ドメーヌ・ジャック=フレデリック・ミュニエ
ジャック=フレデリック・ミュニエ
フランス Jacques-Frederic Mugnier ブルゴーニュ
● ジャック=フレデリック・ミュニエの2022年です。評価が高くなってからは中々安定した数が入手できない、非常に希少なドメーヌものです。
また、ジャック=フレデリックの曽祖母さんが島原近くのご出身の日本人とのことなんですが、彼のワインの繊細な味わいはその血が生むものでもあるのかもしれません。まぁ・・昔はそれでも、「樽が買った弱い味わい」・・なんて、某メディアには叩かれていたのを思い出しますが、
「ようやっとこの十数年で時代が彼に追い付いたか、彼が時代を追い越したのか?」
判らないとは言え、もはや noisy も飲むことさえできなくなっています。
また、ジャック=フレデリック・ミュニエのワインの評価も一時期よりもさらに上がっています。基本的にはエレガントな構成ですから、海外のテイスターにとっては、例え取得が難しい資格をお持ちの方でも「自身の好み」で採点する方が多いですから、若干評価は割れがちかもしれません。
しかし2017年のミュジニーは99ポイントまで付けるメディアも有り、Noisy wine には2022年、割り当ての無かったレ・ザムルーズも上値99ポイント、リリースがまだずいぶん先になる2022年ボンヌ=マール、ミュジニーも上値99ポイントと凄いことになっています。
それに加え、某ネゴスに貸与され還って来たニュイ=サン=ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャルも、畑本来のポテンシャルを発揮しはじめたようで、その・・リアルワインガイドの「100↑」ならぬ、
「上値99ポイント祭り!」
をしている・・どことは言いませんが某メディアでは、何とシャンボール=ミュジニー1級レ・フュエ(93~95 と評価)を凌ぐ・・
「93~96 ポイント!」
と、グラン・クリュ並みの評点をしています。
まぁ・・ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、とんでもなく希少で高質なミュジニーよりも後に出されるクロ・ド・ラ・マレシャルですから・・
「日本人の血を引くジャック=フレデリックの感性には、クロ・ド・ラ・マレシャルが途方も無いポテンシャルを持っていて、毎年、とても力を入れて造っていて、それを皆に判って欲しいと強く望んでいる」
のが伝わって来ます。
おまけにその1級クロ・ド・ラ・マレシャルは、
「まだレ・フュエの三分の一の価格!」
です。
ぜひ、ジャック=フレデリックの心の内を忖度していただき、味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
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とっても秀逸なミュジニーを生むシャンボールのビッグネーム、「シャトー・ド・シャンボール=ミュジニー」と言えば、ドメーヌ・ジャック=フレデリッ ク・ミュニエです。ここ十数年のミュジニー、レ・ザムルーズの価格暴騰を見ていると、色々と複雑な想いが駆けめぐってきます。
思い起こせば**年も前、駆け出しと言われ全然売れなかったこのドメーヌのワインも、いつの間にか徐々に売れるようになりましたが、まだ安かったグラン クリュを noisy も数本、清水の舞台から飛び降りる思いで仕入れたんですね..。その頃はまだ、欲しい分だけ買えたんですから..。徐々に仕入は増えましたが、こと今に 至っては、その頃と変わらない数量しか買えなくなっちゃんたんですね..。それもアソートメントみたいなものです..。
と、そんな話聞いてられないですよね。まあそんな訳で、この数年はいただけない状況に陥っていましたが、極少量になってしまったとしても・・
「これは激レアでは?」
と言うワインが入って来たのでご紹介いたします。
しかも、この数年は大看板の「ミュジニー・グラン・クリュ」をリリースしていませんでした。その理由は・・
「適正な評価を得られていない」
と言うことらしいです。
すなわち、もっと高い評価を得られて当然だとドメーヌは考えている訳ですね。
また、2018年ものから「ボンヌ=マール・グラン・クリュ」をミュジニー同様に引っ込めてしまいました。また5~6年ほどドメーヌのセラーで熟成させてからリリースするようです。
● 2022 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【ジャスパー・モリスさんはお気に入りのようです。】-----以前のレヴューを掲載しています。
海外でも余り販売されていないようですね。アメリカのショップの価格で599ドル、ほぼ8万円でしたので・・
「このショップは転売系かな?」
と思ってもう少し調べてみたんですが、ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル赤が165ドル、ほぼ21800円(tax抜き)ですので日本の正規と変わりませんので、人気を加味して高くしているんじゃないかと思います。でも村名ですからね・・ちょっと異常では有りますが、Noisy wine も、イタズラを仕掛けてくる海外のIPアドレスをバンバン止めていたら、ほぼ東南アジアを含む海外のIPをたいぶ止めることになってしまったので、以前のように、
「あれを売ってくれ、xxxは無いか?、いつ入ってくるか?」
みたいな・・ちょっと好きになれない海外の方々・・転売系でしょうが、そのような方々からのメールや電話が激減しました。
まぁ・・やはり日本のお客様に何とかキッチリお渡ししたい・・そう思っています。余りに高くならないことを願います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【因みにジャスパー・モリス氏は1級レ・フュエに93~96ポイント・・海外の価格を見ると13~16万円!この村名は90~93ポイントながら5~8万円?】
まぁ、需要と供給のバランスが価格を決める・・のが自由主義経済の掟とは言え、税込2万円のものがどうして5万円以上になってしまうのか、noisy のオツムでは理解不能です。
だからこそ、こんな数量しか入らなくなってしまったのでしょうが、付加価値と言いますか、どんなにボロい廃車寸前の車でも人気が出れば高く売れる、今の時代はそれで成り立っているのかもしれません。
だからと言って、リリース直後のこのワインを仕入の数倍も利益を取る訳には行かないですから、
「転売禁止!」
をお守りいただき、しっかり休めてお楽しみください。もっとも購入するのは相当大変だと思いますが・・どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【村名で94ポイントと1級並みの評価です!】
1級畑と村名をブレンドしている村名ワインです。評価はティム・アトキン氏で94ポイントと、並みの評価では有りません。しかも・・いや、しつこいですが・・以前では考えられなかったほど激レアになっていまして、一説には「日本向けが減っている」のが原因のひとつとされています。
まぁ、20年前は考えられなかった中国向けの輸出分が増えている訳ですから、単純にも減って当たり前ですし、価格が上がったのも当然です・・中国向けは高く出来ますから・・。
なので泡を喰っているのが日本人・・。残念ですが仕方が無いですよね。日本の会社経営者だって世界経済で生き残るため・・と言って、日本人労働者を切り捨て、海外に打って出た訳ですから、今では多くの電気関係、車関係、鉄鋼も何もかもの産業が、当時の「発展途上国」に生産を移してしまいました。お陰で「マスク一枚まともにすぐは作れない国」になってしまった訳ですね。そこはしっかり認識しておかないといけないかと。
技術者の方々は日本の会社をクビになるか、そうなる前に、その「発展途上国」の会社に待遇良く招かれ、お宝の技術を移転することに力を貸していました。・・いや、そんな方々を責めている訳では有りませんよ。生きて行くためには自身が積み上げて来たスキルに頼るしか他に方法は無いんですから・・。切り捨てたのは会社で有り、国です。そしてそのすべての発端は90年代の、「不平等な半導体協定締結」から始まっている訳です・・と、何を言っているのか判りませんが・・。
その間に、昔は安かったブルゴーニュワインも高価に、そして決して高評価を得ることの無かったブルゴーニュのドメーヌワインが今や・・こんな感じで、ようやく「正当な評価」を得られるようになったのは「まさに皮肉」としか、noisy には思えません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に3000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2022 Chambolle-Musigny 1er Cru les Fuees
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュエ
【1級レ・フュエは94ポイントと高い評価です!】----以前のレヴューを掲載しています。(今のレ・フュエは上値96ポイントが最高です。)
まぁ・・それでもレザムルーズやシャンボール村名は、ポツポツと売れたと思うんですが、1級のレ・フュエはいつまでも残っていたような記憶が有ります。ただし数はそんなに入って来てはいなかったので、無理をしていた感覚は有りません。・・いや、大昔の話しです。
ここは村の北のグラン・クリュ、ボンヌ=マールの南に接する畑です。そのレ・フュエの南が1級「レ・クラ」です。所有している方も多く無いので、今となっては垂涎のプルミエ・クリュですよね。ルーミエさんのレ・クラなんて、
「あっ」
と言う暇さえないほど瞬間蒸発しますが、下手をするとそれらよりももっと入手は難しいんじゃないでしょうか。
アドヴォケイトとヴィノスは94ポイントで、レ・ザムルーズが96ポイントですから・・どうなんでしょうね。確かにジャック=フレデリックのレ・ザムルーズはむちゃくちゃ美味しいのがストレートに感じられますから・・。このレ・フュエはボンヌ=マールに接する畑だけ有って、気難しい面もあるかもしれません。・・ここのところ全く飲んでいないので、あくまで想像です。
● 2017 Musigny Grand Cru
ミュジニー・グラン・クリュ
【2016年ものは評価が割れましたが、ヴィノスが99ポイント、バーガウンドが98ポイントと・・非常に高い評価です!】-----以前のレヴューを掲載しています。
もはや「ミュジニー」となりますと、凄い価格になってしまうのは致し方ないと思っていただくしかない時代になったんですね。まぁ、
「珠玉の逸品」
と言うことになろうかと思います。「家宝」でしょうか・・(^^;; 購入出来たは良いが中々開けられない・・と言うことになるかもしれません。
まぁ・・ロマネ=コンティ、ラ・ターシュの唯一の対抗馬です。
因みに、2016年ものの他の生産者さんを調べてみましたので・・ご参考までに。ルーミエさん、凄いですね~・・ルロワさんも・・。その高みから見れば安いんでしょうね。どうぞよろしくお願いいたします。
・2016 Vogue
96 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
18.5/20 Points La Revue du Vin de France
96 Points Tim Atkin
・2016 Roumier
20/20 Points La Revue du Vin de France
99 Points Tim Atkin
97~99 Points The Wine Advocate
94~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
・2016 Leroy
99 Points The Wine Advocate
19.5/20 Points La Revue du Vin de France
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックの思いが通じた?・・ついにアドヴォケイト100ポイント奪取!】 いや~・・目出度い!・・ついにジャック=フレデリック・ミュニエ、珠玉のミュジニーでアドヴォケイトから100ポイントをゲットです!
・・ですが・・価格は上代40万円にまで跳ね上がってしまいました・・そこだけは残念では有りますが、よくよく考えてみたらジャック=フレデリック・ミュニエはたかだか1.14ヘクタールのミュジニーを所有、長く安価に提供してくれていた訳です。
「ブルゴーニュワインは日本では今まで異常に安くて幸せだった」
と言えると思っています。そして今でも海外に比較しますと、高額ワインは安いのは間違い無いので、海外から日本に買い付けにいらっしゃる外国人の方が多いんですね。
そしてジャック=フレデリックは、自分のミュジニーに対するメディア評価が余りに不当だ・・と思っていらして、それでミュジニーの出荷を長らく止めていた訳です。現在はボンヌ=マールも止めているようです。これは何を意味しているのか・・。
つまり、メディアの評価が超近眼過ぎて、
「今~直近のフレーヴァーに偏ったポテンシャル取りによる評価が余りに目に余る!」
と思っていらしたはずです。寿命は1世紀にも達すると思われるグラン・クリュ・ミュジニーです。しかもリューディ・レ・プティ・ミュジニーでは無いラ・コンブ・ドルヴォー(部分)でもない・・本家本元のリューディ・レ・ミュジニー(グラン・ミュジニー)です。レ・プティ・ミュジニーは現在、ヴォギュエの単独所有ですが、以前はヴォギュエのミュジニーの評価が上がらず、一般には大昔からレ・プティ・ミュジニーとグラン・ミュジニーは同格とされているものの、それが本当かどうかさえ疑われる状況でした。そりゃぁ・・そうです。ルーミエさんの方が全然良かったと言われた時代が有った訳です。
noisy も長らくこの世界にいますから、メディアの評価は気にはしてはいますし、彼らのレヴューも良く読みます。メディアのテイスターたちにはそれぞれ個性が有り、また人間ですから・・その時の自分の調子も有るでしょう。花粉症で鼻が利かない・・とか、前日飲み過ぎて良く判らない・・とか・・(^^;;
ですが、そんな彼、彼女らの評点がモロに販売や価格に影響してしまうのに、
「彼・彼女らは責任を持ってやってないんじゃないか?」
と言うような疑心暗鬼な心は、その評価対象となっている造り手たちには生じているはずなんですね。
まぁ・・ブルゴーニュの立派なA.O.C.ワインに3年以内に飲め・・などと安易に書きたてるメディアも有り、どう考えても低いとか、高過ぎるとか・・の評点も有ります。そんな時にレヴューを読んで何かが判ればまだ良いんですが、
「いつものように(直近の状態にすぎない)フレーヴァーの種類、タンニンの質と量、感激した程度を書く程度に終始」
していて、なぜその評点になったのかが全く判明できないんですね。
ですので出来ることは自身でもポイント付けし、その評価者との差を常に頭に入れておく・・その評価者のクセを見つける・・位でしょうか。
ジャック=フレデリックの、ドメーヌに彼らが来ても飲ませない、飲ませたとしても評価点を付けさせない前提でのテイスティングは、
「ま~・・考えられ得る最良の対応!」
だったと・・noisy は思います。
「・・教育的指導?」
でしょうか・・(^^;; 愛の溢れる手法だったと思いますよ。
ジャック=フレデリックの祖母は日本人女性だったようです。どこか・・日本人っぽい風体にも感じられる彼ですが、頑張って欲しいですね・・そろそろ引退だと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ようやく順調にリリースされるようになった、貴重なジャック=フレデリック・ミュニエのグラン・ミュジニー!正規輸入です・・2009年のクロ・ド・ラ・マレシャルとの2本セットです。】
ん~・・海外の価格は税抜で34万円くらいからのようですので、むしろこの価格は相当安いのかもしれない・・とも感じてしまいますが、2013年の販売価格と2014年の仕入価格が・・変です。差が無いです・・。つまり Noisy wine は昨年、2013年ものを「ゼロ円」で販売したようなもの・・と言う現況になっています。
それでも貴重な「ル・ミュジニー」もしくは「グラン・ミュジニー」と呼ばれるミュジニーの北側の区画の、美しくも気高く柔らかなミュジニーです。パキッとしたヴォギュエさんちのミュジニーとも違いますし、滅茶濃いケーキのようなジャック・プリュールのものとも違います。・・あ、ルーミエさんもル・ミュジニーでしたね。いつか並べて飲んでみたいものです。
本当に少ないので迷っている暇はないと思います。ご検討くださいませ。
P.S. 申し訳ありませんがこのセットは他のワインと同梱出来ません。2本セットで発送させていただきます。ご了承くださいませ。

スペシャルセットの2009年、クロ・ド・ラ・マレシャルです。(以前のヴィンテージの画像です。
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【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。
● 2022 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale Rouge
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【徐々にその複雑性を生かしたエレガンスと美しさを増大させているようです!】
日本人の血を引くミュニエ家の大看板、ミュジニーですが、御大がミュジニーの後にうやうやしく出してくれるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。
飲めるほどは入らなくなって久しいので、noisy ももういい加減長いこと飲んではいないんですが、コミュニティのセラートラッカーでは凄いことになっていました。100 Points だと言って全く憚らないんですね・・他の方は93~94 Points で揃っているんですが、その方は思い切りが良いのかどうか判りませんが、思うに・・
「自身の好みにドンピシャリで、これ以上のものは無い!」
と思いこんだのかなぁ・・と。
もしくは御大と同じような感覚の持ち主か・・いや、もしかして御大が偽名で?・・などと想像して楽しませていただきました。
高くなったとは言え、まだ手が届く範囲ですね。ニュイ=サン=ジョルジュのアペラシオンを名乗れる最も南に位置する1級、そして1級クロ・ド・ラルロの南に接しています・・そんなロケーションを思い浮かべると、味わいも何となく想像できるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ファルスタッフは95ポイントまで上げて来ました。ついにジャック=フレデリック・ミュニエが思うクロ・ド・ラ・マレシャルの姿が実現しつつあるようです!】
以前はフェヴレが販売していた1級クロ・ド・ラ・マレシャルです。・・あ、マシュレルでは有りませんで・・マレシャルです。noisy も見つかると恥ずかしいので、こういうのは出来るだけ間違えないように気を付けていますが、もし「違うよ」って言う表記が有ったら教えてくださいね。まぁ・・プロでも「サシャーニュ」なんて書いちゃってる記事を見るにつけ、
「・・気を付けよう・・」
と・・思う訳です。
この1級クロ・ド・ラ・マレシャルは、ドメーヌではミュジニーのテイスティングの後に出されることもある様でして、ジャック=フレデリックの思い入れは物凄いものを感じます。もっとも・・そんな場面に出くわしたテイスターたちは、
「ん??」
と・・その理由が判らずにきょとんとしていたようです。
以前はそれなりに飲めていたnoisy ですが、この数年は全く・・機械に恵まれない状態ですので、多くを語る訳にはいきません。
しかしながらファルスタッフが95ポイント、ティム・アトキン氏が94ポイントとグラン・クリュでもおかしく無い評価を出していますから、
「ジャック=フレデリックの理想、描いた姿を実現できつつある」
と考えて良さそうです。
まぁ・・1990年代の「シャトー・ド・シャンボール=ミュジニー」と書かれたボトルを持っていらっしゃる方は多く無いと思いますが、1995年当時は・・
「樽...強いよなぁ・・」
なんて思ってましたが、数年寝かせると滅茶美味しい村名シャンボール、1級レ・ザムルーズでした。勿論その頃はまだこのクロ・ド・ラ・マレシャルの畑は戻って来ていませんで、フェヴレが余り好ましく無いガチガチで少し野暮ったいワインにしていましたから、noisy も、
「戻って来たところで良くなるのかな・・」
などとも思いつつ、でも楽しみに待っていたんですね。今や・・このワインすらコルクを抜けない状況になるとは思ってもいませんでした。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2022 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale Rouge M.G.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ・マグナム
【徐々にその複雑性を生かしたエレガンスと美しさを増大させているようです!】-----以前のレヴューを掲載しています。
日本人の血を引くミュニエ家の大看板、ミュジニーですが、御大がミュジニーの後にうやうやしく出してくれるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。
飲めるほどは入らなくなって久しいので、noisy ももういい加減長いこと飲んではいないんですが、コミュニティのセラートラッカーでは凄いことになっていました。100 Points だと言って全く憚らないんですね・・他の方は93~94 Points で揃っているんですが、その方は思い切りが良いのかどうか判りませんが、思うに・・
「自身の好みにドンピシャリで、これ以上のものは無い!」
と思いこんだのかなぁ・・と。
もしくは御大と同じような感覚の持ち主か・・いや、もしかして御大が偽名で?・・などと想像して楽しませていただきました。
高くなったとは言え、まだ手が届く範囲ですね。ニュイ=サン=ジョルジュのアペラシオンを名乗れる最も南に位置する1級、そして1級クロ・ド・ラルロの南に接しています・・そんなロケーションを思い浮かべると、味わいも何となく想像できるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ファルスタッフは95ポイントまで上げて来ました。ついにジャック=フレデリック・ミュニエが思うクロ・ド・ラ・マレシャルの姿が実現しつつあるようです!】
以前はフェヴレが販売していた1級クロ・ド・ラ・マレシャルです。・・あ、マシュレルでは有りませんで・・マレシャルです。noisy も見つかると恥ずかしいので、こういうのは出来るだけ間違えないように気を付けていますが、もし「違うよ」って言う表記が有ったら教えてくださいね。まぁ・・プロでも「サシャーニュ」なんて書いちゃってる記事を見るにつけ、
「・・気を付けよう・・」
と・・思う訳です。
この1級クロ・ド・ラ・マレシャルは、ドメーヌではミュジニーのテイスティングの後に出されることもある様でして、ジャック=フレデリックの思い入れは物凄いものを感じます。もっとも・・そんな場面に出くわしたテイスターたちは、
「ん??」
と・・その理由が判らずにきょとんとしていたようです。
以前はそれなりに飲めていたnoisy ですが、この数年は全く・・機械に恵まれない状態ですので、多くを語る訳にはいきません。
しかしながらファルスタッフが95ポイント、ティム・アトキン氏が94ポイントとグラン・クリュでもおかしく無い評価を出していますから、
「ジャック=フレデリックの理想、描いた姿を実現できつつある」
と考えて良さそうです。
まぁ・・1990年代の「シャトー・ド・シャンボール=ミュジニー」と書かれたボトルを持っていらっしゃる方は多く無いと思いますが、1995年当時は・・
「樽...強いよなぁ・・」
なんて思ってましたが、数年寝かせると滅茶美味しい村名シャンボール、1級レ・ザムルーズでした。勿論その頃はまだこのクロ・ド・ラ・マレシャルの畑は戻って来ていませんで、フェヴレが余り好ましく無いガチガチで少し野暮ったいワインにしていましたから、noisy も、
「戻って来たところで良くなるのかな・・」
などとも思いつつ、でも楽しみに待っていたんですね。今や・・このワインすらコルクを抜けない状況になるとは思ってもいませんでした。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2021 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【徐々にその複雑性を生かしたエレガンスと美しさを増大させているようです!】
日本人の血を引くミュニエ家の大看板、ミュジニーですが、御大がミュジニーの後にうやうやしく出してくれるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。
飲めるほどは入らなくなって久しいので、noisy ももういい加減長いこと飲んではいないんですが、コミュニティのセラートラッカーでは凄いことになっていました。100 Points だと言って全く憚らないんですね・・他の方は93~94 Points で揃っているんですが、その方は思い切りが良いのかどうか判りませんが、思うに・・
「自身の好みにドンピシャリで、これ以上のものは無い!」
と思いこんだのかなぁ・・と。
もしくは御大と同じような感覚の持ち主か・・いや、もしかして御大が偽名で?・・などと想像して楽しませていただきました。
高くなったとは言え、まだ手が届く範囲ですね。ニュイ=サン=ジョルジュのアペラシオンを名乗れる最も南に位置する1級、そして1級クロ・ド・ラルロの南に接しています・・そんなロケーションを思い浮かべると、味わいも何となく想像できるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ファルスタッフは95ポイントまで上げて来ました。ついにジャック=フレデリック・ミュニエが思うクロ・ド・ラ・マレシャルの姿が実現しつつあるようです!】
以前はフェヴレが販売していた1級クロ・ド・ラ・マレシャルです。・・あ、マシュレルでは有りませんで・・マレシャルです。noisy も見つかると恥ずかしいので、こういうのは出来るだけ間違えないように気を付けていますが、もし「違うよ」って言う表記が有ったら教えてくださいね。まぁ・・プロでも「サシャーニュ」なんて書いちゃってる記事を見るにつけ、
「・・気を付けよう・・」
と・・思う訳です。
この1級クロ・ド・ラ・マレシャルは、ドメーヌではミュジニーのテイスティングの後に出されることもある様でして、ジャック=フレデリックの思い入れは物凄いものを感じます。もっとも・・そんな場面に出くわしたテイスターたちは、
「ん??」
と・・その理由が判らずにきょとんとしていたようです。
以前はそれなりに飲めていたnoisy ですが、この数年は全く・・機械に恵まれない状態ですので、多くを語る訳にはいきません。
しかしながらファルスタッフが95ポイント、ティム・アトキン氏が94ポイントとグラン・クリュでもおかしく無い評価を出していますから、
「ジャック=フレデリックの理想、描いた姿を実現できつつある」
と考えて良さそうです。
まぁ・・1990年代の「シャトー・ド・シャンボール=ミュジニー」と書かれたボトルを持っていらっしゃる方は多く無いと思いますが、1995年当時は・・
「樽...強いよなぁ・・」
なんて思ってましたが、数年寝かせると滅茶美味しい村名シャンボール、1級レ・ザムルーズでした。勿論その頃はまだこのクロ・ド・ラ・マレシャルの畑は戻って来ていませんで、フェヴレが余り好ましく無いガチガチで少し野暮ったいワインにしていましたから、noisy も、
「戻って来たところで良くなるのかな・・」
などとも思いつつ、でも楽しみに待っていたんですね。今や・・このワインすらコルクを抜けない状況になるとは思ってもいませんでした。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2021 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【ジャスパー・モリスさんはお気に入りのようです。】
海外でも余り販売されていないようですね。アメリカのショップの価格で599ドル、ほぼ8万円でしたので・・
「このショップは転売系かな?」
と思ってもう少し調べてみたんですが、ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル赤が165ドル、ほぼ21800円(tax抜き)ですので日本の正規と変わりませんので、人気を加味して高くしているんじゃないかと思います。でも村名ですからね・・ちょっと異常では有りますが、Noisy wine も、イタズラを仕掛けてくる海外のIPアドレスをバンバン止めていたら、ほぼ東南アジアを含む海外のIPをたいぶ止めることになってしまったので、以前のように、
「あれを売ってくれ、xxxは無いか?、いつ入ってくるか?」
みたいな・・ちょっと好きになれない海外の方々・・転売系でしょうが、そのような方々からのメールや電話が激減しました。
まぁ・・やはり日本のお客様に何とかキッチリお渡ししたい・・そう思っています。余りに高くならないことを願います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【因みにジャスパー・モリス氏は1級レ・フュエに93~96ポイント・・海外の価格を見ると13~16万円!この村名は90~93ポイントながら5~8万円?】
まぁ、需要と供給のバランスが価格を決める・・のが自由主義経済の掟とは言え、税込2万円のものがどうして5万円以上になってしまうのか、noisy のオツムでは理解不能です。
だからこそ、こんな数量しか入らなくなってしまったのでしょうが、付加価値と言いますか、どんなにボロい廃車寸前の車でも人気が出れば高く売れる、今の時代はそれで成り立っているのかもしれません。
だからと言って、リリース直後のこのワインを仕入の数倍も利益を取る訳には行かないですから、
「転売禁止!」
をお守りいただき、しっかり休めてお楽しみください。もっとも購入するのは相当大変だと思いますが・・どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【村名で94ポイントと1級並みの評価です!】
1級畑と村名をブレンドしている村名ワインです。評価はティム・アトキン氏で94ポイントと、並みの評価では有りません。しかも・・いや、しつこいですが・・以前では考えられなかったほど激レアになっていまして、一説には「日本向けが減っている」のが原因のひとつとされています。
まぁ、20年前は考えられなかった中国向けの輸出分が増えている訳ですから、単純にも減って当たり前ですし、価格が上がったのも当然です・・中国向けは高く出来ますから・・。
なので泡を喰っているのが日本人・・。残念ですが仕方が無いですよね。日本の会社経営者だって世界経済で生き残るため・・と言って、日本人労働者を切り捨て、海外に打って出た訳ですから、今では多くの電気関係、車関係、鉄鋼も何もかもの産業が、当時の「発展途上国」に生産を移してしまいました。お陰で「マスク一枚まともにすぐは作れない国」になってしまった訳ですね。そこはしっかり認識しておかないといけないかと。
技術者の方々は日本の会社をクビになるか、そうなる前に、その「発展途上国」の会社に待遇良く招かれ、お宝の技術を移転することに力を貸していました。・・いや、そんな方々を責めている訳では有りませんよ。生きて行くためには自身が積み上げて来たスキルに頼るしか他に方法は無いんですから・・。切り捨てたのは会社で有り、国です。そしてそのすべての発端は90年代の、「不平等な半導体協定締結」から始まっている訳です・・と、何を言っているのか判りませんが・・。
その間に、昔は安かったブルゴーニュワインも高価に、そして決して高評価を得ることの無かったブルゴーニュのドメーヌワインが今や・・こんな感じで、ようやく「正当な評価」を得られるようになったのは「まさに皮肉」としか、noisy には思えません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に3000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2016 Musigny Grand Cru
ミュジニー・グラン・クリュ
【2016年ものは評価が割れましたが、ヴィノスが99ポイント、バーガウンドが98ポイントと・・非常に高い評価です!】
もはや「ミュジニー」となりますと、凄い価格になってしまうのは致し方ないと思っていただくしかない時代になったんですね。まぁ、
「珠玉の逸品」
と言うことになろうかと思います。「家宝」でしょうか・・(^^;; 購入出来たは良いが中々開けられない・・と言うことになるかもしれません。
まぁ・・ロマネ=コンティ、ラ・ターシュの唯一の対抗馬です。
因みに、2016年ものの他の生産者さんを調べてみましたので・・ご参考までに。ルーミエさん、凄いですね~・・ルロワさんも・・。その高みから見れば安いんでしょうね。どうぞよろしくお願いいたします。
・2016 Vogue
96 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
18.5/20 Points La Revue du Vin de France
96 Points Tim Atkin
・2016 Roumier
20/20 Points La Revue du Vin de France
99 Points Tim Atkin
97~99 Points The Wine Advocate
94~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
・2016 Leroy
99 Points The Wine Advocate
19.5/20 Points La Revue du Vin de France
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックの思いが通じた?・・ついにアドヴォケイト100ポイント奪取!】 いや~・・目出度い!・・ついにジャック=フレデリック・ミュニエ、珠玉のミュジニーでアドヴォケイトから100ポイントをゲットです!
・・ですが・・価格は上代40万円にまで跳ね上がってしまいました・・そこだけは残念では有りますが、よくよく考えてみたらジャック=フレデリック・ミュニエはたかだか1.14ヘクタールのミュジニーを所有、長く安価に提供してくれていた訳です。
「ブルゴーニュワインは日本では今まで異常に安くて幸せだった」
と言えると思っています。そして今でも海外に比較しますと、高額ワインは安いのは間違い無いので、海外から日本に買い付けにいらっしゃる外国人の方が多いんですね。
そしてジャック=フレデリックは、自分のミュジニーに対するメディア評価が余りに不当だ・・と思っていらして、それでミュジニーの出荷を長らく止めていた訳です。現在はボンヌ=マールも止めているようです。これは何を意味しているのか・・。
つまり、メディアの評価が超近眼過ぎて、
「今~直近のフレーヴァーに偏ったポテンシャル取りによる評価が余りに目に余る!」
と思っていらしたはずです。寿命は1世紀にも達すると思われるグラン・クリュ・ミュジニーです。しかもリューディ・レ・プティ・ミュジニーでは無いラ・コンブ・ドルヴォー(部分)でもない・・本家本元のリューディ・レ・ミュジニー(グラン・ミュジニー)です。レ・プティ・ミュジニーは現在、ヴォギュエの単独所有ですが、以前はヴォギュエのミュジニーの評価が上がらず、一般には大昔からレ・プティ・ミュジニーとグラン・ミュジニーは同格とされているものの、それが本当かどうかさえ疑われる状況でした。そりゃぁ・・そうです。ルーミエさんの方が全然良かったと言われた時代が有った訳です。
noisy も長らくこの世界にいますから、メディアの評価は気にはしてはいますし、彼らのレヴューも良く読みます。メディアのテイスターたちにはそれぞれ個性が有り、また人間ですから・・その時の自分の調子も有るでしょう。花粉症で鼻が利かない・・とか、前日飲み過ぎて良く判らない・・とか・・(^^;;
ですが、そんな彼、彼女らの評点がモロに販売や価格に影響してしまうのに、
「彼・彼女らは責任を持ってやってないんじゃないか?」
と言うような疑心暗鬼な心は、その評価対象となっている造り手たちには生じているはずなんですね。
まぁ・・ブルゴーニュの立派なA.O.C.ワインに3年以内に飲め・・などと安易に書きたてるメディアも有り、どう考えても低いとか、高過ぎるとか・・の評点も有ります。そんな時にレヴューを読んで何かが判ればまだ良いんですが、
「いつものように(直近の状態にすぎない)フレーヴァーの種類、タンニンの質と量、感激した程度を書く程度に終始」
していて、なぜその評点になったのかが全く判明できないんですね。
ですので出来ることは自身でもポイント付けし、その評価者との差を常に頭に入れておく・・その評価者のクセを見つける・・位でしょうか。
ジャック=フレデリックの、ドメーヌに彼らが来ても飲ませない、飲ませたとしても評価点を付けさせない前提でのテイスティングは、
「ま~・・考えられ得る最良の対応!」
だったと・・noisy は思います。
「・・教育的指導?」
でしょうか・・(^^;; 愛の溢れる手法だったと思いますよ。
ジャック=フレデリックの祖母は日本人女性だったようです。どこか・・日本人っぽい風体にも感じられる彼ですが、頑張って欲しいですね・・そろそろ引退だと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ようやく順調にリリースされるようになった、貴重なジャック=フレデリック・ミュニエのグラン・ミュジニー!正規輸入です・・2009年のクロ・ド・ラ・マレシャルとの2本セットです。】
ん~・・海外の価格は税抜で34万円くらいからのようですので、むしろこの価格は相当安いのかもしれない・・とも感じてしまいますが、2013年の販売価格と2014年の仕入価格が・・変です。差が無いです・・。つまり Noisy wine は昨年、2013年ものを「ゼロ円」で販売したようなもの・・と言う現況になっています。
それでも貴重な「ル・ミュジニー」もしくは「グラン・ミュジニー」と呼ばれるミュジニーの北側の区画の、美しくも気高く柔らかなミュジニーです。パキッとしたヴォギュエさんちのミュジニーとも違いますし、滅茶濃いケーキのようなジャック・プリュールのものとも違います。・・あ、ルーミエさんもル・ミュジニーでしたね。いつか並べて飲んでみたいものです。
本当に少ないので迷っている暇はないと思います。ご検討くださいませ。
P.S. 申し訳ありませんがこのセットは他のワインと同梱出来ません。2本セットで発送させていただきます。ご了承くださいませ。

スペシャルセットの2009年、クロ・ド・ラ・マレシャルです。(以前のヴィンテージの画像です。
)
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【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。
● 2020 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【ファルスタッフは95ポイントまで上げて来ました。ついにジャック=フレデリック・ミュニエが思うクロ・ド・ラ・マレシャルの姿が実現しつつあるようです!】
以前はフェヴレが販売していた1級クロ・ド・ラ・マレシャルです。・・あ、マシュレルでは有りませんで・・マレシャルです。noisy も見つかると恥ずかしいので、こういうのは出来るだけ間違えないように気を付けていますが、もし「違うよ」って言う表記が有ったら教えてくださいね。まぁ・・プロでも「サシャーニュ」なんて書いちゃってる記事を見るにつけ、
「・・気を付けよう・・」
と・・思う訳です。
この1級クロ・ド・ラ・マレシャルは、ドメーヌではミュジニーのテイスティングの後に出されることもある様でして、ジャック=フレデリックの思い入れは物凄いものを感じます。もっとも・・そんな場面に出くわしたテイスターたちは、
「ん??」
と・・その理由が判らずにきょとんとしていたようです。
以前はそれなりに飲めていたnoisy ですが、この数年は全く・・機械に恵まれない状態ですので、多くを語る訳にはいきません。
しかしながらファルスタッフが95ポイント、ティム・アトキン氏が94ポイントとグラン・クリュでもおかしく無い評価を出していますから、
「ジャック=フレデリックの理想、描いた姿を実現できつつある」
と考えて良さそうです。
まぁ・・1990年代の「シャトー・ド・シャンボール=ミュジニー」と書かれたボトルを持っていらっしゃる方は多く無いと思いますが、1995年当時は・・
「樽...強いよなぁ・・」
なんて思ってましたが、数年寝かせると滅茶美味しい村名シャンボール、1級レ・ザムルーズでした。勿論その頃はまだこのクロ・ド・ラ・マレシャルの畑は戻って来ていませんで、フェヴレが余り好ましく無いガチガチで少し野暮ったいワインにしていましたから、noisy も、
「戻って来たところで良くなるのかな・・」
などとも思いつつ、でも楽しみに待っていたんですね。今や・・このワインすらコルクを抜けない状況になるとは思ってもいませんでした。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2011 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【なんと・・ドメーヌ出しの古酒、2011年もの!・・非常に希少です!】
そもそもですが・・今のブルゴーニュワインはリリース時からかなり美味しいです。造り手の方で・・そうしてリリースしている・・と言いますか、ある程度若い段階での美味しさを感じられるような状態で出荷できるようになった・・と言いますか、色々な技術が得られた影響だと思うんですね。
意外に思われるかもしれませんが、結構な自然派の台頭によって、それは成されたような気がしています。色々有るんですよ・・そもそも最近のワインはコルクを抜くとガスっぽかったりしますよね。あれもまた新しい技術だと思いますが、自然派ワインが日本に届いたころは、とにかく何から何まで滅茶苦茶で、
「臭いわ、ガスが強いから噴き出るわ、元から半分位しか入ってないわ・・etc.」
臭いのも・・もう半端無い還元香だったり、今はほぼ死語になった「厩臭(うまやしゅう)」とか・・コルクが飛ばないように紐で縛って有ったり、届いた後、冷えたセラーで・・
「ボン!」
と物凄い音がしたので行ってみると、届いたワインが再発酵していたようで、コルクを飛ばして泡が噴き出ていたり・・もう散々だったんですね。
ですが・・その対処を出来るようになったら・・今みたいになっている訳ですよ。ワインも僅かな還元状態にある時に瓶詰、コルク打ちをしているようでして、これをやることで様々な臭さ、状態のネガティヴさを避けられるようになったようです。
このクロ・ド・ラ・マレシャルは2004年にドメーヌに戻って来たので、8年目のワインと言うことになります。noisy も2000年頃までは何とか飲めていたはずですが、
「徐々に良くなって行く!」
のは感じていたものの、お客様の人気が高く無くてちょっと売り辛いワインでした。半面、この畑の「白」が伝わり易い美味しさを持っていたので、そちらが中心でしたでしょうか。
現在はもはやジャック=フレデリックの理想に近い形になっていると思われます・・2020年ものは95点まで付いていますから・・ご検討いただけましたら幸いです。
以下は以前のレヴューです。
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【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2020 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【ジャスパー・モリスさんはお気に入りのようです。】
海外でも余り販売されていないようですね。アメリカのショップの価格で599ドル、ほぼ8万円でしたので・・
「このショップは転売系かな?」
と思ってもう少し調べてみたんですが、ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル赤が165ドル、ほぼ21800円(tax抜き)ですので日本の正規と変わりませんので、人気を加味して高くしているんじゃないかと思います。でも村名ですからね・・ちょっと異常では有りますが、Noisy wine も、イタズラを仕掛けてくる海外のIPアドレスをバンバン止めていたら、ほぼ東南アジアを含む海外のIPをたいぶ止めることになってしまったので、以前のように、
「あれを売ってくれ、xxxは無いか?、いつ入ってくるか?」
みたいな・・ちょっと好きになれない海外の方々・・転売系でしょうが、そのような方々からのメールや電話が激減しました。
まぁ・・やはり日本のお客様に何とかキッチリお渡ししたい・・そう思っています。余りに高くならないことを願います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【因みにジャスパー・モリス氏は1級レ・フュエに93~96ポイント・・海外の価格を見ると13~16万円!この村名は90~93ポイントながら5~8万円?】
まぁ、需要と供給のバランスが価格を決める・・のが自由主義経済の掟とは言え、税込2万円のものがどうして5万円以上になってしまうのか、noisy のオツムでは理解不能です。
だからこそ、こんな数量しか入らなくなってしまったのでしょうが、付加価値と言いますか、どんなにボロい廃車寸前の車でも人気が出れば高く売れる、今の時代はそれで成り立っているのかもしれません。
だからと言って、リリース直後のこのワインを仕入の数倍も利益を取る訳には行かないですから、
「転売禁止!」
をお守りいただき、しっかり休めてお楽しみください。もっとも購入するのは相当大変だと思いますが・・どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【村名で94ポイントと1級並みの評価です!】
1級畑と村名をブレンドしている村名ワインです。評価はティム・アトキン氏で94ポイントと、並みの評価では有りません。しかも・・いや、しつこいですが・・以前では考えられなかったほど激レアになっていまして、一説には「日本向けが減っている」のが原因のひとつとされています。
まぁ、20年前は考えられなかった中国向けの輸出分が増えている訳ですから、単純にも減って当たり前ですし、価格が上がったのも当然です・・中国向けは高く出来ますから・・。
なので泡を喰っているのが日本人・・。残念ですが仕方が無いですよね。日本の会社経営者だって世界経済で生き残るため・・と言って、日本人労働者を切り捨て、海外に打って出た訳ですから、今では多くの電気関係、車関係、鉄鋼も何もかもの産業が、当時の「発展途上国」に生産を移してしまいました。お陰で「マスク一枚まともにすぐは作れない国」になってしまった訳ですね。そこはしっかり認識しておかないといけないかと。
技術者の方々は日本の会社をクビになるか、そうなる前に、その「発展途上国」の会社に待遇良く招かれ、お宝の技術を移転することに力を貸していました。・・いや、そんな方々を責めている訳では有りませんよ。生きて行くためには自身が積み上げて来たスキルに頼るしか他に方法は無いんですから・・。切り捨てたのは会社で有り、国です。そしてそのすべての発端は90年代の、「不平等な半導体協定締結」から始まっている訳です・・と、何を言っているのか判りませんが・・。
その間に、昔は安かったブルゴーニュワインも高価に、そして決して高評価を得ることの無かったブルゴーニュのドメーヌワインが今や・・こんな感じで、ようやく「正当な評価」を得られるようになったのは「まさに皮肉」としか、noisy には思えません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に3000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2015 Musigny Grand Cru
ミュジニー・グラン・クリュ
【ジャック=フレデリックの思いが通じた?・・ついにアドヴォケイト100ポイント奪取!】
いや~・・目出度い!・・ついにジャック=フレデリック・ミュニエ、珠玉のミュジニーでアドヴォケイトから100ポイントをゲットです!
・・ですが・・価格は上代40万円にまで跳ね上がってしまいました・・そこだけは残念では有りますが、よくよく考えてみたらジャック=フレデリック・ミュニエはたかだか1.14ヘクタールのミュジニーを所有、長く安価に提供してくれていた訳です。
「ブルゴーニュワインは日本では今まで異常に安くて幸せだった」
と言えると思っています。そして今でも海外に比較しますと、高額ワインは安いのは間違い無いので、海外から日本に買い付けにいらっしゃる外国人の方が多いんですね。
そしてジャック=フレデリックは、自分のミュジニーに対するメディア評価が余りに不当だ・・と思っていらして、それでミュジニーの出荷を長らく止めていた訳です。現在はボンヌ=マールも止めているようです。これは何を意味しているのか・・。
つまり、メディアの評価が超近眼過ぎて、
「今~直近のフレーヴァーに偏ったポテンシャル取りによる評価が余りに目に余る!」
と思っていらしたはずです。寿命は1世紀にも達すると思われるグラン・クリュ・ミュジニーです。しかもリューディ・レ・プティ・ミュジニーでは無いラ・コンブ・ドルヴォー(部分)でもない・・本家本元のリューディ・レ・ミュジニー(グラン・ミュジニー)です。レ・プティ・ミュジニーは現在、ヴォギュエの単独所有ですが、以前はヴォギュエのミュジニーの評価が上がらず、一般には大昔からレ・プティ・ミュジニーとグラン・ミュジニーは同格とされているものの、それが本当かどうかさえ疑われる状況でした。そりゃぁ・・そうです。ルーミエさんの方が全然良かったと言われた時代が有った訳です。
noisy も長らくこの世界にいますから、メディアの評価は気にはしてはいますし、彼らのレヴューも良く読みます。メディアのテイスターたちにはそれぞれ個性が有り、また人間ですから・・その時の自分の調子も有るでしょう。花粉症で鼻が利かない・・とか、前日飲み過ぎて良く判らない・・とか・・(^^;;
ですが、そんな彼、彼女らの評点がモロに販売や価格に影響してしまうのに、
「彼・彼女らは責任を持ってやってないんじゃないか?」
と言うような疑心暗鬼な心は、その評価対象となっている造り手たちには生じているはずなんですね。
まぁ・・ブルゴーニュの立派なA.O.C.ワインに3年以内に飲め・・などと安易に書きたてるメディアも有り、どう考えても低いとか、高過ぎるとか・・の評点も有ります。そんな時にレヴューを読んで何かが判ればまだ良いんですが、
「いつものように(直近の状態にすぎない)フレーヴァーの種類、タンニンの質と量、感激した程度を書く程度に終始」
していて、なぜその評点になったのかが全く判明できないんですね。
ですので出来ることは自身でもポイント付けし、その評価者との差を常に頭に入れておく・・その評価者のクセを見つける・・位でしょうか。
ジャック=フレデリックの、ドメーヌに彼らが来ても飲ませない、飲ませたとしても評価点を付けさせない前提でのテイスティングは、
「ま~・・考えられ得る最良の対応!」
だったと・・noisy は思います。
「・・教育的指導?」
でしょうか・・(^^;; 愛の溢れる手法だったと思いますよ。
ジャック=フレデリックの祖母は日本人女性だったようです。どこか・・日本人っぽい風体にも感じられる彼ですが、頑張って欲しいですね・・そろそろ引退だと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ようやく順調にリリースされるようになった、貴重なジャック=フレデリック・ミュニエのグラン・ミュジニー!正規輸入です・・2009年のクロ・ド・ラ・マレシャルとの2本セットです。】
ん~・・海外の価格は税抜で34万円くらいからのようですので、むしろこの価格は相当安いのかもしれない・・とも感じてしまいますが、2013年の販売価格と2014年の仕入価格が・・変です。差が無いです・・。つまり Noisy wine は昨年、2013年ものを「ゼロ円」で販売したようなもの・・と言う現況になっています。
それでも貴重な「ル・ミュジニー」もしくは「グラン・ミュジニー」と呼ばれるミュジニーの北側の区画の、美しくも気高く柔らかなミュジニーです。パキッとしたヴォギュエさんちのミュジニーとも違いますし、滅茶濃いケーキのようなジャック・プリュールのものとも違います。・・あ、ルーミエさんもル・ミュジニーでしたね。いつか並べて飲んでみたいものです。
本当に少ないので迷っている暇はないと思います。ご検討くださいませ。
P.S. 申し訳ありませんがこのセットは他のワインと同梱出来ません。2本セットで発送させていただきます。ご了承くださいませ。

スペシャルセットの2009年、クロ・ド・ラ・マレシャルです。(以前のヴィンテージの画像です。
)
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【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。
● 2009 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【人気爆発・・まで、カウントダウンが始まった?・・】
ジャック=フレデリック・ミュニエのシャンボール系のワインは、もうどうにもならないほど高騰していますが、相当に広い畑を単独所有している「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、2019年ものでも海外価格が16000円ほどで推移しているようです。なので、むしろ日本の価格の方が高い位です。別に noisy が高い値付けをしている訳では有りません。
ジャック=フレデリックのところにテイスティングに行くと、一番最後に出される・・つまりミュジニーの後に出されるのがこのクロ・ド・ラ・マレシャルだそうです。大体、1級の上限である94ポイントが現時点での最高点・・です。すでに村名シャンボールの評価点を超えていますが、仕入れ価格も販売価格も村名シャンボールの方が高いです。単純に量の問題かな・・と思います。
それでも簡単に数えられるほど、減らしようがないほどの数しか入りませんので正規はとても飲めません。申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2019 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【因みにジャスパー・モリス氏は1級レ・フュエに93~96ポイント・・海外の価格を見ると13~16万円!この村名は90~93ポイントながら5~8万円?】
まぁ、需要と供給のバランスが価格を決める・・のが自由主義経済の掟とは言え、税込2万円のものがどうして5万円以上になってしまうのか、noisy のオツムでは理解不能です。
だからこそ、こんな数量しか入らなくなってしまったのでしょうが、付加価値と言いますか、どんなにボロい廃車寸前の車でも人気が出れば高く売れる、今の時代はそれで成り立っているのかもしれません。
だからと言って、リリース直後のこのワインを仕入の数倍も利益を取る訳には行かないですから、
「転売禁止!」
をお守りいただき、しっかり休めてお楽しみください。もっとも購入するのは相当大変だと思いますが・・どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【村名で94ポイントと1級並みの評価です!】
1級畑と村名をブレンドしている村名ワインです。評価はティム・アトキン氏で94ポイントと、並みの評価では有りません。しかも・・いや、しつこいですが・・以前では考えられなかったほど激レアになっていまして、一説には「日本向けが減っている」のが原因のひとつとされています。
まぁ、20年前は考えられなかった中国向けの輸出分が増えている訳ですから、単純にも減って当たり前ですし、価格が上がったのも当然です・・中国向けは高く出来ますから・・。
なので泡を喰っているのが日本人・・。残念ですが仕方が無いですよね。日本の会社経営者だって世界経済で生き残るため・・と言って、日本人労働者を切り捨て、海外に打って出た訳ですから、今では多くの電気関係、車関係、鉄鋼も何もかもの産業が、当時の「発展途上国」に生産を移してしまいました。お陰で「マスク一枚まともにすぐは作れない国」になってしまった訳ですね。そこはしっかり認識しておかないといけないかと。
技術者の方々は日本の会社をクビになるか、そうなる前に、その「発展途上国」の会社に待遇良く招かれ、お宝の技術を移転することに力を貸していました。・・いや、そんな方々を責めている訳では有りませんよ。生きて行くためには自身が積み上げて来たスキルに頼るしか他に方法は無いんですから・・。切り捨てたのは会社で有り、国です。そしてそのすべての発端は90年代の、「不平等な半導体協定締結」から始まっている訳です・・と、何を言っているのか判りませんが・・。
その間に、昔は安かったブルゴーニュワインも高価に、そして決して高評価を得ることの無かったブルゴーニュのドメーヌワインが今や・・こんな感じで、ようやく「正当な評価」を得られるようになったのは「まさに皮肉」としか、noisy には思えません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に3000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2014 Musigny Grand Cru Special Set
ミュジニー・グラン・クリュ・スペシャルセット
【ようやく順調にリリースされるようになった、貴重なジャック=フレデリック・ミュニエのグラン・ミュジニー!正規輸入です・・2009年のクロ・ド・ラ・マレシャルとの2本セットです。】
ん~・・海外の価格は税抜で34万円くらいからのようですので、むしろこの価格は相当安いのかもしれない・・とも感じてしまいますが、2013年の販売価格と2014年の仕入価格が・・変です。差が無いです・・。つまり Noisy wine は昨年、2013年ものを「ゼロ円」で販売したようなもの・・と言う現況になっています。
それでも貴重な「ル・ミュジニー」もしくは「グラン・ミュジニー」と呼ばれるミュジニーの北側の区画の、美しくも気高く柔らかなミュジニーです。パキッとしたヴォギュエさんちのミュジニーとも違いますし、滅茶濃いケーキのようなジャック・プリュールのものとも違います。・・あ、ルーミエさんもル・ミュジニーでしたね。いつか並べて飲んでみたいものです。
本当に少ないので迷っている暇はないと思います。ご検討くださいませ。
P.S. 申し訳ありませんがこのセットは他のワインと同梱出来ません。2本セットで発送させていただきます。ご了承くださいませ。

スペシャルセットの2009年、クロ・ド・ラ・マレシャルです。(以前のヴィンテージの画像です。
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【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。
● 2018 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン
【貴重な正規品です!】
ティム・アトキン氏は90ポイントのようですね。ルージュと違ってブランの方は厳し目の評価になっていますが・・仕方が無いでしょうかね。
でもこのクロ・ド・ラ・マレシャルは、A.C.ニュイ=サン=ジョルジュの南のドンケツに有りまして、あのドメーヌ・ド・ラルロの秀逸な1級「クロ・ド・ラルロ」の南に接している畑なんです。
ですので、赤はやはりクロ・ド・ラルロと同様にエレガント系・・もう少しだけパワフルかな?・・ですし、白はクロ・ド・ラルロ・ブランが5年でネットリと高級感を漂わせるワインに大豹変しますので、同じような性質をも持っているかと想像しています。
なので、リリース直後は結構に、「さっぱり系」に感じられるんですね。なので、テイスターもその辺が判っていれば、
「・・待てよ?・・もう少ししっかり見ないといかんかな・・」
と「リキ」を入れてくれると良いんですが、流してしまうと・・90点くらいしかいただけないかもしれません。
想像だけでお話ししてしまいまして申し訳ありません。飲めませんので・・どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【おっ!・・あのバーガウンドが92ポイントもつけてます!・・アドヴォケイトに至っては93ポイント!】
こちらも「たった1本」のクロ・ド・ラ・マレシャル・ブランです。2006年物などを以前、沢山仕入れて販売していたな~と思い出し、大昔のサイトのhtml ファイルを探して引っ張り出して来ました。この20数年に渡って書いたページは膨大でして、無くなっているのも有りますし、探すのは非常に困難なんですが見つけました。
ですが・・残念ながらこれはテイスティングをする前に書いた文章でした。この後、実は2006年も飲んでるんですよ。実に良い感じでしたので、全部販売せずに(・・できず?)、店にいらした方に少しずつ販売したのかな?・・と思います。価格は7500円でした。ミュヌレ=ジブール2008エシェゾーが15000円、ルネ・アンジェル2004クロ・ヴージョ13200円、ルジェのパスグラ2680円で・・それも気になっちゃいましたが・・
その引っ張り出した 新着Webページの日付を見て・・ビックリです!・・なるほど。そう言う事だったんだ。
2011年2月24日
そう、あの大震災の直前だったんですね。2011年の第三弾の新着でした。その後、第七弾までこのクロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン2006は掲載されていたようです。
思い出したく無い方もいらっしゃるかとは思いますが、今も似たような状況かと思いますので、何とか乗り切る意味で、新着を出した日を書きだしてみます。
第三弾 2011年2月24日
第四弾 2011年3月31日
第五弾 2011年4月28日
第六弾 2011年5月30日
第七弾 2011年6月16日
あの大震災の20日後に・・新着、出してましたね。思い出せば、相当に葛藤が有りました。ワインを勧めてる場合か?・・とか、この先はどうなるんだろう・・お客様には迷惑じゃないか?・・とか、先行きの見えない中で、それでもやれることをやろうと・・声を掛け合おうと・・思っていたと思います。
たった1本のワインですが、それでも頑張ってお勧めしたいと思います。飲めないので申し訳ない・・売れなかったら引っ込めて自分で飲みます。
実はクロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン、「大好きなワイン」なんですね・・。ご検討くださいませ。
こちらは2006年のクロ・ド・ラ・マレシャル・ブランのレヴューです。
━━━━━
【平行ものですが正規?安いのにとても美味しい!!】
こちらは正規では有りません・・が、BBR入れですのでイギリスの正規品です。コンディションはとても良いです。とても美味しくいただいちゃいました!
ジャック=フレデリック・ミュニエの思い入れの強い畑である、1級畑クロ・ド・ラ・マレシャルの白です。でも実はまだ飲めてないんですよね・・。美味しく飲みたいな・・などと思っていると、ついつい他のアイテムのテイスティングが有りますんで、忘れてしまうんです。ニュイ・サン=ジョルジュの白ワインという存在は、まだ日本人には受け入れられていないのでしょうかね。本当、売れないんで困ってます・・(^^;;
滅茶苦茶美味しいのに!!まあ、ミュジニー・ブランが復活すれば、皆さんの意識も少し変るのかな?とは思いますが、
「想像以上に美味しいはず!」
なんですよ。下手なボーヌのシャルドネよりも、確実に安く、ポテンシャルと美味しさも上の場合が多いと思います。
それに、ジャック=フレデリックの造る唯一の上級白ワインです。是非ともご検討いただきたいと思います。お奨めです!
● 2018 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【返還後10数年を経て、高い評価を得ています!・・ついに94ポイント!】
クロ・ド・ラ・マレシャルがジャック=フレデリック・ミュニエに戻ってから、しばらくはnoisy も時折ご紹介させていただいておりました。赤も白もリーズナブルで、特にnoisy は白が好きでしたね。本当に安かった・・(^^;;
赤の方は、まだ畑の特徴を生かし切れていないような感じでは有ったんですが、それでも並みのニュイでは無かったと認識していました。いずれ花咲く時が来ると・・思っていた訳ですが、まさか・・
「テイスティングさえできない入荷数になってしまう」
などとは思っていませんでした。本当に残念です。
こうなってしまいますと・・
「インポーターも飲まない。」
「ワイン屋も飲まない。」
から、どんな成長、変化を遂げたかを認識・判断する人間がいなくなってしまう・・そして、
「価格は上昇・・高いから買わない」
「ポテンシャルが判らない・・から買わない」
「どんなワインなのか判らない・・から、大人気のアイテム以外は買わない」
と言う流れになってしまい、ワインの扱いなど全く気にしない・・「セラーに入れておけば大丈夫」位の認識の大きな電気屋さんに高級ワインが並ぶ・・と言うような、悲惨な将来が目に浮かんできます。「セラーに入れておけば大丈夫」じゃなくて、その前後も・・それ自体の内容も重要なんですけどね。
残念ながら飲めませんが、ティム・アトキンMWが94ポイントも付けているのであれば、クロ・ド・ラ・マレシャルも確実にジャック=フレデリック・ミュニエ流になったと認識して良いかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2018 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【村名で94ポイントと1級並みの評価です!】
1級畑と村名をブレンドしている村名ワインです。評価はティム・アトキン氏で94ポイントと、並みの評価では有りません。しかも・・いや、しつこいですが・・以前では考えられなかったほど激レアになっていまして、一説には「日本向けが減っている」のが原因のひとつとされています。
まぁ、20年前は考えられなかった中国向けの輸出分が増えている訳ですから、単純にも減って当たり前ですし、価格が上がったのも当然です・・中国向けは高く出来ますから・・。
なので泡を喰っているのが日本人・・。残念ですが仕方が無いですよね。日本の会社経営者だって世界経済で生き残るため・・と言って、日本人労働者を切り捨て、海外に打って出た訳ですから、今では多くの電気関係、車関係、鉄鋼も何もかもの産業が、当時の「発展途上国」に生産を移してしまいました。お陰で「マスク一枚まともにすぐは作れない国」になってしまった訳ですね。そこはしっかり認識しておかないといけないかと。
技術者の方々は日本の会社をクビになるか、そうなる前に、その「発展途上国」の会社に待遇良く招かれ、お宝の技術を移転することに力を貸していました。・・いや、そんな方々を責めている訳では有りませんよ。生きて行くためには自身が積み上げて来たスキルに頼るしか他に方法は無いんですから・・。切り捨てたのは会社で有り、国です。そしてそのすべての発端は90年代の、「不平等な半導体協定締結」から始まっている訳です・・と、何を言っているのか判りませんが・・。
その間に、昔は安かったブルゴーニュワインも高価に、そして決して高評価を得ることの無かったブルゴーニュのドメーヌワインが今や・・こんな感じで、ようやく「正当な評価」を得られるようになったのは「まさに皮肉」としか、noisy には思えません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に3000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2013 Musigny Grand Cru
ミュジニー・グラン・クリュ
【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。
● 2017 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン
【おっ!・・あのバーガウンドが92ポイントもつけてます!・・アドヴォケイトに至っては93ポイント!】
こちらも「たった1本」のクロ・ド・ラ・マレシャル・ブランです。2006年物などを以前、沢山仕入れて販売していたな~と思い出し、大昔のサイトのhtml ファイルを探して引っ張り出して来ました。この20数年に渡って書いたページは膨大でして、無くなっているのも有りますし、探すのは非常に困難なんですが見つけました。
ですが・・残念ながらこれはテイスティングをする前に書いた文章でした。この後、実は2006年も飲んでるんですよ。実に良い感じでしたので、全部販売せずに(・・できず?)、店にいらした方に少しずつ販売したのかな?・・と思います。価格は7500円でした。ミュヌレ=ジブール2008エシェゾーが15000円、ルネ・アンジェル2004クロ・ヴージョ13200円、ルジェのパスグラ2680円で・・それも気になっちゃいましたが・・
その引っ張り出した 新着Webページの日付を見て・・ビックリです!・・なるほど。そう言う事だったんだ。
2011年2月24日
そう、あの大震災の直前だったんですね。2011年の第三弾の新着でした。その後、第七弾までこのクロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン2006は掲載されていたようです。
思い出したく無い方もいらっしゃるかとは思いますが、今も似たような状況かと思いますので、何とか乗り切る意味で、新着を出した日を書きだしてみます。
第三弾 2011年2月24日
第四弾 2011年3月31日
第五弾 2011年4月28日
第六弾 2011年5月30日
第七弾 2011年6月16日
あの大震災の20日後に・・新着、出してましたね。思い出せば、相当に葛藤が有りました。ワインを勧めてる場合か?・・とか、この先はどうなるんだろう・・お客様には迷惑じゃないか?・・とか、先行きの見えない中で、それでもやれることをやろうと・・声を掛け合おうと・・思っていたと思います。
たった1本のワインですが、それでも頑張ってお勧めしたいと思います。飲めないので申し訳ない・・売れなかったら引っ込めて自分で飲みます。
実はクロ・ド・ラ・マレシャル・ブラン、「大好きなワイン」なんですね・・。ご検討くださいませ。
こちらは2006年のクロ・ド・ラ・マレシャル・ブランのレヴューです。
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【平行ものですが正規?安いのにとても美味しい!!】
こちらは正規では有りません・・が、BBR入れですのでイギリスの正規品です。コンディションはとても良いです。とても美味しくいただいちゃいました!
ジャック=フレデリック・ミュニエの思い入れの強い畑である、1級畑クロ・ド・ラ・マレシャルの白です。でも実はまだ飲めてないんですよね・・。美味しく飲みたいな・・などと思っていると、ついつい他のアイテムのテイスティングが有りますんで、忘れてしまうんです。ニュイ・サン=ジョルジュの白ワインという存在は、まだ日本人には受け入れられていないのでしょうかね。本当、売れないんで困ってます・・(^^;;
滅茶苦茶美味しいのに!!まあ、ミュジニー・ブランが復活すれば、皆さんの意識も少し変るのかな?とは思いますが、
「想像以上に美味しいはず!」
なんですよ。下手なボーヌのシャルドネよりも、確実に安く、ポテンシャルと美味しさも上の場合が多いと思います。
それに、ジャック=フレデリックの造る唯一の上級白ワインです。是非ともご検討いただきたいと思います。お奨めです!
● 2017 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・マレシャル・ルージュ
【ジャック=フレデリックのご自慢、クロ・ド・ラ・マレシャル!】
ジャック=フレデリックはこのクロ・ド・ラ・マレシャルがフェヴレイから戻って来るのをずっと心待ちにしていたと聞きます。そして「ニュイのグラン・クリュ」だと思っていると言っていたと・・その昔、聞いたことが有るような気がします。
彼の曾おばあさんが日本人だそうで・・どうやらE社さんの招きでこの3月に日本にジャック=フレデリックさん、いらしたようなんですね・・。この大変な状況の中・・ご苦労なことでした。
でもきっと、ジャック=フレデリックさんは日本に来たかったのでしょうね。何度目かの来日かと思いますが、自身の目で故郷でもある日本を見たかったんじゃないかと思います。
確かに、フェヴレイ社のクロ・ド・ラ・マレシャルは余り良い味だとは思わなかったんですが、それでも2004年以降、日本に少しずつ入っていたクロ・ド・ラ・マレシャルの赤白を、1万円にも全く届かない価格で何度かご紹介させていただきました。
年を追う毎にエレガンスや濃度に磨きのかかる赤、リリース開始から結構に美味しかった白・・そんな風に思い出します。
昨今は、ジャック=フレデリック・ミュニエのような大御所のワインは、ほぼ1本ずつくらいに小分けされてワイン屋に届くのが良い方でして、昔のように、飲んでお勧めする・・なんて芸当は全くできず、右から左へと流すだけになってしまっています。それがにわかワイン屋を生み、美味しい美味しくない・好き嫌いは判ったとしても、売り辛いものはたたき売り、売れるものは超高額で・・と言うような風潮を生んでいますから、そんなワイン屋モドキにドメーヌを育てて行くことなどできないと考えています。
このクロ・ド・ラ・マレシャルも久しぶりの入荷ですが、何と・・赤白1本ずつです。詰まらないものですがこれだけ文章を書いても、「ただ働き」 みたいなものなんですね。何とかならないものかと思ってしまいます。ご検討くださいませ。
● 2017 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
【2016年ものは本質1級で仕上げられましたが、2017年ものは元に戻りました。】
村名シャンボールは1級レ・プラントとエシェゾー北の村名コンブ・ドルヴォーのブレンドに戻ったようで、「トレント・デュー」のクレジットが無い、通常のエチケットに戻っています。
アドヴォケイトは91Points と言う評価でした。価格も今となっては妥当な線でしょう。やはりルーミエさんと同じくらい・・ですよね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に5000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
● 2017 Chambolle-Musigny 1er Cru les Fuees
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュエ
【1級レ・フュエは94ポイントと高い評価です!】
まぁ・・それでもレザムルーズやシャンボール村名は、ポツポツと売れたと思うんですが、1級のレ・フュエはいつまでも残っていたような記憶が有ります。ただし数はそんなに入って来てはいなかったので、無理をしていた感覚は有りません。・・いや、大昔の話しです。
ここは村の北のグラン・クリュ、ボンヌ=マールの南に接する畑です。そのレ・フュエの南が1級「レ・クラ」です。所有している方も多く無いので、今となっては垂涎のプルミエ・クリュですよね。ルーミエさんのレ・クラなんて、
「あっ」
と言う暇さえないほど瞬間蒸発しますが、下手をするとそれらよりももっと入手は難しいんじゃないでしょうか。
アドヴォケイトとヴィノスは94ポイントで、レ・ザムルーズが96ポイントですから・・どうなんでしょうね。確かにジャック=フレデリックのレ・ザムルーズはむちゃくちゃ美味しいのがストレートに感じられますから・・。このレ・フュエはボンヌ=マールに接する畑だけ有って、気難しい面もあるかもしれません。・・ここのところ全く飲んでいないので、あくまで想像です。
● 2017 Chambolle-Musigny les Amoureuses
シャンボール=ミュジニー・レ・ザムルーズ
【ミュジニーをリリースしていない今、事実上のトップ・キュヴェです。】
激レアな品です。noisy も本当に久しぶりに手に取ってみることが出来ました。日本人の血を引くジャック=フレデリックさんは、
「当家のミュジニーは正当な評価をされていない・・」
とオカンムリで、ある程度熟成するまで、ドメーヌでエルヴァージュするようにしたそうです。まぁ、noisy的には、アドヴォケイトで2009、2010と98Pointsと評価されながら、2011~2013まで判子を押したように95Pointsと低評価されたことに「切れた」のかと推測しています。他のメディアは 19.5/20Points とか、98Points が普通でしたからね。
なので、来年か再来年か・・その辺りに2015年が出てくることになるのか?・・当て推量では有りますが期待しましょう。
今回は何故かボンヌ=マールをいただけなかったんですが、事実上のトップ・キュヴェであるレ・ザムルーズを正規エージェントさんからいただけました。有難いことです。
このジャック=フレデリックのレ・ザムルーズは1950~1960年代に植えられた古木で、ミュジニーの北隣に僅かに存在する部分と、直下(東)に有る部分のブレンドです。
90年代初頭はPKさんにそそのかされたのか、少し焦げ臭のする樽が強めで濃い目に感じましたが、2000年辺り以降からはエキス系のエレガントな味わいに戻っています。
でもまぁ、村名と間違えて1級レ・ザムルーズを飲んでしまっても、美味しくて感動したので帳消しにできるし、間違ったとしても価格差も大きくなく、さしたる損害だとは思わなかった90年代が懐かしいです。
なお、今となっては激レア品ですので・・0.5haほどと言いますので、ヴォギュエやルーミエとほぼ同じ、1ha超のグロフィエの半分以下・・と言ったところかと思います。
● 2016 Chambolle-Musigny Trente Deux
シャンボール=ミュジニー・トレント・デュー
【何と厳しかった2016年シャンボール村名は、ミュジニーの若木と1級レ・プラントでリリース!?と言うことは実は1級?・・希少な正規品です。】
え~・・激レアです。海外では1本、フランスのショップで4万円、アメリカで4.4万円で販売しているのを確認しています。まぁ、日本では非正規品でしょうが、3万円ほどで2016年ものでは無い通常の村名を販売されているようです。
「トレント・デュー」
と読むのかな・・と思いますが、村名アペラシオンとしてリリースされています。
エージェントさんが情報をくれないので良く判らなかったんですね。で、それとなくネットを調べてみますと、
「通常の村名は1級レ・プラント(村のほぼ中央)と村名コンブ・ドルヴォー(ミュジニーの西側)だが、コンブ・ドルヴォーが2016年は全滅したので、ミュジニーの若木をブレンド。これがすこぶる宜しい・・自分は残りの分を5年ほどは開けないつもり。」
と言うような書きぶりの文を見つけました。
まぁ、今回は本当に久し振りにジャック・フレデリック=ミュニエの正規品をいただけましたが、1本だけですから・・はい。自分で飲んで終わりにする手も有ったんですが、この貴重なジャック・フレデリック=ミュニエを・・それは流石にねえ・・。
昔はテイスティングの時に村名と間違えてレザムルーズを開けてしまって・・
「・・あら・・道理で旨いと思った・・まだちと硬いけど・・」
で済んだものです。
ミュジニーなんてちっとも売れないで棚でほこりをかぶってるのが関の山でした。
「・・ジャック=フレデリック?・・あぁ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーね・・樽っぽいからな~・・いらん・・」
みたいな感じでした。
今やそんな樽が勝ち気味なことなどは全く無く、ものの見事に繊細で深い味わいを造り出していますが、noisy とて、このところはいただけるような状況でも無く、
「あ~~ぁ・・ジャック・フレデリック=ミュニエも激レアになっちゃったしな~・・」
などと愚痴を言うのが良いところです。
ネットを探しても日本のサイトは出て来ないですよ。誠に申し訳ありませんがお一人様、当然1本(1本しかないので・・)、他に5000円以上販売条件の無いワインを一緒にお買い上げください。
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