ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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Last Update 2020.09.17  



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ジャン・ルフォール

フランス Jean Lefort ブルゴーニュ
Jean LefortDomaine index -- Open All Column
● モワラール傘下の「ジャン・ルフォール」=「メゾン・シャルル・トーマ」です。以前に1976年のムーラン=ナヴァンをご紹介させていただきましたが、飲まれたお客様から

「・・ビックリしました!・・ガメイって・・熟成でこんなになるんですね!」

と、メールをいただきました。

 今回は何と・・1947年の「シャンボール=ミュジニー」です。結構評判の良いリーズナブル価格の古酒が出てくるメゾンです。

■エージェント情報
 「ネゴシアンの蔵出し古酒にハズレなし」の法則通りです。「畑」や「人」などをセールスポイントにできるドメーヌと比較して、ネゴシアンはやはり「ブランドの信用」がすべてという面があります。したがって、古酒に特有の嗜好性の高さによってブランドの信用が失われるリスクをとるくらいなら、最初から古酒を扱わないという選択の方が賢明ともいえるでしょう。逆に言えば、そんな彼らが堂々と販売している古酒こそ、あらゆる角度から検討し尽された、間違いのないものということになります。「ドメーヌ・シャルル・トーマ」をはじめ優良なドメーヌを何軒も所有する「メゾン・シャルル・トーマ」は、お買い得価格の優良な蔵出し古酒のビン買いにかけては、ブルゴーニュでもトップクラスの調達力を誇ります。大きなニュースになりましたが、2009年に親会社の「モワラール」がヴァンサン・ソーヴェストル率いる「バティスト・ベジョ・グループ」の傘下に入り、経営体制も盤石になりました。


1947 Chambolle-Musigny Low Level
シャンボール=ミュジニー(ロー・レベル品)

14467_1

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ジャン・ルフォール
◆◆◆何と84年もののシャンボール=ミュジニーです!しっかり生きてます!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥37,200 (外税) 
【こちらはロー・レベル品。でも普通のと変わらないかもしれません。官能的な色合い!・・そろそろ飲んで良いよ・・とワインがささやいています!】
 今まで何度も書いていますので、耳にタコ状態かと思いますが、シャンボール=ミュジニーのワインと言うのは、基本的に滅茶苦茶超熟です。海外のメディアが8~10年で飲め・・などと戯けたことを平気で書いていたりしますが、よほど力の無い造り手さんによるものだとしても、そんな短い期間じゃワインの本質にはたどり着けません。

 勿論、ワインの評価はその持ち主たる個人が最終的に下すものです。同じワインが有ったとしても、全く同じでは無いですし、個人の好みや感性は人それぞれですから。

 ただし、本質的なものは普遍です。noisy が言っている意味を判ろうとするなら、収穫から四分の三世紀近く経過したこのボトル越しの見事な色合いを見るだけでも理解が可能です。少なくとも、

「もの凄い・・色!」

と言うことだけは判ります。熟してきたワインが持つ、感動的な色です。

「エッジにオレンジが・・」

などと言うような飾り言葉は陳腐です。そんなもんじゃワインに許容されないでしょう。


 だからと言って、美味しいに違い無い・・とは感じても、必ずしもそうはならない可能性も有りますからワインは難しい・・。

 誰がどう見ても・・

「こりゃぁ・・いかん・・」

と判断したボトルが結果的に感動的に素晴らしく、誰がどう見ても、

「この状態ならパーフェクト!」

と判断したとしても、そのようにはならなかったりしてしまうんですね。


 だからこそ、当たった時の感動は並みの表現などできない訳です。

「なんじゃ・・こりゃ~!」

と、某俳優さんのドラマの映像と言葉を思い出してしまいますが、

「ワインの生命は無限か?」

などとも考えたくなるほど、どこまでも伸びて行く、高みに連れて行ってくれるものでも有ります。


 今回は、この滅茶苦茶長命なシャンボール=ミュジニーを6本購入出来ました。レベルが低いものも有りましたので、そちらは少し価格を下げました。

 経験的には、ブルゴーニュのロー・レベルもの(液面の低いもの)は、ボルドーのロー・レベルものに比較すると、当たりを引く可能性は高いです。

 何より、

「液面が低くても感動的な色合いは変わらない・・か、却って素晴らしいように見える」

ことも有ります。


 液面の低いボトルの価格を下げたのは、「需要」を見越しただけです。どっちのボトルが良いのかは、最終的には一緒に開けてみない限り判りません。当たるも八卦、当たらぬも八卦・・の世界観です。

 何せ、液面の低いボトルは、リコルクをしていなかったり、リコルクをしたとしても減った分を足していない可能性が有り、その方が全く正しい熟成の味わいが得られる可能性すら有ります。だから・・、難しいんですよ。少なくとも、液面の低い方の1本は、より凄い色をしているように見えて仕方が無い・・ただしそれを開けずに確かめる方法が無い・・と言うことなんですね。

 以前にも何度か書きましたが、1934年だったか、ボンヌ=マールを飲んだ時のことです。昔、仲間同士でグレートなワインを年に1度、滅茶苦茶に開ける会をやっておりました。エージェントの担当さんも呼んで、楽しくやっていた訳ですが、参加費用は、

「何かワインを1本持ってくること」

でした。


 で、何を思ったか・・そのうちの1人が、その古~いボンヌ=マールを持ってきたんですが、

「揺らさないように慎重に持ってきたそのボンヌ=マールからは、何とも官能的なアロマがすでに放たれていた・・」

んですね。


 そう、もう・・コルクは委縮してしまって石のようにカチンコチンになっており、当然キャプスュルなど無く、液面も低いなんてもんじゃないほどのレベルで外界とツーカーになっていたので、

「彼はそのすでに香っているボンヌ=マールを横にすることも出来ず、手で慎重に運んできて・・でへへへ・・と八重歯を見せた」

んです。


 それから数日後、車で運んで大宴会!・・になったんですが、超苦労してそのカチンコチンの石になったコルクを外部に出し、何とか人数分に振り分け・・られなかったのかな?・・少なくて・・でも、そのワインがま~・・物凄い香りで、味わいもシャンとしていて、開けた本人(私です)も、持ってきた人も、飲んだ仲間連中も、

「こんな経験、初めて!」

と滅茶驚いたことを、今でも思い出すんですね。有り得ないような話しでは有りますが、事実です。


 そこから言ってしまえばとんでもなく状態は良いですし、普通に・・店にいらして、光を透かせて、その色合いを確認出来たとしたら、きっと欲しくなってしまうでしょう。それが出来ないのが残念ですけど。


 と言う訳で、今はもう、買おうと思っても、探そうと思っても中々に難しい話しになってしまう、非常に古いワインです。色合い的には、

「それでもこの先数十年は行けるはず・・コルクが保たれれば・・」

と言う感じです。ご興味のある方、是非、挑戦してみてください。




 以下は1934年のジャン・ルフォール、シャンボール=ミュジニーのレヴューです。
━━━━━
【超古酒です!コンディションは抜群!・・旨いかどうかは時の運と抜栓までの努力・抜栓時の技量に掛かっています!】

 判り辛いかもしれませんが、入荷数は3本、これだけ長い期間を生きて来たアイテムですからそれぞれに個性も見受けられます。

 上の写真は近年製と思われるかなり「太い瓶」に入っており、後でボトルも入れ替えられたことを伺わせます。以前、ヴォーヌ=ロマネの古酒も販売させていただきましたが、それと同様にド太いボトルです。

 しかしこの左の写真は、決して太く無く、普通の太さです。しかも余り新しく無い・・しかし30年代そのままとも思えない・・中間的な年代のボトルと思われます。

 なんでそんなことを言うかと言うと、この細いボトルは

「立ち姿が今ひとつ不安定」

なんですね。少しガタガタするんですよ。かと言って、倒れるようなものでは有りません。


 まぁ、正確無比、縦横のラインがピッチリしているのが当然と思っている日本人気質の日本人が多い訳ですから、

「・・そんなものは不良品だ!」

と一言で片付けられてしまうかもしれませんが、それもまた、

「個性」

だと思うんですね。嫌なら買わなければ良い訳ですし、

「せっかく落とした澱を混ぜてしまうかもしれない・・」

と言うような不安が有るのでしたら、

「澱を落とす前にボトルの底を加工すれば良い」

訳です。


「ガラスの加工なんて・・できないよ・・」

と思うかもしれませんが、何のことは無いです。動かないように、両面テープ等で何かの片をくっつければ良いだけです。それで、飲むときの澱の舞いも有りません。

 あと、簡単なのは、ちょっと不格好では有りますが、ボール紙などを適当な長さに切ってボトルの下部に巻いて、テープなどで止めれば確実です。工夫次第で「超古酒」をもっと楽しめる訳です。

 ガラスの工業製品化で、均一なものが出来るようになり、それが一般的になったのは、戦後しばらくたってからでしょう。なので、この細いボトルももしかするとその頃のものである可能性も有ります。


 また、もうしょっちゅう書いていますので「耳タコ」だとは思いますが、シャンボール=ミュジニーのワインと言うのは、一般的に非常に長い寿命を持っています。他のどんな村のワインよりも長いと言えます。その代表格はミュジニーで有り、ボンヌ=マールです。

 この1934年のシャンボール=ミュジニーがどこのリューディの産なのかは判りませんが、非常に色が良いですので、かなり期待できるかと思います。


 また、色合いもそれぞれに違って見え、細いボトルのものはやや淡く、しかし熟成度は高く、華やかな色合いが見て取れます。太いボトルの2本は、それよりも確実にやや暗く、しかしより照りが有るようには感じます。到着間もない状況で澱を落としつつ、光に透かせて確認していますが、どちらも良い色合いで、どっちが良いとは言い切れません。

 このような戦前のワインに出会えるような機会は、そう簡単には行かないと思います。勿論ですが、新しい液が入っている可能性も有ります。そこはこのジャン・ルフォールのネゴシアンとしての良心に期待したいところですが、noisy 的な感覚としましては、細い方は、仮に新しい液が入っていたとしてもより少なく、太い方は細いボトルのものより若干多いのかな?・・と言うような理解です。見当違いかもしれませんが、個性は見受けられます。

 面白い存在だと思いますし、価格も決して不当なものでは無いと思います。是非ご検討くださいませ。


1947 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー

14467

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ジャン・ルフォール
◆◆◆何と73年もののシャンボール=ミュジニーです!しっかり生きてます!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥38,500 (外税) 
【官能的な色合い!・・そろそろ飲んで良いよ・・とワインがささやいています!】
 今まで何度も書いていますので、耳にタコ状態かと思いますが、シャンボール=ミュジニーのワインと言うのは、基本的に滅茶苦茶超熟です。海外のメディアが8~10年で飲め・・などと戯けたことを平気で書いていたりしますが、よほど力の無い造り手さんによるものだとしても、そんな短い期間じゃワインの本質にはたどり着けません。

 勿論、ワインの評価はその持ち主たる個人が最終的に下すものです。同じワインが有ったとしても、全く同じでは無いですし、個人の好みや感性は人それぞれですから。

 ただし、本質的なものは普遍です。noisy が言っている意味を判ろうとするなら、収穫から四分の三世紀近く経過したこのボトル越しの見事な色合いを見るだけでも理解が可能です。少なくとも、

「もの凄い・・色!」

と言うことだけは判ります。熟してきたワインが持つ、感動的な色です。

「エッジにオレンジが・・」

などと言うような飾り言葉は陳腐です。そんなもんじゃワインに許容されないでしょう。


 だからと言って、美味しいに違い無い・・とは感じても、必ずしもそうはならない可能性も有りますからワインは難しい・・。

 誰がどう見ても・・

「こりゃぁ・・いかん・・」

と判断したボトルが結果的に感動的に素晴らしく、誰がどう見ても、

「この状態ならパーフェクト!」

と判断したとしても、そのようにはならなかったりしてしまうんですね。


 だからこそ、当たった時の感動は並みの表現などできない訳です。

「なんじゃ・・こりゃ~!」

と、某俳優さんのドラマの映像と言葉を思い出してしまいますが、

「ワインの生命は無限か?」

などとも考えたくなるほど、どこまでも伸びて行く、高みに連れて行ってくれるものでも有ります。


 今回は、この滅茶苦茶長命なシャンボール=ミュジニーを6本購入出来ました。レベルが低いものも有りましたので、そちらは少し価格を下げました。

 経験的には、ブルゴーニュのロー・レベルもの(液面の低いもの)は、ボルドーのロー・レベルものに比較すると、当たりを引く可能性は高いです。

 何より、

「液面が低くても感動的な色合いは変わらない・・か、却って素晴らしいように見える」

ことも有ります。


 液面の低いボトルの価格を下げたのは、「需要」を見越しただけです。どっちのボトルが良いのかは、最終的には一緒に開けてみない限り判りません。当たるも八卦、当たらぬも八卦・・の世界観です。

 何せ、液面の低いボトルは、リコルクをしていなかったり、リコルクをしたとしても減った分を足していない可能性が有り、その方が全く正しい熟成の味わいが得られる可能性すら有ります。だから・・、難しいんですよ。少なくとも、液面の低い方の1本は、より凄い色をしているように見えて仕方が無い・・ただしそれを開けずに確かめる方法が無い・・と言うことなんですね。

 以前にも何度か書きましたが、1934年だったか、ボンヌ=マールを飲んだ時のことです。昔、仲間同士でグレートなワインを年に1度、滅茶苦茶に開ける会をやっておりました。エージェントの担当さんも呼んで、楽しくやっていた訳ですが、参加費用は、

「何かワインを1本持ってくること」

でした。


 で、何を思ったか・・そのうちの1人が、その古~いボンヌ=マールを持ってきたんですが、

「揺らさないように慎重に持ってきたそのボンヌ=マールからは、何とも官能的なアロマがすでに放たれていた・・」

んですね。


 そう、もう・・コルクは委縮してしまって石のようにカチンコチンになっており、当然キャプスュルなど無く、液面も低いなんてもんじゃないほどのレベルで外界とツーカーになっていたので、

「彼はそのすでに香っているボンヌ=マールを横にすることも出来ず、手で慎重に運んできて・・でへへへ・・と八重歯を見せた」

んです。


 それから数日後、車で運んで大宴会!・・になったんですが、超苦労してそのカチンコチンの石になったコルクを外部に出し、何とか人数分に振り分け・・られなかったのかな?・・少なくて・・でも、そのワインがま~・・物凄い香りで、味わいもシャンとしていて、開けた本人(私です)も、持ってきた人も、飲んだ仲間連中も、

「こんな経験、初めて!」

と滅茶驚いたことを、今でも思い出すんですね。有り得ないような話しでは有りますが、事実です。


 そこから言ってしまえばとんでもなく状態は良いですし、普通に・・店にいらして、光を透かせて、その色合いを確認出来たとしたら、きっと欲しくなってしまうでしょう。それが出来ないのが残念ですけど。


 と言う訳で、今はもう、買おうと思っても、探そうと思っても中々に難しい話しになってしまう、非常に古いワインです。色合い的には、

「それでもこの先数十年は行けるはず・・コルクが保たれれば・・」

と言う感じです。ご興味のある方、是非、挑戦してみてください。




 以下は1934年のジャン・ルフォール、シャンボール=ミュジニーのレヴューです。
━━━━━
【超古酒です!コンディションは抜群!・・旨いかどうかは時の運と抜栓までの努力・抜栓時の技量に掛かっています!】

 判り辛いかもしれませんが、入荷数は3本、これだけ長い期間を生きて来たアイテムですからそれぞれに個性も見受けられます。

 上の写真は近年製と思われるかなり「太い瓶」に入っており、後でボトルも入れ替えられたことを伺わせます。以前、ヴォーヌ=ロマネの古酒も販売させていただきましたが、それと同様にド太いボトルです。

 しかしこの左の写真は、決して太く無く、普通の太さです。しかも余り新しく無い・・しかし30年代そのままとも思えない・・中間的な年代のボトルと思われます。

 なんでそんなことを言うかと言うと、この細いボトルは

「立ち姿が今ひとつ不安定」

なんですね。少しガタガタするんですよ。かと言って、倒れるようなものでは有りません。


 まぁ、正確無比、縦横のラインがピッチリしているのが当然と思っている日本人気質の日本人が多い訳ですから、

「・・そんなものは不良品だ!」

と一言で片付けられてしまうかもしれませんが、それもまた、

「個性」

だと思うんですね。嫌なら買わなければ良い訳ですし、

「せっかく落とした澱を混ぜてしまうかもしれない・・」

と言うような不安が有るのでしたら、

「澱を落とす前にボトルの底を加工すれば良い」

訳です。


「ガラスの加工なんて・・できないよ・・」

と思うかもしれませんが、何のことは無いです。動かないように、両面テープ等で何かの片をくっつければ良いだけです。それで、飲むときの澱の舞いも有りません。

 あと、簡単なのは、ちょっと不格好では有りますが、ボール紙などを適当な長さに切ってボトルの下部に巻いて、テープなどで止めれば確実です。工夫次第で「超古酒」をもっと楽しめる訳です。

 ガラスの工業製品化で、均一なものが出来るようになり、それが一般的になったのは、戦後しばらくたってからでしょう。なので、この細いボトルももしかするとその頃のものである可能性も有ります。


 また、もうしょっちゅう書いていますので「耳タコ」だとは思いますが、シャンボール=ミュジニーのワインと言うのは、一般的に非常に長い寿命を持っています。他のどんな村のワインよりも長いと言えます。その代表格はミュジニーで有り、ボンヌ=マールです。

 この1934年のシャンボール=ミュジニーがどこのリューディの産なのかは判りませんが、非常に色が良いですので、かなり期待できるかと思います。


 また、色合いもそれぞれに違って見え、細いボトルのものはやや淡く、しかし熟成度は高く、華やかな色合いが見て取れます。太いボトルの2本は、それよりも確実にやや暗く、しかしより照りが有るようには感じます。到着間もない状況で澱を落としつつ、光に透かせて確認していますが、どちらも良い色合いで、どっちが良いとは言い切れません。

 このような戦前のワインに出会えるような機会は、そう簡単には行かないと思います。勿論ですが、新しい液が入っている可能性も有ります。そこはこのジャン・ルフォールのネゴシアンとしての良心に期待したいところですが、noisy 的な感覚としましては、細い方は、仮に新しい液が入っていたとしてもより少なく、太い方は細いボトルのものより若干多いのかな?・・と言うような理解です。見当違いかもしれませんが、個性は見受けられます。

 面白い存在だと思いますし、価格も決して不当なものでは無いと思います。是非ご検討くださいませ。


1934 Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー

13690

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ジャン・ルフォール
◆◆◆何と84年もののシャンボール=ミュジニーです!しっかり生きてます!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥52,980 (外税) 
【超古酒です!コンディションは抜群!・・旨いかどうかは時の運と抜栓までの努力・抜栓時の技量に掛かっています!】
 判り辛いかもしれませんが、入荷数は3本、これだけ長い期間を生きて来たアイテムですからそれぞれに個性も見受けられます。

 上の写真は近年製と思われるかなり「太い瓶」に入っており、後でボトルも入れ替えられたことを伺わせます。以前、ヴォーヌ=ロマネの古酒も販売させていただきましたが、それと同様にド太いボトルです。

 しかしこの左の写真は、決して太く無く、普通の太さです。しかも余り新しく無い・・しかし30年代そのままとも思えない・・中間的な年代のボトルと思われます。

 なんでそんなことを言うかと言うと、この細いボトルは

「立ち姿が今ひとつ不安定」

なんですね。少しガタガタするんですよ。かと言って、倒れるようなものでは有りません。


 まぁ、正確無比、縦横のラインがピッチリしているのが当然と思っている日本人気質の日本人が多い訳ですから、

「・・そんなものは不良品だ!」

と一言で片付けられてしまうかもしれませんが、それもまた、

「個性」

だと思うんですね。嫌なら買わなければ良い訳ですし、

「せっかく落とした澱を混ぜてしまうかもしれない・・」

と言うような不安が有るのでしたら、

「澱を落とす前にボトルの底を加工すれば良い」

訳です。


「ガラスの加工なんて・・できないよ・・」

と思うかもしれませんが、何のことは無いです。動かないように、両面テープ等で何かの片をくっつければ良いだけです。それで、飲むときの澱の舞いも有りません。

 あと、簡単なのは、ちょっと不格好では有りますが、ボール紙などを適当な長さに切ってボトルの下部に巻いて、テープなどで止めれば確実です。工夫次第で「超古酒」をもっと楽しめる訳です。

 ガラスの工業製品化で、均一なものが出来るようになり、それが一般的になったのは、戦後しばらくたってからでしょう。なので、この細いボトルももしかするとその頃のものである可能性も有ります。


 また、もうしょっちゅう書いていますので「耳タコ」だとは思いますが、シャンボール=ミュジニーのワインと言うのは、一般的に非常に長い寿命を持っています。他のどんな村のワインよりも長いと言えます。その代表格はミュジニーで有り、ボンヌ=マールです。

 この1934年のシャンボール=ミュジニーがどこのリューディの産なのかは判りませんが、非常に色が良いですので、かなり期待できるかと思います。


 また、色合いもそれぞれに違って見え、細いボトルのものはやや淡く、しかし熟成度は高く、華やかな色合いが見て取れます。太いボトルの2本は、それよりも確実にやや暗く、しかしより照りが有るようには感じます。到着間もない状況で澱を落としつつ、光に透かせて確認していますが、どちらも良い色合いで、どっちが良いとは言い切れません。

 このような戦前のワインに出会えるような機会は、そう簡単には行かないと思います。勿論ですが、新しい液が入っている可能性も有ります。そこはこのジャン・ルフォールのネゴシアンとしての良心に期待したいところですが、noisy 的な感覚としましては、細い方は、仮に新しい液が入っていたとしてもより少なく、太い方は細いボトルのものより若干多いのかな?・・と言うような理解です。見当違いかもしれませんが、個性は見受けられます。

 面白い存在だと思いますし、価格も決して不当なものでは無いと思います。是非ご検討くださいませ。


1974 Gevrey-Chambertin 1er Cru Petite Chapelle
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティト・シャペル

12841

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ジャン・ルフォール
◆◆◆グラスは付属しません。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,800 (外税) 
【完熟・・かと思いたいが、まだまだ先も有るぞと感じてしまいます。コンディションの良い、とても美味しい半世紀近くたったジュヴレ1級です!】
 すみません・・写真が違っていますが、テイスティングの時の写真が掲載されています。後で直しますので・・。

 ムルソーの1941年、1974年の調子がとても良いので・・それに1974年のムルソーは、ヴィンテージの評価とは裏腹にかなり美味しかったので、さらに調子に乗って、同じ年の1974年、ジュヴレ1級プティ・シャペル(プティット=シャペル)に手を出してしまいました。前日に到着したばかりなんですが、何とか立てておいて美味しかったら新着でご案内しよう・・との魂胆です。

 到着したワインの写真を撮っておけ・・と申しつけておいたのですが、右から左に受け流す悪い癖のついている息子はすっかり忘れていて・・というよりも、きっと言われたことさえ覚えていないと思うんですが、リアルワインガイドのテイスティングが有る新着発行の当日15時にこのレヴューを書いている訳ですから、17時半には店を出ないと渋谷のテイスティングに間に合わない、まぁ、いつもながらに「綱渡りのタイミング」でのご案内になってしまっています。

 まぁ、このジャン・ルフォール(ジャン・ルフォー)ですが、以前にご案内させていただいたボージョレのクリュもそうですし、前回の1974年ムルソーもそう・・、悪くないんですよね。悪くないどころかかなり良い場合が多く、何しろ、

「半世紀近く経過したものがこんな感じのプライス」

ですから、お買い得感が満載になるんですね。


 このプティ・シャペルですが、ご存知かと思いますがかのジュヴレのグラン・クリュ、シャペル=シャンベルタンの直下に有り、シャンピトノワとかプティ・シャペルとか言われている1級のリューディです。

 まぁ、元々はおそらくプティ・シャペルと言われてはいなかったんじゃないかと思うんですね。シャペルの下に有る、シャペルを少しチャーミングにしたような味わいになる・・そんな畑ですからプティ・シャペルと呼ばれるようになったんじゃないかと推測しています。因みにシャペル=シャンベルタンは格付けがあやふやなかなり昔から1級(プルミエール・キュヴェ)扱いです。(その時代のグラン・クリュ=テート・ド・キュヴェはシャンベルタンとクロ・ド・ベズのみです。)

 で、その時代はシャンピトノワ(プティ・シャペル)は2級、もしくは3級だったのでしょう。ジュヴレは4級まで有ったようですからね。


 早速飲んでみました。

「・・ほ~・・キノコとか腐葉土とかの熟成香も出てるけど、ちゃんとフレーヴァーもしっかりしてる・・コンディションも悪くない・・」


 はい、この左「ボツワイン」の写真です。某造り手の1997年のコート・ド・ニュ=ヴィラージュです。写真はエチケット部分を加工しています。フレーヴァーはほぼ飛んでしまっていますし、何より・・

「積算温度の蓄積が味わいに出てしまっている」

状態ですね。乾いた平板な味わいでミネラル感に乏しく、余韻も短く、後口が余りよく無い・・です。1997年にしては少し劣化が早いかな・・と言うことろですね。はい、1974年プティ・シャペルのことでは無いですよ。それは1997年コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ 某造り手の話しです。


 半面、このジャン・ルフォールの1級プティ・シャペルは、甘美なフレーヴァーがキッチリ存在しています。確かにシャペル=シャンベルタンを思い起こさせるような、グリオット=シャンベルタンをエレガントにしたような部分を「キュッ」と圧縮したように持ち、ムスクっぽい香りをほんのりと感じさせてくれます。ややモタモタとのんびりしているスパイスの香りもエレガントさを強調している感じです。

 意外にも味わいはしっかりしていて、中域をさら膨らませたような感じで、巨大さは無いんですが、まだまだ行けるだけの若さも感じさせてくれました。

 先の1997年コート・ド・ニュイ=ヴィラージュには感じられない、見事な石灰系ミネラリティがふんだんに存在しています。このプティ・シャペルから見れは、先のワインには、

「石灰系のミネラリティは無いに等しい、もしくはミネラリティが変質・壊滅している」

と言えると思うんですね。


 その石灰系ミネラリティの存在故に、他の表情が膨らんで・・立体感を持って感じられるのでしょうし、その他のミネラリティ、鉄っぽさなどもそうですが、煌びやかさを持って表現されているのでしょう。



 1974年と言うと、とにかく余良くないヴィンテージと言うイメージが強く、中々手を出し辛かったんですが、この味わいなら充分以上にご納得いただけるんじゃないかと思うんですね。何せ価格も、新しいヴィンテージのプティ・シャペルよりも安いですしね。

 お買い得だと思います。是非充分な休養をさせてあげて、お楽しみくださいませ。

 
 


1941 Meulsault
ムルソー

12811

白 中口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ジャン・ルフォール
◆◆◆ 何と76年間もの熟成のムルソー!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥14,800 (外税) 
【・・パリは・・燃えているか?】
 勿論ですが、そんなに長生きしている訳では無いので、1941年産だと生まれる前に出来たワイン・・と言うことになります。もし1941年生まれでいらっしゃいましたら「76歳」と言うことになります。

 まぁ・・良いとこ、どんなに高級なブルゴーニュでも20年も熟成させずに飲むことしか出来ないのが普通ですから、半世紀以上も熟成させたワインは、

「飲もうと思わない限り飲めないし、さして古くないものしか飲んでないので良し悪しも判らないし、そもそもまず売ってない。」

ので、イメージが湧かないんじゃないかと思います。


 考えてみて下さい・・。たかが「生産年から10年、良くても20年経たずに飲め」と言う風潮を。


 勿論ですが、その方が美味しく飲める確率だけを考えれば、高いと言えます。でも・・ワインの寿命など、

「化学薬品・肥料の時代になったからと言って、そんなに短いものでは有り得ない。」

んですね。


 もし、目の前のその古いワインが、「もう寿命は超えてるな」と感じたとしても、それは自身の経験からでしか無く、そもそも古いワインがどう言うものか?・・と言うことを理解していて、現状の判断に欠落やミスが確実に無いならば、それは正しいと言えるかもしれませんが、経験がさして無いので有るなら、そのような判断は・・

「・・もしかしたら・・?」

と言う感覚を持っていないと「間違い」と言う可能性を否定できない訳ですね。


 1941年ものもそうですが、今回は1985年ものムルソーも到着しています。こちらは32年もの・・と言うことになりまして、1941年ものの「ほぼ半分」の歳です。それ位のワインでさえ、我々は今はさして飲む機会は無いと言えるでしょう。


 1941年と言えば、日本は12月に太平洋戦争へ突入した、最悪な時代と感じる年です。フランスはと言えば1939年には、第二次世界大戦が始まっていて、ドイツはフランスに侵攻済み、すでに傀儡政権が樹立、自由フランスがアフリカ大陸にレジスタンスの礎を築いていました。「パルチザン」・・なんて言葉を聞いたことが有るかもしれませんよね。noisy も子供のころ、そんなパルチザンたちを描いた小説を読んだことを何となく・・覚えています。何て言う小説だったか・・いや、そんな中での生産のムルソーなんですね。

 「パリは燃えているか?」などと書いてしまいましたが、1944年のパリ解放の時、奇跡的にパリ市街はほぼ無傷で解放軍の手に渡されたんですね。東京大空襲などで、焼け野原になってしまった日本の首都とは、全く違う結果でした。もちろん日本は枢軸国側でしたしね。


 ワインの楽しみは、その時々、その時代やその背景にいつの間にか思いが寄ることも有ると思うんですね。もちろん、

「香りを嗅いだ時、飲んだ時に、昔のイメージの中に自身が取り込まれるような感覚」

も素晴らしい経験だと思うんです。


 例えば noisy も、かなり前に飲んだ1985年のアルベール・グリヴォーのムルソーも、とんでもない感覚として今も脳裏に残っています。1986年のクロ・デ・ペリエールも物凄く、味わいや精緻さなどのポテンシャルでは当然の如く1985年ムルソーを上回っていた訳ですが、あの途方も無いバターのようなニュアンスには・・あれ以来出会っていない強烈な印象を刻まれています。

 この1985年のムルソーが、そのようなワインで有るかどうかは判りません。しかしながら、例え素晴らしくても、例え大したことが無いと感じても、それもワインの大きな楽しみの一つで有って、良い経験になると思うんですね。

 この古いワインを、

「どのように休ませて」

「どのように開けて」

「どのように飲むか」

をまるで想像せずに適当に抜栓してしまうのも、そのワインの所有者の方の自由です。


 でもそこはやはり「ある程度期待して」、どんなグラスを用意しようか・・とか、誰と飲もうか・・とか、物凄い解放状態だったらこのようにしよう、もし逝っちゃってたら友人に申し訳ないから「サブ」のボトルを何か用意しておこう・・とか、数本購入してまずは1本飲んでみてから考えようなどなど・・、ただこの古いワイン、超古いムルソーが有る・・と言う思いだけでもたっぷり想像して楽しめるんじゃないかと思うんですね。

 飲むことだけがワインの楽しみと言う訳でも無い・・と思いますし、コルクをちゃんと抜く、抜くことが出来たと言うような作業でさえも、実は素晴らしい楽しみの一つであると思います。


 おそらくですが、非常に照りの有るきれいな色合いで、とても澄んでいます。濁りは感じられませんし、液量も考えられうる納得できるレベルで、極端に低いものは有りません。エチケットも最近貼られたのでしょう、とても綺麗です。

 コルクについては開けていないので判りませんが、70数年前のまま、30数年前のまま、と言うことは有り得ないと見えるので、

「リコルクと補酒はされている」

と言えると思います。

 むしろ1941年ものは異常なほど綺麗で輝いて見えます。エチケットに「1941」の数字が無ければ、「近年ものか?」と思ってしまうでしょう。おそらくボトルから液を抜いて集め、軽くフィルターしてボトルに詰め、酸化防止剤などの処理をして、再度コルクしたものと思われます。ですが、それはあくまで想像です。

 反対に1985年ものはそこまでキンキラキンに新しくは見えず、さりとてエチケットも綺麗で、ビッチリ入っている1941年ものに比較すると幾分レベルも下がり気味です。液は足してはいないように感じますが断定はできません。外観から判断するなら1941年より古く見えるかもしれません。

 補酒については、同様の年代のワインを潰して造られたかどうかまでは判りません・・まぁその辺は開けてみてのお楽しみと言うことで・・。


 noisy がワインを勉強し始めた頃は、このような古いワインは多く存在していて、結構リーズナブルに飲めたものですが、昨今はそんな機会はもう・・ほぼ皆無のところ、久しぶりにこのような「ネゴシアン」の面白いワインに当たりました。

 リーズナブルに仕入れられましたので、リーズナブルにご案内させていただきます。


1976 Moulin-A-Vent
ムーラン=ナヴァン

11868

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ムーラン=ナ=ヴァン
ジャン・ルフォール
◆◆◆ 何と40年もののムーラン=ナヴァン!ガメイの実力をご確認ください!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【芯まで熟したガメイこそ、素晴らしい芳香を放つものです!】
 40年もののムーラン=ナヴァンです。クリュ・ボジョレーですから・・ガメイですね。因みに左の写真は2007年の冬にご紹介させていただいたメゾン・ジャック・シャルルの1979年、ムーラン=ナヴァンのハーフボトルですのでお間違い無く。

 今回の1976年ムーラン=ナヴァンもそうですが、時折このように、古いガメイの放出が有ります。カーヴを精査していて見つかったとか、奥になっていて見えなかったとか・・、もしくは売りに出された造り手のカーヴから入手したとか、ネゴスの手段は様々です。

 古酒に目が無い noisy としましては、そんな出物が有ると頑張って仕入れてしまいます・・・が、今回はたったの6本しか割り当てが無く、残念ながらテイスティングには至っていません。

 しかし、昔はこのように古いワインが二束三文で売りに出されていて、ワインをお勉強中の noisy は、随分とお世話になったものです。

 勿論ですが「期待外れ」に終わることも有りますが、それでもワインがつぶやく声が聞こえたような気になったものです。

 その声は、

「どう?・・俺はまだまだ若いだろう?」

とか、

「・・色っぽいでしょ・・うっふん~!」

とか、まぁ・・色々です。noisyは今でも勉強中ですから、そんな声を一生懸命聞くようにしていますが、ガメイが良い感じに熟すと本当にエロいです。そしてきちんと保存されたワインは30年~50年は当たり前で熟成を続けます。勿論それぞれに色んな由来が有りますんで、予想よりも若かったり、反対にもう古ぼけていたり・・しますが、アドヴォケイトが付けるような安易な飲み頃とは全く異なる、とても長い寿命を持っているのに気付くわけです。

 なので、おそらくnoisy がネット販売を始めた1998年頃からお付き合いしてくださっていらっしゃるお客様はご存知かと思いますが、事あるごとに「アドヴォケイトの飲み頃予想は全く信じられない」と言い続けていた訳です。まぁ・・ワインのネット販売を始めてからもう18年ですか・・もうそんなになるのも信じられないですが!


 熟したガメイの芳香は本当に素晴らしい・・です。香りはピノ・ノワールにも似ていて、エレガントながらもエロティックに艶かしい・・。一度嗅いだら忘れられない、強い印象として残ります。

 まぁ、このムーラン=ナヴァンがそうである・・とは言い切れませんが、中々にリーズナブルと言えるんじゃないでしょうか。

 このような機会はどんどん減ってきていると思います。一期一会がワインの世界・・気になるようでしたら是非挑戦してみてください。


1974 Meulsault
ムルソー

12831

白 中口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ジャン・ルフォール
◆◆◆ こちらは44年ものの・・ムルソー!そろそろ半世紀です!人間ならまさに円熟の年齢ですね。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,390 (外税) 
【我が愛するムルソーは・・永遠に不滅です!!】
 1974年の村名ムルソーです。この1974年の他にも、グレートな1985年もの、戦前(ヨーロッパは戦中)の1941年ものをご案内させていただきました。1941年ものはエージェントさんが半端を持っていたので、今回再度のご案内が可能になったところです。

 1974年と言えば、あの読売巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄さんが現役を引退された年で、

「我が巨人軍は永久に不滅です!」

の名言を残されたことを思い出される方も多いかと思います。noisy も中学生だったかと思いますが、テレビでナイター中継を見ていた記憶が有ります。


 で、届いたばかりなんですが、1985年ものは少な過ぎ、1941年ものは飲むにはもう少し落ち着けないと厳しいかと思い、テイスティング無しでご案内させていただきました。

 まぁ・・1941年ものはそこそこ数が購入出来ましたので、

「余ったら飲もう!」

と決めていたところ、1日持たずに「すっからかん」になってしまいましたので至極残念だなぁと思っていたところ、ちょこっとだけエージェントさんが持っていたのを今回いただいたんですね~。


 反対に言えば、絶対にこれは売れるだろうと踏んでいた、滅茶美味しいしレアな「ラモネ2015年ブルゴーニュ・アリゴテ」や、リアルワインガイドは僅かに点を下げたように見えるが、実は飲み頃予想がだいぶ伸び、実際にはポイントはほぼ変わらないか、今飲んでポイントの高い「ユドロ=バイエ2015年上級キュヴェ」、近年は非常に高価になってしまった21年もののこれからが楽しみなソーヴィニヨン・ブラン+セミヨンの「1996年シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブラン」など、noisy的なお勧めがほぼ全滅する中・・、テイスティングで飲んでもいないムルソーの古酒だけが完売と言う、非常に残念な結果に終わった前回の新着でした。「・・今年の早くからの異常な暑さが影響したとしても・・何だかなぁ・・」と脱力感に襲われてしまいます。

 で、ついでに・・と言っては何ですが、余り期待出来ないヴィンテージと思われたので仕入れてなかった1974年ものが有る・・と言うので、仕入れてみたんですね。それがこのワインです。

 なので、

「こりゃぁ何としてでも、配送で揺れて落ち着いてなくても、全体像だけでもチェックしないと・・」

と言うことだったんです。


 非常に細やかな澱は、ややネットリ感をかもし出しつつ僅かに見える状況の中、抜栓してみますと・・


 いや~・・この色合いですよ。素晴らしいでしょう?・・まだまだ、非常に若々しいです。

 コルクには「Mise en Boutailles dans nos Caves」の刻印が有り、メゾンによる瓶詰め(ブレンド)を伺わせます。

 そもそも1974年のブルゴーニュは余り良くないヴィンテージで、マイケルブロードベント翁のワイン・ヴィンテージ案内(柴田書店)によれば、

「少しは感心を引くものも出来たが、今はほとんど残っていない。飲んでしまうこと。」

と、1996年発刊のこの本に書かれています。しかも、

「星は1個(最高は5個・最低は星無し)」

です。


 ところがです。この、何とも言えない色合いから、どんなワインか、想像が付かないでしょうか?・・シャバシャバの軽いワインに見えますでしょうか?・・とても見えないでしょう?・・とても濃密なんですよ。

 まぁ、色合いに関しましてはPCなどのモニターの癖が有りますから、同条件ではご覧いただけないとしても、


「ミネラリティの密度の高さとエキスの粘度の高さ」

は、見て取ることが出来るんじゃないでしょうか。


 柑橘系の程度に熟した密度の高い高貴なアロマ、味わいに、まさに「蜜」のニュアンス、高貴さの有る「石」、何ともかぐわしい「煙」、フィネス溢れる「スパイス」が、まだまだこれから伸びて膨らんで行くのを暗示しているかのような「しぐさ」を見せつけます。

 まぁ、まだ未熟な長男と一緒にテイスティングしていたんですが、

「半世紀にも近づく年代ものとは思えない・・」

ようなことを言っていました。要するに「若いし、まだまだこれから伸びる要素を多く持っている」との判断なんです。


 noisy は良く言っていることに、「シャンボールとムルソーは滅茶苦茶長命」と言うのが有ります。ハッキリ言って、とんでもない寿命を持っているんですね。

 しかもそれは「貯蔵環境にも左右されます」から、冷涼な良い環境に置かれたワインは、さらに長い寿命を得ます。


「長い時間を掛けたゆっくりした熟成」

が行われる訳です。これがスーパーなワインを生む訳でして、

「実はワインファンにさえもまだ余りちゃんと理解されていない」

んですね。


 だいぶ昔になりますが、それこそ、かの「ドクトル・バロレ・コレクスィヨン」が世に出回りましたよね?・・よく「ドクター・バロレ」などと言ってました・・でもフランス人ですから・・少なくともドクターじゃ在りえませんが、

「たかが村名の白でも1920年台からのシャルドネの持つ素晴らしい味わい、しかも超若い!」

ワインに、皆狂喜乱舞したはずなんですね。


 noisy も1950年台のバロレのシャサーニュなど、決して高くは無かったんですが・・とんでもないほどの美しく芳香高い味わいに「首ったけ」状態にされてしまいました。皆さんも覚えていらっしゃる方も多いはずです。


 ですのでこのように、最終的にはネゴスで造られたとは言え、ちゃんと管理され、再度ボトリングをし直しリリースされたことにより、「Mise en Boutailles dans nos Caves」のクレジットになっている訳でして、

「それ以前にはどこかのドメーヌかヴィニュロンが仕上げた1974年ものをネゴスが買い取り、販売できるようにしたワイン」

が、この1974年のムルソーなんです。


 柑橘系の果実は若々しく、ムルソーの持つ大理石的なミネラリティが非常に豊富、上記のような蜜や果実、石や煙が高貴に、混然一体となってノーズを襲って来ます。

 混然一体となっているからには、それがいずれ一つ一つの要素として感じられるようになる可能性を秘めている訳です。まだ、そこまでは辿り着いていない・・非常に状態の良いムルソーだと言えます。

 今飲んでも充分に満足していただけます。

「この・・煙に濃密な蜜、石・・の香りだけで価格以上の価値が有る!」

と申しておきたいと思います。


 1941年ものが飲みたくなっちゃいました・・良いお買い物だと思います。是非挑戦してみてください!超お勧めします・・偉大な古酒の赤を喰っちゃう可能性さえも有りますんで、一緒に飲む場合は注意してくださいね・・。ムルソー、万歳!!


1985 Meulsault
ムルソー

12812

白 中口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ジャン・ルフォール
◆◆◆ こちらは1985年、とても良い年のムルソーです。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,280 (外税) 
【・・パリは・・燃えているか?】
 勿論ですが、そんなに長生きしている訳では無いので、1941年産だと生まれる前に出来たワイン・・と言うことになります。もし1941年生まれでいらっしゃいましたら「76歳」と言うことになります。

 まぁ・・良いとこ、どんなに高級なブルゴーニュでも20年も熟成させずに飲むことしか出来ないのが普通ですから、半世紀以上も熟成させたワインは、

「飲もうと思わない限り飲めないし、さして古くないものしか飲んでないので良し悪しも判らないし、そもそもまず売ってない。」

ので、イメージが湧かないんじゃないかと思います。


 考えてみて下さい・・。たかが「生産年から10年、良くても20年経たずに飲め」と言う風潮を。


 勿論ですが、その方が美味しく飲める確率だけを考えれば、高いと言えます。でも・・ワインの寿命など、

「化学薬品・肥料の時代になったからと言って、そんなに短いものでは有り得ない。」

んですね。


 もし、目の前のその古いワインが、「もう寿命は超えてるな」と感じたとしても、それは自身の経験からでしか無く、そもそも古いワインがどう言うものか?・・と言うことを理解していて、現状の判断に欠落やミスが確実に無いならば、それは正しいと言えるかもしれませんが、経験がさして無いので有るなら、そのような判断は・・

「・・もしかしたら・・?」

と言う感覚を持っていないと「間違い」と言う可能性を否定できない訳ですね。


 1941年ものもそうですが、今回は1985年ものムルソーも到着しています。こちらは32年もの・・と言うことになりまして、1941年ものの「ほぼ半分」の歳です。それ位のワインでさえ、我々は今はさして飲む機会は無いと言えるでしょう。


 1941年と言えば、日本は12月に太平洋戦争へ突入した、最悪な時代と感じる年です。フランスはと言えば1939年には、第二次世界大戦が始まっていて、ドイツはフランスに侵攻済み、すでに傀儡政権が樹立、自由フランスがアフリカ大陸にレジスタンスの礎を築いていました。「パルチザン」・・なんて言葉を聞いたことが有るかもしれませんよね。noisy も子供のころ、そんなパルチザンたちを描いた小説を読んだことを何となく・・覚えています。何て言う小説だったか・・いや、そんな中での生産のムルソーなんですね。

 「パリは燃えているか?」などと書いてしまいましたが、1944年のパリ解放の時、奇跡的にパリ市街はほぼ無傷で解放軍の手に渡されたんですね。東京大空襲などで、焼け野原になってしまった日本の首都とは、全く違う結果でした。もちろん日本は枢軸国側でしたしね。


 ワインの楽しみは、その時々、その時代やその背景にいつの間にか思いが寄ることも有ると思うんですね。もちろん、

「香りを嗅いだ時、飲んだ時に、昔のイメージの中に自身が取り込まれるような感覚」

も素晴らしい経験だと思うんです。


 例えば noisy も、かなり前に飲んだ1985年のアルベール・グリヴォーのムルソーも、とんでもない感覚として今も脳裏に残っています。1986年のクロ・デ・ペリエールも物凄く、味わいや精緻さなどのポテンシャルでは当然の如く1985年ムルソーを上回っていた訳ですが、あの途方も無いバターのようなニュアンスには・・あれ以来出会っていない強烈な印象を刻まれています。

 この1985年のムルソーが、そのようなワインで有るかどうかは判りません。しかしながら、例え素晴らしくても、例え大したことが無いと感じても、それもワインの大きな楽しみの一つで有って、良い経験になると思うんですね。

 この古いワインを、

「どのように休ませて」

「どのように開けて」

「どのように飲むか」

をまるで想像せずに適当に抜栓してしまうのも、そのワインの所有者の方の自由です。


 でもそこはやはり「ある程度期待して」、どんなグラスを用意しようか・・とか、誰と飲もうか・・とか、物凄い解放状態だったらこのようにしよう、もし逝っちゃってたら友人に申し訳ないから「サブ」のボトルを何か用意しておこう・・とか、数本購入してまずは1本飲んでみてから考えようなどなど・・、ただこの古いワイン、超古いムルソーが有る・・と言う思いだけでもたっぷり想像して楽しめるんじゃないかと思うんですね。

 飲むことだけがワインの楽しみと言う訳でも無い・・と思いますし、コルクをちゃんと抜く、抜くことが出来たと言うような作業でさえも、実は素晴らしい楽しみの一つであると思います。


 おそらくですが、非常に照りの有るきれいな色合いで、とても澄んでいます。濁りは感じられませんし、液量も考えられうる納得できるレベルで、極端に低いものは有りません。エチケットも最近貼られたのでしょう、とても綺麗です。

 コルクについては開けていないので判りませんが、70数年前のまま、30数年前のまま、と言うことは有り得ないと見えるので、

「リコルクと補酒はされている」

と言えると思います。

 むしろ1941年ものは異常なほど綺麗で輝いて見えます。エチケットに「1941」の数字が無ければ、「近年ものか?」と思ってしまうでしょう。おそらくボトルから液を抜いて集め、軽くフィルターしてボトルに詰め、酸化防止剤などの処理をして、再度コルクしたものと思われます。ですが、それはあくまで想像です。

 反対に1985年ものはそこまでキンキラキンに新しくは見えず、さりとてエチケットも綺麗で、ビッチリ入っている1941年ものに比較すると幾分レベルも下がり気味です。液は足してはいないように感じますが断定はできません。外観から判断するなら1941年より古く見えるかもしれません。

 補酒については、同様の年代のワインを潰して造られたかどうかまでは判りません・・まぁその辺は開けてみてのお楽しみと言うことで・・。


 noisy がワインを勉強し始めた頃は、このような古いワインは多く存在していて、結構リーズナブルに飲めたものですが、昨今はそんな機会はもう・・ほぼ皆無のところ、久しぶりにこのような「ネゴシアン」の面白いワインに当たりました。

 リーズナブルに仕入れられましたので、リーズナブルにご案内させていただきます。


1948 Musigny Grand Cru
ミュジニー・グラン・クリュ

13222

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ジャン・ルフォール
◆◆◆70年もののミュジニー!・・極太ボトル入りです!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥117,700 (外税) 


1947 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

13223

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ジャン・ルフォール
◆◆◆何と71年もののヴォーヌ=ロマネです!
750ML 在庫    ご注文数   本
¥36,500 (外税) 
【超古酒です!コンディションは抜群!・・旨いかどうかは時の運と抜栓までの努力・抜栓時の技量に掛かっています!】
 非常に古い・・が価格は常識ほどは高くない、しかもコンディションは悪く無いと判断できる高級ワインです。ジャン・ルフォーのリリースですから、ある一定以上の仕上がりであることは予想されます。1941年のムルソーも以前にご紹介させていただき、その「若さ」にビックリされたとは思いますが、今回もその1941年ムルソーも再入荷、価格は少し上がってますが、今回のミュジニー1948年は十倍ほど、ヴォーヌ=ロマネ1947年は倍以上のプライスになっています。

 まぁ・・古酒と言うもののは非常に面白く、心を弾ませてくれますが、中には古酒を余りお好きでない・・良いとは思えない方もそれなりにいらっしゃるかと思います。

 それに加え、

「そんなに熟成しているのだから必ずや素晴らしいだろう!」

と言うような希望的憶測がまるで風船のように膨らみ、いつしか、

「絶対に素晴らしい!」

に変わり、さらには、

「素晴らしくて当たり前」

にまで変化、期待で膨らんだ風船の大きさが実際に臨んだその場での印象に裏切られた時の落ち込みは、やはり大きなショックとなってしまう訳ですね。


 しかしながら、ワインは大当たりした時の美味しさと、大失敗やボトルバリエーション等による「今一つ」な印象・・その両方が有るのは当たり前であり、仕方のないことでは有るんですね。

 もしくはその、「今一つ」な状況の時こそが重要で有り、

「なぜそうなのか?」

と知恵を絞り、何か打つ手は無いか、対応は無いのか・・を考え、対処するのがまたワインの世界を拡げてくれる訳です。百発百中は・・やはり難しいもので、noisy とてそれは叶わないことですし、ましてやお客様に対してもそれを保障することは叶いません。


 例えば1945年のペトリュスが有ったとして、それを販売させていただいたと・・して、じゃぁその味わいを保障できるかどうか・・をお考え下されば良くお判りになるかと思います。それが100万でも300万円でも・・です。・・できませんよね。

 それを出来るようにするので有れば、とんでもなく高い価格でワインを売らなければならなくなります。元手の数倍~10倍の価格で販売するようになるでしょう。100万円で仕入れられたとしても数百万円から1千万円で販売できるので有れば、それも可能かもしれません。

 しかしながらそれはお金での保障でしか無い訳でして、もし現品でするとなったら・・これはもう無理ですよね。

 ですので、そのような保障をするので有れば、ワインの流通は不可能・・出来ないことに繋がってしまいます。


 本来で有れば、保証が出来るような世の中の構成で有るなら良いんですが、とてもそのような富裕な状況では
ありません。

 noisy としましては、出来る限り良いものをお届けさせていただく・・こりゃ駄目だと思われるものは販売しません。しかし、保証はできません・・と言うスタンスでしか存在できないんですね。


 このミュジニー48年もそうです。やや淡い綺麗な色合いをしています。キャプスュルも回ります。液面も上下は有りますが適正です・・と言うか、上下が有る・・つまり、古酒だからと言って調整は最小限であることの証しでも有ります。そして細やかな澱が存在するであろう色合いをしており、立てておいたボトルの下にはやや大きめな澱が混じり、その下部の部分の液は、上部の液とは違う揺れ方をしています。つまり、ゆったりと動いているのが判ります。比重の大きい部分が下の方に集まってきている訳です。

 ヴォーヌ=ロマネ47年も似ていますが、ミュジニーのように非常に細やかな澱は少ないように見えます。その分現状では透明度は高いと言えますから、ミュジニーは立ててしばらく・・いや、長めに立てる必要が有り、ヴォーヌ=ロマネはミュジニーほどは長いく立てなくて良いと言うことになります。


 このような非常に古いブルゴーニュワインは、20年前までは結構市場に存在していました。勿論ですが今回のように時折出て来ることは有ります。しかし、その価格は非常に上昇し、普段飲みできるようなプライスにはなっていません。昔はそれこそ数千円で・・高くても1~2万円で購入が可能でした。


 例えばミュジニーと言うワインは、飲めるようになるまで半世紀、まともに美味しくなるにはそれからさらに30年・・ほど掛かると思われますから、

「ミュジニーの本来の姿を見るには80年が必要」

と言うことになります。


 で、このミュジニーは70歳です・・そろそろ・・じゃないでしょうか。もしミュジニーの本質をちょっとでも見てみたいと思われるのであれば、有名どころの2015年のミュジニーを購入するのも良いかもしれませんが、こちらは誰のものかは判らないにせよ・・価格は・・そんなに変わらないですよね。

 noisy がワインを勉強し始めた頃は、勿論、インターネットは日本で普及しておらず、情報もほとんど入手できない状況でした。それでも例えば・・D.R.C.の1930年代の「レ・ゴーディショ」・・そう、ラ・ターシュになる前の筆記体のエチケットですよ・・そんなものが購入出来た訳です。価格は覚えてはいませんが、高いな~と思った記憶が有ります。インターネットが始まって、得ようと思えば探すと結構、情報が得られるようになり、

「これからはインターネットの時代だ!」

と感じたものです。パソコンも20歳台からやってましたので、結構スムーズにインターネット時代に移行出来たと思います。なので1995年にはホームページを立ち上げ、1998年にはネット販売も始めました・・・あ、今年はネット販売20周年記念でした!

 そんなパソコン時代(パソコン通信も含む)からワインを飲み始め、勉強してましたので、素晴らしいものからジャンクなものまで、多種多彩なワインに接して来ました。ワインのコンディションは今の方が格段に素晴らしいです。何せ、赤道を越えてやってくるのに・・リーファーじゃなかった訳ですから・・。


 リーファーと言えば、今では当たり前に使用している言葉では有りますが、そのインターネット創成期は、「リーファーコンテナ使用」とは、簡単には言えなかったんですね。その頃「リーファーコンテナ」と言う名称は、東京の某ショップさんが意匠を持ってまして・・使えなかったんですね。なので、「冷蔵コンテナ」とか何とか・・言ってましたかね。つまらんことを覚えてます。

 そのリーファーコンテナを使用して輸入するのが当たり前・・なんですが、今でもまだ裏ラベルにはそのように記載が有っても、実際は使用していない・・とか、使用していてもコンテナにパンパンに詰め込んでしまうので、その特性を生かせないエージェントさんもおられます。何せ、エアコン付きのコンテナですから空気を冷やす訳でして、その空気が循環する「隙間」がまるで無い状況で輸入してしまう訳です。そうなるともう・・ワインはどうなってしまうか、お判りですよね。


 noisy 的には、ワイン屋の仕事はそんなどうしようも無いワインを除外すること、出来るだけ良い状態のワインを販売すること、誰も知らないワインを判り易くお客様に紹介すること・・だと思っています。そして、誰が何と言おうが、

「ワインの寿命が10年?・・それはスーパーさんで販売しているようなワインのことでしょう・・まともに造られたものでちゃんと管理されたものなら、そんなに短い訳が無いです。」

と言います。少なくともnoisy が扱っているワインはそうです。某有名ワイン評論家さんが有名ブルゴーニュワイン、ボルドーワインを「7~8年以内に飲むべき」と安易に言い続けた結果、

「若いフレーヴァーが無くなった段階でワインは終わる」

と判断される方が増えてしまいました。とんでもない話しです。



 しかし、だからと言って、この1947年、1948年のブルゴーニュワインたちが必ず美味しい!・・とは言えない訳ですし、残念ながら保証も出来ない・・んです。

「美味しく無かった!・・どうしてくれるんだ!」

と言われてもどうしようも無いんです。



 しかし、だからこそワインが楽しいので有り、すべてが上手く行って素晴らしい古酒を堪能できた時の感動は何とも言い表せないものになります。少しだけ失敗しても・・誰かがそうしてしまっても・・その結果としてのワインの味わいになります。

 ヴォーヌ=ロマネと言うブルゴーニュの偉大な畑が連なる畑で、第二次世界大戦が終了して2年目の1947年のワインです。この年は、マイケル・ブロードベント翁のワインヴィンテージ案内(柴田書店)によれば、星4つのとても良い年とされています。1945年、戦争が終わった年の星5つに次ぐヴィンテージで有り、今となってはもう幻のようなヴィンテージと言えます。

 1948年は星2つ~星3つの平均的なヴィンテージでした。しかし翁は、「中には非常に高品質なワインもあった」と書いており、ましてや「ミュジニー」ですから非常に長命、ようやく飲み頃にたどり着いた頃と思われます。後は購入された方がどのように扱っていただけるか・・に掛かっていると思います。念入りな澱下げは必須、また、抜栓後にグラスをコレクションからきっちり選択することも必要かもしれません。

 それよりもまず、コルクをどう抜くか・・を考えておくべきでしょう。こんな感じだったらこうしよう・・例えばコルクの先っぽだけが生きていて、途中がやわらかくなっていたら・・と言うようなシュチュエーションを想像してみる・・そしてその対処を考えておくことも必要かもしれません。何せ、液面がやや高め、それよりもやや低めのボトルが来ていることを考慮するなら、

「余り弄り回していない・・つまり、補酒をしていない」

可能性が有り、補酒をしていないならコルクは打ち変えていない可能性も有る・・と考えられるからです。打ち換えられていればコルク抜きは難しくは無いですが、その際、So2は使用したはずですから、少し硬くなっている可能性が出て来ます。打ち換えていなければSo2は完全に無い状況でしょうから、グラスに注いだ後の変化は大きいと予想されますので、その辺りはお含みおきください。


 まぁ・・何せ2本ずつ、ようやく買えた古酒ですので、テイスティング出来る訳も無く・・すみません。しかしながら今までご紹介させていただいたジャン・ルフォーを思い返せば、とても少なく見積もっても平均以上のパフォーマンスは見せてくれるんじゃないかと思います。貴重なワインです。70年のミュジニーは、計算では1日辺り4.69円・・と出ました。4.69x365x70≒120000です。ヴォーヌ=ロマネ1947年に至っては1.41円に過ぎません。冒険になるかもしれませんが、是非とも古酒の世界を、もしワインの本質に触れていただくことが出来るワインであったなら・・と思います。ご検討くださいませ。