ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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インドミティ

インドミティ

イタリア Indomiti ヴェネト
IndomitiDomaine index -- Open All Column
[ oisy wrote ]
● 2023年のインドミティのご紹介です。一部上級キュヴェは2021,2022年もございます。

 こんな凄い造り手がイタリアの、しかもヴェネトという比較的マイナーな地域にいるのか・・と驚愕しました。最初はセンスのある造り手だな~とくらいに思っていたんです。

 ただなにか液体が持つオーラみたいのが違うな・・・とうっすら感じていたところ上級キュヴェを飲んで、その「心にくる」素晴らしさに愕然としました・・

 そしてその正体に気付いたんです。それは・・・

 フレデリック・コサールの言う「ヴァン・ヴィヴァン」がインドミティのワインにはある・・ということです!

「生きたワインには、魂が揺さぶられるような感動がある」

まさに心にくる、魂を揺さぶられるようなワインです。

 巻き戻すように全てのキュヴェをテイスティングし直すと、どのキュヴェも感じたのは「ヴァン・ヴィヴァン」・・・でした! トップの2キュヴェ「ロッソ・セレステ」と「エニグマ」が非常にブルゴーニュ的で、さらにそのスタイルがかなりコサール的だと感じたので、気付いただけのことです。

さらに「エニグマ」の中にはヤン・ドリューの要素も垣間見ることができましたが、その詳細は各コラムにてご覧ください。

インドミティのシモーネ・・・天才だと思います。ぜひご検討くださいませ!




[ noisy wrote ]
 以下は以前のレビューです。
--------

● ビックリしました~!・・

「・・誰なんだ・・こんなワインを造れるのは!」

「これが・・イタリアの・・ヴェネトのワインなのか?」

「穏やかで美しいのに、ちゃんと主張も有る・・これで1年目の造り手?!」


 どうやら世の中から「一気に」消えたようですよ・・。世界でもそう、日本でもそのようです。でも、noisy としましてはちょっと不満も。

 だって、


「こんなに穏やかでエレガントで、イタリアワインらしくない静かな味わいで・・墨絵さえ思わせるようなワイン」


って、世の中のワインの中心に有った訳じゃなく、ただただ noisy はそんなのが好きだから扱っていただけ・・なのに、世の中から一瞬で消えたって・・どういうことなの?・・と言うような、ちょっと嫉妬みたいなものが入った微妙な気持ちが有るんですね・・。

「・・何だかな~・・」

・・続く





■エージェント情報 インドミティは今年28歳になるシモーネ・アンブロジーニが立ち上げたナチュラルワインのプロジェクト。シモーネは、高校卒業後、丸1年かけて世界を旅行。その後、トレンティーノやアゼルバイジャン、モンタルチーノ、ブルゴーニュ、ヴェネトなどの数々のワイナリーで研鑽。そして、2018年に地元ヴェネトで畑とセラーをレンタルしてナチュラルワイン造りを始めたミレニアル世代の造り手です。

 シモーネはテクノロジーや化学を排した可能な限りアーティザナル(職人的)な方法で栽培をしたいと考え、長靴と剪定バサミ、ミニトラックを改造したトラクターだけで、たった一人で、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックでブドウ栽培を始めました。

 インドミティのワインはアートワークであり、エチケットにはシモーネの人生の旅の美しい物語が表現されています。エレガントで美しく、生き生きとした活力を備えた彼のワインは、初ヴィンテージながらリリースと同時に欧米で大人気となりあっという間に完売してしまいました。


2023 Antropica Bianco I.G.T.Veneto
アントロピカ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

19449
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
モスカート・ジャッロ 60% ソーヴィニヨン・ブラン40%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗した後、3日間スキンコンタクトして圧搾。グラスファイバータンクで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、SO2、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、20%は樽(新樽は用いない)に移し、80%は引き続きグラスファイバータンクで、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。2023ヴィンテージは、ソーヴィニヨン・ブランが9/2と9/3、モスカート・ジャッロが9/11と9/16に収穫。総生産量2.500本。アルコール度数は10.5度。2025年1月の分析ではSO2は検出されず。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,590 (外税) 
【桃、カモミール、アンズ、etc・・・とても書ききれない大量のフレグランスを放つ、SO2不検出のめちゃ安定した激ピュアワインです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 いや〜、思わず笑っちゃいました。ものすごい香りの量と質です・・!まるでユズの皮をすりおろした時のように香り立ちが良いです。

桃、カモミール、アンズ、オレンジの皮、カルダモン、紅茶、金木犀、和梨・・・これだけでは書ききれません。もっと色んな香りに通じる要素があります。

 そして、ただ香るだけではありません。思わず惹きつけられる、「フレグランス」があるんです・・!

 液体は甘くないのに「蜜」。超ピュアなアンズのようなキュッと締まる酸を持ちながら、奥行きのある密度感で、「常に香りを感じながら」飲み込むことができます。

 香りの持続性、ここでいう持続性というのは、グラスに注いで、口に含んで、飲み込むまでの一連の流れの中での持続性なんですが、一切の途切れがありません。

 アントロピカを飲むまでは、通常のワインは口に含んだ瞬間、香りが一瞬途切れるということに気づきさえしませんでした。しかし、アントロピカはずーっと香りが感じ続けられるんです。

 ミネラリティがフリウリのポンカ土壌の組成に近いように感じます。厚めのミネラリティがスキンコンタクトした果皮の香り成分や、うまみ、複雑性と相まってこの状態を造り出しているように思います。。

 ひとつだけ、絶対に半端ないマリアージュを引き起こすのを確信できる料理が思い浮かびます。それは「レバーペースト」です。

レバーの野趣味がこのワインが持つアロマと組み合わさり、ペーストの白いクリーミーさがワインの密度と張り合い相乗効果をもたらし、そして仕上げに「アプリコットソース」を組み合わせれば同系統のこのワインの完璧なツナギ役となってくれるでしょう・・・確信があります!!

 でもね・・これだけアロマティックでありながら、決してトロピカルではなく冷涼なんですよ。だからレバーペーストと合うとも言えます。アントロピカとはイタリア語で「人為的な」という意味らしいです。シモーネがこのワインにそのような名前をつけた真意は分からないですが、仮に「アンチ・トロピカル」だったとしても納得できます。

「アン・トロピカル」だったとしたら、これが俺のトロピカルスタイルなんだ・・!普通のトロピカルとは違うだろ?というような感じかもしれません。ラベルデザインがトロピカルに寄せているので、意味的に掛かってそうだな・・・と思い考察して見ました。おすすめです。ぜひご検討ください・・・



 とレビューを締めくくろうとしたら気づいてしまいました、テクニカルに「SO2無添加で検出されず」と書いてあるじゃあないですか・・!

え~!なんだって~!?!?!?

自然に生成されるSO2もなかったということです。いや驚くべきはこの安定性です。全く持ってネガティブな要素の無いクリーンで綺麗なワインなんです。マジかよ・・・こんなことできるんだ・・・

 SO2フリーなのにコアを感じる味わいだし、どうなってるんでしょうか。もしかしたらこのフレグランスはSO2によって閉じ込められることのなかったアロマが放出されているということなのかもしれません。

 現状完全に安定、バランスしています。しかし温度変化の影響は大きいと言えます。保存の際は温度管理にご注意くださいませ。よろしくお願いいたします!


2023 Ramingo Bianco I.G.T.Veneto
ラミンゴ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

19450
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
ピノ・ビアンコ70%、ソーヴィニョン・ブラン30%

 手摘みで収穫したソーヴィニョン・ブランとピノ・ビアンコを完全に除梗した後、2日間スキンコンタクトして圧搾。2品種をまとめてグラスファイバータンクで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、SO2、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、20%は樽(新樽は用いない)に移し、80%は引き続きグラスファイバータンクで、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。

 2023ヴィンテージはピノ・ビアンコが9/4、ソーヴィニョン・ブランが9/8に収穫。総生産量2.000本。アルコール度数11.5度。2025年1月時点のSO2トータルは4.8mg/L。
750ML 在庫  3   ご注文数   本
¥3,890 (外税) 
【わずか11.5度のAlc度数なのに・・ミネラリティと果皮の強烈な旨味が充実した、身体への負担が激少のピュアワインです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 インドミティのワインは表情が豊かです・・・

 テイスティングで要素を拾いに行こうとするとあれもこれもと出て来るような。この価格帯であればもう少し単調であってもおかしくないと思うんですが。

 例えば「煙」というひとつの要素であったとしても、単調ではないんです。いくつかの「煙」が絡み合ったかのような、あるいは「煙」と「果実」の間に境目がなく、それによって「煙」と「果実」の両方の要素をもった「第3の香り」が生成されているような感覚です。

 この複雑さを可能にしているひとつの重要な要素は・・・SO2の少なさかと思います。SO2によって閉じ込められているような感覚が全くなく、このワインも残存SO2は僅か4.8mg/L。使用量が少ないな、と感じる自然派の造り手でも20〜30mg/Lだったりしますから、その驚異的な少なさを数字でも実感できるかと思います。

 また、SO2が少ないと、コアの緩いワインになりがちなんですが、インドミティのワインはしっかりとコアを感じられるんですよね。ミネラルの輪郭がしっかりしていて、焦点がちゃんと定まっているような感覚です。もうその時点でセンスが溢れ出ちゃっているよね・・・と感じます。

 香りは煙、石を含む、スモーキーさとシャープな柑橘。フルーツの要素は超えた、「風格」を感じさせます。まだ若干還元的ではありますので、最低でもGW明け、できれば夏くらいにはかなり仕上がってくると思います。

 味わいはオイリーでつるりとしたテカリのある液体、ミネラリティが表出されているんだと思います。そこに果皮接触由来の強烈な旨味も乗ってきているため、かなり充実感があります。残糖はほぼ感じられないほどにドライに発酵しきっていますが、アルコール度数は11.5・・!

これだけの充実感でこの低アルコール度数というのは、いかに液体が充実しているかを物語っていますね・・!ドライなのに「力み」がなく、度数に頼らないピュアな液体は、体感として身体へのダメージを全く感じません。

 いや〜うまいです。しっかり実感させてくる旨さがあります。イタリアの自然派の良さを詰め込んだかのようなワインですね。あ、ちなみにめちゃ安定していてクリーンです。SO2含有量はかなり低いので、温度管理にはご注意くださいませ!

[ noisy wrote ]
 以下は以前のレビューです。
--------
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】---すみません、少なくて飲めませんでした。

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!


2023 Osai Rosato I.G.T.Veneto
オサイ・ロザート I.G.T.ヴェネト

19451
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗した後、ソフトなパンチングダウンを行いながら2日間の果皮浸漬。その後、圧搾して果皮と果汁を分離し、グラスファイバータンクで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、引き続きグラスファイバータンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加する。

 2022ヴィンテージは9/3に収穫。総生産量1.300本。アルコール度数は12度。2024年2月時点のSO2トータルは15mg/L。
750ML 在庫  6   ご注文数   本
¥3,580 (外税) 
【ミネラリティが滲み出るツヤテカな液体・・!徐々に増幅するあまやかさの本格派ロゼです!!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 輝きが普通のロゼワインじゃないな・・・と思いテイスティングしてみると「やっぱり」でした。インドミティのワインってそんなのばっかり・・・

 赤に近いロゼ色の液体の、「内から照り返す」ような輝き方は多分ミネラルの含有量とか、質とかを表現しているんだろうな・・と最近は思います。

 テカテカとした輝きは見た目だけでなく、味わいにも表現されており、赤い果実を薄いガラスでコーティングしたような、ツルっとした液体です。少しオイリーでもあります。

 ほぼ完全にドライな味スジの中に、エキスの積層による「あまやかさ」が産まれてきます。その赤果実のあまやかさは、味わいから徐々に香りへと「緩やかに」出現してきます。

 行き渡り、輝きを放つミネラリティは味わいの隙間を埋め尽くし、液体の充実感を底上げしますね・・・

抜栓してから時間が経過すると、香りのあまやかさは「増幅」していきます。変化の仕方がポテンシャルワインのそれです。

これだけのミネラリティならば、熟成によるほぐれとともに、違った表情を見せるはず・・・!と思います。恐らくもっとエレガントに・・・華やかに、あまやかに・・・

 残存15mg/Lという超低SO2でありながら、完全にノーマルワインと遜色ない安定感にはセンスしか感じ得ません。なぜSO2がこれほど少なくて、集中感のある、コアな味わいを表現できるのだろう・・・この点においてはブルゴーニュの生産者を上回っていると思います。

 そして造りのセンスもさることながら、畑の選球眼も素晴らしいのかな・・・と。やはりミネラリティの素性は畑によって決まってしまうところが大きいですから・・・

 最近自然派のロゼワインが秘かなマイブームになっていますが、その中でもトップクラスのクオリティです! うまいです。ご検討くださいませ!


[ noisy wrote ]
 以下は以前のレビューです。
--------
【残留So2濃度が2mgって・・マジですか?・・ロタイ・ロッソを白ワインに仕上げました・・と言うような感覚!・・そのセンスが素晴らしい!】 出来るんですね~~・・それって相当なマジックに近いと思うんですが・・いや、

「瓶詰時だけに少量So2を使う」

って、言うのは簡単ですが、出来るのかなぁ・・って出来てるんですよねぇ・・。

 この鮮やかなパッションを感じさせるピンクに、一点の曇りも陰りも無いのが凄いですし、瓶詰時だけに少量So2を使う・・その結果、

「1年後の残留So2値が2mg!」

って・・そんなの聞いたことが無いレベルですよ。

 普通は40mgでも少ないですからね・・80~100mgほどが普通じゃないでしょうか。それ以上になって来ますとちょっと多いですし、その倍ほどになってしまうと倉庫で足止めを食うことになってしまいます。

 そんな数値ですから、

「とてつもなく美しく伸びやかなアロマ!」

なんですね。

 そして、ミネラリティ由来の硬質でスレンダーなボディをしていて、テッカテカにコートされた新車のような輝きさえ感じます。

 酸のボリューム感も通常のロゼワインには無い3D感覚。どことなく感じる黒葡萄の果皮のニュアンスと、その酸がバッチリ合っていて、滑らかでも有り、フレッシュさも感じるという微妙な表現をしようとしているように感じます。


 残糖分もほぼ無い・・滅茶ドライな味筋でありながら、薄辛さを感じさせないライン。むしろ太ささえ感じさせますが、硬質なクリスタル、石英のニュアンスがボディをコートしていますから・・やはりスレンダーなんですね。

 これ、少し熟成させても滅茶面白いはずです。サンソニエールのロゼとはちょっと真逆の感覚なのに、似たもの同士のようにも感じます。

「おぬし、何者!?」

と思ってしまうのは・・前回も同様でした。美味しいです。日本のワインでは絶対に実現が無理筋な出来だと思います。素晴らしい!お勧めします。飲んでみてください。






 以下は以前のレヴューです。
-----
【これほどまでにしっかり充実した味わいのロゼは久しぶりでした!ピュア感は味わいにバッチリと、ナチュール感はノーズで優しく感じられます!】

 実に美しい「赤」を見せつけてくる「ロゼ」です・・。黒葡萄を少し漬け込んで色合いを抽出してから圧搾、醸造したキュヴェです。赤ワインと白ワインをブレンドしたものとは異なります。

 何ともエレガントな味わいですが、思いの外充実しています。線が細そうに思えるかもしれないんですが・・結構に太くなってくる感じです。でも決して、

「タンニンの存在が・・」

「抽出の強さが・・」

と言うような、軽妙さに対してのネガティヴな印象を強くするものでは有りません。

 そしてやはり・・このインドミティならでは、と言うことになろうかと思いますが、

「So2を使用しないで醸造する」

ことが、このワインの全てを物語っている・・と言うか、インドミティの全てがそこに在る・・とも思います。まぁ、澱と一緒にマロラクティックを温度調整しないで自然に・・などと言うアプローチも、

「軽やかなのに充実した香りと味わい」

に寄与しているのも間違いないですが・・。


 アルコール分は12度ほどなので、決して強くは無いです。なので、ボディ感はむしろ乏しいはず・・なのに、最終的にはしっかりと大きさを感じさせてくれる・・エレガントなロゼ・・と言う不思議な味わいを持っています。

 フリッツァンテの項でも書かせていただきましたが、どこかピエール・ボージェを彷彿させるように感じます。まぁ、もう少し放置主義は取らない、正統派なスタイルだとしても・・です。

 色落ちはしますが、赤なので・・ちょっとくすんでくる感じで無くなってしまうと思います。

「発酵が・・終わらない・・」

 などとシモーネが言い出さない方が良いかな・・。その辺は何とも言い難いですが、

「発酵が進まず10年も放っておいたキュヴェをリリース」

と言うのは、反対に怖いもの見たさで興味は沸いてしまいますよね。まぁ、ナチュラルワイン大好きな方限定かもしれませんが、もしラシーヌさんがおっしゃっていることが真実であれば、

「あのシルヴァン・パタイユの2019年もまだ発酵が終わらない」

と・・昨年暮れには言っておりましたので、noisy としましては・・

「・・それって・・ワインなの?」

と・・。色々と有ります。是非ご検討くださいませ。


2023 Lottai Rosso I.G.T.Veneto
ロタイ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

19452
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%

 手摘みで収穫したブドウを70%除梗し、セラミックのアンフォラで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、引き続きセラミックのアンフォラでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。

 2023ヴィンテージは9/14と9/19に収穫。総生産量1.500本。アルコール度数は12.5度。2025年1月時点のSO2トータルは18mg/L。
750ML 在庫  4   ご注文数   本
¥4,190 (外税) 
【気づいてたら「酸」だけでレビューを書いていました・・が、それほどに多彩な表情の「酸」を持つワインです・・!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 シモーネのバランス感覚は脅威的である・・!と感じます。SO2の低さからは考えられないほどに安定しているからです。

 このロタイ・ロッソも、その低〜いSO2の大きな恩恵を受けているワインのひとつです。

 ラズベリーや木苺のような、小さくシャープな赤果実に、スレンダーなボディ感。そこから穏やかにエレガンスの立ち上がりも感じられます。

 ほぼ完全にドライなエキス、このワインの味わいの大部分を締めるのは「酸」です。

 マロをしていないか、かなり控えめです。なので、まろやかな乳酸はほぼ感じず、「シャープでハリのあるリンゴ酸」が主です。そのことからもロタイの元々の果実が持つ酸を大事にしたい意図が感じられます。

というのもこのロタイの酸、ひじょ〜に「健康的」で「活き活き」としているんですよね。これは素の果実が健康的であるということをダイレクトに感じれるレベルです。

 SO2の少なさにより「酸の輪郭」がよりクリアーにはっきりとしています。酸も色々な酸がありますが、それら一つ一つが元気で、ハツラツとしていて、絡み合い、「表情が豊か」。単調さがありません。

 酸自体が湿り気を帯びており、伸びやかで、艶やか。これはSO2により押さえつけられたワインにはない、「酸の表情」です。

 そして、酸素と触れ合わせているうちに「酸のあまやかさ」がゆるゆると出てくるんですね。そうなるともうロタイの虜です。(後日他のレビューを書いているときに、この酸が持つ魅力の正体に気付きました。詳しくは「ロッソ・セレステ」のレビューにて。)

 酸との触れ合いの隙間から、ミネラリティも見えるようになってきます。透明感があり、クリアー、酸に隠れるようにして見えずらかったですが行き渡りを感じ取れます。まあそれは輝きを見ればわかるんですけどね。これだけ冷ややかでシャープなのに粘性も高いですからポテンシャルもあるなーという感じます。

 現状若干還元的です。今飲むなら前日抜栓でもいいと思います。還元感もそこまでではないので、初夏の頃には取れてきているはずです。

こういう酸の綺麗なワインはやはり夏に飲みたいですねー!こんな綺麗な酸が沁み渡ったら、最高に身体が喜んじゃいます。

 既に真夏日を迎えている異常気象の今、これからの季節、身体を労るのはこのようなワインだと思います。ご検討くださいませ!


[ noisy wrote ]
 以下は以前のレビューです。
--------
【一般的なヴェネトのワインとは・・ちょっと思えない、ブルゴーニュワイン的エレガンスと味わいに近い美しいエキスのピュア&ナチュラルな・・見事過ぎる味わいです!】 いや~・・凄いですね~・・やはり天才なんでしょうか。イタリアでこんなワインを造れるって、相当どこかおかしくないと無理だと思ってしまいます・・いや・・すみません、貶しているんじゃなくて、めっちゃ褒めているんです。これなら・・

「世界中で人気で余り入って来ないから1ケースしかあげられないんですよ・・すみません・・」

と言うインポーターさんのK君の言葉も納得です。相当旨いです!

 ほぼほぼ・・ブルゴーニュ・ピノ・ノワールでしょうか。ブルゴーニュほどはマロがキツク無いのと、フリウラーノ・ロッソと言うことでほんの僅かに伸びやかな緑のニュアンスが高周波に感じる部分・・がディテールとして感じられるかもしれません。

 ですので、一般のヴェネトのワインのようなアパッシメントのニュアンスは完全に無いですし、中域の膨らみに頼った感のあるヴェネトのロッソの「詰まり感覚」も無し・・。当然のように滅茶ドライで甘みも無しですが、エキス感はバッチリ・・そして、伸びる伸びる・・どんどん上昇して行きます。

 この人、絶対ブルゴーニュ好きだろう!?・・なんて思ってしまいますよ。そうじゃ無かったらこんなデザイン、するもんかな?・・とさえ思ってしまいました。


 美しく赤い苺のニュアンス、そして摘んだばかりの細やかな毛の生えた苺のフレッシュさをどこか残しながらの、ブルゴーニュ的なベリーと赤さが多めのチェリー。

 中域はヴェネトのワインとしますとむしろスレンダーです。でも普通のワインだとすると・・普通?・・徐々に膨らみますが、それでもそのスレンダーな姿を壊すほどでは有りません。

 伸びやかですから・・香りの上がりも凄く良いです。そして何故か・・

「So2的な感覚がほぼ無い!」

ですから、身体への進入角度が優しいです・・。だから酔い覚めも軽いし凄く楽です。

 しかも、

「余り食とのマリアージュを考えなくても大丈夫なほどのナチュール!」

なのに、

「揮発酸的サワー感も皆無に近い!」

んですね・・。ナチュールさを感じる割には美しくてとてもピュアです。


 これは飲んだら惚れちゃうでしょうね・・素晴らしい!・・飲んでみてください。安くは無いが全く高く無い!・・そう思っていただけるでしょう。超お勧めです!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】--すみません、飲めていません。少量です。


アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!





2022 Rosso Celeste I.G.T.Veneto
ロッソ・セレステ I.G.T.ヴェネト

19453
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
タイ・ロッソ80%、カルメネール20%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗し、2品種同時にファイバータンクで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、SO2、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、樽(新樽は用いない)移し、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。熟成期間は11ヶ月。無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。

 2022ヴィンテージはタイ・ロッソが9/18に、カルメネールが9/20に収穫。総生産量600本。アルコール度数は12度。2025年1月時点のSO2はSO2トータルは2mg/L。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,690 (外税) 
【衝撃的な旨さです・・香水、濡れた赤果実、森や土、「ドドドドッ」とグラデーション豊かな各層のエレガンスが流れ込んできます! 】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 郷愁を感じて・・・「心にくる」ワインです。

良い自然派のワインというのは身体に染み込み、心に響く・・・と感激しました。

 ブラインドで飲んだら、完全に「自然派の良い造り手のブルゴーニュのピノ!」と自信満々に答えてしまうでしょう。

だってoisyがこのワインに見たのはあの「フレデリック・コサール」なんですから・・・

そしてこのロッソ・セレステを飲んで確信しました。今までインドミティのワインに感じていた謎の魅力はコサールの言う「ヴァン・ヴィヴァン」だったんだ!・・・と。

 ヴァン・ヴィヴァンとは「生きたワインには、魂が揺さぶられるような感動がある」というコサールが提唱する表現です。

冒頭に申し上げた「心にくる」はまさに「魂を揺さぶられた」と言って過言ではないでしょう。

 ナチュラルな赤果実の中に、深みのある積層エキスが「グラデーション豊か」に積み上がっています。また積層されたエキスは奥行きを形成し、深く、味わい深いワインの素となっています。

 そのエキスの深いところから上がってくるナチュラル感を多分に含んだ「香水」のようなエレガンス、「かなり濡れた」赤果実、森や栄養豊かな土・・・「ドドドドッ」とグラデーション豊かな各層のエレガンスが流れ込んできます・・・!

これには思わず、魂を揺さぶられれてしまいました・・・

 今飲んでも衝撃的にうまいです。

酸のハリを感じられるうちに飲んでしまうのも一興、寝かせて最大限のエレガンスに昇華させるのも一興でしょう。5年ほど寝かせれば素晴らしい熟成を遂げるとも思います。

 まさかヴェネトの、タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)というメジャーではない品種からこれほどのワインが産まれるとは思っていませんでした。

 完全にブルゴーニュ自然派の、かなり良い作り手の風格です。ブラインドで出されたら絶対に「自然派ブルピノ!」と答えてしまうという自身があります。

 やはり大事なのは造り手の選択の積み重ね、つまりセンスなんでしょう。インドミティのシモーネ、天才だと思います。かわいらしいラベルや、おちゃめなフォトに騙されちゃあいけません。とんでもないワインです!

 残留SO2は僅か2mg/Lです。温度管理には細心のご注意をお払いいただき、ぜひこのヴァン・ヴィヴァンをお楽しみください!


2021 Enigma I.G.T.Veneto
エニグマ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

19454
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
品種は非公表(生産者の意図で秘密にしておきたいとのことです。)

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗し、ファイバータンクで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、SO2、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、古樽に移し、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。

 2021ヴィンテージは9/4と9/13に収穫。総生産量1.400本。アルコール度数は12.5度。2024年2月分析ではSO2は検出されず。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,880 (外税) 
【濡れ感・・梅きのこ・・香水・・のような溢れ出るエレガンス・・!そんじょそこらのブルゴーニュワインではこのエニグマに太刀打ちできません!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 これまたとんでもない「芳香」です・・・

 湿り気のある赤果実・・・濡れ感・・・梅きのこ・・・森、落ち葉・・・多彩なエレガンス・・・香水・・・鼻から喉を通り、心まで到達する、エレガンスです。このエニグマ・ロッソ、ちょっとやばいかもしれない。

 完全にブルゴーニュの、素晴らしい自然派の造り手のワインに出会った時の感動です。ブラインドならブルゴーニュ一択です。きっと間違えたことに、恥ずかしささえ覚えないレベルです。むしろこれをブルゴーニュと答えない人はいるのか・・・と。

というか品種非公表でありますから、ある意味ブラインドですね。oisyの予想は完全にピノ・ノワールですが・・・きっとしがない極東の島国のワイン屋の予想なんか軽々と超えていくのでしょう。

 oisyの中でインドミティはフレデリック・コサールのスタイルに酷似していると捉えています。特に上級キュヴェ。

さらにこのエニグマ・ロッソはヤン・ドリュー的な「暗い妖艶さ」もありますがもっとクリーンです。
 
 ワインが生きている・・・そんな情緒的な表現になんの違和感も持たないほどに、生きたワインからの感動「ヴァン・ヴィヴァン」を感じとることができます。

 そしてこのエニグマ・ロッソ・・・ナント「残存SO2ゼロ・・!」ナンデス!

キーボードも驚いてカタカナしか打てなくなってしまいました。まず残存SO2がゼロでこれだけ安定している、というのが驚異的です。

 先日あのセシル・トランブレイのセミナーで、セシルは「あくまでワインとして流通させるためにSO2は必要最低限使う」と言っておりました。その言葉からは、できることなら使いたくはないんだろうな・・という事が透けて見えました。

その点において、このインドミティのシモーネは、完全にSO2フリーでの造りをモノにしていると感じます。もちろんキュヴェによっては使ったりもしているようですがその年のブドウの状態にもよるのでしょう、このワインにおいては完全フリーです。自然に生成もされたものも無いようです。

 よ~くこのワインと向き合っているとよりそのキャラクターが見えてきました。特徴的にはシャンボールのエレガンスとヴォーヌ・ロマネの丸い果実感を合わせたようなキャラクターです。イタリアのヴェネトのワインが・・・です、通常このように表現したとしても緯度感だけは違う、とか予防線を張ってしまうんですが、エニグマ、そしてロッソ・セレステに関しては緯度感もブルゴーニュと変わらない・・と言えます。

 マロはそんなにしていないように感じるのに、柔らかく、とてもしなやかで、冷涼です。ポテンシャルで考えても村名は完全に超え、一級であってもおかしくない・・・レベルに感じます。一体どうなっているのでしょうか。

 あまりの素晴らしさにレビューでお伝えしきれていない自分の未熟さが歯痒いです。多分シモーネは天才です。ぜひお手に取って確かめてみてください。クオリティに対してのコスパも素晴らしいと思います。繊細なワインゆえ、温度管理にはくれぐれもご注意ください。よろしくお願いいたします。


2021 Ramingo Bianco I.G.T.Veneto
ラミンゴ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

17623
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
 ソーヴィニョンとピノ・ビアンコが混植された区画のブドウをフィールド・ブレンドで醸造したキュヴェ
IGT ヴェネト 白
品種:ピノ・ビアンコ70%、ソーヴィニョン・ブラン30%
醸造:ソーヴィニョン・ブランとピノ・ビアンコを同じ日に同時に手摘みで収穫。1 週間スキンコンタクトして圧搾。2品種をまとめてグラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の
醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発
酵と熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2 を添加する。

2021 ヴィンテージはソーヴィニョン・ブランもピノ・ビアンコも9/6 収穫。総生産量1.600 本。
アルコール度数12.5 度。2022 年10 月時点のSO2 トータルは11mg/l。

味わい:ミディアムの麦藁色の色合い。梨やリンゴ、マルメロ、青梅の種を思わせる香り。アタックは柔らかく、程良いボリューム感のある口中はジューシーで旨味がある。フィニッシュにはミネラル感が広がり、清涼感と微かなスパイシーさが余韻に残る。

~シモ-ネ・アンブロジーニ自身によるコメント~
『このワインとエチケットデザインを表す言葉は「あなたは今居いる場所を離れることなく、どこにもいる。」です。ラミンゴとは特定の目標なしにさまよう人(放浪者・バガボンド)です。この名前を選んだ理由はいくつかあります。インドミティのセラーは、他の生産者と共有されている空間を求めて移動します。さすらいのさまようセラーです。』
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,890 (外税) 
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】---すみません、少なくて飲めませんでした。

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!


2021 Osai I.G.T.Veneto
オサイ・ロゼ I.G.T.ヴェネト

17624
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
IGT ヴェネト ロゼ
品種:タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%
醸造:手摘みで収穫したブドウを完全に除梗した後、ソフトなパンチングダウンを行いなが
ら3 日間の果皮浸漬。その後、圧搾して果皮と果汁を分離し、グラスファイバーの発酵層
で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、
安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で
自発的なマロ発酵と熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2 を添加する。

 2021 ヴィンテージは9 月16 日に収穫。総生産量2.200 本。アルコール度数は12.5 度。
2022 年10 月時点のSO2 トータルは2mg/l。

味わい:濃いサーモンピンクの綺麗な色合い。バラやシャクヤク、サクランボ、ローズピップなどの心地良い香り。柔らかくフレッシュで瑞々しい口中はエレガントで、赤スグリのニュアンスが感じられる。フィニッシュにはイチジクのノートと共に旨味が広がる。

~シモ-ネ・アンブロジーニ自身によるコメント~
『このワインとエチケットデザインを表す言葉は「信じて、夢見ること。」です。オザイとは「勇気。思い切ってすること。」という意味です。このロゼワインは、バランスとの境界でエレガントさを獲得しました。私たちは既成概念を一度忘れなければなりません。勇気、思い切ってすること、果敢に挑戦することによって新しいものが生まれるのです。』
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,750 (外税) 
【残留So2濃度が2mgって・・マジですか?・・ロタイ・ロッソを白ワインに仕上げました・・と言うような感覚!・・そのセンスが素晴らしい!】
 出来るんですね~~・・それって相当なマジックに近いと思うんですが・・いや、

「瓶詰時だけに少量So2を使う」

って、言うのは簡単ですが、出来るのかなぁ・・って出来てるんですよねぇ・・。

 この鮮やかなパッションを感じさせるピンクに、一点の曇りも陰りも無いのが凄いですし、瓶詰時だけに少量So2を使う・・その結果、

「1年後の残留So2値が2mg!」

って・・そんなの聞いたことが無いレベルですよ。

 普通は40mgでも少ないですからね・・80~100mgほどが普通じゃないでしょうか。それ以上になって来ますとちょっと多いですし、その倍ほどになってしまうと倉庫で足止めを食うことになってしまいます。

 そんな数値ですから、

「とてつもなく美しく伸びやかなアロマ!」

なんですね。

 そして、ミネラリティ由来の硬質でスレンダーなボディをしていて、テッカテカにコートされた新車のような輝きさえ感じます。

 酸のボリューム感も通常のロゼワインには無い3D感覚。どことなく感じる黒葡萄の果皮のニュアンスと、その酸がバッチリ合っていて、滑らかでも有り、フレッシュさも感じるという微妙な表現をしようとしているように感じます。


 残糖分もほぼ無い・・滅茶ドライな味筋でありながら、薄辛さを感じさせないライン。むしろ太ささえ感じさせますが、硬質なクリスタル、石英のニュアンスがボディをコートしていますから・・やはりスレンダーなんですね。

 これ、少し熟成させても滅茶面白いはずです。サンソニエールのロゼとはちょっと真逆の感覚なのに、似たもの同士のようにも感じます。

「おぬし、何者!?」

と思ってしまうのは・・前回も同様でした。美味しいです。日本のワインでは絶対に実現が無理筋な出来だと思います。素晴らしい!お勧めします。飲んでみてください。






 以下は以前のレヴューです。
-----
【これほどまでにしっかり充実した味わいのロゼは久しぶりでした!ピュア感は味わいにバッチリと、ナチュール感はノーズで優しく感じられます!】

 実に美しい「赤」を見せつけてくる「ロゼ」です・・。黒葡萄を少し漬け込んで色合いを抽出してから圧搾、醸造したキュヴェです。赤ワインと白ワインをブレンドしたものとは異なります。

 何ともエレガントな味わいですが、思いの外充実しています。線が細そうに思えるかもしれないんですが・・結構に太くなってくる感じです。でも決して、

「タンニンの存在が・・」

「抽出の強さが・・」

と言うような、軽妙さに対してのネガティヴな印象を強くするものでは有りません。

 そしてやはり・・このインドミティならでは、と言うことになろうかと思いますが、

「So2を使用しないで醸造する」

ことが、このワインの全てを物語っている・・と言うか、インドミティの全てがそこに在る・・とも思います。まぁ、澱と一緒にマロラクティックを温度調整しないで自然に・・などと言うアプローチも、

「軽やかなのに充実した香りと味わい」

に寄与しているのも間違いないですが・・。


 アルコール分は12度ほどなので、決して強くは無いです。なので、ボディ感はむしろ乏しいはず・・なのに、最終的にはしっかりと大きさを感じさせてくれる・・エレガントなロゼ・・と言う不思議な味わいを持っています。

 フリッツァンテの項でも書かせていただきましたが、どこかピエール・ボージェを彷彿させるように感じます。まぁ、もう少し放置主義は取らない、正統派なスタイルだとしても・・です。

 色落ちはしますが、赤なので・・ちょっとくすんでくる感じで無くなってしまうと思います。

「発酵が・・終わらない・・」

 などとシモーネが言い出さない方が良いかな・・。その辺は何とも言い難いですが、

「発酵が進まず10年も放っておいたキュヴェをリリース」

と言うのは、反対に怖いもの見たさで興味は沸いてしまいますよね。まぁ、ナチュラルワイン大好きな方限定かもしれませんが、もしラシーヌさんがおっしゃっていることが真実であれば、

「あのシルヴァン・パタイユの2019年もまだ発酵が終わらない」

と・・昨年暮れには言っておりましたので、noisy としましては・・

「・・それって・・ワインなの?」

と・・。色々と有ります。是非ご検討くださいませ。


2021 lottai Rosso I.G.T.Veneto
ロタイ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

17625
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
Igt Veneto
IGT ヴェネト 赤
品種:タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%
醸造:手摘みで収穫したブドウを80%除梗し、セラミックのアンフォラで温度管理せずに、
野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その
他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパン
チングダウンに留める。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2 を添加。

 2021 ヴィンテージは9月20日に収穫。総生産量1.700 本。アルコール度数は13度。2022
年10 月時点のSO2 トータルは9.7mg/l。
味わい:ルビーレッドの色合い、スグリやレッドベリー、ザグロ、イチジクなどの香り。柔らかいアタックに続く口中は、とてもジューシーで、心地良いクランベリーのニュアンスが感じられる。フィニッシュもエレガントで、繊細なタンニンと旨味が余韻に広がる。

~シモ-ネ・アンブロジーニ自身によるコメント~
『このワインとエチケットデザインを表す言葉は「戦うために筋肉は必要ない」です。ロタイとは「戦う」という意味です。私達はアイデアのために戦います。価値のために戦います。私達が戦う理由は沢山あります。私は戦うためにテロワールを選びました。』
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,250 (外税) 
【一般的なヴェネトのワインとは・・ちょっと思えない、ブルゴーニュワイン的エレガンスと味わいに近い美しいエキスのピュア&ナチュラルな・・見事過ぎる味わいです!】
 いや~・・凄いですね~・・やはり天才なんでしょうか。イタリアでこんなワインを造れるって、相当どこかおかしくないと無理だと思ってしまいます・・いや・・すみません、貶しているんじゃなくて、めっちゃ褒めているんです。これなら・・

「世界中で人気で余り入って来ないから1ケースしかあげられないんですよ・・すみません・・」

と言うインポーターさんのK君の言葉も納得です。相当旨いです!

 ほぼほぼ・・ブルゴーニュ・ピノ・ノワールでしょうか。ブルゴーニュほどはマロがキツク無いのと、フリウラーノ・ロッソと言うことでほんの僅かに伸びやかな緑のニュアンスが高周波に感じる部分・・がディテールとして感じられるかもしれません。

 ですので、一般のヴェネトのワインのようなアパッシメントのニュアンスは完全に無いですし、中域の膨らみに頼った感のあるヴェネトのロッソの「詰まり感覚」も無し・・。当然のように滅茶ドライで甘みも無しですが、エキス感はバッチリ・・そして、伸びる伸びる・・どんどん上昇して行きます。

 この人、絶対ブルゴーニュ好きだろう!?・・なんて思ってしまいますよ。そうじゃ無かったらこんなデザイン、するもんかな?・・とさえ思ってしまいました。


 美しく赤い苺のニュアンス、そして摘んだばかりの細やかな毛の生えた苺のフレッシュさをどこか残しながらの、ブルゴーニュ的なベリーと赤さが多めのチェリー。

 中域はヴェネトのワインとしますとむしろスレンダーです。でも普通のワインだとすると・・普通?・・徐々に膨らみますが、それでもそのスレンダーな姿を壊すほどでは有りません。

 伸びやかですから・・香りの上がりも凄く良いです。そして何故か・・

「So2的な感覚がほぼ無い!」

ですから、身体への進入角度が優しいです・・。だから酔い覚めも軽いし凄く楽です。

 しかも、

「余り食とのマリアージュを考えなくても大丈夫なほどのナチュール!」

なのに、

「揮発酸的サワー感も皆無に近い!」

んですね・・。ナチュールさを感じる割には美しくてとてもピュアです。


 これは飲んだら惚れちゃうでしょうね・・素晴らしい!・・飲んでみてください。安くは無いが全く高く無い!・・そう思っていただけるでしょう。超お勧めです!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】--すみません、飲めていません。少量です。


アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!





2020 Oppla Rose (Frizzante) I.G.T.Veneto
オップラ・ロゼ(・フリッツァンテ) I.G.T.ヴェネト

16822
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
 手摘みで収穫したブドウを4~5日間スキンコンタクトして圧搾。全ての品種を一緒にグラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。収穫時に、すぐに冷却して保存しておいたマストの一部を、リキュール・ド・ティラージュとして添加して瓶内二次発酵を行う。ブドウ果汁以外の糖分や酵母、亜硫酸などの添加は一切ありません。また、濾過もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。
 2020ヴィンテージは9月2日に収穫。総生産量2.800本。アルコール度数は11度。2021年11月時点のSO2トータルは22mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,090 (外税) 
【モノの見事に色落ちして行くロゼ!So2の少なさゆえのナチュールさとピュアさが交錯する新世代のビオディナミコ!?】
 余りに割り当てが少ないので、トップ・キュヴェは諦め、他のキュヴェを増やしていただきました。そうじゃないと1本たりとも飲めません。

 今回はNoisy wine には初のお目見えになったフリッツァンテのロゼです。赤い色が美しいフリッツァンテでは無いロゼと比較しますと・・

「オレンジ色」

でしょうか。

 でも・・「オレンジ色」と認識していますと・・

「・・あれ?・・こんな色だったっけか?」

と、そのやや酸化した色合いに驚かれるかもしれません。時間と共に色合いは落ち、酸素を供給した酸は旨味をより載せて来ます。

 ですので、

「飲むタイミングで結構に味わいが異なってくる」

と思っていただけましたら良いかと思います。まぁ・・トビー・ベインブリッジのジョニー・ポッパーほどの「激落ち」はしませんが・・(^^


 このインドミティですが、どこかあのシャンピニヨン・マジックのピエール・ボージェと立ち位置が似ているような気がしています。

 初めてピエール・ボージェを飲んだ時は、まぁ・・普通に・・ふんわり感の高い自然派だな・・と言うような印象でしたが、時に、

「失敗したから・・余り売りたくない」

 みたいに言いつつもリリースして来たキュヴェが滅茶美味しかったり、大人気のシャンピニオン・マジックを止めてしまったり・・意味が全然分からなかったりするほどアルコール分が高いキュヴェを続けざまにリリースしたり・・変人振りに拍車が掛って来ていましたら、世界的にも「超人気」の自然派生産者になっていました。

 どこか似ているのはやはりSo2の存在をどう思っているか?・・も有るかと思うんですね。基本、このインドミティもSo2は使わないで醸造をします。

 しかし異なるかもしれないのは、

「ボトル詰めの時にほんの少量使用する」

と言う部分でしょう。彼が言うには、

「ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるため」

に少量使用する・・と言う部分です。


 それでもワイン自体の軽妙さ、しかし充実した構成、軽やかなミネラリティの充実・・と言った部分で、飲んでいて思い出すのはピエール・ボージェだった・・と言うことなのかもしれません。

 また、フリウラーノ・ロッソだけで仕込んだスティルのロゼ、「オサイ」との違いですね・・こちらは軽妙だが相当しっかりしています。面白いですよ・・noisyのところには入りませんでしたが、ピエール・ボージェの古いシャンピニヨン・マジックが以前に入ったようです。

「発酵が終わらない・・」

と、リリースが遅れていたキュヴェです。ん万円と言う凄い価格でしたが・・

「それは・・どうなの?・・長期に渡った訳だから気持ちは判るけど・・」

 インドミティがそうならないことを祈ります。ご検討ください。


2020 Osai I.G.T.Veneto
オサイ・ロゼ I.G.T.ヴェネト

16825
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗した後、ソフトなパンチングダウンを行いながら3日間の果皮浸漬。その後、圧搾して果皮と果汁を分離し、グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加する。
 2020ヴィンテージは9月10日に収穫。総生産量1.500本。アルコール度数は12度。2021年11月時点のSO2トータルは15mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,550 (外税) 
【これほどまでにしっかり充実した味わいのロゼは久しぶりでした!ピュア感は味わいにバッチリと、ナチュール感はノーズで優しく感じられます!】
 実に美しい「赤」を見せつけてくる「ロゼ」です・・。黒葡萄を少し漬け込んで色合いを抽出してから圧搾、醸造したキュヴェです。赤ワインと白ワインをブレンドしたものとは異なります。

 何ともエレガントな味わいですが、思いの外充実しています。線が細そうに思えるかもしれないんですが・・結構に太くなってくる感じです。でも決して、

「タンニンの存在が・・」

「抽出の強さが・・」

と言うような、軽妙さに対してのネガティヴな印象を強くするものでは有りません。

 そしてやはり・・このインドミティならでは、と言うことになろうかと思いますが、

「So2を使用しないで醸造する」

ことが、このワインの全てを物語っている・・と言うか、インドミティの全てがそこに在る・・とも思います。まぁ、澱と一緒にマロラクティックを温度調整しないで自然に・・などと言うアプローチも、

「軽やかなのに充実した香りと味わい」

に寄与しているのも間違いないですが・・。


 アルコール分は12度ほどなので、決して強くは無いです。なので、ボディ感はむしろ乏しいはず・・なのに、最終的にはしっかりと大きさを感じさせてくれる・・エレガントなロゼ・・と言う不思議な味わいを持っています。

 フリッツァンテの項でも書かせていただきましたが、どこかピエール・ボージェを彷彿させるように感じます。まぁ、もう少し放置主義は取らない、正統派なスタイルだとしても・・です。

 色落ちはしますが、赤なので・・ちょっとくすんでくる感じで無くなってしまうと思います。

「発酵が・・終わらない・・」

 などとシモーネが言い出さない方が良いかな・・。その辺は何とも言い難いですが、

「発酵が進まず10年も放っておいたキュヴェをリリース」

と言うのは、反対に怖いもの見たさで興味は沸いてしまいますよね。まぁ、ナチュラルワイン大好きな方限定かもしれませんが、もしラシーヌさんがおっしゃっていることが真実であれば、

「あのシルヴァン・パタイユの2019年もまだ発酵が終わらない」

と・・昨年暮れには言っておりましたので、noisy としましては・・

「・・それって・・ワインなの?」

と・・。色々と有ります。是非ご検討くださいませ。


2020 Arga Bianco I.G.T.Veneto
アルガ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

16823
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
ガルガネーガ100%
手摘みで収穫したブドウを3日間スキンコンタクトして圧搾。グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。
2020ヴィンテージは10月7日に収穫。総生産量1.000本。アルコール度数は10.5度。2021年11月時点のSO2トータルは17mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,450 (外税) 
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】--すみません、割り当てがきつくて飲めていません。

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!





2020 Ramingo Bianco I.G.T.Veneto
ラミンゴ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

16824
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
ピノ・ビアンコ70%、ソーヴィニョン・ブラン30%
 ソーヴィニョン・ブランとピノ・ビアンコを同じ日に同時に手摘みで収穫。3日間スキンコンタクトして圧搾。2品種をまとめてグラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加する。
2020ヴィンテージはソーヴィニョン・ブランが9/1、ピノ・ビアンコが9/6に収穫。総生産量2.500本。アルコール度数は12度。2021年11月時点のSO2トータルは46mg/l。2020ヴィンテージはアルコール発酵後の試飲で揮発酸が上昇する兆候があったため、それを避けるために、極めて例外的に発酵後に必要最小限のSO2を添加した。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,720 (外税) 
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】---すみません、少なくて飲めませんでした。

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!


2020 lottai Rosso I.G.T.Veneto
ロタイ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

16826
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗し、セラミックのアンフォラで温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。
2020ヴィンテージは9月14日に収穫。総生産量1.800本。アルコール度数は12度。2021年11月時点のSO2トータルは43mg/l。2020ヴィンテージはアルコール発酵後の試飲で揮発酸が上昇する兆候があったため、それを避けるために、極めて例外的に発酵後に必要最小限のSO2を添加した。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,950 (外税) 
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】--すみません、飲めていません。少量です。

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!





2019 Arga Bianco I.G.T.Veneto
アルガ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

15955
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

◆◆◆2018年ものの情報です。
■エージェント情報
ガルガネーガ100%
 手摘みで収穫したブドウを3日間マセレーションして圧搾。グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。2018ヴィンテージは9月24日に収穫。総生産量1.700本。2020年5月時点のSO2トータルは22mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,380 (外税) 


2019 Ramingo Bianco I.G.T.Veneto
ラミンゴ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

15956
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ

◆◆◆2018年ものの情報です。
■エージェント情報
ソーヴィニョン・ブラン60%、ピノ・ビアンコ40%
 ソーヴィニョン・ブランとピノ・ビアンコを同じ日に同時に手摘みで収穫。3日間果皮浸漬して圧搾。グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。2018ヴィンテージは8月28日に収穫。総生産量1.400本。2020年5月時点のSO2トータルは25mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,380 (外税) 


2019 lottai Rosso I.G.T.Veneto
ロタイ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

15957
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ

◆◆◆2018年ものの情報です。
■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%
 手摘みで収穫したブドウを20%全房で、グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。
 2018ヴィンテージは9月5日と9月11日の二回に分けて収穫。総生産量2.000本。2020年5月時点のSO2トータルは10mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,750 (外税) 


2018 lottai Rosso I.G.T.Veneto
ロタイ・ロッソ I.G.T.ヴェネト

15328
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ヴェネト
インドミティ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
タイ・ロッソ(フリウラーノ・ロッソ)100%
 手摘みで収穫したブドウを20%全房で、グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。果皮浸漬はソフトなポンピングオーバーとパンチングダウンに留める。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。
 2018ヴィンテージは9月5日と9月11日の二回に分けて収穫。総生産量2.000本。2020年5月時点のSO2トータルは10mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,750 (外税) 


2018 Ramingo Bianco I.G.T.Veneto
ラミンゴ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

15327
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
ソーヴィニョン・ブラン60%、ピノ・ビアンコ40%
 ソーヴィニョン・ブランとピノ・ビアンコを同じ日に同時に手摘みで収穫。3日間果皮浸漬して圧搾。グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。2018ヴィンテージは8月28日に収穫。総生産量1.400本。2020年5月時点のSO2トータルは25mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,380 (外税) 


2018 Arga Bianco I.G.T.Veneto
アルガ・ビアンコ I.G.T.ヴェネト

15326
自然派
白 辛口
イタリア
ヴェネト
インドミティ
お一人様1本限定

◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
ガルガネーガ100%
 手摘みで収穫したブドウを3日間マセレーションして圧搾。グラスファイバーの発酵層で温度管理せずに、野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。その後、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のSO2を添加。2018ヴィンテージは9月24日に収穫。総生産量1.700本。2020年5月時点のSO2トータルは22mg/l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,380 (外税) 
【こんなワインを1年目で造れるって・・もしかして・・天才?・・有り得ないようなエレガンス表現の本質に出会います!】

アルガ白


 いや・・noisy のスタイルとしましては、基本、テイスティングして自身で納得した上でお客様にご案内することにしていますんで、右から左へ流すだけ・・と言う一般的なやり方よりも時間が掛かります。それはもう、そういうものですので仕方が無いとは思ってはいるんですね。

 なので、このインドミティについても初めて日本に入って来た訳ですから、

「飲んで確かめてから」

と思っていたんです。インポーターさんも何故かサンプルをくれる・・と言うので・・有難いことです。


 で、サンプルが到着はしたんですが、その翌日に電話が有り、

「すみません・・サンプルは送らせていただいたんですが、品物がもう無い・・いや、1ケースずつは取ってありますんで・・」

「(・・はぁ?・・)」

 なので、テイスティングアイテムに溢れてしまっていたので、そのまま放置せざるを得ない状況になってしまいました。

 ところが2週間後位にお客様から「インドミティは無いか?」とお問い合わせが有り、

「・・ん~・・インドミティ?・・聞いたことはあるが・・何だっけ?」

と。


 それでようやくテイスティングを始める気になって飲んでみた・・のが実情です。でも結果、1ケースずつでは無くなってしまい、結局数本ずつにまで減らされることになってしまいました。


 ところがですね・・飲んでみて、ま~・・驚きました!・・マジでこんなワインを1年目の新人さんが造れるのかと!

 いや~・・物凄い「センス」の持ち主であることは間違いないし、しかも、実際に3アイテムをきっちり造り分けてもいて、それぞれに個性豊かながらも、確実に「ナチュール」で有り、完全に「健全」であり、心を揺り動かされるような魅力に溢れたワインだったんです。



ラミンゴ白


 1枚目の写真はアルガ・ビアンコです。ヴェネトのワインです。ほんのりと「甘やか」なニュアンスのある白ワインで、エレガンスたっぷり、精妙さもバッチリ、身体にしんみりと入ってくる角度の優しいことったら・・。質感も物凄く高いですよ。そしてアルコール分はなんと・・11.5度です!

 薄い?・・いや~・・全然!

 実にちゃんとした、むっちりなボリューム感ですが、しつこさは無いです。ふくよかで柔らかで、でもきっちり芯を感じる味わいです。


 2枚目の写真はラミンゴ白。こちらは非常にドライです。そして高貴なアロマが漂う・・ちょっと高級品の感覚すらして来ます。煙、石、おだやかな果実。そのすべてが高貴に感じられてしまう。ボディもアルガに比べるとややスレンダーでタイトながら、全く異なるタイプで実に旨い!・・アルコール分は何と・・12度ですよ。エレガントに感じるのも当然では有りますが、普通だと「物足りない」と言うイメージにしか、ならない危険性も生まれてしまうかもです。


 3枚目の写真はロタイ・ロッソです。最初に言っておきましょう・・。アルコール度は12度です。イタリアンワインですよ・・これ。ヴェネトのワインです。ドイツや、ましてやブルゴーニュのピノ・ノワールでも有りませんよ。この淡~い色合いから、驚くべきエキスの旨味、そこから発っせられるアロマは、丸みと穏やかさたっぷりな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的なエレガンス。味わいのイメージも全くそのものです!



ロタイ・ロッソ


 敢えて言うのなら、大昔のピエール・ボージェの本人曰くの失敗作、レトゥルディ2003年を彷彿させる部分はあるかもしれませんが、これ、滅茶美味しいんですよ!

 敢えてもう、品種がどうこうは触れませんが、まるで穏やか、シミジミ美味しいピノ・ノワールの精を身体に取り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。素晴らしい・・です!


 こんなに穏やかな、エキスそのもののワインをイタリアで造れるって・・どういうこと?なのか、まだ良く理解できていません。

 もしブラインドで出されたら、イタリアは真っ先に消してしまいます。

 穏やかでエキスたっぷりで、芯がちゃんと有って、So2なんて存在に頭が動いて行かないようなナチュラルな味わい・・どうみたってフレンチだろうと思ってしまいます。

 それが経験則に寄る思い込みなんだと。良いワインはこのようにもなるんだと・・言っているかのようでした。


 それにこんなワインが、

「世の中から一瞬で消えた」

ことが、ある意味・・嬉しくも感じています。いつものペースでのんびりしていた noisy がいけない訳でして、本当に素晴らしいワインはさっさと押さえるに限る訳です。


 今回は少量ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限りで、次回の入荷・・おそらく2019年ものになるかと思いますが、お楽しみにされてください。

 いや~・・穏やかだけれど真実を手元に感じられるもの凄いワインでした!