
普通の水煮が大人気で在庫切れ、間違えてしまいそうで扱わなかった「味噌煮」なら有るとのことで急遽仕入れた 木の屋石巻水産さんの金華さばの味噌煮 です。
マツコの知らない世界で紹介されたのはこの「味噌煮」だったんですが、「水煮」がめちゃ美味しくてね・・。何せ、テレビで紹介されるより前から扱っていたので、
「水煮で充分旨いんだから・・」
と、そのまんまにしていたんですね。
「在庫が無くなったらまた頼もう」
と言うような仕入れをしていたんですが、世の中はもっと先に進んでいたんですね~。
今日(2018.06.27)の朝日新聞朝刊には、サバの缶詰が大人気で、ついにツナ缶の出荷量を抜いたと・・そして余りの人気に生産が追い付かないと、書いてありました。
そうなんですよ。なので「金華サバ」と言うブランドですんで、水煮も今年の冬頃までリリースできないそうです。
それに、一時のように大量に獲れないようで、苦労しているようです。
ようやく「味噌煮」が届いたので、南部美人の「あわさけ」(シャンパーニュタイプ?)と合わせてみました。
小さな缶詰ですがお皿に盛っている量が一缶に入っています。非常にあっさりした味付けで、ふくよかな油と繊細な身、そしてコリコリっと歯ごたえのある骨の味わいが良いですね~。
サバの水煮は好きなんですが、味噌煮は味が濃くて「いまいち」好きなほどでは無かった noisyですが、
「これは美味い・・」
と感じました。カミさんも「味噌煮はキライ」などと申しておりましたが、無理やり口に突っ込むと・・
「。。美味しいじゃん!」
ま~・・食わず嫌いを直すのは大変です。でも知り合ったころは魚全般、受け付けなかったですからね~。30年以上前の話しですけどね~。しっかり魚好きに育てました。・・んなことはど~でも良かったですね。
なので、いつ品切れするか判らない状況です。新ものは新もので美味しいと思います・・サイズはもっと大きいようですよ。なのでそれも楽しみですが、
「気軽に開けられてそのままでも美味しい!」
「DHAやEPAが簡単に取り入れられる!」
と言うメリットも有ります。是非「金華サバ」の味噌煮・・ご堪能ください。あ、タレも美味しいので、何かに使ってくださいね!
以下は金華サバ水煮のレヴューです。
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【これは相当旨いです!適度に乗った油、塩分は控えめ、香り良く繊細、グルメな味わいです!】
カレイの縁側も旨いし鯨のアヒージョ、大和煮も滅茶美味しいですが、実はこの木の屋石巻水産さんの看板はこの「
金華さばの水煮」なんですね~。道理で完成度が高い訳だと・・妙に納得してしまう味わいでした。
高さ45mm、直径85mmほどの缶詰に、noisy が開けた個体は、三分割された金華サバが入り、円周の隙間に身を差し込んだような感じでビッシリ入っていました。2~3人で食べるのにちょうど良い分量です。
普通のサバのようにパサパサしていないし、また、脂っこ過ぎないので、繊細なサバの味わいを閉じ込めたような感触を受けます。塩もキツク無く、本当に水だけで煮ているように思います。
汁にはサバから出たと思われる油が少々浮いている感じです。繊細な白ワインにはピッタリ!・・の味わいでした。ちょうど、モンテリー・ドゥエレ=ポルシュレのムルソー1級レ・サントノと合わせましたが、余りに美味しいので舞い上がってしまい、せっかく綺麗にお皿に盛りつけたのに写真を撮らなかったようで、探しても有りませんでした。すみません・・。
骨も有りますが、しっかり煮込まれているので、ホロホロと崩れる・・感じまでは行かないにせよ、適度な食感を感じながら砕けます。良い感じにカルシウム分の補給も出来そうです。
また、皮の周りや腹の部分の、身の他の部分よりも脂分の多いところもまた・・実に「乙な味」でして、
「トロッ」
としてて実に旨い!
醤油を垂らしても美味しいでしょうし、ツナ缶のようにマヨネーズも良いかな・・と思うんですが、青ネギを散らす程度に「元のまま」、とりあえず食べて欲しいなぁ・・と思います。この味付けは絶妙です。
金華沖で獲れた銘柄サバの金華サバを石巻の港まで運び、即調理したと思われる缶詰です。ちょっと・・はまりそうな味わいです。
「缶詰のサバ~?・・いらんわ~・・そんなん・・」
と思われるかもしれませんが、これはグルメな缶詰です!ぜひともご検討くださいませ。滅茶美味しいです!