが・・いや、これ最新iphone の3眼カメラの性です。何度も書いてますが、

「一番良い画角で撮ろうと合わせて液体にピントを合わせると、クルッとレンズが変わってしまい、画角が大きく変わってしまう。」

ためです。

 仕方が無いので、ピントをエチケッタの方に持って行ってシャッターを押す羽目になる・・するとちょっと照りが失われた写真になる・・そんな状況なんですね。


 でも、しっかり「抜けた」明るいオレンジ系統の色彩から、柑橘、果実のフレーヴァーがしっかり・・ガスは無い。渋みはドライな味わいにしっくりと溶け込んでいて、構造に肉を与えている感じで目立たないが良い仕事をしている。適度な中域の膨らみから柔らかなミネラリティを感じさせながら、ほんのりと旨味を感じさせながらの美しい余韻・・。その余韻も実に良い感じが長く持続する・・。

 いや、高級ワインとまでは行かないが、実に良く出来た心地良いバランスです。ある意味、

「・・え~・・これ、イル・ファルネートなの?・・こんなに変わる?」

と、エヴィーノさんのN社長に電話しちゃいましたよ。まぁ、彼も若い頃のスレンダーな体形が随分丸く・・いや、人のことを言えるようなnoisy では無いのでやめておきます。ですが、

「ここまで変わると認めずには・・認識を改めずにはいられない!」

と思っています。

 めっちゃ美味しいです!・・こんなワインは実にありがたい!・・是非飲んでみて下さい。超お勧めします!


2022 Spergle Bianco
スペルグレ・ビアンコ

17953
自然派
白 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 スペルゴラ、樹齢5~15年。収穫後、除梗して圧搾しステンレスタンクで緩やかに醗酵。一部のブドウ(10%程度)は果皮と共に木樽にて1カ月、醗酵が終わり2つを合わせてタンクにて6か月熟成。オリ引きののちのボトル詰め。
 非常に酸の高いスペルゴラというブドウの個性はもちろん、果実の凝縮感、味わい深い白。どうしても酸の強さが際立ってしまうスペルゴラですが2021年はその酸を包み込むような完熟した果実を持った、理想的なヴィンテージ。ややピンクがかった色合いと果実味、高い位置で酸と果実もバランスが取れた、素晴らしいスペルゴラです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,590 (外税) 
【ソーヴィニヨン系と言われるスペルゴラですが、ソーは感じません。充実した酸のパレットを果実とともに楽しめる高質な味わいです!珍しい!】
 スペルゴラ・・です。何か、ちょっと赤みが入ってますよね・・あ、同じような写真になってしまいまして申し訳在りません。カメラが言うことを聞いてくれません。

 ソーヴィニヨン系と言う理解では有りますが、本当にそうなんでしょうかね。何かそんな青っぽさも無いし、柑橘っぽさもソーヴィニヨンとは思えないし・・しかし、味わいは結構に本格派でした。これ、ロマーニャ辺りのワインだとはちょっと思えないような高質な仕上がりです。

 何せこのちょっと赤の入ったような色合いですから、きっと黒みや赤みの出る色素が有るんでしょうね。

 スペルゴラはこの近辺では、その本来の特徴でも有る酸の豊かさを生かして、スプマンテに仕立てたりする場合が多いように思います。ただしnoisy もそんなに経験がある訳では無いので相済みません。

 ちょっと細い筋肉の束を感じるような剛健さも有るテクスチュア、内側に向けて溜め込んだポテンシャルを感じさせますが、外向さも備わり、白や黄色、そして少し色付いた果実、柑橘が有って、しかも緩いと感じさせない締まった味わいが実に印象的です。

 白ワインと言うよりは赤ワインを飲んだ時のような充実した喜びを感じます・・印象だけで言うなら高質なソーヴィニヨンでも良いかもしれませんが、ソーヴィニヨンを出すくらいならセミヨンと言った方がよりマシな感触です。

 これはデイリーと言うより、

「ちょっとは真面目に向き合って飲むべき!」

と思いますよ。そもそもスペルゴラですから・・

「今日スペルゴラ、飲んだよ!」

なんて会話はまずしないでしょう?・・皆無だと思うんですよね。

 でも反対に地域は異なりますが北に接するヴェネトはソアーヴェの、「ガルガーネガ」は会話には登場すると思うんですね。あの世界一ソムリエのTさんの・・「ガルガーネガ!」が印象的だったですが・・それでもガルガーネガよりも高質さは有るんじゃないかとも思います。

 ただし、このスペルゴラは、相当に扱いは難しそうです。エージェントさんによれば、

「酸を包み込むような完熟した果実を持った、理想的なヴィンテージ」

とのことなので、大成功したスペルゴラを飲める珍しい機会と言うことになるんじゃないかと。またそれを言わないとしても、単純に高質な美味しさを感じるみごとな仕上がりだと思います。是非ご検討くださいませ!


2021 Frizant Bianco
フリザン・ビアンコ

17036
自然派
白 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート
2022/11/09(水)より出荷可能です。

■エージェント情報
 ランブルスコ、 グラスパロッサ、樹齢5~10年。収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。
※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,090 (外税) 
【数あるフリッザンテやペティアン系の中でも滅茶光るものを感じるビアンコ!・・個人的にはもう肯定感しかないです!】
 いや~・・参りました!・・こんな価格でこんなに「ちゃんとした」ワイン、しかも発泡性のあるワインを仕上げてしまう感性に驚きを感じます!

 以前のイル・ファルネートなら、ワインとしてはちゃんとしていたものの、激内向きの・・引き籠り状態の味わいが、何とも・・心地良さに繋がらない感じだったんですね。

 ですが前回、今回とご紹介させていただいている新ヴィンテージものについては、

「・・え~・・?・・凄いじゃん!・・何が有った!?」

としか言えないほどの激変振りなんですね。


 で、この遅れて到着した「フリザン・ビアンコ」ですが、全く肯定感しか出てこない・・凄い見事な味わいなんですよ。

 通常のペティアンですと、発酵が進むとどうしても・・低域が薄くなっちゃうんですね。瓶内で酵素が糖分をアルコールと炭酸ガスに変えてしまいますから、どんどんドライになる代わりに重心が高くなって、結果、やや細い体系の弱発泡性に仕上がります。


 製法の、

1.「収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。」

2.「圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。」

3.「オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。」

 の2番目ですね・・これが大きく利いていると思います。

 で、1番目と3番目も勿論、重要ですが、

「高域、中域、低域共にバランスの良い、味幅もちゃんと有り、適度な押しも有るピュアで見事な出来!」

のナチュラルワインに成っています。全く危険性の無い・・見事な味わいです!


 ですが・・noisy だって、そのまんまじゃぁ・・終わらないですよ。数日・・実際には1週間以上、ラップを瓶口で縛って置いてから・・再度飲ませていただきました。ジャンドン・ビアンコも同様にやりました。するとどうでしょう・・?

 ボトルを見ると、白いものが浮いています。これはおそらく暑さで産膜酵母が動き出したんでしょう。まだ膜には成長していませんが、ところどころに浮いています。この状態で飲んでみますと・・

「お~・・ほんの僅かにシェリーっぽさが乗って・・またそのバランスも素晴らしいじゃん!」


 そうなんですよね。結局、元のワインがちゃんとしているものですから、酸膜が動いても非常にバランスが良いんです。

「軽く飲めて美味しい!」

と思われるかもしれませんが・・実は普通以上に「ちゃんと出来ている」ワインだからこそ、こんな芸当が出来るんじゃないかと思います。

 もしnoisy と同じようなことをやられるのであれば、ご自身の責任になりますが・・きっと、ワインの不思議を実感できると思います。

「葡萄を収穫して、発酵させて、ワインにする」

 たったこれだけで滅茶シンプルなことなんですが、奥深い・・こんなに「外向的で心地良いバランスのフリッザンテ」がこんなにリーズナブルに味わえるなんて!・・是非とも飲んでみて下さい!超お勧めします!旨いです!


2020 Giandon Rosso
ジャンドン・ロッソ

16978
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 マルツェミーノ主体、マルボジェンティーレ、ランブルスコ、グラスパロッサ他。除梗し果皮と共に醗酵。セメントタンクにて発酵・熟成。気兼ねなく飲み続けられる土地の味わいを意識し、気軽な飲み口を追求したワイン。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,680 (外税) 
【気軽に飲める味わいを追求したワイン!・・なんですが、そんなことを超越した美味しさを感じさせてくれます!】
 まぁ、noisyと長くお付き合いしてくださっているお客様なら、

「・・おっ!・・noisyさんがこんなトーンで書いているワインは相当良いんだろうなぁ・・」

 みたいなことは、肌身で判っていただいているんじゃないかと思っています。

 しかも、もしかしたら・・こんな風にも感じているかもしれません。

「・・確かに。・・でも、こんな千円台のデイリー価格のワインに、これほどのテンションで書いてたことって・・有ったっけ?」

 あ、そうかもしれませんね。noisy も余り記憶に有りません・・(^^;

 でも、例えばヴァーゼンハウスの、あの一番安いやつ・・(^^;; 白も赤も滅っ茶美味しいじゃないですか!・・noisy は大好きなんですよね・・あれ・・。あれ、じゃ判らないか、白だとグートエーデル、赤だとグラン・ドルディネールですね。

 軽いんだけれど実は物凄くちゃんと出来ていて、素晴らしい味わいと飲み心地を感じさせてくれるピュア&ナチュラルなワインです。

 だけど・・ヴァーゼンハウスはまぁまぁ・・価格はしますよね?・・このイル・ファルネートだと千円台ですからね。2本買えちゃいますよね?


 まぁ、イタリアは緯度が低いですから、より葡萄は熟します。ドイツは緯度は高いし寒いし・・最近こそ、黒葡萄もそれなりに熟すようになりましたが、以前はロゼ並みの色しか付かなかった訳です。

 この、ちょっとだけ深めのガーネットから、決して濃くて疲れるような、そしてタンニンで痺れるような、重厚な味わいが飛び出す訳では有りません。ほんの僅かにガスを見つけるかもしれませんが、ほぼ・・無いです。軽やかな中に果皮由来の果実のニュアンスと、中域の見事に適度な膨らみ、フランボワーズさえ感じられる終盤と余韻・・そして切れの良さ!文句の無い味わいだと思うんですね。まぁ、良く出来た泡の弱いランブルスコと思っていただいても結構じゃないかとも思います。

 ですが!・・シンプルだからこそ、目論見通りに仕上げる「眼」が重要かと思うんですね。軽やかだから・・が、「薄い」に置き換わった時、人は絶対に拒絶してしまうと思います。ですがこれ、そうはならないんですよ。

 そしてこのワインもまた、1週間ほど置いてからも飲んでみました。・・まぁ、その味わいは余り多くは言いませんが、

「結構に旨い!・・そして最初に抱いた印象は結構変わる!」

と申し上げておきましょう。

 いや、ワインって面白いですね・・。安くたって旨くて素晴らしいものは、沢山じゃなくても有ります。昨今はビオ、ナチュールの名のもとに、

「・・それで・・良いの?」

と、一旦躊躇させられてしまうワインも多く出回っています。

 「収穫して、仕込んで、ワインにする」

 このシンプルなことをシンプルに仕上げているはずですが、それが全て秀逸です。是非飲んでみて下さい!超お勧め!・・あ、すみません、のんびりしている間に、このジャンドン・ロッソ、完売だそうです。なので追加はありません。どうぞよろしくお願いいたします。



2021 Aze Balsamico
アゼ・バルサミコ

16982
自然派

イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 マルツェミーノ60%、スペルゴラ20%、カベルネ ソーヴィニヨン20%。5年熟成をベースに、3年、7年とブレンドした酸度が低く甘みを残したバルサミコ。糖分や酵母、保存料、着色料無添加。
250ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,580 (外税) 
【とても柔らかで複雑性が高い酸!・・旨味が結構にしっかり有るリーズナブルでナチュラルなバルサミコ!お勧めです!】
 ついつい面倒になってしまって、ヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンとお醤油だけで全てを済ませてしまいがちな noisy ですが、そこにこんなに美味しい・・(^^;; 良い感じのバルサミコが有るとなると、

「少なくとも生野菜を食べるのが楽しくなる!」

のは間違い無いです。

 そうなってきますと、今度はお醤油の出番が減って・・塩とバルサミコとエクストラ・ヴァージン..で全てやってしまいがちになるんですが、いや・・塩か醤油かは置いておくにせよ、

「少なくともワインとの相性は抜群に良くなる!」

のは間違い在りません。


 バルサミコの濃度としても結構に有りまして・・いや、250MLで数万円・・みたいな、一滴二滴で味を決められる凄いバルサミコには敵わないにせよ、この濃度とナチュラル感、味わいの完成度と価格を見比べましたら、

「ほぼ無敵?」

なんじゃないかな・・と思います。

 この位の濃度が有ったら、一瓶煮詰めてソースに仕立てても勿体なく無い(・・かな?)と思いますし、何より・・濃度が薄すぎて煮詰めるのに時間ばかり掛って風味がすっかり変わってしまうことも防げます。

 勿論、野菜サラダには万全ですし、ちょっと漬かりの浅すぎるお漬物などにも良いと・・いや、夏場の白菜の漬物には不要かとは思いますが、生でも焼いても、お魚の身を少し浸しても行けますよ。

 良いバルサミコを見つけたと喜んでいます。是非冷蔵庫に1本!・・常備してください。お勧めします!


2019 Berzmein Rosso
ベルツメイン・ロッソ

16981
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 ルツェミーノ、樹齢15年。除梗して約2週間のマセレーション。屋外に設置したセメントタンクにて野生酵母による醗酵を促す。その後冬の寒さを利用してオリ引きを行い、木樽(トノー)に移し12か月の熟成。オリ引きの後にボトル詰め。タンニンが少なく、テーブルワインとして親しまれているマルツェミーノ。2019より、今のトマーゾが手掛けていることもあり、印象が少し変わりました。今まで以上に軽快な飲み心地、ブドウ由来の柔らかさ、安定感さえ感じる完成度の高いマルツェミーノ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,860 (外税) 
【激安なのに・・軽くて飲みやすいのに・・本当にそれだけ?・・実はちゃんとしっかり出来ていての軽やかな美味しさ!・・見事です!】
 この写真だけじゃ・・余り軽そうには見えないですよね。結構にしっかりしているように見えるんじゃないかと思います。

 そもそもこのエミーリア=ロマーニャの赤ワインは、

「重いと嫌がられる。ガスが無いと売れない。」

などと言われてきまして・・まぁ、蒸し暑さを吹き飛ばしたい・・とか、クイクイ立ち飲みしたい・・みたいなイタリア人気質から伝統的にそう造られて来たんだと思います。

 飲んでみますと、滅茶苦茶バランスが良いんですね~。充実した中くらいの重量感が有ります。かるんかるん・・な軽さでは無いですが、抜けは非常に良い・・。いつもニコニコ、女性に対するイタリアの男性・・みたいなイメージでしょうか。

 この手の赤は、以前もテイスティングしていまして・・超真面目に造られているに違い無いが、残念ながら内向きでナーバス、何だかこの地域らしくないような気がしていましたが、

「どうやらこの2019年から大変身した?」

らしいことが判り・・テイスティングして良かった!・・と思えた瞬間でした。

 だって・・これ、1000円台ですよ・・。この時代、

「・・大丈夫かぁ?」

と思ってしまいますよね?

 屋外で発酵とか、寒くなってから澱引きとか・・

「・・あれ?・・むしろ伝統的じゃないの・・」

と思ってしまいますが、それでも凄く「抜け」が良く、しかもおそらくSo2 は多く無いと思えるほど、「酔いの抜け」も良いんですね。

 赤黒果実が自然なニュアンスでしっかり有り、ドライながらも旨味も載り、適度な中域の膨らみが有ります。「凄い!」・・みたいな部分は感じませんが、「普通に滅茶美味しい!」と感じていただけるロッソです。

「でも軽いんでしょ?」

と思われるかもしれませんが、いや・・その軽さが良いんですよ。無理に樽に入れず、長く持たすことも考えず、葡萄の健康的な良さだけを引き出して1~2年で消費するワインです。

 ですが、これも持たないワインじゃ無いんですよ。なので5年はしっかり持つと思います。でも・・若い時分の美味しさを楽しむ目標で造っていますから、素直な美味しさを楽しみましょう!お勧めします!


2020 Frizant Rosso
フリザン・ロッソ

16976
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート
2023/10/07(土)より出荷可能です。

■Kエージェント情報
 ランブルスコ グラスパロッサ、樹齢5~10年。収穫後、除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。圧搾し、ボトル詰めの前に保存していたグラスパロッサのモストを加え、瓶内再醗酵。オリ抜きをせずにリリース、酵母添加なし。
※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,860 (外税) 
【「開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい」と有りますが、必ず吹いても大丈夫なようにして開けて下さいね!バランス良い軽さがクセになる味わいです!】
 良いですね~・・ロゼほどのエキス昇華感は無く、反対に生果実感が凄いのがこのロッソです。

 見てお判りのように・・まさにこの色の果実がそのまんま・・生感覚で味わえます。ラズベリー、ベリー、そしてむしろ葡萄・・(^^;; 何も足さない、何も引かない・・なんてウイスキーか何かの上出来な CF が有りましたが、

「生の果実のニュアンスが伝わって来るフリッザンテ!」

だとご紹介したいと思います。それも相当に出来が良い・・。

 で、もっと生感覚を得られるんですよね・・。エージェントさんの情報には、

※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。

と有ります。

 これをやりますと・・まさに澱も舞って、さらに「生感覚果実」を得られます。これも美味しい!

 ですが、つまり・・

「ボトルをちょっと振って澱を舞わせて・・」

と言うことになりますから、何も考えず、「あ・・そうすか・・」と安易にやってしまうと部屋中に赤い染みを付けることになりますので注意が必要です。

 まず、キッチンに行き、自分以外の人を追い出すことから始めます。

 そして、優しく少しだけ振って・・ボトルの下に有る澱を浮き立たせましょう。少し浮かんで来ればそれで大丈夫。

 そうしたら、ボトルを斜め30~40度ほどに傾け、胃の辺りの肋骨くぼみにボトルの底を当て、栓抜きを当てて栓の部分をもう片方の手で上から抑え・・。

 そして抑えたままゆっくりと王冠を抜きに掛かり、ガスが「シューッ」と言わなくなるまで抑え続けて下さい。その後ゆっくりボトルを起こしますが目を離さず、泡が上がって来ないようならサービス出来る場所まで行ってグラスに注ぎます。これでOKです。

 ボトルを必要以上に無理に振らないように・・お願いします。

 そうしましたら、この「センス抜群の造り手が造ったリーズナブルな発泡性ワイン」を楽しめる準備が完了です。安くておいしい!・・しかもこの滅茶暑い夏にぴったり!です。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2021 Frizant Rosato
フリザン・ロザート

16975
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート

■エージェント情報
 ランブルスコ グラスパロッサ、サラミーノ主体、スペルゴラ他。樹齢10~15年。黒ブドウは約1晩の浸漬、白ブドウを加えて共に圧搾し醗酵。冷蔵保存していたランブルスコのモスト(果汁)加え、再び醗酵が始まってからボトル詰め。春先の気温上昇を利用して瓶内で醗酵を終える。オリを残したままリリース。古典では白ブドウを加えていたというランブルスコの原点ともいえるロゼ。
 2021は果皮まで完熟したヴィンテージで色もやや濃い目。少しガスは控えめながら、乾いたタンニンと切れのある酸は、空腹感を呼び覚まします。例年通り、果実の甘い香りからの切れのある飲み口、テーブルに必要不可欠な魅力的なロゼ。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥1,950 (外税) 
【激旨です!ロゼ嫌い、泡嫌いは是非!・・享楽感をバッチリ得られます!・・有り得ないほどの美味しさを感じられます!】
 もう、細かいことはどうでも良いかと・・思ってしまうほど、滅茶心地良い飲み心地でして・・しかも探求しようと探しに出ると・・

「あらま・・ちゃんとあるじゃん・・」

と言う結果になってしまいまして、

「おいおい・・こんな2000円もしないワインにそんなに入り込んでどうすんのよ!」

と言う悪魔のささやきと、

「・・いや、だからこそ、しっかりポテンシャルを取りに行かなきゃならないんだ・・」

みたいな何とも締まらないニッチなワイン屋の義務感みたいなものが争うことになってしまう訳です。

 しかもこの期に及んで定休日に長い文章を時間を掛けて書こうとしているなんて、ほとんど自虐的な人間のやることにしか思えなくなってきてしまいます。

 ですが・・

「これ、本当に・・旨いです!」

 ロゼと言うより赤に近い・・。でも果皮が持つ美味しさだけで果皮の重さは無い・・ですね。それでいて、この適度なガスの存在が味わいをソフトに・・軽やかにしているんですが、その心地良さだけは変わらないにせよ、

「ワインとしての出来の良さが光る!」

んですよ。


 やはりこれは・・造る人間のセンス!・・なんでしょう。以前・・noisy がスルーしていたイル・ファルネートのネガティヴさがワインを覆っている味わいは、もうどこにも有りません。

 軽やかなのに実は充実・・でもやっていることは以前と変わらないのに、全く印象を異なるものにしている。

 勿論、ヴィンテージの良さは有るのでしょうが、イル・ファルネート、一皮剥けた出来映えが、デイリーを席巻するような予感さえしてきました。是非とも!・・飲んでみて下さい。楽しい時間が待ってます!一推しです!


2020 Brut Nature
ブルット・ナトゥーレ

16979
自然派
白 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート
2022/08/13(土)より出荷可能です。

■エージェント情報
 ソーヴィニヨンブラン80%、シャルドネ20%、樹齢10~15年。除梗せずに圧搾、果汁のみで醗酵。ボトル詰めの前に保存していたモストを加え、瓶内二次醗酵を行う。オリとともに瓶内12カ月の熟成、オリ抜きをしたのちにリリース。二次醗酵の酵母は使わず、ドサージュも行わないメトードクラッシコ(瓶内二次醗酵)のスプマンテ。
 2020年は収穫にも恵まれた果実的なヴィンテージ。もちろん酸もしっかりありますが、そこに肉付けされた果実が非常に心地よいスプマンテ。今年よりだいぶ値上げとなってしまいましたが、それでも味わいからはかけ離れた、素晴らしいクオリティのスプマンテ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,650 (外税) 
【炭酸ガスを充填した安価な製法では有り得ない、充実した味幅、泡質、ワイン自体の美味しさを持つ、必ずちょっとでも驚いていただけるスプマンテです!】
 ん~・・どうしちゃったんだろ、先読みは結構お得意な領域だったはずのnoisyですが、

「完全に読みを誤った」

と認めざるを得ない・・そんなイル・ファルネートの素晴らしいスプマンテです。・・あ、泡では有りますがスティルがそれなりにあるので、イタリアのコラムで一緒に分別しています。

 旺盛な泡ですね~・・持ち帰ってすぐに開けているので不揃いでは有りますが、1枚目はクリーミーさが見える写真だと思います。2枚目の写真は泡が引けた時に撮っていますが、

「美しく抜けた色彩が取れている」

と思います。

 安い泡ものは、炭酸ガスを白ワインに加える方法が主体で、短期に仕上げることが出来るので流行っています。しかし、泡の質は・・まぁ、炭酸飲料とさして変わらないので、泡粒は大きいし、さっさと消えてなくなってしまいます。

 このブルット・ナトゥーレは葡萄の糖分だけで二次発酵まで行う本格派です。シャンパン製法とは微妙に異なり、二次発酵の際にはモストを加えるだけ・・のようで、その際に酵母は加えない・・つまり、

「ブルット・ナトゥーレ...自然な辛口...葡萄だけで仕込んだ辛口」

言うことになります。

 非常にドライですが酵母の死骸が分解されて生まれたと感じるアミノ酸的旨みがしっかり載り、肌理の有る、口内で良い感じに弾けるガスを含んだ液体、そこからのほんのりと感じる白桃や黄桃、梨やリンゴの自然なノーズ・・そしてきっちり膨らむ中域、高域に伸びる還りノーズ・・良いじゃないですか!

 これでこんなプライスはただただ素晴らしいですよ。高価なフランチャコルタ...とまでは行かないにせよ、

「外向的な愛想の良さと柔らかなミネラリティ、果実感のちゃんとある伸びやかで自然な味わい!」

であり、

「泡の質感も良く強く無く、酸っぱく無く、重過ぎないバランス」

が、ついつい飲んでしまうビールと前向きに交換可能な旨い泡としてお勧めできます。

 安いと思いますよ・・これは。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2021 Spergle Bianco
スペルグレ・ビアンコ

16980
自然派
白 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート
2022/08/20(土)より出荷可能です。

■エージェント情報
 スペルゴラ、樹齢5~15年。収穫後、除梗して圧搾しステンレスタンクで緩やかに醗酵。一部のブドウ(10%程度)は果皮と共に木樽にて1カ月、醗酵が終わり2つを合わせてタンクにて6か月熟成。オリ引きののちのボトル詰め。
 非常に酸の高いスペルゴラというブドウの個性はもちろん、果実の凝縮感、味わい深い白。どうしても酸の強さが際立ってしまうスペルゴラですが2021年はその酸を包み込むような完熟した果実を持った、理想的なヴィンテージ。ややピンクがかった色合いと果実味、高い位置で酸と果実もバランスが取れた、素晴らしいスペルゴラです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,390 (外税) 
【ソーヴィニヨン系と言われるスペルゴラですが、ソーは感じません。充実した酸のパレットを果実とともに楽しめる高質な味わいです!珍しい!】
 スペルゴラ・・です。何か、ちょっと赤みが入ってますよね・・あ、同じような写真になってしまいまして申し訳在りません。カメラが言うことを聞いてくれません。

 ソーヴィニヨン系と言う理解では有りますが、本当にそうなんでしょうかね。何かそんな青っぽさも無いし、柑橘っぽさもソーヴィニヨンとは思えないし・・しかし、味わいは結構に本格派でした。これ、ロマーニャ辺りのワインだとはちょっと思えないような高質な仕上がりです。

 何せこのちょっと赤の入ったような色合いですから、きっと黒みや赤みの出る色素が有るんでしょうね。

 スペルゴラはこの近辺では、その本来の特徴でも有る酸の豊かさを生かして、スプマンテに仕立てたりする場合が多いように思います。ただしnoisy もそんなに経験がある訳では無いので相済みません。

 ちょっと細い筋肉の束を感じるような剛健さも有るテクスチュア、内側に向けて溜め込んだポテンシャルを感じさせますが、外向さも備わり、白や黄色、そして少し色付いた果実、柑橘が有って、しかも緩いと感じさせない締まった味わいが実に印象的です。

 白ワインと言うよりは赤ワインを飲んだ時のような充実した喜びを感じます・・印象だけで言うなら高質なソーヴィニヨンでも良いかもしれませんが、ソーヴィニヨンを出すくらいならセミヨンと言った方がよりマシな感触です。

 これはデイリーと言うより、

「ちょっとは真面目に向き合って飲むべき!」

と思いますよ。そもそもスペルゴラですから・・

「今日スペルゴラ、飲んだよ!」

なんて会話はまずしないでしょう?・・皆無だと思うんですよね。

 でも反対に地域は異なりますが北に接するヴェネトはソアーヴェの、「ガルガーネガ」は会話には登場すると思うんですね。あの世界一ソムリエのTさんの・・「ガルガーネガ!」が印象的だったですが・・それでもガルガーネガよりも高質さは有るんじゃないかとも思います。

 ただし、このスペルゴラは、相当に扱いは難しそうです。エージェントさんによれば、

「酸を包み込むような完熟した果実を持った、理想的なヴィンテージ」

とのことなので、大成功したスペルゴラを飲める珍しい機会と言うことになるんじゃないかと。またそれを言わないとしても、単純に高質な美味しさを感じるみごとな仕上がりだと思います。是非ご検討くださいませ!


2021 Giandon Bianco
ジャンドン・ビアンコ

16977
自然派
白 辛口
イタリア
エミーリア=ロマーニャ
イル・ファルネート
2022/09/14(水)より出荷可能です。

■エージェント情報
マルヴァジア・ディ・カンディア100%、樹齢30年。友人より借りた畑。
 収穫後、除梗(一部除梗せず)して果皮と共に1週間、セメントタンクにて醗酵が始まる。圧搾後、そのまま6か月の熟成。
 果皮に特徴のあるカンディアの個性を表現した白。ロッソと同じく、気兼ねなく飲まれる土地の味わい。2021はブドウの熟度と酸が両立した特別なヴィンテージ。タンニン、果実を感じつつも、全体を引き締める酸を感じる、カンディアらしからぬエレガントさを持ったヴィンテージ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,200 (外税) 
【果皮をマセラシオンした・・オレンジワイン!・・でも、これほど完成度の高いオレンジは滅多に出会えないはず!・・旨いです!】
 これは旨いですね~・・素直に美味しいと言えるバランスに仕上がっています。そもそも・・

「美味しいオレンジワインって、飲んだこと有ります?」

と聞かれて、素直に「はい」と言える方は、いや・・申し訳ない・・穿った見方かもしれませんが、比較的ワイン歴は短いと思うんですね。

 まぁ、noisy の場合はブルゴーニュ大好き、白ワイン大好きですから・・しかも歴は人に言えないほど長い・・(^^; そんな老害まき散らしっ放しのnoisy が、

「このオレンジ、美味しい!」

なんて言ってる訳ですから、そろそろそんなことが身に覚えのある方々もきっと・・

「・・あれ?・・これ・・意外にも旨いじゃん・・」

と、自分の中にあるある種の基準とマッチしなくなって困ったことになってしまうのかもしれませんよ。

 さらにそもそもそもそも・・何ですが、noisy も「オレンジワイン」と言う定義が良く判らないんですね・・。まぁ、白ワインを赤ワイン同様にマセラシオンして、結果的にオレンジっぽい色で市場に出ているのであれば、

「オレンジワインなの・・かな?」

と思っている訳ですが、そのオレンジ色でさえ、結構に同じような色では無い、様々な色彩をしていると思っています。

 で、まずは余り美味しく無いオレンジワイン。

 色はオレンジっぽいが「抜けて来ない色彩」を持っていて、「どんより」とした印象。冷めた出涸らしのウーロン茶か紅茶を飲んでいるような、フレーヴァーの薄い味わい。何より渋さが前面に出ていて膨らまず・・そして切れが悪い。

 いや~・・自分で書いていて嫌になっちゃうような味わい表現ですね~。でも、こんなの散々に有りますよ。そこに揮発酸なんぞプンプン匂って、10分後にはこれビネガーか?・・なんて言う言葉しか出てこないような・・何とは言いませんが。

 で、このジャンドン・ビアンコ、見事に上記を反対にしたピュア&ほんのりナチュラルなアロマと味わいなんですね・・。

 画像はちょっと暗めに撮れてしまったので申し訳ないんですが・・いや、これ最新iphone の3眼カメラの性です。何度も書いてますが、

「一番良い画角で撮ろうと合わせて液体にピントを合わせると、クルッとレンズが変わってしまい、画角が大きく変わってしまう。」

ためです。

 仕方が無いので、ピントをエチケッタの方に持って行ってシャッターを押す羽目になる・・するとちょっと照りが失われた写真になる・・そんな状況なんですね。


 でも、しっかり「抜けた」明るいオレンジ系統の色彩から、柑橘、果実のフレーヴァーがしっかり・・ガスは無い。渋みはドライな味わいにしっくりと溶け込んでいて、構造に肉を与えている感じで目立たないが良い仕事をしている。適度な中域の膨らみから柔らかなミネラリティを感じさせながら、ほんのりと旨味を感じさせながらの美しい余韻・・。その余韻も実に良い感じが長く持続する・・。

 いや、高級ワインとまでは行かないが、実に良く出来た心地良いバランスです。ある意味、

「・・え~・・これ、イル・ファルネートなの?・・こんなに変わる?」

と、エヴィーノさんのN社長に電話しちゃいましたよ。まぁ、彼も若い頃のスレンダーな体形が随分丸く・・いや、人のことを言えるようなnoisy では無いのでやめておきます。ですが、

「ここまで変わると認めずには・・認識を改めずにはいられない!」

と思っています。

 めっちゃ美味しいです!・・こんなワインは実にありがたい!・・是非飲んでみて下さい。超お勧めします!