長島研醸有限会社
長島研醸有限会社
日本 Nagashimakenjo 鹿児島
● 鹿児島県は最北部・・と言いますか、天草の南にある島・・と言った方が判りやすいかもしれません。長島にある長島研醸さんです。
阿久根市や出水市が近いですね。八代海にも外海にも面していて魚介も美味しいところだと聞きます。
■ 長島研醸有限会社
鹿児島県の最北端にある町・長島町(ながしまちょう)。大小23の温暖な島々に囲まれた山の幸・海の幸に恵まれた土地に、長島研醸はあります。昭和42年2月、長島町にある五つの蔵元の共同瓶詰工場として長島研醸有限会社は設立されました。(宮内酒造株式会社・宮乃露酒造株式会社・長山酒造有限会社・杉本酒造株式会社・南洲酒造合資会社)五つの蔵元がそれぞれの伝統と技で醸し出した焼酎を巧みにブレンドし、生まれた焼酎は設立時からも変わらぬ味わいを貫き、現在にも受け継いでいます。
『さつま島美人』をはじめ『黒島美人』『さつま島娘』『島乙女』『だんだん』すべての銘柄が、五つの蔵元の原酒をブレンドした焼酎で造られています。
■ N.V. Kagoshimabijin 25°
鹿児島美人 25度
【通常は鹿児島県内のみの販売のようです。長島研醸さんを構成する5社の焼酎をブレンドしています。】
この長島研醸さんは5社の共同瓶詰工場として誕生されています。県内向けに造られているようですので、さつま島美人よりも「通向け」?なのかもしれません。違っていたらすみません。
■ N.V. Satsuma Shimabijin Kametyoukijukusei 25°
さつま島美人 甕長期熟成 25度
【甕で三年貯蔵した熟成焼酎です。また本土の焼酎とは違った土地からの味わいがすると思います。】
面白い造り方をされていらっしゃるそうですよ。この長島研醸さんは5社の共同瓶詰工場として誕生されたのに原因が有ります。
つまり、
「5社がそれぞれ【さつま島美人】を造っていて、それをブレンドして出来るのが【通常のさつま島美人】。(おそらく)5社が甕で3年熟成させたものをブレンドしてさらに熟成させたものが【甕長期熟成 さつま島美人】」
だと・・理解しています。
まぁ・。・・ワインでも同様なんですが、樽寄せ(同じワインのムラを無くすため合わせること)やブレンド後には、一定期間熟成させて安定させます。そうしないと・・
「あっちのボトルとこっちのボトルで味が違う!」
なんてことになってしまうんですね。80年代までのD.R.C.は「樽寄せ」をしないでリリースしていたのでボトル差が顕著で、良く問題になっていました。
でも、
「ラ・ターシュのボトル差が楽しみ」
なんて・・ね・・方もいらっしゃったように・・思い出します。おいしい魚介が手に入ったら、おそらくコクのある味わいのこの甕長期熟成さつま島美人で一杯・・なんていうのも良いかもしれません。
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