ミニエール F&R
ミニエール F&R
フランス Miniere F et R シャンパーニュ
● そろそろ引退を考えているらしいジャック・セロスにも多くのお弟子さんがいらっしゃいますが、このフレデリックとロドルフの兄弟が造るシャンパーニュをご紹介させていただきます。ミニエール・F&Rです。
何と、ランスよりも北!のシャンパーニュですよ。大昔、ワインの勉強をしていた頃、
「シャンパーニュはランスの南のモンターニュ・ド・ランスから・・」
と言う念仏みたいな言葉を覚えています。そもそも、Reims で、
「何でランスと読むのよ!・・読めんだろ!」
みたいに怒りが沸いたものですが、安易にそのまま読めないと言う事実が、Reims = ランス と覚えさせ、シャンパーニュは北のランスからはじまるから、
「その北は無いもんだ」
とばかりに思い込んでいた訳ですね。
それでも、どうやらヴーヴ・クリコの何パーセントかは、このミニエールが納めていた葡萄で造られていた訳ですから、
「如何に間違った情報、もしくは勝手に歪曲してしまって信じていたか・・」
と言うことなんですね。
で、騙されたと思って飲んでみると、結構に良いどころか、見所、推し処の多い、美味しいシャンパーニュだったんですね・・。ほんと、世の中って、怖いですね~・・。

ミニエールはジャック・セロスでの修行を経て家業を継承したフレデリックとロドルフの兄弟が、2007 年からシャンパーニュ造りをスタートしたレコルタンです。ドメーヌではセロスから大きな影響を受けた樽発酵・樽熟成、ノンマロ、少ないドザージュを基本とし、ヴィエイユ・ヴィーニュのブドウによるリュー・ディの表現、そしてNV キュヴェでも5~6 年、ミレジメに至っては10年あるいはそれ以上の長期熟成を経てから飲み頃を迎えたものをリリースするという芸術的シャンパーニュ造りを行っています。畑は1960~70 年代初めに植樹された古木が主体で、収量は極めて低く、ドメーヌ全体の年間の総生産量は2万8千本程度という少なさです。
ミニエールのシャンパーニュは、ニューヨークの三ッ星イレヴン・マジソン・パークや、ナパの三ッ星メドウッド、ソノマの三ッ星シングル・スレッド、ランスの三ッ星ラシエット・シャンプノワ、同じく二つ星レ・クレイエールなどの最高峰グラン・メゾン、そして、現代的ワインの圧巻の品揃えで知られるNY のラシーヌなどで、セロスやセドリック・ブシャールなどの超一流のグローワー達に堂々と肩を並べてオンリストされています。酸化的なニュアンスを含めて全体のバランスが取れ、シームレスでモダンなタッチを備えたミニエールのシャンパーニュは、今、世界のシャンパーニュ愛好家が探し求める現代的シャンパーニュの1つです。
醸造について
ドメーヌでは長年ブドウをヴーヴ・クリコやニコラ・フィアットなどのネゴシアンに売却していました。現在でもドメーヌで醸造しているのは8 ヘクタールの所有区画のうちの1/4 の僅か2ヘクタール分にしか過ぎません。シャンパーニュの醸造を自前で行いい、販売せずに長期間ストックしておくことは小さなドメーヌにとって難しいことです。このため、ドメーヌの残りの6 ヘクタールで栽培されたブドウは、ブドウもしくは果汁の形で、ニコラ・フィアットなどのネゴシアンに売却されています。今後の中期的な目標は、ヴィエイユ・ヴィーニュの5 ヘクタールの区画のブドウを全てドメーヌで醸造することです。ドメーヌのワインは全て樽で醸造されます。ドメーヌのワインの異なる特徴を引き出すために、また、シャンパーニュのエスプリにとって極めて大切なアッサンブラージュを複雑にするために、樽の容量や原産地、樽の年などは多種多様です。圧搾後、マストは発酵のためにバリックに入れられます。その後、シュール・リーの状態で定期的にバトナージュを施しながら8ヶ月間熟成されます。セラーでの長い熟成後もワインのフレッシュ感を保持するために、マロラクティック発酵は行いません。ティラージュ後、ワインは最低でも5 年から6 年、ミレジメに関しては10 年あるいはそれ以上の期間、ドメーヌのセラーでゆっくりと時間を掛けて熟成させてからリリースされます。このゆっくりとしたマチュラシオン・シュール・リーによってワインが完全に花開き、消費者に最大限の喜びを提供することができるのです。
リュー・ディについて
ドメーヌのキュヴェを造るために選別したリュー・ディは、全てエルモンヴィルにあります。リュー・ディのブドウ木の樹齢は15 年から65 年と多様ですが、平均樹齢は45 年です。ヴィエイユ・ヴィーニュを永続させるため、また最高品質のブドウを得るために、段階的に傷んだブドウ木の植え替えを進めています。ドメーヌでは以下のリュー・ディが所有しています。
LES FAUVAGNES レ・フォーヴァーニュ
1968 年、1969 年植樹のピノ・ムニエ、1962 年植樹の自根のピノ・ムニエ
LES ROSIERES レ・ロジエール
1974 年植樹の自根のピノ・ノワールとピノ・ムニエ、1973 年植樹のシャルドネ
LES GRANDS BLANCS レ・グラン・ブラン
1964 年植樹のシャルドネ、1965 年植樹の自根のシャルドネ
LES MOINEAUX レ・モアノー
1963 年、1969 年、1971 年植樹のピノ・ムニエ
1981 年植樹のピノ・ムニエ、1963 年植樹のシャルドネ
LES FOSSELLES レ・フォセル
1975 年植樹のピノ・ノワール、2003 年植樹のシャルドネ
LES VOIRMISSA レ・ヴォワミサ
1949 年、1967 年植樹のピノ・ムニエ
1968 年植樹のピノ・ノワール、1972 年植樹のシャルドネ
● 2016 Champagne Franc de Pied Brut (Nature Non Dose)
シャンパーニュ・フラン・ド・ピエ・ブリュット(・ナチュール・ノン・ドゼ)
【激レアです!なんと・・レ・フォヴァーニュ、レ・ロジエール、レ・グラン・ブランモワノーの接ぎ木していない3つの畑の葡萄をセレクトして仕込んだ、たった2樽強のキュヴェが有ったとは!!】
いや~・・フラン・ド・ピエですよ~・・。ボランジェのヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズだったら一体いくらになっているのか、調べる気にもならないですが・・いや、ふんわりとして気品が有って・・めちゃ美味しかったですけどね・・飲んだのはもう・・ずいぶんと昔の話しです。
で、インポーターさんのドメーヌ説明には記載が有るんですが、テクニカルでは・・
「フラン・ド・ピエの3つの畑・・」
と・・さら~っと流してくれたので、仕方なく色々と調べてみました。(実は後から届いた最新のテクニカルには詳細が出ていました。早まりました・・)
そうしますとミニエールのホームページを発見!・・で、こんな感じでした。
https://www.champagne-miniere.fr/en/accueil
・les FAUVAGNES
Parcels of Meunier.Origin 1968 and 1969
Ungrafted Meunier 1962
・les ROSIÈRES
Parcels of ungrafted Meunier and Pinot Noir 1974
Chardonnay 1963
・les GRANDS BLANCS
Parcels of Chardonnay 1964
Ungrafted Chardonnay 1965
・les MOINEAUX
Parcels of Meunier 1963. 1969. 1971
Pinot Noir 1981
Chardonnay 1963
・les FOSSELLES
Parcels of Pinot Noir 1975
Chardonnay 2003
・les VOIRMISSA
Parcels of Meunier 1949. 1967
Pinot Noir 1968
Chardonnay 1972
・la COUTURELLE
Parcels of Meunier 1986.1987.1988.1989.1990.1992.1993
Pinot Noir 2002
ungrafted と言うのは「接ぎ木なし」と言う意味ですので、フラン・ド・ピエの樹です。
で、インポーターさんの新しいテクニカルが突然届きまして、その内容を見てみましたら・・
「レ・グラン・ブランの1965年植樹のシャルドネではなく、(ホームページに記載の無い)レ・モワノーの1973年植樹のシャルドネが正解」
と言うことなんですね・・。なんてこったい・・(^^;;
まぁ・・と言うことは・・ですね・・このミニエールのリューディ・シリーズには、
「まだ未発表のキュヴェが出て来そう!・・レ・グラン・ブランの自根のブラン・ド・ブラン!?」
と・・想像してしまいました。お楽しみに・・!
で、フィロキセラにつきましてもう少し説明しますと、1900年ごろに蔓延した根に付くアブラムシ、フィロキセラが葡萄の樹の根を食い荒らし、耐性の無いフランスの樹が絶滅しかけたんですね。
で、その対策としまして、フィロキセラに耐性を持っていたアメリカ産の台木にフランスの樹を接ぎ木したのが始まりで、グラフテッドがフランスの葡萄の標準になった訳です。
でも極一部、表土近くが砂地の畑とか、囲まれている、もしくは岩などでフィロキセラが入り込めない畑は奇跡的にアングラフテッドが今も残っているんですね。ですので、
「非常に希少!」
です。
そして調べてみて改めて見てみますと、
「めっちゃ古木ばかり!」
ですね~・・50年以上がザラです。そして2人はセロスで働いていたわけですから・・そりゃぁ・・美味しい訳だと・・。
まぁ、ようやっといただけた非常に希少なシャンパーニュです。大事に飲んでください・・よろしくお願いいたします。
● N.V. Champagne les Pieces Extrait No.1
シャンパーニュ・レ・ピエス・エクストレ・ヌメロ・アン
【超激レアです!!!ネットを検索してもまず・・エージェントさん以外にはまず出て来ないです。】
2012年ものと2013年もののピノ・ノワールの最上キュヴェを選択してブレンド、ドザージュは2gと超ドライで、10年以上の歳月をかけて仕上げた、ミニエールの最上キュヴェになるかと思います。こんなの、有ったんですかね~・・。
で、僅少の入荷で飲むと無くなってしまうのでネットから情報を得ようと散々に検索を掛けましたが・・写真が2枚出て来ただけ・・その内1枚は日本のインポーターさん・・。もう1枚はメXXリに出てました・・。めちゃ高いし、まだどこにも到着はしていないはずなんですが・・。
それにしてもシャンパーニュ最北の地で醸すジャック・セロス系の凄い造り手さんのトップ・キュヴェですから、セロス以上に出て来ないと思います。飲まれたらご感想をお聞かせいただきたいですね。どうぞよろしくお願いいたします
● N.V. Champagne Brut Zero(2020Base)
シャンパーニュ・ブリュット・ゼロ(2020Base)
【あの最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し有れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Influence Brut(2019Base)
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ブリュット(2019Base)
【あの気高き最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】-----以前のレヴューを掲載しています。

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し荒れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Influence Rose Cuvee Brut(2020Base)
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ロゼ・キュヴェ・ブリュット(2020Base)
【これは美味しい!繊細な輝きを感じる酸バランスと滑らかクリーミーな泡!・・口内で回しても、いきなり喉に流し込んでもノーズに還って来るアロマに気品と繊細さが感じられます!】--以前のレヴューです。

ヴィヴィットさんの輸入です。Noisy wine は、比較的新しいお取引先ですので、ミニエールの上級キュヴェはお声が掛かりませんでした。ブリュット・ゼロはいただいてましたが、単一畑ものとロゼはいただけなかったんですね。
で、ようやっと何年か掛けて・・いただけるようになりましたが、とりあえずは4キュヴェを3本ずつ・・です。
まぁ・・こんな数だともう飲めないので諦めてしまおうかとも思ったんですが、今後の数量増に期待させていただき、取りあえずこのアンフリュアンス・ロゼをテイスティングさせていただきました。
まずグラスに注いでみますと・・
「滅茶旺盛な泡!」
に驚かされます。
1枚目の写真は注いだ直後です。結構に泡立ちが良いでしょう?・・旺盛だと思います。
で、2枚目は・・1枚目の写真を撮ってから20秒くらい経過してからです。
「ん?・・連続写真で良いんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、一応毎回・・「画角」なるものを気にしていまして・・はい。その都度、微妙に角度変えてますので、何度もピントを合わせに行き、余り上首尾じゃないと感じたらまた角度を変えてピントを・・などとやっておりますんで、20~30秒掛かってしまうことが多いんですね。

ですがそれだけ時間が経過しても2枚目の写真なんです。時間が経っていますんで、大き目の泡が潰れ、細やかな泡で結構揃っていますよね?・・なので、結構にクリーミーな感じなんですよ。非常に良いです。
それでいて、
「泡がキツイ・・と言う感じのトゲトゲしさは感じ無い!」
んですね・・。シャンパーニュ最北の地の葡萄ですが、繊細でいてしなやか・・気品も感じます。
味わいはドライですが、
「ドライ過ぎず、中域の膨らみもバッチリある!」
ので、薄辛い感覚に陥ることは有りません。ドザージュの量が物凄く適切!・・だと感じます。
中盤から後半にかけては「繊細さ」が感じられます。ノーズに戻ってくるアロマには、石灰よりももう少し硬い感じ・・石英なんかのニュアンスなのかもしれませんが、透明感がよりある感じがします。
余りにバランスが良いので・・
「口内で少し止め置こう・・としても、喉を目指して行ってしまう・・」
難点があるかもしれません・・(^^;; つまり、
「滅茶バランスが良くで滅茶美味しい!」
んですね・・。なのでついつい・・味わいとポテンシャルを取りに行こうとしているのに・・それを忘れて喉を湿らせに行ってしまう・・訳ですよ。
マロラクティックは回避しているので、酸っぱいのか?・・と思うかもしれませんが全然・・です。シャキッとはしていますが刺すような感じは全く無く、適度なフレッシュ果実感が嘘く無く無い、リアリティの高いシャンパーニュの味わいを感じさせてくれました。
ブリュット・ゼロやアンフリュアンス・ブランをすでにお飲みの方はお判りでしょうが、
「やはりこの二人、センスが良い!」
と思います。
そしてシャンパーニュが大好きなんだろうなぁ・・と感じるんですね。
飲んでみて下さい・・って、皆さんに行き渡るようにはお渡しできませんが!・・超お勧めします。滅茶美味しいです!
● N.V. Champagne Blanc Absolu Blanc de Blancs Cuvee Brut(2019Base)
シャンパーニュ・ブラン・アブソリュ・ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ブリュット(2019Base)
【ミニエールの単一畑もののブラン・ド・ブラン!非常に希少です!】-----以前のレヴューを掲載しています。
相当美味しいそうです・・(^^;; noisy は何とかアンフリュアンス・ロゼを開けるに留まっています。
昨今は新型コロナウイルスのオミクロン株が跋扈していますので、東京都も感染者が連日2万人超えという状況・・大阪府もどうやらそれに近い数になって来ているとのことで・・。
そもそもワイン屋さんやレストランさんなどは、どうやってワインを試飲しているのか?・・ご存じでしょうか。ほとんどの場合はインポーターさんが主宰のテイスティング会に出かけて行って、ちらっと味見をして済ませているんですね。
まぁ・・都内の方などはそれも出来るかもしれませんが、noisy が出かけて行くとなりますと、半日が潰れてしまいます。そんなことをしていてはとてもとても毎日の仕事がはかどりませんし、ちびっとだけ注がれたテイスティング・グラスでのテイスティングにしても様々な問題が有りますから・・
「そこから伝わってくる情報はネガティヴさが助長されたもの」
「様々な香りが混じった空間でのテイスティングは集中力保持に限界がある」
と思っています。何より、そんなことで半日も潰れて・・お付き合いのあるインポーターさんの件数、テイスティング会に出かけて行ったら、都合半月も費やすことになってしまう・・訳ですね。全く仕事になりませんし、
「新型コロナウイルスに感染する恐れが大!」
な訳ですから・・noisy は絶対に行きません。それにインポーターさんは飲食店さんがよほど大事に思われていらっしゃるところが多いようで、
「テイスティング会をやっているのは飲食店さんの休憩時間」
がほとんどなんですね。だから、良くて午後1時から・・下手をすると午後2時からです。午前11時くらいから始められるところも有りますが少ないです。なので、余りワイン屋のことや遠方の事業者のことは対象にはしていないんでしょうね。
なので、事あるごとに、
「感染しないようにね!」
と言っています。
この間もお客様から電話をいただき、感染してしまったのでワインが届く予定日に受け取れない・・と・・。noisy もビックリしてしまって、「体調はいかがでしょう?・・症状は出ているんですか?」などと、大事な要件の返事をする前に思わず聞いてしまいました。
症状は出ていないとのことで安心して・・我に返ったのですが、勿論、受領可能になったらご連絡くださいとお伝えしました。
でも、もし家庭をお持ちの方なら大変なことですよね。現状は学級閉鎖が非常に多いようです。子供さんがもし罹患したら・・
「まず家族全員が罹患してしまう・・」
のは避けられないでしょう?
あ、と我に返ると酷い内容で申し訳ありません。
単一畑のブラン・ド・ブラン、たった2000本程度しかできないそうで・・シャンパーニュでは見つけることは不可能なくらい、相当なレアものに当たります。旨いそうですので、是非ご検討くださいませ。
● 2014 Champagne Millesime Symbiose Extra Brut
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・サンビオーズ・キュヴェ・エクストラ・ブリュット
【人知れず静かな人気を集めているミニエールのトップ・キュヴェの一つ!・・レアです!】
シャンパーニュ最北の地から緊張感のあるナチュラルでドライなピノ・ノワール50%、シャルドネ50%のミニエールのトップ・キュヴェがほんの少量だけ入荷です。Noisy wine でもようやっといただけた貴重なキュヴェです。初物なので何とか飲もうと努力したのですが・・店に有るのを見つけられてしまって減ってしまいました。
ですので、もう少し増えるまでレヴューはお待ちいただけますか・・すみません。激レアにつき、販売条件が有りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
● 2017 Champagne Millesime Blanc de Blancs les Moineaux Brut Nature
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・ブラン・ド・ブラン・レ・モワノー・ブリュット・ナチュール
【こちらもドザージュ無しのブリュット・ナチュール!830本のみの激レアです!】-----以前のレヴューを掲載しています。
最北の地の黒葡萄2種で造ったレ・ヴォワミサも滅茶苦茶気になりますが、たった630本しか造っていない、ドザージュ・ゼロで仕上げたブラン・ド・ブランも気になっちゃいますよね。
なので、インターネット内を徘徊して情報を集めたところ、さすがにこの「2014レ・モワノー」に評点を付けた海外メディアは見当たりませんでしたが、同じブラン・ド・ブランの「ブラン・アブソリュ」に対し、セラー・トラッカーで91.2ポイントと言う結果になっていました。相当に良さそうですよね。
さすがに600本程度では、蔵に行ったとしてもまともにテイスティングもさせていただけないと思いますよ・・相当な大物じゃないと無理でしょう。ですので、そんな時はセラー・トラッカーのようなSNS風の掲示板は結構、頼りになっています。
ただし面白いのは、ミニエールのようにミニマムな生産量になりますと、その参加者は少なくなるので、ごく一部の意見が反映されやすく、ポイントは一人の意見で乱高下しやすく、ある程度の参加者が見込める、ある程度の量のあるワインになると、広く意見が集まるので、低めに出てくる傾向があるかな?とも思います。
激レアだと思います。ドン*リに倍も支払うより、相当楽しめると思います。お早めにご検討くださいませ。
● 2017 Champagne Millesime Blanc de Noirs les Voirmissa Extra Brut
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・ブラン・ド・ノワール・レ・ヴォワミサ・エクストラ・ブリュット
【マロラクティックをしないでフレッシュに、しかも滑らかさもしっかり演出している黒葡萄オンリーの単一畑ものです!生産は936本!】---以前のレヴューを掲載しています。
激レアなシャンパーニュです。まぁ、ブラン・ド・ノワールですね。一般にはそのように言った時はピノ・ノワール100%を差す場合がほとんどなんですが、Blanc de Noirs ですから、それがピノ・ムニエが使用されていても、間違いでは無いように思います。
で、こちらは最北の地のピノ・ノワールとピノ・ムニエが半々で・・しかも別々に仕立てられたものをブレンドしたものです。しかもマロはしていませんので・・でも滑らかだということですよ。
そもそも寒い地域で黒葡萄の北限でしょうから、そこに・・
「ピノ・ノワールが50%入っている!」
と言う点でもとても貴重でしょう。
noisy も凄く気になっているシャンパーニュがこのヴォワミサです。激レアですので、お早めにご検討くださいませ。いずれ飲ませていただくつもりです。
● N.V. Champagne Brut Zero(2019Base)
シャンパーニュ・ブリュット・ゼロ(2019Base)
【あの最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し有れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
● 2017 Champagne Millesime Blanc de Noirs la Vigne a Alfred Extra Brut
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・ブラン・ド・ノワール・ラ・ヴィーニュ・ア・アルフレッド・エクストラ・ブリュット
【初入荷!!シャンパーニュ最北のムニエは・・あの某者では無く、ミニエールのこのキュヴェ!?・・これは興味が爆発しました!】
あの、シャンパーニュ最北のムニエとご紹介させていただいておりました、同じくセロスの弟子筋のプレヴォーですが、最北は10キロメートルほど間違い・・と言うことになったのがこのキュヴェ、「ラ・ヴィーニュ・ア・アルフレッド」の存在があるからです。
ミニエールはランスの北東12キロほどのところに居を構えていまして、その北側には起伏のある丘、傾斜地に葡萄が植わっています。
おそらくですがこの近辺にムニエの樹がミニエール兄妹の曾祖父によって植えられたと言うことで、植え替えていないとしますと結構な古木・・と言うことになります。
なので、
「まさに最北のムニエ +ヴィエイユ・ヴィーニュ?」
と言える可能性が大です。
でもたった2本だけなので・・厳しいです・・他に情報も無く・・
あ、こちらがフェイスブックのミニエールです。結構、色々写真やビデオが有って面白いですよ。御大ジャック・セロスも韓国の方?とビデオ出演していますね・・でもこのシャンパーニュの詳細は今一つ判りません。今のところはそれ以上何も言えませんですみません。
https://www.facebook.com/ChampagneMiniere/?fref=ts
(コピー&ペーストでどうぞ)
● N.V. Champagne Influence Rose Cuvee Brut(2019Base)
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ロゼ・キュヴェ・ブリュット(2019Base)
【これは美味しい!繊細な輝きを感じる酸バランスと滑らかクリーミーな泡!・・口内で回しても、いきなり喉に流し込んでもノーズに還って来るアロマに気品と繊細さが感じられます!】--以前のレヴューです。

ヴィヴィットさんの輸入です。Noisy wine は、比較的新しいお取引先ですので、ミニエールの上級キュヴェはお声が掛かりませんでした。ブリュット・ゼロはいただいてましたが、単一畑ものとロゼはいただけなかったんですね。
で、ようやっと何年か掛けて・・いただけるようになりましたが、とりあえずは4キュヴェを3本ずつ・・です。
まぁ・・こんな数だともう飲めないので諦めてしまおうかとも思ったんですが、今後の数量増に期待させていただき、取りあえずこのアンフリュアンス・ロゼをテイスティングさせていただきました。
まずグラスに注いでみますと・・
「滅茶旺盛な泡!」
に驚かされます。
1枚目の写真は注いだ直後です。結構に泡立ちが良いでしょう?・・旺盛だと思います。
で、2枚目は・・1枚目の写真を撮ってから20秒くらい経過してからです。
「ん?・・連続写真で良いんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、一応毎回・・「画角」なるものを気にしていまして・・はい。その都度、微妙に角度変えてますので、何度もピントを合わせに行き、余り上首尾じゃないと感じたらまた角度を変えてピントを・・などとやっておりますんで、20~30秒掛かってしまうことが多いんですね。

ですがそれだけ時間が経過しても2枚目の写真なんです。時間が経っていますんで、大き目の泡が潰れ、細やかな泡で結構揃っていますよね?・・なので、結構にクリーミーな感じなんですよ。非常に良いです。
それでいて、
「泡がキツイ・・と言う感じのトゲトゲしさは感じ無い!」
んですね・・。シャンパーニュ最北の地の葡萄ですが、繊細でいてしなやか・・気品も感じます。
味わいはドライですが、
「ドライ過ぎず、中域の膨らみもバッチリある!」
ので、薄辛い感覚に陥ることは有りません。ドザージュの量が物凄く適切!・・だと感じます。
中盤から後半にかけては「繊細さ」が感じられます。ノーズに戻ってくるアロマには、石灰よりももう少し硬い感じ・・石英なんかのニュアンスなのかもしれませんが、透明感がよりある感じがします。
余りにバランスが良いので・・
「口内で少し止め置こう・・としても、喉を目指して行ってしまう・・」
難点があるかもしれません・・(^^;; つまり、
「滅茶バランスが良くで滅茶美味しい!」
んですね・・。なのでついつい・・味わいとポテンシャルを取りに行こうとしているのに・・それを忘れて喉を湿らせに行ってしまう・・訳ですよ。
マロラクティックは回避しているので、酸っぱいのか?・・と思うかもしれませんが全然・・です。シャキッとはしていますが刺すような感じは全く無く、適度なフレッシュ果実感が嘘く無く無い、リアリティの高いシャンパーニュの味わいを感じさせてくれました。
ブリュット・ゼロやアンフリュアンス・ブランをすでにお飲みの方はお判りでしょうが、
「やはりこの二人、センスが良い!」
と思います。
そしてシャンパーニュが大好きなんだろうなぁ・・と感じるんですね。
飲んでみて下さい・・って、皆さんに行き渡るようにはお渡しできませんが!・・超お勧めします。滅茶美味しいです!
● 2015 Champagne Franc de Pied Brut (Nature Non Dose)
シャンパーニュ・フラン・ド・ピエ・ブリュット(・ナチュール・ノン・ドゼ)
【激レアです!なんと・・レ・フォヴァーニュ、レ・ロジエール、レ・グラン・ブランモワノーの接ぎ木していない3つの畑の葡萄をセレクトして仕込んだ、たった2樽強のキュヴェが有ったとは!!】
いや~・・フラン・ド・ピエですよ~・・。ボランジェのヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズだったら一体いくらになっているのか、調べる気にもならないですが・・いや、ふんわりとして気品が有って・・めちゃ美味しかったですけどね・・飲んだのはもう・・ずいぶんと昔の話しです。
で、インポーターさんのドメーヌ説明には記載が有るんですが、テクニカルでは・・
「フラン・ド・ピエの3つの畑・・」
と・・さら~っと流してくれたので、仕方なく色々と調べてみました。(実は後から届いた最新のテクニカルには詳細が出ていました。早まりました・・)
そうしますとミニエールのホームページを発見!・・で、こんな感じでした。
https://www.champagne-miniere.fr/en/accueil
・les FAUVAGNES
Parcels of Meunier.Origin 1968 and 1969
Ungrafted Meunier 1962
・les ROSIÈRES
Parcels of ungrafted Meunier and Pinot Noir 1974
Chardonnay 1963
・les GRANDS BLANCS
Parcels of Chardonnay 1964
Ungrafted Chardonnay 1965
・les MOINEAUX
Parcels of Meunier 1963. 1969. 1971
Pinot Noir 1981
Chardonnay 1963
・les FOSSELLES
Parcels of Pinot Noir 1975
Chardonnay 2003
・les VOIRMISSA
Parcels of Meunier 1949. 1967
Pinot Noir 1968
Chardonnay 1972
・la COUTURELLE
Parcels of Meunier 1986.1987.1988.1989.1990.1992.1993
Pinot Noir 2002
ungrafted と言うのは「接ぎ木なし」と言う意味ですので、フラン・ド・ピエの樹です。
で、インポーターさんの新しいテクニカルが突然届きまして、その内容を見てみましたら・・
「レ・グラン・ブランの1965年植樹のシャルドネではなく、(ホームページに記載の無い)レ・モワノーの1973年植樹のシャルドネが正解」
と言うことなんですね・・。なんてこったい・・(^^;;
まぁ・・と言うことは・・ですね・・このミニエールのリューディ・シリーズには、
「まだ未発表のキュヴェが出て来そう!・・レ・グラン・ブランの自根のブラン・ド・ブラン!?」
と・・想像してしまいました。お楽しみに・・!
で、フィロキセラにつきましてもう少し説明しますと、1900年ごろに蔓延した根に付くアブラムシ、フィロキセラが葡萄の樹の根を食い荒らし、耐性の無いフランスの樹が絶滅しかけたんですね。
で、その対策としまして、フィロキセラに耐性を持っていたアメリカ産の台木にフランスの樹を接ぎ木したのが始まりで、グラフテッドがフランスの葡萄の標準になった訳です。
でも極一部、表土近くが砂地の畑とか、囲まれている、もしくは岩などでフィロキセラが入り込めない畑は奇跡的にアングラフテッドが今も残っているんですね。ですので、
「非常に希少!」
です。
そして調べてみて改めて見てみますと、
「めっちゃ古木ばかり!」
ですね~・・50年以上がザラです。そして2人はセロスで働いていたわけですから・・そりゃぁ・・美味しい訳だと・・。
まぁ、ようやっといただけた非常に希少なシャンパーニュです。大事に飲んでください・・よろしくお願いいたします。
● N.V.(2018) Champagne Influence Brut
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ブリュット(2018Base)
【あの気高き最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し荒れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Influence Rose Cuvee Brut
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ロゼ・キュヴェ・ブリュット
【これは美味しい!繊細な輝きを感じる酸バランスと滑らかクリーミーな泡!・・口内で回しても、いきなり喉に流し込んでもノーズに還って来るアロマに気品と繊細さが感じられます!】--以前のレヴューです。

ヴィヴィットさんの輸入です。Noisy wine は、比較的新しいお取引先ですので、ミニエールの上級キュヴェはお声が掛かりませんでした。ブリュット・ゼロはいただいてましたが、単一畑ものとロゼはいただけなかったんですね。
で、ようやっと何年か掛けて・・いただけるようになりましたが、とりあえずは4キュヴェを3本ずつ・・です。
まぁ・・こんな数だともう飲めないので諦めてしまおうかとも思ったんですが、今後の数量増に期待させていただき、取りあえずこのアンフリュアンス・ロゼをテイスティングさせていただきました。
まずグラスに注いでみますと・・
「滅茶旺盛な泡!」
に驚かされます。
1枚目の写真は注いだ直後です。結構に泡立ちが良いでしょう?・・旺盛だと思います。
で、2枚目は・・1枚目の写真を撮ってから20秒くらい経過してからです。
「ん?・・連続写真で良いんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、一応毎回・・「画角」なるものを気にしていまして・・はい。その都度、微妙に角度変えてますので、何度もピントを合わせに行き、余り上首尾じゃないと感じたらまた角度を変えてピントを・・などとやっておりますんで、20~30秒掛かってしまうことが多いんですね。

ですがそれだけ時間が経過しても2枚目の写真なんです。時間が経っていますんで、大き目の泡が潰れ、細やかな泡で結構揃っていますよね?・・なので、結構にクリーミーな感じなんですよ。非常に良いです。
それでいて、
「泡がキツイ・・と言う感じのトゲトゲしさは感じ無い!」
んですね・・。シャンパーニュ最北の地の葡萄ですが、繊細でいてしなやか・・気品も感じます。
味わいはドライですが、
「ドライ過ぎず、中域の膨らみもバッチリある!」
ので、薄辛い感覚に陥ることは有りません。ドザージュの量が物凄く適切!・・だと感じます。
中盤から後半にかけては「繊細さ」が感じられます。ノーズに戻ってくるアロマには、石灰よりももう少し硬い感じ・・石英なんかのニュアンスなのかもしれませんが、透明感がよりある感じがします。
余りにバランスが良いので・・
「口内で少し止め置こう・・としても、喉を目指して行ってしまう・・」
難点があるかもしれません・・(^^;; つまり、
「滅茶バランスが良くで滅茶美味しい!」
んですね・・。なのでついつい・・味わいとポテンシャルを取りに行こうとしているのに・・それを忘れて喉を湿らせに行ってしまう・・訳ですよ。
マロラクティックは回避しているので、酸っぱいのか?・・と思うかもしれませんが全然・・です。シャキッとはしていますが刺すような感じは全く無く、適度なフレッシュ果実感が嘘く無く無い、リアリティの高いシャンパーニュの味わいを感じさせてくれました。
ブリュット・ゼロやアンフリュアンス・ブランをすでにお飲みの方はお判りでしょうが、
「やはりこの二人、センスが良い!」
と思います。
そしてシャンパーニュが大好きなんだろうなぁ・・と感じるんですね。
飲んでみて下さい・・って、皆さんに行き渡るようにはお渡しできませんが!・・超お勧めします。滅茶美味しいです!
● N.V. Champagne Blanc Absolu Blanc de Blancs Cuvee Brut(2018Base)
シャンパーニュ・ブラン・アブソリュ・ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ブリュット
【ミニエールの単一畑もののブラン・ド・ブラン!非常に希少です!】
相当美味しいそうです・・(^^;; noisy は何とかアンフリュアンス・ロゼを開けるに留まっています。
昨今は新型コロナウイルスのオミクロン株が跋扈していますので、東京都も感染者が連日2万人超えという状況・・大阪府もどうやらそれに近い数になって来ているとのことで・・。
そもそもワイン屋さんやレストランさんなどは、どうやってワインを試飲しているのか?・・ご存じでしょうか。ほとんどの場合はインポーターさんが主宰のテイスティング会に出かけて行って、ちらっと味見をして済ませているんですね。
まぁ・・都内の方などはそれも出来るかもしれませんが、noisy が出かけて行くとなりますと、半日が潰れてしまいます。そんなことをしていてはとてもとても毎日の仕事がはかどりませんし、ちびっとだけ注がれたテイスティング・グラスでのテイスティングにしても様々な問題が有りますから・・
「そこから伝わってくる情報はネガティヴさが助長されたもの」
「様々な香りが混じった空間でのテイスティングは集中力保持に限界がある」
と思っています。何より、そんなことで半日も潰れて・・お付き合いのあるインポーターさんの件数、テイスティング会に出かけて行ったら、都合半月も費やすことになってしまう・・訳ですね。全く仕事になりませんし、
「新型コロナウイルスに感染する恐れが大!」
な訳ですから・・noisy は絶対に行きません。それにインポーターさんは飲食店さんがよほど大事に思われていらっしゃるところが多いようで、
「テイスティング会をやっているのは飲食店さんの休憩時間」
がほとんどなんですね。だから、良くて午後1時から・・下手をすると午後2時からです。午前11時くらいから始められるところも有りますが少ないです。なので、余りワイン屋のことや遠方の事業者のことは対象にはしていないんでしょうね。
なので、事あるごとに、
「感染しないようにね!」
と言っています。
この間もお客様から電話をいただき、感染してしまったのでワインが届く予定日に受け取れない・・と・・。noisy もビックリしてしまって、「体調はいかがでしょう?・・症状は出ているんですか?」などと、大事な要件の返事をする前に思わず聞いてしまいました。
症状は出ていないとのことで安心して・・我に返ったのですが、勿論、受領可能になったらご連絡くださいとお伝えしました。
でも、もし家庭をお持ちの方なら大変なことですよね。現状は学級閉鎖が非常に多いようです。子供さんがもし罹患したら・・
「まず家族全員が罹患してしまう・・」
のは避けられないでしょう?
あ、と我に返ると酷い内容で申し訳ありません。
単一畑のブラン・ド・ブラン、たった2000本程度しかできないそうで・・シャンパーニュでは見つけることは不可能なくらい、相当なレアものに当たります。旨いそうですので、是非ご検討くださいませ。
● 2013 Champagne Millesime Symbiose Extra Brut
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・・サンビオーズ・キュヴェ・エクストラ・ブリュット
【人知れず静かな人気を集めているミニエールのトップ・キュヴェ!・・激レアです!】
シャンパーニュ最北の地から緊張感のあるナチュラルでドライなピノ・ノワール50%、シャルドネ50%のミニエールのトップ・キュヴェがほんの少量だけ入荷です。Noisy wine でもようやっといただけた貴重なキュヴェです。初物なので何とか飲もうと努力したのですが・・店に有るのを見つけられてしまって減ってしまいました。
ですので、もう少し増えるまでレヴューはお待ちいただけますか・・すみません。激レアにつき、販売条件が有りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
● 2016 Champagne Millesime Blanc de Blancs les Moineaux Brut Nature
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・ブラン・ド・ブラン・レ・モワノー・ブリュット・ナチュール
【こちらもドザージュ無しのブリュット・ナチュール!830本のみの激レアです!】
最北の地の黒葡萄2種で造ったレ・ヴォワミサも滅茶苦茶気になりますが、たった630本しか造っていない、ドザージュ・ゼロで仕上げたブラン・ド・ブランも気になっちゃいますよね。
なので、インターネット内を徘徊して情報を集めたところ、さすがにこの「2014レ・モワノー」に評点を付けた海外メディアは見当たりませんでしたが、同じブラン・ド・ブランの「ブラン・アブソリュ」に対し、セラー・トラッカーで91.2ポイントと言う結果になっていました。相当に良さそうですよね。
さすがに600本程度では、蔵に行ったとしてもまともにテイスティングもさせていただけないと思いますよ・・相当な大物じゃないと無理でしょう。ですので、そんな時はセラー・トラッカーのようなSNS風の掲示板は結構、頼りになっています。
ただし面白いのは、ミニエールのようにミニマムな生産量になりますと、その参加者は少なくなるので、ごく一部の意見が反映されやすく、ポイントは一人の意見で乱高下しやすく、ある程度の参加者が見込める、ある程度の量のあるワインになると、広く意見が集まるので、低めに出てくる傾向があるかな?とも思います。
激レアだと思います。ドン*リに倍も支払うより、相当楽しめると思います。お早めにご検討くださいませ。
● 2016 Champagne Millesime Blanc de Noirs les Voirmissa Extra Brut
シャンパーニュ・ミッレズィンメ・ブラン・ド・ノワール・レ・ヴォワミサ・エクストラ・ブリュット
● 2015 Champagne Blanc de Noirs les Voirmissa Extra Brut
シャンパーニュ・ブラン・ド・ノワール・レ・ヴォワミサ・エクストラ・ブリュット
【マロラクティックをしないでフレッシュに、しかも滑らかさもしっかり演出している黒葡萄オンリーの単一畑ものです!生産は936本!】
激レアなシャンパーニュです。まぁ、ブラン・ド・ノワールですね。一般にはそのように言った時はピノ・ノワール100%を差す場合がほとんどなんですが、Blanc de Noirs ですから、それがピノ・ムニエが使用されていても、間違いでは無いように思います。
で、こちらは最北の地のピノ・ノワールとピノ・ムニエが半々で・・しかも別々に仕立てられたものをブレンドしたものです。しかもマロはしていませんので・・でも滑らかだということですよ。
そもそも寒い地域で黒葡萄の北限でしょうから、そこに・・
「ピノ・ノワールが50%入っている!」
と言う点でもとても貴重でしょう。
noisy も凄く気になっているシャンパーニュがこのヴォワミサです。激レアですので、お早めにご検討くださいませ。いずれ飲ませていただくつもりです。
● 2015 Champagne Blanc de Blancs les Moineaux Brut Nature
シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン・レ・モワノー・ブリュット・ナチュール
【こちらもドザージュ無しのブリュット・ナチュール!830本のみの激レアです!】
最北の地の黒葡萄2種で造ったレ・ヴォワミサも滅茶苦茶気になりますが、たった630本しか造っていない、ドザージュ・ゼロで仕上げたブラン・ド・ブランも気になっちゃいますよね。
なので、インターネット内を徘徊して情報を集めたところ、さすがにこの「2014レ・モワノー」に評点を付けた海外メディアは見当たりませんでしたが、同じブラン・ド・ブランの「ブラン・アブソリュ」に対し、セラー・トラッカーで91.2ポイントと言う結果になっていました。相当に良さそうですよね。
さすがに600本程度では、蔵に行ったとしてもまともにテイスティングもさせていただけないと思いますよ・・相当な大物じゃないと無理でしょう。ですので、そんな時はセラー・トラッカーのようなSNS風の掲示板は結構、頼りになっています。
ただし面白いのは、ミニエールのようにミニマムな生産量になりますと、その参加者は少なくなるので、ごく一部の意見が反映されやすく、ポイントは一人の意見で乱高下しやすく、ある程度の参加者が見込める、ある程度の量のあるワインになると、広く意見が集まるので、低めに出てくる傾向があるかな?とも思います。
激レアだと思います。ドン*リに倍も支払うより、相当楽しめると思います。お早めにご検討くださいませ。
● 2012 Champagne Symbiose Extra Brut
シャンパーニュ・サンビオーズ・エクストラ・ブリュット
【人知れず静かな人気を集めているミニエールのトップ・キュヴェ!・・激レアです!】
シャンパーニュ最北の地から緊張感のあるナチュラルでドライなピノ・ノワール50%、シャルドネ50%のミニエールのトップ・キュヴェがほんの少量だけ入荷です。Noisy wine でもようやっといただけた貴重なキュヴェです。初物なので何とか飲もうと努力したのですが・・店に有るのを見つけられてしまって減ってしまいました。
ですので、もう少し増えるまでレヴューはお待ちいただけますか・・すみません。激レアにつき、販売条件が有りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
● N.V. Champagne Influence Rose
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ロゼ
【これは美味しい!繊細な輝きを感じる酸バランスと滑らかクリーミーな泡!・・口内で回しても、いきなり喉に流し込んでもノーズに還って来るアロマに気品と繊細さが感じられます!】--以前のレヴューです。

ヴィヴィットさんの輸入です。Noisy wine は、比較的新しいお取引先ですので、ミニエールの上級キュヴェはお声が掛かりませんでした。ブリュット・ゼロはいただいてましたが、単一畑ものとロゼはいただけなかったんですね。
で、ようやっと何年か掛けて・・いただけるようになりましたが、とりあえずは4キュヴェを3本ずつ・・です。
まぁ・・こんな数だともう飲めないので諦めてしまおうかとも思ったんですが、今後の数量増に期待させていただき、取りあえずこのアンフリュアンス・ロゼをテイスティングさせていただきました。
まずグラスに注いでみますと・・
「滅茶旺盛な泡!」
に驚かされます。
1枚目の写真は注いだ直後です。結構に泡立ちが良いでしょう?・・旺盛だと思います。
で、2枚目は・・1枚目の写真を撮ってから20秒くらい経過してからです。
「ん?・・連続写真で良いんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、一応毎回・・「画角」なるものを気にしていまして・・はい。その都度、微妙に角度変えてますので、何度もピントを合わせに行き、余り上首尾じゃないと感じたらまた角度を変えてピントを・・などとやっておりますんで、20~30秒掛かってしまうことが多いんですね。

ですがそれだけ時間が経過しても2枚目の写真なんです。時間が経っていますんで、大き目の泡が潰れ、細やかな泡で結構揃っていますよね?・・なので、結構にクリーミーな感じなんですよ。非常に良いです。
それでいて、
「泡がキツイ・・と言う感じのトゲトゲしさは感じ無い!」
んですね・・。シャンパーニュ最北の地の葡萄ですが、繊細でいてしなやか・・気品も感じます。
味わいはドライですが、
「ドライ過ぎず、中域の膨らみもバッチリある!」
ので、薄辛い感覚に陥ることは有りません。ドザージュの量が物凄く適切!・・だと感じます。
中盤から後半にかけては「繊細さ」が感じられます。ノーズに戻ってくるアロマには、石灰よりももう少し硬い感じ・・石英なんかのニュアンスなのかもしれませんが、透明感がよりある感じがします。
余りにバランスが良いので・・
「口内で少し止め置こう・・としても、喉を目指して行ってしまう・・」
難点があるかもしれません・・(^^;; つまり、
「滅茶バランスが良くで滅茶美味しい!」
んですね・・。なのでついつい・・味わいとポテンシャルを取りに行こうとしているのに・・それを忘れて喉を湿らせに行ってしまう・・訳ですよ。
マロラクティックは回避しているので、酸っぱいのか?・・と思うかもしれませんが全然・・です。シャキッとはしていますが刺すような感じは全く無く、適度なフレッシュ果実感が嘘く無く無い、リアリティの高いシャンパーニュの味わいを感じさせてくれました。
ブリュット・ゼロやアンフリュアンス・ブランをすでにお飲みの方はお判りでしょうが、
「やはりこの二人、センスが良い!」
と思います。
そしてシャンパーニュが大好きなんだろうなぁ・・と感じるんですね。
飲んでみて下さい・・って、皆さんに行き渡るようにはお渡しできませんが!・・超お勧めします。滅茶美味しいです!
● N.V. Champagne Blanc Absolu Blanc de Blancs Cuvee Brut
シャンパーニュ・ブラン・アブソリュ・ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ブリュット
【ミニエールの単一畑もののブラン・ド・ブラン!非常に希少です!】
相当美味しいそうです・・(^^;; noisy は何とかアンフリュアンス・ロゼを開けるに留まっています。
昨今は新型コロナウイルスのオミクロン株が跋扈していますので、東京都も感染者が連日2万人超えという状況・・大阪府もどうやらそれに近い数になって来ているとのことで・・。
そもそもワイン屋さんやレストランさんなどは、どうやってワインを試飲しているのか?・・ご存じでしょうか。ほとんどの場合はインポーターさんが主宰のテイスティング会に出かけて行って、ちらっと味見をして済ませているんですね。
まぁ・・都内の方などはそれも出来るかもしれませんが、noisy が出かけて行くとなりますと、半日が潰れてしまいます。そんなことをしていてはとてもとても毎日の仕事がはかどりませんし、ちびっとだけ注がれたテイスティング・グラスでのテイスティングにしても様々な問題が有りますから・・
「そこから伝わってくる情報はネガティヴさが助長されたもの」
「様々な香りが混じった空間でのテイスティングは集中力保持に限界がある」
と思っています。何より、そんなことで半日も潰れて・・お付き合いのあるインポーターさんの件数、テイスティング会に出かけて行ったら、都合半月も費やすことになってしまう・・訳ですね。全く仕事になりませんし、
「新型コロナウイルスに感染する恐れが大!」
な訳ですから・・noisy は絶対に行きません。それにインポーターさんは飲食店さんがよほど大事に思われていらっしゃるところが多いようで、
「テイスティング会をやっているのは飲食店さんの休憩時間」
がほとんどなんですね。だから、良くて午後1時から・・下手をすると午後2時からです。午前11時くらいから始められるところも有りますが少ないです。なので、余りワイン屋のことや遠方の事業者のことは対象にはしていないんでしょうね。
なので、事あるごとに、
「感染しないようにね!」
と言っています。
この間もお客様から電話をいただき、感染してしまったのでワインが届く予定日に受け取れない・・と・・。noisy もビックリしてしまって、「体調はいかがでしょう?・・症状は出ているんですか?」などと、大事な要件の返事をする前に思わず聞いてしまいました。
症状は出ていないとのことで安心して・・我に返ったのですが、勿論、受領可能になったらご連絡くださいとお伝えしました。
でも、もし家庭をお持ちの方なら大変なことですよね。現状は学級閉鎖が非常に多いようです。子供さんがもし罹患したら・・
「まず家族全員が罹患してしまう・・」
のは避けられないでしょう?
あ、と我に返ると酷い内容で申し訳ありません。
単一畑のブラン・ド・ブラン、たった2000本程度しかできないそうで・・シャンパーニュでは見つけることは不可能なくらい、相当なレアものに当たります。旨いそうですので、是非ご検討くださいませ。
● 2014 Champagne Blanc de Noirs les Voirmissa Extra Brut
シャンパーニュ・ブラン・ド・ノワール・レ・ヴォワミサ・エクストラ・ブリュット
【マロラクティックをしないでフレッシュに、しかも滑らかさもしっかり演出している黒葡萄オンリーの単一畑ものです!生産は920本!】
激レアなシャンパーニュです。まぁ、ブラン・ド・ノワールですね。一般にはそのように言った時はピノ・ノワール100%を差す場合がほとんどなんですが、Blanc de Noirs ですから、それがピノ・ムニエが使用されていても、間違いでは無いように思います。
で、こちらは最北の地のピノ・ノワールとピノ・ムニエが半々で・・しかも別々に仕立てられたものをブレンドしたものです。しかもマロはしていませんので・・でも滑らかだということですよ。
そもそも寒い地域で黒葡萄の北限でしょうから、そこに・・
「ピノ・ノワールが50%入っている!」
と言う点でもとても貴重でしょう。
noisy も凄く気になっているシャンパーニュがこのヴォワミサです。激レアですので、お早めにご検討くださいませ。いずれ飲ませていただくつもりです。
● 2014 Champagne Blanc de Blancs les Moineaux Brut Nature
シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン・レ・モワノー・ブリュット・ナチュール
【こちらもドザージュ無しのブリュット・ナチュール!630本のみの激レアです!】
最北の地の黒葡萄2種で造ったレ・ヴォワミサも滅茶苦茶気になりますが、たった630本しか造っていない、ドザージュ・ゼロで仕上げたブラン・ド・ブランも気になっちゃいますよね。
なので、インターネット内を徘徊して情報を集めたところ、さすがにこの「2014レ・モワノー」に評点を付けた海外メディアは見当たりませんでしたが、同じブラン・ド・ブランの「ブラン・アブソリュ」に対し、セラー・トラッカーで91.2ポイントと言う結果になっていました。相当に良さそうですよね。
さすがに600本程度では、蔵に行ったとしてもまともにテイスティングもさせていただけないと思いますよ・・相当な大物じゃないと無理でしょう。ですので、そんな時はセラー・トラッカーのようなSNS風の掲示板は結構、頼りになっています。
ただし面白いのは、ミニエールのようにミニマムな生産量になりますと、その参加者は少なくなるので、ごく一部の意見が反映されやすく、ポイントは一人の意見で乱高下しやすく、ある程度の参加者が見込める、ある程度の量のあるワインになると、広く意見が集まるので、低めに出てくる傾向があるかな?とも思います。
激レアだと思います。ドン*リに倍も支払うより、相当楽しめると思います。お早めにご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Brut Zero
シャンパーニュ・ブリュット・ゼロ
【あの最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し有れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Influence Brut
シャンパーニュ・アンフリュアンス・ブリュット
【あの気高き最北のピノ・ムニエ、ジェローム・プレヴォーより北に有るエルモンヴィル産のシャンパーニュ!そして同じくジャック・セロスの弟子が造る希少なシャンパーニュです!】

まぁ、余り人の言うことを鵜呑みにはしない方だと思いますので、エージェントさんが凄く良さそうなことを言っても、信頼できるな・・と思えるようになるまでは、
「・・なるほど・・」
と頷きはするものの、
「じゃぁ・・送って・・」
とは中々成らないのが浸透してしまったのが災いして、どうやら、
「あの人を落とすには飲ませるしか無い」
と思われたらしく、散々アチコチのショップさんを回った挙句の夜に、noisy の店にサンプルを持っていらっしゃる方が増えてしまいました。
余りエージェントさんの話し相手になっていると、新着も何もできなくなってしまうので、
「頼むから来ないで!」
と言っているにも関わらず、アポ無しでも押しかけられてしまいます。まぁ・・ワイン屋としては有難いことでは有りますが、そうは言っても、
「飲んだから買う訳では無い」
のは当たり前で、結局飲ませていただいても、眼鏡に叶うポテンシャルが無ければ買わないので、徒労に終わらせてしまって恐縮してしまう訳です。
このシャンパーニュ、ミニエールも、名前は聞いたことは有っても飲んだことはなく、セロスの弟子も親戚も、沢山いらっしゃいますので、
「良いと思わなけりゃ買わないよ」
と念を押してからテイスティングさせていただきました。
もう夜6時とかの時間で、しかも朝からアチコチ回られていらしたのでしょう。しっかり冷えてはいましたが、しっかり滅茶苦茶暴れていました。そんな状態のシャンパーニュのテイスティングも、慣れているっちゃぁ・・慣れてはいますので、美味しさは兎に角、ポテンシャルは何とかしっかり取ることが出来ました。
で、
「買ってくれたら残りは置いて行きますので、後でしっかり確かめてください。」
と言う訳です。それなのに、
「申し訳ないですが数が無いので12本ずつしかお渡しできませんが・・」
と言うことなんですね。・・まぁ仕方ないです。ポテンシャルも味わいもしっかり受け取ったので、仕入れさせていただくことになり、そのボトルを持ち帰り写真にしたわけです。

なので、
「滅茶苦茶荒れた状態の泡」
の写真しか取れませんでした・・美味しかったですが・・(^^;; 勿論、クリーミーさは大部分が無くなっていると感じました。しっかり休めますと、かなり良い感じでしょう。ブリュット・ゼロの方が泡持ちが良いことは・・判っちゃいますよね。
まずはアンフリュアンス・ブリュットです。あの最北のピノ・ムニエを醸す、素晴らしい生産者、ジェローム・プレヴォーよりももっとずっと北に有る・・・ランスよりもさらに北西に8~10Km位でしょうか、どちらのキュヴェもエルモンヴィルと言う村の葡萄です。勿論ですが格付けは無いでしょう。
アンフリュアンスはナチュラル感の在る味わいで、マロラクティックをしない美しい酸を持ち、それでも長い熟成による滑らかさが感じられる見事な味わいです。
そうですね・・最近のジャック・セロスに良く似た・・でもブラン・ド・ブランでは無い上級キュヴェが有るでしょう?・・そっちよりの風情です。ヴェット・エ・ソルベを1に対しユリス・コランを2、ブレンドしたようなニュアンスと言ったら良いでしょうか。
少し有れていましたので・・少し分離され、却って様子がちゃんと判りました。マロラクティックはやっていないとのことですが、自然に起きたマロのニュアンスがほんの僅かですが感じられました。その分、滑らかさも加わっているかな?・・と言うところです。
そしてブリュット・ゼロ。こちらはマロのニュアンスが無い、非常に美しい味わいです。アンフリュアンスよりも高貴さがしっかり感じられ、その分、ナチュラルさは減った感じ・・これ、滅茶美味しいです。アンフリュアンスも旨いですが、より石灰のニュアンスに長け、ドライながらも旨味の芯が有ります。泡質も良く、長く持ちます。
そしてどちらのキュヴェも、泡が余り上手に写ってはいませんが、非常に「細やかな粒」が有るのに気づかれると思います。やはりこれは長い熟成によるものです。実に良い感じです。
なので、リーズナブルでよりナチュラル、バランスの良いアンフリュアンス、非常にドライながらピュアで質感の高いブリュット・ゼロと思っていただいたら良いと思います。
まぁ、余らないとは思いますが・・アチコチのサイトを拝見すると随分売り切れていたので・・しっかり休めて再度飲みたいと感じさせてくれました。今回は入荷の無かった他のキュヴェもあるようですので、入手できましたらご紹介させていただきます。是非ご検討くださいませ。
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