メゾン・ジョセフ・ドルーアン
ジョセフ・ドルーアン
フランス Maison Joseph Drouhin ブルゴーニュ
● ジョセフ・ドルーアンです。noisy はかなり好みな方なんですが、皆さんはイマイチ、イメージが沸かないのか、昔によほど酷い目に遭ったのか・・。ワインは至極上出来で、コンディションさえ良ければとても素晴らしいですよ。
● 2005 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【おそらくジョセフ・ドルーアン史上最高評価に並ぶレ・フォラティエールです!】 <--これは2010年もののレヴューです。2005年もののレヴューが見当たりませんでした・・
noisy も若いころは、仕事を抜け出しちゃアチコチのエージェントさん主催のテイスティング会やイベントに出没しては、ワインのテイスティングをしたり、アチコチに呼ばれては、様々なワインを飲ませて貰ったりしていました。今ではすっかりそんなこともしなくなりました・・と言うよりも、
「出掛ける時間が無い・・」
ので、
「自分で開けるしかない・・」
と言うような環境になってしまっています。
まぁ、自分で販売するワインを出来るだけちゃんと知っておきたい、外観からのチェックだけでは無く実際に飲んでコンディションもチェックしたい・・と言う意味からは、その方が良い訳です。
そんなこんなですから、この「メゾン・ジョセフ・ドルーアン」についてもそれなりに知っていまして、海外のエージェントさんが持ち込んだボトルは随分美味しいのに、日本の代理店ものには「?」を付けなくてはならない場合が多かった訳です。
昔は「雪印」さんの子会社さんがエージェントさんでして、一時は「?」を付けていたものでしたが、だいぶ良くなったかな?・・と判断してお取引も開始したものの、幾らも時間が経たない内に会社も無くなってしまったようで、全く連絡が付かなくなってしまいました。
その後は現在も続いているエージェントさんですが、途中で買収されたようですし、今現在のことは余り知りません・・が、雪印さんの後にジョセフ・ドルーアンのエクスクルーシヴを得たものの・・ちょっとね・・。こりゃぁ扱うのは無理・・と判断したまま今に至っている訳です。・・まぁ、そのことについては当時の担当にキッチリ突っ込んでます。彼らもそれは認めていましたしね。
その昔はアチコチ出歩いてチェックしていましたので、お取引の無いエージェントさんのワインもチェックできましたが、今は出歩かないので、その時にコンディションや扱いの判断をしたまんまになっているので、よほど何かの機会でも無いと、その印象を覆すことにはならないんですね。
なので、現在の正規品のコンディションや扱いについては「?」としか言えませんが、海外の好評価の割りには、日本のワインファンの受けはイマイチのようですので、まぁ・・そう言うことなんだろうか・・な?・・と思っているだけです。
ワインのインポーターさんは、規模が大きくなればなるほど、自分の会社のワインのコンディションや扱い方、オペレーションに自信を持っているクセに、他の会社のワインについてはほとんどの方がほぼ知りませんし、倉庫のオペレーションについても何も知ろうともしません・・いや、そう言う方が多いです。
なので、「リーファー使用」と言いながら「コンテナ容積いっぱいに詰め込んで輸入」などと笑えない冗談みたいなことを平気でやってますし、「当方の倉庫はxx度の定温倉庫で万全だ」と自信たっぷりに言いながら、
「午前の始業後に倉庫の扉をオープンしたまま正午まで開けっ放し、昼休みの間は締め切り、午後の始業後に扉を解放したまま終業まで開けっ放し」
な場合が非常に多いです。それだけ大きな温度変化をワインに毎日与えていても、「低温倉庫で万全の管理」をしているとのことなんですね。
それもまぁ・・まだマシかもしれません。リーファー使用と言いながら平気でドライで持って来ているところも有りますしね。多いですよ・・いや、直近のことはチェックしてないので判りませんが、ワインを飲ませて貰えば変わっていないことなどはすぐ判ります。
で、今回のご紹介の「レ・フォラティエール」もブローカー仕入れです。価格がとんでもなく安いので判るかな・・とは思いますがコンディションも良く、通常の2/3以下のプライスですし、
「レ・フォラティエールとしてもほぼ最安値!」
と言うことになります。
ジョセフ・ドルーアン自体はこの畑は持っていないようでして、常々「ドメーヌ・ポール・ペルノー」から生産量の3/4を仕入れていると伝わっています。
まぁ、それだけでは足りないでしょうから、他からも購入しているのでしょう。それを仕立ててリリースしている訳です。
noisy もちょっと前になりますが、2005年のレ・フォラティエールをこの2/3位のプライスでご紹介していました。安かったですし、味わいも優れていたと思います。
今回の2010年はタンザー93Points、エンスージャスト94Points と、正にピュリニー1級の定位置とも言える評価を得ています。こってり、たっぷり、ゴージャス・・と言った表現が似合うワインですし、比較的早熟と言えますから、
「そろそろ飲んで良いタイミング!」
じゃないかな?と思います。
本当は飲んで案内するつもりだったんですが、これ・・飲んじゃうと価格的に面白く無くなってしまいそうなので、また、余りにも今月は入荷のペースが速いので、思い留まっています。
この季節、ボーヌのシャルドネは最高に旨いです。気温や室温が自然に品温を上げてくれますから、昇華熱的にワインが開く方向に行き易いのも一因かと思います。是非ピュリニーならではの濃厚さ・・そろそろ出て来ている頃だと思いますよ・・お楽しみいただければと思います。ご検討くださいませ。
● 2014 Puligny-Montrachet 1er Cru Clos de la Garenne
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ
【クロ・ド・ラ・ガレンヌ・・・旨いですよねぇ・・今回はソゼさんの17年ラ・ガレンヌも有りますので是非比べてみて下さい。】
以前から「クロ・ド・ラ・ガレンヌとラ・ガレンヌは違う区画」と言って来ましたが、そんなことはどうでも良いのか判りませんが、今ひとつ反応が薄い・・。それもお客様に限らず、エージェントさんから、
「クロ・ド・ラ・ガレンヌがどうの・・」
とのたまうので、
「ん、シャン・カネのとこね・・」
と返すと、
「いえ・・ラ・ガレンヌですよ」
と来るので、
「・・だから・・そうじゃなくて・・」
と、相当に相手が面倒くさく思うに違いない部分に火を付けておくことにしている訳です。そう言うこと・・畑がどうのこうの、この造り手はどうのこうのと・・言う割りには、全然理解していないし、飲んでもいないから比較テイスティングさえしたことも無い訳です。
年寄りの冷や水はその辺にして・・?・・、やはりラ・ガレンヌとクロ・ド・ラ・ガレンヌではちょっと違うんですね。言ってしまえばラ・ガレンヌは美味しいけれどやや緩い・・クロ・ド・ラ・ガレンヌはシャン・カネ内の小区画で微細な表現が有り、しかもより凝縮した美味しさを持っています。なので、
「同じラ・ガレンヌだと思ってしまうのは絶対にダメ・・」
なんですね。・・まぁ、飲めば誰でも判る訳ですから・・はい・・飲んでみて下さい。出来れば覚えている近々にラ・ガレンヌも・・。あとは造り手が異なるとか、ヴィンテージが違うとかの部分をあれこれすると、結構に紐解けてくると思います。
また、ジョセフ・ドルーアンは日本ではあまり人気が有りませんが・・以前のエージェントさんの責任でしょうが・・、上級クラスはルイ・ジャドにも劣りませんし、ドメーヌものにしてもネゴスものにしても、相当素晴らしいです。
2014年ものは、アドヴォケイトが93~95ポイント、ティム・アトキン氏は94ポイントと素晴らしい評価です。そろそろ飲んでも良いんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。
以下はジョセフ・ドルーアンのレ・フォラティエールのレヴューです。
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【おそらくジョセフ・ドルーアン史上最高評価に並ぶレ・フォラティエールです!】
noisy も若いころは、仕事を抜け出しちゃアチコチのエージェントさん主催のテイスティング会やイベントに出没しては、ワインのテイスティングをしたり、アチコチに呼ばれては、様々なワインを飲ませて貰ったりしていました。今ではすっかりそんなこともしなくなりました・・と言うよりも、
「出掛ける時間が無い・・」
ので、
「自分で開けるしかない・・」
と言うような環境になってしまっています。
まぁ、自分で販売するワインを出来るだけちゃんと知っておきたい、外観からのチェックだけでは無く実際に飲んでコンディションもチェックしたい・・と言う意味からは、その方が良い訳です。
そんなこんなですから、この「メゾン・ジョセフ・ドルーアン」についてもそれなりに知っていまして、海外のエージェントさんが持ち込んだボトルは随分美味しいのに、日本の代理店ものには「?」を付けなくてはならない場合が多かった訳です。
昔は「雪印」さんの子会社さんがエージェントさんでして、一時は「?」を付けていたものでしたが、だいぶ良くなったかな?・・と判断してお取引も開始したものの、幾らも時間が経たない内に会社も無くなってしまったようで、全く連絡が付かなくなってしまいました。
その後は現在も続いているエージェントさんですが、途中で買収されたようですし、今現在のことは余り知りません・・が、雪印さんの後にジョセフ・ドルーアンのエクスクルーシヴを得たものの・・ちょっとね・・。こりゃぁ扱うのは無理・・と判断したまま今に至っている訳です。・・まぁ、そのことについては当時の担当にキッチリ突っ込んでます。彼らもそれは認めていましたしね。
その昔はアチコチ出歩いてチェックしていましたので、お取引の無いエージェントさんのワインもチェックできましたが、今は出歩かないので、その時にコンディションや扱いの判断をしたまんまになっているので、よほど何かの機会でも無いと、その印象を覆すことにはならないんですね。
なので、現在の正規品のコンディションや扱いについては「?」としか言えませんが、海外の好評価の割りには、日本のワインファンの受けはイマイチのようですので、まぁ・・そう言うことなんだろうか・・な?・・と思っているだけです。
ワインのインポーターさんは、規模が大きくなればなるほど、自分の会社のワインのコンディションや扱い方、オペレーションに自信を持っているクセに、他の会社のワインについてはほとんどの方がほぼ知りませんし、倉庫のオペレーションについても何も知ろうともしません・・いや、そう言う方が多いです。
なので、「リーファー使用」と言いながら「コンテナ容積いっぱいに詰め込んで輸入」などと笑えない冗談みたいなことを平気でやってますし、「当方の倉庫はxx度の定温倉庫で万全だ」と自信たっぷりに言いながら、
「午前の始業後に倉庫の扉をオープンしたまま正午まで開けっ放し、昼休みの間は締め切り、午後の始業後に扉を解放したまま終業まで開けっ放し」
な場合が非常に多いです。それだけ大きな温度変化をワインに毎日与えていても、「低温倉庫で万全の管理」をしているとのことなんですね。
それもまぁ・・まだマシかもしれません。リーファー使用と言いながら平気でドライで持って来ているところも有りますしね。多いですよ・・いや、直近のことはチェックしてないので判りませんが、ワインを飲ませて貰えば変わっていないことなどはすぐ判ります。
で、今回のご紹介の「レ・フォラティエール」もブローカー仕入れです。価格がとんでもなく安いので判るかな・・とは思いますがコンディションも良く、通常の2/3以下のプライスですし、
「レ・フォラティエールとしてもほぼ最安値!」
と言うことになります。
ジョセフ・ドルーアン自体はこの畑は持っていないようでして、常々「ドメーヌ・ポール・ペルノー」から生産量の3/4を仕入れていると伝わっています。
まぁ、それだけでは足りないでしょうから、他からも購入しているのでしょう。それを仕立ててリリースしている訳です。
noisy もちょっと前になりますが、2005年のレ・フォラティエールをこの2/3位のプライスでご紹介していました。安かったですし、味わいも優れていたと思います。
今回の2010年はタンザー93Points、エンスージャスト94Points と、正にピュリニー1級の定位置とも言える評価を得ています。こってり、たっぷり、ゴージャス・・と言った表現が似合うワインですし、比較的早熟と言えますから、
「そろそろ飲んで良いタイミング!」
じゃないかな?と思います。
本当は飲んで案内するつもりだったんですが、これ・・飲んじゃうと価格的に面白く無くなってしまいそうなので、また、余りにも今月は入荷のペースが速いので、思い留まっています。
この季節、ボーヌのシャルドネは最高に旨いです。気温や室温が自然に品温を上げてくれますから、昇華熱的にワインが開く方向に行き易いのも一因かと思います。是非ピュリニーならではの濃厚さ・・そろそろ出て来ている頃だと思いますよ・・お楽しみいただければと思います。ご検討くださいませ。
● 2010 Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
【おそらくジョセフ・ドルーアン史上最高評価に並ぶレ・フォラティエールです!】
noisy も若いころは、仕事を抜け出しちゃアチコチのエージェントさん主催のテイスティング会やイベントに出没しては、ワインのテイスティングをしたり、アチコチに呼ばれては、様々なワインを飲ませて貰ったりしていました。今ではすっかりそんなこともしなくなりました・・と言うよりも、
「出掛ける時間が無い・・」
ので、
「自分で開けるしかない・・」
と言うような環境になってしまっています。
まぁ、自分で販売するワインを出来るだけちゃんと知っておきたい、外観からのチェックだけでは無く実際に飲んでコンディションもチェックしたい・・と言う意味からは、その方が良い訳です。
そんなこんなですから、この「メゾン・ジョセフ・ドルーアン」についてもそれなりに知っていまして、海外のエージェントさんが持ち込んだボトルは随分美味しいのに、日本の代理店ものには「?」を付けなくてはならない場合が多かった訳です。
昔は「雪印」さんの子会社さんがエージェントさんでして、一時は「?」を付けていたものでしたが、だいぶ良くなったかな?・・と判断してお取引も開始したものの、幾らも時間が経たない内に会社も無くなってしまったようで、全く連絡が付かなくなってしまいました。
その後は現在も続いているエージェントさんですが、途中で買収されたようですし、今現在のことは余り知りません・・が、雪印さんの後にジョセフ・ドルーアンのエクスクルーシヴを得たものの・・ちょっとね・・。こりゃぁ扱うのは無理・・と判断したまま今に至っている訳です。・・まぁ、そのことについては当時の担当にキッチリ突っ込んでます。彼らもそれは認めていましたしね。
その昔はアチコチ出歩いてチェックしていましたので、お取引の無いエージェントさんのワインもチェックできましたが、今は出歩かないので、その時にコンディションや扱いの判断をしたまんまになっているので、よほど何かの機会でも無いと、その印象を覆すことにはならないんですね。
なので、現在の正規品のコンディションや扱いについては「?」としか言えませんが、海外の好評価の割りには、日本のワインファンの受けはイマイチのようですので、まぁ・・そう言うことなんだろうか・・な?・・と思っているだけです。
ワインのインポーターさんは、規模が大きくなればなるほど、自分の会社のワインのコンディションや扱い方、オペレーションに自信を持っているクセに、他の会社のワインについてはほとんどの方がほぼ知りませんし、倉庫のオペレーションについても何も知ろうともしません・・いや、そう言う方が多いです。
なので、「リーファー使用」と言いながら「コンテナ容積いっぱいに詰め込んで輸入」などと笑えない冗談みたいなことを平気でやってますし、「当方の倉庫はxx度の定温倉庫で万全だ」と自信たっぷりに言いながら、
「午前の始業後に倉庫の扉をオープンしたまま正午まで開けっ放し、昼休みの間は締め切り、午後の始業後に扉を解放したまま終業まで開けっ放し」
な場合が非常に多いです。それだけ大きな温度変化をワインに毎日与えていても、「低温倉庫で万全の管理」をしているとのことなんですね。
それもまぁ・・まだマシかもしれません。リーファー使用と言いながら平気でドライで持って来ているところも有りますしね。多いですよ・・いや、直近のことはチェックしてないので判りませんが、ワインを飲ませて貰えば変わっていないことなどはすぐ判ります。
で、今回のご紹介の「レ・フォラティエール」もブローカー仕入れです。価格がとんでもなく安いので判るかな・・とは思いますがコンディションも良く、通常の2/3以下のプライスですし、
「レ・フォラティエールとしてもほぼ最安値!」
と言うことになります。
ジョセフ・ドルーアン自体はこの畑は持っていないようでして、常々「ドメーヌ・ポール・ペルノー」から生産量の3/4を仕入れていると伝わっています。
まぁ、それだけでは足りないでしょうから、他からも購入しているのでしょう。それを仕立ててリリースしている訳です。
noisy もちょっと前になりますが、2005年のレ・フォラティエールをこの2/3位のプライスでご紹介していました。安かったですし、味わいも優れていたと思います。
今回の2010年はタンザー93Points、エンスージャスト94Points と、正にピュリニー1級の定位置とも言える評価を得ています。こってり、たっぷり、ゴージャス・・と言った表現が似合うワインですし、比較的早熟と言えますから、
「そろそろ飲んで良いタイミング!」
じゃないかな?と思います。
本当は飲んで案内するつもりだったんですが、これ・・飲んじゃうと価格的に面白く無くなってしまいそうなので、また、余りにも今月は入荷のペースが速いので、思い留まっています。
この季節、ボーヌのシャルドネは最高に旨いです。気温や室温が自然に品温を上げてくれますから、昇華熱的にワインが開く方向に行き易いのも一因かと思います。是非ピュリニーならではの濃厚さ・・そろそろ出て来ている頃だと思いますよ・・お楽しみいただければと思います。ご検討くださいませ。
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