ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ヨハネス・ツィリンガー

ヨハネス・ツィリンガー

オーストリア Johannes Zillinger ニーダーエステライヒ
● 滅茶旨くて滅茶安い・・しかも、物凄く高品質でピュア!・・しかもデメテール認証済の有機栽培、ビオながら、アヴァンギャルドさ無し・・危険性ゼロ・・まぁアイテムによってはやや茶が入ったものが1アイテムだけ有りますが、それとて素晴らしいノーズです。そして光り輝く素晴らしい色で素晴らしい出来!・・とくれば、これはもう飲んでみるしかないでしょう!

 オーストリアと言えば、あのシュタインライトン、ローゼンシュタイクをリリースするガイヤーホフが有名ですし実績も有ります。

「・・似ているっちゃ・・似ています!」

 しかも肉薄している・・もしくは均衡している出来映えと言って良いと思いますよ。

 それになんと、カベルネによる赤ワインも有るんですよ。

 noisy的には、

「えっ?・・ここまでしっかりした赤がオーストリアで産出されるんだ・・」

とかなりビックリしました。


 そしてヴァラエタルな白ワインのそれぞれがまた旨いんですよ・・。お店に直接いらっしゃる方の中には、もう「おかわり」された方もいらっしゃる位です。

 大注目のオーストリア、ヨハネス・ツィリンガーをご紹介します!


 オーガニック栽培された葡萄によるワインは、重要視され需要も高まってきています。ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとりです。畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。

 2013年、ヨハネス・ツィリンガーはワインにより葡萄の生命力と香りの力を反映させるため、新たな畑を開墾しました。設備は一新され、ワインはこれまで以上に自由な熟成を経ることとなりました。ツィリンガーでは新旧合わせた手法を採用しています。彼のワインはすべてが特別な個性を持ち、魅惑的で飲みやすさを備えています。350年の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

歴史
 ヴァインフィアテル東部のこの地域は、イリュリア人とケルト人が葡萄を栽培してワインを造ったのが始まりとされています。フェルム=ゲッツェンドルフは、時のバイエルン州パッサウの修道院によって設立されました。この地域で最も古い葡萄畑Steinthal(シュタインタール)は、1520年の文献でその名を見ることが出来ます。


 現在、ツィリンガー家が管理しているKellerberg(ケラーベアグ)の地下ケラーは、戦時中には防空壕として使われていました。1673年、ダヴィッド・ツィリンガーがヴァイングートを創始。1980年代までは多くの家族同様に葡萄栽培は副業であり、当時は養豚に力を入れていました。1984年にすべてを有機栽培へと転換し、1994年には純粋なワイナリーとなったのです。

哲学
 ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。

ハンス
『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました』。

彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。

『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』

 今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。

 畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。


『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』



■エージェント雑感
13/07/2017 Johannes Zillinger (Weinviertel)

 2017年7月、スロヴェニア訪問を兼ねてオーストリア訪問と開拓という重要な機会を頂戴しました。当然、オーストリアに何のコネクションも持っていなかったため、大使館にお願いして日本に興味のある生産者を教えてもらったら100軒ぐらい紹介され眩暈がしましたが…その中でひときわ興味を惹いたのが、ウィーン北部、ヴァインフィアテルにあるこのヨハネス・ツィリンガーでした。

 何よりも目を引いたワインが、“レヴォリューション”と呼ばれる品種のみならずヴィンテージまでブレンドしたワインでした。

面白いな。若い造り手だし、美味しかったらいいな。

 少し予感めいたものを感じての訪問は、衝撃的な体験となりました。


WeinvertelのVelm-Gotzendorf(フェルム=ゲッツェンドルフ)。

 この地で30年以上前から有機栽培を手がけたパイオニア。Demeter認証。2012年から1980年生まれの現当主ヨハネスに代替わりしています。下草に覆われた自然なブドウ畑。動物対策として柵で囲われています。畑はタイムなど50種類以上のハーブに覆われており、除草と殺虫の効果があるそうです。

 どの生産者も口を揃えて言っていましたが、訪問した2017年7月時点では異常なまでに乾燥した日が続いていて、皆、水不足に悩まされていました。ザンクト・ラウレントの古木は樹齢100年を越えています。この、家族の宝のようなブドウがヨハネスをワイン造りに導くきっかけとなりました。

 ブドウ畑の脇に設置されたミツバチ小屋。受粉を助けてくれます。綺麗な環境であることが大事だそうです。ケラーベルグ(セラーの山)の名前の通り、丘陵の上、葡萄畑の横に古いワインセラーがあります。地下16メートルの深さ。先程見たザンクト・ラウレントの古木の根が黄土、レス土壌を貫通しているのが見えます。

 ビオディナミに必須となるプレパラートも自作です。ケラー地下にはアンフォラもあります。ジョージアに行った時にアンフォラを見て、導入しました。

 このワインを造ったきっかけは?と聞いたところ

「2013年のリースリングは広がり過ぎる味わいだったのに対して2014年は直線的だったから、遊んでみた。」

とのこと。

 変に哲学的にならず、素直に思いつきを作為的になりすぎず具現化出来る。彼の良い意味で軽い性格がワインにも現れています。


 この2015年 グリューナー・ヴェルトリーナー ニューメンは最新ゴー&ミヨー誌でも19点とトップ10となる非常に高い評価を受けています。ピヒラー、クノール、ユルチッチ…錚々たる面子の中でオーストリアのベストワインとして輝かしい最高評価となります。すべてに共通するのは予想を大きく越える味わいの良さ。アタックの滑らかさ、恐ろしくスムーズな入り口に対しエキス感と複雑さを持つ中間の果実、しかし重たさや難解さがなく、恐ろしく抜けの良いアフター。

 簡単に言うと、すごくセンスの良い生産者。センスは生まれ持ったものではなく、膨大な知識と経験、そして貪欲に追及する姿勢に裏付けされています。ヨハネスのワインはモダンとクラシックが融合したような見たこともない世界を見せてくれます。ワインのスペックだけに目を向けると、アンフォラの部分使用やヴィンテージブレンドなど、人為的な意志に基づいたアプローチが多く加減を間違えれば、歪んだ立体感の味わいになってしまうように思いますがヨハネスのワインは極めて自然な立体感。苦労を微塵も感じさせない香りの立ち方と抜けの良さに驚かされます。

 オーストリアと言えば音楽文化です。興味半分で、

「君のワインに音楽を合わせるとしたらどんな音楽が良い?」

と尋ねてみました。

 結果は…

Velue Weschriesling ? https://www.youtube.com/watch?v=gGdGFtwCNBE Or https://www.youtube.com/watch?v=iKlnG_155M8

Revolution White ?
https://www.youtube.com/watch?v=Rbm6GXllBiw Or https://www.youtube.com/watch?v=B4zc-f0TIZ4

Revolution Red ? https://www.youtube.com/watch?v=1k8craCGpgs Or https://www.youtube.com/watch?v=XFkzRNyygfk

Numen Fume Blanc ? https://www.youtube.com/watch?v=v2AC41dglnM Or https://www.youtube.com/watch?v=S9MeTn1i72g

Numen Gruner Veltliner ? https://www.youtube.com/watch?v=IS6n2Hx9Ykk Or https://www.youtube.com/watch?v=VpdHMaccjw4

Revolution natural sparkling-   https://youtu.be/1G8V6ta9Auk


2015 Numen Gruner Veltliner
ニューメン・グリューナー・ヴェルトリーナー

14252
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2015】
ブドウ品種:グリューナー・ヴェルトリーナー 樹齢:45年
栽培:25年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゴッツェンドルフ、風が強く暑く乾燥した区画。南向き斜面、標高185メートル、砂岩質。
醸造:天然酵母で自発的な発酵、500リットルのアンフォラで果皮浸漬。圧搾後、50%ステンレスタンク発酵、50%アカシア樽発酵。温度管理せず。
熟成:50%ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ、50%バトナージュも澱引きもせずアカシア樽で16か月熟成。
エッジの色調は赤紫がはっきり、明らかに昨年の(2013-2015)ロットとの違いが見受けられる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,290 (外税) 
【わお!・・な高熟度ヴェルトリナーです!・・非常に深い見事な味わいです!】
 ここまで熟度が高い葡萄を感じさせてくれるヴェルトリナーは非常に稀です。

 その昔はオーストリアワインは、薄くて酸っぱくて・・でもあんまり安くない・・みたいな感じしか無かったですが、ここまで来ますと完全に「国際品質」であるし、「ブルゴーニュのシャルドネとの対比」もしっかりこなせるようになってきていると思います。

 色合いも・・綺麗でしょう?・・酸はむしろ穏やかですよ。尖がった部分は無いです。非常に熟度が高い葡萄・・収穫時期(そして相対的なタイミング)が遅いとか、暑かった年とか、そう言ったニュアンスが有ります。

 それでいて甘くはないです。ドライですね。そしてものの見事に深い構造をしています。

 張りのある味わい・・なら普通に素晴らしいヴェルトリナーには良く出会うタイプだと思うんですが、確かに張りも有るけれど、それよりも、

「要素の微細な表情」

ことが素晴らしいと感じさせてくれるワインです。


 判りやすく言えば、ドイツワイン的なものでは無く、フランスワインに寄った感じ・・と言えば伝わるでしょうか?・・張りで飲ますんじゃなくて、各要素で飲ませてくれる本格派・・と言うことですね。

 そして非常に複雑ですから、香りの変化具合も素晴らしいです。オーストリアって寒い国と言うイメージなんですが、このワインからは暑くは無いにせよ、温暖なイメージさえ受けます。ヴェリュー・グリューナー・ヴェルトリーナーの方はもっとガラスやクリスタルのような透明なミネラリティのコーティングが強い感じなんですが、こちらのトップ・キュヴェ・シリーズのニューメンは、その膨大なミネラリティのコーティングさえ、内部の分子の中に閉じ込めてしまったようなパワフルさが有ります。

 素晴らしいヴェルトリナーでした!非常に美味しいです。是非飲んでみてください。お勧めします!


2018 Velue Welschriesling
ヴェルエ・ヴェルシュリースリング

15330
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
ヴィンテージ【2017】もの
ブドウ品種:ヴェルシュリースリング
樹齢:31年
栽培:25年有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い北東向き斜面、標高220メートル、レス、石灰砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。
23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。

 リースリングという名前だがリースリングとは無関係の品種ヴェルシュリースリング。完熟した黄桃や洋ナシ、成熟度の高さを思わせる甘い果実香に白粉やムスクのような香味が加わります。口に含むと溌剌とした酸味を軸としたシンプルな構成。2016年よりも香りの熟度、酸のレベルが高く、現時点では冷やし過ぎてしまうと平坦に感じますが13℃ぐらいまで温度を上げると中間から余韻の広がりが加わります。5%のアンフォラが程よく利いて、大樽熟成にも通じるような僅かな酸化と浸漬の風味が余韻への立体感を加えています。(2018年10月 村岡)

 白桃や洋ナシ、グレープフルーツの綺麗な酸を感じる果実の香り。白い花をイメージさせるフローラルの香りが、華やかな印象を与えます。グレープフルーツやスウィーティの繊細な酸を持った柑橘の果汁のようなジューシーなミネラル感。終盤に柑橘系果実の果皮に似たえぐみを微かに感じます。(2018年10月星野)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,990 (外税) 
【必飲です!滅茶美味しいです!しかも・・こんなプライスです・・それに高級感もしっかりあります!】
「・・ヴェルシュリースリング?・・何それ?」

とおっしゃりたい方も多いかと思います。ヴェルシュの付かないリースリングとは別種です。「リースリング・イタリコ」などとも言われたりもします。

 で、このヴェルシュ・リースリングがまた超美味しいんですよ。見事に張りが有るボディ、ふくよかでまん丸なパレットを表面張力高く感じさせてくれます。

 そして、リースリング・イタリコの名が関係するかどうか判りませんが、

「・・あれ?・・どこかイタリアの風が吹いてる・・か?」

みたいな・・ね。


 何と言いますか、フリウーリあたりのワインに感じられるような、ほんのり感じるスパイスとかハーブのニュアンスでしょうか。イタリア風なトッピングが感じられるんですね。リースリング種とは関係ないと言いながらも、どこかそれっぽさも有ります。

 ハンスが選曲したのは、イギリスで人気が出てブレークしたアメリカの4ピースバンド、ザ・キラーズのミスター・ブライトサイド・・オルタナ系と言うかニューウェーブ系と言うか・・、それとやはりオルタナティヴ系かな、「ザ・クークス」と言うバンドの「シャイン・オン」と言う曲です。

 明るい曲調の中にも弾け切らない静かさと言うか、抑揚のおとなしさの有る感じかな・・判りませんが。そもそもオルタナが良く判ってないので・・。

 でも、全体的にワイン自体もそんな感じですよね。noisy たちのようにワインの評価者として、そのワインを言いたい時には、断定せざるを得ませんが、それが決して正しい訳では有りません。それが正しいのは自身に対してのみ・・なんですね。

 それでもこのワインは素晴らしいと思います。ヨハネス・ツィリンガーの他のアイテム同様、ピュアでナチュラル、基本ドライで、外向的素晴らしい果実が有り、見事なバランスを見せます。ビオ的なネガティヴさは全く有りません。それでいて、滅茶苦茶安い!・・今時有り得ないです。

 このワインはイチ推しにしたいと思います。是非ともガッツリ飲んでみてください!


N.V. Revolution Red Solera
レヴォリューション・レッド・ソレラ

14704
自然派
赤 フルボディ
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

葡萄:レゲント(2015年~2017年)、レースラー(2015年~2017年)
ツヴァイゲルト(2018年)、カベルネ・ソーヴィニヨン(2017年)
樹齢:平均25年 栽培:20年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、温暖で乾燥した南向き斜面、標高175M、粘土質とレス土壌
醸造:天然酵母で自発的な発酵、部分的に500リットルのアンフォラで果皮浸漬、除梗、開放したアンフォラで醸造、
パンチングダウンもポンピングオーバーも施さない。ソレラ・システム。
熟成:600リットルのアカシア樽、オーク、アンフォラなど。ソレラ・システム。
 オーストリアの赤はなかなか難しい…と言われながらも、蓋を開けてみるとなかなかご好評いただいているワイン。レゲント、レースラーはPIWIと呼ばれる病気耐性のある葡萄。3回目となるレボリューション・レッドですが、とても良い!です。
 甘いスパイスと赤黒果実が奇麗に調和して練れた、漉し餡のような香りの立ち方。ブルーベリー、ラムレーズン、果実を押し上げるような酸は押しつけがましくなくタンニンは至極穏やかで果実と調和しています。円状にゆっくりと要素を放射しながら伸びる味わい。酸と果実、フレッシュさと熟成感、このワインでしか成しえないバランスの妙味。
(2019年7月 村岡)

 試飲会でも印象的で多くの反響をいただいたのがこの赤です。夏前に試飲した時に比べて明らかに開放的な状態になっており果実味がゆるゆると湧き出る立ち上がり。分析よりも早く感覚に直結して訴えてくる。余韻まで不足感無く充実しており、酸とタンニンが奇麗に調和した状態です。
 ヨハネスいわく、意図的に還元的な造りをしているためリリース直後はやや閉じ気味でも3~6か月でどんどん開いてくるとのことです。
(2019年11月 村岡追記)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,250 (外税) 
【相当良さそうなんですが、数が無いので・・それに、かなりの人気のようですので、前回テイスティング時のレヴューを掲載させていただきました。】
【複数年に渡るソレラ・システムで高密度かつ繊細、ボリューム感のあるオーストリアワインを生み出しています!・・ビックリ価格・・こんなんで良いの?】


2013年、2014年、2015年、2016年に渡る複数の品種を、自由な発想から仕上げた赤ワインです。まぁ・・細かいことはワインの写真の下に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 そして、この左のグラスの写真をご覧いただき、もしご自身の経験で、オーストリアの赤ワインをお飲みでしたら比較してみてください・・・って、そもそもそんな経験は少ないんじゃないかと思いますし、ボトルから光を透かせて見た色でさえ、

「すっきり通ってしまうはず」

ですよね?


 でも、どうです?・・見事なまでにしっかりした色合いじゃないですか!・・

「・・スーパータスカンか?」

みたいな色合いの深さを感じられると思うんですね。実際にも色合いは濃い目に分類されると思います。なので、今までのオーストリアの赤への印象は一旦捨ててください・・(^^;;

 この色合いから判るように、ピノ・ノワール系の味わいでは有りません。むしろボルドー系のワイン・・非常にドライなので、右岸系で甘さが無くて、非常にピュアでナチュラルなものが有ったとするなら、それは似ていると言えます。

 熟したタンニンと、少しむせるような赤い果実がたんまり・・感じられます。果皮の割合が高いワインで果汁が少な目ですね。ただし、単純に「一面的に濃い」のでは無くて、見事にグラデュエーションが感じられますので、しなやかささえ内包して感じられます。

 そしてアンフォラも部分使用している性も有るかと思いますが、締まって感じられたとしても、時間と共に要素をちゃんと解放してくれるんですよね。そして逃げて行かない・・ちゃんとそこにいる感じがします。

 イタリア系のワインの中には、当初は愛想が良いかな?・・と感じていても、いきなりそっぽを向かれてしまって帰ってこないことが有りますが、アンフォラでベクトル変換している性なのか、その辺の取り扱いは非常に楽です。

 そして何より・・この価格です!手間暇はかなり掛かりますし、味わいも素晴らしいです・・が、

「・・えっ?・・ビオ系で・・アンフォラも使ってて・・マジすか?」

と言うような価格ですよ。普段ならデイリーとしてご案内するところです。でも、今回は

「高級ワインとして」

ご案内させていただきます。


 まず、驚いてみてください。でもまぁ・・薄~い・・エレガント系が飲みたいと言うのであれば、お勧めはしませんが、

「 noisy も齢だから、淡いワインばかりお勧めされて困っちゃうな・・」

と思ってらっしゃる方には、見事に大当たりのはずです。


 勿論、淡い系がお好きな方にも、ちょっと脂身の有るお肉とかと一緒に飲んだら旨いと思いますし、濃い目でもシツコク無い味わいなので、容認していただけるはずです。

 非常にリーズナブルながら、物語の有るワインです。是非とも飲んでみてください。お勧めします。


N.V. Revolution Pink Solera
レヴォリューション・ピンク・ソレラ

14702
自然派
赤 フルボディ
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
葡萄:レースラー(2018年)、シラー(2017年、2018年)、ザンクト・ラウレント(2016~2018年)
醸造:天然酵母で自発的な発酵、10%アンフォラで果皮浸漬、発酵。
熟成:500リットルの樽、ソレラ・システム。
 淡く濁りのある赤紫、水に濃厚なインクを垂らしたようなグラデーションのある妖艶な色調。瑞々しく熟しているが、果肉はまだ硬さの残るコケモモやプラム。次々と追いかけるようにザクロやベリー、柔らかく個々の果実が何層にも重なるように現れる。瑞々しく粘性を感じさせない飲み口、溌溂とした太い酸が軸にあり、構成の力強さがあります。時間と共に熟成に由来するスパイスが奥行きを加えています。コケモモやプラムの果実が舌の上に持続する不思議な余韻。フレッシュさが前提となるロゼワインにソレラの熟成要素が加わりながらもキワモノではなく真っ当な味わい。ロゼワインならではの懐の深さを見せてくれる。まさに、レボリューション。(2019年8月 村岡)



酸がフレッシュで前面に出ていますが中心の果実とより調和した印象。

ヨハネスいわく、生き生きとした味わいなのでスターターにも相応しいワイン。

(実際、一緒に飲んだ時にはスターターに選んでいました)

(2019年11月 村岡追記)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,490 (外税) 
【葡萄の精、アロマを優しく抽出した軽やかなロゼ!・・かと思いきや、縦構造の凄さ、果実表現の繊細さが驚きです!】
 良いですね~・・こう言うの、大好きです。滅茶苦茶・・香ります。言ってしまえば、

「葡萄の香気成分のみを優しく抽出した白ワイン!」+ 「ソレラシステム」

と言うような立ち位置で捉えて欲しい存在で、普通にある

「黒葡萄を白ワイン同様に造ったロゼ」-->「それゆえに圧搾は強くなる」

と言うような流れで生まれた普通のものでは無いと思います。


 ですので、繊細で華やかな・・そしてまだフレッシュさの残るアロマが心地良く、ドライで、さっぱりとした酸の構成が嬉しい味わいです。

 しかし、ヨクヨク、仔細に感じてみると、その表情のディテールの細やかなことに気付きます。これ、相当に奥深いワインでした。

 今飲むと、軽量~中量級で、華やかで美味しいんですが、その軽さゆえに、少し不足感を感じてしまうかもしれません。

 これって・・リーズナブルなワインでは有りますが、ホワイトソレラ同様、熟成させて飲んだら、滅茶素晴らしいんじゃないか?・・と思うんですね。

 相当に妖艶なアロマにノックアウトされるようなワインに仕上がるんじゃないかと思いますよ・・ただし入荷量が半端無く少ないので、試せる方は少ないと思いますが、それでも、サクッと早々に飲まれても充分美味しいので、是非トライして欲しいと思います。

 やっぱりワインは楽しく飲まなきゃ!お勧めします!


2018 Velue Gruner Veltliner
ヴェルエ・グリューナー・ヴェルトリーナー

14700
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
葡萄:グリューナー・ヴェルトリーナー 樹齢:15~45年 栽培:25年間有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゴッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い丘陵最上部、標高230メートル、レス、石灰質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。23℃を越えないようにだけ温度管理熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。繊細ながらも絡みつくような熟した柑橘果実にハチミツが覆う。マセレーション由来と思われる焼き栗の香味が膨らむように上昇してくる。滑らかで瑞々しく粘性を感じさせないアタック。酸が際立つことなくエキス化した柑橘が広がります。スワリングすると、若さ由来のタイムのような清涼な香りが少し現れ果実の純度と熟度を際立たせています。個々の香りの要素は現時点で一体化しており余韻まで崩れることなく長く持続。2017年よりも果実味とマセレーションのコントラストがあり、余韻も長い。現時点で香りはまとまっていますが、あと半年ぐらいで内側の果実が解放する。
(2019年8月 村岡)
 内包された果実の塊が溢れるように前に出てきました。塩レモンの要素もありますが、果実が躍動していて楽しい味わいです。
(2019年11月 村岡追記)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,080 (外税) 
【ビオだから・・なんて難しいことを考える必要は有りません!この見事なまでにクリスタルなミネラル感とテカテカなテクスチュア、風船のように膨らむボディをお楽しみください!】
 「蝶」のマークがアイテムでそれぞれ違ってまして、それも印象的ですが・・いや、ちょっと・・どころか、かなり驚きました。

 ニュアンス的には、あのガイヤーホフのローゼンシュタイクに、ガラスやクリスタルのような透明かつ膨大なミネラリティのコーティングをプラスしたかのような見事な味わいだったんですね。

 この、オーストリアならではの高貴種、グリューナー・ヴェルトリナーですが、2018年と言うことも有って、若干、若々しくたくましく、出る所はしっかり出ているのに・・饒舌過ぎない・・うるさく無い・・でも、寂しくなるか?・・と言うと、全くそんなことも無い・・と言う、ものの見事な仕上がりです。

 もし悪く言うとするなら、そのミネラリティの凄さが、このワインをやや硬めに感じさせるかもしれない・・と言う位でして、それすら飲むタイミングでは柔らかさを増し、さらなる肉厚さを感じさせてくれることにもなるかと思うんですね。

 冷涼さが感じられるフルーツには、ちゃんと熟が有り、果実の不足感の漂う寂しいオーストリアワインじゃ有りません。

 まぁ、エージェントさんは「センスだ」と言ってますが、ほとんどのキュヴェをnoisy もテイスティングしまして、それを実感しています。それプラス、

「適度な距離感を持ったビオ」

かな・・と。


 ビオの実践者は、時に哲学的な「しかめっつら」な部分を感じさせたり、ヒッピー的な(古!)、少し勘違いしてるんじゃないかと思えるような自由さを感じさせたり・・これはちょっと迷惑でも有ります・・しますよね。

 その辺りが凄くナチュラルなスタンスに感じられます。

 もしかしたら・・内面では物凄く戦っているのかもしれませんが、全然それを感じさせないんですよね。自由度もバッチリあるのに節度もちゃんとある。で、もしかしたら相当に哲学者なのかもしれない・・が、それすらも感じさせない・・。

 言ってしまえば普通のワインを飲んでいる感覚です。しかしながら、非常に心地良い身体への侵入角と、ビオならではのピュアでスピードの速いアロマの立ち方と、ワインが持つ見事な立体構造が、ここに存在しています。

 他のキュヴェもその辺はしっかり同様です。オレンジワイン的な色のアイテムも有りますが、これさえ・・です(そこの辺はそのコラムをお読みください)。

 素晴らしいワインだと思います。ガイヤーホフに負けてない!しかも非常にリーズナブルです。ゴーミヨが高い評価をしたのも理解できます。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2018 Velue Riesling
ヴェルエ・リースリング

14701
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
葡萄:リースリング樹齢:35年栽培:25年有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い東向き丘陵最上部、標高185メートル、石灰質、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。5か月熟成。
 2016年とは異なり残糖のまったく無いリースリング。抜栓直後から真っ直ぐ立ち上がりの良い香り、熟した温州ミカンや果汁たっぷりの白桃ジューシーな果実の香りですが、中心軸がしっかりとしており要素がバラつかない。わずかにビターさ、収れんを伴う柑橘系の酸味を軸に熟した果実がエキス状に重なっている。要素はシンプルながら不足感なく余韻に向かって広がりを見せる。アルザス、ドイツとも異なり黄色い果実がしっかりと乗った味わい。液体に粘性や重さがなく、瑞々しいため楽しく飲み続けてしまう。
アルコール11.5%(2019年7月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,350 (外税) 
【必飲です!「美味しいオーストリアワイン、飲んでみませんか?」・・滅茶苦茶美味しい!見事です!】
 「美味い!」

としか言いようの無い、見事なリースリングです。ドイツ系のリースリングのように線の細い感じは・・全くしません。勿論、太すぎる・・みたいなことも有りません。ヨハネス・ツィリンガーの他のワイン同様、非常にピュアでナチュラル、残糖は有ったとしても非常に少なく基本ドライです。ましてや揮発酸など全く有りません。なので、ビオファン以外の方にも大いにお勧めできます。

 そして何より・・この複雑性・・そしてその表現が素晴らしいです。張りのあるボディに漲るミネラリティは透明感に溢れています。基本、グレープフルーツ系果実に少し洋梨を加え、そこにレモンを垂らした感じのニュアンスですね。ボディはぷっくり。余韻も絶妙に長いです!

 当初、ヴェルシュ・リースリングが非常に美味しいので、そちらをリーズナブルクラスの主にしたいな・・と考えていたんですが、少しだけ高いヴェルシュの付かないリースリングがまた滅茶美味しいんで困っちゃいました。

 ドイツワインのように尖がっていないし、アルザスの村名リースリングのように糖分過多、もしくはグラマラス過ぎることも無く、マルセル・ダイスに比較すれば自称1級のグラスベルグクラスの仕上がりですよ。しかも単にミネラリティで硬すぎることも無く、しなやかさのある柔らかなミネラリティ。そこに希少金属系ミネラルからの細やかな表情・・・もうビックリです。

「これ、こんなプライスで・・良いので・・しょうか・・?」

 騙されてみてください。嘘は言いませんよ。自信が無けりゃそこまで言いませんので、

「美味しいオーストリアワイン、飲んでみませんか?」

 超お勧め、是非とも・・必ず・・飲んでみてください。無茶苦茶美味しいです!


N.V. Revolution White Solera
レヴォリューション・ホワイト・ソレラ

14703
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
葡萄:リースリング(2013年~2018年)、ショイレーベ(2016年~2018年)、シャルドネ(2018年) 
樹齢:平均35年 栽培:30年間有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、秋季が冷涼で日照が強すぎないため、糖度に偏らない生理的成熟をもたらします。
標高187メートル、東向き斜面、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、部分的に500リットルのアンフォラで果皮浸漬、
ステンレスタンク、アカシア樽、アンフォラで醸造、ソレラ・システム。
熟成:600リットルのアカシア樽、オーク、アンフォラなど。ソレラ・システム。
 2018年までソレラが繋がったレボリューション・ホワイト ソレラ。生き生きとした花の香り、蜜を思わせるほど熟した柑橘果実、レモン。フェンネルやカモミールのようなドライハーブの風味が重なりあっています。香りのグラデーションが多彩で複雑ながらも、不思議なほど統率されてまとまっています。果皮浸漬に由来するビターさを伴う酸味と柑橘果実のエキス果実が浮遊するような不思議な質感、再び現実世界に呼び戻す如く引き締まるような余韻で何か気配だけが残るのは時間軸を越えたワインだからこそ。
(2019年7月 村岡)
 余韻のビターさが果実に溶け込んで調和しています。ビターなんだけど前に感じない絶妙なバランス。細い細かい味わいの要素が束ねられて中心軸のエキスを太く形成しているよう。何度か経験していますが、リリース直後、半年後、一年後とこのワインの表情はどんどんと魅力を増していきます。ワイン名、現地での正確な発音は“レボルツィオン”になるのですが、レッドとかホワイトとか英語も入るしこのワインはレボリューションのままで行きます。
(2019年11月 村岡追記)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,650 (外税) 
【希少キュヴェです!・・ようやく飲めましたが、これは素晴らしいです!お早めにどうぞ!】
 言ってしまえば僅かな価格差ですよね。ほとんど変わらない・・んですが、やはり、

「時間が磨き上げた極上の味わい」

と、

「ソレラシステムと言う年代を超えた熟成システム」

によって、単なる「ブレンド」に終始しない相乗効果が有ると思える見事な味わいに仕上がっています。


 思いっきりドライですが、旨味を形成する酸の美味しさ、描かれるパレットが見事です。中心がぷっくらと盛り上がり美しい円形を描きますが、表面張力で円周が盛り上がっているように感じます。

 葡萄自体の熟度の高さが単に残糖たる甘みに流れず蜜のようなフレーヴァと完熟した果実、そこに若さゆえの「張り」が漲るようなニュアンスが有りつつ、ワインが熟した時の妖艶さまでをも持っていると感じさせます。

 これは・・是非とも飲んで欲しいですね。デイリーとしていただくものちょっと気が引けるほどの仕上がりです。是非飲んでみて下さい。一推しです!




2017 Perpetuum Sauvignon Blanc
ペルペトゥウム・ソーヴィニヨン・ブラン

14705
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■エージェント情報
葡萄:ソーヴィニョン・ブラン 樹齢:35年
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、様々なハーブが共生、常にハーブが薫る。
丘陵中腹。東向き。 標高185メートル、石灰岩質。
醸造:天然酵母で自発的な発酵、50%はアンフォラで5~7日間果皮浸漬。
熟成:古い小樽で12か月熟成。
 表ラベルには意味ありげな∞(無限大)マークを冠したペルペトウム。ラテン語なのか発音が難しい、永久機関を意味するPERPETUUM 裏ラベルに書かれているBack《to the Wine》FUTUREの文字も遊び心満点。
 抜栓直後は磨き抜かれたような硬質感があり、香りも収縮して見えにくい。ブラックホールに引き込まれているようなオレンジ、黄桃、バニラ、酸と果実の要素が集中し過ぎてまだまだ開くまで時間が必要。舌の上で溶かすように口に含んで奥の方から要素の多さに驚かされる。果実味が見えないまま香りだけ残す余韻、太さと長さ。このエネルギーに満ちた要素が放出される時に備えたい。
2019年7月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,950 (外税) 
【艶やかさ、ナチュラルさを加えたパヴィヨン・ブランか!・・などと思ってしまいました!】
 おそらくですが、ツィリンガーのトップ・キュヴェなのだろうと思います。エージェントさんにもほんの僅かしか入荷しないようで、ほぼほぼ全部いただいたのかな?・・エージェントさんも余り飲めないワインのようで、でも飲んでいたようなので、

「どんな味わい?」

と尋ねてみたんですが・・結局良く判らないので・・開けることになってしまいました・・。儲からんの・・


 しかし、このような「初」の出会いは楽しいものです。ツィリンガーのように一生懸命さからの美しさ、そして何よりもリーズナブルに提供したいと考えている素晴らしい生産者が、コストを忘れて、しかも自身のやりたいように仕上げたワインですから・・。

 どうやら半分はアンフォラを使用しているようですが、一般的なビオ系生産者の仕上げ方とはかなり違うと思います。

 何より「ピュア」ですし、そこに「危険性」は全く感じません。葡萄そのものの存在感の凄いワインです。ここまで来ると、

「黒葡萄も白葡萄も・・全く関係が無い」

と言えるレベルの話しになってきます。


 良く言われるように、いかに赤ワインが素晴らしくても、良いタイミングで抜栓された見事な白ワインには叶わない・・みたいな部分も感じます。

 葡萄自体の存在感が物凄いです。アンフォラでベクトル変換し、確かにこっちを向いてくれています・・が、それでもまだ2~3%しか向かって来ていない状態・・と言えるでしょうか。

 どうやっても開かないパヴィヨン・ブランに共通しているものを感じました。まぁ・・樽の使い方を含め、醸造方法は全く違うのでしょうが、

「私はここにいるぞ!」

みたいなね。凄みみたいなものが伝わって来るんですね。


 ハッキリ言って、今すぐに開けるのはお勧めしません。そうですね・・少なくともあと5年は置いてほしいです。ソーヴィニヨンが完熟した時は凄いですよ・・健康的ビオのソーヴィニヨンの爆発!・・是非トライしてみてください。


2017 Velue Rose Cabernet
ヴェリュー・ロゼ・カベルネ

14246
自然派
ロゼ ミディアムボディ
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2017】
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン樹齢:25年栽培:19年有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、森林が近く冷涼、丘陵最上部、標高240メートル、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。
23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。

 赤みがはっきりとした明るいルビー・ルージュ。熟した日本のイチゴにグレナデンシロップを思わせる甘い香り、果実の要素がシンプルな反面、純粋にフルーツの良さだけで勝負しているロゼ。中程度のスケール、口いっぱいに広がるベリー系果実。タンニンに頼らないカベルネ・ソーヴィニヨンは食卓で非常に重宝するのではないでしょうか?(2018年6月 サンプル試飲 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,990 (外税) 
【シルヴァン・パタイユのフルール・ド・ピノ風!?・・それをカベルネで表現したような、黒葡萄による白ワインの造りです!ちゃんと美味しいです!】
 仕事柄、ま~アチコチでテイスティングをし、かつ、自宅でも毎日ワインをテイスティングしているnoisy です。それを・・考えてみればほぼ30年・・長いですね~。ワイン会とか以外は続けています。

 そんな中で、ロゼとか白とか・・特にリーズナブルなアイテムには、ま~・・当たる確率が滅茶苦茶低いんです。

「・・こんなキャンディ臭いの・・とても買えないよな~・・」

「酸は無いし・・ま、少なくても良いけど、それにしてもバランスも良く無い・・」

「・・ぺったんこじゃん・・」


 ま~・・良くこんなの売ってて心が痛まないものだ・・などとも感じることさえ有りますし、そんなワインを大量に送り付けて飲んでくれ・・とおっしゃるインポーターさんもいらっしゃいます。光を透かせて見ればだいたい想像できますから、そんなワインがnoisy の口に入る確率は少なくなりますが、

「・・もっとバイヤーさんのテイスティング能力、上げる努力をしてくれないかな・・」

などとも思ったりするほど、ロゼや白のリーズナブルなものには当たらない訳です。


 このヨハネス・ツィリンガーのカベルネのロゼは良いですね。キャンディとか水あめのニュアンスなど全く有りませんし酸バランスも実に良いし、ピュア&ナチュラルでアロマも心地良いです。

 これを言うと勘違いされるかもしれませんが、そこまでは行かない、届かないにせよ、シルヴァン・パタイユのフルール・ド・ピノと似たニュアンスだと言えば話は早いでしょう。ピノをカベルネで置き換えた感じです・・ってそのものです。

 透明で少し柔軟な感じのミネラリティ溢れるアロマです。フルール・ド・ピノを、もう少し果実感を強くして、ややカッチリさせ、まん丸なパレットをやや縦長に変形させて、もう少しスパイシーにすると・・このワインです・・(^^;;

 だから美味しいんですよ。ちゃんと出来てます。noisy があまりロゼをやらないのは・・美味しいのに中々当たらないからですよ。

 ドライで膨らみの有る美味しいロゼでした。勿論ですが・・

「熟成も期待できます!」

 それ位しっかりしています。是非飲んでみてください。価格破壊的ワインです!




2017 Velue Gruner Veltliner
ヴェリュー・グリューナー・ヴェルトリーナー

14244
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2017】
ブドウ品種:グリューナー・ヴェルトリーナー 樹齢:15~45年 栽培:25年間有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゴッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い丘陵最上部、標高230メートル、レス、石灰質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。
23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。

 エッジまで輝きのある黄金色。成熟度の高さを思わせる外観。完熟した白桃、洋ナシ、甘い柑橘果実。香りの焦点が現時点で定っております!2016年に比べて白コショウを思わせるスパイス香は低い。味わいの軸が明確で果実の純度、酸のレベルともに高く向上する。やはり冷やし過ぎると現時点では硬く感じてしまう。時間、温度と共にアンフォラに由来する開放的な酸化を伴う香味が立体感を与えてくれます。(2018年10月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,990 (外税) 
【ビオだから・・なんて難しいことを考える必要は有りません!この見事なまでにクリスタルなミネラル感とテカテカなテクスチュア、風船のように膨らむボディをお楽しみください!】
 「蝶」のマークがアイテムでそれぞれ違ってまして、それも印象的ですが・・いや、ちょっと・・どころか、かなり驚きました。

 ニュアンス的には、あのガイヤーホフのローゼンシュタイクに、ガラスやクリスタルのような透明かつ膨大なミネラリティのコーティングをプラスしたかのような見事な味わいだったんですね。

 この、オーストリアならではの高貴種、グリューナー・ヴェルトリナーですが、2017年と言うことも有って、若々しくたくましく、出る所はしっかり出ているのに・・饒舌過ぎない・・うるさく無い・・でも、寂しくなるか?・・と言うと、全くそんなことも無い・・と言う、ものの見事な仕上がりです。

 もし悪く言うとするなら、そのミネラリティの凄さが、このワインをやや硬めに感じさせるかもしれない・・と言う位でして、それすら飲むタイミングでは柔らかさを増し、さらなる肉厚さを感じさせてくれることにもなるかと思うんですね。

 冷涼さが感じられるフルーツには、ちゃんと熟が有り、果実の不足感の漂う寂しいオーストリアワインじゃ有りません。

 まぁ、エージェントさんは「センスだ」と言ってますが、ほとんどのキュヴェをnoisy もテイスティングしまして、それを実感しています。それプラス、

「適度な距離感を持ったビオ」

かな・・と。


 ビオの実践者は、時に哲学的な「しかめっつら」な部分を感じさせたり、ヒッピー的な(古!)、少し勘違いしてるんじゃないかと思えるような自由さを感じさせたり・・これはちょっと迷惑でも有ります・・しますよね。

 その辺りが凄くナチュラルなスタンスに感じられます。

 もしかしたら・・内面では物凄く戦っているのかもしれませんが、全然それを感じさせないんですよね。自由度もバッチリあるのに節度もちゃんとある。で、もしかしたら相当に哲学者なのかもしれない・・が、それすらも感じさせない・・。

 言ってしまえば普通のワインを飲んでいる感覚です。しかしながら、非常に心地良い身体への侵入角と、ビオならではのピュアでスピードの速いアロマの立ち方と、ワインが持つ見事な立体構造が、ここに存在しています。

 他のキュヴェもその辺はしっかり同様です。オレンジワイン的な色のアイテムも有りますが、これさえ・・です(そこの辺はそのコラムをお読みください)。

 素晴らしいワインだと思います。ガイヤーホフに負けてない!しかも非常にリーズナブルです。ゴーミヨが高い評価をしたのも理解できます。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2017 Velue Welschriesling
ヴェルエ・ヴェルシュリースリング

14245
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2017】
ブドウ品種:ヴェルシュリースリング
樹齢:31年
栽培:25年有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い北東向き斜面、標高220メートル、レス、石灰砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。
23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。

 リースリングという名前だがリースリングとは無関係の品種ヴェルシュリースリング。完熟した黄桃や洋ナシ、成熟度の高さを思わせる甘い果実香に白粉やムスクのような香味が加わります。口に含むと溌剌とした酸味を軸としたシンプルな構成。2016年よりも香りの熟度、酸のレベルが高く、現時点では冷やし過ぎてしまうと平坦に感じますが13℃ぐらいまで温度を上げると中間から余韻の広がりが加わります。5%のアンフォラが程よく利いて、大樽熟成にも通じるような僅かな酸化と浸漬の風味が余韻への立体感を加えています。(2018年10月 村岡)

 白桃や洋ナシ、グレープフルーツの綺麗な酸を感じる果実の香り。白い花をイメージさせるフローラルの香りが、華やかな印象を与えます。グレープフルーツやスウィーティの繊細な酸を持った柑橘の果汁のようなジューシーなミネラル感。終盤に柑橘系果実の果皮に似たえぐみを微かに感じます。(2018年10月星野)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,990 (外税) 
【必飲です!滅茶美味しいです!しかも・・こんなプライスです・・それに高級感もしっかりあります!】
「・・ヴェルシュリースリング?・・何それ?」

とおっしゃりたい方も多いかと思います。ヴェルシュの付かないリースリングとは別種です。「リースリング・イタリコ」などとも言われたりもします。

 で、このヴェルシュ・リースリングがまた超美味しいんですよ。見事に張りが有るボディ、ふくよかでまん丸なパレットを表面張力高く感じさせてくれます。

 そして、リースリング・イタリコの名が関係するかどうか判りませんが、

「・・あれ?・・どこかイタリアの風が吹いてる・・か?」

みたいな・・ね。


 何と言いますか、フリウーリあたりのワインに感じられるような、ほんのり感じるスパイスとかハーブのニュアンスでしょうか。イタリア風なトッピングが感じられるんですね。リースリング種とは関係ないと言いながらも、どこかそれっぽさも有ります。

 ハンスが選曲したのは、イギリスで人気が出てブレークしたアメリカの4ピースバンド、ザ・キラーズのミスター・ブライトサイド・・オルタナ系と言うかニューウェーブ系と言うか・・、それとやはりオルタナティヴ系かな、「ザ・クークス」と言うバンドの「シャイン・オン」と言う曲です。

 明るい曲調の中にも弾け切らない静かさと言うか、抑揚のおとなしさの有る感じかな・・判りませんが。そもそもオルタナが良く判ってないので・・。

 でも、全体的にワイン自体もそんな感じですよね。noisy たちのようにワインの評価者として、そのワインを言いたい時には、断定せざるを得ませんが、それが決して正しい訳では有りません。それが正しいのは自身に対してのみ・・なんですね。

 それでもこのワインは素晴らしいと思います。ヨハネス・ツィリンガーの他のアイテム同様、ピュアでナチュラル、基本ドライで、外向的素晴らしい果実が有り、見事なバランスを見せます。ビオ的なネガティヴさは全く有りません。それでいて、滅茶苦茶安い!・・今時有り得ないです。

 このワインはイチ推しにしたいと思います。是非ともガッツリ飲んでみてください!


2017 Velue Riesling
ヴェリュー・リースリング

14247
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

葡萄:リースリング
樹齢:35年栽培:25年有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い東向き丘陵最上部、
標高210メートル、石灰質、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、95%ステンレスタンク、5%のみアンフォラで果皮浸漬。23℃を越えないようにだけ温度管理
熟成:ステンレスタンク、4~6週間ごとにバトナージュ。

 ヴェルシュの付かないリースリング。完熟したグレープフルーツ、太く充実した香りでドイツ、アルザスで言われるぺトロール香は皆無。わずかな残糖、フレッシュで柔らかい酸味と熟したオレンジの協調。突き抜けるような伸びやかさで、天候と状態の良い年だったことを伺わせる。アタックは果実味が前面に出ていますが、中間から余韻にかけて天然の硬水のような張りが全体をまとめあげています。(2018年6月 サンプル試飲 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,290 (外税) 
【必飲です!「美味しいオーストリアワイン、飲んでみませんか?」・・滅茶苦茶美味しい!見事です!】
 「美味い!」

としか言いようの無い、見事なリースリングです。ドイツ系のリースリングのように線の細い感じは・・全くしません。勿論、太すぎる・・みたいなことも有りません。ヨハネス・ツィリンガーの他のワイン同様、非常にピュアでナチュラル、残糖は有ったとしても非常に少なく基本ドライです。ましてや揮発酸など全く有りません。なので、ビオファン以外の方にも大いにお勧めできます。

 そして何より・・この複雑性・・そしてその表現が素晴らしいです。張りのあるボディに漲るミネラリティは透明感に溢れています。基本、グレープフルーツ系果実に少し洋梨を加え、そこにレモンを垂らした感じのニュアンスですね。ボディはぷっくり。余韻も絶妙に長いです!

 当初、ヴェルシュ・リースリングが非常に美味しいので、そちらをリーズナブルクラスの主にしたいな・・と考えていたんですが、少しだけ高いヴェルシュの付かないリースリングがまた滅茶美味しいんで困っちゃいました。

 ドイツワインのように尖がっていないし、アルザスの村名リースリングのように糖分過多、もしくはグラマラス過ぎることも無く、マルセル・ダイスに比較すれば自称1級のグラスベルグクラスの仕上がりですよ。しかも単にミネラリティで硬すぎることも無く、しなやかさのある柔らかなミネラリティ。そこに希少金属系ミネラルからの細やかな表情・・・もうビックリです。

「これ、こんなプライスで・・良いので・・しょうか・・?」

 騙されてみてください。嘘は言いませんよ。自信が無けりゃそこまで言いませんので、

「美味しいオーストリアワイン、飲んでみませんか?」

 超お勧め、是非とも・・必ず・・飲んでみてください。無茶苦茶美味しいです!


2017 Revolution Natural Sparkling
レヴォリューション・ナチュラル・スパークリング

14248
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■Revolution レヴォリューション
 ナチュラルなワインは、毎日の生活を楽しくしてくれるものです。メインストリームからはかけ離れていますが、毎日を楽しむためのワインとしての私の答えがここにあります。短期間の果皮浸漬、ソレラ・システム、PIWIブドウ、ヴィンテージのブレンド、全て許され、何も禁じられていません。新しい味わいが開拓されました。飲む喜びの再定義です。ビバ!ラ・レヴォリューション!(革命万歳!)

アルコール度数10.5%キャップ:王冠
葡萄:グリューナー・ヴェルトリーナー85%、リースリング15%
樹齢:平均35年 栽培:30年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、秋季が冷涼で日照が強すぎないために、糖度に偏らない生理的成熟をもたらします。標高187M、砂岩質土壌。
醸造:天然酵母で自発的な発酵、ステンレスタンク50%、オーク樽・アカシア樽・アンフォラ50%。添加せずメソッド・アンセストラルで発酵。SO2添加せず。15%、古いヴィンテージを加える。
熟成:ステンレスタンク、オーク樽。濾過・清澄せず。瓶詰め前のSO2添加せず。

 中程度のガス圧(2.5バール)、気泡が柔らかくリリース当初よりも落ち着きを感じます。わずかに濁りのある明るいペールイエロー。噛みごたえのあるカリン、熟した洋ナシのようなストーンフルーツに甘い花の蜜が出てきています。口の中で柔らかいガスが広がり、溌剌とした柑橘系の酸味、果実味が混然とエキス状に感じられます。完全にドライで残糖に頼らなくともダイナミックな果実味による表現がとても楽しいワインです。(2017年6月 村岡)

 甘夏や金柑、レモンの潤いのある酸を持った柑橘系果実の香り。終盤に微かにミントの冷涼なハーブ香も感じます。レモンやグレープフルーツの澄んだ酸と、ミネラルを含んだ柔らかい甘味。余韻にレモングラスやミントのハーブティの華やかで爽やかな香りが鼻を抜けます。果実やハーブ、スパイスといった要素がギュッと詰まった味わいとなっております。(2018年7月 星野)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,490 (外税) 
【滅茶苦茶旨いです!・・ビオでコストがかかるからと言う理由だけで高価な、しかも揮発酸臭がとめどなくこみ上げてくるしょうも無いナチュラルワインとは一線を画します!素晴らしいカジュアル感です!】
 裏ラベルには「PET NAT」と書いていますんで、フランス的に言いたいのかな?・・などとも思ってしまいますよね。ペティアン・ナチューレの略でしょう。

 このペティアン、素晴らしい仕上がりです。もう、これを飲んでいただけましたら、ある種、ヨハネス・ツィリンガーのワインを理解できるんじゃないかと思えるくらい、色んなものを内包していると感じます。

 ドライだけれどもエキスが充実していて、酸による張りも有ります。何よりピュアで有り、そしてナチュラルさのあるスムースな、スピードの速いアロマに、柑橘、洋梨、花梨・・見事にフルーツが出て来ます。

 揮発酸に汚染されたペティアンは臭くてどうしようもないし、何よりフルーツ感が無いですよね。そんなニュアンスは皆無です。

 ガス圧はさほど高く無く、そして、

「・・えっ、これペティアンなの?」

と言いたくなってしまうほどには低すぎることは無く、舌の中ほどで(先っぽじゃなくて)そのピチピチした心地良いガスを感じることが出来ます。

 で、ほぼドライなんですが・・まぁ、測れば少しは残糖は出るんじゃないかと思う・・位の僅かな甘みは有るんでしょうね。その見事なバランスに「センス」を感じます。その、あるかもしれない残糖を酵素が食べてアルコールと炭酸ガスに変えたとしても、味わいを大きく損なう、崩すことにはならないレベルなんですね。

 非常に美味しいです!・・これは必飲だと思いますよ。ビオファンも、そうじゃないワインファンの方にも、絶対喜んでいただけると確信しています。是非飲んでください!超お勧めです!


N.V. Revolution Red Solera
レヴォリューション・レッド・ソレラ

14249
自然派
赤 フルボディ
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■Revolution レヴォリューション
 ナチュラルなワインは、毎日の生活を楽しくしてくれるものです。メインストリームからはかけ離れていますが、毎日を楽しむためのワインとしての私の答えがここにあります。短期間の果皮浸漬、ソレラ・システム、PIWIブドウ、ヴィンテージのブレンド、全て許され、何も禁じられていません。新しい味わいが開拓されました。飲む喜びの再定義です。ビバ!ラ・レヴォリューション!(革命万歳!)

ブドウ品種:レゲント50%、ロースラー30%、ツヴァイゲルト10%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%
(すべて2013年、2014年、2015年、2016年)
樹齢:平均25年 栽培:20年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、温暖で乾燥した南向き斜面、標高175M、粘土質とレス土壌
醸造:天然酵母で自発的な発酵、部分的に500リットルのアンフォラで果皮浸漬、除梗、開放したアンフォラで醸造、
パンチングダウンもポンピングオーバーも施さない。ソレラ・システム。
熟成:600リットルのアカシア樽、オーク、アンフォラなど。ソレラ・システム。

 エッジの色調は赤紫がはっきり、明らかに昨年の(2013-2015)ロットとの違いが見受けられる。白コショウのスパイス香から、紫蘇のようなフレッシュな香味、プラムやブルーベリーを思わせる完熟した果実とグラデーションのある香り。口に含むと若く細やかなタンニンが広がりますが、非常に軽快で霧散するように果実と共に広がります。ミディアムで重さを感じさせないタッチながら、全体の密度は決して軽くはなく呑み込んだことを忘れるような残像のある余韻。どこか最上級の日本ワインを想起させる面もあり、派手さとは対極ながら心に残る。(2018年10月 村岡)

 プルーンやダークチェリーの黒果実の香り。微かに野イチゴの持つ野性的でグリーンな印象も感じます。プルーンやイチヂクの綺麗な酸が残る果実味。タンニンは細かく、しっとりとしています。余韻には赤や白のコショウを連想させる若干のスパイス感も。滑らかで広がりのある味わいが特徴のワインです。(2018年10月星野)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,190 (外税) 
【複数年に渡るソレラ・システムで高密度かつ繊細、ボリューム感のあるオーストリアワインを生み出しています!・・ビックリ価格・・こんなんで良いの?】
2013年、2014年、2015年、2016年に渡る複数の品種を、自由な発想から仕上げた赤ワインです。まぁ・・細かいことはワインの写真の下に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 そして、この左のグラスの写真をご覧いただき、もしご自身の経験で、オーストリアの赤ワインをお飲みでしたら比較してみてください・・・って、そもそもそんな経験は少ないんじゃないかと思いますし、ボトルから光を透かせて見た色でさえ、

「すっきり通ってしまうはず」

ですよね?


 でも、どうです?・・見事なまでにしっかりした色合いじゃないですか!・・

「・・スーパータスカンか?」

みたいな色合いの深さを感じられると思うんですね。実際にも色合いは濃い目に分類されると思います。なので、今までのオーストリアの赤への印象は一旦捨ててください・・(^^;;

 この色合いから判るように、ピノ・ノワール系の味わいでは有りません。むしろボルドー系のワイン・・非常にドライなので、右岸系で甘さが無くて、非常にピュアでナチュラルなものが有ったとするなら、それは似ていると言えます。

 熟したタンニンと、少しむせるような赤い果実がたんまり・・感じられます。果皮の割合が高いワインで果汁が少な目ですね。ただし、単純に「一面的に濃い」のでは無くて、見事にグラデュエーションが感じられますので、しなやかささえ内包して感じられます。

 そしてアンフォラも部分使用している性も有るかと思いますが、締まって感じられたとしても、時間と共に要素をちゃんと解放してくれるんですよね。そして逃げて行かない・・ちゃんとそこにいる感じがします。

 イタリア系のワインの中には、当初は愛想が良いかな?・・と感じていても、いきなりそっぽを向かれてしまって帰ってこないことが有りますが、アンフォラでベクトル変換している性なのか、その辺の取り扱いは非常に楽です。

 そして何より・・この価格です!手間暇はかなり掛かりますし、味わいも素晴らしいです・・が、

「・・えっ?・・ビオ系で・・アンフォラも使ってて・・マジすか?」

と言うような価格ですよ。普段ならデイリーとしてご案内するところです。でも、今回は

「高級ワインとして」

ご案内させていただきます。


 まず、驚いてみてください。でもまぁ・・薄~い・・エレガント系が飲みたいと言うのであれば、お勧めはしませんが、

「 noisy も齢だから、淡いワインばかりお勧めされて困っちゃうな・・」

と思ってらっしゃる方には、見事に大当たりのはずです。


 勿論、淡い系がお好きな方にも、ちょっと脂身の有るお肉とかと一緒に飲んだら旨いと思いますし、濃い目でもシツコク無い味わいなので、容認していただけるはずです。

 非常にリーズナブルながら、物語の有るワインです。是非とも飲んでみてください。お勧めします。


2016 Numen Fume blanc
ヌーメン・フュメ・ブラン

14253
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2016】
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン 樹齢:30年
栽培:30年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゴッツェンドルフ、様々なハーブが共生、常にハーブが薫る。丘陵最上部、標高190メートル、砂岩質。
醸造:天然酵母で自発的な発酵、500リットルのアンフォラで果皮浸漬。圧搾後、100%樽発酵。温度管理せず。
熟成:バトナージュも澱引きもせずに600リットルのアカシア樽で16か月熟成。

 2015年と比べると鮮烈なグリーンノート、ハーブというよりはより実体感のあるカシスの芽、フキノトウのような香り。内側から滲み出るように熟した黄桃が立ち上がってきます。エキスたっぷりで若々しい酸とコントラストが美しい。完熟したグレープフルーツにアクセントとして清涼感ある香りが加わる。ダイナミックに口の中でうねり、広がりを見せる。ヨーグルト的な酸味を伴う長い余韻。(2018年4月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,290 (外税) 
【素晴らしいです!実に「オツな」味わい・・(^^;; そもそもフュメ・ブランはソーヴィニヨン・ブランなのかと考えさせられる見事なフュメぶりです!必飲の一つ!】
 何とも旨い・・心をくすぐる見事な味わいです。ワインって・・こうじゃないとね・・しっかり楽しませてくれますよ。

 そもそも「フュメ・ブラン」と言うのは「ソーヴィニヨン・ブラン」のこと・・と習うのが普通です。でも実は noisy的にはそうは考えて無くて・・いや、すみませんね~・・ソムリエ協会絡みの方とか、その筋の方は、

「・・あんた、何言ってんの?!」

と怒られそうですが、それでも、

「フュメ・ブランはソーヴィニヨン・ブラン」

みたいに頭の固い覚え方をしてしまうと、簡単に判るものも、また造り手が伝えようとしていることさえも受け取れない事態に陥るんじゃないかと。

 「フュメ」と言う言葉の中には、「香り」に関する部分に大いに関係してくる訳でして、直接的には特に「煙」とか「いぶされた」と言う意味が含まれています。

 それに、Fume には、それこそパフューム(Perfume)とかですね・・煙を出す、煙のもうもうとした、たばこの煙、たい肥を撒く、燻製にする・・などの直接的な意味が有ります。

 それをね・・ロバート・モンダビさんが造語で造ったとか、訳の判らん説明をされちゃいますと、もう・・へそを曲げちゃいますよ。あのディディエ・ダグノーだって、昔からのワインの名前として、

「ブラン・フュメ・ド・プイィ」

としてリリースしている訳で、決して「プイィ=フュメ」ではないんですね。


 つまり、フュメ・ブランと言うのはロワールの品種で有って、「煙っぽい」とか「燻された」とかのニュアンスの有る品種で、たまたまそれが遺伝学的に「ソーヴィニヨン・ブラン」であるとされているだけです。そこを知らずに単に

「フュメ・ブランはソーヴィニヨン・ブラン」

だけ頭の中に入っていても、何の意味も有りません。


 こちらは「フュメ・ブラン」による、正にフュメ・ブランっぽい煙や燻されたニュアンスの有る高品位な味わいのオーストリアの白です。

 実に複雑性の高い、ち密な味わいをしています。何かが口内でアチコチ動き回るような味わいでして、アチコチの味蕾が見事に時間差で刺激されます。

 美しい酸に裏打ちされた見事な構成です。滅茶苦茶深~い縦構造・・などとは申しませんが、

「こんなフュメ・ブランはフランスでも中々無いぞ!」

と言いたくなります。


 ディディエ・ダグノーのブラン・フュメは、美味しくなるのに時間を要しますが、こちらのニューメン(奈良名物ではありませんし、白石名物のうーめんでもありません)は、今から飲んでま~‥美味しいです。エキスの旨味、その拡がり、先ほどの味蕾への刺激、ノーズに抜けて行く高質なメロンや柑橘のアロマ・・そして何より、見事なまでにピュアでナチュラルです。ビオを名乗ることで許されると思っている自由からの「揮発酸」は微塵もないです。そして、アロマのスピード、柔らかさこそ、このワインの魅力です。

 こんなのばかりを飲んでいると、

「・・やっぱり白、旨いよなぁ・・赤、重いから飲みたくないな~・・」

などとも感じてしまいますよ。


 そうは言っても赤偏重の日本のワインの世界ですから、ヘタなことは言いませんが、この滅茶美味しいヨハネス・ツィリンガーのニューメン・フュメ・ブラン、是非とも味わってみてください。下手に臭いソーヴィニヨンには反対しますが、こんな美味しいフュメ・ブランには大賛成!頭で飲まず、身体で飲もう!・・と言いたくなる・・ん?・・逆か?・・とにかく飲んでみて下さい。お勧めします!


N.V. Revolution White Solera
レヴォリューション・ホワイト・ソレラ

14250
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

■Revolution レヴォリューション
 ナチュラルなワインは、毎日の生活を楽しくしてくれるものです。メインストリームからはかけ離れていますが、毎日を楽しむためのワインとしての私の答えがここにあります。短期間の果皮浸漬、ソレラ・システム、PIWIブドウ、ヴィンテージのブレンド、全て許され、何も禁じられていません。新しい味わいが開拓されました。飲む喜びの再定義です。ビバ!ラ・レヴォリューション!(革命万歳!)
ブドウ品種:リースリング(2013年、2014年、2015年、2016年、2017年)、ショイレーベ(2015年、2016年、2017年)、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー(2017年) 樹齢:平均35年 栽培:30年間有機無農薬、6年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、秋季が冷涼で日照が強すぎないために、糖度に偏らない生理的成熟をもたらします。
標高187メートル、東向き斜面、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、部分的に500リットルのアンフォラで果皮浸漬、ステンレスタンク、アカシア樽、アンフォラで醸造、ソレラ・システム。
熟成:600リットルのアカシア樽、オーク、アンフォラなど。ソレラ・システム。

 外観からわずかに乳白色の濁りが見受けられます。抜栓直後はわずかに還元的ですが、スワリングで解消されます。昨年の(2013-2016)に比べると香りは若く、柑橘系果実に浸漬に由来する果皮の風味が明確でレモネードや柚子を思わせます。口の中で遮蔽されることなくさらりと広がり、自由に果実が躍動します。様々な要素がランダムに表現され、若い酸味を収斂を伴う余韻へと収束していきます。昨年も感じましたが、これだけ多くの要素と変わったスペックながら誰でも楽しめる、難解さを感じさせない点は素晴らしいです。(2018年10月 村岡)

 白桃や熟れたグレープフルーツ、微かにパイナップルに似た酸の香りも感じます。レモンやライム、グレープフルーツのキュッと引き締まった酸。中盤から終盤にかけて続くミネラル感が、味わいに潤いを与えてくれます。余韻に白コショウ、ジンジャーやミントの冷涼な香りが鼻を抜けます。ふくらみのある味わいが特徴のワインです。(2018年10月星野)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,590 (外税) 
【・・すみません・・これはまだ手を出していません・・】
 いや~・・これ、3本しか買えなかったんですよ。ハンス・ツィリンガーの選曲が、「ガンズ&ローゼス パラダイス・シティ」と「グリーン・デイ レヴォリューション・レディオ」と言うものでして・・ご存知でしょうか。ガンズはご存知だとしてもグリーン・デイはね・・。こちらはパンク系ですが、

「しっかりレヴォリューションと言う言葉が入っている」

ので、そんな選択なのかもしれません。


 まぁ、飲まなければならないワインが山ほどありますし、3本しかないと言うことで・・後でいいかと思っていたら間に合わなくなってしまった訳です。

 他のヨハネス・ツィリンガーのアイテムが本当に素晴らしいので、ご興味のある方もいらっしゃると思います。是非挑戦してみてください。次のヴィンテージのため、飲めるようなら飲みます。


2013 Numen Chardonnay
ニューメン・シャルドネ

14251
自然派
白 辛口
オーストリア
ニーダーエステライヒ
ヴァインフィアテル
ヨハネス・ツィリンガー

ヴィンテージ【2013】
ブドウ品種:シャルドネ 樹齢:35年 栽培:30年間有機無農薬、5年間ビオディナミ
畑・土壌:フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く暑く乾燥した区画。南向き斜面、標高185メートル、砂岩質
醸造:天然酵母で自発的な発酵、1000リットルのアンフォラで果皮浸漬。圧搾後、50%アカシア樽、50%アンフォラで発酵。熟成:アンフォラで7か月果皮浸漬。600リットルのオーストリア産オーク樽で16か月熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,750 (外税) 
【フリウーリ=ヴェネツィア=ジュリアの漬け込み系白の大御所たちもヤキモチを焼くに違い無いレベルです!凄い出来!】
 申し訳ないが個人的な感想として言わせて貰えば、

「ラディコン、グラヴナー、ラ・カステッラーダも真っ青!」

と言うレベルです。


 最近のグラヴナーは葡萄の仕上がりそのものをワインに転嫁し切れているのだろうか?・・と言う疑問はさておき、このオーストリアのヨハネス・ツィリンガーのニューメン・シャルドネ2013 の仕上がりは凄いです。

 ただし、

「判ろうとする方だけ・・飲んでください」

とお伝えしておきましょう。


 勿論、酢酸や揮発酸は無し、アヴァンギャルドな部分など有りませんから、

「・・なんとなくオレンジワイン系に見える」

ことにためらいが無ければ、少なくとも、美味しいと思っていただけるでしょう。


 色合いから伺える「酸化」のニュアンスは・ほんの僅かだけ・・アロマの中に有ります。ですが勿論、「臭い」と言うレベルでは有りませんし、それが時間と共に成長することも無く、やがて判らなくなるか、最初から判らないかのどちらかです。

 そして・・敏感な方はその酸化の僅かなニュアンスをかき分ければ・・、それほど敏感では無い方ならすぐに・・

「ピュアで高品位な若々しいフルーツのアロマ」

に辿り着くでしょう。まぁ、言ってしまえばフリウーリ=ヴェネツィア=ジュリアの大御所さんたちの、こういった漬け込み系の白の酸化の度合いはもっと判りやすいです。

 そして、見事に集中しているエキスには、蜜や花、果実、鉱物の複雑なアロマと味わいが滅茶含まれていて、適度に膨らむ中域、酸バランスの良さ、余韻の長さと美しさには、白ワインの頂点に君臨するワインたちと同類のものを感じます。

 いや・・noisy がこんな色系のワインを滅茶褒めることは少ないですよ。それ位、このワイン・・素晴らしいと認識しました。

 そして何よりもこのシャルドネ、マリアージュがしやすいです。フランスの高級シャルドネは時に出しゃばり過ぎじゃないかとさえ感じてしまいます。

 勿論ですが、コート・ド・ボーヌのシャルドネも美味いですよ。でもそこから全く抜け出せないと言うのもどうなのかとも思います。むしろ、

「数歩先にはこんなシャルドネが見えているはず!」

だとさえ感じます。


 素晴らしいシャルドネです。このワインにハンス・ツィリンガー選曲のビデオが無かったことが残念です。でも造り手紹介の下部にあるリンクから、是非Youtubeのビデオもご覧ください。結構にバラエティ感のある選択でした。勿論、この素晴らしいシャルドネも飲んでみてくださいね。超お勧めです!・・でも数が有りません。申し訳ありません。